JP5471997B2 - 無線基地局及び制御装置並びに異常検出方法 - Google Patents

無線基地局及び制御装置並びに異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける、自己組織型ネットワーク(Self-Organizing Network:SON)の技術分野に関し、例えば、セルの停止又は停波等の異常の検出及び検出予測を可能とする無線基地局、制御装置及び異常検出方法の技術分野に関する。
移動通信システムに用いられる無線基地局では、内部のソフトウェア又はハードウェアの不具合等の何らかの要因により、送信電波の停波等の基地局機能の異常が生じる場合がある。ネットワークの運用上、無線基地局において送信電波の停波等の異常が生じる場合、早期の異常の検出が行われることが好ましい。また、異常の検出を受けた移動通信システムにおいては検出された異常を補償するよう、異常が検出された無線基地局の周囲の無線基地局を動作させる所謂補間(compensation)的な運用、又は異常状態の回復などの対処とが速やかに行われることが好ましい。
例えば、補間的な運用の例として、無線基地局の異常が検出された後に、異常が生じた無線基地局の周辺に配置される無線基地局が、異常が生じた無線基地局と通信していた移動端末と接続することで、移動通信システムを一時的に縮体運用することが考えられる。また、ネットワーク上の装置、言い換えれば要素を管理するEMS(Element Management System)が、管理下の無線基地局において送信電波などの異常が生じた旨の報告を受けた後に、該無線基地局の電波送信設定を再設定することで異常の回復処理をする手法が考えられる。
一方で、無線基地局に生じた異常の態様によっては、報告が適切に行われない場合も存在する。例えば、無線基地局についての異常の発生に伴って、異常の検出を行う機能に障害が生じる場合には、異常の検出が行われない。また、異常の報告を行う機能に障害が生じる場合には、適切な報告は実施されない。このように、無線基地局が自己診断、又は異常報告を行えない場合の異常状態について、以降は無警報異常状態と称して説明する。
3GPP−LTE(Third Generation Partnership Project - Long Term Evolution)標準仕様やNGMN(Next Generation Mobile Networks)等と称される所謂次世代の無線通信ネットワークにおいては、自己組織型と呼ばれるSONユースケースの機能要件としてこのような無警報異常状態の検出技術について検討が進められている。
下記に示す先行技術文献には、無警報異常状態を含む異常発生時の検出方法及び異常検出時の補間的な運用、又は異常からの回復処理に係る技術について説明されている。
特開2006−340050号公報 特開平11−146443号公報 特開2005−340993号公報
先行技術文献等において説明される無警報異常状態の検出方法では、例えばEMS等のネットワーク監視装置が無線基地局の通信品質に係る情報を収集し、且つ平均化処理などの統計、解析処理を施すことで、異常発生の検出と、無線基地局の特定が行われている。しかしながら、このような統計、解析処理を行うためには、比較的長い時間範囲での通信品質に係る情報のモニタリングを行うこととなり、更に解析による異常発生か否かの判定にも多くの時間がかかる場合がある。他方で、上述したように、ネットワークに係るサービスを提供する上で、無線基地局の送信電波の停波等の異常は、発生後速やかに検出されることが望ましいとの要請がある。
本発明は、上述した技術的問題点に鑑み為されたものであり、無線基地局についての異常を早期に検出することを可能とする無線基地局、制御装置及び異常検出方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、開示の無線基地局は、移動通信システムのネットワーク上に1つ以上の他の無線基地局と共に配置され、受信部と演算処理装置とを備える。受信部は、移動局から送信される当該無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する。演算処理装置は、所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、周辺セルのいずれかに対応する他の無線基地局についての異常を検出する処理を行う。
上記課題を解決するために、開示の制御装置は、無線基地局に送信される情報を受信可能な態様で、移動通信システムのネットワーク上に配置され、受信部と、演算処理装置とを備える。受信部は、ネットワーク上に配置される第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する。演算処理装置は、所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出する処理を行う。
上記課題を解決するために、開示の無線基地局の異常を検出する検出方法は、第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報が受信される。更に、該検出方法では、所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常が検出される。
以上、説明した無線基地局、制御装置及び異常検出方法によれば、該無線基地局配下のセルの周辺に存在するセルに対応する無線基地局についての異常を早期に検出出来る。
実施形態の移動通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態の無線基地局(eNB)のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施形態の制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施形態の制御装置の構成例を示すブロック図である。 制御装置が配置される無線基地局と、周辺無線基地局との関係を示す図である。 制御装置の動作例を示すフローチャートである。 制御装置により収集されるデータとトリガ条件とを示すグラフである。 実施形態の制御装置の変形例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。尚、以下の説明では、移動通信システムの一例として、LTE通信システムについて説明しているが、その他の各種移動通信システムに対して後述する実施形態を適用してもよい。
(1)基本構成例
図1を参照して、実施形態の移動通信システム1の構成について説明する。図1は、実施形態の移動通信システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1(a)に示される移動通信システム1は、無線基地局(eNB:evolved Node B)100a、100b、100cと、サービングゲートウェイ(Gateway:GW)200と、監視制御局300とを備える。
eNB100aは、移動通信システム1における無線基地局の一例であって、コアネットワークに接続されている。eNB100aは、アンテナを介して送信電波を送信することにより配下にセルaを形成し、セルa内に在圏する移動端末(User equipment:UE)UE_a1、UE_a2及びUE_a3と通信を行っている。尚、eNB100b及びeNB100cもeNB100aと同様の機能及び構成を有する無線基地局であって、夫々配下にセルb、セルcを形成して、対応するセル内に在圏するUEと通信を行っている。
具体的には、eNB100bは、配下にセルbを形成し、セルb内に在圏するUE_b1、UE_b2及びUE_b3と通信を行っている。eNB100cは、配下にセルcを形成し、セルc内に在圏するUE_c1、UE_c2及びUE_c3と通信を行っている。
尚、以下では、説明の便宜上、eNB100a乃至100cを区別することなく説明する場合には、eNB100と記載する。同様に、UE_a1乃至UE_c3を区別することなく説明する場合には、UE400と記載する。また、図1に示されるeNB100及びUE400の数は一例に過ぎず、図に示される数に限定されることはない。
eNB100は、LTE方式の通信を行う無線基地局である。eNB100は、サービングGW200を介してコアネットワークに接続し、信号の送受信を行うネットワークプロセッサと、電波を送信し、セルを形成してセル内に在圏するUEと通信を行うためのアンテナとを備える。eNB100のより詳細な構成及び機能については後に詳述する。
サービングGW200は、無線アクセスサービスを提供するためのゲートウェイであって、コアネットワーク上のIP(Internet Protocol)回線網と、eNB100における無線アクセスの交換処理を行う。
監視制御局300は、eNB100やサービングGW200の状態の監視とともに管理を行う制御用の装置である。監視制御局300は、eNB100及びサービングGW200と有線で接続され、例えば、装置の障害発生などの報告を受けた場合などに、該障害に応じた対処を行う。
図1(b)は、図1(a)に示される移動通信システム1のeNB100bにおいて、送信電波の停波等の異常が生じた場合について示している。eNB100bに送信電波を送信出来なくなるなどの機能障害が生じる場合、セルbが消滅する。セルbの消滅に伴って、セルbが存在していた領域は、通信不可能な不感地帯となり、セルbに在圏していたUE_b1、UE_b2及びUE_b3の通信が切断される。
このような場合に、監視制御局300は、eNB100bの機能障害に係る報告を受けることが好ましい。報告を受けた監視制御局300は、例えばeNB100a及び100cの送信電力を増大させること等により、セルbが形成されていた領域に在圏するUE400の通信を可能とする制御を行う。しかしながら、eNB100bにおける障害発生に伴って、障害発生を監視制御局300に報告する機能にも異常が生じ、適切な報告が行えないような所謂無警報異常状態となる場合がある。
以下に、eNB100において、無警報異常状態の発生時においても監視制御局300への異常の発生の報告を可能とする移動通信システム1について説明する。
図2を参照して、実施形態のeNB100の構成について説明する。図2は、実施形態のeNB100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示されるように、eNB100は、アンテナ110と、ベースバンド処理部120と、ネットワークプロセッサ130と、CPU(Central Processing unit)140と、メモリ150と、制御装置500とを備える。
eNB100は、アンテナ110を介して送信電波を送信し、セルを形成する。また、UE400から送信される送信電波をアンテナ110を介して受信する。
ベースバンド処理部120は、例えば、MAC(Media Access Control)処理やRLC(Radio Link Control)処理やPDCP(Packet Data Convergence Protocol)処理等のレイヤ2に関連する処理、又はRRC(Radio Resource Control)処理等のレイヤ3に関連する処理を行う信号処理回路である。ベースバンド処理部120は、アンテナ110を介して受信した信号をコアネットワークに送信するための信号に変換する処理を行う。また、ベースバンド処理部120は、コアネットワークからネットワークプロセッサ130を介して受信した信号をアンテナ110を介して送信するための信号に変換する処理を行う。
ネットワークプロセッサ130は、セキュリティGW200等と有線接続され、コアネットワークとの通信を行うためのインタフェースである。
CPU140は、例えばメモリ150内に格納される所定のソフトウェアに基づいてeNB100全体の動作を制御する処理装置である。メモリ150は、CPU140の制御の下、eNB100の動作上要求されるデータなどを格納する記憶装置である。
制御装置500は、演算処理装置の一例であって、UE400等より送信される情報に基づく演算を行い、演算結果に応じた報告をネットワークプロセッサ130を介して、監視制御局300等に送信する。
図3を参照して、実施形態の制御装置500の構成について説明する。図3は、本実施形態の制御装置500のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3に示されるように、制御装置500は、ネットワークプロセッサ510、CPU520、メモリ530及びFPGA(Field Programmable Gate Array)540を備える。
ネットワークプロセッサ510は、IP等の通信プロトコルを介して送信される信号の入力を受け、適切な変換処理を施してCPU520に出力する。
CPU520は、入力された信号に基づいて所定の演算を行い、演算結果をFPGA540に出力する。メモリ530は、CPU520の処理に要するソフトウェアや、データ等を格納する記憶装置である。
FPGA540は、CPU520から出力される制御信号をネットワークプロセッサ510を介して外部に出力するための信号制御を行うインタフェースである。FPGA540は、ネットワークプロセッサ510を介して、監視制御局300に対して制御信号の送信を行う。
尚、制御装置500は、eNB100のハードウェア構成から独立した装置及び回路の集合であってもよく、またeNB100の構成要素であるネットワークプロセッサ130、CPU140及びメモリ150などを重複して用いていてもよい。
制御装置500は、UE400より送信される当該制御装置500が配置されるeNB100の周辺のeNB100配下のセルの状態変化に係る情報を収集する。制御装置500は、収集した情報に基づき、周辺のeNB100配下のセルについて収集した状態変化の発生率が所定のトリガ条件を満たす場合に、該周辺のeNB100において異常が発生していると判断し、監視制御局300に対して報告を行う。尚、制御装置500が行う動作については後に詳述する。
上述した一連の動作を行うために、制御装置500のCPU520は、複数の機能を有する。図4を参照して、CPU520が有する機能部の構成について説明する。図4は、CPU520が有する機能について、個別の機能部として便宜上独立したブロックとして示す図である。CPU520は、機能部として、入力処理部521と、変化発生率演算部522と、メモリ制御部523と、メモリ記憶部524と、トリガ判定部525と、異常セル検出判定部526と、異常セル検出処理部527と、異常セル通知処理部528とを有する。尚、CPU520は、物理的な処理装置、又はソフトウェアに基づく処理により実行される論理的な処理ブロックとして、上述した各機能部を有する、又は各機能部に対応する機能を有する。
入力処理部521は、ネットワークプロセッサ510を介して入力された情報を収集し、変化発生率演算部522及びメモリ制御部523に出力する。入力処理部521は、例えば、当該制御装置500が配置されるeNB100に対する、他のeNB100と通信していたUE400からの接続要求があった際に、該UE400の特定情報、要求があった時刻、及び該UE400が前に接続していたeNB100の特定情報等を収集する。また、入力処理部521は、当該制御装置500が配置されるeNB100と通信しているUE400から送信される、周辺eNB600(図5参照)からの受信電力、SINR(Signal to Interference Noise Ratio)又はセルIDなど、周辺eNB600の状態に係る情報を収集する。尚、セルIDとは、eNB100のアンテナ110に対して割り振られる固有の識別番号であり、各アンテナ110に対応したセルを識別可能とする情報である。通信中のUE400からセルIDが送信される場合、該セルIDに対応するセル、ひいては周辺eNB600からの送信電波をUE400が受信していることを示す。つまり、ある周辺eNB600について、UE400から送信されるセルIDが多い場合、より多くのUE400が該周辺eNB600からの送信電波を受信している。
変化発生率演算部522は、入力された情報を逐次集計し、周辺eNB600について、セル情報に基づくセルの状態の変化発生率を算出する。セルの状態の変化発生率とは、例えば該当するセルにおける受信電力、SINR又はセルIDなどのセル情報の変化に起因する、電波送信状態の変化の発生度合いを示す数値である。実施形態の変化発生率演算部522は、所定の間隔で、入力処理部521により常時収集される周辺eNB600のセル情報から時系列的な変化発生率を算出し、算出結果をトリガ判定部525に出力する。例えば、変化発生率演算部522は、所定のタイミングにおいて収集されるセル情報について、同一のUE400より送信される時系列的に過去のセル情報、及び時系列的に未来のセル情報と差分比較することで、セルの変化発生率を算出する。
メモリ制御部523は、入力されたデータをメモリ記憶部524に渡すことで、メモリ530への記録を行う。また、メモリ制御部523は、メモリ記憶部524を介してメモリ530に格納されるデータの読み出しを行う。
メモリ制御部523は、入力処理部521において収集されるデータの入力を受け、メモリ記憶部524を介してメモリ530に記録する。
メモリ記憶部524は、メモリ530へのデータの格納処理及び読み出し処理を行う機能部である。メモリ記憶部524は、メモリ制御部523からの指示に基づいてデータの格納及び読み出しを行う。
トリガ判定部525は、入力されるセル情報の変化発生率に係るデータから周辺の個々のセルについて、UE400における受信電力、SINR又はセルIDなどのセル情報の変化発生率を取得する。実施形態のトリガ判定部525は、個々の周辺eNB600について、セル情報の変化発生率と所定の閾値とを比較する。トリガ判定部525は、セル情報の変化発生率が閾値を超える場合、該セル情報の示すセルがトリガー条件を満たしたと判定し、該セルについてトリガを起動する旨を異常セル検出処理部527に通知する。また、このときトリガ判定部525は、トリガ起動に係るセルのトリガ前及びトリガ後の所定の時間範囲のセル情報について、メモリ530から読み出して異常セル検出判定部526へ出力するようメモリ制御部523に指示する。
異常セル検出判定部526は、トリガ起動後、該トリガ起動に係るセルについて、異常が生じているか否かの推定を行うことで、該セルが異常発生セル候補となるか否かの判定を行う。実施形態の異常セル検出判定部526は、トリガ起動後に該トリガ起動に係るセルについて、トリガ前のセル情報とトリガ後のセル情報との比較を行うことで、異常が生じているか否かの推定を行う。例えば、異常セル検出判定部526は、対象セルのセルIDが、トリガの前のタイミングでUE400から送信されるセル情報に含まれており、且つトリガ後のタイミングでUE400から送信されるセル情報に含まれていない場合、該セルに異常が発生していると推定する。異常セル検出判定部526は、セル情報の比較により、対象セルに異常が発生していると推定した場合、該セルを異常発生セル候補と判定し、セルIDを異常セル検出処理部527に通知する。
異常セル検出処理部527は、トリガ判定部525及び異常セル検出判定部526より入力される情報に基づいて、異常発生セル候補に指定されたセルについて、異常発生セルであることを特定する情報を生成する。
異常セル通知処理部528は、異常セル検出処理部527により特定された異常発生セルのセルIDをネットワークプロセッサ510を介して監視制御局300に対して報告する。
(2)動作例
上述した制御装置500の動作について図を参照して説明する。
以下に説明するように、制御装置500は、当該制御装置500が配置されるeNB100の周辺の無線基地局(つまり、eNB100)における送信電波の停波等の異常発生を検出する。図5に、制御装置500の動作に係るeNB100及び該eNB100の配下のセルの配置について示す。
図5に示されるように、制御装置500はeNB100に配置され、該eNB100と通信を行うUE400より、該eNB100の周辺のeNB100配下のセルの通信状況を示すセル情報を受信する。以降、動作について説明する制御装置500が配置されるeNB100の周辺のeNB100については、説明の便宜上「周辺eNB600」と記載する。eNB100と周辺eNB600とは、夫々が備えるアンテナ110を介して送信電波を送信することでセルを形成している。尚、周辺eNB600は、eNB100と同様の構成であってよく、eNB100と同様に制御装置500を備えていてもよい。
また、eNB100と、該eNB100に対しての周辺eNB600とは、必ずしも図5に示されるように、夫々のセルが隣接していなくともよい。実施形態においては、eNB100と通信中のUE400において、少なくとも他のeNB100からの送信電波が受信可能であり、該送信電波の受信電力、SINR等のセルの状態を示すセル情報が測定可能であれば、該他のeNB100についても、周辺eNB600として扱ってよい。また、このように決定されるeNB100に対しての周辺eNB600のうち、所定の条件(例えば、互いのセルが隣接している等の条件)を満たすeNBを、周辺eNB600として扱ってもよい。
eNB100の制御装置500の動作について、図6を参照して説明する。図6は、制御装置500が行う処理の基本的な流れを示すフローチャートの例である。
図6に示されるように、制御装置500は、eNB100に対して送信されるUE400からの送信情報の内、周辺eNB600の状態に係るセル情報を収集する(ステップS101)。制御装置500の入力処理部521は、UE400から送信される信号から、周辺eNB600について、UE400における受信電力、SINR及びセルIDなどのセル情報を収集し、メモリ制御部523を介してメモリ530に格納する(ステップS102)。
制御装置500の変化発生率演算部522は、収集されるセル情報について、所定の間隔で変化発生率を算出する(ステップS103)。
制御装置500のトリガ判定部525は、算出された変化発生率の入力を受け、所定の閾値との比較を行う(ステップS104)。トリガ判定部525は、参照しているセル情報の変化発生率が閾値以上となる場合(ステップS104:Yes)、周辺eNB600のいずれかにおいて異常が生じていると判断し、トリガを起動する(ステップS105)。
ここで、図7を参照して、トリガ判定部525における処理において用いられるセル情報と、トリガ判定との関係について説明する。図7は、eNB100の制御装置500において収集され、算出されるセル情報の変化発生率を時系列的に示すグラフである。図7では、セル情報の変化発生率として、通信中のUE400より送信される周辺eNB600からの受信電力(一点破線)、周辺eNB600夫々のセルID(実線)及び当該制御装置500が配置されるeNB100に対する接続要求(点線)の夫々が示される。
図7に示されるように、トリガ判定部525は、入力されるセル情報の変化発生率と、閾値との比較を行う。図7の例では、トリガ判定部525は、セルIDの変化発生率が上昇し、閾値を超過したことを検出し、超過した時点にてトリガを起動する。
トリガ判定部525は、トリガ起動後に、トリガを起動した時点を現在として、トリガ起動前の所定の時間範囲を過去、トリガ起動後の所定の時間範囲を未来と設定する。
尚、トリガ判定部525により判定されるセル情報の変化発生率は、入力処理部521において収集された後、変化発生率演算部522において算出されるため、必ずしもリアルタイムで収集及び算出されるものでなくともよい。また、トリガ判定部525は、一度メモリ530内に格納されたセル情報の変化発生率のデータを、収集及び算出から所定時間後に適宜読み出して、判定を行ってもよい。従って、未来と設定される時間範囲のデータは、必ずしも未来を示すものではなく、トリガ起動時刻から見て未来である時間範囲を示す趣旨である。
図6に戻り、説明を続ける。トリガ起動後、トリガ判定部525は、トリガを起動したことと、起動時刻と、トリガ起動前後の過去及び未来に設定された時間範囲とをメモリ制御部523と、異常セル検出処理部527とに通知する。該通知により、トリガ判定部525は、メモリ制御部523に対して、トリガ起動前後の所定の時間範囲内の周辺eNB600のセル情報をメモリ530より読み出して、異常セル検出判定部526に出力するよう指示する(ステップS106)。
異常セル検出判定部526は、メモリ530より読み出されたトリガ起動前後におけるセル情報の変化に応じて、異常が発生している周辺eNB600の特定を行う(ステップS107)。このとき、異常セル検出判定部526は、異なる複数のセル情報について夫々個別に判定を行い、各セル情報について異常が発生していると推定される周辺eNB600配下のセルである異常発生セル候補を決定する。
例えば、異常セル検出判定部526は、メモリ530より読み出される周辺eNB600のセルIDについて、トリガ起動より過去のデータと未来のデータとを比較し、トリガ起動後に消滅したセルIDの有無を確認する。セルIDは、該セルIDに対応するセルから送信電波を受信しているUE400より送信されるものであり、該セルに異常が生じて電波を送信出来ない場合、UE400からの該当セルIDの送信は行われなくなる。従って、メモリ530に格納されるあるセルIDについて、トリガ起動の前後において消滅する場合、該セルIDに対応するセルが何らかの要因により電波の送信を停止していると判断出来る。異常セル検出判定部526は、メモリ530より読み出される周辺eNB600のセルIDについて、トリガ起動後に消滅したセルIDを検出する場合、該セルIDに対応するセルを異常発生セル候補として異常セル検出処理部527に通知する。
また、他の例として、異常セル検出判定部526は、メモリ530より読み出される周辺eNB600からの受信電力について、トリガ起動より過去のデータと未来のデータとを比較し、トリガ起動前後の時間範囲において急激に低減したセルの有無を確認する。トリガ起動前後の時間範囲において、UE400が受信する電力が急激に低減する場合、該セルが何らかの要因により電波の送信が困難な状態となっていると判断出来る。異常セル検出判定部526は、メモリ530より読み出される周辺eNB600からの受信電力について、トリガ起動戦後の時間範囲において急激に低減するセルを検出する場合、該セルを異常発生セル候補として異常セル検出処理部527に通知する。
尚、異常セル検出判定部526は、受信電力の代わりに、UE400から送信される周辺eNB600との通信におけるSINRデータをトリガ起動前後で比較してもよい。
また、他の例として、異常セル検出判定部526は、当該制御装置500が配置されるeNB100に対するUE400の接続要求を参照し、接続要求を行う以前の接続セル毎に比較を行ってもよい。この場合、異常セル検出判定部526は、メモリ530より読み出される接続要求について、トリガ起動前後の時間範囲内に接続要求があったものを読み出し、該接続要求を行ったUE400の要求以前の接続セル毎に分類する。異常セル検出判定部526は、UE400の接続要求前の接続セル毎に分類した接続要求数が、トリガ前後の時間範囲において所定の閾値以上となる要求前の接続セルについて、異常発生セル候補として判定する。その後、異常セル検出判定部526は、該セルを異常発生セル候補として異常セル検出処理部527に通知する。
尚、異常セル検出判定部526は、このとき、正規のハンドオーバ処理に係る接続要求を参照データから除外して、異常発生セル候補の判定を行うこととしてもよい。このような動作によれば、ハンドオーバ処理などのネットワーク運用上の正式な手続きを除外した上で、異常発生に応じたUE400の接続要求数の変化から、好適に異常発生セル候補を検出することが出来る。
上述したように、異常セル検出判定部526は、複数のセル情報に基づいて、夫々個別に異常発生セル候補を決定し、異常セル検出処理部527に通知する。異常セル検出処理部527は、異常発生セル候補として判定された対象セルについて、複数のセル情報の夫々に基づく判定結果を集約して、異常発生セル候補として通知されたセルから異常発生セルを決定する(ステップS109)。異常セル検出通知部528は、ネットワークプロセッサ510を介して対象セルのセルIDを異常発生セルとして監視制御局300に報告する(ステップS110)。
以上説明したように、実施形態の制御装置500の動作によれば、eNB100における送信電波の停波等、通信の中断に係る無警報異常状態を、発生から速やかに検出することが可能となる。
制御装置500は、当該制御装置500が配置されるeNB100の周辺eNB600のセルの状態に係るセル情報や、eNB100に対するUE400からの接続要求の変化発生率を監視することで、周辺eNB600のいずれかにおいて異常が発生したか否かの判定を行う。更に、制御装置500は、異常が発生していると判定される場合に、トリガを起動し、該トリガ起動時刻を基準とする過去と未来の所定の時間範囲におけるセル情報の変化や接続要求数の変化を比較する。該比較により、制御装置500は、周辺eNB600のいずれかにおいて、無線機器の障害などの何らかの異常が生じていることを検出する。このとき、制御装置500は、セル情報から、異常が発生していると判断される周辺eNB600について、異常発生セル候補に決定する。このため、制御装置500は、周辺eNB600のいずれかにおいて何らかの異常により送信電波の送信が正常に行えず、且つ自己診断又は異常報告が行えないような無警報異常状態の発生をUE400から送信される情報等に基づいて好適に検出出来る。尚、制御装置500は、UE400における周辺eNB600からの受信電力やSINR、又はeNB100に対する接続要求数など、種々のセル情報に基づいて周辺eNB600についての異常発生の検出を行う。このため、高精度に無線機器の障害による送信電波の停波等の異常の発生を検出出来る。
尚、制御装置500の動作によれば、UE400より通知されるセル情報及びeNB100に対する接続要求数の情報における変化発生率を監視し、所定の閾値より大きい(又は、小さい)変化発生率が検出される場合に、周辺eNB600において異常が発生していると判定する。このため、長期間セル情報等を収集する必要がなく、異常発生の検出を速やかに実施することが出来る。
このとき、制御装置500は、ハンドオーバ処理にかかる接続要求については除外することで、周辺eNB600についての異常の発生をより高精度に検出することが出来る。また、その他にも、UE400から通知されるセル情報や接続要求数に基づく異常発生か否かの判定について、異常に起因しないと判断される通知については除外することで、検出精度を高めることが出来る。例えば、eNB100及び周辺eNB600等、無線基地局との通信がアクティブでない、所謂アイドル状態のUE400については、該UE400からの通知を判定に用いる情報として用いないことで、検出精度を高めることが出来る。
更に、実施形態の制御装置500は、異常発生セル候補として決定された周辺eNB600について、UE400から通知されるセル情報に含まれる、トリガ起動前後のセルIDの動向や、セル情報の変化を確認している。このとき、制御装置500は、トリガ起動時点から過去の時間範囲のセルID又はセル情報と、未来の時間範囲のセルID又はセル情報とを比較することで、異常発生セルの特定を行う。従って、比較的処理量が多く、算出までに多くの時間が必要とされる統計処理と比較してより少ないサンプル(言い換えれば、より短い時間範囲のセルID又はセル情報)を用いることで、異常発生セルの特定が可能となる。このため、周辺eNB600において異常発生が発生した後、比較的早期に異常発生の検出と、異常発生セルの特定とを実現出来る。
実施形態の移動通信システム1における監視制御局300は、制御装置500からの報告により、eNB100に異常が発生していることを認識し、該eNB100の回復処置及び移動通信システム1の縮体運用などを実施することが好ましい。かかる回復処置や縮体運用は、例えば、従来実施されている公知の態様で実施されてもよい。
尚、監視制御局300は、ある周辺eNB600において異常が発生したか否かの判定をするにあたり、該周辺eNB600の周辺に配置されるeNB100からの異常発生報告だけでなく、他の周辺eNB600のうち、幾つかの周辺eNB600から異常発生が報告される場合に、異常発生と判断してもよい。実施形態の移動通信システム1では、エリア全体をカバーするために、複数のeNB100が配置され、各eNB100に対応するセルが隣接するよう配置される。このうち、ある周辺eNB600において異常が発生しているか否かを判定する場合、該eNB600の周辺にはeNB100と同様、制御装置500を備える複数の周辺eNB600が配置されると考えられる。従って、該周辺eNB600において異常が生じている場合、該周辺eNB600のセルに隣接するeNB100及びその他の複数の周辺eNB600の夫々が備える制御装置500は、該周辺eNB600について監視制御局300に対して異常発生報告を行うと考えられる。監視制御局300は、これら複数の制御装置500からの該周辺eNB600についての異常発生報告に基づいて、異常の発生を認識することで、より高精度に異常の発生と、異常発生セルの特定とを行うことが出来る。
(3)変形例
実施形態の移動通信システム1の変形例について、図8を参照して説明する。図8は、制御装置500を備えるeNB100を含む移動通信システム1の変形例である移動通信システム1’の基本的な構成を示すブロック図である。尚、図8において、図1と同様の構成については、同一の番号を付して説明を省略している。また、図8において、eNB100’a、100’b、100’cの夫々を区別せずに説明する場合には、eNB100’、UE_a1乃至UE_c3を区別することなく説明する場合には、UE400と記載する。
図8に示される移動通信システム1’は、eNB100’a、100’b、100’cと、サービングGW200と、監視制御局300’と、制御装置310とを備える。
eNB100’aは、eNB100aと同様に、コアネットワークに接続され、且つアンテナを介して送信電波を送信することにより配下にセルaを形成し、セルa内に在圏するUE_a1、UE_a2及びUE_a3と通信を行っている。また、eNB100’aは、通信中の各UE400から送信される周辺のeNB100’(例えば、eNB100’b及びeNB100’c)についてのセル情報を監視制御局300’に適宜送信する。尚、eNB100’b及びeNB100’cもeNB100’aと同様の機能及び構成を有する無線基地局である。
監視制御局300’は、eNB100’及びセキュリティGW200と有線で接続され、例えば、装置の障害発生などの報告を受けた場合などに、該障害に応じた対処を行う。また、監視制御局300’は、制御装置310と接続され、各eNB100’より送信されるセル情報や接続要求数等の情報を制御装置310に送信する。
制御装置310は、制御装置500と同様の構成を有する装置であって、監視制御局300を介して通知されるセル情報や接続要求数等の情報をeNB100'毎に分類及び集計し、異常発生セルの検出及び特定を行う。かかる制御装置310のハードウェア構成及び動作の流れは上述した基本構成例及び動作例と同様のものであってよい。かかる構成と動作により、制御装置310は、異常発生セルの検出と特定を行い、特定された異常発生セルを監視制御局300’に通知する。
尚、制御装置300は、上述した効果を享受できる限りは、上述したものとは異なるいかなる態様で移動通信システム1内に設けられてもよい。例えば、制御局300の更なる変形例は、監視制御局300の内部に形成される回路であってもよく、また、監視制御局300とは独立したネットワーク上のノード装置であってもよい。
以上説明した実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
送信電波を送信することでセルを形成し、該セル内に在圏する移動局と通信を行う無線基地局において、前記移動局から送信される当該無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する受信部と、前記所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する他の無線基地局についての異常を検出する処理を行う演算処理装置とを備えることを特徴とする無線基地局。
(付記2)
前記演算処理装置は、前記所定の情報の変化の発生率の変動を検出することを契機に、該所定の情報に含まれる前記周辺セルの識別情報の該契機の前後における変化に基づいて、前記他の無線基地局を特定する処理を行うことを特徴とする付記1に記載の無線基地局。
(付記3)
前記所定の情報は、当該無線基地局のセル内に在圏しない移動局から当該無線基地局に対する接続要求の発生及びタイミングを示す情報を含み、前記演算処理装置は、前記周辺セルの状態に関する前記セル情報と、前記接続要求の発生及びタイミングから算出される該接続要求の発生頻度を示す情報とに基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する他の無線基地局についての異常を検出する処理を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の無線基地局。
(付記4)
第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する受信部と、前記所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出する処理を行う演算処理装置とを備えることを特徴とする制御装置。
(付記5)
前記演算処理装置は、前記所定の情報の変化の発生率の変動を検出することを契機に、該所定の情報に含まれる前記周辺セルの識別情報の該契機の前後における変化に基づいて、前記第2の無線基地局を特定する処理を行うことを特徴とする付記4に記載の制御装置。
(付記6)
前記所定の情報は、前記第1の無線基地局のセル内に在圏しない移動局から該第1の無線基地局に対する接続要求の発生及びタイミングを示す情報を含み、前記演算処理装置は、前記周辺セルの状態に関する前記セル情報と、前記接続要求の発生及びタイミングから算出される該接続要求の発生頻度を示す情報とに基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する他の無線基地局についての異常を検出する処理を行うことを特徴とする付記4又は5に記載の制御装置。
(付記7)
無線基地局の異常を検出する検出方法において、第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信し、前記所定の情報に含まれる前記セル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出することを特徴とする検出方法。
(付記8)
無線基地局の異常を検出する検出方法において、第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信し、前記第1の無線基地局は、前記所定の情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出するとともに、制御局に対して、前記第2の無線基地局についての異常発生を報告し、前記制御局は、前記報告に応じて、前記所定の情報に含まれる前記セル情報に基づいて、前記周辺セルに対応する複数の無線基地局から前記第2の無線基地局を特定することを特徴とする検出方法。
(付記9)
送信電波を送信することでセルを形成し、該セル内に在圏する移動局と通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局のうち少なくとも一つと通信可能な制御装置とを備える移動通信システムであって、前記制御装置は、前記複数の無線基地局のうちの第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する受信部と、前記所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出する処理を行う演算処理装置とを備えることを特徴とする移動通信システム。
(付記10)
前記演算処理装置は、前記所定の情報の変化の発生率の変動を検出することを契機に、該所定の情報に含まれる前記周辺セルの識別情報の該契機の前後における変化に基づいて、前記第2の無線基地局を特定する処理を行うことを特徴とする付記9に記載の移動通信システム。
(付記11)
当該移動通信システムは、前記複数の無線基地局と接続される制御局を更に備え、
前記制御装置は、前記制御局に対して、前記第2の無線基地局についての異常発生を報告し、前記制御局は、前記報告に応じて、前記所定の情報に含まれる前記セル情報に基づいて、前記周辺セルに対応する複数の無線基地局から前記第2の無線基地局を特定することを特徴とする付記9又は10に記載の移動通信システム。
1 移動通信システム、
100 eNB、
200 サービングGW、
300 監視制御局、
400 UE、
500 制御装置、
510 ネットワークプロセッサ、
520 CPU、
530 メモリ、
540 FPGA、
521 入力処理部、
522 変化発生率演算部、
523 メモリ制御部、
524 メモリ記憶部、
525 トリガ判定部、
526 異常セル検出判定部、
527 異常セル検出処理部、
528 異常セル通知処理部。

Claims (6)

  1. 送信電波を送信することでセルを形成し、該セル内に在圏する移動局と通信を行う無線基地局において、
    前記移動局から送信される当該無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する受信部と、
    前記所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する他の無線基地局についての異常を検出する処理を行う演算処理装置と
    を備え
    前記所定の情報は、当該無線基地局のセル内に在圏しない移動局から当該無線基地局に対する接続要求の発生及びタイミングを示す情報を含み、
    前記演算処理装置は、前記周辺セルの状態に関する前記セル情報と、前記接続要求の発生及びタイミングから算出される該接続要求の発生頻度を示す情報とに基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する他の無線基地局についての異常を検出する処理を行うことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記演算処理装置は、前記所定の情報の変化の発生率の変動を検出することを契機に、該所定の情報に含まれる前記周辺セルの識別情報の該契機の前後における変化に基づいて、前記他の無線基地局を特定する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信する受信部と、
    前記所定の情報に含まれるセル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出する処理を行う演算処理装置と
    を備え
    前記所定の情報は、前記第1の無線基地局のセル内に在圏しない移動局から該第1の無線基地局に対する接続要求の発生及びタイミングを示す情報を含み、
    前記演算処理装置は、前記周辺セルの状態に関する前記セル情報と、前記接続要求の発生及びタイミングから算出される該接続要求の発生頻度を示す情報とに基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出する処理を行うことを特徴とする制御装置。
  4. 前記演算処理装置は、前記所定の情報の変化の発生率の変動を検出することを契機に、該所定の情報に含まれる前記周辺セルの識別情報の該契機の前後における変化に基づいて、前記第2の無線基地局を特定する処理を行うことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  5. 無線基地局の異常を検出する検出方法において、
    第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信し、
    前記所定の情報に含まれる前記セル情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出し、
    前記所定の情報は、前記第1の無線基地局のセル内に在圏しない移動局から該第1の無線基地局に対する接続要求の発生及びタイミングを示す情報を含み、
    前記周辺セルの状態に関する前記セル情報と、前記接続要求の発生及びタイミングから算出される該接続要求の発生頻度を示す情報とに基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出することを特徴とする検出方法。
  6. 無線基地局の異常を検出する検出方法において、
    第1の無線基地局に対して移動局から送信される該第1の無線基地局の周辺セルの状態に関するセル情報を含む所定の情報を受信し、
    前記第1の無線基地局は、前記所定の情報に基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出するとともに、制御局に対して、前記第2の無線基地局についての異常発生を報告し、
    前記制御局は、前記報告に応じて、前記所定の情報に含まれる前記セル情報に基づいて、前記周辺セルに対応する複数の無線基地局から前記第2の無線基地局を特定し、
    前記所定の情報は、前記第1の無線基地局のセル内に在圏しない移動局から該第1の無線基地局に対する接続要求の発生及びタイミングを示す情報を含み、
    前記第1の無線基地局は、前記周辺セルの状態に関する前記セル情報と、前記接続要求の発生及びタイミングから算出される該接続要求の発生頻度を示す情報とに基づいて、前記周辺セルのいずれかに対応する第2の無線基地局についての異常を検出することを特徴とする検出方法。
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