JP2012069667A - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】かぶり効果モデルで想定しきれていない寸法変動も合わせて補正可能な描画装置を提供する。
【解決手段】描画装置は、かぶり効果補正後のパターン寸法が近接効果補正にあうかぶり効果補正係数を取得するかぶり効果補正係数取得部26と、かぶり効果を補正した際のかぶり効果の補正残り量を取得するかぶり効果補正残り量取得部24と、かぶり効果補正残り量を近接効果と共に補正する基準照射量を算出する基準照射量算出部16と、かぶり効果補正残り量を近接効果と共に補正する近接効果補正係数を算出する近接効果補正係数算出部17と、かぶり効果補正係数と基準照射量と近接効果補正係数とを用いてかぶり効果補正照射係数を算出するかぶり効果補正照射係数算出部20と、かぶり効果補正照射係数を用いてビームの照射量を算出する照射量算出部34と、照射量で試料にパターンを描画する描画部150と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、かぶり効果を照射量で補正する装置および方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図15は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という。
上述した電子ビーム描画では、より高精度な試料面内、例えばマスク面内の線幅均一性が求められている。ここで、かかる電子ビーム描画では、電子ビームをレジストが塗布されたマスクに照射して回路パターンを描画する場合、電子ビームがレジスト層を透過してその下の層に達し、再度レジスト層に再入射する後方散乱による近接効果と呼ばれる現象が生じてしまう。さらに、近接効果よりも広い影響範囲でかぶり効果と呼ばれる現象が生じてしまう。これらにより、描画の際、所望する寸法からずれた寸法に描画されてしまう寸法変動が生じてしまう。一方、描画後の現像やエッチングを行なう場合においても、回路パターンの粗密に起因したローディング効果と呼ばれる寸法変動が生じてしまう。
電子ビームの照射量は、例えば、基準照射量Dbaseと、近接効果を補正するための近接効果補正係数ηとパターン面積密度ρ或いは近接効果密度Uに依存した近接効果補正照射係数Dp(η,ρ)との積で計算される。ここで、基準照射量Dbase毎に近接効果補正がよく合う近接効果補正係数ηが存在する。そして、基準照射量Dbaseが大きいほどレジスト像の寸法が大きくなる。
そこで、基板の位置毎に基準照射量Dbaseと近接効果補正係数ηとの組を変えて近接効果補正を維持しながらローディング効果による寸法変動量もあわせて補正する手法がある(例えば、特許文献1参照)。かかる手法で得られる照射量では、近接効果密度Uに関係なく、同じ寸法変化量が得られる。つまり、近接効果補正がずれないように寸法補正を行なう。かかる補正は、描画後の遮光膜のエッチング時に生じるローディング効果の補正に適している。
一方、近接効果の影響範囲に比べて広域な影響範囲となるかぶり効果による寸法変動については、寸法精度が要求されてくるにつれ、広域的なパターン密度が高い領域において、従来のかぶり効果モデルで想定しきれていない誤差が生じることがわかってきた。
特開2007−150423号公報
上述したように、従来の手法では、かぶり効果モデルで想定しきれていない寸法変動を補正できていなかった。かかる問題に対し、広域的なパターン密度の高い領域で描画した際の近接効果密度毎の寸法の平均寸法と広域的なパターン密度の低い領域で近接効果補正を崩さずに描画した際の寸法とが同じ寸法になるようにかぶり補正係数を求めることも検討されている。しかし、かかる手法では、近接効果密度によっては近接効果が補正しきれない状態が生じてしまうといった問題があった。しかしながら、従来、かかる問題を解決する十分な手法が確立されていなかった。
そこで、本発明は、かかる問題を克服し、かぶり効果モデルで想定しきれていない寸法変動も合わせて補正可能な描画装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
かぶり効果補正後のパターン寸法が近接効果密度によらず一致するかぶり効果補正係数を取得するかぶり効果補正係数取得部と、
かぶり効果補正係数を用いてかぶり効果を補正した際のかぶり効果の補正残り量を取得するかぶり効果補正残り量取得部と、
かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する基準照射量を算出する基準照射量算出部と、
かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する近接効果補正係数を算出する近接効果補正係数算出部と、
かぶり効果補正係数と基準照射量と近接効果補正係数とを用いてかぶり効果を補正するかぶり効果補正照射係数を算出するかぶり効果補正照射係数算出部と、
かぶり効果補正照射係数を用いて描画する際の荷電粒子ビームの照射量を算出する照射量算出部と、
上記照射量で試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
また、かぶり効果補正係数とかぶり効果補正残り量をフィードバックして、前回求められたかぶり効果補正残り量と今回求められたかぶり効果補正残り量との差分が閾値内になるまで、改めてかぶり効果補正係数とかぶり効果補正残り量と基準照射量と近接効果補正係数とかぶり効果補正照射係数とが繰り返し求められることを特徴とする。
また、基準照射量と近接効果補正係数とを用いて、かぶり効果により生じるかぶり効果ドーズ量を算出するかぶり効果ドーズ量算出部をさらに備え、
かぶり効果補正係数とかぶり効果補正残り量は、かぶり効果ドーズ量に依存して取得されることを特徴とする。
また、かぶり効果の影響範囲内に別のパターンが配置される第1の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果とローディング効果を補正した際の第1の評価パターンの第1のパターン寸法と、かぶり効果の影響範囲内に別のパターンが配置されない第2の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果とローディング効果を補正した場合の第2の評価パターンの第2のパターン寸法との第1の差が、第1の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果を補正した際の第1の評価パターンの第3のパターン寸法と、第2の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果を補正した際の第2の評価パターンの第4のパターン寸法との第2の差と、一致するように設定されたローディング効果補正係数を記憶する記憶部と、
ローディング効果補正係数に依存するローディング効果による寸法変動量とかぶり効果補正残り量との加算値を算出する寸法変動量算出部と、
をさらに備え、
基準照射量算出部は、基準照射量を、加算された寸法変動量を近接効果による寸法変動量と共に補正するように算出し、
近接効果補正係数算出部は、近接効果補正係数を、加算された寸法変動量を近接効果による寸法変動量と共に補正するように算出し、
かぶり効果ドーズ量算出部は、かぶり効果ドーズ量を、加算された寸法変動量に基づく基準照射量と近接効果補正係数とを用いて算出し、
かぶり効果補正係数取得部は、かぶり効果補正係数を、加算された寸法変動量に基づくかぶり効果ドーズ量に応じて取得し、
かぶり効果補正残り量取得部は、かぶり効果補正残り量を、加算された寸法変動量に基づくかぶり効果ドーズ量に応じて取得し、
かぶり効果補正照射係数算出部は、かぶり効果補正照射係数を、共に加算された寸法変動量に基づく、かぶり効果補正係数と基準照射量と近接効果補正係数とを用いて算出することを特徴とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
かぶり効果補正後のパターン寸法が近接効果密度によらず一致するかぶり効果補正係数を取得する工程と、
かぶり効果補正係数を用いてかぶり効果を補正した際のかぶり効果の補正残り量を取得する工程と、
かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する基準照射量を算出する工程と、
かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する近接効果補正係数を算出する工程と、
かぶり効果補正係数と基準照射量と近接効果補正係数とを用いてかぶり効果を補正するかぶり効果補正照射係数を算出する工程と、
かぶり効果補正照射係数を用いて描画する際の荷電粒子ビームの照射量を算出する工程と、
照射量で試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、かぶり効果モデルで想定しきれていない寸法変動も近接効果補正を崩さずに合わせて補正できる。よって、高精度な寸法で描画できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1におけるパターン寸法とかぶり効果補正係数との関係の一例を示す図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトの一例を示す図である。 実施の形態1におけるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1におけるパターン寸法CDと近接効果補正係数ηとの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1におけるパターン寸法CDと近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1における背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトの一例を示す図である。 実施の形態1におけるパターン寸法とかぶり効果補正係数との関係の一例を示す図である。 実施の形態1におけるかぶり効果補正係数θ0とかぶり効果ドーズ量Dfとの相関関係の一例を示す図である。 実施の形態1におけるかぶり効果分布関数の一例を示す図である。 実施の形態1におけるかぶり効果補正残り量CDresとかぶり効果ドーズ量Dfとの相関関係の一例を示す図である。 実施の形態1におけるパターン寸法とローディング効果補正係数との関係の一例を示す図である。 実施の形態1におけるローディング効果分布関数の一例を示す図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型(VSB型)の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランキング偏向器(ブランカー)212、ブランキングアパーチャ214、第1の成形アパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2の成形アパーチャ206、対物レンズ207、及び偏向器208が配置されている。描画室103内には、少なくともXY方向に移動可能なXYステージ105が配置される。XYステージ105上には、レジストが塗布された描画対象となる試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造するための露光用のマスクやシリコンウェハ等が含まれる。マスクにはマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、制御計算機110,120、メモリ111,121、偏向制御回路132、DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプユニット130(偏向アンプ)、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142を有している。制御計算機110,120、メモリ111,121、偏向制御回路132、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142は、図示しないバスを介して互いに接続されている。偏向制御回路132にはDACアンプユニット130が接続されている。DACアンプユニット130は、ブランキング偏向器212に接続されている。
偏向制御回路132からDACアンプユニット130に対して、ブランキング制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット130では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、ブランキング偏向器212に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームが形成される。
また、制御計算機110内には、パターン面積率マップ作成部10、ローディング量マップ作成部12、かぶり効果補正残り量加算部14、基準照射量マップ算出部16、近接効果補正係数マップ算出部17、近接効果補正照射係数マップ算出部18、かぶり効果補正照射係数マップ算出部20、かぶり効果ドーズ量算出部22、かぶり効果補正残り量算出部24、かぶり効果補正係数マップ算出部26、判定部28、及び出力部30が配置される。パターン面積率マップ作成部10、ローディング量マップ作成部12、かぶり効果補正残り量加算部14、基準照射量マップ算出部16、近接効果補正係数マップ算出部17、近接効果補正照射係数マップ算出部18、かぶり効果補正照射係数マップ算出部20、かぶり効果ドーズ量算出部22、かぶり効果補正残り量算出部24、かぶり効果補正係数マップ算出部26、判定部28、及び出力部30といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。制御計算機110に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ111に記憶される。
また、制御計算機120内には、近接効果補正係数マップ算出部32、照射量算出部34、照射時間演算部36、及び描画処理制御部38が配置されている。近接効果補正係数マップ算出部32、照射量算出部34、照射時間演算部36、及び描画処理制御部38といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。制御計算機120に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ121に記憶される。
かぶり効果補正パラメータとして、かぶり効果ドーズ量Dfogとかぶり効果補正残り量CDresとの相関関係を示すDfog−CDres相関情報と、かぶり効果ドーズ量Dfogとかぶり効果補正係数θとの相関関係を示すDfog−θ相関情報と、かぶり効果分布関数の半径σFとが外部から入力され、記憶装置140に記憶されている。また、近接効果果補正パラメータとして、パターン寸法誤差ΔCDと基準照射量Dbaseとの相関関係を示すΔCD−Dbase相関情報と、パターン寸法誤差ΔCDと近接効果補正係数ηとの相関関係を示すΔCD−η相関情報とが外部から入力され、記憶装置140にさらに記憶されている。また、ローディング効果補正パラメータとして、ローディング効果補正係数γと、ローディング効果分布関数の半径σLと、描画位置に依存したローディング効果寸法変動量CDpos(x)とが外部から入力され、記憶装置140にさらに記憶されている。CD−Dbase相関情報とCD−η相関情報は、ローディング効果補正パラメータとしても機能する。記憶装置142には、描画データが外部から入力され、記憶されている。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。例えば、偏向器205や偏向器208のための各DACアンプユニットも備えていることは言うまでもない。
図2は、実施の形態1におけるパターン寸法とかぶり効果補正係数との関係の一例を示す図である。図2において、縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸はかぶり効果補正係数θを示している。図2の例では、かぶり効果補正係数θを可変にしてかぶり効果補正をしながら描画した場合のパターン寸法CDを示している。ここでは、評価パターンの周囲をベタパターンで覆い、かぶり効果の影響範囲内が実質的に100%のパターン面積密度になるパターンレイウアト(BKG:背景パターン有)で描画した場合と、評価パターンの周囲にパターンを配置せず、かぶり効果の影響範囲内が実質的に0%のパターン面積密度になるパターンレイウアト(NOBKG:背景パターン無)で描画した場合とを示している。かぶり効果の影響範囲は、数mm〜数cmの範囲となる。近接効果密度にかかわらず近接効果補正を維持するには、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトでは、近接効果密度によって寸法が変わらない位置AでのCDとθ値となる。昨今のパターンの微細化に伴い、かかるパターン寸法CDと、背景パターンなし(NOBKG)のパターンレイアウトにおける近接効果密度によって寸法が変わらないパターン寸法CDとは一致していないことがわかった。ここで、一定のかぶり効果補正係数θを求める手法として、広域的なパターン密度の高い領域(BKG)で描画した際の近接効果密度毎の寸法の平均寸法と広域的なパターン密度の低い領域(NOBKG)で近接効果補正を崩さずに描画した際の寸法とが同じ寸法になるようにかぶり補正係数θ0を求めることが考えられる。しかし、かかるかぶり補正係数θ0では、広域的なパターン密度の高い領域(BKG)において、近接効果密度によっては近接効果が補正しきれない状態が生じてしまう。そこで、実施の形態1では、近接効果密度にかかわらず近接効果補正を維持しながらかぶり効果補正を行ない、かぶり補正で補正しきれないかぶり補正残り量については、ローディング効果補正による寸法変動量と合わせて補正する。
図3は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図3において、描画装置100に入力する前に事前に行なう工程として、背景パターンなし(NOBKG)のパターンレイアウトを描画するNOBKG描画工程(S102)と、近接効果補正パラメータ算出工程(S104)と、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトを描画するBKG描画工程(S106)と、かぶり効果分布関数/かぶり効果補正係数算出工程(S108)と、かぶり補正残り量算出工程(S110)と、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトを描画するBKG描画工程(S112)と、ローディング効果分布関数/ローディング効果補正係数算出工程(S114)と、を実施する。そして、実施の形態1における描画装置100内で行う描画方法は、描画データ入力工程(S202)と、パターン面積率マップ算出工程(S204)と、ローディング効果/かぶり効果補正残り寸法変動量マップ算出工程(S206)と、基準照射量Dbaseマップ/近接効果補正係数ηマップ算出工程(S208)と、かぶり効果補正照射係数Df算出工程(S210)と、かぶり効果ドーズ量算出工程(S212)と、かぶり効果補正残り量CDresマップ/かぶり効果補正係数θマップ算出工程(S214)と、判定工程(S216)と、照射量算出工程(S218)と、描画工程(S220)といった一連の工程を実施する。
NOBKG描画工程(S102)として、背景パターンなし(NOBKG)のパターンレイアウトを描画する。
図4は、実施の形態1における背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトの一例を示す図である。複数の基準照射量Dbase毎に近接効果補正係数ηを可変にして評価パターンを描画する。背景パターン無(NOBKG)の評価パターン(第2の評価パターン)は、例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合のパターンレイアウトを用意する。ここで、近接効果密度U(x)は、近接効果メッシュ内のパターン面積密度ρ(x)に分布関数g(x)を近接効果の影響範囲以上の範囲で畳み込み積分した値で定義される。近接効果メッシュは、近接効果の影響範囲の例えば1/10程度のサイズが好適であり、例えば、1μm程度のサイズが好適である。近接効果密度U(x)は次の式(1)で定義できる。xは位置を示すベクトルとする。
近接効果密度U(x)=0は実際にはパターンが無いことになってしまうので、近接効果の影響範囲に他に何もない状態で測定用のラインパターンを例えば1つ描画することで近似して求めることができる。逆に、近接効果密度U(x)=1は周囲を含めてメッシュ内全体がパターンになってしまい寸法が測れないので、周囲がパターンで埋め尽くされた状態で測定用のラインパターンを例えば1つ描画することで近似して求めることができる。また、例えば、密度50%を想定して、1:1ラインアンドスペースパターンを描画した場合に、メッシュサイズが小さいため、1つのメッシュではラインパターンだけ、隣のメッシュではスペースパターンだけとなってしまうことも起こりえる。かかる場合、パターン面積密度ρ(x)ではそのまま周囲に関係なくメッシュ内の密度となってしまう。これに対して近接効果密度U(x)を用いることで、各メッシュが密度50%と算出可能となる。ここで、設定する近接効果密度U(x)は、0%,50%,100%の各場合に限るものではない。例えば、10%以下のいずれかと、50%と、90%以上のいずれかとの3つを用いても好適である。また、3種類に限らず、その他の数の種類で測定してもよい。例えば4種類以上測定しても構わない。
ここでは、背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトであるため、評価パターンの周囲のかぶり効果の影響範囲には他に何も周辺パターンが配置されないレイアウトとする。
近接効果補正パラメータ算出工程(S104)として、上述した背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトを描画した結果から近接効果補正パラメータを算出する。
図5は、実施の形態1におけるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データの一例を示すグラフである。縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は照射量Dを対数で示している。ここでは、例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合について実験により求めた結果を示している。
図6は、実施の形態1におけるパターン寸法CDと近接効果補正係数ηとの相関データの一例を示すグラフである。縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は近接効果補正係数ηを示している。ここでは、近接効果密度U(x)毎に近接効果補正係数ηに依存したパターン寸法CDの相関データを示している。各近接効果密度U(x)のグラフの交点でのηで近接効果補正を行うことで近接効果密度U(x)にかかわらず一定の寸法CDに補正できる。
図7は、実施の形態1におけるパターン寸法CDと近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの相関データの一例を示すグラフである。図7では、アイソフォーカル条件となる照射条件で得られたパターン寸法との差をΔCDとして示している。ここでは、近接効果密度U(x)にかかわらず一定の寸法CDに補正できる近接効果補正係数ηと基準照射量Dbaseの相関データを示している。上述したように、基準照射量Dbase毎に近接効果補正がよく合う近接効果補正係数ηが存在する。以上のようにして、パターン寸法誤差ΔCDと基準照射量Dbaseとの相関関係を算出し、相関情報を作成する。同様に、パターン寸法誤差ΔCDと近接効果補正係数ηとの相関関係を算出し、相関情報を作成する。
BKG描画工程(S106)として、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトを描画する。ここでは、アイソフォーカル条件となる照射条件で得られたパターン寸法、すなわち、ΔCD=0での基準照射量Dbaseと近接効果補正係数ηの組を用いて近接効果を補正しながら描画する。
図8は、実施の形態1における背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトの一例を示す図である。背景パターン有(BKG)の評価パターン(第1の評価パターン)は、例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合のパターンレイアウトを用意する。背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトの中央部に例えばx方向に並ぶようにライン状に複数の評価パターンを配置し、ライン状に並ぶ複数の評価パターン列のy方向と−y方向については全面にパターンを配置する。言い換えれば、背景パターンを横切るように評価パターンを配置する。これにより、かぶり影響範囲内について実質的に100%の面積密度のパターンレイアウトを形成する。そして、ライン状に並ぶ複数の評価パターン列のうち、中央部の複数の評価パターンについては近接効果補正のほかに、さらに、かぶり効果補正係数θを可変にしてかぶり効果補正をしながら描画する。一方、ライン状に並ぶ複数の評価パターン列について、かぶり効果補正をかけずに描画する。また、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトを描画する際には、図8に示したように同時に、背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトも描画する。背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトの評価パターン(第2の評価パターン)は、背景パターン有(BKG)の評価パターン(第1の評価パターン)と同様、例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合のパターンレイアウトを用意する。そして、背景パターン無(NOBKG)の評価パターンについては近接効果補正のほかに、さらに、かぶり効果補正係数θを可変にしてかぶり効果補正をしながら描画する。
かぶり効果分布関数/かぶり効果補正係数算出工程(S108)として、かぶり効果分布関数とかぶり効果補正係数θを算出する。
図9は、実施の形態1におけるパターン寸法とかぶり効果補正係数との関係の一例を示す図である。図9において、縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸はかぶり効果補正係数θを示している。図9の例では、かぶり効果補正係数θを可変にしてかぶり効果補正をしながら描画した場合のパターン寸法CDを示している。図2と同様、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトでは、近接効果密度によって寸法が変わらない位置AでのCDとθ値となる。かかるパターン寸法CDは、背景パターンなし(NOBKG)のパターンレイアウトにおける近接効果密度によって寸法が変わらないパターン寸法CDとは一致していない。実施の形態1では、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトでの近接効果密度によって寸法が変わらない位置Aにおけるかぶり効果補正係数θ0を求める。
図10は、実施の形態1におけるかぶり効果補正係数θ0とかぶり効果ドーズ量Dfとの相関関係の一例を示す図である。図10において、縦軸はかぶり効果補正係数θを示し、横軸はかぶり効果ドーズ量Dfogを示している。かぶり効果補正係数θ0は、かぶり効果ドーズ量Dfogによって異なるため、かぶり効果ドーズ量Dfogを可変にしてそれぞれ背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトでの近接効果密度によって寸法が変わらない位置Aにおけるかぶり効果補正係数θ0を求める。このようにして、θとDfogとの相関関係を算出する。
図11は、実施の形態1におけるかぶり効果分布関数の一例を示す図である。図11において、縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は位置xを示している。背景パターンを横切るように評価パターンをかぶり効果を補正せずに描画したことで、かぶり効果の分布関数が得られる。これにより、かぶり効果分布関数の半径σFが得られる。
かぶり補正残り量算出工程(S110)として、かぶり効果補正残り量CDresを算出する。かぶり効果補正係数θを可変にしてかぶり効果補正をしながら描画した結果、図9に示した背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトでの近接効果密度によって寸法が変わらない位置Aにおけるパターン寸法CDと背景パターンなし(NOBKG)でのパターン寸法CDとの差がかぶり効果補正残り量CDresとなる。
図12は、実施の形態1におけるかぶり効果補正残り量CDresとかぶり効果ドーズ量Dfとの相関関係の一例を示す図である。図12において、縦軸はかぶり効果補正残り量CDresを示し、横軸はかぶり効果ドーズ量Dfogを示している。かぶり効果補正残り量CDresは、かぶり効果ドーズ量Dfogによって異なるため、かぶり効果ドーズ量Dfogを可変にしてそれぞれ背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトでの近接効果密度によって寸法が変わらない位置Aにおけるかぶり効果補正残り量CDresを求める。このようにして、CDresとDfogとの相関関係を算出する。
BKG描画工程(S112)として、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトを描画する。ここでは、アイソフォーカル条件となる照射条件で得られたパターン寸法、すなわち、ΔCD=0での基準照射量Dbaseと近接効果補正係数ηの組を用いて近接効果を補正し、θ0を使ってかぶり効果を補正しながら描画する。背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトは、図8と同様である。そして、ライン状に並ぶ複数の評価パターン列のうち、中央部の複数の評価パターンについては近接効果補正、かぶり効果補正のほかに、さらに、ローディング効果補正係数γを可変にしてローディング効果補正をしながら描画する。一方、ライン状に並ぶ複数の評価パターン列について、ローディング効果補正をかけずに描画する。また、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトを描画する際には、図8に示したように同時に、背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトも描画する。背景パターン無(NOBKG)のパターンレイアウトの評価パターン(第2の評価パターン)は、背景パターン有(BKG)の評価パターン(第1の評価パターン)と同様、例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合のパターンレイアウトを用意する。そして、背景パターン無(NOBKG)の評価パターンについては近接効果補正、かぶり効果補正のほかに、さらに、ローディング効果補正係数γを可変にしてローディング効果補正をしながら描画する。
ローディング効果分布関数/ローディング効果補正係数算出工程(S114)として、ローディング効果分布関数とローディング効果補正係数γを算出する。
図13は、実施の形態1におけるパターン寸法とローディング効果補正係数との関係の一例を示す図である。図13において、縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸はローディング効果補正係数γを示している。図13の例では、ローディング効果補正係数γを可変にしてローディング効果補正をしながら描画した場合のパターン寸法CDを示している。一般にローディング効果ドーズ量は近接効果密度に依存しないので、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトで各近接効果密度のグラフが重なることになる。実施の形態1では、背景パターン有(BKG)のパターンレイアウトにおけるパターン寸法と背景パターンなし(NOBKG)のパターンレイアウトにおけるパターン寸法との差が、かぶり効果補正残り量CDresになるようにローディング効果補正係数γ0を求める。言い換えれば、かぶり効果の影響範囲内に別のパターンが配置される背景パターン有(BKG)の第1の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果とローディング効果を補正した際の第1の評価パターンの第1のパターン寸法と、かぶり効果の影響範囲内に別のパターンが配置されない背景パターンなし(NOBKG)の第2の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果とローディング効果を補正した場合の第2の評価パターンの第2のパターン寸法との第1の差が、第1の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果を補正した際の第1の評価パターンの第3のパターン寸法と、第2の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果を補正した際の第2の評価パターンの第4のパターン寸法との第2の差となるかぶり効果補正残り量CDresとが、一致するようにローディング効果補正係数γ0が設定される。
図14は、実施の形態1におけるローディング効果分布関数の一例を示す図である。図14において、縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は位置xを示している。背景パターンを横切るように評価パターンを、ローディング効果を補正せずに描画したことで、ローディング効果の分布関数が得られる。これにより、ローディング効果分布関数の半径σLが得られる。
以上のようにして、描画装置100への入力前の段階で、かぶり効果補正パラメータとなる、かぶり効果ドーズ量Dfogとかぶり効果補正残り量CDresとの相関関係を示すDfog−CDres相関情報と、かぶり効果ドーズ量Dfogとかぶり効果補正係数θとの相関関係を示すDfog−θ相関情報と、かぶり効果分布関数の半径σFとが得られる。同様に、近接効果果補正パラメータとなる、パターン寸法誤差ΔCDと基準照射量Dbaseとの相関関係を示すΔCD−Dbase相関情報と、パターン寸法誤差ΔCDと近接効果補正係数ηとの相関関係を示すΔCD−η相関情報とが得られる。同様に、ローディング効果補正パラメータとなる、ローディング効果補正係数γと、ローディング効果分布関数の半径σLと、描画位置に依存したローディング効果寸法変動量CDpos(x)とが得られる。これらの情報を描画装置100に入力し、記憶装置140に格納しておく。
描画装置100内では、制御計算機110において前処理が行なわれ各種マップを作成し、制御計算機120において、得られたマップを使って描画動作とリアルタイムに照射量計算をおこっていく。
描画データ入力工程(S202)として、パターン面積率マップ作成部10は、記憶装置142から描画データを入力する。
パターン面積率マップ算出工程(S204)として、パターン面積率マップ作成部10は、所定のサイズのメッシュ領域毎に配置されるパターン面積率ρ(x)を算出する。そして、描画領域全体のパターン面積率マップを作成する。例えば、メッシュ領域のサイズは、近接効果の影響範囲の1/10のサイズで作成するとよい。かかる近接効果メッシュサイズは、例えば、1μm程度が好適である。さらに、かぶり効果及びローディング効果の影響範囲の1/10のサイズで作成するとよい。かかるかぶり効果及びローディング効果メッシュサイズは、例えば、1mm程度が好適である。
ローディング効果/かぶり効果補正残り寸法変動量マップ算出工程(S206)として、ローディング量マップ作成部12は、記憶装置140からローディング効果補正係数γと分布関数の半径σLと位置依存のローディング効果寸法変動量CDpos(x)とを読み出す。そして、ローディング効果補正係数γとかぶり効果及びローディング効果メッシュ内のパターン面積密度ρ(x)の積に分布関数g(x,σL)をローディング効果の影響範囲以上の範囲で畳み込み積分した値(面積率依存の寸法変動量)に位置依存のローディング効果寸法変動量CDpos(x)とかぶり効果補正残りCDres(x)とを加算した値(寸法変動量CDerr(x))を算出する。かかる寸法変動量CDerr(x)は、次の式(2)で定義できる。xは位置を示すベクトルとする。まず、初期値として、CDres(x)=0、Dfog(x)=0のときのθ(x)を入力する。そして、描画領域全体の寸法変動量CDerr(x)マップを作成する。ローディング量マップ作成部12は寸法変動量算出部の一例となる。
基準照射量Dbaseマップ/近接効果補正係数ηマップ算出工程(S208)として、基準照射量マップ算出部16は、寸法変動量を近接効果による寸法変動量と共に補正する基準照射量Dbaseを算出する。具体的には、記憶装置140からΔCD−Dbase相関情報を読み出し、得られた寸法変動量CDerr(x)を、近接効果補正を維持しながら補正するためのDbaseを算出する。基準照射量マップ算出部16は、基準照射量算出部の一例である。
そして、近接効果補正係数マップ算出部17は、寸法変動量を近接効果による寸法変動量と共に補正する近接効果補正係数を算出する。具体的には、記憶装置140からΔCD−η相関情報を読み出し、得られた寸法変動量CDerr(x)を、近接効果補正を維持しながら補正するためのηを算出する。近接効果補正係数マップ算出部17は、近接効果補正係数算出部の一例である。
以上のようにして、Dbaseとηの組を算出する。基準照射量Dbaseは、寸法誤差ΔCDに依存するので、Dbase(x)=f1(CDerr(x))として求めることができる。同様に、近接効果補正係数ηは、寸法誤差ΔCDに依存するので、η(x)=f2(CDerr(x))として求めることができる。そして、そして、描画領域全体の基準照射量Dbaseマップと近接効果補正係数ηマップを作成する。
また、描画領域全体の面積率ρ(x)マップと近接効果補正係数ηマップが作成できたので、これらに依存する近接効果補正照射係数Dpを算出しておくと好適である。そこで、近接効果補正照射係数マップ算出部18は、描画領域全体の面積率ρ(x)マップと近接効果補正係数ηマップを参照して、近接効果補正照射係数Dp(x)を算出する。近接効果補正照射係数Dp(x)は、面積率ρ(x)と近接効果補正係数ηに依存するので、Dp(x)=f3(ρ(x),η(x))で算出できる。そして、描画領域全体の近接効果補正照射係数Dpマップを作成する。ここでは、メッシュサイズが近接効果メッシュであることが望ましいが、これに限るものではなく、計算速度で律速しない範囲で細かいメッシュであればよい。
かぶり効果補正照射係数Df算出工程(S210)として、かぶり効果補正照射係数マップ算出部20は、かぶり効果補正係数θと基準照射量Dbase(x)と近接効果補正係数η(x)とを用いてかぶり効果を補正するかぶり効果補正照射係数Dfを算出する。かぶり効果補正照射係数マップ算出部20は、かぶり効果補正照射係数算出部の一例である。かぶり効果補正照射係数Dfは、基準照射量Dbaseと近接効果補正係数ηとかぶり効果補正係数θに依存した値として求めることができる。よって、Df(x)=f4(Dbase(x),η(x),θ(x))で算出できる。そして、描画領域全体のかぶり効果補正照射係数Dfマップを作成する。
かぶり効果ドーズ量算出工程(S212)として、かぶり効果ドーズ量算出部22は、かぶり効果ドーズ量Dfogを算出する。かぶり効果ドーズ量Dfogは、基準照射量Dbase(x)と近接効果補正照射係数Dp(x)とかぶり効果補正照射係数Dfとかぶり効果補正係数θの積に分布関数g(x,σF)をかぶり効果の影響範囲以上の範囲で畳み込み積分することで求めることができる。かかるかぶり効果ドーズ量Dfogは、次の式(3)で定義できる。xは位置を示すベクトルとする。
かぶり効果補正残り量CDresマップ/かぶり効果補正係数θマップ算出工程(S214)として、かぶり効果補正係数マップ算出部26は、かぶり効果補正後のパターン寸法が近接効果密度によらず一致するかぶり効果補正係数θを取得する。具体的には、かぶり効果補正係数θはかぶり効果ドーズ量Dfogに依存するので、かぶり効果補正係数マップ算出部26は、記憶装置140からDfog−θ相関情報を読み出し、算出されたかぶり効果ドーズ量Dfogに対応するかぶり効果補正係数θを取得する。かぶり効果補正係数θはかぶり効果ドーズ量Dfogに依存した値として求めることができる。よって、θ(x)=f5(Dfog(x))で算出できる。かぶり効果補正係数マップ算出部26は、かぶり効果補正係数取得部の一例となる。そして、描画領域全体のかぶり効果補正係数θマップを作成する。
同様に、かぶり効果補正残り量マップ算出部24は、かかるかぶり効果補正係数θを用いてかぶり効果を補正した際のかぶり効果補正残り量CDresを取得する。具体的には、かぶり効果補正残り量CDresはかぶり効果ドーズ量Dfogに依存するので、かぶり効果補正係数マップ算出部26は、記憶装置140からDfog−CDres相関情報を読み出し、算出されたかぶり効果ドーズ量Dfogに対応するかぶり効果補正残り量CDresを取得する。かぶり効果補正残り量CDresはかぶり効果ドーズ量Dfogに依存した値として求めることができる。よって、CDres(x)=f6(Dfog(x))で算出できる。かぶり効果補正残り量マップ算出部24は、かぶり効果補正残り量取得部の一例となる。そして、描画領域全体のかぶり効果補正残り量CDresマップを作成する。
判定工程(S216)として、判定部28は、前回求められたかぶり効果補正残り量CDres(x)n−1と今回求められたかぶり効果補正残り量CDres(x)nとの差分の絶対値が閾値内になるかどうかを判定する。判定の結果、閾値より大きい場合には、S206に戻る。そして、前回求められたかぶり効果補正残り量CDres(x)n−1と今回求められたかぶり効果補正残り量CDres(x)nとの差分の絶対値が閾値内になるまでローディング効果/かぶり効果補正残り寸法変動量マップ算出工程(S206)から判定工程(S216)までを繰り返す。
2回目以降のローディング効果/かぶり効果補正残り寸法変動量マップ算出工程(S206)では、かぶり効果補正残り量加算部14によって、前回のルーチンで得られたかぶり効果補正残り量CDres(x)が寸法変動量CDerr(x)マップに加算される。このように かぶり効果補正残り量加算部14は、ローディング効果補正係数に依存するローディング効果による寸法変動量とかぶり効果補正残り量CDres(x)との加算値を算出する。そして、加算された寸法変動量が新たな寸法変動量CDerr(x)となる。かぶり効果補正残り量加算部14は寸法変動量算出部の一例となる。ここでは、かぶり効果補正残り量加算部14が加算しているが、ローディング量マップ作成部12が、前回のルーチンで得られたかぶり効果補正残り量CDres(x)を用いて、式(2)の内容を再度計算し直してもよい。
また、2回目以降の基準照射量Dbaseマップ/近接効果補正係数ηマップ算出工程(S208)では、基準照射量マップ算出部16は、かぶり効果補正残り量CDres(x)を含む寸法変動量CDerr(x)を近接効果による寸法変動量と共に補正する基準照射量Dbaseを算出する。近接効果補正係数マップ算出部17は、かぶり効果補正残り量CDres(x)を含む寸法変動量CDerr(x)を近接効果による寸法変動量と共に補正する近接効果補正係数を算出する。具体的には、新たに求められた寸法変動量CDerr(x)を近接効果補正を維持しながら補正するためのDbaseとηの組が算出される。そして、近接効果補正照射係数Dp(x)も今回得られたηを用いて算出される。
また、2回目以降のかぶり効果補正照射係数Df算出工程(S210)では、前回のルーチンで得られたθと今回のルーチンで得られたDbaseとηの組を用いてかぶり効果補正照射係数Dfが算出される。
また、2回目以降のかぶり効果ドーズ量算出工程(S212)では、前回のルーチンで得られたθと今回のルーチンで得られたDbaseとDp(x)とDfを用いてかぶり効果ドーズ量Dfogが算出される。
また、2回目以降のかぶり効果補正残り量CDresマップ/かぶり効果補正係数θマップ算出工程(S214)では、今回のルーチンで得られたかぶり効果ドーズ量Dfogに対応するかぶり効果補正残り量CDresとかぶり効果補正係数θとが算出される。
以上のように、かぶり効果補正係数θとかぶり効果補正残り量CDresをフィードバックして、前回求められたかぶり効果補正残り量CDresと今回求められたかぶり効果補正残り量CDresとの差分が閾値内になるまで、改めて寸法変動量CDerr(x)と基準照射量Dbaseと近接効果補正係数ηとかぶり効果補正照射係数Dfとかぶり効果ドーズ量Dfogとかぶり効果補正係数θとかぶり効果補正残り量CDresとが繰り返し求められる。繰り返し回数に制限は無いが、通常、1回繰り返す(2回ルーチンを行う)ことでかなりの高精度な補正が可能となる。そして、面積率ρ(x)マップと、最終的に得られたDbaseマップ、ηマップ、及びDfマップが出力部30によって制御計算機120に出力される。
照射量算出工程(S218)として、近接効果補正係数マップ算出部32は、入力された面積率ρ(x)マップと近接効果補正係数ηマップを参照して、近接効果補正照射係数Dp(x)を算出する。近接効果補正照射係数Dp(x)は、面積率ρ(x)と近接効果補正係数ηに依存するので、上述したDp(x)=f3(ρ(x),η(x))で算出できる。そして、描画計算処理単位の近接効果補正照射係数Dpマップを作成する。照射量算出部34は、入力されたDbaseマップ及びDfマップと演算された近接効果補正照射係数Dpマップを用いて、描画する際の電子ビームの照射量Dを算出する。照射量Dは、DbaseとDpとDfの積で定義でき、D(x)=Dbase(x)・Dp(ρ(x),η(x))・Df(x)で求めることができる。そして、描画計算処理単位の照射量Dマップを作成する。
そして、照射時間演算部36は描画領域の各位置における電子ビーム200の照射時間Tを計算する。照射量Dは、照射時間Tと電流密度Jとの積で定義することができるので、照射時間Tは、照射量Dを電流密度Jで除することで求めることができる。算出された照射時間は偏向制御回路132に出力される。
描画工程(S220)として、描画部150は、マップ位置毎に得られた照射量の電子ビーム200を用いて、試料101上に所望のパターンを描画する。具体的には、以下のように動作する。偏向制御回路132は、ショット毎の照射時間を制御するデジタル信号をDACアンプユニット130に出力する。そして、DACアンプユニット130は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅した上で偏向電圧としてブランキング偏向器212に印加する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、ブランキング偏向器212内を通過する際にブランキング偏向器212によって、ビームONの状態では、ブランキングアパーチャ214を通過するように制御され、ビームOFFの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ214で遮へいされるように偏向される。ビームOFFの状態からビームONとなり、その後ビームOFFになるまでにブランキングアパーチャ214を通過した電子ビーム200が1回の電子ビームのショットとなる。ブランキング偏向器212は、通過する電子ビーム200の向きを制御して、ビームONの状態とビームOFFの状態とを交互に生成する。例えば、ビームONの状態では電圧を印加せず、ビームOFFの際にブランキング偏向器212に電圧を印加すればよい。かかる各ショットの照射時間Tで試料101に照射される電子ビーム200のショットあたりの照射量が調整されることになる。
以上のようにブランキング偏向器212とブランキングアパーチャ214を通過することによって生成された各ショットの電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1の成形アパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1の成形アパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2の成形アパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2の成形アパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形を行なう)ことができる。かかる可変成形はショット毎に行なわれ、通常ショット毎に異なるビーム形状と寸法に成形される。そして、第2の成形アパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208によって偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料の所望する位置に照射される。以上のように、各偏向器によって、電子ビーム200の複数のショットが順に基板となる試料101上へと偏向される。
以上のように実施の形態1によれば、かぶり効果モデルで想定しきれていなかった寸法変動であるかぶり効果補正残りも近接効果補正を崩さずに合わせて補正できる。よって、高精度な寸法で描画できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置及び方法は、本発明の範囲に包含される。
10 パターン面積率マップ作成部
12 ローディング量マップ作成部
14 かぶり効果補正残り量加算部
16 基準照射量マップ算出部
17 近接効果補正係数マップ算出部
18 近接効果補正照射係数マップ算出部
20 かぶり効果補正照射係数マップ算出部
22 かぶり効果ドーズ量算出部
24 かぶり効果補正残り量算出部
26 かぶり効果補正係数マップ算出部
28 判定部
30 出力部
32 近接効果補正係数マップ算出部
34 照射量算出部
36 照射時間演算部
38 描画処理制御部
100 描画装置
101 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110,120 制御計算機
111,121 メモリ
130 DACアンプユニット
132 偏向制御回路
140,142 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1の成形アパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206 第2の成形アパーチャ
207 対物レンズ
208 偏向器
212 ブランキング偏向器
214 ブランキングアパーチャ
330 電子線
340 試料
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. かぶり効果補正後のパターン寸法が近接効果密度によらず一致するかぶり効果補正係数を取得するかぶり効果補正係数取得部と、
    前記かぶり効果補正係数を用いてかぶり効果を補正した際のかぶり効果の補正残り量を取得するかぶり効果補正残り量取得部と、
    前記かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する基準照射量を算出する基準照射量算出部と、
    前記かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する近接効果補正係数を算出する近接効果補正係数算出部と、
    前記かぶり効果補正係数と前記基準照射量と前記近接効果補正係数とを用いてかぶり効果を補正するかぶり効果補正照射係数を算出するかぶり効果補正照射係数算出部と、
    前記かぶり効果補正照射係数を用いて描画する際の荷電粒子ビームの照射量を算出する照射量算出部と、
    前記照射量で試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記かぶり効果補正係数と前記かぶり効果補正残り量をフィードバックして、前回求められたかぶり効果補正残り量と今回求められたかぶり効果補正残り量との差分が閾値内になるまで、改めて前記かぶり効果補正係数と前記かぶり効果補正残り量と前記基準照射量と前記近接効果補正係数と前記かぶり効果補正照射係数とが繰り返し求められることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記基準照射量と前記近接効果補正係数とを用いて、かぶり効果により生じるかぶり効果ドーズ量を算出するかぶり効果ドーズ量算出部をさらに備え、
    前記かぶり効果補正係数と前記かぶり効果補正残り量は、かぶり効果ドーズ量に依存して取得されることを特徴とする請求項1又は2記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. かぶり効果の影響範囲内に別のパターンが配置される第1の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果とローディング効果を補正した際の前記第1の評価パターンの第1のパターン寸法と、かぶり効果の影響範囲内に別のパターンが配置されない第2の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果とローディング効果を補正した場合の前記第2の評価パターンの第2のパターン寸法との第1の差が、前記第1の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果を補正した際の前記第1の評価パターンの第3のパターン寸法と、前記第2の評価パターンに対して近接効果とかぶり効果を補正した際の前記第2の評価パターンの第4のパターン寸法との第2の差と、一致するように設定されたローディング効果補正係数を記憶する記憶部と、
    前記ローディング効果補正係数に依存するローディング効果による寸法変動量と前記かぶり効果補正残り量との加算値を算出する寸法変動量算出部と、
    をさらに備え、
    前記基準照射量算出部は、前記基準照射量を、加算された寸法変動量を近接効果による寸法変動量と共に補正するように算出し、
    前記近接効果補正係数算出部は、前記近接効果補正係数を、加算された寸法変動量を近接効果による寸法変動量と共に補正するように算出し、
    前記かぶり効果ドーズ量算出部は、前記かぶり効果ドーズ量を、加算された寸法変動量に基づく前記基準照射量と前記近接効果補正係数とを用いて算出し、
    前記かぶり効果補正係数取得部は、前記かぶり効果補正係数を、加算された寸法変動量に基づく前記かぶり効果ドーズ量に応じて取得し、
    前記かぶり効果補正残り量取得部は、前記かぶり効果補正残り量を、加算された寸法変動量に基づく前記かぶり効果ドーズ量に応じて取得し、
    前記かぶり効果補正照射係数算出部は、前記かぶり効果補正照射係数を、共に加算された寸法変動量に基づく、前記かぶり効果補正係数と前記基準照射量と前記近接効果補正係数とを用いて算出することを特徴とする請求項3記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  5. かぶり効果補正後のパターン寸法が近接効果密度によらず一致するかぶり効果補正係数を取得する工程と、
    前記かぶり効果補正係数を用いてかぶり効果を補正した際のかぶり効果の補正残り量を取得する工程と、
    前記かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する基準照射量を算出する工程と、
    前記かぶり効果補正残り量を近接効果による寸法変動量と共に補正する近接効果補正係数を算出する工程と、
    前記かぶり効果補正係数と前記基準照射量と前記近接効果補正係数とを用いてかぶり効果を補正するかぶり効果補正照射係数を算出する工程と、
    前記かぶり効果補正照射係数を用いて描画する際の荷電粒子ビームの照射量を算出する工程と、
    前記照射量で試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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