JP5442132B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車に関する。
メインフレームの下方にエンジンが配置されている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図5)参照。)。
特許文献1の図5に示されるように、自動二輪車の車体フレーム(8)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、車両側面視で、エンジン(10)を取り囲むように各フレームを配置したいわゆるクレードル型と云われるものでる。
車体フレーム(8)は、ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から車両後方へ略水平に延ばされ、その後、下方に湾曲されるメインフレーム(29)と、メインフレーム(29)から下方に延びてリヤアーム(12)を支持するリヤアームブラケット(30)と、ヘッドパイプ(31)から下方へ延ばされ、その後、車両後方へ延ばされリヤアームブラケット(30)に連結されるダウンチューブ(23)と、を主要素とする。前記メインフレーム(29)、ダウンチューブ(23)及びリヤアームブラケット(30)に、エンジン(10)が締結されている。
ところで、特許文献1の自動二輪車では、メインフレーム(29)は、エンジン(10)のシリンダ(15、16)の上方にて車両後方へ延ばされている。シリンダ(15、16)とメインフレーム(29)とは近接しているため、シリンダ(15、16)周りのメンテナンスをするときは、エンジン(10)を車体フレーム(8)から取り外す必要があった。
エンジン(10)のメンテナンス性を高める手段として、メインフレーム(29)を上方に移動させ、シリンダ(15、16)とメインフレーム(29)の間に空間を確保することが考えられる。しかし、メインフレーム(29)を上方に移動させると、ヘッドパイプ(31)の高さが高位置となり、前輪の径が大きくなる等前輪操向装置が大型化するという問題があった。
日本国特開2006−15837公報
本発明の実施例は、前輪操向装置をコンパクトにしつつ、高さ方向寸法の大きなエンジンを搭載する場合であっても、エンジンのメンテナンス性を良好に保つことができる自動二輪車を提供する。
本発明の実施例によれば、自動二輪車は、前輪13を回転自在に支えるフロントフォーク21を操向可能に支持するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車両後方へ延びるメインフレーム31と、このメインフレーム31の下方に配置されクランクケース32及びこのクランクケース32から斜め上へ延びるシリンダ33を有するエンジン15と、車両側面視で、メインフレーム31の前部に設けられ、ヘッドパイプ12後面下端から車両後方斜め上方へ延ばされシリンダ33の上面を迂回する迂回部56と、を備えてもよい。
実施例1に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 車体フレームの構成要素を説明する図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームの斜視図である。 実施例2の自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 図7の8−8線断面図である。 図7の9−9線断面図である。
以下、実施例について、詳細に説明する。実施例は発明の例示であって、発明を限定するものではなく、実施例に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、自動二輪車10は、前端部にヘッドパイプ12を有する車体フレーム11と、ヘッドパイプ12に操向可能に設けられ前輪13を有する前輪操向装置14と、車体フレーム11に懸架されるエンジン15と、車体フレーム11から車両後方に延ばされると共にエンジン15の後方に位置しエンジン15に駆動される後輪17を有する後輪懸架装置18と、を主要素とする。
ヘッドパイプ12は、前輪操向装置14を操向自在に支持する部材である。前輪操向装置14は、前輪13と、この前輪13を回転自在に支えるフロントフォーク21と、このフロントフォーク21の上端に取付けられ運転者が握って操向するハンドル22と、からなる。
フロントフォーク21にフロントカウル24が取付けられ、このフロントカウル24にヘッドライト25が取付けられている。
後輪懸架装置18は、車体フレーム11から後方に延ばされ後輪17を揺動自在に支持するスイングアーム27と、このスイングアーム27と車体フレーム11の間に渡されるクッションユニット28とからなる。
車体フレーム11の構成要素であるメインフレーム31の下方にエンジン15が配置されている。このエンジン15は、クランクケース32及びこのクランクケース32から斜め上へ延びるシリンダ33を有する。シリンダ33の後壁34に、スロットルバルブ37が接続され、このスロットルバルブ37の後方にエアクリーナユニット38が接続されている。シリンダ33の前壁35には、排気管41が接続され、この排気管41は車両後方へ向きを変えて延び、この排気管41の後端に消音器42が接続されている。
ハンドル22の車両後方に、燃料タンク43が配置され、この燃料タンク43の車両後方に連続するように乗員が座るシート44が配置されている。燃料タンク43及びシート44は、いずれも車体フレーム11によって支持されている。車両後部左側方位置で、リヤクッションユニット28の後方に、車体フレーム11からガード部材45が垂下されている。46はリヤフェンダである。
次に、車体フレームの要部について説明する。
図2に示されているように、ヘッドパイプ12から車両後方へメインフレーム31が延びている。車両側面視で、メインフレームの前部51に、ヘッドパイプ後面下端52から車両後方斜め上方へ延ばされシリンダの上面55を迂回する迂回部56が設けられている。
メインフレーム31は、迂回部56にヘッドパイプの後面上端53よりも上方へ膨出する膨出部57を備えている。この膨出部57に燃料タンク43を取付けるタンク取付部61を設けた。
燃料タンク43は、メインフレーム31を跨ぐように設けられ、燃料タンク43の前部は、膨出部57に取付けられ、燃料タンク43の後部は、メインフレーム31にブラケット62を介して取付けられている。
この場合に、膨出部57は迂回部56に、ヘッドパイプの後面上端53よりも上方へ膨出するように設けられている。
仮に迂回部56の後方に燃料タンク43の前部を支持させるとすると、燃料タンク43の車両前後方向長さが小さくなり、タンク容量に影響がでる。
この点、実施例の膨出部57は、迂回部の前部63に設けられているため、膨出部57に燃料タンク43の前部を支持させれば、燃料タンク43の車両前後方向長さが大きくなり、タンク容量が容易に確保できる。
次に、車体フレームの要部を上方から見た構造について説明する。
図3に示されているように、車幅方向中央前後に1本のメインフレーム31が延ばされ、このメインフレーム31の前部に迂回部56が形成され、この迂回部56に膨出部57が接合され、この膨出部57に燃料タンク43の前部が締結部材65により締結されている。膨出部57は、上方すなわち図手前側に延びている。
メインフレーム31の後部に車幅方向に延びる板状のブラケット62が取付けられ、このブラケット62にタンクリヤ取付部60が設けられ、これらのタンクリヤ取付部60に、燃料タンク43の後部が締結部材65を介して締結されている。
図2を併せて参照して、膨出部57は、ヘッドパイプ12から空間66を介して車両後方に配置されている。
ヘッドパイプ12の上方には操向ハンドル22が配置される。この操向ハンドル22と膨出部57とが離されているため、操向ハンドル22の形状自由度が増す。
図3に戻って、燃料タンク43の後部締結位置47の近傍から車両後方へシートレール67が延ばされ、このシートレール67の車幅方向左右にエアクリーナユニット38が配置されている。エアクリーナユニット38の車幅方向右側に、エアクリーナユニット38のダーテイサイド71が配置され、同じく、車幅方向左側に、エアクリーナユニット38のクリーンサイド72が配置され、このクリーンサイド72から車両前方にコネクテイングチューブ73が延ばされ、コネクテイングチューブ73の前端にスロットルバルブ37が接続されている。
次に、自動二輪車に用いられている車体フレームの構成要素を説明する。
図4に示されているように、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12の後面に接合されるメインフレーム31と、メインフレーム31の下部に接続されるダウンフレーム76と、メインフレーム31の後端に接合されるシートレール67及びピボットフレーム77と、シートレール67及びピボットフレーム77の間に渡されるサブフレーム78と、を主要素とする。
本実施例では、メインフレーム31は、ヘッドパイプ12の車両後方に延ばされ迂回部56を構成するガセット部材81と、ガセット部材81の車両後方に延ばされるセンタフレーム82と、からなる。
膨出部57としての膨出部材58は、ガセット部材の上面83に取付けられ、膨出部材58の後面とガセット部材の上面83の間に補強部材84が接合されている。
メインフレーム31は、ガセット部材81とセンタフレーム82とからなる結合体としたので、各要素部品の形状が単純化される。結果、各部品の製造コストを低減させることができる。
次に、車体フレームの構造について説明する。
図5に示されているように、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12とヘッドパイプ12から延ばされるガセット部材81とこのガセット部材81の下端から車両斜め後ろ後方へ延ばされるダウンフレーム76と、ガセット部材81の後端から後方に延ばされるセンタフレーム82と、このセンタフレーム82の後端から車両後方へ略水平に延ばされるシートレール67及び下方へ垂下するように延ばされるピボットフレーム77と、シートレール67の中間部とピボットフレーム77の下部の間に渡されるサブフレーム78とを主要素とする。
ヘッドパイプ12から車両後方へメインフレーム31が延ばされている。メインフレーム31前部を構成するガセット部材81の上面83に、膨出部材58が接合されている。すなわち、膨出部材58は、メインフレームの上面85に溶接により接合されている。膨出部材58は、メインフレーム31とは別個製作され、後に接合される。
製作段階では、メインフレーム31は形状が簡易なものとなり、メインフレーム31の製作が容易になる。膨出部材58も同様に形状が簡単になり、膨出部材58の製作が容易になる。
なお、膨出部としての膨出部材58は、ボルト締めによりメインフレームの上面85に接合することは差し支えない。この場合に、モデルによっては膨出部材が不要になり、メインフレーム31から随時膨出部材58を外すことができる。
図6に示されているように、メインフレーム31、ダウンフレーム76、ピボットフレーム77及びシートレール67は、いずれも車幅方向中心に車両前後に1本延びている。一方、サブフレーム78L、78Rは車幅方向左右に渡されている。
ガセット部材81L、81Rは、左右一対の板状部材であり、センタフレーム82、ダウンフレーム76は断面ロ字状を呈し、ピボットフレーム77、シートレール67及びサブフレーム78は断面コ字状を呈する。
ダウンフレーム76の下部には、エンジンへの締結部を構成する第1カラー部材93が設けられ、ピボットフレーム76の高さ方向中間部には、エンジンの後上部が締結されるエンジンブラケット94が設けられ、ピボットフレーム76の下端部には、エンジンの後下部が締結される第2カラー部材95が設けられている。また、エンジンブラケット94と第2カラー部材95の間にてピボットフレーム76には、サブフレーム78L、78Rが接合される第3カラー部材96が設けられている。
サブフレーム78L、78Rには、各々、クッションユニットの上端が取付けられる第4カラー部材97L、97Rが設けられている。さらに、シートレール67の後端部に、車両後部を固定する第5カラー部材98が設けられている。
以上に述べた自動二輪車の作用を次に述べる。
図2に戻って、メインフレーム31の前部に、ヘッドパイプ後面下端52から車両後方斜め上方へ延ばされシリンダの上面55を迂回する迂回部56が設けられている。
ヘッドパイプからメインフレームが延びる従来の構造では、エンジンの高さ方向寸法が大きい場合には、メインフレームを上げ、連動してヘッドパイプも上げる必要がでる。あるいは、ヘッドパイプを下げるには、エンジンの高さ寸法を小さくする必要がある。
この点、実施例では、ヘッドパイプ12からシリンダの上面55を迂回する迂回部56を介してメインフレーム31を延ばした。すなわち、迂回部56を採用したことにより、ヘッドパイプ12を低位置に配置し、メインフレーム31を高位置に配置することができる。メインフレーム31が高位置にあれば、エンジン15のメンテナンス性は高まる。
ヘッドパイプ12が低位置であれば、前輪13を小径化する等の前輪操向装置14のコンパクト化が図れる。
メインフレーム31は、迂回部56にヘッドパイプ12の後面上端53よりも上方へ膨出する膨出部57を備えている。
迂回部56は、車両前方ほど低位置になるため、メインフレーム31の前部に車載部品を取付ける場合に取付が難しくなる。
この点、実施例では、膨出部57を設けたので、取付部位が高くなり車載部品の取付が容易になる。
実施例2を図面に基づいて説明する。
図7に示されているように、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から斜め後ろ上方へ延ばされ次いで斜め後下方へ延ばされているメインフレーム31と、ヘッドパイプ12の後面下端52及びメインフレーム31の下端に接合されているつなぎ部材87と、このつなぎ部材87の下端から車両斜め後ろ後方へ延ばされるダウンフレーム76と、メインフレームの後端88から車両後方へ延ばされるシートレール67と、メインフレームの後端88から下方へ垂下するように延ばされるピボットフレーム77と、を主要素とする。
実施例1と大きく異なる点は、メインフレーム31は、ヘッドパイプ12の車両後方に延ばされる断面円状のパイプフレーム89であり、このパイプフレーム89が、シートレール67を含むように車両後部まで延ばされている点にある。
次に、メインフレーム前端の接合構造について説明する。
図8に示されているように、メインフレームの前端86にてヘッドパイプ12との接続部91は、高さ方向に断面形状を変化させると共にヘッドパイプ12を車幅方向から挟むように取付けられている。
円断面をもつメインフレーム31は、1本で形成され、その断面形状を変化させることで、ヘッドパイプ12へ取付けることができる。従って、車体フレーム11の要素数が減り、コストを低減することができる。
次に、メインフレーム後部の構造について説明する。
図9に示されているように、シートレール67は、断面が円形状から横長扁平形状に変形されている。
パイプフレーム89は、シートレール67を含むように車両後部まで延ばされ、シートレール67は、断面が円形状から横長扁平形状に変形されているので、シート受け、リヤフェンダ、トレイ、電装部品等の各要素部品が取付け易い。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
また、実施例によれば、迂回部から上方へ膨出する膨出部を省くことは差し支えない。
実施例によれば、自動二輪車は、前輪を回転自在に支えるフロントフォークを操向可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから車両後方へ延びるメインフレームと、このメインフレームの下方に配置されクランクケース及びこのクランクケースから斜め上へ延びるシリンダを有するエンジンと、車両側面視で、メインフレームの前部に設けられ、ヘッドパイプ後面下端から車両後方斜め上方へ延ばされシリンダの上面を迂回する迂回部と、を有してもよい。
この構造によれば、メインフレームの前部に、ヘッドパイプ後面下端から車両後方斜め上方へ延ばされシリンダの上面を迂回する迂回部が設けられている。
ヘッドパイプからメインフレームが延びる従来の構造では、エンジンの高さ方向寸法が大きい場合には、メインフレームを上げ、連動してヘッドパイプも上げる必要がでる。あるいは、ヘッドパイプを下げるには、エンジンの高さ寸法を小さくする必要がある。
この点、この構造では、ヘッドパイプからシリンダ上面を迂回する迂回部を介してメインフレームを延ばした。すなわち、迂回部を採用したことにより、ヘッドパイプを低位置に配置し、メインフレームを高位置に配置することができる。メインフレームが高位置にあれば、エンジンのメンテナンス性は高まる。
ヘッドパイプが低位置であれば、前輪を小径化する等の前輪操向装置のコンパクト化が図れる。
また、実施例によれば、メインフレームは、迂回部の上方にヘッドパイプの後面上端よりも上方へ膨出する膨出部を備えてもよい。
迂回部は、車両前方ほど低位置になるため、メインフレームの前部に車載部品を取付ける場合に取付が難しくなる。
この点、この構造によれば、メインフレームは、迂回部の上方にヘッドパイプの後面上端よりも上方へ膨出する膨出部を設けたので、取付部位が高くなり車載部品の取付が容易になる。
また、実施例によれば、メインフレームに燃料タンクを備え、膨出部に燃料タンクの前部を取付けるタンク取付部を設けてもよい。
仮に迂回部の後方に燃料タンクの前部を支持させるとすると、燃料タンクの車両前後方向長さが小さくなり、タンク容量に影響がでる。
この点、この構造によれば、膨出部は、迂回部の前部に設けられているため、膨出部に燃料タンクの前部を支持させれば、燃料タンクの車両前後方向長さが大きくなり、所定のタンク容量が容易に確保できる。
また、実施例によれば、膨出部は、ヘッドパイプから空間を介して車両後方に配置されてもよい。
ヘッドパイプの上方には操向ハンドルが配置される。この構造によれば、この操向ハンドルと膨出部とが離されているため、操向ハンドルの形状自由度が増す。
また、実施例によれば、膨出部は、メインフレームの上面に溶接又はボルト締めにより接合されてもよい。
この構造によれば、膨出部材は、メインフレームとは別個製作され、後に接合される。
製作段階では、メインフレームは形状が簡易なものとなり、メインフレームの製作が容易になる。膨出部材も同様に形状が簡単になり、膨出部材の製作が容易になる。
特に、ボルト接合の場合は、モデルによっては膨出部材が不要になり、メインフレームから随時膨出部材を外すことができる。
また、実施例によれば、メインフレームは、ヘッドパイプの車両後方に延ばされるガセット部材と、ガセット部材の車両後方に延ばされるセンタフレームと、からなってもよく、ガセット部材は、その下面をシリンダの上方で後上がりに傾斜する迂回部を備えてもよく、膨出部は、ガセット部材の上面に取付けられてもよい。
この構造によれば、メインフレームは、ガセット部材とセンタフレームとからなる結合体としたので、各要素部品の形状が単純化される。結果、各部品の製造コストを低減させることができる。
また、実施例によれば、メインフレームは、ヘッドパイプの車両後方に延ばされる断面円状のパイプフレームでもよく、メインフレームの前端にてヘッドパイプとの接続部は、高さ方向に断面形状を変化させると共にヘッドパイプを車幅方向から挟むように取付けられてもよい。
この構造によれば、円断面をもつメインフレームは、1本で形成され、その断面形状を変化させることで、ヘッドパイプへ取付けることができる。従って、車体フレームの要素数が減り、コストを低減することができる。
また、実施例によれば、パイプフレームは、シートレールを含むように車両後部まで延ばされ、シートレールは、断面が円形状から横長扁平形状に変形されてもよい。
この構造によれば、パイプフレームは、シートレールを含むように車両後部まで延ばされ、シートレール部は、断面が円形状から横長扁平形状に変形されているので、シート受け、リヤフェンダ、トレイ、電装部品等の各要素部品が取付け易い。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、12…ヘッドパイプ、13…前輪、15…エンジン、21…フロントフォーク、31…メインフレーム、32…クランクケース、33…シリンダ、43…燃料タンク、56…迂回部、57…膨出部、61…タンク取付部、67…シートレール、81…ガセット部材、82…センタフレーム、83…ガセット部材の上面

Claims (5)

  1. 前輪(13)を回転自在に支えるフロントフォーク(21)を操向可能に支持するヘッドパイプ(12)と、
    このヘッドパイプ(12)から車両後方へ延びるメインフレーム(31)と、
    このメインフレーム(31)の下方に配置されクランクケース(32)及びこのクランクケース(32)から斜め上へ延びるシリンダ(33)を有するエンジン(15)と、
    車両側面視で、前記メインフレーム(31)の前部に設けられ、前記ヘッドパイプ(12)後面下端から車両後方斜め上方へ延ばされ前記シリンダ(33)の上面を迂回する迂回部(56)と、
    前記メインフレーム(31)に設けられ、前記迂回部(56)の上方で前記ヘッドパイプ(12)の後面上端よりも上方へ膨出する膨出部(57)と、
    前記ヘッドパイプ(12)の後面下端(52)および前記メインフレーム(31)の下端に接合されているつなぎ部材(87)と、
    前記つなぎ部材(87)の下端から車両斜め後ろ後方へ伸ばされるダウンフレーム(76)と、
    前記メインフレーム(31)の後端(88)から下方へ垂下するように伸ばされるピボットフレーム(77)と、
    を具備し、
    前記メインフレーム(31)は、前記ヘッドパイプ(12)の車両後方に延ばされる断面円状のパイプフレーム(89)からなり、
    前記メインフレーム(31)の前端にて、前記ヘッドパイプ(12)との接続部(91)は、高さ方向に断面形状を変化させると共に前記ヘッドパイプ(12)を車幅方向から挟むように取付けられている、
    自動二輪車。
  2. 燃料タンク(43)と、
    前記膨出部(57)に設けられ、前記燃料タンク(43)の前部を取付けるタンク取付部(61)と、
    を更に具備する、請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記膨出部(57)は、前記ヘッドパイプ(12)から空間を介して車両後方に配置されている、請求項1又は請求項3記載の自動二輪車。
  4. 前記膨出部(57)は、前記メインフレーム(31)の上面に溶接又はボルト締めにより接合されている、請求項1、3および4のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記パイプフレーム(89)は、シートレール(67)を含むように車両後部まで延ばされ、
    前記シートレール(67)は、断面が円形状から横長扁平形状に変形されている、
    請求項1項記載の自動二輪車。
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