JP5422672B2 - 自動二輪車用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用ブレーキ装置の改良に関するものである。
自動二輪車において、乗員がブレーキペダルの操作を行うと、機械的な伝達部材によりその操作力が伝達されて、後輪に設けられたブレーキを作動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1によれば、ブレーキペダル1を操作すると、ブレーキロッドを介してブレーキアームが回動され、後輪用ブレーキが作動して後輪が制動される。
実開昭60−58596号公報
特許文献1に示されるリヤフォークの車幅方向内側に設けられるブレーキアームを効率良く回動させるには、出来る限り、ブレーキアームの回動する面に沿うようにブレーキペダルを配置したり、ブレーキロッドを屈曲させたりする必要がある。従って、ブレーキペダルの位置に制約を受けにくくしつつ、ブレーキロッドの加工工数を減少させることができ、効率良くブレーキ操作力を伝達する構造が望まれる。
本発明の目的は、ブレーキペダルの配置自由度及び構成部品の設計自由度を高めながら、効率良くブレーキ操作力を伝達することが可能な自動二輪車用ブレーキ装置を提供することにある。
本発明の一面によれば、前端が車体フレームに揺動可能に支持され、後端に後輪が回転可能に支持されるスイングアームと、後輪の制動操作を行う後輪ブレーキ操作子と、この後輪ブレーキ操作子の操作に伴いブレーキアームを回動させることにより後輪に制動力を与える後輪ドラムブレーキと、後輪ブレーキ操作子の操作に応じて押圧されて液圧を発生させるマスターシリンダと、このマスターシリンダから可撓性液圧配管を介して伝達された液圧により作動するスレーブシリンダとを備える自動二輪車用ブレーキ装置において、ブレーキアームが、車幅方向一側方にオフセットしつつ、スイングアームの車幅方向内側に配置され、スレーブシリンダが、スイングアームのブレーキアームと同側に位置する箇所に支持され、スレーブシリンダとブレーキアームとが伝達ロッドで連結されることを特徴とする。
好ましくは、スレーブシリンダが、スイングアームの上面に取付ステイを介して取付けられることを特徴とする。
好ましくは、スイングアームの後端上部に緩衝器の下端が支持され、側面視で、ブレーキアームが、スイングアームの後端に設けられる後輪の車軸より後方に回動可能に且つ下方に延びるように設けられるとともに、伝達ロッドが、後下がりに傾斜してスイングアームと交差するように配置されることを特徴とする。
好ましくは、スイングアームが、前後方向に延びる左右一対のアーム部材を備え、平面視でブレーキアームが、アーム部材よりも車体中心側に配置され、スレーブシリンダが、一方のアーム部材に支持されるとともに、スレーブシリンダのシリンダ軸線が、一方のアーム部材の車幅方向中心よりも車体中心側にオフセットして設けられることを特徴とする。
好ましくは、平面視で、スレーブシリンダのシリンダ軸線が、一方のアーム部材の車幅方向内縁よりも内側にオフセットして設けられることを特徴とする。
好ましくは、伝達ロッドが、ロッド本体と、このロッド本体から延長されたエクステンション部材とに分割され、エクステンション部材では、スレーブシリンダに一端が連結されるとともに他端がロッド本体の一端に回動可能に連結され、ロッド本体では、他端がブレーキアームの先端に連結されることを特徴とする。
好ましくは、スイングアームに一端が掛けられ、他端が伝達ロッドに掛けられて伝達ロッドを非制動側へ付勢するリターンスプリングを備えることを特徴とする。
好ましくは、可撓性液圧配管を含む液圧回路内に、ブレーキペダルの操作に連動して、前輪ブレーキに制動力を与える連動装置を備え、この連動装置に、ブレーキペダル操作による前輪ブレーキの制動タイミングを遅らせるディレイバルブと、可撓性液圧配管内の圧力が所定値以上になったときに、スレーブシリンダに供給される液圧を制御するカットバルブとが設けられることを特徴とする。
後輪ドラムブレーキが、車幅方向一側方にオフセットしつつ、スイングアームの車幅方向内側に配置され、スレーブシリンダが、スイングアームの後輪ドラムブレーキと同側に位置する箇所に支持され、スレーブシリンダとブレーキアームとが伝達ロッドで連結されるので、後輪ドラムブレーキとスレーブシリンダとがスイングアームの同側方に配置されることで、後輪ドラムブレーキのブレーキアームとスレーブシリンダとの車幅方向のオフセット量を小さくすることができる。従って、ブレーキアームに特殊な加工をしなくても、効率良くブレーキ操作力を伝達することができる。
更に、スイングアームにスレーブシリンダを介して伝達ロッドが設けられ、伝達ロッドとスイングアームとが同様に揺動するため、伝達ロッドとスイングアームとが干渉することが無く、スイングアーム及び伝達ロッド、ひいては自動二輪車用ブレーキ装置の設計自由度を向上させることができる。
また、マスターシリンダとスレーブシリンダとを可撓性液圧配管を介して接続し、スレーブシリンダで伝達ロッドを作動させるため、スレーブシリンダに対するマスターシリンダ、ひいては、ブレーキペダルの配置場所の自由度を高めることができる。
スレーブシリンダが、スイングアームの上面に取付ステイを介して取付けられるので、スレーブシリンダに対する路面から跳ね上げられた石等の影響を受けにくくすることができる。
スイングアームの後端上部に緩衝器の下端が支持され、側面視で、ブレーキアームが、スイングアームの後端に設けられる後輪の車軸より後方に回動可能に且つ下方に延びるように設けられるとともに、伝達ロッドが、後下がりに傾斜してスイングアームと交差するように配置されるので、ブレーキアームが下方に延びることで、ブレーキアームと緩衝器の下端との干渉を防止することができ、ブレーキアームの揺動量を確保することができるとともに、緩衝器取付自由度等のスイングアームの上方の設計自由度を向上させることができる。
スイングアームが、前後方向に延びる左右一対のアーム部材を備え、平面視でブレーキアームが、アーム部材よりも車体中心側に配置され、スレーブシリンダが、一方のアーム部材に支持されるとともに、スレーブシリンダのシリンダ軸線が、一方のアーム部材の車幅方向中心よりも車体中心側にオフセットして設けられるので、スイングアームより車体中心側に設けられるブレーキアームと、スレーブシリンダとの車幅方向のオフセット量をより少なくすることができ、効率良くブレーキ操作力を伝達することができる。
平面視で、スレーブシリンダのシリンダ軸線が、一方のアーム部材の車幅方向内縁よりも内側にオフセットして設けられるので、ブレーキアームと、スレーブシリンダとの車幅方向のオフセット量をより一層少なくすることができ、より効率良くブレーキ操作力を伝達することができる。
伝達ロッドが、ロッド本体と、このロッド本体から延長されたエクステンション部材とに分割され、エクステンション部材では、スレーブシリンダに一端が連結されるとともに他端がロッド本体の一端に回動可能に連結され、ロッド本体では、他端がブレーキアームの先端に連結されるので、エクステンション部材がロッド本体に回動可能に連結されるため、エクステンション部材が連結されるスレーブシリンダに作用するスレーブシリンダのストローク方向以外の外力を低減することができる。
スイングアームに一端が掛けられ、他端が伝達ロッドに掛けられて伝達ロッドを非制動側へ付勢するリターンスプリングを備えるので、後輪ドラムブレーキの制動操作を解除したときに、リターンスプリングで伝達ロッドを非制動状態の位置に戻すことができる。
可撓性液圧配管を含む液圧回路内に、ブレーキペダルの操作に連動して、前輪ブレーキに制動力を与える連動装置を備え、この連動装置に、ブレーキペダル操作による前輪ブレーキの制動タイミングを遅らせるディレイバルブと、可撓性液圧配管内の圧力が所定値以上になったときに、スレーブシリンダに供給される液圧を制御するコントロールバルブとが設けられるので、マスターシリンダで発生する液圧を利用して連動装置を介して前輪ブレーキを後輪ドラムブレーキとバランス良く適切に作動させることができ、簡単な構造で自動二輪車を効果的に制動させることができる。
本発明による自動二輪車用ブレーキ装置を備えた自動二輪車の側面図である。 図1に示したブレーキ装置の液圧回路図である。 図1に示したブレーキ装置の側面図である。 図3に示したブレーキ装置の平面図である。 図3の5−5線による断面図である。 図3に示したスレーブシリンダ及び伝達ロッドの断面図である。 図6に示したスレーブシリンダ及び伝達ロッドの平面図である。 本発明によるブレーキ装置の作用図である。
本発明の実施例について、添付した図面に基づいて以下に説明する。なお、説明中の左、右、前、後は自動二輪車に乗車した運転者を基準にした向きを示している。
本発明の実施例を説明する。なお、図中の矢印(FRONT)は自動二輪車前方を表している。
図1に示すように、自動二輪車10は、前輪11に前輪ディスクブレーキ12、後輪13に後輪ドラムブレーキ14が設けられた自動二輪車であり、車体フレーム20が、前端部を構成するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方斜め下方に延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から下方に延びるピボットプレート23と、メインフレーム22の後端部から後方斜め上方、そして後方に延びる左右一対のシートレール24,24(一方の符号24のみ示す。)と、これらのメインフレーム22及びシートレール24,24のそれぞれに取付けられたサブフレーム26とから構成され、ヘッドパイプ21にフロントフォーク31が操舵自在に取付けられ、メインフレーム22及びピボットプレート23にエンジン32が取付けられ、ピボットプレート23にピボット軸33を介してスイングアーム34が上下スイング可能に取付けられている。
フロントフォーク31は、上端部にバーハンドル36、下端部に車軸37を介して前輪11がそれぞれ取付けられている。
エンジン32は、クランクケース41と、このクランクケース41から前方に突出するシリンダ部42とからなり、クランクケース41の後部に一体的に変速機44が設けられたパワーユニットである。
スイングアーム34は、後端部に車軸46を介して後輪13が取付けられている。
図中の符号51はヘッドランプカバー、52はフロントカバー、53はレッグシールド、54はフロントフェンダ、56はセンタカバー、57はシート、58はグラブレール、61はリヤサイドカバー、62はテールランプ、63はリヤフェンダ、64はシートレール24とスイングアーム34の後端部とに渡されたリヤクッションユニット、66は排気管、67はマフラ、68は運転者用ステップ、71はキックペダル、72はピボットプレート23に取付けられたステップブラケット、73はステップブラケット72の後部に設けられた同乗者用ステップである。
図2では自動二輪車10(図1参照)のブレーキ装置80をブレーキ液の液圧回路で示している。
ブレーキ装置80は、前輪用操作部81と、この前輪用操作部81にブレーキ配管82を介して接続された前輪ディスクブレーキ12と、この前輪ディスクブレーキ12にブレーキ配管84を介して接続された後輪用操作部86と、この後輪用操作部86に伝達ロッド88を介して連結された後輪ドラムブレーキ14とからなる。
前輪用操作部81は、ブレーキレバー91と、このブレーキレバー91の操作により液圧を発生させるマスターシリンダ92とからなり、バーハンドル36(図1参照)に取付けられている。なお、符号93はマスターシリンダ92に備えるリザーブタンクである。
前輪ディスクブレーキ12は、前輪11(図1参照)に取付けられたブレーキディスク95と、このブレーキディスク95を挟み込んで制動させるためにフロントフォーク31(図1参照)に取付けられたブレーキキャリパ96とからなる。
図中の符号96a,96b,96cはブレーキ液の液圧によりブレーキディスク95に押し付けられるピストンが収納されたキャリパシリンダであり、キャリパシリンダ96a,96cは、ブレーキキャリパ96内で分岐された分岐路82a,82bにそれぞれ接続され、キャリパシリンダ96bは、ブレーキ配管84に接続されている。
後輪用操作部86は、ピボットプレート23(図1参照)に支軸101を介して回動可能に取付けられたブレーキペダル102と、このブレーキペダル102に一体的に設けられたペダルアーム103と、このペダルアーム103に連結されることでブレーキペダル102の操作により液圧を発生させるマスターシリンダ104と、このマスターシリンダ104に一体に設けられるとともにブレーキ配管84に接続されたディレイバルブ106と、これらのマスターシリンダ104及びディレイバルブ106に一体に設けられたプレッシャコントロールバルブ(以下、「PCV」と記す。)107と、このPCV107にブレーキ配管108を介して接続されることでマスターシリンダ104で発生した液圧がPCV107を介して伝えられるスレーブシリンダ111とからなる。なお、符号113はマスターシリンダ104に配管114を介して接続されたリザーブタンクである。
マスターシリンダ104は、内蔵するピストンに取付けられたロッド109を備え、このロッド109の下端部がペダルアーム103の先端部に連結ピン112で揺動可能に連結されている。
ディレイバルブ106は、ブレーキペダル102を操作した際に、マスターシリンダ104で発生するブレーキ液の液圧が前輪ディスクブレーキ12に伝わるのを遅らせて、前輪ディスクブレーキ12の制動タイミングを後輪ドラムブレーキ14の制動タイミングに対して遅らせるものである。
PCV107は、ブレーキ配管108内及びスレーブシリンダ111内の液圧を制御(一例として、マスターシリンダ104内の液圧が所定値以上になったときに、ブレーキ配管108及びスレーブシリンダ111への液圧供給を停止)するものである。
上記のマスターシリンダ104、ディレイバルブ106及びPCV107は、一体のシリンダ・バルブ組立体114を構成している。
上記のブレーキ配管84、ディレイバルブ106及びPCV107は、ブレーキペダル102を操作したときに、後輪ドラムブレーキ14及び前輪ディスクブレーキ12の制動力、制動タイミングをバランス良く適切に連動させるための連動装置110を構成している。
後輪ドラムブレーキ14は、ブレーキパネル115と、このブレーキパネル115に回転可能に取付けられたブレーキシャフト116と、このブレーキシャフト116の先端部に取付けられたブレーキアーム117とを備え、ブレーキアーム117の先端部に伝達ロッド88の端部が連結されている。
図3に示すように、スイングアーム34の下面34aには支軸121を介してブレーキ支持ロッド122の前端部がスイング可能に取付けられ、ブレーキパネル115は、後輪13(図1参照)の車軸46とブレーキ支持ロッド122の後端部とで支持されている。なお、符号123は後輪ドラムブレーキ14にブレーキ支持ロッド122を固定するボルトである。
リヤクッションユニット64は、下端部64aがスイングアーム34の後端部の上面34bに取付けられたクッションブラケット125にボルト127で取付けられている。
後輪ドラムブレーキ14のブレーキシャフト116は、スイングアーム34の車幅方向内側に且つスイングアーム34の後端近傍に配置され、後輪13の車軸46、リヤクッションユニット64のボルト127のそれぞれよりも後方に配置されている。
また、後輪ドラムブレーキ14のブレーキアーム117は、ブレーキシャフト116に下方に延びるように取付けられている。
シリンダ・バルブ組立体114は、ピボットプレート23の側面23aに2本のボルト131,131で取付けられている。
スレーブシリンダ111は、スイングアーム34の上面34bに取付けられた取付ステイ132に2本のボルト133,133で取付けられている。
一端がディレイバルブ106に接続されたブレーキ配管84は、ディレイバルブ106から前方斜め上方に延び、更に、メインフレーム22の上面に沿って前方斜め上方に延びている。
上記のシリンダ・バルブ組立体114とスレーブシリンダ111とを接続するブレーキ配管108は、スイングアーム34に一体的に設けられたスレーブシリンダ111のスイングを吸収するために可撓性材料からなる。
伝達ロッド88は、後端部がブレーキアーム117に連結されたロッド本体136と、このロッド本体136の前端部に一端部が揺動可能に連結されるとともにロッド本体136の延長線上に配置されて他端部がスレーブシリンダ111内に挿入・連結されたエクステンション部材137と、一端がロッド本体136の前端部に設けられた前部ばね掛け部材141に掛けられるとともに他端がスイングアーム34に設けられた後部ばね掛け部材142に掛けられた引張コイルばねであるリターンスプリング143とからなる。
伝達ロッド88は、後下がりに傾けられ、リターンスプリング143の引張力によって後方斜め下方に付勢されている。
ステップブラケット72は、シリンダ・バルブ組立体114、シリンダ・バルブ組立体114のピボットプレート23への取付部(ボルト131,131)、スレーブシリンダ111、スレーブシリンダ111のスイングアーム34への取付部(取付ステイ132、ボルト133,133)の外側方を覆い、これらのシリンダ・バルブ組立体114及びスレーブシリンダ111と、それぞれの取付部(ボルト131,131、取付ステイ132、ボルト133,133)とを保護している。
図4に示すように、スイングアーム34は、ピボット軸33に回転可能に取付けられた左右一対の筒部材151,152と、これらの筒部材151,152にそれぞれ前端が取付けられるとともに筒部材151,152から後方に延びる左右一対のアーム部材153,154と、これらのアーム部材153,154の前部に車幅方向に延びるように渡されて取付けられたクロス部材156とからなる。なお、符号157,157はアーム部材153,154とクロス部材156とに斜めに渡されて取付けられた補強部材、10Aは後輪13の車幅方向中央を通って前後方向に延びる自動二輪車の中心線である。
左右のアーム部材153,154の後部には、車幅方向に延びるように後輪13の車軸46が渡されている。
上記したスレーブシリンダ111は、右側のアーム部材154の上面に取付けられ、伝達ロッド88を構成するロッド本体136及びエクステンション部材137はアーム部材154に沿って前後方向に延びるように配置されている。
後輪13は、車軸46に回転可能に取付けられたハブ158を備え、このハブ158の右側方に、後輪ドラムブレーキ14のブレーキパネル115が配置されている。
マフラ67は、スイングアーム34の後部、車軸46及びブレーキパネル115の右側方に配置されている。
図5に示すように、ハブ158は、車軸46に2つのベアリング161,162を介して回転可能に取付けられている。
ハブ158の左側部には、変速機44(図1参照)の出力軸に設けられたドライブスプロケットからチェーンを介してドリブンスプロケット165に動力が伝達されたときの回転方向の衝撃を緩和する緩衝機構166が設けられている。
緩衝機構166は、車軸46に嵌合する第1カラー171に取付けられたベアリング172に回転可能に支持されるとともにハブ158の一側部に設けられた筒状突出部158aの外周面158bに回転可能に支持される動力伝達部材173(詳しくは、動力伝達部材173の側部に放射状に延びるように一体成形された複数の板状部173a)と、ハブ158の一側部に設けられて各板状部173aがそれぞれ挿入された複数の凹部158cと、これらの凹部158cにそれぞれ収納された緩衝用ゴム174とからなる。
上記した板状部173aと緩衝用ゴム174とは、例えば、1つの凹部158cに、1つの板状部173aと、これを挟む2つの緩衝用ゴム174とが周方向に並べられて配置されている。
ドリブンスプロケット165から動力伝達部材173に回転方向の衝撃が作用すると、動力伝達部材173とハブ158とが相対回転し、動力伝達部材173の板状部173aが緩衝用ゴム174を周方向に圧縮しながらハブ158に動力を伝えるともに緩衝用ゴム174が衝撃を吸収してハブ158に伝わらないようにする。
後輪ドラムブレーキ14は、ブレーキパネル115と、このブレーキパネル115の内面115aに取付けられたアンカーピン181と、ブレーキパネル115に貫通するように回転可能に取付けられたブレーキシャフト116と、このブレーキシャフト116の外側端部に取付けられたブレーキアーム117と、アンカーピン181に一端部が揺動可能に取付けられるとともに他端部がブレーキシャフト116の先端部に取付けられたカム182に当てられた円弧形状のブレーキシュー183と、ブレーキシャフト116と共にカム182が回動したときに、ブレーキシュー183に押し当てられるようにハブ158に設けられたブレーキドラム158eとからなる。
上記のアンカーピン181及びブレーキシュー183は、他にもう一組設けられ、2つのブレーキシュー183によってブレーキドラム158eの内面を押し付けることが可能である。なお、符号185はブレーキドラム158eの内周部に鋳込まれた筒状のライナ部材であり、ブレーキシュー183と摺動した際の耐摩耗性に優れている。
ブレーキパネル115の外周部とブレーキドラム158eの開口部とは、ブレーキドラム158e内に塵、埃、雨水等が入り込まないようにラビリンス構造を形成している。
図中の符号191,192,193、194はカラー、196,196は動力伝達部材173にドリブンスプロケット165を取付ける取付ボルト、197はシール部材、198はボルト状の車軸46の先端部にねじ込まれたナット、201はOリングである。
図6に示すように、スレーブシリンダ111の後端部にエクステンション部材137が挿入されて連結されている。
エクステンション部材137は、スレーブシリンダ111に連結されたロッド部材205と、このロッド部材205に一端部が長さ調整可能に取付けられるとともに他端部がロッド本体136に連結された長さ調整部材206とからなる。なお、符号207は、長さ調整部材206の他端部からのロッド本体136の抜け止めを図る割りピンである。
スレーブシリンダ111は、シリンダ本体211と、このシリンダ本体211内に形成されたシリンダ穴211aに移動可能に挿入されたピストン212と、このピストン212とシリンダ穴211aとの隙間をシールするためにピストン212に装着されたシール部材213,214と、シリンダ穴211aの一端部に取付けられるとともにシリンダ穴211a内と外部とを連通させる***216aが形成された閉塞部材216と、シリンダ穴211a内のエアを抜くためにシリンダ本体211に形成されたエア抜き通路211bに設けられたエア抜き用ボルト217とからなる。なお、符号111Aはシリンダ穴211aの中心を通るシリンダ軸線である。
シリンダ穴211a、ピストン212、シール部材213,214で囲まれる空間にはブレーキ液が充填されている。
シリンダ本体211は、エア抜き通路211bと、シリンダ穴211a内に外部からブレーキ液を供給するブレーキ液供給路211dと、このブレーキ液通路211dに連通するように上方に膨出する膨出部211fに形成されたねじ穴211eとを備え、膨出部211fに、ブレーキ配管108の一端部に設けられた金属製の端部チューブ218がチューブ取付ボルト221で取付けられている。
チューブ取付ボルト221は、端部チューブ218とブレーキ液通路211dとの間のブレーキ液の流通を可能にするために内部に連通穴が開けられている。なお、符号223は閉塞部材216をシリンダ本体211に固定する止め輪である。
ピストン212は、端部に球面穴212aが形成され、この球面穴212aにエクステンション部材137のロッド部材206に形成された球面部206aが滑り自在に嵌合している。これらの球面穴212a及び球面部206aは球面滑り軸受225を構成している。
従って、球面滑り軸受225によって、ピストン212とロッド部材206とが自在に揺動可能になり、ピストン212とロッド部材206との連結角度を所定範囲内で許容することができ、ピストン212、ロッド部材206間にピストン212の移動方向以外に無理な荷重が発生するのを防止することができる。
図7に示すように、スレーブシリンダ111の軸線111Aは、スイングアーム34のアーム部材154の幅の中心線、即ち、アーム部材154の車幅方向の中央を通って前後方向に延びる中心線154Aに対して車幅方向内側に配置され、更に、アーム部材154の内面154aよりも車幅方向内側に配置されている。
ロッド本体136の前端部136aは、L字状に折り曲げられてエクステンション部材137の後端部137aに設けられたロッド挿入穴137bに挿入され、抜け止め用の割りピン207が取付けられている。
ロッド本体136の軸線136Aは、スレーブシリンダ111の軸線111Aよりも車幅方向内側に配置されている。
リターンスプリング143の一端部143aは、ロッド本体136の前部ばね掛け部材141に掛けられ、リターンスプリング143の他端部143bは、アーム部材154の内面154aに取付けられた断面L字状の後部ばね掛け部材142に掛けられている。
以上に述べたブレーキ装置80の作用を次に説明する。
図8に示すように、ブレーキペダル102を矢印Aの向きに踏むと、ペダルアーム103が支軸101を中心にして矢印Bの向きに回動し、マスターシリンダ104のロッド109を矢印Cの向きに押し上げる。
これにより、マスターシリンダ104内のピストンが移動してブレーキ液の液圧が高まり、この液圧が、ディレイバルブ106を介してブレーキ配管84に伝えられ、ブレーキ配管84内を白抜き矢印Dの向き伝えられて前輪ディスクブレーキ12(図1参照)に達し、前輪11(図1参照)を制動させるとともに、マスターシリンダ104内の液圧が、PCV107を介してブレーキ配管108に伝えられ、ブレーキ配管108内を白抜き矢印Eの向きに伝えられてスレーブシリンダ111に達し、スレーブシリンダ111内のピストンを前方へ移動させ、エクステンション部材137及びロッド本体136を矢印Fの向きに引く。
この結果、後輪ドラムブレーキ14が作動する、即ち、ブレーキアーム117が矢印Gの向きに回動し、ブレーキアーム117と共にブレーキシャフト116と、このブレーキシャフト116に取付けられたカム182(図5参照)が回動し、一対のブレーキシュー183(図5参照)を押し広げてブレーキドラム158e(図5参照)に押し付けることで、後輪13(図1参照)が制動される。
上記の図1、図2、図4に示したように、前端が車体フレーム20に揺動可能に支持され、後端に後輪13が回転可能に支持されるスイングアーム34と、後輪13の制動操作を行う後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル102と、このブレーキペダル102の操作に伴いブレーキアーム117を回動させることにより後輪13に制動力を与える後輪ドラムブレーキ14と、ブレーキペダル102の操作に応じて押圧されて液圧を発生させるマスターシリンダ104と、このマスターシリンダ104から可撓性液圧配管としてのブレーキ配管108を介して伝達された液圧により作動するスレーブシリンダ111と、を備える自動二輪車用のブレーキ装置80において、ブレーキアーム117が、車幅方向一側方にオフセットしつつ、スイングアーム34の車幅方向内側に配置され、スレーブシリンダ111が、スイングアーム34のブレーキアーム117と同側に位置する箇所に支持され、スレーブシリンダ111とブレーキアーム117とが伝達ロッド88で連結されることを特徴とする。
上記構成により、後輪ドラムブレーキ14とスレーブシリンダ111とがスイングアーム34の同側に配置されることで、後輪ドラムブレーキ14のブレーキアーム117とスレーブシリンダ111との車幅方向のオフセット量を小さくすることができる。従って、ブレーキアーム117に特殊な加工をしなくても、効率良くブレーキ操作力を伝達することができる。
更に、スイングアーム34にスレーブシリンダ111を介して伝達ロッド88が設けられ、伝達ロッド88とスイングアーム34とが同様に揺動するため、伝達ロッド88とスイングアーム34とが干渉することが無く、スイングアーム34及び伝達ロッド88、ひいては自動二輪車用のブレーキ装置80の設計自由度を向上させることができる。
また、マスターシリンダ104とスレーブシリンダ111とをブレーキ配管108を介して接続し、スレーブシリンダ111で伝達ロッド88を作動させるため、スレーブシリンダ111に対するマスターシリンダ104、ひいては、ブレーキペダル102の配置場所の自由度を高めることができる。
上記の図3に示したように、スレーブシリンダ111が、スイングアーム34の上面34bに取付ステイ132を介して取付けられるので、スレーブシリンダ111に対する路面から跳ね上げられた石等の影響を受けにくくすることができる。
また、スイングアーム34の後端上部に緩衝器としてのリヤクッションユニット64の下端が支持され、側面視で、ブレーキアーム117が、スイングアーム34の後端に設けられる後輪13の車軸46より後方に回動可能に且つ下方に延びるように設けられるとともに、伝達ロッド88が、後下がりに傾斜してスイングアーム34と交差するように配置されるので、ブレーキアーム117が下方に延びることで、ブレーキアーム117とリヤクッションユニット64の下端との干渉を防止することができ、ブレーキアーム117の揺動量を確保することができるとともに、リヤクッションユニット64取付自由度等のスイングアーム34の上方の設計自由度を向上させることができる。
上記の図4、図7に示したように、スイングアーム34が、前後方向に延びる左右一対のアーム部材153,154を備え、平面視でブレーキアーム117が、アーム部材153,154よりも車体中心側に配置され、スレーブシリンダ111が、一方のアーム部材154に支持されるとともに、スレーブシリンダ111のシリンダ軸線111Aが、一方のアーム部材154の車幅方向中心よりも車体中心側にオフセットして設けられるので、スイングアーム34より車体中心側に設けられるブレーキアーム117と、スレーブシリンダ111との車幅方向のオフセット量をより少なくすることができ、効率良くブレーキ操作力を伝達することができる。
上記の図7に示したように、平面視で、スレーブシリンダ111のシリンダ軸線111Aが、一方のアーム部材154の車幅方向内縁(内面154a)よりも内側にオフセットして設けられるので、ブレーキアーム117と、スレーブシリンダ111との車幅方向のオフセット量をより一層少なくすることができ、より効率良くブレーキ操作力を伝達することができる。
上記の図3、図6に示したように、伝達ロッド88が、ロッド本体136と、このロッド本体136から延長されたエクステンション部材137とに分割され、エクステンション部材137では、スレーブシリンダ111に一端が連結されるとともに他端がロッド本体136の一端に回動可能に連結され、ロッド本体136では、他端がブレーキアーム117の先端に連結されるので、エクステンション部材137がロッド本体136に回動可能に連結されるため、スレーブシリンダ111に作用するピストン212のストローク方向以外の外力を低減することができる。
上記の図7に示したように、スイングアーム34に一端が掛けられ、他端が伝達ロッド88に掛けられて伝達ロッド88を非制動側へ付勢するリターンスプリング143を備えるので、後輪ドラムブレーキ14の制動操作を解除したときに、リターンスプリング143で伝達ロッド88を非制動状態の位置に戻すことができる。
上記の図2に示したように、ブレーキ配管108を含む液圧回路内に、ブレーキペダル102の操作に連動して、前輪ブレーキとしての前輪ディスクブレーキ12に制動力を与える連動装置110を備え、この連動装置110に、ブレーキペダル操作による前輪ディスクブレーキ12の制動タイミングを遅らせるディレイバルブ106と、ブレーキ配管108内の圧力が所定値以上になったときに、スレーブシリンダ111に供給される液圧を制御するコントロールバルブとしてのPCV107とが設けられるので、マスターシリンダ104で発生する液圧を利用して連動装置110を介して前輪ディスクブレーキ12を後輪ドラムブレーキ14とバランス良く適切に作動させることができ、簡単な構造で自動二輪車10(図1参照)を効果的に制動させることができる。
尚、本実施例では、図2に示したように、ディレイバルブ106、PCV107をマスターシリンダ104と一体に設けたが、これに限らず、ディレイバルブ106、PCV107をマスターシリンダ104と別体に設けてもよい。
例えば、ディレイバルブ106をブレーキ配管84の途中に設けるとともに車体フレーム20に取付け、PCV107をブレーキ配管108の途中に設けるとともに車体フレーム20又はスイングアーム34に取付けてもよい。
あるいは、PCV107をディレイバルブ111と一体に設けてもよい。
本発明のブレーキ装置は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、10A…自動二輪車の中心線、11…前輪、12…前輪ブレーキ(前輪ディスクブレーキ)、13…後輪、14…後輪ドラムブレーキ、20…車体フレーム、34…スイングアーム、46…後輪の車軸、64…緩衝器(リヤクッションユニット)、80…自動二輪車用ブレーキ装置(ブレーキ装置)、88…伝達ロッド、102…後輪ブレーキ操作子(ブレーキペダル)、104…マスターシリンダ、107…コントロールバルブ(プレッシャコントロールバルブ)、108…可撓性液圧配管(ブレーキ配管)、110…連動装置、111…スレーブシリンダ、111A…シリンダ軸線、117…ブレーキアーム、132…取付ステイ、136…ロッド本体、137…エクステンション部材、143…リターンスプリング、153,154…アーム部材、154a…アーム部材の車幅方向内縁(内面)。

Claims (7)

  1. 自動二輪車用ブレーキ装置であって、
    前端が車体フレームに揺動可能に支持され、後端に後輪が回転可能に支持されるスイングアームと、
    前記後輪の制動操作を行う後輪ブレーキ操作子と、
    この後輪ブレーキ操作子の操作に伴いブレーキアームを回動させることにより前記後輪に制動力を与える後輪ドラムブレーキと、
    前記後輪ブレーキ操作子の操作に応じて押圧されて液圧を発生させるマスターシリンダと、
    このマスターシリンダから可撓性液圧配管を介して伝達された液圧により作動するスレーブシリンダとを備えており、
    前記ブレーキアームは、車幅方向一側方にオフセットしつつ、前記スイングアームの車幅方向内側に配置され、
    前記スレーブシリンダは、前記スイングアームの前記ブレーキアームと同側に位置する箇所に支持され、
    前記スレーブシリンダと前記ブレーキアームとが伝達ロッドで連結されており、
    前記スレーブシリンダは、前記スイングアームの上面に取付ステイを介して取付けられる自動二輪車用ブレーキ装置。
  2. 前記スイングアームは、緩衝器の下端が支持される後端上部を有しており、側面視で、前記ブレーキアームは、前記スイングアームの後端に設けられる前記後輪の車軸より後方に回動可能に且つ下方に延びるように設けられるとともに、前記伝達ロッドは、後下がりに傾斜して前記スイングアームと交差するように配置される請求項1に記載の自動二輪車用ブレーキ装置。
  3. 前記スイングアームは、前後方向に延びる左右一対のアーム部材を備え、
    平面視で前記ブレーキアームは、前記アーム部材よりも車体中心側に配置され、
    前記スレーブシリンダは、一方の前記アーム部材に支持されるとともに、スレーブシリンダのシリンダ軸線は、前記一方のアーム部材の車幅方向中心よりも車体中心側にオフセットして設けられる請求項1に記載の自動二輪車用ブレーキ装置。
  4. 平面視で、前記スレーブシリンダの前記シリンダ軸線は、前記一方のアーム部材の車幅方向内縁よりも内側にオフセットして設けられる請求項3に記載の自動二輪車用ブレーキ装置。
  5. 前記伝達ロッドは、ロッド本体と、このロッド本体から延長されたエクステンション部材とに分割され、前記エクステンション部材は、前記スレーブシリンダに一端が連結されるとともに他端が前記ロッド本体の一端に回動可能に連結され、前記ロッド本体は、他端が前記ブレーキアームの先端に連結される請求項1に記載の自動二輪車用ブレーキ装置。
  6. 前記ブレーキ装置は、前記スイングアームに一端が掛けられ、他端が前記伝達ロッドに掛けられて伝達ロッドを非制動側へ付勢するリターンスプリングを備えている請求項1に記載の自動二輪車用ブレーキ装置。
  7. 前記ブレーキ装置は、前記可撓性液圧配管を含む液圧回路内に、前記ブレーキペダルの操作に連動して、前輪ブレーキに制動力を与える連動装置を備え、この連動装置は、前記ブレーキペダル操作による前記前輪ブレーキの制動タイミングを遅らせるディレイバルブと、前記可撓性液圧配管内の圧力が所定値以上になったときに、前記スレーブシリンダに供給される液圧を制御するコントロールバルブと、を備えている請求項1に記載の自動二輪車用ブレーキ装置。
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