JP5500338B2 - 軟質ステープル - Google Patents

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Description

この発明は、各種書類や食料品のパッケージやクリーニング後のタグ等を係止保持するステープル及びステープラに関する。
従来のステープル、即ち、止め針は被係止物に開口挿入するため一般に金属製の硬いものが多く、その端部によって指先を怪我したり、書類細断時にシュレッダーの刃を傷める等の不具合が有った。
このため、金属以外の柔らかい素材を利用したステープル、即ち止め針が出てきた。
特開平11−347966号公報 特開2001−246576号公報 特開2002−168216号公報
従来のステープル針では、金属の硬質材料で構成する物は、紙や繊維等に針を穿孔させるのは容易であるが、穿孔作業中に手指を怪我したり,取付け後に不用意に硬い針の端部に接触して皮膚を傷めるものがあった。
そこで、金属以外の紙や合成繊維等柔らかい素材を利用したステープル即ち止め針が出てきた。しかし、柔らかくて形状の不安定なステープルをどのようにすれば、連続する複数個の針を1組とした針群を安定して製造できるのか。また、機器へのセット保持が簡単容易にできるのか。そして、使用に際し被係止物に、柔らかい素材から成るステープルをどのようにして挿入したり固定するか等が課題となった。
即ち、ステープルの構成から始まって、ステープル保持装置や被係止物への開口装置、並びに、ステープル押圧装置やステープル案内装置等を、どのように構成したり操作すれば、簡単な操作で安定した連続作業を行なえるかが難かしかった。
本件の出願人が特許文献1として提示した公知技術は、紙や合成繊維等柔らかい素材のステープルを複数個連結し、綴じる物体に孔を開けた後ステープルひとつを分離して孔に挿入し、ステープル両端を折曲げ重ねた後両端部を、接着や溶着等で固定するものである。
これは、紙やファイバー、合成繊維等の素材を、「わずかな力で分離可能に継ぎ手で連結した複数のコの字型に成形した棒状」のステープルと説明しており、具体構成が明確でないので図面を見ると、隣あったステープル針がほとんど隙間なく連続状に継ぎ手を介し連結された構成が開示されており、継ぎ手自体の具体形状は不明確である。
また、本件出願人が特許文献2として提示した公知技術は、被係止物に銅・アルミ・プラスチック・繊維等の柔らかい素材から成るステープルを、開口挿入するための穿孔針や押圧子を設けている。
しかし、この公知技術では先ず押圧子を作動して、穿孔針を押圧して被係止物に貫通孔を開け、次に該貫通孔の位置にステープルを合わせ、同じ押圧子でステープルを押し出して被係止物に挿通し、ステープル両端を捻じったり結んだりして固着するもので有る。
即ち、ステープルを1個挿入するのに押圧子が同位置で2回動かねば成らず、また、ステープル先端と貫通孔が一致しているか等の確認も必要であり、柔軟性のあるステープルを使用はしていても、ステープルを挿入して被係止物を固着する作業に、時間や労力を多く要する構成のものとなっていた。
また、本件出願人が特許文献3として提示した公知技術は、紙等柔らかい素材をステープルとし、ステープルの左右先端部に熱溶解性の接着剤を塗布し、切刃付カッターで被係止物に孔を開けながら、同時に被係止物の貫通孔にステープル両端部を夫々押し込んで、ステープルの左右先端部を重ねた後、接着剤を加熱してステープル先端部を一体化し、これにより被係止物の固着を行なおうとするものである。
しかし、この特許文献3構成では、切刃付カッターで被係止物に孔を開けながら、同時に柔らかいステープル両端部を夫々被係止物に押し込む際、下方の受台上で切刃付カッターの両端部は左右外側方に強制的に逃げ、その内方でステープルの左右先端部は、左右共に内方に向かって受台上の案内面に沿って滑り移動するものである。
即ち、切刃付カッターはステープルの案内を途中までしか行なわず、その後のステープルは後方から押されるだけで移動する構成としているため、ステープルは柔らかい素材であってもある程度の腰が必要と成り、薄くて柔らかいものでは切刃付カッターの左右外側方への移動時に、振ら付いて一緒に左右外側方に引き込まれる恐れを有している。
さらに、ステープルを被係止物に押し込む毎に切刃付カッターの両端部は左右外側方に強制的に姿勢を変える方向に動かされるため、切刃付カッターの耐久性や強度に不具合を生じる恐れを内在していた。
この発明は、上記課題を解決するために、次の如き技術手段を講じている。まず、請求項1に記載した発明は、水平方向に設けた天板(3)の両端から、下方に向かって左右の脚(1)(2)を突設した下部開口コ字状の、手指が触れても柔らかに変形する軟質材から成る針(4)が、其々の隣り合う針(4)(4)前後方向間に、間隙間隔(5)を有すると共に、隣り合う軟質針(4)(4)間に、前記天板(3)の左右幅より狭く前記天板(3)の厚みより薄い連結部(6)で連結一体化した軟質ステープルを、針保持ケース(12)から案内する軟質ステープルの針案内装置であって、少なくとも、上面板(8)と左右側面板(9)(10)と底面板(11)を有する、筒状の前記針保持ケース(12)の長手方向先端部に前面を覆う前立壁(13)を設け、前記前立壁(13)と前記上面板(8)先端の間に上部開口(14)を、前記前立壁(13)と前記底面板(11)先端の間に下部開口(15)を設ける前記針保持ケース(12)に於いて、前記針保持ケース(12)内の前後方向に前記軟質ステープルから成る針群を挿入し、前記上部開口(14)と前記下部開口(15)間に亘ってその開口左右端に側方間隙(24)(24)を有すると共に、前記針群を前記針保持ケース(12)の長手方向先端側に加圧するバネ体(16)を設け、前記針保持ケース(12)の前記上部開口(14)から前記下部開口(15)に向かって進行する左右ガイド枠(17)(18)は、その下端に各々周覆刃部(19)(19)と、前記左右ガイド枠(17)(18)中間上方の押圧桟(20)と押圧切刃(21)から成る穿孔案内具(22)とし、前記左右ガイド枠(17)(18)が、前記側方間隙(24)(24)及び前記間隙間隔(5)に下動しつつ、前記針(4)の前記連結部(6)を前記押圧切刃(21)で切断し、前記針(4)の外廻り側方を保護しながら被係止物に前記周覆刃部(19)(19)で先に孔を開け、次に、開口した孔内に前端の前記針の前記左右の脚(1)(2)を前記押圧桟(20)を介して押し込めるようになっている軟質ステープルの針案内装置としたので、複数の針(4)(4)・・・を連結部(6)を介して連結一体化した前後方向に長い軟質針群としていても、該間隙間隔(5)部にナイフ等刃物を差し込んで、必要な長さまたは針1本に美麗に切り分けることが簡単に行なえる。
また、連結部(6)を介して針(4)(4)が繋がっているので、前後方向に長い軟質針群を針保持ケース(12)内に簡単に挿入し、ケース先端側の上部開口(14)部に先頭の軟質針(4)を位置させるのが容易である。
さらに、単純に穿孔案内具(22)を下動すれば、ケース先頭の軟質針(4)の左右の脚(1)(2)両側部が、左右のガイド枠(17)(18)によって周りを保護されながら、その突出先端に設けた周覆刃部(19)(19)で被係止物に孔を開けながら、同時に被係止物にケース先頭の軟質針(4)の両側部を容易に確実に挿入できる。
そして、穿孔案内具(22)下動時に、ケース先頭の軟質針(4)のみの分離と押し込みを、左右ガイド枠(17)(18)中間上方の押圧桟(20)と押圧切刃(21)で同時に行なうから、簡単な操作で安定した連続作業を行なえるようになった。
つぎに、請求項2に記載した発明は、前記軟質ステープルは、前記左右の脚(1)(2)下端近傍に、内方に向かって後退角を有して突出する、係止アゴ(7)を設けたことを特徴とする請求項1記載の軟質ステープルの針案内装置としたので、孔を開けた被係止物に上端側から左右の脚(1)(2)を押し込むと、係止アゴ(7)が被係止物の最下端面に引っ掛かり軟質ステープルの針(4)を被係止物に取付ける。
まず、請求項1の発明は、複数の針(4)(4)・・・を連結部(6)を介して連結一体化した前後方向に長い軟質針群としたので、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン、ポリスチレン等、プラスチック系素材で作った場合、間隙間隔(5)部にナイフ等刃物を差し込んで連結部(6)で分割すると、軟質針群を必要な長さまたは針1本に美麗に切り分けることが簡単に行なえる。
、連結部(6)を介して針(4)(4)が一体的に繋がっているので、前後方向に長い軟質針群を針保持ケース(12)内に簡単に挿入できる。また、バネ体(16)で針群を前方に加圧しているので、ケース先端側の上部開口(14)部に先頭の軟質針(4)を位置させるのが容易である。
、単純に穿孔案内具(22)を下動すれば、ケース先頭の軟質針(4)の左右の脚(1)(2)両側部が、左右のガイド枠(17)(18)によって周りを保護されながら、その突出先端に設けた周覆刃部(19)(19)で被係止物に孔を開けながら、同時に被係止物にケース先頭の軟質針(4)の両側部を保護しながら容易に確実に挿入できるから、左右の脚(1)(2)を従来よりもさらに柔らかい素材にしても良い。
そして、穿孔案内具(22)下動時に、ケース先頭の軟質針(4)のみの分離と押し込みを、左右ガイド枠(17)(18)中間上方の押圧桟(20)と押圧切刃(21)で同時に行なうから、簡単な操作で軟質針の安定した連続作業を行なえるようになった。
そして、請求項2の発明は、孔を開けた被係止物に上端側から左右の脚(1)(2)を押し込むと、係止アゴ(7)が被係止物の最下端面に引っ掛かり軟質ステープルの針(4)を被係止物に貫通固着するので、係止作業を簡単容易に行なえると共に、外部に突出した係止アゴ(7)に使用者の手・指等が触れたり叩いたりしても、軟質材からなる針(4)の係止アゴ(7)は柔らかに変形し、手・指を傷つけないから作業時も使用時も安全である。
軟質材ステープル群の正面図。 軟質材ステープル群の一部を破断した平面図。 軟質材ステープル群の一部を破断した側面図。 軟質材ステープル群の下方から見た斜視図。 ステープラ本体の、一部を破断した全体側面部分図。 図5の、一部を破断した正面図。 図6の、c−c端面平面図。 穿孔案内具の、下方から見た斜視図。
以下、この発明の実施の形態を、図面に基づいて具体的に説明するが、本願発明の範囲は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。特段の説明が無い限り、同様の作用、効果が有るものは全て含むものである。
この発明において、先ず、軟質材から成るステープルを集合する軟質針群から説明する。
図1乃至図4で示すものが、軟質針(4)を集合した軟質針群であり、素材として、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン、ポリスチレン等、プラスチック系素材を射出成形して作ったものである。
針(4)自体は、断面四角形横長の棒である天板(3)と、その左右両端部から下方に向かって突設した左右の脚(1)(2)を主体とした、下部開口「コ字状」の形態としている。
左右の脚(1)(2)は、平面図で示すように外側を半円形状に内側を角状の、内方外円形の断面としている。そして、下端近傍から内上方に向かって後退角を有して一定幅で突出する係止アゴ(7)を設けている。
また、これ等の断面形状は、三角形でも丸形でも同効である。
針(4)と隣の針(4)の間には、後述する刃物を入れる為の間隙間隔(5)だけ離して、天板(3)下面間を薄肉の連結部(6)で連結している。
連結部(6)は、天板(3)の長手方向の長さよりも短くしており、図例では1個にしているが中央を開けた左右の2個にしていても良い。
このように、針(4)(4)間は、夫々連結部(6)を介して連結されており、これを連続した長い針群としているから、針群の一方を握って持ち上げると他方も略真っ直ぐに持ち上げられ、針群単独での保持や移動が容易である。また、長い針群の場合は間隙間隔(5)にカッターナイフ等の刃物を入れて、連結部(6)を適所で切断すると短かい長さの針群が簡単に製作できる。
次に、図5・図6・図7で示すステープラ本器について、説明する。
下方の受台(30)と上方の押圧子(31)と、その間に、針保持ケース(12)を上下方向揺動自在に取付けている。
針保持ケース(12)は図で示すように、上面板(8)と左右側面板(9)(10)と底面板(11)と前方側の面板である前立壁(13)と、図示しない後面板で六面を覆う前後方向に長い立方体のケースである。
針保持ケース(12)には、図4で示すように下部開口略「コ」字状の形態をした、エラストマーや合成繊維や軟質プラスチック等の何れか柔らかい素材から作られて成る、軟質の針(4)(4)・・を前後方向に複数本並べ、それらを連結部(6)を介して連続連結して一体化した一列状の針群として内装しており、この針群は、バネ体(16)により長手方向前方である前立壁側に加圧保持されている。
図例の連結部(6)は、左右方向中央部一箇所で接続しているが、左右二箇所で前後接続すると、バネ体(16)で長手方向前方である前立壁(13)側に加圧される時、針群の左右方向の捻じれが小さく成り加圧姿勢が安定する。
下部開口略「コ」字状の軟質針(4)は、左右両先端部に係止アゴ(7)を設けている。
また、前後方向に隣り合う軟質の針(4)(4)間には、後述するが左右ガイド枠(17)(18)の押圧切刃(21)通過のための間隙間隔(5)(5)・・を設けている。
(23)はスライド片であって、針保持ケース(12)内で針群後端面とバネ体(16)間に挿入しており、バネの押しまたは引き力を針群に円滑に伝えると共に、針群の前方移動姿勢を捻らずに加圧するよう断面四角形としている。
図で示すように、針保持ケース(12)の前端面を覆う前立壁(13)と、上面板(8)先端の間には上部開口(14)を設け、前立壁(13)と底面板(11)先端の間には下部開口(15)を設けており、この上下部開口(14)(15)間に針群の軟質材から成る前端の針(4)が臨んでいる。
該、前端の針(4)の左右脚部(1)(2)上方には左右ガイド枠(17)(18)の周覆刃部(19)(19)が位置し、前端の針(4)の左右脚(1)(2)外側部に周覆刃部(19)下動時の側方間隙(24)(24)を有している。
前述の、針保持ケース(12)は、本器側の図示しない取付台に基端側を着脱自在にワンタッチ取り付けしている。
そして、図例では、押圧子(31)の突出前端近傍部に、下部突出状に穿孔案内具(22)を取り付けている。
穿孔案内具(22)は、上下方向に伸びる左右のガイド枠(17)(18)と、該左右ガイド枠(17)(18)左右方向中間上方の押圧桟(20)と、この押圧桟(20)後下部に設けた押圧切刃(21)から成っており、前述のように左右のガイド枠(17)(18)下端に各々周覆刃部(19)(19)を有している。
図8は穿孔案内具(22)を斜下方から見た別図例の斜視図であり、押圧子(31)側に下設した押圧桟(20)の係止片(26)に、穿孔案内具(22)側の窓孔(25)を係合・離脱することで、ワンタッチ取替え可能の構成を示している。
即ち、鋼材の左右ガイド枠(17)(18)の前後で、夫々左右間に亘って一体連結する前方の前板(35)と後方の押圧切刃(21)部で構成する平面視四角孔を、押圧桟(20)の下方から挿入し、押圧桟(20)から前方へ一体突設する係止片(26)部に窓孔(25)を係合させて係止する。
このように、穿孔案内具(22)をワンタッチで取替え可能にすると、消耗品としての穿孔案内具(22)の各刃部を、少ない部品数で常に状態良く安価に変更保持することができる。
この左右ガイド枠(17)(18)及び下端の周覆刃部(19)(19)は、作業者が押圧子(31)を押さえて下動すると、針保持ケース(12)の前立壁(13)と上面板(8)先端の間に設けた上部開口(14)から前立壁(13)と底面板(11)先端の間に設けた下部開口(15)空間に向かって貫通下動する。
図7・図8で示す左右ガイド枠(17)(18)は平面視で、「略半円弧状」で開口部を夫々内方に向かって対向状に設けているが、内方対向「コ字状」や内方対向「L字状」で有っても良い。
要するに、左右ガイド枠(17)(18)が、針保持ケース(12)内装の軟質の針(4)(4)・・の内、前立壁(13)側の一本の針(4)のみの、側方間隙(24)や間隙間隔(5)部に下動しつつ、その針(4)の連結部(6)を押圧切刃(21)で切断し、柔らかい前端の針(4)の外廻り側方を保護しながら被係止物(K)に周覆刃部(19)で先に孔を開け、次に、開口した孔内に前端の針(4)の左右脚部(1)(2)を押圧桟(20)を介して押し込める形状であれば、「略半円弧状」でも「コ字状」でも「L字状」でも良い。
周覆刃部(19)の切れ味(薄い方が穿孔し易い。)や耐久性や製作容易性を考えると、半円弧状の周覆刃部(19)が薄くて軽くて強い物にできる。
穿孔案内具(22)が下動する時、左右ガイド枠(17)(18)の下端の周覆刃部(19)(19)が、針保持ケース(12)内装の軟質の針(4)(4)・・のうち前立壁(13)側の一本の針(4)の側方間隙(24)(24)である左右両外側方を保護しながら針(4)の左右脚(1)(2)に沿って下動し被係止物(K)に先に孔を開け、次に、押圧桟(20)で前端の針(4)の天板(3)部を押圧しつつ、押圧桟(20)後下部に設けた押圧切刃(21)で軟質の針(4)の連結部(6)を切断しつつ、周覆刃部(19)(19)が開口した孔内に前端の針(4)の左右脚(1)(2)を下部で保護しながら上方では押圧桟(20)を介して天板(3)を押し込みながら前端の針(4)を下動する。
被係止物(K)の最下面から前端の針(4)の係止アゴ(7)部が突出すると、例えば被係止物(K)が複数枚の紙であれば、被係止物(K)は前端の針(4)により固定される。
図5に於いて、(27)は上板バネ、(28)は下板バネ、(29)は上コイルバネ、(32)は下コイルバネである。
上板バネ(27)と上コイルバネ(19)は、押圧子(31)と針保持ケース(12)間に配設されており、下板バネ(28)と下コイルバネ(32)は、針保持ケース(12)と受台(30)間に配設されており、机上で作業者が被係止物(K)を針保持ケース(12)と受台(30)間に挟んでの係止操作時に、押圧子(31)を作業者が下動すると上下のバネは次のように動く。
先ず、押圧子(31)の動きを針保持ケース(12)に伝えながら両者はバネを介してそのまま下動し、下板バネ(28)と下コイルバネ(32)は、針保持ケース(12)の下動に伴ない一番先に縮んで行く。
そして、針保持ケース(12)の下動が例えば被係止物(K)により規制された後、押圧子(31)の下動を続けると、上板バネ(27)と上コイルバネ(29)の荷重に逆らって押圧子(31)の動きが止まるまで、言葉を変えると、左右ガイド枠(17)(18)の下端の周覆刃部(19)(19)が被係止物(K)に穿孔し周覆刃部(19)が、受台(30)の前部凹溝(33)内に突入するまで、押圧子(31)と針保持ケース(12)両者の間隔は上板バネ(27)と上コイルバネ(29)に逆らって狭められる。
図5・図6で示すように、針保持ケース(12)内に前後方向に挿入されている複数個の軟質材から成る針(4)群は、正面視下部開口略コ字状で左右脚(1)(2)の下部突出端に係止アゴ(7)(7)を設けており、前述のように、穿孔案内具(22)が下動するだけで被係止物(K)に孔を開け、被係止物(K)に前立壁(13)側の針(4)のみを分離しつつ天板(3)部を押圧桟(20)で押し下げ、軟質の針(4)の左右脚部(1)(2)外方周囲を左右ガイド枠(17)(18)で保護し穿孔穴に挿入しながら、前端の連結部(6)を押圧切刃(21)の下動で切断し、被係止物(K)に前端の針(4)のみを挿入し係止アゴ(7)で固着できる。
即ち、一工程で軟質の針(4)を被係止物(K)に、孔開け・保護案内・分離切断・挿入・固着することができる。
(34)は首振部であって、穿孔案内具(22)の下動時に、針保持ケース(12)の上部開口(14)から下部開口(15)空間に向かっての下動を無理なく行なうため少しの前後遥動を可能としている。
針(4)の左右脚(1)(2)の長さは、布・紙など被係止物(K)の種類や厚み等により、複数の長さの異なる針群として複数類の針保持ケース(12)を用意し、これらの針保持ケース(12)を着脱式のカセット方式として各種用意しておけば、針保持ケース(12)内の軟質材から成る針群を、使用目的に応じて、材質の異なる針や寸法の異なる針に簡単に変更できる。
1 左脚 2 右脚
3 天板 4 針
5 間隙間隔 6 連結部
7 係止アゴ 8 上面板
9 左側面板 10 右側面板
11 底面板 12 針保持ケース
13 前立壁 14 上部開口
15 下部開口 16 バネ体
17 左ガイド枠 18 右ガイド枠
19 周覆刃部 20 押圧桟
21 押圧切刃 22 穿孔案内具
23 スライド片 24 側方間隙
25 窓孔 26 係止片
27 上板バネ 28 下板バネ
29 上コイルバネ 30 受台
31 押圧子 32 下コイルバネ
33 前部凹溝 34 首振部
35 前板

Claims (2)

  1. 水平方向に設けた天板(3)の両端から、下方に向かって左右の脚(1)(2)を突設した下部開口コ字状の、手指が触れても柔らかに変形する軟質材から成る針(4)が、其々の隣り合う針(4)(4)前後方向間に、間隙間隔(5)を有すると共に、隣り合う軟質針(4)(4)間に、前記天板(3)の左右幅より狭く前記天板(3)の厚みより薄い連結部(6)で連結一体化した軟質ステープルを、針保持ケース(12)から案内する軟質ステープルの針案内装置であって、少なくとも、上面板(8)と左右側面板(9)(10)と底面板(11)を有する、筒状の前記針保持ケース(12)の長手方向先端部に前面を覆う前立壁(13)を設け、前記前立壁(13)と前記上面板(8)先端の間に上部開口(14)を、前記前立壁(13)と前記底面板(11)先端の間に下部開口(15)を設ける前記針保持ケース(12)に於いて、前記針保持ケース(12)内の前後方向に前記軟質ステープルから成る針群を挿入し、前記上部開口(14)と前記下部開口(15)間に亘ってその開口左右端に側方間隙(24)(24)を有すると共に、前記針群を前記針保持ケース(12)の長手方向先端側に加圧するバネ体(16)を設け、前記針保持ケース(12)の前記上部開口(14)から前記下部開口(15)に向かって進行する左右ガイド枠(17)(18)は、その下端に各々周覆刃部(19)(19)と、前記左右ガイド枠(17)(18)中間上方の押圧桟(20)と押圧切刃(21)から成る穿孔案内具(22)とし、前記左右ガイド枠(17)(18)が、前記側方間隙(24)(24)及び前記間隙間隔(5)に下動しつつ、前記針(4)の前記連結部(6)を前記押圧切刃(21)で切断し、前記針(4)の外廻り側方を保護しながら被係止物に前記周覆刃部(19)(19)で先に孔を開け、次に、開口した孔内に前端の前記針の前記左右の脚(1)(2)を前記押圧桟(20)を介して押し込めるようになっている軟質ステープルの針案内装置。
  2. 前記軟質ステープルは、前記左右の脚(1)(2)下端近傍に、内方に向かって後退角を有して突出する、係止アゴ(7)を設けたことを特徴とする請求項1記載の軟質ステープルの針案内装置
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