JP6761487B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置に係り、特に、リヤブレーキペダルを操作することで後輪ブレーキおよび前輪ブレーキの両方に制動力を発生させる鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置に関する。
従来から、鞍乗型車両のリヤブレーキペダルを操作することで後輪ブレーキおよび前輪ブレーキの両方に制動力を発生させる前後連動ブレーキ装置が知られている。
特許文献1には、油圧式の前輪ブレーキと機械式の後輪ブレーキとを備える自動二輪車の前後連動ブレーキ装置において、車体側面に取り付けられた板状のブラケットにブレーキペダルを軸支し、この軸支部分から後方上方に延びる伝達アームに、後輪ブレーキの作動ロッドおよび前輪ブレーキの油圧マスタシリンダの両方に操作力を分配するイコライザを取り付けた構成が開示されている。
特許第5816600号公報
しかし、特許文献1の構成では、イコライザおよびリヤブレーキペダルを初期位置側に付勢するリターンスプリングを車体側に係合するため、ブラケットを車体に取り付けてからでないとブラケットまわりの組み立て作業を完了できないという課題があった。また、後輪を支持するスイングアームのピボット軸がブラケットを貫通する構成とされているため、ブラケットを車体から取り外すにはスイングアームを取り外す必要があり、整備性の面でも工夫の余地があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、リヤブレーキペダルを軸支するブラケットに係る部品を予め小組した状態で車体側に着脱可能とする鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、鞍乗型車両(1)の車体に取り付けられたブレーキペダル(31)の操作力を前輪ブレーキ(BF)に伝達する前輪ブレーキ伝達手段(54,79)と、前記ブレーキペダル(31)の操作力を後輪ブレーキ(BR)に伝達する後輪ブレーキ伝達手段(46)とを有する鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置において、車体に対し着脱可能なブラケット(50,100)を備え、前記ブラケット(50,100)に、前記ブレーキペダル(31)の揺動軸(53,80)と、前記ブレーキペダル(31)にリンク手段(L1,L2)を介して接続される前記前輪ブレーキ伝達手段(54,79)および後輪ブレーキ伝達手段(46)の取付部(50e,100e)と、前記ブレーキペダル(31)の動きを初期位置側に付勢するリターンスプリング(59)の一端部を係合するスプリング係合部(50f,100f)とが設けられている点に第1の特徴がある。
また、前記前輪ブレーキ伝達手段(54,79)が、油圧式ディスクブレーキのマスタシリンダ(54)または機械式ドラムブレーキのブレーキワイヤ(79)である点に第2の特徴がある。
また、前記ブラケット(50,100)に、前記ブレーキペダル(31)の操作に伴って作動するブレーキランプスイッチ(60)のスイッチ支持部(50g,100g)が設けられている点に第3の特徴がある。
また、前記ブラケット(50,100)に、少なくとも一方向に開口する開口部(50h,100h)を設け、前記開口部(50h,100h)の空間内に、後輪(WR)を回転自在に軸支するスイングアーム(26)のピボット(27)の端部を位置させている点に第4の特徴がある。
また、前記ブラケット(50,100)の開口部(50h,100h)を構成する縁部に、前記ピボット(27)との干渉を防ぐ逃げ凹部(50d,100d)が設けられている点に第5の特徴がある。
また、前記ブラケット(50,100)に、マフラ(22)の取付部(50c,100i)が設けられている点に第6の特徴がある。
また、前記ピボット(27)は、前記鞍乗型車両(1)の車体フレーム(11)に形成された車幅方向に一対の板状のハンガ(25)に支持されており、前記ブラケット(50,100)が、前記ハンガ(25)の車幅方向外側面に取り付けられている点に第7の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両(1)のエンジン(30)が、前記ハンガ(25)の車体前方に配置されており、前記ハンガ(25)に取り付けられた前記ブラケット(50,100)が、車幅方向外側に張り出す前記ピボット(27)と前記エンジン(30)のクランクケース(35)との間に収まる点に第8の特徴がある。
また、前記ハンガ(25)の車幅方向外側に、外装部品としてのカバー部材(32)が配設されており、前記ブラケット(50,100)が、前記カバー部材(32)によって覆われる点に第9の特徴がある。
また、前記ブラケット(50)が、縦部分(50b)の下端部から後方に延出する後部分(50a)を有するL字型であって、前記前輪ブレーキ伝達手段のマスタシリンダ(54)を前記縦部分(50b)の上部に配設する点に第10の特徴がある。
さらに、前記ブラケット(100)が、縦部分(100b)の上下端部からそれぞれ後方に延出する第1後部分(100c)および第2後部分(100a)を有するU字型であって、前記前輪ブレーキ伝達手段のブレーキワイヤ(79)を前記縦部分(100b)に設けると共に、前記第1後部分(100c)に前記リンク手段(L2)の揺動量を規制するストッパ(100k)を配設する点に第11の特徴がある。
第1の特徴によれば、鞍乗型車両(1)の車体に取り付けられたブレーキペダル(31)の操作力を前輪ブレーキ(BF)に伝達する前輪ブレーキ伝達手段(54,79)と、前記ブレーキペダル(31)の操作力を後輪ブレーキ(BR)に伝達する後輪ブレーキ伝達手段(46)とを有する鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置において、車体に対し着脱可能なブラケット(50,100)を備え、前記ブラケット(50,100)に、前記ブレーキペダル(31)の揺動軸(53,80)と、前記ブレーキペダル(31)にリンク手段(L1,L2)を介して接続される前記前輪ブレーキ伝達手段(54,79)および後輪ブレーキ伝達手段(46)の取付部(50e,100e)と、前記ブレーキペダル(31)の動きを初期位置側に付勢するリターンスプリング(59)の一端部を係合するスプリング係合部(50f,100f)とが設けられているので、ブレーキペダルを軸支して車体側面に取り付けられるブラケットに、前後連動ブレーキ装置の構成部品を集中配置することが可能となる。これにより、ブラケットに対して構成部品を予め小組してから車体に取り付けることが可能となり、組み付け作業性が向上すると共に前輪ブレーキ伝達手段やリターンスプリングの位置決め精度を高めることができる。
第2の特徴によれば、前記前輪ブレーキ伝達手段(54,79)が、油圧式ディスクブレーキのマスタシリンダ(54)または機械式ドラムブレーキのブレーキワイヤ(79)であるので、前輪ブレーキを油圧式のディスクブレーキとする仕様と機械式のドラムブレーキとする仕様とを同じ車体で作り分ける場合でも、ブラケットを中心とした小組部品を換装するのみで、いずれの仕様においても前後連動ブレーキを適用することが可能となる。
第3の特徴によれば、前記ブラケット(50,100)に、前記ブレーキペダル(31)の操作に伴って作動するブレーキランプスイッチ(60)のスイッチ支持部(50g,100g)が設けられているので、ブレーキランプスイッチの位置決め精度が向上すると共に、車体側にスイッチ支持部を設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
第4の特徴によれば、前記ブラケット(50,100)に、少なくとも一方向に開口する開口部(50h,100h)を設け、前記開口部(50h,100h)の空間内に、後輪(WR)を回転自在に軸支するスイングアーム(26)のピボット(27)の端部を位置させているので、ブラケットがスイングアームのピボットの周囲に簡単に取り付けられることとなり、ピボットを着脱することなくブラケットの着脱が可能となる。
第5の特徴によれば、前記ブラケット(50,100)の開口部(50h,100h)を構成する縁部に、前記ピボット(27)との干渉を防ぐ逃げ凹部(50d,100d)が設けられているので、ピボットとブラケットとを近接配置して車体前後方向の寸法を低減することができる。また、逃げ凹部を用いてブラケットの大まかな位置決めが可能となり、ブラケットの組み付け作業性を高めることができる。
第6の特徴によれば、前記ブラケット(50,100)に、マフラ(22)の取付部(50c,100i)が設けられているので、マフラを支持するためのステーをブラケットに兼用させることで、専用ステーを廃止して部品点数を削減できる。
第7の特徴によれば、前記ピボット(27)は、前記鞍乗型車両(1)の車体フレーム(11)に形成された車幅方向に一対の板状のハンガ(25)に支持されており、前記ブラケット(50,100)が、前記ハンガ(25)の車幅方向外側面に取り付けられているので、ブラケットを取り付けることでハンガが補強されることとなり、車体フレームの剛性を向上させることができる。
第8の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)のエンジン(30)が、前記ハンガ(25)の車体前方に配置されており、前記ハンガ(25)に取り付けられた前記ブラケット(50,100)が、車幅方向外側に張り出す前記ピボット(27)と前記エンジン(30)のクランクケース(35)との間に収まるので、ピボットとエンジンのクランクケースとの間に形成される空間を利用してブラケットを配置することで、ブラケットおよび構成部品が車幅方向外側に張り出すことを防ぐことができる。
第9の特徴によれば、前記ハンガ(25)の車幅方向外側に、外装部品としてのカバー部材(32)が配設されており、前記ブラケット(50,100)が、前記カバー部材(32)によって覆われるので、カバー部材によってブラケットおよび前後連動ブレーキ装置の構成部品を石はね等から保護すると共に、鞍乗型車両の外観性を向上させることができる。
第10の特徴によれば、前記ブラケット(50)が、縦部分(50b)の下端部から後方に延出する後部分(50a)を有するL字型であって、前記前輪ブレーキ伝達手段のマスタシリンダ(54)を前記縦部分(50b)の上部に配設するので、マスタシリンダの取付部の面積が小さくて済む油圧式ブレーキの場合はブラケットをL字型として、前輪ブレーキ伝達手段の形態に合わせてブラケット形状の最適化を図ることができる。
第11の特徴によれば、前記ブラケット(100)が、縦部分(100b)の上下端部からそれぞれ後方に延出する第1後部分(100c)および第2後部分(100a)を有するU字型であって、前記前輪ブレーキ伝達手段のブレーキワイヤ(79)を前記縦部分(100b)に設けると共に、前記第1後部分(100c)に前記リンク手段(L2)の揺動量を規制するストッパ(100k)を配設するので、ブレーキワイヤの支持部を支持するために取付部の面積が大きくなる機械式ブレーキの場合はブラケットをU字型として、前輪ブレーキ伝達手段の形態に合わせてブラケット形状の最適化を図ることができると共に、ストッパによってリンク手段の安定的な動作を得ることができる。
本実施形態に係る鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置を適用した自動二輪車の左側面図である。 本発明の第1実施形態に係る前後連動ブレーキ装置の構造を示す自動二輪車の拡大右側面図である。 自動二輪車の一部拡大斜視図である。 ブラケットまわりの構造を示す側面図である。 図4のV−V線断面図である。 図2のVI矢視図である。 図2のVII−VII線断面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る前後連動ブレーキ装置の構造を示す自動二輪車の右側面図である。 第2ブラケットまわりの構造を示す側面図である。 第2ブラケットの斜視図である。 リンク機構の斜視図である。 図9のXIII矢視図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置を適用した自動二輪車1の右側面図である。自動二輪車1は、燃料タンク16をシート下に配置し、操向ハンドル9とシート15との間に跨ぎ部Aを設けた鞍乗型車両である。車体フレーム11は、ヘッドパイプ5から後方下方に伸びるメインパイプ12と、エンジン30の後部でメインパイプ12から下方に伸びる左右一対のハンガ25と、メインパイプ12に連結されて後方上方に伸びる左右一対のリヤパイプ24とを含む。前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク2は、ヘッドパイプ5に回動自在に軸支されるステアリングステム33の下端部にボトムブリッジを介して支持されている。
エンジン30は、メインパイプ12およびメインパイプ12から下方に延出するハンガ25に設けられたマウント部によって、車体フレーム11の下部に吊り下げられている。後輪WFを回転自在に軸支するスイングアーム26の前端部は、ハンガ25に設けられたピボット27によって揺動自在に軸支されている。スイングアーム26の後端部は、リヤクッション20によってリヤパイプ24に吊り下げられている。エンジン30の下部には左右一対の足載せステップ29が支持されており、車幅方向右側の足載せステップ29の前方に、リヤブレーキペダル31の踏み部が配設されている。エンジン30の燃焼ガスはマフラ22の後端から排出される。ハンガ25の下部には、センタスタンド28が揺動自在に軸支されている。
ステアリングステム33の上端部に固定された操向ハンドル9の前後は、ヘッドライト7を支持する前側メータカバー8および後側メータカバー10によって覆われている。ヘッドパイプ5の前後は、ウインカ装置およびポジションランプを一体に構成したコンビネーションランプ6を支持するフロントカウル4および乗員の脚部に対向するフロアパネル13で覆われている。フロアパネル13の後方にはシート15の下方を覆う左右一対のリヤカウル17が配設されている。開閉式のシート15の下部には、収納ボックス14および燃料タンク16が配設されている。リヤカウル17の後端部には尾灯装置18が固定されており、その下方には左右一対のウインカ装置19およびリヤフェンダ21が取り付けられている。後部座席の乗員が用いる折り畳み式のリヤステップ23は、リヤパイプ24から延出するリヤステップステー45の端部に設けられており、このステーおよびハンガ25Rの大部分が一体成形され着脱自在に設けたサイドカバー32によって覆われている。このカバー部材としてのサイドカバー32により、外方からの石はね等からスイングアーム26のピボット27の側方及びその周りのブレーキ装置などが保護される。
本発明に係る前後連動ブレーキ装置は、操向ハンドル9に取り付けられたブレーキレバー34の操作で前輪ブレーキBFを作動させる一方、リヤブレーキペダル31の操作によって後輪ブレーキBRおよび前輪ブレーキBFの両方が連動して作動するように構成されている。本実施形態では、後輪ブレーキBRが機械式のドラムブレーキとされ、前輪ブレーキBFには油圧式のディスクブレーキまたは機械式のドラムブレーキのいずれかが適用される。
本願発明に係る前後連動ブレーキ装置は、後輪ブレーキBRを作動させるリヤブレーキペダル31の操作に応じて前輪ブレーキBFを連動させるための機械的構造に特徴がある。以下では、図2〜8を用いて前輪ブレーキBFを油圧式のディスクブレーキとする第1実施形態の構造を説明すると共に、図9〜13を用いて前輪ブレーキBFを機械式のドラムブレーキとする第2実施形態の構造を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る前後連動ブレーキ装置の構造を示す自動二輪車1の拡大右側面図である。この図では、自動二輪車1のフロアパネル13、足載せステップ29、サイドカバー32およびマフラ22を取り外した状態を示している。サイドカバー32は、図1に示すように、車体側面視でハンガ25Rのピボット27より上方の空間を大部分覆っている。
ヘッドパイプ5から車体後方下方に延びるメインパイプ12の後端部には、後方上方に延びる支持パイプ47が接続されている。車幅方向に一対のリヤパイプ24は、エンジン30の上方の位置でメインパイプ12の両側部に接続されて後方上方に延在する。支持パイプ47の上端部は、車幅方向に指向して左右のリヤパイプ24を連結する連結パイプ(不図示)に接続されている。リヤパイプ24の後部で上方への湾曲部には強度部材としてのガセット43が溶着されており、リヤステップステー45の基部にもガセット44が設けられている。
スイングアーム26のピボット27は、メインパイプ12の後部側面から下方に延びる左右一対の板状部材25L,25Rであるハンガ25に設けられている。エンジン30は、リヤパイプ24の前端下方に設けられる第1マウントボルト40、ハンガ25を貫通する第2マウントボルト41および第3マウントボルト42によって車体フレーム11に吊り下げられている。エンジン30のクランクケース35とスイングアーム26のピボット27との間の位置で、車幅方向右側のハンガ25Rには、板状のブラケット50が固定されている。ブラケット50は、貫通孔51を通るボルト51a、貫通孔52を通るボルト52a(図3参照)でハンガ25Rに固定されると共に、前記した第3マウントボルト42によって、左右のハンガ25L,25Rに固定されている。
ブラケット50には、リヤブレーキペダル31の揺動軸53、リヤブレーキペダル31を初期位置側に付勢するリターンスプリング59、前輪ブレーキBFを作動させる前輪ブレーキ伝達手段としてのマスタシリンダ54が取り付けられている。リヤブレーキペダル31の後方側には、後輪ブレーキBRを作動させる後輪ブレーキ伝達手段としてのブレーキロッド46が連結されている。マスタシリンダ54から車幅方向右側に突出するリザーバホース55にはリザーバタンク57が接続されており、マスタシリンダ54の前方側には、マスタシリンダ54によって生じた油圧を前輪ブレーキBFに伝達するブレーキホース58が接続されている。リザーバタンク57は、締結部材56によってリヤパイプ24の側部に固定される。
図3は、自動二輪車1の一部拡大斜視図である。足載せステップ29の支持ステー29aは、エンジン30のクランクケース35の底部に固定されている。リヤブレーキペダル31は、支持ステー29aの下方を通って後方に導かれ、ブラケット50に固定された揺動軸53によって揺動自在に軸支される。リヤブレーキペダル31には、リターンスプリング59が係合する第1フック31aと、ペダル操作に応じてブレーキランプスイッチ60を作動させるテンションスプリング60aが係合する第2フック31bとが設けられている。ブレーキランプスイッチ60の配線61は、リヤパイプ24の側方を通って車体側に導かれる。
リヤブレーキペダル31の後端には上方延部63が設けられており、この上方延部63に、マスタシリンダ54およびブレーキロッド46に操作力を分配するイコライザ64が軸支されている。イコライザ64の上端部にはマスタシリンダ54のピストンに連結される第1伝達ステー65が支持されており、一方、イコライザ64の下端部にはブレーキロッド46に連結される第2伝達ステー62が支持されている。ブラケット50は、車幅方向右側に突出するクランクケース35とピボット27との間に収められている。
図4は、ブラケット50まわりの構造を示す側面図である。また、図5は図4のV−V線断面図である。ブラケット50は、車体上下方向に指向する縦部分50bと、該縦部分50bの下端部から後方に延出する後部分50aとを有するL字型とされ、図3に示すように後方が車幅方向外方に突出する屈曲部50iを有し、車体側面視で、L字型の開口部50hが車体後方に指向するように配設されている。後部分50aの後端下部には、マフラ22の取付部50cが車体側方へ屈曲部50jを介して溶接等で一体に設けられる。前記したように、ブラケット50は、貫通孔42aを通る第3マウントボルト42、貫通孔51,52を通るボルト51a,52a(図3参照)によって車幅方向右側のハンガ25に固定されている。縦部分50bの下方寄りの位置には、ブレーキランプスイッチ60のスイッチ支持部50gが設けられ、貫通孔52の車体前方側にはリターンスプリング59のスプリング係合部50fが設けられている。縦部分50bの上端部には、前輪ブレーキ伝達手段としてのマスタシリンダ54を2本のボルト69で取り付けるための取付部50eが設けられている。マスタシリンダ54およびブレーキロッド46は、上方延出部63およびイコライザ64を含むリンク手段L1を介して、リヤブレーキペダル31に接続される。すなわち、取付部50eには、リンク手段L1を介してブレーキロッド46も接続されることとなる。
図5を併せて参照して、リヤブレーキペダル31の揺動軸53は、後部分50aから車幅方向内側に向けて突出している。リヤブレーキペダル31の上方延出部63は、揺動軸53に係合する筒部材31cに固定されている。イコライザ64は、上方延出部63の上端部に配設される揺動軸63aによって揺動自在に軸支されており、このイコライザ64の上端部に配設される揺動軸65aによって第1伝達ステー65が軸支され、一方、イコライザ64の下端部に配設される揺動軸62aによって第2伝達ステー62が軸支される。
この構成により、リヤブレーキペダル31を操作すると、揺動軸63aの部分でイコライザ64が車体前方に押圧され、これに伴って、ブレーキロッド46が車体前方に牽引されると共にマスタシリンダ54のピストンロッド66が車体前方に押圧されて、前後ブレーキが連動して作動することとなる。このようなイコライザ64の構造によれば、ブレーキロッド46およびマスタシリンダ54の作動遊びを適度に詰めて前後ブレーキを略同時に作動させることができるほか、揺動軸の軸間距離の調整により前後ブレーキの作動レシオを任意に設定することが可能となる。
円筒状のマスタシリンダ54の後端部には、ピストン摺動部への水分等の侵入を防ぐラバーブーツ67が設けられ、一方の前端部には、ブレーキホース58を接続するための開口68が形成されている。また、縦部分50bの車体後方側には、ピボット27が通るスイングアーム26の筒部分26aとの干渉を避けるための逃げ凹部50dが形成されている。この逃げ凹部50dによれば、スイングアーム26の軸部分とクランクケース35との間の狭い空間にブラケット50を配設できると共に、ブラケット50を取り付ける際の大まかな位置決めができることで組み立て作業を容易にすることができる。ピボット27の端部は、L字型に囲まれる開口部50hの空間内に位置することとなる。
本発明に係る前後ブレーキ連動装置によれば、スイングアーム26のピボット27がブラケット50に係合せず、かつブラケット50に、マスタシリンダ54、イコライザ64およびリターンスプリング59までを予め小組した状態でハンガ25に取り付けることができるので、例えば、リターンスプリングの係合部が車体側に設けられていたり、スイングアームのピボットがブラケットを貫通する構成とされる場合に比して、ブラケットを中心としたブレーキユニットの着脱動作が容易となり、組み立て工数を低減すると共に整備性も高めることができる。
図6は、図2のVI矢視図である。また、図7は図2のVII−VII線断面図であり、図8は図2のVIII−VIII線断面図である。車幅方向に一対のハンガ25(25L,25R)は、円筒状のメインパイプ12の側部から車幅方向外側に広がった後、鉛直方向下方に延びて、エンジン30、スイングアーム26およびセンタスタンド28の支持部を構成する。スイングアーム26のピボット27が通る円筒部材27aは、両側のハンガ25に溶着されており、この円筒部材27aの車幅方向外側にスイングアーム26の筒部分26aが配設されて、ピボット27が両者を貫通するように構成されている。円筒部材27aの後方には、スイングアーム26の左右のアーム部分を連結する連結パイプ26bが位置する。
ハンガ25L,25Rの側面からスイングアーム26の内側壁までの距離は、左右でほぼ同じに設定されている。車幅方向右側では、ハンガ25Rとスイングアーム26との間の空間に、ブラケット50を中心として、イコライザ64やマスタシリンダ54が収められて外側への突出を防いでおり、車幅方向左側では、ハンガ25Lとスイングアーム26との間の空間に、エンジン30の駆動力を後輪WRに伝達するドライブチェーン(不図示)、チェーンカバー70、チェーンスライダ71を取り付けるスペースが確保されている。そして、車幅方向右側のハンガ25Rの後端部には、車幅方向内側に屈曲する折り曲げ部25aが設けられている。この折り曲げ部25aによれば、追加部品を設けることなくリヤブレーキペダル31の操作力に対応する剛性を容易に得ることができる。
図7,8を参照して、スイングアーム26のピボット27が通る円筒部材27aの後方には、車幅方向に指向してハンガ25L,25Rを連結する補強板25bが配設されている。また、ハンガ25L,25Rの下端部には、センタスタンド28を揺動自在に軸支するための第2円筒部材28aが溶着されており、さらに、第2円筒部材28aの車体前方には、強度部材としての第3円筒部材77が溶着されている。エンジン30の後端下部を支持する第3マウントボルト42は、第3円筒部材77の前方上方の位置で車幅方向左側から挿入されて、クランクケース35後端に設けられるエンジンマウント部分、ハンガ25およびブラケット50を共締め固定する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る前後連動ブレーキ装置の構造を示す自動二輪車1の右側面図である。第1実施形態との相違点は、機械式のドラムブレーキである前輪ブレーキBFを連動させるための第2ブラケット100まわりの構成のみであるため、同一符号を付した車体フレーム11やエンジン30等の説明は適宜省略する。以下の説明では、第2ブラケットを単にブラケットと呼称することもある。
スイングアーム26のピボット27は、メインパイプ12の後部側面から下方に延びる左右一対の板状部材であるハンガ25に設けられている。エンジン30は、リヤパイプ24の前端下方に設けられる第1マウントボルト40、ハンガ25を貫通する第2マウントボルト41および第3マウントボルト42によって車体フレーム11に吊り下げられている。クランクケース35とピボット27との間の位置で、車幅方向右側のハンガ25には、板状の第2ブラケット100が固定されている。ブラケット100は、ボルト88,84および第3マウントボルト42によって、ハンガ25に固定されている。
ブラケット100には、リヤブレーキペダル31の揺動軸80、リヤブレーキペダル31を初期位置側に付勢するリターンスプリング59、前輪ブレーキBFを作動させる前輪ブレーキ伝達手段としてのブレーキワイヤ79が取り付けられている。リヤブレーキペダル31の後方側には、後輪ブレーキBRを作動させる後輪ブレーキ伝達手段としてのブレーキロッド46が連結されている。ブラケット100の後方寄りの上部には、ブレーキワイヤ79のインナワイヤを牽引する揺動ステー81が支持されている。ブラケット100の上端部には、揺動ステー81を初期位置側に付勢するリターンスプリング82が係合している。
図10は、ブラケット100まわりの構造を示す側面図である。また、図11はブラケット100の斜視図であり、図12はリンク機構の斜視図である。ブラケット100は、縦部分100bと、該縦部分100bの上端部から後方に延出する第1後部分100cと、縦部分100bの下端部から後方に延出する第2後部分100aとを有するU字型とされ、車体側面視で、U字型の開口部100hが車体後方に指向するように配設されている。第2後部分100aの後端下部には、マフラ22の取付部100iが設けられる。
ブラケット100は、貫通孔42aを通る第3マウントボルト42、ボルト88,84によって車幅方向右側のハンガ25に固定されている。縦部分100bの下方寄りの位置には、ブレーキランプスイッチ60のスイッチ支持部100gが設けられ、ボルト88の車体前方側にはリターンスプリング59のスプリング係合部100fが設けられている。縦部分100bの上端部には、ブレーキワイヤ79の支持ステー83を取り付けるための取付部100eが設けられている。取付部100eの上端部には、揺動ステー81のリターンスプリング82が係合する係合部100jが形成されている。ブレーキワイヤ79およびブレーキロッド46は、上方延出部95、イコライザ91および揺動ステー81を含むリンク手段L2を介して、リヤブレーキペダル31に接続される。すなわち、取付部100eには、リンク手段L2を介してブレーキロッド46も接続されることとなる。
前記した第1実施形態に対し、この第2実施形態では、リヤブレーキペダル31の揺動動作をブレーキワイヤ79の牽引動作に変換するリンク機構を有し、これに伴い、リンク機構を支持するためにブラケット100がU字型に形成され、リヤブレーキペダル31の揺動軸80がブラケット100の車幅方向外側に配設される点が相違する。しかし、この第2実施形態でも、U字型に囲まれる開口部100hの空間内にピボット27の端部が位置することとなり、スイングアームのピボットがブラケットを貫通する構成とされる場合に比して、ブラケットを中心としたブレーキユニットの着脱動作が容易となる。
ブレーキワイヤ79の支持ステー83は、ピン96に螺合するナットによってブラケット100に固定されている。このピン96は、車体後方側に延出する支持棒89を軸支しており、支持棒89の後端部には、車幅方向に一対の板状部材からなる揺動ステー81を揺動自在に軸支する揺動軸85(図12に示す軸P2)が設けられている。ピン96の後方下方には、支持ステー83および支持棒89の回転を防ぐ回り止めピン97が設けられている。リターンスプリング82の後端部は、揺動ステー81の上端部に固定されるピン86に係合されている。
リヤブレーキペダル31の上延出部95は、揺動軸80に係合する筒部材80aに固定されており、この上延出部95の上端部に、イコライザ91の支持軸92(同P4)が配設されている。イコライザ91の下端部には、揺動軸93(同P5)によってブレーキロッド46の伝達ステー94が軸支されており、一方、イコライザ91の上端部には、揺動軸90(同P3)によって揺動ステー81の下端部が軸支される。そして、揺動ステー81の上端部のピン87(同P1)によって、リンク機構とインナワイヤ72の端部金具82aとが連結される。ブラケット100の第1後部分100cには、揺動ステー81の時計方向への揺動量を規制するストッパ100kが形成されている。
この構成により、リヤブレーキペダル31の操作に伴ってイコライザ91が前方に移動すると、ブレーキロッド46が車体前方に牽引されると共に、揺動ステー81が揺動軸85(同P2)を中心に半時計方向に揺動して、インナワイヤ72が車体後方に牽引されることとなる。
このようなイコライザ64の構造によれば、ブレーキロッド46およびインナワイヤ72の作動遊びを適度に詰めて前後ブレーキを略同時に作動させることができるほか、揺動軸の軸間距離の調整により前後ブレーキの作動レシオを任意に設定することが可能となる。
また、縦部分100bの車体後方側には、ピボット27が通るスイングアーム26の筒部分26aとの干渉を避けるための逃げ凹部100dが形成されている。この逃げ凹部100dによれば、スイングアーム26の軸部分とクランクケース35との間の狭い空間にブラケット100を配設できると共に、ブラケット100を取り付ける際の大まかな位置決めができることで組み立て作業が容易となる。
図13は、図9のXIII矢視図である。第1実施形態と同様に、車幅方向に一対のハンガ25(25L,25R)は、円筒状のメインパイプ12の側部から車幅方向外側に広がった後、鉛直方向下方に延びて、エンジン30、スイングアーム26およびセンタスタンド28の支持部を構成する。スイングアーム26のピボット27が通る円筒部材27aは、両側のハンガ25に溶着されており、この円筒部材27aの車幅方向外側にスイングアーム26の筒部分26aが配設されて、ピボット27が両者を貫通するように構成されている。
ハンガ25L,25Rの側面からスイングアーム26の内側壁までの距離は、左右でほぼ同じに設定されている。車幅方向右側では、ハンガ25Rとスイングアーム26との間の空間に、リンク機構やブレーキワイヤ79の支持部が収められて外側への突出を防いでおり、車幅方向左側では、ハンガ25Lとスイングアーム26との間の空間に、エンジン30の駆動力を後輪WRに伝達するドライブチェーン(不図示)、チェーンカバー70、チェーンスライダ71を取り付けるスペースが確保されている。
上記したように、第1実施形態に係るブラケット50および第2実施形態に係るブラケット100によれば、前輪ブレーキBFを油圧式のディスクブレーキとする仕様と機械式のドラムブレーキとする仕様とを同じ車体で作り分ける場合でも、ブラケットを中心とした小組部品を換装するのみで、いずれの仕様においても前後連動ブレーキを適用することが可能となる。そして、いずれの仕様においても、リヤブレーキペダルを含めた周辺部品をブラケットに集約固定できることで、予め小組した状態で車体に組み付け可能に構成し、組み付け作業の簡素化および整備性の向上を図ることが可能となる。なお、第1/第2ブラケットの開口部は、後側や上側に限らず、前側や下側の少なくとも一方向に開口してスイングアーム26のピボット27の周囲に差し込んで取り付けることができればよい。
なお、自動二輪車や車体フレームの形態、前後ブレーキシステムの構造、ブラケットやイコライザの形状や構造、スイングアームの構造やピボットの配置、サイドカバーの形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、ブラケットは、複数の部材を溶着して構成するほか、ダイキャストや削り出しによる一体成型としてもよい。本発明に係る鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、11…車体フレーム、12…メインパイプ、24…リヤパイプ、25…ハンガ、26…スイングアーム、27…ピボット、31…リヤブレーキペダル(ブレーキペダル)、32…サイドカバー(カバー部材)、46…ブレーキロッド(後輪ブレーキ伝達手段)、50,100…ブラケット、50e,100e…取付部、50d,100d…逃げ凹部、50f,100f…スプリング係合部、50g,100g…スイッチ支持部、50h,100h…開口部、50c,100i…マフラの取付部、53,80…揺動軸、54…マスタシリンダ(前輪ブレーキ伝達手段)、59…リターンスプリング、60…ブレーキランプスイッチ、79…ブレーキワイヤ(前輪ブレーキ伝達手段)、BF…前輪ブレーキ、BR…後輪ブレーキ

Claims (10)

  1. 鞍乗型車両(1)の車体に取り付けられたブレーキペダル(31)の操作力を前輪ブレーキ(BF)に伝達する前輪ブレーキ伝達手段(54,79)と、前記ブレーキペダル(31)の操作力を後輪ブレーキ(BR)に伝達する後輪ブレーキ伝達手段(46)とを有する鞍乗型車両において、
    車体に対し着脱可能なブラケット(50,100)を備え、
    前記ブラケット(50,100)に、
    前記ブレーキペダル(31)の揺動軸(53,80)と、
    前記ブレーキペダル(31)にリンク手段(L1,L2)を介して接続される前記前輪ブレーキ伝達手段(54,79)および後輪ブレーキ伝達手段(46)の取付部(50e,100e)と、
    前記ブレーキペダル(31)の動きを初期位置側に付勢するリターンスプリング(59)の一端部を係合するスプリング係合部(50f,100f)と、が設けられており、
    前記ブラケット(50,100)に、前記鞍乗型車両の後方に向けて開口する開口部(50h,100h)を設け、
    車体側面視にて、前記開口部(50h,100h)の空間内に、後輪(WR)を回転自在に軸支するスイングアーム(26)のピボット(27)の端部を位置させていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記前輪ブレーキ伝達手段(54,79)が、油圧式ディスクブレーキのマスタシリンダ(54)または機械式ドラムブレーキのブレーキワイヤ(79)であることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記ブラケット(50,100)に、前記ブレーキペダル(31)の操作に伴って作動するブレーキランプスイッチ(60)のスイッチ支持部(50g,100g)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ブラケット(50,100)の開口部(50h,100h)を構成する縁部に、前記ピボット(27)との干渉を防ぐ逃げ凹部(50d,100d)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ブラケット(50,100)に、マフラ(22)の取付部(50c,100i)が設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ピボット(27)は、前記鞍乗型車両(1)の車体フレーム(11)に形成された車幅方向に一対の板状のハンガ(25)に支持されており、
    前記ブラケット(50,100)が、前記ハンガ(25)の車幅方向外側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記鞍乗型車両(1)のエンジン(30)が、前記ハンガ(25)の車体前方に配置されており、
    前記ハンガ(25)に取り付けられた前記ブラケット(50,100)が、車幅方向外側に張り出す前記ピボット(27)と前記エンジン(30)のクランクケース(35)との間に収まることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ハンガ(25)の車幅方向外側に、外装部品としてのカバー部材(32)が配設されており、
    前記ブラケット(50,100)が、前記カバー部材(32)によって覆われることを特徴とする請求項6または7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ブラケット(50)が、縦部分(50b)の下端部から後方に延出する後部分(50a)を有するL字型であって、前記前輪ブレーキ伝達手段のマスタシリンダ(54)を前記縦部分(50b)の上部に配設することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両。
  10. 前記ブラケット(100)が、縦部分(100b)の上下端部からそれぞれ後方に延出する第1後部分(100c)および第2後部分(100a)を有するU字型であって、前記前輪ブレーキ伝達手段のブレーキワイヤ(79)を前記縦部分(100b)に設けると共に、前記第1後部分(100c)に前記リンク手段(L2)の揺動量を規制するストッパ(100k)を配設することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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