JP5468632B2 - シート体の供給方法及びシート体の供給装置 - Google Patents

シート体の供給方法及びシート体の供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5468632B2
JP5468632B2 JP2012034677A JP2012034677A JP5468632B2 JP 5468632 B2 JP5468632 B2 JP 5468632B2 JP 2012034677 A JP2012034677 A JP 2012034677A JP 2012034677 A JP2012034677 A JP 2012034677A JP 5468632 B2 JP5468632 B2 JP 5468632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
belt
sheet body
fixed
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012034677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013170052A (ja
Inventor
憲彦 坂井田
浩道 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP2012034677A priority Critical patent/JP5468632B2/ja
Priority to CN201210177924.XA priority patent/CN103253544B/zh
Publication of JP2013170052A publication Critical patent/JP2013170052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468632B2 publication Critical patent/JP5468632B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Description

本発明は、積層電池に使用されるシート体の供給方法及び供給装置に関するものである。
積層構造型の電池の製造過程においては、シート状をなす正極箔及び負極箔が、同じくシート状をなすセパレータを介して交互に積層される。正極箔及び負極箔は、それぞれ所定の金属製の極箔本体に活物質が塗布されることで構成されている。また、セパレータは、例えば電気絶縁性の多孔質樹脂フィルムにより構成されている。
積層電池を製造するにあたっては、これら正極箔及び負極箔並びにセパレータが予めそれぞれ個別のパレット上に蓄積されている。そして、各パレット上の正極箔及び負極箔並びにセパレータが、順次吸着パッド等により吸着され、交互に所定の積層ポジションに積み上げられていく。
積層電池を構成する材料のうち、例えばセパレータは、元々はロール状に捲回されている。つまり、ロール状に捲回された帯状シートが引出され、引き出された帯状シートの先端部分が切断されて所定長のセパレータ(=「シート体」)とされ、そのシート体がパレット上に順次供給されて蓄積される。従来、上記供給の手法として、帯状シートの先端部を吸着して引き出し、所定長に切断し、パレット上に蓄積するという技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
当該特許文献1に記載の技術では、帯状シートの上側に位置する「第1の搬送部材」及び「第2の搬送部材」と、帯状シートの下側に位置する「引出部材」とを用いることとしている。
そして、ロール状の帯状シートをその上面に負圧で吸着した「引出部材」をスライドさせて帯状シート先端部を引き出し[工程(1)]、
「第1の搬送部材」を下降させて、「引出部材」との間で帯状シートを挟持して[工程(2)]、
帯状シートからシート体を切断し[工程(3)]、
「引出部材」との間で挟持する帯状シートの先端部をその下面に負圧で吸着して「第1の搬送部材」を上昇、待機させ[工程(4)]、
切断されたシート体をその上面に吸着した「引出部材」を、「第1の搬送部材」から離反して配置された「第2の搬送部材」の直下までスライドさせ[工程(5)]、
「第2の搬送部材」を下降させて「引出部材」上のシート体を負圧による吸着のもとで「第2の搬送部材」に移し[工程(6)]、
「第2の搬送部材」が昇降、スライドしてシート体をパレットに搬送する間に、「引出部材」を「第1の搬送部材」の下方にスライドさせるとともに[工程(7)、(8)]、
「第1の搬送部材」を下降させて、「引出部材」の上面に帯状シート先端部を負圧で吸着させて帯状シートを「第1の搬送部材」から「引出部材」に移し[工程(9)、(10)]、
「第2の搬送部材」を工程(5)の位置まで戻し、「引出部材」をスライドさせて帯状シート先端部を引き出す[工程(11)=工程(1)]という一連の工程が繰り返し実行される。
特許第4726215号公報
ところが、上記特許文献1の技術では、帯状シートを引出したり、或いはシート体を移動させるための部材として、少なくとも3つの部材を必要としており、装置の煩雑化を招いてしまうおそれがある。また、「引出部材」に関し、当該「引出部材」をスライドさせる動作[工程(1)]と、カット後、さらに「第2の搬送部材」の直下までスライドさせる動作[工程(5)]の2度の前進動作を必要としている。つまり、「第2の搬送部材」がシート体を吸着するまでに、「引出部材」を2度前進動作させる必要があり、その分だけ、供給スピードの面でロスを招いていた。
本発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、装置の複雑化を抑制でき、シート体の供給スピード向上に貢献できるシート体の供給方法及び供給装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.ロール状に捲回された帯状シートを所定長に切断してシート体とし、当該シート体を所定の供給位置に搬送し供給するためのシート体の供給方法であって、
前記捲回された帯状シートの原反よりも下流側の所定位置に固設された固定吸着部材から受け渡された前記帯状シートの下面を、引出部材にて吸着した状態で、前記引出部材を、前記固定吸着手段よりも下流側の受渡位置に移動させることで、前記帯状シートを引出す工程と、
前記受渡位置に引き出された前記帯状シートを、前記受渡位置にある搬送部材と前記引出部材とで挟持する工程と、
前記帯状シートを、前記搬送部材と前記引出部材とで挟持した状態で、前記受渡位置よりも上流側にてカッタで切断することで、シート体とするとともに、前記切断に際しては前記固定吸着部材にて前記帯状シートの上面を吸着する工程と、
前記搬送部材にて前記シート体の上面を吸着した状態で、前記搬送部材を前記所定の供給位置まで移動させ、当該所定の供給位置に前記シート体を供給するとともに、前記引出部材を、前記シート体及び前記搬送部材から離間させ、前記固定吸着手段の下方に移動させる工程と、
前記シート体の離間した前記搬送部材を前記受渡位置に戻すとともに、前記引出部材にて前記帯状シートの下面を吸着することで前記固定吸着部材から前記引出部材へ前記帯状シートを受け渡す工程と
を有することを特徴とするシート体の供給方法。
手段1によれば、捲回された帯状シートの原反よりも下流側の所定位置に固設された固定吸着部材から受け渡された前記帯状シートの下面が引出部材にて吸着された状態で、引出部材が、固定吸着手段よりも下流側の受渡位置に移動させられる。これにより、帯状シートが引出される。次に、受渡位置に引き出された帯状シートが、受渡位置にある搬送部材と引出部材とで挟持される。そして、その挟持状態で、帯状シートが受渡位置よりも上流側にてカッタで切断されることで、シート体とされる。また、切断に際しては固定吸着部材にて帯状シートの上面が吸着される。続いて、搬送部材にてシート体の上面が吸着された状態で、搬送部材が所定の供給位置まで移動させられ、当該所定の供給位置にシート体が供給される。それとともに、引出部材は、シート体及び搬送部材から離間させられ、固定吸着手段の下方に移動させられる。その後、シート体の離間した搬送部材が受渡位置に戻されるとともに、引出部材にて帯状シートの下面が吸着することで固定吸着部材から引出部材へ帯状シートが受け渡される。これら一連の工程が繰り返されることで、所定長のシート体が所定の供給位置に積み上げられる。したがって、手段1によれば、シート体を移動させるための部材として、「引出部材」と「搬送部材」の2つの部材を用いればよく、結果として、装置全体の複雑化を抑制することができる。また、「引出部材」に関して、カッタによる切断の後、さらなる前進動作を必要としなくて済む。つまり、『第2の搬送部材』がシート体を吸着するまでに、『引出部材』を2度前進動作させる必要があった従来技術に比べ、高効率でシート体を供給することができ、結果として、シート体の供給スピード向上に貢献することができる。
手段2.前記切断に際しては、前記引出部材による吸着を解除し、前記搬送部材による吸着を開始することを特徴とする手段1に記載のシート体の供給方法。
手段2によれば、切断に際し、引出部材による吸着が解除され、搬送部材による吸着が開始される。このため、その後の搬送部材によるシート体の移動をより円滑に行うことができる。
尚、引出部材による吸着の解除、搬送部材による吸着の開始は、必ずしも同時でなくてもよい。また、「切断に際しては」とあるのは、切断と同時である場合は勿論、搬送部材と引出部材と帯状シート(シート体)を挟持している期間を含んでいてもよい。
手段3.前記固定吸着部材から前記引出部材へ前記帯状シートを受け渡す工程に際しては、前記固定吸着部材と前記引出部材とで前記帯状シートを挟持し、当該挟持中に、前記固定吸着部材による吸着を解除し、前記引出部材による吸着を開始することを特徴とする手段1又は2に記載のシート体の供給方法。
手段3によれば、帯状シートの受け渡しに際し、固定吸着部材と引出部材とで帯状シートが挟持される。そして、当該挟持中に、固定吸着部材による吸着が解除され、引出部材による吸着が開始される。従って、その後の引出部材による帯状シートの引出をより円滑に行うことができる。
また、次の手段4,5のように、シート体の供給装置に具現化することもできる。
手段4.前記固定吸着手段、引出部材、カッタ、及び、搬送部材を具備し、手段1乃至3のいずれかに記載のシート体の供給方法に用いられるシート体の供給装置。
手段5.ロール状に捲回された帯状シートを所定長に切断してシート体とし、当該シート体を所定の供給位置に搬送し供給するためのシート体の供給装置において、
前記捲回された帯状シートの原反よりも下流側の所定位置に固設され、前記帯状シートの上面を吸着可能な固定吸着部材と、
前記固定吸着部材の固設位置よりも下流側の受渡位置、及び、前記供給位置間を移動可能に設けられ、前記帯状シート及び切断後のシート体の上面を吸着可能な搬送部材と、
前記固定吸着部材の下方位置、及び、前記受渡位置間を移動可能に設けられ、前記帯状シートの下面を吸着可能な引出部材と、
前記固定吸着部材の固設位置、及び、前記受渡位置間に設けられ、前記搬送部材及び引出部材間で前記帯状シートが挟持されている状態で、前記帯状シートをシート体に切断可能なカッタと
を具備することを特徴とするシート体の供給装置。
手段4,5によれば、上記手段1等による作用効果が、シート体の供給装置として実現することができる。
一実施形態におけるシート体の供給装置を示す概略構成図である。 積層体の概念を示す斜視図である。 (a)〜(c)はシート体の供給手順を示す概略説明図である。 (a)〜(e)はシート体の供給手順を示す概略説明図である。
以下、一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図2に示すように、積層電池を構成する積層体4は、下から順に負極箔1、セパレータ2、及び、正極箔3、セパレータ2がこの順序で繰り返し積み上げられるようにして積層されている(勿論、正極箔3が最下層に位置し、その上にセパレータ2、負極箔1、セパレータ2、正極箔3、・・・の順で積層されていてもよいし、セパレータ2が最下層に位置していてもよい)。負極箔1及び正極箔3は、金属箔よりなる極箔本体の表裏両面に活物質が塗布形成されることにより構成され、その一側縁部が活物質の塗布されていない未塗工部1A,3Aとなっている。尚、負極箔1の極箔本体は、銅により構成され、正極箔3の極箔本体は、アルミニウムにより構成されている。また、以降において、特に正・負を区別する必要のないときには、負極箔1、正極箔3を総称して「電極箔」と称することもある。
セパレータ2は、電気絶縁性のシート状の多孔質樹脂フィルムにより構成されており、前記負極箔1、正極箔3の平面矩形状の塗工部よりも一回り大きい矩形状をなしている。適正な積層状態においては、正極箔3及び負極箔1の塗工部は、前記セパレータ2によって完全に覆われており(はみ出しておらず)、正極箔3及び負極箔1の各突出部、すなわち、未塗工部1A,3Aのみが、それぞれ異なる位置においてセパレータ2からはみ出すようにして突出している。当該各未塗工部1A,3Aは、負極タブ、正極タブに相当するものであり、積層電池の内部で電極端子の負極および正極にそれぞれ電気的に接続される領域である。
上記積層体4を得るためには、セパレータ供給ステージ、電極箔供給ステージ、積層ステージ、及び、吸着移動手段を具備する積層装置(いずれも図示せず)が用いられる。セパレータ供給ステージ上、電極箔供給ステージ上には、積層の都度、図示しない供給手段によって、予め別途の位置にそれぞれ蓄積されている上記セパレータ2や電極箔が例えば1枚ずつ案内されるようになっている。そして、セパレータ供給ステージ上に案内されたセパレータ2や、電極箔供給ステージ上に案内された負極箔1(正極箔3)が、交互に1枚ずつ吸着されて積層ステージ上に供給され順次積層されるのである。これらの構成については公知である故、ここでのこれ以上の説明は省略する。
さて、上述のとおり、上記積層に先立って、電極箔やセパレータ2は、それぞれ予め蓄積されている。次には、シート体としてセパレータ2に着目し、当該セパレータ2を蓄積しておくための供給装置について説明する。
図1は、シート体としてのセパレータ2を所定のパレット50上に供給し蓄積するための供給装置10を示す概略構成図である。同図に示すように、セパレータ2の原料となる帯状シートBSが、最上流側においてロール状に捲回された状態で支持されている。供給装置10は、帯状シートBSを所定の搬送経路に沿って通過させたり、帯状シートBSに所定の張力を付与したりするべく複数のローラR1,R2を具備するとともに、固定吸着手段11、引出部材12、カッタ13、及び、搬送部材14を具備している。尚、パレット50は、目標とする供給位置SPに載置されているものとする。
固定吸着手段11は、帯状シートBSの搬送経路の比較的上流側に固定状態で設置されており、多孔質体からなる吸着部11aを介して帯状シートBSの上面を吸着可能となっている。
引出部材12は、上下方向及び水平方向に移動可能に設けられており、前記固定吸着部材11の下方位置と、前記固定吸着部材11の固設位置よりも下流側の受渡位置PPとの間を往復移動可能となっている。引出部材12は、その上面において、帯状シートBSの下面を吸着可能な吸着部12aを備えている。
搬送部材14は、上下方向及び水平方向に移動可能に設けられており、前記受渡位置PPと、前記供給位置SPとの間を往復移動可能となっている。搬送部材14は、その下面において、帯状シートBS及び切断後のセパレータ2の上面を吸着可能な吸着部14aを備えている。
また、固定吸着部材11の固設位置と、前記受渡位置PPとの間には、帯状シートBSを切断し、所定長のセパレータ2とするためのカッタ13が設けられている。
尚、図示は省略するが、各部材11,12,14には、各吸着部11a,12a,14aに連通するようにして吸引経路が形成されているとともに、各吸引通路に連通するようにして、吸気管及びバキュームポンプが接続されている。また吸気管の途中にはバルブが設けられており、各吸着部11a,12a,14aにおける吸着状態及び吸着解除状態を切替可能となっている。また、上述した引出部材12、搬送部材14、カッタ13は、図示しないアクチュエータによって移動させられる。そして、各アクチュエータをはじめ、上記バキュームポンプやバルブは、図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
さて、供給装置10の概略構成は上記のとおりであるが、以下には、当該供給装置10を用いて、シート体Sを所定の供給位置SP(パレット50)上に供給する際の手順について説明する。
まず、図3(a)に示すように、固定吸着部材11から受け渡された帯状シートBSの先端部分の下面を、引出部材12の吸着部12aにて吸着した状態で、当該引出部材12を、固定吸着手段11よりも下流側の受渡位置PPに移動させることで、帯状シートBSを引出す。
次に、図3(b)に示すように、引出部材12を上動させることで、受渡位置PPに引き出された帯状シートBSの先端部分を、受渡位置PPにある搬送部材14と引出部材12とで挟持する。
そして、図3(c)に示すように、帯状シートBSを搬送部材14と引出部材12とで挟持した状態で、前記受渡位置PPよりも上流側の所定箇所をカッタ13で切断することで、シート体としてのセパレータ2を得る。但し、切断及び切断以降に際しては、前記固定吸着部材11にて帯状シートBSの上面を吸着する。当該吸着により、帯状シートBSの先端部分の脱落が抑制される。尚、本実施形態においては、前記切断に際し、引出部材12の吸着部12aによる吸着を解除し、搬送部材14の吸着部14aによる吸着を開始しておく。
次に、図4(a),(b),(c),(d)に示すように、搬送部材14の吸着部14aにてセパレータ2の上面を吸着した状態で、搬送部材14を前記供給位置SPまで移動させ、当該供給位置SPのパレット50上にセパレータ2を供給する。供給に際しては、搬送部材14がパレット50上の所定高さに達した時点で吸着部14aにおける吸着を解除する。
また、これとともに、図4(a),(b),(c)に示すように、前記引出部材12を、セパレータ2及び搬送部材14から離間させ、固定吸着手段11の下方に移動させる。
そして、図4(d),(e)に示すように、セパレータ2の離間した搬送部材14を前記受渡位置PPに戻すとともに、引出部材12にて帯状シートBSの先端部分の下面を吸着することで固定吸着部材11の吸着部11aから引出部材12の吸着部12aへと帯状シートBSを受け渡す。尚、本実施形態では、帯状シートBSの受け渡しに際し、固定吸着部材11と引出部材12とで帯状シートBSが挟持されている最中に、固定吸着部材11の吸着部12aによる吸着が解除され、引出部材12の吸着部12aによる吸着が開始される。このように、上記手順を繰り返すことで、パレット50上に所定長のセパレータ2が蓄積されてゆく。
以上詳述したように、本実施形態によれば、セパレータ2(帯状シートBS)を移動させるための部材として、引出部材12と搬送部材14の2つの部材を用いればよい。したがって、従来3つの移動部材を必要としていた従来技術に比べ、装置全体の複雑化を抑制することができる。また、引出部材12に関して、カッタ13による切断の後、さらなる前進動作を必要としなくて済む。つまり、『第2の搬送部材』がシート体を吸着するまでに、『引出部材』を2度前進動作させる必要があった従来技術に比べ、高効率でセパレータ2を供給することができ、結果として、セパレータ2の供給スピード向上に貢献することができる。
また、本実施形態によれば、各吸着部11a,12a,14aの吸着、吸着解除を適宜うまく行うことで、セパレータ2(帯状シートBS)の受け渡しを円滑に行うことができる。
尚、上述した実施形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施形態では、シート体として、セパレータ2を例示することとしているが、負極箔1や正極箔3をシート体として具現化することとしてもよい。
(b)また、積層ステージへの負極箔1、正極箔3、セパレータ2の供給方法は、必ずしも上記実施形態の手法に限定されるものではない。例えば、正極箔3及び負極箔1、並びに、セパレータ2にそれぞれ対応させて、複数の搬送装置を用意し、各搬送装置を用いて、所定の積層位置(積層ステージ13)に正極箔3及び負極箔1、並びに、セパレータ2を交互に積層することとしてもよい。
(c)パレット50にセパレータ2を供給するに際し、セパレータ2の移動を規制するべく、押さえ手段で押さえることとしてもよい。
1…負極箔、2…シート体としてのセパレータ、3…正極箔、4…積層体、10…供給装置、11…固定吸着手段、12…引出部材、13…カッタ、14…搬送部材。

Claims (5)

  1. ロール状に捲回された帯状シートを所定長に切断してシート体とし、当該シート体を所定の供給位置に搬送し供給するためのシート体の供給方法であって、
    前記捲回された帯状シートの原反よりも下流側の所定位置に固設された固定吸着部材から受け渡された前記帯状シートの下面を、引出部材にて吸着した状態で、前記引出部材を、前記固定吸着手段よりも下流側の受渡位置に移動させることで、前記帯状シートを引出す工程と、
    前記受渡位置に引き出された前記帯状シートを、前記受渡位置にある搬送部材と前記引出部材とで挟持する工程と、
    前記帯状シートを、前記搬送部材と前記引出部材とで挟持した状態で、前記受渡位置よりも上流側にてカッタで切断することで、シート体とするとともに、前記切断に際しては前記固定吸着部材にて前記帯状シートの上面を吸着する工程と、
    前記搬送部材にて前記シート体の上面を吸着した状態で、前記搬送部材を前記所定の供給位置まで移動させ、当該所定の供給位置に前記シート体を供給するとともに、前記引出部材を、前記シート体及び前記搬送部材から離間させ、前記固定吸着手段の下方に移動させる工程と、
    前記シート体の離間した前記搬送部材を前記受渡位置に戻すとともに、前記引出部材にて前記帯状シートの下面を吸着することで前記固定吸着部材から前記引出部材へ前記帯状シートを受け渡す工程と
    を有することを特徴とするシート体の供給方法。
  2. 前記切断に際しては、前記引出部材による吸着を解除し、前記搬送部材による吸着を開始することを特徴とする請求項1に記載のシート体の供給方法。
  3. 前記固定吸着部材から前記引出部材へ前記帯状シートを受け渡す工程に際しては、前記固定吸着部材と前記引出部材とで前記帯状シートを挟持し、当該挟持中に、前記固定吸着部材による吸着を解除し、前記引出部材による吸着を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート体の供給方法。
  4. 前記固定吸着手段、引出部材、カッタ、及び、搬送部材を具備し、請求項1乃至3のいずれかに記載のシート体の供給方法に用いられるシート体の供給装置。
  5. ロール状に捲回された帯状シートを所定長に切断してシート体とし、当該シート体を所定の供給位置に搬送し供給するためのシート体の供給装置において、
    前記捲回された帯状シートの原反よりも下流側の所定位置に固設され、前記帯状シートの上面を吸着可能な固定吸着部材と、
    前記固定吸着部材の固設位置よりも下流側の受渡位置、及び、前記供給位置間を移動可能に設けられ、前記帯状シート及び切断後のシート体の上面を吸着可能な搬送部材と、
    前記固定吸着部材の下方位置、及び、前記受渡位置間を移動可能に設けられ、前記帯状シートの下面を吸着可能な引出部材と、
    前記固定吸着部材の固設位置、及び、前記受渡位置間に設けられ、前記搬送部材及び引出部材間で前記帯状シートが挟持されている状態で、前記帯状シートをシート体に切断可能なカッタと
    を具備することを特徴とするシート体の供給装置。
JP2012034677A 2012-02-21 2012-02-21 シート体の供給方法及びシート体の供給装置 Active JP5468632B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012034677A JP5468632B2 (ja) 2012-02-21 2012-02-21 シート体の供給方法及びシート体の供給装置
CN201210177924.XA CN103253544B (zh) 2012-02-21 2012-05-29 片体的供给方法和片体的供给装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012034677A JP5468632B2 (ja) 2012-02-21 2012-02-21 シート体の供給方法及びシート体の供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013170052A JP2013170052A (ja) 2013-09-02
JP5468632B2 true JP5468632B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=48957832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012034677A Active JP5468632B2 (ja) 2012-02-21 2012-02-21 シート体の供給方法及びシート体の供給装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5468632B2 (ja)
CN (1) CN103253544B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110466826A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 东莞广泽汽车饰件有限公司 一种自动贴膜设备

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926841A (ja) * 1982-07-30 1984-02-13 Matsushita Electric Works Ltd テ−プの巻付装置
JP2001089013A (ja) * 1999-09-20 2001-04-03 Canon Inc シート部材の貼り付け方法及び貼り付け装置
CN2503613Y (zh) * 2001-08-22 2002-07-31 厦门宝龙工业股份有限公司 电池单体极片半自动叠片机
CN2612080Y (zh) * 2003-05-09 2004-04-14 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种矩形锂离子动力电池极片叠垛机
CN1301563C (zh) * 2004-06-21 2007-02-21 有量科技股份有限公司 蓄电器的制造方法及其制作装置
JP4726215B2 (ja) * 2005-10-06 2011-07-20 ハイメカ株式会社 シート切断方法及びシート切断装置
JP5568872B2 (ja) * 2009-03-06 2014-08-13 日産自動車株式会社 電池用樹脂シートの加工装置および加工方法
CN201417804Y (zh) * 2009-04-10 2010-03-03 钟学安 直线传动型电池极片叠片机

Also Published As

Publication number Publication date
CN103253544A (zh) 2013-08-21
CN103253544B (zh) 2015-12-09
JP2013170052A (ja) 2013-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6632823B2 (ja) 積層型電池の製造装置
JP5667127B2 (ja) シート体の搬送装置及び積層電池の製造装置
JP6079773B2 (ja) シート積層装置およびシート積層方法
KR101315809B1 (ko) 정부 극판의 적층방법 및 그 장치
JP6128923B2 (ja) シート加工装置
TW201340436A (zh) 製造電極體的裝置和方法
KR101733267B1 (ko) 역삼투압 필터 모듈 제조 장치 및 시스템
JP6833541B2 (ja) 粘着テープ接合方法および粘着テープ接合装置
JP2013001489A (ja) シート体の搬送装置及び積層電池の製造装置
JP5468632B2 (ja) シート体の供給方法及びシート体の供給装置
JP5058026B2 (ja) シート接続装置
JP6962163B2 (ja) 積層電極体の製造装置
JP6833542B2 (ja) テープ回収方法およびテープ回収装置
JP4910400B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法及び装置
KR101043804B1 (ko) 골판지 합지장치 및 그 방법
JP2019186229A (ja) 積層型電池の製造装置
JP4729849B2 (ja) 燃料電池スタックの製造方法および製造装置
JP4726215B2 (ja) シート切断方法及びシート切断装置
KR101964042B1 (ko) 하이브리드 적층기
JPH0986786A (ja) シート材の剥離方法およびその装置
KR100940014B1 (ko) 박리장치
JP2017065918A (ja) 電極搬送装置および電極搬送方法
JP4347858B2 (ja) セラミックグリーンシート積層体のプレス方法及びプレス装置
JP2000348991A (ja) 電気二重層コンデンサの電極製造方法
JP2019075213A (ja) 燃料電池セルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5468632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150