JP5448786B2 - 画像読取装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及びその制御方法に関する。
従来、画像読取装置における読取デバイスとしてCIS(Contact Image Sensor)を使用しているものがある。CISは、主走査方向に読取画素数分の光電変換素子を配列する構成をとっている。例えば、A4サイズの原稿を読み取ることが可能なCISの場合、短辺方向を、原稿を走査する主走査方向とすると、解像度600dpi(dot per inch)で約5100画素分の光電変換素子が配列されている。
このような光電変換素子によって読み取られた1ライン分の画像データは、光電変換され、CISに入力されるクロック(以下、センサクロックと称する)に同期して順次出力される。このため、原稿中の1ラインの読み出し時間は、CISに画素数分の転送クロックが入力される時間となる。CISの転送クロックは、構造上、低周波(5MHz程度)で制限される場合が多い。このため、CISは比較的低速な読取装置に適用されることが多かった。
CISを、高速な読取装置にも適用するため、主走査方向における複数の画像読取領域に配列された複数の光電変換素子をそれぞれ1つの素子群とし、各素子群から並列に画像データを出力するものも提案されている。例えば、1ラインを主走査方向に3分割し、3つの素子群から画像データが並列に出力する構成をとれば、1ライン分の画像データの読み出し時間は1/3となる。
しかし、並列に読み出し可能な構成のCISを用いた場合、最終的には画像データを主走査方向に連続となるように並び替える必要が生じる。並び替えは、入力される主走査方向に不連続な画像データを、メモリ等の記憶媒体の適正アドレスに一端記憶させ、読み出すことにより行う。あるいは、入力される主走査方向に不連続な画像データを、メモリ等の記憶媒体に入力順に記憶させ、主走査方向に連続となるように読み出すことにより行う(例えば、特許文献1乃至3参照。)。しかし、メモリ等の記憶媒体を構成すると、読取装置のコストを押し上げる要因となる。
特許文献2によれば、主走査方向に不連続な画像データを並び替えるメモリ容量の削減のため、読取装置内の画像処理用のメモリと、並び替え用のメモリを共用することが示されている。また、特許文献3によれば、集積回路外部の比較的容量の多い記憶媒体を用い、読取装置の画像処理を行う前に、DMAC(Direct Memory Access Controller)により並び替えを行う技術が提案されている。
特開2007−13595号公報 特開平9−130592号公報 特開2004−220585号公報
しかしながら、上述のいずれの従来技術も、主走査方向に不連続な画像データを並び替えるために画像データを一時的に記憶するための記憶媒体が必要であり、画像読取装置のコストを押し上げるという問題点があった。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、本発明は、主走査方向に不連続な画像データを並び替えるために画像データを一時的に記憶するための記憶媒体を用いることなく、1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データが記憶手段における連続した記憶位置に記憶されるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿を走査する主走査ライン方向における複数の画像読取領域に配置された複数の画像読取部を有し、前記複数の画像読取部に含まれる各画像読取部により取得される複数画素分の画像信号を各画像読取部に対応する複数の信号線を介して並列に出力する画像読取手段と、前記画像読取手段が前記原稿を読み取る際に複数色に対応する複数の光源のいずれかにより前記原稿を照射する照射手段と、前記画像読取手段から並列に出力された前記複数画素分の画像信号を複数の画素データに変換する変換手段と、前記複数の画素データを1ライン分の画像データに変換して直列に出力する出力手段と、前記出力手段より出力された前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データの各々に前記主走査ライン方向における読取位置を示す読取位置情報、及び、前記照射手段による照射に用いられた光源の色を示す読取色情報を付加する付加手段と、前記付加手段により前記画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた画像処理を前記画素データに対して実行する画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理された複数の前記画素データを記憶する記憶手段と、前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データが前記記憶手段における連続した記憶位置に記憶されるよう、前記画像処理手段により画像処理された前記複数の画素データの各々を、該画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた記憶位置へを転送する転送手段とを備える。
また、本発明に係る画像読取装置の制御方法は、原稿を走査する主走査ライン方向における複数の画像読取領域に配置された複数の画像読取部を有し、前記複数の画像読取部に含まれる各画像読取部により取得される複数画素分の画像信号を各画像読取部に対応する複数の信号線を介して並列に出力する画像読取手段と、前記画像読取手段が前記原稿を読み取る際に複数色に対応する複数の光源のいずれかにより前記原稿を照射する照射手段とを備える画像読取装置の制御方法であって、前記画像読取手段が、前記複数の画像読取部が取得した複数画素分の画像データを各画像読取部に対応する複数の信号線を介して並列に出力する画像読取ステップと、変換手段が、前記画像読取ステップにより並列に出力された前記複数画素分の画像信号を複数の画素データに変換する変換ステップと、出力手段が、前記複数の画素データを1ライン分の画像データに変換して直列に出力する出力ステップと、付加手段が、前記出力ステップにより出力された前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データの各々に前記主走査ライン方向における読取位置を示す読取位置情報、及び、前記照射手段による照射に用いられた光源の色を示す読取色情報を付加する付加ステップと、画像処理手段が、前記付加ステップにより前記画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた画像処理を前記画素データに対して実行する画像処理ステップと、転送手段が、前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データが記憶手段における連続した記憶位置に記憶されるよう、前記画像処理ステップにより画像処理された前記複数の画素データの各々を、該画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた記憶位置へを転送する転送ステップとを備える。
本発明によれば、主走査方向に不連続な画像データを並び替えるために画像データを一時的に記憶するための記憶媒体を用いることなく、1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データが記憶手段における連続した記憶位置に記憶されるようにすることができる。
並列出力CISの構成の一例を示す図である。 読取装置の構成を示すブロック図である。 CISからのデータ出力を示す図である。 アナログデータのデジタル化、及び、シリアル化を示す図である。 入力制御回路のブロック図である。 入力制御回路の動作を説明するためのタイミング図である。 画像データの格納状態を示すイメージ図である。 CIS100の有効画像読取可能領域を示す図である。 有効画像読取可能領域とそれ以外の領域の画像データを示す図である。 読取装置の構成を示すブロック図である。 アナログデータのデジタル化及びシリアル化を示す図である。 入力制御回路のブロック図である。 レジスタ390aの構成と、CIS100のセンサ出力タイミング、および各センサチャンネルにおける有効画素指示の形態を示す図である。 画像出力部315の出力情報を示す図である。 カウンタ構成の概念図である。 マスク処理の周囲画素設定例を示す図である。 データ制御部380への入力データ形式、および入力順の構成を示す図である。 各DMACのSA設定、および転送形態を示す図である。 画像データのパッキングを示す図である。 画像データの格納状態を示すイメージ図である。 レジスタ390aの構成を示す図である。 画像データのパッキングを示す図である。 画像データの格納状態を示すイメージ図である。 読取装置の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。また、初めに本実施例に必要となる構成ブロックについて説明し、次に、処理の詳細について説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明に適用可能な並列出力CIS(Contact Image Sensor(コンタクトイメージセンサ))の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のCISは、468画素単位の光電変換素子(画像読取部)が、主走査方向に11個並べられている構成となっており、総画素数は5148画素の読取が可能なラインイメージセンサである。
さらに読取画像データの出力時間を短くするため、11個の光電変換素子を4、4、3というブロックに分割し、3チャネルの並列出力を行う構成になっている。以下、説明のため、図中、左より各ブロックをチャネル1(CH1)、チャネル2(CH2)、チャネル3(CH2)と呼ぶことにする。
なお、これら構成は任意であり、光電変換素子ブロックの単位、チャネル分割単位はこれに限ったものでない。
図1に示すように、チャネル1(CH1)は1872画素(468画素×4)、チャネル2(CH2)は1872画素(468画素×4)、チャネル3(CH3)は1404画素(468画素×3)を有するように分割されている。
チャネル1、2、3には、各チャネルの有する光電変換素子から画像信号を出力するための出力線(不図示)がそれぞれ設けられている。
CISは、ラインのトリガ信号であるSPが入力されると、各光電変換素子からアナログシフトレジスタに電荷が移り、続いて与えられるクロック信号CLKに同期して各チャネルからアナログ画像信号が出力される。
各チャネル1、2、3からのアナログ画像信号は、各チャネル1、2、3に対応して設けられた3本の出力線からそれぞれ出力される。
各チャネルにおいて、チャネル1(CH1)からは、1画素目から1872画素目までの画像信号が順次出力される。同様に、チャネル2(CH2)からは、1873画素目から3744画素目までの画像信号が、チャネル3(CH3)からは、3745画素目から5148画素目までの画像信号が順次出力される。
即ち、図1のCISは、原稿を走査する主走査ライン方向における複数の画像読取り領域に配置された複数の光電変換素子を有し、該複数の光電変換素子が取得した複数の画像データを並列に出力する構成の画像読取デバイスである。
図2は、本発明を適用するのに好適な読取装置の構成を示すブロック図である。
図2において、100はCISであり、図1に示したような構成をとり、CIS制御信号を受け、読み取った画像の光強度に応じたアナログ電気信号を並列に出力する。
200はアナログフロントエンド回路(以下、AFE)で、前記CISから並列に出力されるアナログ画像データを受け、該アナログ画像データをデジタル化(A/D変換)した画像データに変換する。さらに、AFE200は、並列に受けた画像データをシリアライズして出力する機能を有する。
300は読取制御回路であり、CIS100及びAFE200を制御し、また、AFE200から入力された画像データを処理する。
読取制御回路300内部において、310は入力制御回路であり、CIS制御信号の生成、及びタイミング制御を行う。さらに、入力制御回路310は、AFE200から受けた画像データを所定のフォーマットに生成し直し、後段に続く処理回路にデータを渡す。
320はシェーディング補正回路であり、画像データに対しシェーディング補正を行う。シェーディング補正とは、読み取った画像データをターゲットのダイナミックレンジに収める処理であり、式(1)で表される処理を行う。
Dshd=Dtarget×(Din−Ddark)÷Dwhite ・・・(1)Dshd:シェーディング出力
Dtarget:ターゲット値
Din:読取画像データ
Ddark:黒補正値
Dwhite:白補正値
なお、Dtargetはターゲット値であり、各光源R、G、B別にセットするため、その値は、メモリ321a(光源R用)、321b(光源G用)、321c(光源B用)に格納されている。
Ddarkは黒基準を合わせるための黒補正値であり、光源非点灯時の各画素の読み値がメモリ323に保持する構成をとる。この黒補正値は、各画素にあたる光電変換素子のバラツキがあるため、画素位置によって違う値となる。
Dwhiteは白基準を合わせるための白補正値であり、各光源R、G、Bを順次点灯させて白基準データ(白板)の読み取りを行い、前記黒補正値Ddarkを読み取り値から減算させた値となる。Dwhiteは、各光源によっても、画素位置によっても値が違ってくるため、格納メモリ321a(光源R用)、321b(光源G用)、321c(光源B用)に格納する。
330はガンマ変換を行うLUT(ルックアップテーブル)回路であり、各光源別に用意された変換テーブルメモリ331a(光源R用)、331b(光源G用)、331c(光源B用)を参照し、データ変換を行う。
340は画像処理回路であり、解像度変換等を行うものである。
350はDMA選択回路であり、AFE200からの画像データの並び換えを外部メモリ400上で行うため、DMA_CH1(360a)、DMA_CH2(360b)、DMA_CH3(360c)を選択する。
370は外部メモリコントローラであり、各DMAからのリクエストや不図示の他のマスタからのリクエストを受け、外部メモリ400への読み、書きを制御するものである。
以上の様に構成された本発明の読取装置におけるカラー読取動作を以下に詳細に説明する。
図3は、カラー読取時の各光源の点灯とCIS100からのデータ出力を示す図である。
図3に示すように、読取を開始すると、CIS100は、ライントリガ信号SP(1)と同期して、まずR光源のLEDを点灯させる。センサは該光源の光を受光し、各光電変換素子は受光強度に応じた電荷を蓄積する。
続いて、CIS100は、SP(2)に同期して、G光源のLEDを点灯させる。これと同時にSP(2)によって、CIS100では各光電変換素子に接続されたアナログシフトレジスタに電荷が転送される。
G光源の点灯中に合わせてCIS100にクロックCLKを供給することにより、先のG光源による読取画像データが、該CLK信号に同期して出力される。
続いて、SP(3)に同期してB光源のLEDを点灯させる。このときには、G光源の読取画像データが出力されている。
続いて1ライン目と同様に2ライン目の読取が開始され、SP(4)にてR光源を点灯さるとともに、先のB光源による読取データが出力され、1ライン分のカラー画像データの出力が完了する。
これを原稿のライン数分繰り返すことにより、カラー原稿読取がなされる。
図4は、CIS100から並列出力されたアナログデータのAFE200によるデジタル化、及び、シリアル化を示す図である。
図4に示すように、CIS100に供給する第1番目のクロック信号CLKに基づいて、チャネル1から1画素目の画像信号が、チャネル2から1873画素目の画像信号が、チャネル3から3745画素目の画像信号が並列に出力される。なお、CH1 analog outは、チャネル1から出力される画像を示す。また、CH2 analog outは、チャネル2から出力される画像を示す。また、CH3 analog outは、チャネル3から出力される画像を示す。
続いて、CIS100に供給する第2番目のクロック信号CLKに基づいて、チャネル1から2画素目の画像信号が、チャネル2から1874画素目の画像信号が、チャネル3から3746画素目の画像信号が並列に出力される。
以降、CIS100に供給する各クロック信号CLKに基づいて3つのチャネルから画像信号が並列に順次出力され、1ライン分の画像信号の出力が終了するまで出力が行われる。
同時に、AFE200には、クロック信号AFECLKが供給され、AFE200は、該クロック信号に同期してデジタル化された画像データを出力する。
本実施形態では、CIS100は3チャネルの並列出力を持っているため、CIS100に供給するクロックCLKとAFE200に供給するクロック信号AFECLKの関係は周波数比で、CLK:AFECLK=1:3となっている。
AFE200は、CIS100から受けたデータをデジタル化する。さらに、AFE200は、AFECLKに同期して1画素目→1873画素目→3745画素目→2画素目→1875画素目→3746画素目→・・・のようにチャネル1、チャネル2、チャネル3の順に画像データを順次シリアル出力する。なお、AFE digital outは、AFE200からシリアル出力される画像データを示す。
図5は、AFE200から出力される画像データを内部に取り込む制御を行う入力制御回路310のブロック図である。
図5において、311は画像入力部で、AFE200からのデータ(DIN(図4のAFE digital out))を受け、内部クロック信号SCLKに同期してサンプリングを行うものである。
314はCISタイミング発生回路であり、CIS100及びAFE200を制御する制御信号を発生させる。
312は色情報カウンタであり、入力された画像データがR、G、B、どの光源点灯により得られた画像データであるかを管理するためのカウンタである。この色情報カウンタ312は、ライン同期信号SPによってカウントアップし、2ビットの信号が00(R)→01(G)→10(B)→00(R)→・・・というように遷移する構成を有する。即ち、色情報カウンタ312は、ライン同期信号SPに基づいて、1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データのCIS100における読取色を示す読取色情報を生成する読取色情報生成部である。
313は画素位置情報カウンタであり、1画素目→1873画素目→3745画素目→2画素目→1875画素目→3746画素目→・・・というようにとびとびで入力される画素データの画素位置を管理するためのものである。この画素位置情報カウンタ313は、クロック信号AFECLKから生成されるサンプリング信号SMPLPごとに各チャネルの画素位置を示すように上述のようにカウントアップし、ライン同期信号SPによりクリアされる構成を有する。即ち、画素位置情報カウンタ313は、クロック信号AFECLK(CISの制御信号CLKの1/3周期)に基づいて、画素位置(画素データのCIS100における読取位置)を示す読取位置情報を生成する読取位置情報生成部である。
315は画像出力部であり、画像入力部311、色情報カウンタ312、画素位置情報カウンタ313から受けた画素データ、色情報カウンタ値、画素位置情報カウンタ値を合成してDOUT(詳細は図6に示す)として出力する。即ち、画像出力部315は、画像入力部311から受けた画素データに対して、色情報カウンタ312から受けた色情報カウンタ値、及び、画素位置情報カウンタ313から受けた画素位置情報カウンタ値を付加して出力するものである。
図6は、入力制御回路310の動作を説明するためのタイミング図である。
AFE200によりシリアル化された各チャネル1、2、3の画像信号(DIN(AFE digital out))は、画像入力部311でAFECLKから生成されるサンプリング信号SMPLPによってサンプリングされる。
詳細には、第1番目のクロック信号CLKに基づいて各チャネル1、2、3から並列に出力された1画素目、1873画素目、3745画素目の画像信号は、チャネル1、チャネル2、チャネル3の順序でアナログフロントエンドからD1、D2、D3というように直列に出力される。
これら信号は、前記SMPLPによってサンプリングされ、画素位置情報カウンタ値、色情報カウンタ値を合わせた形でDOUTとして出力される。
1番目のSMPLP(1)で出力されるデータは画素位置情報(1画素目)+カラー情報(00:R)+D1というデータ(601)となる。これら信号はパラレルな配線で同時に出力される。
次にSMPLP(2)で、画素位置情報(1873画素目)+カラー情報(00:R)+D2が出力され、光源R点灯時1ライン分の画像データ入力終了まで同様な入出力動作を行う。
続いて、光源G、光源Bに対しても同様な動作を行い、原稿の読取ライン数に達するまで継続される。
画素位置情報カウンタ313は、SMPLPごとに各チャネルの画素位置を示すよう1画素目→1873画素目→3745画素目→2画素目→1875画素目→3746画素目→・・・というようにカウントアップする構成をとる。なお、画素位置情報カウンタ313は、ライン同期信号SPによりクリアされる。
一方、色情報カウンタ312は、ライン同期信号SPによってカウントアップされ、2ビットの信号が00(R)→01(G)→10(B)→00(R)→・・・というように遷移する構成をとる。
続く、シェーディング補正回路320では、前段の入力制御回路310からの出力(DOUT)を受け、次のように動作する。ここでは、図6で示したデータがシェーディング補正回路320に入力された場合を説明する。
1番目の入力データとしては、画像位置情報(1番目画素)、色情報(00:R)、画素データ(D1)というデータ(601)が入力される(これをDinとする)。
まず、色情報部分が00(R)であるため、シェーディング補正回路320は、ターゲット値として、321a(Rターゲット)(図2)に格納された値を選択する(これをDtargetとする)。
続いて、シェーディング補正回路320は、白補正値として、322a(R白補正)(図2)を選択する。
次に、画素位置情報が1番目画素であるため、シェーディング補正回路320は、これをアドレス変換し、322a(図2)から白補正値を読み出す(これをDwhiteとする)。同様に、シェーディング補正回路320は、323(図2)から黒補正値を読み出す(これをDdarkとする)。
続いて、シェーディング補正回路320は、上述した式(1)の計算を行うことによりシェーディング補正を行い、計算結果に画素位置情報、色情報を付加して、LUT回路330に出力する。
LUT回路330では、シェーディング補正回路320から出力されたデータを受け、色情報部分を判別する。
色情報としては、00(R)なので、LUT回路330は、光源R用の変換値テーブル331a(図2)を選択する。
LUT回路330は、シェーディング補正された画素データをアドレスとして扱い、前記331aに保持された変換値を読み出すことによりガンマ変換された値を読み出し、該読み出し値に画素位置情報、色情報を付加し、画像処理回路340に出力する。
続いて、画像処理回路340は、LUT回路330から出力されたデータを受け、解像度変換等の処理を施した後に画素位置情報のみを付加した状態で、DMA選択回路350に出力する。
DMA選択回路350では、画像処理回路340から出力されたデータを受け、画素位置情報を解析する。DMA選択回路350は、解析した結果がチャネル1に属する画素であれば、DMA_CH1(360a)(図2)を選択し、外部メモリコントローラ370にリクエストを投げる。また、DMA選択回路350は、チャネル2に属する画素であればDMA_CH2(360b)(図2)を選択し、チャネル3に属する画素であればDMA_CH3(360c)(図2)を選択し、外部メモリコントローラ370にリクエストを投げる。
このリクエストにより、外部メモリコントローラ370は、CIS100の各チャネル1〜3(CH1〜3)に対応する画素データを、外部メモリ400上にライン単位に格納する(詳細は図7に示す)。
即ち、DMA選択回路350は、画像処理回路340により画像処理された画素データを、該画素データに付加されている読取位置情報に基づく外部メモリ400の記憶位置に記憶させるように制御する記憶制御部である。
図7は、本発明の一連の動作後に各チャネルの画像データがどのように外部メモリ400上に格納されているかを示すイメージ図である。
図7において、矢印は各チャネルのDMAの書き込み動作を示している。
図7に示すように、CIS100の各チャネル1〜3(CH1〜3)の画像データを、メインメモリ(外部メモリ400)上にライン単位で並べ替えることが出来る。即ち、主走査方向に画素順で入力されない画像データから1ラインの画像をメモリ上に形成することができる。
以上、説明したように、本実施形態では、入力制御回路310が、AFE200からシリアル出力された画像データに含まれる各々の画素データに対して、読取位置情報及び読取色情報を付加する構成を有する。これにより、下流の画像処理部(シェーディング補正回路320、LUT回路330、画像処理回路340等)での画像データハンドリングの制御を簡略化できる。例えば、シェーディング補正回路320内で、画像位置情報を生成する必要がない。また、LUT回路330内で、画像色情報を生成する必要がない。
また、本実施形態では、SRAMを用いずに画像データを並べ替えて外部メモリ400に格納することが可能になるため、画像読取装置のコストを抑えることができる。
このように、本実施形態の画像読取装置では、並列出力が可能なCISを用いた場合でも、内部に画素を並べ替えるラインバッファ無しに、メインメモリ上で画素を並べ替える手段を提供できる。この結果、低コストで高速な画像読取装置を提供可能となる。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第1の実施例においては、CIS100を構成する全ての光電変換素子から出力される複数画素分の画素データ(5148画素)の全てを有効な画素データとして取り扱うことについて説明した。第2の実施例においては、総画素数(5148画素)のうちの一部の画素の画素データを有効な画素データとして取り扱う点で相違する。
図8は、図1のCIS100の有効画像読取可能領域を示す図である。
CIS100は、図1で説明したとおりそれぞれ4個、4個、3個の光電変換素子群からなる3つのブロック(チャンネル)により構成されている。そして、センサCh1の左端領域とセンサCh3の右端領域に関しては、光電変換後の画素データの出力は可能であるが、有効な画素データとして利用できない領域となる。従って、センサCh1の左端領域とセンサCh3の右端領域を除く領域が、有効画像読取可能領域となる。
図9(a)は、CIS100から出力される画素データにおける有効画像読取可能領域の画素データと、それ以外の領域の画素データとを示す図である。図9(a)において、センサクロックは、CIS100に入力されるクロック信号である。
図9(a)において、領域A及びEは、CIS100のいずれのセンサChからのアナログ出力信号が無効となる領域であり、CIS100を構成する光電変換素子による有効画素データが出力されない領域を示す。
図9(a)において、領域Bにおける網掛けで示した領域は、センサCh1の左端領域の光電変換素子から出力される画素データが出力される領域である。また、領域Cは、図8における有効画像読取領域の光電変換素子から出力される画素データを示す領域である。また、領域Dにおける網掛けで示した領域は、センサCh3の右端領域の光電変換素子から出力される画素データを示す領域である。
なお、以上の説明においては、有効な画素データとして利用できない領域(センサCh1の左端領域とセンサCh3の右端領域)以外の領域が有効画像読取可能領域であると説明したが、他の態様もある。
例えば、読み取った画像データを拡大処理するために、総画素数(5148画素)のうちの一部を有効画像読取可能領域として設定するような態様もある。
例えば、図9(b)に示されるように、センサCh2に対応する4つの光電変換素子群により出力される画素データを有効画像読取可能領域とする場合、センサCh1及びセンサCh3を構成する光電変換素子からの画素データのすべてが、無効な領域となる。
次に、第2の実施例における読取装置の構成について、図10を用いて説明する。
図10は第1の実施例における図2の変形例であり、図2と同じ符号を用いている構成については第1の実施例と同様であるものとして説明を省略する。
図10において500はLEDドライバであり、CIS100が読み取る原稿を照射するための複数色(R、G、B)のLEDの点灯を制御するものである。
そして、LEDドライバ500は、入力制御回路310から出力される光源制御信号310cを受信し、R光源の点灯をCISに行わせるための信号500aをCIS100に出力する。CIS100は、図3のタイミング(1)のライン周期信号310aに同期してR光源を点灯させて、CIS100を構成する光電変換素子に電荷を蓄積させる。また、図3のタイミング(2)のライン周期信号310aに同期して各光電変換素子に蓄積された電荷をR成分のアナログ出力信号100aとしてAFE200へ出力する。
また、LEDドライバ500は、入力制御回路310から出力される光源制御信号310dを受信し、G光源の点灯をCISに行わせるための信号500bをCIS100に出力する。CIS100は、図3のタイミング(2)のライン周期信号310aに同期してG光源を点灯させて、CIS100を構成する光電変換素子に電荷を蓄積させる。また、図3のタイミング(3)のライン周期信号310aに同期して各光電変換素子に蓄積された電荷をG成分のアナログ出力信号100bとしてAFE200へ出力する。
また、LEDドライバ500は、入力制御回路310から出力される光源制御信号310eを受信し、B光源の点灯をCISに行わせるための信号500cをCIS100に出力する。CIS100は、図3のタイミング(3)のライン周期信号310aに同期してB光源を点灯させて、CIS100を構成する光電変換素子に電荷を蓄積させる。また、図3のタイミング(4)のライン周期信号310aに同期して各光電変換素子に蓄積された電荷をB成分のアナログ出力信号100cとしてAFE200へ出力する。
なお、アナログ出力信号100a、100b、100cは、それぞれの信号に対して設けられた信号線を介し、入力制御回路310から供給されるセンサクロック310bに同期してCIS100からAFE200へ出力される。
以上により、1ライン目の画素データに相当する3色分のアナログ出力信号がCIS100からAFE200へ出力される。
引き続き、2ライン目の画素データに相当する3色分のアナログ出力信号がCIS100からAFE200へ出力される。具体的には、LEDドライバ500は、入力制御回路310から出力される光源制御信号310cを受信し、R光源の点灯をCISに行わせるための信号500aをCIS100に出力する。CIS100は、図3のタイミング(4)のライン周期信号310aに同期してR光源を点灯させて、CIS100を構成する光電変換素子に電荷を蓄積させる。また、図3のタイミング(5)のライン周期信号310aに同期して各光電変換素子に蓄積された電荷をR成分のアナログ出力信号100aとしてAFE200へ出力する。なお、アナログ出力信号100aは、入力制御回路310から供給されるセンサクロック310bに同期して出力される。
R成分以外の、G成分及びB成分のアナログ出力信号についても、R成分と同様にCIS100からAFE200へ出力される。
以上の処理が、各ラインの画素データについてなされることにより、1ページの原稿を構成する複数ライン分の画素に対応するアナログ出力信号がCIS100からAFE200へ出力される。
図11は、CIS100から出力されたアナログ出力信号(100a、100b、100c)のAFE200によるデジタル化及びシリアル化(画像データ200aの出力)を示す図である。
図11において、各センサ出力に網掛けで示したものは、無効なアナログ出力信号を表している。また、入力制御回路310がAFE200に対して出力するクロック310fをA/Dクロックとして示し、AFE200から出力される画像データ200aをA/D出力として記している。
CIS100は、センサクロック310bに同期して、各センサチャンネルからアナログ出力信号(100a、100b、100c)を出力する。AFE200は、入力されるアナログ出力信号を受けると、アナログ出力信号のデジタル化を行ってデジタル変換後の画像データを出力する。
図11は、AFE200のレイテンシを1サイクルとした場合の例である。各センサチャンネルがアナログ信号を出力するサイクルの、次のサイクルのA/Dクロック310fに同期して、デジタル変換された画像データが出力されていることを示している。
読み取りを行う画像データの領域を、図8に示した有効画像読取可能領域とした場合、図11のサイクルNのデータAは1画素目、データBは1873画素目、データCは3745画素目となる。以降、各チャンネルともに対象となる画素位置は1画素ずつシフトされるため、サイクルN+1のデータDは2画素目、データEは1874画素目、データFは3746画素目となる。
センサCh1出力のデータA(1画素目)は、センサクロック310bのサイクルN+1の最初のA/Dクロック310fに同期して出力される。また、センサCh2出力のデータB(1873画素目)は、データAが出力されるセンサクロック310bと同一センサクロックサイクルの、2つめのA/Dクロック310fに同期して出力される。更に、センサCh3出力のデータC(3745画素目)は、データA、あるいはデータBが出力されるセンサクロックサイクルの、3つめのA/Dクロック310fに同期して出力される。なお、図11におけるセンサCh1のデータA、およびデータDの横の網掛けは、センサCh1の左端が有効画像読取可能領域以外の無効データであることを概念的に表している。
次に、図12を用いて入力制御回路のブロック図について説明する。
図12は第1の実施例における図5の変形例であり、図5と同じ符号を用いている構成については第1の実施例と同様であるものとして説明を省略する。
318は、センサ属性識別部であり、入力される画像データが属するセンサチャンネルを示す識別信号を出力する。図10に示したように、入力される3つのアナログ出力信号(100a、100b、100c)は、A/Dクロック310fに同期して出力される。このとき、センサクロック310bサイクル中の第1A/Dクロック310fに同期して出力される画像データは、センサCh1のアナログ出力信号100aに対応したデジタル画像データである。また、センサクロック310bサイクル中の第2A/Dクロック310fに同期して出力される画像データは、センサCh2のアナログ出力信号100bに対応したデジタル画像データである。同様に、センサクロック310bサイクル中の第3A/Dクロック310fに同期して出力される画像データは、センサCh3のアナログ出力信号100cに対応したデジタル画像データである。
したがって、センサクロック310b、およびA/Dクロック310fとの相関を認識しておけば、入力される画像データがどのセンサチャンネルの出力に対応しているかを判別することが可能である。センサ属性識別部318は、この相関を認識し、センサ属性識別信号318aを出力する。なお、センサ属性識別信号318aは、入力画像データが有効画像読取可能領域のどの位置に該当するのか、あるいは、センサCh1の左端を基準とした画素位置(1画素目等)を示すものではない。入力される画像データが、どのセンサチャンネルから出力されたものかを示すのみである。
319は、LED制御信号生成回路であり、LEDドライバ500に出力する光源制御信号(310c、310d、310e)を生成出力する。410は、センサデバイスタイミング発生回路であり、CISセンサ100に対して出力するライン同期信号310a、およびセンサクロック310bを生成する。316は、A/D制御信号生成回路であり、AFE200に対して出力するA/Dクロック310fを出力する。なお、既に説明している通り、センサクロック310bとA/Dクロック310fの周波数関係は、1:3となるように生成する。
315は、画像出力部であり、前段処理部が出力する各種信号を合わせて出力する。つまり、画像データ311a、色情報識別信号312a、およびセンサ属性識別信号318aを合わせ、且つ、出力する画像データの有効/無効を示す信号を付加して出力信号310gとして出力する。
画像出力部315が出力する出力信号310gの有効/無効の識別信号は、入力制御回路310に接続されているレジスタ390aを用いて生成される。図13はレジスタ390aの構成と、CIS100のセンサ出力タイミング、および各センサチャンネルにおける有効画素指示の形態を示すものである。
図13(a)は、レジスタ390aの構成例を示すものであり、8つのパラメータにより構成した場合を示す。図13(a)において、読み取り動作開始フラグは、読取開始前に、図示しない制御部から設定されるレジスタである。このレジスタが、読取開始時に設定されると、入力制御回路310が、CIS100に対して出力するライン同期信号310aを有効として扱う。すなわち、ライン同期信号310aに同期して入力される画像データの色情報識別信号312aの切り替え制御、及びセンサ属性識別信号318aの切り替え制御を行う。
図13(a)におけるセンサオフセットは、図13(b)に網掛けで示すセンサ端部からの無効画素数を設定するためのものである。なお、無効画素数を計数する際には、センサクロック310bを用いても良いし、A/Dクロック310fを用いても良い。但し、A/Dクロック310fを用いる場合は、その設定値として、センサクロック310bとの周波数比を反映して設定する。
図13(a)におけるセンサCh1データオフセットは、センサCh1における左端からの画素数を指定する。本実施例においては、センサCh1の左端には、CIS100として無効な画素が含まれているため、如何なる読み取り時においても、0より大きい値が設定されることとなる。図13(a)におけるセンサCh1有効画素数は、センサCh1における有効画素数を指定する。センサCh1データオフセットとセンサCh1有効画素数の総和は、センサCh1を構成する画素数に相当する。
同様に、センサCh2データオフセットは、センサCh2における左端からの画素数を指定し、センサCh2有効画素数は、センサCh2における有効画素数を指定する。但し、センサCh2は、センサCh1と異なり、CIS100として無効な画素は存在しない。したがって、センサCh2オフセットの設定値として、0は有効な設定値となる。センサCh2データオフセットが0以外の値で設定されるのは、例えばユーザにより、センサCh2に属する少数の画素数の読み取りを行う場合、あるいは、センサCh2の途中からセンサCh3にかけて画像データを読み取る場合である。
センサCh3データオフセットは、センサCh3における左端からの画素数を指定し、センサCh3有効画素数は、センサCh3における有効画素数を指定する。センサCh3の左端においては、センサCh2と同様、CIS100として無効な画素は存在しない。したがって、センサCh3オフセットの設定値として、0は有効な設定値となる。なお、Ch3データオフセットが0より大きい値で設定されるのは、例えばユーザにより、センサCh3に属する少数の画素数の読み取りを行う場合である。
このように、レジスタ390aの各パラメータを設定することで、ライン同期信号310aを起点としたセンサオフセット、およびCIS100の各センサチャンネルの有効画素、無効画素が指定出来る。したがって、画像出力部315は、入力画像データに含まれる複数の画素データに含まれるいずれの画素が有効画素であるか、無効画素であるかの識別が可能となる。
図14は、画像出力部315の出力情報を示す図である。図14(a)は、色情報識別部312が、画像出力部315に出力する色情報識別信号312aの属性例を示す。カラー読み取り時の各成分をR、G、Bとし、モノクロ読み取り時の成分をNとすれば、色情報識別としては4種類となる。したがって、2ビットの信号を割り当て、色情報識別信号312aとする。具体的には、色情報識別部312は、AFE200から入力される画像データ200aの色情報がRであれば、色情報識別信号312aとして2ビットの属性信号“00”を出力する。同様に、入力される画像データ200aの色情報がGであれば、色情報識別信号312aとして2ビットの属性信号“01”、色情報がBであれば、色情報識別信号312aとして2ビットの属性信号“10”を出力する。2ビットの属性信号の切り替えは、読み取り動作開始フラグの設定値とライン同期信号310aにより行われる。つまり、図示しない制御部により、動作開始フラグの設定が行われた後の、ライン同期信号310aのタイミングに応じて順次変化させる。
図14(b)は、センサ属性識別部318が、画像出力部315に出力するセンサ属性識別信号318aの属性例を示す。本実施例においては、CIS100の構成はセンサCh1、センサCh2、およびセンサCh3の3つの光電変換素子群により構成されているため、センサ属性識別信号としては3種となる。具体的には、センサ属性識別部318は、AFE200から入力される画像データ200aが、センサCh1によるデータであれば、センサ属性識別信号318aとして2ビットの属性信号“00”を出力する。また、センサCh2によるデータであれば“01”を、センサCh3によるデータであれば“10”を出力する。
画像出力部315は、色情報識別信号312a、センサ属性識別信号318a、および画像データ311aに、入力画像データの有効画素、無効画素の識別信号を付加する。入力画像データの有効画素、無効画素の識別は、レジスタ390aのパラメータを用いて行う。まず、各センサチャンネル共通のオフセット分に関しては、レジスタ390aのセンサオフセット設定値に応じて識別する。また、各センサチャンネルのオフセット分に関しては、レジスタ390aの各センサのオフセット設定値に準じて識別する。例えば、図8に示した有効画像読取可能領域の読み取りを行う場合、センサCh1の左端に関しては無効データが存在する。この無効データは、センサCh1オフセットとして設定されているため、AFE200が出力する画像データ200aが、センサCh1に該当する場合、所定の画素数分、このデータが無効であることを示す識別信号を出力する。
この場合の例を図14(c)に示す。図14(c)は、R成分読み取り時の、レジスタ390aに設定されたセンサオフセット位置付近の各信号の状態を示している。AFE200の出力レイテンシは1サイクルとして記載する。読み取り成分がR成分であるため、色情報識別部312は、色情報識別信号312aとして“00”を出力する。色情報識別部312は、レジスタ390aの読み取り動作開始フラグ設定後のライン同期信号310aの入力タイミングで切り替わるため、以降、ライン同期信号310aが入力される毎に“01”、“10”、“00”、・・・と識別信号を切り替える。
センサ属性識別部318は、サイクル1、サイクル4がセンサCh1のデジタル変換後出力となっているため、該当サイクルにおいてはセンサ属性識別信号318aとして“00”を出力する。同様に、サイクル2、サイクル5がセンサCh2のデジタル変換後出力となっているため、該当サイクルにおいては“01”を出力し、サイクル3、サイクル6がセンサCh3のデジタル変換後出力となっているため“10”を出力する。
レジスタ390aのセンサCh1オフセット設定値が2画素である場合、センサオフセット位置後の、センサCh1の2画素分のアナログ出力信号100aは無効データとなる。したがって、画像出力部315は、該当するサイクルであるサイクル1、およびサイクル4の有効識別信号を‘0’とする。センサCh2のアナログ出力信号100b、およびセンサCh3のアナログ出力信号100cは、センサオフセット位置後から有効であるため、該当するサイクル2、3、5、およびサイクル6の有効識別信号は‘1’となる。
このように、画像出力部315が、前段処理部の各属性信号と画像データを合わせ、更に、レジスタ390aの設定値を反映させて、有効識別信号を付加することにより、後段処理部での振り分け処理が容易となる。
シェーディング補正回路320は、前段の入力制御回路310の出力データ310gに対して補正処理を行う。補正処理は、該当する色成分のセンサ画素位置に応じた補正係数(白補正値:Dwhite、黒補正値:Ddark)を用いる。白補正値は、原稿画像データの読み取り前の時点で、白色板(基準データ)の読み取りによって得られる。つまり、CIS100を用いた3光源を用いる読み取りにおいては、各色成分に対応した光源を点灯させ、色毎の白色板の読み取り値を取得する。
白補正値は、取得した白色板の読み取り値が該当する。したがって、図示しない読取装置の制御部は、取得した白補正値を色成分に対応させ、記憶部である白補正値322a、322b、322cに設定する。なお、設定する白補正値の画素位置、および画素数は、その後の原稿画像データ読み取り時の画素位置、画素数と相関を取るように制御する。例えば、取得した白補正値が、図8の有効画像読取可能領域分であり、原稿画像データの読取開始位置が、センサCh1の有効画像読取可能領域先頭から20画素の位置であったとする。この場合、取得した白補正値の先頭19画素分は、原稿画像読み取り時の補正に用いる必要がないものである。したがって、取得した白補正値の先頭19画素分を除いた補正値を、白補正値として、322a、322b、322cに設定する。つまり、原稿画像データの読み取る領域に合わせ、白補正値322a、322b、322cのアドレス0が、各色成分の先頭画素の補正値となるように設定する。
黒補正値は、光源非点灯状態での読み取りレベルに対応する値である。したがって、図示しない読み取り装置の制御部は、光源非点灯状態で読み取った値を、記憶部である黒補正値323に設定する。なお、黒補正値においても、白補正値の設定と同様、読み取った全ての取得補正値を設定することはせず、原稿画像データの読み取る領域に合わせ、黒補正値323のアドレス0が先頭画素の補正値となるように設定する。
シェーディング補正処理におけるターゲット値(Dtarget)は、読み取り色成分の、最も高輝度なレベル(白レベル)を、読み取りビット精度に準じて、どのレベルとするかの値である。つまり、CIS100の各センサチャンネルの画素位置に依存するものではない。したがって、R成分用、G成分用、B成分用に1つの値を設定するものである。
読み取り動作時、画像データ310gが、図14(c)の順番で入力されたとする。データ制御部380は、入力される画像データ310gから、画像データの色成分とセンサチャンネル属性を認識する。有効識別信号が‘1’である第1画素は、画像データ310gに付加されている各属性信号により、R成分、センサCh2の画像データであることがわかる。したがって、データ制御部380は、R成分用のターゲット値である321a、白補正値である322aを選択する。黒補正値に関しては、光源非点灯時の補正データであり、色成分に依存しないため323を選択する。
シェーディング補正処理における、白補正値、および黒補正値は、読み取りを行うセンサの画素順に保持されている。入力制御回路310からの出力画像データが、主走査方向の第1画素から連続的に入力されれば、白補正値、および黒補正値は、各メモリのアドレスの先頭から読み出しを行うことで各補正値を得ることが可能である。しかし、CIS100による読み取りにおいては不連続での入力となり、第1画素からの入力とはならない。したがって、データ制御部380は、シェーディング補正処理における、白補正値、および黒補正値取得用に、各センサチャンネルに応じたカウンタを構成する。
図15にカウンタ構成の概念図を示す。カウンタは3種構成であり、センサCh1の補正係数取得用として、初期値を0としたカウンタを構成する。また、センサCh2の補正係数取得用として、レジスタ390aのセンサCh1有効画素数を初期値とするカウンタを構成する。更に、センサCh3の補正係数取得用として、レジスタ390aのセンサCh1有効画素数とセンサCh2有効画素数を加算した値を初期値とするカウンタを構成する。これらのカウンタは、入力される画像データ(310g)が示すセンサ属性識別信号が、対象となるセンサ属性の場合のみカウントアップする構成とし、ライン同期信号310aの入力で再度初期化されるものとする。
各カウンタは、対象となる属性の場合のみカウントアップするため、センサCh1のように、読み取り開始時に有効識別されないセンサチャンネルに関しては、補正値取得のためのカウンタ値が変化しない。したがって、有効識別された画像データが入力された時点において、取得すべき補正値のメモリアドレスを示している。また、センサCh2、あるいはセンサCh3の初期値を、該当センサ位置以前の有効画素数をオフセットとしているため、ユーザ指示において、読み取り位置が変更となった場合でも、入力画像データと各補正値での相関がずれることはない。
データ制御部380は、入力される画像データのセンサ属性識別信号318aに適合したカウンタ出力を、白補正値取得アドレス、および黒補正値取得アドレスとして選択する。つまり、前述の例においては、入力される第1画素は、センサCh2の画像データであるため、センサCh2の補正係数取得用のカウンタ出力値が選択される。白補正値取得、および黒補正値取得のアドレスが選択されることにより、白補正値、黒補正値が取得され、シェーディング補正処理に必要となる係数が揃う。なお、センサCh2の補正係数取得用のカウンタは、該当する画像データが入力されたことにより、カウントアップ(アドレス加算)される。
データ制御部380は、取得された白補正値(Dwhite)、黒補正値(Ddark)、ターゲット値(Dtarget)に、入力される画像データを合わせ、シェーディング補正部320に出力する。シェーディング補正部320は、入力される各補正値、および画像データに対して第1の実施例における式(1)の演算を行うことにより補正処理を行う。なお、シェーディング補正処理後の画像データのビット精度は、入力制御回路310の出力ビット精度に対して、少なくなるのが通例である。これは、式(1)のシェーディング補正演算における乗算、除算の影響によるビット精度低下を除くためである。
シェーディング補正部320による補正後のデータは、補正処理に要するレイテンシ分の調整がなされた色情報識別信号312a、およびセンサ属性識別信号318aと合わせてデータ制御部380に出力される。以上の処理過程により、主走査方向に不連続で入力される画像データに対して、シェーディング補正処理が行われる。
データ制御部380は、シェーディング補正処理後の画像データを次の画像処理であるガンマ変換部330に出力する。ガンマ変換は、入力される画像データに対して、図示しない制御部が、色成分毎に設定した変換テーブル(331a、331b、331c)を用いてレベル変換する処理である。データ制御部380は、シェーディング補正処理後の画像データと色情報識別信号312a、およびセンサ属性識別信号318aをガンマ変換部330に出力する。
ガンマ変換部330は、入力されるシェーディング処理後の画像データに付加されている色情報識別信号312aを解析し、処理対象となる色成分を認識する。そして、入力される画像データの色成分に対応した変換テーブルを選択して処理を行う。例えば、R成分であれば、変換テーブル331aを選択して変換処理する。ガンマ変換部330は、変換後の画像データと、変換に要するレイテンシ調整がなされた色情報識別信号312a、およびセンサ属性識別信号318aを合わせて出力する。なお、ガンマ変換部330の入力画像データの精度は、シェーディング補正処理後の画像データ精度(10ビット程度)であり、出力画像データの精度は読み取り装置が出力する画像データ精度(8ビット)である。
データ制御部380は、ガンマ変換後の画像データを後段の画像処理部であるマスク処理部340に出力する。マスク処理は、読み取った原稿画像データの所定周囲画素を指定の画素レベル(白レベル)に置き換える処理である。図16にマスク処理の周囲画素設定例を示す。同図において、網掛け表示を行った領域は、読み取った原稿画像データを示す。また、網掛け表示のない領域は、マスク処理の対象となる領域を示している。つまり、マスク処理は、読み取り原稿画像データに対して、左端(MA)、右端(MB)、上端(MC)、および下端(MD)のパラメータを設定し、この領域に属する読み取り画素データの置き換えを行う。
読み取り原稿画像データ、つまり、ガンマ変換処理部330の出力画像データが、主走査方向に連続していれば、マスク処理部の構成を簡素化することが可能である。これは、主走査方向画素位置および副走査方向画素位置を示すカウンタをそれそれ1つ構成し、所定範囲内に属する画素データの置き換えを行えば良いからである。しかし、CIS100のアナログ出力は、主走査方向に不連続に出力される形態であり、且つ、読取装置内部に並び替え用のメモリを構成しない場合は不連続入力に対する制御が必要となる。
マスク処理部340は、主走査方向に不連続に入力される画像データに対し、シェーディング補正処理部320の補正値制御と同様のカウンタ構成にて対応する。つまり、入力される画像データに付加されているセンサ属性識別信号318aが示す属性毎のカウンタを構成する。センサCh1のマスク制御用のカウンタは、初期値を0としたカウンタを構成する。また、センサCh2のマスク制御用として、レジスタ390aのセンサCh1有効画素数を初期値とするカウンタを構成する。更に、センサCh3のマスク制御用として、レジスタ390aのセンサCh1有効画素数とセンサCh2有効画素数を加算した値を初期値とするカウンタを構成する。これらのカウンタは、入力される画像データに付加されているセンサ属性識別信号318aが、対象となる属性の場合のみカウントアップする構成とし、ライン同期信号310aの入力で再度初期化されるものとする。
マスク処理部340は、読み取った原稿画像データ全域に関する処理であるため、主走査方向の画素位置だけでなく、副走査方向の画素位置も把握する必要がある。このため、副走査方向の画素位置を検出するカウンタを構成する。副走査方向の画素位置の検出には、主走査方向の画素数が所定分入力されたことを検知する必要がある。ゆえに、まず、前記各センサチャンネルに対応した主走査方向画素位置検出用のカウンタとは別に、センサチャンネルに依存しない主走査方向の画素カウンタを構成する。
センサチャンネルに依存しない主走査方向の画素カウンタは、入力される画像データに付加されている有効識別信号が‘1’である場合にカウントアップ(加算)する。したがって、このカウンタ値が、レジスタ390aのセンサCh1有効画素数、センサCh2有効画素数、およびセンサCh3有効画素数の加算値に達した時点が、原稿画像データの主走査方向の読み取りが完了したタイミングとなる。つまり、このタイミングで、副走査方向の画素位置をカウントアップ(加算)する。なお、センサチャンネルに依存しない主走査方向の画素カウンタは、センサチャンネルに対応した主走査方向の画素カウンタと同様、ライン同期信号310aが入力されると初期値(0)に戻るように構成する。
マスク処理部340の主走査方向のマスク処理に関して説明する。マスク処理部340は、入力されるセンサ属性識別信号318aが示すセンサチャンネルに対応したカウンタを選択する。例えば、センサ属性識別信号318aがセンサCh1を示す場合、センサCh1のマスク制御用のカウンタを選択する。選択したカウンタ値が、主走査方向のマスク領域に該当していれば、ガンマ変換処理部330が出力する画像データを、所定の画素レベルに置き換える。このとき、色成分毎に置き換える画素レベルを変える場合は、色情報識別信号312aが示す色情報も参照した上で置き換える。
マスク処理部340が選択するマスク処理用のカウンタは、センサ属性識別信号318aが示す値に応じて切り替わる。したがって、得られるカウンタ値は、読み取る原稿画像データ領域に応じて離散的な値となる場合がある。しかし、得られるカウンタ値は、入力画像データの主走査方向位置を示すため、マスク処理を行う領域指定のパラメータを用いた比較値と直接比較することが可能である。例えば、左端マスク画素数(MA)が10である場合、選択されたカウンタ値が10以下であればマスク領域、すなわち、画像データの置き換え対象と判断可能である。また、右端マスク画素数(MB)が20である場合、主走査方向画素数から20を減算した値以上であればマスク領域、すなわち画像データの置き換え対象と判断出来る。
次に、マスク処理部340の副走査方向のマスク処理に関して説明する。マスク処理部340は、副走査画素位置を示すカウンタ値を参照し、副走査方向のマスク処理を行う領域指定のパラメータを用いて直接比較する。例えば、上端マスク画素数(MC)が30である場合、副走査画素位置を示すカウンタ値が30以下であればマスク領域、すなわち、画像データの置き換え対象と判断可能である。また、下端マスク画素数(MD)が40である場合、副走査方向画素数から40を減算した値以上であればマスク領域、すなわち画像データの置き換え対象と判断出来る。マスク処理部340によるマスク処理、すなわち画像データの置き換え検出検出は、主走査方向のマスク領域検出と、副走査方向のマスク領域検出の論理和で行う。
なお、マスク処理部340において、色成分毎に異なる置き換えレベルを設けることを前提としたが、色成分によらず固定のレベルで置き換える場合は、ガンマ変換部330の出力時点において、色情報識別信号を出力しない構成として良い。
また、同様の効果を得られる構成として、データ制御部380が、ガンマ変換部330から出力される色情報識別信号312aをマスク処理部340に出力しない構成としても良い。
データ制御部380は、マスク処理部340が出力する画像データ、およびレイテンシ調整されたセンサ属性識別信号318aを受けると、画像データ転送の振り分け処理を行う。本実施例においては、入力される主走査方向に不連続な画像データを、主走査方向に連続したものにするため、DMAC(360a、360b、360c)を用いる。図17に、AFE200の出力データ形式、および入力順と、データ制御部380の入力データ形式、および入力順の構成を示す。
図17においては、AFE200の出力形態の一例として16ビット精度である場合を示す。また、読取制御装置300の入力時点においては、主走査方向に不連続の順番となっている。図17においては、読み取った画像データのセンサ属性識別信号318aが示す値が“00”、“01”、“10”と繰り返されている場合を示している。つまり、画像データのA、D、G、JがセンサCh1による読み取り画像データ、画像データのB、E、H、KがセンサCh2による読み取り画像データ、画像データのC、F、I、LがセンサCh3による読み取り画像データとなる。
読取制御装置300における、画像データの処理順番に関しては、AFE200の出力順番、つまり、読取制御装置300の入力順番と同一である。すなわち、主走査方向に不連続な形態で処理される。但し、画像データのビット精度は、AFE200のビット精度とは異なり、図17においては8ビット精度となる。
データ制御部380は、主走査方向に不連続な画像データを、画像データに付加されているセンサ属性識別信号318aが示す値に応じ、センサチャンネル毎にまとめる処理を行う。具体的には、後段のDMA転送する転送単位に準じて、所定画素数分の画像データのパッキング処理を行う。例えば、DMA転送する転送単位が32ビットである場合、入力画像データ(8ビット)を4画素分パッキングする。したがって、図17においては、センサCh1による読取画像データを4画素分パッキングする。パッキングする順番は、全体として統一されていれば良く、転送単位のMSB(Most Significant Bit)側からパッキングする構成でも、LSB(Least Significant Bit)側からパッキングする構成でも良い。
本実施例においては、A、D、G、Jの画像データが1つの転送単位の画像データとしてパッキングされる。同様に、センサCh2による読取画像データとして、B、E、H、Kの画像データが1つの転送単位の画像データとしてパッキングされる。更に、センサCh3による読取画像データとして、C、F、I、Lの画像データが1つの転送単位の画像データとしてパッキングされる。
データ制御部380は、DMA転送単位にパッキングした画像データを、各センサチャンネルに応じたDMACに対して出力する。つまり、センサCh1による読み取り画像データをDMAC360aに、センサCh2による読み取り画像データをDMAC360bに、センサCh3による読み取り画像データをDMAC360cに出力する。
DMAC360a、DMAC360b、DMAC360cは、図示しない制御部により指定された転送開始アドレス(以下、SAと称する)、および転送量に準じて画像データを転送するためのリクエストを、外部メモリコントローラ370に対して出力する。このリクエストにより、外部メモリコントローラ370は、DMACの要求に準じて、画像データを転送単位に外部メモリ400に格納する。なお、画像データ転送時、各々のDMACのSAは、原稿画像データの読み取り領域、ならびにCIS100のセンサ構成に基づく形態で設定する。
図18に、各DMACのSA設定、および転送形態を示す。図18は外部メモリ400の構成を概念的に示したものであり、矢印の記載は、DMACによる転送方向(書き込み動作)を示す。同図において、(1)で示した外部メモリ領域は、DMAC360aによる転送範囲とする。また、(2)で示した外部メモリ領域はDMAC360bによる転送範囲とする。更に、(3)で示した外部メモリ領域はDMAC360cによる転送単位とする。
各DMACのSA(SA1、SA2、SA3)は、主走査方向に離散的なアドレスとする。但し、少なくとも、DMAC360aの主走査方向転送量に準ずるアドレスとDMAC360bのSA2、およびDMAC360bの主走査方向転送量に準ずるアドレスとDMAC360cのSA3は連続となるようにする。すなわち、各センサチャンネルによる読み取り画像データ量を基に、各DMACのSA(SA1、SA2、SA3)を設定する。
R成分のセンサCh1の画像データは、SA1を転送開始アドレスとして転送される。また、センサCh2の画像データはSA2を転送開始アドレスとして転送され、更にセンサCh3の画像データはSA3を転送開始アドレスとして転送される。図8に示す有効画像読取可能領域である場合、センサCh1の画像データは、読取開始時にデータ制御部380に入力されることはない。したがって、転送される順番としては、センサCh2、およびセンサCh3の画像データから転送が開始されることとなる。しかし、センサCh1の有効読取領域に到達した時点から、センサCh1の画像データが転送され、またセンサCh1の転送量に応じて、センサCh2のDMACのSA2が設定されていることから、外部メモリでデータが重複して格納されることはない。したがって、外部メモリ400上で、主走査方向に連続したR成分の画像データが得られる。
R成分の画像データの転送が完了すると、各DMACは、所定のオフセットにより、次の転送開始アドレスに移行する。そして、図示しない制御部により設定されている、R成分転送時と同じ転送量のデータ転送を開始する。このように、入力される画像データを、原稿読み取り領域、および各センサチャンネルで転送する画像データ量に準じて設定することで、主走査方向に不連続で入力される画像データから、主走査方向に連続した画像データを構成することが出来る。
以上、説明したように、本発明の第2の実施例では、入力制御回路310が、AFE200から、入力された画像データに含まれる各々の画素データに対して、色情報識別信号およびセンサ属性識別信号を付加する構成を有する。これにより、後段の各処理部においては、各処理部が必要とする識別信号を適宜参照することで、データ制御を簡略化出来る。また、読み取り領域にも依存し、多様に変化する主走査方向に不連続な入力画像データに対しても、柔軟に対応する処理構成を提供することが可能となる。特に、画素位置に依存する画像処理であっても、入力画像データに付加されているセンサ属性識別信号を参照することで、主走査方向に不連続な入力画像データに対して、相関をとった補正値を取得することが可能となる。
また、本実施形態では、主走査方向に不連続に入力される画像データに対して、画像処理前に並び替えを行うメモリを構成することがない。したがって、容量の大きい記憶媒体を用いることなく主走査方向に連続な画像データを構成出来るため、読取制御装置のコストを抑えることが可能となる。
[第3の実施例]
本発明の第3の実施例について説明する。なお、第1及び第2の実施例の構成と同じ符号を用いた構成については、第1及び第2の実施例と同様であるものとして説明を省略する。
第1及び第2の実施例は、読み取った画像データに各種識別信号を付加し、画像処理後の画像データを、前記識別信号に応じたDMACチャンネルを用いて転送制御するものであった。そして、第1及び第2の実施例では、転送先の外部メモリ上で、主走査方向に連続的に画像データが格納される構成について説明した。
しかし、第1及び第2の実施例の前提となる条件は、各センサチャンネルによって読み取る画素数が、DMAC転送単位に準ずる画素数の場合となる。第2の実施例によれば、画像処理によって生成される画像データのビット精度は、1色成分当たり、1画素で8ビットであり、DMAC転送単位は、32ビットである。つまり、読み取る画素数が、4画素単位でなければ、DMAC転送単位としてパッキングすることが出来ない。したがって、この場合は、各センサチャンネルによる読み取り画素を、4の倍数とすることが条件となる。
CIS100のセンサ構成において、各センサチャンネルの有効画素数を所定の画素数、例えば4の倍数として構成することは可能である。しかし、既に説明したように、各センサチャンネルによって読み取る画素数は、ユーザ指示に準ずるものとなる。したがって、各センサチャンネルによる読み取り画素が、必ずしも読取制御装置におけるDMAC転送単位に適合するとはいえない。
第3の実施例においては、センサCh1の読み取り画素数が4の倍数でない場合(1画素不足の場合)に関して説明する。センサCh1による読み取り画像データは、その有効先頭画素データから順次出力され、画像処理がなされる。画像処理後のデータは、DMAC転送単位、すなわち4画素毎にパッキングされて、外部メモリ400に格納される。しかし、センサCh1による読み取り画像データの転送を行うDMAC360aの各成分の最終転送データ位置においては、パッキングに必要となる画像データが入力されない。
図19(a)は、DMAC360aの各成分の最終転送データ構成を示すものである。同図において、画像データA、D、G、JがセンサCh1の出力に相当する。なお、前記画像データ以外のものは、センサCh2、あるいはセンサCh3の出力に相当する。画素数が4の倍数に1不足しているため、画像データA、D、Gは、読み取り画像データとして有効なものを示すが、画像データJに関しては、読み取りを行う画像データではない。
したがって、この状態においては、DMAC360aに転送すべきパッキングデータが1ラインを単位に生成されず、DMAC360aによる転送が意図した形態で行われない。仮に、1ラインを単位に完結させるため、直後の無効データである画像データJをパッキングのために出力すると、DMAC360aによる1ラインを単位とした転送を行うことは出来る。しかし、図20に網掛けで示すように、転送先である外部メモリ400において、センサCh2のDMAC360bによる転送データとの連続性が確保されず、第2の実施例の効果が得られない。
なお、以上の説明においては、読み取りラインの先頭(センサCh1の先頭)に対して記載したが、読み取りラインの後端(センサCh3の末尾)に関しても同一の課題が残る。また、CIS100の先頭側のセンサチャンネル、末尾側のセンサチャンネルに限定されるものではなく、ユーザ指示により読み取り指示のあった先頭が属するセンサチャンネル、あるいは、末尾が属するセンサチャンネルに対しても同一の課題が残る。
第3の実施例においては、レジスタ390aに、新たに9つのパラメータを追加する。図21(a)に、第2実施形態におけるレジスタ390aの構成を示す。なお、網掛けで示したものは第2の実施例において構成したパラメータを示している。
第3の実施例においては、各センサチャンネルに対し、ダミー画素の挿入有無、ダミー画素の位置、ダミー画素数の指定を行えるようにする。つまり、センサCh1による読み取り画像データに対して、ダミー画素の挿入(センサCh1ダミー画素挿入)、ダミー画素を挿入する位置(センサCh1ダミー画素位置:先頭/末尾)、ダミー画素数(センサCh1ダミー画素数)を指定する。この指定は、他のセンサチャンネル、すなわち、センサCh2、センサCh3に対しても行う。なお、ダミー画素挿入に関する制御は、読取制御装置の最前段である入力制御回路310で行うものとする。
図21(b)に示す読み取り領域の場合、設定が必要となるセンサチャンネルは、センサCh1(先頭)およびセンサCh3(末尾)である。センサCh1の読み取りは、DMAC転送単位に対して、1画素不足しているため、センサCh1のダミー画素に関する設定は以下のようにする。
センサCh1ダミー画素挿入:挿入する
センサCh1ダミー画素位置:先頭
センサCh1ダミー画素数:1
センサCh3の読み取りはDMAC転送単位に対して、2画素不足しているため、センサCh3のダミー画素に関する設定は以下のようにする。
センサCh3ダミー画素挿入:挿入する
センサCh3ダミー画素位置:末尾
センサCh3ダミー画素数:2
入力制御回路310により付加されたダミー画素は、後段のデータ制御部380に入力され、各識別信号が示す値に応じて制御される。したがって、シェーディング補正処理320、ガンマ変換部330、マスク処理部340に対しても入力される。このうち、ガンマ変換部330に関しては、画素単位で完結している処理(テーブル変換処理)のため、ダミー画素として付加する値を出力画像データとして影響のないものとすれば良い。また、マスク処理部340においても、ダミー画素が付加された画素数を基準として、マスク処理する領域を設定しておけば良い。しかし、シェーディング補正処理に関しては、画素単位で完結する処理であっても、画素位置に準じた補正値を用いて処理を行うため、相関のある補正値を取得する必要がある。ダミー画素に対するシェーディング補正値(白補正値、黒補正値)は存在しないため、ダミー画素の入力に対して、各補正値を取得するためのカウンタを動作させると、挿入するダミー画素の数だけずれた補正値が取得されてしまう。このため、データ制御部380は、レジスタ390aの各種ダミー画素に関するパラメータを参照して制御を行う。
データ制御部380は、センサ属性識別信号318aが示すセンサチャンネルのダミー画素に関するパラメータを確認する。入力画像データに付加されたセンサ属性識別信号318aが示すセンサチャンネルに、ダミー画素挿入の設定がされている場合、挿入されるダミー画素数分、シェーディング補正処理に必要となる補正値取得制御のカウンタを動作させないように制御する。また、データ制御部380は、ダミー画素データを、シェーディング補正部320に出力する際、合わせて出力する各補正値をシェーディング補正処理後のデータとして問題の発生しない固定パラメータを選択出力する構成とする。具体的には、出力画像データとして白レベル(高輝度レベル)が問題ないものとするならば、ダミー画素に対するターゲット値(Dtarget)を設定出来る範囲で最大値とし、黒補正値は0とする。また、白補正値は、読み取りビット精度における白レベルの値として出力するようにする。
そして、以上の制御により、読み取り画素数が、DMAC転送単位に準ずる画素数でない場合においても、画像処理後の出力データは、1ラインを単位としたDMAC転送により、主走査方向に連続性を維持した状態で適正に行うことが出来る。図22は、センサCh1の先頭にダミー画素を1画素付加する場合のデータ構成を示すものである。図22において、センサCh1の画像データD、G、Jは、読み取る先頭3画素の有効画素データを示している。なお、網掛けで示した画像データAは、有効画素位置ではないことを示している。
図22に示すセンサCh1のデータ構成において、入力制御回路310は、センサCh1の無効画素データであるデータAのタイミングにおいて、ダミー画素を挿入する。したがって、画像処理後においても、ダミー画素が先頭に構成され、DMAC転送単位である不足分を補ってパッキングされる。このように、パッキングされた画像データは、DMAC転送により、外部メモリ400上で、図23のように格納される。図23において、網掛けで示した部分は、入力制御回路310により挿入されたダミー画素である。ダミー画素の挿入によって、DMAC360aの1ライン単位の転送が正常に行われる。また、先頭画素にダミー画素が入ることにより、DMAC360bによるセンサCh2の先頭転送画像データとの主走査方向の連続性が保たれる。
以上、説明したように、本発明の第3実施形態によれば、CIS100を構成する各センサチャネルにおいて、読み取りを行う画素数がDMAC転送単位に準じていない場合においても、第2の実施例と同等の効果を得ることができる。つまり、主走査方向に不連続で入力される画像データの並び替え用メモリを構成することなく、外部メモリ上で、主走査方向に連続となる画像処理後のデータを構成することが出来る。
[第4の実施例]
次に、本発明の第4の実施例について説明する。なお、第1〜第3の実施例の構成と同じ符号を用いた構成については、第1〜第3の実施例と同様であるものとして説明を省略する。
図24は、第4の実施例の構成を示す図である。図10との相違点は、画像処理を行う各処理部、すなわち、シェーディング補正部、ガンマ変換部、およびマスク処理部を合わせて、1つの処理部351aとしていることである。処理部は、画像処理を行う色成分毎に構成するものとする。つまり、処理部351aはR成分の画像処理を行い、処理部351bはG成分の画像処理を行い、処理部351cはB成分の画像処理を行う。
処理部351a、処理部351b、処理部351cは、説明を容易にするため、付帯している符号で処理対象となる色成分を分けているが、内部構成に関しては同一である。つまり、構成要件としては、画像処理における演算部、および、ターゲット値、白補正値、黒補正値、変換テーブルを保持するメモリ等は同一構成をとる。したがって、図示しない制御部が、処理させる色成分に対応させて、各種補正値、および変換テーブルの設定を行うことで対応する色成分を変更する。
処理部351の構成と、図10における各画像処理部、および補正値を保持するメモリとの相違は、3色成分の画像処理部(演算部)、補正値を構成せず、1色成分の画像処理部(演算部)、補正値で構成する点である。つまり、概念的には、図10における各画像処理部、および補正値の保持形態を、3分割して構成していることにある。
また、第2の実施例においては、シェーディング補正部320に出力するための、各種補正値(ターゲット値、白補正値、黒補正値)を、データ制御部380が取得し、シェーディング補正部320に出力する形態とした。しかし、図24においては、シェーディング補正部320が、各補正値を取得する形態で構成している。したがって、第4の実施例においては、第1の実施例における、各補正値取得用のカウンタ構成を、シェーディング補正部320内部に持つこととする。
第4の実施例における特徴は、データ処理部380に入力される色情報識別信号312aが、各画像処理部に伝播しないことにある。既に説明したように、処理部351は、色成分毎の画像処理で構成されている。したがって、入力制御回路310が出力する画像データに付加されている色情報識別信号312aがR成分を示す場合、データ制御部380は、R成分用の処理部、すなわち、処理部351aに入力画像データを出力する。ただし、この出力画像データに付加されるデータは、有効識別信号と、センサ属性識別信号318aとなる。
処理部351aは、データ制御部380から入力される画像データに対し、有効識別信号、およびセンサ属性識別信号318aに基づいて画像処理を行う。画像処理後の画像データは、画像処理に要するレイテンシ制御が成された有効識別信号、およびセンサ属性識別信号318aとともにデータ制御部380に出力される。センサ属性識別信号318aが示す値に基づく処理構成に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
データ制御部380は、処理部351aから入力されるセンサ属性識別信号318aを参照し、同じく入力される画像処理後の画像データを、DMAC転送単位にパッキングする。データ制御部380は、パッキングされた画像データを、センサチャンネルに適合したDMAC(DMAC360a、DMAC360b、DMAC360c)に対して出力する。各DMAC、および外部メモリコントローラ370の動作に関しては、第2の実施例と同様であるためここでの説明は省略する。
このように、第4の実施例においては、データ制御部380が、入力される画像データに付加されている色情報識別信号312aに基づき、後段の色成分毎に構成された処理部に画像データを出力する構成となる。したがって、色情報識別信号312aがデータ制御部380より後段に伝播されることがなくなり、簡素な構成を実現出来る。
また、本発明の第1〜第4の実施例は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (8)

  1. 原稿を走査する主走査ライン方向における複数の画像読取領域に配置された複数の画像読取部を有し、前記複数の画像読取部に含まれる各画像読取部により取得される複数画素分の画像信号を各画像読取部に対応する複数の信号線を介して並列に出力する画像読取手段と、
    前記画像読取手段が前記原稿を読み取る際に複数色に対応する複数の光源のいずれかにより前記原稿を照射する照射手段と、
    前記画像読取手段から並列に出力された前記複数画素分の画像信号を複数の画素データに変換する変換手段と、
    前記複数の画素データを1ライン分の画像データに変換して直列に出力する出力手段と、
    前記出力手段より出力された前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データの各々に前記主走査ライン方向における読取位置を示す読取位置情報、及び、前記照射手段による照射に用いられた光源の色を示す読取色情報を付加する付加手段と、
    前記付加手段により前記画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた画像処理を前記画素データに対して実行する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された複数の前記画素データを記憶する記憶手段と、
    前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データが前記記憶手段における連続した記憶位置に記憶されるよう、前記画像処理手段により画像処理された前記複数の画素データの各々を、該画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた記憶位置へを転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取位置情報は、前記画素データが前記複数の画像読取部に含まれる複数の光電変換素子のいずれで読み取られた画像信号から変換されたデータであるかを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読取位置情報は、前記画素データが前記複数の画像読取部のいずれで読み取られた画像信号から変換されたデータであるかを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データのうちいずれの画素データが有効であるか否かを識別する識別手段を有し、
    前記画像処理手段は、前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データのうち前記識別手段により有効であると識別された画素データに対して前記画像処理を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記転送手段は、前記画像処理手段により画像処理された前記複数の画素データを所定の画素数分でパッキングし、該パッキングされた前記所定画素数分の画素データを転送単位として転送することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記画像処理は、シェーディング補正、ガンマ変換、解像度変換の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記複数の画像読取部の各々は、CIS(コンタクトイメージセンサ)であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 原稿を走査する主走査ライン方向における複数の画像読取領域に配置された複数の画像読取部を有し、前記複数の画像読取部に含まれる各画像読取部により取得される複数画素分の画像信号を各画像読取部に対応する複数の信号線を介して並列に出力する画像読取手段と、前記画像読取手段が前記原稿を読み取る際に複数色に対応する複数の光源のいずれかにより前記原稿を照射する照射手段とを備える画像読取装置の制御方法であって、
    前記画像読取手段が、前記複数の画像読取部が取得した複数画素分の画像データを各画像読取部に対応する複数の信号線を介して並列に出力する画像読取ステップと、
    変換手段が、前記画像読取ステップにより並列に出力された前記複数画素分の画像信号を複数の画素データに変換する変換ステップと、
    出力手段が、前記複数の画素データを1ライン分の画像データに変換して直列に出力する出力ステップと、
    付加手段が、前記出力ステップにより出力された前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データの各々に前記主走査ライン方向における読取位置を示す読取位置情報、及び、前記照射手段による照射に用いられた光源の色を示す読取色情報を付加する付加ステップと、
    画像処理手段が、前記付加ステップにより前記画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた画像処理を前記画素データに対して実行する画像処理ステップと、
    転送手段が、前記1ライン分の画像データに含まれる複数の画素データが記憶手段における連続した記憶位置に記憶されるよう、前記画像処理ステップにより画像処理された前記複数の画素データの各々を、該画素データに付加された前記読取位置情報及び前記読取色情報に応じた記憶位置へを転送する転送ステップと、
    を有することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
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