JP5467410B2 - 包装機の包装袋供給装置 - Google Patents
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Description
前記袋把持部については、機台に立設した第1スタンドに支持された縦軸の上端部にブラケットを固定し、そのブラケットに設けた移送支点軸にホルダーを水平面で回転可能に設けると共に当該ホルダーに備えた一対の挟着片を第1駆動手段により伝動機構を介して開閉自在に設け、その第1駆動手段が、機台に立設した第2スタンド内に回転可能に設けられた中空状の主軸内に副軸を同心状に遊嵌し、その副軸の上端部に駆動レバーを固定し、その駆動レバーの自由端と前記ホルダーに組み込まれた伝動機構の一部とをロッドにより連結し、その副軸をカムとレバーによる駆動機構により時計方向及び反時計方向に回転させることにより該伝動機構を作動させて前記挟着片を開閉するように設けられ、
前記袋移送部については、前記袋把持部のホルダーを第2駆動手段により中継位置(y)と袋移送先(z)との間を移動自在に設け、
さらに、前記回転アームが取り付けられた回転軸に入力軸を連結したロータリーエンコーダと、前記回転アームにより持ち上げられる包装袋の袋口端の通過を前記中継位置(y)の手前の所定位置にて検出するセンサーと、前記回転アームにより持ち上げられる包装袋の高さが正常位置である場合に該センサーによる通過検出時に前記ロータリーエンコーダが発生するパルス数を基準パルスとし、前記センサーによる通過検出毎に前記ロータリーエンコーダから発生する実測パルスと基準パルスとを比較・演算することにより包装袋の高さ位置を補正する補正値を決定する制御部と、その決定された補正値に基づいて前記縦軸を昇降制御するサーボモータを備えた駆動ユニットとからなる袋高さ調整装置を設け、
前記袋把持部が中継位置(y)から袋移送先(z)に移動する間に、その袋高さ調整装置により前記縦軸を上昇又は下降させることによって前記挟着片により支持される包装袋の高さ位置を補正し、かつ、前記ホルダーの回転移動により前記挟着片の向きを変えて前記グリップ対に正対姿勢とした包装袋を供給するようにしたことを特徴とする。
この包装機の包装袋供給装置は、包装袋を挟持する挟着片を水平面で回転させる支点を袋高さ調整装置の縦軸と独立させて離れた位置に設けることによって袋高さ調整装置の配置に自由度が得られるため、隣接装置の設置スペースを広く確保することができる。
さらに、袋把持部で支持された包装袋の高さが正常位置からずれている場合には、その高さを速やかに補正して所定の高さに自動調節することができるので、シール位置の揃った品質の良い包装品を効率的に多量生産することができる。
袋供給部5については、図2に示すように、機台1上に設置されたストッカー6の両側位置に一対の袋メクリレバー7を約40°の角度範囲で揺動可能に設け、機台1上に設置されたフレーム11にカムとレバーによる揺動機構(図示せず)によって揺動自在に設けられたレバー(図示せず)と袋メクリレバー7の一部とをロッド9により連結している。各袋メクリレバー7の先端部には、図示しない真空装置の吸引パイプに接続される吸盤8を下向きに設けている。
袋把持部20については、図6に示すように、機台1に立設した第1スタンド21に支持された縦軸22の上端部にブラケット23を固定し、そのブラケット23に該縦軸22と独立して離れた位置に平行に設けた移送支点軸24にホルダー25のボス25aを挿入して当該ホルダー25を水平面で回転可能に設けている。図4に示すように、ホルダー25には、一対のギア27b,28bを噛合させた2つの回転軸27a,28aを水平方向に平行に設け、それら回転軸27a,28aの一端部に包装袋を挟持する一対の挟着片30を設けている。そして、一方の回転軸27aの他端部と、ホルダー25に回転自由に設けられた縦向きの伝動軸31の下端部には、マイタギア32,32が噛み合うように夫々取り付けられている。
なお、これらのギア27b,28b、マイタギア32,32と回転軸27a,27b、伝動軸31とからなる一連の構成は、本発明の構成要件である伝動機構の一種である。
袋移送部51については、図4に示すように、前第2駆動手段52の主軸37の上端部に駆動レバー53を固定し、その駆動レバー53の自由端と前記ホルダー25に一体に設けられたアーム25bとをロッド54により連結している。55は主軸37の下端部に固定された他の駆動レバーである。
即ち、その駆動機構56は、前記主駆動軸(図示せず)に連動する水平方向に配置された回転軸57に円形カム58を固定し、そのカム58の周面に直線形のレバー59の一方のレバー部59aを接触させるように設けている。他方のレバー部59bの先端部と前記駆動レバー55とは、ロッド60により連結されている。
袋高さ調整装置65は、回転アーム13を取り付けた回転軸12に入力軸を連結したロータリーエンコーダ66と、回転アーム13により持ち上げられる包装袋の袋口端の通過を中継位置(y)の手前の所定位置にて検出する図2に示す投光器67aと受光器67bとからなるセンサー67と、回転アーム13により持ち上げられる包装袋の高さが正常位置である場合にセンサー67による前記袋口端の通過検出時にロータリーエンコーダ66が発生するパルス数を基準パルスとし、センサー67による前記袋口端の通過検出毎にロータリーエンコーダ66から発生する実測パルスと基準パルスとを比較・演算して包装袋の高さ位置を補正する補正値を決定する制御部(図示せず)と、その決定された補正値に基づいて縦軸22を昇降制御する駆動ユニット70とから構成されている。以下に、さらに詳しく述べる。
なお、制御部については、公知の電子部品と電子回路により構成されるものであるので、説明を省く。
(1)袋供給部5において、ストッカー6上に前端のストッパーに当接するように送り込まれた包装袋aは、袋メクリレバー7の吸盤8により袋口部分を吸着されて受け渡し位置(x)で回転アーム13に受け渡される。
(2)ついで、回転アーム13がカムとレバーによる揺動機構の作動によりほぼ水平位置まで回転することにより、袋口bを上にした包装袋aを袋把持部20の挟着片30が待機する中継位置(y)まで持ち上げる(図2)。
(3)その間に、回転アーム13により持ち上げられた包装袋aは、その袋口端をセンサー67によって通過を検出され、ロータリーエンコーダ66の実測パルスが計測される。
(4)中継位置(y)において、袋把持部20の一対の挟着片30により包装袋aが吊り下げ状に支持される。
(5)袋移送部51において、カムとレバーによる駆動機構56により主軸37が時計方向及び反時計方向に回転し、その回転運動が駆動レバー53、ロッド54に伝えられることにより袋把持部20のホルダー25は移送支点軸24を中心として中継位置(y)から袋移送先(z)に回転移動し、その回転移動の間にホルダー21の向きを変えて挟着片30に支持された包装袋aがグリップ対gに正対姿勢とされる(図3)。
(6)同時に、袋把持部20が中継位置(y)から袋移送先(z)に移動する間に、袋高さ調整装置65において、(3)で計測した実測パルスと基準パルスとの差異が比較・演算されて包装袋aの高さ位置を補正する補正値が決定される。ついで、制御部により決定された補正値に相当する出力信号に基づいて駆動ユニット70が作動することにより、縦軸22が上昇又は下降して包装袋aの高さ位置は正常位置に調整される。
(7)包装袋aは、袋高さ調整装置65により高さ位置を調整され、かつ、正対姿勢とされた状態でグリップ対gに供給される。以後、(1)〜(7)の一連の動作が連続して行なわれる。
S・・・本発明の包装機の包装袋供給装置
a・・・包装袋
(x)・・・受け渡し位置
(y)・・・中継位置
(z)・・・袋移送先
5・・・袋供給部
7・・・袋メクリレバー
13・・・回転アーム
20・・・袋把持部
22・・・縦軸
23・・・ブラケット
24・・・移送支点軸
25・・・ホルダー
30・・・挟着片
35・・・第1駆動手段
37・・・主軸
38・・・副軸
51・・・袋移送部
52・・・第2駆動手段
65・・・袋高さ調整装置
66・・・ロータリーエンコーダ
67・・・センサー
70・・・駆動ユニット
71・・・サーボモータ
Claims (2)
- ストッカー上の包装袋の袋口部分を袋メクリレバーにより吸着してめくり上げた包装袋を受け渡し位置(x)で回転アームに受け渡し、その回転アームに備えた吸盤により吸着された包装袋を中継位置(y)まで持ち上げる袋供給部と、その袋供給部から受け取る包装袋を挟着して吊り下げ状に支持する袋把持部と、その袋把持部の向きを変えて給袋工程に間欠停止する袋移送先(z)のグリップ対に正対姿勢とした包装袋を供給する袋移送部とを備えた包装機の包装袋供給装置において、
前記袋把持部については、機台に立設した第1スタンドに支持された縦軸の上端部にブラケットを固定し、そのブラケットに設けた移送支点軸にホルダーを水平面で回転可能に設けると共に当該ホルダーに備えた一対の挟着片を第1駆動手段により伝動機構を介して開閉自在に設け、その第1駆動手段が、機台に立設した第2スタンド内に回転可能に設けられた中空状の主軸内に副軸を同心状に遊嵌し、その副軸の上端部に駆動レバーを固定し、その駆動レバーの自由端と前記ホルダーに組み込まれた伝動機構の一部とをロッドにより連結し、その副軸をカムとレバーによる駆動機構により時計方向及び反時計方向に回転させることにより該伝動機構を作動させて前記挟着片を開閉するように設けられ、
前記袋移送部については、前記袋把持部のホルダーを第2駆動手段により中継位置(y)と袋移送先(z)との間を移動自在に設け、
さらに、前記回転アームが取り付けられた回転軸に入力軸を連結したロータリーエンコーダと、前記回転アームにより持ち上げられる包装袋の袋口端の通過を前記中継位置(y)の手前の所定位置にて検出するセンサーと、前記回転アームにより持ち上げられる包装袋の高さが正常位置である場合に該センサーによる通過検出時に前記ロータリーエンコーダが発生するパルス数を基準パルスとし、前記センサーによる通過検出毎に前記ロータリーエンコーダから発生する実測パルスと基準パルスとを比較・演算することにより包装袋の高さ位置を補正する補正値を決定する制御部と、その決定された補正値に基づいて前記縦軸を昇降制御するサーボモータを備えた駆動ユニットとからなる袋高さ調整装置を設け、
前記袋把持部が中継位置(y)から袋移送先(z)に移動する間に、その袋高さ調整装置により前記縦軸を上昇又は下降させることによって前記挟着片により支持される包装袋の高さ位置を補正し、かつ、前記ホルダーの回転移動により前記挟着片の向きを変えて前記グリップ対に正対姿勢とした包装袋を供給するようにしたことを特徴とする包装機の包装袋供給装置。 - 前記第2駆動手段が、前記主軸の上端部に駆動レバーを固定し、その駆動レバーの自由端と前記ホルダーに設けられたアームとをロッドにより連結し、その主軸をカムとレバーによる駆動機構により時計方向及び反時計方向に回転させることにより前記ホルダーを回転移動自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載した包装機の包装袋供給装置。
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