JP5416451B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、プレート式熱交換器に関し、特に、流体を加熱又は冷却するプレート式熱交換器に関する。
いわゆるプレート式熱交換器においては、表裏両面に複数の凸条及び凹条が交互に形成された複数のプレートが積層される。複数のプレートにおいては、隣接するプレートの凸条同士が交差する方向に延びるようにされ、かつ、当該交差部分が相互に接触するようにして、各プレートの間隔を所定の間隔に保ち、かつ、各プレート間に第一空間及び第二空間を交互に形成する。これにより、伝熱面積を大きくし、媒体の流れに乱れを与えて熱の移動を容易にし、効率の良い熱交換を実現する。また、凸条同士の交差部分を溶接又はロウ付け等により永久接合することにより強度を実現する(特許文献1参照)。
しかし、このような構成のプレート式熱交換器を、例えば家庭用の風呂用の熱交換器に用いた場合、次のような問題があった。即ち、凸条同士の交差部分において、流体の後流に澱みが生じる。このため、例えば、第2空間において被加熱媒体である浴槽の湯が流通すると想定すると、当該第2空間における凸条同士の交差部分の後ろ側に、浴槽の湯に含まれる汚れやスケールが蓄積してしまう。また、当該第2空間において、浴槽の湯に含まれる繊維状の異物や固形物が、凸条同士の交差部分の前側に引っ掛かってしまう。更に、これらの汚れ等をCIP洗浄等により洗浄しようとしても、前述のように、凸条同士の交差部分で生じる澱みにより、完全には洗浄できない。
また、このような構成のプレート式熱交換器を、例えば水を0℃近く又は0℃以下に冷却する用途に用いた場合、次のような問題があった。即ち、前述のように、凸条同士の交差部分で生じる澱みにより、当該第2空間において、凸条同士の交差部分の後ろ側で媒体が凍結してしまう。
そこで、加熱媒体が流通する空間においては凸条同士の交差部分を残して、被加熱媒体が流通する空間において凸条同士の交差部分を無くし、不純物の堆積を防止したプレート式熱交換器が提案されている(特許文献2及び3参照)。
特開2001−272194号公報 特開2008−121955号公報 特開2008−121956号公報
前述の不純物の堆積を防止したプレート式熱交換器によれば、被加熱媒体が流通する空間(流路)において、凸条同士の交差部分を無くして、凸条同士の交差部分の後ろ側に汚れ等が蓄積することや、凸条同士の交差部分の前側に繊維状の異物等がひっかかることは、防止することができる。
しかし、特開2008−121955号のプレート式熱交換器によれば、プレートを適正に配置(伝熱部同士を所定間隔で維持)するために、周囲にいわゆる鍔部を形成する必要がある。この鍔部はプレートを適正に配置するために形成される領域であり、省略することができず、また、一定の面積が必要であり、熱交換器の小型化の障害となる。また、この鍔部は、本体の外周に形成されるので、その分熱交換器が大型化すること、更には鍔部を製作するための製造装置が複雑化、大型化することが避けられない。また、この鍔部は、伝熱に寄与しないので、伝熱効率の観点からは無駄な領域を形成する必要が生じてしまう。
更に、前述の熱交換器によれば、凸条同士の交差部分を無くして、凸条同士の交差部分の後ろ側に汚れ等が蓄積することや、凸条同士の交差部分の前側に繊維状の異物等がひっかかることは防止することができる。しかし、プレートの間隙が小さすぎると、プレートの間隙よりも大きな異物が流体に混入した場合は詰まることが避けられず、プレートの間隙を小さくするには限界があり、流体の流路断面も小さくすることができない。このため、流体の流速をより速くして、伝熱部における熱交換の効率をより向上することはできない。
また、特開2008−121956号のプレート式熱交換器によれば、強度を確保するために、凸条同士が交差する第1空間を形成するプレート同士を部分的に固着させておく必要がある。また、実施例にも記載されている通り、プレートを部分的に固着させるためには、固着させる部分とその周囲に平坦部を設けなければ、現実的には製造できない。しかし、平坦部は、凸条同士が交差する第1空間を形成するプレート同士を部分的に固着させるために必要な部分である。このため、平坦部同士の間隙は非常に小さなものとならざるをえず、第1空間を流通する流体はこの平坦部分にはほとんど流れない。一方、固着された平坦部分の裏面側となる第2空間においては大きな間隙が生じることになる。このため、この部分に大量の流体が流れるようになり、平坦部とその周辺では熱交換の効率が大きく低下してしまう。
本発明は、一方の流路における汚れ等の蓄積を防止し、小型化に適した伝熱効率の優れ、簡易な製造方法により製造可能なプレート式熱交換器を提供することを目的とする。
本発明のプレート式熱交換器は、複数のプレートを積層し、隣接する前記プレート同士がその周縁部で永久接合されてなり、隣接する前記プレートの間に第1流体の流れる第1流体流路及び第2流体の流れる第2流体流路を交互に形成し、前記第1流体と前記第2流体とがその間に存在する前記プレートの伝熱部を介して熱交換を行う。本発明のプレート式熱交換器は、第1の仕切り部と、第2の仕切り部と、複数の凹凸部とを備える。第1の仕切り部は、前記第1流体流路を挟んで対向するプレートの一方又は双方の伝熱部に、前記プレートの一端から他端の方向に延びて、当該一端において前記第1流体流路の上流側と下流側とを区画し、当該他端において当該区画を連通させるように形成される。第2の仕切り部は、前記第1の仕切り部が設けられたプレートの伝熱部に、前記第1の仕切り部と交互に形成された第2の仕切り部であって、前記プレートの前記他端から前記一端の方向に延びて、当該他端において前記第1流体流路の上流側と下流側とを区画し、当該一端において当該区画を連通させるように形成される。複数の凹凸部は、前記プレートの伝熱部における前記第1の仕切り部及び第2の仕切り部以外の領域に形成された複数の凹凸部であって、前記第1流体流路において隣接する前記プレートの凸部と接触せず、かつ、前記第2流体流路において隣接する前記プレートの凸部と接触するように形成される。その上で、前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部が、各々、当該プレートを相互に対応する位置で前記第1流体流路に膨出させることにより形成される。また、前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部が、各々、前記第1流体流路を挟んで対向するプレートと永久接合される。更に、前記複数の凹凸部が、直線状に延びる複数の凹部と直線状に延びる複数の凸部として形成され、前記直線状に延びる複数の凹部と前記直線状に延びる複数の凸部が、各々、前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部に対して斜めに交わるように形成され、前記複数の凹凸部の高さが、前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部の高さよりも低く、前記複数の凹凸部が、各々、前記第1流体流路において、前記第1流体流路から見た凸部で、隣接する前記プレートの前記第1流体流路から見た凸部と接触しないようにされ、前記複数の凹凸部が、各々、前記第2流体流路において、前記第2流体流路から見た凸部で、隣接する前記プレートの前記第2流体流路から見た凸部と、相互に永久接合される。
好ましくは、本発明のプレート式熱交換器においては、前記第1の仕切り部の幅が前記プレートの一端側において前記プレートの他端側より広くなるように形成され、前記第2の仕切り部の幅が前記プレートの他端側において前記プレートの一端側より広くなるように形成される。
好ましくは、本発明のプレート式熱交換器においては、前記積層された複数のプレートにより交互に形成される前記第1及び第2流体流路において、その両端の流路が前記第2流体流路で構成される。
本発明のプレート式熱交換器によれば、第1の仕切り部及び第2の仕切り部が、プレートの伝熱部に交互に形成され、プレートの一端及び他端において第1流体流路を交互に区画し連通させる。これにより、第1流体流路を流通する流体の流れが、流路を狭められることにより速くされ、かつ、流路を適宜遮られることにより十分に長くされる。この結果、プレートの伝熱部における熱交換の効率を向上することができる。
また、本発明のプレート式熱交換器によれば、第1の仕切り部及び第2の仕切り部が、第1流体流路を挟んで対向するプレートと永久接合可能なように、第1流体流路に膨出される。これにより、第1流体流路の中に支持点を設けることができ、第1流体流路の間隙を適正に維持することができる。
また、本発明のプレート式熱交換器によれば、第1の仕切り部及び第2の仕切り部が、第1流体流路に膨出した状態で、第1流体流路を挟んで対向するプレートと永久接合される。この仕切り部の永久接合により、内部を流通する流体の圧力に対応する強度を十分に確保することができる。従って、例えば、永久接合の面積を確保するために、本体の周囲にいわゆる鍔部を形成する必要を無くすことができる。この結果、熱交換器の小型化の障害を排除することができ、本体の外周の鍔部により熱交換器が大型化することを回避することができ、伝熱に寄与しない鍔部を省略することができる。更に、プレートを鍔部を省略した単純な形状とすることができるので、プレートのプレス成形を容易に行うことができる。
一方、第1流体流路に膨出した仕切り部(の裏側)は、第2流体流路においては、大きな間隙となり、また、第2流体の流れが集中しやすい。しかし、これは、第2流体流路にとっては問題とならない。即ち、第2流体流路は、特に平坦部を必要としない。また、第2流体の流れ方向に対しては、当該間隙の寸法は相対的に小さい。また、第2流体は第1流体に対してほぼ直交する方向に流れるので、第2流体の流れが集中しやすい部分にも第1流体の充分な流れが確保され、また、仕切り部においても熱交換は行われるので、熱交換の効率低下を小さく抑制することができる。
以上に加えて、本発明のプレート式熱交換器によれば、複数の凹凸部が、第1流体流路において隣接する凸部と接触せず、かつ、第2流体流路において隣接するプレートの凸部と接触するように形成される。これにより、第1流体流路において、凸部同士の交差部分の後ろ側に汚れ等が蓄積することを防止することができ、凸部同士の交差部分の前側に繊維状の異物等がひっかかることを防止することができる。
更に、複数の凹凸部が、直線状に延びる複数の凹部と直線状に延びる複数の凸部として形成され、直線状に延びる複数の凹部と直線状に延びる複数の凸部が、各々、第1の仕切り部及び第2の仕切り部に対して斜めに交わるように形成され、複数の凹凸部が、各々、第1流体流路において、第1流体流路から見た凸部で、隣接するプレートの第1流体流路から見た凸部と接触しないようにされ、複数の凹凸部が、各々、第2流体流路において、第2流体流路から見た凸部で、隣接するプレートの第2流体流路から見た凸部と、相互に永久接合される。これにより、第1流体は、流路を確保した上で、いわゆるショートパス(short pass)を形成することなく、適度の乱流を生じ、この結果、伝熱部において、効率良く熱交換を行うことができ、また、第2流体流路において強度を確保することができる。
更に、本発明のプレート式熱交換器によれば、複数の凹凸部の凸部が、第2流体流路において接触させられた隣接するプレートの凸部と相互に永久接合される。これにより、更に、内部を流通する流体の圧力に対応する強度を確保することができる。従って、いわゆる鍔部の省略に一層寄与することができる。
更に、本発明のプレート式熱交換器においては、複数の凹凸部の高さ(深さ)が、第1の仕切り部及び第2の仕切り部の高さ(深さ)よりも低く(浅く)される。これにより、第1流体流路の間隙をより大きくし、凸部(凸条)同士の交差部分の前側に繊維状の異物等がひっかかることの防止に一層寄与することができる。更に、このことと、前述の第1流体流路の幅は適宜狭めて流体の流速を速く保つこととが相俟って、より一層、伝熱部における熱交換の効率を向上することができる。
好ましくは、本発明のプレート式熱交換器においては、第1の仕切り部及び第2の仕切り部の幅が、その根元においてその先端よりも広くされる。これにより、第1流体流路を蛇行して流れる第1流体が、前記プレートの一端及び他端に衝突する部分における、第1流体の澱みを殆ど無くすことができる。
好ましくは、本発明のプレート式熱交換器によれば、前記積層された複数のプレートの両端の流路が第2流体流路で構成される。これにより、複数の凹凸が永久接合され第1流体流路よりも流体の圧力に対する強度が大きい第2流体流路をプレート式熱交換器の外側に設けることができ、この結果、プレート式熱交換器全体の強度を大きくすることができる。
本発明のプレート式熱交換器の一例を示す。 本発明のプレート式熱交換器におけるプレートの構造の一例を示す斜視図である。 プレートの拡大斜視図である。 プレートの拡大斜視図である。 プレートを積層した斜視図である。 図5の積層したプレートの一部断面図である。 第1流体流路の説明図である。 第2流体流路の説明図である。 プレートの熱交換の説明図である。 本発明のプレート式熱交換器におけるプレートの構造の他の一例を示す斜視図である。 プレートの拡大斜視図である。 プレートを積層した斜視図である。 本発明のプレート式熱交換器の他の一例を示す。 図13の積層したプレートの一部断面図である。
(第1の実施態様)
図1は、本発明のプレート式熱交換器1の一例を示し、特に、図1(A)はその外観を示す斜視図であり、図1(B)はその内部構造の概略を示す斜視図である。
プレート式熱交換器1は、図1(A)に示すように、複数のプレート(伝熱プレート)2を積層した構造を備える。プレート2は、例えば、ステンレス合金やチタン合金の平板を、後述する形状にプレス成形することにより形成される。
隣接するプレート2の間には、図1(B)に示すように、第1流体流路R1と第2流体流路R2とが、交互に形成される。第1流体流路R1は、第1流体の流れる流路である。第2流体流路R2は、第2流体の流れる流路である。第1流体と第2流体とは、その間に存在するプレート2の伝熱部30(図2参照)を介して熱交換を行う。これにより、いずれか一方の流体が、他方の流体により、加熱(又は冷却)される。
例えば、プレート式熱交換器1を浴槽のお湯の加熱に用いる場合、第1流体流路R1には第1流体としての浴槽のお湯(汚れ等を含む被加熱媒体)が流れ、第2流体流路R2には第2流体としての清浄な加熱媒体(高温のお湯又は蒸気)が流れる。また、例えば、プレート式熱交換器1を凝縮器に用いる場合、第1流体流路R1には第1流体としての水(汚れ等を含む被冷却媒体)が流れ、第2流体流路R2には第2流体としての清浄な冷却媒体(低温の媒体)が流れる。
プレート熱交換器1では、第1流体及び第2流体の双方において汚れ等が問題になることは稀であり、一方のみで問題となることが殆どである。そこで、この例では、後述するように、汚れ等を含む可能性のある流体(第1流体)は、汚れ等が澱む可能性が少なく洗浄も容易な第1流体流路R1に流通させる。一方、清浄な流体(第2流体)は、第2流体流路R2に流通させる。
図2は、本発明のプレート式熱交換器1におけるプレート2の構造の一例を示す斜視図である。図3及び図4は、プレート2(10a、20a)の拡大斜視図である。
図2は、図1(B)における隣接する4枚のプレート2の構造を示す。4枚のプレート10a、20a、10b、20bは、この順に隣接して設けられ、第1流体流路R1と第2流体流路R2とを形成する。
プレート10aとプレート10b、プレート20aとプレート20bは、同一の形状を備える。従って、本発明のプレート式熱交換器1は、2種類のプレートを含む。但し、例えばプレート10aとプレート10bとは、積層される場合における長手方向の向きが互いに異なる(180度異なる)。プレート20aとプレート20bについても、同様である。以上については後述する。
プレート10aとプレート20aとが第1流体流路R1を形成する。プレート20aとプレート10bとが第2流体流路R2を形成する。更に、プレート10bとプレート20bとが第1流体流路R1を形成する。4枚のプレート10a、20a、10b、20bを単位として、この順に積層が繰り返される。これにより、前述のように、複数の第1流体流路R1と複数の第2流体流路R2とが交互に形成される。
なお、図2においては、第1流体流路R1を先に形成し、次に第2流体流路R2を形成するものとして説明しているが、この形成の順は、これに限られない。即ち、この逆に、第2流体流路R2を先に形成するようにしても良い(例えば、図1(B)の例)。
プレート10a、20a、10b、20bは、図2に示すように、伝熱部30と、第2流体流入口31と、第2流体流出口32と、第1流体流入口33と、第1流体流出口34と、複数(この例では4個)の仕切り部35と、複数の凹凸部36とを備える。複数の仕切り部35と複数の凹凸部36とは、伝熱部30に形成される。複数の仕切り部35は、複数(この例では2個)の第1の仕切り部35aと、複数(この例では2個)の第2の仕切り部35bとを含む。複数の凹凸部36は、この例では、複数の凹部又は複数の凸部が直線状に延びるように形成される。即ち、複数の凹条又は凸条として形成される。
なお、この例では、仕切り部35を4個設けているが、その総数はこれに限られない。従って、第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bの数も2個に限られない。例えば、1個の第1の仕切り部35aと、1個の第2の仕切り部35bとを設けるようにしても良い。また、第1の仕切り部35aの数と第2の仕切り部35bの数は同じとされる。従って、仕切り部35の総数nは偶数である。いずれの場合にも、後述するように、第1流体流路R1は、プレート10a等の長手方向において、(n+1)個の区画に区切られる。各々の区画の当該長手方向における寸法は、例えば相互に等しくされる。
最初に、プレート10a等の構造の概略について説明する。
プレート10aを図2(A)に示し、また、その拡大図を図3に示す。プレート10aにおいて、仕切り部35は、プレート10aの裏面(図に表れない面、以下同じ)に突出するように、直線状に形成される。従って、プレート10aにおける仕切り部35は、その表面から見ると、凹条に形成される。
また、プレート10aにおいて、凹凸部36は、プレート10aの表面(図に表れる面、以下同じ)に突出する直線状の部分(凸条)と、裏面に突出する直線状の部分(凹条)とが、交互に形成される。従って、プレート10aにおける凹凸部36は、その表面から見ると、凸条と凹条とが交互に形成される。ここで、プレート10aの表面に凸条として現れる部分(凸部)は、その裏面から見ると、凹条(又は凹部)である。プレート10aの表面に凹条として現れる部分(凹部)は、その裏面から見ると、凸条(又は凸部)である。凹凸部36の延びる方向は、プレート10aの長手方向の中央で、第1の方向から第2の方向に変更される。第1の方向と第2の方向とは、例えば直交する方向である。以上は、他のプレート20a、10b、20bにおいても、同じである。
なお、図2(A)及び図3においては、プレート10aの凹凸部36は、凹条として図示している。
プレート20aを図2(B)に示し、また、その拡大図を図4に示す。プレート20aにおいて、仕切り部35は、プレート20aの表面に突出するように、直線状に形成される。従って、プレート20aにおける仕切り部35は、その表面から見ると、凸条に形成される。また、凹凸部36は、プレート20aにおいても、前述のように、凸条と凹条とが交互に形成されるが、図2(B)及び図4においては、プレート20aの凹凸部36は、凸条として図示している。
プレート20aは、図3と図4との比較から判るように、プレート10aにおける仕切り部35の突出方向が、当該プレート10aの表裏方向(図2の上下方向)において逆となるように形成された形状を有する。プレート10aとプレート20aとは、前述のように、第1流体流路R1を形成する対のプレートである。
従って、プレート10aとプレート20aとが形成する第1流体流路R1において、双方のプレート10a及びプレート20aの仕切り部35は、共に当該第1流体流路R1の内側に膨出する。即ち、当該プレート10aとプレート20aとが、仕切り部35を形成するために、前述のように膨出させられる。従って、仕切り部35は、当該プレート10a又はプレート20aの一部であると考えても良い。この時、プレート10a及びプレート20aの仕切り部35が膨出する位置は、図3と図4との比較から判るように、同一の位置とされる。これにより、プレート10a及びプレート20aの仕切り部35は、相互に対向する位置で膨出する結果、相互に接触し、後述するように、永久接合が可能とされる。
また、プレート10aとプレート20aの一方の凹凸部36は、第1流体流路R1において、他方の凹凸部36と接触しないようにされる。この時、第1流体流路R1において、プレート10aとプレート20aの凹凸部36が膨出した凸条は、後述するように、これらの間を永久接合することなく第1流体流路として用いるために、同一の方向に直線状に延びるようにされる。
プレート10bを図2(C)に示す。プレート10bにおいて、仕切り部35は、プレート10bの裏面に突出するように、直線状に形成される。従って、プレート10bにおける仕切り部35は、その表面から見ると、凹条に形成される。また、凹凸部36は、プレート10bにおいても、前述のように、凸条と凹条とが交互に形成される。
プレート10bは、図2(A)と図2(C)との対比から判るように、プレート10aがその長手方向において反対向きとなるように、プレート10aが180度回転されて使用される(積層される)。この時、第2流体流入口31等の位置はそのままとされる。即ち、当該位置に存在する開口が第2流体流入口31等として用いられる。プレート10bの形状の詳細は、プレート10aとの関係と図3とから明らかであるので、拡大しての図示を省略する。
プレート20bを図2(D)に示す。プレート20bにおいて、仕切り部35は、プレート20bの表面に突出するように、直線状に形成される。従って、プレート20bにおける仕切り部35は、その表面から見ると、凸条に形成される。また、凹凸部36は、プレート20bにおいても、前述のように、凸条と凹条とが交互に形成される。
プレート20bは、図2(B)と図2(D)との対比から判るように、プレート20aがその長手方向において反対向きとなるように、プレート20aが180度回転されて使用される(積層される)。この時、第2流体流入口31等の位置はそのままとされる。即ち、当該位置に存在する開口が第2流体流入口31等として用いられる。プレート20bの形状の詳細は、プレート20aとの関係と図4とから明らかであるので、拡大しての図示を省略する。
プレート20aとプレート10bとは、前述のように、第2流体流路R2を形成する対のプレートである。従って、プレート20aとプレート10bとが形成する第2流体流路R2において、双方のプレート20a及びプレート10bの仕切り部35は、共に当該第2流体流路R2の外側に膨出する。即ち、プレート10a及びプレート20aの仕切り部35とは逆に、同一の位置で、反対方向に膨出する。
また、プレート20aとプレート10bの一方の凹凸部36は、第2流体流路R2において、他方の凹凸部36と接触するようにされる。この時、第2流体流路R2において、プレート20aとプレート10bの凹凸部36が膨出した凸条は、後述するように、これらの間を永久接合するために、異なる方向(直交する方向)に直線状に延びるようにされ、所定の位置で交差するようにされる。これにより、プレート20a及びプレート10bの凹凸部36が膨出した凸条は、これらが交差する所定の位置で、相互に接触し、後述するように、永久接合が可能とされる。
プレート10bとプレート20bとは、第1流体流路R1を形成する対のプレートである。プレート10bとプレート20bとの間が、プレート10aとプレート20aとの間と同様に、第1流体流路R1として形成される。仕切り部35及び凹凸部36も、プレート10aとプレート20aとの間における関係と同様とされる。
次に、プレート10a等における複数の仕切り部35について説明する。なお、以下ではプレート10aについて説明するが、他のプレート20a、10b、20bにおいても、同様である。
例えば、プレート10aにおいて、図2(A)及び図3に示すように、複数の第1の仕切り部35aと、複数の第2の仕切り部35bとは、当該プレート10aの長手方向(長辺)において、交互に形成される。
複数の第1の仕切り部35aは、プレート10aの一端から他端の方向に延びる。複数の第1の仕切り部35aは、プレート10aの他端には到達しないようにされる。これにより、複数の第1の仕切り部35aは、当該一端において、第1流体流路R1の上流側と下流側とを区画し、かつ、当該他端において当該区画を連通させる。
ここで、プレート10aの一端とは、当該プレート10aにおける長手方向(長辺)の一辺であって、第2流体流出口32と第1流体流出口34とが設けられた側の辺(端部)を言う。また、プレート10aの他端とは、当該プレート10aにおける長手方向の一辺であって、第2流体流入口31と第1流体流入口33とが設けられた側の辺(端部)を言う。プレート10aは、長方形の角部を丸くした形状を有する。第1の仕切り部35aは、当該長方形の長辺に直交するように設けられる。
なお、プレート10aの一端及び他端は、後述するように、第1流体流路R1の内部を流れる流体が、第1流体流入口33から流入して、直ちに1個目の仕切り部35a及び35bに衝突する構造となるように、選択される必要がある。即ち、第1流体流入口33と1個目の仕切り部35a及び35bとが、対向して設けられる必要がある。一方、第2流体流入口31は、仕切り部35a及び35bとこのような関係である必要はない。
複数の第2の仕切り部35bは、プレート10aの他端から一端の方向に延びる。複数の第2の仕切り部35bは、プレート10aの一端には到達しないようにされる。これにより、複数の第2の仕切り部35bは、当該他端において、第1流体流路R1の上流側と下流側とを区画し、当該一端において当該区画を連通させるように形成される。
次に、プレート10a等における複数の凹凸部36について説明する。なお、以下ではプレート10aについて説明するが、他のプレート20a、10b、20bにおいても、同様である。
複数の凹凸部36は、プレート10aにおいて、プレート10aの伝熱部30における第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35b以外の領域に形成される。
複数の凹凸部36は、第1流体流路R1において隣接するプレートの凹凸部36の凸部と接触しないように形成される。従って、例えばプレート10aの凹凸部36の凸部は、プレート20aの凹凸部36の凸部とは、接触しないようにされる。なお、ここに言う凸部とは、第1流体流路R1から見た凸部である。即ち、凹凸部36の第1流体流路R1側に膨出する部分である。
プレート10a及びプレート20aの凹凸部36の凸部(凸条)は、第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bに対して、所定の角度で(斜めに)交わるように形成される。所定の角度は、例えば鋭角(45度)である。一方、第1流体流路R1における第1流体の流通する方向は、後述するように、第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bに平行となる。従って、プレート10a及びプレート20aの凹凸部36の凸部(凸条)は、第1流体の流路と、所定の角度で斜めに交わる。これにより、第1流体は、いわゆるショートパス(short pass)を形成することなく、適度の乱流を生じる。この結果、伝熱部30において、効率良く熱交換を行うことができる。
これに加えて、複数の凹凸部36は、第2流体流路R2において隣接するプレートの凸部と接触するように形成される。従って、例えばプレート20aの凹凸部36の凸部は、プレート10bの凹凸部36の凸部と、接触するようにされる。なお、ここに言う凸部とは、第2流体流路R2から見た凸部である。即ち、凹凸部36の第2流体流路R2側に膨出する部分である。
第2流体流路R2において相互に接触する凹凸部36の凸部は、後述するように、永久接合される。しかし、第2流体流路R2における流体は汚れ等を含まない清浄な流体であるので、流れが当該永久接合の部分で澱んだりしても、何ら支障はなく、また、清浄であるので内部を洗浄する必要も無い。
なお、第2流体流路R2において、例えば、プレート20aの凹凸部36の凸部が、プレート10bの凹凸部36の凸部と接触しないように形成しても良い。この場合、両者の間は永久接合されない。しかし、プレート20a等に凹凸部36を形成することにより、伝熱部30における伝熱効率を向上することができる。
次に、図5〜図8を参照して、プレート10a等における仕切り部35の永久接合と、凹凸部36の永久接合とについて説明する。
図5は、以上のような構造の4枚のプレート10a、20a、10b、20bを、この順に積層した状態を示す。実際には、図1(B)に示すように、より多数のプレート2が積層される。
図5におけるA−A切断線に沿う部分断面図を図6(A)に示し、B−B切断線に沿う部分断面図を図6(B)に示す。
第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bは、図6(A)及び図6(B)に示すように、同一の位置において、第1流体流路R1に膨出し、かつ、接触するように形成される。その上で、例えば、プレート10aの第1の仕切り部35aは、図6(A)及び図6(B)に示すように、第1流体流路R1において、隣接するプレート20aの第2の仕切り部35bと、ロウ材40aにより、相互に永久接合される。これにより、第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bは、一体とされて仕切り部35を形成する。仕切り部35及びその永久接合は、例えば図6(B)の左側に顕著に現れる。また、第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bの永久接合される領域を、図7の下段の図において、斜線を施して表す。
なお、永久接合は、例えば周知の銅板(又は銅箔)を用いたロウ付け(溶着)等により行われる(他においても同じ)。永久接合の手段は、これに限られず、他の手段、例えば溶接によっても良い。
この仕切り部35a及び35bの永久接合により、第1流体流路R1において、第1流体流路R1の上流側と下流側とを、確実に区画することができ、また、全体の強度を確保することができる。更に、第1流体流路R1において、仕切り部35a及び35bを相互に接触させることにより、例えば隣接するプレート10a及び20aの間隔を正確に保つことができる。
第1の仕切り部35a及び第2の仕切り部35bは、以上に述べた形状以外の種々の形状とすることもできる。
例えば、前述の例では、第1の仕切り部35aは、第1流体流路R1を挟んで対向するプレート(例えば、プレート10a及び20a)の双方に設けられる。しかし、第1の仕切り部35aを、第1流体流路R1を挟んで対向するプレートの一方にのみ、設けるようにしても良い。例えば、プレート10aのみに第1の仕切り部35aを設け、プレート20aには設けないようにしても良い(この逆でも良い)。この場合でも、プレート10aとプレート20aとの間隔は前述の例と等しくされる。従って、第1の仕切り部35aの高さは、前述の例における高さ(前記間隔の方向の寸法、以下同じ)の2倍とされる。
また、前述の例では、第1流体流路R1を挟んで対向する例えばプレート10aの第1の仕切り部35aの高さは、プレート20aの第1の仕切り部35aの高さと等しくなるように設けられる。しかし、プレート10aの第1の仕切り部35aの高さが、プレート20aの第1の仕切り部35aの高さと異なるようにしても良い。この場合でも、プレート10aとプレート20aとの間隔は前述の例と等しくされる。従って、前述の例においてプレート10aの第1の仕切り部35aの高さとプレート20aの第1の仕切り部35aの高さとの比が5:5であるとすると、この比が1:9〜9:1等であっても良い。
第2の仕切り部35bも、同様である。即ち、第2の仕切り部35bは、第1の仕切り部35aの設けられたプレートに、第1の仕切り部35aと同様に設けられる。
プレート20aの凹凸部36は、その凸部において、第2流体流路R2において接触させられた隣接するプレート10bの凹凸部36の凸部と、ロウ材40bにより、相互に永久接合される。凹凸部36及びその永久接合は、例えば図6(B)の中段の右側に顕著に現れる。また、凹凸部36の凸部の永久接合される領域を、図8の下段の図において、斜線を施して表す。
この複数の凹凸部36同士の凸部での永久接合により、第2流体流路R2において、全体の強度を確保することができる。また、第2流体流路R2において、複数の凹凸部36同士をその凸部で相互に接触させることにより、隣接するプレート20a及び10bの間隔を正確に保つことができる。
複数の凹凸部36の高さ(深さ)は、図6(A)及び図6(B)に示すように、第1の仕切り部35(35a及び35b)の高さよりも、低く(浅く)される。即ち、第1流体流路R1を構成する2枚のプレートの間隔を、第1の仕切り部35以外の領域において、十分に広くすることができる。また、第2流体流路R2を構成する2枚のプレートの間隔を、第1の仕切り部35の領域において、十分に広くすることができる。
なお、図6(B)に示すように、隣接するプレート2同士は、その周縁部において、相互に永久接合される。例えば、プレート10aは、その両端の折り曲げ部(周縁部)において、ロウ材40aにより、プレート20aと永久接合される。これにより、隣接するプレート2の間から、流体が外部に漏れないようにされる。このように、本発明によれば、周縁部に永久接合のための鍔部を設ける必要が無い。従って、本発明のプレート式熱交換器は、鍔部を備えるプレート式熱交換器と比較して、簡易な製造方法により製造することができる。
図7は、プレート10bとプレート20bとの永久接合(及びその間の第1流体流路R1)を示す。図8は、プレート20aとプレート10bの間の永久接合(及びその間の第2流体流路R2)を示す。
図7に示すように、第2流体流入口31の周囲において、プレート10bとプレート20bとが相互に密着させられ、永久接合される。第2流体流出口32についても、図示しないが、同様とされる。これにより、プレート10b及びプレート20bの間において、第2流体流入口31及び第2流体流出口32は、プレート10bとプレート20bとが形成する第1流体流路R1と完全に分離される。この結果、プレート10b及びプレート20bの間において、第2流体が第1流体と混合することは無い。
また、図8に示すように、第1流体流出口34の周囲において、プレート20aとプレート10bとが相互に密着させられ、永久接合される。第1流体流入口33についても、図示しないが、同様とされる。これにより、プレート20a及びプレート10bの間において、第1流体流入口33及び第1流体流出口34は、プレート20aとプレート10bとが形成する第2流体流路R2と完全に分離される。この結果、プレート20a及びプレート10bの間において、第1流体が第2流体と混合することは無い。
なお、図1(B)に示すように、積層された複数のプレート2の両端の外側には、カバープレート3及び4が積層され、プレート2と永久接合される。後部のカバープレート3には開口は設けられない。前部のカバープレート4には、4個の開口が設けられる。図1(A)及び図1(B)に示すように、第2流体流入口31に対応する開口にはノズル(又はコネクション)51が、第2流体流出口32に対応する開口にはノズル52が、第1流体流入口33に対応する開口にはノズル53が、第1流体流出口34に対応する開口にはノズル54が、各々、取り付けられる。
次に、本発明のプレート式熱交換器1における流体の流れについて説明する。
第1流体流路R1において、以上のような構造により、その内部を流れる第1流体の流路は、第1流体流入口33から流入して、1個目の永久接合された仕切り部35a及び35bに達し、これに沿うように方向を変えてプレート10a及び20aの一端に達する。仕切り部35a及び35bの数は、第1流体流路R1において、上流側から順に数えるものとする。以下、当該流体は、同様にして流れの方向を変えて、2個目の仕切り部35a及び35b、プレート10a及び20aの他端、3個目の仕切り部35a及び35b、プレート10a及び20aの一端、4個目の仕切り部35a及び35b、プレート10a及び20aの他端の順に流れる。更に、当該伝熱部30の終端部(及び)に沿うように方向を変えて、第1流体流出口34に達し、ここから流出する。
従って、汚れ等を含む可能性のある流体が流通する第1流体流路R1において、第1流体の流れは、仕切り部35a及び35bに平行な流れとされ、また、プレート10a及び20aの一端又は他端に平行な流れとされる。これに加えて、第1流体流路R1において、複数の凹凸部36は、隣接するプレートの凸部と接触しないように形成される。従って、第1流体流路R1には、澱みが発生する箇所が存在せず、また、繊維状の異物等が引っ掛かる箇所も存在しない。これにより、第1流体に汚れ等が混入していても、これらを第1流体流路R1の内部に蓄積することなく、これから排出することができる。また、第1流体流路R1の内部を洗浄した場合に、澱みが発生しないので、内部をほぼ完全に洗浄することができる。また、第1流体流路R1の内部に澱みが発生しないので、第1流体を0℃近傍又は0℃以下に冷却する場合であっても、第1流体に凍結が生じることを防止することができる。
これに加えて、第1流体流路R1において、その内部を流れる流体は、その流路の途中に存在する複数の凹凸部36を横切ることになる。これにより、当該流体は、いわゆるショートパスを形成することなく、適度の乱流を生じる。この結果、伝熱部30において、効率良く熱交換を行うことができる。
一方、第2流体流路R2において、以上のような構造により、その内部を流れる第2流体の流路は、第2流体流入口31から流入して、ほぼ当該プレート20a及び10bの対角線に沿って流通して、当該対角線上に存在する第2流体流出口32に達し、ここから流出する。
この流路において、第2流体は、複数の凹凸部36の凸部が相互に永久接合された部分に当接して、その左右を分岐して通過する。しかし、第2流体は、前述のように、清浄な流体であるので、当該永久接合の部分に当っても何ら支障は無い。
以上のように、本発明のプレート式熱交換器においては、第1流体はプレート間を蛇行しながら流れ、一方、第2流体はプレート間を殆ど蛇行せずに流れる。厳密には、第2流体はプレート間をごく僅かに蛇行しながら流れるが、この時、第1流体と第2流体の流れは、基本的には斜めに交差する流れ(斜交流)となり、部分的には直交流となる箇所が存在する。即ち、第1流体と第2流体の流れが並行流となる部分は、全く存在しない。
これに対して、冷凍装置用の蒸発器、凝縮器用のプレート式熱交換器(以下、凝縮器用のプレート式熱交換器)においては、例えば、第1流体及び第2流体が双方共にプレート間を蛇行しながら流れ、かつ、第1流体と第2流体の流れが並行流となる形式のものがある。しかし、このような形式のプレート式熱交換器は、熱交換の効率が大きく低下するので、本発明のプレート式熱交換器が用いられる家庭用、風呂用等のプレート式熱交換器では、以下のような理由で、事実上、採用できない。
熱交換器における各要素の関係は、Q=K・ΔT・Aで表される。ここで、Q:交換熱量、K:熱通過率、ΔT:第1流体と第2流体の温度差、A:伝熱面積である。高効率な熱交換器は、交換熱量Qの値を確保しながら、伝熱面積Aを小さくすることにより、小型化を図る。
図9は、プレートの熱交換の温度条件の説明図であり、特に、図9(A)は、第1流体と第2流体が対向流の場合の温度条件の説明図であり、図9(B)は、第1流体と第2流体が並行流の場合の温度条件の説明図である。
例えば、第2流体を高温側、第1流体を低温側として、第1流体と第2流体とが対向流である場合(以下、対向流の場合)においては、図9(A)に示すとおりである。ここで、T1:第2流体入口温度、T2:第2流体出口温度、T3:第1流体出口温度、T4:第1流体入口温度である。この場合、T3>T2の温度条件にての運転(使用)は可能であり、実際にそのような条件で使用されることも多い。
一方、第2流体を高温側、第1流体を低温側として、第1流体と第2流体とが並行流である場合(以下、並行流の場合)においては、図9(B)に示すとおりである。即ち、T3>T2の温度条件にての運転は不可能であり、従って、並行流の場合は、大きな熱交換の効率低下となる。
また、T3<T2の条件での運転であったとしても、対向流の場合、第1流体と第2流体の温度差ΔTは、ΔT=((T1−T3)―(T2−T4))/(LN(T1−T3)/(T2−T4))で表される。一方、並行流の場合、第1流体と第2流体の温度差ΔTは、ΔT=((T1−T4)―(T2−T3))/(LN(T1−T4)/(T2−T3))で表される。これらの対比からから判るように、並行流の場合には、第1流体と第2流体の温度差ΔTが小さくなり、熱交換の効率低下となる。
以上に加えて、凝縮器用のプレート式熱交換器においては、熱交換の媒体は冷媒を対象としており、かつ、潜熱変化を前提としている。これは、以下の理由による。即ち、例えば第1流体側が冷媒とすると、第1流体入口温度T4と第1流体出口温度T3の差は小さく、対向流と並行流における第1流体と第2流体の温度差ΔTの差も小さくなる。このため、熱交換の効率低下は顕著にならない。
しかし、本発明のプレート式熱交換器が用いられる家庭用、風呂用等のプレート式熱交換器のように、水と水との熱交換を行うプレート式熱交換器においては、顕熱変化を前提とする。このため、第1流体及び第2流体が、双方とも、その入口温度及び出口温度が大きく変化する。従って、水と水との熱交換を行う場合においては、たとえ部分的とはいえども、プレート2のほぼ全領域に渡って並行流が存在すると、前述のように第1流体と第2流体の温度差ΔTが小さくなるので、結果的に熱交換の効率低下が大きくなってしまう。
これに対して、本発明のプレート式熱交換器においては、前述したように、第1流体と第2流体の流れが並行流となる部分は全く存在しない。従って、第1流体と第2流体の温度差ΔTについて、前記対抗流に近い効果を得ることができる。この結果、第1流体と第2流体の温度差ΔTは大きいままで維持され、この結果、熱交換の効率が低下することは無い。
なお、プレートの幅が小さい場合には、第1の実施態様において第1の仕切り部35aがプレートの一端から延びる長さ及び第2の仕切り部35bがプレートの他端から延びる長さは、ごく短いものであっても良い。
(第2の実施態様)
図10は、本発明のプレート式熱交換器1におけるプレートの構造の他の一例を示す斜視図である。図10は、図2と同様に、図1(B)における隣接する4枚のプレート2を取出して、それらの構造を示す。
図10の例においては、複数の仕切り部35の構造は図1の例と同じであるが、複数の凹凸部36として、複数の凹部(陥没部)又は複数の凸部(突出部)が形成される。凹部又は凸部は、例えば円錐状又は半球状とされる。即ち、凹凸部36の形状は、直線状に限定されず、円錐状や半球状等の種々の形状であって良い。このような凹凸部36によっても、流体は、いわゆるショートパスを形成することなく、適度の乱流を生じる。この結果、伝熱部30において、効率良く熱交換を行うことができる。
(第3の実施態様)
図11及び図12は、本発明のプレート式熱交換器1におけるプレートの構造の更に他の一例を示す斜視図である。図11は、プレート2(20a)の拡大斜視図であり、図4に対応する図である。図12は、隣接する4枚のプレート2を積層した状態を示し、図5に対応する図である。
図11において、第1の仕切り部35aの幅が、プレート20aの一端側において、プレート20aの他端側より広くなるように形成される。また、第2の仕切り部35bの幅が、プレート20aの他端側において、プレート20aの一端側より広くなるように形成される(この点は、図4及び図5においても同じである)。
図11はプレート20aのみを示す。しかし、前述したように、プレート10aとプレート10b、プレート20aとプレート20bは、所定の関係を満たすような同一の形状を備える。従って、他のプレート20b、プレート10a及びプレート10bにおいても、第1及び第2の仕切り部35a及び35bの幅は同様とされる。
蛇行する第1流体は、第1及び第2の仕切り部35a及び35bの一端及び他端において、180°向きを変えることになる。このため、第1及び第2の仕切り部35a及び35bの一端及び他端においては、第1流体の流れが澱みやすい。そこで、第1及び第2の仕切り部35a及び35bの根元(例えば、プレート20aの一端又は他端に接している側)の幅が、先端部(例えば、プレート20aの一端又は他端に接していない側、根元の反対側)の幅より広くなるように形成される。これにより、当該部分に第1流体が流れない構造とすることができ、第1流体の流れが澱むことを解消することができる。
第1流体は、特に、第1流体流入口33に対向する当該部分及び第1流体流出口34に対向する当該部分においては、更に、その流れが澱みやすい。そこで、特に、図11においては、第1流体流入口33に対向する第2の仕切り部35bの根元の幅が、他の第2の仕切り部35bの根元の幅よりも広くなるように形成される。また、第1流体流出口34に対向する第1の仕切り部35aの根元の幅が、他の第1の仕切り部35aの根元の幅よりも広くなるように形成される。これにより、第1流体流路R1の入口近傍及び出口近傍において、第1流体の流れが澱むことを解消することができる。
なお、図11においては、各々1個の第1及び第2の仕切り部35a及び35bの根元の幅が、他の第1及び第2の仕切り部35a及び35bの根元の幅よりも広くされるが、全ての第1及び第2の仕切り部35a及び35bの根元を、図11に示すより広い同様の構造としても良い。
(第4の実施態様)
図13は、本発明のプレート式熱交換器1の他の一例を示す斜視図であり、図1に対応する図である。図14は、図13のプレート式熱交換器1におけるプレートの構造の一例を示す断面図であり、図6に対応する図である。即ち、図5のようにプレートを積層した場合におけるA−A切断線に沿う部分断面図を図14(A)に示し、B−B切断線に沿う部分断面図を図14(B)に示す。
プレート式熱交換器1は、図13(A)に示すように、複数のプレート(伝熱プレート)2を積層した構造を備える。即ち、プレート式熱交換器1は、図13(B)に示すように、プレート20b、10a、20a、10bの順に積層が繰り返され、プレート2の枚数が偶数となるように積層される。例えば、図13(B)は、模式的に、6枚のプレート2が積層された構成を示す。これにより、図13(B)に示すように、隣接するプレートの間に複数の第2流体流路R2と複数の第1流体流路R1とが交互に形成され、かつ、積層された複数のプレート2の両端の流路が第2流体流路R2となるように構成される。
積層された複数のプレート2の両端或いは一端の流路が第1流体流路R1となるように構成した場合、端部の第1流体流路R1においては、仕切り部35が接合されるだけである。このため、第1流体流路R1は、第1流体の圧力に対する強度を十分に確保できない可能性がある。
一方、図13及び図14においては、積層された複数のプレート2の両端の流路が第2流体流路R2とされる。この場合、図13(B)及び図14(A)に示すように、第2流体流路R2において、複数の凹凸部36が接合される。換言すれば、隣接するプレート2の間において、双方の凸条と凸条が斜めに交差して、当該交差する点の各々で相互に永久接合される。この結果、第2流体流路R2においては、隣接するプレート2が、図14(A)及び図14(B)に示すように、多数の点で永久接合される。これにより、プレート式熱交換器1の両端ひいては全体の強度を確保することができる。
この結果、第1流体流路R1に第1流体の大きな圧力が作用した場合でも、永久接合された2枚のプレート2(即ち、第2流体流路R2)で圧力を受けることができる。
1 プレート式熱交換器
2 プレート
10a、20a、10b、20b プレート
30 伝熱部
31 第2流体流入口
32 第2流体流出口
33 第1流体流入口
34 第1流体流出口
35a 第1の仕切り部
35b 第2の仕切り部
36 凹凸部

Claims (5)

  1. 複数のプレートを積層し、隣接する前記プレート同士がその周縁部で永久接合されてなり、隣接する前記プレートの間に第1流体の流れる第1流体流路及び第2流体の流れる第2流体流路を交互に形成し、前記第1流体と前記第2流体とがその間に存在する前記プレートの伝熱部を介して熱交換を行うプレート式熱交換器において、
    前記第1流体流路を挟んで対向するプレートの一方又は双方の伝熱部に、前記プレートの一端から他端の方向に延びて、当該一端において前記第1流体流路の上流側と下流側とを区画し、当該他端において当該区画を連通させるように形成された第1の仕切り部と、
    前記第1の仕切り部が設けられたプレートの伝熱部に、前記第1の仕切り部と交互に形成された第2の仕切り部であって、前記プレートの前記他端から前記一端の方向に延びて、当該他端において前記第1流体流路の上流側と下流側とを区画し、当該一端において当該区画を連通させるように形成された第2の仕切り部と、
    前記プレートの伝熱部における前記第1の仕切り部及び第2の仕切り部以外の領域に形成された複数の凹凸部であって、前記第1流体流路において隣接する前記プレートの凸部と接触せず、かつ、前記第2流体流路において隣接する前記プレートの凸部と接触するように形成された複数の凹凸部とを備え、
    前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部が、各々、当該プレートを相互に対応する位置で前記第1流体流路に膨出させることにより形成され、
    前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部が、各々、前記第1流体流路を挟んで対向するプレートと永久接合され
    前記複数の凹凸部が、直線状に延びる複数の凹部と直線状に延びる複数の凸部として形成され、前記直線状に延びる複数の凹部と前記直線状に延びる複数の凸部が、各々、前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部に対して斜めに交わるように形成され、前記複数の凹凸部の高さが、前記第1の仕切り部及び前記第2の仕切り部の高さよりも低く、前記複数の凹凸部が、各々、前記第1流体流路において、前記第1流体流路から見た凸部で、隣接する前記プレートの前記第1流体流路から見た凸部と接触しないようにされ、前記複数の凹凸部が、各々、前記第2流体流路において、前記第2流体流路から見た凸部で、隣接する前記プレートの前記第2流体流路から見た凸部と、相互に永久接合される
    ことを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 前記直線状に延びる複数の凸部は、隣接する前記プレートの直線状に延びる複数の凸部と、異なる方向に直線状に延びて所定の位置で交差するようにされ、
    前記直線状に延びる複数の凸部と、隣接する前記プレートの前記直線状に延びる複数の凸部とが、前記第2流体流路において、両者が交差する前記所定の位置で、永久接合される
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  3. 前記第1流体流路には、前記第1流体として汚れを含む可能性のある媒体が流れ、前記第2流体流路には、前記第2流体として清浄な媒体が流れる
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレート式熱交換器。
  4. 前記第1の仕切り部の幅が前記プレートの一端側において前記プレートの他端側より広くなるように形成され、前記第2の仕切り部の幅が前記プレートの他端側において前記プレートの一端側より広くなるように形成される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレート式熱交換器。
  5. 前記積層された複数のプレートにより交互に形成される前記第1及び第2流体流路において、その両端の流路が前記第2流体流路で構成される
    ことを特徴とする請求項〜4のいずれか1項に記載のプレート式熱交換器。
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