JP2015115690A - 通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイ - Google Patents

通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイ Download PDF

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Abstract

【課題】 ポリシー制御または課金制御のための装置が障害または輻輳した時に、既存呼を維持し、システムが輻輳に陥ることを防ぐこと。【解決手段】 EPCゲートウェイ(SGW/PGW)は、PCRF/DRAの障害または輻輳時に当該PCRF/DRAに括りつく既存呼を維持し、また、自動で呼単位にPCC連携モード又はPCC非連携モードの切り替えを行うことで呼接続要求を許容する。PCRFがSGW/PGWからのPCCルール取得要求を片方しか受信できなかった場合でも、PCCルール取得失敗を通知しない。PCRF/DRA障害または輻輳復旧後に、PCC非連携モードで接続を許容していた呼を、SGW/PGW主導で切断することで、PCC連携モードへの復帰を促す。EPC監視装置を用い、PCC連携モードおよび非連携モードを自動で切り替える。【選択図】 図9

Description

本発明は、通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイに係り、特に、PCRF/DRA単一障害または輻輳時における、LTEシステム等のシステムの輻輳回避するための通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイに関する。
LTEシステムは、EPC(Evolved Packet Core)装置とAccessネットワーク装置を備える。EPC装置の中には、SPR
(Subscriber Profile Repository)と連動することで呼のPCCルール(Policy and Charging Control Rule、特にQoSポリシー/課金制御)を動的に制御するPCRF(Policy and Charging Rules Function)と呼ばれる装置がある。このPCRFは、SGW(Serving GateWay)およびPGW(Packet data network GateWay)と呼ばれるEPCゲートウェイと、DRA(Diameter Routing Agent)を介したContro−Planeインタフェースを持っている。なお、PCCルール制御には、PCRFと連携した動的制御と、PCRFとは連携せずに、事前に各EPCゲートウェイに設定したPCCルールを適用する静的制御がある。以降、動的制御モードをPCC連携モード、静的制御モードをPCC非連携モードと呼ぶ。
本技術分野の背景技術として、3GPP TS203.007(非特許文献1)およびWO2011/099523(特許文献1)がある。TS203.007には、「PCRF障害時に、PDN(Packet Data Network)コネクションを張り直す為に、EPCゲートウェイ主導で既存呼の切断を行う。」ことが記載されている。また、PCC連携モードにおいて、PCRF/DRAからのPCCルール取得に失敗した場合、EPCゲートウェイは呼接続要求を拒否する。
WO2011/099523には、「PCRF障害の一時的なサービス停止の発生時に、ベアラに影響を与えることなく、PCRFセッションを復旧可能とする。PCRFがPCCセッション情報をPCRFクライアント(SGW/PGW)に送信し、PCRFクライアントはPCCセッション情報を保持し、PCRFの再開発生時、PCRFクライアントは再開を検出し、PCRFへのセッション復旧要求メッセージでPCCセッション情報を送信、PCRFはPCCセッション情報の復旧を行う。」と記載されている(要約参照)。
WO2011/099523
3GPP TS203.007
従来、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)は、PCRFのリブートやDRA障害を検知した場合、当該PCRF/DRAに括りつく既存呼を切断する。また、EPCゲートウェイは、DRA障害中に呼接続要求を受信した場合や、PCRF/DRAの輻輳(無応答)等によりPCCルール取得に失敗した場合は、呼接続要求を拒否する。この様に、PCRF/DRAの障害または輻輳時に、既存呼の呼切断、新規呼の呼接続拒否を行うと、最終的に多数の無線端末から再接続要求が繰り返されることとなる。また、PCC連携モードから、PCRF/DRAとの連携が不要なPCC非連携モードに切り替えるには、PCRF/DRAの異常をオペレータが検知し、各EPCゲートウェイに対して手動で設定を変更する必要がある。その為、障害復旧までには時間を要してしまう。この間、PCRF/DRAの単一故障であったにも関わらず、システム全体に影響が波及してしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、ポリシー制御または課金制御のための装置が障害または輻輳した時に、既存呼を維持し、システムが輻輳に陥ることを防ぐことを目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
通信システムであって、
ゲートウェイと、
ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
を備え、
前記ゲートウェイは、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
通信システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
通信システムにおける輻輳回避方法であって、
前記通信システムは、
ゲートウェイと、
ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
を備え、
前記ゲートウェイは、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
輻輳回避方法が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
ゲートウェイであって、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
ゲートウェイが提供される。
本発明によると、ポリシー制御または課金制御のための装置が障害または輻輳した時に、既存呼を維持し、システムが輻輳に陥ることを防ぐことができる。
LTEシステムの構成図の例である。 PCC連携モードにおける呼接続シーケンスの例である。 PCC非連携モードにおける呼接続シーケンスの例である。 PCRFリブート時の既存呼切断を示したシーケンスの例である。 PCRFリブート時の既存呼維持を示したシーケンスの例である。 DRA障害時の既存呼切断を示したシーケンスの例である。 DRA障害時の既存呼維持を示したシーケンスの例である。 PCCルール取得失敗時の呼接続拒否を示したフローチャートの例である。 呼単位に自動でPCC連携/非連携モードを切り替えることを示したフローチャートの例である。 DRA障害中の呼接続拒否を示したシーケンスの例である。 DRA障害中の呼接続許容を示したシーケンスの例である。 PCRF/DRA輻輳(無応答)時の呼接続拒否を示したシーケンスの例である。 PCRF/DRA輻輳(無応答)時の呼接続許容を示したシーケンスの例である。 PCRF輻輳時の呼接続拒否を示したシーケンスの例である。 PCRF輻輳時の呼接続許容を示したシーケンスの例である。 PCC非連携モードからPCC連携モードへの復帰を示したシーケンスの例である。 EPC監視装置を用いたPCC非連携モード化を示したシーケンスの例である。 EPC監視装置を用いたPCC連携モード化を示したシーケンスの例である。
1.概要

本実施例では、例えば、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)は、PCRFのリブートやDRA障害を検知した場合でも、当該PCRF/DRAに括りつく既存呼を維持することができる。また、本実施例では、EPCゲートウェイは、DRA障害中に呼接続要求を受信した場合や、PCRF/DRAの輻輳(無応答)等によりPCCルール取得に失敗した場合でも、呼単位に自動でPCC連携モードを切り替えることで呼接続要求を許容することができる。
2.システムおよび呼接続

図1は、LTEシステムの構成図の例である。LTEシステムは、無線端末であるUE(User Equipment)(101)、Accessネットワーク装置における無線基地局であるeNB(Evolved Packet Core)(102)、EPC装置、加入者情報を管理するSPR(109)、EPC装置を保守監視するEPC監視装置(110)を備える。EPC装置は、無線端末の位置情報管理、ページング制御、無線端末の認証等を行うMME(Mobility Management Entity)(103)、EPCゲートウェイの中でもデータ転送制御を司るSGW(104)、EPCゲートウェイの中でもHome Agent機能を持ち無線端末にIPアドレスを割り当てるPGW(105)、認証・認可・課金プロトコルであるDiameterプロトコルのメッセージを転送するDRA(転送装置)(106)、SPR(109)と連動してPCCルールを制御するPCRF(ポリシー制御装置)(107)を備える。特に、PCRF(107)/DRA(106)は、GxcというControl−PlaneインタフェースによってSGWと接続し、GxというControl−PlaneインタフェースによってPGWと接続している為、呼接続/呼切断時にControl−Planeの負荷が集中する構成となっている。なお、User−Planeは、UE、eNB、SGW、PGW、PDN(108)間で転送され、MME、DRA、PCRFを介すことはない。また、SGWとPGWは、S5/S8というControl−PlaneおよびUser−Planeのインタフェースにて接続している。
図2は、PCC連携モードにおける呼接続シーケンスの例である。前提として、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)は、PCC連携モードに設定されている(201)。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(202)を受信すると、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(203)を送信すると共に、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(204)を、DRAを介してPCRFへ送信する。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信すると、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(205)を、DRAを介してPCRFへ送信する。PCRFは、各EPCゲートウェイからのCredit Control Requestを受信したことをもって、それぞれのゲートウェイに対して、Credit Control Answer(206)を送信し、PCCルール(連携ポリシー制御ルール)を提供する。EPCゲートウェイは、受信したPCCルールを当該呼に適用(207)する。PGWは、SGWに対して呼接続成功を意味するProxy Binding Acknowledgement(208)を送信する。SGWも、Create Session Response(209)をMMEへ返信することで、呼接続要求を正常に受け入れたことを通知する。
図3は、PCC非連携モードにおける呼接続シーケンスの例である。前提として、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)は、PCC非連携モードに設定されている(301)。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(302)を受信すると、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(303)を送信する。ここで、PCC非連携モードに設定されている為、PCRF/DRAに対してPCCルール取得要求は送信しない。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信しても、PCRF/DRAに対してPCCルール取得要求は送信しない。各EPCゲートウェイは、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報(非連携ポリシー制御ルール)を読み込み、当該呼に適用(304)する。PGWは、SGWに対して呼接続成功を意味するProxy Binding Acknowledgement(305)を送信する。SGWも、Create Session Response(306)をMMEへ返信することで、呼接続要求を正常に受け入れたことを通知する。
3.シーケンス
本実施例では、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)が、PCRFのリブートを検知した場合でも、当該PCRFに括りつく既存呼を維持する例を説明する。
図4は、PCRFリブート時に既存呼を切断する関連技術のシーケンスの例である。各EPCゲートウェイは、PCRFのリブートをOrigin−State−Id(リスタートカウンタ)を用いて検出する。Origin−State−Idとは、リブートする度に値が更新される識別子であり、PCRFと各EPCゲートウェイとの間でDiameterメッセージによって交換されている。
PCRFが起動し、Origin−State−Idが10であったと仮定する(401)。シーケンス402〜405は、図2のシーケンス202〜205と同様である。PCRFは、Origin−State−Idが10であることを、通常呼接続のDiameterメッセージを用いて各EPCゲートウェイへ通知する。図4では、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(404および405)に対する応答Credit Control Answer(406)で各EPCゲートウェイに通知している。但し、その他Diameterメッセージ(たとえばPCRF主導切断メッセージ)で通知しても構わない。各EPCゲートウェイは、呼の情報(たとえば、無線端末のIDや電話番号など)を管理するテーブルを保持しており、受信したOrigin−State−Idについても同テーブルにて呼毎に管理しておく(407)。SGWは、Create Session Response(408)をMMEへ返信することで、呼接続要求を正常に受け入れたことを通知する。
その後、PCRFがリブートした場合、Origin−State−Idが11に更新される(409)。SGWは、MMEから接続/切断/ハンドオフ要求(410)を受信すると、PCCルール取得またはSGWとPCRF間のセッション情報解放のためのCredit Control Request(411)を、DRAを介してPCRFへ送信する。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信すると、PCCルール取得またはPGWとPCRF間のセッション情報解放のためのCredit Control Request(412)を、DRAを介してPCRFへ送信する。PCRFは、Origin−State−Id(=11)の情報をリブート後に発生した通常呼接続のDiameterメッセージにてEPCゲートウェイに通知する(413)。SGWは、MMEに接続/切断/ハンドオフ応答(414)を通知する。EPCゲートウェイは、Origin−State−Idの違いからPCRFのリブートを検知し、当該PCRFに括りついている古いOrigin−State−Idを持つ既存呼を切断する(415)。PGWは呼切断メッセージであるBinding Revocation Indication(416)を送信し、SGWも同様に呼切断メッセージであるDelete Bearer Request(417)をMMEへ送信することで、既存呼の切断を行う。
図5は、PCRFリブート時でも既存呼を維持する、本実施例のシーケンス例である。シーケンス502〜512は、図4のシーケンス402〜412と同様である。また、図4と同様に、PCRFは、リブートによって更新されたOrigin−State−Idを、通常呼接続のDiameterメッセージにてEPCゲートウェイに通知する(513)。ここで、各EPCゲートウェイはPCRFリブートを検知しても、古いOrigin−State−Idを持つ既存呼を維持する(514)。上述した通り、PCRFはUser−Planeの通り道ではない為、維持された既存呼は、データ通信を継続することができる。
本実施例では、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)が、DRA障害を検知した場合でも、当該DRAに括りつく既存呼を維持する例を説明する。
図6は、DRA障害時に既存呼を切断する関連技術のシーケンスの例である。各EPCゲートウェイは、Diameterメッセージを用いて、DRAの死活監視を行う。各EPCゲートウェイは、DRAに対して死活監視メッセージであるDevice Watchdog Request(601および603)を送信し、その応答であるDevice Watchdog Answer(602および604)を受信することで、DRAに障害が発生していないことを認識する。DRAに障害が発生した場合(605)、各EPCゲートウェイは、Device Watchdog Request(606および607)に対する応答をDRAから受信できない為、DRAに障害が発生したことを検知する(608)。各EPCゲートウェイは、DRA障害を検知した場合、EPC監視装置に対して警報を発出すると共に、当該DRAに括りついている既存呼を切断する。PGWはBinding Revocation Indication(609)を送信し、SGWはDelete Bearer Request(610)をMMEへ送信することで、既存呼の切断を行う。
なお、各EPCゲートウェイは、DRA障害検出後も、DRAに対して死活監視メッセージであるDevice Watchdog Request(612および614)を送信し、死活監視自体は継続している。障害が復旧し(611)、DRAから応答を受信できた場合は(613および615)、DRAが障害から復旧したと判断し、EPC監視装置に対して警報回復を指示する(616)。
図7は、DRA障害時でも既存呼を維持する、本実施例のシーケンス例である。図6同様に、各EPCゲートウェイは、Diameterメッセージを用いて、DRAの死活監視を行う。シーケンス701〜707は、図6のシーケンス601〜607と同様である。各EPCゲートウェイは、送信したDevice Watchdog Request(706および707)に対する応答を受信できない場合、DRAに障害が発生したことを検知する(708)。但し、各EPCゲートウェイは、EPC監視装置に警報を発出するのみとし、既存呼を維持する。
また、その後、DRA障害の復旧を検知した場合も(709)、EPC監視装置に対して警報回復を指示するのみとする(714)。なお、シーケンス710〜713は、図6のシーケンス612〜615と同様である。上述した通り、DRAはUser−Planeの通り道ではない為、維持された既存呼は、データ通信を継続することができる。
本実施例では、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)が、PCRF/DRAからのPCCルール取得に失敗した場合に、当該呼を自動的にPCC非連携モードに切り替え、呼接続を成功させる例を説明する。
図8は、PCCルール取得失敗時に呼接続要求を拒否する関連技術のフローチャートの例である。各EPCゲートウェイは、呼接続要求を受信した場合(801)、自身のシステムパラメータを参照し、PCC連携モード設定を確認する(802)。PCC非連携モードに設定されている場合は、各EPCゲートウェイは、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報を当該呼に適用(803)し、呼接続を成功させる(804)。もし、PCC連携モードに設定されている場合は、各EPCゲートウェイは、PCRFに対してPCCルール取得要求を行う(805)。各EPCゲートウェイは、PCRFからのPCCルール取得が成功すれば、PCRFから受信したPCCルール情報を当該呼に適用し(807)、呼接続を成功させる。各EPCゲートウェイは、PCRFからのPCCルール取得に失敗した場合は、呼接続を拒否(806)する。
図9は、呼単位に自動でPCC連携/非連携モードを切り替えることを示したフローチャートの例である。各EPCゲートウェイは、呼接続要求を受信した場合(901)、自身のシステムパラメータを参照し、PCC連携モード設定を確認する(902)。PCC非連携モードに設定されている場合は、各EPCゲートウェイは、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報を当該呼に適用(903)し、呼接続を成功させる(904)。もし、PCC連携モードに設定されている場合は、各EPCゲートウェイは、PCRFに対してPCCルール取得要求を行う(905)。各EPCゲートウェイは、PCRFからのPCCルール取得が成功すれば、PCRFから受信したPCCルール情報を当該呼に適用し(906)、呼接続を成功させる。各EPCゲートウェイは、PCRFからのPCCルール取得に失敗した場合は、当該呼を呼単位にPCC非連携モードに切り替えること(907)によって、呼接続を許容する。各EPCゲートウェイは、ステップ907の後、PCRFからPCCルール情報を取得できていない為、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報を当該呼に適用することで(903)、呼接続を成功させることが可能となる。
PCRFからPCCルールを取得できないケースについては、例えば、EPCゲートウェイがDRAの障害を検出していることにより、PCCルール取得要求自体を送信できないケース、PCRF/DRAがPCCルール取得要求に対して無応答のケース、PCRF/DRAがPCCルール取得要求に対して拒否応答を返すケース等が想定される。PCRF/DRAからPCCルールを取得できないケースは、本実施例の通り、当該呼をPCC非連携モードとして許容することで、無線端末からの再接続要求を抑えることが可能となる。それぞれのケースにおける具体的な実施例を実施例4、実施例5、実施例6に記載する。
本実施例では、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)が、DRA障害中に呼接続要求を受信しても、それを許容する例を説明する。
図10は、DRA障害中に受信した呼接続要求を拒否する関連技術のシーケンスの例である。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1002)を受信した際、DRA障害を検知していれば、Create Session Response(Reject)(1003)をMMEへ即返信することで、呼接続要求を拒否する。
MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1002)を受信した際(1004)、SGWがDRA障害を検知していない場合は、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(1005)を送信すると共に、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1006)を、DRAを介してPCRFへ送信する。ここで、PGWがDRA障害を検知している場合は、Proxy Binding Acknowledge(Reject)(1007)を即返信することで、呼接続要求を拒否する。SGWは、PGWから呼接続要求を拒否された為、Create Session Response(Reject)(1008)をMMEへ送信する。
図11は、DRA障害中でも呼接続要求を許容する、本実施例のシーケンス例である。前提として、各EPCゲートウェイは、PCC連携モードに設定されている(1101)。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1103)を受信した際、DRA障害(1102)を検知していれば、当該呼をPCC非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容し(1104)、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(1105)を送信する。当該呼は、PCC非連携モードの為、PCRF/DRAに対するPCCルール取得要求は送信しない。同様に、PGWはProxy Binding Updateを受信した際、DRA障害を検知していれば、当該呼をPCC非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容する(1106)。そして、各EPCゲートウェイは、PCC非連携モードとして扱う呼に対して、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報を適用(1107)する。PGWは、呼接続要求を許容すると、SGWに対して呼接続成功を意味するProxy Binding Acknowledge(Success)(1108)を返信する。SGWは、PGWからProxy Binding Acknowledgement(Success)を受信している為、Create Session Response(Success)(1109)をMMEへ送信する。
なお、ここではDRA障害時の初期接続を例として示しているが、初期接続以外に、既存呼のIdle遷移/Active遷移/ハンドオフなど、PCRF/DRAに対してアクセスが必要となる契機がPCC非連携モード切替の対象となる。PCC連携モードで動作している既存呼に対して、DRA障害中にこれらのシーケンスが動作した場合、当該呼を非連携モードに切り替えることで、PCRF/DRAへのメッセージを送信することなく、既存呼を維持することが可能となる。
本実施例では、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)が、呼接続時にPCRF/DRAの輻輳(無応答)を検知した場合でも、呼接続を許容する例を説明する。
図12は、PCRF/DRA無応答時の呼接続拒否を示した関連技術のシーケンスの例である。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1201)を受信した際、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(1202)を送信すると共に、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1203、1205)を、DRAを介してPCRFおよびDRAへ送信する。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信すると、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1204、1206)を、DRAを介してPCRFへ送信する。
ここで、PCRFまたはDRAから応答が無い場合、各EPCゲートウェイは、規定回数だけCredit Control Requestの再送を行い、それでも応答を受信できない場合は、呼接続を拒否する。PGWからSGWに対して、Proxy Binding Acknowledge(Reject)(1207)を送信し、SGWもCreate Session Response(Reject)(1208)をMMEへ送信することで呼接続を拒否する。
図13は、PCRF/DRA無応答時でも呼接続要求を許容する、本実施例のシーケンス例である。前提として、各EPCゲートウェイは、PCC連携モードに設定されている(1301)。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1302)を受信した際、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(1303)を送信すると共に、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1304、1306)を、DRAを介してPCRFおよびDRAへ送信する。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信すると、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1305、1307)を、DRAを介してPCRFおよびDRAへ送信する。ここで、PCRFまたはDRAから応答が無い場合、各EPCゲートウェイは、規定回数だけCredit Control Requestの再送を行う。それでも応答を受信できない場合は、当該呼をPCC非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容する(1308)。そして、各EPCゲートウェイは、PCC非連携モードとして扱う呼に対して、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報を適用(1309)する。PGWは、呼接続要求を許容すると、SGWに対して呼接続成功を意味するProxy Binding Acknowledge(Success)(1310)を返信する。SGWは、PGWからProxy Binding Acknowledgement(Success)を受信している為、Create Session Response(Success)(1311)をMMEへ送信する。
なお、ここでは初期接続時のPCRF/DRA無応答を例として示しているが、初期接続以外に、既存呼のIdle遷移/Active遷移/ハンドオフなど、PCRF/DRAに対してアクセスが必要となる契機がPCC非連携モード切替の対象となる。PCC連携モードで動作している既存呼に対して、これらのシーケンスが動作した際に、PCRF/DRAから応答が無ければ、当該呼を非連携モードに切り替えることで、既存呼を維持することが可能となる。
本実施例では、PCRFが輻輳し、PCRFが、PCCルール取得要求を片方のEPCゲートウェイ(SGW/PGW)からしか受信できなかった場合でも、呼接続を許容する例を説明する。
図14は、PCRF輻輳時の呼接続拒否を示した関連技術のシーケンスの例である。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1401)を受信した際、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(1402)を送信すると共に、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1403)を、DRAを介してPCRFへ送信する。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信すると、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1404)を、DRAを介してPCRFへ送信する。ここで、PCRFは、初回のSGWからの要求は受信したが、受信バッファの輻輳等により、PGWからの要求をドロップしてしまった場合、一定時間PGWからのPCCルール取得要求を待ち受ける。各EPCゲートウェイはPCRFからの応答を受信できていない為、PCCルール取得要求の再送(1405および1406)を行うが、これもPCRF輻輳等によりドロップしてしまった場合は、PCRF側のタイマが満了する。PCRFは、PCCルール取得要求を受信できていたSGWに対して、PCCルール取得失敗を示すCredit Control Answer(Reject)(1407)を送信する。PGWはPCCルール取得要求の応答を受信できない為、PCRF/DRA無応答を検知し、PGWからSGWに対して、Proxy Binding Acknowledge(Reject)(1408)を送信し、SGWもCreate Session Response(Reject)(1409)をMMEへ送信することで呼接続を拒否する。
図15は、PCRF輻輳時でも呼接続を許容する、本実施例のシーケンス例である。前提として、各EPCゲートウェイは、PCC連携モードに設定されている(1501)。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1502)を受信した際、PGWに対して呼接続要求であるProxy Binding Update(1503)を送信すると共に、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1504)を、DRAを介してPCRFへ送信する。PGWも同様に、Proxy Binding Requestを受信すると、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(1505)を、DRAを介してPCRFへ送信する。ここで、PCRFは、初回のSGWからの要求は受信したが、受信バッファの輻輳等により、PGWからの要求をドロップしてしまった場合、一定時間PGWからのPCCルール取得要求を待ち受ける。各EPCゲートウェイはPCRFからの応答を受信できていない為、PCCルール取得要求の再送(1506)を行うが、これもPCRF輻輳等によりドロップしてしまった場合は、PCRF側のタイマが満了する。ここで、PCRFは、PCCルール取得要求を受信できていたSGWに対して、PCCルール取得失敗を示すCredit Control Answer(Reject)(1507)の返信を抑止する。これにより、EPCゲートウェイ側では、PCRF/DRAの無応答と見えるため、実施例5の通り、当該呼をPCC非連携モードとして扱うことで、接続要求を許容できる(1508)。各EPCゲートウェイは、PCC非連携モードとして扱う呼に対して、事前に自身のシステムパラメータに設定されていたPCCルール情報を適用(1509)する。PGWは、SGWに対して呼接続成功を意味するProxy Binding Acknowledge(Success)(1510)を返信する。SGWは、PGWからProxy Binding Acknowledgement(Success)を受信している為、Create Session Response(Success)(1511)をMMEへ送信する。
なお、ここではPCRF輻輳時の初期接続を例として示しているが、初期接続以外に、既存呼のIdle遷移/Active遷移/ハンドオフなど、PCRF/DRAに対してアクセスが必要となる契機がPCC非連携モード切替の対象となる。PCC連携モードで動作している既存呼に対して、これらのシーケンスが動作した際に、PCRFがSGWまたはPGWのどちらか一方からしかメッセージを受信できない場合、PCRFはEPCゲートウェイに対してPCCルール取得失敗を返さないこととする。これにより、EPCゲートウェイ側にて当該呼を非連携モードに切り替えることで、既存呼を維持することが可能となる。
本実施例では、一時的にPCC非連携モードとして受け入れた呼を、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)装置主導で切断し、PCC連携モードへの復帰を促す例を説明する。図16は、PCC非連携モードの呼をEPCゲートウェイ主導で切断するシーケンスの例である。各EPCゲートウェイは、例えば、図11、図13または図15でも示したように、PCC非連携モードで呼接続を許容した(1601)場合、当該呼に対して切断待ちタイマを設定する。タイマ値はPCRF/DRA障害または輻輳の回復を見込める十分長い時間とする。また、タイマ値は呼毎に乱数を乗算し、分散させることで、タイマ満了時の一斉呼切断を回避することができる。切断待ちタイマが満了すると、各EPCゲートウェイ主導で呼切断を行う(1603)。
SGW主導で呼切断を行う場合は、MMEに対してDelete Bearer Request(1604)を送信し、PGWに対してはProxy Binding Update(Type MD)(1605)を送信することで、呼切断を指示する。PGWは、呼切断処理を行い、SGWに対してProxy Binding Acknowledgeを返信する。PGW主導で呼切断を行う場合は、SGWに対してBinding Revocation Indication(1607)を送信する。SGWは、MMEに対してDelete Bearer Request(1608)を送信する。その後、EPCゲートウェイが無線端末からMMEを介して再接続要求であるCreate Session Request(1609)を受信した場合、PCC連携モード(図2等)での呼接続を試みる。
各EPCゲートウェイは、切断待ちタイマ満了時に、PCRF/DRA障害または輻輳が復旧していないと判断した場合は、即呼切断を実行するのではなく、切断待ちタイマを延長することも可能である。
本実施例では、EPC監視装置を介して、ノード単位にPCC連携モード/非連携モードを切り替えることで、システム輻輳を回避する例を説明する。
図17は、EPC監視装置を用いて、PCC連携モードからPCC非連携モードへ切り替えるシーケンスの例である。実施例2に示した通り、各EPCゲートウェイは、PCC連携モードの場合、DRA障害が発生した場合(1701)、DRAからのDevice Watchdog Request(1702および1703)の応答が途絶えることで、DRA障害を検知する(1704)。ここで、各EPCゲートウェイは、EPC監視装置に対して警報を通知する(1705)が、これを契機に、EPC監視装置から各EPCゲートウェイに対してPCC非連携モード化を指示する(1706)。PCC非連携モード化指示を受信した各EPCゲートウェイは、自身のシステムパラメータをPCC非連携モードに変更する。以降、呼接続要求を受信した場合は、PCC非連携モードとして(図3等)呼接続を許容する。
図18は、EPC監視装置を用いて、PCC非連携モードからPCC連携モードへ切り替えるシーケンスの例である。各EPCゲートウェイは、例えば図11、図13、図15、または、図16等で示したように、PCC非連携モードで呼接続を許容した(1801)場合、その情報をEPC監視に通知する(1802)。DRA障害復旧後(1803)、実施例2に示した通り、各EPCゲートウェイにてそれを検知(1804)し、EPC監視装置に対して警報回復を通知する(1805)。EPC監視装置は、警報回復を契機として、各EPCゲートウェイに対して、PCC連携モード化を指示すると共に、PCC非連携モードで接続している既存呼の切断を指示する(1806)。各EPCゲートウェイでは、PCC非連携モードで接続している呼の切断を行うが、一斉切断とならないように、呼毎に切断タイミングを分散させる(1807)。その後、EPCゲートウェイが無線端末からMMEを介して再接続要求であるCreate Session Request(1808)を受信した場合、PCC連携モードでの呼接続(図2等)を試みる。
4.本実施例の効果

本実施例によると、PCRF/DRA障害または輻輳時でも既存呼を維持し、かつ呼接続を許容することで、端末からの一斉再接続を回避でき、システム全体が輻輳に陥ることを防ぐことが可能となる。
また、本実施例によると、システム全体のトラフィック量を抑制できるため、輻輳に陥っていたPCRF/DRAの早期障害回復を図ることができる。
5.付記

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 LTEシステムにおける無線端末
102 LTEシステムにおける無線基地局
103 LTEシステムにおける無線端末の位置情報管理装置
104 LTEシステムにおけるデータ転送制御を担うEPCゲートウェイ
105 LTEシステムにおける無線端末のIPアドレスを管理するEPCゲートウェイ
106 LTEシステムにおけるPCRF負荷分散装置
107 LTEシステムにおけるQoSポリシー・課金制御装置
108 LTEシステムにおけるIP Network網
109 LTEシステムにおける加入者情報管理装置
110 LTEシステムにおける保守・監視装置

Claims (10)

  1. 通信システムであって、
    ゲートウェイと、
    ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
    を備え、
    前記ゲートウェイは、
    呼接続要求を受信し、
    非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
    連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
    前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
    前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
    通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置
    をさらに備え、
    前記ゲートウェイは、
    連携モードに設定されている場合、呼接続要求を受信した際、前記転送装置の障害を検知していれば、前記呼を非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容し、
    非連携モードとして扱う前記呼に対して、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を適用する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムであって、
    認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置
    をさらに備え、
    前記ゲートウェイは、
    連携モードに設定されている場合、呼接続要求を受信した際、ポリシー制御ルール取得要求を、前記ポリシー制御装置及び/又は前記転送装置へ送信し、
    規定回数以上ポリシー制御ルール取得要求の再送を行っても前記ポリシー制御装置及び/又は前記転送装置から応答が無い場合、前記呼を非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容し、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を適用する
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記ゲートウェイは、サービングゲートウェイ(SGW)と、パケットネットワークゲートウェイ(PGW)とを備え、
    前記SGWは、連携モードに設定されている場合、呼接続要求を受信した際、前記PGWに対して呼接続要求を送信すると共に、ポリシー制御ルール取得要求を、前記ポリシー制御装置へ送信し、
    前記PGWは、前記SGWから呼接続要求を受信すると、ポリシー制御ルール取得要求を、前記ポリシー制御装置へ送信し、
    前記ポリシー制御装置は、前記SGWからの要求は受信したが、一定時間以上前記PGWからの要求をドロップしてしまった場合、ポリシー制御ルール取得要求を受信できていた前記SGWに対して、ポリシー制御ルール取得失敗の返信を抑止することにより、前記SGW及び前記PGWは、前記呼を非連携モードとして扱うことで、接続要求を許容し、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を適用する
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記ゲートウェイは、非連携モードで呼接続を許容した場合、前記呼に対して予め設定した切断待ちタイマが満了すると、前記ゲートウェイの主導で呼切断を行うことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1に記載の通信システムであって、
    監視装置と、
    認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置と
    をさらに備え、
    前記ゲートウェイは、前記転送装置の障害を検知すると、前記監視装置に対して警報を通知し、
    前記監視装置は、前記警報を受信すると、前記ゲートウェイに対して非連携モード化を指示し、
    非連携モード化指示を受信した前記ゲートウェイは、自身のシステムパラメータを非連携モードに変更する
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 請求項6に記載の通信システムであって、
    前記ゲートウェイは、非連携モードで呼接続を許容した場合、非連続モードで呼接続したことを前記監視装置に通知し、
    前記ゲートウェイは、前記転送装置の障害復旧を検知した際、前記監視装置に対して警報回復を通知し、
    前記監視装置は、警報回復を受信すると、前記ゲートウェイに対して、連携モード化を指示すると共に、非連携モードで接続している既存呼の切断を指示し、
    前記ゲートウェイは、一斉切断とならないように、呼毎に切断タイミングを分散させて非連携モードで接続している呼の切断を行い、
    前記ゲートウェイは、再接続要求を受信した場合、連携モードでの呼接続を行う
    ことを特徴とする通信システム。
  8. 請求項1に記載の通信システムであって、
    認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置
    をさらに備え、
    前記ゲートウェイは、前記転送装置の死活監視を行い、前記転送装置に障害が発生したことを検知すると、前記監視装置に警報を発出して既存呼を維持し、
    前記ゲートウェイは、前記転送装置の障害復旧を検知した場合、前記監視装置に対して警報回復を指示し、維持された既存呼の通信を継続する
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 通信システムにおける輻輳回避方法であって、
    前記通信システムは、
    ゲートウェイと、
    ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
    を備え、
    前記ゲートウェイは、
    呼接続要求を受信し、
    非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
    連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
    前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
    前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
    輻輳回避方法。
  10. ゲートウェイであって、
    呼接続要求を受信し、
    非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
    連携モードに設定されている場合は、ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
    前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
    前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
    ゲートウェイ。
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