JP5417219B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

この発明は、ビデオカメラ、特に監視カメラに最適なズームレンズに関する。
従来より、無人の施設の監視のために、CCTV(Closed Circuit TeleVision)などの監視カメラが広く用いられている。監視カメラでは、昼間は可視光による撮影を行い、夜間は近赤外光による撮影を行うことが多い。したがって、監視カメラには、昼夜を問わず使用可能なレンズ系、すなわち可視域と近赤外域の双方の光に対応可能なレンズ系が求められる。
一般に、可視光域用に設計されたレンズ系では、特に、近赤外光領域において色収差が発生し、夜間の近赤外光での撮影の際にピントずれを起こしてしまう。そこで、監視カメラに搭載されるレンズ系としては、可視光域から近赤外光域までの広い波長域の光に対してピント位置が一定となるように、広帯域の色収差を良好に補正できるものが好ましい。さらに、変倍可能であり、小型、大口径比で良好な光学性能を有するレンズであればより好ましい。
従来においても、監視カメラに搭載できるように、可視域から近赤外域までの光に対応可能なズームレンズが提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。特許文献1に開示されているズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置されて構成されている。そして、前記第1レンズ群には、物体側から順に、2枚の負メニスカスレンズ、両凹レンズと正レンズからなる接合レンズが配置されている。また、前記第2レンズ群には、最も物体側に2枚の正の単レンズが配置されている。
特開2005−134887号公報
従来より、監視カメラ用のレンズ系として、可視光域から近赤外光域までの広帯域の波長に対応可能なことに加え、薄暗い場所をより広い範囲まで撮影可能な広角大口径比化が要求されてきた。さらに、近年、撮像素子(CCDやCMOS等)の高画素化が急激に進んだことで、被写体のより細かな特徴を確認できるいわゆるメガピクセル化に対応したレンズ系が求められるようになってきた。したがって、特にメガピクセル化に対応可能な監視カメラ用のレンズ系は、従来にも増して、全変倍域に亘って可視域から近赤外域までの光に対する諸収差を良好に補正できる極めて高い光学性能が求められる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたレンズ系をはじめとする従来技術では、大口径比化、小型化を満足した上で高い光学性能を維持することは困難であった。すなわち、大口径比化、小型化を図ると、可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差の補正が困難になり、メガピクセル化に対応できないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、大口径比化、小型化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正し、メガピクセル化に対応可能なズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とから構成され、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うように構成されたズームレンズであって、前記第2レンズ群は、物体側から順に、少なくとも1面に非球面が形成された正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとが配置されて構成され、前記第2レンズ群における第1レンズのd線に対するアッベ数をνd21、前記第2レンズ群における第2レンズのd線に対するアッベ数をνd22とするとき、以下に示す条件式を満足し、
(1) νd21>63
(2) νd22>70
前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとが配列された3群3枚の構成であり、前記第1レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd 13 とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(5) νd 13 <20
この請求項1に記載の発明によれば、大口径比化に伴って発生する球面収差を良好に補正するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正することができる。また、前記第1レンズ群内で発生する色収差を当該第1レンズ群自体で補正できるようになる。
また、請求項2の発明にかかるズームレンズは、請求項1に記載の発明において、前記第2レンズ群が、前記第2レンズの結像側に、物体側から順に、正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとからなる接合レンズと、正の屈折力を有する第5レンズとが配置されて構成され、前記第2レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd23とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(4) νd23>70
この請求項2に記載の発明によれば、大口径比化を図るとともに、より良好に色収差の補正を行うことができる。
この発明によれば、大口径比化、小型化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正し、メガピクセル化に対応可能なズームレンズを提供することができるという効果を奏する。
実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。
以下、この発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
この実施の形態にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、を含み構成される。そして、このズームレンズは、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行う。また、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
この発明は、大口径比化、小型化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能なズームレンズを提供することを目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、以下に示すような各種条件を設定している。
まず、前記第2レンズ群は、物体側から順に、少なくとも1面に非球面が形成された正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとが配置されて構成される。前記第2レンズ群中の、最も物体側に配置される第1レンズに非球面を形成することで、大口径比化に伴って発生する球面収差を良好に補正することができるようになる。
加えて、前記第2レンズ群における第1レンズのd線に対するアッベ数をνd21、前記第2レンズ群における第2レンズのd線に対するアッベ数をνd22とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(1) νd21>63
(2) νd22>70
条件式(1)および条件式(2)は、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。条件式(1)および(2)を満足する低分散材料で前記第2レンズ群における第1レンズおよび第2レンズを形成することにより、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正することができるようになる。なお、条件式(1)および条件式(2)においてそれらの下限を下回ると、軸上色収差の補正が困難となり、可視域から近赤外域までの光に対して発生する色収差を十分に補正できない。
さらに、この実施の形態にかかるズームレンズでは、前記第2レンズ群の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量をD2、ズーム比をZとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(3) 2.25<D2/Z<2.55
条件式(3)は、変倍に伴う前記第2レンズ群の適切なストローク範囲を規定する式である。この条件式(3)を満足することで、高い光学性能を維持したまま、光学系の小型化を達成することができる。条件式(3)においてその上限を超えると、前記第2レンズ群の移動量が増加してしまうため、光学系の小型化が困難となる。一方、条件式(3)においてその下限を下回ると、光学系の小型化には有利になるが、特に広角端における球面収差とコマ収差との補正が困難になり、光学性能が劣化し問題となる。
さらに、この実施の形態にかかるズームレンズでは、前記第2レンズ群が、前記第2レンズの結像側に、物体側から順に、正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとからなる接合レンズと、正の屈折力を有する第5レンズとが配置されて構成される。このようにすることで、前記第2レンズ群は、物体側から順に、3枚の正の屈折力を有するレンズが3枚並んで配置されることになり、全系を明るいレンズ系とすることができる。
加えて、この実施の形態にかかるズームレンズでは、前記第2レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd23とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(4) νd23>70
条件式(4)も、条件式(1),(2)と同様に、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。条件式(4)を満足する低分散材料で前記第2レンズ群の第3レンズを形成することにより、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差をさらに良好に補正することができるようになる。なお、条件式(4)においてその下限を下回ると、前記第3レンズにおける軸上色収差の補正が困難となる。
さらに、この実施の形態にかかるズームレンズは、前記第1レンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとが配列された3群3枚で構成される。このようにすることで、光学系の最も物体側に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズを配置することができるため、広角化に有利になる。
加えて、前記第1レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd13とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(5) νd13<20
条件式(5)は、前記第1レンズ群内で発生する色収差を当該第1レンズ群自体で補正できるようにするための条件を規定する式である。すなわち、前記第1レンズ群内の負レンズにより発生した軸上色収差と倍率色収差を、条件式(5)を満足することにより、正レンズである前記第3レンズにより前記負レンズとは逆方向に当該収差を同量発生させて、前記第1レンズ群全体として発生する色収差を補正できる。なお、条件式(5)においてその上限を超えると、前記第3レンズにおいて補正に必要な色収差量を発生させることができなくなり、結果として前記第1レンズ群で発生する色収差が増大してしまう。
以上説明したように、この実施の形態にかかるズームレンズは、上記各条件を満足することにより、大口径比化、小型化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を良好に補正することができるようになる。これにより、メガピクセル化された撮像素子を搭載する監視カメラなどのビデオカメラに最適なズームレンズになる。なお、上記各条件をひとつよりも複数同時に満足することにより、より優れた光学性能が得られる。
図1は、実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G11と、絞りSTPと、正の屈折力を有する第2レンズ群G12とが配置されて構成される。第2レンズ群G12と結像面IMGとの間には、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G11は、前記物体側から順に、第1レンズL111、第2レンズL112、および第3レンズL113が配置されて構成される。第1レンズL111は、負の屈折力を有する、前記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL112は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL113は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
第2レンズ群G12は、前記物体側から順に、第1レンズL121、第2レンズL122、第3レンズL123、第4レンズL124、および第5レンズL125が配置されて構成される。第1レンズL121は、正の屈折力を有するレンズで構成され、両面に非球面が形成されている。第2レンズL122は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL123は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第4レンズL124は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL123と第4レンズL124とは接合されている。また、第5レンズL125は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G12を光軸に沿って前記物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G11を光軸に沿って移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例1にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.12mm(広角端)〜7.70mm(望遠端)
Fナンバ=1.05(広角端)〜1.69(望遠端)
画角(2ω)=118.7°(広角端)〜44.8°(望遠端)
(条件式(1)に関する数値)
第2レンズ群G12における第1レンズL121のd線に対するアッベ数(νd21)=81.56
(条件式(2)に関する数値)
第2レンズ群G12における第2レンズL122のd線に対するアッベ数(νd22)=81.54
(条件式(3)に関する数値)
第2レンズ群G12の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量(D2)=5.676
ズーム比(Z)=2.468
2/Z=2.3
(条件式(4)に関する数値)
第2レンズ群G12における第3レンズL123のd線に対するアッベ数(νd23)=81.54
(条件式(5)に関する数値)
第1レンズ群G11における第3レンズL113のd線に対するアッベ数(νd13)=17.98
1=33.7252
1=0.90 nd1=1.91082 νd1=35.25
2=7.7780
2=4.60
3=-20.9605
3=0.60 nd2=1.51633 νd2=64.14
4=16.1963
4=1.46
5=18.5995
5=1.90 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=57.0799
6=15.34(広角端)〜2.22(望遠端)
7=∞(開口絞り)
7=6.97(広角端)〜1.29(望遠端)
8=19.0568(非球面)
8=2.25 nd4=1.49710 νd4=81.56
9=-65.8596(非球面)
9=0.10
10=15.3317
10=5.00 nd5=1.49700 νd5=81.54
11=-14.8365
11=0.10
12=24.5794
12=2.80 nd6=1.49700 νd6=81.54
13=-19.3165
13=0.60 nd7=1.74077 νd7=27.79
14=9.3540
14=0.84
15=19.4818
15=2.65 nd8=1.77250 νd8=49.60
16=-17.8770
16=1.00(広角端)〜6.70(望遠端)
17=∞
17=3.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
18=∞
18=4.39
19=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=1.76524,
A=3.27501×10-5, B=-2.66681×10-6,
C=-7.40845×10-8, D=4.22194×10-10
(第9面)
K=-99.89602,
A=2.61402×10-4, B=6.09741×10-7,
C=-1.33155×10-7, D=1.31030×10-9
また、図2は、実施例1にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。図3は、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。図中、d線は587.56nmに相当する波長の収差を表す。そして、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図4は、実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G21と、絞りSTPと、正の屈折力を有する第2レンズ群G22とが配置されて構成される。第2レンズ群G22と結像面IMGとの間には、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G21は、前記物体側から順に、第1レンズL211、第2レンズL212、および第3レンズL213が配置されて構成される。第1レンズL211は、負の屈折力を有する、前記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL212は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL213は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
第2レンズ群G22は、前記物体側から順に、第1レンズL221、第2レンズL222、第3レンズL223、第4レンズL224、および第5レンズL225が配置されて構成される。第1レンズL221は、正の屈折力を有するレンズで構成され、両面に非球面が形成されている。第2レンズL222は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL223は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第4レンズL224は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL223と第4レンズL224とは接合されている。また、第5レンズL225は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G22を光軸に沿って前記物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G21を光軸に沿って移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例2にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.12mm(広角端)〜7.70mm(望遠端)
Fナンバ=1.05(広角端)〜1.73(望遠端)
画角(2ω)=118.8°(広角端)〜44.8°(望遠端)
(条件式(1)に関する数値)
第2レンズ群G22における第1レンズL221のd線に対するアッベ数(νd21)=71.68
(条件式(2)に関する数値)
第2レンズ群G22における第2レンズL222のd線に対するアッベ数(νd22)=81.54
(条件式(3)に関する数値)
第2レンズ群G22の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量(D2)=6.17
ズーム比(Z)=2.468
2/Z=2.5
(条件式(4)に関する数値)
第2レンズ群G22における第3レンズL223のd線に対するアッベ数(νd23)=81.54
(条件式(5)に関する数値)
第1レンズ群G21における第3レンズL213のd線に対するアッベ数(νd13)=17.98
1=29.3376
1=0.90 nd1=1.91082 νd1=35.25
2=7.1781
2=4.97
3=-20.3779
3=0.60 nd2=1.51633 νd2=64.14
4=15.8531
4=0.65
5=15.2185
5=1.90 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=38.7199
6=14.81(広角端)〜3.33(望遠端)
7=∞(開口絞り)
7=7.37(広角端)〜1.20(望遠端)
8=19.4930(非球面)
8=2.45 nd4=1.54332 νd4=71.68
9=-85.9542(非球面)
9=0.10
10=17.1478
10=5.00 nd5=1.49700 νd5=81.54
11=-14.6575
11=0.10
12=20.1365
12=3.05 nd6=1.49700 νd6=81.54
13=-18.3168
13=0.60 nd7=1.74077 νd7=27.79
14=9.8074
14=0.95
15=21.9850
15=2.60 nd8=1.77250 νd8=49.60
16=-19.0507
16=1.00(広角端)〜7.16(望遠端)
17=∞
17=3.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
18=∞
18=4.40
19=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=1.41938,
A=7.21374×10-6, B=-1.30927×10-6,
C=-7.55140×10-8, D=4.02316×10-10
(第9面)
K=26.45353,
A=2.35266×10-4, B=1.12744×10-6,
C=-1.23680×10-7, D=1.07977×10-9
また、図5は、実施例2にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。図6は、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。図中、d線は587.56nmに相当する波長の収差を表す。そして、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図7は、実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G31と、絞りSTPと、正の屈折力を有する第2レンズ群G32とが配置されて構成される。第2レンズ群G32と結像面IMGとの間には、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G31は、前記物体側から順に、第1レンズL311、第2レンズL312、および第3レンズL313が配置されて構成される。第1レンズL311は、負の屈折力を有する、前記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL312は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL313は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
第2レンズ群G32は、前記物体側から順に、第1レンズL321、第2レンズL322、第3レンズL323、第4レンズL324、および第5レンズL325が配置されて構成される。第1レンズL321は、正の屈折力を有するレンズで構成され、両面に非球面が形成されている。第2レンズL322は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL323は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第4レンズL324は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL323と第4レンズL324とは接合されている。また、第5レンズL325は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G32を光軸に沿って前記物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G31を光軸に沿って移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例3にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.12mm(広角端)〜7.70mm(望遠端)
Fナンバ=1.05(広角端)〜1.69(望遠端)
画角(2ω)=118.8°(広角端)〜44.8°(望遠端)
(条件式(1)に関する数値)
第2レンズ群G32における第1レンズL321のd線に対するアッベ数(νd21)=64.14
(条件式(2)に関する数値)
第2レンズ群G32における第2レンズL322のd線に対するアッベ数(νd22)=81.54
(条件式(3)に関する数値)
第2レンズ群G32の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量(D2)=6.06
ズーム比(Z)=2.468
2/Z=2.45
(条件式(4)に関する数値)
第2レンズ群G32における第3レンズL323のd線に対するアッベ数(νd23)=81.54
(条件式(5)に関する数値)
第1レンズ群G31における第3レンズL313のd線に対するアッベ数(νd13)=17.98
1=30.1359
1=0.90 nd1=1.91082 νd1=35.25
2=7.2324
2=4.67
3=-19.8983
3=0.60 nd2=1.51633 νd2=64.14
4=17.0584
4=0.81
5=16.2597
5=1.90 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=43.2522
6=15.18(広角端)〜3.29(望遠端)
7=∞(開口絞り)
7=7.26(広角端)〜1.20(望遠端)
8=19.0665(非球面)
8=2.40 nd4=1.51633 νd4=64.14
9=-84.5058(非球面)
9=0.10
10=16.1865
10=5.00 nd5=1.49700 νd5=81.54
11=-15.2681
11=0.10
12=19.8426
12=3.05 nd6=1.49700 νd6=81.54
13=-18.7247
13=0.60 nd7=1.74077 νd7=27.79
14=9.4880
14=0.93
15=19.6410
15=2.60 nd8=1.77250 νd8=49.60
16=-19.6410
16=1.00(広角端)〜7.06(望遠端)
17=∞
17=3.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
18=∞
18=4.40
19=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=1.39594,
A=1.01793×10-5, B=-1.98641×10-6,
C=-5.82188×10-8, D=2.44235×10-10
(第9面)
K=-32.43286,
A=2.33201×10-4, B=5.39768×10-7,
C=-1.08431×10-7, D=9.49686×10-10
また、図8は、実施例3にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。図9は、実施例3にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。図中、d線は587.56nmに相当する波長の収差を表す。そして、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
なお、上記各実施例中の数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、開口絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、開口絞りなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズなどのd線(λ=587.56nm)に対する屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズなどのd線(λ=587.56nm)に対するアッベ数を示している。
また、上記各非球面形状は、レンズ面頂点から光軸方向の距離をZ、光軸と垂直な方向の高さをyとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
Figure 0005417219
ただし、Rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A,B,C,Dはそれぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
以上説明したように、上記各実施例のズームレンズは、上記各条件を満足することで、大口径比化、小型化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を良好に補正することができるようになる。また、上記各実施例のズームレンズは、適宜非球面が形成されたレンズを用いているため、少ないレンズ枚数で、良好な光学性能を維持することができる。
以上のように、この発明のズームレンズは、監視カメラに有用であり、特に、大口径比化、小型化と、高い光学性能が要求される場合に最適である。
11,G21,G31 第1レンズ群
12,G22,G32 第2レンズ群
111,L121,L211,L221,L311,L321 第1レンズ
112,L122,L212,L222,L312,L322 第2レンズ
113,L123,L213,L223,L313,L323 第3レンズ
124,L224,L324 第4レンズ
125,L225,L325 第5レンズ
STP 開口絞り
CG カバーガラス
IMG 結像面

Claims (2)

  1. 物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とから構成され、
    前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うように構成されたズームレンズであって、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、少なくとも1面に非球面が形成された正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとが配置されて構成され、
    前記第2レンズ群における第1レンズのd線に対するアッベ数をνd21、前記第2レンズ群における第2レンズのd線に対するアッベ数をνd22とするとき、以下に示す条件式を満足し、
    (1) νd21>63
    (2) νd22>70
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとが配列された3群3枚の構成であり、
    前記第1レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd 13 とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (5) νd 13 <20
  2. 前記第2レンズ群は、前記第2レンズの結像側に、物体側から順に、正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとからなる接合レンズと、正の屈折力を有する第5レンズとが配置されて構成され、
    前記第2レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd23とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (4) νd23>70
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