JP5417218B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

この発明は、ビデオカメラ、特に監視カメラに最適なズームレンズに関する。
従来より、無人の施設の監視のために、CCTV(Closed Circuit TeleVision)などの監視カメラが広く用いられている。監視カメラでは、昼間は可視光による撮影を行い、夜間は近赤外光による撮影を行うことが多い。したがって、監視カメラには、昼夜を問わず使用可能なレンズ系、すなわち可視域と近赤外域の双方の光に対応可能なレンズ系が求められる。
一般に、可視光域用に設計されたレンズ系では、特に、近赤外光領域において色収差が発生し、夜間の近赤外光での撮影の際にピントずれを起こしてしまう。そこで、監視カメラに搭載されるレンズ系としては、可視光域から近赤外光域までの広い波長域の光に対してピント位置が一定となるように、広帯域の色収差を良好に補正できるものが好ましい。さらに、変倍可能であり、小型、大口径比で良好な光学性能を有するレンズであればより好ましい。
従来においても、監視カメラに搭載できるように、可視域から近赤外域までの光に対応可能なズームレンズが提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。特許文献1に開示されているズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置されて構成されている。そして、前記第1レンズ群には、物体側から順に、負メニスカスレンズ、両凹レンズ、正レンズが配置されている。また、前記第2レンズ群には、5枚の単レンズが配置されている。
特開2009−230122号公報
ところで、近年では、監視カメラ用のレンズ系として、可視光域から近赤外光域までの広帯域の波長に対応可能なことに加え、高変倍であることも要求されるようになってきた。また、薄暗い場所であっても鮮明に撮影できるような大口径比のレンズ系も求められるようになってきた。さらに、近年、撮像素子(CCDやCMOS等)の高画素化が急激に進んだことで、被写体のより細かな特徴を確認できるいわゆるメガピクセル化に対応したレンズ系も求められるようになってきた。特にメガピクセル化に対応可能な監視カメラ用のレンズ系は、従来にも増して、全変倍域に亘って可視域から近赤外域までの光に対する諸収差を良好に補正できる極めて高い光学性能が求められる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術をはじめとする監視カメラ用レンズ系では、変倍比はせいぜい2倍程度であり、不満が残る。また、従来の監視カメラ用のレンズ系では、F値もせいぜい1.3程度であり、薄暗い場所で鮮明な画像を得るには物足りない。そこで、高変倍化、大口径比化を実現しようとすると、従来技術ではメガピクセル化に対応できる程度の高い光学性能を備えることは困難であるという重大な問題が生じてくる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を良好に補正でき、高変倍化、大口径比化、メガピクセル化に対応可能なズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群から構成され、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うように構成されたズームレンズであって、前記第2レンズ群は、最も物体側に配置された少なくとも1面に非球面が形成された正の屈折力を有する第1レンズと、負レンズと正レンズと負レンズの3枚のレンズで構成された接合レンズと、を備え、前記第2レンズ群における接合レンズに含まれる正レンズのd線に対するアッベ数をνd2pとし、前記第2レンズ群における第1レンズのd線に対するアッベ数をνd 21 とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(1) νd2p>75
(2) νd 21 >63
この請求項1に記載の発明によれば、高変倍化、大口径比化に伴って発生する球面収差を良好に補正するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正することができる。
また、請求項2の発明にかかるズームレンズは、請求項1に記載の発明において、前記第1レンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとが配列された3群3枚の構成であり、前記第1レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd13とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(3) νd13<20
この請求項2に記載の発明によれば、前記第1レンズ群内で発生する色収差を当該第1レンズ群自体で補正できるようになる。
この発明によれば、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を良好に補正でき、高変倍化、大口径比化、メガピクセル化に対応可能なズームレンズを提供することができるという効果を奏する。
実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。
以下、この発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
この実施の形態にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、を含み構成される。そして、このズームレンズは、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行う。また、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
この発明は、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を良好に補正でき、高変倍化、大口径比化、メガピクセル化に対応可能なズームレンズを提供することを目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、以下に示すような各種条件を設定している。
まず、前記第2レンズ群は、最も物体側に配置された少なくとも1面に非球面が形成された正の屈折力を有する第1レンズと、負レンズと正レンズと負レンズの3枚のレンズで構成された接合レンズと、を備えている。前記第2レンズ群中の、最も物体側に配置される第1レンズに非球面を形成することで、高変倍化、大口径比化に伴って発生する球面収差を良好に補正することができるようになる。
加えて、前記第2レンズ群における接合レンズに含まれる正レンズのd線に対するアッベ数をνd2pとするとき、次に示す条件式を満足することが好ましい。
(1) νd2p>75
条件式(1)は、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。3枚接合レンズを負正負の構成とすることで強い光線の屈折がないため、収差の発生を抑えつつ良好な色収差の補正を実現できる。さらに、条件式(1)を満足する低分散材料で前記第2レンズ群における3枚接合レンズに含まれる正レンズを形成することにより、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正することができるようになる。なお、条件式(1)においてその下限を下回ると、軸上色収差の補正が困難になり、可視域から近赤外域までの光に対して発生する色収差を補正することができなくなる。
さらに、この実施の形態にかかるズームレンズでは、前記第2レンズ群における第1レンズのd線に対するアッベ数をνd21とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(2) νd21>63
条件式(2)も、条件式(1)と同様に、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。条件式(2)を満足する非球面用の低分散材料で前記第2レンズ群における第1レンズを形成することにより、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差をさらに良好に補正することができるようになる。
さらに、この実施の形態にかかるズームレンズは、前記第1レンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとが配列された3群3枚で構成される。このようにすることで、光学系の最も物体側に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズを配置することができるため、広角化に有利になる。
加えて、前記第1レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd13とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(3) νd13<20
条件式(3)は、前記第1レンズ群内で発生する色収差を当該第1レンズ群自体で補正できるようにするための条件を規定する式である。すなわち、前記第1レンズ群内の負レンズにより発生した軸上色収差と倍率色収差を、条件式(3)を満足することにより、正レンズである前記第3レンズにより前記負レンズとは逆方向に当該収差を同量発生させて、前記第1レンズ群全体として発生する色収差を補正できる。なお、条件式(3)においてその上限を超えると、前記第3レンズにおいて補正に必要な色収差量を発生させることができなくなり、結果として前記第1レンズ群で発生する色収差が増大してしまう。
以上説明したように、この実施の形態にかかるズームレンズは、上記各条件を満足することにより、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を極めて良好に補正できるようになる。これにより、高変倍化、大口径比化、メガピクセル化を要求される監視カメラなどのビデオカメラに最適なズームレンズになる。なお、上記各条件をひとつよりも複数同時に満足することにより、より優れた光学性能が得られる。
図1は、実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G11と、絞りSTPと、正の屈折力を有する第2レンズ群G12とが配置されて構成される。第2レンズ群G12と結像面IMGとの間には、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G11は、前記物体側から順に、第1レンズL111、第2レンズL112、および第3レンズL113が配置されて構成される。第1レンズL111は、負の屈折力を有する、前記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL112は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL113は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
第2レンズ群G12は、前記物体側から順に、第1レンズL121、第2レンズL122、第3レンズL123、第4レンズL124、第5レンズL125、および第6レンズL126が配置されて構成される。第1レンズL121は、正の屈折力を有するレンズで構成され、両面に非球面が形成されている。第2レンズL122は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL123は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第4レンズL124は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第5レンズL125は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL123、第4レンズL124、第5レンズL125は接合されている。また、第6レンズL126は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G12を光軸に沿って前記物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G11を光軸に沿って移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例1にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=2.92mm(広角端)〜7.70mm(望遠端)
Fナンバ=1.25(広角端)〜2.03(望遠端)
画角(2ω)=130.8°(広角端)〜44.8°(望遠端)
ズーム比=2.637
(条件式(1)に関する数値)
第2レンズ群G12における接合レンズに含まれる正レンズ(第4レンズL124)のd線に対するアッベ数(νd2p)=81.54
(条件式(2)に関する数値)
第2レンズ群G12における第1レンズL121のd線に対するアッベ数(νd21)=71.68
(条件式(3)に関する数値)
第1レンズ群G11における第3レンズL113のd線に対するアッベ数(νd13)=17.98
1=38.6248
1=0.90 nd1=1.91082 νd1=35.25
2=9.5823
2=4.99
3=-33.4291
3=0.70 nd2=1.77250 νd2=49.60
4=12.6912
4=1.37
5=16.8856
5=3.00 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=94.9793
6=22.89(広角端)〜5.89(望遠端)
7=∞(開口絞り)
7=7.80(広角端)〜1.20(望遠端)
8=19.2702(非球面)
8=1.50 nd4=1.54332 νd4=71.68
9=66.7446(非球面)
9=0.10
10=13.2994
10=4.60 nd5=1.49700 νd5=81.54
11=-14.8634
11=0.10
12=60.7116
12=0.70 nd6=1.58144 νd6=40.75
13=7.5000
13=4.30 nd7=1.49700 νd7=81.54
14=-17.0002
14=0.60 nd8=1.60342 νd8=38.03
15=9.6704
15=0.51
16=17.9393
16=2.45 nd9=1.77250 νd9=49.60
17=-23.7755
17=1.00(広角端)〜7.60(望遠端)
18=∞
18=1.50 nd10=1.51633 νd10=64.14
19=∞
19=6.49
20=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=1.66135,
A=-2.17920×10-5, B=-3.27663×10-6,
C=-1.00850×10-7, D=1.16228×10-9
(第9面)
K=18.76816,
A=2.21277×10-4, B=-1.69536×10-6,
C=-1.22002×10-7, D=1.80346×10-9
また、図2は、実施例1にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。図3は、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。図中、d線は587.56nmに相当する波長の収差を表す。そして、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図4は、実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G21と、絞りSTPと、正の屈折力を有する第2レンズ群G22とが配置されて構成される。第2レンズ群G22と結像面IMGとの間には、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G21は、前記物体側から順に、第1レンズL211、第2レンズL212、および第3レンズL213が配置されて構成される。第1レンズL211は、負の屈折力を有する、前記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL212は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL213は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
第2レンズ群G22は、前記物体側から順に、第1レンズL221、第2レンズL222、第3レンズL223、第4レンズL224、および第5レンズL225が配置されて構成される。第1レンズL221は、正の屈折力を有するレンズで構成され、両面に非球面が形成されている。第2レンズL222は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL223は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第4レンズL224は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL222、第3レンズL223、第4レンズL224は接合されている。また、第5レンズL225は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G22を光軸に沿って前記物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G21を光軸に沿って移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例2にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=2.92mm(広角端)〜7.70mm(望遠端)
Fナンバ=1.25(広角端)〜2.05(望遠端)
画角(2ω)=131.3°(広角端)〜44.8°(望遠端)
ズーム比=2.637
(条件式(1)に関する数値)
第2レンズ群G22における接合レンズに含まれる正レンズ(第3レンズL223)のd線に対するアッベ数(νd2p)=81.54
(条件式(2)に関する数値)
第2レンズ群G22における第1レンズL221のd線に対するアッベ数(νd21)=81.56
(条件式(3)に関する数値)
第1レンズ群G21における第3レンズL213のd線に対するアッベ数(νd13)=17.98
1=41.2584
1=0.90 nd1=1.91082 νd1=35.25
2=9.4522
2=5.05
3=-32.0885
3=0.70 nd2=1.72916 νd2=54.67
4=12.6006
4=1.30
5=16.4048
5=3.00 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=70.8620
6=23.80(広角端)〜6.95(望遠端)
7=∞(開口絞り)
7=8.23(広角端)〜1.20(望遠端)
8=9.4847(非球面)
8=4.60 nd4=1.49710 νd4=81.56
9=-19.1651(非球面)
9=0.10
10=23.5095
10=0.70 nd5=1.56732 νd5=42.84
11=7.5000
11=4.15 nd6=1.49700 νd6=81.54
12=-32.7223
12=0.60 nd7=1.58144 νd7=40.89
13=8.0613
13=0.98
14=12.4045
14=3.20 nd8=1.49700 νd8=81.54
15=-14.8783
15=1.00(広角端)〜8.02(望遠端)
16=∞
16=1.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
17=∞
17=6.48
18=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=-0.69869,
A=-5.45138×10-5, B=1.65936×10-7,
C=7.04899×10-9, D=-2.45380×10-10
(第9面)
K=-5.08801,
A=8.84663×10-5, B=1.65583×10-9,
C=-1.20949×10-8, D=-8.26917×10-12
また、図5は、実施例2にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。図6は、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。図中、d線は587.56nmに相当する波長の収差を表す。そして、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図7は、実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G31と、絞りSTPと、正の屈折力を有する第2レンズ群G32とが配置されて構成される。第2レンズ群G32と結像面IMGとの間には、撮像素子のカバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G31は、前記物体側から順に、第1レンズL311、第2レンズL312、および第3レンズL313が配置されて構成される。第1レンズL311は、負の屈折力を有する、前記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL312は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL313は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。
第2レンズ群G32は、前記物体側から順に、第1レンズL321、第2レンズL322、第3レンズL323、第4レンズL324、および第5レンズL325が配置されて構成される。第1レンズL321は、正の屈折力を有するレンズで構成され、両面に非球面が形成されている。第2レンズL322は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第3レンズL323は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第4レンズL324は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第5レンズL325は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。また、第3レンズL323、第4レンズL324、第5レンズL325は接合されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G32を光軸に沿って前記物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G31を光軸に沿って移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例3にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=2.92mm(広角端)〜7.70mm(望遠端)
Fナンバ=1.25(広角端)〜2.00(望遠端)
画角(2ω)=131.9°(広角端)〜45.3°(望遠端)
ズーム比=2.637
(条件式(1)に関する数値)
第2レンズ群G32における接合レンズに含まれる正レンズ(第4レンズL324)のd線に対するアッベ数(νd2p)=81.54
(条件式(2)に関する数値)
第2レンズ群G32における第1レンズL321のd線に対するアッベ数(νd21)=64.14
(条件式(3)に関する数値)
第1レンズ群G31における第3レンズL313のd線に対するアッベ数(νd13)=17.98
1=31.6469
1=0.90 nd1=1.91082 νd1=35.25
2=7.5052
2=5.65
3=-34.3950
3=0.70 nd2=1.77250 νd2=49.60
4=20.4938
4=0.52
5=17.2958
5=3.00 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=83.2280
6=21.56(広角端)〜5.61(望遠端)
7=∞(開口絞り)
7=7.61(広角端)〜1.20(望遠端)
8=20.1615(非球面)
8=2.00 nd4=1.51633 νd4=64.14
9=43.7725(非球面)
9=0.10
10=14.6203
10=5.00 nd5=1.49700 νd5=81.54
11=-12.6697
11=0.10
12=34.6943
12=0.70 nd6=1.58144 νd6=40.75
13=7.5000
13=5.00 nd7=1.49700 νd7=81.54
14=-9.9213
14=0.60 nd8=1.60342 νd8=38.03
15=-50.0000
15=1.00(広角端)〜7.47(望遠端)
16=∞
16=1.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
17=∞
17=7.34
18=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=2.99620,
A=1.59511×10-5, B=-4.71441×10-6,
C=-1.68105×10-7, D=2.54682×10-9
(第9面)
K=31.33464,
A=2.67464×10-4, B=-4.21694×10-6,
C=-1.43490×10-7, D=2.54116×10-9
また、図8は、実施例3にかかるズームレンズの広角端における諸収差図である。図9は、実施例3にかかるズームレンズの望遠端における諸収差図である。図中、d線は587.56nmに相当する波長の収差を表す。そして、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
なお、上記各実施例中の数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、開口絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、開口絞りなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズなどのd線(λ=587.56nm)に対する屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズなどのd線(λ=587.56nm)に対するアッベ数を示している。
また、上記各非球面形状は、レンズ面頂点から光軸方向の距離をZ、光軸と垂直な方向の高さをyとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
Figure 0005417218
ただし、Rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A,B,C,Dはそれぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
以上説明したように、上記各実施例のズームレンズは、上記各条件を満足することで、高変倍化、大口径比化、メガピクセル化にも対応しうる高い光学性能を備えることができる。すなわち、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する諸収差を良好に補正することができるようになる。また、上記各実施例のズームレンズは、適宜非球面が形成されたレンズを用いているため、少ないレンズ枚数で、良好な光学性能を維持することができる。
以上のように、この発明のズームレンズは、監視カメラに有用であり、特に、高変倍化、大口径比化、メガピクセル化に対応しうる高い光学性能が要求される場合に最適である。
11,G21,G31 第1レンズ群
12,G22,G32 第2レンズ群
111,L121,L211,L221,L311,L321 第1レンズ
112,L122,L212,L222,L312,L322 第2レンズ
113,L123,L213,L223,L313,L323 第3レンズ
124,L224,L324 第4レンズ
125,L225,L325 第5レンズ
126 第6レンズ
STP 開口絞り
CG カバーガラス
IMG 結像面

Claims (2)

  1. 物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群から構成され、
    前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うように構成されたズームレンズであって、
    前記第2レンズ群は、最も物体側に配置された少なくとも1面に非球面が形成された正の屈折力を有する第1レンズと、負レンズと正レンズと負レンズの3枚のレンズで構成された接合レンズと、を備え、
    前記第2レンズ群における接合レンズに含まれる正レンズのd線に対するアッベ数をνd2pとし、前記第2レンズ群における第1レンズのd線に対するアッベ数をνd 21 とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1) νd2p>75
    (2) νd 21 >63
  2. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとが配列された3群3枚の構成であり、
    前記第1レンズ群における第3レンズのd線に対するアッベ数をνd13とするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (3) νd13<20
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