JP5477012B2 - 電子回路ユニットの製造方法 - Google Patents
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Description
先ず、図2(A)に示されるように、スルーホール55及び固定用スルーホール56を有するプリント基板50が準備され、第1実装面51が上側を向く姿勢でハンダペーストpの印刷位置まで搬送される。
第1実装面51にハンダペーストp1が塗布されると、図2(C)に示されるように、ハンダペーストp1が塗布された取付予定位置に他の電子部品30が配置される。
このように第1実装面51の所定部位にハンダペーストp1が塗布され、取付予定位置に他の電子部品30が配置されると、この状態のプリント基板50がリフロー炉(図示省略)内で加熱(リフロー)され、他の電子部品30の第1実装面51へのハンダ付けが行われる。
第1リフロー工程においてリフロー処理されたプリント基板50は、その後、冷却される。この冷却により取付予定位置のハンダhが凝固し、他の電子部品30は、第1実装面51の回路等と当該ハンダhを介して電気的に接続されると共に当該ハンダhにより第1実装面51に対して固定される。一方、スルーホール55内では、第1リフロー工程において流入してきたハンダhが冷めて凝固する。同様に、固定用スルーホール56内では、第1リフロー工程において流入してきたハンダhが冷めて凝固する。このときスルーホール55及び固定用スルーホール56は、凝固したハンダhによって塞がれた状態となる(図3(A)参照)。
反転工程においてプリント基板50が第2実装面52を上に向けた姿勢になると、当該第2実装面52におけるスルーホール55及びその周囲と、固定用スルーホール56及びその周囲とにハンダペーストp2がそれぞれ塗布される。このとき、第1実装面51へのハンダペーストp1の塗布と同様に、所定部位に穴の設けられたマスク(図示省略)を用い、第2実装面52における所定部位(スルーホール55及びその周囲と、固定用スルーホール56及びその周囲)にハンダペーストp2を一定の厚さで塗布する。
第2実装面52にハンダペーストp2が塗布されると、当該第2実装面52上にコネクタ10が配置される。具体的には、図3(B)に示されるように、コネクタ10は、スルーホール55内で凝固したハンダh上に端子12の先端を載せると共に固定用スルーホール56内で凝固したハンダh上に固定用部材20の先端を載せるように、各端子12と固定用部材20とを脚にしてハウジング14が第2実装面52から浮いた状態で自立するように配置される。このようにコネクタ10が配置されることで、当該コネクタ10の自重が端子12の先端及び固定用部材20の先端からスルーホール55内で凝固しているハンダh及び固定用スルーホール56内で凝固しているハンダhにそれぞれ加わった状態となる。
このように第2実装面52にコネクタ10が配置されると、この状態のプリント基板50がリフロー炉(図示省略)内でリフローされ、コネクタ10の第2実装面52へのハンダ付けが行われる。具体的には、プリント基板50が第2実装面52を上に向けた姿勢で当該第2実装面52上にコネクタ10をその端子12と固定用部材20とを脚にして自立させた状態でリフローされる。このリフローによる熱でスルーホール55内及び固定用スルーホール56内で凝固していたハンダhが溶ける。このハンダh上に載っている端子12及び固定用部材20の先端から当該ハンダhに対してコネクタ10の自重がそれぞれ加わっているため、凝固していたハンダhが溶けて軟らかくなると、端子12及び固定用部材20の先端が当該ハンダh内に沈み込むようにしてスルーホール55及び固定用スルーホール56をそれぞれ降下する。この端子12及び固定用部材20のスルーホール55及び固定用スルーホール56の降下に伴い、第2実装面52から浮いた状態で配置されていたハウジング14は、その底面16aが第2実装面52に当接するまで降下する。これと共に、第2実装面52におけるスルーホール55及びその周囲と、固定用スルーホール56及びその周囲とに塗布されたハンダペーストp2は溶けてハンダhとなり、このハンダhがその表面張力によりスルーホール55及び固定用スルーホール56内にそれぞれ流入する。
第2リフロー工程でリフロー処理されたプリント基板50は冷却される。この冷却により、スルーホール55内のハンダhが凝固して端子12とスルーホール55とが当該ハンダhを介して電気的に接続されると共に端子12がスルーホール55に対して固定される一方、固定用スルーホール56内のハンダhがスルーホール55内のハンダhと同様に凝固し、固定用部材20が固定用スルーホール56に対して固定される。これにより、コネクタ10が第2実装面52に対して固定される。
10 コネクタ
12 コネクタ端子
14 絶縁ハウジング(コネクタハウジング)
16a 底面
20 固定用部材
30 電子部品(実装部品)
50 プリント基板
51 第1実装面
52 第2実装面
55 スルーホール
56 固定用スルーホール
h ハンダ
p1,p2 ハンダペースト
Claims (2)
- スルーホールを有するプリント基板と、このプリント基板上に実装される複数の実装部品とを有し、この複数の実装部品には、コネクタ端子と、前記プリント基板に実装されたときに当該プリント基板の実装面に接する底面を有し、この底面よりも前記実装面側に向けてその先端部が突出するように前記コネクタ端子を保持するコネクタハウジングとを備えるコネクタが含まれる電子回路ユニットを製造する方法であって、
前記プリント基板の一方の実装面である第1実装面において前記スルーホール及びその周囲にハンダペーストを塗布する第1印刷工程と、
前記コネクタ以外の他の実装部品の前記第1実装面における取付予定位置に当該他の実装部品を実装するためのハンダペーストを塗布する第2印刷工程と、
前記第2印刷工程でハンダペーストが塗布された第1実装面における前記取付予定位置に前記他の実装部品を配置する第1配置工程と、
前記第1印刷工程においてハンダペーストが塗布され且つ前記第1配置工程において前記他の実装部品が配置された状態のプリント基板を加熱することにより、前記第1印刷工程で塗布されたハンダペーストをハンダとして前記スルーホール内に流入させると共に前記第2印刷工程で塗布されたハンダペーストにより前記他の実装部品を前記第1実装面に固定する第1リフロー工程と、
前記第1リフロー工程の後、前記プリント基板における前記第1実装面と反対側を向く第2実装面において前記スルーホール及びその周囲にハンダペーストを塗布する第3印刷工程と、
前記第3印刷工程でハンダペーストを塗布された第2実装面を上に向けた姿勢のプリント基板の当該第2実装面上において、前記第1リフロー工程での加熱により流入したスルーホール内で冷めて凝固しているハンダ上に前記コネクタ端子の先端が載るように当該コネクタを配置する第2配置工程と、
前記第2配置工程において第2実装面上にコネクタが配置された状態のままで前記プリント基板を加熱することにより、前記凝固しているハンダを溶かしてその上に載せられていた前記コネクタ端子の先端をスルーホール内で降下させると共に第3印刷工程で塗布されたハンダペーストをハンダとして前記スルーホール内に流入させる第2リフロー工程と、を備え、
前記コネクタは、前記コネクタハウジングの底面よりも突出する前記コネクタ端子の先端の突出方向と同一方向に前記底面から突出する固定用部材を備え、この固定用部材は、前記第2配置工程において前記第2実装面上に当該コネクタを配置したときに、前記コネクタ端子と協働して前記底面を前記第2実装面に向け且つ当該第2実装面から浮かせた状態で前記コネクタハウジングを支持し、
前記プリント基板は、前記第2配置工程で前記第2実装面上にコネクタを配置したときに前記固定用部材に対応する位置に当該固定用部材が通過可能な内径を有する固定用スルーホールを備え、
前記第1印刷工程では、前記第1実装面における前記固定用スルーホール及びその周囲にもハンダペーストが塗布され、
前記第1リフロー工程では、当該第1リフロー工程での加熱により、前記第1実装面において前記スルーホール及びその周囲に塗布されたハンダペーストがハンダとして当該スルーホール内に流入すると共に前記固定用スルーホール及びその周囲に塗布されたハンダペーストがハンダとして当該固定用スルーホール内に流入し、
前記第3印刷工程では、前記第2実装面における前記固定用スルーホール及びその周囲にもハンダペーストが塗布され、
前記第2配置工程では、前記第1リフロー工程での加熱により流入したスルーホール内で冷めて凝固しているハンダ上に前記コネクタ端子の先端が載ると共に前記第1リフロー工程での加熱により流入した固定用スルーホール内で冷めて凝固しているハンダ上に前記固定用部材の先端が載るようにコネクタが配置され、
前記第2リフロー工程では、加熱により、前記スルーホール内で凝固しているハンダを溶かしてその上に載せられていた前記コネクタ端子の先端を前記スルーホール内で降下させると共に第3印刷工程で塗布されたハンダペーストをハンダとして前記スルーホール内に流入させ、且つ、前記固定用スルーホール内で凝固しているハンダを溶かしてその上に載せられていた前記固定用部材の先端を前記固定用スルーホール内で降下させると共に第3印刷工程で塗布されたハンダペーストをハンダとして前記固定用スルーホール内に流入させることを特徴とする電子回路ユニットの製造方法。 - 請求項1に記載の電子回路ユニットの製造方法において、
前記第1印刷工程と前記第2印刷工程とが同時に行われることを特徴とする電子回路ユニットの製造方法。
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JP2010011217A JP5477012B2 (ja) | 2010-01-21 | 2010-01-21 | 電子回路ユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP4900057B2 (ja) * | 2006-12-13 | 2012-03-21 | 株式会社デンソー | 電子装置 |
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