JP5430173B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、画像情報に基づいて紙やプラスチック薄板等の被記録媒体上に、ドットパターンからなる画像を記録するように構成されている。このような記録装置は、記録方式によりインクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる。それらの内インクジェット式(インクジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐出口からインク(記録液)滴を吐出させ、それを記録媒体に付着させることによって記録する構成となっている。近年、数多くの記録装置が使用されるようになり、これらの記録装置に対して、高速記録、高解像度、高画像品質、低騒音などが要求されている。このような要求に応える記録装置として、上記のようなインクジェット記録装置を挙げることができる。このインクジェット記録装置では、記録ヘッドからインクを吐出させて記録を行う非接触の記録が可能であるため、幅広い記録媒体に対して画像を安定して記録することができる。
このような中インクジェット記録装置は、家庭用だけではなく、ビジネスや業務用にも広く使われており、記録のさらなる高速化が望まれている。一般に、カラーインクジェット記録装置は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のカラーインク、またはこれらのインクにさらに黒を加えた4色のインクを使用してカラー画像の記録を行う。カラーインクジェット記録装置においては、多くは水性の液体からなるインクを用いて記録を行っている。そのために、連続記録や両面記録を行う際には、インクの乾燥をさせるための定着時間が必要になっている。
図8(a)、(b)は、従来の記録装置で記録を行った結果を示した図であり、図8(a)はスミア制御無しで記録を行った結果であり、図8(b)は、スミア制御有りで記録を行った結果である。また、図9(a)、(b)は、記録に要した時間を円グラフで示した図である。本発明者は、図8(b)に示す、スミアが発生する濃度を備えた画像を片面記録する場合と、図8(a)に示す、スミアが発生しない画像を片面記録する場合の比較を行った。それぞれの場合において10枚連続記録の時間を比較すると、図9(a)と図9(b)から分かるように、スミア制御有りの方が、記録中にスミア防止のウェイトが入るため2倍近くの記録時間を要する事がわかる。
また、図8(a)の10枚を片面記録した場合と両面記録した場合との記録時間を比較すると、図9(b)と図9(c)のように、両面記録した場合の方が両面ウェイトや反転動作の分だけ長くなり、約4倍の長さになってしまう。
つまり、このスミアウェイトや両面ウェイトなどの定着時間が、記録の高速化を阻害していることが分かる。
この点に関する従来の解決手段として、乾燥手段を用いて記録媒体の記録面を乾燥する手段が知られている。例えば、特許文献1や特許文献2にあるように、記録媒体の記録面側を温風等の手段を用いる非接触のインク乾燥手段を用いて強制乾燥するものがある。また、特許文献3にあるように、接触型のインク乾燥手段を用いて強制乾燥するものもある。
特開平10−138526号公報 特開2005−169869号公報 特開平10−230589号公報
しかしこのような乾燥手段には、それぞれメリットとデメリットがある。特許文献1、特許文献3における温風等による非接触型の乾燥手段では、熱伝導率が低い空気を介して熱のやりとりを行うため、短時間で温度を上げるには高温の熱源が必要になる。しかし、熱源を高温にさせると消費電力が増えしまう。
また、記録装置の高温部にユーザが誤って手を入れてしまうことも考えられ、取扱に注意が必要になる。また、その安全対策を行うのに、装置自体が大掛かりな構成になってしまう。これは、特許文献1においても同様であり、ドラムに記録媒体を巻きつける系であるので、本体構成も大きく複雑になってしまう。
また、消費電力を低くするためには熱源の温度を低くする必要があるが、その場合、乾燥に対してかかる時間が長くなるため、記録媒体のコックリングを成長させてしまう可能性がある。また、特許文献2においても同様に、記録から乾燥定着までの時間が長くなる構成であり、普通紙を使用した場合、時間の経過によってコックリングが成長する可能性がある。
そこで、コックリング抑制のために間欠記録を行いながら、接触型の乾燥手段を用いて、乾燥・定着を行うと良いと考えられる。しかし本発明者は、間欠記録を行いながら、接触型の熱圧着を行った場合、色むらや、コックリングが発生する事を発見した。
これは、記録している際に記録媒体が止まっているので、記録媒体には長時間熱が与えられ、搬送している際には、短時間しか熱が与えられないためコックリングが発生してしまう。また、定着ローラと記録媒体搬送手段の搬送量を同調させなければ、記録媒体のたるみや引っ張り合いが発生するため、搬送精度が重要になってくる。よって、間欠記録を行いながらの接触型のインク乾燥手段による乾燥定着は大変困難である。
よって本発明は、消費電力を増やすことなく簡易な構成で、色むらやコックリングの発生を抑制することが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を実現することを目的とする。
そのため本発明のインクジェット記録装置は、間欠搬送される記録媒体の搬送方向と交差する方向へ記録ヘッドを走査させながら、前記記録ヘッドから前記記録媒体に対してインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、記録が行われた前記記録媒体を加熱することで、吐出された前記インクを乾燥させて定着させる定着処理を行う加熱ローラを備え、前記加熱ローラは記録時の搬送方向に対して前記記録ヘッドの上流側に設けられており、前記定着処理を行う際には前記記録ヘッドにより記録が行われた前記記録媒体は前記搬送方向とは反対の方向へ搬送されながら、前記加熱ローラを通過し且つ排出されるものであり、前記記録ヘッドと前記加熱ローラとの前記記録媒体の搬送経路における間隔は、前記記録媒体の最大長よりも短いことを特徴とする。
本発明によればインクジェット記録装置は、記録が行われた記録媒体を加熱することで、吐出されたインクの定着処理を行う加熱ローラと、その加熱ローラで定着処理を行うために、記録媒体を記録時の搬送方向とは反対の方向へ搬送する搬送手段を備える。さらに、記録ヘッドと加熱ローラとの記録媒体の搬送経路における間隔を、記録媒体の最大長よりも短くする。これによって、消費電力を増やすことなく簡易な構成で、色むらやコックリングの発生を抑制することが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を実現することができた。
本発明を適用した記録装置の全体構成を示した模式的斜視図である。 図1矢印A方向から見た記録装置の全体構成を示した模式的側断面図である。 本発明を適用した記録装置全体を駆動する駆動手段を表すブロック図である。 第1の実施形態の記録装置における記録ヘッドとその周辺を表わした模式図である。 第2の実施形態の記録装置における記録ヘッドとその周辺を表わした模式図である。 第1の実施形態の片面記録時の擦れ対策を行う際の熱定着を伴う記録の工程を示したフローチャートである。 第2の実施形態の両面記録時の擦れ対策を行う際の熱定着を伴う記録の工程を示したフローチャートである。 (a)、(b)は、従来の記録装置で記録を行った結果を示した図である。 (a)、(b)は、記録に要した時間を円グラフで示した図である。 SURF定着方式を実現する定着装置の一例を示した図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
(基本的構成)
まず、本発明のインクジェット記録装置の基本的構成について説明する。
図1は、本発明を適用した記録装置の全体構成を示した模式的斜視図である。また図2は、図1矢印A方向から見た記録装置の全体構成を示した模式的側断面図である。シャーシ10は記録ユニット本体1の構造を支え、記録ヘッド11は記録媒体に対してインクを吐出して記録を行う。インクタンク12は記録ヘッドへ供給するインクを蓄えており、キャリッジ13は記録ヘッド11およびインクタンク12を保持して、記録媒体の搬送方向と交差する方向に走査する。ガイドシャフト14はキャリッジ13を支持しており、ガイドレール15はガイドシャフト14と平行にキャリッジ13を支持している。キャリッジベルト16はキャリッジ13を駆動するためのベルトであり、キャリッジモータ17によってプーリを介して駆動されている。コードストリップ18はキャリッジ13の位置を検出する。アイドラプーリ20はキャリッジモータ17のプーリと対向してキャリッジベルト16を張架する。ローラ21は、記録媒体を間欠搬送する紙送りローラであり、ピンチローラ22は紙送りローラ21に押圧されて従動する。ピンチローラホルダ23はピンチローラ22を回転可能に保持しており、ピンチローラばね24はピンチローラ22を紙送りローラに圧接している。紙送りローラプーリ25は紙送りローラに固定されており、LFモータ26は紙送りローラ21を駆動している。コードホイール27は紙送りローラ21の回転角度を検出する。プラテン29は記録ヘッド11に対向して記録時の記録媒体を支える。第1の排紙ローラ30は第2排紙ローラ31の上流側に設けられており紙送りローラ21と協働して記録媒体を搬送する。第1拍車列32は第1排紙ローラ30に対向して記録媒体を保持しており、第2拍車列33は第2排紙ローラと対向して記録媒体を保持している。拍車ベース34は、第1拍車列32と第2拍車列33を回転可能に保持している。メインテナンスユニット36は、記録ヘッド11のノズル目詰まり防止やインクタンク12を交換する時に使用される。ASFベース38はメインASF37の土台となっており、そのメインASF37は記録媒体を積載し記録動作時に記録媒体を装置内に1枚ずつ供給する。給紙ローラ39は、積載された記録媒体に当接し搬送を行う。分離ローラは複数枚の記録媒体が同時に搬送された時に1枚ずつに分離する。圧板41は記録媒体を積載し給紙ローラ39の方向に付勢している。サイドガイド42は、圧板41上に設けられており任意の記録媒体幅で記録媒体を固定可能になっている。戻し爪は給紙動作時に給紙ローラ39と分離ローラのニップ部より先に進んでしまった記録媒体の先端を所定位置まで戻す。ASFフラップ44は、メインASF37からの記録媒体通紙方向を一定の方向に規制している。リフト入力ギア50は、ASF遊星ギアと契合しており、リフト減速ギア51はリフト入力ギア50からの動力を減速しつつ伝達する。ガイドシャフトばね55は、ガイドシャフト14を片寄せに付勢している。ガイド斜面56はガイドシャフトギア53のカムが摺動する。リフトカム軸58はリフトカムギア52と直結しており、ピンチローラホルダ23等をリフトさせる。通紙ガイド70は記録媒体先端を紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部へガイドする。ベース72は記録ユニット本体1全体を支持している。そして制御基板301が制御部をまとめている。
図3は、本発明を適用した記録装置全体を駆動する駆動手段を表すブロック図である。CRエンコーダセンサ19がキャリッジ13に搭載されコードストリップ18を読み取り、LFエンコーダセンサ28がシャーシ10に取り付けられコードホイール27を読み取る。ASFモータ46はメインASF37を駆動し、PEセンサ67はPEセンサレバーの動作を検知する。リフトカムセンサ69はリフトカム軸58の動作を検知し、両面ユニットセンサ130は自動両面ユニット2(図1参照)の着脱を検知する。PGモータ302はメインテナンスユニット36を駆動し、PGセンサ303はメインテナンスユニット36の動作を検知する。ASFセンサ305はメインASF37の動作を検知する。ヘッドドライバ307は記録ヘッド11を駆動し、ホスト装置308は記録データを本記録装置に送る。I/F309はホスト装置308と本記録装置とを電気的に接続する仲立ちをしている。CPU310は本記録装置の制御をつかさどり制御指令を出す。ROM311は制御データなどが書き込まれたであり、RAM312は記録データ等を展開する領域となっている。
図1ないし図2を用いて、記録装置の概略を説明し、その後に各部の動作について説明する。まず、一般的なシリアル走査型記録装置の構成について概略を説明する。
本実施形態の記録装置は、大きく分けて、給紙部、用紙搬送部、記録部、記録ヘッドメインテナンス部からなっている。ホスト装置308から記録データが送られ、I/F309を介してRAM312上にデータを格納すると、CPU310が記録動作開始指令を出して記録動作が開始する。記録動作が開始すると、まず給紙動作が行われる。
次に、給紙部について説明する。記録装置内に記録媒体を供給する給紙部は、メインASF(Automatic Sheet Feeder)37であり、圧板41上に複数枚積載された記録媒体から記録動作ごとに1枚ずつ記録媒体を引き出して用紙搬送部に送る役割を持つ。給紙動作開始でASFモータ46が正方向に回転し、その動力はギア列を経て圧板41を保持しているカムを回転させる。回転によりカムが外れると、不図示の圧板ばねの作用により、圧板41は給紙ローラ39方向に付勢される。同時に給紙ローラ39は用紙を搬送する方向に回転するため、積載された記録媒体の1番上のものの搬送が開始される。その際、給紙ローラ39と記録媒体間の摩擦力および記録媒体同士の摩擦力の条件により、複数枚の記録媒体が同時に搬送されてしまうことがある。その場合には、給紙ローラ39に圧接され、記録媒体搬送方向と逆方向に所定の戻り回転トルクを持った分離ローラが作用し、最も給紙ローラ39側にある記録媒体以外を元の圧板上に押し戻す働きをする。また、ASF給紙動作終了時には、カムの動作により分離ローラは給紙ローラ39との圧接状態を解除され、所定の距離離間されるが、その際に確実に圧板上の所定位置まで記録媒体を押し戻すために、戻し爪が回転してその役割を果たす。以上のような動作により、記録媒体を1枚だけ用紙搬送部に搬送する。なお、メインASF37から1枚の記録媒体が搬送されて行く時、記録媒体の先端は、ASFフラップばねで通紙経路を妨げる方向に付勢されているASFフラップ44に当接するが、ASFフラップ44を押し退けて通過する。記録媒体への記録動作が終了し、記録媒体後端がASFフラップ44を通過すると、ASFフラップ44は元の付勢状態に戻って通紙経路が閉ざされるので、記録媒体が逆方向に搬送されてもメインASF37側に戻ることはない。
次に、用紙搬送部について説明する。給紙部から搬送された記録媒体は、用紙搬送部たる紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部に向けて搬送される。ピンチローラ22中心は、紙送りローラ21中心に対して、第1排紙ローラ30に近づく方向の若干のオフセットを持って取り付けられているので、記録媒体が挿入される接線方向角度は水平より若干傾いている。よって、用紙先端が的確にニップ部にガイドされるように、ピンチローラホルダ23と通紙ガイド70により形成される通紙経路で角度を付けて用紙を搬送するようにしている。
ASF37によって搬送される用紙は、停止状態の紙送りローラ21のニップ部に突き当てられる。この時、所定通紙経路長よりもやや長い距離分をメインASF37で搬送することにより、給紙ローラ39と紙送りローラ21の間で用紙のループが形成される。このループが真っ直ぐに戻ろうとする力で用紙先端が紙送りローラ21ニップに押圧されることにより、用紙先端が紙送りローラ21に倣って平行になり、いわゆるレジストレーション取り動作が完了する。
レジストレーション取り動作完了後、LFモータ26を記録媒体が正方向(第1排紙ローラ30に向けて進行していく方向)に移動する方向に回転開始する。その後、給紙ローラ39は駆動力が切断され、記録媒体と連れ回りするようになる。この時点で、記録媒体は紙送りローラ21とピンチローラ22のみで搬送されるようになる。用紙は所定改行量毎に正方向に前進し、プラテン29に設けられたリブに沿って進行する。用紙先端は漸次第1排紙ローラ30および第1拍車列32と、第2排紙ローラ31および第2拍車列33に掛かるが、第1排紙ローラ30と第2排紙ローラ31の周速は、紙送りローラ21の周速とほぼ等しく設定される。さらに、紙送りローラ21と第1排紙ローラ30と第2排紙ローラ32とは、ギア列で接続されているため同期して回転するので、用紙は弛んだり引っ張られたりすることなく搬送される。
次に、記録部について説明する。記録部は、主に記録ヘッド11と、記録ヘッド11を搭載して記録媒体搬送方向とは直交する方向に走査するキャリッジ13とからなる。キャリッジ13は、ガイドシャフト14と、シャーシ10の一部であるガイドレール15とによって支持され、キャリッジモータ17とアイドラプーリ20で張架されたキャリッジベルト16を介してキャリッジモータ17の駆動力を伝達することで往復走査される。記録ヘッド11は、インクタンク12と接続する複数のインク流路を持ち、インク流路はプラテン29と対向する面に配された吐出ノズル列まで繋がっている。その吐出ノズル列近傍には、吐出ノズルそれぞれに設けられたインク吐出用アクチュエータが配される。吐出用アクチュエータとしては、電気熱変換素子による液体の膜沸騰圧力を利用したものや、ピエゾ素子等の電気圧力変換素子などが用いられる。
記録ヘッド11に、フレキシブルフラットケーブル73を介してヘッドドライバ307の信号を伝達することで、記録データに応じたインク滴を吐出することが可能である。また、シャーシ10に張架されたコードストリップ18をキャリッジ13に搭載されたCRエンコーダセンサ19によって読み取ることで、適切なタイミングで記録媒体に向けてインク滴を吐出することができる。このようにして、1ライン分の記録が終了すると、用紙搬送部により必要量だけ記録媒体を搬送する。以上の様な動作を繰り返して実施することにより記録媒体全面にわたる記録動作が可能となる。
次に、記録ヘッドメンイテナンス部について説明する。記録ヘッドメインテナンス部は、記録ヘッド11のインク吐出ノズルの目詰まり防止や紙粉等による汚れを解消する為、あるいはインクタンク12を交換する際のインク吸引用としての役割を担っている。そのため、キャリッジ13の待機ポジションで記録ヘッド11と対向するように設置されたメインテナンスユニット36は、記録ヘッド11のインク吐出ノズル面に接してインク吐出ノズルを保護するキャップ(不図示)を備えている。さらにメインテナンスユニット36は、インク吐出ノズル面をワイピングするワイパ(不図示)や、キャップに接続されキャップ内に負圧を発生させるポンプ(不図示)などを備えている。記録ヘッド11の吐出ノズル内のインクを吸い出す際には、キャップを記録ヘッド11の吐出ノズル面に押圧し、ポンプを駆動してキャップ内を負圧とすることでインクを吸引する。また、インク吸引後に吐出ノズル面にインクが付着している場合や、吐出ノズル面に紙粉等異物が付着した場合にそれを取り除くために、ワイパを吐出ノズル面に当接させ平行に移動させる機構なども有している。
次に、乾燥部について説明する。
図4は、本実施形態の記録装置における記録ヘッド11とその周辺を表わした模式図である。本実施形態の記録装置の乾燥部には、接触型の定着ユニット100が用いられている。定着ユニット100は、定着ヒータ102を内蔵した定着ローラ101と、記録媒体を定着ローラ101(加熱ローラ)に加圧する加圧ローラ103とを有する。加圧ローラ103は、紙送りローラ21と中間ギア(不図示)で連結されており、紙送りローラ21と連動している。記録された記録媒体は、紙送りローラ21に送られ図2に示される矢印bの方向から定着ユニット100に入ってくる。あらかじめ、所定の温度に温められた定着ヒータ102と加圧ローラ103の間を通り、加圧されながら、加熱され、記録媒体上の水分を蒸発させる仕組み(以下、これを熱定着または単に定着ともいう)となっている。そして定着ユニット100は、記録ヘッド11に近い位置に設けることで、記録後直ちに記録媒体上の水分を蒸発させることが可能になる。本実施形態では、定着ユニット100と記録ヘッド11との記録媒体の搬送経路における間隔は、使用可能な記録媒体の最大長よりも短い位置に配置されている。
図4には、一般的な接触型の定着ユニット100を示したが、消費電力を考慮すると、SURF定着方式を採用する事が望ましい。
図10は、SURF定着方式を実現する定着装置の一例を示した図である。この定着装置は、加熱装置400と、これに対向して設けられる加圧ローラ406とを有する。加熱装置400は、フッ素樹脂等をコートしたポリイミド製の厚さ50μm前後の円筒状耐熱性フィルム401と、その内部に加熱体であるセラミックヒータ403と、このヒータに接触させて配接し温度を調節するサーミスタ等の温度検知素子402とを有する。加圧ローラ(加圧部材)406は、アルミニウム合金製の芯金405と、その周面外側にシリコーン樹脂やフッ素樹脂等の、離型性および耐熱性に優れる樹脂組成物で被覆したゴムローラ404とを有する。
加圧ローラ406は、セラミックヒータ(加熱手段)403の加熱面に向けて、例えば不図示のバネ等の付勢手段によって付勢して設けられている。耐熱性フィルム401は、セラミックヒータ403の加熱面上を通る無端形状の軌道(図示の形態では円形の軌道)を移動自在に設けられている。耐熱性フィルム401は、セラミックヒータ403と加圧ローラ406とに挟まれており、加圧ローラ406との間にニップ部を形成している。このニップ部に、未乾燥の記録媒体を導入することにより、記録媒体中の水分が蒸発し、記録媒体の乾燥・定着が行われる。
(特徴的構成)
以下、本発明の特徴的な構成について説明する。本実施形態は、記録媒体への記録後、記録媒体を排出する前に熱定着によって記録媒体の水分を蒸発させる工程を備えている。
図6は、本実施形態の片面記録時の擦れ対策を行う際の熱定着を伴う記録の工程を示したフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って各工程の説明をする。記録が開始されるとステップS1で、ASF37より一枚の記録媒体が給紙され、その後ステップS2に進み記録を行う。次にステップS3に進み、定着が必要な記録媒体かどうかを記録データの記録制御情報(不図示)から判断し、その判断の結果で定着が必要な記録媒体でなければステップS9に進む。ステップS9では、記録媒体を第1の排紙口へ排紙し記録が終了となる。ステップS3で、定着が必要なメディアであると判断された場合、ステップS4に進み排紙動作は行わず、第1排紙ローラ30と第1拍車列32、第2排紙ローラ31と第2拍車列33で保持し待機。次に、ステップS5に進み定着ヒータをONにして定着ローラ101の加熱を始める。次にステップS6へ進み、記録媒体はメインASF37の下方に設けられた水平パス内を図2矢印b方向(搬送方向とは反対の方向)に搬送し、定着ユニットに引き込む。そしてステップS7において記録媒体を定着ローラ101と加圧ローラ103の間を通し、記録媒体の連続搬送を行い、加熱と加圧を同時に行う事で、記録媒体の水分を蒸発させる。熱定着終了した記録媒体は、ステップS8で第2排紙口200へ排紙させ記録終了となる。
なお、本実施形態では、最良な実施形態の1例として、記録済み記録媒体の排紙口を複数(二箇所)備えた形態を説明した。しかし、排紙口を一つしか持たない系でも、一旦紙送りを逆回転させる事で、図2の矢印b方向引き戻して連続加熱をかけた後、再度紙送りを正回転させる事で、図2の矢印a方向へ送り、第一の排紙口(不図示)へ排紙する方法でもよい。しかしながらこの場合、記録速度は落ちる。
このように、記録終了後、記録媒体全面を連続動作にて熱定着を行う事で、消費電力を増やすことなく簡易な構成で、色むらやコックリングの発生を抑制することが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では片面記録の場合を説明したが、本実施形態では、両面記録の場合について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図5は、本実施形態の記録装置における記録ヘッド11とその周辺を表わした模式図である。本実施形態の記録装置は、自動両面ユニットを備えたインクジェット記録装置であり、両面記録時の擦れ対策を行う際の熱定着処理を行う。
図7は、本実施形態の両面記録時の擦れ対策を行う際の熱定着を伴う記録の工程を示したフローチャートである。記録が開始するとステップS11において、ASF37より一枚の記録媒体が給紙され、ステップS12に進み第一面(表面)の記録を行う。次にステップS13に進み、定着が必要な記録媒体かどうかを記録データの記録制御情報(不図示)から判断し、定着が必要な記録媒体でなければステップS27に進む。ステップS27では、記録媒体を第1の排紙口へ排紙し記録が終了となる。ステップS13で定着が必要な記録媒体であると判断されれば、ステップS14に進み、排紙動作は行わず、第1排紙ローラ30と第1拍車列32、第2排紙ローラ31と第2拍車列33で記録媒体を保持し待機する。次に、ステップS15に進み定着ヒータをONにし、加熱を始める。そして、ステップS16へ進み、片面記録か両面記録かを記録データの記録制御情報から判断し、片面記録であればステップS28に進み、記録媒体はメインASF37の下方に設けられた水平パス内を図2の矢印b方向に搬送し定着ユニットに引き込む。次にステップS29に進み、記録媒体の第一面を定着ローラ101と加圧ローラ103との間を通し、記録媒体全面を連続搬送し、加熱と加圧を同時に行う事で、記録媒体の水分を蒸発させる。次にステップS30に進み、第2の排紙口に排紙して終了。また、両面記録であれば、ステップS17に進み、記録媒体はメインASF37の下方に設けられた水平パス内を図2の矢印b方向に搬送し、定着ユニットに引き込む。そして、ステップS18に進み、記録媒体の第一面を定着ローラ101と加圧ローラ103の間を通し、記録媒体全面を連続搬送し、加熱と加圧を同時に行う事で、記録媒体の水分を蒸発させる。次にステップS19に進み、記録媒体を反転ユニットへ搬送し、反転ユニットで反転を行う。次にステップS20に進み、消費電力を抑えるために、定着ヒータのスイッチをOFFする。次にステップS21に進み、第二面(裏面)の記録を行う。記録終了後、ステップS22に進み排紙動作は行わず、第1排紙ローラ30と第1拍車列32、第2排紙ローラ31と第2拍車列33で記録媒体を保持し待機する。次に、ステップS23に進み再度定着ヒータをONにし、加熱を始める。次に、ステップS24に進み、記録媒体はメインASF37の下方に設けられた水平パス内を図2の矢印b方向に搬送し、定着ユニットに引き込む。次にステップS25に進み、記録媒体の第一面を定着ローラ101と加圧ローラ103の間を通し、記録媒体全面を連続搬送し、加熱と加圧を同時に行う事で、記録媒体の水分を蒸発させる。次にステップS26に進み、第2の排紙口に排紙して終了。熱定着終了した記録媒体は、第2排紙口200へ排紙させ記録が終了となる。
なお、本実施形態では、最良な実施形態の1例として、記録済み記録媒体の排紙口を二箇所もつ形態を説明した。しかし、排紙口を一つしか持たない系でも、一旦紙送りを逆回転させる事で、図2の矢印b方向引き戻して連続加熱をかけた後、再度紙送りを正回転させる事で図2の矢印a方向へ送り、第一の排紙口(不図示)へ排紙する方法でも構わない。しかしながら、この場合、記録速度が落ちてしまう。
このように両面記録の場合も、記録終了後に記録媒体全面を連続動作にて熱定着を行う事で消費電力を増やすことなく簡易な構成で、色むらやコックリングの発生を抑制可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を実現することができた。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
第1実施形態、第2実施形態における定着処理は、連続記録ではない一枚だけの記録を考えた場合、スミアウェイトや両面ウェイトの時間が必要ない。また、時間が少々かかっても良いユーザにとっては、消費電力の観点から、定着を行わ無くても良いのである。これに対して、ユーザは、ドライバより定着を行うかどうかを選択可能な構成としても良い。
このような構成の記録装置においても、記録終了後に記録媒体全面を連続動作にて熱定着を行う事で消費電力を増やすことなく簡易な構成で、色むらやコックリングの発生を抑制可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を実現できた。
11 記録ヘッド
13 キャリッジ
15 ガイドレール
21 紙送りローラ
22 ピンチローラ
29 プラテンローラ
30 第1排紙ローラ
31 第2排紙ローラ
37 ASF
39 給紙ローラ
44 ASFフラップ
100 定着ユニット
101 定着ローラ(加熱ローラ)
103 加圧ローラ
308 ホスト装置
310 CPU
400 加熱装置
403 セラミックヒータ

Claims (6)

  1. 間欠搬送される記録媒体の搬送方向と交差する方向へ記録ヘッドを走査させながら、前記記録ヘッドから前記記録媒体に対してインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、
    記録が行われた前記記録媒体を加熱することで、吐出された前記インクを乾燥させて定着させる定着処理を行う加熱ローラを備え、前記加熱ローラは記録時の搬送方向に対して前記記録ヘッドの上流側に設けられており、
    前記定着処理を行う際には、前記記録ヘッドにより記録が行われた前記記録媒体は前記搬送方向とは反対の方向へ搬送されながら、前記加熱ローラを通過し且つ排出されるものであり、
    前記記録ヘッドと前記加熱ローラとの前記記録媒体の搬送経路における間隔は、前記記録媒体の最大長よりも短いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 使用する前記記録媒体が前記定着処理が必要かどうかを判断する手段を備え、必要であると判断した場合には、記録が行われた前記記録媒体を前記搬送方向とは反対の方向へ搬送して前記定着ローラに導き、必要でないと判断した場合には、記録が行われた前記記録媒体を前記搬送方向に搬送して前記定着ローラを通過させることなく排出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 記録が行われた前記記録媒体が排出される複数の排紙口を備え、前記定着処理が施された前記記録媒体と、前記定着処理が施されなかった前記記録媒体とは、異なる前記排紙口に排出されることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記定着処理を行うか行なわないかをユーザが選択可能であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録媒体に対して両面記録を行うための反転手段を有し、該反転手段は前記加熱ローラのさらに上流に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 記録を行う記録媒体は、前記記録ヘッドと前記加熱ローラの間から、前記記録ヘッドに向けて前記搬送経路に給紙されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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