JPH10230589A - インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法 - Google Patents

インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法

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JPH10230589A
JPH10230589A JP9035375A JP3537597A JPH10230589A JP H10230589 A JPH10230589 A JP H10230589A JP 9035375 A JP9035375 A JP 9035375A JP 3537597 A JP3537597 A JP 3537597A JP H10230589 A JPH10230589 A JP H10230589A
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JP
Japan
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print
unit
ink
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JP9035375A
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English (en)
Inventor
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Toyotoshi Suzuki
豊年 鈴木
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物性が非可逆的に変化する層をプリント面側
に有するプリント媒体を用いて、画質や耐久性の優れた
画像を連続的にプリントすることができるインクジェッ
トプリント装置およびインクジェットプリント方法を提
供すること。 【解決手段】 インクを吐出可能なインクジェットヘッ
ド31を用いて、プリント媒体に画像をプリントするプ
リント手段20と、プリント手段20に、物性が非可逆
的に変化する層をプリント面側に有するプリント媒体1
を供給する供給手段10と、プリント手段20によって
画像がプリントされたプリント媒体1を導入し、そのプ
リント媒体1の層の物性を非可逆的に変化させる後処理
を施す後処理手段70とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物性が非可逆的
に変化する層をプリント面側に有するプリント媒体を用
い、そのプリント媒体に対して画像をプリントするイン
クジェットプリント装置およびインクジェットプリント
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物性が非可逆的に変化する層をプリント
面側に有するプリント媒体としては、例えば、そのプリ
ント面側に多孔質高分子層が形成されたものが知られて
いる(特開平7−237348号)。その多孔質高分子
層は、加熱処理されることにより、プリント面を被覆す
る透明高分子膜となってプリント面を保護する。また、
特開平8−2090号に記載には、プリント面側に樹脂
多孔質層が形成されたプリント媒体が記載されており、
その樹脂多孔質層を加熱処理することにより、プリント
面を被覆する透明樹脂膜となってプリント面を保護す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
に物性が非可逆的に変化する層をプリント面側に有する
プリント媒体を用いて、画質や耐久性の優れた画像を連
続的にプリントすることができるインクジェットプリン
ト装置およびインクジェットプリント方法を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のインクジェッ
トプリント装置の第1の形態は、インクを吐出可能なイ
ンクジェットヘッドを用いて、プリント媒体に画像をプ
リントするプリント手段と、前記プリント手段に、物性
が非可逆的に変化する層をプリント面側に有するプリン
ト媒体を供給する供給手段と、前記プリント手段によっ
て画像がプリントされたプリント媒体を導入し、前記層
の物性を非可逆的に変化させる後処理を施す後処理手段
とを備えたことを特徴とする。
【0005】この発明のインクジェットプリント装置の
第2の形態は、インクを吐出可能なインクジェットヘッ
ドを用いて、プリント媒体に画像をプリントするプリン
ト手段と、前記プリント手段に前記プリント媒体を供給
する供給手段と、前記プリント手段によって画像がプリ
ントされた前記プリント媒体を導入し、該プリント媒体
のプリント面に、物性が非可逆的に変化する層を形成す
る形成手段と、前記形成手段によって前記層が形成され
た前記プリント媒体を導入し、前記層の物性を非可逆的
に変化させる後処理を施す後処理手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】この発明のインクジェットプリント装置の
第3の形態は、インクを吐出可能なインクジェットヘッ
ドを用いて、プリント媒体に画像をプリントするプリン
ト手段と、前記プリント手段に、他の材料との反応によ
って物性が非可逆的に変化する材料を有するプリント媒
体を供給する供給手段と、前記プリント手段によって画
像がプリントされた前記プリント媒体を導入し、該プリ
ント媒体における前記材料を前記他の材料と反応させ
て、該プリント媒体における前記材料の物性を非可逆的
に変化させる後処理を施す後処理手段とを備えたことを
特徴とする。
【0007】この発明のインクジェットプリント方法
は、物性が非可逆的に変化する層をプリント面側に有す
るプリント媒体をプリント手段に送り、前記プリント手
段は、インクを吐出可能なインクジェットヘッドを用い
て前記プリント媒体に画像をプリントし、前記プリント
手段によって画像がプリントされたプリント媒体を後処
理手段に導入して、前記層の物性を非可逆的に変化させ
る後処理を施すことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】(第1の実施形態)まず、本発明において
使用可能なプリント媒体1の構成例を図7により説明す
る。
【0010】1Aは、植物性繊維を主成分とする紙やP
ET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどによ
ってなる基材であり、その上面に、インク吸収層1B、
インク定着層1C、および物性が非可逆的に変化する層
1Dが順次塗工されている。インク吸収層1Bとインク
定着層1Cは同一化して、1つのインク受容層として形
成してもよい。層1Dは、例えば、多孔質かつ熱溶融性
樹脂のラテックスによって形成することができる。そこ
で、以下においては、その層1Dを「ラテックス層」と
いう。層1Dがラテックス層のみに特定されないことは
勿論であり、物性が非可逆的に変化する層であればよ
い。インクジェットプリントヘッドから吐出されたイン
クは、ラテックス層1Dを通過してインク定着層1Cお
よびインク吸収層1Bに達する。インクは、インク定着
層1Cに定着して発色し、これにより画像が形成され
る。インク定着層1Cからインク吸収層1Bに移動した
インクは、そのインク吸収層1Bにおいて吸収される。
【0011】プリント媒体1に画像をプリントした後
に、最上面のラテックス層1Dを加熱しかつ加圧するこ
とによって、そのラテックス層1Dに非可逆的な変化を
生じさせる。ラテックス層1Dは、加熱のみによって非
可逆的に変化させることもでき、さらに加圧を伴った場
合には、プリント面の平坦性が向上することになる。本
例の場合には、例えば図7のように、加熱された上下の
ローラR1、R2の間にプリント媒体1を通すことによ
り、ラテックス層1Dを加熱しつつ加圧する。ラテック
ス層1Dは、加熱されることにより溶融してから凝固し
て透明化する。このように物性が非可逆的に変化したラ
テックス層1Dは、プリントされた画像の画質を損なう
ことなく、プリント媒体1の表面に高耐久性保護層を構
成する。層1Dがラテックス層以外の場合には、その層
1Dの種類に応じて、その物性を非可逆的に変化させる
処理を施せばよく、例えば、通常の写真現像の場合のよ
うに、現像液などを用いて化学変化させる処理を施すよ
うにしてもよい。
【0012】また、基材1Aの図7中の下面に、防湿性
などを向上させるためのバックコートを施してもよい。
基材1Aとしては、白色を出すための硫酸バリウム(B
aSO4)の層が形成されたバライタ紙などを用いるこ
ともできる。さらに、プリント媒体1の表裏両面をプリ
ント面とすべく、基材1Aの図7中の下面側にもインク
吸収層1B、インク定着層1C、およびラテックス層1
Dを塗工してもよい。この場合には、プリント媒体1の
表裏両面に画像をプリントすることができ、また両面側
のラテックス層1Dの物性は同時に非可逆的に変化させ
ることができる。
【0013】図1は、本実施形態のインクジェットプリ
ント装置の外径斜視図、図2は、そのインクジェットプ
リント装置の内部構成を説明するための図である。
【0014】図2において、10はプリント媒体の供給
手段であり、本例の場合は、ロールR状に巻かれたプリ
ント媒体1を繰り出しながら供給する構成となってい
る。そのプリント媒体1は、前述した図7のような構成
とされており、ラテックス層1Dが形成されたプリント
面側を外側にしてロールR状に巻かれている。つまり、
プリント媒体1は、そのプリント面を外側にした外巻形
態とされている。2はプリント媒体1が巻き付けられる
紙管であり、カートリッジ11の内部に軸心O1を中心
として回転自在に軸支されている。このようにプリント
媒体1を収容するカートリッジ11は、図2のようにプ
リンタ本体100の定位位置にセットされる。12A
は、プリント本体100に軸支され、かつ不図示の駆動
機構により回転駆動される送りローラであり、上カバー
13に回転自在に取り付けられた上ロータ12Bとの間
にて、プリント媒体1を挟んで送り出すようになってい
る。14Aは、プリンタ本体100の定位置に回転自在
に軸支され、かつ不図示の駆動機構により回転駆動され
る引き込みローラである。14Bは引き込み上ローラで
あり、引き込みローラ14Aとの間に形成されるニップ
によって、プリント媒体1を送ることができる。1Eは
プリント媒体1のループであり、そのループ量が不図示
の検知装置により検知される。そして、その検知結果に
基づいて引き込みローラ14Aが駆動制御されることに
よって、そのループ量が一定に保たれる。
【0015】上ローラ12Bと引き込み上ローラ14B
は、プリント媒体1のプリント面側に形成されているラ
テックス層1Dに接触する。そのラテックス層1Dを傷
つけないためには、上ローラ12Bと引き込み上ローラ
14Bの表面硬度をASTM(USAの樹脂工業会規
格)のM80以下とすることが好ましい。上カバー13
は、軸15によってプリンタ本体100の定位位置に回
動可能に軸支されており、カートリッジ11の交換時
に、軸15を中心として上方向に開動される。
【0016】20はプリント手段を構成するプリントユ
ニットである。このプリントユニット20において、2
1はメインローラユニット、22は拍車ローラユニット
であり、前者側のローラ21A、21B、および後者側
のローラ22A、22Bの間にプリント媒体1を挟むこ
とによって、両ユニット21、22の間にてプリント媒
体1の平面性が確保される。また、これらのユニット2
1、22は、図示しないモータからの駆動力によって、
プリント媒体1を矢印A1方向または矢印A2方向に搬
送させることができる。23はキャリッジユニットであ
る。24は、プリント媒体1の搬送方向と直交する方向
(図2中の紙面の表裏方向)に延在する軸であり、キャ
リッジユニット23は、この軸24に沿う方向(以下、
「主走査方向」という)に往復自在にガイドされてい
る。キャリッジユニット23には、それを主走査方向に
沿って往復移動させるための移動機構が連結されてい
る。また、キャリッジユニット23には、プリントヘッ
ド31とインクタンク32が搭載可能とされている。プ
リントヘッド31とインクタンク32は、例えば、一体
化されたインクジェットカートリッジを構成するもので
あってもよい。
【0017】図3は、プリントユニット20の拡大説明
図である。図3において32Aは、インクタンク32内
に収容されたインクであり、プリントヘッド31に供給
される。プリントヘッド31は、プリント媒体1のプリ
ント面に向かってインク32Aを吐出するものである。
例えば、プリントヘッド31として、インクを吐出する
インク吐出口がプリント媒体1の搬送方向に沿って1列
に360個形成されたヘッドを用いることができる。3
60個のインク吐出口が1/2インチ中に形成されてい
る場合には、それらのインク吐出口から吐出されるイン
ク滴によって、インク吐出口の列方向のプリント密度と
して720dpi(ドット/インチ)の画像をプリント
することができる。また、このようなプリントヘッド3
1は、主走査方向における往走査時と副走査時の一方に
おいてプリント動作(以下、「片方向記録」という)さ
せるように制御してもよく、また往走査時と副走査時の
両方においてプリント動作(以下、「双方向記録」とい
う)させるように制御してもよい。また、プリントヘッ
ド31の1回の走査によってプリント可能な1行分のプ
リント画像を複数回の走査によって完成させるようにし
てもよい。また、プリント媒体1は、1行分のプリント
幅ずつ間欠送りする他、プリント媒体1を1行分のプリ
ント幅の数分の1ずつ間欠送りしてもよい。例えば、片
方向記録により、1行分のプリント画像を2回の走査に
よって完成させる場合に、プリント媒体1を1行分のプ
リント幅の半分ずつ間欠送りすることができる。この場
合には、1ラインのプリントを異なる2つのインク吐出
口からのインクによって形成し、複数のインク吐出口の
それぞれにおけるインクの吐出状態のばら付きの影響を
小さく抑えることができる。一般に、このようなプリン
ト方式は、「マルチスキャン方式」と称されている。
【0018】プリントヘッド31は、例えば、熱エネル
ギーを利用してインク吐出口からインクを吐出する構成
となっている。その場合、プリントヘッド31には、イ
ンク吐出口のそれぞれに連通するインク路が形成され、
さらに、それぞれのインク路に対応する電気熱変換体が
形成される。電気熱変換体は、プリントデータに応じて
印加される駆動パルスによって熱を発生し、その熱によ
りインクに膜沸騰を生じさせ、その膜沸騰による気泡の
成長に伴って、対応するインク吐出口からインク滴を吐
出させる。また、プリントヘッド31は、例えば、電気
エネルギーを利用してインク吐出口からインクを吐出す
る構成としてもよい。その場合、電気エネルギーの負荷
により体積変化を生じるピエゾ素子のような電気機械変
換体を用いて、その体積変化によりインク吐出口からイ
ンクを吐出することもできる。
【0019】また、キャリッジユニット23に、異なる
インクを吐出可能な複数のプリントヘッド31を搭載す
ることによって、カラー画像をプリントすることができ
る。その場合には、例えば、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)などのインク
を用いたり、また同色の濃淡インクを用いることができ
る。例えば、シアン(C)、およびマゼンタ(M)のそ
れぞれインクとして、濃淡のインクを用いることもでき
る。
【0020】25は押さえ板であり、プリント媒体1の
表面に接触して、その位置を規制する。押さえ板25に
おいて、プリント媒体1との接触面25Aは、バフ掛け
や潤滑コート(テフロンコートなど)を施すことによっ
て、プリント媒体1の表面に傷を付けないよう考慮され
ている。26は、プリントユニット20の定位置に備え
られたプラテン台であり、略三角形に折曲成形されたプ
レス成型品とされ、ばね掛け26Aが形成されている。
27はプラテンであり、プラテン台26の斜面上にスラ
イド可能に保持されている。プラテン27に一体成形さ
れたばね掛け27Aと、プラテン台26側のばね掛け2
6Aとの間には、プラテン27を図3中の右上方にに付
勢するばね28が掛けられている。そのばね28の付勢
力により、プラテン27の表面27Bが押さえ板25に
押し付けられている。したがって、プリント媒体1の先
端が図3中の右方から、プリントヘッド32と対向する
プリント位置に入り込むときに、そのプリント媒体1の
厚み分だけプラテン27が図3中の左下方にスライドす
る。そして、プリント媒体1は、そのプラテン27と押
さえ板25との間に挟まれたまま、送られることにな
る。
【0021】ところで、プリントヘッド32とプリント
媒体1との間の距離L1は、画像のプリント精度向上の
ために極力小さくすることが望ましい。また、メインロ
ーラユニット21と拍車ローラユニット22との間隔L
2は、キャリッジユニット23の大きさに応じて大きく
なる。そのため、それらのユニット21、22の両方に
よってプリント媒体1が挟まれていることを条件として
画像をプリントした場合には、間隔L2が大きくなるこ
とによって、必然的に、プリント媒体1の先端側におい
てプリントできない余白部分が大きくなってしまう。そ
の余白部分を小さくするためには、メインローラユニッ
ト21のみによってプリント媒体1が挟まれているとき
にも画像をプリントできるようにすればよい。このよう
に、プリント媒体1のプリント面に対し、その先端近傍
の位置からプリントを開始しようとした場合、プリント
媒体1の先端は、図3の2点鎖線1Fのようにカールし
ようとする。これは、プリント媒体1が前述したように
プリント面を外側にした外巻形態であるためである。し
かし、図3中の2点鎖線1Fのようにカールしようとす
るプリント媒体1の先端は、スプリング28によって押
し上げられているプラテン27にガイドされ、平坦に保
たれる。仮に、本例の場合とは逆に、プリント媒体1を
内巻形態、つまりプリント面を内側にした巻き形態とし
た場合には、そのプリント媒体1の先端が図3中の2点
鎖線1Gのようにカールしてしまう。そのため、プリン
ト媒体1の先端がプリントヘッド32やキャリッジユニ
ット23に接触し、プリント媒体1の表面が汚れたり、
プリントヘッド32を傷つけるおそれがある。さらに、
そのプリント媒体1の先端が拍車ローラユニット22内
に正しく進入しなくなる等の問題も発生する。
【0022】図2において、40は切断手段としてのカ
ッターユニットである。このカッターユニット40に
は、プリントユニット20にて画像がプリントされたプ
リント後のプリント媒体1を所定の長さにカットするた
めのカッターが備えられている。
【0023】50は緩衝手段であり、プリントユニット
20においてプリントされたプリント媒体1を導入し、
そのプリント媒体1を後述する定着器ユニット70に導
出する。51は、軸51Aを中心として回動可能な切換
レバーであり、図中実線の回動位置と点線の回動位置と
に選択的に切り換えられる。プリント後のプリント媒体
1が矢印B方向から排出されるとき、切換レバー51は
図中実線の回動位置に切り換えられている。52は、断
面D字状のDカットローラであり、軸52Aを中心とし
て往復回動可能に軸支されている。プリント後のプリン
ト媒体1が矢印B方向から排出されるとき、Dカットロ
ーラ52は図2の回動位置にある。52Bは、Dカット
ローラ52に形成されたフラットなカット面(以下、
「Dカット面」という)である。53は、取り外しが可
能な中間トレイであり、プリント後のプリント媒体1が
載る。中間トレイ53の長さは、例えばA4サイズの紙
の幅程度とされ、長尺なプリント媒体1が載ったとき
は、図2中の2点鎖線のように、そのプリント媒体1の
一部が中間トレイ53の先端から垂れ下がることにな
る。
【0024】緩衝手段50には、プリント媒体1を後述
する定着ユニット70に導く搬送路54が備えられてい
る。この搬送路54は、対のローラ55A、55Bを5
組と、対のガイド板56、56を備えている。ローラ5
5A、55Bは、図示しないモータにより回転されるこ
とにより、プリント媒体1を矢印C方向に送る。図4お
よび図5は、搬送路54の拡大説明図であり、図5中の
Lがプリント媒体1のパスラインである。ガイド板56
には、ローラ55A、55BをパスラインL上に臨ませ
るための穴56Aと、通気用の長穴56Bが形成されて
いる。それらの穴56A、56Bにおける矢印C方向側
の縁部には、切り起こしによるテーパー部56Cが形成
されており、矢印C方向に送られるプリント媒体1が穴
56A、56Bの縁部に引っ掛からないようになってい
る。また、搬送路54内にプリント媒体1のジャムが生
じたときには、不図示の機構によって、ガイド板56、
56の間を開くことができる。
【0025】図2において61は断熱材であり、プリン
ト媒体1のループ1Eの部分と、プリントユニット20
と、後述する定着器ユニット70との間を仕切るように
配置されている。この断熱材61は、定着器ユニット7
0からの熱がプリント媒体1のループ1Eの部分、プリ
ントユニット20、およびカートリッジ11などに伝わ
らないように断熱する。62はファンであり、定着器ユ
ニット70の上部の熱気を搬送路54側に吹き出す。搬
送路54には、前述したように長穴56Bが形成されて
いるため、パスラインL上にプリント媒体1がないとき
は、その長穴56Bを通して熱気が逃げやすくなる。一
方、パスラインL上にプリント媒体1があるときは、そ
の長穴56Bを通して熱気がプリント媒体1の表面に当
たり、後述する定着器ユニット70による加熱の前に、
プリント媒体1が予め予備加熱されることになる。この
結果、プリント画像が濃い場合などにおいて、インク中
の溶媒を蒸発させたり、ラテックス層1Dの表面上のイ
ンクを乾かすことができる。図2において63は、ルー
パー部63Aが形成された外装カバーであり、搬送路5
4の長穴46Bを通過した熱気がルーパー部63Aを通
して機外にスムーズに排出されるようになっている。
【0026】70は後処理手段としての定着器ユニット
であり、ヒータを内蔵したドラム71、72を回転可能
に備えている。ドラム71、72は、所定の圧力によっ
てプリント媒体1を加熱しかつ加圧しつつ、それを矢印
D方向に送るようになっている。プリント媒体1は、こ
のドラム71、72の間を通過して加熱かつ加圧される
ことにより、前述したように、ラテックス層1Dが溶融
してから凝固して透明化する。このように物性が非可逆
的に変化したラテックス層1Dは、プリントされた画像
の画質を損なうことなく、プリント媒体1の表面に高耐
久性保護層を構成する。以下、このようなラテックス層
1Dの物性の非可逆的な変化を伴うプリント媒体1の変
化を「熱定着」ともいう。
【0027】このように熱定着されたプリント媒体1
は、その平面性を向上させるためのデカールユニット8
0内を通されてから、機外の排出口64に排出される。
デカールユニット80は、対のローラ81A、81B
と、ヒータを内蔵した加熱ローラ82を備えており、加
熱ローラ83によってローラ81A、81Bが加熱され
る。このデカールユニット80と定着器ユニット70と
を一体構成とされ、プリント媒体1のジャムなどが生じ
た場合に、それらのユニット70、80をレール73、
74に沿って機外に引き出せるようになっている。
【0028】図1において65は、プリントユニット2
0の上部全体を覆うカバーである。66は、不図示のヒ
ンジ機構によって開閉可能とされた正面ドアであり、プ
リント媒体1のジャムなどが生じたときに開かれて、定
着器ユニット70とデカールユニット80との引出しを
可能とする。67はプリンタ本体100の正面部に固定
された正面カバーである。68は、プリンタ本体100
を載せる台としてのペディスタルである。
【0029】次に、動作について説明する。
【0030】いま、カセット11内から供給されたプリ
ント媒体1の先端が拍車ローラユニット22の位置にあ
るものとする。そして、プリント動作の開始により、キ
ャリッジユニット23がプリントヘッド31と共に主走
査方向に往復動し、そのプリントヘッド31から吐出さ
れるインクによって、プリント媒体1に画像がプリント
される。そして、キャリッジユニット23が1往復する
毎に、メインローラユニット21と拍車ローラユニット
22がプリント媒体1を矢印B方向に一定量ずつ送る。
プリント媒体1は、カセット11内から順次供給され
る。
【0031】プリント後のプリント媒体1は、カッター
ユニット40の内部、図2中実線の回動位置にある切換
レバー51の上部、および図2の回動位置にあるDカッ
トローラ52のDカット面52Bの下方を通過して、中
間トレイ53上に送られる。このとき、プリント媒体1
のプリント面には何も接触しないため、それをスムーズ
に送ることができ、プリント画像に何ら悪影響を与えな
い。プリント媒体1に対して所定の一画面分の画像をプ
リントした後、そのプリント媒体1を早送りして、その
プリント媒体1のカット予定部位をカッターユニット4
0内のカット作業位置まで移動させる。中間トレイ53
上のプリント媒体1の先端は、図2中の2点鎖線のよう
に垂れ下がることもある。
【0032】その後、Dカットローラ53が図2中の時
計回りにわずかに回動し、Dカット面52Bの右側のエ
ッジによってプリント媒体1の表面を押さえる。それか
ら、カッターユニット40がプリント媒体1のカット予
定部位をカットする。その後、Dカットローラ53が時
計回りに約180°回動して、カットされたプリント媒
体1を矢印B方向に送り、そのプリント媒体1の後端を
切換レバー51とDカットローラ52との間に位置させ
る。そして、切換レバー51が時計回りに図2中の点線
の回動位置まで回動してから、Dカットローラ52が反
時計回りに回動する。これにより、カットされたプリン
ト媒体1は、切換レバー51によってガイドされつつ、
矢印C方向に送られて搬送路54内に入る。そのプリン
ト媒体1は、ローラー対55A、55Bによって矢印C
方向に送られる。Dカットローラ52は、図2の回動位
置まで回動して停止する。
【0033】搬送路54によって矢印C方向に送られた
プリント媒体1は、定着器ユニット70内に入り、ドラ
ム71、72の間を通って矢印D方向に送られる。ドラ
ム71、72はヒータによって所定の温度に維持されて
おり、これらの間をプリント媒体1が加圧されつつ通る
ことによって、熱定着が完了する。そして、熱定着が完
了したプリント媒体1は排出口15に排出される。
【0034】一方、カッターユニット40によりカット
されてプリント媒体1の先端となった部分は、メインロ
ーラユニット21と拍車ローラユニット22の逆回転に
より、矢印A2方向に戻される。そして、そのプリント
媒体1の先端が拍車ローラ22の位置に再びセットされ
る。したがって、プリント媒体1の無駄をなくすことが
できる。
【0035】ところで、緩衝手段50がプリントユニッ
ト20と定着器ユニット70との間に配備されているた
め、プリントユニット20におけるプリント媒体1のプ
リント速度と、定着器ユニット70におけるプリント媒
体1の通過速度とを異なる速度に設定することができ
る。本例の場合、プリントユニット20においては、前
述したように、プリントヘッド31によって一定幅分の
画像をプリントする毎に、プリント媒体1を一定長分ず
つ搬送する間欠的な送りとなる。一方、定着器ユニット
70においては、ラテックス層1Dの物性を非可逆的に
変化させるために、プリント媒体1を連続的に通過させ
る必要がある。また、定着器ユニット70内におけるプ
リント媒体1の通過速度は、ラテックス層1Dの物性を
可逆的に最適に変化させるように、プリント媒体1の種
類などに合わせて変化させることが望ましい。
【0036】このように緩衝手段50は、プリントユニ
ット20と定着器ユニット70との間に介在することに
より、それらにおけるプリント媒体1の速度差を吸収す
ることができる。また、緩衝手段50によるプリント媒
体1の送り速度を、定着器ユニット70におけるプリン
ト媒体1の通過速度よりも早く設定することにより、画
像のプリントに要する時間を短縮することもできる。
【0037】図6は、緩衝手段50におけるプリント媒
体1の搬送方向、および中間トレイ53の取付け角度を
説明するための図である。
【0038】図6においてLAは、プリントユニット2
0におけるプリント媒体1の搬送方向に沿うラインであ
り、LBは、搬送路54におけるプリント媒体1の搬送
方向に沿うラインであり、これらのラインLA、LBの
成す角度θ(スイッチバック傾斜角)は、以下の点を考
慮して設定する。角度θを大きくした場合には、定着器
ユニット70の配備位置が図6中の左側に移動すること
になって、図6中の左右方向においてはスペース的に有
利となる。しかし、プリント後のプリント媒体1の後端
部が急角度で搬送路54内に進入することになり、その
後端部が急激に曲げられるためにジャムの発生率が高く
なってしまう。したがって、このような点を考慮して、
角度θの最大値は70°とすることが望ましい。逆に、
角度θを小さくした場合、プリント後のプリント媒体1
の後端部が搬送路54内に進入するときに、その後端部
の曲げ角度が小さくなってジャムの発生率は下がる。し
かし、定着器ユニット70の配備位置が図6中の右側に
移動することになって、図6中の左右方向においてスペ
ース的に不利となる。しかも、搬送路54の全長が長く
なってしまい、その分、ジャムの発生率も高くなってし
まう。したがって、このような点を考慮して、角度θの
最小値は20°とすることが望ましい。結局、角度θ
は、20°≦θ≦70°とすることが望ましい。
【0039】次に、中間トレイ53の取付け角度につい
て説明する。図6においてLCは、中間トレイ53の上
面に沿うラインである。仮に、このラインLCをライン
LAと一致させた場合には、プリント後のプリント媒体
1がスムーズに排出されることになる。しかし、プリン
ト後のプリント媒体1の後端が急角度で搬送路54内に
進入することになり、その後端部が急激に曲げられるた
めにジャムの発生率が高くなってしまう。また仮に、ラ
インLCをラインLBと一致させた場合には、プリント
後のプリント媒体1が中間トレイ53上に移動するとき
に、その搬送抵抗が大きくなり、ジャムの発生率が高く
なってしまう。このような点を考慮して、ラインLC
は、ラインLAとラインLBの成す角度の間に設定し、
望ましくは、その角度の中央に位置するように設定す
る。
【0040】また、本実施形態においては、ラテックス
層1Dのような物性が非可逆的に変化する層が形成され
ていないプリント媒体に対しても画像をプリントするこ
とができる。この場合には、そのプリント媒体の搬送方
向を変更する。すなわち、ラテックス層1Dが形成され
たプリント媒体1が供給手段10から供給される場合に
は、前述したように、プリント後のプリント媒体1を緩
衝手段50によって定着器ユニット70に導いて、熱定
着の処理を施す。一方、供給手段10から、ラテックス
層1Dのような物性が非可逆的に変化する層が形成され
ていないプリント媒体が供給される場合には、プリント
後のプリント媒体をカッターユニット40によってカッ
トしてから、Dカットローラ52を時計回りに数回転さ
せることによって、そのカットされたプリント後のプリ
ント媒体を中間トレイ53上に簡単に排出することがで
きる。
【0041】(第2の実施形態)図8は、この発明の第
2の実施形態を説明するための図であり、前述した第1
の実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0042】本例の場合は、定着器ユニット70と排出
口64がプリントユニット20の上側に配置されてお
り、緩衝手段50の搬送路54は、プリント後のプリン
ト媒体を斜め上方に搬送する。本例の場合も前述した実
施形態と同一の目的を達成することができる。
【0043】(第3の実施形態)図9は、この発明の第
3の実施形態を説明するための図であり、前述した第1
の実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0044】本例の場合、緩衝手段50の搬送路54は
略半円状に構成されており、ローラ対55A、55Bに
よってプリント媒体1を矢印C方向に搬送する。また、
ローラ対55A、55Bは、相対的に近接離間可能とさ
れており、それらの対向間にプリント媒体1を挟んで送
ることができるニップ位置と、それらの対向間隔を開い
てプリント媒体1を抵抗なく通過させるニップ開位置と
に、切換可能となっている。
【0045】プリントユニット20がプリント動作する
ときは、プリント媒体1が間欠的に送られ、その送り精
度はミクロン単位で制御する必要がある。そこで、プリ
ントユニット20がプリント動作するときは、ローラ5
5A、55Bをニップ開位置に切り換えて、プリント媒
体1を搬送路54内にスムーズに送る。搬送路54の全
長(プリントユニット20から定着器ユニット70間で
の間の長さ)を、カット後のプリント媒体1の最大長さ
分確保することによって、プリント精度が保証されるこ
とになる。そして、プリント後のプリント媒体1がカッ
トされてから、ローラ55A、55Bをニップ位置に切
り換えることにより、そのプリント媒体1を矢印C方向
の定着器ユニット70内に送ることができる。そのプリ
ント媒体1は、定着器ユニット70内を連続移動して熱
定着処理される。
【0046】本例のように、緩衝手段50がプリント媒
体1をU字状の軌跡を描くように搬送するUターン方式
の場合は、前述した図2のような緩衝手段50がスイッ
チバック式にプリント媒体1を搬送する場合に比して、
図2中の切換レバー51やDカットロータ52が不要と
なり、また動作シーケンスもシンプルとなる。また、本
例におけるガイド板56に、前述した実施形態と同様の
穴56Aや長穴56Bを形成することにより、定着器ユ
ニット70からの熱気をファン62によってルーバー6
3Aから外に排出することができる。その際、その熱気
によって、搬送路54を通過中のプリント媒体1を予備
加熱して、そのプリント面にインクを乾かすことができ
る。
【0047】(第4の実施形態)図10は、この発明の
第4の実施形態を説明するための図であり、前述した第
1の実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0048】本例の場合は、プリントユニット20にお
けるプリント媒体1の搬送方向に沿うラインの延長線上
に、緩衝手段50の搬送路54が直線的に配置されてい
る。また、ローラ対55A、55Bは、前述した第3の
実施形態の場合と同様に、相対的に近接離間可能とされ
ている。つまり、それらの対向間にプリント媒体1を挟
んで送ることができるニップ位置と、それらの対向間隔
を開いてプリント媒体1を抵抗なく通過させるニップ開
位置とに、切換可能となっている。定着器ユニット70
は、カッターユニット40から一定の距離Xだけ離れて
配置されている。
【0049】プリントユニット20がプリント動作する
ときは、プリント媒体1が間欠的に送られ、その送り精
度はミクロン単位で制御する必要がある。そこで、プリ
ントユニット20がプリント動作するときは、ローラ5
5A、55Bをニップ開位置に切り換えて、プリント媒
体1を搬送路54内にスムーズに送る。したがって、距
離Xを、カット後のプリント媒体1の最大長さ分確保す
ることによって、プリント精度が保証されることにな
る。そして、プリント後のプリント媒体1がカットされ
てから、ローラ55A、55Bをニップ位置に切り換え
ることにより、そのプリント媒体1を矢印C方向の定着
器ユニット70内に送ることができる。そのプリント媒
体1は、定着器ユニット70内を連続移動して熱定着処
理される。
【0050】本例の場合は、各構成要素を直線的に配置
するために、設置スペースは大きくなるものの、構造が
きわめて簡単になり、連続的に大量のプリントを行う生
産設備などにおいて好適である。
【0051】(第5の実施形態)図11は、この発明の
第5の実施形態を説明するための図である。本例の場
合、定着器ユニット70は、ポリイミド製の耐熱シーム
レスベルト75を上下に備えた構成とされている。76
は、テフロンコートされた容器77内に収められたヒー
タであり、その容器77がベルト75の裏面側に圧接す
ることによって、ベルト75が効率よく加熱される。上
下のベルト75は、プリント後のプリント媒体1を加熱
しつつ加圧することによって、そのプリント媒体1を熱
定着させる。その際、プリント媒体1とベルト75との
間、およびプリント媒体1とユニット21、22のロー
ラとの間に滑りが生じないようにする。そのためには、
例えば、メインローラユニット21とベルト75とを同
一の駆動系に接続し、ベルト75の駆動系中に滑りクラ
ッチ78を介在させればよい。
【0052】この場合、メインローラユニット21によ
ってプリント媒体1の搬送速度が支配され、その搬送速
度と、ベルト75によるプリント媒体1の搬送速度との
差は、滑りクラッチ78の滑りによって吸収することが
できる。例えば、メインローラユニット21による搬送
速度がベルト75による搬送速度よりも相対的に遅くな
った場合には、ベルト75とプリント媒体1との間の摩
擦によって、プリント媒体1からベルト45に対して移
動抵抗が掛かる。この結果、滑りクラッチ78に滑りが
生じてベルト45の移動速度が低下し、そのベルト45
による搬送速度がメインローラユニット21による搬送
速度と一致する。一方、メインローラユニット21によ
る搬送速度がベルト75による搬送速度よりも相対的に
早くなった場合には、プリント媒体1からベルト45に
対して、そのベルト45を加速する方向の力が作用す
る。この結果、滑りクラッチ78に滑りが生じてベルト
45の移動速度が増加し、そのベルト45による搬送速
度がメインローラユニット21による搬送速度と一致す
る。
【0053】このように、滑りクラッチ78を備えた駆
動系は、プリント媒体1の搬送速度の差分を吸収する緩
衝手段としても機能することになる。メインローラユニ
ット21とベルト75を異なる駆動系によって駆動する
場合も同様であり、ベルト75の駆動系中に滑りクラッ
チ78を介在させることにより、それぞれの駆動系の同
期しきれない分を滑りクラッチ78によって吸収するこ
とができる。
【0054】(第6の実施形態)図12は、この発明の
第6の実施形態を説明するための図である。本例の場合
は、プリント媒体1として、ラテックス層1Dが形成さ
れていないプリント媒体を用い、そのプリント面に対し
て、プリンタユニット20によって画像をプリントした
後、そのプリント面に熱硬化性樹脂を塗工する。91
は、その熱硬化性樹脂を塗工するための塗工ヘッドであ
る。プリント面に塗工された熱硬化性樹脂は、定着器ユ
ニット70にて加熱乾燥されることにより硬化して、高
耐久性保護層を構成する。その熱硬化性樹脂の硬化が非
可逆的な変化となる。緩衝手段50は、プリント媒体1
に弛み部分を形成することによって、プリンタユニット
20において間欠送りされるプリント媒体1を連続的に
定着器ユニット70側に送り出す。カッター40は、熱
硬化性樹脂の硬化後にプリント媒体1を切断する。それ
は、熱硬化性樹脂を塗工する工程の前後においては、プ
リント媒体1が挙動しやすいためである。
【0055】また、本実施形態の変形例として、プリン
ト媒体1のプリント面側に材料Aを塗布しておき、塗工
ヘッド91によって材料Bを塗工して、それらの材料
A、Bを重合反応させて、高耐久性保護層を構成するこ
ともできる。その重合反応は、架橋反応を伴うものであ
ってもよい。その場合、材料A、Bの重合、架橋反応が
物質の非可逆的な変化となる。また、その反応を促進す
る上においては、プリント媒体1を加熱する定着器ユニ
ット70を備えることが有効である。
【0056】(その他)プリントヘッド31として、プ
リント媒体1の搬送方向と略直交する方向に延在する長
尺なヘッドを用いることもできる。この場合には、その
ヘッドをプリント媒体1の幅方向の全域に渡って対向さ
せることにより、プリント媒体1を連続的に搬送しつ
つ、そのプリント面に画像をプリントすることができ
る。この場合、緩衝手段50は、プリントユニット20
において連続的に搬送されるプリント媒体1を導入し
て、それを定着器ユニット70における通過速度に合わ
せた上、そのプリント媒体を定着器ユニット70内に連
続的に送ることになる。また、プリントユニット20と
定着器ユニット70において、プリント媒体1を連続的
に送るようにした場合、ミクロン単位の送り制御が要求
されるプリントユニット20と、定着器ユニット70と
を同期をとって制御することはきわめて困難であり、こ
の場合にも緩衝手段50を備えることが有効である。
【0057】また、プリント媒体はロールR状のものの
みに特定されず、所定の長さのシート状のものであって
もよい。また、カッターユニット40は必ずしも備える
必要はない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、物性
が非可逆的に変化する層をプリント面側に有するプリン
ト媒体をプリント手段に供給し、そのプリント手段によ
ってプリント媒体に画像をプリントした後、そのプリン
ト媒体を後処理手段に導入して、そのプリント媒体の層
を非可逆的に変化させるため、画質や耐久性の優れた画
像を連続的にプリントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を説明するための装
置全体の斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態における装置全体の
概略構成図である。
【図3】図2におけるプリンタ手段の拡大説明図であ
る。
【図4】図2における搬送路の要部の拡大平面図であ
る。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】この発明の第1の実施形態におけるプリント媒
体の搬送方向を説明するための概略構成図である。
【図7】物性が非可逆的に変化する層を有するプリント
媒体の構成例を説明するための断面図である。
【図8】この発明の第2の実施形態を説明するための装
置全体の概略構成図である。
【図9】この発明の第3の実施形態を説明するための装
置全体の概略構成図である。
【図10】この発明の第4の実施形態を説明するための
装置全体の概略構成図である。
【図11】この発明の第5の実施形態を説明するための
要部の概略構成図である。
【図12】この発明の第6の実施形態を説明するための
要部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 プリント媒体 1A 基材 1B インク吸収層 1C インク定着層 1D 層 10 供給手段 20 プリントユニット(プリント手段) 31 プリントヘッド 40 カッターユニット(切断手段) 50 緩衝手段 54 搬送路 70 定着器ユニット(後処理手段) 80 デカールユニット 100 プリンタ本体

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出可能なインクジェットヘッ
    ドを用いて、プリント媒体に画像をプリントするプリン
    ト手段と、 前記プリント手段に、物性が非可逆的に変化する層をプ
    リント面側に有するプリント媒体を供給する供給手段
    と、 前記プリント手段によって画像がプリントされた前記プ
    リント媒体を導入し、前記層の物性を非可逆的に変化さ
    せる後処理を施す後処理手段とを備えたことを特徴とす
    るインクジェットプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記プリント手段と前記後処理手段との
    間に介在し、前記プリント手段によって画像がプリント
    されたプリント媒体を、前記後処理手段におけるプリン
    ト媒体の移動速度に合わせて該後処理手段に送る緩衝手
    段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェットプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝手段は、前記プリント手段が排
    出するプリント後のプリント媒体を排出する前記プリン
    ト媒体の排出方向と異なる方向から、前記後処理手段に
    対して前記プリント後のプリント媒体を送る搬送部を有
    することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット
    プリント装置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝手段は、前記プリント手段が排
    出するプリント後のプリント媒体を排出する前記プリン
    ト媒体の排出方向と略同一の方向から、前記後処理手段
    に対して前記プリント後のプリント媒体を送る搬送部を
    有することを特徴とする請求項2または3に記載のイン
    クジェットプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記緩衝手段は、前記後処理手段におけ
    る前記プリント媒体の移動方向に対して20°以上かつ
    70°以下の角度をなす方向から、前記プリント手段が
    排出するプリント後のプリント媒体を前記後処理手段に
    対して送る搬送部を有することを特徴とする請求項2か
    ら4のいずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送部は、前記プリント手段が排出
    するプリント後のプリント媒体を自由に通過させる状態
    に切換可能であることを特徴とする請求項3から5のい
    ずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記プリント手段にてプリントされた前
    記プリント媒体を切断可能な切断手段を備えたことを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクジェ
    ットプリント装置。
  8. 【請求項8】 前記後処理手段は、前記プリント媒体の
    層を加熱する加熱部を有することを特徴とする請求項1
    から7のいずれかに記載のインクジェットプリント装
    置。
  9. 【請求項9】 前記後処理手段は、前記プリント媒体の
    層を加圧する加圧部を有することを特徴とする請求項1
    から7のいずれかに記載のインクジェットプリント装
    置。
  10. 【請求項10】 前記後処理手段は、前記プリント媒体
    の層を加熱しつつ加圧するローラ対を有することを特徴
    とする請求項1から7のいずれかに記載のインクジェッ
    トプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記プリント手段は、前記プリントヘ
    ッドを主走査方向に沿って往復移動させる移動機構と、
    前記主走査方向と略直交する副走査方向に沿って前記プ
    リント媒体を間欠的に搬送する搬送機構とを有すること
    を特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のイン
    クジェットプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記プリント手段は、前記プリント媒
    体を所定の搬送方向に沿って連続的に搬送する搬送機構
    と、前記搬送機構の搬送方向と略直交する方向に沿いか
    つ前記プリント面の幅方向全域に渡って、前記プリント
    ヘッドを装着可能なヘッド装着部とを有することを特徴
    とする請求項1から10のいずれかに記載のインクジェ
    ットプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記プリント手段は、異なるインクを
    吐出可能な複数のプリントヘッドを用いて前記プリント
    媒体に画像をプリント可能であることを特徴とする請求
    項1から12のいずれかに記載のインクジェットプリン
    ト装置。
  14. 【請求項14】 前記プリントヘッドは、インクを吐出
    するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変
    換体を有することを特徴とする請求項1から13のいず
    れかに記載のインクジェットプリント装置。
  15. 【請求項15】 前記プリント媒体は、前記層が多孔質
    の高分子樹脂層であることを特徴とする請求項1から1
    4のいずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  16. 【請求項16】 前記プリント媒体は、前記層の物性が
    溶融と凝固の過程を伴って非可逆的に変化するものであ
    ることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載
    のインクジェットプリント装置。
  17. 【請求項17】 前記プリント媒体は、前記層の下に、
    インクを受容可能なインク受容層を有することを特徴と
    する請求項1から16のいずれかに記載のインクジェッ
    トプリント装置。
  18. 【請求項18】 前記プリント媒体は、前記プリント面
    と反対側の面に被覆層を有することを特徴とする請求項
    1から17のいずれかに記載のインクジェットプリント
    装置。
  19. 【請求項19】 前記プリント媒体は、表裏両面がプリ
    ント面とされ、それぞれのプリント面側に前記層を有す
    ることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載
    のインクジェットプリント装置。
  20. 【請求項20】 前記プリント媒体は、プリント面を外
    側にして巻かれたロールであり、 前記供給手段は、前記ロールから前記プリント媒体を繰
    り出しながら供給し、 前記プリント手段は、前記プリント媒体のプリント面と
    対向する位置に前記プリントヘッドの装着部が設定さ
    れ、前記プリント媒体のプリント面と反対の面と対向す
    る位置に該プリント媒体をガイドするプラテンが備えら
    れたことを特徴とする請求項1から19のいずれかに記
    載のインクジェットプリント装置。
  21. 【請求項21】 前記供給手段は異なるプリント媒体を
    供給可能であり、さらに、 前記後処理手段は、前記プリント媒体の種類に応じて前
    記後処理の内容を変更することを特徴とする請求項1か
    ら20のいずれかに記載のインクジェットプリント装
    置。
  22. 【請求項22】 前記供給手段は、物性が非可逆的に変
    化する層をプリント面側に有しないプリント媒体をも供
    給可能であり、 前記後処理手段は、前記物性が非可逆的に変化する層を
    プリント面側に有しないプリント媒体に対しては前記後
    処理を施さないことを特徴とする請求項1から21のい
    ずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  23. 【請求項23】 前記供給手段は、物性が非可逆的に変
    化する層をプリント面側に有しないプリント媒体をも供
    給可能であり、さらに、 前記物性が非可逆的に変化する層をプリント面側に有し
    ないプリント媒体が前記プリント手段から排出されると
    きに、該プリント媒体を前記後処理手段と異なる位置に
    送る手段を備えたことを特徴とする請求項1から22の
    いずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  24. 【請求項24】 インクを吐出可能なインクジェットヘ
    ッドを用いて、プリント媒体に画像をプリントするプリ
    ント手段と、 前記プリント手段に前記プリント媒体を供給する供給手
    段と、 前記プリント手段によって画像がプリントされた前記プ
    リント媒体を導入し、該プリント媒体のプリント面に、
    物性が非可逆的に変化する層を形成する形成手段と、 前記形成手段によって前記層が形成された前記プリント
    媒体を導入し、前記層の物性を非可逆的に変化させる後
    処理を施す後処理手段とを備えたことを特徴とするイン
    クジェットプリント装置。
  25. 【請求項25】 インクを吐出可能なインクジェットヘ
    ッドを用いて、プリント媒体に画像をプリントするプリ
    ント手段と、 前記プリント手段に、他の材料との反応によって物性が
    非可逆的に変化する材料を有するプリント媒体を供給す
    る供給手段と、 前記プリント手段によって画像がプリントされた前記プ
    リント媒体を導入し、該プリント媒体における前記材料
    を前記他の材料と反応させて、該プリント媒体における
    前記材料の物性を非可逆的に変化させる後処理を施す後
    処理手段とを備えたことを特徴とするインクジェットプ
    リント装置。
  26. 【請求項26】 物性が非可逆的に変化する層をプリン
    ト面側に有するプリント媒体をプリント手段に送り、 前記プリント手段は、インクを吐出可能なインクジェッ
    トヘッドを用いて前記プリント媒体に画像をプリント
    し、 前記プリント手段によって画像がプリントされたプリン
    ト媒体を後処理手段に導入して、前記層の物性を非可逆
    的に変化させる後処理を施すことを特徴とするインクジ
    ェットプリント方法。
  27. 【請求項27】 前記プリント手段と前記後処理手段と
    の間に介在する緩衝手段によって、前記プリント手段に
    よって画像がプリントされたプリント媒体を、前記後処
    理手段におけるプリント媒体の移動速度に対応する速度
    で該後処理手段に送ることを特徴とする請求項26に記
    載のインクジェットプリント方法。
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