JP5447565B2 - ハンドラのティーチング方法及びハンドラ - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドラのティーチング方法及びハンドラに関する。
半導体デバイスは、出荷する前に、IC検査装置にて検査される。IC検査装置は、ICハンドラとも呼ばれ、該ICハンドラには測定ロボットが備えられている。該測定ロボットは、吸着パッドにて半導体デバイス(半導体チップ)を真空吸着して把持し、テスターの検査用ソケットに装着する。この時、半導体チップは、所定の力で押圧しながら検査用ソケットに装着される。そして、テスターでの検査が終了すると、測定ロボットは、検査用ソケットに装着された半導体チップを真空吸着して検査用ソケットから外し、検査結果に応じた回収トレイに配置する。
ところで、吸着パッドで半導体チップを所定の力で押圧しながら検査用ソケットに装着することから、検査用ソケットに装着している半導体チップを真空吸着して取り外す際、吸着パッドが半導体チップの上面より低い位置まで下がって吸着する。この場合、半導体チップに吸着パッドを介して下降機構の推力が加わって、半導体チップに大きな負荷が加わり損傷する虞がある。また、逆に、半導体チップを吸着する高さが少しでも高いと、真空吸着のエアーの流れで半導体チップを吸い上げてしまい、吸着パッドが精度良く半導体チップを吸着できず、位置ずれを起こした状態で吸着パッドが吸着するといった問題があった。
ICハンドラ(測定ロボット)では、事前に行われるティーチング作業において、オペレータが目視にて吸着高さ位置を設定するが、目視では限界があり精度の高い高さ位置をティーチングすることはできず、半導体チップに負荷をかけない最適な高さ位置を簡単な方法でティーチングする方法が望まれている。
そこで、把持部先端部に力センサを設けて目視によらないでティーチングを行う方法が提案されている(特許文献1)。また、把持部側にターゲットを検出する位置検出センサを設けて目視によらないティーチングを行う方法が提案されている(特許文献2)。さらに、把持部に透過式センサを設けて目視によらないティーチングを行う方法が提案されている(特許文献3)。
特開平9−76183号 公報 特開2004−288787号 公報 特開2004−193333号 公報
しかしながら、特許文献1においては、力センサは高価なものであり、サイズも大きくワークに干渉する等して実際には脱着式にしなければならず、非常に使い勝手が悪い。また、特許文献2及び特許文献3においては、センサが検査用ソケットに干渉する、特に、BGAやCSPなどのノンリードタイプの半導体チップでは、ソケットがポケット形状になっているため、半導体チップがソケットに着座(装着)した際、何らかの工夫をしない限り真横からその状態を検出することはできない。
また、これら各特許文献では、把持部にティーチングのための治具を新たに追加するため、把持部の構造が複雑化しティーチングのために治具の位置調整が非常に面倒であった。しかも、治具を新たに追加する分高価になる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、把持部材が半導体チップの上面に接触する高さ位置を、簡単な構成で高精度に求めることができるハンドラのティーチング方法及びハンドラを提供することにある。
本発明のハンドラのティーチング方法は、弾性部材の弾性力によって最上端位置に位置するように上方に付勢された作動体を備えた押圧手段と、前記作動体に連結され、把持部で半導体チップを把持する把持部材と、前記把持部材内部のエアーの圧力が基準圧力まで上昇したとき、オン信号を出力する圧力検出手段と、を備えたハンドラのティーチング方法であって、前記作動体を前記最上端位置と最下端位置との間の中間位置に前記弾性部材の弾性力に抗して配置した後に、前記把持部からエアーを噴射させながら、前記把持部材を半導体チップに向かって移動させ、前記把持部材が前記半導体チップに接触して前記圧力検出手段がオン信号を出力した時の前記押圧手段の位置を、前記把持部材が前記半導体チップと接触する高さ位置として登録する。
本発明のハンドラのティーチング方法によれば、把持部からエアーを噴射させながら、把持部材を半導体チップに向かって移動させると、把持部が半導体チップの位置まで移動、把持部から噴出しているエアーが半導体チップにて塞がれる。エアーが塞がれることにより、把持部から噴射するエアーの背圧が高くなる。従って、半導体チップを直接押圧する前に、把持部材が半導体チップとの接触する高さ位置を検出することができることから、半導体チップに大きな負荷を与えることなく、しかも、簡単な構成でティーチングが行える。
さらに、何らかの原因で、把持部材の先端が半導体チップの上面の位置よりさらに移動しても、把持部材(作動体)が押圧手段に対して相対移動するので、半導体チップを損傷させる虞はない。
本発明のハンドラは、弾性部材の弾性力によって最上端位置に位置するように上方に付勢された作動体を備えた押圧手段と、前記作動体に連結され、把持部で半導体チップを把持する把持部材と、前記押圧手段を移動させる移動手段と、前記押圧手段にエアーを供給し、前記作動体を前記最上端位置と最下端位置との間の中間位置に前記弾性部材の弾性力に抗して移動させる作動体駆動手段と、前記押圧手段の位置を検出する押圧手段位置検出手段と、前記把持部からエアーを噴射させるエアー供給手段と、前記把持部材内部のエアーの圧力が基準圧力まで上昇したとき、オン信号を出力する圧力検出手段と、前記把持部からエアーを噴射させながら、前記把持部材を半導体チップに向かって移動させる駆動制御手段と、前記把持部材が前記半導体チップに接触して前記圧力検出手段がオン信号を出力した時の前記押圧手段の位置を、前記把持部材が前記半導体チップと接触する高さ位置として記憶手段に登録する登録手段と、を設けた。
本発明のハンドラによれば、把持部材が半導体チップに向かって移動すると、把持部から噴射しているエアーが、チップ配置位置に配置されている半導体チップに塞がれる。エアーの噴射が塞がれることにより、エアーを把持部に案内されるエアーの圧力が基準圧力まで上昇し、その上昇を圧力検出手段が検出してオン信号を出力する。登録手段は、その時の押圧手段の位置を、前記把持部材が半導体チップと接触する高さ位置として記憶手段に登録する。
従って、半導体チップに大きな負荷を与えることなく、しかも、簡単な構成で、把持部材が半導体チップとの接触する高さ位置を検出することができる。
さらに、何らかの原因で、把持部の先端が半導体チップの上面の位置よりさらに移動しても、把持部材(作動体)が押圧手段に対して相対移動するので、半導体チップを損傷させる虞はない。
ICハンドラの平面図。 ICハンドラに備えた測定ロボットを説明するための全体斜視図。 測定ロボットに設けられた押圧装置を説明するための断面図。 測定ロボットのエアーの空圧回路図。 測定ロボットの電気的構成を示す回路図。 制御装置の動作を示すフローチャート図。 ICチップの上面に吸着パッドが接触している状態を示す図。 第2実施形態を説明する制御装置の動作を示すフローチャート図。
(第1実施形態)
以下、本発明をICハンドラに具体化した第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1は、ICハンドラ10の構成を示す平面図を示す。ICハンドラ10は、ベース101、安全カバー102、高温チャンバ103、供給ロボット104、回収ロボット105、第1スライドテーブル106、第2スライドテーブル107、複数のコンベアC1〜C6を備えている。
ベース101は、その上面に前記要素を搭載している。安全カバー102は、ベース101の大きな領域を囲っていて、この内部には、前記供給ロボット104、回収ロボット105、第1スライドテーブル106及び第2スライドテーブル107が収容されている。
複数のコンベアC1〜C6は、その一端部側が、安全カバー102の外に位置し、他端部が安全カバー102内に位置するように、ベース101に設けられている。各コンベアC1〜C6は、半導体チップとしてのICチップTを複数収容したトレイ108を、安全カバー102の外から安全カバー102の中へ搬送したり、反対に、トレイ108を、安全カバー102の中から安全カバー102の外へ搬送したりする。
供給ロボット104は、X軸フレームFXと第1のY軸フレームFY1により構成されている。回収ロボット105は、該X軸フレームFXと第2のY軸フレームFY2により構成されている。X軸フレームFXは、X方向に配置されている。第1のY軸フレームFY1及び第2のY軸フレームFY2は、Y方向に沿って互いに平行となるように配置され、前記X軸フレームFXに対して、X方向に移動可能に支持されている。そして、第1のY軸フレームFY1及び第2のY軸フレームFY2は、X軸フレームFXに設けた図示しないそれぞれのモータによって、該X軸フレームFXに沿ってX方向に往復移動する。
第1のY軸フレームFY1の下側には、供給側ロボットハンドユニット110がY方向に移動可能に支持されている。供給側ロボットハンドユニット110は、第1のY軸フレームFY1に設けた図示しないそれぞれのモータによって、該第1のY軸フレームFY1に沿ってY方向に往復移動する。そして、供給側ロボットハンドユニット110は、例えば、コンベアC1の検査前のICチップTを収容したトレイ108を、例えば、第1スライドテーブル106に供給する。
第2のY軸フレームFY2の下側には、回収側ロボットハンドユニット111がY方向に移動可能に支持されている。回収側ロボットハンドユニット111は、第2のY軸フレームFY2に設けた図示しないそれぞれのモータによって、該第2のY軸フレームFY2に沿ってY方向に往復移動する。そして、供給側ロボットハンドユニット110は、例えば、第2スライドテーブル107に供給された検査後のICチップを、例えば、コンベアC8のトレイ108に供給する。
高温チャンバ103内には、測定ロボット11が設けられている。測定ロボット11は、例えば、第1スライドテーブル106に供給された検査前のICチップTを、検査用ソケット50に装着する。検査用ソケット50に装着されICチップTは、電気的検査が行われる。また、測定ロボット11は、検査用ソケット50に装着された検査終了後のICチップTを、例えば、第2スライドテーブル107に供給する。
図2は、測定ロボット11の要部斜視図を示し、測定ロボット11はコンタクトアーム20を備えている。コンタクトアーム20は、測定ロボット11のロボット本体にそれぞれ設けたX軸モータMX、Y軸モータMY(いずれも図5参照)にて、ロボット本体に対して、X,Y方向に往復移動可能に設けられている。
コンタクトアーム20には、移動手段としてのZ軸モータMZが固設されている。Z軸モータMZは、サーボモータよりなり、エンコーダSE1を備え、同エンコーダSE1からの検出信号によって同Z軸モータMZの回転数、回転位置、回転方向が検出されるようになっている。
コンタクトアーム20であって、Z軸モータMZに隣接した位置には、Z方向(上下方向)に延びたボールネジ21が上下一対の軸受22にて回転可能に支持されている。ボールネジ21の上部の軸受22から突出した部分には従動プーリ23が固着されている。従動プーリ23は、連結ベルト24を介してZ軸モータMZの回転軸に固着した駆動プーリ25と駆動連結されている。従って、Z軸モータMZが正逆回転すると、ボールネジ21は駆動プーリ25、連結ベルト24、従動プーリ23を介して正逆回転する。
コンタクトアーム20であって、Z軸モータMZとボールネジ21の間には、Z方向(上下方向)に延びたガイドレール26が固設されている。ガイドレール26には、同ガイドレール26に沿って移動可能に設けられたキャリッジ27が設けられ、そのキャリッジ27には連結部材28が設けられている。連結部材28には、前記ボールネジ21が螺合する雌ネジが形成された螺合部28aが設けられている。従って、Z軸モータMZ(ボールネジ21)が正逆回転すると、ボールネジ21と螺合する連結部材28(キャリッジ27)は、ガイドレール26に沿って移動可能なことから、コンタクトアーム20に対してZ方向(上下方向)に往復移動する。
連結部材28には、取付板29が連結固定されている。取付板29は、連結部材28から反X方向(前方)に延び、その下面に、前後一対のコンプライアンスユニットCUが設けられている。
コンプライアンスユニットCUは、複数個(図2では2個)の押圧装置30を備えている。押圧装置30は、半導体チップとしてのICチップT(図3参照)を把持(吸着保持)して、テスタヘッド12に設けた検査用ソケット50(図3参照)に押圧するものであって、取付板29の下面に固設されている。本実施形態では、2個の押圧装置30を備えたことによって、一度に2個のICチップTを保持搬送する。尚、コンプライアンスユニットCUは、取付板29に対して着脱可能に連結され、検査対象のICチップTの数や配置に応じて適宜交換可能になっている。
次に、押圧手段としての押圧装置30について図3に従って説明する。
図3において、押圧装置30は、連結ベース31に固設されたエアシリンダSLと、そのエアシリンダSLの先端部に連結されたデバイスチャックDCとから構成されている。
エアシリンダSLは、シリンダチューブ32の基端部が連結ベース31に固着されている。シリンダチューブ32は、有底筒状のチューブ本体32aと、チューブ本体32aの開口を塞ぐフロントプレート32bとからなり、チューブ本体32aとフロントプレート32bとで形成されるシリンダ室内に作動体としてのピストン33がZ方向(上下方向)に移動可能に配設されている。従って、シリンダ室は、ピストン33によって、上側に第1室a、下側に第2室bとに区画される。
ピストン33は、後述する弾性部材としてのスプリングSPによって、上方に持ち上げられ、ピストン33の第1室a側の面が、図3に示す、チューブ本体32aの底面と当接する位置(以下、これを最上端位置という)に位置するようになっている。
チューブ本体32aの第1室a側の端部には、エアー導入口34が形成され、そのエアー導入口34には、第1連結ポートP1が取着されている。第1連結ポートP1は、エアー供給管R1(図4参照)を介して電空レギュレータ61(図4参照)に連結されている。そして。電空レギュレータ61からエアーが第1室aに供給されると、ピストン33は、そのエアーの圧力によって、チューブ本体32aの底面と当接した最上端位置から、デバイスチャックDCのスプリングSPの弾性力に抗して、下方に移動するようになっている。
ちなみに、ピストン33のストローク量は、ピストン33が図2に実線で示す最上端位置にある時の、ピストン33の下面がフロントプレート32bの内側面に当接する位置(最下端位置)までの距離、即ち、図2に示す第2室bの上下方向の間隔と一致する。
デバイスチャックDCは、連結ブロック41を備え、その上面に形成した連結凸部41aがフロントプレート32bに形成した貫通穴を介して、ピストン33とネジNで連結固定されている。従って、連結ブロック41(デバイスチャックDC)は、ピストン33とともに上下方向に移動する。
また、連結ブロック41と連結ベース31の間には、スプリングSPが連結されている。つまり、連結ブロック41は、連結ベース31に対して、スプリングSPを介して弾性的に吊下されている。そして、本実施形態では、スプリングSPは、連結ブロック41を介して、ピストン33が最上端位置に位置するように、ピストン33を、押し上げている。そして、第1室aにエアーが供給されると、その圧力によって、ピストン33はスプリングSPの弾性力に抗して、下方に移動し、やがて、最下端位置に到達してフロントプレート32bに当接し下方への移動が規制される。
連結ブロック41には、下面中央位置が凹設され、その凹設した位置から外側面に向かって貫通孔を形成されることによって、真空案内路42が形成されている。そして、連結ブロック41の外側面の真空案内路42には、第2連結ポートP2が取着されている。
連結ブロック41の下側には、中間ブロック43が連結固着され、その中間ブロック43の下側にはガイドブロック44が連結固着されている。中間ブロック43及びガイドブロック44の中央位置には、連結ブロック41に形成した真空案内路42と連通する収容穴がそれぞれ貫通形成され、それら収容穴には吸引管45が配設されている。
吸引管45の先端部には、吸着パッド46が連結固着されている。そして、吸引管45内を負圧に状態にすることによって、吸着パッド46は、図3に示すように、ICチップTを吸着保持するようになっている。反対に、吸引管45内の負圧を解除することによって、吸着パッド46は、吸着保持しているICチップTを、例えば、テスタヘッド12に設けた検査用ソケット50に配置する。
連結ブロック41の外側面には、被検出片47がボルト48にて固定されている。被検出片47は、その先端部が連結ベース31に固設された相対位置検出手段としてのホトカプラよりなる相対位置検出センサSE2にて検出されるようになっている。詳述すると、相対位置検出センサSE2は、ピストン33(デバイスチャックDC)の上下方向の移動とともに上下動する被検出片47の移動位置、すなわち、ピストン33(デバイスチャックDC)とシリンダチューブ32との相対位置を検出する。
なお、本実施形態では、相対位置検出センサSE2の検出信号は、ピストン33が、最上端位置と最下端位置の中間位置を、最上端位置側から最下端位置側に通過する時、「オフ」信号から「オン」信号に切り替り、反対に、中間位置を、最下端位置側から最上端位置側に通過する時、「オン」信号から「オフ」信号に切り替るように設定してある。
テスタヘッド12には、図3に示すように、検査用ソケット50が設けられている。検査用ソケット50は、上端に接触部51を有するスプリングピン52が、ICチップTの端子Taの数だけ設けられている。スプリングピン52は、検査用ソケット50に対して所定のストロークで上下動作をする。そして、ICチップTが下方に押し下げられると、ICチップTの各端子Taが、上方からそれぞれ対応する接触部51と当接しスプリングピン52を下方に押し下げられる。
これによって、ICチップTの各端子Taと検査用ソケット50の接触部51とが電気的に接触し、その状態で電気的検査が行われる。そして、検査終了後、デバイスチャックDCにより検査済のICチップTが検査用ソケット50から取り上げられ、その検査結果に応じて図示しない収納部へと搬送される。
次に、上記のように構成した測定ロボット11の空圧回路について図4に従って説明する。
図4において、作動体駆動手段としての電空レギュレータ61は、エアー供給管R1を介して第1連結ポートP1に連結され、シリンダチューブ32の第1室aにエアーを供給するとともに、その第1室a内のエアーの圧力を調整する。そして、第1室a内のエアーの圧力によって、ピストン33は、スプリングSPの弾性力に抗して、シリンダチューブ32に対して上下動する。
エアー吸引手段しての真空回路62は、第1切換電磁バルブB1、開閉電磁バルブB3を介して第2連結ポートP2に連結されている。真空回路62は、吸引ポンプを備え、負圧源を生成する。そして、真空回路62は、第1切換電磁バルブB1、開閉電磁バルブB3を介して、吸引管45内を負圧に状態にすることによって、吸着パッド46がICチップTを吸着保持できるようにする。
エアー供給手段としての正圧回路63は、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3を介して第2連結ポートP2に連結されている。正圧回路63は、吐出ポンプを備え、正圧源を生成する。そして、正圧回路63は、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3を介して、吸引管45内を正圧に状態にすることによって、吸着パッド46からエアーを噴射させるようになっている。
第2連結ポートP2と開閉電磁バルブB3の間の配管R2には、圧力検出手段としての圧力検出センサ65が設けられている。圧力検出センサ65は、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力を検出する。本実施形態では、正圧回路63にて、吸引管45内を正圧に状態にして吸着パッド46からエアーを噴射させているときに、吸着パッド46の口が徐々に塞がれて行く時に配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力がそれに応じて上昇する。圧力検出センサ65は、その圧力が予め定めた基準圧力まで上昇したとき、「オフ」信号から「オン」信号となる検出信号を出力するようになっている。
次に、測定ロボット11の電気的構成を同じく図5に従って説明する。
図5において、駆動制御手段、作動体移動制御手段、押圧手段移動制御手段としての制御装置70は、CPU70A、ROM70B、RAM70Cを有している。制御装置70は、格納された各種データ及び各種制御プログラムに従って、検査用ソケット50に検査前のICチップTを装着する処理、検査後のICチップTを検査用ソケット50から吸着把持して取り外す処理、押圧装置30(吸着パッド46)が検査用ソケット50に装着されたICチップTと接触する高さ位置をティーチングする処理等を実行する。
制御装置70には、各種操作スイッチとディスプレイを有した入出力装置71が接続されている。入出力装置71は、測定ロボット11が実行する各種処理の処理状況を表示する。入出力装置71は、前記各処理の実行開始を指令する信号や、各処理を実行するための初期値データ等を制御装置70に入力する。
制御装置70には、電空レギュレータ駆動回路72が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号を電空レギュレータ駆動回路72に出力する。電空レギュレータ駆動回路72は、制御装置70からの駆動制御信号に応答して電空レギュレータ61を駆動させて、シリンダチューブ32の第1室aにエアーを供給し、第1室a内のエアーの圧力を調整する。
制御装置70には、電磁バルブ駆動回路73が接続されている。制御装置70は、電磁バルブ駆動回路73に駆動制御信号を出力する。電磁バルブ駆動回路73は、制御装置70からの駆動制御信号に応答して、第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3をそれぞれ切換え制御する。
例えば、制御装置70は、ICチップTを吸着する場合には、第1切換電磁バルブB1と開閉電磁バルブB3を開き、第2切換電磁バルブB2を閉じるように制御する。つまり、真空回路62にて吸引管45内を負圧にして吸着パッド46がICチップTを吸着保持できるようにする。また、制御装置70は、検査用ソケット50の装着されたICチップTの上面に吸着パッド46が接触する際の押圧装置30(吸着パッド46)の高さ位置を求めるティーチング動作では、第2切換電磁バルブB2と開閉電磁バルブB3を開き、第1切換電磁バルブB1を閉じるように制御する。つまり、正圧回路63にて吸引管45内を正圧に状態にして吸着パッド46からエアーを噴射させるようになっている。
制御装置70には、X軸モータ駆動回路75が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号をX軸モータ駆動回路75に出力する。X軸モータ駆動回路75は、制御装置70からの駆動制御信号に応答してX軸モータMXを正逆回転させて、コンタクトアーム20をロボット本体に対して、X方向に往復移動させるようになっている。
制御装置70には、Y軸モータ駆動回路76が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号をY軸モータ駆動回路76に出力する。Y軸モータ駆動回路76は、制御装置70からの駆動制御信号に応答してY軸モータMYを正逆回転させて、コンタクトアーム20をロボット本体に対して、Y方向に往復移動させるようになっている。
制御装置70には、Z軸モータ駆動回路77が接続されている。制御装置70は、駆動制御信号をZ軸モータ駆動回路77に出力する。Z軸モータ駆動回路77は、制御装置70からの駆動制御信号に応答してZ軸モータMZを正逆回転させて、コンタクトアーム20(ロボット本体)に対して押圧装置30を上下動させる。
制御装置70は、エンコーダSE1が接続されている。制御装置70は、エンコーダSE1からの検出信号を入力して、押圧装置30(吸着パッド46)のコンタクトアーム20に対する相対位置を算出する。詳述すると、制御装置70は、算出した相対位置に基づいて、検査用ソケット50に装着したICチップTの上面に吸着パッド46の吸着面が接触する時の、押圧装置30(吸着パッド46)の高さ位置を演算しRAM70Cに登録する。
制御装置70は、相対位置検出センサSE2が接続されている。制御装置70は、相対位置検出センサSE2からのオン・オフの検出信号を入力して、ピストン33(デバイスチャックDC)とシリンダチューブ32との相対位置を検出する。詳述すると、制御装置70は、検出信号に基づいて、ピストン33が、最上端位置と最下端位置の中間位置を、最上端位置側から最下端位置側に通過したか、反対に、中間位置を、最下端位置側から最上端位置側に通過したかどうかを判断するようになっている。
制御装置70は、圧力検出センサ65が接続されている。制御装置70は、圧力検出センサ65からのオン・オフの検出信号を入力して、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力を検出する。詳述すると、制御装置70は、検出信号に基づいて、配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力が基準圧力まで上昇したことによって、吸着パッド46の口がICチップTに接触して塞がれたと判断するようになっている。
次に、上記のように構成した、測定ロボット11の検査用ソケット50に装着されたICチップTの上面に吸着パッド46が接触する際の高さ位置を求めるティーチング処理動作を図6に示す制御装置70の動作を示すフローチャートに従って説明する。
いま、検査用ソケット50に、ICチップTが予め検査用ソケット50に装着される。この時、第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3は、全て閉じた状態にある。また、ピストン33は、最上端位置に配置されている。
この状態から、検査用ソケット50に、ICチップTの上面に吸着パッド46が接触する際の高さ位置をティーチングを行うべく、入出力装置71からティーチングのためのスタート信号を出力する。
制御装置70は、まず、X軸モータMX、Y軸モータMY、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30、即ち、吸着パッド46を、ティーチング対象の検査用ソケット50に装着されたICチップTの予め定めた直上位置に案内する(ステップS1−1)。
吸着パッド46がICチップTの予め定めた直上位置に案内されると、制御装置70は、電空レギュレータ61を制御して、シリンダチューブ32の第1室aにエアーを供給してピストン33を下動させる(ステップS1−2)。
この時、制御装置70は、相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」信号から「オン」信号に切り替るまで(ステップS1−3)、シリンダチューブ32の第1室aにエアーを供給する。相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」信号から「オン」信号に切り替ると(ステップS1−3でYES)、制御装置70は、電空レギュレータ61を制御して、シリンダチューブ32の第1室aへのエアーの供給を停止する(ステップS1−4)。すなわち、制御装置70は、ピストン33を、最上端位置と最下端位置の中間位置で停止させる。
次に、制御装置70は、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3を開き、正圧回路63と第2連結ポートP2を繋ぎ、吸引管45内を正圧に状態にして吸着パッド46からエアーを噴射させる(ステップS1−5)。続いて、制御装置70は、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30(吸着パッド46)を、直下に位置する検査用ソケット50に装着されたICチップTに向かって下動させる(ステップS1−6)。
この下動中は、エンコーダSE1からの検出信号に基づいて、制御装置70は、その時々の押圧装置(吸着パッド46)の高さ位置を演算している。
制御装置70は、吸着パッド46からエアーを噴射させながら、押圧装置30(吸着パッド46)を下動させているとき、圧力検出センサ65の検出信号が「オン」になったかどうか、即ち、吸着パッド46がICチップTの上面に到達したかどうかを判断する(ステップS1−7)。
そして、図7に示すように、やがて、吸着パッド46が、ICチップTの上面に接触する。吸着パッド46にICチップTの上面に接触すると、吸着パッド46の口が塞がれ、エアーの噴射が止められて配管R2(吸引管45)内のエアーの圧力が基準圧力まで上昇し、圧力検出センサ65の検出信号がオンする(ステップS1−7でYES)。
圧力検出センサ65の検出信号がオンすると、制御装置70は、検査用ソケット50に装着したICチップTに吸着パッド46が接触したと判断する(ステップS1−8)。制御装置70は、その時までにエンコーダSE1からの検出信号に基づいて、演算した押圧装置(吸着パッド46)の高さ位置を、RAM70Cに記憶するとともに、高さ位置を入出力装置71に出力してディスプレイに表示する(ステップS1−9)。
続いて、制御装置70は、一つの検査用ソケット50における吸着パッド46の吸着高さ位置が登録されると、第2切換電磁バルブB2及び開閉電磁バルブB3を閉じて吸着パッド46からエアーの噴射を停止させる(ステップS1−10)。続いて、制御装置70は、Z軸モータMZを逆転させ、押圧装置(吸着パッド46)を予め定めた所定の上方位置まで上動させる(ステップS1−11)。
そして、制御装置70は、押圧装置30を予め定めた上方位置まで上動させると、一つの検査用ソケット50における吸着パッド46の吸着高さ位置のティーチングを終了する。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、吸着パッド46からエアーを噴射させながら、吸着パッド46を検査用ソケット50に予め配置したICチップTの上面に向かって下動させた。そして、吸着パッド46がICチップTの上面に接触した時、吸着パッド46から噴射しているエアーが、ICチップTにて塞がれることにより、配管64(吸引管45)内のエアーの圧力が上昇するのを圧力検出センサ65にて検出するようにした。従って、圧力検出センサ65の圧力の上昇を検出することにより、吸着パッド46がICチップTの上面に接触することが検知でき、その時の高さ位置を制御装置70は検出することができる。しかも、吸着パッド46からエアーを噴射させながら下動させて、圧力検出センサ65で圧力を検出するだけの簡単な方法で、吸着パッド46がICチップTを吸着する吸着高さ位置を高精度に検出ができる。
(2)上記実施形態によれば、吸着パッド46からエアーを噴射させながら下動させて、圧力検出センサ65で圧力を検出する。すなわち、既存の吸着パッド46と配管R2(吸引管45)等を利用した。言い換えれば、第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3を切換ることによって、吸着パッド46を本来のICチップTの吸着の他に、ティーチング処理動作にも使用することができるようにした。従って、押圧装置30にティーチングに使用する特別な治具を新たに設けなくてもよく、非常に簡単な構成でかつ高精度の高さ位置の検出ができる。
(3)上記実施形態によれば、ICチップTを吸着する吸着高さ位置を検出するとき、ピストン33をシリンダチューブ32に対して中間位置に配置し状態で行った。従って、何らかの原因で、吸着パッド46がICチップTの上面の位置よりさらに下方に移動しても、ピストン33がシリンダチューブ32に対して上動することから、ICチップTには大きな負荷がかからず、損傷する虞はない。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について説明する。尚、本実施形態は、第1実施形態とそのティーチングの方法が相違するだけで、その構成は第1実施形態のICハンドラ10の構成と同じにした。そして、第1実施形態と相違するところは、制御装置70のティーチング処理動作が相違だけなので、説明の便宜上、図8に示す本実施形態での制御装置70の処理動作を示すフローチャーに従ってその動作を説明し、その他の構成は省略する。
本実施形態では、吸着パッド46からエアーを噴射させないで、吸着パッド46がICチップTを吸着する吸着高さ位置を検出する。従って、本実施形態では、正圧回路63を使用しないので、正圧回路63を有さない既存のIC検査装置を用いても可能である。
いま、検査用ソケット50に、ICチップTが予め検査用ソケット50に装着される。この時、第1切換電磁バルブB1、第2切換電磁バルブB2、開閉電磁バルブB3は、全て閉じた状態にある。また、ピストン33は、最上端位置に配置されている。
この状態から、検査用ソケット50に、ICチップTの上面に吸着パッド46が接触する際の高さ位置を求めるティーチングを行うべく、入出力装置71からティーチングのためのスタート信号を出力する。
制御装置70は、まず、X軸モータMX、Y軸モータMY、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30、即ち、吸着パッド46を、ティーチング対象の検査用ソケット50に装着されたICチップTの予め定めた直上位置に案内する(ステップS2−1)。
吸着パッド46がICチップTの予め定めた直上位置に案内されると、制御装置70は、電空レギュレータ61を制御して、シリンダチューブ32の第1室aにエアーを供給してピストン33を下動させる(ステップS2−2)。
この時、制御装置70は、相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」信号から「オン」信号に切り替るまで(ステップS2−3)、シリンダチューブ32の第1室aにエアーを供給する。相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」信号から「オン」信号に切り替ると(ステップS2−3でYES)、制御装置70は、電空レギュレータ61を制御して、シリンダチューブ32の第1室aへのエアーの供給を停止する(ステップS2−4)。すなわち、制御装置70は、ピストン33を、最上端位置と最下端位置の中間位置で停止させる。
次に、制御装置70は、Z軸モータMZを駆動制御して、押圧装置30(吸着パッド46)を、直下に位置する検査用ソケット50に装着されたICチップTに向かって下動させる(ステップS2−5)。この下動中は、エンコーダSE1からの検出信号に基づいて、制御装置70は、その時々の押圧装置(吸着パッド46)の高さ位置を演算している。
制御装置70は、押圧装置30(吸着パッド46)を下動させているとき、相対位置検出センサSE2からの検出信号が「オフ」になったかどうか、即ち、吸着パッド46がICチップTの上面に到達したかどうかを判断する(ステップS2−6)。
そして、図7に示すように、やがて、吸着パッド46が、ICチップTの上面に接触する。吸着パッド46にICチップTの上面に接触すると、吸着パッド46(ピストン33)はそれ以上の下動を規制される。その結果、チューブ本体32aに対してピストン33は中間位置から最上端位置側へ相対移動して、相対位置検出センサSE2の検出信号が「オン」から「オフ」になる(ステップS2−6でYES)。
相対位置検出センサSE2の検出信号が「オフ」すると、制御装置70は、検査用ソケット50に装着したICチップTに吸着パッド46が接触したと判断する(ステップS2−7)。制御装置70は、その時までにエンコーダSE1からの検出信号に基づいて、演算した押圧装置(吸着パッド46)の高さ位置を、RAM70Cに記憶するとともに、高さ位置を入出力装置71に出力してディスプレイに表示する(ステップS2−8)。
続いて、制御装置70は、一つの検査用ソケット50における吸着パッド46の吸着高さ位置が登録されると、押圧装置(吸着パッド46)を予め定めた所定の上方位置まで上動させる(ステップS2−9)。
そして、制御装置70は、押圧装置30を予め定めた上方位置まで上動させると、一つの検査用ソケット50における吸着パッド46の吸着高さ位置のティーチングを終了する。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ピストン33を最上端位置と最下端位置の間の中間位置に、スプリングSPの弾性力とエアーの圧力とがバランスを保った状態で保持して、吸着パッド46を検査用ソケット50のICチップTの上面に向かって下動させた。そして、吸着パッド46がICチップTの上面に接触すると、その力のバランスが崩れ、ピストン33(吸着パッド46)は、シリンダチューブ32に対して上方(最上端位置側)へ相対移動、即ち、相対位置が変化する。従って、相対位置検出センサSE2の変化を検出することにより、吸着パッド46がICチップTの上面に接触することで検知でき、その時の高さ位置を制御装置70は検出することができる。
しかも、ピストン33をスプリングSPの弾性力とエアーの圧力とがバランスを保った状態にして吸着パッド46を下動させて、相対位置検出センサSE2でその変化を検出するだけの簡単な方法で、吸着パッド46がICチップTを吸着する吸着高さ位置を高精度に検出ができる。
(2)上記実施形態によれば、ピストン33をスプリングSPの弾性力とエアーの圧力とがバランスを保った状態にして吸着パッド46を下動させて、相対位置検出センサSE2で相対位置の変化を検出する。すなわち、既存の吸着パッド46、電空レギュレータ61等を利用した。従って、押圧装置30にティーチングに使用する特別な治具を新たに設けなくてもよく、非常に簡単な構成で、高精度の高さ位置の検出ができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、押圧装置30を下動させる際、電空レギュレータ61からエアーを供給してピストン33を最上端位置と最下端位置の中間位置に移動させて実施したが、その中間位置には限定されず、最上端位置と最下端位置の間であるならばどの位置でもよい。
・上記各実施形態では、検査用ソケット50に配置されたICチップTの上面の高さ位置を求めたが、これに限定されるものではなく、検査前のICチップが収容されている供給トレイのポケットでのICチップの上面の高さ位置の検出に応用したり、検査後のICチップが収容されている回収トレイのポケットでのICチップの上面の高さ位置の検出に応用してもよい。
さらに、ICハンドラに設けられるホットプレートのポケットでのICチップの上面の高さ位置の検出に応用したり、検査用ソケット50に配置される前に、待機させておくためのポケットや、回収トレイに搬送する前に、待機させておくためのポケットでのICチップの上面の高さ位置の検出に応用してもよい。
・上記実施形態では、デバイスチャックDCの連結ブロック41と連結ベース31の間にスプリングSPを連結し、ピストン33(デバイスチャックDC)を弾性支持している。これを、ピストン33の下面とシリンダチューブ32のフロントプレート32bとの間に、弾性部材を配置して、ピストン33(デバイスチャックDC)を弾性支持するようにしてもよい。もちろん、上記実施形態のスプリングSPに加えて、ピストン33の下面とシリンダチューブ32のフロントプレート32bとの間に弾性部材を配置して実施してもよい。
また、特に、第1実施形態において、ピストン33(デバイスチャックDC)をスプリングSPで弾性支持しない測定ロボットを備えたICハンドラに応用してもよい。
・上記各実施形態では、吸着パッド46を図3及び図7に示すように、リップ形状にした。これを、ICチップTは平坦であれば、吸着パッド46の形状は、ICチップの外形サイズに合わせた突起を付けた樹脂や金属の吸着パッドであっても良い。即ち、ICチップTの上面に接触した時には該突起のみが真っ先に接触することにより、第1実施形態では圧力を上昇させたり、第2実施形態ではピストン33が上動を開始させる吸着パッド形状としてもよい。
・上記実施形態では、デバイスチャックDC(吸着パッド46)を、エアシリンダSLにて上下動させたが、これに限定されるものではない。例えば、ダイヤフラムやベローズ等でデバイスチャックDC(吸着パッド46)を上下動させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ICハンドラに設けた測定ロボット11に具体化したが、これに限定されるものではなく、例えば、ICチップを、第1の配置位置から第2の配置位置に搬送するための搬送装置に応用してもよい。
10…ICハンドラ、11…測定ロボット、30…押圧装置、32…シリンダチューブ、32…シリンダチューブ、32a…チューブ本体、33…ピストン、46…吸着パッド、47…検出片、50…検査用ソケット、61…電空レギュレータ、62…真空回路62、63…正圧回路、65…圧力検出センサ、70…制御装置、70A…CPU、70B…ROM、70C…RAM、DC…デバイスチャック、B1…第1切換電磁バルブ、B2…第2切換電磁バルブ、B3…開閉電磁バルブ、MZ…Z軸モータ、SE1…エンコーダ、SE2…相対位置検出センサ、SL…エアシリンダ、SP…スプリング、T…ICチップ。

Claims (2)

  1. 弾性部材の弾性力によって最上端位置に位置するように上方に付勢された作動体を備えた押圧手段と、
    前記作動体に連結され、把持部で半導体チップを把持する把持部材と、
    前記把持部材内部のエアーの圧力が基準圧力まで上昇したとき、オン信号を出力する圧力検出手段と、を備えたハンドラのティーチング方法であって、
    前記作動体を前記最上端位置と最下端位置との間の中間位置に前記弾性部材の弾性力に抗して配置した後に、
    前記把持部からエアーを噴射させながら、前記把持部材を半導体チップに向かって移動させ、
    前記把持部材が前記半導体チップに接触して前記圧力検出手段がオン信号を出力した時の前記押圧手段の位置を、前記把持部材が前記半導体チップと接触する高さ位置として登録することを特徴とするハンドラのティーチング方法。
  2. 弾性部材の弾性力によって最上端位置に位置するように上方に付勢された作動体を備えた押圧手段と、
    前記作動体に連結され、把持部で半導体チップを把持する把持部材と、
    前記押圧手段を移動させる移動手段と、
    前記押圧手段にエアーを供給し、前記作動体を前記最上端位置と最下端位置との間の中間位置に前記弾性部材の弾性力に抗して移動させる作動体駆動手段と、
    前記押圧手段の位置を検出する押圧手段位置検出手段と、
    前記把持部からエアーを噴射させるエアー供給手段と、
    前記把持部材内部のエアーの圧力が基準圧力まで上昇したとき、オン信号を出力する圧力検出手段と、
    前記把持部からエアーを噴射させながら、前記把持部材を半導体チップに向かって移動させる駆動制御手段と、
    前記把持部材が前記半導体チップに接触して前記圧力検出手段がオン信号を出力した時の前記押圧手段の位置を、前記把持部材が前記半導体チップと接触する高さ位置として記憶手段に登録する登録手段と、
    を設けたことを特徴とするハンドラ。
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