JP5478762B1 - Led点灯用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高耐圧なスイッチング素子を用いることなく、350V以上の交流入力電圧においてスイッチング素子の損傷を確実に回避でき、LEDを良好に点灯することができるLED点灯用電源装置を提供する。
【解決手段】交流電源からの交流電圧が350V以上に設定され、電源回路9が、フライバックトランス4の一次側巻線4Aの両端に接続され、同時にON−OFFする2つのスイッチング素子10,11と、コンデンサ8と電源回路9との間に設けられ、交流電源投入時にスイッチング素子10,11へ供給される電圧の上昇を抑制するための電圧抑制回路12と、2つのスイッチング素子10,11のOFF時に2つのスイッチング素子10,11へ印加される電圧が耐電圧以下になるようにクランプするクランプ回路とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば高速道路や一般道路の路肩、あるいはトンネル内の壁に設置されて路面等を照らすLED照明装置に電力を供給してLEDを点灯するためのLED点灯用電源装置に関する。
上記LED照明装置は、消費電力に有利で、しかも長寿命であることから、近年において従来から設置されているナトリウムランプ、水銀灯、蛍光灯等の照明装置に代えて用いられるようになってきている。
従来から、上記のようなLED照明装置においては、100V〜265Vまでの範囲の任意の交流入力電圧を直流電圧へ変換してLEDを点灯するよう構成された電源装置が用いられている。
ところで、総延長の長いトンネルにおいては、照明やジェットファンの設置数が増加し、それに伴い消費電力が増加することになる。その結果、大きな電流がケーブルに流れることになる。この大電流を許容することができるように、ケーブル径を太くする必要がある。そこで、交流入力電圧を100V〜265Vから350V以上に高めることによって、電流を減少させるようにしている。その結果、ケーブル径を細くでき軽量化を図ることができる。
上記のような350V以上の交流電圧にも対応することができる電源装置として、高効率で高力率な回路構成のものを用いることができる。一例として、フライバックトランスの一次側に、交流電源からの交流を整流する整流回路と、該整流回路の出力端子間にノイズ成分を除去すべく接続されるコンデンサと、該コンデンサの出力側に並列接続される2つのスイッチング素子を有する電源回路とを備えた電源装置が既に提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。後述するように、例えば460Vの交流電圧が入力されると、一方のスイッチング素子に加わる電圧が最大で650(V)となり、900Vの耐圧を有する汎用のFETを用いて電源装置を実現することができる。
特開2007−267581号公報 特許第2548984号公報
しかしながら、電源装置では、AC350V以上が投入される交流電源投入時に、整流回路の出力端子間にノイズを除去すべく接続されたコンデンサで許容できないサージ電圧が発生する。このサージ電圧の発生に伴って、各スイッチング素子に印加される電圧が、スイッチング素子の耐圧(900V)よりも遥かに高い電圧(例えば1200V)に到達してしまうことがある。このようなスイッチング素子の耐圧よりも高い電圧が発生すると、上記特許文献1,2の回路に設けたコンデンサでは、スイッチング素子の耐圧を超えた分の電圧を良好に吸収することができない。なぜならば、特許文献1,2のコンデンサは、電源高調波電流の発生を抑制すべく小容量に設定されているからである。そのため、発生する高い電圧となったサージ電圧によって、前記コンデンサが瞬時に充電されてしまう。その結果、各スイッチング素子に印加される電圧が、耐圧(900V)よりも遥かに高い電圧(例えば1200V)に到達してしまう。その結果、2つのスイッチング素子を損傷してしまうことがあり、改善の余地があった。
また、前記電源装置では、電源投入後に2つのスイッチング素子がONからOFFする際に、スイッチング素子の耐圧を超える高電圧が一方のスイッチング素子に印加される。これは、スイッチング素子がONからOFFすることによって、フライバックトランスのフライバック電圧にスパイク電圧が重畳されて、高電圧(例えば1200V)となってしまうからである。この場合も、2つのスイッチング素子を損傷してしまうことがある。
因みに、上記回路に用いられる2つのスイッチング素子に、交流電源投入時及び交流電源投入後に印加される前記高電圧に耐え得る高耐圧なスイッチング素子を用いることが考えられるが、高耐圧なスイッチング素子は、特殊用途向けのみに市販されているため、非常に高価なものである。特に、トンネル内に多数の電源装置を設けなければならないLED点灯用電源装置においては、実施し難いものであった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、高耐圧なスイッチング素子を用いることなく、350V以上の交流入力電圧において交流電源投入時及び交流電源投入後に高電圧が印加された場合でも、スイッチング素子の損傷を確実に回避でき、LEDを良好に点灯することができるLED点灯用電源装置を提供する。
本発明のLED点灯用電源装置は、前述の課題解決のために、フライバックトランスの一次側に、交流電源からの交流を整流する整流回路と、該整流回路の出力端子間にノイズ成分を除去すべく接続されるコンデンサと、該コンデンサの出力側に接続される電源回路とを備え、前記フライバックトランスの二次側に、負荷であるLED照明装置に電力を供給する二次側直流出力回路を備えたLED点灯用電源装置であって、前記交流電源からの交流電圧が350V以上に設定され、前記電源回路が、フライバックトランスの一次側巻線の両端に接続され、同時にON−OFFする2つのスイッチング素子と、前記コンデンサと前記電源回路との間に設けられ、前記交流電源投入時に前記2つのスイッチング素子へ印加される電圧の上昇を抑制するための電圧抑制回路と、前記2つのスイッチング素子のOFF時に該2つのスイッチング素子へ印加される電圧が耐電圧以下になるようにクランプするクランプ回路と、を備え、前記クランプ回路は、前記電圧抑制回路に並列となるように接続された電圧抑制用のコンデンサと、該電圧抑制用のコンデンサに並列に接続され、該電圧抑制用のコンデンサに充電された電荷が放電されることを阻止するためのダイオードと、前記2つのスイッチング素子のOFF時に前記フライバックトランスの一次側巻線の両端がフローティングした状態において、マイナス端子側からプラス端子側へ電流を流すためのダイオードとを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、同時にON−OFFする2つのスイッチング素子を設けることによって、1つのスイッチング素子を設ける場合に比べて小さな耐圧のスイッチング素子を用いることができながらも、交流電源の投入時に発生するサージ電圧によって、スイッチング素子の両端の電圧が、スイッチング素子の耐圧よりも高くなることを電圧抑制回路で阻止することができる。よって、交流電源の投入時にサージ電圧が発生しても、スイッチング素子の耐圧を超える電圧に達することを、回避することができる。また、交流電源の投入時(過渡期)以外の時、つまり交流電源の投入後のスイッチング動作が安定動作状態である時において、スイッチング素子がONからOFFした時に、交流電源から供給される電源電圧にフライバックトランスのフライバック電圧にスパイク電圧が重畳された高電圧が発生する。この高電圧が一方のスイッチング素子に印加されてしまう。そこで、クランプ回路でクランプすることで、2つのスイッチング素子が損傷することを回避することができる。
また、本発明のLED点灯用電源装置は、前記2つのスイッチング素子が、FETからなっていることが好ましい。
また、本発明のLED点灯用電源装置は、前記電圧抑制回路が、前記コンデンサに並列となるように接続され、前記コンデンサよりも大きな静電容量を有する電圧抑制用コンデンサと、該電圧抑制用コンデンサに並列接続され、該電圧抑制用コンデンサに充電された電荷を放電する放電用抵抗と、前記電圧抑制用コンデンサに充電された電荷が正極側に放電されることを阻止するダイオードとを備える構成であってもよい。
上記構成にしておけば、交流電源投入に伴って、電圧抑制用コンデンサが充電を開始する。そして、充電が完了してからは、ダイオードによって、電荷の放出が阻止され、電源高調波電流の発生を抑制する。そして、交流電源からの交流電圧の供給がなくなったとき(電源をOFFにしたとき)に、電圧抑制用コンデンサが放電用抵抗により電荷の放出が行われ、次回の交流電源投入時に、電圧抑制用コンデンサの充電を確実に開始することができる。
また、本発明のLED点灯用電源装置は、前記電圧抑制回路が、前記コンデンサに並列となるように接続され、前記コンデンサよりも大きな静電容量を有する電圧抑制用コンデンサと、該電圧抑制用コンデンサに直列接続され、前記電圧抑制用コンデンサに充電された電荷を放電するための放電用抵抗と、該放電用抵抗に並列接続され、前記電圧抑制用コンデンサの正極側への放電を阻止するダイオードとを備えた構成であってもよい。
上記構成によれば、交流電源の投入に伴って、電圧抑制用コンデンサが充電を開始する。そして、充電が完了してからは、正極側への放電を阻止するダイオードによって、電荷の放出が阻止される。そして、交流電源からの交流電圧の供給がなくなったとき(例えば交流電源をOFFしたとき)に、抵抗を介して正極側へ電荷の放出が行われ、次回の交流電源投入時に、電圧抑制用コンデンサの充電を確実に開始することができる。
本発明によれば、交流電源の投入時にスイッチング素子へ印加される電圧の上昇を抑制するための電圧抑制回路を備えることによって、高耐圧なスイッチング素子を用いることなく、350V以上の交流入力電圧において交流電源投入時及び交流電源投入後に高電圧が印加された場合でも、スイッチング素子の損傷を確実に回避でき、LEDを良好に点灯することができるLED点灯用電源装置を提供することができる。
本発明のLED点灯用電源装置を示す概略図である。 (a),(b),(c)は電圧抑制回路の構成を示す構成図である。 (a),(b),(c)はクランプ回路の構成を示す構成図である。
図1に、本発明のLED点灯用電源装置1の概略図を示している。このLED点灯用電源装置1は、例えば高速道路や一般道路の路肩、あるいはトンネル内の壁に設置されて路面等を照らすLED照明装置に電力を供給してLED照明装置に備えているLED2を点灯するための装置である。
具体的には、LED点灯用電源装置1は、交流電源3からの交流を整流してトランス4の一次側巻線4Aに出力するための電源部5と、トランス4の二次側巻線4Bに電気的に絶縁された状態で接続され、かつ、LED2へ直流電力を供給するための二次側直流出力回路6とを備えている。
交流電源3は、350V以上の任意の交流電圧値に設定され、例えば460V又は415Vの値に設定されている。
電源部5は、交流電源3からの交流を整流する整流回路7と、整流回路7の正負の出力端子間にノイズ成分を除去すべく接続されるノイズ除去用のコンデンサ8と、コンデンサ8の出力側に接続される電源回路9とを備えている。
ノイズ除去用のコンデンサ8としては、電源高調波電流に影響を与えることがないように大きな容量のコンデンサを用いることができない。このため、電源高調波電流に影響を与えない程度の容量を有するコンデンサを用いている。コンデンサ8の容量は、例えば1μF未満の任意の容量に設定される。
電源回路9は、トランス4の一次側巻線4Aの両端に接続され、同時にON−OFFする2つのスイッチング素子10,11と、コンデンサ8と電源回路9との間に設けられ、交流電源の投入時にスイッチング素子10,11へ印加される電圧の上昇を抑制するための電圧抑制回路12とを備えている。
2つのスイッチング素子は、FET(電界効果トランジスタ)から構成されている。FETを用いることによって、BJT(バイポーラトランジスタ)に比べて電力効率の点で有利になるが、BJT(バイポーラトランジスタ)であってもよい。また、高耐圧で大電流に適しているIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)をスイッチング素子として用いることもできる。また、前述のように2つのスイッチング素子10,11は、同時にONし、ONしてから所定時間後に同時にOFFするように制御部(図示せず)により制御されている。
電圧抑制回路12が、図2(a)に示すように、コンデンサ8に並列となるように接続され、コンデンサ8よりも大きな静電容量(例えば、2.2μF)を有する電圧抑制用コンデンサ13と、電圧抑制用コンデンサ13に並列接続され、電圧抑制用コンデンサ13に充電された電荷を放電する放電用抵抗14と、電圧抑制用コンデンサ13に充電された電荷が正極側へ放電されることを阻止するためのダイオード15とを備えている。
トランス4は、フライバックトランスから構成され、2個のスイッチング素子10,11が共にONしている期間は、トランス4の一次側巻線4Aに鋸歯状の電流を流して一次側巻線4Aにエネルギーを蓄積する。そして、ON状態の2個のスイッチング素子10,11がOFFになると、一次側巻線4Aに蓄積されたエネルギーを二次側巻線4Bに電流として流し、直流電力を二次側直流出力回路6へ供給する。これら2個のスイッチング素子10,11のON時間とOFF時間との比率であるデューティ比を調整することによって、二次側に出力される出力電流を必要な値に安定させることができ、かつ、電源装置の入力電流が入力電圧と同相の正弦波電流が流れるようにすることができる。
二次側直流出力回路6は、電流の向きを制御する整流ダイオード16と、整流された直流電流を平滑化するための平滑用の電解コンデンサ17とを備えている。
また、一次側に設けた電源回路9には、交流電源投入後において、2つのスイッチング素子10,11への供給電圧が耐電圧以下になるようにクランプするクランプ回路18を更に備えている。
クランプ回路18は、図3(a)に示すように、構成されている。具体的には、電圧抑制回路12に並列となるように接続された電圧抑制用の第2コンデンサ19と、第2コンデンサ19に並列接続され、第2コンデンサ19に充電された電荷を放電する放電用の第2抵抗20と、第2コンデンサ19に充電された電荷が放電されることを阻止するための2個のダイオード21,22とを備えている。第2コンデンサ19に充電された電荷は、交流電源3からの交流電圧が断たれたときに(電源をOFFにしたときに)、放電される。従って、交流電源の投入後のスイッチング動作が安定動作状態である時において、スイッチング素子10,11がONからOFFした時に、フライバックトランスのフライバック電圧にスパイク電圧が重畳された高電圧が発生したとしても、この高電圧をクランプ回路18にてクランプすることによって、2つのスイッチング素子10,11が損傷することを回避することができる。また、2つのスイッチング素子10,11を設けることによって、1つのスイッチング素子を設ける場合に比べて、小さな耐圧のスイッチング素子を用いることができる。
ところで、2個のスイッチング素子10,11が共にOFFしているときに、トランス4の一次側巻線4Aの両端がフローティングした状態、つまり一方(図3(a)の上側)のスイッチング素子10とトランス4の一次側巻線4Aとの間の電位が、グランド電位以下になることがある。これを回避するために、マイナス端子側からプラス端子側へ電流を流すためのダイオード23をクランプ回路18に更に備えている。
上記のように構成されたLED点灯用電源装置1の動作を説明する。交流電源3が投入されると、交流電源3からの交流電流が整流回路7で整流される。整流された電圧のノイズ成分がコンデンサ8で除去され、コンデンサ8に並列に接続されたスイッチング素子10,11が同時にONする。これにより、トランス4の一次側巻線4Aへのエネルギーの蓄積を開始する。ところで、交流電源3の投入時にサージ電圧が発生すると、トランス4の両端に加わる電圧が、設定されている電圧よりも遥かに高い高電圧(スイッチング素子の耐圧を超える電圧)に達することになるが、本発明では、電圧抑制回路12により設定されている電圧を超えることを阻止することができる。このように設定されている電圧を超えることを電圧抑制回路12の図2(a)コンデンサ13で阻止することによって、スイッチング素子10,11が損傷することがなく、トランス4の二次側直流出力回路6へ良好な電力供給を行うことができる。前記一次側巻線4Aのエネルギー量が設定量になった時点でスイッチング素子10,11を同時にOFFする。これによって、一次側巻線4Aに蓄えられたエネルギーをトランス4の二次側巻線4Bに電流として流す。この電流によってLED2を点灯させることができる。交流電源3の投入時以外、つまり投入後において、スイッチング素子10,11をONからOFFした時に、フライバックトランスのフライバック電圧にスパイク電圧が重畳された高電圧が発生したとしても、この高電圧をクランプ回路18にてクランプすることによって、2つのスイッチング素子10,11への供給電圧が耐電圧以下にすることができ、スイッチング素子10,11へ耐電圧を超える電圧が加わることがない。これにより、スイッチング素子10,11が損傷することがなく、トランス4の二次側直流出力回路6へ良好な電力供給を行うことができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態の電圧抑制回路12を、図2(b)又は図2(c)に示すように構成してもよい。図2(b)の電圧抑制回路12は、コンデンサ8に並列となるように接続され、コンデンサ8よりも大きな静電容量を有する電圧抑制用コンデンサ24と、電圧抑制用コンデンサ24に直列接続され、電圧抑制用コンデンサ24に充電された電荷を放電するための放電用抵抗25と、この放電用抵抗25に並列接続され、電圧抑制用コンデンサ24の静電容量が正極側へ放電されるのを阻止するダイオード26とを備えている。放電用抵抗25の抵抗値は、電源高調波電流の発生を抑制出来る程度の抵抗値に設定されている。従って、交流電源投入時に、スイッチング素子10,11の両端に加わるノイズ電圧を電圧抑制用コンデンサ24で阻止することができ、スイッチング素子10,11の駆動を良好に行うことができる。また、図2(c)の電圧抑制回路12は、スイッチング素子10,11を駆動する電源電圧が設定電圧を超えたときにのみ所定時間ONするスイッチ27と、このスイッチ27のONによって電圧を下げるための電圧降下用の抵抗28とを備えている。
また、前記実施形態で示したクランプ回路18を、図3(b)又は図3(c)に示すように構成してもよい。図3(b)のクランプ回路18は、電圧抑制回路12に並列となるように接続された電圧抑制用の第2コンデンサ29と、第2コンデンサ29に直列に接続され、第2コンデンサ29を充電するための充電電流を制限するための第2電流制限抵抗30とを備えている。図3(b)においても、図3(a)に示したマイナス端子側からプラス端子側へ電流を流すためのダイオード23を備えている。図3(c)のクランプ回路18は、トランス4の一次側巻線4Aと、一次側巻線4Aの端部に直列に接続されるコンデンサ31とからなる直列LC共振回路から構成されている。図3(c)においても、図3(a)に示したマイナス端子側からプラス端子側へ電流を流すためのダイオード23を備えている。また、クランプ回路18としては、図3(a),(b),(c)に示すもの以外の構成であってもよい。
また、前記実施形態では、交流電源3の交流電圧が460Vと415Vの場合を示しているが、350V以上であれば、どのような電圧値に設定してもよいが、コストの安い汎用のFETを用いることを考慮するのであれば、350V〜500V以下の範囲の任意の値に設定することが好ましい。
1…LED点灯用電源装置、2…LED、3…交流電源、4…トランス、4A…一次側巻線、4B…二次側巻線、5…電源部、6…二次側直流出力回路、7…整流回路、8…コンデンサ、9…電源回路、10,11…スイッチング素子、12…電圧抑制回路、13…電圧抑制用コンデンサ、14…放電用抵抗、15…ダイオード、16…整流ダイオード、17…電解コンデンサ、18…クランプ回路、19…コンデンサ、20…抵抗、21,22,23…ダイオード、24…電圧抑制用コンデンサ、25…放電用抵抗、26…ダイオード、27…スイッチ、28…抵抗、29…コンデンサ、30…電流制限抵抗、31…コンデンサ

Claims (4)

  1. フライバックトランスの一次側に、交流電源からの交流を整流する整流回路と、該整流回路の出力端子間にノイズ成分を除去すべく接続されるコンデンサと、該コンデンサの出力側に接続される電源回路とを備え、前記フライバックトランスの二次側に、負荷であるLED照明装置に電力を供給する二次側直流出力回路を備えたLED点灯用電源装置であって、
    前記交流電源からの交流電圧が350V以上に設定され、前記電源回路が、フライバックトランスの一次側巻線の両端に接続され、同時にON−OFFする2つのスイッチング素子と、前記コンデンサと前記電源回路との間に設けられ、前記交流電源投入時に前記2つのスイッチング素子へ印加される電圧の上昇を抑制するための電圧抑制回路と、前記2つのスイッチング素子のOFF時に該2つのスイッチング素子へ印加される電圧が耐電圧以下になるようにクランプするクランプ回路と、を備え
    前記クランプ回路は、前記電圧抑制回路に並列となるように接続された電圧抑制用のコンデンサと、該電圧抑制用のコンデンサに並列に接続され、該電圧抑制用のコンデンサに充電された電荷が放電されることを阻止するためのダイオードと、前記2つのスイッチング素子のOFF時に前記フライバックトランスの一次側巻線の両端がフローティングした状態において、マイナス端子側からプラス端子側へ電流を流すためのダイオードとを備えていることを特徴とするLED点灯用電源装置。
  2. 前記2つのスイッチング素子が、FETからなることを特徴とする請求項1に記載のLED点灯用電源装置。
  3. 前記電圧抑制回路が、前記コンデンサに並列となるように接続され、前記コンデンサよりも大きな静電容量を有する電圧抑制用コンデンサと、該電圧抑制用コンデンサに並列接続され、該電圧抑制用コンデンサに充電された電荷を放電する放電用抵抗と、前記電圧抑制用コンデンサに充電された電荷が正極側に放電されることを阻止するダイオードとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のLED点灯用電源装置。
  4. 前記電圧抑制回路が、前記コンデンサに並列となるように接続され、前記コンデンサよりも大きな静電容量を有する電圧抑制用コンデンサと、該電圧抑制用コンデンサに直列接続され、該電圧抑制用コンデンサに充電された電荷を放電するための放電用抵抗と、該放電用抵抗に並列接続され、前記電圧抑制用コンデンサの正極側への放電を阻止するダイオードとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のLED点灯用電源装置。
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