JP5474644B2 - サーバ接続方法、サーバ、および遠隔操作システム - Google Patents

サーバ接続方法、サーバ、および遠隔操作システム Download PDF

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Description

この発明は、サーバとそのサーバを利用したサーバ接続方法、およびネットワークを利用した遠隔操作システムに関する。
インターネット等のネットワークインフラの普及に伴って、ユーザが外出先からインターネットを介して機器を遠隔操作することが行われるようになってきている。このような遠隔操作を実現する技術は種々考案されているが、例えばインターネットに接続されている専用のサーバや、ルータ等を介して行われる(特許文献1参照)。
特開2008−118599号公報
機器を遠隔操作するためにはその機器の電源を遠隔操作によってオンにする必要があり、機器の起動を促す特殊なパケットが利用されることが多い。ところがインターネットを利用して通信する場合、セキュリティ確保の観点等から、機器とインターネットとを中継するルータ等によりパケットフィルタリングが行われ、起動を促す特殊なパケットの通過がブロックされてしまうことがある。ルータ等の設定を変更することによってそれらの特殊なパケットの通過を許可することができる場合もあるが、ネットワークに関する一定の知識が必要となり、必ずしも誰もが設定できるものとは言えない。また、起動を促す特殊なパケットの通過を許可する設定は、セキュリティ上好ましいものとは言えない。そのため、遠隔操作によって安全に機器を起動することのできる技術が求められている。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔操作によって安全に機器を起動することのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は遠隔操作システムである。このシステムは、サーバと、携帯電話通信網を介して前記サーバと接続可能な携帯電話にローカルに接続可能な情報端末装置とを含む。前記サーバは、前記情報端末装置の遠隔操作の要求を受信して当該要求の正当性を認証し、当該要求が正当な場合、携帯電話と接続して当該携帯電話を介して前記情報端末装置に起動を促すパケットを送信し、前記情報端末装置は、前記サーバが送信した起動を促すパケットの受信を契機として起動して前記サーバに接続する。
本発明の別の態様はサーバである。このサーバは、ネットワークを介してユーザから情報端末装置の遠隔操作の要求を受け付ける遠隔操作受付部と、データベースを検索して遠隔操作に利用可能な携帯電話の電話番号を取得する検索部と、前記検索部から取得した電話番号をもとに携帯電話通信網を介して遠隔操作に利用可能な携帯電話と接続し、当該携帯電話を介して当該携帯電話と接続可能な範囲内にある情報端末装置の起動を促すパケットを送信する起動指示部とを含む。
本発明のさらに別の態様はサーバと、携帯電話通信網を介して前記サーバと接続可能な携帯電話にローカルに接続可能な情報端末装置とを含むシステムにおけるサーバ接続方法ある。この方法は、前記サーバが前記情報端末装置の遠隔操作の要求を受信して当該要求の正当性を認証するステップと、当該要求が正当な場合、前記サーバが携帯電話と接続して当該携帯電話を介して前記情報端末装置に起動を促すパケットを送信するステップと、前記情報端末装置が、前記サーバが送信した起動を促すパケットの受信を契機として起動して前記サーバに接続するステップとを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、遠隔操作によって安全に機器を起動することのできる技術を提供することができる。
実施の形態に係る遠隔操作システムの概観を模式的に示した図である。 情報端末装置の内部回路の概略構成を示すブロック回路図である。 実施の形態に係るサーバとデータベースとの内部構成を模式的に示した図である。 実施の形態に係る情報端末装置の各機能を模式的に示した図である。 実施の形態に係る遠隔操作システムの処理の流れを説明するフローチャートである。 データベース内のユーザ情報データベースのデータ構造を模式的に示した図である。 遠隔操作端末装置におけるウェブブラウザ上に表示さるコンテンツ選択画面の一例を示した図である。 遠隔操作端末装置におけるウェブブラウザ上に表示さる携帯電話の選択画面の一例を示した図である。 遠隔操作端末装置におけるウェブブラウザ上に表示される情報端末装置の選択画面の一例を示した図である。 実施の形態に係る遠隔操作システムの別の態様の概観を模式的に示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る遠隔操作システム800の概観を模式的に示した図である。遠隔操作システム800は、ユーザの自宅のリビングルームなどに設置され、映画やゲーム等のコンテンツを再生することができる据置型ゲーム機等の情報端末装置100と、この情報端末装置100に、無線LAN(Wireless Local Area Network)もしくはWi−Fi機能によってローカルに接続可能な携帯電話200と、携帯電話通信網300と、インターネット400と、遠隔操作端末装置500と、サーバ600と、データベース700とを含む。以下、図1を用いて実施の形態の概要を述べる。
遠隔操作端末装置500は、インターネット400に接続可能なPC(Personal Computer)や携帯電話等である。(1)ユーザは遠隔操作端末装置500からインターネット400を介してサーバ600にアクセスする。サーバ600にはデータベース700が接続されており、サーバ600はデータベース700から携帯電話200の電話番号を検索して取得する。(2)サーバ600は携帯電話200の電話番号をもとに携帯電話通信網300を介して携帯電話200に接続する。
携帯電話200は、無線LAN(Local Area Network)を用いて情報端末装置100と接続可能である。携帯電話200は、ユーザの自宅のリビングルームなどに設置されたクレイドルに挿入され、常時、充電されつつ着信待受状態となっている。携帯電話200には、IEEE 802.11b/gの無線LANもしくはWi−Fi機能が搭載され、最大54Mbpsで、Wi−Fi対応機器である情報端末装置100との間で通信可能となっている。
「Wi−Fi」とは、無線LAN関連の業界団体Wi−Fi Allianceによって無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称で、WiFiなどとも表記される。通信規格であるIEEE 802.11シリーズ(IEEE 802.11a/IEEE 802.11b)を利用した無線機器間の相互接続性等について、Wi−Fi Allianceによって認定された機器には、Wi−Fiロゴの使用が許可されている。
携帯電話200に搭載された無線LANは、WPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応しており、このWPSに対応したWi−Fi対応機器(子機)であれば、ボタンを押す等の簡単な操作で設定可能となっている。
「WPS」とは、無線LAN機器の接続やセキュリティに関する設定を容易に行なうことができる機能で、Wi−Fi Allianceが規格として定めたものである。無線LANの接続や暗号化などに関する設定は項目数や選択肢が多く用語も難解なため、初心者にとっては困難が伴っていた。WPSに対応した機器同士は、多岐に渡る画面入力などを行なうことなく簡単な操作で設定を行なうことができる。WPSでは、無線LANアクセスポイントや無線LANルータが親機となり、パソコンやゲーム機などの接続したいWi−Fi対応機器(子機)にSSIDやWPAの設定などの設定情報を転送する。
具体的な転送方法としては、いくつかの方法があり、それぞれの機器にある専用のボタンを押すプッシュボタン方式、親機の発行する数桁の数字を子機に入力するPINコード方式、近距離無線通信のNFCを使って設定情報を送信するNFC方式、USBメモリに設定情報を記録して子機に転送するUSBメモリ方式などである。簡単に設定する機能は従来から各メーカーが提供してきたが、個々のメーカーが独自の方式を採用していたため、他メーカーの製品では使えないなどの問題があった。WPSが登場したことにより各社は製品のWPS対応を進めており、WPS対応機器でれば、メーカーの区別無く使えるようになってきている。
携帯電話200には、無線LANアクセスポイント(Wireless LAN Access Point)として機能するアクセスポイントモードを搭載している。無線LANアクセスポイントとは、無線LANにおいて端末を接続するために電波を中継する機器のことであり、インフラストラクチャモード(infrastructure mode)と呼ばれる通信方式によって、アクセスポイントを介した通信を行う。
無線LANアクセスポイントは、その機能によってブリッジタイプとルータタイプの2種類に大別される。ブリッジタイプは単純にデータ伝送の中継を行う機器であり、有線LANのハブに近い。他方ルータタイプは、ルーティングやNAT(Network Address Translation)といった機能を備えており、インターネットとプライベートネットワーク間といった異なるネットワークの中継に用いられる。
無線LANアクセスポイントによる接続には、個体の識別のためにESSIDと呼ばれるIDが割り当てられることが多い。その場合、無線LANアクセスポイントは、自身と同じESSIDを持つ端末としか通信の中継を行わない。これによって、無線LANアクセスポイントが近い場所に複数存在するオフィスのような環境でも、混信などの不必要な通信が防がれている。
そして、無線LANを搭載した携帯電話200をアクセスポイントモードに設定し、この携帯電話200を無線LANのアクセスポイント(親機)とすることで、情報端末装置100をWi−Fi対応機器(子機)としてローカルに接続可能となり、この情報端末装置100でインターネットや対戦ゲームなどを利用することができる。
(3)サーバ600は携帯電話200を介して情報端末装置100に起動を促すパケットを送信する。(4)情報端末装置100は起動を促すパケットの受信を契機としてWake On LANすることで起動し、オートパイロット機能を用いてサーバ600に自動的に接続する。(5)サーバ600に接続後、情報端末装置100はサーバ600からコンテンツ等をダウンロードする。
ここで「起動を促すパケット」とは、遠隔操作によってネットワーク機器の電源をオンにするために用いられる特殊なパケットであり、例えばマジックパケット(Magic Packet:商標)等が用いられる。
マジックパケットとしては、宛先アドレスがFF:FF:FF:FF:FF:FFすなわちブロードキャストアドレスに続けて、起動したいネットワーク機器のMACアドレスを16回繰り返したパケット・フォーマットが主に使われている。例えば、起動したいネットワーク機器のMACアドレスが EE:EE:EE:00:00:01 とした場合、
FF:FF:FF:FF:FF:FF EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01 EE:EE:EE:00:00:01
と、このようなパケットが送出される。
このようなパケットがネットワークの中継機器の一つであるL2スイッチ(layer 2 switch)に到達すると、先頭のブロードキャストアドレスに基づいて、ブロードキャストドメイン全体にパケットを転送し、最終的に起動したいネットワーク機器の電源状態が切り替えられ、装置の電源が投入される。
このようにマジックパケットとは、イーサネット(Ethernetは商標)フレーム中に特別なデータパターンが含まれるパケットのことで、使用されるプロトコルには全く制限が無い。そのため、マジックパケットを送信するアプリケーションがどのようなプロトコルを利用するかによって、TPC/IPを用いたネットワークに使用されるIPルータを越えられない事態が生じる。
マジックパケットがIPパケットの場合、マジックパケットを送信するアプリケーションがIPパケットとしてマジックパケットを送信する場合は、そのIPパケットがルーティング可能なものであればIPルータを越える事ができ、ルーティングが不可能であればIPルータを超えられずにマジックパケットはそこで消失してしまう。IPパケット以外のブロードキャスト、マルチキャスト宛のマジックパケットの場合はもちろんIPルータを越える事はできない。
図2は、情報端末装置100の内部回路の概略構成を示すブロック回路図である。情報端末装置100は、CPU(Central Processor Unit)102と、GPU(Graphic Processor Unit)104と、メインメモリ106と、組み込みストレージ108と、光ディスク再生プロセッサ110と、電源制御回路112と、無線LANモジュール114とを基本構成として含む。
CPU102は、ゲームや電子メール、ウェブブラウザ用のアプリケーション等の各種プログラムに基づいて、信号処理や内部構成要素を制御する。GPU104は、画像処理を行う。光ディスク再生プロセッサ110は、図示しない光ディスク再生部に挿入されたアプリケーションプログラムやマルチメディアデータが記録されているBD(Blu-ray Disc:商標)やDVD、CD等の光ディスクを再生する。メインメモリ106は、CPU102のワークエリアや光ディスクから読み出されたデータを一時的に格納するバッファとして機能する。電源制御回路112は、情報端末装置100を構成する各内部回路に電力を供給する電源(図示せず)を制御する。無線LANモジュール114は、情報端末装置100の外部と情報のやり取りを行う。
また、情報端末装置100は、USBポート116と、近距離無線通信ポート118と、メモリカードスロット120と、ビデオ出力ポート122とも含む。USBポート116は、外付けハードディスク等の周辺機器124との接続に利用される。近距離無線通信ポート118は、周辺機器124と無線で接続するほか、情報端末装置100のコントローラ126とも接続する。なお、コントローラ126はUSBポート116と接続することもできる。メモリカードスロット120は、情報端末装置100と着脱可能なメモリカード128と情報をやり取りする。また組み込みストレージ108は、例えば光ディスクから読み出されたアプリケーションプログラムやゲームのセーブデータを記憶、あるいはUSBポート116や近距離無線通信ポート118、メモリカードスロット120を介して取得した写真、動画、音楽等のデータ等を記憶する。
GPU104は、座標変換等の処理をするジオメトリトランスファエンジンの機能と、レンダリングプロセッサの機能とを有し、CPU102からの描画指示に従って描画し、描画された画像を図示しないフレームバッファに格納する。すなわち例えば、光ディスクに記録されている各種アプリケーションプログラムがゲームのように所謂3次元(3D)グラフィックを利用するものである場合、当該GPU104は、ジオメトリ演算処理により、3次元オブジェクトを構成するためのポリゴンの座標等を計算する。さらに、レンダリング処理により、この3次元オブジェクトを仮想的なカメラで撮影することにより得られる画像を生成するための計算、すなわち透視変換(3次元オブジェクトを構成する各ポリゴンの頂点を仮想的なカメラスクリーン上に投影した場合における座標値の計算など)を計算する。最終的に得られた画像データをフレームバッファ上へ書き込む。ビデオ出力ポート122は、GPU104の作成した画像に対応するビデオ信号を、テレビ等のモニタ130に出力する。
情報端末装置100のインタフェース132には、電源の投入や光ディスク取り出しのための操作部134や、電源のオン・オフ、各種デバイスのアクセス状況等を表示するためのLED136が含まれる。
これらの各部は、主にバスライン138介してそれぞれ相互に接続されている。また、以上の情報端末装置100の内部回路には、電源から駆動のための電力が供給される。なお、CPU102とGPU104は、専用バスで接続される。以上のような構成を有する情報端末装置100は電源が投入されると、図示しないマスクロムからメインメモリ106にオペレーティングシステムプログラムが読み出され、CPU102は、オペレーティングシステムプログラムを実行する。これにより、CPU102は、情報端末装置100の各部を統括的に制御する。
CPU102は、オペレーティングシステムプログラムを実行すると、まず動作確認等の初期化処理をする。続いて光ディスクに記録されているゲーム等のアプリケーションプログラムを読み出し、メインメモリ106にロードした後、そのゲームアプリケーションプログラムを実行する。このゲームアプリケーションプログラムの実行により、CPU102は、コントローラ126から受け付けたユーザの指示に応じて、GPU104等を制御し、画像の表示や効果音、楽音の発生を制御する。また、情報端末装置100の電源が遠隔操作によって投入された場合には、組み込みストレージ108に格納されているオートパイロットプログラムに基づいて自動処理を実行する。
図3は、実施の形態に係るサーバ600とデータベース700との内部構成を模式的に示した図である。サーバ600は、遠隔操作受付部602、認証部604、検索部606、起動指示部608、およびコンテンツ配信部610を含む。データベース700は、コンテンツデータベース702とユーザ情報データベース704とを含む。
遠隔操作受付部602は、インターネット400を介してユーザから情報端末装置100の遠隔操作の要求を受け付ける。遠隔操作受付部602はウェブサーバとして動作し、ユーザは遠隔操作端末装置500からHttps(Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer)等の安全な通信プロトコルで遠隔操作受付部602に接続する。
認証部604は、遠隔操作受付部602から取得したユーザ情報の正当性を検査する。ユーザ情報データベース704には、サーバ600に接続可能なユーザのユーザ名やパスワード等のユーザ情報が格納されており、認証部604はそのユーザ情報をもとに遠隔操作受付部602が取得したユーザ情報が正当なものかどうか認証する。ユーザ情報が正当な場合、認証部604はユーザ情報を検索部606に送信する。
検索部606は、認証部604から取得したユーザ情報をもとにユーザ情報データベース704を検索し、情報端末装置100の遠隔操作に利用可能な携帯電話200の電話番号を取得する。このため、ユーザ情報データベース704にはユーザ名と携帯電話200の電話番号とが対応づけられて格納されている。さらに、ユーザ情報データベース704には、ユーザの所有する情報端末装置100の台数とそれぞれを識別するための機器IDも、ユーザ名と対応づけられて格納されている。検索部606はユーザ情報データベース704に登録されている携帯電話200の電話番号および情報端末装置100のID番号を取得する。
遠隔操作受付部602は、認証部604を介して検索部606から携帯電話200の電話番号および情報端末装置100の情報を取得し、インターネット400を介してユーザに当該情報を提示する。遠隔操作受付部602は、ユーザが遠隔操作に利用するために選択した携帯電話200の電話番号と情報端末装置100のID番号を受け付ける。遠隔操作受付部602はさらに、ユーザから情報端末装置100にダウンロードすべきコンテンツの情報も取得する。
起動指示部608は、遠隔操作受付部602が取得したユーザからの選択結果を取得し、取得した電話番号をもとに携帯電話通信網300を介して遠隔操作に利用可能な携帯電話200と接続し、当該携帯電話200を介して当該携帯電話200と接続可能な範囲内にある情報端末装置100の起動を促すパケットを送信する。起動指示部608は、例えばモデム等を利用することにより、携帯電話通信網300への接続を実現する。
図4は、実施の形態に係る情報端末装置100の各機能を模式的に示した図である。情報端末装置100は、送受信部140、電源管理部142、自動実行部144、記憶部146、およびコンテンツ管理部148を含む。
送受信部140は、図2の無線LANモジュール114によって実現される。送受信部140は、情報端末装置100の電源がオフになっている場合、外部から情報端末装置100の起動を促すパケットを取得するための待機状態となっている。送受信部140は、携帯電話200を介してサーバ600の起動指示部608から情報端末装置100の起動を促すパケットを受信すると、当該パケットを電源管理部142に送信する。
電源管理部142は、図2における電源制御回路112の内部モジュールとして実現される。電源管理部142は、送受信部140から情報端末装置100の起動を促すパケットを受信すると情報端末装置100の電源をオンにする、いわゆる「Wake On LAN」の動作をする。
ここで、「Wake On LAN」とは、ネットワークを利用して遠隔から機器に特殊なパケットを送信し、当該機器の電源を投入したり機器をシャットダウンしたりする技術のことをいう。「Wake On LAN」に用いられるパケットにはいくつかの方式があり、例えば、前述したマジックパケット等の既知の技術を用いて、「Wake On LAN」を実現できる。これらのパケットを情報端末装置100に転送するために、携帯電話200は、サーバ600等の特定の発信源から発呼された通信であることを、予め登録された発信者番号通知(Caller ID)情報に基づいて識別し、所定の呼び出し回数(例えば、5回)を受けた時点で自動着信し、その後、パケット通信の準備を開始し、準備が完了するとサーバ600に通知するなど、一連の通信セッション確立動作を自動的に処理して、通信を開始する。そして、携帯電話200は、サーバ600との通信セッションを確立した後、携帯電話通信網300を介した通信セッション(通信経路)を確保し続ける。
前述したように、情報端末装置100の電源がオンとなると、図2におけるCPU102はオペレーティングシステムプログラムを実行することにより、情報端末装置100の各部を統括的に制御する状態となる。図4に示す自動実行部144は、記憶部146に格納されたプログラムをCPU102が実行することによって実現され、送受信部140を介してサーバ600に自動的にログインを試みる。なお、記憶部146は、図2における組み込みストレージ108によって実現される。
コンテンツ管理部148は、後述するサーバ600内のコンテンツ配信部610からコンテンツをダウンロードし、記憶部146に格納する。ダウンロードが完了すると、その旨を送受信部140を介してサーバ600内のコンテンツ配信部610および電源管理部142に通知する。電源管理部142は、ダウンロード完了の通知を受け取ると情報端末装置100の電源をオフにし、送受信部140は待機状態に移行する。
なお、送受信部140がサーバ600内の起動指示部608から情報端末装置100の起動を促すパケットを受信したときに既に情報端末装置100の電源がオンとなっている場合には、自動実行部144は送受信部140によるパケットの受信を契機として自動ログインを試みる。
情報端末装置100の構成は、ハードウエアコンポーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックのみを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には容易に理解されるところである。情報端末装置100の一例としては据置型のゲーム機があげられる。
図3に戻り、認証部604は情報端末装置100からの自動ログインの正当性を検証し、結果をコンテンツ配信部610に通知する。コンテンツ配信部610は、認証部604から取得した認証結果が正当である場合、遠隔操作受付部602から情報端末装置100に送信すべきコンテンツの情報を取得する。コンテンツ配信部610は、コンテンツが格納されているコンテンツデータベース702から情報端末装置100に送信すべきコンテンツを取得し、インターネット400を介して情報端末装置100にコンテンツを送信する。
コンテンツ配信部610は、情報端末装置100からダウンロード完了の通知を取得すると、その旨を遠隔操作受付部602に通知する。遠隔操作受付部602は、ユーザに対する課金等、遠隔操作に伴う一連の後処理を実行し遠隔操作端末装置500にダウンロードの完了を通知する。
サーバ600の構成は、ハードウエアコンポーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックのみを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には容易に理解されるところである。
図5は、実施の形態に係る遠隔操作システム800の処理や通信手順を時系列的に示すシーケンス図である。図5に示すシーケンス図においては、各部の処理や通信手順を、ステップを意味するS(Stepの頭文字)と数字の組み合わせによって表示する。また、Sと数字の組み合わせによって表示した処理で何らかの判断処理が実行され、その判断結果が肯定的であった場合は、Y(Yesの頭文字)を付加して、例えば、(S14のY)と表示し、逆にその判断結果が否定的であった場合は、N(Noの頭文字)を付加して、(S14のN)と表示する。本シーケンスにおける処理は、ユーザが遠隔操作端末装置500からサーバ600に遠隔操作の要求をしたときに開始する。
サーバ600内の遠隔操作受付部602は、インターネット400を介して遠隔操作端末装置500から情報端末装置100の遠隔操作の要求を受け付ける(S10)。認証部604は、遠隔操作受付部602から取得した遠隔操作要求の正当性を検査する(S12)。遠隔操作要求には、あらかじめサーバ600内のユーザ情報データベースに登録されているユーザIDとパスワードが含まれる。
図6は、データベース700内のユーザ情報データベース704のデータ構造を模式的に示した図である。ユーザ情報データベース704は、ユーザを一意に特定するためのユーザ名またはアカウント名がユーザIDとして格納される。このユーザIDと、パスワード、メールアドレス、ユーザの情報端末装置100と接続可能な携帯電話200の電話番号、および情報端末装置100のID番号とが対応づけられて格納されている。携帯電話200や情報端末装置100は複数登録することも可能である。携帯電話200または情報端末装置100が複数登録されている場合には、前回遠隔操作に利用された携帯電話200および情報端末装置100がそれぞれ「AP(Access Point)」および「CL(Client)」の文字で示されている。
サーバ600内の認証部604は、ユーザ情報データベース704を検索することにより、遠隔操作要求の正当性を検証することができる。認証結果が正当でない場合(S14のN)、認証部604はその旨を遠隔操作端末装置500に通知し、再度接続を促す。認証が成功した場合(S14のY)、検索部606はユーザ情報データベース704に登録されている携帯電話200の電話番号および情報端末装置100の情報を全て検索して取得する(S16)。
遠隔操作受付部602は、認証結果が正当である場合、認証部604を介して取得した検索部606から携帯電話200の電話番号および情報端末装置100の情報を、認証結果が正当でない場合その旨を、インターネット400を介して遠隔操作端末装置500に通知する(S18)。
認証が成功した場合(S20のY)、遠隔操作端末装置500において、ユーザは情報端末装置100にダウンロードすべきコンテンツを選択する(S22)。続いて遠隔操作を実行するためにアクセスポイントとして利用する携帯電話200を選択し(S24)、コンテンツをダウンロードする情報端末装置100を選択する(S26)。
図7は、遠隔操作端末装置500におけるウェブブラウザ上に表示されるコンテンツ選択画面502の一例を示した図である。コンテンツ選択画面502内には、ダウンロード可能なコンテンツが表示されており、ユーザは図示しないマウス等のユーザインタフェースを操作してポインタ508を操作しコンテンツを選択する。ユーザはコンテンツ選択画面502内の「さらに表示」(符号510)をクリックすることで、選択可能なコンテンツの一覧(図示せず)をさらに表示することが可能となる。コンテンツの選択を終了するときは「決定」(符号504)をクリックすると、選択結果がサーバ600内の遠隔操作受付部602に送信される。また、「中止」(符号506)をクリックすることで、ユーザはコンテンツの選択を中止することができる。
図8は、遠隔操作端末装置500におけるウェブブラウザ上に表示される携帯電話200の選択画面512の一例を示した図である。携帯電話200の選択画面512内には、アクセスポイントとして利用可能な携帯電話の電話番号が表示されている。また、前回遠隔操作に利用した携帯電話200にはその旨が示されている。なお、携帯電話200の選択画面512は、ユーザ情報データベース704に登録されている携帯電話200がひとつの場合には、省略することができる。また、アクセスポイントとして利用する携帯電話200の電話番号は、図示しないアクセスポイント管理画面を介して追加および削除をすることができる。
図9は、遠隔操作端末装置500におけるウェブブラウザ上に表示される情報端末装置100の選択画面514の一例を示した図である。情報端末装置100の選択画面514内には、コンテンツをダウンロードするための情報端末装置100が表示されている。また、前回コンテンツをダウンロードした情報端末装置100にはその旨が示されている。なお、携帯電話200の選択画面512と同様に、ユーザ情報データベース704に登録されている情報端末装置100がひとつの場合には、情報端末装置100の選択画面514は省略することができる。また、情報端末装置100は、図示しない情報端末装置管理画面を介して追加および削除をすることができる。
図8に示す携帯電話200の選択画面512および図9に示す情報端末装置100の選択画面514を用いることにより、ユーザが情報端末装置100や携帯電話200を複数所有していたとしても、遠隔操作に利用すべき複数の情報端末装置100と携帯電話200の組み合わせの中から、任意の組み合わせを選択することが可能となる。例えば、ユーザが複数の携帯電話200を保有している場合、ユーザの自宅で着信待受状態としている携帯電話200は常に同じものとは限らない。特に携帯電話200は持ち運びが容易であることから、情報端末装置100と接続可能な携帯電話200は変更されることが多く、遠隔操作要求の度に選択できることは有用である。
図5の説明に戻る。サーバ600内の遠隔操作受付部602は、インターネット400を介して遠隔操作端末装置500から遠隔操作に利用される携帯電話200の電話番号と情報端末装置100との選択結果、およびダウンロードすべきコンテンツの選択結果を受信する(S28)。サーバ600内の起動指示部608は、遠隔操作受付部602から取得した電話番号をもとに携帯電話通信網300を介して遠隔操作に利用可能な携帯電話200と接続し、当該携帯電話200を介して当該携帯電話200と接続可能な範囲内にある情報端末装置100の起動を指示する(S30)。具体的には、起動指示部608は、情報端末装置100の起動を促すパケットを送信する。携帯電話200は、携帯電話通信網300を介してサーバ600との通信セッション(通信経路)を確立し(S32)、起動を促すパケットを情報端末装置100に転送する(S34)。携帯電話200はその後、サーバ600との通信セッション(通信経路)を確保し続ける。
情報端末装置100内の電源管理部142は、送受信部140を介して情報端末装置100の起動を促すパケットを受信すると、情報端末装置100の電源をオンにすることを試みる。電源がオンとなって起動が成功した場合(S36のY)、情報端末装置100内の自動実行部144は、送受信部140を介してサーバ600に自動的にログインを試みる(S38)。起動が成功しない場合(S36のN)、送受信部140は待機状態のままとなる。
携帯電話200は、情報端末装置100からサーバ600へのログイン情報を中継してその情報をサーバ600に転送する(S40)。サーバ600内の認証部604は情報端末装置100からの自動ログインの正当性を検証することにより認証する(S42)。なお、本実施の形態において、起動指示部608による起動を促すパケットの送信(携帯電話通信網300を介した通信経路)パスと、自動実行部144の自動ログインに用いられるパス(携帯電話通信網300を介した通信経路)とが同一の通信セッションの過程で実行される場合は、自動ログインの認証ステップS42を省略することもできる。この場合、ユーザ情報データベース704へのアクセス等、認証に要する時間や計算コストを抑制できる点で有利である。特に、多数のユーザが自動ログインする場合、サーバにかかる負荷の軽減に有効である。
サーバ600内のコンテンツ配信部610は、認証部604から取得した認証結果が正当である場合(S44のY)、コンテンツデータベース702から情報端末装置100に送信すべきコンテンツを取得し(S46)、情報端末装置100にコンテンツを送信する。携帯電話200は、サーバ600から情報端末装置100へ送信されるコンテンツを中継して転送する(S48)。認証結果が不当である場合(S44のN)、コンテンツ配信部610は、情報端末装置100にコンテンツを送信しない。
情報端末装置100内のコンテンツ管理部148は、コンテンツ配信部610からのコンテンツのダウンロードが完了しない間(S50のN)ダウンロードを続行し、ダウンロードが完了すると(S50のY)、その旨をサーバ600内のコンテンツ配信部610に通知する(S52)。携帯電話200は、情報端末装置100からサーバ600への受信完了通知を中継してその情報をサーバ600に転送する(S54)。情報端末装置100内の電源管理部142もコンテンツ管理部148からダウンロード完了の通知を受信し、それを契機として情報端末装置100の電源をオフとする。こうして、送受信部140は待機モードへと移行する(S56)。これに伴い、携帯電話200は、通話を終了し、携帯電話通信網300を介したサーバ600との通信セッションを遮断する(S58)。
サーバ内の遠隔操作受付部602は、コンテンツ配信部610からダウンロード完了の通知を取得すると、ユーザに対する課金等、遠隔操作に伴う一連の後処理を実行する(S60)。その後、遠隔操作受付部602はユーザに自動ログインの成功の有無や、自動ログインが成功した場合にはコンテンツのダウンロードが完了した旨等を通知する(S62)。
遠隔操作端末装置500が、サーバ600内の遠隔操作受付部602からの通知を受信するか、あるいは遠隔操作要求の認証が成功しない場合(S20のN)と、本フローチャートにおける処理は終了する。
以上の構成による動作は以下のとおりである。ユーザは、携帯電話や自宅以外の場所にあるPC(遠隔操作端末装置500)からサーバ600にアクセスし、ダウンロードしたいコンテンツ、ダウンロード先の情報端末装置100、およびアクセスポイントとして利用する携帯電話200を選択する。サーバ600は、携帯電話通信網300を介してユーザの選択した情報端末装置100に起動を促すパケットを送信し、情報端末装置100を起動する。情報端末装置100はサーバ600に自動ログインして、サーバ600から所望のコンテンツをダウンロードする。
以上説明したとおり、実施の形態によればルータやプロキシではなく携帯電話通信網300を介して起動を促すパケットを送信することにより、既存のWAN(Wide Area Network)経由で遠隔起動する際に問題となるルータやプロキシが起動を促すパケットをブロックしてしまうことを回避できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下そのような変形例を説明する。
上記の説明では、サーバ600内の起動指示部608による起動を促すパケットの送信パスと、情報端末装置100内の自動実行部144の自動ログインに用いられるパスとがともに携帯電話通信網300を含む場合について説明したが、自動ログインに用いられるパスは携帯電話通信網300を含まないパスであってもよい。以下、この場合について説明する。
図10は、実施の形態に係る遠隔操作システム800の別の態様の概観を模式的に示した図である。図1と図10とは、図10においてはアクセスポイント900が存在する点で異なる。本例においては、情報端末装置100がサーバ600から起動を促すパケットを受信して起動すると、情報端末装置100内の自動実行部144は携帯電話200を介さずに、インターネット400へ接続可能なアクセスポイント900を介してサーバ600に接続する。
情報端末装置100からサーバ600に接続するパスを携帯電話通信網300ではなく既存のインターネット400のみを利用すると、携帯電話通信網300の利用に要するコストと比較して既存のインターネット400の利用コストの方が低い場合には、接続に要するコストを抑制できる点で有利である。特に、コンテンツのデータサイズが大きい場合には、サーバ600から情報端末装置100にコンテンツをダウンロードする際に利用コストの低いパスを利用することにより、通信に要するコストの抑制の効果が大きくなる。また、携帯電話通信網300を利用したパスと既存のインターネット400のパスとのふたつのパスによるいわゆる冗長構成となるため、通信の信頼性を向上させうる点で有利である。
上記の説明では、情報端末装置100はゲームや映画等のコンテンツを再生する装置である場合について主に説明したが、起動を促すパケットの受信を契機として起動できる装置であればどのようなものでもよい。例えば、テレビ放送コンテンツを録画したDVR(Digital Video Recorder)やテレビチューナ、写真や音楽、ビデを、ドキュメントなどのコンテンツを格納したホームサーバ、ペットの監視カメラなどであってもよい。ユーザはサーバ600を介してこれらの装置を起動し、そこに格納されているコンテンツやカメラの映像などを遠隔操作端末装置500から観察することが可能となる。
上記の説明では、遠隔操作端末装置500がサーバ600および携帯電話200を介して情報端末装置100を起動する場合について説明したが、遠隔操作端末装置500が直接携帯電話200を介して情報端末装置100を起動するようにしてもよい。この場合、遠隔操作端末装置500は例えば携帯電話であり、当該携帯電話から情報端末装置100に接続可能な携帯電話200に接続して情報端末装置100を遠隔操作するようにする。情報端末装置100からユーザの手元にある携帯電話に映像や音楽等の各種ファイルを送信することが可能となり、情報端末装置100をいわばホームサーバとして利用できる点で有利である。
上記の説明では、情報端末装置100が、当該情報端末装置100とローカルに接続する携帯電話200によって携帯電話通信網300を介してサーバ600から起動を促すパケットを受信する場合について説明したが、携帯電話通信網300と接続する装置は携帯電話200には限らない。例えば、携帯電話200に替えて、携帯電話通信網300とアクセス可能なモジュールを搭載した携帯型ゲーム機を用いてもよい。
100 情報端末装置、 140 送受信部、 142 電源管理部、 144 自動実行部、 146 記憶部、 148 コンテンツ管理部、 200 携帯電話、 300 携帯電話通信網、 400 インターネット、 500 遠隔操作端末装置、 600 サーバ、 602 遠隔操作受付部、 604 認証部、 606 検索部、 608 起動指示部、 610 コンテンツ配信部、 700 データベース、 702 コンテンツデータベース、 704 ユーザ情報データベース、 800 遠隔操作システム、 900 アクセスポイント。

Claims (7)

  1. サーバと、
    携帯電話通信網を介して前記サーバと接続可能な携帯電話にローカルに接続可能な情報端末装置とを含むシステムであって、
    前記サーバは、前記情報端末装置の遠隔操作の要求を受信して当該要求の正当性を認証し、当該要求が正当な場合、携帯電話と接続して当該携帯電話を介して前記情報端末装置に起動を促すパケットを送信し、
    前記情報端末装置は、前記サーバが送信した起動を促すパケットの受信を契機として起動して前記サーバに接続することを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 前記情報端末装置は、携帯電話を介して前記サーバが送信した起動を促すパケットの受信を契機として起動した後、当該携帯電話を介して前記サーバに接続することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記情報端末装置は、携帯電話を介して前記サーバが送信した起動を促すパケットの受信を契機として起動した後、当該携帯電話の属する携帯電話通信網とは異なるインターネット網を介して前記サーバに接続することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. ネットワークを介してユーザから情報端末装置の遠隔操作の要求を受け付ける遠隔操作受付部と、
    データベースを検索して遠隔操作に利用可能な携帯電話の電話番号を取得する検索部と、
    前記検索部から取得した電話番号をもとに携帯電話通信網を介して遠隔操作に利用可能な携帯電話と接続し、当該携帯電話を介して当該携帯電話と接続可能な範囲内にある情報端末装置の起動を促すパケットを送信する起動指示部とを含むことを特徴とするサーバ。
  5. 前記遠隔操作受付部は、前記検索部が検索した電話番号および情報端末装置をユーザに提示し、コンテンツ配信に利用する携帯電話の番号および情報端末装置についてのユーザの選択を受信することを特徴とする請求項4に記載のサーバ。
  6. サーバと、
    携帯電話通信網を介して前記サーバと接続可能な携帯電話にローカルに接続可能な情報端末装置とを含むシステムにおけるサーバ接続方法あって、
    前記サーバが前記情報端末装置の遠隔操作の要求を受信して当該要求の正当性を認証するステップと、
    当該要求が正当な場合、前記サーバが携帯電話と接続して当該携帯電話を介して前記情報端末装置に起動を促すパケットを送信するステップと、
    前記情報端末装置が、前記サーバが送信した起動を促すパケットの受信を契機として起動して前記サーバに接続することを特徴とするサーバ接続方法。
  7. ネットワークを介してユーザから情報端末装置の遠隔操作の要求を受け付ける機能と、
    データベースを検索して遠隔操作に利用可能な携帯電話の電話番号を取得する機能と、
    取得した電話番号をもとに携帯電話通信網を介して遠隔操作に利用可能な携帯電話と接続し、当該携帯電話を介して当該携帯電話と接続可能な範囲内にある情報端末装置の起動を促すパケットを送信する機能とをコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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