JP5472026B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車支援装置に関し、特に自車両後方の映像を表示する駐車支援装置に関する。
自車両後方の映像を表示することにより、車両を駐車枠に駐車させる際に運転者の運転を支援する装置が提案されている。例えば、特許文献1には、最大操舵角に固定したままで後退した場合に予想される案内軌跡を表示する装置が開示されている。特許文献1の装置は、センサによって取得した周辺情報と自車位置とを表示画面に表示する。特許文献1の装置は、画面上で自車シンボルに案内軌跡を一体として表示して、駐車スペース内に案内軌跡が収まったところが後退開始位置となるよう画面内に表示する。さらに、特許文献1の装置は、実際の操舵輪の操舵角に応じて形状が変化する予想軌跡を併せて表示して、予想軌跡と案内軌跡を重ねることで、ステアリング操作のガイドも可能としている。
特開2001−213253号公報
しかしながら、上記のような技術においても、ドライバーの駐車時の運転を支援する機能については十分ではなく、改善の余地があった。
本発明は、このような実情を考慮してなされたものであり、その目的は、より有効な駐車支援を行うことが可能な駐車支援装置を提供することにある。
本発明は、自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、表示ユニットは、自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な複数種類の軌跡を含む表示を自車両後方の映像に重ねて表示する駐車支援装置である。
この構成によれば、自車両後方の映像を表示する表示ユニットは、自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な複数種類の軌跡を含む表示を自車両後方の映像に重ねて表示する。このため、運転者にとっては、舵角等が異なる複数の軌跡が選択肢となる。そのため、例えば、最大舵角で自車両を後退させることにより駐車枠内に自車両を駐車させることが可能な地点を通り過ぎてしまったような場合でも、舵角等が異なる複数の軌跡を選択することにより、後退開始位置のばらつきを吸収して、自車両を駐車枠内に駐車させることが容易となる。
この場合、表示ユニットは、自車両が現在位置する地点から後方に曲線部分が伸び、曲線部分の後端部から直線部分が伸びる軌跡を表示し、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度に応じて、曲線部分の長さを変更して表示することが好適である。
この構成によれば、表示ユニットは、自車両が現在位置する地点から後方に曲線部分が伸び、曲線部分の後端部から直線部分が伸びる軌跡を表示し、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度に応じて、曲線部分の長さを変更して表示する。このため、運転者は、自車両を旋回させつつ後退させる操作と、その後に自車両の舵角を0にして後退させる操作とを行えば自車両を駐車枠に駐車させることができるため、自車両を駐車枠内に駐車させることがさらに容易となる。また、運転者は、自車両が現在位置する地点から自車両を旋回させつつ後退させ、自車両と駐車枠との方向が平行となる位置で自車両を操舵角0で後退させる操作のための目安を直感的に把握し易くなる。
また、表示ユニットは、自車両が現在位置する地点から曲線部分と自車両が駐車する駐車枠の前後方向とが平行になる地点まで曲線部分が延び、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と直線部分とが平行である軌跡を表示することが好適である。
この構成によれば、表示ユニットは、自車両が現在位置する地点から曲線部分と自車両が駐車する駐車枠の前後方向とが平行になる地点まで曲線部分が延び、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と直線部分とが平行である軌跡を表示する。このため、運転者は、表示される軌跡の曲線部分が直線部分に変わる位置で操舵角を0にして自車両を後退させれば、自車両を駐車枠に平行にすることができるため、自車両を駐車枠内に駐車させることがさらに容易となる。
また、表示ユニットは、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度に応じて自車両の舵角を変更させたときの軌跡を表示することが好適である。
この構成によれば、表示ユニットは、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度に応じて自車両の舵角を変更させたときの軌跡を表示する。このため、駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が様々に変動しても、駐車枠と軌跡とが重なりやすくなり、運転者が後退時の自車両の軌跡を把握し易くなる。また、運転者は、駐車時に自車両を駐車枠へと後退させる前に自車両を前進させつつ旋回させ、駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度を自由に調節して、駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度に応じて舵角が変更された軌跡を見ながら、駐車枠と軌跡とが見易く、駐車枠への駐車が容易な後退開始位置に自車両を移動させ易くなる。
この場合、表示ユニットは、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が大きいほど自車両の舵角を大きくさせたときの軌跡を表示することが好適である。
この構成によれば、表示ユニットは、自車両が駐車する駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が大きいほど自車両の舵角を大きくさせたときの軌跡を表示する。このため、駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が大きいときでも、駐車枠と軌跡とが重なりやすくなり、運転者が後退時の自車両の軌跡を把握し易くなる。また、駐車枠の前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が大きいときでも、運転者は駐車枠と軌跡とが見易く、駐車枠への駐車が容易な後退開始位置に自車両を移動させ易くなる。
また、本発明は、自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、表示ユニットは、自車両後方の映像内に自車両が駐車する駐車枠が表示される時点に応じて、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡を自車両後方の映像に重ねて表示する駐車支援装置である。
この構成によれば、自車両後方の映像を表示する表示ユニットは、自車両後方の映像内に自車両が駐車する駐車枠が表示される時点に応じて、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡を自車両後方の映像に重ねて表示する。このため、例えば、自車両の運転者は、駐車枠が表示されていないにも関わらず後退した場合に辿る軌跡が表示されるような装置に比べて、自車両の後退開始位置を把握しやすく、自車両を駐車枠内に駐車させることが容易となる。
この場合、表示ユニットは、自車両後方の映像内に自車両が駐車する駐車枠が表示される時点以降に、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡を自車両後方の映像に重ねて表示することが好適である。
この構成によれば、自車両後方の映像を表示する表示ユニットは、自車両後方の映像内に自車両が駐車する駐車枠が表示される時点に応じて、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡を自車両後方の映像に重ねて表示する。このため、自車両の運転者は、駐車枠が表示されていないにも関わらず後退した場合に辿る軌跡が表示される装置に比べて、自車両の後退開始位置を把握しやすく、自車両を駐車枠内に駐車させることが容易となる。
また、表示ユニットは、自車両の後退時に、自車両の操舵角に応じて自車両が辿る一種類の軌跡を表示することが好適である。
この構成によれば、表示ユニットは、自車両の後退時に、自車両の操舵角に応じて自車両が辿る一種類の軌跡を表示する。このため、運転者は自車両の後退時に自車両の操舵角に応じた自車両の軌跡を直感的に把握し易い。特に、前進時及び停止時のいずれかのときに、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な複数の軌跡を含む表示が表示されていた場合は、それらの複数の軌跡により生じた遊びを吸収することができ、自車両を正確に駐車枠内に駐車させることが容易となる。
また、表示ユニットは、自車両の前進時における操舵方向とは逆方向の操舵方向で後退した場合の軌跡を表示することが好適である。
この構成によれば、自車両の前進時における操舵方向とは逆方向の操舵方向で後退した場合の軌跡を表示する。これにより、通常最も多く行われる駐車方法について、左右のいずれの方向の軌跡を表示させるかを運転者が選択する必要がなくなり、駐車時の操作がさらに容易となる。
本発明の駐車支援装置によれば、より有効な駐車支援を行うことが可能となる。
実施形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る駐車支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態の駐車支援装置を搭載した車両が駐車枠に駐車する際の一連の動作及び軌跡を示す平面図である。 実施形態の駐車支援装置を搭載した車両の駐車場に進入時の態様を示す平面図である。 実施形態の駐車支援装置のディスプレイに表示される軌跡を仮想的に平面に示した図である。 実施形態の駐車支援装置のディスプレイに表示される駐車枠の映像を仮想的に平面に示した図である。 実施形態の駐車支援装置のディスプレイに重畳して表示される駐車枠の映像と軌跡とを仮想的に平面に示した図である。 駐車場に進入時に左旋回しつつ前進した場合においてディスプレイに重畳して表示される駐車枠の映像と軌跡とを仮想的に平面に示した図である。 駐車枠の方向が駐車場の進入路に対して90°をなす場合における軌跡の描画方法を示す平面図である。 駐車枠の方向が駐車場の進入路に対して90°をなさない場合における軌跡の描画方法を示す平面図である。 実施形態の駐車支援装置のディスプレイに重畳して表示される駐車枠の映像と所定範囲の舵角による軌跡の範囲とを仮想的に平面に示した図である。 図11の表示の別の例を示した図である。 進行角と描画される軌跡の舵角の最大舵角に対する比率との関係を示すグラフである。 図3における時刻T1〜T4における自車両の位置を示した平面図である。 図14の時刻T1より前に実施形態の駐車支援装置のディスプレイに実際に表示される駐車枠の映像を示す図である。 図14の時刻T1において実施形態の駐車支援装置のディスプレイに実際に表示される駐車枠の映像と軌跡とを示す図である。 図14の時刻T2において実施形態の駐車支援装置のディスプレイに実際に表示される駐車枠の映像と軌跡とを示す図である。 図14の時刻T3において実施形態の駐車支援装置のディスプレイに実際に表示される駐車枠の映像と軌跡とを示す図である。 図14の時刻T4において実施形態の駐車支援装置のディスプレイに実際に表示される駐車枠の映像と軌跡とを示す図である。 描画される軌跡が進行角に応じて変化しない場合の状況を示す平面図である。 描画される軌跡が進行角に応じて変化する場合の状況を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る駐車支援装置について説明する。本実施形態の駐車支援装置10は、支援スイッチ11、舵角センサ12、ヨーレートセンサ13、車速センサ14、トランスミッションシフト位置センサ15、GPS16、後方カメラ17、レーザレーダ18、ソナー19、ECU20、ディスプレイ31、スピーカ32、アクセルアクチュエータ41、ブレーキアクチュエータ42及びステアリングアクチュエータ43を備えている。
支援スイッチ11は、運転者の操作によりディスプレイ31に後方カメラ17が撮像した自車両後方の映像を表示するためのスイッチである。後述するように、本実施形態では、運転者の操作により支援スイッチ11がONとされた後、自車両が後退した場合の走行軌跡や走行軌跡領域をディスプレイ31の自車両後方の映像に重畳して表示される。なお、支援スイッチ11は、運転者により操作されることにより、自車両後方の画像のみを表示することが可能となっている。
舵角センサ12は、自車両の前後方向に対する前輪タイヤの角度である舵角を検出するセンサである。ヨーレートセンサ13は、自車両のヨーレートをジャイロセンサ等により検出するセンサである。車速センサ14は、自車両の車輪の回転速度を検出することにより、自車両の車速を検出するセンサである。トランスミッションシフト位置センサ15は、自車両のトランスミッションのシフト位置が前進「D」、後退「R」といったいずれの位置にあるかを検出するセンサである。
GPS(Global Positioning System)16は、例えば、GPS衛生からの信号を受信することにより、自車両の測位を行うためのものである。なお、本実施形態においては、GPS16は必須の構成ではない。
後方カメラ17は、自車両の後方の映像を撮像するカメラである。レーザレーダ18及びソナー19は、本実施形態においては必須ではないが、それぞれ自車両の周辺の障害物や駐車枠等を認識するためのものである。
ECU(electronic Control Unit)20は、自車両全体の制御を行うためのものである。ECU20は、描画演算部21、データベース22及び走行制御部23を有している。描画演算部21は、支援スイッチ11、舵角センサ12、ヨーレートセンサ13、車速センサ14、トランスミッションシフト位置センサ15、GPS16、後方カメラ17、レーザレーダ18及びソナー19からの信号と、データベース22に記憶された情報とに基づいて、自車両が後退した場合の走行軌跡領域を自車両後方の映像に重畳して描画するための装置である。
データベース22は、自車両の旋回半径等の旋回特性、自車両の全長、全幅、全高等の寸法等に関する情報を記憶するためのものである。また、データベースには、駐車場ごとに、走路の進行方向と駐車枠の前後方向とがなす角度等の駐車枠についての情報が記憶される。
走行制御部23は、本実施形態においては必須ではないが、支援スイッチ11、舵角センサ12、ヨーレートセンサ13、車速センサ14、トランスミッションシフト位置センサ15、GPS16、後方カメラ17、レーザレーダ18及びソナー19からの信号と、データベース22に記憶された情報とに基づいて、アクセルアクチュエータ41、ブレーキ42及びステアリングアクチュエータ43を駆動することにより、運転者の運転操作に介入し、駐車支援を行うためのものである。
ディスプレイ31は、後方カメラ17により撮像された自車両後方の映像を表示する。また、ディスプレイ31は、自車両が後退した場合の走行軌跡(後輪の軌跡)や走行軌跡範囲を自車両後方の映像に重畳して表示する。ディスプレイ22は、駐車支援用として独立した液晶ディスプレイ等とできる。あるいはディスプレイ22は、ナビゲーションシステム用のディスプレイと兼用としても良い。スピーカ32は、音声により運転者に対して駐車支援を行うためのものである。
アクセルアクチュエータ41、ブレーキ42及びステアリングアクチュエータ43は、本実施形態においては必須ではないが、ECU20の走行制御部23からの指令信号に従ってそれぞれアクセル操作、ブレーキ操作及びステアリング操作を運転者の運転操作に介入して行うためのものである。あるいは、アクセルアクチュエータ41、ブレーキ42及びステアリングアクチュエータ43は、それぞれアクセルペダル、ブレーキペダル及びステアリングホイールに反力やハプティック技術による触感を与えることにより、運転者の運転操作に介入するものでも良い。
以下、本実施形態の駐車支援装置10の動作について説明する。まず、図2及び図3を参照して、動作の概略について説明する。図3に示すように、本実施形態の駐車支援装置10を搭載した自車両VMが駐車場の走路を走行している状況を想定する。図3の例では、駐車場の走路方向と駐車枠Pの前後方向とは90°をなし、他車両VOも停車している。ここで、図2に示すように、自車両VMの運転者により支援スイッチ11がONとされる(S11)。このとき、後方カメラ17による自車両VM後方の映像がディスプレイ31に表示される。
ディスプレイ31の表示を視た運転者の操作により、自車両VMは、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向との角度を少なくするため、駐車場の走路方向との角度である進行角θを増大させるように旋回しつつ前進し、軌跡L1を通る。この場合の軌跡L1は運転者の操作に応じて自由であり、自車両VMは種々の進行角θの軌跡L1を通る。このとき、駐車支援装置10の描画演算部21は、後述するような処理を行い(S12〜S14)、そのときの自車両VMの操舵角とは関係なく、一定舵角による軌跡あるいは所定範囲の一定舵角による軌跡の範囲を後方カメラ17による自車両VM後方の映像に重畳してディスプレイ31に表示する(S15)。
ディスプレイ31の表示を目安として視た運転者の操作により、自車両VMは切返し点TP1に到達した後に停車する。このとき、駐車支援装置10の描画演算部21は、トランスミッションのシフト位置が後退「R」の位置になったことをトランスミッションシフト位置センサ15等により検知すると(S16)、そのときの自車両VMの操舵角に対応した一種類の軌跡L2及び駐車枠Pの前後方向に平行な軌跡L3を後方映像に重畳してディスプレイ31に表示する(S17)。ディスプレイ31の表示を視た運転者の操作により、自車両VMは軌跡L1とは逆方向に旋回しつつ後退し、軌跡L2を通る。自車両VMが切返し点TP2に到達すると、ディスプレイ31の表示を視た運転者の操作により、自車両VMは操舵角0°で後退し、軌跡L3を通る。最後に、自車両VMは駐車枠P内に駐車する。
以下、各動作について詳述する。図4に示すように、自車両VMが駐車場の走路の両側に駐車枠が設置されている駐車場に入庫する場合は、支援スイッチ11がONとされた後(S11)、駐車支援装置10のECU20の描画演算部21は、自車両VMの進行角θを進行角θ=0に初期化する(S12)。描画演算部21は、舵角センサ12、ヨーレートセンサ13、車速センサ14あるいはGPS16及びデータベース22に記憶されている情報とから、自車両VMの前後方向が駐車場の走路の方向となす角度である進行角θの大きさと方向とを取得する(S13)。
この場合、進行角θの取得は、支援スイッチ11がONとされたときに自車両VMが駐車場の走路方向に平行に走行しているとみなして、進行角θ=0と初期化し、その後の舵角センサ12、ヨーレートセンサ13及び車速センサ14の検出値に基づいて、進行角θの大きさと方向を取得することができる。あるいは、GPS16により取得した情報及びデータベース22に記憶されている情報によって、進行角θの大きさと方向を取得することもできる。さらに、本実施形態では、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向との関係が進行角θにより判定されているが、進行角θ以外にも、駐車枠Pの各部位と自車両VMとの距離、あるいは駐車枠Pに駐車中の他車両VOと自車両VMとの距離又は角度等によっても、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向との関係を取得することができる。
進行角θが閾値以上の場合(S14)、描画演算部21は、進行角θの大きさと方向とに従い、一定舵角による軌跡あるいは所定範囲の一定舵角による軌跡の範囲を後方カメラ17による自車両VM後方の映像に重畳してディスプレイ31に表示する(S15)。
なお、本実施形態では実際には後方カメラ17による自車両VMの後方映像に軌跡や軌跡の範囲が重畳表示されるが、以下の説明では、説明の便宜のため、ディスプレイ31に表示される軌跡や軌跡の範囲が仮想的に俯瞰映像として平面上に表されたものとして説明する。しかし、本実施形態では実際にディスプレイ31に自車両VMの後方の映像が俯瞰映像として平面的に表示され、俯瞰映像に自車両VMが辿る軌跡が重畳されて表示されていても良い。あるいは、ナビゲーションシステム等の地図上に自車両VMが辿る軌跡が重畳されて表示されていても良い。
例えば、自車両VMが駐車場の走路を右側に旋回しつつ前進し、軌跡L1を描いている場合は、図5に示すように、描画演算部21は、逆方向の左側に一定の操舵角で操舵した場合の一対の後輪の軌跡である軌跡L2を描く。軌跡L2は、自車両VMの現在位置から後方へ伸び、その後端部である切返し点TP2において駐車枠Pの前後方向と平行をなす。また、描画演算部21は、軌跡L2の後端部である切返し点TP2から操舵角0で操舵した場合の一対の後輪の軌跡である軌跡L3を描く。軌跡L3は駐車枠Pの前後方向と平行をなす。
図6に示すように、ディスプレイ31には後方カメラにより撮影された駐車枠Pが表示される。図7に示すように、描画演算部21は、図5の軌跡L2及び軌跡L3を図6の駐車枠Pの映像に重畳して表示する。一方、自車両VMが駐車場の走路を左側に旋回しつつ前進し、軌跡L1を描いている場合は、図8に示すように、描画演算部21は、逆方向の右側に一定の操舵角で操舵した場合の一対の後輪の軌跡である軌跡L2及び軌跡L3を、図7と同様にして駐車枠Pの映像に重畳して表示する。
なお、自車両VMが左右いずれの駐車枠Pに駐車するのかを判定する手法としては、運転者の入力操作によっても良いし、あらかじめ、GPS16の測位情報とデータベース22に記憶した情報とにより、駐車場ごとに左右いずれの駐車枠Pに駐車するのかを設定しておいても良い。
以下、ディスプレイ31への軌跡L2及びL3の描画方法について詳述する。図9に示すように、駐車場の走路の方向と駐車枠Pの前後方向とが90°をなしている場合は、描画演算部21は、中心の角度が(90°−進行角|θ|)となる円弧を自車両VMの一対の後輪から所定の舵角について描くことにより、その後端部で駐車枠Pの前後方向と平行となる軌跡L2を描くことができる。描画演算部21は、軌跡L2の後端部から軌跡L2の後端部と同じ方向に直線を延ばすことにより、軌跡L3を描くことができる。
図10に示すように、駐車場の走路の方向と駐車枠Pの前後方向とが90°以外の|θp|をなして傾斜している場合は、描画演算部21は、中心の角度が(|θp|−進行角|θ|)となる円弧を自車両VMの一対の後輪から所定の舵角について描くことにより、その後端部で駐車枠Pの前後方向と平行となる軌跡L2を描くことができる。軌跡L3については、駐車場の走路の方向と駐車枠Pの前後方向とが90°をなしている場合と同様である。
図9及び図10の手法を用いることにより、描画演算部21は、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が大きくなるほど、曲線部分の軌跡L2の長さを長くして表示し、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と自車両の前後方向とがなす角度が小さくなるほど、曲線部分の軌跡L2の長さを短くして表示する。
また、駐車場の走路の方向と駐車枠の前後方向とが同じである縦列駐車の場合は、描画演算部21は、中心の角度がそれぞれ同じであって、左右の旋回方向が異なる2つの円弧と直線とを組み合わせた軌跡をディスプレイ31に駐車枠Pの映像に重畳して表示することにより、自車両VMの運転者に後退開始位置を報知することができる。
なお、駐車支援装置10は、レーザレーダ18、ソナー19等によって駐車枠Pや他車両VOを認識し、スピーカ32により音声で後退開始位置を自車両VMの運転者に報知することもできる。あるいは、駐車支援装置10は、走行制御部23、ブレーキアクチュエータ42及びステアリングアクチュエータ43により、運転者の運転に強制的に介入して後退開始位置を自車両VMの運転者に報知することもできる。さらに、駐車支援装置10は、走行制御部23、アクセルアクチュエータ41及びステアリングアクチュエータ43により、アクセルペダルやステアリングホイールに反力やハプティック技術による触感を加えることにより、後退開始位置を自車両VMの運転者に報知することもできる。
また、駐車支援装置10は切返し点TP1等の後退開始位置で自車両VMが停止した後に、ディスプレイ31の後方映像を表示しつつ、自車両VMの運転者にいずれの駐車枠Pにいかなる軌跡L2,L3で駐車するかを設定させても良い。また、運転者が支援スイッチ11を操作し忘れたときであっても、駐車支援装置10は、レーザレーダ18、ソナー19、GPS16及びデータベース22の情報等によって、軌跡L1の前進時に駐車枠Pや他車両VOを認識し、進行角θと駐車枠Pの前後方向とを推定して、同様に、軌跡L2及び軌跡L3を駐車枠Pの映像に重畳して表示しても良い。
なお、上記の自車両VMの現在の操舵角に対応しておらず、自車両VMの前後方向と駐車枠Pの前後方向との角度に基づく軌跡L2,L3は、自車両VMの少なくとも停車中又は前進中にディスプレイ31に表示されている構成であれば良く、後退時にも常に表示されていても良い。あるいは上述したように、後退時には、そのときの自車両VMの操舵角に対応した一種類の軌跡L2,L3のみがディスプレイ31に表示され、上記の自車両VMの現在の操舵角に対応しておらず、自車両VMの前後方向と駐車枠Pの前後方向との角度に基づく軌跡L2,L3は、ディスプレイ31から消去されるようにしても良い。
また、上記例では、自車両VMが前進中か停止中か後退中かの判定がトランスミッションシフト位置センサ15の検出値により行われているが、アクセルやブレーキ等の操作や車速センサ14やGPS16の検出値等を用いて、自車両VMが前進中か停止中か後退中かの判定が行われても良い。
図7〜図10に示すように、描画演算部21は、一種類の軌跡L2,L3をディスプレイ31に表示することも可能であるが、本実施形態では、互いに異なる旋回半径(舵角)の円弧による軌跡L2と軌跡L2に続く軌跡L3の範囲を表示することができる。図11に示すように、描画演算部21は、例えば最大舵角である舵角α1による軌跡L2と、最大舵角の70%の舵角である舵角α2による軌跡L2’を表示することができる。軌跡L2,L2’それぞれの後端部である切返し点TP2,TP2’からは、直線状の軌跡L3,L3’がそれぞれ伸びる。描画演算部21は、一対の後輪それぞれについて軌跡L2〜L3’で囲まれる範囲を軌跡範囲Zとして、ディスプレイ31に陰影により駐車枠Pの映像に重畳表示する。
あるいは、描画演算部21は、図12に示すように、一対の後輪について軌跡L2,L3で囲まれる範囲を軌跡範囲Zとし、一対の後輪について軌跡L2’,L3’で囲まれる範囲を軌跡範囲Zとして、ディスプレイ31に陰影により駐車枠Pの映像に重畳表示することができる。さらに、描画演算部21は、軌跡L2,L2’の間の舵角について、所定の角度ごとに同様に軌跡を描き、一対の後輪について囲まれる範囲を軌跡範囲Z,Zと表示することができる。これにより、運転者に後退開始位置の候補を複数提示することができる。図11及び12のいずれの場合も、軌跡範囲Z等は駐車枠Pの白線が透過して見えるように塗りつぶすことで、運転者が白線との重畳を見易くすることができる。
本実施形態では、互いに異なる旋回半径(舵角)の円弧による軌跡L2と軌跡L2に続く軌跡L3の範囲を表示する場合においても、上述のように進行角θに応じて軌跡L2の舵角(軌跡L2の円弧の曲率)を変更することができる。ここで、図11又は図12における軌跡L2の円弧が舵角α2のときに描かれる軌跡であるとし、軌跡L2’の円弧が舵角α1のときに描かれる軌跡であるとする。図11及び12に示すようにα1<α2である。この場合の舵角α1,α2は、例えば図13に示すように設定することができる。α2の最小値α2minと最大値α2maxとにおいてα2min<α2maxであり、α1の最小値α1minと最大値α1maxとにおいてα1min<α1maxである。ただし、α2min<α1maxとは限らない。
図13において、例えば進行角θ1=15°とし、進行角θ2=45°とする。0<θ<θ1までは、進行角θが小さく、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が大きいため、舵角α1及びα2とも最大値のα1=α1max及びα2=α2maxとし、変動させない。θ1<θ<θ2の範囲では、舵角α1及びα2とも、進行角θが大きく、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が小さくなるほど、小さい値となる。θ>θ2の範囲では、進行角θが大きく、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が小さいため、舵角α1及びα2とも最大値のα1=α1min及びα2=α2minとし、変動させない。
なお、自車両VMの前進時の進行角θは前進とともに徐々に大きくなる場合だけではなく、運転者の操舵操作が細かい場合には進行角θが急激に細かく増減してしまう場合がある。進行角θが急激に細かく変動する場合に、進行角θの変動に合わせて軌跡L2,L2‘の舵角を変動させてしまうと、運転者にとっては基準となる軌跡L2,L2’が急激に変動するため、見づらく、自車両VMを適切な切返し点TP1に停車させ難い場合がある。そこで本実施形態では、進行角θの単位時間当たりの変化量が所定の閾値を超えているときは、軌跡L2,L2’の舵角を変動させないものとすることもできる。
以下、本実施形態の駐車支援装置10においてディスプレイ31に実際に表示される映像の例を説明する。以下の説明では、図14に示すように、自車両VMが白線A〜Cを有する駐車枠Pに対して駐車する状況を想定して説明する。自車両VMが駐車場の走路を直進しているときに、運転者により支援スイッチ11がONにされると、図15に示すように、ディスプレイ11に後方カメラ17による自車両VMの後方の映像が表示される。
なお、本実施形態では、描画演算部21は、原則として運転者による操作が無い限り、ディスプレイ31の映像に駐車枠Pが表示されてから軌跡L2,L3及び軌跡範囲Zの重畳表示を開始する。ディスプレイ31の映像に駐車枠Pが表示されてから軌跡L2,L3及び軌跡範囲Zの重畳表示を開始するには、上述したように、進行角θが所定の閾値以上となってから、描画演算部21は軌跡L2,L3及び軌跡範囲Zの表示を開始することにより可能となる。あるいは、描画演算部21は、レーザレーダ18、ソナー19、GPS16及びデータベース22等を用いて駐車枠Pを認識することにより、ディスプレイ31の映像に駐車枠Pが表示される時点及び場所を推定して、ディスプレイ31の映像に駐車枠Pが表示されてから軌跡L2,L3及び軌跡範囲Zの重畳表示を開始することができる。この場合、軌跡L2,L3の表示時期を自車両VM後方の映像内に自車両VMが駐車する駐車枠Pが表示される直前や、自車両VM後方の映像内に自車両VMが駐車する駐車枠Pが表示される時点としても良い。
時刻T1となり、進行角θが閾値を超えると、描画演算部21は、図16に示すように、駐車枠Pが表示された後方映像に軌跡L2〜L3’及び軌跡範囲Zを重畳表示する。時刻T2から時刻T3になり、進行角θが大きくなると、図17及び図18に示すように曲線部分の軌跡L2,L2’は短くなる。
時刻T3になり、ディスプレイ31の駐車枠Pと軌跡範囲Zとを視ている運転者は、自車両VMが後退開始位置に着いたと判断して、自車両VMを停止させた後、後退させる。自車両VMが後退を始めた時刻T4になると、図19に示すように、描画演算部21は、自車両VMの舵角センサ12によって検出された舵角による一種類の軌跡L2,L3のみを表示する。舵角が変更されると、それに伴って軌跡L2,L3も変更されて、ディスプレイ31に表示される。
一般に車両が駐車枠に駐車する際には、駐車場の走路の進行方向と駐車枠の前後方向とが90°等の所定の角度をなしていることが多い。そのため、まず車両が旋回しつつ前進することにより、車両の前後方向と駐車枠の前後方向との角度が小さくされる。次に車両が逆方向に旋回しつつ後退することにより、車両を駐車枠に駐車させることが一般に多く行われる。ところが、上記特許文献1のような従来の技術では、車両の前進時及び停車時には、最大操舵角に固定したままで後退した場合に予想される案内軌跡の一本の軌跡しか表示されない。そのため、後退を開始すべき地点である前進後に一時停止する地点の選択の幅が極めて狭い。すなわち、最大操舵角による案内軌跡での一時停止地点である後退開始位置を車両が通り過ぎてしまうと、案内軌跡によっては有効な駐車支援を行うことができない。また、上記技術では、車両の前進時及び停車時には、常に案内軌跡が表示されているため、運転者が後退開始地点を把握し難い。
一方、本実施形態によれば、自車両VM後方の映像を表示する描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VMの前進時に、自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な複数種類の軌跡L2〜L3’を含む軌跡範囲Zを自車両VM後方の映像に重ねて表示する。このため、運転者にとっては、舵角等が異なる複数の軌跡L2〜L3’が選択肢となる。そのため、例えば、最大舵角で自車両VMを後退させることにより駐車枠P内に自車両VMを駐車させることが可能な地点を通り過ぎてしまったような場合でも、舵角等が異なる複数の軌跡を選択することにより、後退開始位置のばらつきを吸収して、自車両VMを駐車枠P内に駐車させることが容易となる。
すなわち、一定旋回半径の円弧のみでは、自由に走行が可能な軌跡L1の前進時において、駐車枠Pと軌跡L2,L3とが重なる点が一点になり、後退開始のための停止位置を通り過ぎてしまい、停止するのが困難である場合がある。一方、本実施形態では、案内される停止位置の候補に自由度があるため、容易に後退開始位置に自車両VMを停止させることができる。また、本実施形態では、駐車枠Pが白線等で明確に表示されていないような場所でも、ディスプレイ31に表示される目標とする駐車位置に、重畳表示される軌跡L2,L3を合わせることで、運転者は適切な後退開始位置を知ることができる。さらに、本実施形態では、直線状の軌跡L3,L3’の長さを調整することで、駐車枠Pから離れた位置からでも駐車位置や後退開始位置を運転者が知ることができる。
また、本実施形態によれば、描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度に応じて自車両VMの舵角を変更させたときの軌跡L2等を表示する。このため、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が様々に変動しても、駐車枠Pと軌跡L2等とが重なりやすくなり、運転者が後退時の自車両VMの軌跡を把握し易くなる。また、運転者は、駐車時に自車両VMを駐車枠Pへと後退させる前に自車両VMを前進させつつ旋回させ、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度を自由に調節して、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度に応じて舵角が変更された軌跡L2等を見ながら、駐車枠Pと軌跡L2等とが見易く、駐車枠Pへの駐車が容易な後退開始位置(切返し点TP1)に自車両を移動させ易くなる。
特に、本実施形態では、描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が大きいほど自車両VMの舵角を大きくさせたときの軌跡L2等を表示する。このため、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が大きいときでも、駐車枠Pと軌跡L2等とが重なりやすくなり、運転者が後退時の自車両VMの軌跡を把握し易くなる。また、駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が大きいときでも、運転者は駐車枠Pと軌跡L2等とが見易く、駐車枠Pへの駐車が容易な後退開始位置に自車両を移動させ易くなる。
図20に示すように、進行角θが小さいときは、軌跡範囲Zがなかなか駐車枠Pと重ならないため、自車両VMが前進し過ぎる場合も考えられる。この場合、自車両VMが駐車枠Pから離れるため、運転者が後方の映像で駐車枠Pを視認し難くなる場合も考えられる。もし、常に舵角が一定の軌跡L2を表示し続けた場合には、実際には最大舵角等で後退すれば、一回で駐車することが可能な場合でも、前進時における軌跡範囲Zによる案内では、運転者は駐車枠P内に自車両VMを後退させることができず、システムの支援範囲外であると判断してしまう可能性が考えられる。特に、狭い駐車場では、進行角θが大きくとれないため、運転者がシステムの支援範囲外であると判断してしまう可能性が考えられる。
一方、図21に示すように、本実施形態では進行角θに応じた舵角の軌跡L2等が表示されるため、駐車枠Pと軌跡L2等とが重なりやすくなり、運転者は駐車枠Pと軌跡L2等とが見易く、駐車枠Pへの駐車が容易な後退開始位置に自車両を移動させ易くなる。図21に示すように、駐車場が狭く、一回の旋回で進行角θを大きくし難く、一回の後退で自車両VMを駐車枠P内に駐車させ難い場合でも、駐車枠Pの前後方向に平行となるまで曲がる軌跡範囲Zが描画される。そのため、運転者は軌跡範囲Zを基準として、切返しを繰り返して、自車両VMを駐車枠P内に駐車させることが容易となる。
また、本実施形態では、自車両VM後方の映像を表示する描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VM後方の映像内に自車両VMが駐車する駐車枠Pが表示される時点に応じて、例えば、駐車枠Pが表示される時点以降に、自車両VMが現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡L2,L3等を自車両VM後方の映像に重ねて表示する。このため、自車両VMの運転者は、駐車枠Pが表示されていないにも関わらず後退した場合に辿る軌跡が表示される装置に比べて、自車両VMの後退開始位置を把握しやすく、自車両VMを駐車枠P内に駐車させることが容易となる。ここで、駐車枠Pが表示される時点に応じて軌跡L2,L3等を表示するとは、駐車枠Pが表示される時点と軌跡L2,L3等を表示する時点とが一致していなくとも良いが、駐車枠Pが表示される状況が近づいた場合や、駐車枠Pが表示されてからしばらくたってから、軌跡L2,L3頭を表示させる構成でも良い。いずれの構成においても、駐車枠から遠い状況で軌跡が表示されることがないので煩わしさが低減する。なお、軌跡L2,L3等を表示させるか否かの判断は、進行角θによる判断の他、駐車枠P等の自車両VM外部の環境の画像認識や、地図情報や位置情報を用いた認識技術でも可能である。
また、本実施形態によれば、自車両VM後方の映像を表示する描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両の前進時に、自車両VMが現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡L2,L3を自車両VM後方の映像に重ねて表示し、曲線部分である軌跡L2と直線部分である軌跡L3とを有する軌跡を表示し、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度に応じて、曲線部分である軌跡L2の長さを変更して表示する。このため、運転者は、自車両VMが現在位置する地点から自車両VMを旋回させつつ後退させ、自車両VMと駐車枠Pとの方向が平行となる位置で自車両VMを操舵角0で後退させる操作のための目安を直感的に把握し易くなる。
また、本実施形態によれば、自車両VMの前進時に、自車両VMが現在位置する地点から後退した場合に辿る軌跡L2,L3を自車両VM後方の映像に重ねて表示し、曲線部分である軌跡L2と直線部分である軌跡L3とを有する軌跡を表示し、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と自車両VMの前後方向とがなす角度が大きくなるほど、曲線部分である軌跡L2の長さを長くして表示する。このため、運転者は、自車両VMが現在位置する地点から自車両VMを旋回させつつ後退させ、自車両VMと駐車枠Pとの方向が平行となる位置で自車両VMを操舵角0で後退させる操作のための目安を直感的に把握し易くなる。
本実施形態では、自車両VMの前進時に表示されるのは、自車両VMの操舵角に連動していない軌跡L2,L3が表示される。そのため、描画演算部21は、駐車枠Pの位置等を必ずしも認識する必要は無く、駐車枠Pの前後方向の方位と自車両VMの進行角θとさえ判明していれば、軌跡L2,L3を表示することができる。そのため、駐車枠Pを認識するためのECU等の装置が不要となり、安価で装置を構成することができる。
本実施形態では、描画演算部21及びディスプレイ31は、曲線部分である軌跡L2と直線部分である軌跡L3とを有する軌跡を表示し、自車両VMが現在位置する地点から後方に曲線部分である軌跡L2が伸び、曲線部分である軌跡L2の後端部から直線部分である軌跡L3が伸びる軌跡を表示する。このため、運転者は、自車両VMを旋回させつつ後退させる操作と、その後に自車両VMの舵角を0にして後退させる操作とを行えば自車両VMを駐車枠Pに駐車させることができるため、自車両VMを駐車枠P内に駐車させることがさらに容易となる。
また、本実施形態では、描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VMが現在位置する地点から曲線部分である軌跡L2と自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向とが平行になる地点まで曲線部分である軌跡L2が延び、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と直線部分である軌跡L3とが平行である軌跡を表示する。このため、運転者は、表示される軌跡の曲線部分である軌跡L2が直線部分である軌跡L3に変わる切返し点TP2で操舵角を0にして自車両VMを後退させれば、自車両VMを駐車枠Pに平行にすることができるため、自車両VMを駐車枠P内に駐車させることがさらに容易となる。
また、本実施形態では、描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VMの後退時に、自車両VMの操舵角に応じて自車両VMが辿る一種類の軌跡を表示する。このため、運転者は自車両VMの後退時に自車両VMの操舵角に応じた自車両VMの軌跡を直感的に把握し易い。特に、前進時及び停止時のいずれかのときに、自車両VMが現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な複数の軌跡を含む表示が表示されていた場合は、それらの複数の軌跡により生じた遊びを吸収することができ、自車両VMを正確に駐車枠P内に駐車させることが容易となる。
また、本実施形態では、自車両VMの前進時における操舵方向とは逆方向の操舵方向で後退した場合の軌跡L2,L3を表示する。これにより、通常最も多く行われる駐車方法について、左右のいずれの方向の軌跡を表示させるかを運転者が選択する必要がなくなり、駐車時の操作がさらに容易となる。本実施形態では、描画演算部21は、駐車枠Pの位置等を必ずしも認識する必要は無く、駐車枠Pの前後方向の方位と自車両VMの進行角θとさえ判明していれば、運転者が左右いずれの駐車枠Pに駐車するのかを指定しなくとも、軌跡L2,L3を表示することができる。そのため、駐車枠Pを認識するためのECU等の装置が不要となり、安価で装置を構成することができる。
一方、本実施形態では、自車両VM後方の映像を表示する描画演算部21及びディスプレイ31は、自車両VMの前進時に、自車両VMが現在位置する地点から後退した場合に辿る一種類の軌跡L2,L3であって、自車両VMが現在位置する地点から後方に伸びる曲線部分である軌跡L2と曲線部分である軌跡L2の後端部から伸びる直線部分である軌跡L3とを有し、自車両VMが現在位置する地点から曲線部分である軌跡L2と自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向とが平行になる地点まで曲線部分である軌跡L2が延び、自車両VMが駐車する駐車枠Pの前後方向と直線部分である軌跡L3とが平行である軌跡を表示するものともできる。このため、運転者は駐車時の軌跡を直感的に理解し易い。また、運転者は、自車両VMを旋回させつつ後退させる操作と、その後に表示される軌跡の曲線部分であるL2が直線部分であるL3に変わる切返し位置TP2で自車両VMの舵角を0にして後退させる操作とを行えば自車両VMを駐車枠Pに駐車させることができる。そのため、自車両VMを駐車枠P内に駐車させることがさらに容易となる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10…駐車支援装置、11…支援スイッチ、12…舵角センサ、13…ヨーレートセンサ、14…車速センサ、15…トランスミッションシフト位置センサ、16…GPS、17…後方カメラ、18…レーザレーダ、19…ソナー、20…ECU、21…描画演算部、22…データベース、23…走行制御部、31…ディスプレイ、32…スピーカ、41…アクセルアクチュエータ、42…ブレーキアクチュエータ、43…ステアリングアクチュエータ。

Claims (14)

  1. 自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、
    前記表示ユニットは、前記自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な互いに異なる一定舵角による複数の軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両が現在位置する地点から後方に曲線部分が伸び、前記曲線部分の後端部から直線部分が伸びる前記軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を表示し、前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向と前記自車両の前後方向とがなす角度に応じて、前記曲線部分の長さを変更して表示する、駐車支援装置。
  2. 自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、
    前記表示ユニットは、前記自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な互いに異なる一定舵角による複数の軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両が現在位置する地点から後方に曲線部分が伸び、前記曲線部分の後端部から直線部分が伸びる前記軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を表示し、前記自車両が現在位置する地点から前記曲線部分と前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向とが平行になる地点まで前記曲線部分が延び、前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向と前記直線部分とが平行である前記軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を表示する、駐車支援装置。
  3. 自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、
    前記表示ユニットは、前記自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な互いに異なる一定舵角による複数の軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向と前記自車両の前後方向とがなす角度に応じて前記自車両の舵角を変更させたときの前記軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を表示する、駐車支援装置。
  4. 前記表示ユニットは、前記自車両の前後方向と前記自車両が駐車する駐車枠がある駐車場の走路方向との角度である進行角が閾値以上となってから、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な前記軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示することを開始することにより、前記自車両後方の映像内に前記自車両が駐車する駐車枠が表示される時点以降に、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な前記軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示することを開始する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  5. 前記表示ユニットは、
    前記自車両の前進時に、前記自車両の操舵角とは関係が無い前記一定舵角による複数の前記軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両の後退時に、前記自車両の操舵角に応じて前記自車両が辿る一種類の軌跡を表示する、請求項1〜のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  6. 前記表示ユニットは、前記自車両の前進時に、前記自車両の前後方向と前記自車両が駐車する駐車枠がある駐車場の走路方向との角度である進行角に応じて前記軌跡の前記一定舵角を変更し、前記進行角の単位時間当たりの変化量が閾値を超えているときは、前記軌跡の前記一定舵角を変更しない、請求項1〜5のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記表示ユニットは、前記自車両の前進時における操舵方向とは逆方向の操舵方向で後退した場合の前記軌跡によって囲まれた前記軌跡の範囲を表示する、請求項1〜のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  8. 自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、
    前記表示ユニットは、前記自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な第1の一定舵角による一対の第1の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲と前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な第2の一定舵角による一対の第2の軌跡によって囲まれた前記第2の軌跡の範囲とを前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両が現在位置する地点から後方に曲線部分が伸び、前記曲線部分の後端部から直線部分が伸びる前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を表示し、前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向と前記自車両の前後方向とがなす角度に応じて、前記曲線部分の長さを変更して表示する、駐車支援装置。
  9. 自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、
    前記表示ユニットは、前記自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な第1の一定舵角による一対の第1の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲と前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な第2の一定舵角による一対の第2の軌跡によって囲まれた前記第2の軌跡の範囲とを前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両が現在位置する地点から後方に曲線部分が伸び、前記曲線部分の後端部から直線部分が伸びる前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を表示し、前記自車両が現在位置する地点から前記曲線部分と前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向とが平行になる地点まで前記曲線部分が延び、前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向と前記直線部分とが平行である前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を表示する、駐車支援装置。
  10. 自車両後方の映像を表示する表示ユニットを備え、
    前記表示ユニットは、前記自車両が少なくとも前進時及び停止時のいずれかのときに、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な第1の一定舵角による一対の第1の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲と前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な第2の一定舵角による一対の第2の軌跡によって囲まれた前記第2の軌跡の範囲とを前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両が駐車する駐車枠の前後方向と前記自車両の前後方向とがなす角度に応じて前記自車両の舵角を変更させたときの前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を表示する、駐車支援装置。
  11. 自車両の前後方向と前記自車両が駐車する駐車枠がある駐車場の走路方向との角度である進行角が閾値以上となってから、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示することを開始することにより、前記自車両後方の映像内に前記自車両が駐車する駐車枠が表示される時点以降に、前記自車両が現在位置する地点から後退した場合に辿ることが可能な前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示することを開始する、請求項8〜10のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  12. 前記表示ユニットは、
    前記自車両の前進時に、前記自車両の操舵角とは関係が無い前記一定舵角による前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を前記自車両後方の映像に重ねて表示し、
    前記自車両の後退時に、前記自車両の操舵角に応じて前記自車両が辿る一種類の軌跡を表示する、請求項11のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  13. 前記表示ユニットは、前記自車両の前進時に、前記自車両の前後方向と前記自車両が駐車する駐車枠がある駐車場の走路方向との角度である進行角に応じて前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡の前記一定舵角を変更し、前記進行角の単位時間当たりの変化量が閾値を超えているときは、前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡の前記一定舵角を変更しない、請求項8〜12のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  14. 前記表示ユニットは、前記自車両の前進時における操舵方向とは逆方向の操舵方向で後退した場合の前記第1の軌跡及び前記第2の軌跡によって囲まれた前記第1の軌跡の範囲及び前記第2の軌跡の範囲を表示する、請求項13のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
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