JP5445291B2 - 角速度センサ、及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、角速度を測定するセンサ部と、該センサ部を収納するケースと、該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサ、及びその製造方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、振動子と、振動子を収納するケースと、ケースを収納する収納部と、を備える角速度センサが提案されている。このケースは、セラミックと配線用導体の層構造からなる多層回路基板と、該多層回路基板の上面の外周にわたって形成されたセラミックからなる側壁と、該側壁によって囲まれた多層回路基板の上面に形成された段差部と、を備えている。多層回路基板及び段差部それぞれの表面に、振動子などと電気的に接続するための電極が形成され、側壁の上面に、金属製の蓋と電気的に接続するための電極としての機能を果たす金属枠が形成されている。
また、特許文献2には、積層された複数の絶縁層と、パッケージ本体上の各所にメッキを施すために、絶縁層と絶縁層との間に配置され、パッケージ本体の側面に露出するメッキタイバーと、を備える電子部品用パッケージ本体が提案されている。この電子部品用パッケージ本体が、特許文献1に記載のケースに対応する。したがって、以下においては、電子部品用パッケージ本体を、単に、ケースと示す。
特許文献2に記載のケースは、以下に示す工程を実施することで、製造される。先ず、グリーンシートに、複数の金属ペースト層を形成し、複数のグリーンシートを積層圧着する。そして、複数のグリーンシートから成る積層体を所定位置で切断することで、金属ペースト層の一部を切断面に露出させる。
その後、露出された複数の金属ペースト層の端部を連結するように、切断面に新たな金属ペースト層を形成した後、切断された積層体を焼成することで、グリーンシートに形成された金属ペースト層を配線とし、切断面に形成された金属ペースト層をメッキ用導電層とする。
次いで、切断・焼成された積層体をメッキ液に浸漬した状態で、メッキ用導線層を介して配線に電流を流すことで、上記した配線におけるメッキ液に浸漬した部位の全てにメッキを施す。そして、メッキ用導電層を除去することで、メッキ用導電層を介して互いに電気的に接続された配線同士を電気的に独立させる。以上の工程を経ることで、特許文献2に記載のケースが製造される。なお、配線におけるメッキが施された部位が、特許文献1に記載のケースの表面に形成された電極に相当する。
国際公開第2003/046479号公報 特開平9−199627号公報
上記したように、特許文献2に示される製造方法の場合、ケースにおけるメッキを施したい部位(配線における電極となる部位)に、一度でメッキを施すことができる。このため、ケースの生産性が向上される、という利点がある。しかしながら、ケースの側面(切断面)に、配線の端部が露出されることとなるので、導電性を有するゴミなどが側面に付着すると、そのゴミを介して複数の配線が電気的に接続される虞がある。このように、特許文献2に示される製造方法を経て製造されるケースの場合、電気的な接続信頼性が低下する虞がある。
これに対して、特許文献1に示される角速度センサでは、振動子を収納するケースが、収納部に収納される構成となっている。したがって、生産性を向上させるべく、特許文献2に示される製造方法を経て形成されたケースを、特許文献1に示されるケースに適用した場合、ゴミなどによって電気的な不具合が生じることが抑制される。しかしながら、特許文献2に示される製造方法を経て形成されたケースを収納部に収納すると、以下に示す不具合が生じる虞がある。すなわち、収納部内の空気と外部の空気とで温度差が生じると、収納部内の空気に含まれる水分が結露し、この結露を介して複数の配線が電気的に接続される、という不具合が生じる虞がある。このように、特許文献1に示される構成においても、ケースの側面に配線の端部が露出する構成の場合、電気的な接続信頼性が低下する虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、電気的な接続信頼性が向上された角速度センサ、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、角速度を測定するセンサ部と、該センサ部を収納するケースと、該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサであって、ケースは、複数のセラミックシートが積層されて成る有底筒状の絶縁基材部と、該絶縁基材部の内部に設けられた配線パターンと、該配線パターンと電気的に接続され、絶縁基材部の表面に設けられた電極と、絶縁基材部の開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、配線パターンの端部が、絶縁基材部の外面に露出され、その露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されており、センサ部は、角速度を電気信号に変換するセンサチップと、該センサチップから出力された電気信号を処理する処理チップと、を有し、センサチップは、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、振動子の振動方向及び角速度の印加方向に対して垂直な検出方向において、可動電極と対向する固定電極と、を有し、絶縁基材部は、センサ部が搭載される矩形状の底部と、センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部と、を有し、収納部は、ケースを搭載する搭載部と、該搭載部と連結され、絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部と、を有し、振動方向において、側壁部と並んで配置された壁部の外面が、絶縁部材によって被覆されており、絶縁部材が、弾性を有し、絶縁基材部の外面に、凹部が形成されており、該凹部を構成する壁面の一部が、配線パターンの端部によって構成され、凹部によって構成される空間が、絶縁部材によって満たされ、かつ、絶縁部材は凹部から収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となっていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、角速度を測定するセンサ部と、該センサ部を収納するケースと、該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサであって、ケースは、複数のセラミックシートが積層されて成る有底筒状の絶縁基材部と、該絶縁基材部の内部に設けられた配線パターンと、該配線パターンと電気的に接続され、絶縁基材部の表面に設けられた電極と、絶縁基材部の開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、配線パターンの端部が、絶縁基材部の外面に露出され、その露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されており、センサ部は、角速度を電気信号に変換するセンサチップと、該センサチップから出力された電気信号を処理する処理チップと、を有し、センサチップは、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、振動子の振動方向及び角速度の印加方向に対して垂直な検出方向において、可動電極と対向する固定電極と、を有し、絶縁基材部は、センサ部が搭載される矩形状の底部と、センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部と、を有し、収納部は、ケースを搭載する搭載部と、該搭載部と連結され、絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部と、を有し、検出方向において、側壁部と並んで配置された壁部の外面が、絶縁部材によって被覆されており、絶縁部材が、弾性を有し、絶縁基材部の外面に、凹部が形成されており、該凹部を構成する壁面の一部が、配線パターンの端部によって構成され、凹部によって構成される空間が、絶縁部材によって満たされ、かつ、絶縁部材は凹部から収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となっていることを特徴とする。
このように、請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、絶縁基材部の外面に露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されている。これによれば、収納部内の空気と外部の空気とで温度差が生じ、絶縁基材部の外面に結露が生じたとしても、配線パターンの端部の少なくとも一部が絶縁部材によって被覆されているので、結露を介して、複数の配線パターンが電気的に接続されることが抑制される。これにより、電気的な接続信頼性が向上される。さらに、振動方向や検出方向にケースが振動した場合であっても、絶縁部材と側壁部とが接触することにより、弾性を有する絶縁部材によってケースの振動が低減される。
さらに、請求項1及び請求項2の発明では、絶縁基材部の外面に、凹部が形成されており、該凹部を構成する壁面の一部が、配線パターンの端部によって構成され、凹部によって構成される空間が、絶縁部材によって満たされ、かつ、絶縁部材は凹部から収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となっている。これによれば、絶縁部材と絶縁基材部の外面との接触面積が増大されるので、絶縁部材が絶縁基材部の外面から剥がれ落ちることが抑制される。これにより、電気的な接続信頼性がより向上される。
請求項に記載のように、絶縁部材が、ケースの重心を介して点対称となるように、絶縁基材部の外面に形成された構成が良い。これによれば、収納部に印加された外部応力などによってケースが振動した際に、ケースが偏心振動することが抑制される。これにより、外部応力に起因するケースの振動が、センサ部に印加することが抑制される。したがって、外部応力によって、センサ部の検出精度が低下することが抑制される。
請求項に記載の発明は、角速度を測定するセンサ部と、該センサ部を収納するケースと、該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサであって、ケースは、複数のセラミックシートが積層されて成る有底筒状の絶縁基材部と、該絶縁基材部の内部に設けられた配線パターンと、該配線パターンと電気的に接続され、絶縁基材部の表面に設けられた電極と、絶縁基材部の開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、配線パターンの端部が、絶縁基材部の外面に露出され、その露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されており、センサ部は、角速度を電気信号に変換するセンサチップと、該センサチップから出力された電気信号を処理する処理チップと、を有し、センサチップは、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、振動子の振動方向及び角速度の印加方向に対して垂直な検出方向において、可動電極と対向する固定電極と、を有し、絶縁基材部は、センサ部が搭載される矩形状の底部と、該底部におけるセンサ部の搭載面を成す4辺それぞれに、センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部と、を有し、収納部は、ケースを搭載する搭載部と、該搭載部と連結され、絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部と、を有し、4つの壁部の内、2つの壁部が振動方向に並んで配置され、残りの2つの壁部が検出方向に並んで配置されており、検出方向に並んで配置された2つの壁部それぞれの外面に、配線パターンの端部が露出され、その配線パターンの端部が、絶縁部材によって被覆されており、絶縁部材が、弾性を有することを特徴とする。
収納部へ外部応力が印加されると、ケースが検出方向に振動する。すると、その振動に伴ってセンサ部も検出方向に変位(振動)する。このために、角速度の検出精度が低下する虞がある。
これに対して、請求項に記載の発明では、絶縁基材部は、センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部を有し、収納部は、絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部を有している。そして、検出方向に並んで配置された2つの壁部それぞれの外面に、配線パターンの端部が露出され、その配線パターンの端部が、弾性を有する絶縁部材によって被覆されている。この構成によれば、弾性を有する絶縁部材が、検出方向に並んで配置された壁部と側壁部との間に配置される。したがって、検出方向にケースが振動し、絶縁部材と側壁部とが接触すると、弾性を有する絶縁部材によってケースの振動が低減される。この結果、センサ部の検出方向への変位(振動)が抑制され、角速度の検出精度が低下することが抑制される。
請求項に記載のように、絶縁部材は、検出方向に沿って、ケースの壁部から収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となった構成が良い。これによれば、絶縁部材が側壁部と衝突した際に、その衝突によって生じたエネルギーを、側壁部から壁部に向かう方向に分散させることができる。これにより、ケースの検出方向の振動がより効果的に低減される。この結果、センサ部の検出方向への変位(振動)がより効果的に抑制され、角速度の検出精度が低下することがより効果的に抑制される。
請求項に記載のように、検出方向において、絶縁部材と対向する収納部の側壁部の内面に、収納部の側壁部からケースの壁部のほうへ突出した突出部が形成された構成が良い。これによれば、外部応力によって、ケースが検出方向に振動した際に、突出部を介して、絶縁部材と側壁部とが衝突し易くなるので、弾性を有する絶縁部材によって、ケースの振動を低減し易くすることができる。これにより、センサ部の検出方向への変位(振動)が更に効果的に低減され、角速度の検出精度が低下することが更に効果的に抑制される。
請求項に記載のように、振動方向に並んで配置された2つの壁部それぞれの外面に、弾性を有する絶縁部材が形成された構成が良い。これによれば、4つの壁部の外面それぞれに絶縁部材が形成されるので、検出方向に並んで配置された壁部の外面のみに絶縁部材が形成された構成と比べて、ケースが偏心振動することが抑制される。これにより、センサ部の検出精度が低下することが抑制される。また、上記構成の場合、弾性を有する絶縁部材が、振動方向に並んで配置された壁部と側壁部との間に配置される。したがって、例えば、外部応力などによって、振動方向にケースが振動し、絶縁部材と側壁部とが接触すると、弾性を有する絶縁部材によってケースの振動が低減される。この結果、センサ部の振動方向への変位(振動)が抑制され、角速度の検出精度が低下することが抑制される。
請求項に記載のように、ケースが、弾性を有する接着剤を介して、搭載部に機械的に接続された構成が良い。これによれば、収納部に外部応力が印加された場合、その外部応力の一部が、弾性を有する接着剤によって、ケースを振動する力に変換されるので、ケースを介してセンサ部に印加される外部応力が低減される。これにより、センサ部の検出精度が低下することが抑制される。
なお、角速度センサの機械的及び電気的な接続構成としては、請求項に記載のように、センサ部は、接着材を介してケースと機械的に接続され、第1ワイヤを介してケースの電極と電気的に接続されており、収納部に、収納部の内部と外部とを電気的に接続するための複数のリードの一部位がそれぞれ埋設され、第2ワイヤを介して、絶縁基材部の底部の外面に形成された電極が、対応するリードと電気的に接続された構成を採用することができる。
請求項1〜いずれかに記載の角速度センサのケースの絶縁基材部は、請求項10に記載の製造方法によって製造することができる。すなわち、絶縁基材部は、セラミックシートに、複数の金属ペースト層を形成する第1金属ペースト層形成工程と、金属ペースト層を有するセラミックシートを含む、複数のセラミックシートを積層圧着する積層圧着工程と、複数のセラミックシートから成る積層体に、分割用のブレーク溝を形成するブレーク溝形成工程と、積層体を、ブレーク溝と交差する切断ラインに沿って、メッキ単位毎に切断することで、積層体の表面に形成された金属ペースト層と電気的に接続された金属ペースト層の一部を切断面に露出させる切断工程と、積層体がメッキ単位に切断されて成るメッキ単位積層体の切断面に、新たな金属ペースト層を形成することで、切断面に露出した複数の金属ペースト層を電気的に接続する第2金属ペースト層形成工程と、メッキ単位積層体を焼成することで、セラミックシートに形成された金属ペースト層を配線パターンとし、切断面に形成された金属ペースト層をメッキ用電極とする焼成工程と、メッキ単位積層体を、メッキ液に浸漬した状態で、メッキ用電極に電流を流すことで、該メッキ用電極と電気的に接続され、メッキ液と接触した配線パターンにメッキを施して、電極を形成するメッキ工程と、メッキ用電極を除去することで、切断面に端部が露出した配線パターン同士を電気的に独立とする除去工程と、切断面に露出した配線パターンの端部の少なくとも一部を被覆するように、絶縁部材の構成材料である絶縁塗料を、焼成されたメッキ単位積層体の側面に塗布することで、絶縁部材を形成する絶縁部材形成工程と、焼成されたメッキ単位積層体を、ブレーク溝に沿って分割することで、ケース単位毎に分割する分割工程と、を経ることで製造される。
このように本発明によれば、切断工程において、積層体をメッキ単位毎に切断し、メッキ工程において、焼成され、メッキ単位に切断された積層体にメッキを施している。これによれば、切断工程において、積層体をケース単位毎に切断し、メッキ工程において、焼成され、ケース単位に切断された積層体にメッキを施す製造方法と比べて、メッキ工程を簡素化することができる。
また、請求項10に記載の発明では、切断工程において、積層体をメッキ単位毎に切断
し、絶縁部材形成工程において、焼成され、メッキ単位に切断された積層体に絶縁部材を
形成している。これによれば、切断工程において、積層体をケース単位毎に切断し、絶縁
部材形成工程において、焼成され、ケース単位に切断された積層体に絶縁部材を形成する
製造方法と比べて、絶縁部材形成工程を簡素化することができる。
請求項11記載の発明の作用効果は、請求項1及び請求項2の発明において説明済みであるので、その記載を省略する。また、請求項12に記載の発明の作用効果は、請求項に記載の発明の作用効果と同様なので、その記載を省略する。
第1実施形態に係る力学量センサの概略構成を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 センサ部とケースとの電気的な接続構成を示す平面図である。 絶縁基材部の側面を示す側面図であって、(a)は検出方向から視た側面、(b)は振動方向から視た側面を示している。 積層体を説明するための概略平面図である。 絶縁部材形成工程を説明するための側面図であって、(a)は凹部が形成されたメッキ単位積層体、(b)はメッキ単位積層体の側面にマスクが設けられた状態、(c)はメッキ単位積層体に絶縁部材が形成された状態を示す。 第1実施形態に係る力学量センサの製造方法を説明するための断面図であって、(a)は準備工程、(b)は接着剤塗布工程、(c)はケース搭載工程、(d)は接続工程、(e)は収納工程、(f)はリード成形工程を示す。 絶縁部材の変形例を説明するための平面図である。 絶縁部材の変形例を説明するための平面図である。
以下、本発明に記載の力学量センサを、角速度センサに適用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る力学量センサの概略構成を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、センサ部とケースとの電気的な接続構成を示す平面図である。図4は、絶縁基材部の側面を示す側面図であって、(a)は検出方向から視た側面、(b)は振動方向から視た側面を示している。図5は、積層体を説明するための概略平面図である。図6は、絶縁部材形成工程を説明するための側面図であって、(a)は凹部が形成されたメッキ単位積層体、(b)はメッキ単位積層体の側面にマスクが設けられた状態、(c)はメッキ単位積層体に絶縁部材が形成された状態を示す。図7は、第1実施形態に係る力学量センサの製造方法を説明するための断面図であって、(a)は準備工程、(b)は接着剤塗布工程、(c)はケース搭載工程、(d)は接続工程、(e)は収納工程、(f)はリード成形工程を示す。
なお、図1では、収納部50の蓋部52を省略し、図3では、ケース30の閉塞部34を省略している。また、以下においては、後述する振動子の振動する方向を振動方向、センサチップ11と処理チップ12とが積層される方向を積層方向、振動方向と積層方向に垂直な方向を検出方向と示す。上記した積層方向が、特許請求の範囲に記載の角速度の印加方向に相当する。
力学量センサ100は、要部として、センサ部10と、ケース30と、収納部50と、を有する。図1及び図2に示すように、センサ部10は、接着剤(図示略)を介してケース30の内面に固定され、ケース30は、接着剤70を介して収納部50に固定されている。そして、センサ部10は、ケース30によって構成される内部空間内に収納され、ケース30は、収納部50によって構成される内部空間内に収納されている。以上、示した構成により、センサ部10が、ケース30と収納部50とによって、二重に収納されている。
図3に示すように、センサ部10とケース30とが、第1ワイヤ71を介して電気的に接続され、図1に示すように、ケース30と、収納部50に一部が埋設されたリード54とが、第2ワイヤ72を介して電気的に接続されている。リード54の一端は、収納部50によって構成される内部空間内に設けられ、リード54の他端は、収納部50の外部に設けられて、外部素子と電気的に接続可能となっている。以上、示した構成により、センサ部10の出力信号が、第1ワイヤ71、ケース30、第2ワイヤ72、及びリード54を介して、外部素子に出力されるようになっている。
センサ部10は、角速度を電気信号に変換するセンサチップ11と、該センサチップ11から出力された電気信号を処理する処理チップ12と、を有する。図2に示すように、センサ部10は、処理チップ12にセンサチップ11が積層されたスタック構造と成っており、センサチップ11と処理チップ12とは、バンプ13を介して、機械的及び電気的に接続されている。図3に示すように、処理チップ12における、センサチップ11の搭載面に、外部端子14が形成されており、この外部端子14が、ケース30の内部に形成された内部電極33aと、第1ワイヤ71を介して電気的に接続されている。
センサチップ11は、図示しないが、振動方向において、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、検出方向において、可動電極と対向する固定電極と、を有する。振動子が振動方向に振動している状態で、積層方向に角速度が印加されると、検出方向に沿うコリオリ力が振動子に発生する。すると、このコリオリ力によって振動子が検出方向に変位(振動)し、その変位(振動)に伴って、振動子の一部である可動電極も検出方向に変位(振動)する。この結果、可動電極と固定電極との電極間隔が変動し、可動電極と固定電極間の静電容量が変動する。この静電容量の変動が、センサチップ11の出力信号として、処理チップ12に出力される。
処理チップ12は、図示しないが、CV変換回路を有する。バンプ13を介して、センサチップ11から処理チップ12に、静電容量の変動を含む電気信号が入力されると、その静電容量の変動が、上記したCV変換回路によって、電圧の変動に変換される。この電圧の変動が、処理チップ12の出力信号、すなわち、センサ部10の出力信号として、第1ワイヤ71、ケース30、第2ワイヤ72、及びリード54を介して、外部素子に出力される。以上、示したように、センサ部10では、角速度を静電容量に変換し、変換された静電容量を電圧に変換することで、角速度を検出している。
ケース30は、積層方向に一端が開口する有底筒状の絶縁基材部31と、該絶縁基材部31の内部に設けられた配線パターン32と、配線パターン32と電気的に接続され、絶縁基材部31の表面に設けられた電極33と、絶縁基材部31の開口部を閉塞する閉塞部34と、を有する。図2に示すように、閉塞部34の外面が、収納部50との固定面となっており、閉塞部34が、接着剤70を介して収納部50と機械的に接続されている。なお、閉塞部34は金属から成り、接着剤70は、主として、弾性を有する樹脂から成る。
本実施形態に係る絶縁基材部31は、図2及び図3に示すように、矩形状の底部35と、該底部35におけるセンサ部10の搭載面35aを成す4辺それぞれに、センサ部10の周囲を囲むように設けられた4つの壁部36〜39と、壁部36〜39によって囲まれた搭載面35aに設けられた段差部40と、を有する。
図1及び図3に示すように、段差部40の上面に、複数の内部電極33aが形成され、底部35の外面に、複数の外部電極33bが形成され、壁部36〜39の上面に、枠状の接続電極33cが形成されている。内部電極33aそれぞれが、第1ワイヤ71を介して、処理チップ12の外部端子14と電気的に接続され、外部電極33bそれぞれが、第2ワイヤ72を介して、対応するリード54と電気的に接続されている。また、接続電極33cは、図示しない接合部材を介して、閉塞部34と機械的及び電気的に接続されている。これら電極33a〜33cのいずれかは、対応する配線パターン32を介して、互いに電気的に接続されている。
図1及び図3に示すように、4つの壁部36〜39の内、2つの壁部36,37が振動方向に並んで配置され、残りの2つの壁部38,39が検出方向に並んで配置されている。そして、図1〜図4に示すように、検出方向に並んで配置された2つの壁部36,37それぞれの外面に、配線パターン32の端部が露出されている。また、図3及び図4(b)に破線で示すように、壁部36,37それぞれの外面に、凹部41が形成されており、この凹部41を構成する内面の一部が、配線パターン32の端部によって形成されている。
本実施形態では、凹部41の内面の一部を構成する配線パターン32が、ケース30の入力配線と、出力配線とを含んでいる。凹部41は、絶縁部材73によって満たされ、凹部41の内面の一部を構成する配線パターン32は、絶縁部材73によって被覆されている。この絶縁部材73が、本実施形態に係る力学量センサ100の特徴点である。なお、上記した入力配線及び出力配線が、特許請求の範囲に記載の接続配線に含まれている。
収納部50は、2つの開口部を有する筒部51と、該筒部51の2つの開口部を閉塞する蓋部52と、筒部51の内面と連結された、ケース30を支持する支持部53と、を有する。図2に示すように、筒部51と蓋部52とによって構成される内部空間内に、ケース30と支持部53とが収納されており、筒部51における振動方向に並ぶ2つの壁部に、リード54の一部が埋設されている。リード54の一端が、筒部51と蓋部52とによって構成される内部空間内に設けられ、リード54の他端が、筒部51と蓋部52とによって構成される内部空間の外部に設けられている。なお、リード54の一端は、後述する連結部60に設けられている。
支持部53は、ケース30を搭載する搭載部55と、該搭載部55と連結され、絶縁基材部31の壁部36〜39の周囲を囲む側壁部56〜59と、側壁部56〜59を、筒部51と連結する連結部60と、を有する。搭載部55は、振動方向と検出方向によって規定される平面に沿う平面形状を成し、連結部60は、振動方向と検出方向によって規定される平面において、枠状を成す。側壁部56〜59は、積層方向に延びており、側壁部56〜59それぞれの一端が、搭載部55におけるケース30の搭載面55aに連結され、側壁部56〜59それぞれの他端が、枠状の連結部60の内側面と連結されている。そして、振動方向において、壁部36と側壁部56とが対向し、壁部37と側壁部57とが対向しており、検出方向において、壁部38と側壁部58とが対向し、壁部39と側壁部59とが対向している。これにより、上記した絶縁部材73が、壁部36と側壁部56との間、及び、壁部37と側壁部57との間に配置されている。
なお、本実施形態では、側壁部56における絶縁部材73と対向する部位に、側壁部56から壁部36(絶縁部材73)に突出する突出部61が形成され、側壁部57における絶縁部材73と対向する部位に、側壁部57から壁部37(絶縁部材73)に突出する突出部61が形成されている。この突起部61の絶縁部材73との対向面は、矩形状となっている。
次に、本実施形態に係る力学量センサ100の特徴点である絶縁部材73を説明する。絶縁部材73は、ケース30の外面に露出した配線パターン32の端部の少なくとも一部を被覆するものである。本実施形態では、絶縁部材73によって、壁部36,37に露出した配線パターン32の一部が被覆されている。図4(b)に示すように、絶縁部材73は、壁部36,37それぞれに形成された凹部41を満たすように形成されている。そして、壁部36の凹部41から突出した絶縁部材73の形状が、壁部36の外面から側壁部56へ突出した凸形状を成し、壁部37の凹部41から突出した絶縁部材73の形状が、壁部37の外面から側壁部57へ突出した凸形状を成している。また、絶縁部材73は、振動方向に並んで配置された壁部36,37の外面それぞれに2つずつ形成されており、壁部36に形成された絶縁部材73と、壁部37に形成された絶縁部材73とが、ケース30の重心を介して点対称となっている。なお、絶縁部材73は、1〜10MPaの低弾性と、接着性と、耐熱性とを有する材料から成る。このような特性を有する材料としては、例えば、シリコーン系の接着剤を採用することができる。
次に、本実施形態に係るケース30の絶縁基材部31の製造方法を説明する。先ず、所定箇所を打ち抜くことで、開口部やビアが形成された複数のセラミックシートを準備する。次いで、開口部やビアが形成されたセラミックシートの表面に複数の金属ペースト層を形成する。以上が、第1金属ペースト層形成工程である。
第1金属ペースト層形成工程後、金属ペースト層を有するセラミックシートを含む、複数のセラミックシートを積層圧着する。これにより、図5に示す、複数のセラミックシートが一体化された積層体90を形成する。以上が、積層圧着工程である。
積層圧着工程後、積層体90における、ブレーク溝形成予定ラインに、圧力を印加して、積層体90の厚さを局所的に薄くすることで、図5に破線で示す、分割用のブレーク溝91を形成する。以上が、ブレーク溝形成工程である。
ブレーク溝形成工程後、先ず、積層体90を、図5に示す一点差線で示す縁ライン92に沿って切断する。これによって、積層体90の縁を切断する。次に、積層体90を、ブレーク溝91と交差する切断ライン93(図5に二点差線で示すライン)に沿って、メッキ単位毎に切断する。これにより、積層体90がメッキ単位に切断されたメッキ単位積層体94を形成すると共に、積層体90の表面に形成された金属ペースト層と電気的に接続された金属ペースト層の一部を切断面94aに露出させる。以上が、切断工程である。なお、図5に示すブレーク溝91と切断ライン93とによって形作られる最も表面積が小さい矩形状の部位が、積層体90におけるケース単位に相当し、検出方向に4つのケース単位が連結されて、3つのブレーク溝91が形成された部位が、メッキ単位積層体94に相当する。
切断工程後、メッキ単位積層体94の切断面94aに、新たな金属ペースト層を形成することで、切断面94aに露出した複数の金属ペースト層を電気的に接続する。以上が、第2金属ペースト層形成工程である。
第2金属ペースト層形成工程後、メッキ単位積層体94を焼成することで、セラミックシートに形成された金属ペースト層を配線パターン32とし、切断面94aに形成された金属ペースト層をメッキ用電極とする。以上が、焼成工程である。
焼成工程後、メッキ単位積層体94を、メッキ液に浸漬した状態で、メッキ用電極に電流を流すことで、該メッキ用電極と電気的に接続され、メッキ液と接触した配線パターン32にメッキを施して、電極33を形成する。以上が、メッキ工程である。
メッキ工程後、メッキ用電極を除去するとともに、メッキ単位積層体94の外面の一部を切り取ることで、切断面94aに端部が露出した配線パターン32同士を電気的に独立として、壁面の一部が、配線パターン32の端部によって構成される凹部41を形成する。図6(a)に、メッキ単位積層体94の切断面94aに、凹部41が形成された状態を示す。以上が、除去工程である。
除去工程後、図6(a)に示すメッキ単位積層体94の切断面94aに、図6(b)に示すように、凹部41と対応する部位に開口部95aが形成されたマスク95を設置する。この状態において、図6(c)に示すように、凹部41によって構成される空間を満たしつつ、凹部41から突出した形状が、凸形状となるように、絶縁部材73の構成材料である絶縁塗料を塗布する。これにより、凹部41の壁面の一部を構成する配線パターン32の端部を、絶縁塗料、すなわち、絶縁部材73によって被覆する。なお、マスク95を用いずに、絶縁塗料を切断面94aの所定部位に塗布しても良い。以上が、絶縁部材形成工程である。
絶縁部材形成工程後、メッキ単位積層体94を、ブレーク溝91に沿って分割することで、ケース単位毎に分割する。以上が分割工程である。
上記工程を経ることで、ケース30の絶縁基材部31が製造される。この絶縁基材部31に、上記したセンサ部10が接着剤(図示略)を介して接着固定され、センサ部10とケース30とが第1ワイヤ71を介して電気的に接続された後に、絶縁基材部31の開口部が閉塞部34によって閉塞されることで、センサ部10が、ケース30の内部空間に収納される。
なお、本実施形態に係る力学量センサ100は、図7に示す工程を経ることで、製造される。先ず、図7(a)に示すように、インサート成形によって、リード54の一部が埋設され、支持部53が連結された筒部51を用意する。以上が、準備工程である。なお、準備工程時では、複数のリード54は、連結部位(図示略)を介して、機械的及び電気的に接続されている。
準備工程後、図7(b)に示すように、支持部53における搭載部55の搭載面55aに、接着剤70を塗布する。以上が、接着剤塗布工程である。
接着剤塗布工程後、図7(c)に示すように、センサ部10が収納されたケース30の閉塞部34の外面を接着剤70に接触して、接着剤70を固化することで、ケース30を搭載部55に搭載する。以上が、ケース搭載工程である。
ケース搭載工程後、図7(d)に示すように、第2ワイヤ72を介して、ケース30とリード54とを電気的に接続する。これによって、センサ部10が、ケース30を介してリード54と電気的に接続される。以上が、接続工程である。
接続工程後、図7(e)に示すように、筒部51の2つの開口部それぞれに、蓋部52を取り付け固定する。これにより、ケース30を、筒部51と蓋部52とによって構成される内部空間内に収納する。以上が、収納工程である。
収納工程後、図7(f)に示すように、リード54を所定形状に成形しつつ、複数のリード54を機械的及び電気的に接続している連結部位を除去して、リード54それぞれを電気的に独立とする。以上が、リード形成工程である。以上の工程を経ることで、本実施形態に係る力学量センサ100が製造される。
次に、本実施形態に係る力学量センサ100の作用効果を説明する。上記したように、絶縁基材部31における、振動方向において、並んで配置された壁部36,37それぞれの外面に、配線パターン32の端部が露出され、その露出した配線パターン32の端部の一部が、絶縁部材73によって被覆されている。これによれば、収納部50内の空気と外部の空気とで温度差が生じ、壁部36,37に結露が生じたとしても、配線パターン32の端部の一部が絶縁部材73によって被覆されているので、結露を介して、複数の配線パターン32が電気的に接続されることが抑制される。これにより、電気的な接続信頼性が向上される。
本実施形態では、壁部36,37の外面に、凹部41が形成され、その凹部41を構成する壁面の一部が、配線パターン32によって構成されている。そして、凹部41が、絶縁部材73によって満たされている。これによれば、絶縁部材73と壁部36,37との接触面積が増大されるので、絶縁部材73が壁部36,37から剥がれ落ちることが抑制される。これにより、電気的な接続信頼性がより向上される。
本実施形態では、壁部36に形成された絶縁部材73と、壁部37に形成された絶縁部材73とが、ケース30の重心を介して点対称となっている。これによれば、収納部50に印加された外部応力などによってケース30が振動した際に、ケース30が偏心振動することが抑制される。これにより、外部応力に起因するケース30の振動が、センサ部10に印加することが抑制される。この結果、角速度の検出精度が低下することが抑制される。
本実施形態では、振動方向において、壁部36と側壁部56とが並んで配置され、壁部37と側壁部57とが並んで配置されている。そして、絶縁部材73が、壁部36と側壁部56との間、及び、壁部37と側壁部57との間に配置されている。また、側壁部56における絶縁部材73と対向する部位に、側壁部56から壁部36(絶縁部材73)に突出する突出部61が形成され、側壁部57における絶縁部材73と対向する部位に、側壁部57から壁部37(絶縁部材73)に突出する突出部61が形成されている。そして、絶縁部材73は、1〜10MPaの低弾性と、接着性と、耐熱性とを有する材料から成る。
このように、側壁部56,57それぞれに、突出部61が形成されているので、突出部61がない構成と比べて、検出方向における絶縁部材73とケース30との間の空間が狭くなっている。したがって、収納部50に印加された外部応力などによってケース30が検出方向に振動した際に、絶縁部材73と突出部61とが接触し易くなっている。上記したように、絶縁部材73は、弾性を有するので、絶縁部材73と突出部61とが衝突すると、絶縁部材73によってケース30の振動が低減される。この結果、センサ部10の検出方向への変位(振動)が抑制され、角速度の検出精度が低下することが抑制される。
本実施形態では、壁部36の凹部41から突出した絶縁部材73の形状が、壁部36の外面から側壁部56へ突出した凸形状を成し、壁部37の凹部41から突出した絶縁部材73の形状が、壁部37の外面から側壁部57へ突出した凸形状を成している。
これによれば、絶縁部材73が突出部61と衝突した際に、その衝突によって生じたエネルギーを、凸形状を成す絶縁部材73の先端から底面に向かって分散させることができる。これにより、ケース30の検出方向の振動がより効果的に低減される。この結果、センサ部10の検出方向への変位(振動)がより効果的に抑制され、角速度の検出精度が低下することがより効果的に抑制される。
本実施形態では、ケース30が、主として弾性を有する樹脂からなる接着剤70を介して、搭載部55に搭載されている。これによれば、収納部50に外部応力が印加された場合、その外部応力の一部が、接着剤70によって、ケース30を振動する力に変換される。したがって、ケース30を介してセンサ部10に印加される外部応力が低減される。これにより、センサ部10の検出精度が低下することが抑制される。
また、本実施形態では、切断工程において、積層体90をメッキ単位毎に切断し、メッキ工程において、焼成されたメッキ単位積層体94にメッキを施している。これによれば、切断工程において、積層体をケース単位毎に切断し、メッキ工程において、焼成され、ケース単位に切断された積層体にメッキを施す製造方法と比べて、メッキ工程が簡素化される。
また、本実施形態では、絶縁部材形成工程において、焼成されたメッキ単位積層体94に絶縁部材73を形成している。これによれば、絶縁部材形成工程において、焼成され、ケース単位に切断された積層体に絶縁部材を形成する製造方法と比べて、絶縁部材形成工程が簡素化される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、絶縁部材73が、振動方向に並んで配置された壁部36,37の外面それぞれに2つずつ形成された例を示した。しかしながら、壁部36,37に形成される絶縁部材73の数は、上記例に限定されず、例えば、図8に示すように、振動方向に並んで配置された壁部36,37の外面それぞれに1つずつ形成された構成を採用することもできる。なお、図8では、壁部36に形成された絶縁部材73と、壁部37に形成された絶縁部材73とが、ケース30の重心を介して点対称となっている。図8は、絶縁部材の変形例を説明するための平面図である。
本実施形態では、振動方向に並んで配置された壁部36,37に絶縁部材73が形成された例を示した。しかしながら、絶縁部材73の形成される部位は、上記例に限定されず、例えば、図9に示すように、振動方向に並んで配置された壁部36,37だけではなく、検出方向に並んで配置された壁部38,39の外面それぞれに形成しても良い。これによれば、4つの壁部36〜39の外面それぞれに絶縁部材73が形成されるので、本実施形態で示したように、検出方向に並んで配置された壁部36,37の外面のみに絶縁部材73が形成された構成と比べて、ケース30が偏心振動することが抑制される。これにより、センサ部10の検出精度が低下することが抑制される。また、上記変形例の場合、弾性を有する絶縁部材73が、壁部38と側壁部58との間、及び、壁部39と側壁部59との間に配置される。したがって、例えば、外部応力などによって、振動方向にケース30が振動し、絶縁部材73と側壁部58,59とが接触すると、弾性を有する絶縁部材73によってケース30の振動が低減される。この結果、センサ部10の振動方向への変位(振動)が抑制され、角速度の検出精度が低下することが抑制される。なお、図9では、壁部36に形成された絶縁部材73と、壁部37に形成された絶縁部材73とが、ケース30の重心を介して点対称となっており、壁部38に形成された絶縁部材73と、壁部39に形成された絶縁部材73とが、ケース30の重心を介して点対称となっている。図9は、絶縁部材の変形例を説明するための平面図である。
本実施形態では、絶縁部材73によって、壁部36,37に露出した配線パターン32の一部が被覆された例を示した。しかしながら、絶縁部材73によって、壁部36,37に露出した配線パターン32の全てを被覆しても良い。
本実施形態では、側壁部56における絶縁部材73と対向する部位に、側壁部56から壁部36に突出する突出部61が形成され、側壁部57における絶縁部材73と対向する部位に、側壁部57から壁部37に突出する突出部61が形成された例を示した。しかしながら、突出部61は、なくとも良い。
10・・・センサ部
30・・・ケース
31・・・絶縁基材部
36〜39・・・壁部
50・・・収納部
53・・・支持部
56〜59・・・側壁部
73・・・絶縁部材
90・・・積層体
93・・・メッキ単位積層体
100・・・力学量センサ

Claims (12)

  1. 角速度を測定するセンサ部と、
    該センサ部を収納するケースと、
    該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサであって、
    前記ケースは、複数のセラミックシートが積層されて成る有底筒状の絶縁基材部と、該絶縁基材部の内部に設けられた配線パターンと、該配線パターンと電気的に接続され、前記絶縁基材部の表面に設けられた電極と、前記絶縁基材部の開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、
    前記配線パターンの端部が、前記絶縁基材部の外面に露出され、その露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されており、
    前記センサ部は、角速度を電気信号に変換するセンサチップと、該センサチップから出力された電気信号を処理する処理チップと、を有し、
    前記センサチップは、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、前記振動子の振動方向及び角速度の印加方向に対して垂直な検出方向において、前記可動電極と対向する固定電極と、を有し、
    前記絶縁基材部は、前記センサ部が搭載される矩形状の底部と、前記センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部と、を有し、
    前記収納部は、前記ケースを搭載する搭載部と、該搭載部と連結され、前記絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部と、を有し、
    前記振動方向において、前記側壁部と並んで配置された前記壁部の外面が、前記絶縁部材によって被覆されており、
    前記絶縁部材が、弾性を有し
    前記絶縁基材部の外面に、凹部が形成されており、
    該凹部を構成する壁面の一部が、前記配線パターンの端部によって構成され、
    前記凹部によって構成される空間が、前記絶縁部材によって満たされ、かつ、前記絶縁部材は前記凹部から前記収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となっていることを特徴とする角速度センサ。
  2. 角速度を測定するセンサ部と、
    該センサ部を収納するケースと、
    該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサであって、
    前記ケースは、複数のセラミックシートが積層されて成る有底筒状の絶縁基材部と、該絶縁基材部の内部に設けられた配線パターンと、該配線パターンと電気的に接続され、前記絶縁基材部の表面に設けられた電極と、前記絶縁基材部の開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、
    前記配線パターンの端部が、前記絶縁基材部の外面に露出され、その露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されており、
    前記センサ部は、角速度を電気信号に変換するセンサチップと、該センサチップから出力された電気信号を処理する処理チップと、を有し、
    前記センサチップは、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、前記振動子の振動方向及び角速度の印加方向に対して垂直な検出方向において、前記可動電極と対向する固定電極と、を有し、
    前記絶縁基材部は、前記センサ部が搭載される矩形状の底部と、前記センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部と、を有し、
    前記収納部は、前記ケースを搭載する搭載部と、該搭載部と連結され、前記絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部と、を有し、
    前記検出方向において、前記側壁部と並んで配置された前記壁部の外面が、前記絶縁部材によって被覆されており、
    前記絶縁部材が、弾性を有し
    前記絶縁基材部の外面に、凹部が形成されており、
    該凹部を構成する壁面の一部が、前記配線パターンの端部によって構成され、
    前記凹部によって構成される空間が、前記絶縁部材によって満たされ、かつ、前記絶縁部材は前記凹部から前記収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となっていることを特徴とする角速度センサ。
  3. 前記絶縁部材が、前記ケースの重心を介して点対称となるように、前記絶縁基材部の外面に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の角速度センサ。
  4. 角速度を測定するセンサ部と、
    該センサ部を収納するケースと、
    該ケースを収納する収納部と、を有する角速度センサであって、
    前記ケースは、複数のセラミックシートが積層されて成る有底筒状の絶縁基材部と、該絶縁基材部の内部に設けられた配線パターンと、該配線パターンと電気的に接続され、前記絶縁基材部の表面に設けられた電極と、前記絶縁基材部の開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、
    前記配線パターンの端部が、前記絶縁基材部の外面に露出され、その露出された配線パターンの端部の少なくとも一部が、絶縁部材によって被覆されており、
    前記センサ部は、角速度を電気信号に変換するセンサチップと、該センサチップから出力された電気信号を処理する処理チップと、を有し、
    前記センサチップは、逆位相で振動する対を成す2つの振動子と、該振動子の一部によって構成される可動電極と、前記振動子の振動方向及び角速度の印加方向に対して垂直な検出方向において、前記可動電極と対向する固定電極と、を有し、
    前記絶縁基材部は、前記センサ部が搭載される矩形状の底部と、該底部における前記センサ部の搭載面を成す4辺それぞれに、前記センサ部の周囲を囲むように設けられた4つの壁部と、を有し、
    前記収納部は、前記ケースを搭載する搭載部と、該搭載部と連結され、前記絶縁基材部の壁部の周囲を囲む側壁部と、を有し、
    4つの前記壁部の内、2つの前記壁部が前記振動方向に並んで配置され、残りの2つの前記壁部が前記検出方向に並んで配置されており、
    前記検出方向に並んで配置された2つの壁部それぞれの外面に、前記配線パターンの端部が露出され、その配線パターンの端部が、前記絶縁部材によって被覆されており、
    前記絶縁部材が、弾性を有することを特徴とする角速度センサ。
  5. 前記絶縁部材は、前記検出方向に沿って、前記ケースの壁部から前記収納部の側壁部のほうへ突出した凸形状となっていることを特徴とする請求項に記載の角速度センサ。
  6. 前記検出方向において、前記絶縁部材と対向する前記収納部の側壁部の内面に、前記収納部の側壁部から前記ケースの壁部のほうへ突出した突出部が形成されていることを特徴
    とする請求項又は請求項に記載の角速度センサ。
  7. 前記振動方向に並んで配置された2つの壁部それぞれの外面に、弾性を有する前記絶縁部材が形成されていることを特徴とする請求項4〜6いずれか1項に記載の角速度センサ。
  8. 前記ケースが、弾性を有する接着剤を介して、前記搭載部に機械的に接続されていることを特徴とする請求項4〜7いずれか1項に記載の角速度センサ。
  9. 前記センサ部は、接着材を介して前記ケースと機械的に接続され、第1ワイヤを介して前記ケースの電極と電気的に接続されており、
    前記収納部に、前記収納部の内部と外部とを電気的に接続するための複数のリードの一部位がそれぞれ埋設され、第2ワイヤを介して、前記絶縁基材部の底部の外面に形成された電極が、対応するリードと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載の角速度センサ。
  10. 請求項1〜9いずれかに記載の角速度センサの製造方法であって、
    セラミックシートに、複数の金属ペースト層を形成する第1金属ペースト層形成工程と、
    前記金属ペースト層を有するセラミックシートを含む、複数のセラミックシートを積層圧着する積層圧着工程と、
    複数の前記セラミックシートから成る積層体に、分割用のブレーク溝を形成するブレーク溝形成工程と、
    前記積層体を、前記ブレーク溝と交差する切断ラインに沿って、メッキ単位毎に切断することで、前記積層体の表面に形成された金属ペースト層と電気的に接続された金属ペースト層の一部を切断面に露出させる切断工程と、
    前記積層体がメッキ単位に切断されて成るメッキ単位積層体の切断面に、新たな金属ペースト層を形成することで、前記切断面に露出した複数の金属ペースト層を電気的に接続する第2金属ペースト層形成工程と、
    前記メッキ単位積層体を焼成することで、前記セラミックシートに形成された金属ペースト層を前記配線パターンとし、前記切断面に形成された金属ペースト層をメッキ用電極とする焼成工程と、
    前記メッキ単位積層体を、メッキ液に浸漬した状態で、前記メッキ用電極に電流を流すことで、該メッキ用電極と電気的に接続され、前記メッキ液と接触した配線パターンにメッキを施して、前記電極を形成するメッキ工程と、
    前記メッキ用電極を除去することで、前記切断面に端部が露出した前記配線パターン同士を電気的に独立とする除去工程と、
    前記切断面に露出した前記配線パターンの端部の少なくとも一部を被覆するように、前記絶縁部材の構成材料である絶縁塗料を、焼成された前記メッキ単位積層体の側面に塗布することで、前記絶縁部材を形成する絶縁部材形成工程と、
    焼成された前記メッキ単位積層体を、前記ブレーク溝に沿って分割することで、ケース単位毎に分割する分割工程と、を含むことを特徴とする角速度センサの製造方法。
  11. 前記除去工程において、前記メッキ用電極を除去するとともに、前記メッキ単位積層体の外面の一部を切り取ることで、壁面の一部が、前記配線パターンの端部によって構成される凹部を形成し、
    前記絶縁部材形成工程において、前記凹部によって構成される空間を満たすように、前記絶縁部材を形成することを特徴とする請求項10に記載の角速度センサの製造方法。
  12. 前記絶縁部材形成工程において、前記絶縁塗料の形状が、前記切断面から突出する凸形状となるように、前記絶縁塗料を前記切断面に塗布することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の角速度センサの製造方法。
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