JP5479963B2 - 耐火電線の端末接続部収納キャップ - Google Patents

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本発明は、耐火電線の接続部を火災時などの高熱から保護するために使用される耐火電線の端末接続部収納キャップに関する。
ビルや地下街などの防災設備の電気配線として使用される耐火電線の端末接続部においては、耐火性能を満足させるため、(i)マイカテープなどの耐火テープを耐火電線の端末接続部上に重ね巻きする、(ii)耐火材料(セラミック)からなるキャップ内に端末接続部(圧着スリーブ)を挿入し、固定するなどの対策が採られている(例えば、特許文献1参照。)。後者の耐火キャップ内における圧着スリーブの固定は、耐火キャップ内への圧着スリーブの螺着またはストップワイヤによる圧着スリーブの係止による。
しかしながら、(i)の耐火テープを巻き付ける方法では、手間がかかるうえに、耐火性能にバラツキを生じやすいという問題がある。一方、(ii)の耐火キャップを使用する方法では、耐火キャップがセラミック製であるため、衝撃に弱い上に重量も大きくなるという問題がある。加えて、耐火キャップ内への圧着スリーブの固定を螺着で行ったものでは、螺着に時間がかかるうえに、圧着スリーブを電線端末に圧着する際に、圧着スリーブ自身の外形を変形させてしまい、耐火キャップ内への螺着が不可能になる問題がある。また、ストップワイヤにより固定するものの場合、一旦、耐火キャップ内に圧着スリーブが固定されると、その後、容易に取り外すことができず、再接続に支障をきたすおそれがある。
実開昭53−12587号公報
本発明は上記従来技術の課題に対処してなされたもので、バラツキのない安定した耐火性能を有し、収納した耐火電線の接続部を火災時などの高熱から確実に保護することができるとともに、一旦装着した後も容易に取り外すことができる耐火電線の端末接続部収納キャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、耐火電線の端末接続部を収納するキャップであって、開口端および閉鎖端を有し、前記開口端より前記耐火電線の端末接続部が挿入される、軟質マイカを接着剤で一体化してなる筒状体からなるキャップ本体と、前記キャップ本体に内装された、前記耐火電線の端末接続部を前記キャップ本体内に係止する係止部を有するストッパー部材とを備え、前記ストッパー部材の係止部は、前記キャップ本体の内周面側から、前記耐火電線の接続部の挿入方向と直交する面に対し前記開口端とは逆方向へ7度以上15度以下の傾きをもって突出する、厚さ0.1mm以上0.2mm以下のステンレス鋼板からなる少なくとも3片の突出片を有し、該突出片は前記キャップ本体の周方向にほぼ等しい間隔をおいて設けられており、前記突出片の弾性変形によって前記耐火電線の端末接続部が前記キャップ本体の前記突出片より閉鎖端寄りの空間に挿入されるように構成されていることを特徴とする耐火電線の端末接続部収納キャップである。
請求項に記載された発明は、請求項記載の耐火電線の端末接続部収納キャップにおいて、前記突出片は、厚さ0.1mm以上0.15mm以下のステンレス鋼板からなることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項1または2記載の耐火電線の端末接続部収納キャップにおいて、前記キャップ本体は、軟質マイカと接着剤とを混合し、加熱加圧成型することにより形成された筒状体からなることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1項記載の耐火電線の端末接続部収納キャップにおいて、前記開口端が防湿材でシールされていることを特徴とするものである。
本発明の耐火電線の端末接続部収納キャップによれば、バラツキのない安定した耐火性能を有する接続部を容易に形成することができ、かつ一旦装着した後も容易に接続部から取り外すことができる。
本発明の一実施形態に係る耐火電線の端末接続部収納キャップを示す断面図である。 図1に示す収納キャップにおける突出片を示す平面図である。 図1に示す収納キャップにおける突出片を示す平面図である。 図1に示す収納キャップの耐火電線の端末接続部に対する脱着方法を説明する図である。 図1に示す収納キャップの使用状態の一例を示す断面図である。 図1に示す収納キャップの使用状態の変形例を示す断面図である。 本発明の収納キャップが使用される耐火電線の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の耐火電線の端末接続部収納キャップの一実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の耐火電線の端末接続部収納キャップ(以下、単に収納キャップともいう)10は、一端が開口端11aとされ、他端が閉鎖端11bとされた円筒状の軟質マイカからなるキャップ本体11を備えている。このキャップ本体11には、耐火電線の端末接続部を構成する圧着スリーブ等の接続端子を収納する中空の収納部12が形成されている。
キャップ本体11は、軟質マイカと接着剤を混合し、この混合物を金型内に充填し、加熱加圧して一体化させることにより形成される。キャップ本体11は、また、軟質マイカにより成型後、公知の方法により接着剤を含浸させることにより形成することも可能である。接着剤としては、アルミナ系、シリカ系、ジルコニア/シリカ系など、軟質マイカ用接着剤として従来より知られている接着剤が使用される。キャップ本体11は、例えば、外径11mm以上24mm以下、高さ30mm以上40mm以下で、0.5mm以上2mm以下の厚みを有する。
なお、図示は省略したが、キャップ本体11は、円筒状に限らず、断面が多角形からなる角筒状や、断面が半円形からなる半円筒状などであってもよく、また、中空円錐状や中空角錐状など、外径が開口端11a側から閉鎖端11b側に向けて徐々に縮径するような形状であってもよい。要は、耐火電線の端末接続部が挿入可能な開口端11aを有し、その開口端11aより挿入された耐火電線の端末接続部を内部に収納できるような中空部12を有する形状であればよい。
キャップ本体11の中空部12には、この中空部12に嵌合する円筒部13と、その内周面に設けられた係止部14を有するストッパー部材15が内装されている。円筒部13の一端はキャップ本体11の閉鎖端11bの近傍にまで達している。また、係止部14は、図2に示すように、円筒部13の内周面から中心部に向けて突出する複数の(図面の例では3個)突出片16,16を有している。図2は、これらの突出片16を、キャップ本体11の開口端11a側から見た図で、複数の突出片16が周方向に略等しい間隔をおいて設けられている。各突出片16は、耐火電線の接続部の挿入方向Aと直交する面に対する角度θが5度以上20度以下、好ましくは10度以上15度以下となるように配置されている。
そして、ストッパー部材15の円筒部13および係止部14は、ステンレス鋼板で形成されており、そのうち、少なくとも係止部14の突出片16は、厚さ0.1mm以上0.2mm以下、好ましくは厚さ0.1mm以上0.15mm以下の、例えばSUS304(オーステナイト系)、SUS420(マルテンサイト系)等のステンレス鋼板で形成されている。
なお、図面の例では3個の突出片が設けられているが、2個、あるいは4個以上であってもよい。また、図3に示すように、隣接する突出片16の基部を連結した構造であってもよい。この場合、連結部16aおよび突出片16の基部は傾斜を有していてもよく、有していなくてもよい。
このように構成される収納キャップ10を耐火電線の接続部に装着するにあたっては、図4(a)に示すように、まず、複数の耐火電線20,20の端末に装着された接続端子21を、キャップ本体11の開口端11aから中空部12内に挿入する。接続端子21の先端が突出片16に達したところで、突出片16を押し上げるようにして接続端子21をさらに奥へ、つまり、閉鎖端11b側へと挿入する。突出片16は弾性を有するため閉鎖端11b側へ押圧され、その中心の隙間が接続端子21を挿通可能な大きさにまで拡開し、接続端子21が通過した後は、元の、中心に接続端子21が挿通できない大きさの隙間が形成された状態に戻る。これにより、耐火電線20の端末に装着された接続端子21はキャップ本体11内に係止される。すなわち、耐火電線20の端末接続部に耐火電線の端末接続部収納キャップ10が装着される。図4(b)は、接続端子21の挿入によって突出片16の中心の隙間が拡開して、接続端子21が通過しつつある状態を示した図である。また、図4(c)は、接続端子21が通過した後、突出片16が元の、中心に接続端子21が挿通できない大きさの隙間が形成された状態に戻った結果、接続端子21がキャップ本体11内に係止された状態を示した図である。
通常は、この状態、すなわち図4(c)に示す状態で耐火電線20の接続端子21がキャップ本体11から抜け落ちることはなく、耐火電線20の端末接続部は耐火電線の端末接続部収納キャップ10によって保護される。そして、再接続の際等、収納キャップ10を取り外す必要が生じた際は、図4(d)に示すように、挿入方向Aと反対の方向Bに接続端子21を引っ張ると、突出片16はその弾性によって開口端11a側へ引っ張られ、その中心の隙間が接続端子21を挿通可能な大きさにまで拡開し、接続端子21を引き抜くことができる。つまり、耐火電線20の端末接続部から収納キャップ10を取り外すことができる。接続端子21がその中心の隙間を通過した後は、突出片16は再び元の、図4(a)のような、中心に接続端子21が挿通できない大きさの隙間が形成された状態に戻る。
このように、本実施形態の耐火電線の端末接続部収納キャップ10は、耐火電線20の端末接続部(接続端子21)を開口端11aより挿入し、閉鎖端11bへ向けて押し込むようにするだけで容易に装着することができるとともに、収納キャップ10を取り外す必要が生じた際には、端末接続部(接続端子21)を引っ張り出すだけで容易に取り外すことができる。
また、本実施形態の耐火電線の端末接続部収納キャップ10においては、キャップ本体11が軟質マイカからなるため、軽量で、耐衝撃に優れるとともに、バラツキのない安定した耐火性能を有することができ、収納した耐火電線20の端末接続部を火災時などの高熱から確実に保護することができる。
なお、本実施形態においては、防湿性を高めるため、耐火電線の端末接続部収納キャップを装着する際、第5図に示すように、キャップ本体11の開口端11aを防湿材22でシールするようにしてもよい。防湿材としては、例えば、ブチルゴム・クロロプレンゴム、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などの耐熱性に優れた防湿コンパウンドの使用が好ましい。
本実施形態の耐火電線の端末接続部収納キャップ10は、例えば、図6に示すように、金属製の接続箱60内において耐火電線20の端末接続部(接続端子21)に装着されて使用される。図6は、接続箱60として丸型露出ボックスを使用した例を示している。
本実施形態の収納キャップ10は、図7に示すような、導体31上に耐火層32および絶縁体層33を設けた線心を1本乃至複数本集合し、その外周に耐熱性ポリエチレンなどのシース34を被覆したものなど、従来より知られる各種の耐火電線の端末接続部の収納に広く用いることができるが、なかでも、外径が1.2mm以上2mm未満または断面積が1.25mm以上8mmの導体を有する単心乃至4心の耐火電線の端末接続部の収納に特に適している。
次に、本発明の効果を確認するために行った実験およびその結果について記載する。
(実験1)
まず、本実施形態の耐火電線の端末接続部収納キャップの耐火性を評価する実験を行った。本実験では、突出片16の傾斜角θが10度の図1に示す耐火電線の端末接続部収納キャップ10を作製した。キャップ本体11およびストッパー部材15に使用した材料やサイズなどは以下の通りである。
キャップ本体:外径23mm、高さ40mm、肉厚0.65m;
軟質マイカ + シリコーン樹脂系接着剤
ストッパー部材:厚さ0.1mmのSUS304板
この収納キャップに、3本の導体断面積5.5mmの2心耐火電線の端末に装着した接続端子を挿入し、係止部14で係止させ、消防庁告示第10号に基づく耐火試験(840℃−30分間)を行った(No.1〜3)。また、比較のために、収納キャップ10に代えて外周にマイカテープを1/2ラップで5層巻き付けた端末接続部について、同様の耐火試験を行った(No.4〜6)。結果を表1に示す。
Figure 0005479963
表1から明らかなように、絶縁抵抗および絶縁耐力はいずれも消防庁告示第10号に規定する基準を満足するものであったが、従来のマイカテープを巻き付けたものでは、特性にバラツキが認められた。
(実験2)
次に、突出片16の傾斜角θを変化させたときの耐火電線の端末接続部収納キャップ10の端子保持力および再加工性(ストッパー部材15の突出片16の形状を変化させることなく耐火電線の引き抜きが可能であること)を評価する実験を行った。
本実験では、突出片16の傾斜角θが5、7、10、15または20度の図1に示す耐火電線の端末接続部収納キャップ10を作製した。また、比較のために、突出片16の傾斜角θを1、25、35、または40度とした以外は図1に示すものと同一構成の示す耐火電線の端末接続部収納キャップを作製した。キャップ本体11およびストッパー部材15に使用した材料やサイズなどは以下の通りである。
キャップ本体:外径23mm、高さ40mm、肉厚0.65m;
軟質マイカ + シリコーン樹脂系接着剤
ストッパー部材:厚さ0.1mmのSUS304板
これらの各収納キャップに、3本の導体断面積5.5mmの2心耐火電線の端末に装着した接続端子を挿入し、係止部で係止させた後、接続端子を収納キャップから引き抜く作業を繰り返し、下記の基準で端子保持力および再加工性を評価した(No.7〜15)。結果を表2に示す。
端子保持力: ○ 引き抜き力10N以上
△ 引き抜き力5N以上10N未満
× 引き抜き力5N未満
再加工性: ○ 3回以上引き抜き可能
△ 1〜2回引き抜き可能
× 引き抜き不能
Figure 0005479963
表2から明らかなように、突出片16の傾斜角θが5度以上20度以下の場合には、端子保持力および再加工性がともに実用レベルで良好であり、突出片16の傾斜角θが7度以上15度以下の場合には特に良好な特性を有していた。これに対し、突出片16の傾斜角θが5度未満、あるいは20度超であった場合には、端子保持力および再加工性のいずれかが不良であった。これらの結果から、良好な端子保持力および再加工性を得るためには、突出片16の傾斜角θは5度以上20度以下とする必要があり、7度以上15度以下であるとより好ましいことが確認された。
(実験3)
次に、突出片16の厚さを変化させたときの耐火電線の端末接続部収納キャップの端子保持力および再加工性(ストッパー部材15の突出片16の形状を変化させることなく耐火電線の引き抜きが可能であること)を評価する実験を行った。
本実験では、突出片16の厚さが0.10、0.15または0.20の図1に示す耐火電線の端末接続部収納キャップ10を作製した。また、比較のために、突出片16の厚さを0.05、0.07または0.30mmとした以外は図1に示すものと同一構成の示す耐火電線の端末接続部収納キャップを作製した。キャップ本体11およびストッパー部材15に使用した材料やサイズなどは以下の通りである。
キャップ本体:外径23mm、高さ40mm、肉厚0.65m;
軟質マイカ + シリコーン樹脂系接着剤
ストッパー部材:突出片の傾斜角θ 7または10度
これらの各収納キャップに、3本の導体断面積5.5mmの2心耐火電線の端末に装着した接続端子を挿入し、係止部で係止させた後、接続端子を収納キャップから引き抜く作業を繰り返し、実験2の場合と同じ基準で端子保持力および再加工性を評価した(No.16〜27)。結果を表3および4に示す。
Figure 0005479963
Figure 0005479963
表3および4から明らかなように、突出片16の厚さが0.10mm以上0.20mm以下の場合には、端子保持力および再加工性がともに良好であった。これに対し、突出片16の厚さが0.10mm未満、あるいは0.20度超であった場合には、端子保持力および再加工性のいずれかが不良であった。これらの結果から、良好な端子保持力および再加工性を得るためには、突出片16の厚さは0.10mm以上0.20mm以下とする必要があることが確認された。
(実験4)
次に、防湿材を用いた場合の本実施形態の耐火電線の端末接続部収納キャップの防湿性を評価する実験を行った。本実験では、実験1の場合と同様の、突出片16の傾斜角θが10度の図1に示す耐火電線の端末接続部収納キャップ10を作製した。
この収納キャップに、3本の導体断面積5.5mmの2心耐火電線の端末に装着した接続端子を挿入しを挿入し、係止部で係止させた後、収納キャップの開口端11aより防湿材を突出片16の基部まで充填した。防湿材には、ブチルゴムとクロロプレンゴムの混合ゴム(混合質量比1:1)を使用した。
この後、収納キャップを装着した接続端子部分を常温の水に浸漬し、5分後、30分後および60分後、収納キャップ内への浸水の有無を確認したが、60分後においても浸水は認められなかった。
また、比較のために、収納キャップに代えて外周にマイカテープを1/2ラップで5層巻き付けた端末接続部について、同様の浸水実験を行ったところ、5分後に既に浸水が確認された。
これらの結果から、本実施形態の収納キャップによれば、容易に防湿性を付与できることが確認された。
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されるものでないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範囲内で各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10…耐火電線の端末接続部収納キャップ、11…キャップ本体、11a…開口端、14…係止部、15…ストッパー部材、16…突出片、20…耐火電線、21…接続端子、22…防湿材。

Claims (4)

  1. 耐火電線の端末接続部を収納するキャップであって、
    開口端および閉鎖端を有し、前記開口端より前記耐火電線の端末接続部が挿入される、軟質マイカを接着剤で一体化してなる筒状体からなるキャップ本体と、前記キャップ本体に内装された、前記耐火電線の端末接続部を前記キャップ本体内に係止する係止部を有するストッパー部材とを備え、
    前記ストッパー部材の係止部は、前記キャップ本体の内周面側から、前記耐火電線の接続部の挿入方向と直交する面に対し前記開口端とは逆方向へ7度以上15度以下の傾きをもって突出する、厚さ0.1mm以上0.2mm以下のステンレス鋼板からなる少なくとも3片の突出片を有し、該突出片は前記キャップ本体の周方向にほぼ等しい間隔をおいて設けられており、前記突出片の弾性変形によって前記耐火電線の端末接続部が前記キャップ本体の前記突出片より閉鎖端寄りの空間に挿入されるように構成されていることを特徴とする耐火電線の端末接続部収納キャップ。
  2. 前記突出片は、厚さ0.1mm以上0.15mm以下のステンレス鋼板からなることを特徴とする請求項記載の耐火電線の端末接続部収納キャップ。
  3. 前記キャップ本体は、軟質マイカと接着剤とを混合し、加熱加圧成型することにより形成された筒状体からなることを特徴とする請求項1または2記載の耐火電線の端末接続部収納キャップ。
  4. 前記開口端が防湿材でシールされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の耐火電線の端末接続部収納キャップ。
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