JP5433083B2 - 油圧ダンパースプールバルブ - Google Patents

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Description

本開示は、車両のサスペンションに用いられる油圧ダンパーを含む油圧ダンパー用バルブに関する。
背景技術
油圧ダンパーは、動的システムモデルを制御するために用いられ、一般的には、円筒状本体の中でスライド可能に担持されるのに適したピストンであり、且つ円筒状本体の壁に対してピストン周辺で封止するように構成されたピストンを利用する。ピストンは、シャフトアセンブリーに取り付けられた構成である。ピストンが円筒状本体を2つの部分(上部分及び下部分)に分けて、それぞれは、制限流路によって接続されている。シャフトアセンブリーが円筒状本体に対して移動すると、上部分と下部分との間の流体の流速が遅延する。このように、ダンパー中心部の動作特性は、圧力と流量との関係によって定義されるものであり、上部分と下部分との間の幾何学的な構造の制限流路によって示される。
制限流路が単純な固定オリフィスとして構成されている場合、ダンパーピストン全体に生じる圧力は、オリフィスを通る油圧の流量の二乗に従って増加する。残念なことに、この圧力-流量関係の二乗法則は、大多数の動的システムモデルの制御には、好ましい特性ではない。自動車のサスペンションシステムの場合、ダンパーは、通常、ショックアブソーバーと呼ばれ、圧力-流量特性がショックアブソーバーが規定する力-速度関係に対して正比例する。力-速度関係は、一般には、線形か、そこからいくらかズレた形であることが要求される。基本的な固定オリフィスの二乗法則とは異なるダンパー特性を得る方法は、ピストン全体の圧力に対して所定の関係にあるオリフィスの面積を変化させることである。
最も一般的な可変オリフィスダンパーバルブ配置は、ピストンの中か、その周りにおいて、上部分と下部分とを接続する流路アレイ上に適切に固定された多数の柔軟性プレートからなるものである。ピストン全体の圧力がプレートへ荷重を与えることで歪みが生じる。この歪みによって、流路が開放され、ダンパーの油圧油用経路が生じる。プレートの歪みの大きさは、ピストン全体の圧力に比例して変化する。これが、可変オリフィスの一形態である。DeCarbonのUS2748898は、かかる配置に関する最も初期の引例である。そこには、複動式ショックアブソーバーが記載されている。そのピストンは、弾性バネ板要素により密閉される流路配置を有するように構成されている。このバネ板要素は、流路から圧力で流出する流体によって応力が加わり弾性的に曲がる。898特許は、独特ではあるが広くは利用されていない方法も詳述されている。この方法は、流路と2つのバネ板要素をピストンの上下に配置することで、互いに異なる動作方向での独立且つおそらく非対称の圧力-流量特性を促進する。
柔軟性プレートを使用して可変オリフィスダンパーバルブを作製することの最も重大な制限は、圧力-流量特性が柔軟性プレートの歪み形状に非常に依存しているということである。圧力-流量特性は、プレート厚、プレートの材質特性、プレート形状の寸法公差、アセンブリー工程、積層プレート間の摩擦、積層プレートのプレロード、プレートに関する流路の位置的許容度、流路断面の寸法公差及びアセンブリー清潔度に極めて影響を受けやすい。これらの影響は、最終的には、所望の圧力-流量特性を得ることか、2つのダンパー特性のマッチを試行する際の重要な課題として現れる。柔軟性プレート配置の更なる不利な点は、圧力-流量特性がその複雑な動作メカニズム故に数学的技術を使用しても容易に予測することができないということである。この構成の他の欠点は、圧力-流量特性がその本来の曲線と徐々に逸れる傾向があるということである。これは、柔軟性プレートの物質が疲労して、堅さ及び強さを失うことと、小さい粒子(シール、ピストン及びシャフトウェアから生じるもの)がプレートの間をせき止めることに起因する。
Beckに発行されたUS5547050は、可変オリフィスとして柔軟性プレートを利用するダンパーの製造と組立てに付随する複雑なものが図示されている。050特許には、プレート及びピストンをシャフトに取り付けて、配置に関連するいくつかの寸法制限を克服する方法が記載されている。しかしながら、050特許によって概説されるアセンブリー方法が柔軟性プレートの取り付けに関する許容度を排除しているにもかかわらず、プレート自体の寸法精度に関するバリエーションを増やしたり、徐々に発生する、本来の圧力-流量特性からの逸れを改善したりはしない。そのうえ、050特許には、特性を数学的に予測できる配置が記載されていない。
Ekert達に発行されたUS5709290は、圧縮及び反発停止面を提供する方法が記載されており、そこには、歪んだ状態での柔軟性プレートを歪み過程の両端で一様に支持する方法が記載されている。290特許の柔軟性プレートは、設計したダンパーアセンブリーの動作特性を著しく変える可能性がある歪み状態に降伏することを防止する。この停止面配置は、徐々にその本来の圧力-流量特性を維持するダンパー能力を著しく向上させる。しかしながら、このシステムは、僅かな誤差でも特に影響を受けやすく、特定の設計上の特徴にある些細なバラツキが動作特性に重大で望ましくない変化を生じさせる可能性がある。
柔軟性プレートの積層を利用する可変オリフィスダンパーバルブの限界は、認識されている。多数の代替案が示唆されており、そして先行技術であることは明らかであるにもかかわらず、この配置は、自動車サスペンションシステムにて用いられている通り、ショックアブソーバーに所望の圧力-流量特性を与える絶対的に優位な方法のままである。
Sonsterad達のUS6311812は、柔軟性プレートの方法に対する代替案を提供する。そこには、ポペットスタイルの圧力調整器であって、ポペット全体にわたる圧力等化を利用して、その結果生じる環状オリフィスの面積を制御するものが記載されている。ポペット前方側の形状は、変更可能であり、これにより圧力等化が制御される。このように、圧力調整器の総合的な圧力-流量特性(最終的にはその装置を利用するダンパー)は、様々な環状オリフィスの面積によって制御される。812特許は、柔軟性プレートの可変オリフィスダンパーバルブについての、誤差の影響に関する課題の多くを解決しているが、その基本構成は、環状オリフィスの油圧絞りを提供することだけに限定されている。この限定は、本開示の他の実施形態において、著しく複雑なものを付加ことで解消している。しかし、この複雑なものの付加が、再び製造公差に更なる影響をもたらしている。しかしながら、812特許に関するバルブ配置の最も重大な限定は、バルブ配置が片方向であるということである。複動式ショックアブソーバーにおいて利用される、812特許の圧力調整器については、一方向ボールバルブアレイが実装され、圧縮と反発の両方の方向で作用している。このバルブアレイが、圧縮及び反発方向におけるダンパーの圧力-流量特性を同一のものに限定している。これについては、好まれることがほとんどない。更に、812特許の圧力調整器は、大きくて複雑であり、そして、ダンパーピストンへ組み込まれることを期待することはできない。最後に、柔軟性プレートの構成と同様で、812特許には、圧力-流量特性を数学的に予測できる配置が記載されていない。
Jones達に発行されたUS5996745には、受動的な可変オリフィスバルブに存在する、誤差の影響に関する課題に対する効果的ではあるが複雑な解決策が記載されている。745特許は、ショックアブソーバーに関するダンパーバルブであって、上記バルブは、埋設された圧電物質を有するベンダーからなり、圧力-流量特性を制御することで力-速度特性を制御するダンパーバルブをクレームとしている。ベンダーは、従来型のダンパーバルブの柔軟性プレートと同様の方法で用いられるが、圧電物質全体に電圧を印加することによってベンダーの堅さが変わり、ベンダーの変形に必要な圧力が変更される。電子センサーを用いてピストン速度を測定し、ベンダーに印加する電圧を測定速度との関係で変化させる。このようにして、ベンダーの堅さは、ダンパーの速度と、力-速度及びその結果の圧力-流量特性であってフィードバックシステムを使用して能動的に制御されたものに依存して調節される。Jonesに記載されている、圧電物質に基づく可変オリフィスバルブは、受動的ダンパーバルブの許容度に関する制限を解消することができるが、付随する複雑さとコストは非常に高い。更に、745特許には、圧力-流量特性を単純に数学的に予測できる配置が記載されていない。
WO2006/037816は、スプリングと、ショックアブソーバーにおける対応するロッドに結合され、スリーブ内部に配置される圧縮バルブと、トラクションバルブを含む油圧ショックアブソーバーに関するバルブシステムを開示している。中間トラクション及び圧縮チャンバーは、スリーブとバルブとの間に形成され、トラクション及び圧縮バルブはホールを備えているためショックアブソーバーのトラクション及び圧縮チャンバーと連通することができる。このようにして、アセンブリーの流体流動セクションは、チャンバー間の差圧、スプリングの事前荷重及び剛性並びにバルブ及び付随するホールの寸法及び形状に応じて変化する。
本発明の目的
本発明は、可変オリフィス配置の現存のスタイルに関する複雑さを排除し、数学的に予測可能な、反復可能な、そして確実な圧力-流量特性を示す単純な構成を備えるダンパーバルブを提供することである
発明の要約
本発明によれば、本願明細書に添付の特許請求の範囲における請求項1に記載の油圧ダンパーバルブスプールが提供される。
本発明の実施形態は、添付の従属項に記載されている。
更に、本発明は、添付の図面を参照しながら例示としてここに記載される。
図1は、本開示に関する油圧ダンパースプールバルブの実施形態の斜視図である。
図2は、本開示に関する油圧ダンパースプールバルブの部分的に透視された斜視図である。
図3は、本開示の油圧ダンパースプールバルブに関する部分断面図である。
図4は、本開示の油圧ダンパースプールバルブに関するバルブ体及び主ピストンの抜粋断面図である。
図5は、本開示の油圧ダンパースプールバルブの分解斜視図である。
図6は、本開示の油圧ダンパースプールバルブの他の実施形態に関する部分的に拡大した断面図である。
図7は、本開示の油圧ダンパースプールバルブについての更に別の実施形態に関する断面図である。
図8は、本開示の油圧ダンパースプールについての更に別の実施形態であって、バイパスが示されているものの断面図である。
実施形態の詳細な説明
図1、2及び4を参照する。油圧ダンパーアセンブリー(1)は、本体(5)、シャフトアセンブリー(10)、並びに本体(5)の内部チャンバーを上部分(16)及び下部分(18)に区画するように構成される主ピストン(15)からなる。油圧ダンパーの上部分(16)及び下部分(18)には、油圧油(19)が含まれている。本開示の実施形態において、バルブ体(30)は、油圧ダンパーの主ピストン(15)に取り付けられている。バルブ体(30)は、機械的留め具又はその類いによって主ピストン(15)へ固定させてもよい。図1、2及び4における実例(これらに限定されるものではない)に示されるように、1又は複数のシール(80)をバルブ体(30)と主ピストン(15)との間に配置させてもよい。更に、図4の実例(これに限定されるものではない)に示すように、シャフトアセンブリー(10)を螺刻して主ピストン(15)及びバルブ体(30)へ係合できるようにしてもよい。
図3及び4を参照する。バルブ体(30)は、第一チャンバー(31)、第二チャンバー(32)、並びに第一チャンバー(31)及び第二チャンバー(32)を相互接続している円筒状流路(33)を有するように構成されている。第一流路(35)は、ダンパーの上部分(16)と第一チャンバー(31)との間に遮るものがない油圧経路を提供するように構成されている。更に、第二流路(37)は、ダンパーの下部分(18)と第二チャンバー(32)との間に遮るものがない油圧経路を提供するように構成されている。バルブ体(30)は、停止面(38)(39)を有するように更に構成されている。
図3及び5を参照する。可動式中空バルブスリーブ(40)は、円筒状内ボア(41)、円筒外面(42)、鋭い縁のランド形状(43)、第一有効ピストン領域(44)及び停止表面(46)を定めてしている。バルブ体(30)の円筒状流路(33)は、所定の精密公差のラジアルクリアランスを有するバルブスリーブ(40)の円筒外面(42)を受けるように構成されている。上記クリアランスは、バルブスリーブ(40)と円筒状流路(33)との間の油圧の流れを防止しつつ、円筒状流路(33)の中でのバルブスリーブ(40)の縦運動を許容するように構成されている。可動式中空円筒状バルブスプール(50)は、円筒壁(55)、開放端(51)、第二有効ピストン領域(54)を規定する閉成端(52)、停止表面(56)、及び円筒壁(55)に形成される成形開口部(53)を有するように構成されている。バルブスリーブ(40)の円筒状内ボア(41)は、所定の精密公差のラジアルクリアランスを有するバルブスプール(50)を受けるように有効に構成されている。上記クリアランスは、バルブスリーブ(40)とバルブスプール(50)との間のラジアルクリアランスによる油圧の流れを防止しつつ、バルブスリーブ(40)の円筒状内ボア(41)の中でのバルブスプール(50)の縦運動を許容するように構成されている。コイルスプリング(60)又は類似の弾性エネルギー貯蔵手段は、バルブスリーブ(40)とスプールバルブ(50)とを互いに異なる方向へ付勢するように、バルブスリーブ(40)とバルブスプール(50)との間に配置させることも可能である。
油圧ダンパーアセンブリー(1)が静止状態のときには、上部分(16)と下部分(18)との間に差圧が生じない。コイルスプリング(60)は、バルブスリーブ停止表面(46)がバルブ体(30)のスリーブ停止面(38)に当接するように、バルブスリーブ(40)を付勢する。コイルスプリング(60)は、スプール停止表面(56)がバルブ体(30)のスプール停止面(39)に当接するように、バルブスリーブ(40)から離れる方向へバルブスプール(50)を付勢する。バルブスリーブ(40)とバルブスプール(50)が停止面(38)(39)から離れるように付勢される場合、鋭い縁のランド形状(43)は、バルブスリーブ(40)がバルブスプール(50)の成形開口部(53)を完全に遮断するように構成されている。成形開口部(53)がバルブスリーブ(40)によって完全に遮断されると、油圧油(19)は、第一チャンバー(31)と第二チャンバー(32)との間を動くことができない。それ故に、成形開口部(53)がバルブスリーブ(40)によって完全に遮断されると、本体(5)の上部分(16)と下部分(18)との間で油圧油は動かない。
油圧ダンパーの主ピストン(15)が初めに反発方向(100)へ動くと、油圧ダンパーの上部分(16)に含まれる油圧油(19)に作動圧力が生じる。この圧力が第一有効ピストン領域(44)に作用することで、コイルスプリング(60)の付勢力に逆らう、バルブスリーブ(40)の縦運動が起こる。バルブスリーブ(40)が縦方向に動くと、バルブスリーブ(40)の鋭い縁のランド形状(43)は、停止位置のバルブスプール(50)に対して相対的に移動し、これによってコイルスプリング(60)が圧縮される。それに応じて、スプール(50)の成形開口部(53)は、第一チャンバー(31)を介して上部分(16)の油圧油へ露出される。そして、油圧ダンパーの上部分(16)と下部分(18)との間に油圧経路が形成される。
油圧ダンパーの上部分(16)における油圧油(19)に生じる作動圧力が変化すると、それに比例して、コイルスプリング(60)の付勢力に逆らう、バルブスリーブ(40)の縦運動が生じる。そして、この縦運動により、スプール(50)に対してバルブスリーブ(40)がスライドするにつれて、それに比例するように、成形開口部(53)の大きい方の領域及び小さい方の領域が露出して、油圧流量絞りの面積が変化する。油圧ダンパー(1)の反発動作特性は、成形開口部(53)の比例的な開閉によって定義される。これにより、数学的に予測可能且つ安定な圧力vs流量関係が作られる。油圧ダンパー(1)に関するこの圧力vs流量関係は、第一方向(100)へ動くときは、コイルスプリング(60)のレートを変化させること、コイルスプリング(60)のプレロードを変えること、第一有効ピストン領域(44)を修正することによってか、成形開口部(53)の形状を変化させることによって調節できる。
油圧ダンパーの主ピストン(15)が第二圧縮方向(101)へ動くと、油圧ダンパーの下部分(18)に含まれる油圧油(19)に作動圧力が生じる。この圧力が第二有効ピストン領域(54)に作用することで、コイルスプリング(60)の付勢力に逆らう、バルブスプール(50)の縦運動が生じる。バルブスプール(50)が縦方向に動くと、成形開口部(53)が静止位置のバルブスリーブ(40)に対して相対移動することによって、油圧ダンパーの下部分(18)と上部分(16)との間に油圧経路が開放される。
油圧ダンパーの下部分(18)に含まれる油圧油(19)に生じる作動圧力が変化すると、それに比例して、コイルスプリング(60)の付勢力に逆らう、バルブスプール(50)の縦運動が生じる。そして、この縦運動に比例して、成形開口部(53)の大きい方の領域と小さい方の領域が露出され、油圧流量絞りの面積が変化する。これにより、油圧ダンパー(1)の圧縮動作特性は、成形開口部(53)の比例的な開閉によって定義される。これにより、数学的に予測可能且つ安定な圧力vs流量関係が作られる。第二方向(101)へ動くときは、油圧ダンパー(1)に関する圧力vs流量関係は、コイルスプリング(60)のレートを変化させること、コイルスプリング(60)のプレロードを変えること、第二有効ピストン領域(54)を修正することによってか、成形開口部(53)の形状を変化させることによって調節できる。
バルブスプール(50)には、複数の成形開口部(53)、又は成形開口部のアレイ(図示せず)を形成してもよいことを理解すべきである。成形開口部(53)は、その数に関係なく、可変性の幅を有する所定の形状を備えた構成であり、その形状によって、第一チャンバー(31)と第二チャンバー(32)との間の圧力-流量特性を容易に望みのものとすることができる。バルブスプール(50)とバルブスリーブ(40)との間の相対運動における何れの位置であっても、成形開口部(53)の開放部には、確立されたオリフィスフロー理論に基づく数学的に予測可能な油圧流量絞りが適用される。所定のコイルスプリング(60)のレート及びプレロードとの関係で、成形開口部の形状は、広範囲にわたって圧力-流量特性が生じる構成にすることができる。そして、その全ての特性は、確立された閉形数学的技術を用いることで予測可能である。成形開口部(53)の形状は、幾何学的な制限はなく、一般的には形状が複雑で且つ不規則である。
本開示の別の実施形態において、油圧流経路である、個別のバイパス流路(90)をダンパーの上部分(16)と下部分(18)との間に提供することができる。バイパス流路(90)は、バルブスプール(50)の成形開口部(53)がバルブスリーブ(40)によって完全に遮断されるときに、上部分(16)と下部分(18)との間を油圧油(19)が通過できるように構成されている。バイパス流路(90)は、固定面積のオリフィスを有するように構成され、このオリフィスには、主ピストン(15)の動きが遅い場合、所定の二乗法則の圧力-流量関係が適用される。このように、成形開口部(53)が初めて開く場合は、圧力-流量特性の急激な遷移が避けられる。バイパス流路は、直接的に主ピストン(15)の上側(92)と下側(94)との間の主ピストン(15)を通ってか、バルブ体(30)の第一及び第二チャンバー(31)(32)を横切ってか、又はバルブスプール(50)の閉成端(52)を通っての配置とすることができる。
本開示の更なる別の実施形態によると、バルブスリーブ(40)とバルブスプール(50)が互いに離れるように付勢され且つ停止面(38)(39)に対して付勢されるときは、成形開口部(53)は、完全には遮断されない。このように、成形開口部(53)の小さい非遮断部分には、主ピストン(15)の動きが遅い場合、所定の二乗法則の圧力-流量関係が適用される。バルブスリーブ及びバルブスプールがそれらの対応する停止面 - スリーブ停止面(38)及びスプール停止面(39) - に当接しているときには、成形開口部(53)は、この位置において部分的に開放されていることを理解すべきである。このように、バルブスプール(50)及びバルブスリーブ(40)の相対的な縦運動が初めて発生する場合は、圧力-流量特性の急激な遷移が避けられる。
図6は、本開示の別の実施形態を図示している。2つのコイルスプリング(61)(62)又は類似の弾性エネルギー貯蔵部材若しくは手段は、ダンパー(1)の油圧油(19)における作動圧力によって生じる力ベクトル(98)とは反対の方向に、バルブスリーブ(40)とバルブスプール(50)を独立して付勢するように配置されている。バルブ体(30)は、2つのコイルスプリング(61)(62)の固定端を担持するのに適しているスプリングシート(34)を備えるように構成されている。油圧ダンパーの上部分(16)(及び第一チャンバー(31))に含まれる油圧油(19)において誘起された作動圧力を変化させると、それに比例して、コイルスプリング(61)の付勢力に逆らう、バルブスリーブ(40)の縦運動が生じる。そして、この縦運動に比例して、成形開口部(53)の大きい方の面と小さい方の面が露出され、油圧流量絞りの面積が変化する。油圧ダンパーの下部分(18)(及び第二チャンバー(32))に含まれる油圧油(19)において誘起された作動圧力を変化させると、それに比例して、コイルスプリング(62)の付勢力に逆らう、バルブスプール(50)の縦運動が生じる。そして、この縦運動に比例して、成形開口部(53)の大きい方の面と小さい方の面が露出され、油圧流量絞りの面積が変化する。このように、油圧ダンパー(1)の圧力vs流量関係は、その反発方向(100)においては、第一コイルスプリング(61)のレート又はプレロードを変化させることによって独立して調節することができ、その圧縮方向(101)においては、第二コイルスプリング(62)のレート又はプレロードを変化させることによって独立して調節することができる。この配置から、単一のコイルスプリング又は弾性エネルギー貯蔵手段を使用する時よりも、より高い水準の非対称の動作特性が提供される。
本開示の更なる別の実施形態が図7に示されている。バルブ体(30)は、油圧ダンパーアセンブリー(1)の本体(5)中に搭載されている。本体(5)には、ダンパーの上部分(16)と第一チャンバー(31)との間に遮るものがない油圧経路を提供するフロー流路(6)が備わっている。第二流路(37)は、ダンパーの下部分(18)と第二チャンバー(32)との間に遮るものがない油圧経路を提供するように構成されている。このように、バルブ体(30)は、据付けられているが、成形開口部(53)は、ダンパーの本体(5)の上部分(16)と下部分(18)との間に油圧油(19)用単一経路を提供するように構成され、主ピストン(15)全体の差圧に応答して徐々に開閉するように構成されている。

Claims (14)

  1. 油圧ダンパー用の油圧ダンパースプールバルブであって、
    両端が開放されている円筒状の内部ボアと、円筒外面と、鋭い縁のランド形状と、第一有効ピストン領域と、を提供するバルブスリーブ(40)と、
    開放端と、第二有効ピストン領域を規定する閉成端と、前記バルブスプールの壁に形成される成形開口部(53)と、を有する円筒状バルブスプール(50)と、
    円筒状流路によって相互接続する第一チャンバー(31)及び第二チャンバー(32)を具備するバルブ体(30)と、
    前記油圧ダンパーの上部分と前記第一チャンバーとの間に遮るものがない油圧経路を提供する、前記バルブ体に規定される第一流路と、
    前記油圧ダンパーの下部分と前記第二チャンバーとの間に遮るものがない油圧経路を提供する第二流路と、
    前記ダンパーの油圧油における作動圧力によって生じる力ベクトルとは反対の方向に、前記バルブスリーブ(40)と前記バルブスプール(50)を付勢するように、前記バルブスリーブ(40)と前記バルブスプール(50)との間に配置される弾性エネルギー貯蔵部材(60)と、を備え、
    前記バルブスリーブは、所定の精密公差ラジアルクリアランスを有する前記バルブスプールを受け入れるように構成され、
    前記ラジアルクリアランスは、油圧の流れを防止しつつ、前記バルブスリーブの前記円筒状内ボアの中で前記バルブスプールの縦運動を許容するように構成され、
    前記円筒状流路は、所定の精密公差ラジアルクリアランスを有する前記バルブスリーブ(40)を受け入れるように構成され、
    前記ラジアルクリアランスは、油圧の流れを防止しつつ、前記円筒状流路の中で前記バルブスリーブ(40)の縦運動を許容するように構成され、
    これにより、前記主ピストン第一方向へ動くと、前記ダンパーの油圧油に生じる前記作動圧力は、前記第一有効ピストン領域に作用して前記弾性エネルギー貯蔵部材(60)の付勢力に逆らう、前記バルブスリーブ(40)の縦運動を引き起こし、
    その結果、前記鋭い縁のランド形状は、前記成形開口部(53)と相対的に動き、
    これにより、前記開口部における露出開放区域の変化を通じて流体の流れを変化させ、
    そして、
    前記油圧ダンパーの主ピストンが第二方向に動く場合、
    前記ダンパーの油圧油に生じる前記作動圧力は、前記第二有効ピストン領域に作用して前記弾性エネルギー貯蔵部材(60)の付勢力に逆らう、前記バルブスプール(50)の縦運動を引き起こし、
    その結果、前記成形開口部(53)が前記鋭い縁のランド形状と相対的に動き、前記開口部(53)における露出開放区域の変化を通じて前記流体の流れを変化させる、油圧ダンパースプールバルブ。
  2. 前記バルブスリーブ(40)は、前記バルブ体に配置された合わせスリーブ停止面に当接するように有効に構成されているスリーブ停止表面を更に備える、請求項に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  3. 前記バルブスプール(50)は、前記バルブ体に配置された合わせスプール停止面に当接するように有効に構成されているスプール停止表面を更に備える、請求項1又は2に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  4. 前記弾性エネルギー貯蔵部材(60)は、前記スプール停止表面及び前記スリーブ停止表面が、前記バルブ体における対応する前記スプール及びスリーブ停止面に当接するように、前記バルブスリーブ(40)と前記バルブスプール(50)を互いに反対の方向へ付勢するように構成されている、請求項に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  5. 前記バルブスリーブ及び前記バルブスプール停止表面が前記バルブ体の前記停止面に当接すると、前記成形開口部(53)は、前記バルブスリーブによって完全に遮断される、請求項に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  6. 前記成形開口部は、圧力-流量特性を望みのものにするために前記バルブスリーブと前記バルブスプールとの相対的位置に対応する所定の関数により面積を変化させる開口部を提供するように構成されている、請求項3に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  7. 複数の成形開口部(53)は、前記バルブスプール(50)の壁に規定される、請求項1から6のいずれかに記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  8. バイパス流路は、前記成形開口部を通過することなく前記第一と第二チャンバーとの間に油圧流を通すことができるように設けられている、請求項1から7のいずれかに記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  9. 前記スリーブ及び前記スプール停止表面が前記バルブ体の前記停止面に当接するときは、前記成形開口部は部分的に開いている、請求項3に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  10. 2つの弾性エネルギー貯蔵部材(61, 62)は、それぞれ前記バルブ体(30)と前記バルブスリーブ(40)及びバルブスプール(50)の内の対応するものとの間において作用し、前記ダンパーの油圧油における前記作動圧力によって生じる力ベクトルとは反対の方向に、前記バルブスリーブ(40)と前記バルブスプール(50)を独立して付勢するように設けられている、請求項1から9のいずれかに記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  11. 特定又は各々の弾性エネルギー貯蔵部材(60, 61, 62)は、コイルスプリングである、請求項1から10のいずれかに記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  12. 特定又は各々の弾性エネルギー貯蔵部材は、前記バルブスプール及び前記バルブスリーブと同軸方向に設置した構成である、請求項11に記載の油圧ダンパースプールバルブ。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載のスプールバルブを備える油圧ダンパーであって、
    前記ダンパーは、シリンダー内を移動可能なピストンを備え、
    前記ピストンは、前記ピストンの2つの側面により作用チャンバーを形成し、
    前記バルブスプールの前記バルブ体は、前記ダンパーの前記ピストンと共に移動するように搭載されている、油圧ダンパー
  14. 請求項1から12のいずれかに記載のスプールバルブを備える油圧ダンパーであって、
    前記ダンパーは、シリンダー(5)内を移動可能なピストン(15)を備え、
    前記ピストン(15)は、前記ピストン(15)の2つの側面に位置する2つの作用チャンバー(16, 18)を形成し、
    前記スプールバルブは、前記スプールバルブのチャンバー(32)の1つが前記ダンパーの前記作用チャンバー(18)の1つと直接連通し、且つ、他のチャンバー(31)は前記スプールバルブは流体フロー流路(6)を経由して前記ダンパーの他の作用チャンバーと連通している状態で、シリンダー(5)内に固定されて搭載されている、油圧ダンパー。
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