JP5441806B2 - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、電子線描画において線幅均一性を向上させるための電子ビームの照射量を求める手法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図17は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という。
上述した電子ビーム描画では、より高精度な試料面内、例えばマスク面内の線幅均一性が求められている。ここで、かかる電子ビーム描画では、電子ビームをレジストが塗布されたマスクに照射して回路パターンを描画する場合、電子ビームがレジスト層を透過してその下の層に達し、再度レジスト層に再入射する後方散乱による近接効果と呼ばれる現象が生じてしまう。これにより、描画の際、所望する寸法からずれた寸法に描画されてしまう寸法変動が生じてしまう。一方、描画後の現像やエッチングを行なう場合においても、回路パターンの粗密に起因したローディング効果と呼ばれる寸法変動が生じてしまう。
電子ビームの照射量は、例えば、基準照射量Dbaseと、近接効果を補正するための近接効果補正係数ηとパターン面積密度ρ或いは近接効果密度Uに依存した近接効果補正照射量Dp(η,U)との積で計算される。ここで、基準照射量Dbase毎に近接効果補正がよく合う近接効果補正係数ηが存在する。そして、基準照射量Dbaseが大きいほどレレスト像の寸法が大きくなる。
そこで、基板の位置毎に基準照射量Dbaseと近接効果補正係数ηとの組を変えて近接効果補正を維持しながらローディング効果による寸法変動量もあわせて補正する手法がある(例えば、特許文献1参照)。近年、ユーザ側で、ローディング効果等の寸法変動原因毎にかかる基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップとの組データを作成し、描画装置側でかかる複数の組データを用いて描画を行うことが要請されている。しかしながら、基準照射量Dbase及び近接効果補正係数ηは、それぞれ単純に組み合わせることができず、従来、描画装置側でかかる複数の組データを用いて描画を行うことは困難であった。
特開2007−150423号公報
上述したように、ユーザ側で、ローディング効果等の寸法変動原因毎に基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップとの組データを作成し、描画装置側でかかる複数の組データを用いて描画を行うことが要求されている。しかしながら、従来、描画装置側でかかる複数の組データを入力しても、これらを組み合わせて描画を行うことは困難であるといった問題があった。しかし、かかる問題に対して従来十分な手法が確立されていなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、ユーザ側で作成された基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップとの複数の組データを入力し、かかる複数の組データを用いて照射量を算出することが可能な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを入力し、記憶する記憶部と、
各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する第1の照射量演算部と、
組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する寸法マップ作成部と、
各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する加算部と、
加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する組マップ作成部と、
作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、第2の照射量マップを演算する第2の照射量演算部と、
第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの複数の組データが入力されても、装置内で合成できる。
また、複数の組データは、試料を現像する際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データと、試料をエッチングする際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データとを含むと好適である。
本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを入力し、記憶する記憶部と、
各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する第1の照射量演算部と、
組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、複数の近接効果密度でのパターンの寸法マップをそれぞれ作成する寸法マップ作成部と、
各組のそれぞれ近接効果密度が異なる複数の寸法マップを用いて、近接効果密度毎にマップの各位置における全ての組の寸法を加算する加算部と、
加算された、それぞれ近接効果密度が異なる複数の加算寸法マップを用いて、一部の近接効果密度ではパターンの寸法誤差が補正され、残りの近接効果密度ではパターンの寸法誤差に補正残りが生じる近接効果補正係数と基準照射量の組を選択する選択部と、
マップの位置毎に、近接効果密度に依存した補正残りを補正する補正項を演算する補正項演算部と、
マップの各位置における選択された近接効果補正係数と基準照射量の組と補正項とを用いて第2の照射量マップを演算する第2の照射量演算部と、
第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、さらに精度を向上できる。
本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
マスク描画時にマスク面内の寸法変動を引き起こす複数の現象について、現象毎にパターン面積率と近接効果補正係数と基準照射量との相関情報を入力し、記憶する記憶部と、
各相関情報を読み出し、現象毎に、当該現象を補正する近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する第1の組マップ作成部と、
組毎に、対応する近接効果補正係数マップと基準照射量マップを用いて、第1の照射量マップを演算する第1の照射量演算部と、
組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する寸法マップ作成部と、
各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する加算部と、
加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する組マップ作成部と、
作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、第2の照射量マップを演算する第2の照射量演算部と、
第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、現象毎にパターン面積率と近接効果補正係数と基準照射量との相関情報が入力されても、装置内で合成できる。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを記憶する記憶装置から各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する工程と、
組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する工程と、
各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する工程と、
加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する工程と、
作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、第2の照射量マップを演算する工程と、
第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを記憶する記憶装置から各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する工程と、
組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、複数の近接効果密度でのパターンの寸法マップをそれぞれ作成する工程と、
各組のそれぞれ近接効果密度が異なる複数の寸法マップを用いて、近接効果密度毎にマップの各位置における全ての組の寸法を加算する工程と、
加算された、それぞれ近接効果密度が異なる複数の加算寸法マップを用いて、一部の近接効果密度では前記パターンの寸法誤差が補正され、残りの近接効果密度ではパターンの寸法誤差に補正残りが生じる近接効果補正係数と基準照射量の組を選択する工程と、
マップの位置毎に、近接効果密度に依存した補正残りを補正する補正項を演算する工程と、
マップの各位置における選択された近接効果補正係数と基準照射量の組と前記補正項とを用いて第2の照射量マップを演算する工程と、
第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ユーザ側で作成された基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップとの複数の組データを入力する場合でも、かかる複数の組データを用いて照射量を算出できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1における近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1におけるパターン寸法の演算手法を説明するための概念図である。 実施の形態1における寸法マップを説明するための概念図である。 実施の形態2における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態2におけるパターン寸法CDと近接効果補正係数ηとの相関データの一例を示すグラフである。 、実施の形態2における基準照射量と近接効果補正係数とU(x)=0.5でのパターン寸法とU(x)=0.5以外での寸法変動量との相関データの一例を示す図である。 実施の形態1における近接効果補正係数と基準照射量の組を選択する手法を説明するための概念図である。 実施の形態2における補正項を演算するための手法を説明するための概念図である。 実施の形態2における照射量補正の一例を示す図である。 実施の形態2における照射量補正の他の一例を示す図である。 実施の形態1における照射量補正の他の一例を示す図である。 実施の形態3における描画装置の構成を示す概念図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型(VSB型)の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランキング偏向器(ブランカー)212、ブランキングアパーチャ214、第1の成形アパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2の成形アパーチャ206、対物レンズ207、及び偏向器208が配置されている。描画室103内には、少なくともXY方向に移動可能なXYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画対象となる試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造するための露光用のマスクやシリコンウェハ等が含まれる。マスクにはマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、制御計算機110、メモリ112、偏向制御回路120、DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプユニット130(偏向アンプ)、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142,144を有している。制御計算機110、メモリ112、偏向制御回路120、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142は、図示しないバスを介して互いに接続されている。偏向制御回路120にはDACアンプユニット130が接続されている。DACアンプユニット130は、偏向器212に接続されている。
偏向制御回路120からDACアンプユニット130に対して、ブランキング制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット130では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、偏向器212に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームが形成される。
また、制御計算機110内には、照射量演算部50、寸法マップ作成部52、加算部54、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12、照射量演算部18、照射時間演算部20、描画データ処理部22及び密度計算部24が配置されている。照射量演算部50、寸法マップ作成部52、加算部54、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12、照射量演算部18、照射時間演算部20、描画データ処理部22及び密度計算部24といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。制御計算機110に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ112に記憶される。同様に、偏向制御回路120は、プログラムといったソフトウェアで動作させるコンピュータで構成されても、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。例えば、偏向器205や偏向器208のための各DACアンプユニットも備えていることは言うまでもない。
図2は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図2において、実施の形態1における描画方法は、照射量演算工程(S100)、寸法マップ作成工程(S102)、加算工程(S104)、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成工程(S106)、照射量演算工程(S112)、照射時間演算工程(S114)、及び描画工程(S116)といった一連の工程を実施する。
まず、ユーザ側で作成した位置に依存した近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップで組が構成される複数の組データを描画装置100の外部から入力し、記憶装置142に記憶する。複数の組データは、試料101を現像する際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データと、試料101を現像後にクロム(Cr)等の遮光膜をエッチングする際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データとが含まれる。
描画装置100内では、描画データ処理部22が、外部から入力され記憶装置140に記憶された描画データを記憶装置140から読み出し、複数段のデータ変換処理を行う。そして、かかる複数段のデータ変換処理により描画装置固有のショットデータを生成する。そして、かかるショットデータに従って描画処理が行なわれることになる。また、密度計算部24は、描画データを読み出して、各位置でのパターン面積密度を算出し、さらに各位置での近接効果密度U(x)を算出する。
ここで、近接効果密度U(x)は、近接効果メッシュ内のパターン面積密度ρ(x)に分布関数g(x)を近接効果の影響範囲以上の範囲で畳み込み積分した値で定義される。近接効果メッシュは、近接効果の影響範囲の例えば1/10程度のサイズが好適であり、例えば、1μm程度のサイズが好適である。近接効果密度U(x)は次の式(1)で定義できる。xは位置を示すベクトルとする。
Figure 0005441806
照射量演算工程(S100)として、照射量演算部50(第1の照射量演算部)は、記憶装置142から各組データを読み出し、組毎に、照射量マップ(第1の照射量マップ)を演算する。照射量Dは、次の式(2)で定義できる。
Figure 0005441806
式(2)に示すように、照射量D(x,U)は、基準照射量Dbase(x)と、近接効果補正係数η(x)及び近接効果密度U(x)に依存した近接効果補正照射量Dp(η(x),U(x))の積で定義できる。
次に、寸法マップ作成工程(S102)として、寸法マップ作成部52は、組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する。
図3は、実施の形態1におけるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データの一例を示すグラフである。縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は照射量Dを対数で示している。ここでは、例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合について実験により求めている。近接効果密度U(x)=0は実際にはパターンが無いことになってしまうので、周囲に何もない状態で測定用のラインパターンを例えば1つ描画することで近似して求めることができる。逆に、近接効果密度U(x)=1は周囲を含めてメッシュ内全体がパターンになってしまい寸法が測れないので、周囲がパターンで埋め尽くされた状態で測定用のラインパターンを例えば1つ描画することで近似して求めることができる。また、例えば、密度50%を想定して、1:1ラインアンドスペースパターンを描画した場合に、メッシュサイズが小さいため、1つのメッシュではラインパターンだけ、隣のメッシュではスペースパターンだけとなってしまうことも起こりえる。かかる場合、パターン面積密度ρ(x)ではそのまま周囲に関係なくメッシュ内の密度となってしまう。これに対して近接効果密度U(x)を用いることで、各メッシュが密度50%と算出可能となる。ここで、設定する近接効果密度U(x)は、0%,50%,100%の各場合に限るものではない。例えば、10%以下のいずれかと、50%と、90%以上のいずれかとの3つを用いても好適である。また、3種類に限らず、その他の数の種類で測定してもよい。例えば4種類以上測定しても構わない。パターン寸法CDと照射量Dとの相関データは、補正パラメータとして、記憶装置144に格納されている。
図4は、実施の形態1における近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関データの一例を示すグラフである。縦軸は基準照射量Dbaseを示し、横軸は近接効果補正係数ηを示している。ここでは、例えば、近接効果密度U(x)が50%を基準近接効果密度として、かかる基準近接効果密度においてパターン寸法CDが一定となる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関データを示している。基準照射量Dbase毎に近接効果補正がよく合う近接効果補正係数ηが存在する。描画前に、予めパターン寸法を可変にして、かかる相関データをパターン寸法毎に算出しておく。近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関データは、補正パラメータとして、記憶装置144に格納しておく。或いは、パターン寸法CDと照射量Dとの相関データから寸法マップ作成部52等が演算してもよい。
寸法マップ作成部52は、かかるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データを参照して、演算された各位置における照射量に対応するパターンの寸法を演算する。そして、組毎に、パターンの寸法マップを作成する。ここでは、複数の近接効果密度U(x)のうちの1つを基準近接効果密度として、基準近接効果密度における照射量に対応するパターンの寸法を演算する。基準近接効果密度として、例えば、近接効果密度U(x)=0.5を用いる。係る工程により、複数の組データに応じた複数の寸法マップ1,2を作成できる。
図5は、実施の形態1におけるパターン寸法の演算手法を説明するための概念図である。上述したように、近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseと決まれば、式(2)を用いて照射量Dが算出できる。そして、照射量Dが決まれば、図3で示したパターン寸法CDと照射量Dとの相関データからパターン寸法を求めることができる。
図6は、実施の形態1における寸法マップを説明するための概念図である。寸法マップ40は、描画領域を所定のサイズのメッシュ領域に分割して、各メッシュの位置に対応するパターン寸法が定義される。例えば、寸法マップ40のメッシュサイズは、ローディング効果補正用として、ローディング効果の影響範囲の1/10程度が好適である。例えば、1mm角のメッシュとすると好適である。
加算工程(S104)として、加算部54は、各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する。近接効果補正係数η同士あるいは基準照射量Dbase同士では、単純な合成が困難であったが、実施の形態1では、かかるパラメータを寸法に変換することで複数の現象に対して現象毎に個別に設定された近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップとの組データを入力した場合でも合成できる。
近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成工程(S106)として、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12は、加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する。近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12は、組マップ作成部の一例となる。ここでは、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12が、近接効果補正係数マップと基準照射量マップの両方を作成しているが、これに限るものではない。近接効果補正係数マップ作成部と基準照射量マップ作成部に分かれて機能しても構わないことは言うまでもない。ここでは、マップの位置毎に、基準近接効果密度(U(x)=0.5)におけるパターンの寸法として、対応する照射量になる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を演算する。
照射量演算工程(S112)として、照射量演算部18(第2の照射量演算部)は、寸法合成後に作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、描画データから得られた近接効果密度U(x)における各位置の照射量マップ(第2の照射量マップ)を演算する。照射量Dは、上述した式(2)で計算すればよい。
また、照射量演算部18は、作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて演算された照射量マップの各値に、さらに、マップ位置ごとに定義されたかぶり効果の補正計数を乗じた値をここでの照射量マップ(第2の照射量マップ)として算出してもよい。
以上のように照射量Dを演算することで、現像時に生じるローディング効果による寸法変動とエッチング時に生じるローディング効果による寸法変動といった複数の現象に基づく寸法変動全体を、現象を区別することなく近接効果も補正しながら補正できる。
照射時間演算工程(S114)として、照射時間演算部20は、描画領域の各位置における電子ビーム200の照射時間Tを計算する。照射量Dは、照射時間Tと電流密度Jとの積で定義することができるので、照射時間Tは、照射量Dを電流密度Jで除することで求めることができる。算出された照射時間は偏向制御回路120に出力される。
描画工程(S116)として、描画部150は、照射量マップ(第2の照射量マップ)に定義された照射量の電子ビーム200を用いて、試料101上に所望のパターンを描画する。具体的には、以下のように動作する。偏向制御回路120は、ショット毎の照射時間を制御するデジタル信号をDACアンプユニット130に出力する。そして、DACアンプユニット130は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅した上で偏向電圧としてブランキング偏向器212に印加する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、ブランキング偏向器212内を通過する際にブランキング偏向器212によって、ビームONの状態では、ブランキングアパーチャ214を通過するように制御され、ビームOFFの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ214で遮へいされるように偏向される。ビームOFFの状態からビームONとなり、その後ビームOFFになるまでにブランキングアパーチャ214を通過した電子ビーム200が1回の電子ビームのショットとなる。ブランキング偏向器212は、通過する電子ビーム200の向きを制御して、ビームONの状態とビームOFFの状態とを交互に生成する。例えば、ビームONの状態では電圧を印加せず、ビームOFFの際にブランキング偏向器212に電圧を印加すればよい。かかる各ショットの照射時間Tで試料101に照射される電子ビーム200のショットあたりの照射量が調整されることになる。
以上のようにブランキング偏向器212とブランキングアパーチャ214を通過することによって生成された各ショットの電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1の成形アパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1の成形アパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2の成形アパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2の成形アパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形を行なう)ことができる。かかる可変成形はショット毎に行なわれ、通常ショット毎に異なるビーム形状と寸法に成形される。そして、第2の成形アパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208によって偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料の所望する位置に照射される。以上のように、各偏向器によって、電子ビーム200の複数のショットが順に基板となる試料101上へと偏向される。
以上のように実施の形態1によれば、複数の現象に基づく寸法変動を、現象毎に補正する近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップの組データを入力する場合でも、複数の現象に基づく寸法変動をまとめて補正できる近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップに変換できる。よって、ユーザ側で作成された基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップとの複数の組データを入力する場合でも、かかる複数の組データを用いて照射量を算出できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、基準近接効果密度(U(x)=0.5)以外の場合でも同様の寸法になると仮定して、基準近接効果密度(U(x)=0.5)で寸法変換し、合成後に基準近接効果密度(U(x)=0.5)で基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップを作成した。しかし、これに限るものではない。実施の形態2では、さらに、精度を高めるべく、複数の近接効果密度U(x)で寸法変換し、合成後に基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップを作成する場合を説明する。
図7は、実施の形態2における描画装置の構成を示す概念図である。図7において、制御計算機内に、さらに、選択部10、補正残フィッティング処理部14及び補正項算出部16を追加した点以外は、図1と同様である。補正残フィッティング処理部14及び補正項算出部16の各機能についても、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。また、以下、特に説明する内容以外は実施の形態1と同様である。
図8は、実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図8において、実施の形態2における描画方法は、寸法マップ作成工程(S102)で作成される寸法マップ、加算工程(S104)で加算後に生成される寸法マップが異なる点、加算工程(S104)と近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成工程(S106)の間に近接効果補正係数η,基準照射量Dbase選択工程(S105)を追加した点、および、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成工程(S106)と照射量演算工程(S112)の間に、さらに、補正残フィッティング工程(S108)と補正項算出工程(S110)とが追加された点以外は図2と同様である。
照射量演算工程(S100)は実施の形態1と同様である。
寸法マップ作成工程(S102)として、寸法マップ作成部52は、組毎に、演算された照射量マップ(第1の照射量マップ)を用いて、複数の近接効果密度でのパターンの寸法マップをそれぞれ作成する。すなわち、ここでは、例えば、近接効果密度U(x)=0.5における寸法マップの他に、近接効果密度U(x)=0における寸法マップと近接効果密度U(x)=1における寸法マップとを組毎に作成する。
寸法マップ作成部52は、図3で示したパターン寸法CDと照射量Dとの相関データを参照して、演算された各位置における照射量に対応するパターンの寸法を演算する。そして、組毎に、パターンの寸法マップを作成する。係る工程により、複数の組データに応じた、近接効果密度U(x)に依存する複数の寸法マップ1,2を作成できる。
加算工程(S104)として、加算部54は、各組のそれぞれ近接効果密度U(x)が異なる複数の寸法マップを用いて、近接効果密度U(x)毎にマップの各位置における全ての組の寸法を加算する。実施の形態2では、かかるパラメータを近接効果密度U(x)毎の寸法に変換することで実施の形態1の場合よりもさらに精度を向上できる。
近接効果補正係数η,基準照射量Dbase選択工程(S105)として、選択部10は、加算された、それぞれ近接効果密度U(x)が異なる複数の加算寸法マップを用いて、一部の近接効果密度ではパターンの寸法誤差が補正され、残りの近接効果密度ではパターンの寸法誤差に補正残りが生じる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を選択する。選択部10は、パターン寸法マップ40のマップ位置毎に、近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとを用いて計算される寸法誤差を補正する照射量関数により得られる照射量Dで当該分布位置を描画した際に、一部の近接効果密度U(x)ではパターン寸法の寸法誤差が補正され、残りの近接効果密度U(x)ではパターン寸法の寸法誤差に補正残りとなる寸法変動量δ,δ100が生じる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を選択する。
図9は、実施の形態2におけるパターン寸法CDと近接効果補正係数ηとの相関データの一例を示すグラフである。縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は近接効果補正係数ηを示している。ここでは、近接効果密度U(x)が50%を基準近接効果密度として、かかる基準近接効果密度においてパターン寸法CDが一定となる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関関係になっているので、近接効果密度U(x)=0.5ではパターン寸法CDが一定となる。ここでは、さらに、残りの近接効果密度U(x)について、近接効果補正係数ηに依存したパターン寸法CDの相関データも同様に算出しておく。図9に示すように、基準近接効果密度とした50%以外の近接効果密度U(x)では、近接効果補正係数ηに依存してパターン寸法CDは変化する。図9では、基準近接効果密度以外の近接効果補正係数ηに依存したパターン寸法CDの寸法変動量δを示し、近接効果密度U(x)=0についてはδ、近接効果密度U(x)=1についてはδ100で示している。次に、上述した相関データを使って、以下の補正パラメータを作成する。
図10は、実施の形態2における基準照射量と近接効果補正係数とU(x)=0.5でのパターン寸法とU(x)=0.5以外での寸法変動量との相関データの一例を示す図である。上述したように、複数の近接効果密度U(x)のうちの1つを基準近接効果密度として、近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組は、基準近接効果密度において所望のパターン寸法が得られるように相関される。そこで、図10では、近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの複数の組と、近接効果密度U(x)=0.5において複数の組でそれぞれ得られるパターン寸法CDと、残りの近接効果密度におけるかかる複数の組での寸法変動量δ,δ100との相関データとなる補正パラメータ30を示している。図10で示す補正パラメータ30では、例えば、パターン寸法CD毎に、近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を可変にして、各場合の寸法変動量δ,δ100を示している。かかる補正パラメータも記憶装置144に格納しておく。
ここで、図9で示したように、近接効果密度U(x)=0.5でパターン寸法CDが一定となるように近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組が構成されている。そのため、全ての近接効果密度U(x)で所望のパターン寸法CDになる1点の近接効果補正係数ηを選択しなければ、近接効果密度U(x)=0.5以外については、ローディング効果がない条件では近接効果補正の補正残りが生じることになる。実施の形態2では、あえて、全ての近接効果密度U(x)で所望のパターン寸法CDになる1点の近接効果補正係数ηを選択せずに、近接効果補正係数ηをずらして選択する。その結果、近接効果密度U(x)=0.5では、照射量関数により得られる照射量Dで当該分布位置を描画した際に、ローディング効果を打ち消すことによりパターン寸法の寸法誤差が補正され、所望の寸法となる。これに対して、近接効果密度U(x)=0,100では、照射量関数により得られる照射量Dで当該分布位置を描画すると、パターン寸法の寸法誤差に補正残りが生じる可能性がある。次に、選択手法について具体的に説明する。
図11は、実施の形態1における近接効果補正係数と基準照射量の組を選択する手法を説明するための概念図である。パターン寸法マップ40の位置毎に、各近接効果密度U(x)におけるパターン寸法CDを読み出す。そして、まず、図11(a)に示すように、基準近接効果密度となる近接効果密度U(x)=0.5におけるパターン寸法CDになる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を想定する。次に、近接効果密度U(x)=0におけるパターン寸法マップ40に定義されたパターン寸法のU(x)=0.5におけるパターン寸法からの寸法誤差ΔCDと近接効果密度U(x)=0における当該組で得られる照射量Dで描画した際のパターン寸法変動量δとの差分の絶対値Δを演算する。絶対値Δが、近接効果密度U(x)=0における補正残りとなる。同様に、近接効果密度U(x)=1におけるパターン寸法マップ40に定義されたパターン寸法のU(x)=0.5におけるパターン寸法からの寸法誤差ΔCD100と近接効果密度U(x)=1における当該組で得られる照射量Dで描画した際のパターン寸法変動量δ100との差分の絶対値Δ100を演算する。絶対値Δ100が、近接効果密度U(x)=1における補正残りとなる。そして、次の式(3)で示すように、両者を加算する。
Figure 0005441806
そして、図11(b)に示すように、選択部10は、パターン寸法マップ40の分布位置毎に、補正パラメータ30を参照して、式(3)で示したΔerrが最小となる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を選択する。言い換えれば、補正残りがより小さくなる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を選択する。
そして、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成工程(S106)として、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12は、パターン寸法マップ40の分布位置毎に選択された近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組を用いて、それぞれ位置に依存した近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップを作成する。ここでは、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部12が両方のマップを作成している構成になっているが、近接効果補正係数ηマップ作成部と基準照射量Dbaseマップ作成部とに作成機能が別々であっても構わない。
以上の構成により、近接効果密度U(x)毎のパターン寸法マップから、現像時に生じるローディング効果による寸法変動とエッチング時に生じるローディング効果による寸法変動といった複数の現象に基づく寸法変動全体を、現象を区別することなく補正できる近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップを作成できる。そして、近接効果密度U(x)=0.5については近接効果も同時に補正できる。しかし、このままでは、近接効果密度U(x)=0.5以外において、かかる補正残りが生じたままなので、次に、以下のように補正項を設ける。
図12は、実施の形態2における補正項を演算するための手法を説明するための概念図である。図12(a)において、縦軸は補正残りΔ、横軸は近接効果密度U(x)を示す。図12(b)において、縦軸は補正項Dcorr、横軸は近接効果密度U(x)を示す。
まず、補正残フィッティング工程(S108)として、図12(a)に示すように、補正残フィッティング処理部14は、近接効果密度U(x)毎の補正残差Δを所定の関数でフィッティングして近似式を演算する。
そして、補正項算出工程(S110)して、補正項算出部16は、マップ位置毎に、近接効果密度U(x)に依存した補正残りΔを補正する補正項Dcorrを演算する。ここでは補正残フィッティング工程(S124)で作成した近似式で得られる近接効果密度U(x)に依存した補正残りΔを補正するように補正項Dcorrの関数を設定すればよい。
照射量演算工程(S112)として、照射量演算部18は、マップ位置毎に、選択された近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組と補正項Dcorrとを用いて照射量Dを演算する。照射量演算部18は、作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、描画データから得られた近接効果密度U(x)における各位置の照射量マップ(第2の照射量マップ)を演算する。照射量Dは、次の式(4)で定義される。
Figure 0005441806
式(4)に示すように、実施の形態2における照射量D(x,U)は、基準照射量Dbase(x)と、近接効果補正係数η(x)及び近接効果密度U(x)に依存した近接効果補正照射量Dp(η(x),U(x))の積に、さらに、位置x及び近接効果密度U(x)に依存した補正項Dcorr(x,U(x))を乗じた式で定義できる。
以上のように照射量Dを演算することで、現像時に生じるローディング効果による寸法変動とエッチング時に生じるローディング効果による寸法変動といった複数の現象に基づく寸法変動全体を、現象を区別することなく近接効果も補正しながら補正できる。また、近接効果密度U(x)の条件を増やしたことで、寸法マップや近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの組の精度をさらに向上させることができる。また、複数の現象に対して、従来法ではηをそれぞれ変更するような補正が必要なケースでも対応可能である。さらに、近接効果密度に依存する補正項を導入したことにより、補正精度を向上できる。
また、照射量演算部18は、作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組と補正項Dcorrとを用いて演算された照射量マップの各値に、さらに、マップ位置ごとに定義されたかぶり効果の補正計数を乗じた値をここでの照射量マップ(第2の照射量マップ)として算出してもよい。
以下、照射時間演算工程(S114)以降は実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態2における照射量補正の一例を示す図である。図13(a)では、近接効果密度U(x)=0,1におけるパターン寸法マップ40に定義されたパターン寸法のU(x)=0.5におけるパターン寸法からの寸法誤差ΔCDが例えば1nm、ΔCD100が例えば−1nmである場合を示している。また、図13(c)では、かかる場合に、パターン寸法CDと近接効果補正係数ηとの相関関係の一例を示している。図10(c)の相関関係の例では、δ=1、δ100=−1となる近接効果補正係数ηが存在する。この例では、かかる近接効果補正係数ηを選択することで、図13(b)に示すように補正残り無く寸法誤差を補正できる。よって補正項Dcorr=1にできる。
図14は、実施の形態2における照射量補正の他の一例を示す図である。図14(a)では、近接効果密度U(x)=0,1におけるパターン寸法マップ40に定義されたパターン寸法のU(x)=0.5におけるパターン寸法からの寸法誤差ΔCDが例えば1nm、ΔCD100が例えば0である場合を示している。かかる場合、図14(c)の相関関係の例では、δ=1、δ100=0となる近接効果補正係数ηは存在しない。そこで、図14(b)に示すように、例えば共に−0.5nmずつ補正残りが生じる近接効果補正係数ηを選択する。かかる選択により、近接効果密度U(x)=0,1においてそれぞれ完全ではないがある程度の補正をすることができる。実施の形態2では、補正項Dcorrを用いることで補正残りも補正できる。
図15は、実施の形態2における照射量補正の他の一例を示す図である。図15(a)では、近接効果密度U(x)=0,1におけるパターン寸法マップ40に定義されたパターン寸法のU(x)=0.5におけるパターン寸法からの寸法誤差ΔCDが例えば1nm、ΔCD100が例えば1nmである場合を示している。かかる場合、図15(b)の相関関係の例では、δ=1、δ100=1となる近接効果補正係数ηは存在しない。近接効果密度U(x)=0,1における寸法変動は反対側に働くので両者を共に補正することは従来困難であった。これに対して、実施の形態2では、補正項Dcorrを用いることでかかるケースでも補正できる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップで組が構成される複数の組データを描画装置100がユーザ側から入力するデータとしていたが、これに限るものではない。実施の形態3では、さらに、近接効果補正係数ηマップと基準照射量Dbaseマップを作成する前の段階でのデータを入力データとする場合について説明する。ユーザによっては、パターン面積密度ρと近接効果補正係数ηの相関データおよびパターン面積密度ρと基準照射量Dbaseの相関データとして組データを作成することも想定される。そこで、実施の形態3では、ユーザ側が寸法変動の現象毎にこれらの組データを作成して描画装置100に入力した場合でも描画装置100内で対応可能とする構成を説明する。
図16は、実施の形態3における描画装置の構成を示す概念図である。図16において、制御計算機内に、さらに、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部56を追加した点、および、記憶装置142に格納される入力データがパターン面積密度ρと近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとで相関される複数の組データとなる点以外は、図1と同様である。近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部56の機能についても、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。また、以下、特に説明する内容以外は実施の形態1と同様である。
まず、マスク描画時にマスク面内の寸法変動を引き起こす複数の現象について、現象毎にパターン面積密度(面積率)ρと近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関情報をユーザ側にて作成する。そして、ユーザ側で作成したパターン面積密度ρと近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとで相関される複数の組データを描画装置100の外部から入力し、記憶装置142に記憶する。複数の組データは、試料101を現像する際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データと、試料101を現像後にクロム(Cr)等の遮光膜をエッチングする際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データとが含まれる。マスク描画時にマスク面内の寸法変動を引き起こす複数の現象について、現象毎にパターン面積率と近接効果補正係数と基準照射量との相関情報を入力し、記憶する。
また、密度演算部24は、描画領域をメッシュ分割し、描画データを参照して、各メッシュ内のパターン面積密度ρを演算する。メッシュサイズは、ローディング効果補正用として、ローディング効果の影響範囲の1/10程度が好適である。例えば、1mm角のメッシュとすると好適である。
近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成工程として、近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部56(第1の組マップ作成部)は、各相関情報を読み出し、現象毎に、当該現象を補正する近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する。ここでは、ユーザ側で作成したパターン面積密度ρと近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとの相関データを参照して、描画装置100で実際に描画する描画データから得られた各位置のパターン面積密度ρから対応する近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseとを求める。
そして、照射量演算工程(S100)として、照射量演算部50(第1の照射量演算部)は、組毎に、照射量マップ(第1の照射量マップ)を演算する。以降の各工程は実施の形態1と同様である。
以上のように実施の形態3では、現象毎に作成された入力データの内容が異なる場合でも描画装置100内で合成して適当な照射量Dを算出することができる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置及び方法は、本発明の範囲に包含される。
10 選択部
12,56 近接効果補正係数η,基準照射量Dbaseマップ作成部
14 補正残フィッティング処理部
16 補正項算出部
18,50 照射量演算部
20 照射時間演算部
22 描画データ処理部
24 密度計算部
40 寸法マップ
52 寸法マップ作成部
54 加算部
100 描画装置
101 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 メモリ
120 偏向制御回路
130 DACアンプユニット
140,142 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1の成形アパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206 第2の成形アパーチャ
207 対物レンズ
208 偏向器
212 ブランキング偏向器
214 ブランキングアパーチャ
330 電子線
340 試料
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (8)

  1. 近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを入力し、記憶する記憶部と、
    各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する第1の照射量演算部と、
    組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する寸法マップ作成部と、
    各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する加算部と、
    加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する組マップ作成部と、
    作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、第2の照射量マップを演算する第2の照射量演算部と、
    前記第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記複数の組データは、前記試料を現像する際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データと、前記試料をエッチングする際のローディング効果により生じるパターンの寸法変動を補正するための組データとを含むことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを入力し、記憶する記憶部と、
    各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する第1の照射量演算部と、
    組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、複数の近接効果密度でのパターンの寸法マップをそれぞれ作成する寸法マップ作成部と、
    各組のそれぞれ近接効果密度が異なる複数の寸法マップを用いて、近接効果密度毎にマップの各位置における全ての組の寸法を加算する加算部と、
    加算された、それぞれ近接効果密度が異なる複数の加算寸法マップを用いて、一部の近接効果密度では前記パターンの寸法誤差が補正され、残りの近接効果密度では前記パターンの寸法誤差に補正残りが生じる近接効果補正係数と基準照射量の組を選択する選択部と、
    マップの位置毎に、近接効果密度に依存した前記補正残りを補正する補正項を演算する補正項演算部と、
    マップの各位置における選択された近接効果補正係数と基準照射量の組と前記補正項とを用いて第2の照射量マップを演算する第2の照射量演算部と、
    前記第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  4. マスク描画時にマスク面内の寸法変動を引き起こす複数の現象について、現象毎にパターン面積率と近接効果補正係数と基準照射量との相関情報を入力し、記憶する記憶部と、
    各相関情報を読み出し、現象毎に、当該現象を補正する近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する第1の組マップ作成部と、
    組毎に、対応する近接効果補正係数マップと基準照射量マップを用いて、第1の照射量マップを演算する第1の照射量演算部と、
    組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する寸法マップ作成部と、
    各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する加算部と、
    加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する組マップ作成部と、
    作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、第2の照射量マップを演算する第2の照射量演算部と、
    前記第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを記憶する記憶装置から各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する工程と、
    組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、パターンの寸法マップを作成する工程と、
    各組の寸法マップを用いて、マップの位置毎に全ての組の寸法を加算する工程と、
    加算された加算寸法マップを用いて、近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を作成する工程と、
    作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて、第2の照射量マップを演算する工程と、
    前記第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  6. 近接効果補正係数マップと基準照射量マップとで組を構成する複数の組データを記憶する記憶装置から各組データを読み出し、組毎に、第1の照射量マップを演算する工程と、
    組毎に、演算された第1の照射量マップを用いて、複数の近接効果密度でのパターンの寸法マップをそれぞれ作成する工程と、
    各組のそれぞれ近接効果密度が異なる複数の寸法マップを用いて、近接効果密度毎にマップの各位置における全ての組の寸法を加算する工程と、
    加算された、それぞれ近接効果密度が異なる複数の加算寸法マップを用いて、一部の近接効果密度では前記パターンの寸法誤差が補正され、残りの近接効果密度では前記パターンの寸法誤差に補正残りが生じる近接効果補正係数と基準照射量の組を選択する工程と、
    マップの位置毎に、近接効果密度に依存した前記補正残りを補正する補正項を演算する工程と、
    マップの各位置における選択された近接効果補正係数と基準照射量の組と前記補正項とを用いて第2の照射量マップを演算する工程と、
    前記第2の照射量マップに定義された照射量の荷電粒子ビームを用いて、試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  7. 前記第2の照射量演算部は、作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて演算された照射量マップの各値に、さらに、マップ位置ごとに定義されたかぶり効果の補正計数を乗じた値を前記第2の照射量マップとして算出することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  8. 前記第2の照射量を演算する際に、作成された近接効果補正係数マップと基準照射量マップとの組を用いて演算された照射量マップの各値に、さらに、マップ位置ごとに定義されたかぶり効果の補正計数を乗じた値を前記第2の照射量マップとして算出することを特徴とする請求項5記載の荷電粒子ビーム描画方法。
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