JP5430730B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブ制御基板において生成された情報を反映して、メイン制御基板にてリール制御演出を実行できる遊技機を提供する。
【解決手段】
遊技機1のメイン制御基板100Aは、リール制御演出の実行を仮決定するリール演出仮決定手段(例えば、内部抽選手段IL)と、リール制御演出の実行が仮決定された場合に、遊技者による所定操作(例えば、MAXBETボタン11の押下)の入力を受け付ける受付期間を設定する受付期間設定手段ASと、所定操作が受付期間において入力された場合に、リール制御演出を実行するリール演出実行手段(RP)を有している。また遊技機1のサブ制御基板100Bは、リール制御演出の実行が仮決定された場合に、サブ制御基板において生成された情報(例えば、サブ制御基板100Bで管理される遊技状態)に従って、所定操作の入力を受付ける旨の演出を行う所定操作受付け演出手段APを有している。
【選択図】 図10

Description

本発明は、遊技機に関する。
遊技機の演出としては、前面扉の上部に取り付けられた表示部に動画を表示して行うほかにも、遊技機のリールを通常遊技時とは異なる動作で制御して行うものがある。表示部における演出は、サブ制御基板において制御されるものの、リールの制御に関する演出(以下、本明細書において、リール制御演出ともいう。)は、メイン制御基板において制御されるようになっている。
また遊技機には、サブ制御基板の画像や音声の制御により、押し順小役を入賞させる停止操作順序などを報知するAT(アシストタイム)機能を有するものがある。AT状態では、画像や音声によって遊技者にとって有利となる押し順やタイミングが報知され、これにより押し順小役等の払出しを確実に受けることができる。
またAT機能に関連して、サブ制御基板では複数種類のゲーム状態が決定されるようになっており、これらの複数種類のゲーム状態では、遊技者に付与するAT遊技の当選確率が変化する等により、遊技機の複雑なゲーム性が実現されるようになっている。
なお、下記の特許文献1には、遊技者の操作に基づき所定の解除条件が満たされたときには、フリーズ演出を解除してフリーズ時間を短縮しあるいはキャンセルすることができる回胴式遊技機が記載されている。
特開2011−177578号公報
ここで、サブ制御基板からメイン制御基板への情報の送信は、出玉に対する不正防止の観点から禁止されているため、メイン制御基板側からは、サブ制御基板において管理されるゲーム状態等を判別することが困難になっている。
一方、リール制御演出は、その見た目のインパクトが大きく演出継続時間が長いものが多いこと等から、遊技者に対して何らかの特典が与えられる可能性が高い演出であると認識されている。このため、サブ制御基板のゲーム状態や処理内容等を反映させて、適切な機会にリール制御演出を実行できるのであれば、遊技機における興趣性の減退を防止したり、あるいは、興趣性の更なる向上につながるものと考えられる。
本発明は、上記のような課題に鑑みて、サブ制御基板において生成された情報を反映して、メイン制御基板にてリール制御演出を実行できる遊技機を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、発明の理解を容易にするため添付図面の参照符号等を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が表示の形態に限定されるものではない。
本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、複数種類の図柄が配置されて回転駆動される複数のリール(R1〜R3)と、前記複数のリールの回転駆動を開始する回転駆動開始指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数のリールに対応して設けられて、回転駆動を停止させる停止指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a〜13c)と、メイン制御基板(100A)と、前記メイン制御基板からの信号を一方通行で受信するサブ制御基板(100B)と、を有する遊技機1であって、前記メイン制御基板は、前記複数のリールの少なくとも1つを特定の態様で制御するリール制御演出の実行を仮決定するリール演出仮決定手段(例えば、内部抽選手段IL)と、前記リール制御演出の実行が仮決定された場合に、遊技者による所定操作(例えば、MAXBETボタン11の押下)の入力を受け付ける受付期間を設定する受付期間設定手段(AS)と、前記所定操作が前記受付期間において入力された場合に、前記リール制御演出を実行するリール演出実行手段(RP)と、を有し、前記サブ制御基板は、前記リール制御演出の実行が仮決定された場合に、前記サブ制御基板において生成された情報(例えば、サブ制御基板100Bで管理される遊技状態)に従って、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行う所定操作受付け演出手段(AP)と、を有する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、複数種類の図柄が配置されて回転駆動される複数のリール(R1〜R3)と、前記複数のリールの回転駆動を開始する回転駆動開始指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数のリールに対応して設けられて、回転駆動を停止させる停止指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a〜13c)と、メイン制御基板(100A)と、前記メイン制御基板からの信号を一方通行で受信するサブ制御基板(100B)と、を有する遊技機であって、前記メイン制御基板は、前記複数のリールの少なくとも1つを特定の態様で制御する第1のリール制御演出の実行を決定する第1リール演出決定手段(例えば、内部抽選手段IL)と、前記第1のリール制御演出の実行が決定された場合に、遊技者による所定操作(例えば、MAXBETボタン11の押下)の入力を受け付ける受付期間を設定する受付期間設定手段(AS)と、前記受付期間の少なくとも一部と重複する期間において、前記第1のリール制御演出を実行する第1リール演出実行手段(RP1)と、前記所定操作が前記受付期間において入力された場合に、第2のリール制御演出を実行する第2リール演出実行手段(RP2)と、を有し、前記サブ制御基板は、前記第1のリール制御演出の実行が決定された場合に、前記サブ制御基板において生成された情報に従って、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行う所定操作受付け演出手段(AP)と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記サブ制御基板は、複数種類の遊技状態の中からいずれかの遊技状態に設定する遊技状態設定手段(PS)をさらに有し、前記所定操作受付け演出手段は、前記遊技状態設定手段によって設定される前記遊技状態に従って、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行う、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記サブ制御基板における前記遊技状態設定手段によって設定される前記複数種類の遊技状態には、第1の遊技状態(例えば、低確率状態)と、前記停止操作手段の操作順序の報知がされなかった1又は複数回の遊技において、前記停止操作手段を操作すべき基準となる操作順序とは異なる操作順序が入力される場合に設定されるペナルティ状態と、が含まれ、前記所定操作受付け演出手段は、前記ペナルティ状態では、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行わず、前記第1の遊技状態では、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行う、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記サブ制御基板は、内部抽選の結果に応じて、遊技者に有利となる押し順又はタイミングを報知する1又は複数回の報知ゲームを付与する抽選処理を実行する報知ゲーム付与手段(AG)を有し、前記サブ制御基板における前記遊技状態設定手段によって設定される前記複数種類の遊技状態には、第1の遊技状態(例えば、低確率状態)と、前記報知ゲーム付与手段による抽選処理により前記報知ゲームが付与される期待値が前記第1の遊技状態よりも高い第2の遊技状態(例えば、高確率状態)とを含み、前記所定操作受付け演出手段は、前記第2の遊技状態では、前記第1の遊技状態の場合よりも前記所定操作の入力を受付ける旨を示す演出を行う確率を高くする、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記受付期間は、前記回転駆動開始指示が出力されたタイミング以降に開始して、一遊技の実行中となる期間内の予め定められたタイミングにて終了するように設定される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記受付期間は、前記開始操作手段の入力後から、前記複数のリールの回転駆動が定常回転状態となって前記停止指示の入力が可能となるまでの期間の少なくとも一部において設定される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記メイン制御基板は、予め定められた複数種類の操作態様からいずれか1つを選択することにより、前記受付期間に受け付ける前記所定操作を決定する操作態様決定手段(MS)を有する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記所定操作の入力は、1又は複数の操作手段(例えば、MAXBETボタン11、ストップボタン13a〜13c、あるいは、これらの組合わせ)を介して前記メイン制御基板に受け入れられる、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記第1リール演出実行手段は、前記停止操作手段による停止指示の入力を無効にする期間を設定する無効期間設定手段(NE)を有し、前記所定操作は、前記無効期間設定手段によって停止指示の入力が無効にされた前記複数のリールに対応する前記停止操作手段(13a〜13c)を介して入力される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記リール演出仮決定手段は、第1の小役(例えば、小役2A)に内部当選したこと、あるいは、前記第1の小役に内部当選した際にさらに実行される抽選処理によって、前記リール制御演出の実行を仮決定し、前記サブ制御基板は、前記第1の小役に内部当選したこと、あるいは、前記第1の小役に内部当選した際にさらに実行される抽選処理によって当該抽選処理に当選したことを示す情報を受けて、遊技者に有利となる押し順又はタイミングを内部抽選の結果に応じて報知する複数回の報知ゲームを付与する報知ゲーム付与手段(AG)を有する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記メイン制御基板は、複数種類のゲーム状態の中からいずれかのゲーム状態に設定するゲーム状態設定手段(GS)をさらに有し、前記リール演出仮決定手段は、前記ゲーム状態設定手段により所定のゲーム状態への移行が発生する場合に前記リール制御演出の実行を仮決定し、前記サブ制御基板は、遊技者に有利となる押し順又はタイミングを複数回の遊技にわたって報知する報知遊技状態(AT状態)を含む、複数種類の遊技状態の中からいずれかの遊技状態に設定する遊技状態設定手段(PS)を有し、前記所定操作受付け演出手段(AP)は、前記リール制御演出の実行が仮決定された場合であって、前記報知遊技状態である場合に、前記所定操作を受付ける旨の演出を行う、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記メイン制御基板は、前記回転駆動開始指示により、所定方向に定常回転をするように回転駆動を開始する制御を実行し、定常回転状態となった後に入力される前記停止操作手段から前記停止指示により、予め定められた引き込み範囲内でリールを停止して次の一遊技が開始するまでリールを停止する制御を実行するリール通常制御手段(RC)をさらに有し、前記リール演出実行手段は、前記受付期間に前記所定操作が入力される場合に、前記リール通常制御手段による制御から切替えて前記リール制御演出を実行するように前記複数のリールを制御する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記メイン制御基板は、前記回転駆動開始指示により、所定方向に定常回転をするように回転駆動を開始する制御を実行し、定常回転状態となった後に入力される前記停止操作手段からの前記停止指示により、予め定められた引き込み範囲内でリールを停止して次の一遊技が開始するまでリールを停止する制御を実行するリール通常制御手段(RC)をさらに有し、前記第1のリール演出実行手段による制御は、前記受付期間に前記所定操作が入力されなかった場合に前記リール通常制御手段による制御に切替えられる、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記メイン制御基板または前記サブ制御基板は、前記受付期間に、前記所定操作が入力されたことを契機として、予め定められた特典を遊技者に付与する特典付与手段をさらに有する、ことを特徴としてもよい。
本明細書で用いる用語は、それぞれ次の意味を表す。
「遊技媒体」とは、遊技メダル又は遊技球をいう。
「入賞ライン」とは、表示列の図柄が組合せとして判定される表示位置の組をいう。「有効ライン」とは、ベット処理や自動ベット処理等により有効化された入賞ラインのことをいう。
「一遊技(1ゲーム)」とは、ベット処理を開始したときから次のベット処理が可能になるまでの一連の処理をいう。
「遊技価値」とは、入賞によって付与する特典であり、例えば、他の種類のゲームを開始する条件や配当を付与するものがある。
「役」とは、図柄の組合せのうち遊技価値の付与に必要な図柄の組合せ(図柄の並び)をいう。例えば、赤7役、7−7−7役などのようにいう。
「賞」とは、有効ライン上に役が表示されたことを契機として付与される特典のことをいい、他の種類のゲームを開始する条件を付与する開始賞と、配当を付与する小役賞、遊技媒体又はクレジットの投入なしに、次ゲームを開始する条件を付与する再遊技賞がある。また、開始賞にはBB賞、MB賞、SB賞、RB賞、CB賞などがある。なお、一つの賞には複数の役が対応してもよい。
「役抽選テーブル」とは、複数の抽選対象のそれぞれに数値範囲が関連づけられた情報であり、各抽選対象の当選確率(抽選確率)が定められたものを言う。各抽選対象は、1又は複数の役を含んで構成されるが、「ハズレ」に相当する抽選対象が存在していてもよい。また「役抽選テーブル」のことを「内部抽選テーブル」ということもある。
「内部抽選」とは、ハードウェア又はソフトウェアで構成した数列発生装置から発生する複数の数値の中から1つの数値を取得(乱数抽出)し、さらに役抽選テーブルを参照して、取得した乱数値が属することとなる抽選対象を導出することで実行する抽選処理のことをいう。ひとつの抽選対象に複数の賞が対応付けられている場合に、取得した乱数値が当該抽選対象の数値範囲に属する場合には、当該複数の賞のそれぞれに当選したことになる。
「内部当選」とは、内部抽選において取得された乱数値が、役抽選テーブルにおけるいずれかの抽選対象に該当する数値範囲に属したことをいう。また、本明細書では、単に「当選」ということもある。
「ハズレ」とは、内部抽選において取得された乱数値が役抽選テーブルのハズレに対応する抽選対象の数値範囲に該当した場合、又は、役抽選テーブルにおけるいずれの数値範囲にも属さなかった場合をいう。また、本明細書では、「ハズレ」のことを「不当選」ということもある。
「図柄」とは、文字、図形、記号、色彩若しくはこれらの結合であって、表示列上に表示されるもの、又は役の構成要素の単位をいう。
「入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組合せが、あらかじめ定められた役であると判定されたことをいう。
「非入賞」とは、ベット操作で有効ライン上に表示された図柄の組合せが、あらかじめ定められた役でないと判定されたことをいう。非入賞には、内部抽選の結果によりいずれかの役が有効ライン上に表示されることが許可された状態であるにも関わらず、停止ボタンの操作によって有効ライン上に役が揃わなかった場合と、内部抽選でハズレの場合に役が揃わない場合がある。また、前者の場合を、「取りこぼし」という。
「当選フラグ」とは、内部抽選の結果に基づいて、有効ライン上にいずれの図柄の組合せの表示を許可するかを記憶するデータをいう。内部抽選の結果に基づいてセットされた当選フラグは、原則として一遊技終了時にクリアされる。
「押し順小役」とは、遊技者が入力するストップボタンの操作順序によって、有効ライン上に当選役に対応する図柄の組合せが表示されるか否かが決定される小役のことをいい、「押し順再遊技役」とは、遊技者が入力するストップボタンの操作順序によって、有効ライン上に表示される図柄の組合せが異なることとなる再遊技役のことをいう。
「投入枚数」とは、一遊技を開始するために必要となる遊技媒体数のことをいい、当該一遊技を開始する際に遊技者によって投入されたメダルの枚数をいう。
「払出し数」とは、有効ラインに停止した役に対応して、払い出される遊技媒体数のことをいい、複数の入賞ラインに役が停止した場合には、各役に付与される配当を合計した数となる。ただし、払出し数には上限値「15」(枚)が定められており、各役に付与される配当を合計した枚数が15枚を超える場合には、上限値である15枚が払出し数となる。
「出玉率」とは、遊技媒体の投入枚数に対する払出し数の割合(払出し数/投入枚数)をいい、出玉率が1(100%)のときは、遊技媒体の投入枚数と払出し数とが同一値であることを意味する。
「ベット操作」とは、遊技媒体又はクレジットの投入によって、投入枚数(ベット数)に応じた入賞ラインを有効化することをいう。ベット操作に応じた制御をベット処理といい、遊技媒体の投入による投入ベット処理、クレジットの投入による貯留ベット処理、及び再遊技賞に入賞した次ゲームで前ゲームと同じ入賞ラインを自動的に有効化する自動ベット処理を含む。
「RBゲーム」とは、RB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組合せの数を増加、又は小役賞の当選確率を変動させて行うゲームをいう。RBゲームを遊技規則で第1種特別役物という。
「BBゲーム」とは、BB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、RB賞に係る図柄の組合せ(役)の数を増加、若しくはRB賞の当選確率を変動させて行うゲーム、又はRBゲームを連続して開始させて行うゲームをいう。
なお、本明細書中の「RBゲーム」、「BBゲーム」は、それぞれ、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則(昭和六十年二月十二日国家公安委員会規則第四号)の別表第二(技術上の規格における用語の意味)(以下、この規則を「遊技規則」という。)における、「第1種特別役物」、「第1種特別役物に係る役物連続作動装置」に対応する用語である。
本発明によれば、サブ制御基板において生成された情報を反映して、メイン制御基板にてリール制御演出を実行できる遊技機を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る遊技機1を説明するための図である。 第1の実施形態に係る遊技機のリール可変表示装置の構造を示す説明図である。 第1の実施形態に係る遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る遊技機における3つのリール帯に印刷された図柄の配置を示す説明図である。 第1の実施形態に係る遊技機において設定される役の種類を説明するための図である。 遊技機1における各ゲーム状態における役の役抽選テーブルを説明するための図である。 遊技機1におけるサブ制御基板側で設定される遊技状態を説明するための図である。 サブ制御基板で設定される各遊技状態でのAT抽選の抽選テーブルを示す図である。 サブ制御基板で設定される低確率状態、高確率状態、超高確率状態間の移行抽選テーブルを示す図である。 第1の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。 第1の実施形態のメイン制御基板における一遊技の流れの内容を示すフローチャートである。 第1の実施形態のサブ制御基板の処理について説明するための図である。 第1の実施形態のサブ制御基板における演出セット処理のフローチャートである。 第2の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。 第2の実施形態のメイン制御基板における一遊技の流れの内容を示すフローチャートである。 第3の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。 第4の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。 各実施形態の一遊技において設定される受付期間と、受付期間に所定操作が入力されてリール制御演出が実行される場合等を説明するためのタイミングチャートである。
[第1の実施形態]
以下においては、本発明の第1の実施形態に係る遊技機1についての説明をする。
[1−1.遊技機の外観構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機1の概観を示す斜視図である。遊技機1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
操作部OPには、メダル投入口10、MAXBETボタン11をはじめとする一遊技に賭ける遊技媒体の数を設定するベットボタン、スタートレバー12、左ストップボタン13a、中ストップボタン13b、右ストップボタン13c、精算ボタン14、表示画面操作ボタン15が設けられている。操作部OPの上面右側にメダル投入口10が配置され、上面左側にMAXBETボタン11が配置されている。遊技機1の遊技は、メダル投入操作又はベットボタン操作、再遊技賞の入賞に伴う自動ベット処理により開始できる。MAXBETボタン11の下部位置の前面側には、リールR1〜R3の回転を行うためのスタートレバー12が配置され、その右側には左リールR1の回転を停止させるための左ストップボタン13a、中リールR2の回転を停止させるための中ストップボタン13b及び右リールR3の回転を停止させるための右ストップボタン13cが配置される。
また、リールR1〜R3が回転を開始した後、ストップボタン13a〜13cのうちリールを停止するために最初に入力される操作を第1停止操作、次に入力される操作を第2停止操作、最後に入力される操作を第3停止操作というものとする。また、ストップボタン13a〜13cのうち、リールを停止するために最初に押下されるボタンを第1停止ボタン、次に押下されるボタンを第2停止ボタン、最後に押下されるボタンを第3停止ボタンというものとする。また、リールR1〜R3のうち、最初に停止制御されるリールを第1停止リール、次に停止制御されるリールを第2停止リール、最後に停止制御されるリールを第3停止リールというものとする。さらに、「順押し」とは、第1停止操作が左ストップボタン13aに、第2停止操作が中ストップボタン13bに、第3停止操作が右ストップボタン13cに入力される操作順序のことをいい、「挟み押し」とは、第1停止操作が左ストップボタン13aに、第2停止操作が右ストップボタン13cに、第3停止操作が中ストップボタン13bに入力される操作順序のことをいう。また、「変則押し」とは、左ストップボタン13a以外に第1停止操作が入力される操作順序のことをいう。
スタートレバー12の左側には、貯留装置に記憶されたクレジットを精算してメダル受皿40にメダルを払い出すための精算ボタン14が配置されている。この精算ボタン14は遊技をやめる場合に使用されるものである。
パネル表示部DPには、リール窓20、遊技ガイド表示器22及び遊技価値情報表示部23が設けられている。遊技価値情報表示部23は、クレジット数表示器23a、配当数表示器23c及び獲得枚数表示器23bから構成される。リール窓20は、1つのリールにつき、3個の連続した図柄をのぞむ透明アクリル板からなり、遊技者は3つのリールで9個分の図柄を、リール窓20を通して目視することができる。
本実施形態における遊技機1は、リール窓20の中段表示位置に水平の入賞ラインL1を有している。すなわち、左リールR1における上段表示位置をU1、中段表示位置をM1、下段表示位置をD1、中リールR2における上段表示位置をU2、中段表示位置をM2、下段表示位置をD2、右リールR3における上段表示位置をU3、中段表示位置をM3、下段表示位置をD3、とした場合に、入賞ラインL1は、各リールR1〜R3における中段表示位置M1−M2−M3に対応している。
また、リール窓20の右側には、入賞した役に応じて点灯する表示部やゲーム状態に応じて点灯するLEDなどの複数のLEDが配置された遊技ガイド表示器22が設けられている。さらにリール窓20の下側には、貯留装置に蓄えられたクレジット数を表示するクレジット数表示器23a、入賞した場合に付与された配当数を表示する配当数表示器23c、及び所定ゲーム中に付与された配当数を累積して獲得枚数の表示を行う獲得枚数表示器23bから構成される遊技価値情報表示部23を有している。
演出表示部TPには、遊技の進行状態を画像で表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示器30、ゲーム状態に応じて色彩や点灯パターンを変化させてゲーム状態を表示する電飾LED31及びゲーム状態に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が設けられている。
受皿部BPには、メダル払出装置が駆動されてメダル払出口40aから排出された遊技メダルを貯めるメダル受皿40が設けられており、メダル受皿40の左側には灰皿41が設けられている。
[1−2.リール可変表示装置の構成]
図2は、遊技機1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。図2(a)は、リール可変表示装置RL全体の構造を示し、リール可変表示装置の内部を表すために右リールR3が取り外された状態を示したものである。図2(b)は、右リールR3の詳細の構造を示す。
リールR1〜R3は、軸部から放射線状に延びた複数のスポーク部と環状の枠を有する透明なABS樹脂等からなるリール枠56a〜56cに、21個の各種の図柄(図柄番号PN=1〜21)が印刷されているリール帯58a〜58cが、リール枠56a〜56cの周面に貼り付けられて構成される。リールR1〜R3はリール可変表示装置RLのケース体50の上下に設けられた、それぞれのリールに対応したガイドレール51a〜51cに沿って挿入され、ケース体50内に収容される。図2(b)を使って、リールR3の説明をするが、リールR1〜R2も同一の構造である。リールR3は、ステッピングモータ54cに固定され回転するようになっている。リールR3の回転には、400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54cを使用し、所定のパルスを供給することで所定の図柄をリール窓20に表示させることができる。さらにLED(図示せず)を設置したバックライト装置53cを設け、リール帯58cの内側から光を照射できるようになっている。このように、リール帯58cの内側からバックライト装置53cによって光を照射することで、遊技者にリール帯58c上の図柄を目立たせることができる。
またスポーク部の一つに検知板57cを取り付け、リール位置検出センサ55cによって、リールR3が1回転するごとに1パルスのリール位置検出信号155cを出力できるようになっている。このリール位置検出信号155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中央の入賞ラインL1上に位置するように検知板57cとリール帯58cとの位置が設定してある。
リールR3、リールR3が固定されたステッピングモータ54c、バックライト装置53c及びリール位置検出センサ55cをベース板52cに固定することで一つのユニット構成としている。また、リール可変表示装置RLは、ベース板52cをリール可変表示装置RLのケース体50に設けられたガイドレール51cに沿って挿入してケース体50内に収容するようになっている。ステッピングモータ54c、バックライト装置53c、検知板57c、リール位置検出センサ55cおよびリール位置検出信号155cは、図示していないが、リールR1では、ステッピングモータ54a、バックライト装置53a、検知板57a、リール位置検出センサ55aおよびリール位置検出信号155aにそれぞれ対応し、リールR2では、ステッピングモータ54b、バックライト装置53b、検知板57b、リール位置検出センサ55bおよびリール位置検出信号155bにそれぞれ対応する。
[2.遊技機の電気的構成]
図3は、遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。遊技機1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、表示器30に対して表示制御を行い画像表示するサブ制御基板100Bを備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(centralprocessingunit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-onlymemory)104、RAM(random-accessmemory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号の間隔は、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取って各種モータ等を駆動する。
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたMAXボタン11をはじめとするベットボタン、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。表示制御信号123a〜123cは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、獲得枚数表示器23b、配当数表示器23cに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。このリール駆動信号154a〜154cによってステッピングモータに対する制御を行うことにより、各リールR1〜R3の回転駆動の開始や停止制御、さらには、回転速度の制御を行うことができ、リール制御演出を実行することができる。
メダル投入信号160は、投入された遊技メダルをメダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダルを検出するセンサの信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162はメダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダルを検出するセンサ信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
CPU101は、データ送出回路106を介してサブ制御基板100Bへ各種コマンドを出力する。サブ制御基板100Bは、CPU(centralprocessingunit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-onlymemory)194、RAM(random-accessmemory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号の間隔は、例えば、2ミリ秒とする。CPU191は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
サブ制御基板100Bは、メイン制御基板100Aより各種コマンドを受信して、遊技に伴う演出画像を表示器30に表示させる指示を表示回路197に出力する。また、サブ制御基板100Bは、遊技ガイド表示器22、電飾LED31による電飾装置の点灯制御や、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御、及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する音制御を行う。
[3.遊技機1について]
ここで、本実施形態の遊技機1は、スタートレバー12による一遊技の開始後に遊技者からの所定操作(リール制御演出の実行操作)を受付ける受付期間を設定し、受付期間中に当該所定操作が入力された場合にリール制御演出を実行するものとなっている。サブ制御基板100Bは、例えば、サブ制御基板100Bにおいて管理されるゲーム状態に応じて、受付期間中に所定操作の入力を受付ける旨の表示を行うか否かを決定し、遊技者が当該表示にしたがって所定操作を入力することで、メイン制御基板100Aは、サブ制御基板100Bにて生成された情報を反映してリール制御演出を実行することができる。
具体的には、本実施形態の遊技機1では、内部抽選部ILによる内部抽選の結果に応じてリール制御演出の実行が仮決定されると、スタートレバー12の入力後からリールR1〜R3が定常回転速度に達するのを検知するまでの間にて受付期間が設定される。そして、サブ制御基板100Bのゲーム状態がペナルティ状態以外であれば、遊技者が入力すべき所定操作として、「MAXBETボタンを押せ」の表示が受付期間中になされ、サブ制御基板100Bにおけるゲーム状態がペナルティ状態であれば、「MAXBETボタンを押せ」の表示がされないようになっており、MAXBETボタン11が受付期間中に入力された場合には、リールの通常制御駆動からリール制御演出に切り替わるようになっている。
本実施形態の遊技機1では、後述のように、ペナルティ状態ではAT抽選が実行されないようになっており、ペナルティ状態にてリール制御演出が発生してしまうと、遊技者が不必要に期待をして興趣性の減退に繋がる。しかしながらサブ制御基板100Bは、ペナルティ遊技状態では、「MAXBETボタンを押せ」の表示をリール制御演出の実行操作の受付期間中に行わないように制御するため、ペナルティ遊技状態ではリール制御演出が原則的に実行されず、興趣性の減退を防止することができる。
ここで、リール制御演出とは、リールの通常制御駆動に含まれる動作とは異なる制御によってもたらされる演出のことをいい、例えば、フリーズ演出や変則回転駆動による演出のことをいう。また、ここでいうリールの通常制御駆動とは、具体的には、スタートレバー12からの開始操作指示信号112を受信した際に予め定められた態様でリールR1〜R3の回転を開始して、毎分80回転以下の速度で定常回転する状態を維持する定常回転駆動制御と、各リールが定常回転状態となった際にストップボタン13a〜13cによる停止操作による入力を可能にして、入力された停止操作により予め定められた引き込み範囲内で各リールを停止する停止制御とを含む制御態様となっている。
なお、フリーズ演出とは、リールの回転駆動を実行しないこと、若しくは、リールの回転駆動を強制的に停止することによってもたらされる演出のこと、又は、ストップボタン13a〜13cによるリールの停止操作が所定の期間無効となる期間を設定すること等によってもたらされる演出のことをいう。
また、変則回転駆動による演出とは、例えば、リールを間欠的に回転させることや、リールを逆回転させること、また、リールをわずかに回転させた後に停止させることや、リールを交互に正転・逆転させることや、通常制御態様における定常回転に至るまでの回転とは異なる態様でリールの回転速度を変化させて回転させること、さらに、通常制御態様における定常回転とは異なる速度を維持して回転すること等による演出のことをいう。
また、本実施形態の遊技機1は、サブ制御基板100Bにおける画像や音声の制御により、押し順小役等を入賞させる停止操作順序やタイミングなどを報知するAT(アシストタイム)機能を有し、さらに、再遊技の確率が異なる複数のゲーム状態を有している。また、遊技機1は、リール窓20の中段表示位置に水平となる入賞ラインL1(有効ライン)を有している。
ここで、「AT機能」とは、ストップボタン13a〜13cの操作に応じて有効ライン上に停止する図柄の組合せが異なるように設定された役が当選したときに、遊技者にとって有利となる操作態様を報知する演出を伴う「AT遊技(報知ゲーム)」を実行する機能のことをいい、AT遊技が実行されることとなる状態をAT状態、AT遊技が実行されない状態を非AT状態とも言う。また、AT遊技の将来的な付与を確定する抽選処理のことを「AT抽選」ともいう。本実施形態におけるAT状態では、内部当選の結果に応じて、サブ制御基板100Bによる画像や音声の制御により遊技者にとって有利となる押し順の報知が行われ、具体的には、後述する小役1B〜1Gを入賞させる押し順の報知や、再遊技役B〜Gが当選した際に、再遊技が高確率となる遊技状態に昇格する特定の図柄組合せを表示する押し順の報知がおこなわれる。また、AT状態は所定の条件を充足するまで継続するようになっており、本実施形態では、AT抽選により所定の遊技数の報知ゲームが付与されて、当該遊技数の報知ゲームを消化するまでAT状態が継続する。
また遊技機1では、押し順等の報知がない遊技において、ストップボタン13a〜13cを操作するべき基準となる押し順(基準操作順序)として、左リールを第1停止リールとする順押し又は挟み押しが推奨されている。そして後述するように、再遊技が高確率となるゲーム状態に昇格する特定の図柄組合せは、変則押しが入力される場合に有効ライン上に表示されるようになっているため、非AT状態では、再遊技が高確率となるゲーム状態に移行し難くなっている。すなわち遊技機1では、非AT状態において遊技者に基準操作順序の入力を推奨して出玉率を抑える一方で、AT状態においては再遊技が高確率となるゲーム状態や押し順等の報知による恩恵が得られるようにしており、AT状態と非AT状態との間で大きな出玉の波を創出できるようにしている。
[3−1.図柄の配置について]
図4は、本実施形態の遊技機1におけるリール帯58a〜58cに印刷された図柄の配置を示す説明図である。左、中、右のそれぞれのリールには21個の図柄が等間隔で配置して印刷されている。400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54a〜54cを使用しているので、21個の図柄を配置すると図柄の間隔は19ステップとなる。また、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中段の入賞ラインL1上に位置するようにしているため、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから29ステップ進めれば図柄番号PN=2がリール窓の中段に位置し、48ステップ進めれば図柄番号PN=3がリール窓の中段に位置し、390ステップ進めれば図柄番号PN=21がリール窓の中段に位置することになる。390ステップより先に進めると、再びリール位置検出信号155a〜155cが検知される。これによりリール位置検出信号155a〜155cが検知されたタイミングを基点にして、進めるステップ数により所定の図柄をリール窓の中段に位置させることができる。
[3−2.役の種類と役抽選テーブルについて]
次に、図5を用いて、遊技機1において成立する役の種類を説明し、図6を用いて遊技機1の内部抽選時に参照される役抽選テーブルについて説明する。
具体的には、図5(a)は、特別役と、小役1〜3の図柄の組合せと、その払い出し枚数等を示すものとなっており、図5(b)は、内部抽選の抽選対象となる再遊技役A〜Gに対応する図柄組合せ(再遊技役1〜9)と、その移行先のゲーム状態を説明する図となっている。
また図6は、遊技機1における通常ゲーム状態(RT2)と、通常ゲーム状態よりも再遊技の確率が向上する第1の再遊技高確率状態(RT3)と、第1の再遊技高確率状態よりもさらに再遊技の確率が向上する第2の再遊技高確率状態(RT4)において成立する役の役抽選テーブルを説明するための図である。図6の役抽選テーブルにおける各抽選対象が内部当選する確率(抽選確率)は、それぞれに関連付けられた抽選値を65536で除した値に対応する。なお、図6においては、RT2〜RT4以外の役抽選テーブルについての表記を省略している。
図5(a)における入賞役のうち、特別役1(BB1(ビッグボーナス1))および特別役2(BB2(ビッグボーナス2))は、それぞれ、「赤セブン−赤セブン−赤セブン」および「青セブン−青セブン−青セブン」の図柄の組合せで構成され、ボーナス遊技状態に移行する役とされている。また、特別役3(RB(レギュラーボーナス))は、「赤セブン−赤セブン−青セブン」の図柄の組合せで構成され、こちらもボーナス遊技状態に移行する役とされている。また、小役は、入賞により所定数のメダルが払い出される役である。なお、役の種類は、図5のように限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」および「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞により特別遊技であるボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役である。ビッグボーナスやレギュラーボーナスについては、フラグの持越しが行われ、BB1等に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(メイン制御基板100AのRAM105の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1等に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次ゲーム以降であっても各特別役に対応する図柄の組合せが有効ライン上に揃う状態にある。
また、「小役1」、「小役2」、「小役3」は、それぞれ、遊技機1における「ベル役」「スイカ役」「中段チェリー役」に対応しており、図5の「小役3」における「ANY」は、有効ラインにおける中リールの図柄がどのような図柄であってもよいことを示す許容図柄となっている。
次に、図5(b)で示される、再遊技役(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく遊技が可能となる役である。同図に示されるように、再遊技役Aの内部当選時は、ゲーム状態の移行を伴わない再遊技1のみが停止するように制御され、再遊技役B〜Cと再遊技役D〜Gでは、それぞれに関連づけられた押し順に応じて、ゲーム状態を遷移させる特定の図柄組合せを表示するようにリールが制御される。
再遊技役Aについては、再遊技1(リプレイ−リプレイ−リプレイ)の図柄組合せが対応付けられ、再遊技役グループB〜Cについては、再遊技2〜5(ベル1/ベル2−リプレイ−ベル1/ベル2)の図柄の組合せと、再遊技6〜7(ベル1/ベル2−リプレイ−リプレイ)の図柄の組合せが対応付けられ、再遊技役グループD〜Gについては、再遊技2〜5と再遊技8〜9(リプレイ−リプレイ−ベル1/ベル2)の図柄の組合せが対応付けられる。
ここで、再遊技役グループBが内部当選した場合には、中リールを第1停止とする場合には再遊技6〜7のいずれかが表示されてRT3ゲーム状態に移行し、他のリールを第1停止とする場合には再遊技2〜5のいずれかが表示されてRT2ゲーム状態に移行する。再遊技役グループCが内部当選した場合には、右リールを第1停止とする場合にRT3ゲーム状態に移行し、他のリールを第1停止とする場合にはRT2ゲーム状態に移行する。さらに、再遊技役グループDが内部当選した場合には、中・右・左の押し順でストップボタン13が停止される場合に再遊技8〜9が表示されてRT4ゲーム状態に移行し、再遊技役Eが内部当選した場合には、中・左・右の操作順序の場合にRT4ゲーム状態に移行し、再遊技役グループFが内部当選した場合には、右・左・中の操作順序の場合にRT4ゲーム状態に移行し、再遊技役Gが内部当選した場合には、右・中・左の操作順序の場合にRT4ゲーム状態に移行するように設定されている。
また小役1A〜1G(ベル)は、いずれの押し順が入力されても入賞するように停止制御される小役1Aと、左ストップボタン13aを第1停止とする場合(すなわち、左・中・右または左・右・中の押し順の場合)にベルが入賞する小役1B、1Cと、中・右ストップボタン13b〜13cを第1停止とする場合(すなわち、中・右・左、中・左・右、右・左・中、右・中・左の押し順の場合)にベルが入賞する小役1D〜1Gとなっている。また、押し順小役となる小役1B〜小役1Gが内部当選した際に、ベルを入賞することができない押し順を入力した場合には、配当のない「ベルこぼし目(ベルの取りこぼし目)」が表示される。
そして特に、図6で示される「小役2A」が内部当選した際には、メイン制御基板100Aは、リール制御演出の実行を仮決定して、遊技者によるリール制御演出の実行操作を受付ける受付期間を設定する。また、「小役2A」と同一の図柄組合せに対応する「小役2B」が内部当選した際には、リール制御演出の実行が仮決定されず、受付期間が設定されないようになっている。
[3−3.サブ制御基板におけるAT抽選とゲーム状態について]
次に、遊技機1におけるサブ制御基板100Bにおける遊技状態とAT抽選についての説明をする。
図7は、サブ制御基板100B側で設定される遊技状態を説明するための図である。
図7で示されるように、サブ制御基板100Bは、低確率状態、高確率状態、又は、超高確率状態においてAT遊技の権利を獲得すると、AT準備状態に移行し、数ゲームの滞在期間を経た後にAT状態(報知遊技状態)に移行するように設定する。また、サブ制御基板100Bは、押し順等の報知演出がない状態にて遊技者が変則押しを入力すると、原則的にペナルティ状態に移行するように設定する。ペナルティ状態は、例えば、遊技者が推奨されない操作順序を入力した回数に応じて継続するものとなっており、ペナルティ状態では、他の全ての遊技状態よりもAT抽選において不利になるように扱われ、AT抽選が実行されない(AT遊技の当選確率がゼロとなる)等の制裁が与えられる。
図8は、サブ制御基板100Bで設定される各遊技状態でのAT抽選の抽選テーブルを示す図である。同図出示されるように、本実施形態では、ペナルティ状態以外の遊技状態においてAT抽選が実行される。また、AT状態等にて新たにAT抽選に当選する場合には、当選した報知ゲームの遊技数がさらに加算されてAT状態が延長される。遊技者が権利を獲得したAT遊技数は、RAM195においてカウントされ、カウントされたAT遊技数がゼロになった場合には、図7で示すようにAT状態から低確率状態に移行するようになっている。
図9は、低確率状態、高確率状態、超高確率状態間の移行抽選テーブルを示す図である。同図で示されるように、小役2A、小役2B、小役3が内部当選する場合と、これらの小役以外が内部当選する場合とで異なる抽選テーブルが参照される。また、小役2A、小役2B、小役3が内部当選した場合の移行抽選は、図8におけるAT抽選においてAT遊技に当選しなかった場合に実行されるようになっている。
図9(a)は、小役2A、小役2B、小役3以外が内部当選した時や不当選の際に参照される移行抽選テーブルであり、図9(b)は、小役2A、小役2B、小役3が内部当選した際に参照される移行抽選テーブルとなっている。遊技状態の移行が発生する確率は、移行抽選テーブルで示された値を65536で除した値に対応しており、図9(a)の場合において、超高確率状態から高確率状態への移行(転落)は、10000/65536の比較的高い確率で発生し、低確率状態から高確率状態への移行(昇格)は、1000/65536の比較的低い確率で発生するものとなっている。また、これらの図で示されるように、小役2B、小役3の内部当選時には、遊技状態が昇格しやすくなっている。
[3−4.遊技機の機能的構成]
以下では、本実施形態における遊技機1の機能的構成について具体的に説明をする。
図10は、本実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図であり、メイン制御基板100Aと、サブ制御基板100Bを主として実現される。同図で示されるように、メイン制御基板100Aは、内部抽選部ILと、リール通常制御部RCと、リール演出実行部RPと、受付期間設定部ASと、入賞判定処理部WJと、RAM105とを含んで構成される。そして、リール通常制御部RCは、定常回転駆動部RC1と、停止制御部RC2とを含み、リール演出実行部RPは、変則回転駆動部IRをさらに含んで構成される。また、サブ制御基板100Bは、演出制御部PCと、報知ゲーム付与部AGと、遊技状態設定部PSと、RAM195とを含んで構成され、演出制御部PCは、さらに、所定操作受付け演出部APと、報知演出制御部ACとを含み、報知ゲーム付与部AGは、報知ゲーム抽選部ALを含んで構成される。
[3−4−1.メイン制御基板100Aの機能的構成]
メイン制御基板100Aは、ROM104にあらかじめ記憶されているメインプログラムや割込プログラムを実行することにより、遊技機1で実行されるゲーム全体を制御する。メイン制御基板100AのCPU101は、遊技者によるベットボタンの操作、遊技者による遊技媒体の投入、スタートレバー(開始操作部)12の操作などの入力を受け付けると、内部抽選部ILに内部抽選を行わせるとともに、リール駆動信号154a〜154cを生成して各リールR1〜R3の回転を制御する。また、特に本実施形態では、受付期間設定部ASによって設定された期間中に、MAXBETボタン(賭け数設定部)11の押下を受付けると、リールR1〜R3の制御がリール演出実行部RPによる制御に切り替わり、変則回転駆動が実行されるようになっている。
内部抽選部ILは、乱数を発生させるための乱数発生器を含んで構成されて、開始操作指示信号112を検知したタイミングで、一定の範囲の数値、例えば、0〜65535の範囲で1つの乱数値を発生する。そしてさらに内部抽選部ILは、現在のゲーム状態に応じた役抽選テーブルを選択する。内部抽選部ILは、乱数発生器で発生した乱数値を選択された役抽選テーブルに照らし合せることにより、乱数値の数値範囲に対応する抽選対象を内部抽選の結果を示す情報として導出する。内部抽選の結果は、RAM105だけでなくRAM195における内部抽選結果記憶領域に、内部抽選の結果に対応する当選フラグとして記録される。この当選フラグは、演出テーブルの決定だけでなく、AT遊技に関する抽選や、AT遊技の抽選条件の設定の際などに参照される。
また、本実施形態の内部抽選部ILは、リール制御演出の実行を仮決定する手段を兼ねており、小役2Aが内部当選した場合に、リール制御演出の実行が仮決定されて、受付期間設定部ASにより受付期間が設定されるようになっている。なお、ここで言う受付期間は、予め定められた所定時間だけでなく、遊技者の入力等の一遊技毎に変動するように設定される期間であってもよい。
リール通常制御部RCは、遊技者によるスタートレバー12やストップボタン13の操作や内部抽選の結果に従って、リールR1〜R3の駆動制御を行う機能ブロックであり、定常回転駆動部RC1と、停止制御部RC2を含んで構成される。
定常回転駆動部RC1は、まず、遊技者によるスタートレバー12の入力に伴ってリール駆動信号154a〜154cを出力して各リールの回転を開始し、予め定められた定常回転速度に到達後、その速度を維持するように制御する。また、停止制御部RC2は、内部抽選の結果に基づいて各リールの停止態様を決定するリール制御情報(リール停止制御テーブル)を選択し、各リールが定常回転速度に達したことを検知した後にストップボタン13による停止操作指示信号の入力を受付ける。そして、停止制御部RC2は、選択されたリール制御情報と、ストップボタン13a〜13cが押下されるタイミングとに基づいて、有効ラインL1上に図柄を停止する停止制御を実行する。
また、リール制御情報は、各リールの図柄が中段表示位置に位置しているときにストップボタンが入力された場合において、その位置からいくつの図柄分を回動させた後に停止させるか(すなわち、滑りコマ数)を示す情報を規定している。この滑りコマ数は、0から4のいずれかの値となっている。
受付期間設定部ASは、内部抽選部ILによって小役2Aが内部当選した場合(リール制御演出の実行が仮決定された場合)に、遊技者によるリール制御演出の実行操作の入力を受付ける受付期間を設定する。MAXBETボタン11からのベット操作指示信号111cは、スタートレバー12によって一遊技を開始した後は出力されないようになっており、受付期間設定部ASは、設定される受付期間中に限って、MAXBETボタン11からの入力をリール制御演出の開始指示として受付ける。
本実施形態における受付期間は、スタートレバー12の入力後から、各リールが定常回転速度に達したことを検知して遊技者の停止操作入力が可能となるまでの期間にて設定されるものとなる。このようにして、遊技者の停止操作入力が可能となる前に受付期間が設定されるため、本実施形態の遊技機1では、受付期間中に所定操作を入力するか否かに関わらず、遊技の進行に支障が生じにくいものとなっている。
リール演出実行部RPは、リール制御演出の実行操作が受付期間中に入力された場合に、リール通常制御部RCによるリール制御を一時的に中断して、リール制御演出を実行する機能ブロックとなっている。本実施形態における変則回転駆動部IRは、受付期間中のMAXBETボタン11の入力の直後にリールR1〜R3の変則回転駆動を開始するように制御する。なお、この変則回転駆動の種類については、別途抽選処理によって決定されても良いし、予め定められた1種類の変則回転駆動が実行されるようになっていてもよい。また、変則回転駆動中は、ストップボタン13a〜13cによる停止指示の入力が無効になる期間でもある。リール演出実行部RPによるリール制御演出が終了すると、リール通常制御部RCによる制御に再び切り替わり、定常回転駆動部RC1による定常回転の制御と、停止制御部RC2による各リールの停止制御とが実行される。
入賞判定処理部WJは、全リールの図柄が停止された後、有効ライン上に停止された図柄の組合せに基づいて入賞したか否かを判定する。
[3−4−2.サブ制御基板100Bの機能的構成]
次に、サブ制御基板100Bの機能的構成について説明をする。サブ制御基板100Bは、メイン制御基板100Aの下位に属する制御基板であって、メイン制御基板100Aから信号や情報が伝達されるものの、サブ制御基板100Bからメイン制御基板100Aには信号や情報を入力することができないようになっている。すなわち、メイン制御基板100Aからサブ制御基板100Bには、一方通行で信号が伝達されるようになっている。
演出制御部PCは、表示器30に表示させる演出パターンをセットし、セットされた演出パターンを実行する。
報知演出制御部ACは、遊技状態設定部PSによって設定される遊技状態がAT状態となった場合に、内部抽選の結果に応じた報知演出を実行する。この報知演出は、遊技者にとって有利となる操作順序を表示器30にて報知するものとなっており、再遊技役B〜Gが内部当選した場合には、再遊技が高確率となるゲーム状態に滞在することとなる特定の図柄組合せを有効ライン上に表示する操作順序等を報知するものとなっている。また、演出制御部PCにおける所定操作受付け演出部APによる機能については後述する。
報知ゲーム付与部AGは、遊技者に対して報知ゲームを将来的に付与するか否かを決定する処理を実行する機能ブロックであって、報知ゲーム抽選部ALを含んで構成される。本実施形態における報知ゲーム抽選部ALは、内部抽選部ILにより小役2A、小役2B、小役3が内部当選したことを契機として、図8で述べた抽選テーブルを参照して抽選処理を実行する。具体的には、報知ゲーム抽選部ALは、内部当選の結果と、遊技状態設定部PSによって設定される遊技状態とに応じて抽選処理を実行する。当該抽選処理により報知ゲームに当選した場合には、遊技者に付与する報知ゲーム数をRAM195のAT遊技カウンタに蓄積する。また、一回の当選によって遊技者に付与する報知ゲーム数は、予め定められたゲーム数であっても良いし、別途抽選処理によって決定されても良く、遊技状態に応じて決定するようにしてもよい。
次に、遊技状態設定部PSは、サブ制御基板100B側で管理される遊技状態を設定する機能ブロックとなっており、内部抽選部ILによる内部抽選の結果や報知ゲーム抽選部ALによる抽選処理の結果に応じて、複数の遊技状態の中から1つの遊技状態に設定するように制御する。また、遊技状態設定部PSは、低確率状態等に滞在する場合であって、かつ、遊技者にとって有利となる押し順の報知等がない場合に変則押しが入力されることを契機として、ゲーム状態をペナルティ状態に移行するように設定する。遊技状態設定部PSによって設定される遊技状態は、遊技状態を示すフラグとしてRAM195に記録されて、報知ゲーム抽選部AL等の処理の際に参照される。また、ペナルティ状態およびAT状態では、ペナルティ遊技数やAT遊技数がRAM195に蓄積され、一遊技を消化する毎に、蓄積された遊技数がゼロになるまでデクリメントされる。ペナルティ遊技数やAT遊技数がゼロになると、遊技状態設定部PSは、遊技状態を低確率状態に設定する。
ここで、所定操作受付け演出部APは、リール制御演出の実行が仮決定されたことを示す情報(すなわち小役2Aが内部当選したことを示す情報)をサブ制御基板100Bが受信をした場合に、遊技状態設定部PSによる遊技状態を参照して、リール制御演出を開始する契機となる操作の入力を促す演出を実行する。また、所定操作受付け演出部APによる演出の表示と、受付期間設定部ASによる受付期間の設定は、ほぼ同期するようになっており、所定操作受付け演出部APによる演出の表示は、受付期間が終了するタイミングまで実行される。
[4.遊技機の動作について]
次に、遊技機1の全体動作の詳細を説明する。CPU101は、電源投入後初期化処理を行い、図11に示すフローチャートの処理を実行する。
[4−1.一遊技の流れ]
図11は、本実施形態のメイン制御基板100Aにおける一遊技の流れの内容を示すフローチャートである。まずCPU101は、メダル投入信号160による投入ベット操作、又はMAXBETボタン11の押下による貯留ベット操作が行われたか否かを判定し、いずれかの信号を検出するまで待機する(S100)。CPU101は、いずれかの信号を検知した場合は次に進み、開始操作指示信号112に基づいてスタートレバー操作が行われたか否かを判定し、信号を検出するまで待機する(S101)。CPU101は、開始操作指示信号112を検出した場合は、ベット操作を禁止する(S102)。具体的には、メダルブロック信号161によりメダルセレクタ装置のソレノイドをOFFにし、メダルセレクタ装置の通過経路を切替えて、遊技メダルがメダル投入口10から投入された場合でもメダル受皿40に排出する。また、ベット操作指示信号111a〜111cも受け付けないようにする。
次に内部抽選部ILは、0000HからFFFFHの範囲で10ナノ秒毎に順次インクリメントし、約1.6ミリ秒で1巡回するするカウンタ回路から入出力ポート107を介してカウンタ値を取得し乱数値とする(S103)。次にRAM105に記録されたゲーム状態を示すフラグを参照して、ゲーム状態に応じた役抽選テーブルを選択する(S104)。そして内部抽選部ILは、選択した役抽選テーブルを使用して、役抽選テーブル上の抽選対象となる役ごとに設定されたどの数値の範囲に取得した乱数値が属するかの判定を行い、当選フラグをセットする(S105)。次にステップS105で設定された当選フラグに基づき、停止制御部RC2は、リールの停止制御で参照する停止制御テーブルを準備する(S106)。
遊技機1では、遊技者が短時間に多くの遊技メダルを消費することを防ぐために、一遊技に要する経過時間を計測している。この実施形態では一遊技の最小消費時間を4.1秒とし、1分間に15ゲーム以上実行できないようにしている。具体的には、一遊技の経過時間を示す2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値を参照して、タイマ値が0に到達した場合には、タイマ値を4.1秒に相当する初期値(2050)に設定し直す。したがって、ステップS101でスタートレバー12が操作されても、前のゲームのリールの回転の開始から4.1秒経過していない場合には、リールR1〜R3は回転させないで待機状態にする(S107)。そして4.1秒の経過後、CPU101は、リール駆動信号154a〜154cとしてパルスを供給して、ステッピングモータを順次又は同時に駆動して、3つのリールの定常回転駆動を開始する(S108a)。
S108aでは、CPU101は、10ステップの加速期間を経て3つのリールR1〜R3の定常回転駆動を開始する。S108aの後、CPU101は、リール制御演出の実行が仮決定されているか否かを判断し(S108b)、リール制御演出の実行が仮決定されている場合(YESの場合)には、3つのリールR1〜R3が定常回転速度に到達したことを検出するまでの期間を受付期間として設定する(S108c)。そして、S108dでは、CPU101は、リール制御演出の実行操作が受付期間中に入力されたか否かを判断し、当該操作が入力された場合(YESの場合)には、リール通常制御部RCによるリール制御からリール実行演出部RPによるリール制御に切替えて、変則回転駆動を実行する(S108e)。
そして、S108eにおけるリール制御演出の終了後、あるいは、リール制御演出の実行が仮決定されなかった場合(S108bにおいてNOの場合)やリール制御演出の実行操作が受付期間になかった場合(S108dにおいてNOの場合)には、各リールの定常回転速度に到達したことを検知した後に、ストップボタン13a〜13cによる停止操作の入力の受付けを開始し、S109に進んで、停止制御部RC2によるリールの停止制御処理を実行する。
次にCPU101は、リール停止制御処理により全リールが停止した場合、有効な入賞ライン上に役が成立して入賞したかを判定し(S110)、入賞している場合には役ごとに設定した遊技価値を付与する。また、S110においては、特定の図柄組合せが有効ライン上に停止しているか否か等も判断され、メイン制御基板100Aにおけるゲーム状態の設定処理も実行される。次にCPU101は、当選フラグクリア処理を行う(S112)。S112では、そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできる特別役であれば、入賞した場合にだけ当選フラグをクリアし、入賞せずに取りこぼした場合には当選フラグをクリアせずそのままとする。一方、そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできない小役賞であれば、入賞したか、入賞しないで取りこぼしたかにかかわらずその当選フラグをクリアする。
次にCPU101は、再遊技賞に入賞したかを判定し(S113)、入賞したと判定した場合は、自動ベット処理を行い(S100a)、ステップS101に戻って次の遊技を開始する。入賞していないと判定した場合は、ステップS102で行ったベット操作の禁止を解除し(S114)、遊技メダルの投入又はMAXBETボタン11の入力の受け付けを行えるようにし、次のゲームの開始に備えるため、ステップS100へ戻る。
[4−2.サブ制御基板の処理について]
次に、図12を用いて、メイン制御基板100Aからのコマンドを受信した際のサブ制御基板100Bの処理について説明する。
S1501では、メイン制御基板100Aから受信した未処理コマンドがあるか否かを判定する。あればS1502に進む。なければ終了する。
S1502では、S1501で未処理コマンドと判定したコマンドが何のコマンドかを解析するコマンド解析を行う。
S1503では、内部抽選コマンドを受信したか否かを判定する。内部抽選コマンドを受信した場合はS1504に進み、内部抽選コマンドでなければS1508に進む。
S1504では、AT抽選処理を行う。本実施形態のAT抽選処理は、上述したように内部抽選の結果等に応じて実行されるようになっており、小役2A、小役2B、小役3が内部当選した際に、図8において記載した抽選テーブルを参照してAT抽選処理が実行される。
S1505では、遊技状態の設定処理を行う。具体的には、S1504におけるAT抽選処理にてAT遊技の将来的付与が確定した場合には、AT準備状態に設定するように制御する。また、S1504にてAT遊技に当選しなかった場合であって、低確率状態等の場合には、図9で示される抽選テーブルを参照して移行抽選を実行し、その結果に応じて遊技状態を設定する。また、S1504にてAT遊技に当選しなかった場合であって、AT状態、ペナルティ状態の場合には、継続ゲーム数を減算する処理を実行し、継続ゲーム数がとなった場合には、低確率状態等に移行するように設定する。
S1506では、演出セット処理を行うが、詳しくは後述する。
S1507では内部当選コマンドに基づくその他の処理を実行する。
次に、S1508では、停止ボタン受付コマンドを受信したか否かを判定する。メイン制御基板100Aは、遊技者によるストップボタン13a〜13cの停止操作の入力を受付けた場合に、停止ボタン受付けコマンドを送信するものとなっている。この停止ボタン受付コマンドを受信した場合は、S1509に進んで停止コマンド受付時処理を実行し、そうでなければS1510に進む。
S1509の停止コマンド受付時処理では、まず、遊技者にとって有利となる操作順序の報知がされなかった遊技である場合に、基準操作順序が入力されたか否かが判断される。この際、変則押しが入力されたものと判断される場合には、遊技状態設定手段PSは、ペナルティ遊技数として遊技者に5ゲーム付与してRAM195にてカウントし、遊技状態をペナルティ状態に設定する等の処理を実行する。
S1510では他のコマンドに応じたその他の処理を実行する。他のコマンドとは、たとえばデモ画面を表示させるデモコマンドをメイン制御基板100Aから受信した場合にデモ画面を表示したり、払出画面を表示させる払出コマンドをメイン制御基板100Aから受信した場合に払出画面を表示したりする。
なお本実施形態では、リール制御演出の実行操作が受付期間中に入力されて、メイン制御基板100Aにてリール制御演出を実行する場合には、サブ制御基板100Bは、リール制御演出が実行された旨を示すコマンドを受信する(S1510)。このとき演出制御部PCは、メイン制御基板100Aで実行されたリール制御演出に対応する演出を実行するべく、S1506にてセットされた演出を上書きし、実行されたリール制御演出に対応する演出を新たにセットする処理等を実行してもよい。
[4−3.演出セット処理について]
ここで、S1506における演出セット処理について説明をする。図13は、遊技機1における遊技の進展に応じて表示する演出をセットする処理のフローチャートを示す図である。
まず、S1506aでは、演出制御部PCは、リール制御演出の実行が仮決定されているか否か判断をする。本実施形態では、内部抽選の結果として小役2Aの抽選対象が導出されている場合に、リール制御演出の実行が仮決定されているものと判断され、S1506bの処理に移行する。
そして特に、S1506bでは、サブ制御基板100Bにおいて設定される遊技状態がペナルティ状態以外であるか否かが判断される。ペナルティ状態以外である場合には、S1506cおよびS1506dにて、受付期間中に表示する演出と、受付期間終了後の演出をセットする処理をそれぞれ実行する。
また、S1506aおよびS1506bにおいてNOとなる場合には、内部抽選の結果等に基づいて演出をセットする処理を実行する(S1506e)。
S1506eの処理では、演出制御部PCは、RAM195に記録された内部抽選の結果に対応するフラグを参照してROM194に記録された演出テーブルを選択し、新たに発生させた乱数値と演出テーブルとに基づいて実行する演出のセットをする。なお、AT状態である場合には報知演出制御部ACによって選択される演出がセットされる。また、例えば、遊技状態がペナルティ状態である場合には、その旨を遊技者に提示あるいは示唆するような演出をセットするようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る遊技機1についての説明をする。
上述の第1の実施形態では、リール演出仮決定手段によってリール制御演出の実行が仮決定された場合(内部抽選部ILによって小役2Aが内部当選した場合)に、受付期間が設定されて、受付期間中にリール制御演出の開始操作が入力されることでリール制御演出を実行するものとなっている。一方、第2の実施形態では、第1リール演出決定手段によって第1のリール制御演出の実行が決定された場合(小役2Aが内部当選した場合)に、受付期間が設定され、かつ、当該受付期間中に第1のリール制御演出が実行されるようになっている。そして、第2のリール制御演出の実行操作が受付期間中に入力されることで、さらに、第2のリール制御演出が開始するようになっている。
換言すると、第2の実施形態の遊技機1では、スタートレバー12の開始後に設定される受付期間中に一部のリール制御演出が実行されて、受付期間中に遊技者による所定操作が入力されることで、残りのリール制御演出が実行されるようになっている。以下、第2の実施形態について、更に詳しく説明をする。
図14は、第2の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図であり、図15は、第2の実施形態のメイン制御基板100Aにおける一遊技の流れの内容を示すフローチャートである。
図14で示されるように、第2の実施形態におけるメイン制御基板100Aは、リール演出実行部RPの代わりに、第1リール演出実行部RP1と第2リール演出実行部RP2を含んで構成される。
まず、第2の実施形態の内部抽選部ILは、第1のリール制御演出の実行を決定する手段を兼ねており、第1のリール制御演出の実行が決定される場合(小役2Aが内部当選した場合)に、第1リール演出実行部RP1は、リールの通常制御駆動から制御を切替えて第1のリール制御演出を実行するものとなっている。
受付期間設定部ASは、第1のリール制御演出の実行が決定される場合(内部抽選部ILによって小役2Aが内部当選した場合)に、遊技者による第2のリール制御演出の実行操作の入力を受付ける受付期間を設定する。第2の実施形態における受付期間は、スタートレバー12の入力後から、予め定められた期間(例えば5秒)にて設定されるものとなっている。
ここで特に、第1リール演出実行部RP1は、上記の受付期間の少なくとも一部と重複するようにリール制御演出を実行する。第1リール演出実行部RP1は、例えば、受付期間に同期して、ストップボタン13a〜13cによる停止指示の入力を無効にする無効期間を設定するとともに、当該無効期間の間、リールの通常制御態様における定常回転速度の4分の3程度の速度で回転する変則回転駆動を実行する。
第2リール演出実行部RP2は、第2のリール制御演出の実行操作が受付期間中に入力された場合に、第1リール演出実行部RP1による第1のリール制御演出に続けて、第2のリール制御演出を実行する。第2リール演出実行部RP2は、第1の実施形態のリール演出実行部RPと同様に変則回転駆動を実行する。なお、第2リール演出実行部RP2による第2のリール制御演出が終了すると、リール通常制御部RCによる制御に再び切り替わり、定常回転駆動部RC1による定常回転の制御と、停止制御部RC2による各リールの停止制御とが実行される。
次に、第2の実施形態におけるメイン制御基板100Aは、図15で示されるフローチャートのように一遊技の処理を実行する。同図で示されるフローチャートは、第1の実施形態におけるフローチャートとS108のステップ等で相違している。
まず、S108aでは、CPU101は、第1のリール制御演出の実行が決定されたか否かを判断し、YESの場合には、受付期間を設定しつつ、第1のリール制御演出を実行するように制御する(S108b、S108c)。そしてS108dでは、CPU101は、受付期間中に第2のリール制御演出の実行操作が入力されたか否かを判断し、YESの場合には、第2のリール制御演出を実行する(S108e)。
S108aおよびS108dにおいてNOとなる場合、および、S108eの第2のリール制御演出の実行後は、S108fに進んで定常回転駆動を開始し、さらにS109に進んでリールの停止制御処理が実行される。
このように第2の実施形態では、受付期間中に第1のリール制御演出が実行されることで、リール制御演出の実行操作の入力機会が看過されにくくなり、さらに、変化に富んだリール制御演出が実行されることとなる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る遊技機1についての説明をする。
まず、第3の実施形態における第1リール演出実行部RP1は、ストップボタン13a〜13cによるリールの停止操作が無効となる期間を設定するフリーズ演出を、受付期間に同期させて実行するものとなっており、当該無効となる期間中に、ストップボタン13a〜13cを介して第2のリール制御演出の実行操作が入力されるようになっている。
また、第2のリール制御演出の実行操作は、第1のリール制御演出が実行されて受付期間が設定される毎に、予め設定された複数種類の操作態様の中からいずれか1つに決定されるようになっており、所定操作受付演出部APは、決定された操作態様を遊技者に対して提示するように演出を実行する。
図16は、第3の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。同図で示されるように、第3の実施形態におけるメイン制御基板100Aは、第2の実施形態と同様に、第1リール演出実行部RP1と第2リール演出実行部RP2を含み、さらに、操作態様決定部MSと入力操作判定部MJを含んで構成される。
また、上述したように、第1リール演出実行部RP1は、ストップボタン13a〜13cによるリールの停止指示の入力の無効期間を設定してフリーズ演出を実行する無効期間設定部NEを有している。本実施形態における受付期間および無効期間は、スタートレバー12の入力に伴って予め定められた期間(例えば、5秒間)設定されるものとなっており、これらが設定されている間は、各リールの定常回転駆動を開始するようにしても良いし、あるいは、変則回転駆動を開始するようにしても良い。
操作態様決定部MSは、遊技者に受付期間に入力させる操作態様を決定する機能ブロックとなっており、例えば、3つのストップボタンを1回ずつ入力する6通りの操作態様の中から1つの操作態様に決定をするものとなっている。操作態様決定部MSによって決定された操作態様は、サブ制御基板100Bに送信されて、所定操作受付演出部APによって当該操作態様が表示器30に表示される。
入力操作判定部MJは、操作態様決定部MSによって決定された操作態様と同一の操作態様が、受付期間中に入力されたか否かを判断する。入力操作判定部MJによって同一の操作態様が受付期間中に入力されたと判断される場合には、第2リール演出実行部RP2は、第2のリール制御演出を実行する。また、入力操作判定部MJによって同一の操作態様が受付期間中に入力されていないと判断される場合には、第2リール演出実行部RP2は第2のリール制御演出を実行せず、第1リール演出実行部RP1による制御からリール通常制御部RCによるリールの制御に切替えられる。
すなわち第3の実施形態の遊技機1では、ペナルティ状態とは異なる遊技状態にて、第1のリール制御演出が実行される受付期間中に、ストップボタン13a〜13cの操作順序が表示されることとなる。したがって、ペナルティ状態における受付期間中に、ストップボタン13a〜13cを闇雲に押しても、第2のリール制御演出が実行されがたくなっている。
ここで第2の実施形態の場合、ペナルティ状態であれば、第1のリール制御演出が実行される受付期間中に「MAXBETボタンを押せ」の表示が実行されない。しかしながら、第1のリール制御演出が実行されたことを理由として、遊技者が適当にMAXBETボタン11を押下して第2のリール制御演出を強引に実行させることも考えられる。この点に関しては、第3の実施形態では、複数種類存在する操作順序のうちから1つに決定されて表示器30に表示されるようになっているため、遊技者が闇雲に押下をしても第2のリール制御演出を実行させるのが困難になる。第3の実施形態の遊技機1は、このような点において第2の実施形態の遊技機1と相違しているが、他の点についてはほぼ同様となっているため、他の点についての詳細な説明は省略するものとする。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る遊技機1についての説明をする。
まず、第4の実施形態における遊技機1では、ゲーム状態設定手段GSが、リール制御演出の実行を仮決定する手段を兼ねており、RT3からRT4への移行が発生した場合に、リール制御演出の実行が仮決定されて受付期間が設定されるようになっている。そしてサブ制御基板100Bにおける所定操作受付け演出部APは、AT状態中において、RT3からRT4への移行が発生した場合に、「MAXBETボタンを連打して下さい」等のリール制御演出の開始操作を受付ける旨の演出を実行するようになっている。第4の実施形態の遊技機1は、このような点において第1の実施形態の遊技機1と相違しているが、他の点についてはほぼ同様となっており、他の点についての詳細な説明は省略するものとする。
図17は、第4の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。
受付期間設定部ASは、RT3からRT4へのゲーム状態の移行が発生した場合に受付期間を設定する。この受付期間は、リールR1〜R3の停止後、一遊技が終了する前(自動ベット処理がなされる前)に予め定められた期間(例えば、3秒間)設定されるものとなっている。
所定操作受付演出部APは、RT3からRT4へのゲーム状態の移行が発生したことを示す情報をメイン制御基板100Aから受信した場合に、サブ制御基板100Bで設定される遊技状態を参照する。このとき、サブ制御基板100Bで設定される遊技状態がAT状態であれば、メイン制御基板100Aで設定される受付期間に合わせて、「MAXBETボタンを連打して下さい」の表示を行うように制御する。
すなわち第4の実施形態では、AT状態となって再遊技が高確率となるRT4に移行した場合に、「MAXBETボタンを連打して下さい」の表示がされ、MAXBETボタンを連打することでリール制御演出が実行される。また、第4の実施形態の遊技機1では、AT状態において報知された操作順序の入力を間違えるとRT4からRT2への転落が発生し、再遊技役グループB〜Gの内部当選の際の操作順序の報知によってRT4に再昇格する際に、再び「MAXBETボタンを連打して下さい」の表示がされる。遊技者は、このときの表示に敢えて従わないようにすることで、スムーズに遊技を進行することができる。
第4の実施形態の遊技機1は、上述したような点で第1の実施形態と相違しているが、他の点についてはほぼ同様であるため説明を省略する。
[その他]
なお、図18は、各実施形態の一遊技における受付期間と、受付期間に所定操作が入力される場合に実行されるリール制御演出の期間等を説明するためのタイミングチャートである。
図18(a)は第1の実施形態に対応しており、上段のタイミングチャートは、小役2Aが当選せず受付期間が設定されない場合を示しており、中段のタイミングチャートは、小役2Aが当選して受付期間が設定されるものの受付期間中に所定操作が入力されない場合を示しており、下段のタイミングチャートは、小役2Aが当選して受付期間中に所定操作の入力を受付ける旨が表示されて、当該所定操作が入力される場合を示している。
なお、受付期間としては、各リールの定常回転が開始する期間に対応して設定されずともよく、例えば、図18(b)のように、第1停止操作と第2停止操作の間にて設定されても良いし、第1停止操作と第3停止操作の間にて設定されてもよい。また受付期間は、スタートレバー12の押下後、ベット操作の禁止が解除されるまで(S113)の一遊技が終了するまでの期間中に設定されればよい。また、所定操作を受付ける受付期間としては、例えば、2秒以下、あるいは1秒以下、0.5秒以下というように短い期間に設定をし、受付期間が開始して所定操作の報知がなされたタイミングと所定操作の入力のタイミングとの誤差が小さい場合に受けつけることができるようにしてもよい。このようにすることで、緊張感を持って遊技をする者とそうでない者とを差別化をして誤作動を少なくすることができる。
また、図18(c)は第2の実施形態に対応しており、上段のタイミングチャートは、受付期間が設定されて第1のリール制御演出が実行されるものの、受付期間中に所定操作が入力されない場合を示しており、下段のタイミングチャートは、受付期間中に所定操作が入力されて、第2のリール制御演出が実行される場合を示している。なお、第2の実施形態では、受付期間中に所定操作が入力されると、その終了後に第2のリール制御演出が開始されるようになっているが、所定操作の入力直後に第2のリール制御演出が開始されるようにしても良い。また、第1のリール制御演出が実行される期間および受付期間は、スタートレバー12の押下後からベット操作の禁止が解除(S113)されるまでの一遊技が終了するまでの期間中に設定されればよい。さらに、受付期間の一部において第1のリール制御演出が実行される期間が設定されていてもよく、受付期間とは第1のリール制御演出が実行される期間は、互いに一部が重複するものであればよい。
また、図18(d)は第4の実施形態に対応しており、各リールの停止操作が入力された後に3秒間の受付期間が設定されて、所定操作が入力されることでリール制御演出が実行されるようになっている。なお、所定操作が入力されなければ、有効ライン上に再遊技8または9が停止していることにより、自動ベット処理により次の一遊技が開始するようになっている。
なお、第1の実施形態等では、受付期間に受付けるリール制御演出の実行操作が「MAXBETボタン」の押下となっているが、他の操作態様による入力を受付けるようにしてもよく、例えば、MAXBETボタンを複数回押下するものであってもよいし、スタートレバー12の入力操作でもあっても良い。また、MAXBETボタン11とストップボタン13a〜13cを組み合わせた操作態様であっても良く、メイン制御基板100Aに信号が出力される1又は複数の操作手段を介して入力される操作態様であればよい。
なお、第1の実施形態等におけるリール制御演出は、変則回転駆動による演出となっているが、リールの回転駆動を強制的に停止するフリーズ演出等の他のリール制御演出であっても良い。
なお、第1の実施形態等では、リール制御演出の実行を仮決定する手段や第1のリール制御演出の実行を決定する手段を内部抽選部ILが兼ねているが、例えば、小役2Aが内部当選した場合に、さらなる抽選処理が実行されることによりリール制御演出の実行が仮決定されるようにしても良い。また、内部抽選部ILとは別にリール制御演出仮決定手段等が設けられて、内部抽選の処理に関わらず、リール制御演出の実行を仮決定する抽選処理等が実行されるのであっても良い。なお、メイン制御基板100Aのこれらの抽選処理に当選した場合には、報知ゲーム付与部AGによって報知ゲームを付与するようにしても良い。
なお、第1の実施形態等の図8のAT抽選テーブルで示されるように、ペナルティ状態以外で小役2Aに内部当選した場合には確実にAT遊技が付与されるのが望ましい。しかしながら、本発明はこの態様には限定されず、リール制御演出の実行操作を促す演出が実行される場合であっても、AT遊技が付与されない場合が生じてよい。また、例えば小役2Aの当選等によりAT遊技の権利を獲得した後、数ゲームの消化後の遊技において、受付期間が設定されてリール制御演出の実行操作を促す演出が実行されても良い。
なお、第1の実施形態等では、ペナルティ状態の場合に、リール制御演出の実行操作の入力を受付ける旨の演出を実行せず、他の遊技状態の場合に、リール制御演出の実行操作の入力を受付ける旨の演出を実行することとしているが、例えば、リール制御演出の実行操作の入力を受付ける旨の演出を実行する確率を、高確率状態の場合には低確率状態の場合よりも高くなるように設定するようにしても良い。
なお、第1の実施形態等では、遊技状態設定部PSによる遊技状態を参照して、リール制御演出を開始する契機となる操作の入力を受付ける旨の演出を実行しているが、サブ制御基板100Bにおける報知ゲーム抽選部ALの結果等のサブ制御基板での処理の結果を示す情報に基づいて、所定操作受付け演出部APが前記演出を実行するようにしても良い。
なお、第1の実施形態等では、リール制御演出の実行が仮決定された遊技において受付期間が設定されているが、当該遊技よりも後に実行される遊技において、受付期間を設定するようにしても良い。また同様に本実施形態では、受付期間が設定された遊技と同一の遊技において、受付期間中の入力を契機とするリール制御演出が実行されるが、当該同一の遊技よりも後に実行される遊技において、リール制御演出を実行するようにしても良い。
なお、第1の実施形態等では、遊技者によるリール制御演出の開始操作が受付期間中に入力される場合にリール制御演出が実行されるが、例えば、リール制御演出の開始操作を促す演出が実行されて、かつ、遊技者によるリール制御演出の開始操作が入力された場合に、当該入力を契機として、遊技者に付与する報知ゲームの抽選処理を別途実行しても良く、遊技者に対して予め定められた特典を別途付与するようにしてもよい。また、例えば、所定操作受付け演出部APが「MAXBETボタンを連打しろ」と表示をするように制御をし、遊技者が入力したMAXBETボタンの回数に応じて遊技者に付与する特典を優遇するというように、遊技者が入力した操作内容に従って付与する特典を決定するようにしても良い。
なお、本実施形態においては、入賞ラインがリール窓20の中央となる入賞ラインL1のみとされているが、複数の入賞ラインを備えた遊技機であっても本発明が適用されることはいうまでもない。
なお本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1 遊技機、R1〜R3 リール、12 スタートレバー(開始操作部)、13a〜13c ストップボタン(停止操作部)、30 表示器(画像表示部)、100A メイン制御基板、100B サブ制御基板、101,191 CPU。

Claims (12)

  1. 複数種類の図柄が配置されて回転駆動される複数のリールと、
    前記複数のリールの回転駆動を開始する回転駆動開始指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
    前記回転駆動開始指示の入力に伴って前記複数のリールの回転を開始し、予め定められた定常回転速度を維持するように制御する定常回転駆動手段と、
    前記複数のリールに対応して設けられて、前記定常回転速度が維持された状態にて回転駆動を停止させる停止指示の入力が可能となる複数の停止操作手段と、
    メイン制御基板と、
    前記メイン制御基板からの信号を一方通行で受信するサブ制御基板と、を有する遊技機であって、
    前記メイン制御基板は、
    前記複数のリールの少なくとも1つを特定の態様で制御するリール制御演出の実行を仮決定するリール演出仮決定手段と、
    前記リール制御演出の実行が仮決定された場合に、遊技者による所定操作の入力を受け付ける受付期間を設定する受付期間設定手段と、
    前記所定操作が前記受付期間において入力された場合に、前記リール制御演出を実行するリール演出実行手段と、を有し、
    前記受付期間設定手段が設定する前記受付期間は、前記定常回転駆動手段によって前記複数のリールが制御される状態において設定され、
    前記サブ制御基板は、
    前記リール制御演出の実行が仮決定された場合に、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を前記受付期間中に行うか否かを、前記サブ制御基板において生成された情報に従って決定する所定操作受付け演出手段を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載された遊技機であって、
    前記受付期間設定手段が設定する前記受付期間は、前記複数の停止操作手段による前記停止指示の入力が可能となるまでに開始されるように設定される、
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項に記載された遊技機であって、
    前記サブ制御基板は、
    複数種類の遊技状態の中からいずれかの遊技状態に設定する遊技状態設定手段をさらに有し、
    前記所定操作受付け演出手段は、前記遊技状態設定手段によって設定される前記遊技状態に従って、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行うか否かを決定する
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載された遊技機であって、
    前記サブ制御基板における前記遊技状態設定手段によって設定される前記複数種類の遊技状態には、
    第1の遊技状態と、前記停止操作手段の操作順序の報知がされなかった1又は複数回の遊技において、前記停止操作手段を操作すべき基準となる操作順序とは異なる操作順序が入力される場合に設定されるペナルティ状態と、が含まれ、
    前記所定操作受付け演出手段は、前記ペナルティ状態では、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行わず、前記第1の遊技状態では、前記所定操作の入力を受付ける旨の演出を行う、
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項3に記載された遊技機であって、
    前記サブ制御基板は、
    内部抽選の結果に応じて、遊技者に有利となる押し順又はタイミングを報知する1又は複数回の報知ゲームを付与する抽選処理を実行する報知ゲーム付与手段を有し、
    前記サブ制御基板における前記遊技状態設定手段によって設定される前記複数種類の遊技状態には、第1の遊技状態と、前記報知ゲーム付与手段による抽選処理により前記報知ゲームが付与される期待値が前記第1の遊技状態よりも高い第2の遊技状態とを含み、
    前記所定操作受付け演出手段は、前記第2の遊技状態では、前記第1の遊技状態の場合よりも前記所定操作の入力を受付ける旨を示す演出を行う確率を高くする、
    ことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項に記載された遊技機において、
    前記受付期間は、前記回転駆動開始指示の入力後から、前記停止指示の入力が可能となるまでの期間となる
    ことを特徴とする遊技機。
  7. 請求項に記載された遊技機において、
    前記メイン制御基板は、
    予め定められた複数種類の操作態様からいずれか1つを選択することにより、前記受付期間に受け付ける前記所定操作を決定する操作態様決定手段を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  8. 請求項に記載された遊技機において、
    前記所定操作の入力は、1又は複数の操作手段を介して前記メイン制御基板に受け入れられる、
    ことを特徴とする遊技機。
  9. 請求項1に記載された遊技機において、
    前記リール演出仮決定手段は、第1の小役に内部当選したこと、あるいは、前記第1の小役に内部当選した際にさらに実行される抽選処理によって、前記リール制御演出の実行を仮決定し、
    前記サブ制御基板は、
    前記第1の小役に内部当選したこと、あるいは、前記第1の小役に内部当選した際にさらに実行される抽選処理によって当該抽選処理に当選したことを示す情報を受けて、遊技者に有利となる押し順又はタイミングを内部抽選の結果に応じて報知する複数回の報知ゲームを付与する報知ゲーム付与手段を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  10. 請求項1に記載された遊技機において、
    前記メイン制御基板は、複数種類のゲーム状態の中からいずれかのゲーム状態に設定するゲーム状態設定手段をさらに有し、
    前記リール演出仮決定手段は、前記ゲーム状態設定手段により所定のゲーム状態への移行が発生する場合に前記リール制御演出の実行を仮決定し、
    前記サブ制御基板は、
    遊技者に有利となる押し順又はタイミングを複数回の遊技にわたって報知する報知遊技状態を含む、複数種類の遊技状態の中からいずれかの遊技状態に設定する遊技状態設定手段を有し、
    前記所定操作受付け演出手段は、前記リール制御演出の実行が仮決定された場合であって、前記報知遊技状態である場合に、前記所定操作を受付ける旨の演出を行う、
    ことを特徴とする遊技機。
  11. 請求項1に記載された遊技機において、
    前記メイン制御基板は、
    前記定常回転駆動手段を含み、前記定常回転速度が維持された状態にて入力される前記停止操作手段から前記停止指示により、予め定められた引き込み範囲内でリールを停止して次の一遊技が開始するまでリールを停止する制御を実行するリール通常制御手段をさらに有し、
    前記リール演出実行手段は、前記受付期間に前記所定操作が入力される場合に、前記リール通常制御手段による制御から切替えて前記リール制御演出を実行するように前記複数のリールを制御する、
    ことを特徴とする遊技機。
  12. 請求項に記載された遊技機において、
    前記メイン制御基板または前記サブ制御基板は、
    前記受付期間に、前記所定操作が入力されたことを契機として、予め定められた特典を遊技者に付与する特典付与手段をさらに有する、
    ことを特徴とする遊技機。

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