JP4524472B2 - 製袋包装機における袋受け渡し装置 - Google Patents

製袋包装機における袋受け渡し装置 Download PDF

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Description

本発明は、製袋包装機における袋受け渡し装置に関するものである。
従来の製袋包装機として、例えば特開2002−36392号公報には、フィルムロールから繰り出されるフィルムを成形装置により長手方向で側縁を上にして二つに折り重ね、そのフィルムにボトムシール、サイドシールを施して連続状の袋体を形成し、その袋体を所定の袋幅毎に切り離して一度に2枚ずつの袋を製作する製袋装置と、その製袋装置から2枚ずつ送り込まれる袋を隣接する二組のグリパーにより袋口を上にして吊り下げ状に夫々支持し、各グリップ対により支持される袋に内容物を同時に充填して袋口のシールを施す包装装置とから構成された製袋包装機が開示されている。
上記公開特許公報に記載された製袋装置では、袋口を上にした縦向き姿勢で製作される袋をそのままの姿勢で袋受け渡し装置によって包装装置側に送り込めばよいことから、袋受け渡し装置の構造が簡素化される。ところが、フィルムは袋の内面とされる側が上向きで繰出されて折り重ねられた袋口が上向きであるため、空気中に浮遊する埃等が袋の内面に付着する虞があること、厚さの薄いフィルムを用いて製作される袋体は腰が弱いのでヒートシールや一枚ずつの袋とするときの切り離し作業を安定して行うことが難しいと言えよう。これらのことから、袋の内面となる側を下向きにして繰出されるフィルムを長手方向で袋口側を横向きにして二つに折り重ねて製袋する製袋装置を設けた製袋包装機が、特開2004−244085号公報により開示されている。
後者の公開特許公報中に記載された「袋受け渡し装置」は、フィルムの送り方向に垂直な鉛直面内において揺動自在に設けた2組の吸盤と、それらの吸盤を下方の下向き位置と上方の横向き位置との間で往復作動させる吸盤揺動機構を備え、吸盤は下向き位置のときに水平状態の袋の袋面を吸着して横向き位置にきたときに袋を一挙に垂直に立ち上げ、袋の長さの異なるものに対応させるために、吸盤の揺動軸線の位置を水平面内においてフィルムの送り方向に対して垂直方向に調整するように構成されている。また、この装置には、2組の吸盤が下向き位置から横向き位置に揺動するときに、2組の吸盤の間隔を広げて包装装置の2組のグリッパーの間隔に一致させ、それと逆方向に揺動するときに、2組の吸盤の間隔を狭めて受け取り位置にある2枚の袋のピッチに一致させる間隔調整機構等が設けられている。
その袋受け渡し装置において袋幅の異なる袋に変更する場合には、2組の吸盤の間隔を駆動ロッドの昇降位置を調整することにより行なわれている。しかし、その調整方法については詳しく述べられていないことから不明であるが、おそらく自動化されていないと推測される。また、前記組毎に備えられた吸盤の間隔は一定であって袋幅の大きさに合わせて微調節を行うことができないため、特に厚さの薄い袋幅の大きい袋については安定した姿勢でグリッパーへ毎分120枚程度の高速で供給することは困難であると言えよう。
特開2002−36392号公報 特開2004−244085号公報
本発明の目的は、2枚ずつ送り込む袋のピッチを袋幅変更があっても包装機側のグリップ対の間隔に合致するように自動調整することができ、高速で安定した袋受渡し動作が可能な製袋包装機における袋受け渡し装置を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、フィルムロールから繰り出されるフィルムを長手方向で側縁を横にして二つに折り重ね、そのフィルムにヒートシールを適宜施すことにより連続状に形成された袋体から所定の大きさの袋を一度に2枚ずつ製作する製袋部と、その製袋部から袋受け渡し装置によって2枚ずつ送り込まれる袋を一定間隔に配置された2組のグリップ対により袋口を上にして吊り下げ状に夫々支持し、各グリップ対により支持される袋に内容物を同時に充填して該袋口のシールを施す包装機本体部とからなる製袋包装機において、
前記袋受け渡し装置は、前記製袋部により製作される2枚の袋を各々の吸盤により吸着して受け渡し位置まで持ち上げる2組の第1レバーと、その第1レバーにより持ち上げられる袋を各々の吸盤により吸着して上方に待機する挟着片に供給する2組の第2レバーとを夫々揺動回転自在に設け、その挟着片に供給される袋を前記グリップ対に送り込むように設けられ、一方の第2レバーを取付けた中空軸を軸方向に移動可能に設けると共に他方の第2レバーを取付けた回転軸を該中空軸内に挿入して軸方向に移動可能に設け、その中空軸に近接して平行に配置された調整軸の中央部を境にしてリード方向が異なるように形成されたネジ部に可動片を夫々螺合させると共に前記中空軸及び回転軸に夫々固定された駒片の一部を各々の可動片に係合させるように設け、前記第2レバーが下方位置から上方位置へ回転するときに、駆動装置により前記調整軸の回転を自動制御して前記中空軸と回転軸を相対的に移動させることにより当該2組の第2レバーの間隔を前記2組のグリップ対の間隔に合わせて拡げ、その第2レバーが上方位置から下方位置へ逆回転するときに、駆動装置により当該2組の第2レバーの間隔を前記製袋部により製作される隣り合う袋の中心間距離(ピッチ)に合わせて狭めるように構成されていることを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の製袋包装機における袋受け渡し装置において、前記第1レバーの組毎に少なくとも2個の吸盤を備え、それらの吸盤の間隔を袋幅の大きさに合わせて調節可能に設けたことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の製袋包装機における袋受け渡し装置において、前記第2レバーの組毎に少なくとも2個の吸盤を備え、それらの吸盤の間隔を袋幅の大きさに合わせて調節可能に設けたことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項4に記載した発明は、請求項1から3の何れかに記載の製袋包装機における袋受け渡し装置において、二つに折り重ねられたフィルムの袋口に相当する位置を製作する袋の長さに関わらず基準として前記製袋部が設けられていることを特徴とするものである。
(請求項1の発明)
この製袋包装機における袋受け渡し装置は、包装機側のグリップ対に2枚ずつ送り込む袋のピッチを袋幅変更があっても該グリップ対の間隔に合致するように自動的に調整することができ、製袋部から包装機本体部のグリップ対への袋受渡し動作を高速で安定して行うことができる。
(請求項2及び3の発明)
この製袋包装機における袋受け渡し装置は、レバーの組毎に備えた吸盤の間隔を袋幅の大きさに合わせて調節することができるので、袋幅の大小に関わらず安定した姿勢で保持することができる。
(請求項4の発明)
この製袋包装機における袋受け渡し装置は、製袋部によって製作される袋の袋口の位置を基準として設けられており、送り込まれる袋の長さが異なっても何ら調整を行なう必要がなく袋受渡し動作を円滑に行うことができる。
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の袋受け渡し装置が適用されている製袋包装機の平面図、図2は本発明の袋受け渡し装置の概要側面図、図3は同、背面図、図4は図3の要部の縦断側面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は第1レバーとその周辺を示す平面図、図7は製袋部により製作される袋とグリップ対との位置関係を示す説明図、図8は第2レバーとその周辺を示す平面図である。
本発明の袋受け渡し装置5は、図1に示す製袋包装機Pに適用される。この製袋包装機Pは、製袋部80と包装機本体部90とからなり、製袋部80で製作される袋幅や長さの異なるチャック付四方シール袋、三方及び四方シール袋等の袋に被包装物を充填する自動包装を行うように設けられている。
詳しくは、製袋部80において、袋の内面となる側を上向きにしてフィルムロールから繰り出されるフィルムfが成形手段81により長手方向で側縁を横にして二つに折り重ねられる。仮に、製作する袋がチャック付四方シール袋の場合には、フィルムfが二つ折りにされる際にチャックリール82から繰出されるリボン状のチャックが折られた底部分の近くに挟み込まれ、チャックシール手段83によりチャックがフィルムfの内面に固定される。ついで、そのフィルムfの底部分cに底シール手段84によりヒートシールが施され(三方シール袋の場合は不要)、袋サイズに応じて一定袋幅ごとに側縁d,dとなる部位を縦シール手段85によりヒートシールが施されることにより連続状の袋体を形成する。そして、その袋体の縦シールの中央部分が2組のカッター88を備えたカッター手段86により切断されて一枚ずつ分離されることにより、所定の大きさの袋aを一度に2枚ずつ製作するように構成されている。
上記製袋部80により製作される袋aは、本発明の袋受け渡し装置5によって2枚ずつ包装機本体部90のグリップ対gに送り込まれる。
包装機本体部90は、袋aを袋口bを上にして吊り下げ状に夫々支持するグリップ対gを回転体の放射方向に2組ずつ一定間隔、この実施例では250mmの寸法にて配置し、それらグリップ対gを袋受渡し工程(イ)、開口工程(ハ)、充填工程(ニ)、袋口シール工程(ト)、シール冷却・製品排出工程(チ)等の9個の各工程毎に間欠回転移動させて自動的に包装を行なう構成とされている。
本発明の袋受け渡し装置5は、包装機本体部90の袋受渡し工程(イ)の中心位置kを基準にして設置される。この袋受け渡し装置5のフレーム6は、図3に示すように、製袋包装機Pの機台1の上に立設され、製袋部80のフィルムfの流れ方向と同一方向に配置した回転軸7を該フレーム6に回転可能に設けている。その回転軸7のフレーム6側の一端部に固定されたアーム8には、ロッド9の一端が連結されている。そして、そのロッド9の他端は、機台1の内部に配置された駆動機構の図示しない円板カムにより揺動運動を行なうレバーに連結されている。
上記回転軸7の他端部には、支持板12を前記フィルムfの流れ方向と同一方向に配置した2組の第1レバー11a,11bが軸方向に移動可能に取付けられている。その支持板12には、図6に示すように、第1レバー11a,11bの組毎に備えた2個のホルダー13を長手方向に夫々移動可能に取付けている。各ホルダー13には、吸盤15を先端に取り付けた吸入管14が縦向きに僅かに移動可能に遊嵌され、図示しないバネにより該吸入管14を常に下向きに付勢するように設けられている。しかして、それらの吸盤15の間隔については、製袋部80から供給される袋幅の大きさに合わせて調節可能に設けられている。
第1レバー11a,11bの下方には、図3に示すように、製袋部80のカッター手段86が配設される。87はカッター88を夫々設けた2組の刃物台であり、前記フィルムfの流れ方向の上流側の刃物台87が、製作される袋の袋幅に合わせて移動調節可能に設けられている。89は各刃物台87に隣接して設けられた受け板である。
図7に示すように、フィルムfの最終部分に相当する袋aと隣り合う袋aとの境界位置が袋受渡し工程(イ)の中心位置kに一致するように配置されており、その境界位置は袋サイズの大きいもの(L)又は小さいもの(S)に関わらず一定であり、袋口bの位置についても一定である。なお、この実施例の製袋部80において製作される袋の大きさは、袋幅100〜200mm、袋長さ180〜350mmである。製作される隣り合う袋の中心間距離(ピッチ)は、袋幅と同一寸法である。
しかして、第1レバー11a,11bの吸盤15,15によって受け板89上の2枚の袋aを袋口bに近い部分にて吸着すると、ロッド9の上昇作動により回転軸7と一緒に第1レバー11a,11bが上向きに揺動回転して該袋aを上方の受け渡し位置mまで持ち上げるように設けられている。他方、第1レバー11a,11bは、袋aを上方に待機する第2レバー22a,22bの吸盤25,28に吸着させて受け渡した後、ロッド9の下降作動により下方の受け板89側に戻るように設けられている。
20は上記フレーム6の側板6aに取付けた軸受け17により軸方向に移動可能に設けられた中空軸である。この中空軸20は、下方に位置する回転軸7と平行に配置されている。21は一端側を中空軸20の中心に挿入され他端側をフレーム6の側板6bに取付けた軸受け18に挿入されて軸方向に移動可能に設けられた回転軸である(図8)。その中空軸20の一端側には2組の中の一方の第2レバー22aを取付け、回転軸21の一端側には他方の第2レバー22bを取付けている。
第2レバー22aの2個のホルダー23は、軸方向に夫々移動可能に取付けられ、各ホルダー23に吸盤25を先端に取り付けた吸入管24が取り付けられている。同様に、第2レバー22bの2個のホルダー26についても軸方向に夫々移動可能に取付け、各ホルダー26に吸盤28を先端に取り付けた吸入管27が取り付けられている。しかして、それらの吸盤25,28の間隔については、製袋部80から供給される袋幅の大きさに合わせて夫々調節可能に設けられている。
上記中空軸20の他端には、横向き方向に回転自由に軸支されたローラ31aが上面に設けられた駒片30aを固定し、回転軸21の他端には横向き方向に回転自由に軸支されたローラ31bが上面に設けられた駒片30bを固定する。
32は回転軸21と前記回転軸7のほぼ中間位置でフレーム6の側板6a,6bに回転自由に設けられた回転軸である。この回転軸32には、図3に示すように、一対のアーム33と駆動アーム38が固定されている。
それらアーム33の先端部には、図5に示すように、軸34を回転軸32と平行に取り付け、その軸34の両端部と中央部の3箇所に連結板35の一端を取付ける。それら連結板35の他端には軸36を取付け、その軸36に駒片30a,30bの先端部を遊嵌して当該駒片30a,30bを摺動可能に設ける。また、上記駆動アーム38には、ロッド39の一端を連結する。そのロッド39の他端は、機台1の内部に配置された駆動機構の図示しない円板カムにより揺動運動を行なうレバーに連結されている。
しかして、ロッド39の下降作動により駒片30a,30bを上向きに揺動回転させると、これと一緒に第2レバー22a,22bが揺動回転して第1レバー11a,11bから吸盤25,28により吸着して受け取った袋aを上方に開放した状態で待機する一対の挟着片60の間に供給するように設けられている。他方、袋aを挟着片60に供給してから、ロッド39の上昇作動により駒片30a,30bが下向きに揺動回転すると、第2レバー22a,22bは下方の受け渡し位置mに戻るように設けられている。
図3に示すように、上記フレーム6の上方には、中央部を境にしてリード方向が異なるように形成されたネジ部43a,43bを設けた調整軸42と該調整軸42の上方のガイドロッド44とを上下方向に平行に配置した支持枠部材41が設けられている。その調整軸42は、中空軸20に近接して平行に配置されていて、各々のネジ部43a,43bに可動片45a,45bの雌ネジ部材47a,47bが夫々螺合されている。それら可動片45a,45bの上部はガイドロッド44に夫々遊嵌され、それらの下部に形成された二又部46a,46bの内側に前記ローラ31a,31bを緩く係合させるように設ける。
51はフレーム6bの外側に固定したブラケット50により取付けられた駆動装置としてのサーボモータ装置である。このサーボモータ装置51の出力軸と上記調整軸42の一端部とは、カップリング53によって連結されている。
しかして、第2レバー22a,22bが受け渡し位置m(下方位置)から上方位置へ回転するときには、サーボモータ装置51の駆動により調整軸42の回転を自動制御して中空軸20と回転軸21を相対的に移動、即ち、離間させることにより、当該第2レバー22a,22bの間隔を2組のグリップ対gの間隔である250mmの寸法に合わせて拡げるように設けられている(図7)。他方、その第2レバー22a,22bが上方位置から受け渡し位置mへ逆回転するときには、サーボモータ装置51の駆動により中空軸20と回転軸21を接近させることにより、当該第2レバー22a,22bの間隔を製袋部により製作される隣り合う袋の中心間距離に合わせて狭めるように設けられている。
上記フレーム6から前記グリップ対gの上方へ突設した横枠55には、アーム57とブラケット58が固定された横向きの回転軸56を回転可能に設けている。そのブラケット58には、一対のギア(図示せず)を噛合させた二つの回転軸59,59を平行に配置して回転可能に設ける。それら回転軸59,59の一端部には、隣り合う2枚の袋aを同時に挟持可能な長さに形成された一対の挟着片60,60が設けられている。また、一方の回転軸59の他端部にはアーム61が固定されている。
62は前記回転軸7の下方位置でフレーム6の側板6a,6cに回転自由に設けられた回転軸である。この回転軸62には、一組のアーム63と駆動アーム70を回転自由に設けると共に他の一組のアーム68と駆動アーム65を固定するように設けている。そのアーム63と前記アーム57とは、ロッド64により連結されている。その駆動アーム70にはロッド71の一端を連結し、そのロッド71の他端は、機台1の内部に配置された駆動機構の図示しない円板カムにより揺動運動を行なうレバーに連結されている。
同様に、アーム68と前記アーム61とが、ロッド69により連結されている。上記駆動アーム65にはロッド66の一端を連結し、そのロッド66の他端は、機台1の内部に配置された駆動機構の図示しない円板カムにより揺動運動を行なうレバーに連結されている。
しかして、上記挟着片60,60は、ロッド66の下降作動により駆動アーム65及びアーム68を下方へ揺動回転させてロッド69を引っ張ることにより閉じられ、他方、ロッド66の上昇作動により駆動アーム65及びアーム68を上方へ揺動回転させてロッド69を押し上げることにより開放されるように設けられている。
また、挟着片60,60は、ロッド71の上昇作動により駆動アーム70及びアーム63を上方へ揺動回転させてロッド64を押し上げることにより、第2レバー22a,22bの吸盤25,28により吸着されて持ち上げられたた袋aを受け取る位置に移動する。他方、挟着片60,60は、ロッド71の下降作動により駆動アーム70及びアーム63を下方へ揺動回転させてロッド64を引っ張ることにより、第2レバー22a,22bから受け取った袋aを前記グリップ対gに送り込む位置に移動するように設けられている。
以上により、本発明の袋受け渡し装置5が構成される。
つぎに、本発明の製袋包装機における袋受け渡し装置5の一連の作動について述べる。
(1)第1レバー11a,11bの吸盤15,15が受け板89上の隣り合う2枚の袋a,aを吸着すると、ロッド9の上昇作動により第1レバー11a,11bが上向きに揺動回転するので、袋aは上方の受け渡し位置mまで持ち上げられる。
(2)第1レバー11a,11bによって持ち上げられた袋aは、受け渡し位置mに待機する第2レバー22a,22bの吸盤25,28によって吸着される。そして、それら第1レバー11a,11bは、第2レバー22a,22に袋aを受け渡した後、新たに送られる袋aを吸着するべくロッド9の下降作動により下方の受け板89側に戻る。
(3)ついで、ロッド39の下降作動により駒片30a,30bが上向きに揺動回転するので、第2レバー22a,22bは受け渡し位置mから上方へ揺動回転する。この時に、サーボモータ装置51の駆動制御により調整軸42が回転して中空軸20と回転軸21とを離間させるので、第2レバー22a,22bの間隔は2組のグリップ対gの間隔に合わせて拡げられる。
(4)第2レバー22a,22bの吸盤25,28によって吸着された袋aは、開放状態で上方に待機する一対の挟着片60の間に供給されてから、ロッド69を引っ張られることにより挟着片60,60が閉じて袋aを挟持する。
(5)ついで、ロッド39の上昇作動により駒片30a,30bが下向きに揺動回転することにより第2レバー22a,22bは下方の受け渡し位置mに戻る。この時に、サーボモータ装置51の駆動制御により中空軸20と回転軸21とを接近させるので、第2レバー22a,22bの間隔は、受け板89上の隣り合う袋の中心間距離に合わせて狭められる。
(6)挟着片60,60によって挟持された袋aは、ロッド71の下降作動によりアーム63が下方へ揺動回転してロッド64を引っ張るので、グリップ対gに送り込む位置に移動する。
(7)挟着片60,60により挟持された袋aは、開放した状態で待機する2組のグリップ対gにより吊り下げ状に夫々支持される。
(8)ついで、ロッド66の上昇作動によりアーム68が上方へ揺動回転してロッド69を押し上げるので、挟着片60,60は再び開放状態とされる。そして、挟着片60,60は、ロッド71の上昇作動によりアーム63が上方へ揺動回転してロッド64を押し上げるので、第2レバー22a,22bによって持ち上げられた袋aを受け取る位置に戻る。
(9)(1)〜(8)の一連の動作が繰り返して行なわれることにより、製袋部80にて連続的に製作されて供給される袋aが、包装機本体部90のグリップ対gに2枚ずつ高速で安定して送り込まれる。
袋受け渡し装置5における袋幅の変更に伴う調整について述べる。
(1)まず、第1レバー11a,11bに関しては、吸盤15が取り付けられた各ホルダー13の固定用ノブ13aを緩めて適宜位置に移動させて締付けることにより調節を施す。(2)第2レバー22a,22bに関しては、吸盤25が取り付けられた各ホルダー23、吸盤28が取り付けられた各ホルダー26を適宜位置に移動させて図示しないビスを締付けることにより調節を施す。また、図示しない操作盤のテンキーにより袋幅寸法を入力し、サーボモータ装置51の駆動回転量が袋幅に対応して自動制御されるように設定する。
なお、袋の長さの異なる場合、製袋部では製作する袋の袋口の位置を基準として各工程の加工手段が設けられており、本発明の袋受け渡し装置5は袋の長さが異なっても袋口側を吸着するように構成されているので、何ら調整を行なうことを要しない。
以上に述べた通り、この製袋包装機における袋受け渡し装置は、包装機側のグリップ対に2枚ずつ送り込む袋のピッチを袋幅変更があっても該グリップ対の間隔に合致するように自動的に調整することができ、製袋部から包装機本体部のグリップ対への袋受渡し動作を毎分120枚程度の高速で安定して行うことができる利点がある。
本発明の袋受け渡し装置が適用されている製袋包装機の平面図 本発明の袋受け渡し装置の概要側面図 同、背面図 図3の要部の縦断側面図 図4のA−A線断面図 第1レバーとその周辺を示す平面図 製袋部により製作される袋とグリップ対との位置関係を示す説明図 第2レバーとその周辺を示す平面図
符号の説明
P・・・製袋包装機
80・・・製袋部
90・・・包装機本体部
g・・・グリップ対
f・・・フィルム
a・・・袋 b・・・袋口
c・・・底部分 d・・・側縁
5・・・袋受け渡し装置
11a,11b・・・第1レバー
15・・・吸盤
20・・・中空軸
21・・・回転軸
22a,22b・・・第2レバー
25,28・・・吸盤
30a,30b・・・駒片
31a,31b・・・ローラ
42・・・調整軸
43a,43b・・・ネジ部
45a,45b・・・可動片
51・・・サーボモータ装置(駆動装置)
m・・・袋受渡し位置

Claims (4)

  1. フィルムロールから繰り出されるフィルムを長手方向で側縁を横にして二つに折り重ね、そのフィルムにヒートシールを適宜施すことにより連続状に形成された袋体から所定の大きさの袋を一度に2枚ずつ製作する製袋部と、その製袋部から袋受け渡し装置によって2枚ずつ送り込まれる袋を一定間隔に配置された2組のグリップ対により袋口を上にして吊り下げ状に夫々支持し、各グリップ対により支持される袋に内容物を同時に充填して該袋口のシールを施す包装機本体部とからなる製袋包装機において、
    前記袋受け渡し装置は、前記製袋部により製作される2枚の袋を各々の吸盤により吸着して受け渡し位置まで持ち上げる2組の第1レバーと、その第1レバーにより持ち上げられる袋を各々の吸盤により吸着して上方に待機する挟着片に供給する2組の第2レバーとを夫々揺動回転自在に設け、その挟着片に供給される袋を前記グリップ対に送り込むように設けられ、一方の第2レバーを取付けた中空軸を軸方向に移動可能に設けると共に他方の第2レバーを取付けた回転軸を該中空軸内に挿入して軸方向に移動可能に設け、その中空軸に近接して平行に配置された調整軸の中央部を境にしてリード方向が異なるように形成されたネジ部に可動片を夫々螺合させると共に前記中空軸及び回転軸に夫々固定された駒片の一部を各々の可動片に係合させるように設け、前記第2レバーが下方位置から上方位置へ回転するときに、駆動装置により前記調整軸の回転を自動制御して前記中空軸と回転軸を相対的に移動させることにより当該2組の第2レバーの間隔を前記2組のグリップ対の間隔に合わせて拡げ、その第2レバーが上方位置から下方位置へ逆回転するときに、駆動装置により当該2組の第2レバーの間隔を前記製袋部により製作される隣り合う袋の中心間距離(ピッチ)に合わせて狭めるように構成されていることを特徴とする製袋包装機における袋受け渡し装置。
  2. 前記第1レバーの組毎に少なくとも2個の吸盤を備え、それらの吸盤の間隔を袋幅の大きさに合わせて調節可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の製袋包装機における袋受け渡し装置。
  3. 前記第2レバーの組毎に少なくとも2個の吸盤を備え、それらの吸盤の間隔を袋幅の大きさに合わせて調節可能に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の製袋包装機における袋受け渡し装置。
  4. 二つに折り重ねられたフィルムの袋口に相当する位置を製作する袋の長さに関わらず基準として前記製袋部が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の製袋包装機における袋受け渡し装置。
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