JP5488788B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体を搬送する搬送経路に設けられ、被記録媒体の通過を検出する被記録媒体検出装置およびこれを備えた記録装置に関する。
ファクシミリやプリンターに代表される記録装置においては、被記録媒体の一例としての用紙を搬送する用紙搬送経路の所定位置に、用紙の先端および後端の通過を検出する用紙検出装置を設け、用紙の先端或いは後端の通過を検出することで、必要な用紙送り制御を行う。
代表的な用紙検出装置としては、特許文献1や特許文献2に示される様に、用紙搬送経路に揺動可能に設けられるレバー状部材(揺動部材)と、当該レバー状部材の揺動を検出するセンサーとを備えたものがある。レバー状部材は、用紙との非接触状態では、付勢手段の付勢力を受けて用紙搬送経路に突出し、用紙の通過に伴って用紙と接触すると、揺動して用紙搬送経路から退避する。
特開2001−270633号公報 特開2006−273486号公報
レバー状部材は、用紙搬送経路において、記録ヘッドの側へ記録用紙を精密送りする搬送ローラーの上流側近傍に設けられることが多い。これは、搬送ローラーに極力近い位置にレバー状部材を設けることで、記録用紙の頭出し位置のバラツキを防止して記録精度の向上を図る為である。
しかしながら従来のレバー状部材は用紙搬送経路を側視して揺動可能に設けられており、従って揺動領域を確保するために、レバー状部材を搬送ローラー直近に設置することが難しかった。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、搬送ローラーにより一層近い位置にレバー状部材を配置し、これにより頭出し位置のバラツキを抑えることにある。
上記課題を解決するための本発明の態様の一つは、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録媒体の搬送経路において前記記録ヘッドの上流側に設けられた、前記被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送経路において前記搬送手段の上流側近傍に設けられ、前記被記録媒体と接触する接触部を備えるとともに揺動軸を中心に揺動可能に設けられた揺動部材と、前記揺動部材の揺動を検出する検出手段と、前記被記録媒体が前記接触部と接触する位置の上側に設けられた、前記搬送経路を形成する上側案内部材と、前記被記録媒体が前記接触部と接触する位置の下側に設けられた、前記搬送経路を形成する下側案内部材と、を備え、前記揺動軸が、前記被記録媒体の搬送方向に対して平行に配置され、前記接触部が、前記搬送経路の上流側から下流側に向かって搬送される前記被記録媒体の先端と接する第1斜面と、前記搬送経路の下流側から上流側に向かって搬送される前記被記録媒体と接する第2斜面と、を備え、前記第1斜面及び前記第2斜面のうち少なくともいずれか一方は、前記搬送経路を側視して、当該搬送経路と段差無く接続し、前記接触部は、前記下側案内部材に形成された窓穴から前記搬送経路に突出するとともに、前記接触部の上端部が、前記被記録媒体と接触しない非接触状態において前記上側案内部材に形成された窓穴に入り込んでおり、前記接触部の上流側において前記被記録媒体の搬送経路が、前記上側案内部材と前記下側案内部材とによって、前記接触部に向かって狭められていることを特徴とする記録装置である。
また、本発明の第1の態様に係る被記録媒体検出装置は、被記録媒体の搬送経路において被記録媒体と接触する接触部を備えるとともに揺動軸を中心に揺動可能に設けられた揺動部材と、前記検出部材の揺動を検出する検出手段と、を備えた被記録媒体検出装置であって、前記揺動軸が、被記録媒体の搬送方向に対して平行に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、揺動部材の揺動軸(当該揺動軸の軸中心線)が、被記録媒体の搬送方向に対して平行に配置されているので、揺動部材において被記録媒体と接触する接触部は、揺動部材の揺動に際して被記録媒体搬送方向には殆ど変位しない。従って被記録媒体搬送方向において前記接触部を所望する位置に配置することができ、例えば被記録媒体を搬送する搬送ローラーに対してより一層近い位置に配置することができる。
尚、本発明における「平行に配置」とは、揺動軸が厳密な意味でずれなく精密に被記録媒体搬送方向と平行に配置されることのみを意味するものではなく、部品の製造誤差や取り付け誤差などの理由に伴う多少のずれを含んで揺動軸が被記録媒体搬送方向に沿うように(つまり略平行に)配置されることをも含む意味である。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記接触部が、前記搬送経路の上流側から下流側に向かって搬送される被記録媒体の先端と接する第1斜面と、前記搬送経路の下流側から上流側に向かって搬送される被記録媒体と接する第2斜面と、を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記接触部は、上流から下流に向かって搬送される被記録媒体と下流から上流に向かって搬送される被記録媒体の両者に対応する斜面(第1斜面及び第2斜面)を備えているので、双方向の搬送に対応することができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記第1斜面及び前記第2斜面のうち少なくともいずれか一方は、被記録媒体の搬送経路を側視して、当該搬送経路と段差無く接続することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1斜面及び前記第2斜面のうち少なくともいずれか一方は、被記録媒体の搬送経路と段差無く接続するので、被記録媒体の先端は引っ掛かり無く前記接触部を搬送経路から押し退けて進むことができる。
本発明の第4の態様は、被記録媒体に記録を行う記録装置であって、被記録媒体の搬送経路に、第1から第3の態様のいずれかに係る被記録媒体検出装置を備えていることを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第3の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 紙案内部材(案内面)から接触部が突出する様子を示す斜視図。 本発明に係る用紙検出装置の斜視図。 本発明に係る用紙検出装置の側面図。 本発明に係る用紙検出装置の正面図。
以下、図1〜図6を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで図1及び図2は本発明に係る記録装置の一例としてのインクジェットプリンター1の用紙搬送経路を示す側断面図、図3は紙案内部材45(案内面45d)から接触部26aが突出する様子を示す斜視図、図4は本発明に係る被記録媒体検出装置としての用紙検出装置28の斜視図、図5は同側面図、図6は同正面図である。
尚、以下では図1、図2、図5において中間ローラー24から排出駆動ローラー47に至る用紙搬送経路において同図左方向を用紙搬送経路の「下流側」と言い、同図右方向を用紙搬送経路の「上流側」と言うこととする。また、図1〜図6ではx−y−z座標系を示しており、この座標系によって各図間の方向が関連付けられている。尚、y方向は用紙搬送方向を示しており、x方向は用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)、z方向は装置高さ方向(重力方向)を示している。
図1においてインクジェットプリンター1は装置底部に用紙給送部2を備えており、この用紙給送部2から用紙Pを送り出し、用紙送りローラーユニット3にて湾曲反転させて記録ヘッド37の側へと給送し、記録を行う構成を備えている。尚、図1において破線R1はこのときの用紙Pの搬送ルート(通過軌跡)を示している。
またインクジェットプリンター1は用紙Pの第1面(おもて面)に記録を行った後、これをバックフィードして用紙送りローラーユニット3に送り込み、反転させ、第2面(うら面)を上にして再び記録ヘッド37の側へ搬送することができるように構成されている。即ち両面記録可能に構成されており、図2において破線R2はこのときの用紙Pの搬送ルート(通過軌跡)を示している。尚、図5では図1の破線R1と図2の破線R2とを同時に描いている。
符号4はプリンター機構部の上部に設けられるスキャナーユニットを示しており、インクジェットプリンター1はこのスキャナーユニット4にて読み込んだ原稿画像を下部のプリンター機構部により印刷出力が可能な、所謂複合機として構成されている。
以下、更に用紙搬送経路の構成について詳説する。用紙給送部2は用紙カセット11と、給送ローラー18と、を備えている。プリンター装置本体に対して着脱可能な用紙カセット11には図示を省略するエッジガイドが設けられており、このエッジガイドによって用紙カセット11に収容された用紙Pの側端位置および後端位置が規制されるようになっている。
用紙カセット11に収容された用紙Pの先端と対向する位置には分離斜面12が設けられており、給送ローラー18により送り出される用紙Pの先端が分離斜面12に摺接しつつ下流側へ給送されることで、給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとの予備的な分離が行われる。
給送ローラー18は、揺動軸20を中心にして図1及び図2の時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能な揺動部材19に軸支されており、且つ、図示しない駆動モーターの動力によって回転駆動されるように設けられている。給送ローラー18は、用紙給送時には用紙カセット11に収容された用紙Pの最上位のものに接して回転することにより、最上位の用紙Pを用紙カセット11から送り出す。
尚、用紙カセット11において給送ローラー18と対向する位置には摩擦パッド13が設けられており、給送ローラー18が用紙束に上方から圧接した際に、最下位の用紙Pが摩擦パッド13に向けて押圧されることにより、用紙束ごと送り出されないように用紙束を保持する機能を果たす。
用紙カセット11から上方に送り出された用紙Pは、用紙送りローラーユニット3に入る。この用紙送りローラーユニット3は、反転ローラー22と、リタードローラー23と、中間ローラー24と、ガイド部材25と、を備えている。
反転ローラー22は、用紙Pを湾曲反転させる経路の内側を形成する大径ローラーであり、本実施形態では用紙幅方向(図1及び図2の紙面表裏方向)において中心位置、即ち本実施形態に係るインクジェットプリンター1の給送基準位置に1つ、配置されている。反転ローラー22は、図示しない駆動モーターの動力により回転駆動されるよう設けられており、図1及び図2の時計回り方向に回転することにより、用紙Pを下流側へと搬送する。
リタードローラー23は所定の回転摩擦抵抗が付与された状態で反転ローラー22に対して圧接可能に設けられており、反転ローラー22との間で用紙Pをニップすることにより、給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとを分離する。
尚、この付近の用紙給送経路には図示を省略する用紙戻しレバーが設けられており、リタードローラー23によって進行が止められた次位以降の用紙Pは、この用紙戻しレバーによって用紙カセット11へと戻されるように構成されている。
中間ローラー24は自由回転可能なローラーであり、反転ローラー22との間で用紙Pをニップすることにより、反転ローラー22による用紙送りを補助する。ガイド部材25は、反転ローラー22と搬送駆動ローラー40との間に位置し、上側経路と、第1面に記録がおこなわれた用紙Pがバックフィードされる際に経由する下側経路とを形成する。
次に、中間ローラー24の下流側には、搬送駆動ローラー40と搬送従動ローラー41とを備えて構成された搬送手段が設けられている。搬送駆動ローラー40は、本実施形態では用紙幅方向に長い金属軸の表面に耐摩耗性粒子が付着されて成り、図示を省略する駆動モーターにより回転駆動される。搬送従動ローラー41は、本実施形態では樹脂材料により形成され、図3に示すように搬送駆動ローラー40の長手方向に沿って適宜の間隔を空けて複数配置される。
搬送従動ローラー41は、ローラー支持体としての紙案内部材30に自由回転可能に軸支されるとともに、搬送駆動ローラー40に対して圧接するよう設けられ、搬送駆動ローラー40との間で用紙Pをニップする。
搬送従動ローラー41を支持する紙案内部材30は、揺動軸30aを介してフレーム33に揺動可能に支持されるとともに、フレーム33と紙案内部材30との間で付勢力を発揮する引っ張りばね31により、搬送従動ローラー41が搬送駆動ローラー40に圧接する方向に付勢された状態に設けられる。
この紙案内部材30は、本実施形態では搬送駆動ローラー41の軸線方向に沿って複数(本実施形態では3つ)配置される。尚この紙案内部材30は、搬送従動ローラー41を軸支するほか、搬送駆動ローラー40の上流側から給送される用紙P及び下流側から給送される用紙Pを、搬送駆動ローラー40と搬送従動ローラー41とのニップ点に案内する機能を果たす。
尚、紙案内部材30と対向する位置には案内面45dが設けられており、この案内面45dと紙案内部材30とにより、搬送駆動ローラー40の上流側から給送される用紙Pを搬送駆動ローラー40と搬送従動ローラー41とのニップ点に案内する紙経路が形成される。そして搬送駆動ローラー40の上流側近傍には、用紙Pの通過を検出する用紙検出装置28が設けられているが、これについては後に詳述する。
次に、搬送駆動ローラー40の下流側には、インクジェット記録ヘッド37と、紙案内部材45とが上下に対向配置されている。インクジェット記録ヘッド37はキャリッジ36の底部に設けられ、このキャリッジ36は前後に配置されたフレーム33、34にガイドされながら、図示を省略する駆動モーターの動力を受けて主走査方向(図1及び図2の紙面表裏方向)に往復動するよう設けられる。尚、このキャリッジ36には図示を省略するンクカートリッジが収容される。
紙案内部材45においてインクジェット記録ヘッド37と対向する面には用紙搬送方向に延びるリブ45a、45b、45cが、用紙搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順で所定間隔で配置され、また各リブが主走査方向に適宜の間隔を置いて複数設けられている(主走査方向の配置は図示せず)。用紙Pは、これらリブにより支持され、インクジェット記録ヘッド37との距離が規定される。
次に、インクジェット記録ヘッド37と紙案内部材45とが対向する領域の下流側には用紙浮きを防止する補助ローラー46が設けられ、更にその下流側には第2搬送手段を構成する排出駆動ローラー47と排出従動ローラー48とが設けられている。排出駆動ローラー47はゴムローラーにより構成され、図示を省略する駆動モーターにより回転駆動される。排出従動ローラー48は排出駆動ローラー47に軽く弾接するよう設けられた拍車であり、排出駆動ローラー47との間で用紙Pをニップする。これらローラーにより、記録の行われた用紙Pは、図示を省略するスタッカへむけて排出される。
尚、搬送駆動ローラー40は正逆回転可能に構成されており、即ち用紙Pをインクジェット記録ヘッド37の側へ搬送する第1方向(図1及び図2において左方向:下流側方向)と、反転経路を有する用紙送りローラーユニット3の側へ搬送する第2方向(図1および図2において右方向:上流側方向)の双方向に用紙Pを搬送可能である。また排出駆動ローラー47についても同様に、正逆回転可能に構成されており、上記第1方向、第2方向いずれの方向にも用紙Pを搬送可能である。
以上がインクジェットプリンター1の用紙搬送経路の構成であり、以下、図3〜図6を参照しながら用紙検出装置28について詳述する。尚、図5は図1及び図2との比較において断面位置(x方向における)が若干異なるものであり、用紙検出装置28について説明の便宜上都合の良い位置で切断した断面図である。
用紙検出装置28は、図4〜図6に示すように用紙搬送経路において用紙と接触する接触部26aを備えるとともに揺動軸26gを中心に揺動可能に設けられた揺動部材26と、揺動部材26の揺動動作(姿勢)を検出する検出手段としての光学センサー27と、を備えて構成されている。
揺動部材26は、揺動軸26gから延びるアーム部26dと、その先端に形成された接触部26aと、アーム部26dとは反対側に延びるアーム部26eと、その先端に形成された被検出部26fと、のこれらが樹脂成形によって一体的に形成されている。
揺動軸26gは、図示を省略する軸受部により軸支されており、その軸中心線が、用紙搬送方向(y方向)と平行になるように設けられている。揺動軸26gにはコイルばね29のコイル部が挿入されており、このコイルばね29により揺動部材26が、接触部26aが用紙搬送経路に突出する方向に付勢された状態となっている。
アーム部26eの先端に設けられた被検出部26fは、揺動部材26の揺動動作により、光学センサー27に入り込んで当該センサー27の光軸を遮る位置(図6において仮想線で示す状態)と、光学センサー27から外れて前記光軸を開放する位置(図6において実線で示す)とを変位可能となっている。これにより光学センサー27と接続されたインクジェットプリンター1の制御部(図示せず)は、用紙の通過(用紙先端の通過或いは用紙後端の通過)を検出可能となっている。
用紙と接触する接触部26aは、図5に示すように上流側(図面右側)の第1斜面26bと、下流側(図面左側)の第2斜面26cと、を有し、x方向から見て山形の形状を成している。一方、紙案内部材45の案内面45dには図3に示すように窓穴45eが形成されており、接触部26aはこの窓穴45eの下から上に向かって突出することができる様に設けられている。尚、上方の紙案内部材30にも窓穴30bが設けられており、接触部26bの上端がこの窓穴30bの内側に入り込むことができるようになっている。
接触部26aは、用紙との非接触状態では図5及び図6の実線で示すように案内面45dの上に(用紙搬送経路に)突出しているが、上流側から下流側に向けて搬送される用紙先端が第1斜面26bと接してこれを押し退けることにより、或いは下流側から上流側に向けて搬送される用紙先端が第2斜面26cと接してこれを押し退けることにより、用紙搬送経路から退避できるようになっている(図5及び図6において符号26a’及び仮想線で示す)。
以上のように、用紙検出装置28において揺動部材26の揺動軸26gは、その軸中心線が用紙搬送方向(y方向)と平行になるように設けられていることから、接触部26aは、揺動部材26の揺動に際して用紙搬送方向(y方向)には殆ど変位しない(図5)。従って用紙搬送方向において接触部26aの変位領域を考慮する必要が無く、接触部26aを搬送駆動ローラー40により近い位置に配置することができる。その結果、用紙の頭出し位置のバラツキが防止され、記録精度の向上を図ることができる。
また本実施形態では、接触部26は、上流から下流に向かって搬送される用紙と、下流から上流に向かって搬送される用紙の両者に対応する斜面(第1斜面26b及び第2斜面26c)を備えているので、双方向の搬送に対応することができる。
更に本実施形態では、第1斜面26bは、その上流側の案内面45dと段差無く接続するので、用紙先端は引っ掛かりなく接触部26を搬送経路から押し退けて進むことができる。
尚、搬送従動ローラー41の回転中心位置は搬送駆動ローラー40の回転中心位置よりもやや下流側に配置されている。これにより用紙が下流側から上流側に向けて(図5において左側から右側に向けて)搬送される際、用紙先端は両ローラーのニップ点から、図5においてやや右斜め上方に向かう様になっている。そして第2斜面26cは、その様に搬送される用紙先端と当接する位置に配置されているので、用紙先端は引っ掛かりなく第2斜面26cに到達し、接触部26を搬送経路から押し退けて進むことができる。
本実施形態は以上の通りであるが、本発明は上記実施形態に限られず、種々の実施形態を採用可能であることは言うまでもない。
1 インクジェットプリンター、2 用紙給送部、3 用紙送りローラーユニット、4 スキャナーユニット、11 用紙カセット、12 分離斜面、13 摩擦パッド、18 給送ローラー、19 揺動部材、20 揺動軸、22 反転ローラー、23 リタードローラー、24 中間ローラー、25 ガイド部材、26 揺動部材、26a 接触部、26b 第1斜面、26c 第2斜面、26d、26e アーム部、26f 被検出部、26g 揺動軸、27 光学センサー、28 用紙検出装置、29 コイルばね、30 紙案内部材、31 引っ張りばね、33、34 フレーム、36 キャリッジ、37 インクジェット記録ヘッド、40 搬送駆動ローラー、41 搬送従動ローラー、45 紙案内部材、45a〜45c リブ、45d 案内面、45e 窓穴、46 補助ローラー、47 排出駆動ローラー、48 排出従動ローラー、P 記録用紙

Claims (1)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録媒体の搬送経路において前記記録ヘッドの上流側に設けられた、前記被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送経路において前記搬送手段の上流側近傍に設けられ、前記被記録媒体と接触する接触部を備えるとともに揺動軸を中心に揺動可能に設けられた揺動部材と、
    前記揺動部材の揺動を検出する検出手段と、
    前記被記録媒体が前記接触部と接触する位置の上側に設けられた、前記搬送経路を形成する上側案内部材と、
    前記被記録媒体が前記接触部と接触する位置の下側に設けられた、前記搬送経路を形成する下側案内部材と、を備え
    前記揺動軸が、前記被記録媒体の搬送方向に対して平行に配置され
    前記接触部が、前記搬送経路の上流側から下流側に向かって搬送される前記被記録媒体の先端と接する第1斜面と、前記搬送経路の下流側から上流側に向かって搬送される前記被記録媒体と接する第2斜面と、を備え、
    前記第1斜面及び前記第2斜面のうち少なくともいずれか一方は、前記搬送経路を側視して、当該搬送経路と段差無く接続し、
    前記接触部は、前記下側案内部材に形成された窓穴から前記搬送経路に突出するとともに、前記接触部の上端部が、前記被記録媒体と接触しない非接触状態において前記上側案内部材に形成された窓穴に入り込んでおり、
    前記接触部の上流側において前記被記録媒体の搬送経路が、前記上側案内部材と前記下側案内部材とによって、前記接触部に向かって狭められている、
    ことを特徴とする記録装置。
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