JP5417531B2 - 光ファイバ素線の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ素線の製造方法及び製造装置に関する。
本願は、2010年6月11日に、日本に出願された特願2010−134387号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一般に、光ファイバ素線は、以下のようにして製造されている。
図7は、従来の光ファイバ素線の製造方法で用いられる光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。
光ファイバ素線の製造においては、まず、石英系ガラスを主成分とする光ファイバ母材101を紡糸炉102内に収容し、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)などの不活性ガス雰囲気中で、光ファイバ母材101の先端部分を約2000℃に高温加熱し、溶融紡糸して、光ファイバ裸線103を形成する。
次いで、光ファイバ裸線103を冷却筒104内に送り込む。冷却筒104内には、ヘリウムや窒素ガスなどの冷却用ガスが供給されており、冷却筒104において光ファイバ裸線103を次工程の一次被覆層の形成に好適な温度に急冷する。
次いで、冷却筒104で冷却された光ファイバ裸線103は、一次被覆層形成用の被覆材塗布装置105およびUVランプ106により、紫外線硬化型樹脂などからなる一次被覆層で被覆される。
さらに、一次被覆層が設けられた光ファイバ裸線103は、二次被覆層形成用の被覆材塗布装置107およびUVランプ108により、紫外線硬化型樹脂などからなる二次被覆層で被覆され、光ファイバ素線109が形成される。
さらに、紡糸中の光ファイバ素線109は、捻り装置110によって捻りが加えられた後、ターンプーリ111によって別方向に向きが変えられ、引取機112、ダンサーロール113を経て、巻取ドラム114に巻き取られる。
近年、光ファイバ素線の製造において、光ファイバ素線の偏波モード分散(Polarization Mode Dispersion、以下「PMD」と略す。)を低減する目的から、上述のような光ファイバ素線の製造装置では、捻り装置110を設け、光ファイバ素線109に捻りを加えることにより、光ファイバ母材101の加熱溶融部(光ファイバ母材101の下端部)に捻りを付与しながら、光ファイバ裸線103を溶融紡糸している。
捻り装置110によって、紡糸中の光ファイバ素線109に加えられた捻りは、光ファイバ母材101の加熱溶融部に伝わる。そのため、光ファイバ母材101の加熱溶融部に捻りが加えられながら、光ファイバ裸線103が溶融紡糸される。したがって、紡糸後の光ファイバ裸線103には捻りが固定される。
従来、捻り装置で光ファイバ素線を捻る場合、例えば一対の捻りロ−ラにより光ファイバ素線を双方向から押圧して捻りトルクを与える。このような捻り装置において、捻りローラ間の距離を制御しながら、捻りを実施することで、光ファイバ素線の被覆層に与えるダメージを小さくして、ダメージが大きい場合に生じる被覆層の変形、一次被覆層とガラス界面の剥離、一次被覆層の割れを防止することが行われている(例えば、下記特許文献1参照)。
また、引取りキャプスタンで光ファイバを引取る場合、一般的に、キャプスタンホイールとキャプスタンベルトで光ファイバ素線を把持するような引取りキャプスタンが使用される(例えば、下記特許文献2参照)。これにより、キャプスタンと光ファイバ素線とのすべりを防止する。しかしながら、把持条件によっては、被覆層にダメージを与え、被覆層の変形、一次被覆層とガラス界面の剥離、一次被覆層の割れが生じる。そのため、把持圧力、抗張力、表面粗さ、段差を最適範囲に調整することで、光ファイバ素線被覆層へのダメージを小さくすることが行われている。
また、近年の光ファイバ素線の線引き速度の増加を受けて、UV樹脂材料自体の特性改良(硬化速度の向上など)や、光ファイバの線引き技術改良が行われている。
しかしながら、従来の装置の改造による高速化対応の場合、線引き装置の高さ制限により、冷却ゾーンやコーティングゾーン、UV硬化ゾーン、捻り装置ゾーン、引取りキャプスタンゾーンなどを限られたスペースに効率的に配置する必要がある。このため、UV硬化ゾーンの直下に捻り装置ゾーンを設置しなければならない場合や、UV硬化ゾーンと引取りキャプスタンまでの距離を十分に確保できない場合が生じる。
この結果、捻り装置の設置位置や引取りキャプスタンの位置における光ファイバ素線のコーティング層の温度が高くなる。それにより、被覆層のヤング率が低下し、従来以上にコーティング層の変形が生じやすくなる。
その結果として、従来の捻り装置の押し圧力や引取りキャプスタンベルトの押圧の範囲でも、光ファイパ素線被覆の変形が大きくなり、場合によっては、一次被覆層とガラスの界面が剥がれる剥離や、一次被覆層が割れる問題が生じる。
また、コーティング層の温度を下げるために冷却装置を導入するためには、新たなスペースの確保が必要になる。この結果、線引き装置の高さ制限により、各種装置(冷却装置、コーティング装置、UV硬化装置など)の必要長のバランスが崩れ、線引き速度を速くすることができなくなる。
日本国特許第4194976号公報 日本国特開平9−227171号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線を効率よく製造することが可能な光ファイバ素線の製造方法を提供することを第一の目的とする。
また、本発明は、装置を複雑化させたり、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線を効率よく製造することが可能な光ファイバ素線の製造装置を提供することを第二の目的とする。
本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法は、光ファイバ母材を溶融紡糸して光ファイバ裸線を形成し(工程A);前記光ファイバ裸線の外周に樹脂からなる被覆層を設けて光ファイバ素線中間体を形成し(工程B);前記光ファイバ素線中間体を形成する前記被覆層を一次硬化させ(工程C);前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧し(工程D);前記光ファイバ素線中間体の押圧された被覆層を二次硬化させる(工程E)。
上記本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する際(工程D)には、前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、前記光ファイバ素線中間体に捻りを加えてもよい。
上記本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する際(工程D)には、キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取ってもよい。
上記本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する際(工程D)には、前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、前記光ファイバ素線中間体に捻りを加え;キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取ってもよい。
上記本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、前記光ファイバ素線中間体を形成する際(工程B)の被覆層が、前記光ファイバ裸線に接して配される第一層と、この第一層に重ねて配される第二層とを備え、前記第二層を形成する樹脂のヤング率が、前記第一層を形成する樹脂のヤング率よりも高い構成を採用してもよい。
上記本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、前記被覆層が前記第一層と前記第二層とを有する2層構造を形成する場合、前記第一層を形成した後および前記第二層を形成した後の各々において、前記被覆層が一次硬化されてもよい(工程C)。
本発明の第2の態様に係る光ファイバ素線の製造装置は、光ファイバ母材を溶融紡糸して光ファイバ裸線を形成する紡糸部と;前記光ファイバ裸線の外周に樹脂からなる被覆層を設けて光ファイバ素線中間体を形成する塗布部と;前記光ファイバ素線中間体を形成する前記被覆層を一次硬化させる第一硬化部と;前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する押圧部と;前記光ファイバ素線中間体の押圧された被覆層を二次硬化させる第二硬化部と;を備える。
上記本発明の第2の態様に係る光ファイバ素線の製造装置では、前記押圧部が、前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、前記光ファイバ素線中間体に捻りを加える捻り部を備えていてもよい。
上記本発明の第2の態様に係る光ファイバ素線の製造装置では、前記押圧部が、キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取る引取り部を備えていてもよい。
上記本発明の第2の態様に係る光ファイバ素線の製造装置では、前記押圧部が、前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、前記光ファイバ素線中間体に捻りを加える捻り部と;キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取る引取り部と;を備えていてもよい。
上記本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、光ファイバ裸線の外周に設けた樹脂からなる被覆層を一次硬化させて光ファイバ素線中間体を形成した後に、この一次硬化させた被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する。さらに、押圧された光ファイバ素線中間体の被覆層を二次硬化して光ファイバ素線を形成している。
これにより、一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、一次硬化後の被覆層とガラス表面の剥離や一次被覆層の割れが、二次硬化時に修復され、良好な光ファイバ素線が得られる。その結果、本発明の第1の態様に係る光ファイバ素線の製造方法では、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線を効率よく製造できる。
上記本発明の第2の態様に係る光ファイバ素線の製造装置では、被覆材を一次硬化させて被覆層を備えた光ファイバ素線中間体を形成する一次硬化部と、この被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する押圧部と、前記光ファイバ素線中間体の押圧後の被覆層を二次硬化して光ファイバ素線を形成する二次硬化部と、を備えている。
これにより、一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、被覆層とガラス表面の剥離や被覆層の割れが、二次硬化時に修復され、良好な光ファイバ素線が得られる。その結果、本発明の第2の態様に係る光ファイバ素線の製造装置では、装置を複雑化させたり、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線を効率よく製造できる。
本発明の一実施形態に係る光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。 同実施形態に係る光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。 同実施形態に係る光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。 実験例で用いた光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。 実験例で用いた光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。 実験例で用いた光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。 従来の光ファイバ素線の製造装置の概略構成を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係る光ファイバ素線の製造方法及び製造装置を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ファイバ素線の製造装置1A(1)の概略構成を示す模式図である。
本実施形態に係る光ファイバ素線5の製造装置1は、光ファイバ母材2を溶融紡糸して光ファイバ裸線3を形成する紡糸部10と、光ファイバ裸線3の外周に被覆材を塗布して光ファイバ素線中間体4α(4)とする塗布部30と、光ファイバ素線中間体4α(4)の被覆材を一次硬化して被覆層を備えた光ファイバ素線中間体4β(4)を形成する一次硬化部40と、この被覆層を介して光ファイバ素線中間体4β(4)の外周を押圧して、光ファイバ素線中間体4γを形成する押圧部と、光ファイバ素線中間体4γ(4)の前記被覆層を二次硬化して光ファイバ素線5を形成する二次硬化部70と、を少なくとも備える。
これにより、一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、被覆層とガラス表面の剥離や被覆層の割れが、二次硬化時に修復され、良好な光ファイバ素線が得られる。その結果、本実施形態の光ファイバ素線4の製造装置1では、装置を複雑化させたり、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線を効率よく製造できる。
紡糸部10は、加熱炉11を備え、光ファイバ母材2を溶融紡糸して光ファイバ裸線3を形成する。
紡糸部10は、線引き炉内に吊り下げられた光ファイバ母材2と呼ばれる石英ガラスロッドを下降させながら、その先端を加熱炉11によって加熱溶融し、これから線引きすることにより光ファイバを製造する。
紡糸炉外へ引き出された光ファイバ裸線3は、冷却部20により冷却される。
塗布部30は、光ファイバ裸線3の外周に被覆材を塗布して光ファイバ素線中間体4α(4)を形成する。
冷却された光ファイバには、光ファイバ裸線3の保護を目的として、塗布部30にて樹脂コーティングされる。一般に樹脂コーティングは、2層コーティングであり、内側にヤング率の低い一次被覆層用の材料を塗布し、外側にヤング率の商い二次被覆層用の材料が塗布される。使用される材料は、紫外線硬化樹脂が多く、UVランプにより硬化される。
なお、コーティング方法は、一次被覆層と二次被覆層を別々に塗布し、それぞれ硬化させる方法、一次被覆層と二次被覆層を同時に塗布して、一括して硬化させる方法などがある。図1に示す例では、一次被覆層と二次被覆層を同時に塗布する場合を挙げているが、本発明はこの構成のみに限定されない。
一次硬化部40は、UVランプ41を備え、光ファイバ素線中間体4α(4)の被覆材を一次硬化して光ファイバ素線中間体4β(4)を形成する。
一次硬化部40として、たとえば、光ファイバ素線中間体4α(4)を挟むように4対のUVランプが、長手方向に沿って配されている。
押圧部は、被覆層を介して光ファイバ素線中間体4β(4)の外周を押圧して、光ファイバ素線中間体4γ(4)を形成する。
ここで、押圧部は、前記一次硬化された被覆層を介して光ファイバ素線中間体4β(4)の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、光ファイバ素線中間体4β(4)に捻りを加える捻り部50、及び/又は、キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体4γ(4)を把持して引取る引取り部60を備える。
捻り部50は、一般的には光ファイバの特性である偏波モード分散(PMD)を低減させることを目的として使用されるが、PMD低減のために捻りを加える以外の方法での対策(たとえば、光ファイバ母材2の非円を小さくするなど)を実施している場合には、特に必要としない場合もある。
また、引取り部60が、キャプスタンホイール61だけの場合、光ファイバ素線中間体4β(4)が押圧されることがないので押圧部に含まない。
捻り部50としては、紡糸中の光ファイバ素線中間体4β(4)の外周の一部に当接する少なくとも一対の捻りローラ51,51を備え、この一対の捻りローラ51,51が並進運動する機構を有する装置、あるいは、一対の捻りローラ51,51が揺動運動する機構を有する装置が用いられる。
一対の捻りローラが並進運動する機構を有する捻り部50としては、例えば、回転する一対の捻りローラ51,51の周曲面間で光ファイバ素線中間体4β(4)を押圧しながら、一対の捻りローラ51,51の移動方向を周期的に反転させるなどして、光ファイバ素線中間体4β(4)を一対の捻りローラ51,51の周曲面間において、紡糸方向と略垂直方向の前後に転動させ、光ファイバ素線中間体4β(4)に対して周期的に、その紡糸方向を軸として旋回する捻りを加えることにより、トルクを加える装置が挙げられる。
具体的に、この捻り部50は、紡糸中の光ファイバ素線中間体4β(4)の外周の一部に当接する少なくとも一対の捻りローラ51,51と、これらを支持する支持部(図示略)とから概略構成されている。
捻りローラ51,51は、光ファイバ素線中間体4β(4)を挟むように配され、その長手方向が光ファイバ素線4の紡糸方向と略垂直となるように配されている。また、捻りローラ51は、捻りローラ51と一体をなす中心軸を中心として回転可能である。
さらに、捻りローラ51は、中心軸と共に、光ファイバ素線4の紡糸方向と垂直な方向へ並進運動可能である。
捻りローラ51,51は、中心軸を中心として図中の矢印方向に回転しながら、紡糸中の光ファイバ素線中間体4β(4)の外周の一部に当接し、かつ、光ファイバ素線4の紡糸方向と垂直な方向へ周期的に並進運動することによって、光ファイバ素線中間体4β(4)にトルクを加える。この光ファイバ素線中間体4β(4)に加えられたトルクと、捻りローラ51,51の表面と光ファイバ素線中間体4β(4)の被覆層(外周)との摩擦とによって、紡糸中の光ファイバ素線中間体4β(4)に捻りが加えられる。その結果、捻りが加えられた光ファイバ素線中間体4γ(4)が得られる。
上述したような捻り部50以外にも、一対の捻りローラ51,51が揺動運動する機構を有する捻り部50の一例として、例えば、回転する一対の捻りローラ51,51の周曲面間で光ファイバ素線中間体4β(4)を押圧しながら、一対の捻りローラ51,51をそれぞれ異なる方向に周期的に、紡糸方向に対して斜めに傾けることにより、光ファイバ素線中間体4β(4)に対して周期的に、その長手方向を軸として旋回する捻りを加えることにより、トルクを加える装置が挙げられる。
また、捻りローラが揺動運動する機構を有する捻り部50の他の例としては、例えば、回転する捻りローラ51,51と光ファイバ素線中間体4β(4)が接し、光ファイバ素線中間体4β(4)を紡糸方向と平行な方向に周期的に揺り動かす(揺動運動)ことにより、光ファイバ素線中間体4β(4)に対して周期的に、その長手方向を軸として旋回する捻りを加えることにより、トルクを加える装置が挙げられる。
被覆層が形成され、押圧部である捻り部50により捻りが加えられた光ファイバ素線中間体4γ(4)は、プーリー81によって向きを変えられ、もう一つの押圧部であるキャプスタンホイール61及びキャプスタンベルト62を備えた引取り部60により引き取られる。
引取り部60において、引取りキャプスタン61は高速で回転し、ここで線引き速度が決定される。線引き速度が例えば2000m/minや1500m/minなどに相当する速度で引取りキャプスタン61は回転する。
引取り部60としては、例えば特開平9−227171に示されるような、キャプスタンホイールに対してキャプスタンベルトで光ファイバ素線中間体4γ(4)を押圧するような引取りキャプスタンを採用することができる。
なお、光ファイバ素線中間体4β(4)を押圧せず、進行方向を変えるのみであるプーリー81などは、光ファイバ素線中間体4β(4)を挟み込まないため、光ファイバ素線中間体4β(4)の被覆層に与えるダメージが極めて少なく、被覆層の変形や剥離、割れが生じないため、本実施形態における押圧部には含まれない。
二次硬化部70は、UVランプ、引取り部60によりさらに押圧された光ファイバ素線中間体4γ(4)の被覆層を二次硬化して光ファイバ素線5を形成する。
一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、被覆層とガラス表面の剥離や被覆層の割れが、二次硬化時に修復される。これは、二次硬化時に、さらに硬化反応が進み、分子のネットワークが延びることと、硬化による発熱反応により局所的に被覆材の温度が上昇し、ガラス転移温度以上となることの相乗効果で、一次硬化時に生じた剥離や割れが修復されることによる。
最後に、巻取り部90は、高速で引き取られた光ファイバ素線5を、巻取りドラム91にて巻き取る。この経路の途中には、一般的には引取り速度と巻取り速度の回転速度の差を吸収し、補正する装置(ダンサープーリー80)が配されている。
ライン配置により捻り部50のみに本方法を適用しても、または、捻り部50を使用しない装置に対しては、引取り部60のみに適用しても、または、捻り部50、引取り部60両者を含めて適用してもよい。より望ましくは、捻り部50と引取り部60の両者に適用するのが望ましい。
なお、上述した実施形態では、塗布部30として、一次被覆層と二次被覆層を同時に塗布して、一括して硬化させる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、一次被覆層と二次被覆層を別々に塗布し、それぞれ硬化させてもよい。例えば、図2に示す製造装置1B(1)は、一次被覆層を塗布する一次被覆層用の塗布部31と、二次被覆層を塗布する二次被覆層用の塗布部33を別々に備えている。この場合、一次被覆層用の塗布部31と、二次被覆層用の塗布部33の間に、一次被覆層硬化用のUVランプを備えた一次被覆層用の硬化部32が配されている。
また、上述した実施形態では、光ファイバ素線中間体4α(4)の一次硬化部40が、長手方向に沿って配された4対のUVランプ41を備えた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、UVランプの数は適宜変更可能である。例えば、図2に示す製造装置1B(1)は、長手方向に沿って配された3体のUVランプを備えている。
また、上述した実施形態では、押圧部として、捻り部50と引取り部60の双方を備えた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、捻り部50または引取り部60のどちらか一方を備えていればよい。例えば、図2に示す製造装置1Bでは、押圧部として捻り部50のみを備えている。図3に示す製造装置1C(1)では、押圧部として引取り部のみを備えている。
次に、このような製造装置1A(1)を用いた、光ファイバ素線の製造方法について説明する。
本実施形態の光ファイバ素線の製造方法は、光ファイバ母材2を溶融紡糸して光ファイバ裸線3を形成する工程Aと、光ファイバ裸線3の外周に被覆材を塗布して光ファイバ素線中間体4α(4)とする工程Bと、光ファイバ素線中間体4α(4)の前記被覆材を一次硬化して被覆層を備えた光ファイバ素線中間体4β(4)を形成する工程Cと、前記被覆層を介して光ファイバ素線中間体4β(4)の外周を押圧して、光ファイバ素線中間体4γ(4)を形成する工程Dと、前記光ファイバ素線中間体4γ(4)の前記被覆層を二次硬化して光ファイバ素線5を形成する工程Eと、を少なくとも備える。
これにより、一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、被覆層とガラス表面の剥離や被覆層の割れが、二次硬化時に修復され、良好な光ファイバ素線が得られる。
その結果、本実施形態の光ファイバ素線の製造方法では、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線5を効率よく製造することが可能である。
以下、工程順に説明する。
(1)光ファイバ母材2を溶融紡糸して光ファイバ裸線3を形成する(工程A)。
まず、石英系ガラスを主成分とする光ファイバ母材2を、溶融紡糸部10の加熱炉11内に軸方向に移動可能に吊り下げ、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)などの不活性ガス雰囲気中で、その下端部分を約2000℃に高温加熱し、これから光ファイバを線引きして、光ファイバ裸線3を形成する(溶融紡糸)。
なお、光ファイバ母材2の製造方法は、気相軸付法(VAD法)、外付け法(OVD法)、内付け法(CVD法、MCVD法、PCVD法)、ロッドインチューブ法などがあるが、本発明はこれらの方法のみに限定されない。
次いで、引き出された光ファイバ裸線3は、冷却部20内に送り込まれる。冷却部20内には、ヘリウムや窒素ガスなどの冷却用ガスが供給されており、冷却部20において光ファイバ裸線3を次工程の被覆材の塗布に好適な温度に急冷する。
(2)光ファイバ裸線3の外周に被覆材を塗布して光ファイバ素線中間体4α(4)とする(工程B)。
冷却部20において冷却された光ファイバ裸線3は、被覆層形成用の塗布部30において、その外周を覆うように紫外線硬化型樹脂からなる被覆材が塗布(コーティング)される。
一般に、樹脂コーティングは、2層コーティングであり、内側にヤング率の低いプライマリ材料を塗布し、外側にヤング率の商いセカンダリ材料が塗布される。換言すると、2層コーティングされた被覆層は、光ファイバ裸線3に接して配される第一層と、この第一層に重ねて配される第二層から構成されている。前記第二層をなす樹脂として、前記第一層をなす樹脂に比べてヤング率の高い樹脂が用いられる。
塗布方法は、第一層(一次被覆層)と第二層(二次被覆層)を別々に塗布し、それぞれ硬化させる方法、同時に塗布して、一括して硬化させる方法などがあるが、本発明はこれらの方法のみに限定されない。
これにより、光ファイバ裸線3の外周に第一層(一次被覆層)及び第二層(二次被覆層)からなる被覆層が形成された光ファイバ素線中間体4α(4)が得られる。
(3)光ファイバ素線中間体4α(4)の被覆材を一次硬化して光ファイバ素線中間体4β(4)を形成する(工程C)。
続いて、被覆層が形成された光ファイバ素線4α(4)は、一次硬化部40へと送られ、この一次硬化部40が備えるUVランプ41から照射される紫外線により硬化(一時硬化)して、一次硬化された被覆層を形成する。これにより、一次硬化された被覆層を備えた光ファイバ素線中間体4β(4)が得られる。
一次硬化により形成される被覆層の硬化度は、一般的な被覆材の硬化度を評価する評価方法であるゲル分率が70%〜90%であることが望ましい。硬化度が70%未満の場合、硬化が不十分なため、後工程で押圧部(捻り部50、引取り部60)に未反応の被覆材が付着するおそれや、捻り部50による捻りトルクが光ファイバ裸線3に伝わりにくく捻り回数が少なくなってしまうおそれがある。一方、硬化度が90%より大きい場合、未反応分が少ないため、押圧工程で一次被覆層に生じた変形、剥離、割れを二次硬化で修復する際に十分な修復効果が得られない。
(4)一次硬化された被覆層を介して光ファイバ素線中間体4β(4)の外周を押圧して、光ファイバ素線中間体4γ(4)を形成する(工程D)。
この工程Dは、光ファイバ素線中間体4β(4)に捻りを加える捻り工程、及び/又は、光ファイバ素線中間体4β(4)を把持して引取る引取り工程である。
捻り工程の場合、前記一次硬化された被覆層を介して光ファイバ素線中間体4β(4)の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラ51,51を当接した状態で、この一対の捻りローラ51,51を並進運動または揺動運動させて、光ファイバ素線中間体4β(4)に捻りを加える。
具体的には、例えば、回転する一対の捻りローラ51,51の周曲面間で光ファイバ素線中間体4β(4)を押圧しながら、一対の捻りローラ51,51の移動方向を周期的に反転させるなどして、光ファイバ素線中間体4β(4)を一対の捻りローラ51,51の周曲面間において、紡糸方向と略垂直方向の前後に転動させ、光ファイバ素線中間体4β(4)に対して周期的に、その紡糸方向を軸として旋回する捻りを加えることにより、トルクを加える。この光ファイバ素線中間体4β(4)に加えられたトルクと、捻りローラ51,51の表面と光ファイバ素線中間体4β(4)の被覆層(外周)との摩擦とによって、紡糸中の光ファイバ素線中間体4β(4)に捻りが加えられる。
さらに、引取り工程の場合、キャプスタンホイール61とキャプスタンベルト62を用いて、前記捻り工程を経た光ファイバ素線中間体4γ(4)を把持して引取る。そして、この引取り工程を経て送り出された中間体が、光ファイバ素線中間体4δ(4)である。
(5)引き取られた光ファイバ素線中間体4γ(4)の被覆層を二次硬化して光ファイバ素線5を形成する(工程E)。
続いて、光ファイバ素線中間体4γ(4)は、二次硬化部70へと送られ、この二次硬化部70(UVランプ)から照射される紫外線により被覆層をさらに硬化(二次硬化)することによって、光ファイバ素線5が得られる。
一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、被覆層とガラス表面の剥離や被覆層の割れが、二次硬化において修復される。
これは、二次硬化時に、さらに被覆材の硬化反応が進み、分子のネットワークが延びることと、硬化による発熱反応により局所的に被覆材の温度が上昇し、ガラス転移温度以上となることの相乗効果で、一次硬化時に被覆層に生じた剥離や割れが修復されることによる。
二次硬化された被覆層の硬化度としては、ゲル分率が85%以上であることが好ましい。硬化度が85%未満では、被覆層中に未硬化成分が多く残留することになり、以降の工程、例えば着色工程やテープ化工程にて、その未硬化成分が反応して揮発成分となり、線引時の被覆層と着色層、テープ層間の剥離が生じたり、微小な外径変化であるコブが生じるなどの不良が発生しやすい。ゲル分率を85%以上とすることで、このような問題を回避することができる。
最後に、光ファイバ素線5は、プーリー81によって別方向に向きを変えられ、ダンサープーリー80を経て、巻取り部90において巻取りドラム91に巻き取られる。
以上説明してきたように、本実施形態では、被覆層の硬化を、押圧工程の前後で2段階に分けて行うことで、一次硬化後の被覆層に対して押圧することで生じた被覆層の変形や、被覆層とガラス表面の剥離や被覆層の割れが、二次硬化時に修復され、良好な光ファイバ素線が得られる。
このように本実施形態では、装置を複雑化させたり、線引き速度を遅くすることなく、被覆層の変形や剥離を防止することができ、信頼性の高い光ファイバ素線5を効率よく製造することができる。
以上、本実施形態の光ファイバ素線の製造方法及び製造装置について説明してきたが、本発明は上述の例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上述したような構成の製造装置を用いて、光ファイバ素線を作製した。
(実験例1)
図1に示した製造装置1A(装置A)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
外径φ150mmの光ファイバ母材を使用して、線引き速度2500m/minで線引きを実施した。被覆層のコーティングは、第一層(一次被覆層)、第二層(二次被覆層)を同時にコーティングし、同時に硬化させる方式とした。
UVランプを有する一次硬化部で被覆層を一次硬化させ、その後、捻り工程とキャプスタンベルトを用いた引取り工程を行った。その後、UVランプを有する二次硬化部で被覆層を二次硬化させた。
その後、ダンサーブーリーを通し、光ファイバ素線を巻取りボビンに巻取りながら、線引きを500km実施した。
(実験例2)
図1に示した製造装置1A(装置A)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
被覆層の一次硬化後のゲル分率が70%(別途サンプルを作製して評価)、二次硬化後のゲル分率が80%となるように、一次硬化部及び二次硬化部のUVランプ出力を調整したこと以外は、実験例1と同様にして光ファイバ素線を作製した。
(実験例3)
図2に示した製造装置1B(装置B)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
外径φ150mmの光ファイバ母材を使用して、線引き速度1500m/minで線引きを実施した。被覆層のコーティングは、第一層(一次被覆層)、第二層(二次被覆層)を別々にコーティングし、別々に硬化させる方式とした。
UVランプを有する一次硬化部で被覆層を一次硬化させ、その後、捻り工程を行った。その後、UVランプを有する二次硬化部で被覆層を二次硬化させた。
その後、引取りキャプスタン(ベルト使用せず)を通し、光ファイバ素線を巻取りボビンに巻取りながら、線引きを500km実施した。
(実験例4)
図2に示した製造装置1B(装置B)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
光ファイバ母材の線引き速度を2000m/minとしたこと以外は、実験例3と同様にして光ファイバ素線を作製した。
(実験例5)
図2に示した製造装置1B(装置B)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
被覆層の一次硬化後のゲル分率が60%(別途サンプルを作製して評価)、二次硬化後のゲル分率が85%となるように、一次硬化部及び二次硬化部のUVランプ出力を調整したこと以外は、実験例4と同様にして光ファイバ素線を作製した。
(実験例6)
図3に示した製造装置1C(装置C)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
外径φ150mmの光ファイバ母材を使用して、線引き速度2000m/minで線引きを実施した。被覆層のコーティングは、第一層(一次被覆層)、第二層(二次被覆層)を同時にコーティングし、同時に硬化させる方式とした。
UVランプを有する一次硬化部で被覆層を一次硬化させ、その後、キャプスタンベルトを用いた引取り工程を行った。その後、UVランプを有する二次硬化部で被覆層を二次硬化させた。
その後、ダンサーブーリーを通し、光ファイバ素線を巻取りボビンに巻取りながら、線引きを500km実施した。
(実験例7)
図3に示した製造装置1C(装置C)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
被覆層の一次硬化後のゲル分率が92%(別途サンプルを作製して評価)、二次硬化後のゲル分率が95%となるように、一次硬化部及び二次硬化部のUVランプ出力を調整したこと以外は、実験例6と同様にして光ファイバ素線を作製した。
(実験例8)
図4に示した製造装置D(装置D)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
外径φ150mmの光ファイバ母材を使用して、線引き速度1500m/minで線引きを実施した。被覆層のコーティングは、第一層(一次被覆層)、第二層(二次被覆層)を別々にコーティングし、別々に硬化させる方式とした。
UVランプを有する硬化部で被覆層を硬化させ、その後、捻り工程を行った。
その後、引取りキャプスタン(ベルトなし)を通し、光ファイバ素線を巻取りボビンに巻取りながら、線引きを500km実施した。
(実験例9)
図4に示した製造装置D(装置D)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
製造装置Dにおいて、硬化部のUVランプを1灯追加したこと以外は、実験例8と同様にして光ファイバ素線を作製した。
(実験例10)
図5に示した製造装置E(装置E)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
外径φ150mmの光ファイバ母材を使用して、線引き速度2000m/minで線引きを実施した。被覆層のコーティングは、第一層(一次被覆層)、第二層(二次被覆層)を同時にコーティングし、同時に硬化させる方式とした。
UVランプを有する硬化部で被覆層を硬化させ、その後、捻り工程とキャプスタンベルトを用いた引取り工程を行った。
その後、ダンサーブーリーを通し、光ファイバ素線を巻取りボビンに巻取りながら、線引きを500km実施した。
(実験例11)
図6に示した製造装置F(装置F)を用いて、光ファイバ素線を作製した。
外径φ150mmの光ファイバ母材を使用して、線引き速度2500m/minで線引きを実施した。被覆層のコーティングは、第一層(一次被覆層)、第二層(二次被覆層)を別々にコーティングし、別々に硬化させる方式とした。
UVランプを有する一次硬化部で被覆層を一次硬化させ、その後、キャプスタンベルトを用いた引取り工程を行った。
その後、ダンサーブーリーを通し、光ファイバ素線を巻取りボビンに巻取りながら、線引きを500km実施した。
以上のようにして作製された、実験例1〜実験例11の線引き後の光ファイバ素線に対して、50km毎に切り割り、切り割り素線から、サンプルを取り、ゲル分率、被覆変形の平均値及び−60℃での損失変化について評価を実施した。
被覆層のゲル分率の測定は、被覆層を60℃のメチルエチルケトン(MEK)溶剤に16時間浸漬し、いわゆる未硬化分を溶剤抽出し、取り出した後に、試料被覆重量(W)を測定する。試料の初期重量をWとするとき、ゲル分率は「(W/W)×100(%)」で表される。
被覆変形の平均値は、photon kinetic社のPK2401を用いて測定した。
−60℃での損失変化については、1000mのファイバをフリーコイル状態にして、恒温槽に入れ、常温をリファレンスとして、−60℃での損失変動を比較した。被覆材の変形、剥離、割れなどのダメージがあると、損失がマイクロベンド損失となり損失が増加する。
さらに、マイクロスコープを用いて、被覆層の剥離、割れを観察した。
実験例1〜実験例11の光ファイバ素線についての評価結果を表1に示す。
Figure 0005417531
実験例1〜7は二次硬化を行った例であり、実験例8〜11は二次硬化を行わなかった例である。実験例8〜11においては、硬化後のゲル分率が、それぞれ90%、95%、80%、70%であり、これは、実験例1〜7での一次硬化後のゲル分率に相当する。
実験例1〜7と実験例8〜11とを比較すると、実験例1〜実験例7では、破損変形、低温度での損失増加、剥離、割れ等もなく、良好な光ファイバ素線となっている。また、押圧装置への汚れの付着もみられなかった、これに対し、実験例8〜11では、被覆変形、低温度での損失増加、剥離、割れ等が悪い状態となっている。これは、一次硬化のみでは、被覆材のダメージが生じるが、二次硬化を設置することで、この被覆材のダメージが修復していることを示している。
なお、実験例9では、実験例8に対して硬化部のUVランプを1灯増設した。これは硬化後のゲル分率を上昇させることをねらったためである。結果として、ゲル分率は実験例8の90%から95%に上昇しているものの、被覆層へのダメージが生じている結果となっている。
また、押圧装置として、実験例1,2では捻り装置と引取りキャプスタン、実験例3〜5では捻り装置、実験例6,7では引取りキャプスタン、をそれぞれ用いている。そのいずれの場合であっても、一次硬化後に被覆材にダメージが生じても二次硬化を実施することで、ダメージが修復できることを示している。それぞれ、一次硬化後のゲル分率が70〜90%に対し、二次硬化後のゲル分率は80〜95%となっている。
なお、実験例4と実験例6とは、押圧装置が捻り装置であるか、引取キャプスタン(ベルトあり)であること以外は同じ条件である。この結果から、押圧装置として、捻り装置の場合でも、引取キャプスタンの場合でも両者とも同等の効果があることが確認できる。
実験例5では、一次硬化後のゲル分率が60%であった。この場合、硬化度が低すぎるために、押圧装置に被覆材の未硬化成分や揮発成分が付着してしまった。ただし、被覆材のダメージの修復効果は得られている。
一方、実験例7では、一次硬化後のゲル分率が92%であった。この場合、二次硬化によりさらにゲル分率が95%と上昇しているが、押圧による被覆材へのダメージが修復しきらず、残っていることを示している。
実験例2では、二次硬化後のゲル分率が80%であった。この場合、押圧による被覆材へのダメージの修復効果は得られているが、線引き後の後工程に進み、着色工程にて着色、テープ工程にてテープ化を実施したところトラブルが発生した。
以上の結果から、一次硬化後の被覆層に対して押圧することで、一次被覆層に変形、剥離や割れなどのダメージが生じたとしても、二次硬化を行うことでそのダメージが修復され、良好な光ファイバ素線が得られることが確認された。
特に、一次硬化後の被覆層の硬化度として、ゲル分率が70〜90%のときに十分な修復効果が得られることが確認された。また、二次硬化後の被覆層の硬化度として、ゲル分率が85%以上のときに、後工程でのトラブルを回避することができることが確認された。
本発明は、光ファイバ素線の製造方法及び製造装置に広く適用可能である。
1A、1B、1C(1) 光ファイバ素線の製造装置
2 光ファイバ母材
3 光ファイバ裸線
4α、4β、4γ(4) 光ファイバ素線中間体
5 光ファイバ素線
10 紡糸部
20 冷却部
30 塗布部
40 一次硬化部
50 捻り部
60 引取り部
70 二次硬化部

Claims (10)

  1. 光ファイバ母材を溶融紡糸して光ファイバ裸線を形成し;
    前記光ファイバ裸線の外周に樹脂からなる被覆層を設けて光ファイバ素線中間体を形成し;
    前記光ファイバ素線中間体を形成する前記被覆層を一次硬化させ;
    前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧し;
    前記光ファイバ素線中間体の押圧された被覆層を二次硬化させることを特徴とする光ファイバ素線の製造方法。
  2. 前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する際には、前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、前記光ファイバ素線中間体に捻りを加えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ素線の製造方法。
  3. 前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する際には、キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取ることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ素線の製造方法。
  4. 前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する際には、
    前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、前記光ファイバ素線中間体に捻りを加え;
    キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取ることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ素線の製造方法。
  5. 前記光ファイバ素線中間体を形成する際の被覆層が、前記光ファイバ裸線に接して配される第一層と、この第一層に重ねて配される第二層とを備え、
    前記第二層を形成する樹脂のヤング率が、前記第一層を形成する樹脂のヤング率よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ素線の製造方法。
  6. 前記被覆層が前記第一層と前記第二層とを有する2層構造を形成する場合、前記第一層を形成した後および前記第二層を形成した後の各々において、前記被覆層が一次硬化されることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ素線の製造方法。
  7. 光ファイバ母材を溶融紡糸して光ファイバ裸線を形成する紡糸部と;
    前記光ファイバ裸線の外周に樹脂からなる被覆層を設けて光ファイバ素線中間体を形成する塗布部と;
    前記光ファイバ素線中間体を形成する前記被覆層を一次硬化させる第一硬化部と;
    前記光ファイバ素線中間体の外周を押圧する押圧部と;
    前記光ファイバ素線中間体の押圧された被覆層を二次硬化させる第二硬化部と;
    を備えることを特徴とする光ファイバ素線の製造装置。
  8. 前記押圧部が、前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、光ファイバ素線中間体に捻りを加える捻り部を備えることを特徴とする請求項7に記載の光ファイバ素線の製造装置。
  9. 前記押圧部が、キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取る引取り部を備えることを特徴とする請求項7に記載の光ファイバ素線の製造装置。
  10. 前記押圧部が、
    前記一次硬化された被覆層を介して前記光ファイバ素線中間体の外周の一部に、少なくとも一対の捻りローラを当接した状態で、この一対の捻りローラを並進運動または揺動運動させて、光ファイバ素線中間体に捻りを加える捻り部と;
    キャプスタンホイールとキャプスタンベルトを用いて前記光ファイバ素線中間体を把持して引取る引取り部と;
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の光ファイバ素線の製造装置。
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