JP5428183B2 - 円筒状クラッチ部品の成形方法及び成形装置 - Google Patents

円筒状クラッチ部品の成形方法及び成形装置 Download PDF

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本発明は、自動変速機に組み込まれるクラッチドラムやクラッチハブなどの円筒状クラッチ部品の成形技術に関する。
自動車の自動変速機に組み込まれるクラッチドラムやクラッチハブなどのクラッチ部品には、その内周面(クラッチドラムの場合)又は外周面(クラッチハブの場合)に多板クラッチをスプライン嵌合させるためのスプライン溝が形成される。
例えば、特許文献1には、軸方向に沿って複数の歯形が歯車状に形成されたマンドレルの外周部に中空円筒状ワークを装着し、マンドレルの外周部と転造ローラの断面梯形状をなす単一の歯形突部との間でワークの筒状外周面を押圧しながらワーク及びマンドレルを転造ローラに対して軸方向及び周方向(軸まわりに回転する方向)に相対移動させてワークの筒状外周面に複数の歯形を成形する技術が記載されている。
特許第3709712号明細書
上記特許文献1のようにマンドレルと転造ローラとでワークを押圧して成形する場合、ワークの筒状外周面の素材がその軸方向及び周方向に流動するため、成形過程においてワークはその軸方向及び周方向に拡大するように変形する。従来は、ワークの周方向に延びた分は、予め試験などにより延び量を予測しておき、この予測された延び量を見込んでマンドレルの歯形を決定していた。しかしながら、周方向の延びが予測を超えて大きいと、歯形が狙いからずれてしまい、必要な寸法が得られない。また、成形時の素材の流動量は加工速度を上げるほど多くなるため(つまり、単位加工あたりのワーク素材に対する転造ローラ及びマンドレルの送り量が大きくなるため、加工する範囲が大きくなる)、素材の変形を最小限に抑えるために加工速度を上げることに限界があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、クラッチ部品の加工速度を上げても従来より素材の変形を抑えることができ、生産効率の向上と加工精度の向上とを両立させることができる技術を実現することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る第1の形態は、板金製ワークの筒状部をマンドレル及び2つの転造ローラにより押圧することにより、クラッチディスクと係合する複数のスプラインが形成された円筒状クラッチ部品の成形方法において、軸方向に沿って外周部に複数の歯形を有する前記マンドレルに前記ワークをセットする工程と、前記スプラインを形成するために中央部に設けられた歯部と、当該歯部の両側部に設けられた突部とを有し、前記ワークの筒状部の外側にて該筒状部を径方向に挟んで対向する前記2つの転造ローラと、前記ワークがセットされた前記マンドレルとを、前記ワークの軸方向及び回転方向に相対移動しながら前記ワークの筒状部を押圧するとともに、前記ワークを押圧することによる周方向への素材の流動を前記突部により規制しつつ前記スプラインを成形する工程とを有し、前記スプラインを成形する工程において、前記各転造ローラの歯部及び当該歯部の両側部に設けられた突部により、加工単位毎に、前記ワークの筒状部に前記スプラインにおいて2つの凹部及び1つの凸部のみを形成する。
また、本発明に係る第2の形態は、板金製ワークの筒状部をマンドレル及び2つの転造ローラにより押圧することにより、クラッチディスクと係合する複数のスプラインが形成された円筒状クラッチ部品の成形装置において、前記マンドレルは、軸方向に沿って外周部に複数の歯形を有し、前記ワークがセットされた状態で前記2つの転造ローラに対して前記ワークの軸方向及び回転方向に相対移動可能であり、前記2つの転造ローラは、前記ワークの筒状部の外側にて該筒状部を径方向に挟んで対向するとともに、それぞれ、前記スプラインを形成するために中央部に設けられた歯部と、当該歯部の側部に設けられてワークを押圧したことによる周方向への素材の流動を規制する突部とを有し、前記各転造ローラの歯部及び当該歯部の両側部に設けられた突部により、加工単位毎に、前記ワークの筒状部に前記スプラインにおいて2つの凹部及び1つの凸部のみが形成される。
これらの形態によれば、転造ローラの歯部の周方向の両側部に、ワーク素材の周方向への流動を規制する突部を設けたことにより、加工速度(つまり、転造ローラ及びマンドレルの送り量)を上げてもワークの拡径方向への変形を抑制できる。
本発明によれば、クラッチ部品の加工速度を上げても従来より素材の変形を抑えることができ、生産効率の向上と加工精度の向上とを両立させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
[円筒状クラッチ部品の構成]
図1は、本発明の円筒状クラッチ部品として適用されるクラッチドラムの斜視図である。
図1に示すように、クラッチドラム10は板金製で有底円筒状であり、その底部には軸部材を通す軸穴12が設けられている。クラッチドラム10の円筒部(筒状周面部)には、軸方向に延びるスプライン溝11が形成されている。スプライン溝11は、交互に配置された各32条の(外周側から見て)凹部11aと凸部11bとからなる。
スプライン溝11の凸部11bには径方向に貫通する1対の油穴13が計16対形成されている。油穴13は32条の凸部11bに1つおきに設けられている。油穴13は、これにATF(自動変速機油)を通すことにより、クラッチ及びその周辺の部材の潤滑性や冷却性を高める作用を有する。
クラッチドラム10の軸方向で、円筒部の開口端部15と油穴13との間に、スナップリングが嵌入されるスナップリング溝14が形成されている。スナップリング溝14はスプライン溝11の全周に亘って設けられているが、その溝深さが凸部11bにまで及ばないので、実際に溝成形加工が施されるのは図示のように凹部11aとなる。
次に、図1のクラッチドラム10の製造方法および製造装置について説明する。
図2は、図1に示すクラッチドラムの製造工程を示す概略図である。
先ず、図2(a)のプレス成形工程では、1枚の金属板に不図示のプレス装置によって打ち抜き加工と絞り加工とを施し、金属板を円筒形状に成形する。即ち、クラッチドラム10の基本的な形状である有底円筒形状と軸穴12が形成される(以下、プレス成形ワークW1)。このプレス成形ワークにおける円筒部の軸方向の長さは完成寸法よりも短く、円筒部は余剰な板厚を有している。
次に、図2(b)のスプライン成形工程において、ワークW1の円筒部にスプライン溝11が形成される(以下、スプライン成形ワークW2)。スプライン成形装置20は、軸方向に沿って複数の歯形(スプライン溝11に対応)が形成された歯車状外周部21aを有するのマンドレル21と、図4で後述する断面梯形状の歯形を有する突部が形成された転造ローラ22とを備える。転造ローラ22は、回転ヘッド23に回転自在に支持されてローラの自身の回転軸を中心に自転するようにr1方向に回転可能であるとともに、回転ヘッド23が回転することによってマンドレル21に対して近接と離間を繰り返しながらマンドレル21の軸方向に沿って回転ヘッド23の回転軸23aのまわりを公転するようにr2方向に回転可能である。また、1つの回転ヘッド23に対して2つの転造ローラ22が支持されており、この回転ヘッド23がマンドレル21に対して上下方向又は左右方向に一対(つまり、2つ)配設され、互いに反対方向に回転可能である。
スプライン成形を行う際には、先ず、(1)マンドレル21の外周部21aにプレス成形ワークW1の内周部を装着して固定具24により固定し、(2)その後、転造ローラ22の公転周期とマンドレル21の軸方向d1及び周方向d2への送り量及び送り速度とを同期させながら、マンドレル21の外周部21aと転造ローラ22の突部との間でワークW1の外周面を押圧することによってスプライン溝11を形成していく。ここで、1回の加工ごとのマンドレル21の軸方向d1への送り量(つまり、転造ローラ22がワークW1を押圧する長さ)は、スプライン溝11の全長をいくつかに分割したときの単位長さに相当し、回転ヘッド23が1対あるのでワークW1を半回転させるごとに単位長さ分ずつスプライン溝11が軸方向に形成されていく。
次に、図2(c)のトリミング加工工程において、スプライン成形ワークW2の円筒部に、図3で後述するトリミング加工装置によって油穴13とスナップリング溝14を穿設するとともに、ワークW2の開口端部15の有効範囲以外の部分を切断する。即ち、上記スプライン成形工程において、ワークW2は軸方向及び周方向に拡大するように変形するため、軸方向に延びた不要な部分をトリミング加工によって切除するのである。なお、ワークW2の周方向に延びた分は、予め試験などにより延び量を予測しておき、この予測された延び量を見込んでマンドレル21の歯形を決定している。
トリミング加工は、ダイス部30とパンチ部40によって行われる。トリミング加工装置70は、図3に示すように、ダイス部30、パンチ部40、駆動機構50及びワークW2を固定し回転させるインデックステーブル60を備える。駆動機構50は、平面視で軸心の重なる第1油圧シリンダ51と第2油圧シリンダ53とを備える。第1油圧シリンダ51にはロッド52が、第2油圧シリンダ53にはロッド54がそれぞれ接続されている。ロッド52にはダイス部30が、ロッド54にはパンチ部40がそれぞれ接続されている。
第1油圧シリンダ51は、ロッド52をワークW2の軸心に向けて(矢印s1方向に)移動させる。そしてダイス部30がパンチ部40から受ける加圧力を受け止める。一方、第2油圧シリンダ53は、ロッド54をワークW2の軸心から離れる方向(矢印s2方向)に移動させる。そしてパンチ部40によってワークW2を内周側から押圧し加工する。
ダイス部30は、ワークW2のスプライン溝11の外周側に嵌合するダイス31を有する。パンチ部40は、パンチ41〜43と、パンチ41〜43を支持するガイド44からなる。パンチ41,42は、ワークW2のスプライン溝11の凹部11aに内周側から当接、貫通し油穴を形成する。この際、ダイス部30のダイス31は、ワークW2のスプライン溝11に外周側から当接しパンチ41,42からの負荷を受ける。
また、パンチ43は、ワークW2の開口端部15に内周側から当接、押圧し不要な部分を切断する。この際、ダイス部30のダイス31は、ワークW2のスプライン溝11に外周側に嵌合しパンチ43と協働してワークW2の外周面にせん断力を付与する。
上記構成により、一度の加工(ロッド54の1ストローク)でワークW2の周方向の一部(例えば、スプライン溝11の2山分)が加工される(以下、加工単位)。トリミング加工装置は、ワークW2を載置するインデックステーブル60を回転させ、加工単位あたりスプライン溝11の2山分づつずらしながら、合計16回の加工単位によって全周分(32山分)の加工を行う。
[転造ローラの形状]
ここで、図2(b)のスプライン成形を実施するための転造ローラの形状について説明する。
図4は、本発明に係る転造ローラの歯形を従来の歯形と比較して示す図である。
図4(a)に示す従来の転造ローラ22Aでは、歯部22aでワークW1を押圧し円筒部の板厚が減少していく際に、押し込まれたワーク素材が軸方向と周方向に流動し、ワークW1の円筒部が周方向に拡大するように変形してしまう。
これに対して、図4(b)乃至(d)に示すように、転造ローラ22B〜22Dの歯部22b〜22dの周方向両側部に、ワーク素材の周方向への流動を強制的に規制する一対の突部22b3〜22d3を設けている。なお、図4(b)及び(c)は、本発明とは異なる参考形態に係る転造ローラの歯形を示し、図4(d)は、本発明の実施形態に係る転造ローラの歯形を示す。ここで、図4(b)及び(c)の場合、歯部22b,22cは、中央の凸形状部22b1、22c1と、両側部の凹形状部22b2、22c2からなり、1つの凹部11aとその両側の凸部11bを形成するための形状部と定義する。また、図4(d)の場合、歯部22dは、中央の凹形状部22d1からなり、1つの凸部11bを形成するための形状部と定義する。これにより、ワーク素材の周方向への流動は規制され軸方向に流れることになるので、加工速度を上げてもワークの変形を抑制できる。具体的には、周方向への拡大を最大0.1mmまで抑制可能となり、加工速度を5倍に上げても拡径方向への変形を抑制できた。
なお、図4(b)の構成では、歯部22bの両側部の突部22b3を、歯部22b1,22b2と同形状とし、加工単位ごとに3つの凹部11aと2つの凸部11bとが形成できる。
また、図4(c)の構成は、歯部22cの両側部の突部22c3を、歯部22c1,22c2と同形状とはせず、少なくとも中央の歯部22c1より手前(ワークの回転方向d2とは反対側)の突部22c3’が歯部22c1と比較して小さい突出高さで湾曲した形状である。この形状によると、歯部22c1の手前の突部22c3’の曲面により大まかな形状に予備的に加工した後、突部22c3’で素材の周方向への流動を抑制しつつ歯部22c1,22c2で最終形状に仕上げることができる。
ここで、図4(b)の構成では、ワークW1を1本のスプライン溝11を加工単位として送る場合、手前の突部22b3’で成形された凹部11a及び凸部11bが歯部22b1,22b2とその先のもう1つの突部22b3”とにより再度成形に供されることになり、結果的に不要な工程を増やし、例えば、圧痕が発生する要因となるが、図4(c)の構成にすれば、このような不都合が発生することはない。換言すると、図4(b)の構成において、ワークW1の送り量を3つの凹部11aと2つの凸部11bごとにすれば、上記のような不都合はなくなる。
なお、図4(b)及び(c)において、突部22b3,22c3は歯部側からその両側の突部側に向けて素材が流動することを抑制できれば十分であるので、図4(c)の破線で示すように、歯部22c1,22c2の両側に突部22c3を設けた構成に代えて、歯部(凹形状部)22c2の両側端部の一部にワークW1の内径方向に向けて延びて凹部11aの板厚の1/2程度の長さの壁部22c4を形成した構成としても良い。
また、図4(d)の構成では、歯部22d1の両側部の突部22d3を、歯部22d1と同形状とし、加工単位ごとに2つの凹部11aと1つの凸部11bとが形成できる。
図5は、転造ローラの他の参考形態を例示し、(e)と(f)に示すように、転造ローラ22E,22Fの歯部22e,22fの周方向一側部に、ワーク素材の周方向への流動を強制的に規制する突部22e3〜22f3を設けている。
ここで、図5(e)の構成では、歯部22eは、中央の凸形状部22e1と、側部の凹形状部22e2からなり、凹部11aと凸部11bを形成するための形状部と定義する。ワークの回転方向d2とは反対側に設けた突部22e3により、ワーク素材の周方向(ワークの回転方向d2とは反対側)への流動は規制され、加工速度を上げてもワークの変形を抑制する効果を有する。
また、図5(f)の構成では、歯部22fは、中央の凸形状部22f1と、側部の凹形状部22f2からなり、凹部11aと凸部11bを形成するための形状部と定義する。ワークの回転方向d2に設けた突部22f3により、ワーク素材の周方向(ワークの回転方向d2)への流動が規制され、加工速度を上げてもワークの変形を抑制する効果を有する。
なお、本実施形態では、円筒状クラッチ部品として多板クラッチが内周面にスプライン嵌合されるクラッチドラム10を一例として説明したが、多板クラッチを外周面にスプライン嵌合させるクラッチハブであっても適用できる。また、本発明は、自動変速機のクラッチ部品に限定するものではなく、同様の機構を有するクラッチ部品にも適用可能である。
本発明の円筒状クラッチ部品として適用されるクラッチドラムの斜視図である。 図1に示すクラッチドラムの製造工程を示す概略図である。 図2のトリミング加工装置の平面図である。 本発明に係る転造ローラの歯形(図4(d))を、従来の歯形(図4(a)及び参考形態に係る歯形(図4(b)及び(c))と比較して示す図である。 転造ローラの他の参考形態を例示する図である。
10 クラッチドラム
11 スプライン溝
12 軸穴
13 油穴
14 スナップリング溝
15 開口端部
21 マンドレル
22,22A−22F 転造ローラ
23 回転ヘッド
24 固定具
30 ダイス部
31 ダイス
40 パンチ部
41,42 パンチ
50 駆動機構
51 第1油圧シリンダ
53 第2油圧シリンダ
52,54 ロッド
60 インデックステーブル
W1,W2 ワーク

Claims (2)

  1. 板金製ワークの筒状部をマンドレル及び2つの転造ローラにより押圧することにより、クラッチディスクと係合する複数のスプラインが形成された円筒状クラッチ部品の成形方法において、
    軸方向に沿って外周部に複数の歯形を有する前記マンドレルに前記ワークをセットする工程と、
    前記スプラインを形成するために中央部に設けられた歯部と、当該歯部の両側部に設けられた突部とを有し、前記ワークの筒状部の外側にて該筒状部を径方向に挟んで対向する前記2つの転造ローラと、前記ワークがセットされた前記マンドレルとを、前記ワークの軸方向及び回転方向に相対移動しながら前記ワークの筒状部を押圧するとともに、前記ワークを押圧することによる周方向への素材の流動を前記突部により規制しつつ前記スプラインを成形する工程とを有し、
    前記スプラインを成形する工程において、前記各転造ローラの歯部及び当該歯部の両側部に設けられた突部により、加工単位毎に、前記ワークの筒状部に前記スプラインにおいて2つの凹部及び1つの凸部のみを形成することを特徴とする成形方法。
  2. 板金製ワークの筒状部をマンドレル及び2つの転造ローラにより押圧することにより、クラッチディスクと係合する複数のスプラインが形成された円筒状クラッチ部品の成形装置において、
    前記マンドレルは、軸方向に沿って外周部に複数の歯形を有し、前記ワークがセットされた状態で前記2つの転造ローラに対して前記ワークの軸方向及び回転方向に相対移動可能であり、
    前記2つの転造ローラは、前記ワークの筒状部の外側にて該筒状部を径方向に挟んで対向するとともに、それぞれ、前記スプラインを形成するために中央部に設けられた歯部と、当該歯部の両側部に設けられてワークを押圧したことによる周方向への素材の流動を規制する突部とを有し、
    前記各転造ローラの歯部及び当該歯部の両側部に設けられた突部により、加工単位毎に、前記ワークの筒状部に前記スプラインにおいて2つの凹部及び1つの凸部のみが形成されることを特徴とする成形装置。
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