JP5490272B1 - 店頭応対時間の測定方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】窓口業務における事務量を分析するため、取引毎に発生する事務に要する時間を、単位時間として測定している。しかしながら、単位時間の測定は、測定員が実際の窓口に出向き、ストップウォッチで測定するなど、極めてアナログな手法が用いられてきた。これは、取引担当者が複数にわたる場合があり、1取引の単位時間の測定が難しいなどに起因する。
【解決手段】本発明は、受付番号を管理する窓口受付システムから受信した番号札管理データと、窓口業務担当者により入力される記帳データとを紐付け、番号札管理データに含まれる呼出時刻と終了時刻との差分に基づいて、従来の業務フローを変更することなく取引毎の単位時間を算出する。
【選択図】図8

Description

本発明は、店頭応対時間の測定方法およびシステムに関する。より詳細には、顧客窓口業務における事務量を分析するために、窓口業務における取引毎の店頭応対時間(単位時間)を測定する方法およびシステムに関する。
銀行窓口では、窓口受付システム(例えば、EYE-QUE(登録商標))を使用して、顧客に対し番号札を発券し、応対可能なテラー(窓口担当者)が操作モニタの呼出ボタンを押下することにより番号札の順番に顧客の呼び出しが行なわれる。また、テラーは、顧客との取引内容を窓口毎に設置されたコンピュータ端末に入力する。
このような窓口業務において、人員など資源配分を最適化するためには、事務量を集計し、分析することが重要である。事務量を分析するためには、例えば、取引毎(窓口振込、定期解約など)に発生する事務に要する時間を計測し、これを単位時間として、担当者毎、顧客属性毎(高齢者、外国人など)に平均時間を集計するなどしている。また、担当者毎に単位時間を積み上げ営業時間に対する稼働率を算出したり、担当者別に取引種別毎の単位時間と習得スキルなどとの相関を分析したりしている。
このように、従来、あらかじめ計測した単位時間を基に集計して分析する方法およびシステムは存在したが、単位時間の測定は、測定員が実際の窓口に出向き、ストップウォッチで測定するなど、極めてアナログな手法が用いられてきた。
このようなアナログな手法が用いられてきた理由は、取引担当者が複数にわたる場合があり、1取引の単位時間の測定が難しいなどに起因する。また、測定に際して、担当者の負担が増えることは望ましくない。さらに、経年による業務内容の変化が起因して、測定した単位時間と実態とが乖離する懸念があるため、単位時間の測定は定期的に行うことが必要である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、測定員など新たな要員を発生させず、かつ担当者の負担が増えることなく(特に、従来の業務フローを変更することなく)、窓口業務における取引毎の単位時間を測定する方法およびシステムを提供することを目的とする。また、実際の業務では、1件の顧客応対に対して複数の取引が発生する場合や、テラーからバックヤードの担当者(以下、後方担当者という)に業務が引き継がれる場合があり(これを二線処理という)、これらの場合も含めて取引毎の単位時間を測定することができる方法およびシステムが必要となる。
本発明は、このような目的を達成するために、
窓口業務における順番待ち顧客のための受付番号を管理する窓口受付システムから受信した受付データを、番号札管理データとして格納する番号札管理データ記憶部であって、前記番号札管理データは少なくとも、前記受付番号と、応対した窓口を識別させる応対窓口番号と、顧客を呼び出した時刻を示す呼出時刻と、前記呼出時刻に対する応対終了時刻を示す終了時刻とを含む、番号札管理データ記憶部と、
クライアントコンピュータを介して前記窓口業務の担当者により入力される記帳データを記憶する記帳データ記憶部であって、前記記帳データは少なくとも、前記クライアントコンピュータを識別させる端末番号と、記帳した時刻を示す記帳時刻と、前記窓口業務における取引の種類を示す取引種別IDとを含む、記帳データ記憶部と、
前記番号札管理データ記憶部から特定の前記番号札管理データを取得し、前記応対窓口番号と前記端末番号との関連付け、ならびに前記呼出時刻と前記終了時刻との間に含まれる前記記帳時刻を用いて、前記特定の番号札管理データと前記記帳データとを関連付け、前記特定の番号札管理データに含まれる前記呼出時刻と前記終了時刻との差分に基づいて、前記関連付けられた記帳データに対する前記単位時間を算出する事務量集計手段と
を備えたことを特徴とする。
また、前段落に記載の発明において、前記記帳データはさらに、応対した顧客を識別させる顧客識別番号を含み、前記事務量集計手段はさらに、前記関連付けられた記帳データに含まれる前記顧客識別番号と同一の前記顧客識別番号を含む、前記関連付けられた記帳データ以外の前記記帳データを取得することにより、前記関連付けられた記帳データ以外の記帳データと前記特定の番号札管理データとをさらに関連付けることを特徴とする。
さらに、前二段落に記載の発明において、1件の前記番号札管理データに対して、複数件の前記記帳データが関連付けられる場合、前記単位時間を算出することは、前記複数件の記帳データの各々に対して重みを決定し、前記重みに基づいて重み付けされた前記差分に基づいて、前記複数件の記帳データに対する前記単位時間を算出することを含むことを特徴とする。
そして、前三段落に記載の発明において、前記特定の番号札管理データと前記記帳データとを関連付けることは、前記終了時刻が空のデータは除外して関連付けることを含み、
前記事務量集計手段はさらに、前記単位時間の標準偏差に基づいて、特定範囲外の前記単位時間を含む前記事務量集計データを異常データと判断することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、従来の業務フローを変更することなく、窓口業務における取引毎の単位時間を測定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る事務量分析サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る番号札管理データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る記帳データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る窓口−端末マッピングデータ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る事務量集計データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る単位時間測定処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る事務量集計処理を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る単位時間測定システムを詳細に説明する。
まず始めに、単位時間測定システムの概要を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。図1において、データセンタなどに設置された事務量分析サーバ101が、ネットワーク102を介して、店舗窓口に設置された複数の窓口コンピュータ103a、103b、・・・、103n(以下、まとめて「窓口コンピュータ103」という)、および後方担当者用に設置された複数の後方コンピュータ106n(以下、まとめて「後方コンピュータ106」という。図1では便宜上、1台のみ記載している)と通信を行うように構成されている。なお、図1において、事務量分析サーバ101を単一のサーバとして示しているが、複数台のサーバで構成することも可能である。また、事務量分析サーバ101は、顧客応対用に番号札を発券する番号札発券機105とも通信を行なうように構成されている。番号札発券機105は、窓口に設置されかつ顧客の呼び出しのために用いられる操作モニタ104a、104b、・・・、104n(以下、まとめて「操作モニタ104」という)と通信を行なうように構成され、番号札発券機105および操作モニタ104をまとめて、一般に窓口受付システムなどと呼ぶ。
銀行に来店した顧客は、番号札発券機105から発券された番号札を持ち、順番を待つ。応対可能なテラーが、自分が担当する窓口に設置された操作モニタ104の呼出ボタンを押下すると、番号札発券機105が、最先に発券した番号札の番号をアナウンスすると共に電子パネルに当該番号を表示することで、顧客を呼び出す。テラーは、顧客の応対が終了すると、次の顧客を呼び出すために、操作モニタ104の呼出ボタンを押下し、以上の流れを繰り返すことになる。これは、窓口受付システムを用いた窓口業務の一般的な流れである。
本実施形態では、さらに、番号札発券機105と事務量分析サーバ101とが通信を行なうように構成することで、顧客の呼び出し時刻と応対終了時刻を取得し、それらの差分から窓口業務における取引毎の単位時間を測定する。
次に、図2のブロック図を参照して、事務量分析サーバ101の構成を詳細に説明する。なお、図2では、単一のコンピュータシステムを想定し、必要な機能構成だけを示しているが、事務量分析サーバ101を複数のコンピュータシステムによる多機能の分散システムの一部として構成することもできる。
事務量分析サーバ101は、CPU201に、システムバス202を介してRAM203、入力装置204、出力装置205、通信制御装置206、および不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成される記憶装置207が接続された構成を有する。記憶装置207は、単位時間測定システムの各機能を奏するためのソフトウェアプログラムを格納するプログラム格納領域と、当該ソフトウェアプログラムで取り扱うデータを格納するデータ格納領域とを備えている。以下に説明するプログラム格納領域の各手段は、実際は独立したソフトウェアプログラム、そのルーチンやコンポーネントなどであり、CPU201によって記憶装置207から呼び出されRAM203のワークエリアに展開されて、データベースなどを適宜参照しながら順次実行されることで、各機能を奏するものである。
データ格納領域は、本発明に関連するものだけを列挙すると、番号札管理データ記憶部221、記帳データ記憶部222、窓口−端末マッピングデータ記憶部223、および事務量集計データ記憶部224を備える。いずれも、記憶媒体207内に確保された一定の記憶領域である。
番号札管理データ記憶部221は、発券された番号札に関するデータを格納する。図3は、本発明の一実施形態に係る番号札管理データ記憶部に格納されたデータを示す図である。図3における番号札管理データは、番号札に付される番号を示す「受付番号」、番号札の発券された時刻を示す「発券時刻」、応対する窓口番号を示す「応対窓口番号」、顧客呼び出しを行った時刻を示す「呼出時刻」、および窓口応対が終了した時刻を示す「終了時刻」を含む。図3において、「応対窓口番号」や「終了時刻」などが空のレコードを示しているが、これらは、顧客が未だ呼び出されていなかったり、応対中であったりすることを示している。
記帳データ記憶部222は、窓口応対の際、テラーおよび後方担当者によって入力される、取引内容を示す記帳データを格納する。図4は、本発明の一実施形態に係る記帳データ記憶部に格納されたデータを示す図である。図4における記帳データは、データ登録を行なった端末を識別させる「端末番号」、記帳した時刻、すなわちデータ入力を行なった時刻を示す「記帳時刻」、データ入力を行なった記帳者を識別させる「記帳者ID」、取引の種類を示す「取引種別ID」、および顧客を識別させる「顧客識別番号」を含む。ここで、「取引種別ID」は、現金出金を「1」、現金入金を「2」、窓口振込を「3」・・・などのように、取引の種類毎に番号を割り当てるものである。また、「顧客識別番号」は、例えば、口座番号であるが、取引対象を一意に特定することができるものであればよい。なお、1人の顧客が複数の口座を持つ場合もあるため、当該「顧客識別番号」は、1人の顧客を特定するものではないことを理解されたい。
窓口−端末マッピングデータ記憶部223は、応対窓口と、当該窓口で使用する端末とを紐付けるためのデータを格納する。図5は、本発明の一実施形態に係る窓口−端末マッピングデータ記憶部に格納されたデータを示す図である。図5における窓口−端末マッピングデータは、図3における「応対窓口番号」に対応する「窓口番号」、および、図4における「端末番号」に対応する「端末番号」を含む。但し、窓口−端末マッピングデータにおける端末番号は、窓口コンピュータ103のものに限られる。これは、後方コンピュータ106を使用する後方担当者は複数のテラーから業務が引き継がれるため、後方コンピュータ106と応対窓口とを1対1で紐付けることができないためである。また、別の実施形態では、窓口コンピュータ103に割り当てられる端末番号を、窓口番号と同一の番号にすることで、窓口−端末マッピングデータを介さなくとも、図3における「応対窓口番号」と、図4における「端末番号」との紐付けを行なうことができる。この場合、窓口−端末マッピングデータ、および窓口−端末マッピングデータ記憶部223は不要となり、実施形態には含まれない。
事務量集計データ記憶部224は、窓口業務における取引毎の単位時間を集計した事務量集計データを格納する。図6は、本発明の一実施形態に係る事務量集計データ記憶部に格納されたデータを示す図である。図6における事務量集計データは、取引の種類を示す「取引種別ID」、取引を行った年月日を示す「取引年月日」、顧客呼び出しを行った時刻を示す「呼出時刻」、窓口応対が終了した時刻を示す「終了時刻」、窓口業務における取引毎の応対時間を示す「単位時間」、顧客を識別させる「顧客識別番号」、および高齢者、外国人など顧客属性を識別させる「顧客属性ID」を含む。ここで、「顧客属性ID」は、通常顧客を「1」、高齢者を「2」、外国人を「3」・・・などのように、顧客の属性毎に番号を割り当てるものであり、例えば顧客マスタ(図示せず)に保持されており、顧客識別番号を用いて取得することができる。また、事務量集計データ上の顧客属性IDは、同一取引種別の応対時間に対する顧客属性の影響を分析する際などに用いることができる。
次に、事務量分析サーバ101のプログラム格納領域に格納されているソフトウェアプログラムは、本発明に関連するものだけを列挙すると、データ通信手段211、番号札管理データ作成手段212、記帳データ作成手段213、および事務量集計手段214を備えている。これらの手段211〜214は、CPU201によって実行される。
データ通信手段211は、窓口コンピュータ103などから記帳データを受信したり、窓口コンピュータ103などにグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提供したりするなど、他のコンピュータとデータの送受信を行う。
番号札管理データ作成手段212は、窓口受付システムから受信した受付データから番号札管理データを作成し、番号札管理データ記憶部221に記憶する。なお、番号札管理データを事務量分析サーバ101では持たず、事務量分析サーバ101における事務量集計時に当該受付データを窓口受付システムから受信する場合は、番号札管理データ作成手段212は不要であり、実施形態に含まれない。
記帳データ作成手段213は、窓口コンピュータ103や後方コンピュータ106などからGUIを介して入力された窓口業務に関する取引データに基づいて、記帳データを作成し、記帳データ記憶部222に記憶する。
事務量集計手段214は、番号札管理データおよび記帳データに基づいて、取引毎の単位時間を含む事務量集計データを作成し、事務量集計データ記憶部224に記憶する。
次に、図7のフローチャート、ならびに図3および4の表を参照して、本発明の一実施形態に係る単位時間測定処理を流れに沿って説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る単位時間測定処理を示すフローチャートである。まず、ステップ701にて、来店した顧客により番号札発券機105の発券ボタンが押下されたことに応答して受付番号が発行され、番号札発券機105は受付番号を付した番号札を発券する。当該受付番号の発行に応答して、番号札発券機105は受付データを作成する(ステップ702)。当該受付データは、図3に示すような番号札管理データと同一または類似するデータである。ステップ702における受付データ作成段階では、当該受付データには発券した番号札の番号および発券時刻のデータが格納される。なお、ステップ701における受付番号の発行は、番号札発券機105による場合に限られないことを理解されたい。例えば、顧客が、店舗に設置された受付機にスマートフォンをかざすと、電子データとして番号札が配信(発券)される場合や、予め登録しておいた顧客の携帯端末が店舗内に入ったことを検知すると、電子メールで番号札が送信される場合など、様々な場面で受付番号を発行することができる。
次に、テラーによって操作パネル104の呼出ボタンが押下されることにより、番号札発券機105は顧客呼び出しの指示を受信する(ステップ703)。当該顧客呼び出しの指示に応答して、番号札発券機105は受付データを更新する(ステップ704)。ステップ704における受付データの更新では、応対窓口番号および呼出時刻が格納される。ここで応対窓口番号は、操作パネル104の識別番号や、操作パネル104に紐付けられた窓口番号などである。
次に、テラーによって窓口コンピュータ103を介して、顧客応対に係る取引データが入力されると、当該取引データは、事務量分析サーバ101に記帳データとして集約される(ステップ705)。当該記帳データは、図4に示されるようなデータであり、記帳データの1レコードが1件の取引データに対応する。記帳データには、入力を行った窓口コンピュータ103の識別番号である端末番号や、データ作成時点のシステム日付である記帳時刻、および取引の種類を示す取引種別IDなどが格納される。ここで、1件の顧客応対に対して、取引は1種類とは限らないことを理解されたい(例えば、現金入金後に振込を行う場合や、テラーから後方担当者に業務が引き継がれる二線処理の場合)。
さらに取引が存在する場合は、ステップ706のYesルートに進み、テラーまたは後方担当者により次の取引データが入力されると、ステップ705にて、さらに記帳データが作成される(例えば、図4の記帳データに新たに1レコード作成される)。
次の取引が存在しない場合は、ステップ706のNoルートに進み、テラーによって操作パネル104の終了ボタン(または次の顧客のための呼出ボタン)が押下されることにより、番号札発券機105は応対終了の指示を受信する(ステップ707)。当該応対終了の指示に応答して、番号札発券機105は受付データを更新する(ステップ708)。ステップ708における受付データの更新では、終了時刻が格納される。ステップ708を実行すると、本処理は終了する。
次に、図8のフローチャート、および図3−6の表を参照して、本発明の一実施形態に係る事務量集計処理を流れに沿って説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る事務量集計処理を示すフローチャートである。当該集計処理は、例えば月の終わりなどに一ヶ月の事務量集計として、夜間バッチなどで実行される処理である。まず、ステップ801にて、事務量分析サーバ101は、窓口受付システムから受付データを取得する(ステップ801)。この際、取得する受付データは、事務量の集計を行う日付範囲内(例えば前月分)のデータであることを理解されたい。すなわち、当該取得する受付データは、図3に示すような番号札管理データと同一または類似するデータであるが、図3に示すような呼出時刻や終了時刻が格納されていないデータは含まれない。
次に、取得した受付データと紐付く記帳データを取得する(ステップ802)。紐付けは、図3および4を用いて説明すると、受付データの呼出時刻と終了時刻との間に、記帳時刻がある記帳データを受付データと紐付ける。またこの際、受付データの応対窓口番号と、記帳データの端末番号も紐付ける。応対窓口番号と端末番号の紐付けは、図5に示すようなマッピングテーブルを用いて行うが、別の実施形態では、応対窓口番号と端末番号に同じ値を持つことにより紐付けることもできる。但し、応対窓口番号と端末番号の紐付けができる記帳データは、窓口コンピュータ103で記帳(入力)されたデータ(以下、窓口記帳データという)に限られる。すなわち、二線処理の場合、後方担当者は複数のテラーから業務が引き継がれるため、後方コンピュータ106と窓口コンピュータ103とは1対1では紐付かない。そのため、後方コンピュータ106で記帳されたデータ(以下、後方記帳データという)と、窓口記帳データ、延いては受付データとの紐付けは以下のような工夫が必要である。
二線処理の場合、窓口記帳データと後方記帳データとに含まれる顧客識別番号は同一であるため、ステップ802において紐付けられた窓口記帳データの顧客識別番号を検索キーとして、後方記帳データを取得する(ステップ803)。例えば、図4における1レコード目から3レコード目は、顧客識別番号が同一であるが、端末番号は“2005”と“2103”で異なり、二線処理が行われたことを示している。端末番号“2005”が窓口コンピュータ103の1つを表し、かつ1レコード目がステップ802にて取得した窓口記帳データであるとすると、ステップ803では、1レコード目の顧客識別番号を検索キーとして、後方記帳データである2レコード目と3レコード目を取得する。この場合、1件の受付データに対し、取得できた記帳データは、窓口記帳データ1件、後方記帳データ2件の、計3件ということになる。
なお、ステップ803において窓口記帳データと後方記帳データとを顧客識別番号で紐付ける際、例えば、顧客が1日の内に複数回窓口を利用した場合、対応する窓口記帳データと後方記帳データとが判別できず、正しく紐付けられない場合がある。これを防ぐため、窓口記帳データと紐付く受付データの呼出時刻以降の記帳時刻を持つ後方記帳データと、当該窓口記帳データとを、各記帳時刻が遅いものから順番に紐付けていく。
図8の説明に戻り、ステップ802および803の処理を、ステップ801にて取得した受付データの件数分繰り返し、次に、各受付データに対し、取得した記帳データが1件であるか否かの判定を行う(ステップ804)。受付データに対して取得した記帳データが1件の場合、ステップ804のYesルートに進み、事務量集計データを作成する(ステップ805)。当該事務量集計データは、図6に示されるようなデータである。事務量集計データは、取引毎にレコードが作成され、取引種別ID、取引年月日、顧客識別番号、および顧客属性IDは、記帳データを基に作成される。呼出時刻および終了時刻は、記帳データと紐付く受付データを基に作成される。単位時間はステップ805にて算出される。単位時間の算出方法は、受付データに対して取得した記帳データが1件か複数件かで異なる。受付データに対して取得した記帳データが1件の場合は、単に呼出時刻と終了時刻との差分である。
一方、受付データに対して取得した記帳データが複数件ある場合(ステップ804のNoルート)、複数件の記帳データの各々に対し重みを決定し(ステップ806)、当該重みを用いて応対時間を算出する。当該重みは、取引種別などのパラメータを用いてあらかじめ定めた値を用いることもできるし、取引種別毎の単一取引時の平均単位時間を基準として按分することもできる。また、単純に記帳データの件数で等分することもできる。具体的な重み付け方法は、例えば、受付データに対して取得した記帳データが3件あり、各々の重みが取引種別毎に5:3:2にあらかじめ定められていたとする。3件の記帳データに紐付けられる受付データは1件であり、3件の記帳データにおける呼出時刻および終了時刻は同一であるため(例えば図6の下3レコード)、呼出時刻と終了時刻との差分を、決定した重みに基づいて分け、各々の応対時間を算出する。図6の下3レコードを例とすると、呼出時刻と終了時刻との差分は“00:20:50”であり、これを5:3:2の重みに基づいて分けると、各々、“00:10:25”、“00:06:15”、“00:04:10”となる。単純に等分して、各々“00:04:15”(または“00:04:20”)とすることもできる。ステップ805を実行すると、本処理は終了する。
なお、上述のとおり、図7のステップ707では、テラーによって操作パネル104の終了ボタン(または次の顧客のための呼出ボタン)が押下されることにより、応対終了の指示を受信するが、ボタンの押し忘れが発生することが想定される。このような場合、図3に示すような番号札管理データにおいて終了時刻が空のままであったり、異常値が格納されたりするなど、異常データが発生してしまうことになる。このような異常データにより図8のステップ805で作成される事務量集計データが影響を受けないよう、図8における事務量集計処理に、以下の処理を追加することができる。
当該追加する処理の1つとして、ステップ801で受付データを取得する際、終了時刻が空のデータは取得しないようにすることができる。また、別の追加処理として、ステップ805で作成される事務量集計データから、応対時間の標準偏差に基づいて、特定データを異常データと判断することができる(例えば、応対時間の平均値±2σの範囲外のデータは異常データと判断する)。

Claims (6)

  1. 窓口業務における取引毎の店頭応対時間(単位時間)を測定するシステムであって、前記システムは、
    前記窓口業務における順番待ち顧客のための受付番号を管理する窓口受付システムから受信した受付データを、番号札管理データとして格納する番号札管理データ記憶部であって、前記番号札管理データは少なくとも、前記受付番号と、応対した窓口を識別させる応対窓口番号と、顧客を呼び出した時刻を示す呼出時刻と、前記呼出時刻に対する応対終了時刻を示す終了時刻とを含む、番号札管理データ記憶部と、
    クライアントコンピュータを介して前記窓口業務の担当者により入力される記帳データを記憶する記帳データ記憶部であって、前記記帳データは少なくとも、前記クライアントコンピュータを識別させる端末番号と、記帳した時刻を示す記帳時刻と、前記窓口業務における取引の種類を示す取引種別IDとを含む、記帳データ記憶部と、
    前記番号札管理データ記憶部から特定の前記番号札管理データを取得し、前記応対窓口番号と前記端末番号との関連付け、ならびに前記呼出時刻と前記終了時刻との間に含まれる前記記帳時刻を用いて、前記特定の番号札管理データと前記記帳データとを関連付け、前記特定の番号札管理データに含まれる前記呼出時刻と前記終了時刻との差分に基づいて、前記関連付けられた記帳データに対する前記単位時間を算出する事務量集計手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  2. 前記記帳データはさらに、応対した顧客を識別させる顧客識別番号を含み、前記事務量集計手段はさらに、前記関連付けられた記帳データに含まれる前記顧客識別番号と同一の前記顧客識別番号を含む、前記関連付けられた記帳データ以外の前記記帳データを取得することにより、前記関連付けられた記帳データ以外の記帳データと前記特定の番号札管理データとをさらに関連付けることを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 1件の前記番号札管理データに対して、複数件の前記記帳データが関連付けられる場合、前記単位時間を算出することは、前記複数件の記帳データの各々に対して重みを決定し、前記重みに基づいて重み付けされた前記差分に基づいて、前記複数件の記帳データに対する前記単位時間を算出することを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシステム。
  4. 前記特定の番号札管理データと前記記帳データとを関連付けることは、前記終了時刻が空のデータは除外して関連付けることを含み、
    前記事務量集計手段はさらに、前記単位時間の標準偏差に基づいて、特定範囲外の前記単位時間を含む前記事務量集計データを異常データと判断することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシステム。
  5. 窓口業務における取引毎の店頭応対時間(単位時間)を測定する方法であって、前記方法は、
    前記窓口業務における順番待ち顧客のための受付番号を管理する窓口受付システムから受付データを受信し、番号札管理データとして記憶するステップであって、前記番号札管理データは少なくとも、前記受付番号と、応対した窓口を識別させる応対窓口番号と、顧客を呼び出した時刻を示す呼出時刻と、前記呼出時刻に対する応対終了時刻を示す終了時刻とを含む、記憶するステップと、
    クライアントコンピュータを介して窓口業務担当者により入力される記帳データを受信し、記憶するステップであって、前記記帳データは少なくとも、前記クライアントコンピュータを識別させる端末番号と、記帳した時刻を示す記帳時刻と、前記窓口業務における取引の種類を示す取引種別IDとを含む、記憶するステップと、
    前記番号札管理データ記憶部から特定の前記番号札管理データを取得するステップと、
    前記応対窓口番号と前記端末番号との関連付け、ならびに前記呼出時刻と前記終了時刻との間に含まれる前記記帳時刻を用いて、前記特定の番号札管理データと前記記帳データとを関連付けるステップと、
    前記特定の番号札管理データに含まれる前記呼出時刻と前記終了時刻との差分に基づいて、前記関連付けられた記帳データに対する前記単位時間を算出するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  6. 窓口業務における取引毎の店頭応対時間(単位時間)を測定する方法をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータプログラムであって、前記方法は、
    前記窓口業務における順番待ち顧客のための受付番号を管理する窓口受付システムから受付データを受信し、番号札管理データとして記憶するステップであって、前記番号札管理データは少なくとも、前記受付番号と、応対した窓口を識別させる応対窓口番号と、顧客を呼び出した時刻を示す呼出時刻と、前記呼出時刻に対する応対終了時刻を示す終了時刻とを含む、記憶するステップと、
    クライアントコンピュータを介して窓口業務担当者により入力される記帳データを受信し、記憶するステップであって、前記記帳データは少なくとも、前記クライアントコンピュータを識別させる端末番号と、記帳した時刻を示す記帳時刻と、前記窓口業務における取引の種類を示す取引種別IDとを含む、記憶するステップと、
    前記番号札管理データ記憶部から特定の前記番号札管理データを取得するステップと、
    前記応対窓口番号と前記端末番号との関連付け、ならびに前記呼出時刻と前記終了時刻との間に含まれる前記記帳時刻を用いて、前記特定の番号札管理データと前記記帳データとを関連付けるステップと、
    前記特定の番号札管理データに含まれる前記呼出時刻と前記終了時刻との差分に基づいて、前記関連付けられた記帳データに対する前記単位時間を算出するステップと
    を備えたことを特徴とするコンピュータプログラム。
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