JP5458753B2 - ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオール - Google Patents

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Description

本発明は、ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールに関し、詳しくは、低粘度で取り扱い易いであり、特に、水発泡硬質ポリウレタンフォーム用として好適であって、しかも、物性的に優れたポリウレタンフォームを得ることが出来る、ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールに関する。
例えば、硬質ポリウレタンフォームは、優れた断熱特性、難燃性を有することから、冷蔵室、冷蔵庫、冷凍室、冷凍庫、一般建造物の断熱材などに広く使用されている。硬質ポリウレタンフォームは、一般にポリイソシアネート成分液(以下、A液と略記)と、ポリエーテルポリオール及び/又はポリエステルポリオール、発泡剤、さらに必要に応じて触媒や界面活性剤などを混合した混合液(以下、B液と略記)を用意し、A液とB液を混合して、短時間で発泡、硬化させる方法で製造される。
発泡剤としては、一般的に低沸点無極性有機溶媒が使用され、具体的には、CFC系発泡剤、HCFC系発泡剤やHFC系発泡剤のような所謂フロン、代替フロンの他、ペンタン、シクロペンタン等のHC系発泡剤が使用されているが、オゾン層破壊が問題となって以来、それまで汎用的に使用されてきたCFC系発泡剤、特にCFC−11e等からオゾン破壊係数の小さいHCFC系発泡剤、特にHCFC−141bが代替使用されてきた。しかしながら、このHCFC−141bもオゾン破壊係数がゼロではなく、2003年末以降使用が制限されており、その代替品としては、HFC系発泡剤、特にHFC−245faやHFC−365mfcが使用されている他、HC系発泡剤なども有望な発泡剤となっている。
しかしながら、上記の発泡剤は地球温暖化物質であり、また、非常に高価であるため、環境保護および経済的観点から、その使用量の削減、ひいてはこれらの発泡剤を全く使用せず、水とポリイソシアネート成分との反応で生成する炭酸ガスを発泡剤として使用する水発泡の技術も進んでいる。
しかしながら、水発泡の技術を普及させるに当たっては次のような大きな問題点がある。すなわち、従来のHCFC系発泡剤やHFC系発泡剤を使用した発泡処方と比較し、フロン等の減粘効果が得られないため、B液の粘度が高くなること、また、水とポリイソシアネート成分との反応によって生成するウレア基の増加などの影響により、特に、得られる硬質ウレタンフォームの表面や底部の脆性が悪化して被着部材との接着強度の低下を生じやすいこと、難燃性が悪化すること等が挙げられる。
上記のようなB液の粘度や硬質ウレタンフォームの脆性の増大による接着性低下の欠点を改良する方法としては、オキシエチレン及び/又はオキシプロピレングリコールのジアルキルエーテルのような水酸基を持たない助剤を使用する方法(特許文献1参照)や、リン酸エステル系化合物やアルキルフェノール系化合物のように、同じく水酸基が0又は1の助剤を配合する方法(特許文献2参照)が提案されている。また、プロピレンカーボネートのような汎用の減粘剤をB液に添加することも一部実施されている。しかしながら、これらの方法では、添加量が少量では脆性や接着強度を改善させる効果が小さく、添加量を多くするとコスト面で不利になる他、硬質ポリウレタンフォームの強度、寸法安定性、難燃性の更なる低下などの悪影響が生じる可能性がある。
また、芳香族モノカルボン酸から選ばれる1種以上の化合物を、多塩基酸から選ばれる1種以上の化合物と多価アルコールから選ばれる1種以上の化合物とともに反応させて得られる難燃性のポリエステルポリオール組成物が提案されている(特許文献3参照)。そして、斯かる提案における実施例では、多塩基酸として無水フタル酸が使用されているが、難燃性の向上の観点からは不十分である。
特開2002−363241号公報 特開2000−281741号公報 特許第3153875号公報
従って、本発明の目的は、特に水発泡硬質ポリウレタンフォームの原料として好適に使用でき、(1)B液の粘度低下、(2)硬質ウレタンフォームの脆性の悪化による接着性低下の防止、(3)難燃性の向上もしくは維持を実現し得るポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールを提供することにある。
本発明者は、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果、前記の難燃性のポリエステルポリオール組成物の提案(特許文献3)において、具体的に開示されていない、カルボン酸成分の組合せを採用することにより、上記の目的を容易に達成し得るとの知見を得、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明の要旨は、カルボン酸成分とジエチレングリコールとのエステル化反応で得られるポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールであって、上記のカルボン酸成分として、安息香酸およびフタル酸と共に、フマル酸および/またはマレイン酸を使用し、そして、これらの全カルボン酸成分中の安息香酸の割合が10〜70モル%、フマル酸および/またはマレイン酸が10〜70モル%、フタル酸の割合が1モル%以上である(但し、これらのカルボン酸の合計は100モル%である)ことを特徴とするポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールに存する。
本発明によれば、前記の課題を解決することが出来る。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールは、カルボン酸成分とジエチレングリコールとのエステル化反応で得られるが、上記のカルボン酸成分として、安息香酸およびフタル酸と共に、フマル酸および/またはマレイン酸を使用することが重要である。
すなわち、不飽和カルボン酸であるフマル酸および/またはマレイン酸は、飽和脂肪族多価カルボン酸よりも炭化性に優れるため、硬質ウレタンフォームの難燃性に大きな悪影響を与えることなくポリエステルポリオールを低粘度化することが出来、また、得られる硬質ウレタンフォームの脆性や接着性を改善することが出来る。
また、本発明においては、安息香酸およびフタル酸と共に、フマル酸および/またはマレイン酸を使用するに際し、これらの全カルボン酸成分中の安息香酸の割合を10〜70モル%、フマル酸および/またはマレイン酸の割合を10〜70モル%、フタル酸の割合を1モル%以上にする必要がある(但し、これらのカルボン酸の合計は100モル%である)。
安息香酸の割合が10モル%未満の場合は、得られるポリエステルポリオールの粘度を低下させる効果が小さく、70モル%を超える場合は、ポリエステルポリオールの平均官能基数が低下し、得られる硬質ポリウレタンフォームの機械的強度などを悪化させる可能性がある。安息香酸の割合は、好ましくは5〜65モル%、更に好ましくは20〜60モル%である。
フマル酸および/またはマレイン酸の割合が10モル%未満の場合は、得られる硬質ウレタンフォームの脆性を改善させる効果が小さく、70モル%を超えるとポリエステルポリオールの芳香環濃度が低下し、得られる硬質ポリウレタンフォームの難燃性を悪化させる可能性が生じる。フマル酸および/またはマレイン酸の割合は、好ましくは15〜65モル%、更に好ましくは20〜60モル%である。なお、フマル酸とマレイン酸は単独で使用しても両者を併用してもよい。
フタル酸の割合が1モル%未満の場合は、硬質ウレタンフォームの難燃性が低下する。フタル酸の割合は、好ましくは2モル%以上、更に好ましくは3モル%以上である。
なお、前記の各カルボン酸は、それぞれ、酸無水物やメチルエステル等の誘導体を使用しても構わない。酸無水物やエステル化物の場合の使用量は、それぞれ、元の安息香酸、フマル酸、マレイン酸およびフタル酸などに換算したモル%で計算するものとする。
本発明においては、上記のカルボン酸以外の他のカルボン酸として、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ヘット酸、ダイマー酸、リンゴ酸、クエン酸、酢酸など、ポリエステルポリオールの製造時に常用されるカルボン酸を併用することが出来る。これらは、それぞれ、酸無水物やメチルエステル等の誘導体として使用しても構わない。これらのカルボン酸を併用する場合、その使用量は、通常、前記の全カルボン酸成分の10モル%以下である。
本発明において、原料であるアルコール酸成分として、ジエチレングリコールを使用するが、その理由は次の通りである。すなわち、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールのようなアルキレングリコールを使用した場合は、得られるポリエステルポリオールが固化したり粘度が著しく高くなる場合があり。また、オキシアルキレングリコールにおいても、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールのようなジエチレングリコールより分子量の大きいものを使用した場合は、芳香環濃度が低下するため、得られる硬質ポリウレタンフォームの難燃性を悪化させる可能性がある。
上記の理由により、アルコール成分の全量をジエチレングリコールとすることが好ましいが、悪影響を与えない範囲、すなわち、約10モル%以下の範囲で以下のようなアルコール併用することが出来る。
例えば、アルキレングリコールでは、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられる。オキシアルキレングリコールでは、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン/オキシプロピレン共重合グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等の長鎖ポリエーテルポリオール等が挙げられる。また、グリセリンやトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールのような3官能以上のアルコールを併用することも出来る。これらは2種類以上を併用しても構わない。
本発明のポリエステルポリオールの水酸基価は、通常30〜300mgKOH/g、好ましくは40〜290mgKOH/g、更に好ましくは50〜270mgKOH/gの範囲である。水酸基価が30mgKOH/gより小さい場合は、得られる硬質ウレタンフォームの機械強度の低下を招く場合がある。一方、300mgKOH/gより大きいと未反応のアルコールが多い分子量分布となり、脆性や接着性を改善させる効果が小さくなる他、ポリイソシアネート成分の使用量が増加しコスト的にも不利となる。
本発明のポリエステルポリオールの25℃での粘度は、通常5000mPa・s以下で、好ましくは4000mPa・s以下、更に好ましくは3000mPa・s以下である。5000mPa・sよりも高い場合は、取り扱いに支障が生じたり、硬質ウレタンフォーム製造時に例えばスプレー施工できなくなる等の問題が生じる可能性がある。
本発明のポリエステルポリオールの平均官能基数は、通常1.05〜3.0、好ましくは1.1〜2.5の範囲である。平均官能基数が1.05より小さい場合は、硬質ポリウレタンフォームの機械強度、寸法安定性の低下などの悪影響が生じる可能性がある。一方、3.0より大きい場合は、ポリエステルポリオールの粘度が上昇し、不具合を生じる可能性がある。
また、ポリエステルポリオールの粘度を下げる方法として、メタノール、エタノール、イソプロパノール、2−エチルヘキサノール等の1価のアルコールを併用することも出来る。但し、これらの1価のアルコールを使用した場合は、水酸基価と官能基数が上記の範囲から外れないようにすることが重要である。更に、ポリエステルポリオールの合成において反応系外に留出して収率を悪化させたり、得られたポリエステルポリオールを使用したポリウレタンフォームの強度や耐熱性に悪影響を及ぼしたりする場合があるので、実用上問題とならない範囲で使用することが好ましい。
本発明におけるエステル化反応においては、通常、エステル化触媒が使用される。触媒としては、一般に酸触媒が使用されることが多い。ルイス酸としては、例えば、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート等のオルトチタン酸エステル、ジエチル錫オキシド、ジブチル錫オキシド等の錫系化合物、酸化亜鉛などの金属化合物が使用される。また、ルイス酸の他には、パラトルエンスルホン酸などのブレンステッド酸を使用しても構わない。
本発明のポリエステルポリオールは、ポリイソシアネート成分とウレタン化反応してポリウレタンとなるが、この際、ポリエステルポリオールの合成に使用した触媒が、ウレタン化反応の反応挙動に影響を及ぼさない方が望ましい。そのため、上記のエステル化触媒の中ではオルトチタン酸エステルが好ましい。また、使用量は、原料に使用するカルボン酸成分とアルコール成分の合計に対し、通常0.01〜1.0重量%、好ましくは0.03〜0.2重量%である。ポリウレタンの用途によっては、これらのエステル化触媒を使用しないで反応しても構わないし、反応後に失活処理を施したり、精製などで取り除いても構わない。
エステル化反応の反応温度は、通常150〜250℃、好ましくは180〜230℃である。例えば、150℃で反応を開始し、反応の進行に伴って230℃まで徐々に昇温するような条件であれば、反応を制御し易い。
一方、反応圧力は常圧でも構わないが、副生する水を系外に除去して反応を速やかに完結させるため、反応の進行に伴って、徐々に減圧するとよい。ただし、反応時の減圧度が不足するとエステル化反応の完結度が低くなり、酸価の高いポリエステルポリオールが得られる。一方、反応時に過度に減圧にすると、アルコール成分が系外に留去されて収率を損なうばかりか、高分子量のポリエステルポリオールを形成し、得られたポリエステルポリオールの粘度を著しく上昇させると共に、発泡剤に対する相溶性を低下させる傾向を示す場合もある。従って、適切な到達反応圧力は、反応温度によっても異なるが、例えば、反応温度が200℃の場合は、通常1〜50kPa、好ましくは3〜30kPaであるが、目標とするポリエステルポリオールの粘度や水酸基価、使用するアルコールの種類、使用量によっては、上記の圧力範囲以外の条件で反応を行っても構わない。また、減圧する代わりに、トルエン、キシレン等の有機溶媒を少量併用して、副生する水を系外に共沸させて除去しても構わない。
反応の終点は、通常、使用したカルボン酸の未反応カルボキシル基の量で決定する。一方、硬質ポリウレタンフォームの用途においては、酸の存在がポリイソシアネート成分とのウレタン化反応の反応性を低下させる等、好ましくない場合も多い他、ポリエステルポリオールの保存安定性にも影響を与える場合もある。従って、ポリエステルポリオールについても、未反応のカルボン酸の量(すなわち酸価)は出来るだけ低い方が好ましい。酸価は、通常5mgKOH/g以下、好ましくは3mgKOH/g以下、更に好ましくは1mgKOH/g以下である。また、更に、厳しいウレタン化反応条件下では、0.5mgKOH/g以下の酸価が望まれる場合がある。
また、エステル化合物の平均官能基数をや水酸基価を一定の目標値に保つには、エステル化反応中にエステル交換反応に伴って平衡状態にあるアルコール成分を極力反応系外に留出させないことが重要である。アルコール成分の留出が多すぎる場合は、エステル化合物の平均官能基数が当初の製品設計に対して異なったものになり、また、水酸基価が小さくなり、その結果、得られるポリエステルポリオールの粘度が著しく大きくなることがある。従って、エステル化反応中に系外に留出するアルコール成分の量は、全アルコール成分に対し、通常5%以下、好ましくは3%以下、更に好ましくは1%以下である。但し、目標とするポリエステルポリオールの粘度や水酸基価、使用するアルコール成分の使用量によっては、上記の範囲を超えてアルコール成分を留去しても構わない。
なお、反応開始時には、得られるポリエステルポリオールの着色を防ぐために反応容器の空間部を窒素置換し、更に、反応液中の溶存酸素も除去することが好ましい。また、反応終了の後に、適当な減圧条件下に、未反応のアルコール成分を系外に留去させて、ポリエステルポリオールの物性や性能を調節しても構わない。
本発明におけるポリエステルポリオールの反応形式としては、通常のバッチ設備または連続設備を適用できるが、反応時間が長時間に渡ること、得られるポリエステルポリオールの粘度が原料に使用されたアルコール成分に比べてかなり高くなること等から、バッチ反応の方が好ましい。
本発明のポリエステルポリオールは、好適には、特に水発泡の硬質ウレタンフォームの製造に使用され、そして、低粘度であり、しかも、得られるポリウレタンフォームの難燃性、脆性、接着性などの物性を改善することが出来るため、極めて有用である。
次に、本発明のポリエステルポリオールを使用した硬質ポリウレタンフォームの製造について説明する。
硬質ポリウレタンフォームの製造の際、通常、本発明のポリエステルポリオールは、水、触媒、界面活性剤およびその他助剤と共に組成物化されてB液として使用される。そして、ポリイソシアネートからなるA液とB液とを短時間で混合、発泡、硬化させることにより、硬質ポリウレタンフォームが得られる。
本発明のポリエステルポリオールの他に、水酸基価が通常50〜800、官能基数が通常2.0〜8.0のポリエーテルポリオールやポリエステルポリオール等を併用することが出来る。これらを2種類以上混合して使用しても構わない。
上記のポリエーテルポリオールとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン等の1種以上から得られるアルキレンオキシドの重合物;ショ糖、ソルビトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、グリセリン等の3官能以上のアルコール類と上記アルキレンオキシドとの付加物;脂肪族アミン及び芳香族アミンと上記アルキレンオキシドとの付加物などが挙げられる。この他、マンニッヒ変性ポリオール、ポリマーポリオール等、公知のポリエーテルポリオールを使用することが出来る。
また、本発明のポリエステルポリオール以外に使用されるポリエステルポリオールとしては、カルボン酸成分として、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、コハク酸、トリメリット酸などの芳香族または脂肪族カルボン酸の1種以上と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の2〜3価のアルコールの1種以上とのエステル化反応により得られる、水酸基価が通常100〜500、官能基数が通常1.5〜3.0のポリエステルポリオールが挙げられる。
また、上記の他に、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン等のアルコール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等、活性水素を1分子中に2個以上有する化合物も併用することが出来る。
本発明のポリエステルポリオールの使用量は、全ポリオール中の割合として、通常10〜80重量%、好ましくは15〜75重量%の範囲、更に好ましくは20〜70重量%の範囲である。本発明のポリエステルポリオール使用量が10重量%より少ない場合は、本発明におけるB液の粘度を下げる効果や、硬質ウレタンフォームの難燃性、脆性および接着性を改良する効果が小さくなる。一方、80重量%を超える場合は、硬質ウレタンフォームの強度や寸法安定性などの物性に悪影響を与える可能性がある。
更に、芳香族ポリエステルポリオールを併用することが好ましい。芳香族ポリエステルポリオールとは、前述のポリエステルポリオールの中で、全カルボン酸成分に対する、芳香族カルボン酸(フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸など)の割合が通常10モル%以上、好ましくは15モル%以上、更に好ましくは20モル%以上のものであり、その水酸基価は、通常100〜500、好ましくは120〜480、更に好ましくは140〜460である。芳香族ポリエステルポリオールの併用により、得られる硬質ウレタンフォームの難燃性を高めることが出来る。
発泡剤としては水を使用することが出来る。水は、ポリイソシアネートとの反応で炭酸ガスを発生させることで発泡剤として作用する。なお、発泡作用のうち半分以上を添加した水が担う範囲において、すなわち、発泡作用を担うガスの発生量のうち過半数以上を添加した水が担う範囲において、水以外の発泡剤を併用することが出来る。併用できる発泡剤としては、オゾン破壊係数が通常0.8以下の発泡剤、例えば、HCFC−141b、HFC−245fa、HFC−365mfc等のHFC系発泡剤、ペンタン、シクロペンタン等のHC系発泡剤などが挙げられる。発泡剤の配合量は、目的とする硬質ウレタンフォームの密度により適宜選択される。
触媒としては、通常のポリウレタンフォームの製造に使用される公知の触媒が使用できる。例えば、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルヘキシルアミン等のアミン系触媒の他に、四級アンモニウム塩、オクチル酸カリウム等のカリウム系、ジブチル錫ジラウレート、オクチル酸錫などの錫系、オクチル酸鉛などの鉛系などの金属系触媒などが挙げられる。
界面活性剤としては、ノニオン系、アニオン系、カチオン系の何れであってもよいが、ノニオン系界面活性剤が好ましく、特にシリコーン系界面活性剤が好ましい。
その他の助剤としては、用途に応じて様々な化合物を、添加剤、助剤として使用することが出来る。例えば、代表的な添加剤として難燃剤や減粘剤が挙げられる。例えば、難燃剤としては、通常、クロロアルキルホスフェート類、例えば、トリス(ベータクロロエチル)ホスフェート、トリス(ベータクロロプロピル)ホスフェート等が使用され、減粘剤としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、テトラグライム等が使用される。上記以外の添加剤や助剤については、特に限定されるものではなく、通常の樹脂において物性向上や操作性向上などの目的で使用されるものであれば、ウレタン化反応に著しい悪影響を及ぼすものでない限りにおいて使用することが出来る。
ポリイソシアネートとしては、1分子中にイソシアネート基を2個以上有する有機化合物であれば特に限定されるものではない。例えば、脂肪族系、脂環族系、芳香族系ポリイソシアネート又はこれらの変性物が挙げられる。具体的には、脂肪族系および脂環族系ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。芳香族系ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート等が挙げられ、更に、これらのカルボジイミド変性物やプレポリマー等の変性物も使用し得る。
本発明における好ましいポリイソシアネートは、芳香族ポリイソシアネート又はその変性物であり、特に好ましくは、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート、トリレンジイソシアネート及びこれらの変性物である。これらは、2種以上を併用してもよい。ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネートとしては、イソシアネート基含有率が通常25〜35重量%、粘度が通常500mPa・s(25℃)以下のものが好適に使用される。また、これらの変性物のうち、カルボジイミド変性物は、公知のリン系触媒などを使用してカルボジイミド結合を導入したものである。プレポリマーは、上記のポリイソシアネートとポリオールとを反応させ、末端にイソシアネート基を残したものである。その際、使用するポリオール成分は、ポリウレタンを製造する際に使用するポリオール成分が使用できる。
実用的には、A液として、これらのポリイソシアネートの他に、用途に応じて、添加剤や助剤をポリイソシアネートに混合して使用してもよい。例えば、B液との混合性を向上させる目的で、B液でも使用される界面活性剤を相溶化剤として併用する場合がある。この場合は、ノニオン系界面活性剤が好ましく、特にシリコーン系界面活性剤が好ましい。また、難燃性の向上や粘度の調整を目的として、難燃剤を併用する場合がある。通常、クロロアルキルホスフェート類、例えば、トリス(ベータクロロエチル)ホスフェートやトリス(ベータクロロプロピル)ホスフェート等が使用される。上記以外の添加剤や助剤については、特に限定されるものではなく、通常の樹脂において物性向上や操作性向上などの目的で使用されるものであれば、ウレタン化反応に著しい悪影響を及ぼすものでなければ何を使用しても構わない。
ポリウレタンフォームの製造方法は、ポリオール、水、触媒、界面活性剤、その他助剤およびポリイソシアネートから成る組成物を発泡硬化させるというものであるが、実用的には、ポリイソシアネートをA液、ポリオールをB液として、水、触媒、界面活性剤およびその他助剤などは、予め、A液および/またはB液に適宜混合させ、後述する装置を使用して2液を混合し、発泡、硬化させるという方法である。なお、発泡剤としての水、触媒、界面活性剤は、B液に混合するのが好ましいが、場合によってはA液に混合させたり、それぞれの成分をウレタン化反応の直前まで混合せずに3種類以上の原料液として取り扱う場合もある。
本発明によって得られたポリウレタンフォームは、ウレタン結合やウレア結合とイソシアヌレート結合を有するものである。イソシアヌレート結合は、イソシアネート基を触媒により3量化させて生成され、機械的強度や耐熱性を向上させることが出来る。
本発明において、イソシアネートインデックス(全イソシアネート基のモル数/全活性水素基のモル数×100)は、通常70〜400、好ましくは80〜350、更に好ましくは90〜300である。イソシアネートインデックスが70未満の場合は、得られた硬質ウレタンフォームが十分な強度を有しないことがあり、収縮し易くなる可能性がある。また、400を超える場合は、得られる硬質ウレタンフォームの脆性が高くなり、接着強度が低下する傾向にある。
本発明のポリエステルポリオールは、連続気泡、半連続気泡、独立気泡の何れの硬質ポリウレタンフォームにも適用可能である。通常の方法で得られる硬質ポリウレタンフォームは独立気泡率の割合が約80%以上であり、一般的に断熱材としての用途では高い断熱性能が要求されるため、独立気泡率は高いほうが好ましい。一方、断熱性能が最優先とならない用途では、ポリウレタンフォームの気泡の一部または全部を連続化させることで、更なる低密度化や寸法安定性の改善を行うことが出来る。気泡を連続化させる方法としては、例えばグリセリンにプロピレンオキシドを付加させた長鎖ポリエーテルポリオールを配合する方法;例えばステアリン酸カルシウムやミスチリン酸カルシウムのようなモノカルボン酸の金属塩や、例えばポリエチレンや酢酸ビニルのような熱可塑性樹脂粉末を配合する方法;気泡の連続化を促す整泡剤を配合する方法などが挙げられる。
ポリウレタンフォームを製造するに当たっては、A液とB液を均一に混合可能であれば如何なる装置でも使用することが出来る。例えば、小型ミキサーの他、一般のウレタンフォームを製造する際に使用する、注入発泡用の低圧または高圧発泡機、スラブ発泡用の低圧または高圧発泡機、連続ライン用の低圧または高圧発泡機、吹き付け工事用のスプレー発泡機などを使用することが出来る。なお、ポリウレタンフォームを製造するに際し、A液およびB液のそれぞれの液温は、通常20〜60℃に調節される。
以下、実施例により本発明の具体的態様を更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例によって限定されるものではない。なお、特に断りのないかぎり、実施例中の「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を意味する。
[ポリエステルポリオールの合成]
実施例及び比較例で使用したポリエステルポリオールを公知の方法により合成し、ポリオール1〜4として原料組成、酸価、水酸基価、粘度(25℃)、平均官能基数を表1に示した。なお、各々の分析はJIS K15572007に準拠して行い、平均官能基数は原料組成より計算で求めた。
Figure 0005458753
[プレミックス液の調製]
表2に示す原料と配合でポリオールプレミックス(「プレミックス−1〜8」)を調製した。また、そのときのポリオールプレミックスの粘度を以下の基準で評価した(実施例1〜5及び比較例1〜3)。なお、表中の配合比率は重量部(pbw)で示した。
○:低粘度で全く問題がない。
△:粘度が若干高めではあるが、実用上は問題がない。
×:粘度が高く、使用に制限が生じる可能性がある。
Figure 0005458753
表2の配合例において、原料は以下の表3に記載のものを使用した。
Figure 0005458753
[硬質ポリウレタンフォームの製造]
以下に示す方法で、硬質ポリウレタンフォームの製造、評価を行った。表4に施例6〜10及び比較例4〜6として評価結果を示す。
<製造方法>
A液(ポリイソシアネート液)と表2に記載のB液(ポリオールプレミックス)を混合した後、注入ボックスに流し込んでフリー発泡させ、硬質ポリウレタンフォームを製造した。なお、ポリイソシアネート液はポリメリックMDI(日本ポリウレタン工業株式会社製「ミリオネート MR−200」)を使用し、イソシアネートインデックスは表4に示した。
<発泡条件>
室温:23〜25℃
液温:20℃
攪拌:3000rpm×5〜7秒間
注入ボックス:木製(200mm×200mm×200mm)上部開放
脱型時間:混合後30分
得られた硬質ポリウレタンフォームの評価は下記の方法で行い、表4に結果を示した。
<評価方法>
(1)コア密度:
JIS A95112003に準拠して測定した。
(2)自己消火性:
JIS A95112003に準拠して測定した。
(3)炭化性:
切り出したウレタンフォームを燃焼させて、元のウレタンフォームの重量に対して残った炭化物の重量の割合を測定し、以下の基準で評価した。
○:30重量%以上である。
△:20重量%以上である。
×:20重量%未満である。
(4)圧縮強度:
JIS A95112003に準拠して測定した。
(5)寸法安定性:
コア密度を測定したサンプルの常温における24時間後の寸法変化率(発泡に水平方向、垂直方向)を測定し、以下の基準で評価した。
○:水平、垂直ともに−3%未満である。
△:水平、垂直ともに−5%未満である。
×:水平、垂直いずれかが−5%以上である。
(6)接着性:
クラフト紙面材を使用してフリーフォームを作成し、中央部を5×10×3cmに切り出して試験片を作成。クラフト紙面材の長さ方向端部を引き剥がした後に引張試験機で厚み方向に引っ張り、その剥離強度(N/5cm)を測定して、以下の基準で評価した。
○:12N/5cm以上である。
△:9N/5cm以上である。
×:9N/5cm未満である。
(7)脆性:
硬質ポリウレタンフォームの表面及び底部を触診、定性観察して、以下の基準で評価した。
○:殆ど脆さがない。
△:若干の脆さがある。
×:脆い。
Figure 0005458753
以上の結果より、主に次のことが明らかである。
(1)実施例1及び2と比較例2との比較結果:
カルボン酸成分として安息香酸、フタル酸及びフマル酸を使用し、アルコール成分としてジエチレングリコール使用して製造したポリオール−1、2を配合した実施例1、2の場合は、安息香酸を使用しなかったポリオール−4を配合した比較例と比べ、プレミックスの粘度が低い。
(2)実施例7〜9と比較例5との比較結果:
カルボン酸成分として安息香酸、フタル酸及びフマル酸を使用し、アルコール成分としてジエチレングリコール使用して製造したポリオール−1、2を配合した実施例7〜9の場合は、フマル酸の代わりにアジピン酸を使用したポリオール−3を使用した比較例5に比べ、同一イソシアネートインデックスにおいて自己消火性と炭化性が向上している。芳香族ポリエステルポリオールを併用した実施例9では、更に、難燃性が向上している。
(3)実施例10、11と比較例7との比較結果:
カルボン酸成分として安息香酸、フタル酸及びフマル酸を使用し、アルコール成分としてジエチレングリコール使用して製造したポリオール−2を配合した実施例10、11の場合は、フマル酸の代わりにアジピン酸を使用したポリオール−3を使用した比較例7に比べ、同一イソシアネートインデックスにおいて自己消火性と炭化性が向上している。
(4)実施例12と比較例8との比較結果:
カルボン酸成分として安息香酸、フタル酸及びフマル酸を使用し、アルコール成分としてジエチレングリコール使用して製造したポリオール−2を配合した実施例12の場合、フマル酸の代わりにアジピン酸を用いたポリオール−3を使用した比較例8に比べ、同一イソシアネートインデックスにおいて自己消火性が向上している。

Claims (2)

  1. カルボン酸成分とジエチレングリコールとのエステル化反応で得られるポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールであって、上記のカルボン酸成分として、安息香酸およびフタル酸と共に、フマル酸および/またはマレイン酸を使用し、そして、これらの全カルボン酸成分中の安息香酸の割合が10〜70モル%、フマル酸および/またはマレイン酸が10〜70モル%、フタル酸の割合が1モル%以上である(但し、これらのカルボン酸の合計は100モル%である)ことを特徴とするポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオール。
  2. ポリエステルポリオールの水酸基価が30〜300、25℃での粘度が5000mPa・s以下である請求項1に記載のポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオール。
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