JP5419741B2 - 灯火装置取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、灯火装置取付構造に係り、特に、灯火装置を自動二輪車のリヤフェンダに取り付けるようにした灯火装置取付構造に関する。
従来から、自動二輪車の後輪を上方から後方にかけて覆うリヤフェンダに灯火装置を取り付けるようにした構成が知られている。
特許文献1には、リヤフェンダの車体後方側の表面に、ライセンスライトを兼ねた尾灯装置を取り付けると共に、尾灯装置の上部で凹部を形成するライセンスレンズ部に溜まる水分を、尾灯装置の内部を通じて尾灯装置の下部から排出するようにした灯火装置取付構造が開示されている。
特許第3608369号公報
ところで、特許文献1に開示された水抜き通路のような配置によって尾灯装置の内外を連通する通路を設ければ、尾灯装置のレンズ内面の曇り止めを図ることができるが、特許文献1に開示された構造では、尾灯装置とリヤフェンダとの間から水分が排出されるため、リヤフェンダの表面に水がつたうこととなり外観性が低下してしまう。そこで、尾灯装置の内外を連通する通路をリヤフェンダの内側(裏面側)に通すことが考えられるが、この構成では、外観性は向上するものの、後輪が跳ね上げた水等が通路から浸入しやすくなり、曇り止めの機能を維持することが難しくなってしまう。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、灯体の内外を連通する通路をリヤフェンダの内側に設け、かつ通路が後輪により跳ね上げられた水等の影響を受けないようにした灯火装置取付構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、内外を連通する通気口(79)が設けられた灯火装置(70)を自動二輪車(10)のリヤフェンダ(73)の車体外方側に取り付けるようにした灯火装置取付構造において、前記灯火装置(70)は、前記通気口(79)の車体内方側端部を、前記リヤフェンダ(73)の灯体取り付け壁(73d)に形成された開口部(73e)から車体内方側に臨ませて前記リヤフェンダ(73)に取り付けられており、前記リヤフェンダ(73)の車体内方側に、該リヤフェンダ(73)と一体形成されると共に前記開口部(73e)の周囲を囲む保護壁(84)を備え、前記保護壁(84)は、前記灯体取り付け壁(73d)の車両内側に車体上下方向に渡って設けられる囲み壁(84a,84b,84c)と、前記灯体取り付け壁(73d)の灯体下部の位置から車両内側に延在して前記囲み壁(84a,84b,84c)に連結される底壁(84d)とから構成されている点に第1の特徴がある。
また、前記底壁(84d)に水抜き孔(86)が設けられ、前記水抜き孔(86)は、前記通気口(79)の車体内方側端部から遠く離間した位置に配設されている点に第2の特徴がある。
また、前記通気口(79)は、前記水抜き孔(86)に対して、前記灯火装置(70)のバルブ(77)の位置を超えて反対側に形成されている点に第3の特徴がある。
また、前記囲み壁は、前記開口部(73e)の車体前方で車体内側に延在する前方壁(84b)と、前記開口部(73e)の車体後方で車体内側に延在する後方壁(84c)と、前記開口部(73e)の車体内方側に対向配置される側方壁(84a)とからなり、前記水抜き孔(86)は、前記底壁(84d)の車体前方寄りかつ車体内方寄りに形成されている点に第4の特徴がある。
また、前記保護壁(84)は、その車体上方側が開放されている点に第5の特徴がある。
また、前記通気口(79)の内部には、防水透湿性素材で形成された膜(79a)が張られている点に第6の特徴がある。
また、前記水抜き孔(86)の周囲に、車体下方に延出する円環突出部(85)が形成されており、前記円環突出部(85)が、その車体前方側の端面より車体後方側の端面の方が下方に位置するように形成されている点に第7の特徴がある。
また、前記灯火装置(70)は、車両の後方側に設けられる左右一対のウインカ装置である点に第8の特徴がある。
さらに、前記リヤフェンダ(73)は、その上方から車両のリヤカバー(71)およびシート(67)で覆われている点に第9の特徴がある。
第1の特徴によれば、灯火装置は、通気口の車体内方側端部を、リヤフェンダ灯体取り付け壁に形成された開口部から車体内方側に臨ませてリヤフェンダに取り付けられており、リヤフェンダの車体内方側に、該リヤフェンダと一体形成されると共に開口部の周囲を囲む保護壁を備え、保護壁は、灯体取り付け壁の車両内側に車体上下方向に渡って設けられる囲み壁と、灯体取り付け壁の灯体下部の位置から車両内側に延在して囲み壁に連結される底壁とから構成されているので、リヤフェンダの裏面側に保護壁が設けられることで、後輪によってリヤフェンダの裏面側に跳ね上げられる水や埃等が通気口に触れることがなく、良好な通気機能を確保することができる。さらに、通気口の端部が車体外方から見えないため、外観性に優れた灯火装置を得ることができる。
第2の特徴によれば、底壁に水抜き孔が設けられ、水抜き孔は、通気口の車体内方側端部から遠く離間した位置に配設されているので、底壁上に溜まる水を排出することができ、水が溜まった場合でも通気口の機能を阻害しない。また、水抜き孔から水分等が逆流した際にも、水分等が通気口に触れることを防止できる。
第3の特徴によれば、通気口は、水抜き孔に対して、灯火装置のバルブの位置を超えて反対側に形成されているので、水抜き孔から水分等が逆流した際にも、この水分等が通気口に触れる可能性をより一層低減することができる。
第4の特徴によれば、囲み壁は、開口部の車体前方で車体内側に延在する前方壁と、開口部の車体後方で車体内側に延在する後方壁と、開口部の車体内方側に対向配置される側方壁とからなり、水抜き孔は、底壁の車体前方寄りかつ車体内方寄りに形成されているので、水抜き孔が底壁の車体前方寄りに設けられていることで、後輪が跳ね上げた水等が水抜き孔から浸入する可能性を低減することができる。また、水抜き孔が底壁の車体内方寄りに設けられていることで、水抜き孔と通気口との距離を長くすることができ、これにより、万一、水抜き孔から水分等が逆流した際にも、水分等が通気口に触れることを防止することができる。
第5の特徴によれば、保護壁は、その車体上方側が開放されているので、通気口やバルブソケットに接続されるハーネス等を保護壁で保護しながら、バルブソケットの着脱等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
第6の特徴によれば、通気口の内部には、防水透湿性素材で形成された膜が張られているので、万一、通気口に水等が触れた場合でも灯火装置の内部への浸入を防ぐと共に、灯火装置の内部の湿気を速やかに外部に排出することができる。
第7の特徴によれば、水抜き孔の周囲に、車体下方に延出する円環突出部が形成されており、円環突出部が、その車体前方側の端面より車体後方側の端面の方が下方に位置するように形成されているので、後輪が跳ね上げた水等が水抜き孔の内周に付着する可能性がなく、水等が水抜き孔から空間内への浸入防止効果をより一層高めることができる。
第8の特徴によれば、灯火装置は、車両の後方側に設けられる左右一対のウインカ装置であるので、ウインカ装置の換気機能を確保しながら、外観性の高いウインカ装置が得られる。
第9の特徴によれば、リヤフェンダは、その上方から車両のリヤカバーおよびシートで覆われているので、保護壁の上方がリヤカバーおよびシートで防護され、保護壁の内部に車体上方から水分等が浸入することを防止できる
本発明の一実施形態に係る灯火装置取付構造を適用した自動二輪車の側面図である。 図1の車体後方側の拡大図である。 リヤフェンダの上面図である。 ウインカ装置のリヤフェンダへの取付状態を示す斜視図(図3のA方向視図)である。 車幅方向右側に取り付けられるウインカ装置の正面図である。 ウインカ装置の上面図である。 ウインカ装置の側面図である。 ウインカ装置の背面図である。 ウインカ装置をリヤフェンダ73に取り付けた状態の上面図である。 ウインカ装置を取り付けた状態でリヤフェンダの内側から見た状態を示す斜視図(図3のB方向視図)である。 図10の一部断面図である。 保護壁の構造を示した模式図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。なお、説明中の左、右、前、後は、車両に乗車した運転者を基準にした向きを示している。また、図中の矢印(FRONT)は、車両前方を表している。
図1は、本発明の一実施形態に係る灯火装置取付構造を適用した自動二輪車10の側面図である。また、図2は、図1の車体後方側の拡大図である。自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11を備え、この車体フレーム11は、前端部を構成するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びる1本のメインフレーム13と、このメインフレーム13の中間部の左右から後方へ延びた後に斜め上方に指向する左右一対のリヤフレーム14と、メインフレーム13の後端部の左右に取り付けられた左右一対のピボットプレート17とからなる。リヤフレーム14は、ピボットプレート17にも取り付けられると共に、後端部にほぼ水平に形成された後端延出部19を備える。
ヘッドパイプ12には、操舵自在にフロントフォーク21が取り付けられている。フロントフォーク21の下端には前輪22が取り付けられ、上端にはバーハンドル23が取り付けられている。メインフレーム13には、その後部にエンジン25の上部が取り付けられ、前部にエアクリーナ26が取り付けられている。リヤフレーム14には、その前部および中間部に収納ボックス27の下部が支持されており、また、後端延出部19によって収納ボックス27の後端部および燃料タンク28が支持されている。
ピボットプレート17には、その前部にエンジン25の後端部が取り付けられ、中央部にピボット軸31を介して上下方向に揺動自在にスイングアーム32が取り付けられている。スイングアーム32は、リヤクッションユニット74によってリヤフレーム14に吊り下げられており、その後端部には後輪33が回転自在に取り付けられている。
エンジン25は、クランクケース41と、このクランクケース41の前端部に前方に延びるように取り付けられたシリンダ部42とからなり、クランクケース41内に変速機が設けられている。シリンダ部42は、クランクケース41に取り付けられたシリンダブロック44と、このシリンダブロック44に取り付けられたシリンダヘッド45と、このシリンダヘッド45の開口部を覆うヘッドカバー46とからなる。シリンダヘッド45には、その上部に吸気装置47、下部に排気装置48がそれぞれ接続されている。
吸気装置47は、シリンダヘッド45の上部に接続された吸気管51と、この吸気管51に接続されたスロットルボディ52と、このスロットルボディ52にコネクティングチューブ53を介して接続されたエアクリーナ26とからなる。
吸気管51には、燃料タンク28から燃料が供給される燃料供給装置54が接続されている。燃料供給装置54のインジェクタ102には、燃料タンク28から燃料を供給する燃料供給経路103が接続されている。また、排気装置48は、シリンダヘッド45の下部に接続された排気管57と、この排気管57の後端に接続されたマフラ58とから構成されている。
リヤフレーム14の前部には、車幅方向に延びる断面コの字形状のクロスメンバ81が渡されており、このクロスメンバ81に、収納ボックス27の底部が支持されている。リヤフレーム14の後端延出部19には、収納ボックス27および燃料タンク28が取り付けられている。燃料供給装置54は、燃料タンク28と、この燃料タンク28の上部に取り付けられた燃料ポンプ91と、この燃料ポンプ91に付設された燃料1次フィルタ93と、この燃料1次フィルタ93に燃料配管を介して接続された燃料2次フィルタ96と、この燃料2次フィルタ96に燃料配管を介して接続されたプレッシャレギュレータ98と、このプレッシャレギュレータ98に燃料配管101を介して接続されたインジェクタ102(図1参照)とを有する。
プレッシャレギュレータ98は、クロスメンバ81の前部に取り付けられたレギュレータブラケット105に着脱自在に保持されると共に、収納ボックス27の前方で、リヤフレーム14の前部およびクロスメンバ81より上方に配置されている。
バーハンドル23の周囲はハンドルカバー62で覆われており、その車体前方側にはヘッドライト61が取り付けられている。ヘッドパイプの11の前方にはフロントカバー63が配設されており、その下方にはレッグシールド64が配設されている。また、前輪22の上方には、前輪22の泥よけとしてのフロントフェンダ66が配設されている。
収納ボックス27の周囲はリヤカバー71で覆われており、収納ボックス27の上部には、揺動軸27aを中心に開閉自在に構成されるシート67が配設されている。この図では、収納ボックス27に乗員用ヘルメット68を収納した状態を示している。リヤカバー71の後端部には、尾灯装置72が取り付けられており、リヤカバー71の下部には、後輪33の泥よけとしてのリヤフェンダ73が取り付けられている。そして、リヤフェンダ73の車幅方向両側面には、灯火装置としてのウインカ装置(方向指示灯)70が左右一対に配設されている。本発明に係る灯火装置取付構造は、このウインカ装置70をリヤフェンダ73に取り付けるための構造に適用されている。
図3は、リヤフェンダ73の上面図である。樹脂等で一体成形されるリヤフェンダ73には、後輪33の形状に合わせて車体上方に凸の曲面を有する後輪逃げ部73a、左右一対のリヤクッションユニット逃げ部73b、車体後端から下方に延びるフェンダ部73cとが形成されている。リヤフェンダ73の各部には、リヤフレーム14やリヤカバー71と結合するためのボス等が複数設けられている。左右一対のウインカ装置70は、フェンダ部73cの上端左右に位置する灯体取り付け壁に取り付けられている。
図4は、ウインカ装置70のリヤフェンダ73への取付状態を示す斜視図(図3のA方向視図)である。また、図5は、車幅方向右側に取り付けられるウインカ装置70の正面図、図6は同上面図、図7は同車体後方側から見た側面図、図8は同背面図である。
ウインカ装置70は、バルブ77と、バルブソケット80と、バルブソケット80を保持するベース75と、ベース75の一面側を覆うレンズ78とから構成されている。ベース75には、光を反射するメッキ処理等が施されたリフレクタ76が設けられている。なお、本実施形態では、白熱電球によるバルブ77と橙色透明のレンズ78を用いることによって、ウインカ装置70が橙色に発光するように形成されているが、例えば、レンズを無色透明とすると共にバルブを橙色することで橙色に発光するようにしてもよい。さらに、バルブには、発光ダイオード(LED)を適用してもよい。
本実施形態に係るウインカ装置70は、発光熱が冷える際に結露が発生しないように、ベース75に通気口79が設けられている。この通気口79は、ベース75を貫通する連通路であり、レンズ78で囲まれた空間の換気を可能とするものである。
図5〜図8を参照して、車体側面視でティアドロップ型(涙滴型)とされるウインカ装置70は、リヤフェンダ73に取り付けた状態において、ベース75の外周部がすべてレンズ78で覆われるように構成されている。すなわち、レンズ78の周縁端面を、ベース75の裏面側の平面部と同等の位置まで延出させることにより、自動二輪車10を外観した際に、リヤフェンダ73の表面にレンズ78が直接取り付けられているように見せて高いデザイン性が得られるように構成されている。
ベース75の裏面側(車体への取付側)には、通気口79の周縁から延出する円環突出部83、ウインカ装置70をリヤフェンダ73に取り付けるネジ(不図示)が螺合される固定用ネジ孔88および位置決めフック82が形成されている。位置決めフック82は、その先端部が車体後方側に屈曲した形状とされている。また、ベース75の裏面側には、ベース75に支持されたバルブソケット80の一端部が突出している。
なお、通気口79の途中には、膜79aが張られている。この膜79aは、一方側から他方側への水分の浸入を防ぐと共に、他方側から一方側への空気中の湿気の通過を許容する機能を有する防水透湿性素材で形成されている。これにより、ウインカ装置70の湿気は通気口79から外方へ排出できる一方、万一、通気口79に水滴等がかかった場合でも、これがウインカ装置70の内部に浸入することを防止することができる。
図9は、ウインカ装置70をリヤフェンダ73に取り付けた状態の上面図である。本実施形態に係る灯火装置取付構造は、ベース75の裏面側から突出する部分、すなわち、バルブソケット80の一端部、通気口79の円環突出部83、位置決めフック82を、それぞれリヤフェンダ73の裏面側(車体内方側)に貫通させるように構成されている。このうち、バルブソケット80の一端部および通気口79の円環突出部83は、車体上方側が開放された略直方体の空間87に対して、車幅方向外側から臨むように構成されている。また、空間87を構成する底壁には、水抜き孔86が形成されている。
図10は、ウインカ装置70を取り付けた状態でリヤフェンダ73の内側から見た状態を示す斜視図(図3のB方向視図)である。また、図11は、図10の一部断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。なお、この図では、車体右側におけるウインカ装置70の取付状態を示しているが、車体左側も同様の構造とされている。ウインカ装置70は、灯体取り付け壁73dに形成された位置決め孔73fに位置決めフック82(図8参照)を係合して、灯体取り付け壁73dを貫通する取付ネジ(不図示)を固定用ネジ孔88に螺合することによって、リヤフェンダ73に固定されている。
リヤフェンダ73の車幅方向外側端部で、車体前後方向に指向する灯体取り付け壁73dには、開口部73eが形成されている。開口部73eは、少なくとも、バルブソケット80およびバルブソケット80の上方に位置する通気口79の円環突出部83が同時に貫通する大きさを有している。
前記したように、開口部73eの車体内方側には、車体上方側が開放された略直方体の空間87が形成されている。この空間87は、灯体取り付け壁73dを車幅方向外側の壁面として、この壁面を保護壁84で覆うことによって形成されている。これにより、リヤフェンダ73にウインカ装置70を取り付けると、バルブソケット80の一端部および通気口79の円環突出部83が、開口部73eから空間87に臨むこととなる。
リヤフェンダ73と一体成形される保護壁84は、車体内方側の側方壁84a、車体前方側の前方壁84bおよび車体後方側の後方壁84cからなる囲み壁と、車体下方側の底壁84dとからなる。底壁84dには、水抜き孔86が形成されており、水抜き孔86の周縁には車体下方側に延びる円環周縁部85が形成されている。また、後方壁84cの上部はフェンダ部73cと連続して形成されている。
バルブソケット80の一端部には、電力を供給するハーネス(不図示)が接続される。このハーネスは、保護壁84の上側開口部から引き出されて車体前方側に取り回される。また、保護壁84の上方が開放されているため、バルブ77の着脱等のメンテナンス作業も容易である。なお、リヤフェンダ73の上方は、自動二輪車10のリヤカバー71やシート67で覆われているため、走行中等に保護壁84の上側開口部から水等が浸入する可能性は少ない。また、例えば、雨天でシート67を開いたりしたために空間87に水が浸入しても、水抜き孔86を通して速やかに車外に排出されることなる。
また、自動二輪車10の走行中には、後輪33に付着した水や埃等が、図示矢印Cで示す方向から巻き上げられることがあるが、この水等は保護壁84に遮られることとなり、バルブソケット80および通気口79に影響が及ぶことがない。また、後方壁84cの上部がフェンダ部73cと一体に連結されているため、巻き上げによる水等が空間87の上方から浸入する可能性もない。
また、本実施形態では、水抜き孔86の円環周縁部85が、その車体前方側の端面より車体後方側の端面の方が下方に位置するように形成されている。換言すれば、円環周縁部85の端面が、車体後方側に向けて傾斜した形状とされている。この構成によれば、後輪33が跳ね上げた水等が水抜き孔の内周部に付着しにくく、水等が水抜き孔86から空間87の内部へ浸入する可能性をより低減することができる。
図12は、保護壁84の構造を示した模式図である。この模式図は、車幅方向右側の灯火装置取付構造を車体前方側から見た状態を示している。前記したように、保護壁84は、灯体取り付け壁73dの車両内側に車体上下方向に渡って設けられる囲み壁(84a,84b,84c)と、灯体取り付け壁73dの灯体下部の位置から車両内側に延在して囲み壁(84a,84b,84c)に連結される底壁84dとから構成されている。本実施形態に係る灯火装置取付構造では、ウインカ装置70のベース75の裏面側に突出する部分(通気口79の円環突出部83およびバルブソケット80の端部)を、リヤフェンダ73の灯体取り付け壁73dに形成した開口部73eから車体内方側に臨ませることにより、リヤフェンダ73の表面からのウインカ装置70の突出量を低減している。さらに、リヤフェンダ73の裏面側に保護壁84を形成することにより、後輪33からの水跳ね等から円環突出部83およびバルブソケット80を保護することを可能にしている。
換言すれば、ウインカ装置70は、通気口79の車体内方側端部を、リヤフェンダ70に形成された開口部73eから車体内方側に臨ませてリヤフェンダ73に取り付けられており、リヤフェンダ73の車体内方側に、該リヤフェンダ73と一体形成されると共に開口部73eの周囲を囲む保護壁84を備えるので、リヤフェンダ73の裏面側に保護壁84が設けられることで、後輪33によってリヤフェンダ73の裏面側に跳ね上げられる水や埃等が通気口に触れることがなく、良好な通気機能を確保することができる。また、保護壁84は、開口部73eの車体下方側に位置する底壁84dを有し、底壁84dに水抜き孔86が設けられ、水抜き孔86は、通気口79の車体内方側端部から遠く離間した位置に配設されているので、底壁84d上に溜まる水を排出することができ、水が溜まった場合でも通気口79の機能を阻害しない。さらに、水抜き孔86から水分等が逆流した際にも、水分等が通気口に触れることを防止できる。また、通気口79は、水抜き孔86に対して、ウインカ装置70のバルブ77の位置を超えて反対側(対角上)に形成されているので、水抜き孔86から水分等が逆流した際にも、この水分等が通気口79に触れる可能性をより一層低減することができる。
具体的には、水抜き孔86は、底壁84dの車体前方側かつ車体内方側に形成されている。これは、まず、車体前方側に配置することで後輪33からの跳ね水等の影響を低減させ、さらに、車体内方側に配置することで通気口79との距離を長く確保するためである。
本実施形態では、中心線C1を有する通気口79と、中心線C2を有する水抜き孔86とが、車体正面視でバルブソケット80を挟んで対角上に配置されている。具体的には、水抜き孔86の上端部が、円環突出部83の端部から距離Dだけ車体内側で、距離Eだけ車体下方側に位置するように構成されている。この構成によれば、万一、水抜き孔86から多少の水分が逆流したとしても、これが通気口79に影響を与えることがなく、良好な通気(換気)機能および排水機能を保つことができる。
リヤフェンダの形状や材質、リヤフェンダの開口部の形状、ウインカ装置の形状や構造、保護壁の形状、水抜き孔の形状や配置、通気口の形状や配置、通気口に適用する膜の材質等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、リヤフェンダに形成する開口部を小さくして、この開口部にウインカ装置の通気口のみを通すように構成してもよい。また、内側壁をリヤフェンダと別体部品で構成することもできる。さらに、灯火装置は、ウインカ装置に限られず、尾灯装置等であってもよい。本発明に係る灯火装置取付構造は、自動二輪車だけでなく、鞍乗型の三輪/四輪車等の種々の車両に適用することができる。
10…自動二輪車、33…後輪、67…シート、70…ウインカ装置(灯火装置)、71…リヤカバー、73…リヤフェンダ、73d…灯体取り付け壁、73e…開口部、73f…位置決め孔、75…ベース、78…レンズ、79…通気口、79a…膜、80…バルブソケット、82…位置決めフック、83…円環突出部、84…保護壁、84a…内方壁、84b…前方壁、84c…後方壁、84d…底壁、86…水抜き孔、87…空間

Claims (9)

  1. 内外を連通する通気口(79)が設けられた灯火装置(70)を自動二輪車(10)のリヤフェンダ(73)の車体外方側に取り付けるようにした灯火装置取付構造において、
    前記灯火装置(70)は、前記通気口(79)の車体内方側端部を、前記リヤフェンダ(73)の灯体取り付け壁(73d)に形成された開口部(73e)から車体内方側に臨ませて前記リヤフェンダ(73)に取り付けられており、
    前記リヤフェンダ(73)の車体内方側に、該リヤフェンダ(73)と一体形成されると共に前記開口部(73e)の周囲を囲む保護壁(84)を備え、
    前記保護壁(84)は、前記灯体取り付け壁(73d)の車両内側に車体上下方向に渡って設けられる囲み壁(84a,84b,84c)と、前記灯体取り付け壁(73d)の灯体下部の位置から車両内側に延在して前記囲み壁(84a,84b,84c)に連結される底壁(84d)とから構成されていることを特徴とする灯火装置取付構造。
  2. 前記底壁(84d)に水抜き孔(86)が設けられ、
    前記水抜き孔(86)は、前記通気口(79)の車体内方側端部から遠く離間した位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の灯火装置取付構造。
  3. 前記通気口(79)は、前記水抜き孔(86)に対して、前記灯火装置(70)のバルブ(77)の位置を超えて反対側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の灯火装置取付構造。
  4. 前記囲み壁は、前記開口部(73e)の車体前方で車体内側に延在する前方壁(84b)と、前記開口部(73e)の車体後方で車体内側に延在する後方壁(84c)と、前記開口部(73e)の車体内方側に対向配置される側方壁(84a)とからなり、
    前記水抜き孔(86)は、前記底壁(84d)の車体前方寄りかつ車体内方寄りに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の灯火装置取付構造。
  5. 前記保護壁(84)は、その車体上方側が開放されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の灯火装置取付構造。
  6. 前記通気口(79)の内部には、防水透湿性素材で形成された膜(79a)が張られていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の灯火装置取付構造。
  7. 前記水抜き孔(86)の周囲に、車体下方に延出する円環突出部(85)が形成されており、
    前記円環突出部(85)が、その車体前方側の端面より車体後方側の端面の方が下方に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の灯火装置取付構造。
  8. 前記灯火装置(70)は、車両の後方側に設けられる左右一対のウインカ装置であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の灯火装置取付構造。
  9. 前記リヤフェンダ(73)は、その上方から車両のリヤカバー(71)およびシート(67)で覆われていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の灯火装置取付構造。
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