JP5473380B2 - 凹凸模様を有する伸縮性経編地 - Google Patents

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Description

本発明は、下着あるいは外衣等に好適に使用し得る凹凸模様を有する伸縮性経編地に関するものである。
ガードル、ブラジャー、ショーツ等の女性用下着やボディスーツ、水着、レオタード等のスポーツウエアその他の衣料において、伸縮性を有するレース編地等の経編地が使用されることが多い。
伸縮性経編地は、地編の基本組織を、鎖編糸と挿入糸によるサテン編、プレーンコード編、デンビ編、チュール編あるいはメッシュ調の編組織にして、必要に応じてポリウレタン繊維等のスパンデックス糸その他の伸縮性糸を挿入して編成するか、あるいは、編目形成して編成することにより、編地全体に伸縮性を付与し、これに柄筬による通常のレース柄等を一体的に構成するか、あるいは、ジャカードガイド筬による厚地、薄地、穴地等の変化による所謂ジャカードレース柄を一体に構成したものが一般的である。
従来のジャカードレース編地等の伸縮性経編地は、伸縮性糸が編地全体に挿入されて、編地全体がほぼ一様な伸縮パワーや伸長性を有するものであり、この編地を使用して作ったガードルやブラジャー等の衣類を着用した場合に、フィット性はある程度はよいものの、部分的に大きい伸縮パワーや伸長性を持つものではなく、体型に応じた体型補整機能が十分には得られないものであった。
このため、従来は、部分的に大きい伸縮パワーや伸長性を持たせて体型補整機能を発揮させるために、別の伸縮性生地を当て布等として縫製していた。しかしながら、別の伸縮性生地を当て布にして部分的に伸縮パワーを大きくしたり小さくしたりした衣料は、当て布が存在する部分と存在しない部分との境界部に、厚みの違いによる段差があらわれ、それがアウターウエアの外側からも視覚でき、外観的体裁を著しく低下させるという問題があった。また縫合部が硬くなって肌触りが悪くなり、着用者に不快感を与えるという問題があった。
そのため、近年、経編による伸縮性生地において、当て布を使用することなく、部分的に伸縮パワーや伸長性を高めることが提案されている。
例えば、特許文献1には、非伸縮性糸と2種以上の伸縮性糸とを交編することにより、部分的に高い伸縮性を有する部分と低い伸縮性を有する部分とを、切り替え部を有しないように連続させて編成することが提案されている。
しかしながら、前記提案の場合、高伸縮性部分および低伸縮性部分が編立ての方向、すなわち経編の場合は編目方向(経方向)に直線状をなしているもので、体型補整機能も直線的なものに限られ、充分な機能を発揮できないものであった。
また、特許文献2には、非伸縮性糸と伸縮性糸とにより経編編成されるレース編地等の編地において、伸縮パワーの強弱の要求に応じて、地編の表側にあらわれる編組織を切り替えて、組織の変化により、緊迫力(伸縮パワー)の強い部分を形成し、この伸縮パワーの強い部分をカーブさせたパターン形状とすることが提案されている。
さらに、特許文献3には、経編編成により、地編組織において伸縮性糸が挿入されるか又は編み込まれてなる伸縮性経編地において、編地緯方向における糸の伸縮パワーや伸長性等の特性の変化と、編組織の変化との組合せにより、伸縮パワー及び伸長性の少なくとも一方を適宜変化させ、伸縮パワー及び/又は伸長性を異にする複数の領域を設けた伸縮性経編地が提案されている。
特公平7−116663号公報 特開平12−8203号公報 特許第3817690号公報
本発明は、編組織を変えて伸縮パワー及び/又は伸長性を変化させた従来の伸縮性経編地とは異なり、柄筬で、太さ及び/又は伸長性の異なる柄糸を挿入して凹凸変化を形成することにより、伸縮パワー及び/又は伸長性を変化させた領域を複数設けた凹凸模様を有する伸縮性経編地を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、以下のとおりである。
1.柄筬がジャガード筬の前に配置された経編機により編成された伸縮性経編地であって、柄筬該経編地の地編を構成する鎖編糸及び挿入糸とは異なる太さ及び/又は伸長性を有する柄糸を挿入することにより該経編地の少なくとも1の面に該挿入された柄糸で帯状の凸部を形成することによって凹凸模様を形成するとともに、該凸部の伸縮パワー及び/又は伸長性を該地編のものに比べて高めたことを特徴とする前記経編地。
2.前記柄糸が、ナイロン糸、ポリエステル糸、レーヨン糸、綿糸及びポリウレタン糸から選ばれ1種又は2種以上である、前記1に記載の経編地。
本発明の凹凸模様を有する伸縮性経編地は、従来の伸縮性経編地に比べ、身体へのフィット性が改善され、体型に応じた補整機能を確実かつ十分に発揮させることができる。また、伸縮パワー及び/又は伸長性の変化領域の設定、伸縮パワーの強弱、伸長性の大小の設定及び変更等が容易であり、かつ、その変化を多様化することができる。
本発明について、以下に詳細に説明する。
従来の伸縮性経編地は、伸縮パワー及び/又は伸長性に関する機能を変化させるために、編組織の変化によっているが、それとは異なり、本発明の伸縮性経編地は、柄筬で、太さ及び/又は伸長性の異なる柄糸を挿入して凹凸変化を形成することにより、伸縮パワー及び/又は伸長性を変化させた領域が複数設けられていることを特徴とする。
本発明の凹凸模様を有する伸縮性経編地は、柄筬がジャカード筬の前に配置された経編機を使用し、太さや性質の異なる柄糸を挿入して、編地の表裏に凹凸変化を形成することにより、伸縮パワー及び/又は伸長性を変化させた領域が複数設けられている編地である。
本発明の凹凸模様を有する伸縮性経編地においては、伸縮パワー及び/又は伸長性に関する機能の異なる部分が立体的に表現されているという点で、平面的に表現されている従来の伸縮性経編地とは明確に異なる。
本発明の凹凸模様を有する伸縮性経編地において、編地の表裏に形成される凹部及び凸部は、それぞれ帯条に配置されていることが好ましく、凹部と凸部の幅や間隔は、編地の用途及び目的、例えば、体型や補整機能等により適宜変えることができる。また、伸縮パワー及び/又は伸長性の変化は、挿入される柄糸の種類、特性、太さ、本数あるいはこれらの組み合わせ、形成される凹部と凸部の幅や間隔等を、目的あるいは用途に応じて適宜選択することにより、多様化することができる。
本発明において、柄筬によって挿入される柄糸は、特に限定されるものではないが、ナイロン糸、ポリエステル糸、レーヨン糸、綿糸及びポリウレタン糸から選ばれた1種又は2種以上であることが好ましい。
本発明において、前記の伸縮パワー及び/又は伸長性を異にする複数の領域のうち、伸縮パワーの大きい領域を、衣料に使用した場合において体型に応じた補整機能を発揮するように設定しておくことも容易に可能である。これにより、衣料での使用において、体型補整機能を良好に発揮できるものになる。
また、伸縮パワー及び/又は伸長性を異にする複数の領域のうち、伸長性の大きい領域を、衣料に使用した場合の形態に体型において体型の膨らみ部分に対応する部位に設定しておくこともできる。これにより、衣料に使用した場合の体型に対する適応性を高めることができる。
例えば、柄糸を、編地緯方向における所要の領域個所で糸の太さ及び本数の少なくとも一方を変えて編成することにより、伸縮パワー及び/又は伸長性を変化させることができる。また、例えば、伸縮パワーが要求される部分には、柄糸として伸縮パワーの大きい太い糸を、また伸縮パワーをそれほど必要としない部分には、柄糸として伸縮パワーの小さい細い糸を使用する。
これにより、編地緯方向の所要の領域個所で伸縮パワーを変化させ、伸縮パワーの強い部分と弱い部分を作ることができる。また、同じ太さの糸であっても、挿入する糸本数を変化させて伸縮パワーを変化させることもできる。また、これら糸の太さと糸本数との組み合わせにより、経緯の少なくとも1方向の伸縮パワーに差をつけることもでき、多様な伸縮パワーを得ることができる。同様に、伸長性を異にする伸縮性糸を使用することにより、編地の伸長性も変化させることができる。
本発明の凹凸模様を有する伸縮性経編地を編成するためには、公知のジャカード筬を備えた経編機を用いることができ、好ましくは、柄筬がジャカード筬の前に配置された経編機を使用して、挿入される柄糸の種類、太さ、本数、形成される凹部と凸部の幅や間隔等を適宜選択することにより、伸縮パワーの強弱や伸長性の大小を変えることができるので、身体へのフィット性、体型に応じた補整機能が効果的に発揮される。

Claims (2)

  1. 柄筬がジャガード筬の前に配置された経編機により編成された伸縮性経編地であって、該柄筬に、該経編地の地編を構成する鎖編糸及び挿入糸とは異なる太さ及び/又は伸長性を有する柄糸を挿入することにより該経編地の少なくとも1の面に該挿入された柄糸で帯状の凸部を形成することによって凹凸模様を形成するとともに、該凸部の伸縮パワー及び/又は伸長性を該地編のものに比べて高めたことを特徴とする前記経編地。但し、ダブルラッシェル編機によって編成された筒状編成物を除く。
  2. 前記柄糸が、ナイロン糸、ポリエステル糸、レーヨン糸、綿糸及びポリウレタン糸から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1に記載の経編地。
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