JP5444218B2 - プラズマ処理装置および誘電体窓の温度調節機構 - Google Patents

プラズマ処理装置および誘電体窓の温度調節機構 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ処理装置および誘電体窓の温度調節機構に関する。
半導体の製造プロセスでは、薄膜の堆積又はエッチング等を目的としたプラズマ処理が広く行われている。高性能かつ高機能な半導体を得るためには、清浄度の高い空間内で、被処理基板の被処理面全面に対し、均一なプラズマ処理を行うことが要求される。この要求は、基板の大径化に伴いますます強まっている。
現在、プラズマ処理におけるプラズマ発生方法として、マイクロ波によるプロセスガスの励起が広く利用されている。マイクロ波は誘電体を透過する性質を有する。プラズマ処理装置に、誘電体材料で形成されマイクロ波を透過させる窓(以下、誘電体窓と呼称する。)を設けることで、プラズマ処理装置外部から内部へとマイクロ波を照射することが可能になる。プラズマ処理装置内に導入されたプロセスガスがこのマイクロ波によって励起された結果、プラズマが発生する。この構成によれば、プラズマ処理装置内に放電電極を設ける必要がないため、処理装置内の清浄度が高く保たれる。また、この方法は、比較的低温でも高密度のプラズマを形成できるため、生産性やエネルギー効率にも優れている。
この方法では誘電体窓に近接した空間において高密度のプラズマが形成されるため、誘電体窓は大量のイオンや電子に曝される。さらに、マイクロ波を供給するアンテナからも熱が発生する。このため、プラズマ処理を長時間行うと、誘電体窓に熱が蓄積する。誘電体窓の過熱は、プロセスガスの励起効率を変化させたり、プロセスガスを分解させたりといった好ましくない現象の原因となる。
誘電体窓の過熱を防ぐため、例えば特許文献1には、処理容器と、冷却部を備えるマイクロ波アンテナと、誘電体材料からなるシャワープレートと、誘電体材料からなりマイクロ波アンテナとシャワープレートとの間に設けられたカバープレートと、を備えるプラズマ処理装置が記載されている。このプラズマ処理装置では、冷却部を備えるマイクロ波アンテナを、カバープレートを介してシャワープレートと密接させることにより、誘電体窓の過熱を防いでいる。
特開2002−299330号公報
しかし、特許文献1に記載された装置においても、長時間プラズマ処理を行うと、誘電体窓に非常に大きな温度分布の偏りが生じ、さらには誘電体窓に熱歪が生じて、装置の特性が変化してしまい、均一なプラズマ処理が困難になるなどといった問題がある。プラズマ処理装置のプラズマ処理特性を向上させるためには、誘電体窓の過熱を防ぐだけでは十分ではなく、誘電体窓の温度分布を均一にすることが重要であることが、発明者らの実験等により分かってきた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、プラズマ処理に用いる誘電体窓の温度分布を均一化し、良好なプラズマ処理特性を実現することのできるプラズマ処理装置および誘電体窓の温度調節機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るプラズマ処理装置は、
誘電体材料で形成された誘電体窓を備え、内部を減圧可能な処理容器と、
前記誘電体窓を通じて前記処理容器の内部にマイクロ波を供給するアンテナと、
プロセスガスを前記処理容器内に供給するガス供給手段と、
前記誘電体窓の周縁部をその側方から輻射線により加熱する加熱手段と、
前記誘電体窓を冷却する冷却手段と、
を備える。
好ましくは、前記プラズマ処理装置は、さらに、
前記誘電体窓の温度を検出するための温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に応答して、前記加熱手段及び/又は前記冷却手段を制御するための制御手段と、
を備える。
好ましくは、前記温度検出手段は複数のセンサから構成され、前記センサは複数の区域に分割された前記誘電体窓の前記区域ごとに少なくとも1以上備えられていることを特徴とする。
好ましくは、前記加熱手段は、前記誘電体窓の側面に対向して配置された複数のヒータから構成され、
前記ヒータは前記制御手段によって制御され、
前記誘電体窓の周縁部を、各ヒータに対し独立に設定された発熱量で加熱する、ことを特徴とする。
好ましくは、前記加熱手段と前記誘電体窓の間には、前記マイクロ波を遮断し、かつ、前記加熱手段の前記輻射線を透過する窓が備えられている、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記冷却手段は、複数の区域に分割された前記誘電体窓の該区域ごとに熱媒体の導入口と排出口を有することを特徴とする。
特に好ましくは、前記冷却手段は、前記制御手段によって制御され、前記誘電体窓の前記区域ごとに独立に設定された流量で前記熱媒体を流通させることを特徴とする。
好ましくは、前記加熱手段を保持する保持部材は、前記保持部材の温度を所定の温度に維持するための温度調整手段を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る誘電体窓の温度調節機構は、
誘電体窓の温度調節機構であって、
前記誘電体窓の周縁部をその側方から輻射線により加熱する加熱手段と、
前記誘電体窓を冷却する冷却手段と、
前記誘電体窓の温度を検出するための温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に応答して、前記加熱手段及び/又は前記冷却手段を制御するための制御手段と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記温度検出手段は複数のセンサから構成され、前記センサは複数の区域に分割された前記誘電体窓の前記区域ごとに少なくとも1以上備えられている、ことを特徴とする。
好ましくは、前記加熱手段は、
前記誘電体窓の側面に対向して配置された複数のヒータから構成され、
前記制御手段によって制御され、
前記誘電体窓の周縁部を、各ヒータに対して独立に設定された発熱量で加熱する、ことを特徴とする。
好ましくは、前記加熱手段と前記誘電体窓との間には、マイクロ波を遮断し、かつ、前記加熱手段の前記輻射線を透過する窓が備えられている、ことを特徴とする。
好ましくは、前記冷却手段は、複数の区域に分割された前記誘電体窓の該区域ごとに熱媒体の導入口と排出口を有することを特徴とする。
さらに好ましくは、前記冷却手段は、前記制御手段によって制御され、前記区域ごとに独立に設定された流量で前記熱媒体を流通させることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置および誘電体窓の温度調節機構によれば、プラズマ処理に用いる誘電体窓の温度分布を均一化し、良好なプラズマ処理特性を実現することができる。
本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す概略図である。 冷却ブロックを処理容器の外側から見た平面図である。 保持リングの構造を示す斜視図である。 保持リングの断面の拡大図である。 保持リングを誘電体窓側から見た部分平面図である。 ランプヒータの構造を示す斜視図である。 ラジアルラインスロットアンテナの平面図である。 誘電体窓の温度制御態様(冷却ブロックによる温度制御)を示す図である。 誘電体窓の温度制御態様(保持リングによる温度制御)を示す図である。 3種類の加熱装置(短波長赤外線、中波長赤外線、カーボン(遠赤外線))の特性を対比して示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1に示すように、プラズマ処理装置1は、処理容器(チャンバ)2、アンテナ4、導波管5、冷却ブロック6、基板保持台7、排気ポート8a、真空ポンプ8b、高周波電源9、ゲート11、温度センサ16、カバー17、ガス供給装置18を備える。
処理容器2は、下部容器12、保持リング(アッパープレート)15、誘電体窓(シャワープレート)3を備える。
処理容器2は密封可能に構成される。処理容器2を密封することで、処理容器2の内部の圧力を所定の値に保つことが可能となる。また、処理容器2を密封することで、処理容器2の内部で生じたプラズマを処理容器2の内部に封止することが可能となる。
下部容器12は、Al等の金属からなる。その内壁面には、例えば酸化処理により酸化アルミニウム等からなる保護膜が形成されている。また、下部容器12の内側の底部には、基板保持台7が組み付けられている。
保持リング(アッパープレート)15は、Al等の金属からなる。その内壁面には、例えば酸化処理により酸化アルミニウム等からなる保護膜が形成されている。保持リング(アッパープレート)15は、下部容器12の上に組み付けられている。保持リング15は、処理容器2の天井側へ向かってリング径(内径)が拡大する同心円状の段差(張り出し部15a)を有している。張り出し部15aと連続した段差(平面部15b)は、誘電体窓3の下面周縁部を支持している。
また、保持リング15は、誘電体窓3の周縁部を側面より加熱する手段である加熱装置(ここではランプヒータ151)を内部に複数備える。また、保持リング15は流路158を内部に備える。流路158内に熱媒体を流通させることにより、保持リング15の過熱が防がれる。
誘電体窓3は、SiOやAlなどのマイクロ波を透過させる誘電体材料からなる。誘電体窓3はアンテナ4から供給されたマイクロ波を処理容器2の内部へ透過させる。また、誘電体窓3は、保持リング15に嵌合されて処理容器2の蓋としての役割も果たす。
誘電体窓(シャワープレート)3は、カバープレート3a、ベースプレート3bを備える。ベースプレート3bは、多数のノズル開口部3c、凹状の溝3d、ガス流路3eを備える。ノズル開口部3cと、溝3dと、ガス流路3eとは連通している。ベースプレート3bにカバープレート3aを組み付けた状態において、ガス供給装置18から供給されたプロセスガスは、ガス流路3e、溝3dを経由して、ノズル開口部3cから、誘電体窓3直下の空間S中に濃度分布が均一となるよう供給される。
アンテナ4は導波部4a、ラジアルラインスロットアンテナ(RLSA)4b、遅波板4cからなる。アンテナ4は、誘電体窓3と結合している。より詳しくは、アンテナ4のラジアルラインスロットアンテナ4bが、誘電体窓3のカバープレート3aに密接している。導波部4aは冷却ブロック6と一体となるシールド部材で構成され、遅波板4cはSiOやAlなどの誘電体材料から構成される。遅波板4cは、導波部4aとラジアルラインスロットアンテナ4bとの間に配置され、マイクロ波の波長を圧縮する役割を果たす。
導波管5は、アンテナ4に接続されている。導波管5は外側導波管5aと内側導波管5bからなる同軸導波管である。外側導波管5aはアンテナ4の導波部4aに接続されている。内側導波管5bはラジアルラインスロットアンテナ4bに結合されている。
冷却ブロック6(いわゆる冷却ジャケット)は、アンテナ4の上に設けられている。冷却ブロック6は、内部に熱媒体の冷却流路6aを複数備える。冷却効率を上げるために、冷却ブロック6は、導波部4aと一体に形成されている。冷却流路6a内を所定の温度まで冷却された熱媒体が流通することで、アンテナ4や誘電体窓3の過熱が防がれる。冷却流路6aは、冷却ブロック6の内部において全体に行き渡るように形成されている。例えば、冷却ブロック6がアンテナ4の形状に対応して円盤状であるときは、図2に示すように円の中心部と周縁部を結ぶようにして、放射状に複数の冷却流路6aが等間隔で配置される。
温度センサ16は、導波管5の周囲に必要な数が設けられている。温度センサ16は、シャワープレート3やアンテナ4等の温度を検出する。温度センサ16は、例えばファイバセンサ等からなる。
カバー17は、冷却ブロック6と、アンテナ4とを含む処理容器2の上部全体を覆うようにして取り付けられている。
次に、プラズマ処理装置1の動作について説明する。プラズマ処理を行う際、処理容器2内は、真空ポンプ8bによって減圧され、真空状態にされる。基板保持台7には、被処理基板Wが固定されている。
ガス供給装置18から、アルゴン(Ar)またはキセノン(Xe)、および窒素(N)などの不活性ガスと、必要に応じて例えばC5F8などのプロセスガスが、ガス流路18aへ供給される。ガスはガス流路3e、溝3dを経由して、ノズル開口部3cから誘電体窓3直下の空間Sへ濃度分布が均一となるよう供給される。
マイクロ波は、マイクロ波源から導波管5を通して供給される。そして、マイクロ波は導波部4aとラジアルラインスロットアンテナ4bとの間を径方向に透過し、ラジアルラインスロットアンテナ4bのスロットより放射される。
供給されたマイクロ波は、空間Sに供給されているガスを励起し、プラズマを発生させる。このようにして、基板保持台7に設置した被処理基板Wにプラズマ処理を施すことができる。プラズマ処理装置1によって行われる処理としては、例えば、いわゆるCVD(Chemical Vapor Deposition)による被処理基板W上への絶縁膜などの成膜が挙げられる。プラズマ処理が終了すると、被処理基板Wを搬入しプラズマ処理後に搬出するという一連の流れが繰り返され、所定枚数の基板に対して所定の基板処理が行われる。
プラズマ処理が行われるとき、誘電体窓3中に熱が蓄積し、誘電体窓3及びその周辺部は高温になる。このため、SiOやAlなどの誘電体材料からなる誘電体窓3、及びAlなどの材料からなる保持リング15は意図せずに熱膨張してしまう。Al等からなる保持リング15の熱膨張係数はSiOやAlなどの誘電体材料からなる誘電体窓3の熱膨張係数よりも大きい。このため、温度が高くなるほど、誘電体窓3の側面と保持リング15との間の隙間は拡大する。
過熱を防ぐため、誘電体窓3は、冷却流路6aにより冷却されているが、プラズマを形成する際の発熱により、その温度は通常約160〜170℃に維持されている。一方、保持リング15は、保持リング15の空間Sを囲む壁部分に堆積物が付着することを防ぐ為に、通常120〜130℃の範囲で温度調節されている。このとき、誘電体窓3と保持リング15との間には、およそ30〜50℃の温度差が存在する。このため、温度が高い誘電体窓3から保持リング15へ向けて、熱の移動が起こる。
この熱の移動は、主に保持リング15に直接に接触している誘電体窓3の下面周縁部において起こる。この結果、誘電体窓3の中央部と周縁部との間に温度差が生じる。この温度差は、空間Sにおいて生成されるプラズマの密度の偏りや、誘電体窓3の熱歪の原因となる。
ここで、保持リング15の内部には、誘電体窓3の周縁部を側面より加熱する手段であるランプヒータ151が備えられている。ランプヒータ151が誘電体3の周縁部を側面方向から加熱することで、誘電体窓3における半径方向の均一な温度分布が実現される。このようにして誘電体窓3内の温度差が解消され、空間Sにおいて生成されるプラズマの密度の偏りや、誘電体窓3の熱歪が防がれる。
また、冷却ブロック6は、プラズマ処理装置1における発熱部位の一つであるアンテナ4上に設置されている。誘電体窓3は、ラジアルスロットアンテナ4bを介して冷却される。誘電体窓3と、アンテナ4とが同時に冷却されるため、冷却が効率よく行われる。さらに、装置内の他の部分が過度に冷却されることを防ぐことができる。
さらに、冷却手段である冷却ブロック6の冷却流路6aと、加熱手段である保持リング15のランプヒータ151と、温度検出手段である温度センサ16は、それぞれが複数備えられている。温度センサ16により検出された温度は、制御手段に反映される。制御手段が複数の冷却手段及び複数の加熱手段を各々独立に制御することによって、誘電体窓3内の温度分布をより均一なものとすることができる。
さらに、温度センサ16以外に、別途、保持リング15の温度を検出する温度検出手段が一又は二以上備えられていてもよい。制御手段は、各温度検出手段により検出された各部分の温度に応答して、複数の冷却装置及び複数の加熱手段を制御する。このようにしてより精密に、プラズマ処理装置1全体が所定の温度かつ温度分布が均一な状態に保たれる。
次に、保持リング15の構造について、図3、図4A及び図4Bを参照しながらより詳細に説明する。図3に示すように、保持リング15は加熱手段としてランプヒータ151を備え、冷却手段として流路158を備える。加熱手段は誘電体窓3の周縁部を加熱する役割を果たす。冷却手段は、保持リング15を必要に応じて冷却し、所定の温度に調節する役割を果たす。
図4A及び図4Bに示すように、保持リング15の内部には、締結用のボルト溝150、ランプヒータ151用の複数の貫通孔157a(貫通孔157aの集合体を孔157と示す)、及び熱媒体の流路158が形成されている。ランプヒータ151は保持リング15に形成されたランプヒータ用の溝に挿入されている。ランプヒータ151の輻射熱放出面は、孔157の近傍に配置されている。
図3に示すように、加熱手段としてのランプヒータ151は、保持リング15の外側から埋め込まれるような形で、等間隔に12個配置されている。ランプヒータ151は、保持リング15の中心を対称中心として点対称に、かつ半径方向に対して所定角度傾けられて配置されている。ランプヒータ151は、非接触式の赤外線ヒータ、例えば短波長赤外線ヒータであり、カーボンヒータでもよい。ランプヒータ151の輻射熱放出面は、保持リング15の内側の側面に接している。
保持リング15のランプヒータ151の輻射熱放出面と接している部分には、複数の孔157が形成されている。孔157は、所定のピッチで近接して形成された複数の貫通孔157aからなる。孔157は、ランプヒータ151から発せられる短波長赤外線がその貫通孔157aを透過するように、ランプヒータ151の配設位置に対応して、複数箇所(具体的にはランプヒータの数に対応した計12箇所)に設けられている。
ここで、貫通孔157aのサイズは、短波長赤外線を透過させ、かつ、マイクロ波を透過させないサイズであることが好ましい。すなわち、短波長赤外線の波長よりも大きく、かつ、マイクロ波の波長よりも小さい直径を有することが好ましい。例えば、直径6mm、深さ5mmの円柱形状の貫通孔157aが6−7mmのピッチで配置される。この場合に、赤外線を透過させてマイクロ波を透過させない特性を示すことが確認されている。
貫通孔157aの形状について、円柱である必要はなく、孔の断面が四角であったり、枠外へ向かうほど拡径または縮径されるテーパ状でもよい。テーパ状の場合は、孔断面の径の最小値が、短波長赤外線を透過させ、マイクロ波を透過させないサイズであることで、赤外線を透過させてマイクロ波を透過させない特性を示すことが確認されている。
図3及び図4Aに示すように、冷却手段として、保持リング15内に2本の流路158が設けられている。流路158内に所定の温度の熱媒体を流すことにより、保持リング15は冷却される。熱媒体入口159aより流路158へ供給された熱媒体は、保持リング15内を流通し、熱媒体出口159bより排出される。
ここで、保持リング15に備えられた加熱手段、冷却手段、及び孔157の機能について詳しく述べる。プラズマ処理装置1においてプラズマ処理が行われる際、誘電体窓3の周縁部の温度が低下することは先に述べた通りである。このとき、ランプヒータ151が誘電体3の周縁部を側面方向から加熱することで、誘電体窓3における半径方向の温度分布を均一にすることができる。
貫通孔157aは、ランプヒータ151から発せられる短波長赤外線を透過させ且つマイクロ波を透過させない程度の直径を有する。ここでは、貫通孔157aは該短波長赤外線の波長よりも大きく且つマイクロ波の波長よりも小さい直径を有する円柱形状に形成されている。このため、ランプヒータ151から発せられる短波長赤外線は貫通孔157aを透過する。このため、ランプヒータ151は、保持リング15に妨げられることなく誘電体窓3を直接加熱することができる。一方、導波管5を通じて処理容器2内に供給されるマイクロ波は、保持リング15の内壁で反射され、保持リング15の枠内に閉じ込められる。このようにして、マイクロ波の損失を防ぎながら、ランプヒータ151によって誘電体窓3の周縁部を効率よく加熱することが可能となる。
一方、流路158内には必要に応じて所定の温度の熱媒体が流され、保持リング15が冷却されている。このとき、熱媒体入口159aより流路158へ供給された熱媒体は、熱を奪いながら保持リング15内を流通し、熱媒体出口159bより排出される。熱媒体の温度は、保持リング15内を流通するうちに少しずつ上昇する。このため、熱媒体入口159a付近を流通する熱媒体と、熱媒体出口159bを流通する熱媒体とでは、その温度に差が生じてしまう。この結果、保持リング15の周方向に沿って温度差が発生し得る。先に述べたとおり、誘電体窓3の周縁部と保持リング15との間では熱の移動が起こる。このため、保持リング15の周方向に沿って発生し得る温度差は、誘電体窓3の周縁部の温度分布の偏りの原因となるおそれがある。
ここで、図3に示すように、ランプヒータ151は保持リング15の周方向に沿って等間隔に複数配置されている。制御手段は、複数備えられた温度センサ16によって検出された誘電体窓の各部分の温度に応答し、個々のランプヒータ151の発熱量を独立に制御する。個々のランプヒータ151が、誘電体窓3の周縁部に生じた温度差を補填することにより、誘電体窓3の温度分布をより均一にすることができる。
なお、好ましくは、保持リング15の表面は鏡面仕上げされている。鏡面仕上げされた保持リング15の表面は、ランプヒータ151より発せられた短波長赤外線を反射する。このようにすることで、ランプヒータ151は、流路158による保持リング15の冷却を妨げることなく、より効率よく誘電体窓3を加熱することができる。
さらに誘電体窓3の、孔157を介してランプヒータ151に対向する面、すなわち誘電体窓3の側壁部を適度に粗面化するか、又はランプヒータ151から発せられる輻射熱を効率よく吸収する材料で被覆してもよい。このようにすることで、誘電体窓3の周縁部の、より効率よい加熱が可能となる。このとき、被覆に用いる材料はマイクロ波の透過に影響を与えないものが好ましい。
図5に示すように、ランプヒータ151は、片端接続式のツインチューブ構造を有する。出射方向の反対側には、放射赤外線を外に逃がさないように、反射膜R(例えば金反射膜)が設けられている。
図6に示すように、ラジアルラインスロットアンテナ4bには、マイクロ波を透過させるスロット40a、40bが、対称的かつ同心円状に配列されている。スロット40a、40bは、ラジアルラインスロットアンテナ4bの中心から径方向に、遅波板4cにより圧縮されたマイクロ波の波長に対応した間隔で形成されており、偏波面を有する。また、スロット40aとスロット40bはそれぞれ直交する態様で形成されている。この結果、スロット40a、40bより放出されるマイクロ波は、2つの直交する偏波成分を含む円偏波を形成する。
なお、ここでは加熱手段として短波長赤外線ヒータであるランプヒータ151が用いられたが、他の短波長赤外線ヒータが用いられてもよい。また、遠赤外線のカーボンヒータや、中波長赤外線を用いたヒータ、ハロゲンヒータなどが用いられてもよい。また、電熱線等の抵抗加熱ヒータやその他の非接触式の加熱装置も、用途などに応じて用いられることができる。
なお、本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置1にはさらに、プロセスガスの供給や高周波電源の動作を制御する電子制御装置が設けられている。温度コントローラ601、602は、該電子制御装置との間で通信可能であり、この電子制御装置からの情報に基づいて温度制御を行うことができる。
本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置1によれば、誘電体窓3と被処理基板Wとの間の空間Sにおいて、所望の均一な基板処理を行うことが可能となる。可能な基板処理の例としては、例えばプラズマ酸化処理、プラズマ窒化処理、プラズマ酸窒化処理、またはプラズマCVD処理、プラズマエッチング処理等がある。
なお、プラズマ処理が行われる際、保持リング15は、少なくとも一の基板を処理する間、一定の温度に保たれることが望ましい。このようにすることで、一の基板を処理する間に保持リング15や誘電体窓3に熱歪が生じるのを防ぐことができる。この結果、基板を処理する間に処理容器内へ導入するマイクロ波が変動することが防がれ、より均一なプラズマ処理を行うことが可能となる。上記一定の温度は、処理温度付近に設定するのが好ましい。CVD処理では、例えば150℃に設定される。この場合、誘電体窓3への膜の付着を抑制できる効果もある。加えて、下部容器12が加熱可能なように構成されていてもよく、このとき後述する本発明の温度調節機構が用いられてもよい。
次に、本発明に係る誘電体窓の温度調節機構の実施の形態について、図7を参照しながら説明する。この誘電体窓は、先に説明した本発明に係るプラズマ処理装置の実施の形態における、誘電体窓3に相当する。誘電体窓3を用いたプラズマ処理装置は、本発明に係るプラズマ処理装置の実施の形態であるプラズマ処理装置1と同じである。
まず、冷却ブロック6を用いた冷却制御の一態様について図面を参照しながら説明する。冷却ブロック6は、図7に示すように、冷却流路6a、温度センサ16、熱媒体の流入路171a、熱媒体の流出路171bを備える。冷却流路6a、温度センサ16、熱媒体の流入路171a、及び熱媒体の流出路171bは、誘電体窓3を扇形に6等分した各部分に対応した位置に備えられている。図7中の1点鎖線は、放射状に形成されている冷却流路6aの一つを示す。他の冷却流路6aは、理解を容易にするために省略されている。
冷却ブロック6の冷却流路6a内を熱媒体が流通することにより、冷却ブロック6の温度が調整される。この結果、冷却ブロック6の下面に接するアンテナ4の温度と、アンテナ4の下面に接する誘電体窓3の温度とが調整される。
各々の冷却流路6aは、アンテナ4内側の中心付近にある流入路171aから周縁部にある排出路171bに向かって熱媒体が流通するよう形成されている。熱媒体はチラーユニット500から供給される。加熱器521(例えば電気ヒータなど)は、熱媒体を所定の温度に加温する役割を果たす。所定の温度に加温された熱媒体はマニホールド531aで6つの冷却流路6aに分配される。各々の冷却流路6a内を流通した熱媒体は、マニホールド531bにより集束される。マニホールド531bに集束される前に備えられた流量調節バルブ541bにより、各々の冷却流路6aを流れる熱媒体の流量が調節される。熱媒体はマニホールド531bから再度チラーユニット500へと送られる。すなわち、熱媒体は、チラーユニット500と冷却流路6aとを循環しながら、誘電体窓3を冷却する。熱媒体としては、例えばシリコンオイル、フッ素系液体、またはエチレングリコールなどの液体の熱交換媒体が用いられる。
ここで、先に述べたように、冷却ブロック6は、誘電体窓3を扇形に6等分したそれぞれの部分に対応する位置に温度センサ16を備える。温度コントローラ601は、所定時間毎に、温度センサ16により検出された温度をもとに温度制御を行うように設定されている。温度コントローラ601による温度制御は、各温度センサ16に対応したそれぞれの部分に対して独立に行われる。温度コントローラ601が流量調節バルブ541bへバルブの開閉の指示を出すことにより、各温度センサ16の位置に対応する冷却流路6aの熱媒体の流量が制御される。例えば、一の温度センサ16により検出された温度が、他の温度センサ16により検出された温度よりも高い場合は、複数の冷却流路6aのうち一の温度センサ16に対応する部分に流れる熱媒体の量が増やされる。この結果、冷却ブロック6の対応する部分からより多くの熱が奪われ、温度差が解消される。このようにして、冷却ブロック6の下面に接するアンテナ4の温度と、アンテナ4の下面に接する誘電体窓3の温度とが部分毎に調整され、温度分布が均一化される。一方、温度センサ16で検出した結果が、全体的に所定の温度よりも高い、もしくは低い場合は、温度コントローラ601から加熱器521(例えば電気ヒータなど)へ温度制御の指示が行われ、熱媒体の温度が調整される。
なお、冷却ブロック6の形状は、アンテナ4に対応する形状であることが好ましい。冷却ブロック6の冷却流路6aは複数に分けて全体的に配置されていればよい。冷却流路6aの形状は、実施の形態において示した放射状に限られない。また、冷却流路6aの配置場所や数も、プラズマ処理装置1の構造やプラズマ処理の種類などに応じて、任意に設定されることができる。温度センサ16は、複数ある冷却流路6aのそれぞれに対応した位置に備えられていることが好ましい。このようにすることで、誘電体窓3のより精密な温度制御が容易になる。
または、誘電体窓3を冷却する方法として、冷却ブロック6に加えて、誘電体窓3内に冷却流路が設けられてもよい。具体的には、外部と連通し熱媒体を流通可能な流路が誘電体窓3内に設けられる。この流路内を熱媒体が流通することで、誘電体窓3の直接冷却が可能となる。この際、熱媒体の流路は誘電体窓3内の全体に設けられることが好ましい。複数の冷却手段を併用することで、誘電体窓3の温度上昇がより効果的に防止される。
次に、保持リング15を用いた温度制御(加熱および冷却)の一態様について図面を参照しながら説明する。この保持リング15は、図3において示した本発明に係るプラズマ処理装置の実施の形態における保持リング15と同じである。保持リング15は、冷却手段と、複数の加熱手段とを備える。冷却手段は保持リング15を冷却する役割を果たす。加熱手段は誘電体窓3を加熱する役割を果たす。さらに、保持リング15またはその近傍には、複数の温度センサ16が配置されている。
図3に示すように、保持リング15内には、冷却手段として2本の流路158が設けられている。2本の流路158はそれぞれ、熱媒体入口159aと、熱媒体出口159bとを有する。所定の温度に調整された熱媒体が流路158内に流通し、保持リング15を冷却する。
図3に示すように、保持リング15は、加熱手段として複数のランプヒータ151を備えている。複数のランプヒータ151は、保持リング15の周方向に沿って均等に配置されている。
さらに、図8に示すように、保持リング15の近傍には複数の温度センサ16が配置されている。温度コントローラ602は、所定時間毎に、温度センサ16により検出された温度をもとに温度制御を行うように設定されている。
保持リング15内を流通する熱媒体は、図8に示すように、チラーユニット500から供給される。熱媒体は、加熱器522(例えば電気ヒータなど)で所定の温度に調整される。所定の温度に調整された熱媒体はマニホールド532aによって2つに分配される。熱媒体は熱媒体入口159aへ供給され、各々の流路158を経由して、熱媒体出口159bより排出される。熱媒体は2つに分配された状態で流量調節バルブ542bを通り、マニホールド532bにより集束される。集束された熱媒体は、再度チラーユニット500へ送られる。すなわち、熱媒体は、チラーユニット500と保持リング15の流路158を循環しながら保持リング15を冷却する。熱媒体としては、例えばシリコンオイル、フッ素系液体、またはエチレングリコールなどの液体の熱交換媒体が用いられる。
先に述べたように、保持リング15内を流通する熱媒体の温度は、保持リング15内を流通する間に変化する。このため、保持リング15には周方向に沿って温度差が生じ得る。この温度差によって、保持リング15によって支持されている誘電体窓3の周縁部にも、周方向に沿って温度差が生じ得る。
ここで、保持リング15の近傍には、複数の温度センサ16が配置されている。複数の温度センサ16はそれぞれ、対応する各部分の温度を検出する。一の温度センサ16が、他の温度センサ16よりも低い温度を検出した場合、温度コントローラ602は、該一の温度センサ16に対応するランプヒータ151の発熱量を増やすよう指示を出す。このようにして、誘電体窓3の周方向に沿って温度差が生じるのを防ぐことができる。
一方、複数の温度センサ16によって検出された温度が、全体的に所定の温度よりも高い、もしくは低い場合がある。例えば、温度が120〜130℃の範囲で制御されている場合において、複数の温度センサ16が130℃を超える温度を検出した場合などが挙げられる。この場合、温度コントローラ602から複数のランプヒータ151に、発熱量を減らすよう指示が出される。または、温度コントローラ602から流量調節バルブ542bへ、流路158を流通する熱媒体の量を増やすよう指示が出されてもよい。このようにして、保持リング15の過熱が防がれる。
なお、ここでは加熱手段として短波長赤外線ヒータであるランプヒータ151が用いられたが、他の短波長赤外線ヒータが用いられてもよい。又は、遠赤外線のカーボンヒータや、中波長赤外線を用いたヒータやハロゲンヒータなどが用いられてもよい。また、電熱線等の抵抗加熱ヒータやその他の非接触式の加熱装置も、用途などに応じて用いられることができる。
(実施例)
図9は、3種類の加熱装置(短波長赤外線、中波長赤外線、カーボン(遠赤外線))の特性を対比して示したものである。管断面サイズは、図4のランプヒータ151の場合、XとYの積で表される。
温度安定時間は応答性に関連する。温度安定時間が短い方が温度制御しやすく、加熱装置に適していることを表す。平均寿命は長い方が、加熱装置の交換回数が少なく、メンテナンス時間が少なくて済むので好ましい。これらを考慮すると、加熱手段はカーボンを熱源とした加熱装置であることが望ましい。しかし、カーボンを熱源に用いた加熱装置はサイズが大きいため、プラズマ処理装置1の大きさによっては使用に適さない場合がある。このような場合は、実施の形態で例に挙げたランプヒータ151など、短波長赤外線を熱源に用いた加熱装置が用いられてもよい。
なお、実施の形態で説明したプラズマ処理装置および誘電体窓の温度調節機構は一例であり、これらに限定されるものではない。プラズマ処理方法、プラズマ処理に用いられるガス、誘電体窓の材質及び形状、加熱冷却手段及びその配置方法、処理を施す基板の種類等は、任意に選択されることができる。
本出願は、2008年7月4日に出願された、日本国特許出願2008−175589号に基づく。本明細書中に日本国特許出願2008−175589号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1 プラズマ処理装置
2 処理容器(チャンバ)
3 誘電体窓(シャワープレート)
3a カバープレート
3b ベースプレート
3c ノズル開口部
3d 溝
3e ガス流路
4 アンテナ
4a 導波部
4b ラジアルラインスロットアンテナ(RLSA)
4c 遅波板
5 導波管
5a 外側導波管
5b 内側導波管
6 冷却ブロック
6a 冷却流路
7 基板保持台
8a 排気ポート
8b 真空ポンプ
9 高周波電源
11 ゲート
12 下部容器
15 保持リング(アッパープレート)
15a 張り出し部
16 温度センサ
17 カバー
18 ガス供給装置
18a ガス流路
40a、b スロット
150 ボルト溝
151 ランプヒータ
157 孔
157a 貫通孔
158 流路
159a 熱媒体入口
159b 熱媒体出口
171a 流入路
171b 流出路
500 チラーユニット
521、522 加熱器
531、532 マニホールド
541b、542b 流量調節バルブ
601、602 温度コントローラ
S 空間
W 被処理基板

Claims (14)

  1. 誘電体材料で形成された誘電体窓を備え、内部を減圧可能な処理容器と、
    前記誘電体窓を通じて前記処理容器の内部にマイクロ波を供給するアンテナと、
    プロセスガスを前記処理容器内に供給するガス供給手段と、
    前記誘電体窓の周縁部をその側方から輻射線により加熱する加熱手段と、
    前記誘電体窓を冷却する冷却手段と、
    を備える、プラズマ処理装置。
  2. さらに、前記誘電体窓の温度を検出するための温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された温度に応答して、前記加熱手段及び/又は前記冷却手段を制御するための制御手段と、を備える、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記温度検出手段は複数のセンサから構成され、前記センサは複数の区域に分割された前記誘電体窓の前記区域ごとに少なくとも1以上備えられていることを特徴とする、
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記加熱手段は、
    前記誘電体窓の側面に対向して配置された複数のヒータから構成され、
    前記ヒータは前記制御手段によって制御され、
    前記誘電体窓の周縁部を、各ヒータに対して独立に設定された発熱量で加熱する、ことを特徴とする、
    請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記加熱手段と前記誘電体窓の間には、前記マイクロ波を遮断し、かつ、前記加熱手段の前記輻射線を透過する窓が備えられている、ことを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記冷却手段は、複数の区域に分割された前記誘電体窓の該区域ごとに熱媒体の導入口と排出口を有することを特徴とする、
    請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記冷却手段は、前記制御手段によって制御され、前記誘電体窓の前記区域ごとに独立に設定された流量で前記熱媒体を流通させることを特徴とする、
    請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記加熱手段を保持する保持部材は、前記保持部材の温度を所定の温度に維持するための温度調整手段を備えることを特徴とする、
    請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  9. 誘電体窓の温度調節機構であって、
    前記誘電体窓の周縁部をその側方から輻射線により加熱する加熱手段と、
    前記誘電体窓を冷却する冷却手段と、
    前記誘電体窓の温度を検出するための温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された温度に応答して、前記加熱手段及び/又は前記冷却手段を制御するための制御手段と、
    を備えることを特徴とする、誘電体窓の温度調節機構。
  10. 前記温度検出手段は複数のセンサから構成され、前記センサは複数の区域に分割された前記誘電体窓の前記区域ごとに少なくとも1以上備えられている、ことを特徴とする、
    請求項9に記載の誘電体窓の温度調節機構。
  11. 前記加熱手段は、
    前記誘電体窓の側面に対向して配置された複数のヒータから構成され、
    前記制御手段によって制御され、
    前記誘電体窓の周縁部を、各ヒータに対して独立に設定された発熱量で加熱する、ことを特徴とする、
    請求項10に記載の誘電体窓の温度調節機構。
  12. 前記加熱手段と前記誘電体窓との間には、マイクロ波を遮断し、かつ、前記加熱手段の前記輻射線を透過する窓が備えられている、ことを特徴とする、
    請求項9乃至11のいずれか1項に記載の誘電体窓の温度調節機構。
  13. 前記冷却手段は、複数の区域に分割された前記誘電体窓の該区域ごとに熱媒体の導入口と排出口を有することを特徴とする、
    請求項11に記載の誘電体窓の温度調節機構。
  14. 前記冷却手段は、前記制御手段によって制御され、前記区域ごとに独立に設定された流量で前記熱媒体を流通させることを特徴とする、
    請求項13に記載の誘電体窓の温度調節機構。
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