JP5457152B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5457152B2
JP5457152B2 JP2009275457A JP2009275457A JP5457152B2 JP 5457152 B2 JP5457152 B2 JP 5457152B2 JP 2009275457 A JP2009275457 A JP 2009275457A JP 2009275457 A JP2009275457 A JP 2009275457A JP 5457152 B2 JP5457152 B2 JP 5457152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
voltage
detection unit
current
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009275457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011120377A (ja
Inventor
雅則 細川
陽一 郷司
Original Assignee
東芝シュネデール・インバータ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝シュネデール・インバータ株式会社 filed Critical 東芝シュネデール・インバータ株式会社
Priority to JP2009275457A priority Critical patent/JP5457152B2/ja
Publication of JP2011120377A publication Critical patent/JP2011120377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5457152B2 publication Critical patent/JP5457152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、外部信号源から与えられるアナログ入力信号を検出し当該検出信号に基づいて負荷を駆動制御するインバータ装置に関する。
インバータ装置は、単体で用いられることもあれば上位の制御装置に組み込まれることもある。インバータ装置は、各種動作指令が与えられるため多数の入力端子を備えている。この多数の入力端子のうち、アナログ設定入力端子は外部信号源(例えば電圧源、電流源)からアナログ設定信号を入力する端子であり、出力周波数指令、出力トルク指令などを入力する。
インバータ装置は、アナログ設定入力端子に電圧源を接続して設定入力を行う電圧入力方式、アナログ設定入力端子に電流源を接続して設定入力を行う電流入力方式の2つの方式があり、双方の入力方式に対応できるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の技術思想によれば、アナログ設定入力端子としてアナログ電圧入力端子とアナログ電流入力端子とを備え、A/D変換器が両入力端子に入力された信号を処理する。電圧入力時に用いられる電圧検知用分圧抵抗は、その抵抗値が電流検知用抵抗よりも十分に大きい値に設定されており、これにより電流入力時の入力インピーダンスが電流検知用抵抗の抵抗値とほぼ等しくなるように構成されている。
ところで、図7は、従来のインバータ装置が備えたアナログ入力設定回路を概略的に示したブロック構成図である。この図7に示すように、インバータ装置1は、信号処理回路2、A/D変換器3、入力端子4、等電位端子5、電圧検知用の分圧抵抗6、7、電流検知用抵抗8、切替手段9を備えている。入力端子4と等電位端子5との間には、2つの電圧検知用の抵抗6、7と、電圧入力方式と電流入力方式とを切替えるための切替手段9とが直列接続されている。また、入力端子4と等電位端子5との間には、電流検知用の抵抗8と切替手段9とが直列接続されている。
電圧検知分圧抵抗6、7の共通接続点N1にはA/D変換器3が接続されており、A/D変換器3は当該共通接続点N1と等電位端子5との間の電位差をアナログ入力しディジタル出力する。A/D変換器3は、そのディジタル出力を信号処理回路2に与える。
切替手段9は、外部から与えられる制御信号に基づいて、入力端子4および等電位端子5間における電圧検知用抵抗6、7の直列接続状態と、電流検知用抵抗8の接続状態とを切替えるように構成されている。
電圧入力方式で動作するときには、切替手段9は電圧検知用抵抗6、7側に切替えることで当該分圧抵抗6、7による分圧電圧をA/D変換器3に入力させる。外部信号源10からアナログ入力電圧信号が入力端子4および等電位端子5間に与えられると、電圧検知用分圧抵抗6、7の分圧電圧がA/D変換器3に与えられる。この電圧が、A/D変換器3の許容入力範囲に収まるように各素子の抵抗値が設定される。
電流入力方式で動作するときには、切替手段9は電流検知用抵抗8側の接続状態に切替えることで電流検知用抵抗8の端子間電圧をA/D変換器3に入力させる。アナログ入力電流信号が入力端子4と等電位端子5との間に与えられると、電流検知用抵抗8の端子間電圧がA/D変換器3に与えられるようになる。この電圧がA/D変換器3の許容入力範囲に収まるように各素子の抵抗値が設定されている。
この場合、電圧検知用分圧抵抗6、7の抵抗値は、電流検知用抵抗8よりも十分に大きい値に設定されており、電流入力方式で動作させるときには、当該インバータ装置1の入力インピーダンスは電流検知用抵抗8とほぼ等しくなるように構成されている。
特開平9−093981号公報
しかし、前述した構成では、入力端子4にアナログ設定信号の入力範囲外の異常信号が入力された場合、A/D変換器3の入力電圧範囲を超えてしまうことがあり、この結果、正確さを欠いた異常出力が信号処理回路2に入力されてしまう。信号処理回路2は、この入力値が異常であることを検出できないため、誤った信号処理をしてしまう虞がある。
また、ユーザが配線接続を誤ったりスイッチ設定を間違えたりすると、例えば切替手段9が電流入力方式で検出するように切替えているにも関わらず、アナログ入力電圧信号が入力端子4に入力されてしまうことも考えられる。すると、電流検知用抵抗8は抵抗値が低いため、当該電流検知用抵抗8に過電流が流れてしまい破損する懸念を生じる。このとき、インバータ装置1内では入力端子4に与えられるアナログ入力信号が出力周波数指令値として処理されることがあるため負荷を異常運転してしまう懸念を生じる。しかも、抵抗6、7の値の比が異常入力を想定したときの抵抗比率に設定されると、正常入力(0〜100%)したときの電圧分解能が低下してしまう。
本発明の目的は、アナログ電圧入力端子およびアナログ電流入力端子を共用したアナログ設定入力端子を用いた場合に、正常入力時のA/D変換器の分解能を有効活用しながらアナログ入力信号を正確に処理できるようにした信頼性の高いインバータ装置を提供することにある。
本発明のインバータ装置の一態様は、A/D変換器と、電圧入力方式のアナログ電圧入力端子、および、電流入力方式のアナログ電流入力端子を共用したアナログ設定入力端子と、前記アナログ設定入力端子の基準電位を規定する等電位端子と、前記アナログ設定入力端子および前記等電位端子間に接続された回路により構成された検出部と、前記アナログ設定入力端子および等電位端子間に入力されたアナログ入力信号について前記検出部を介して前記A/D変換器の許容入力範囲の電圧信号に変換する入力変換器と、前記検出部による検出信号に基づいて、前記入力変換器により変換された前記A/D変換器への入力信号が許容入力範囲となるか否かを判定し当該許容入力範囲とならないときに異常入力していることを判別する信号処理回路とを備えている。また、検出部は抵抗を具備して異常判別用に構成された第1検出部と抵抗を備えて構成された第2検出部とを具備し、電圧入力方式における入力電圧範囲および電流入力方式における入力電流範囲に応じて、第1検出部の抵抗の抵抗値および第2検出部の抵抗の抵抗値が設定されていることを特徴としている。
この構成によれば、例えば外部信号源からアナログ設定入力端子および等電位端子間に許容入力範囲外のアナログ入力信号が入力されたとしても、信号処理回路が検出部の検出信号に基づいてA/D変換器への入力信号が許容入力範囲となるか否かを判定し当該許容入力範囲とならないときに異常入力していることを判別しているため、異常入力しているときにはアナログ入力信号を受け付けず、正常入力しているときにアナログ入力信号を受け付けるようになる。
したがって、アナログ電圧入力端子およびアナログ電流入力端子を共用したアナログ設定入力端子を用いた場合であっても、正常入力時のA/D変換器の分解能を有効活用しながら、アナログ入力信号を正確に処理でき、信頼性を高くすることができる。
本発明によれば、アナログ電圧入力端子およびアナログ電流入力端子を共用したアナログ設定入力端子を用いた場合に、正常入力時のA/D変換器の分解能を有効活用しながら、アナログ設定入力端子に入力されるアナログ入力信号を正確に処理することができ、信頼性を高くすることができる。
本発明の第1実施形態の電気的構成を概略的に示すブロック図 処理を概略的に示すフローチャート データ取得処理を概略的に示すフローチャート 本発明の第2実施形態を示す図2相当図 本発明の第3実施形態を示す図1相当図 本発明の第4実施形態を示す図1相当図 従来例を示す図1相当図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。尚、背景技術欄に記載した構成要素と類似した構成要素には同一の構成要素名を付して説明を行う。
インバータ装置11は、信号処理回路12、A/D変換器13、アナログ設定入力端子(以下、入力端子と略す)14、等電位端子15、抵抗16〜20、スイッチ回路21、22を図示形態に接続して構成され、入力端子14と等電位端子15との間に外部信号源23から信号が入力されることによってインバータ主回路24を介して外部の負荷(図示せず)を駆動するように構成されている。アナログ設定入力端子14および等電位端子15は、アナログ電圧入力端子およびアナログ電流入力端子を共用した端子として機能する。
2つの抵抗16、17が、スイッチ回路21の一方の固定接点と入力端子14との間に直列接続されている。これらの抵抗16および17の共通接続点N11は、スイッチ回路22の一方の固定接点に接続されている。抵抗20は、スイッチ回路21の他方の固定接点と入力端子14との間に接続されている。スイッチ回路21の可動接点は、等電位端子15に接続されている。
抵抗16、17は2つ(複数)の電圧検知分圧抵抗として設けられており電圧検出部B2aとして機能する。これらの抵抗16、17の抵抗値(インピーダンス)は例えば30kΩ、30kΩにそれぞれ設定されている。抵抗20は、抵抗16および17の各々の抵抗値よりも大幅に低い抵抗値(インピーダンス)に設定された抵抗であり電流検知用抵抗、電流検出部B2bとして機能する。抵抗20の抵抗値は例えば250Ωに設定されている。これらの電圧検出部B2aおよび電流検出部B2bはスイッチ回路21と共に第2検出部B2を構成する。
2つの抵抗18、19は、入力端子14と等電位端子15との間に直列接続されている。これらの抵抗18、19は、抵抗16、17のオーダーとほぼ同程度のオーダーの抵抗値に設定されると共に抵抗16、17抵抗値比とは異なる抵抗値比に設定され入力参照用、異常判別用に設けられている。抵抗18、19の抵抗値は例えば47kΩ、10kΩにそれぞれ設定されている。これらの抵抗18、19は第1検出部B1として機能する。第1検出部B1、第2検出部B2は検出部Bを構成する。また前記した第1検出部B1、第2検出部B2、およびスイッチ回路22は入力変換器Aを構成する。
これらの抵抗18および19の共通接続点N12は、スイッチ回路22の他方の固定接点に接続されている。スイッチ回路22の可動接点はA/D変換器13のアナログ入力端子に接続されており、当該アナログ入力端子からアナログ信号を入力する。A/D変換器13は入力されたアナログ信号をディジタル変換し、ディジタル出力信号を信号処理回路12に与える。
信号処理回路12は、A/D変換器13からのディジタル出力に応じてインバータ主回路24の運転/停止および出力周波数の制御を行う制御回路としての機能を備えている。また、信号処理回路12は、A/D変換器13からのディジタル出力に応じてスイッチ回路21、22に切替指示用の制御信号を与える。スイッチ回路21は、信号処理回路12からの制御信号に基づいて可動接点と2つの固定接点との導通接続状態を切替える。尚、このスイッチ回路21は切替手段として機能し、電圧入力方式および電流入力方式を切替えるために設けられている。
電圧入力方式で動作するときには、スイッチ回路21は信号処理回路12の制御信号に基づいて電圧検知用分圧抵抗16、17側の一方の固定接点に可動接点の接続を切替えることで、当該分圧抵抗16および17による分圧電圧をスイッチ回路22に入力させる。
電流入力方式で動作するときには、スイッチ回路21は信号処理回路12の制御信号に基づいて電流検知用抵抗20側の他方の固定接点に可動接点の接続を切替えることで、抵抗20の端子間電圧について抵抗16を介してスイッチ回路22に入力させる。
スイッチ回路22は、信号処理回路12からの制御信号に基づいて抵抗16および17の共通接続点N11の電圧、並びに、抵抗18および19の共通接続点N12の電圧を切り替えてA/D変換器13に出力し、A/D変換器13はアナログディジタル変換する。
信号処理回路12は、例えばマイクロコンピュータにより構成され、内部記憶されたソフトウェアにより電圧入力方式、電流入力方式を設定可能になっており、当該方式に基づいてスイッチ回路21を切替える。信号処理回路12はスイッチ回路22の接続状態を切り替えたときに、共通接続点N11の電圧をチャンネルCH2として入力し、共通接続点N12の電圧をチャンネルCH1として入力する。
外部信号源23は各種指令信号(例えば、インバータ主回路24に対する出力周波数指令信号)をインバータ装置11に出力すると、インバータ装置11は外部信号源23からA/D変換器13を介して与えられた各種指令信号に基づいてインバータ主回路24に指令する。インバータ主回路24は、直流電圧をスイッチングし交流電圧に変換し図示しない負荷を駆動することができる。信号処理回路12には表示器25が接続されており、この表示器25がインバータ装置11の動作状態または、各種異常状態を表示処理する。
以下、入力異常判別処理について説明する。
図2は、入力異常判別処理のフローチャートを概略的に示している。この図2は初期状態として電流入力方式に設定し、その後、入力異常のときには回路構成を変更して終了する場合の流れをフローチャートにより示している。
この図2に示すように、まず信号処理回路12は、チャンネルCH1における正常入力時の基準値を設定する(S1)。これは、チャンネルCH1の取得電圧が異常判別処理の基準電圧値として用いられるためである。次に、信号処理回路12は、スイッチ回路21を抵抗20側に切替えることで電流入力方式に設定する(S2)。次に、信号処理回路12は、チャンネルCH1およびCH2のディジタル電圧値をデータ取得する(S3)。
図3は、このデータ取得処理をフローチャートによって示している。この図3に示すように、信号処理回路12は、スイッチ回路22を切替えチャンネルCH1の電圧値(共通接続点N11の電圧値)を取得するように選択し(T1)、A/D変換器13がチャンネルCH1の電圧値をA/D変換する(T2)。信号処理回路12は、A/D変換器13を介してデータを読出すと(T3)、チャンネルCH1のデータとして内部に記憶保持する(T4)。
次に、信号処理回路12は、スイッチ回路22を切替えチャンネルCH2の電圧値(共通接続点N12の電圧値)を選択取得し(T5)、A/D変換器13がチャンネルCH2の電圧値をA/D変換する(T6)。信号処理回路12は、A/D変換器13を介してデータを読出すと(T7)チャンネルCH2のデータとして内部に記憶保持する(T8)。
図2に戻って、ステップS3においてデータ取得処理が完了すると、信号処理回路12はチャンネルCH1の電圧値とステップS1で設定された基準値と比較し(S4)、チャンネルCH1の電圧値が基準値以上であるか否かを判定する(S5)。
信号処理回路12は、チャンネルCH1の電圧値が基準値以上であるときには異常入力であると判別し(S6)、入力信号を受け付けず、スイッチ回路21を切り替えることで回路構成を変更して終了する。
逆に、ステップS5において、信号処理回路12はチャンネルCH1の電圧値が基準値未満であると判定したときには正常入力であると判別し(S7)、スイッチ回路21を抵抗20側に保持することで電流入力方式に設定を保持し、入力信号を受け付ける。そして信号処理回路12がチャンネルCH2のディジタル値を出力周波数指令値として設定する(S8)。これにより、インバータ装置11はインバータ主回路24を介して負荷を駆動制御できる。
<具体例>
以下、具体例を説明する。前記したように、抵抗16の抵抗値=30kΩ、抵抗17の抵抗値=30kΩ、抵抗18の抵抗値=47kΩ、抵抗19の抵抗値=10kΩ、抵抗20の抵抗値=250Ω、であると仮定し、電流入力方式における正常入力電流範囲が0〜20mA、電圧入力方式における正常入力電圧範囲が0〜10Vと設定されているときを考慮する。抵抗16および抵抗17間の抵抗値比1:1は、抵抗18および抵抗19間の抵抗値比4.7:1に比較すると、大きな電圧値を得られるように設定されている。
電流入力方式に設定されている場合、入力端子4から流れ込む電流は抵抗20に流れることになり、正常な入力電流範囲の電流が入力端子4から流れ込むと、抵抗20の端子間電圧はほぼ0V〜5Vまで変化する。信号処理回路12は、この電圧を共通接続点N12からチャンネルCH1の電圧値として0V〜0.87Vを入力する。
他方、スイッチ回路21が電流入力方式に設定されている場合であっても、ユーザが電圧入力方式に設定したと誤解し、電圧入力方式の入力電圧範囲0〜10Vを入力端子14および等電位端子15間に印加することもある。この場合、インバータ装置11の内部では信号処理回路12がチャンネルCH1の電圧値として略0〜1.75Vを入力する。これは、電流入力方式に設定されている場合の正常な電圧入力範囲(0V〜0.87V)を大きく逸脱する範囲となっている。
図2のステップS4における信号処理回路12の処理内容は、この電圧入力範囲を逸脱しているか否かを判別する処理と考慮しても良い。すなわち、ステップS4において、信号処理回路12はチャンネルCH1の電圧値と基準値とを比較するが、基準値が例えば0.87Vに設定されていると、入力範囲0.87V〜1.75Vの電圧が入力されたときにはステップS5において異常検出されることになる。この時点において、信号処理回路12は異常入力している(S6)ことを判別でき、外部信号源23が不適合な信号源であることを判別できる。このとき、スイッチ回路21が切替えられるため、回路構成を変更することができる。これにより、過電流が抵抗20に流れることがなくなり回路を保護することができる。
なお、信号処理回路12が電圧入力方式に設定するときには、スイッチ回路21を抵抗16、17側に導通切替えする。したがって、電圧入力方式の正常入力電圧範囲0〜10Vや当該電圧範囲を超える電圧がたとえ入力端子14および等電位端子15間に印加されたとしても、抵抗20には電流が流れない。
A/D変換器13が例えば0V〜5Vの許容入力範囲(有効入力範囲)の電圧信号に応じて線形的にディジタル出力する機能を備えていれば、電流入力方式の正常な電圧(ほぼ0V〜5V)がチャンネルCH2から入力されたときでも、電圧入力方式の正常な電圧(ほぼ0V〜5V)がチャンネルCH2から入力されたときでも、両方式で共にA/D変換器13の許容入力範囲で入力させることができ、A/D変換器13の分解能を有効活用できる。この場合、A/D変換器13として幅広な有効入力範囲を備えた機器を準備する必要がなくなる。
このとき、電圧入力方式における入力電圧範囲および電流入力方式における入力電流範囲に応じて抵抗16〜20の値(電圧入力方式の電圧検出用の抵抗16および17間の抵抗値比、異常判別時の電圧検出用の抵抗18および抵抗19間の抵抗値比、電流入力方式の電流検出用の抵抗20の抵抗値)が設定されていると良い。すると、A/D変換器13の有効入力範囲を幅広く使うことができ、正常入力時の分解能を更に有効活用しやすくなる。
本実施形態によれば、電流入力方式に設定されている場合に、外部信号源23から入力端子14および等電位端子15間に許容入力範囲外の電圧入力方式のアナログ入力信号が入力されたとしても、信号処理回路12が異常入力していることを判別しているため、異常入力しているときにはアナログ入力信号を受け付けず、正常入力しているときにアナログ入力信号を受け付けるようになる。これにより、正常入力時のA/D変換器13の分解能を有効活用しながら、入力端子4に入力されるアナログ入力信号を正確に処理することができ、信頼性を高くすることができる。
信号処理回路12が、異常入力していると判別したときにスイッチ回路21(入力方式)を切り替えることで回路構成を変化させているため、電流検知用の抵抗20に流れる過電流を防止し、回路の劣化、故障を防止できる。回路を保護することができ回路の信頼性を高くすることができる。
電流入力方式に設定されている場合に、信号処理回路12は、許容入力範囲を逸脱していることを条件として異常入力していることを判別している。また、電流入力方式の許容入力範囲内のアナログ入力信号が入力端子4および等電位端子5間に入力されたときには、入力されたチャンネルCH2の電圧値をそのまま出力周波数指令値としている。このため、入力信号を正確に処理できる。
また、入力変換器Aは、アナログ入力電圧信号、アナログ入力電流信号を共に受付けることができA/D変換器13の許容入力範囲の電圧信号に変換できる。
また、第1検出部B1は抵抗18,19を直列接続して異常判別用に構成されており、第2検出部B2は抵抗16、17、20を具備して構成されている。これらの抵抗16〜20は、電圧入力方式における入力電圧範囲および電流入力方式における入力電流範囲に応じて設定されていると、A/D変換器13の有効入力範囲を広くすることができ、A/D変換器13の分解能を更に有効活用できる。
また、第2検出部B2が電圧検知用抵抗16、17を複数直列接続して電圧入力方式用の電圧検出部B2aを備えているため電圧入力方式に対応することができ、第2検出部B2が電圧検知用抵抗16、17に並列接続された電流検知用抵抗20を具備した電流入力方式用に電流検出部B2bを備えているため電流入力方式に対応することができる。
尚、信号処理回路12は、ステップS4にて比較した結果、ディジタル値が異常であると判定されたときに、インバータ主回路24への出力周波数指令値を0として設定、またはインバータ主回路24に停止指令を出力しても良い。また、信号処理回路12が表示器25に異常状態であることを表示させることでユーザに警告しても良い。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、前述した外部信号源とは別に接点入力検出処理を適用可能に構成しているところにある。前述実施形態と同一構成については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
接点入力検出処理は、入力端子4と等電位端子5との間に電圧源およびスイッチ手段(図示せず)を構成し当該スイッチ手段の開閉状態を検出することでディジタル信号を入力することを示している。すなわち、本実施形態の入力端子14は、アナログ信号を入力するための端子とディジタル信号を入力するための端子を兼用している。
図4は、動作のフローチャートを概略的に示している。この図4に示すように、信号処理回路12は、チャンネルCH2の接点入力時のオン/オフの閾値を設定する(U1)。次に、信号処理回路12はチャンネルCH1の正常入力時の基準値を設定する(U2)。次に、信号処理回路12はスイッチ回路21を切替えることで電圧入力方式に設定する(U3)。次に、信号処理回路12はスイッチ回路22を順次切替えてチャンネルCH1、CH2の電圧値を取得する(U4)。次に、信号処理回路12は、ユーザの入力設定を確認することで、接点入力方式であるか、それ以外の方式(電圧入力方式または電流入力方式)であるかを判断する(U5)。
信号処理回路12は、ユーザの入力設定が接点入力方式でないときにはチャンネルCH1のディジタル値とステップU2で設定された基準値を比較する(U7)。信号処理回路12が比較した結果、チャンネルCH1のディジタル値が基準値以上(基準値の範囲を逸脱)であるときには異常検出と判定し(U8:YES)、異常入力されていると判別し(U9)、終了する。このとき、電圧入力方式に設定されているため、抵抗20に過電流は流れない。
信号処理回路12は、ステップU6において、ユーザの入力設定内容が接点入力方式であると判定したときには、チャンネルCH2のディジタル値とオン/オフの閾値を比較し、チャンネルCH2のディジタル値が閾値以上であるか否かを判定することで、入力のスイッチ手段のオンオフ状態を判定する(U10〜U13)。これにより、接点入力方式にも対応させることができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態を示すもので、第1実施形態と異なるところは、電流検知用の抵抗を設けることなく構成したところにある。第1実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
スイッチ回路21に代えてスイッチ回路26が設けられている。このスイッチ回路26は、電圧検知用の抵抗16、17の回路構成をオンオフするためのもので、信号処理回路12の制御信号に基づいて切り替えられる。このような構成では、電流入力方式に対応することなく、電圧入力方式のみ対応可能に構成されている。
この場合、信号処理回路12はスイッチ回路26をオフ状態に設定し、チャンネルCH1のディジタル値を取得し、このディジタル値が電圧入力方式に対応しているか否かを判定する。そして、信号処理回路12は、電圧入力方式に対応していると判定したときにスイッチ回路26をオン状態とし、チャンネルCH2の電圧値を取得し、インバータ主回路24に対する出力周波数指令値として設定する。
このような実施形態によれば、異常判別用の抵抗18、19が電圧検知用の抵抗16、17に並列接続されているため、電圧入力方式に対応した電圧値が入力端子14から入力されているか否かを判定することができ、入力信号を正確に処理でき信頼性を高くすることができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態を示すもので、第1実施形態と異なるところは、電圧検知用の抵抗を設けることなく電流検知用の抵抗を複数並列接続したところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
この図6に示すように、電圧検知用の抵抗16、17に代えて電流検知用の抵抗20aが接続されている。また、スイッチ回路22は、その一方の固定接点が入力端子14に接続されており、他方の固定接点が抵抗18と抵抗19の共通接続点N12に接続されている。本実施形態では、このような電気的接続関係を備えているため、抵抗18の抵抗値と抵抗19の抵抗値との抵抗値比を1:1とし、その値をそれぞれ30kΩ、30kΩとしている。また、抵抗20の抵抗値を250Ωとすると共に、抵抗20aの抵抗値を抵抗20の抵抗値よりも高い500Ωとし、抵抗20、20a共に電流検知用の抵抗として機能させている。
初期状態において、信号処理回路12は電流検知用の抵抗20側に切替保持し、チャンネルCH1、CH2の電圧値を取得しこの電圧取得結果に応じてスイッチ回路21の導通接続状態を切替える。
このような実施形態においても、異常判別用の抵抗18、19が電流検知用の抵抗20、20aに並列接続されているため、電流入力方式に対応した電圧値が入力端子14から入力されているか否かを判定することができ、入力信号を正確に処理でき信頼性を高くすることができる。
(他の実施形態)
本発明は、前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
前述実施形態では、抵抗16〜20のうち必要な数だけ用いて構成した実施形態を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、抵抗の数を増しても良いし少なく構成しても良い。回路構成は前述実施形態に示した構成に限られず、アンプなどを用いて構成しても良い。
入力端子4にパルス発生器を外部接続したときのパルスを検出するパルス入力検出用としても兼用させることができる。
前述実施形態では、スイッチ回路21、22を用いて構成した実施形態を示したが、スイッチ回路21、22のうち何れかを削除して構成しても良いし、さらにスイッチ回路を増して構成しても良い。表示器25は必要に応じて設ければ良い。
図面中、11はインバータ装置、12は信号処理回路(判別手段、制御回路)、13はA/D変換器、14はアナログ設定入力端子、15は等電位端子、16、17は電圧検知用の抵抗、18、19は異常判別用の抵抗、20は電流検知用の抵抗、21はスイッチ回路(切替手段)、23は外部信号源、24はインバータ主回路、25は表示器、Aは入力変換器、Bは検出部、B1は第1検出部、B2は第2検出部、B2aは電圧検出部、B2bは電流検出部を示す。

Claims (7)

  1. A/D変換器と、
    電圧入力方式のアナログ電圧入力端子、および、電流入力方式のアナログ電流入力端子を共用したアナログ設定入力端子と、
    前記アナログ設定入力端子の基準電位を規定する等電位端子と、
    前記アナログ設定入力端子および前記等電位端子間に接続された回路により構成された検出部と、
    前記アナログ設定入力端子および等電位端子間に入力されたアナログ入力信号について前記検出部を介して前記A/D変換器の許容入力範囲の電圧信号に変換する入力変換器と
    前記検出部による検出信号に基づいて、前記入力変換器により変換された前記A/D変換器への入力信号が許容入力範囲となるか否かを判定し当該許容入力範囲とならないときに異常入力していることを判別する信号処理回路とを備え
    前記検出部は抵抗を具備して異常判別用に構成された第1検出部と抵抗を備えて構成された第2検出部とを具備し、
    前記電圧入力方式における入力電圧範囲および前記電流入力方式における入力電流範囲に応じて、前記第1検出部の抵抗の抵抗値および前記第2検出部の抵抗の抵抗値が設定されていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記信号処理回路は、前記異常入力していると判別したときに前記検出部の回路構成を変化させることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記第2検出部は電圧検知用抵抗を複数直列接続して電圧入力方式用に構成された電圧検出部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
  4. 前記第2検出部は電圧検知用抵抗を複数直列接続して電圧入力方式用に構成された電圧検出部と、前記電圧検出部に並列接続された電流検知用抵抗を具備して構成された電流検出部とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインバータ装置。
  5. 前記第2検出部は前記第1検出部に並列接続された抵抗を具備して構成された電流検出部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
  6. 前記第2検出部は抵抗を具備して構成され、前記等電位端子と当該第2検出部を構成する抵抗との導通をオンオフする切替手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のインバータ装置。
  7. 前記検出部は、外部接続されるスイッチ手段の開閉状態を検出する接点入力検出用、または、外部接続されるパルス発生器のパルスを検出するパルス入力検出用に兼用されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のインバータ装置。
JP2009275457A 2009-12-03 2009-12-03 インバータ装置 Active JP5457152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009275457A JP5457152B2 (ja) 2009-12-03 2009-12-03 インバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009275457A JP5457152B2 (ja) 2009-12-03 2009-12-03 インバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011120377A JP2011120377A (ja) 2011-06-16
JP5457152B2 true JP5457152B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=44285015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009275457A Active JP5457152B2 (ja) 2009-12-03 2009-12-03 インバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5457152B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019163055A1 (ja) 2018-02-22 2019-08-29 三菱電機株式会社 測定装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05328737A (ja) * 1992-05-26 1993-12-10 Mitsubishi Electric Corp インバータ装置
JP3431366B2 (ja) * 1995-09-28 2003-07-28 株式会社東芝 モータ制御装置のアナログ設定信号入力回路
JP4223697B2 (ja) * 2001-05-09 2009-02-12 株式会社日立産機システム プログラマブルコントローラのアナログモジュール
JP2009194956A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toshiba Schneider Inverter Corp インバータ装置
JP5203742B2 (ja) * 2008-02-19 2013-06-05 東芝シュネデール・インバータ株式会社 インバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011120377A (ja) 2011-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6636860B2 (ja) 抵抗値測定回路
WO2015053205A1 (ja) 電子制御装置
EP2715385A2 (en) Detecting device and current sensor
US10288694B2 (en) Secondary battery monitoring device and method for diagnosing failure
JP2004157024A (ja) 温度検出装置
KR102431408B1 (ko) 이차 전지 감시 장치 및 고장 진단 방법
JP2011130077A (ja) デジタル信号出力回路
US10740272B2 (en) Input circuit that can be made redundant, input circuit unit having at least one input circuit, and method for operating the input circuit unit
JP5212887B2 (ja) 電流検出装置
JP2008210134A (ja) 検出システム
JP6714860B2 (ja) 測定モジュール
JP5457152B2 (ja) インバータ装置
US11079409B2 (en) Assembly with at least two redundant analog input units for a measurement current
JPH10332759A (ja) 電気回路装置及び検査方法
JP2006349466A (ja) 温度検出装置
CN111123106B (zh) 传感器和用于检查传感器的方法
JP5368601B2 (ja) A/d変換装置
JP6059456B2 (ja) 電気的接地故障を判定するためのシステムおよび方法
JP2001035335A (ja) リレー故障検出装置
CN112055817B (zh) 具有电路中断识别的冗余的电流测量装置
JPH11299075A (ja) 保護継電器
JP2010152596A (ja) 電流入出力装置
JP2018072860A (ja) アナログ出力装置
KR100374862B1 (ko) 마이컴의 이상제어회로
JP2017120241A (ja) センサの異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5457152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250