JP5459700B2 - 無線品質集計装置、及び、無線品質集計プログラム - Google Patents

無線品質集計装置、及び、無線品質集計プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線品質集計装置、及び、無線品質集計プログラムに関し、例えば、複数の無線端末に対して情報を送信するものに関する。
例えば、電子棚札システムでは、1台の管理サーバに数台の中継機を介して多数の無線端末(電子棚札端末)が接続している。
これら各無線端末の受信状態、即ち無線品質は、設置箇所や中継機からの距離などにより個々に異なる。
管理サーバから無線端末に情報を送信する場合、無線端末が受信に失敗した場合には、管理サーバは受信に失敗した情報を無線端末に再送するため、無線品質は、管理サーバから無線端末に情報を送信する際の効率に影響する。このため、無線端末の無線品質を評価することは重要な作業である。
このように、無線端末の無線品質を確認する技術として、特許文献1の「電子棚札システム」がある。
この技術は、管理サーバから各無線端末に指令を出して各無線端末に無線品質を表示させ、担当者が巡回してこれらを確認するものである。
しかし、無線端末は、数万台に及ぶこともあり、これらを巡回して確認することは困難であった。
このため多数の無線端末を擁する電子棚札システムでは、無線端末の無線品質を取得することが困難であり、例えば、これら無線端末のプログラムを一斉にバージョンアップする際に要する時間を見積もることが困難であった。
そのため、無線端末個々の無線品質を評価したり、無線端末全体としての無線品質を評価する方法が求められていた。
特開2008−146555公報
本発明は、多数の無線端末の無線品質を評価することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所定箇所に配置された複数の無線端末の個々の無線品質を取得する無線品質取得手段と、前記取得した個々の無線品質を集計する集計手段と、前記集計した集計値を用いて前記複数の無線端末に所定の情報の送信が完了するまでの必要時間を見積もる見積手段と、前記見積もった必要時間を出力する必要時間出力手段と、を具備したことを特徴とする無線品質集計装置を提供する。
請求項2に記載の発明では、前記見積手段は、1回の送信で前記所定の情報を複数の無線端末に送信する動作を所定の回数行い、当該送信で前記所定の情報を受信していない無線端末に前記所定の情報を個別に送信する情報処理装置の前記動作の前記所定の回数と、前記所定の情報の送信が完了するまでの必要時間を見積もることを特徴とする請求項1に記載の無線品質集計装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記見積手段は、前記所定の情報の送信が完了するまでの必要時間が最短となるように前記所定の回数を見積もることを特徴とする請求項2に記載の無線品質集計装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、前記見積手段は、前記必要時間内において、前記複数の無線端末の消費電力が最小となるように前記所定の回数を見積もることを特徴とする請求項2に記載の無線品質集計装置を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記無線品質は、前記無線端末が受信中に生じたエラーの比率であることを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の無線品質集計装置を提供する。
請求項6に記載の発明では、前記複数の無線端末と無線を介して通信する通信手段を具備し、前記無線品質取得手段は、前記複数の無線端末と通信することにより、前記複数の無線端末の個々の無線品質を取得することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の無線品質集計装置を提供する。
請求項に記載の発明では、所定箇所に配置された複数の無線端末の個々の無線品質を取得する無線品質取得機能と、前記取得した個々の無線品質を集計する集計機能と、前記集計した集計値を用いて前記複数の無線端末に所定の情報の送信が完了するまでの必要時間を見積もる見積機能と、前記見積もった必要時間を出力する必要時間出力機能と、をコンピュータで実現する無線品質集計プログラムを提供する。
本発明では、各無線端末から管理サーバに無線品質を評価するための情報を送信させ、これを集計することにより多数の無線端末の無線品質を評価することができる。
無線通信システムのネットワーク構成の一例を示した図である。 管理サーバ、中継機、及び無線端末のハードウェア的な構成の一例を示した図である。 端末DBの論理的な構成の一例を示した図である。 通信フォーマットを説明するための図である。 基本フレームを用いて更新ファイルを送信する一例を説明するための図である。 1の基本フレームで複数の中継機に対応づけられている無線端末に更新ファイルを送信する例を説明するための図である。 1の基本フレームで分割データを再送する場合を説明するための図である。 基本フレーム単位で分割データを再送する場合を説明するための図である。 同期維持動作を説明するためのフローチャートである。 データ送信動作を説明するためのフローチャートである。 エラー履歴の収集動作を説明するためのフローチャートである。 シミュレーション結果を表にして示した図である。 必要時間を計算する手順を説明するためのフローチャートである。 更新処理の手順を説明するためのフローチャートである。 変形例に係る更新処理の手順を説明するためのフローチャートである。 ユニキャスト送信により更新ファイルを送信する手順を説明するためのフローチャートである。
(1)実施形態の概要
無線通信システム1(図1)では、中継機3を介して管理サーバ2と無線端末5が通信している。
無線端末5は、中継機3と通信する際の受信エラーをエラー履歴として記憶しており、管理サーバ2は、各無線端末5からエラー履歴を収集して履歴DBに記憶し、各無線端末5の無線品質を評価する。
無線端末5のバージョンアップの際には、管理サーバ2は、更新ファイルをブロックに分割して対象となる全無線端末5にブロードキャスト送信する。
また、管理サーバ2は、ブロードキャスト送信で受信に失敗した無線端末5に再度受信の機会を提供するために、ブロードキャスト送信によるブロックの再送を行う。
再送によっても受信に失敗した無線端末5があった場合、管理サーバ2は、個々の無線端末5に対して受信に失敗したブロックをユニキャスト送信することにより個別に対処する。
ところで、管理サーバ2は、基本フレームという枠組みを用いて無線端末5とデータの送受信を行い、上記の再送には、基本フレーム内でデータをブロードキャスト再送するフレーム内再送と、基本フレーム単位でブロードキャスト送信を再度行う基本フレーム再送がある。
全無線端末5に対して更新ファイルを送信するのに要する時間(必要時間)は、無線端末5の無線品質(ここでは平均のエラーレート)と、フレーム内再送回数、及び基本フレーム再送回数に依存する。
そこで、管理サーバ2は、履歴DBに記憶した各無線端末5のエラー履歴から無線端末5の全数の平均のエラーレートを求め、これを用いて、再送回数(フレーム内再送回数、基本フレーム再送回数)、及び必要時間の関係を計算して提示する。
ユーザは、例えば、必要時間を最小としたい場合、必要時間が最小となるフレーム内再送回数、及び基本フレーム再送回数を選択し、管理サーバ2は、これら回数にて更新ファイルを送信する。
このようにして、無線通信システム1では、例えば、無線端末5の一斉バージョンアップに要する時間を見積もることができるため、作業者は、適切な人員の配置や複数店舗でのバージョンアップを連続して行う場合のスケジュールを設定することができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施の形態の無線通信システム1のネットワーク構成の一例を示した図である。
無線通信システム1は、管理サーバ2、中継機3a、3b、・・・、電子棚札として機能する無線端末5、5、・・・、などから構成されている。無線としてはRF(Radio Frequency)や赤外線などを用いることができる。
無線通信システム1は、例えば、大型小売店舗に設置された場合、1日のうち、1〜2時間程度が無線端末5の表示内容の書き換えに用いられ、その他の期間は表示の書き換えは行わずに同期状態が維持されている。
以下、中継機や無線端末を特に区別しない場合には、単に中継機3、無線端末5と記すことにする。
管理サーバ2は、無線端末5と通信し、これらの表示内容を設定するアプリケーションを備えたサーバであり、例えば、店舗の事務所などに設置されている。
管理サーバ2は、有線LAN(Local Area Network)または無線LANによって、中継機3と通信し、これら中継機3を介して無線端末5と通信する。
管理サーバ2は、無線端末5と通信してこれらの表示を書き換えるほか、各無線端末5の搭載しているアプリケーションなどのバージョンも管理しており、これをバージョンアップする際には、各無線端末5に更新(アップデート用)ファイルを送信して、無線端末5にファイルの更新を行わせる。
中継機3は、例えば、店舗の天井や柱などに設置され、管理サーバ2とLANによる通信を行うと共に、近辺に存在する無線端末5と近距離の無線通信を行い、管理サーバ2と無線端末5の通信を中継する。
このように、管理サーバ2と無線端末5の通信を中継機3に中継させるのは、無線端末5に中継機3との近距離無線通信を行わせた方が、無線端末5に管理サーバ2との遠距離の無線通信を行わせる場合よりも無線端末5の消費電力を低減することができるためである。
中継機3は、通信タイミングが重ならないように従属位相同期を行っている。
即ち、中継機3のグループ内で親中継機を1台設定し、1つの中継機3のグループは、親中継機を頂点とする木構造を形成し、子中継機は親中継機が送信する同期信号を監視することにより従属同期を行う。
例えば、中継機3b、3c(子中継機)は、中継機3a(親中継機)が無線端末5に送信する同期信号を受信し、この受信タイミングを基準として、自己の同期信号を送信する。
無線端末5は、電子棚札であって、店舗の棚などに設置されて、液晶表示パネルに商品の名称や価格などを表示するアプリケーションを搭載している。無線端末5には、そのパネルのサイズにより、例えば、大中小の3サイズがある。
無線端末5は、何れかの中継機3に対応づけられており、無線端末5は自己が対応づけられた中継機3と通信する。
例えば、中継機3aには、無線端末群6a内の無線端末5が中継機3aと通信するように設定されている。
これら設定は、無線端末5が商品棚に設置された際に、無線端末5に周囲の中継機3をサーチさせて最も電波状態のよい中継機3を検出させて管理サーバ2に報告させ、管理サーバ2がこれら無線端末5と中継機3を紐づけることにより行われる。なお、この対応づけ処理は端末参加などと呼ばれることがある。
このように、無線通信システム1は、管理サーバ2、中継機3、無線端末5を用いて構成されているが、各無線端末5は、中継機3との無線通信における受信エラーをエラー履歴として記録しており、管理サーバ2は、各無線端末5に要求して、これらエラー履歴を送信させることができる。
このエラー履歴は、無線端末5の受信エラーのエラーレート(エラー率)により当該無線端末5の無線品質を評価するのに用いられる。
このように、本実施の形態では、無線端末5の無線品質を受信状態によって評価するが、他の方法によって評価するように構成してもよい。
管理サーバ2は、各無線端末5からエラー履歴を受信し、これを集計して各無線端末5ごとの無線品質を評価するほか、複数の無線端末5の無線品質に対して統計的な処理を施すことにより、これら複数の無線端末5全体としての無線品質を評価することができる。
この複数の無線端末5は、任意に選択することができ、例えば、全ての無線端末5を選択して店舗全体としての無線品質を評価したり、後述する無線端末5のサイズ別の無線品質を評価したり、あるいは、野菜売り場や魚売り場など、売り場ごとの無線端末5の無線品質を評価することができる。
このように構成された無線通信システム1において、無線端末5のアプリケーション(プログラム)、パラメータ、その他のデータなどを更新する場合があるが、この場合、管理サーバ2は、例えば、以下のようにして、無線端末5のファイルを更新させる。
以下では、説明を簡単にするため、無線端末5のサイズごとにアプリケーションが存在するとし、これを更新する場合について説明する。
即ち、サイズ大中小の無線端末5には、それぞれサイズ大用、中用、小用のアプリケーションがインストールされており、管理サーバ2は、これらサイズ別にファイルを更新するものとする。
管理サーバ2は、例えば、サイズ中用のアプリケーションを更新する場合、サイズ中用の更新ファイルを全無線端末5にブロードキャスト送信により複数回一斉に送信する。
複数回ブロードキャスト送信する方法としては、後に詳細に説明するフレーム内再送と基本フレーム再送を用いる。
ここで、ブロードキャスト送信とは、ネットワーク通信において不特定多数の端末に情報を送信することをいう。
サイズ中の無線端末5は、複数回送信されてくる更新ファイルを受信し、受信に成功した場合には、休止して再送されてくる更新ファイルを受信せず、消費電力を低減する。
一方、サイズ大、小の無線端末5は、管理サーバ2がサイズ中用の更新ファイルを送信している間休止して消費電力を節約する。
管理サーバ2は、このような一斉送信を複数回繰り返した後、更新ファイルの受信に成功したか否かを全無線端末5に問い合わせる。
無線端末5のうち、更新対象であったサイズ中の無線端末5は、この問い合わせに対し、受信が成功したか否かの応答を管理サーバ2に対して行う。
管理サーバ2は、この応答により更新ファイルの受信に失敗した無線端末5を特定し、これら無線端末5に更新ファイルをユニキャスト送信によって個別に送信する。
ここで、ユニキャスト送信とは、ネットワーク通信において、単一のアドレスの端末に対して情報を送信することをいう。
以上のようにして、サイズ中の無線端末5は、更新ファイルを受信し終えると、これを用いてアプリケーションのバージョンアップを実行する。
以上のように、管理サーバ2が更新ファイルを複数回一斉送信(ブロードキャスト送信)する理由は次の通りである。
無線端末5が、例えば、数万台など多数存在する場合、一定の割合で更新ファイルの受信に失敗する無線端末5が存在することが考えられる。特に無線通信の場合には、無線回線が不安定になる場合も考えられるため、受信に失敗する無線端末5が発生する可能性が高くなる。
そこで、複数回一斉送信を繰り返すことにより、受信に失敗する無線端末5の台数を著しく低減することができる。
また、管理サーバ2では、フレーム内再送回数と基本フレーム再送回数を設定できるようになっている。
これは、送信対象となっている無線端末5の無線品質と、これら回数によって、ファイルの送信を完了するまでの時間(以下、必要時間)が異なり、ユーザが所望のものを選択できるようにするためである。
このため、管理サーバ2は、無線端末5の無線品質を評価したり、無線品質と再送回数を変数として必要時間をシミュレーションするアプリケーションを搭載しており、ユーザは、当該アプリケーションを用いて、適当な回数を選択することができる。
また、管理サーバ2がこのアプリケーションを用いて最短時間で送信が終了するフレーム内再送回数と基本フレーム再送回数を自動設定するように構成することもできる。
なお、当該アプリケーションは、必ずしも管理サーバ2に搭載する必要はなく、例えば、パーソナルコンピュータなどに実装して、スタンドアローンにて計算するように構成することもできる。
図2は、管理サーバ2、中継機3、及び無線端末5のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
管理サーバ2は、CPU21、RAM22、記憶媒体23、クロック24、表示部25、操作部26、LAN接続I/F(インターフェース)27などから構成されている。
CPU21は、記憶媒体23などに記憶されたプログラムを実行して各種演算や管理サーバ2の各部を制御する中央処理装置である。
RAM22は、CPU21に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリである。
記憶媒体23は、例えば、ハードディスクや半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶している。
本実施の形態では、無線端末5をグループ分けして通信するためのプログラムや、無線端末5を登録した端末DB(データベース)、無線端末5のアプリケーションなどを更新する更新ファイル、各無線端末5から収集したエラー履歴を記憶した履歴DBなどが記憶されている。
ここで、エラー履歴は、無線端末5が中継機3と通信するに際しての受信エラーを記録した履歴であり、無線端末5の受信エラーレートを得ることができる情報である。
より詳細には、無線通信システム1では、パケットによりデータの送受信をしており、エラー履歴は、受信におけるパケットエラーレートを特定することができる情報となっている。
無線端末5は、エラー履歴を記録して、管理サーバ2の要求により管理サーバ2に送信し、管理サーバ2は、エラー履歴を用いて無線端末5の無線品質を評価する。
クロック24は、例えば、水晶発振器などによって構成され、クロック信号を生成する。
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイなどによって構成されており、担当者が管理サーバ2を操作する際の操作画面などの各種画面を表示する。
操作部26は、例えば、キーボードやマウスなどの操作端末を備えており、担当者から管理サーバ2の操作を受け付ける。
LAN接続I/F27は、有線、または無線LANであり、中継機3との通信を行う。
中継機3は、CPU31、RAM32、記憶媒体33、クロック34、LAN接続I/F35、近距離無線I/F36などを備えている。
CPU31は、記憶媒体33などに記憶されたプログラムを実行して中継機能を発揮したり中継機3の各部を制御する中央処理装置である。
RAM32は、CPU31に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリであり、管理サーバ2から送信されてきた情報を無線端末5に対して送信する際に、これを一時的に記憶したりする。
記憶媒体33は、例えば、半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶しており、本実施の形態では、管理サーバ2と無線端末5の通信を中継するためのプログラムや、自己の固有情報である中継機IDなどを記憶している。
クロック34は、例えば、水晶発振器などによって構成され、クロック信号を生成する。
LAN接続I/F35は、有線、または無線LANであり、管理サーバ2との通信を行う。
近距離無線I/F36は、無線端末5と近距離の無線通信を行う。
無線端末5は、CPU51、RAM52、記憶媒体53、クロック54、表示部55、近距離無線I/F56、バッテリ57、参加スイッチ59などから構成されている。
CPU51は、記憶媒体53などに記憶されたプログラムを実行して電子棚札機能を発揮したり無線端末5の各部を制御する中央処理装置である。
RAM52は、CPU51に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリであり、無線通信システム1に参加する際に自分が対応づけられた中継機3の中継機IDや、中継機3から送信されてきた更新ファイル、同期信号、その他のデータを記憶する。
記憶媒体53は、例えば、半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶しており、本実施の形態では、中継機3を介して管理サーバ2と通信し、表示部55に表示を行うアプリケーションや中継機3との通信を監視し、エラー履歴を記録するプログラム、アプリケーションの更新を行う更新プログラムといった各種プログラム、自己が対応づけられている中継機3の中継機ID、自己固有情報である端末ID、エラー履歴などを記憶している。
エラー履歴は、例えば、過去一ヶ月間など、所定の期間に渡って、受信の成功・失敗を記録した情報であり、受信エラーの発生率を特定することができる情報である。
クロック54は、例えば、水晶発振器などによって構成されており、無線端末5が各種処理を行うためのタイミングをとったり時間を計測したりするのに用いられる。
表示部55は、例えば、メモリ性液晶表示装置を用いて構成されており、表示内容の書き換え時に電力を消費し、表示期間中は電力を消費しないように構成されている。
近距離無線I/F56は、中継機3と近距離の無線通信を行う。
バッテリ57は、例えば、所謂ボタン電池などで構成されており、無線端末5が駆動するための電力を供給する。
参加スイッチ59は、無線端末5を商品棚に設置し、管理サーバ2に参加させる際に押下するボタンである。
なお、参加スイッチ59は、必ずしも必要でなく、例えば、無線端末5の電源をオンした際に自動的に参加処理を行ったりなど、各種の形態が可能である。
図3は、管理サーバ2が記憶する端末DBの論理的な構成の一例を示した図である。
端末DBは、「端末ID」、「サイズ」、「バージョン」、「中継機ID」などの項目から構成されている。
「端末ID」は、各無線端末5のID情報であり、管理サーバ2は、端末IDにより各無線端末5を特定する。
「サイズ」は、無線端末5の液晶パネルのサイズであり、大中小の3サイズが存在する。
「バージョン」は、無線端末5に搭載してあるアプリケーションのバージョンである。アプリケーションは、無線端末5のサイズごとに異なるため、バージョンもサイズごととなる。
「バージョン」の番号体系の中にサイズ情報を取り込むことにより、サイズ情報の項目管理を削除してもよい。
なお、他の店舗から異なるバージョンの無線端末5を持ってきて取り付けたりなど、同じサイズであってもバージョンが異なる場合もある。
「中継機ID」は、各無線端末5と関連付けられて無線通信を行う中継機3のID情報である。
なお、図3の例では、各無線端末5には、1つのアプリケーションがインストールされているが、1台の無線端末5に複数個のアプリケーションを備えるように構成することもできる。
例えば、端末ID「001」の無線端末5に、第1のアプリケーション、第2のアプリケーションの合計2つのアプリケーションを搭載する場合、端末DBには、各アプリケーションのバージョンを記録する。
図4は、無線通信システム1で通信に用いられる通信フォーマットを説明するための図である。
無線通信システム1は、基本フレームという通信フォーマットを用いることにより、無線端末5の無線通信における同期の維持、管理サーバ2から無線端末5へのデータ(ファイルなどの各種情報を含む)の送信、無線端末5から管理サーバ2へのデータの送信を可能としている。
基本フレームの期間長内には、無線端末5に同期信号を送信する同期フレーム(同期期間)、無線端末5にデータを送信するデータ期間、及び無線端末5から管理サーバ2に送信するデータがある場合にはこれを送信する参加期間が、この順に設けられている。
同期フレームは、中継機3ごとに時分割されており、中継機3a用の同期信号→中継機3b用の同期信号→・・・といったように、各中継機3に対する同期信号がパケットとして順次送信される。
中継機3は、管理サーバ2から同期信号が送られてくると、これを周囲の無線端末5に対して送信し、当該中継機3に対応づけられている無線端末5は、当該送信された同期信号を用いて中継機3、及び管理サーバ2と同期を維持する。
このため、中継機3aが送信する同期信号には、無線端末群6aの無線端末5が同期し、中継機3bが送信する同期信号には無線端末群6bの無線端末5が同期し、これら同期信号は、無線端末群6ごとに時分割されて送信するため、これらの混信を防止することができる。
同期信号には、無線端末群6の無線端末5に宛てたデータがあるか否かを表す有無フラグ(データがある場合には有、ない場合には無)が含まれており、無線端末5は、有無フラグが有の場合には、後述の端末リストを受信し、有無フラグが無の場合には、次の同期信号まで休止状態となって消費電力を節約する。
より具体的には、管理サーバ2は、無線端末群6aに属する無線端末5の少なくとも1台に送信するデータがある場合、有無フラグを有に設定し、ない場合には無に設定する。
同期フレームに続くデータ期間では、まず、端末リストが送信された後、無線端末5に宛てたデータが送信される。
端末リストは、データの送信先である無線端末5の端末IDとデータの受信タイミングをリスト化したものである。
無線端末5は、同期信号の有無フラグが有であった場合、端末リストを受信し、自己がデータの送信先として指定されているか否かを確認し、指定されていた場合には、指定された受信タイミングでデータを受信し、指定されていない場合には、次の同期信号まで休止状態となって消費電力を節約する。
管理サーバ2は、無線端末5に対してブロードキャスト送信、ユニキャスト送信を行うが、この送信制御は同期信号と端末リストの設定によって行うことができる。
ブロードキャスト送信の場合には、有無フラグを有に設定し、端末リストで全無線端末5が送信対象である旨の情報を送信する。
例えば、中継機3aに対応づけられた無線端末群6aの全ての無線端末5は、有無フラグが有であるため端末リストの全無線端末5が送信対象である旨の情報を受信し、指定された受信タイミングでデータを受信する。このようにして、データ期間で送信されるデータは無線端末群6aの全ての無線端末5に受信される。
特定のIDをブロードキャスト用端末IDとして定義し、これを全無線端末5が送信対象である旨の情報とすることもできる。
一方、ユニキャスト送信の場合には、有無フラグを有に設定し、端末リストで送信対象となっている無線端末5aの端末IDと受信タイミングを送信する。
例えば、中継機3に対応づけられた無線端末群6aのある無線端末5が送信対象である場合、有無情報が有であるため、無線端末群6aの全ての無線端末5が端末リストを受信する。
送信対象となっていない無線端末5は、端末リストで自己の端末IDが送信されてこないため休止状態となり、送信対象となっている無線端末5は、自己の端末IDと受信タイミングを確認し、当該タイミングでデータを受信する。
また、無線端末5を論理的なグループに分割し、当該グループに対してブロードキャスト送信するように構成することもできる。
例えば、無線端末5をサイズ別にグループ化したとする。
サイズ大の無線端末5に対してブロードキャスト送信する場合、管理サーバ2は、サイズ大の無線端末5が属する無線端末群6に対応づけられた中継機3の同期信号において有無フラグを有に設定し、端末リストにてサイズ大の無線端末5の端末IDと受信タイミングを指定する。受信タイミングでは、1のデータをサイズ大の無線端末5が一斉に受信するように設定する。
または、同期信号にデータの送信対象である無線端末5のサイズを指定しておき、当該サイズの無線端末5は、データを受信し、当該サイズでない無線端末5は、休止するといったように、同期信号で送信対象となっている無線端末5のグループを特定する情報を送信し、無線端末5に当該グループに該当するか否かを判断させてデータを受信させるように構成してもよい。
以上のようにブロードキャスト送信では、データ送信期間で送信する1のデータを中継機3の管理下にある(即ち、当該中継機3に対応づけられている)全無線端末5に一斉に受信させたり、あるいは、特定のグループに属する無線端末5に一斉に受信させることができ、ユニキャスト送信では、1のデータを特定の無線端末5に受信させることができる。
なお、特定のグループの無線端末5に対してデータを送信する場合をマルチキャスト送信と呼ぶこともある。
参加期間は、無線端末5から管理サーバ2にデータを送信する期間であり、参加期間にて、管理サーバ2からエラー履歴の送信要求を受けて、これを管理サーバ2に送信したり、あるいは、電池残量や無線端末5が温度計を搭載している場合には計測した温度など、各種のデータを管理サーバ2に送信することができる。
図5は、管理サーバ2が、ある中継機3に対応づけられている無線端末5に、基本フレームを用いて更新ファイルを送信する一例を説明するための図である。
ここでは、無線端末5に送信するデータとして更新ファイルを用いるが、商品情報を無線端末5に表示させるための表示データなど、他のデータの送信も同様である。
また、以下に説明するデータ送信方法は、ブロードキャスト送信、ユニキャスト送信の何れにも適用できるものである。
まず、管理サーバ2は、更新ファイルを4096バイトずつのブロックに分割する。
これは、無線端末5のメモリ容量の制約による無線端末5が一度に受信できるデータ量から決められたものである。
ブロックの個数がn個であった場合、更新ファイルのサイズは4096×nバイトとなる。
次に、管理サーバ2は、ブロックを110バイトの分割データa、b、c、・・・に更に分割し、個々の分割データをパケットとしてデータ期間にて順次送信する。
一方、更新ファイルの送信先となっている無線端末5は、分割データを受信してこれらからブロックを組み立て所定の記憶エリアに格納し、格納に成功すると、組み立てに用いた分割データを消去して、あいた記憶エリアに次の分割データを受信・記憶する。
このようにして、管理サーバ2は無線端末5にブロックを順次送信し、無線端末5は、全ブロックを受信した後、これを組み立て更新ファイルを復元する。
その後、無線端末5は、更新ファイルを実行してアプリケーションのバージョンアップなどを行う。
ところで、ユニキャスト送信では、分割データの受信に失敗した場合、無線端末5は再送制御を行って管理サーバ2に当該分割データ再送を要求することができるが、ブロードキャスト送信では、次々にブロックが送信されてくるため、このような再送制御は行っていない。
そのため、ブロードキャスト送信では、無線端末5は、分割データの受信に失敗すると、次の送信されてくるブロックを受信する記憶エリアを確保する関係上、現在受信しているブロックを破棄する。
無線端末5は、更新ファイルのイメージを予め記憶しており、これと受信したブロックを対比することにより、全ブロックの送信後に、受信に失敗したブロックを特定することができる。
このように、ブロードキャスト送信の場合には、無線エラーが発生するとブロックが欠損するため、1回目のブロードキャスト送信が終了した後、ブロードキャスト送信による再送を行い、無線端末5に欠損したブロックの受信を行わせるのが望ましい。
なお、1ブロックエラーレートは、パケットエラーレート×分割数(4096/110)である。
図6は、管理サーバ2が、1の基本フレームで複数の中継機3に対応づけられている無線端末5に更新ファイルを送信する例を説明するための図である。
図5の例では、1の基本フレームを用いて1の中継機3に対応づけられた無線端末5に更新ファイルを送信したが、図6の例では、中継機3aに対応づけられた無線端末5(無線端末群6aに属する無線端末5)と中継機3bに対応づけられた無線端末5(無線端末群6bに属する無線端末5)に更新ファイルを送信する。
管理サーバ2は、ブロックから分割データa、b、c・・・を生成すると、データ期間を前半と後半に区分し、これら区分で繰り返し送信する。
そして、管理サーバ2は、中継機3aの同期信号で有無フラグを有に設定し、端末リストで、送信対象の無線端末5の端末ID(ユニキャスト送信の場合には個々の端末ID、ブロードキャスト送信の場合には全無線端末5が送信対象である旨の情報)を送信し、受信タイミングとしてデータ期間の前半を指定する。
また、管理サーバ2は、中継機3bの同期信号で有無フラグを有に設定し、端末リストで、送信対象の無線端末5の端末ID(ユニキャスト送信の場合には個々の端末ID、ブロードキャスト送信の場合には全無線端末5が送信対象である旨の情報)を送信し、受信タイミングとしてデータ期間の後半を指定する。
これによって、中継機3aに対応づけられた無線端末5は、データ期間の前半で分割データを受信し、中継機3bに対応づけられた無線端末5は、データ期間の後半で分割データを受信する。
なお、この例では、データ期間の前半と後半で同じ更新ファイルの分割データを送信したが、異なる更新ファイルの分割データを送信するように構成することもできる。
このように、1つのデータ期間に無線端末群6a向けの分割データと無線端末群6b向けの分割データを設定し、これらの開始タイミングを端末リストでそれぞれ指定することにより、1つ基本フレームで2つの中継機3に対応づけられた無線端末5に更新ファイルを送信することができる。
この例では、1つのデータ期間を2つに区分したが、更に多くの区分を設け、更に多くの中継機3に対応づけられた無線端末5に更新ファイルを1の基本フレームで送信することもできる。
このように、例えば、送信するデータ量が少なく、データ期間に空の期間が生じる場合には、他の中継機3向けのデータを空の期間に設定することにより、データの送信時間を節約することができる。
図7は、1の基本フレームで分割データを再送するフレーム内再送を説明するための図である。
無線通信システム1は、データ期間で分割データa→分割データa→分割データb→分割データb→・・・といったように、分割データの再送を1回行うことにより同じ分割データを2回ずつ送信する。
これに対し、無線端末5は、1回目に送信されてくる分割テータaの受信に成功した場合には、分割データaが再送されてくる間休止状態となって消費電力を節約し、分割データbが送信されてくるタイミングで起床してこれを受信する。
一方、無線端末5は、1回目に送信されてくる分割データaの受信に失敗した場合には、再送されてくる分割データaを受信して、その後に送信されてくる分割データbを受信する。
無線端末5は、このように、1回目に送信されて来る分割データの受信に成功した場合には、再送される当該分割データは受信せずに休止し、1回目に送信されてくる分割データの受信に失敗した場合には、再送されてくる当該分割データを受信する。
このようにして基本フレーム内で分割データを再送することにより、ブロックの推定される欠損率低減を期待することができる。
この例では、再送を1回行ったが、再送回数は任意に設定でき、更に多く再送を行うように構成することもできる。
このように1のデータ期間内で分割データを再送する基本フレームを中継機ごとに生成し、まず、中継機3a向けに送信し、次に中継機3b向けに送信するといったように、中継機3に対して順次送信することもできる。
この送信方法は、再送により送信するデータ量が増え、1のデータ期間に複数の中継機3向けの分割データが収容できない場合に用いることができる。
このように、1の基本フレームで分割データを再送することによりエラーによる欠損ブロックの発生を抑制でき、ブロックの推定欠損率を低減することができる。
図8は、基本フレーム単位で分割データを再送する基本フレーム再送を説明するための図である。
無線通信システム1は、基本フレームによる1回目の分割データの送信を行った後、同基本フレームによって分割データを再送する。
この場合、データ期間内でも分割データの再送を行うことにより、フレーム内再送と基本フレーム再送を組み合わせることもできる。
図の例では、管理サーバ2は、中継機3a向けの基本フレームによって中継機3aに対応づけられている無線端末5に1回目の分割データを送信した後、中継機3b向けの基本フレームによって中継機3bに対応づけられている無線端末5に1回目の分割データを送信する。
管理サーバ2は、このようにして1回目の分割データを送信した後、引き続き、中継機3a向けの基本フレームによって中継機3aに対応づけられている無線端末5に分割データを再送した後、中継機3b向けの基本フレームによって中継機3bに対応づけられている無線端末5に分割データを再送し、その後、同様にして、中継機3aに対応づけられている無線端末5と中継機3bに対応づけられている無線端末5に2回目の分割データの再送を行う。
このように、基本フレームによる送信を複数回繰り返すことにより分割データを再送すると、例えば、再送するまでに時間がかかるため、短時間に連続して発生するエラーによる欠損を抑制でき、ブロックの推定欠損率を低減することができる。
以上、基本フレーム内で分割データを再送する場合と、基本フレームによる送信を複数回繰り返すことによって分割データを再送する場合について説明したが、これらを組み合わせることにより、基本フレーム内で分割データを再送すると共に当該基本フレームを再送すると欠損率の更なる低減を図ることができる。
この場合、管理サーバ2は、データ期間で分割データを複数回再送する基本フレームを構成し、当該基本フレームによる分割データの送信を複数回再送する。
管理サーバ2は、これら2種類の再送を組み合わせる場合に、フレーム内再送回数と基本フレーム再送回数を個別に設定することができる。
無線通信システム1において管理サーバ2、中継機3、及び無線端末5がデータの送信を行う際の動作について説明する。
なお、ここでは、無線端末5が表示する商品情報の送信など、通常時に行う通常動作について説明し、無線端末5のアプリケーションのバージョンアップなどを行う更新ファイルの送信については、後ほど説明する。
通常動作には、無線端末5に送信するデータがなく、管理サーバ2、中継機3、無線端末5の同期を維持する場合の動作(同期維持動作)、管理サーバ2が無線端末5にデータを送信する場合の動作(データ送信動作)、管理サーバ2が無線端末5の無線品質を評価するために無線端末5からエラー履歴を収集する場合の動作(収集動作)の3つがある。
図9は、同期維持動作を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、管理サーバ2のCPU21、中継機3のCPU31、無線端末5のCPU51がそれぞれ所定のプログラムに従って行うものである。
無線通信システム1は、無線端末5に送信するデータがない場合、以下のようにしてシステムの同期を維持する。
まず、中継機3が管理サーバ2に対して基本情報メッセージを送信する(ステップ105)。
基本情報メッセージは、管理サーバ2が同期信号を送信する直前のタイミングで、基本情報メッセージ応答を管理サーバ2に要求するメッセージであり、管理サーバ2は、当該情報により、中継機3が正常に動作しており、基本フレームによる情報送信を行える状態であることを確認することができる。
管理サーバ2は、中継機3から基本情報メッセージを受信すると、中継機3に基本情報メッセージ応答を行う(ステップ110)。
管理サーバ2は、基本メッセージ応答にて基本フレームに構成した情報を順次中継機3に送信する。
基本メッセージ応答は、同期信号の送信、端末リスト及びデータの送信と続くが、ここでは、無線端末5に送信するデータがないため、管理サーバ2は、同期信号を送信する。
中継機3は、基本情報メッセージ応答によって管理サーバ2から同期信号を受信すると、これを周囲の無線端末5に送信する(ステップ115)。
同期は全ての無線端末5が行うため、この同期信号の送信はブロードキャスト送信にて行われる。
当該中継機3に対応づけられている無線端末群6に属する無線端末5は、当該中継機3の同期信号を受信し、これを用いて同期を維持する。
また、無線端末5は、同期信号の受信エラーが発生したか否かを判断し、エラー履歴を更新する。
その後、管理サーバ2、中継機3、無線端末5は、ステップ105〜115の動作を繰り返し(ステップ120〜130)、無線通信システム1の同期を維持する。
図10は、データ送信動作を説明するためのフローチャートである。
この動作は、例えば、管理サーバ2が特定の無線端末5に商品名や値段などの商品情報を表示させるためのデータを送信する場合に用いられる。
管理サーバ2は、送信に係るデータを110バイトの分割データ1〜nに分割して無線端末5に送信し、無線端末5は、分割データ1〜nを受信して元のデータを復元し、これを用いて商品表示などを行う。
まず、中継機3が管理サーバ2に基本情報メッセージを送信し(ステップ140)、これに対して、管理サーバ2が、中継機3に基本情報メッセージ応答を行う(ステップ145)。
この応答により、管理サーバ2は、基本フレームに構成した同期信号、端末リスト、データ(110バイトの分割データ1〜nに分割されている)を中継機3に送信する(ステップ145)。
中継機3は、これらを受信すると、同期信号を周囲の無線端末5に送信する(ステップ150)。この送信は、当該中継機3に対応づけられた全無線端末5を対象とするブロードキャスト送信である。
中継機3は、同期信号を送信すると、次に周囲の無線端末5に対して端末リストを送信する(ステップ155)。
この送信は、ブロードキャスト送信とすることもできるが、当該中継機3に対応づけられた無線端末5を更にグループに分割し、これのグループのうちの特定のグループを対象としたマルチキャスト送信とすることも可能である。
中継機3は、端末リストを送信すると、周囲の無線端末5に分割データ1を送信する(ステップ160)。
中継機3に対応づけられた無線端末5のうち、端末リストで指定されている無線端末5は、端末リストで指定された受信タイミングで分割データ1を受信する。このように、分割データ1は、特定の無線端末5に宛ててユニキャスト送信される。
更に、中継機3は、分割データ2、・・・、分割データnを順次送信し、端末リストで指定されている無線端末5は、これらを受信して元のデータを組み立てる(ステップ165)。
また、無線端末5は、ステップ150〜165の受信動作を行うたびに受信エラーが発生したか否かを判断し、エラー履歴を更新する。
中継機3は、分割データを送信し終えると、管理サーバ2にデータ送信完了通知を送信する(ステップ170)。
これにより、管理サーバ2は、中継機3が全ての分割データを中継機3に送信したことを確認することができる。
また、無線端末5は、全ての分割データの受信を行うと中継機3にデータ受信応答を行う(ステップ175)。
この応答には、無線端末5が分割データの受信に成功したか否かを表す情報が含まれており、中継機3は、当該応答を受けると管理サーバ2にデータ送信結果を送信する(ステップ180)。
管理サーバ2は、当該データ送信結果により、当該無線端末5への分割データのユニキャスト送信が成功したか否かを判断することができ、成功しなかった場合には、後ほど当該無線端末5に分割データを再度ユニキャスト送信する。
中継機3は、管理サーバ2にデータ送信結果を送信した後(ステップ180)、次の無線端末5に対して同様に分割データの送信を行い(ステップ185、190)、管理サーバ2にデータ送信完了通知を送信する(ステップ195)。
そして、中継機3は、当該次の無線端末5がデータ受信応答を行うと(ステップ200)、管理サーバ2にデータ送信結果を送信する(ステップ205)。
当該次の無線端末5は、ステップ150の同期信号の受信、及びステップ185〜190の分割データ受信で受信エラーが発生したか否かを監視し、エラー履歴を記録する。
以上、2つの無線端末5にデータをユニキャスト送信する場合について説明したが、管理サーバ2は、任意の台数の無線端末5にデータをユニキャスト送信することができる。
図11は、管理サーバ2が無線端末5からエラー履歴を収集する収集動作を説明するためのフローチャートである。
この収集動作は、ユーザが管理サーバ2に対して任意に実施させてもよいし、あるいは、管理サーバ2が定期的に行ってもよい。
まず、中継機3が、管理サーバ2に基本情報メッセージを送信する(ステップ220)。
管理サーバ2は、中継機3から基本情報メッセージを受信すると、中継機3に対して基本情報メッセージ応答を行い(ステップ225)、当該応答によって基本フレームに設定した同期信号とデータを中継機3に送信する。
ここで、管理サーバ2が送信するデータは、無線端末5に履歴データを管理サーバ2に送信させるための端末確認要求が含まれている。
中継機3は、これを受信すると、周囲の無線端末5に同期信号を送信する(ステップ230)。
次に、中継機3は、端末確認要求の送信先の無線端末5と、当該端末確認要求の受信タイミングを端末リストにて周囲の無線端末5に送信する(ステップ235)。
次に、中継機3は、特定の無線端末5に宛てた、端末確認要求を周囲に送信し、当該特定の無線端末5は、端末リストで指定された受信タイミングで当該端末確認要求を受信する(ステップ240)。
このように当該端末確認要求の送信は、特定の無線端末5を送信先とするユニキャスト送信である。
当該無線端末5は、端末確認要求を受信すると、結果応答として自己が記憶しているエラー履歴を中継機3に送信する(ステップ245)。
中継機3は、当該無線端末5からエラー履歴を受信すると、端末確認結果として、当該エラー履歴を管理サーバ2に送信する(ステップ250)。
管理サーバ2は、エラー履歴を受信すると、当該無線端末5の端末IDと対応づけて記憶媒体23(図2)の履歴DBに記憶する。
履歴DBには、無線端末5の端末ID、無線端末5から受信したエラー履歴、受信日時などが記憶される。
中継機3は、当該エラー履歴を管理サーバ2に送信すると、次の無線端末5に対する端末確認要求を周囲に送信し(ステップ255)、次の無線端末5は、同様に中継機3にエラー履歴を送信し(ステップ260)、中継機3は、これを管理サーバ2に送信する(ステップ265)。
中継機3は、このように無線端末5からのエラー履歴を送信し終えると、その旨を伝えるべく管理サーバ2に中継機状態を通知する(ステップ270)。
管理サーバ2は、以上の動作を繰り返して全ての無線端末5からエラー履歴を収集してエラー履歴DBに記憶する。
無線端末5は、これらの動作を行うと共に、受信エラーを監視してエラー履歴を更新している。
なお、以上では、端末確認要求をユニキャスト送信により無線端末5に送信し、無線端末5は、その応答としてエラー履歴を管理サーバ2に送信したが、端末確認要求をブロードキャスト送信することも可能である。
この場合、無線端末5は、参加期間を利用して管理サーバ2にエラー履歴を送信する。
図12は、全ての無線端末5に更新ファイルを送信した場合に要する必要時間をシミュレートしたシミュレーション結果を表にして示した図である。具体的な計算方法については後ほど説明する。
項目「フレーム内再送回数」は、フレーム内で分割データを再送する回数を表している。
項目「基本フレーム再送回数」は、基本フレーム単位で分割データを再送する回数を表している。
項目「使用基本フレーム数」は、1回の分割データ(再送を含む)の送信で使用する基本フレームの数である。
これは、分割データの量、フレーム内再送回数、基本フレーム再送回数に依存し、ユーザがフレーム内再送回数、及び基本フレーム再送回数を入力すると、アプリケーションが計算して自動的に設定する。
項目「エラーレートと必要時間」は、更新ファイルの送信先である複数の無線端末5の無線品質と、更新ファイルの送信に要する必要時間である。
本実施の形態では、複数の無線端末5の無線品質を送信先の無線端末5のエラーレートの平均により定義する。
「エラーレートと必要時間」では、エラーレートの平均が「0%」、「0.10%」、「0.30%」、「1%」、「2%」の場合が項目として設定されており、各エラーレートでの必要時間がフレーム内再送回数、基本フレーム再送回数ごとに計算されて表示される。
管理サーバ2は、履歴DBから、更新ファイルの送信先となっている各無線端末5のエラーレートを読み出してこれを用いて平均のエラーレートを計算・表示することができ、ユーザは表示されたエラーレートに近いエラーレートを「エラーレートと必要時間」で確認することにより更新ファイルの送信時間を見積もることができる。
図12の表は、次のようにして計算したものである。
(1)ここでは、前提条件として、中継機3の台数を4台、更新ファイル送信対象の無線端末5の台数を10000台、更新ファイルのサイズを96Kバイト、基本フレームの期間長を3秒とする。
また、無線端末5は、サイズ大、中、小について2種類ずつの計6種類存在し、それぞれに更新ファイルが異なるものとする。
(2)データ期間は、データ期間=基本フレーム長−同期フレーム長−参加期間となる。
中継機4台の場合、例えば、同期フレーム長=140ms、参加期間=100msとすると、データ期間は、2760msとなる。
(3)送信データ分割数は、送信データ分割数=1回の送信ブロック長/1分割データ最大長である。
1分割データ最大長は、110バイトである。
また、1回の送信ブロック長は4096バイトであり、それを1分割データ最大長110バイトで分割して送信する。
このため、送信データ分割数=4096/110=38分割となる。
1ブロックデータ送信時間は、1ブロックデータ送信時間=1分割データ送信時間×送信データ分割数であり、1分割データの送信時間=6msなので、1ブロックデータ送信時間=6ms×38分割=228msとなる。
(4)1基本フレームに収容可能な中継機3の台数=データ期間/(1ブロックデータ送信時間×送信回数+端末リスト期間)であり、端末リスト期間は、中継3機ごとに80ms付与されるため、再送を全くしないなら、送信回数=1なので、1基本フレームで2760/(228×1+80)=8台の中継機3から更新ファイルを送信でき、1回再送するなら2760/(228×2+80)=5台の中継機3に更新ファイルを送信できる。
(5)1ブロック送信エラーレートは、1ブロック送信エラーレート=平均エラーレート×分割数÷送信回数(=再送回数+1)となる。
一方、38分割された分割データは、それぞれに対して、平均エラーレートの確率だけ、エラーの可能性がある。
1%のフレームエラーレートが存在するならば、1ブロックの送信失敗率は、38%である。この数字は、フレーム内再送回数、基本フレームの再送回数の分だけ、低減されてゆく。例えば、フレーム内再送回数を4回とすると、38/5=7.6%となる。
(6)期待できるエラーブロック数=端末台数×送信ブロック数×1ブロック送信エラーレート1万台の端末には、計24ブロック×10000ブロック存在し、エラーレート7.6%であると、期待できるエラーブロック数=240000×7.6%=18240ブロックのエラーブロックによる欠損が期待できる。
一方、ブロードキャストに必要な時間は、1基本フレーム長が3分であるため、6機種あわせて18分である。
(7)再送を含む期待できるエラーブロック数=期待できるエラーブロック数/(送信回数×1ブロック送信エラーレート)この期待できるエラーブロック数18240ブロックに対して、再度ブロードキャスト送信を行うと、18240×7.6%=387ブロックにまで減少することが期待できるが、更に19分のブロードキャスト時間が必要になる。
(8)欠損しているブロックを持つ各無線端末5向けに再送制御付きのデータ送信機能でユニキャスト送信を行うと、18240ブロックでは83分、387ブロックでは、7分で転送が完了する。先のブロードキャスト送信時間を加えると、基本フレーム再送なし時には、19+83=102分、1回の基本フレーム再送時には、19+19+7=45分となり、1回の基本フレーム再送を行った方がトータルの時間は短くなる。
以上を、中継機台数=4台とし、平均エラーレートと再送回数をまとめた表が図12である。
このように、店舗内無線エラーレートによって、フレーム内再送回数と基本フレーム再送回数の各組み合わせに対する必要時間が導ける。
なお、図12では、これら組み合わせのうち、フレーム内再送回数が2、5回、基本フレーム再送回数が0〜2回のものを示している。
ユーザは、この中から所望の組み合わせを選択すればよい。
例えば、エラーレートが0.30%の場合、フレーム内再送回数を2回、基本フレーム再送回数を1回とした場合、最短の必要時間27分で更新ファイルを送信することができる。
このように、シミュレーションによって店内の平均エラーレートにより最短で更新ファイルを送信する時間を計算できるため、例えば、一晩に複数の店舗で更新ファイルを送信する場合に、最適な人員の配置を計画することができる。
また、ブロードキャスト送信よりユニキャスト送信の方が無線端末5の消費電力が小さいという特性があり、無線端末5の電力消費量を節約したい場合には、必要時間として使用可能な時間内でユニキャストが最も多くなるようなブロードキャスト送信の回数とユニキャスト送信の回数の組み合わせを用いることにより、無線端末5の消費電力を低減することができる。
例えば、時間が十分にある場合には、個々の無線端末5に対して更新ファイルをユニキャスト送信する場合が最も無線端末5消費電力を低減できるが、例えば、制限時間が5時間など、送信に要する時間が一定時間に限られる場合、この一定時間内で納まる範囲でブロードキャスト送信回数が最低となるフレーム内再送回数と基本フレーム再送回数の組み合わせを選択すればよい。
図13は、管理サーバ2がシミュレーションによって必要時間を計算する手順を説明するためのフローチャートである。
まず、管理サーバ2は、送信対象となっている無線端末5のエラーレートをエラー履歴から入力し、これらを平均して平均エラーレートを計算する(ステップ305)。
次に、管理サーバ2は、フレーム内再送回数nを0に初期化すると共に(ステップ310)、基本フレーム再送回数mを0に初期化する(ステップ315)。
次に、管理サーバ2は、フレーム内再送回数n、基本フレーム再送回数mの場合の必要時間を計算してRAM22(図2)に一時記憶する(ステップ320)。
次に、管理サーバ2は、基本フレーム再送回数mを1だけインクリメントし(ステップ325)、mが予め設定した基本フレーム再送回数の最大値Mよりも小さいか否かを判断する(ステップ330)。
最大値Mよりも小さい場合(ステップ330;Y)、管理サーバ2は、ステップ320に戻り、インクリメント後のmについて必要時間を計算する(ステップ320)。
一方、最大値M以上の場合(ステップ330;N)、管理サーバ2は、フレーム再送回数nを1だけインクリメントし(ステップ335)、nが予め設定したフレーム内再送回数の最大値Nよりも小さいか否かを判断する(ステップ340)。
最大値Nよりも小さい場合(ステップ340;Y)、管理サーバ2は、ステップ315に戻り、インクリメント後のnについて計算を行う。
一方、最大値N以上の場合(ステップ340;N)、管理サーバ2は、RAM22に記憶した必要時間を、フレーム内再送回数nと基本フレーム再送回数mの組み合わせと対応づけて出力する(ステップ345)。
ユーザは、出力された必要時間やフレーム内再送回数nと基本フレーム再送回数mの組み合わせから、例えば、必要時間が最短となる組み合わせ、あるいは、無線端末5の電力消費量が最小となる組み合わせなど、所望の組み合わせを選択することができる。
図14は、フレーム内再送回数nと基本フレーム再送回数mを選択した後、無線通信システム1が行う更新処理の手順を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、管理サーバ2のCPU21や無線端末5のCPU51が所定のプログラムに従って行うものである。
なお、管理サーバ2と無線端末5の通信は中継機3が仲介するが、説明が煩雑になるため、中継機3は省略してある。
ここでは、管理サーバ2は、特定のサイズ(例えば中)のアプリケーションの更新ファイルをY個のブロックに分割して無線端末5に送信するものとする。
また、基本フレーム再送回数は2回とする。
まず、管理サーバ2は、全無線端末5に現在のアプリケーションのバージョンを問い合わせる端末確認要求を個別に行う(ステップ5)。
これに対し、各無線端末5は、管理サーバ2に現在のアプリケーションを通知する端末確認応答を行う(ステップ15)。
これにより、管理サーバ2は、各無線端末5にどのバージョンのアプリケーションが搭載されているか知ることができる。
次に、管理サーバ2は、これから送信する更新ファイルに関する更新情報を全無線端末5に送信する(ステップ20)。
更新情報は、例えば、更新対象となっている無線端末5のサイズ、バージョン、ファイル分割数、フレーム内再送回数、基本フレーム再送回数などである。
無線端末5は、無線端末5のサイズにより、自己が更新ファイルの受信対象であるか否かを判断することができる。
各無線端末5は、管理サーバ2から更新情報を受信すると、自己が更新対象のサイズであるか否かを判断する。
無線端末5のうち、更新対象でないサイズの無線端末5は、休止モード(Sleepモード)に移行し、その後、管理サーバ2から送信されてくる更新ファイルを受信せずに消費電力を低減する。
この休止期間を経過すると、休止していた無線端末5は、起床して通常の動作モードに復帰する。
この場合、更新情報は、更新対象外の無線端末5を所定の期間休止させる休止コマンドとして機能している。
また、無線端末5は、休止せずに中継機3との同期だけ維持するように構成することもできる。
このようにして、更新対象となっている無線端末5以外の無線端末5が休止状態となった状況で、管理サーバ2は、全無線端末5に更新ファイルのブロック1をブロードキャスト送信により送信し(ステップ25)、続いて1回目の再送(ステップ30)、及び2回目の再送(ステップ35)を行う。
なお、更新ファイルは、1〜Yのブロックに分割されているものとする。また、各回では、基本フレーム内で分割データがn回再送される。
これに対し、無線端末5は、1回目の送信でブロック1の受信に成功した場合には、これを記憶媒体53に記憶し、1回目の再送、及び2回目の再送は受信しない(ステップ25)。この間、休止状態となったり、あるいは同期だけとるように無線端末5を構成することもできる。
また、無線端末5は、1回目の送信で受信に失敗すると、1回目の再送でブロック1を受信して記憶媒体53に記憶し、2回目の再送は受信しない(ステップ30)。
無線端末5は、1回目の再送でブロック1の受信に失敗すると、2回目の再送でブロック1を受信する(ステップ35)。
2回目の再送でブロック1の受信に失敗した場合には、後ほど管理サーバ2からユニキャスト送信によりブロック1を送信してもらうことになる。
管理サーバ2は、このようにして、ブロック1の再送を2回終了すると、次は、同様にして更新ファイルのブロック2を全無線端末5にブロードキャスト送信により送信し、以後、同様の送信を繰り返し、最後にブロックYを送信し、更に2回再送する(ステップ40)。
このようにして、管理サーバ2は、更新ファイルの各ブロックについて、送信、1回目の再送、2回目の再送、即ち全部で3回の送信を1セットとして、これを全ブロックについて行い、ファイル全体を無線端末5に送信する。
そして、無線端末5は、更新ファイルの全ブロックの受信に成功すると、アプリケーションの更新(記憶媒体53への書込)を実施する(ステップ45)。
引き続き、無線端末5は、旧バージョンのアプリケーションを消去すると共に、自らをリセットして更新後のアプリケーションを起動し、管理サーバ2に対して端末参加を行う。
次に、管理サーバ2は、無線端末5がアプリケーションを更新した後、全無線端末5に端末確認要求を行い(ステップ50)、現在のアプリケーションのバージョンを問い合わせる。
これに対し、各無線端末5は、端末確認応答を行い(ステップ55)、それぞれのアプリケーションのバージョンを管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、これら端末確認応答により、更新対象となっているサイズの無線端末5から送信されてきたバージョンが最新バージョンか否かを判断する。
そして、最新のバージョンに更新されていない無線端末5は、何れかのブロックの受信に失敗した無線端末5であるため、管理サーバ2は、これらのうちの1の無線端末5に対して個別に不足ブロック確認要求を無線端末5に送信する(ステップ60)。
これに対し、当該無線端末5は、不足ブロック確認応答を行い(ステップ65)、不足するブロックを管理サーバ2に通知する。
これにより、管理サーバ2は、当該無線端末5で不足しているブロックを特定し、不足分を当該無線端末5に対してユニキャスト送信する(ステップ70)。
当該無線端末5は、当該送信された不足分のブロックを管理サーバ2から受信し、アプリケーションの更新を実施する。
引き続き、管理サーバ2は、ブロックの受信に失敗した他の無線端末5に対して不足ブロック確認要求を行い(ステップ75)、当該無線端末5から不足ブロック確認応答を受け(ステップ80)、当該無線端末5に不足ブロックをユニキャスト送信する(ステップ85)。
以降、管理サーバ2は、ブロックの受信に失敗した無線端末5に対して同様の処理を順次行い、更新対象となっている全ての無線端末5に漏れなくアプリケーションの更新を行わせる。
そして、管理サーバ2は、以上の処理を大中小の各サイズに渡って行うことにより、全無線端末5のアプリケーションをアップデートすることができる。
このようにして、管理サーバ2は、ブロードキャスト送信により、更新ファイルを更新対象の無線端末5に一斉に送信するため送信時間を短縮することができ、また、複数回再送することにより、受信に失敗した無線端末5に再受信の機会を与える。
これにより、短時間で多数の無線端末5にアプリケーションの更新を行わせることができると共に、受信に失敗する無線端末5の台数を極力低減することができる。
そして、不足ブロックが生じている無線端末5に関しては、ユニキャスト送信を用いることにより確実に不足分の送信を行うことができる。
また、この方式は、現行の通信制御を一切変更せずに、無線端末5のアプリケーションも最小限の変更で、管理サーバ2のアプリケーションからのコントロールだけで実行することができる。
そして、更新に非該当の無線端末5は、休止状態、あるいは、同期維持モードとなるので、電池消費を最小限にすることができる。
なお、本実施の形態では、各ブロックを2回再送することとしたが、これは他の回数でもよい。
また、再送せずに、1回目の送信で受信に失敗した無線端末5に対してユニキャスト送信により不足分を送信するように構成することもできる。
(変形例)
次に、図15のフローチャートを用いて更新ファイル送信の変形例について説明する。
この例では、管理サーバ2は、更新対象となる無線端末5を更新ファイルの種類ごとにグループ分けし、当該グループごとにマルチキャスト送信することにより更新ファイルを無線端末5に送信する。
なお、マルチキャスト送信とは、ネットワーク通信において、特定の複数の端末に対して情報を送信することをいう。
以下では、図14と同じ処理については、同じステップ番号を付し、説明を簡略化、あるいは省略する。
まず、管理サーバ2は、全無線端末5に対して端末確認要求を行い(ステップ5)、これに対して無線端末5は端末確認応答を行う(ステップ15)。
次に、管理サーバ2は、更新ファイルの種類ごと(ここでは、アプリケーションが無線端末5のサイズごとであるため無線端末5のサイズごと)に無線端末5をグループ分けし、各々のグループに属する無線端末5にグループごとのショートアドレス(図ではSA)を個別に通知する(ステップ120)。
これに対し、各無線端末5は、送られてきたショートアドレスをRAM52などに記憶する。
なお、グループ分けは、マイナーバージョン番号で更に分けるなど、任意に設定することができる。
また、管理サーバ2は、更新を行わない無線端末5に対してはショートアドレスの割付は行わない。
次に、管理サーバ2は、更新ファイルの送信先である無線端末5のグループのショートアドレスと更新ファイルのブロック1を全無線端末5に対して送信する(ステップ125)。
そして、管理サーバ2は、引き続き、当該ショートアドレスと更新ファイルのブロック1を2回再送する(ステップ130、135)。
一方、各無線端末5は、管理サーバ2からショートアドレスが送信されてくると、これを受信して自己のショートアドレスと一致するか否かを判断する。
自己のショートアドレスと異なる場合は、自己は更新ファイルの送信対象でないため、中継機3との同期状態を維持する。
本変形例では、送信対象外の無線端末5は、ショートアドレスによって更新ファイルが自己宛てでないと判断できるため、このように同期を維持しながら管理サーバ2との情報処理を続行することができる。
管理サーバ2が送信したショートアドレスが自己のショートアドレスと一致する場合、無線端末5は、更新ファイルのブロック1を受信して記憶媒体53に記憶し、再送されてくるブロック1は受信しない(ステップ125)。
そして、無線端末5は、ブロック1の受信に失敗した場合、再送されてくるブロック1を受信し、受信が成功した以降の再送分については受信しない(ステップ130、135)。
このようにして、ショートアドレスで指定された無線端末5は、ブロックYまで受信すると、更新ファイルを用いてアプリケーションを更新して、更新前のアプリケーションを削除し、その後リセット・再起動して、管理サーバ2への参加処理を行う(ステップ45)。
その後、管理サーバ2は、無線端末5に対して、端末確認要求を行い(ステップ50)、これに応じて無線端末5は管理サーバ2に端末確認応答を行う(ステップ55)。
以下、管理サーバ2は、ブロックの受信に失敗した無線端末5に対して個別に不足するブロックを送信する(ステップ60〜85)。
管理サーバ2は、以上の処理を全てのグループに対して行うことにより、更新対象となっている全ての無線端末5のアプリケーションを更新することができる。
以上に説明した変形例でも更新ファイルのブロックを複数回送信し、その複数回の何れの受信にも失敗した無線端末5には、個別にブロックを送信することができる。
更に、本変形例では、個別の無線端末5にショートアドレスを付与してグルーピングすることによりアプリケーションを更新する無線端末5を指定することができるほか、更新対象外の無線端末5は、休止せずに起床状態を維持するため、管理サーバ2は、常時全無線端末5を支配することができる。
次に、図16のフローチャートを用いて、ユニキャスト送信により更新ファイルを送信する場合について説明する。
この例は、無線端末5の台数が少ない場合には、無線端末5の消費電力を低減することができ、有効な方法であるが、数万台など無線端末5の台数が多い場合には、更新時間が長くなって(2000台でおおよそ6時間程度)適していない。
無線端末5の台数が多い場合には、ブロードキャスト送信とユニキャスト送信、あるいはマルチキャスト送信を併用して更新ファイルを送信するのが望ましい。
管理サーバ2は、全無線端末5に対して端末確認要求を行い(ステップ405)、これに応じて各無線端末5は、端末確認応答を行う(ステップ410)。
管理サーバ2は、この端末確認応答により、個々の無線端末5ごとに送信すべき更新ファイルを特定する。
そして、管理サーバ2は、個々の無線端末5に対してユニキャスト送信により個別に更新ファイルを送信する(ステップ415〜430)。
この方法により、無線端末5の消費電力を低減しながら確実に更新ファイルを送信することができる。
以上では、無線品質としてエラー履歴を用いたが、この他に、端末周辺温度情報、端末電池残量情報、無線強度情報、無線リンククオリティ情報、対中継機同期維持動作成功率(失敗率)、フレームエラーレートなどを無線端末5に蓄積しておき、これを端末確認コマンドで管理サーバ2に送信させ、これらの情報により無線品質を規定することもできる。
以上に説明した本実施の形態により、次の構成を得ることができる。
無線端末5の無線品質を評価するアプリケーションを搭載した管理サーバ2(パーソナルコンピュータなどの計算装置でもよい)は、無線品質集計装置として機能し、店舗に設置された無線端末5からエラー履歴を取得して個々の無線品質を評価取得することから、所定箇所に配置された複数の無線端末の個々の無線品質を取得する無線品質取得手段を備えており、また、エラーレートを平均するなどして当該取得した個々の無線品質を集計する集計手段も備えており、更に、当該集計した集計値を用いて、例えば、更新ファイルやその他のデータを無線端末5に送信するのに要する必要時間など、複数の無線端末(無線端末5)に対する所定の値を見積もる見積手段を備えている。
また、管理サーバ2は、1回の送信で所定の情報(更新ファイルなど)を複数の無線端末に送信する動作(ブロードキャスト送信やマルチキャスト送信)を所定の回数行い、当該送信でこの情報を受信していない無線端末にこの所定の情報をユニキャスト送信にて個別に送信し、見積手段は、前記動作の前記所定の回数を見積もることができ、この見積は、例えば、所定の情報を送信する送信時間(必要時間)が最短となるような回数であったり、ユニキャスト送信を多くすることにより、所定の時間内において、複数の無線端末の消費電力が最小となる回数であったりすることができる。
なお、無線品質は各種の観点から定義することができるが、一例として、無線端末が受信中に生じたエラーの比率(受信エラーのエラーレート)とすることができる。
また、管理サーバ2は、中継機3を介して個々の無線端末5からエラー履歴を収集・集約することができるため、複数の無線端末と無線を介して通信する通信手段を備え、当該無線品質取得手段は、前記複数の無線端末と通信することにより、複数の無線端末の個々の無線品質を取得することができる。
無線端末5は、中継機3との無線回線を経由して管理サーバ2と通信するため、所定の通信対象(管理サーバ2)と無線を介して通信する通信手段を備えており、例えば、受信エラーの履歴を記録するため、所定の通信対象との通信を行いながら、当該所定の通信対象との無線品質を記録する品質記録手段を備えており、更に、端末確認要求によって記録してあるエラー履歴を管理サーバ2に送信するため、当該記録した品質情報を当該所定の通信対象(管理サーバ2)に送信する品質情報送信手段を備えている。
また、エラー履歴は、受信エラーのエラーレートを特定できる情報であるため、当該品質情報は、通信対象(管理サーバ2)から送信されてくる情報の受信中に生じたエラーの比率であると言うことができる。
以上に説明した本実施の形態などによって次のような効果を得ることができる。
(1)店舗などに設置された個々の無線端末5からエラー履歴を管理サーバ2に集約することにより、個々の無線端末5の無線品質を評価することができる。
(2)個々の無線端末5の無線品質を評価することにより、例えば、店舗に設置された全ての無線端末5の平均的な無線品質や、サイズ大の無線端末5の平均的な無線品質など、複数の無線端末5に対する全体としての無線品質を評価することができる。
(3)店舗全体の平均無線品質値から、店舗としての無線品質を推定し、運用チャネル移行の参考値とすることができる。
(4)全端末一斉通知(ブロードキャスト通信)を利用する全端末一斉バージョンアップ作業時には、店舗全体の平均無線品質値から、最適なフレーム内再送回数や基本フレーム再送回数を計算することができる。
(5)これら再送回数から、店舗内の全無線端末5のバージョンアップ完了に必要な時間の算定ができ、要員手配が正確に行えるようになる。
(6)参加期間を設けることにより、無線端末5の温度や電池残量など、無線端末5から各種のデータを管理サーバ2に送信することができる。
(7)管理サーバ2や、パーソナルコンピュータなどに、表計算ソフトや、専用プログラムなどのアプリケーションをインストールしておくことにより、無線端末5から送信されてきたデータを解析し、店舗を巡回することなく単体の無線品質劣化、店舗全体の平均無線品質状態を把握することができる。
(8)更に中継機3と管理サーバ2のWLAN区間の無線強度情報、無線リンククオリティ情報、WLANパケット伝達成功率や、中継機間同期成功率、更に対無線端末5区間のフレームエラーレートを集約し、管理サーバ2にある情報から、無線通信システム1全ての無線運用状況を確認することができる。
(9)店舗中に配置している無線端末5から定期的又は不定期に各種ステータス情報を管理サーバ2に集約し、その1つである無線品質情報値の平均値を算出することができる。それを店舗の無線品質平均値として位置づけ、ブロードキャスト送信を行う際の通信成功数の推定に利用することができる。例えば、ブロードキャスト送信での全端末プログラムバージョンアップ実行時の再送回数の決定や通信失敗数の推定に利用することができる。
1 無線通信システム
2 管理サーバ
3 中継機
5 無線端末
6 無線端末群
21 CPU
22 RAM
23 記憶媒体
24 クロック
25 表示部
26 操作部
27 LAN接続I/F
31 CPU
32 RAM
33 記憶媒体
34 クロック
35 LAN接続I/F
36 近距離無線I/F
51 CPU
52 RAM
53 記憶媒体
54 クロック
55 表示部
56 近距離無線I/F
57 バッテリ
59 参加スイッチ

Claims (7)

  1. 所定箇所に配置された複数の無線端末の個々の無線品質を取得する無線品質取得手段と、
    前記取得した個々の無線品質を集計する集計手段と、
    前記集計した集計値を用いて前記複数の無線端末に所定の情報の送信が完了するまでの必要時間を見積もる見積手段と、
    前記見積もった必要時間を出力する必要時間出力手段と、
    を具備したことを特徴とする無線品質集計装置。
  2. 前記見積手段は、1回の送信で前記所定の情報を複数の無線端末に送信する動作を所定の回数行い、当該送信で前記所定の情報を受信していない無線端末に前記所定の情報を個別に送信する情報処理装置の前記動作の前記所定の回数と、前記所定の情報の送信が完了するまでの必要時間を見積もる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線品質集計装置。
  3. 前記見積手段は、前記所定の情報の送信が完了するまでの必要時間が最短となるように前記所定の回数を見積もる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線品質集計装置。
  4. 前記見積手段は、前記必要時間内において、前記複数の無線端末の消費電力が最小となるように前記所定の回数を見積もる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線品質集計装置。
  5. 前記無線品質は、前記無線端末が受信中に生じたエラーの比率であることを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の無線品質集計装置。
  6. 前記複数の無線端末と無線を介して通信する通信手段を具備し、
    前記無線品質取得手段は、前記複数の無線端末と通信することにより、前記複数の無線端末の個々の無線品質を取得することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の無線品質集計装置。
  7. 所定箇所に配置された複数の無線端末の個々の無線品質を取得する無線品質取得機能と、
    前記取得した個々の無線品質を集計する集計機能と、
    前記集計した集計値を用いて前記複数の無線端末に所定の情報の送信が完了するまでの必要時間を見積もる見積機能と、
    前記見積もった必要時間を出力する必要時間出力機能と、
    をコンピュータで実現する無線品質集計プログラム。
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