JP5415029B2 - 紫外線硬化型インクジェット記録用インク及びカラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紫外線硬化型インクジェット記録用インク及び該インクを用いたカラー画像形成装置に関する。
インクジェット技術を用いた画像形成は家庭用から産業機器まで広く展開されている。
一般に家庭用インクジェットプリンタでは水系インクを用いているが、インク吸収性のよい記録媒体上でないと十分な画質が得られない。また産業用インクジェットプリンタでは、溶剤の高速な乾燥性や記録媒体への浸透力によって、水系インクでは印字不可能な記録媒体への印字を行っている。しかし、溶剤を揮発させるため、臭気、危険性、溶剤の毒性の面で問題がある。揮発性の少ない溶剤を用いたインクもあるが、インクが乾燥しないため、画質や定着性の点で問題がある。また、室温で固体のホットメルトインクもあるが、ワックス状のインクであるため定着後の画像の表面強度が弱く、記録媒体による定着力の差が大きい。
これに対し、紫外線(UV)硬化型インクジェット記録用インクは、揮発性溶剤を用いず低臭気である上に、記録媒体にインク吸収性が無くても印字が可能であり、定着時間を短くできるため作像プロセス速度を上げることができる。しかし、インクが記録媒体に十分に濡れないと記録媒体表面に広がらないため十分な画質が得られず、接触面積が低下するほど定着性も悪化する。また、印写後のインク厚みが大きくなると、硬化のための紫外線が内部まで到達できなくなり、硬化不良を引き起こす。
上記の問題点を解決するため、表面張力を著しく低下させることが可能なフッ素系界面活性剤を添加したものが開発されている(特許文献1、2)。
しかし、このようなフッ素系界面活性剤は、紫外線による硬化特性を有していないため、インク硬化後に界面活性剤がブリードアウトしてしまうという問題があった。
そこで、反応性の濡れ性向上剤として、フルオロアルキルアクリレートやシリコーンアクリレートなどを用いることが提案されているが(特許文献3、4)、このような反応性の濡れ性向上剤は、ブリードアウトの抑制はできても、濡れ性向上の面では界面活性剤より劣る。また、濡れ性を向上させるために多量に添加すると、硬化反応後に未反応のこれらの化合物が残留しやすく、残留成分がブリードアウトしてしまう。重合開始剤量、照射光量を増加させれば未反応化合物を低減できるが、重合開始剤の増加は硬化後の塗膜物性に影響を与え、未硬化時のインク毒性を上げる懸念がある。また照射光量を増加させるためには高価な紫外線ランプを増設する必要があり、コストや消費電力面で望ましくない。
特開2004−217813号公報 特開2004−224885号公報 特許第3619778号公報 特開2007−323064号公報
本発明は、記録媒体に対するインクの濡れ性改善と、紫外線硬化後の界面活性剤成分のブリードアウト抑制とを両立することができる紫外線硬化型インクジェット記録用インク及び該インクを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
上記課題は次の1)〜5)の発明によって解決される。
1) 着色剤、光硬化性化合物、光重合開始剤を含有し、更に表面張力調整剤として下記構造式(1)で示される少なくとも1種のフッ素系界面活性剤を含有することを特徴とする紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
上記式中、RfはCHCF、又はCHCFCFを表す。nは5〜20である。R1は紫外線硬化反応可能な官能基を表すが、一方のR1は水素原子でもよい。
2) 前記官能基R1の少なくとも一方が、ビニル基、イソプロペニル基、アリル基、メタリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、プロピオロイル基、マレオイル基、エポキシ基、オキセタニル基から選択される基を有することを特徴とする1)記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
3) 前記官能基R1の少なくとも一方が、下記構造式()で表される基であることを特徴とする2)記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
4) 前記官能基R1の少なくとも一方が、下記構造式()又は()で表される基であることを特徴とする2)記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
5) 1)〜4)の何れかに記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インクを用いるカラー画像形成装置。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明の紫外線硬化型インクジェット記録用インクは、表面張力調整剤として、前記構造式(1)で示される少なくとも1種のフッ素系界面活性剤を含有する。
これらの化合物は、比較的短鎖のフルオロアルキル基(Rf)を有する多価アルコールを基本構造単位とし、それらを1〜数十単位(n、k、m)含むエーテル結合されたオリゴマー部を少なくとも有し、かつ紫外線硬化反応可能な官能基(R1、R2)を有することを特徴とする。ここで、上記フッ素系界面活性剤は、繰り返し構造単位の繰り返し数が異なる高分子化合物の混合物であるから、n、k、m、lの数値は、繰り返し数の平均値である。
一般的なフッ素系界面活性剤は、分子中のフルオロアルキル鎖が疎水疎油性を、他の部分が親溶媒性を示すように構成されている。フルオロアルキル鎖が長くなるほど疎水疎油性が向上し、親溶媒部位との組み合わせによって界面活性能が強くなり、インクの濡れ性を向上させることができる。しかし、濡れ性が高すぎると、インクジェットヘッドのオリフィス部も濡らしきってしまう。これらの点のバランスを考慮して、本発明におけるフルオロアルキル基は、CHCF、又はCHCFCFとする。
インクジェットヘッドのオリフィス部周辺は、均一な表面状態を維持しないと、インク吐出方向が曲がってしまい正常な吐出が行えなくなる。そのためオリフィス部は超撥溶媒処理が行われているが、濡れ性の非常に高いインクを用いると撥溶媒処理の効果以上に濡らしてしまうため、オリフィス部は不均一に濡れる状態となり吐出曲がりが発生する。
本発明で用いるフッ素系界面活性剤は、従来のフッ素系界面活性剤よりフッ素鎖が短いため濡れ性面では劣っているが、シリコン系界面活性剤に比べて格段に表面張力を低下させることができ、記録媒体の表面に対する濡れ性向上には十分な性能を有する。また従来のフッ素系界面活性剤を用いたインクでは吐出品質が問題となるが、本発明のフッ素系界面活性剤を用いると、従来のインクより吐出品質が向上する。
更に、パーフルオロオクタン酸(PFOA)については生態蓄積性や有害性が懸念されている。パーフルオロアルキル酸ではパーフルオロアルキル基の鎖長に応じて生態排出性が異なっており、短鎖になるほど生態排出性が良いことが知られている。パーフルオロアルキルエーテル型界面活性剤は、自然界での分解過程でパーフルオロアルキルアルコールを経て酸化され、パーフルオロアルキル酸となる。そのため長鎖のフルオロアルキル鎖を有するフッ素系界面活性剤は、環境放出後の生成物質が生態蓄積する可能性が高く、短鎖のフッ素系界面活性剤の方が安全性の面でも好ましい。
また、本発明ではオリゴマー型界面活性剤を用いることにより、インクの気泡性、脱気性が向上し、ヘッド内の気泡混入の低減や、インク充填性の向上効果が得られる。気泡性、脱気性が向上する理由は明らかではないが、低分子界面活性剤のように移動の自由度が高い場合には、界面にフルオロアルキル鎖が自由に拡散して均一に存在することにより、界面全体の表面張力を低下させている。これに対してオリゴマー型界面活性剤では、フルオロアルキル鎖がモノマー単位で拘束されるため、低分子型界面活性剤より微少に局在した状態となり、微視的に見ると不均一に表面張力を低下させていると推測される。泡は気液界面の表面張力が低く、均一なものほど安定化しやすいため、オリゴマー型と低分子型の微視的な均一性の差が気泡性、脱気性に影響していると推測される。
ところで、低分子界面活性剤は、異なる極性基をそれぞれ1〜2程度有し、界面の極性に応じて分子が配列することで機能を発揮する。しかし、分子が配列せず単独で存在する場合には、機能は十分に発揮されない。構造の典型例を図2に示す。
これに対し、オリゴマー型も含む高分子界面活性剤は、異なる極性基をそれぞれ多数有し、界面の極性に応じて分子内の極性基が配向することで機能を発揮する。分子が大きく不定形であるため界面に分子が配列することは無く、単独でも機能は十分に発揮される。構造の典型例を図3に示す。
また、前記構造式(1)のように、フルオロアルキル基を有する基本構造単位を有していれば一応の効果を得ることができる。しかし、nが5未満の場合は界面活性能が低くなりすぎるため使えない。また、nが20を超えると、分子量が大きくなりすぎて界面への移動が遅くなる。そのためインクジェットインクに用いるには濡れ速度が遅くなりすぎ界面活性剤としての十分な機能が発揮されないので使えない。したがって、nの範囲は5〜20とする。
同様に、k、mの何れかが1未満の場合は界面活性能が低くなりすぎるため使えない。また、k、mの何れかが8を超えると、分子量が大きくなりすぎて界面活性剤としての十分な機能が発揮されないため使えない。したがって、k、mの範囲は1〜8とする。
また、lはインクに用いる溶媒に合わせて適宜調整すればよいが、通常は1〜20程度である。
なお、インク中のフッ素系界面活性剤の平均重合度は、LC/MS(液体クロマトグラフィー質量分析)により測定可能である。
更に紫外線硬化反応可能な官能基を有することにより、紫外線硬化後の界面活性剤成分のブリードアウトを抑制することができ、ブリードアウトに伴う定着性の低下や印字表面物性の変化を抑制することができる。一色印字後に硬化させる多色印字時では、各色間の界面にブリードアウトが発生するため、印字物の濃度や色相変化が引き起こされ、形成画像の経時安定性を損なう。
また、反応性のない添加剤を加えている場合、界面活性剤と相互作用を持つ化合物では添加剤のブリードアウトが促進される。そのため塗膜の耐光性や可塑性のための添加剤の場合、それらの機能低下を生じる。
紫外線硬化反応は、光ラジカル発生開始剤を用いるラジカル重合系と、光酸発生開始剤を用いるカチオン重合系が一般的に用いられている。
ラジカル重合系に適した反応性官能基としては、不飽和炭化水素鎖を有する官能基が挙げられる。好ましいのは、ビニル基、イソプロペニル基、アリル基、メタリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、プロピオロイル基、マレオイル基から選択される基を有する官能基である。更に好ましいのは前記構造式()で表される基である。
またカチオン重合系に適した反応性官能基としては、ビニル芳香族部を有する官能基、ビニルエーテル部を有する官能基、ビニルアミド部を有する官能基、酸素含有複素環を有する官能基が挙げられる。好ましいのは、エポキシ基、オキセタニル基を有する官能基であり、反応性の面から、前記構造式()の、3−エチル−オキセタニル−メチル基、又は前記構造式()の、3−(3−エチル−オキセタニル−メトキシ)−2−ヒドロキシ−プロパン基が特に好ましい。これらの官能基を有するフッ素系界面活性剤は、記録媒体との濡れ性の付与、インクジェットヘッドのオリフィス部での撥インク性とのバランス、低気泡性によるインク充填性の向上にも寄与する。
本発明で用いることができる市販のフッ素系界面活性剤としては、前記構造式()で表される基を有するポリフォックスPF−3305、PF−3510、PF−3320(オムノバ社)などが挙げられる。また、オムノバ社製のPF−636、PF−6320、PF−656、PF−6520を出発原料とし、特許第3882486号、特許第3307260号、特許第4003264号を参照して、オキセタニル基を付与することにより合成することもできる(後述する化合物A参照)。
インク中のフッ素系界面活性剤の含有量は、0.01〜10重量%が望ましい。また、記録媒体へのインクの濡れ性付与の面からは0.05%〜10重量%が好ましく、インクジェットヘッドの吐出安定性の面からは0.01%〜2重量%が好ましい。0.01重量%未満の場合、記録媒体に対する濡れ性付与の面で十分な効果が発揮されないことがある。また10重量%を超えると、吐出安定性が悪化するとともに、印字画像の定着性が悪化することがある。更に本発明のフッ素系界面活性剤の反応性は、一般的なモノマーよりも劣っているため、過剰に添加すると未反応の界面活性剤が残留し、ブリードアウトに伴う印刷物の悪化を起こす。
<インク物性>
本発明のインクは、吐出時の温度における粘度が5〜30mPa・sであることが好ましく、特に、5〜20mPa・sが望ましい。高粘度のインクを吐出するにはインクジェットヘッドの吐出力を高める必要があり、粘度が30mPa・sを超えるインクを吐出しようとすると、圧電素子を利用したインクジェットヘッドでは、圧電素子間に印加する電圧が高くなり、電流のリークなどの問題が発生しやすい。また、高粘度のインクは吐出時に独立したインク滴に分離しにくく、インク滴の形状が悪く尾を引くように吐出される。そのためインクミストの発生や、サテライトの分離といった粒子化異常が引き起こされやすい。逆に低粘度のインクは、インク滴の形状、周波数特性が不良となりやすいため、高周波数特性を保持するには5mPa・s以上であることが望ましい。
インクを吐出時に低粘度化するため、ヘッドやインク供給系を40〜80℃程度に加温して低粘度にしたインクを噴射してもよいが、インク吐出部だけでなくインク供給系まで加温する必要がある。特にインク吐出部のインク温度が安定するように、ヘッドを含めたインク吐出部の温度調節を、インク供給系と別に行うことが望ましい。
本発明のインクは、吐出時の温度における表面張力が20〜29mN/mであることが望ましい。更に望ましくは23〜26mN/mである。20mN/mより小さいと吐出が不安定になり、29mN/mより大きくなると、記録媒体への濡れ性が不十分となる。
また、インクは使用する温度条件でニュートン流体挙動を示すことが好ましいが、通常の測定に使用されるシェア速度(約20〜100rpm)で上記条件に合致すれば、見かけの粘度に多少のシェア速度依存性が存在しても問題とはならない。
<インク構成材料>
本発明のインクは、着色剤、光硬化性化合物、光重合開始剤を含有し、更に表面張力調整剤として前記フッ素系界面活性剤を含有する。更に、各種の増感剤、光安定化剤、スリップ剤、表面処理剤、粘度低下剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋促進剤、重合禁止剤、可塑剤、防腐剤、分散剤、レべリング剤、水、溶剤等を混合することが可能である。
<着色剤>
着色剤としては、特に限定されるわけではないが、本発明には、例えばカラーインデックスに記載される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
白顔料としては、硫化亜鉛、二酸化チタン、Pigment White 6等
赤又はマゼンタ顔料としては、Pigment Red 2、3、5、9、14、17、19、22、23、31、37、38、41、42、43、48:1、48:2、48:3、48:4、48:5、49:1、53:1、57:1、57:2、58:4、63:1、81、81:1、81:2、81:3、81:4、88、104、108、112、122、123、144、146、149、166、168、169、170、177、178、179、184、185、208、210、216、226、238、257、Pigment Violet 3、19、23、29、30、37、50、88、Pigment Orange 5、13、16、20、34、36等
青又はシアン顔料としては、Pigment Blue 1、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17−1、22、27、28、29、36、60等
緑顔料としては、Pigment Green 7、26、36、50等
黄顔料としては、Pigment Yellow 1、3、12、13、14、17、34、35、37、55、63、65、73、74、81、83、93、94、95、97、98、106、108、109、110、114、121、126、136、137、138、139、153、154、155、157、166、167、168、174、176、180、185、188、193等
黒顔料としては、Pigment Black 7、28、26等
着色剤によって硬化に必要な紫外線波長の吸光度が異なるため、着色剤に応じて紫外線硬化特性が変化する。そのため着色剤の添加量は、使用する紫外線ランプの出力と着色剤の着色力に応じて任意に決められる。添加量は通常1〜30重量部が適量である。1重量部未満では画像品質が低下し、30重量部より多いと紫外線硬化特性、インク粘度特性に悪影響を与える。また、色の調整等のため2種類以上の着色剤を適宜混合して使用してもよい。
<光硬化性化合物>
本発明に用いることができる光硬化性化合物は、インク構成材料の10〜70重量パーセントを占めるが、光硬化反応の種類、即ち、光ラジカル発生開始剤を用いるラジカル重合系と、光酸発生開始剤を用いるカチオン重合系によって使用できる化合物が異なる。
またラジカル重合系とカチオン重合系を混合して利用することも可能であり、硬化特性や密着強度、作像プロセスに応じて任意に設計することができる。
(ラジカル重合系)
本発明で用いることができるラジカル重合系の光硬化性化合物は、反応性官能基として不飽和炭化水素鎖を有する化合物が挙げられるが、好ましくはビニル基、イソプロペニル基、アリル基、メタリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、プロピオロイル基、マレオイル基を有する化合物である。
単官能基の化合物としては、次のものが挙げられる。
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(EHA)、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(HEA)、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート(HPA)、カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、カプロラクトン(メタ)アクリレート、エトキシ化ノニルフェノール(メタ)アクリレート、オキセタン(メタ)アクリレート
二官能基の化合物としては、次のものが挙げられる。
トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エステルジ(メタ)アクリレート(MANDA)、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ(メタ)アクリレート(HPNDA)、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート(BGDA)、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート(BUDA)、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート(HDDA)、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(DEGDA)、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート(NPGDA)、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート(TPGDA)、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール200ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール400ジ(メタ)アクリレート
多官能基の化合物としては、次のものが挙げられる。
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(TMPTA)、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート(PETA)、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート(DPHA)、トリアリルイソシアネート、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールの(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化グリセリルトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタ(メタ)アクリレートエステル
オリゴマーとしては、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アルキッド樹脂、エーテル系樹脂、多価アルコール等のアクリレート、メタクリレートが挙げられる。
硬化性ポリマーとしては、重合性官能基を有する水溶性樹脂、エマルジョンタイプの光硬化型樹脂が挙げられる。
上記ラジカル重合系の光硬化性化合物は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
ラジカル重合系の光重合開始剤としては、ベンゾインエーテル系、アセトフェノン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、その他アシルホスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート等の特殊グループがあり、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルメチルケタール、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、2−クロロチオキサントン等が挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
上記光重合開始剤は、ビヒクル総量の1〜10重量パーセント含まれるようにする。
光開始助剤としては、トリエタノールアミン、2−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、重合性3級アミン等が挙げられる。その他、光重合開始剤含有タイプの光硬化型樹脂を使用しても良い。
(カチオン重合系)
本発明で用いることができるカチオン重合系の光硬化性化合物は、主にビニル芳香族類、ビニルエーテル類、N−ビニルアミド類、エポキシ基を有する化合物、オキセタニル基を有する化合物である。
ビニル芳香族類としては、次の化合物が挙げられる。
スチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、β−メチルスチレン、p−メチル−β−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシ−β−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、α−メチル−1−ビニルナフタレン、β−メチル−1−ビニルナフタレン、4−メチル−1−ビニルナフタレン、4−メトキシ−1−ビニルナフタレン
ビニルエーテル類としては、次の化合物が挙げられる。
イソブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルビニルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテル、α−メチルフェニルビニルエーテル、β−メチルイソブチルビニルエーテル、β−クロロイソブチルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、プロピレングリコールのプロペニルエーテル
N−ビニルアミド類としては、次の化合物が挙げられる。
N−ビニルカルバゾール、N−ビニルピロリドン、N−ビニルインドール、N−ビニルピロール、N−ビニルフェノチアジン、N−ビニルアセトアニリド、N−ビニルエチルアセトアミド、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニルフタルイミド、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルイミダゾール
エポキシ基を有する化合物としては、次の化合物が挙げられる。
水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキシル−3,4−エポキシ−1−メチルヘキサンカルボキシレート、6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルカルボキシレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサン)、ジシクロペンタジエンジエポキサイド、エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、1−エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘキサン、1,2−エポキシ−4−エポキシエチルシクロヘキサン、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグリシジルエーテル、ソルビトールのテトラグリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールのヘキサグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールのジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテルなどの多価アルコールのグリシジルエーテル、また、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の脂肪族多価アルコールに1種又は2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエーテル、脂肪族長鎖二塩基酸のジグリシジルエステルが挙げられる。
更に、脂肪族高級アルコールのモノグリシジルエーテル、フェノール、クレゾール、ブチルフェノール及びこれらにアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルアルコールのモノグリシジルエーテル、高級脂肪酸のグリシジルエステル、エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシ化大豆油、エポキシ化ポリブタジエン
オキセタニル基を有する化合物としては、次の化合物が挙げられる。
3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−(メタ)アリルオキシメチル−3−エチルオキセタン、(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチルベンゼン、4−フルオロ−[1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、4−メトキシ−[1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、[1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)エチル]フェニルエーテル、イソブトキシメチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−エチルヘキシル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、エチルジエチレングリコール(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンタジエン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラヒドロフルフリル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−テトラブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−トリブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシプロピル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ブトキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタクロロフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、3,7−ビス(3−オキセタニル)−5−オキサ−ノナン、3,3′−[1,3−(2−メチレニル)プロパンジイルビス(オキシメチレン)]ビス−(3−エチルオキセタン)、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、1,2−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]エタン、1,3−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]プロパン、エチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリシクロデカンジイルジメチレン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリメチロールプロパントリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、1,4−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ブタン、1,6−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ヘキサン、ペンタエリスリトールトリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ポリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジトリメチロールプロパンテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールF(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、オキセタン(メタ)アクリレート、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4−ビス{〔(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ〕メチル}ベンゼン、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、ジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−{[3−(トリエトキシシリル)プロポキシ]メチル}オキセタン、オキセタニルシルセスキオキサン、フェノールノボラックオキセタン
その他のカチオン重合系の光硬化性化合物としては、次のものが挙げられる。
テトラヒドロフラン、2,3−ジメチルテトラヒドロフランなどのオキソラン化合物、トリオキサン、1,3−ジオキソラン、1,3,6−トリオキサンシクロオクタンなどの環状アセタール化合物、β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状ラクトン化合物、エチレンスルフィド、チオエピクロルヒドリンなどのチイラン化合物、1,3−プロピンスルフィド、3,3−ジメチルチエタンなどのチエタン化合物、テトラヒドロチオフェン誘導体などの環状チオエーテル化合物、エポキシ化合物とラクトンの反応によって得られるスピロオルトエステル化合物
上記カチオン重合系の光硬化性化合物は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
カチオン重合系の光重合開始剤としては、一般的に光カチオン重合に使用される光酸発生剤を用いることができる。一例としてルイス酸を放出するオニウム塩である複塩、又はその誘導体が挙げられる。
オニウム塩の一例としては、S,N,Se,Te,P,As,Sb,Bi,O,I,Br,Cl,F,N=Nからなる群から選ばれる原子あるいは原子団に対し有機基(そのうち少なくとも一つが芳香環を有する)が結合した陽イオンと、テトラフルオロボレート(BF、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート〔B(C、ヘキサフルオロホスフェート(PF、ヘキサフルオロアンチモネート(SbF、ヘキサフルオロアルセネート(AsF、ヘキサクロロアンチモネート(SbClのいずれかの陰イオンからなる塩が挙げられる。
またスルホン酸を発生するスルホン化物、ハロゲン化水素を光発生するハロゲン化物、鉄アレン錯体も光カチオン重合開始剤として利用できる。
<記録媒体について>
本発明のインクにより画像形成される記録媒体としては、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなどが挙げられるが特に限定はない。
本発明のインクは、インク非吸収性の記録媒体に印写したときの画質の向上が顕著である。
インク非吸収性の記録媒体としては、プラスチック、ガラス、金属、セラミックスが挙げられるが、インクをはじきやすいプラスチックに印字するときに効果が得やすい。
プラスチックとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、アイオノマー樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタール、ポリスチレン、セロファン、エチレンとの共重合樹脂などが挙げられるが、特に限定されない。
これらの立体成型物に印写することも可能であるが、溶融押し出し法、溶液流延法、カレンダー法などでフィルム化した上に印字する方が、記録媒体とヘッドとの位置を正確にすることができ、印字速度に対して美しい画質が得られる。
また、これらのプラスチックの表面エネルギーは大きく異なり、インクをはじくことでインク着弾後のドット径が変わってしまうことがある。しかし、本発明のインクは記録媒体に良好な濡れ性を提供するため、これらのプラスチック上でも大きな変化を起こさず、良好な画質が得られる。
<紫外線硬化型インクジェット記録装置>
本発明のインクは、ヘッド幅に応じて間欠的に移動する記録媒体に対し、ヘッドを移動させて記録媒体上にインクを吐出するシリアル方式と、連続的に記録媒体を移動させ、一定の位置に保持されたヘッドから記録媒体上にインクを吐出するライン方式の、いずれのインクジェット記録装置にも利用可能である。
以下、本発明のインクを利用できるライン方式のインクジェット記録装置の一例について、図1を参照して説明する。
被記録体10を給紙部2から分離コロ11により一枚毎に分離し、給紙コロ12により、左右一対の搬送ローラ14に掛け渡された搬送ベルト1に押しつけて吸着し、搬送ベルト1により搬送する。搬送ベルトには多数の穴が開いており、吸引ファン16によって吸引プラテン15内を減圧し、吸引プラテンが搬送ベルト上より吸引することで、ベルト表面の記録媒体を吸着する。このようにベルトに記録媒体を吸着しつつ搬送し、キャリッジ3に搭載されたインクジェットヘッド5〜8により多色の記録を行い、露光機4の紫外線ランプ17から発する紫外光を照射させ硬化・定着を行う。印刷物は排紙コロ13を経てスタッカ9に排出される。
紫外線ランプの光を紙面に導くために反射板18を設けたり、紫外線の影響で発生するオゾンガスやランプからの発熱を冷却するために、吸引ファン19により用紙側の空気を吸引し、排気フィルター20により有害ガスを吸着させ排気させる排気系を設けることも可能である。
<インクジェットヘッド>
インクジェットヘッドとしては圧電素子を用いた記録ヘッド、発熱素子を用いた記録ヘッド、静電吸引力を用いた記録ヘッドなどがあるが、圧電素子を用いたものが吐出力やインク構成の自由度の面で好ましい。
このようなインクジェットヘッドのノズル面は撥インク性を有するように表面処理されていることが望ましい。表面処理方法としては撥インク材の蒸着や塗布、メッキが可能であり、撥インク材の特性とノズル面の構成材に応じて選択することができる。
撥インク材としてはフッ素系化合物やシリコーン樹脂などが挙げられ、中でも共析メッキにより処理できるPTFEや蒸着可能なパーフルオロアルキルを有するシラン化合物が、撥インク層の強度と撥インク性の点で望ましい。
<インク供給装置>
インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給装置は、インクタンク、送液ポンプ、送液チューブ、パッキン、加温ヒータ、保温部材から構成される。これらの部材でインクと接する面は、インクに対して十分な耐性を有していることが必要である。
また、紫外光の遮光がなされないと供給経路内でインクの硬化が起こるため、遮光性が必要であり、硬化が引き起こされる金属イオンなどの混入が無いことが必要である。更に硬化阻害が起こる物質の混入も防ぐ必要がある。硬化阻害を起こす物質としては、ラジカル重合系インクでは酸素ガス、カチオン重合系インクでは水が挙げられ、透気・透湿性を一定以下とした部材を使用する必要がある。
これらの部材の利用可能な物性範囲はインクの使用条件によって任意に設定できるが、条件外の利用がなされた場合、インク詰まりなどの著しい信頼性の低下が起こる可能性がある。
<紫外線硬化ランプ>
紫外線硬化定着までの時間は特に限定はないが、本発明のインクを効果的に使用するためには、1秒以内で硬化することが好ましい。硬化までの時間が長くなると、記録媒体上でインクの滲みや、変色(色むら)が発生するため、紫外線硬化型インクで良好な画像を形成させるためには、より短時間で硬化させることが望ましい。
画像形成のインク滴を硬化する光照射装置としては、紫外線(UV)照射ランプ、電子線等が挙げられる。UV照射ランプの場合、熱が発生して記録媒体が変形してしまう可能性があるため、冷却機構、例えば、コールドミラー、コールドフィルター、ワーク冷却等が具備されていることが望ましい。
ランプの種類としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライド等の有電極ランプと無電極ランプ、UV−LEDがある。硬化に有効なランプであれば、特に制限無く使用でき、波長の異なるランプを組み合わせて使用したり、同一のランプを二灯以上使用しても良い。これらのランプの一例として、市販のFusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等が挙げられる。
更に、高速化のために熱風乾燥装置を併設した機構を使用したり、硬化効率をよくするためにポリビニルアルコール等の酸素遮断膜を形成し、その上から照射することも有効である。
積算光量は光源下を通過する照射速度に反比例する。積算光量としては、UVA波長域(320〜390nm)で200〜1500mJ/cmが望ましい。より好ましくは200〜1000mJ/cm、更に好ましくは200〜800mJ/cmである。
200mJ/cm未満では、インク膜厚30μmを超える厚膜時に未硬化になりやすく、1500mJ/cmより多いと高速記録に不適となる。また、熱が発生し、被記録体の変形等があるため好ましくない。
UVA波長域のUV照度としては3000〜5000mW/cmが有効である。好ましくは3000〜4800mW/cm、より好ましくは3200〜4700mW/cmである。3000mW/cmより小さい場合は硬化が十分ではなく、5000mW/cmを超えると、装置やインク処方に工夫が必要となるため高額になりやすい。
本発明によれば、記録媒体に対するインクの濡れ性改善と、紫外線硬化後の界面活性剤成分のブリードアウト抑制とを両立することができる紫外線硬化型インクジェット記録用インク及び該インクを用いた画像形成装置を提供できる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、例中の「部」及び「%」は、いずれも重量基準である。
実施例1〜10、比較例1〜5
<顔料の前処理>
表1に記載の各顔料粉体:250部、塩化ナトリウム:2500部、及びポリエチレングリコール300:160部を加圧型ニーダーに仕込み、3時間混練した。
次に、この混合物を3リットルの温水に投入し、約80℃に加熱しながらホモミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とした後、濾過、水洗を5回繰り返し、スプレードライで乾燥して前処理した顔料を得た。
<インクの調製>
上記前処理した顔料と表1に記載の各分散剤及び光硬化性化合物をサンドミルに入れて4時間分散した。次いで、表1に記載の各光重合開始剤、フッ素系界面活性剤を添加し、光重合開始剤が溶解するまで、気泡を巻き込まないように穏やかに混合してインク原液を得た。
このインク原液をメンブランフィルターで加圧濾過し、評価に用いるインクジェット記録用インクを調製した。インクの各成分の配合部数は、表1に示すとおりである。
なお、表1に示す各フッ素系界面活性剤の構造は次のとおりである。
(1)
ポリフォックスPF33シリーズの基本構造は〔化〕に示すとおりである。
3305はn=5、3310はn=10、3320はn=20のものである。
(2)ポリフォックスPF656の構造は〔化10〕に示すとおりである。
(3)メガファックF−178Kは、パーフルオロアルキル基・親油性基含有オリゴマーをミネラルスピリットで30%に希釈したものであるが、詳細な構造は不明である。ただし、ポリフォックスPF656のようなオキセタン由来の繰り返し鎖をもつ構造のオリゴマーではない。
(4)化合物Aは、特許第3882486号に準じ、次のような手順で、フッ素系界面活性剤にカチオン性重合基を付与したものであり、その構造を〔化11〕に示す。式中のnは6である。
攪拌機、滴下ロート、温度計、分水管、コンデンサーを装着したガラス製の500ml丸底フラスコに、3−クロロメチル−3−エチルオキセタン:40.39g(0.3モル)、Polyfox PF656:142.32g(0.1モル)を仕込み、攪拌しながら、48重量%KOH水溶液:12.27g(KOHとして0.105モル)を30分間かけて滴下した。滴下終了後、120℃まで加熱し、アスピレーターで圧力を約600mmHgにコントロールして、水を共沸により留出させながら、水が留去されるまで12時間反応させた。次いで50mlの純水を加えて析出した塩を溶解させ、有機相と水相に油水分離したのち有機相を回収した。更に、回収した有機相に50mlの純水を加えてよく混合し、油水分離して有機相を回収するという洗浄作業を3回繰り返し、洗浄された有機相152gを得た。
<印写方法>
インク供給系からヘッド部までのインクの温度調節が可能なピエゾ型インクジェットヘッドを使用した図1記載のインクジェット記録装置に、実施例及び比較例の各インクジェット記録用インクを充填し、インク粘度が10mPa・sとなる温度に温度調節し、インク吐出速度3kHz、用紙送り速度20m/minで記録を行った。次いでメタルハライドランプを用いて、積算光量1500mJ/cmで紫外線硬化させた。
記録媒体としては、表面処理が行われていない膜厚125μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。
また温度調節が可能なE型粘度計を用い、インク粘度が10.0±0.5mPa・sとなる温度条件を調べ、印写時の加温条件とした。
<硬化性>
インクジェット記録装置で記録媒体上に平均膜厚が10μmのベタ画像を描画し、印字画像の中心を綿布を添えた指でこすり、画像の剥離と綿布への転写度合いを目視評価した。評価基準は次のとおりである。
○:画像の剥離も綿布への転写もない。
△:画像表面が傷つき、若干の綿布への転写が見受けられる。
×:画像が破壊され、綿布への転写がある。
<印字評価>
インクジェット記録装置で、記録媒体上に6ポイントMSゴシック体文字「轟」を印字し、記録媒体のインクはじきによる文字の潰れやガサツキを顕微鏡で拡大し、目視評価した。評価基準は次のとおりである。
○:明確に文字が認識できる。
△:潰れ・ガサツキが見えるが、文字として判別できる。
×:文字として判別不能。
<付着性評価>
インクジェット記録装置で記録媒体上に平均膜厚が10μmのベタ画像を描画した。
記録媒体上の印刷ベタパターンに対して、JIS K5600−5−6に準じ、パターンに1mm間隔で格子状の傷を付け、セロファンテープを用いて付着性試験を行った。
評価は、印字直後と、加速放置後、即ち、記録媒体上の印写画像を室温50度の恒温槽中で2週間保管し、インク中の未硬化界面活性剤のブリードアウトを加速させた後とに行った。評価基準は、JIS K5600−5−6:1999に記載されている8.3項の表1、試験結果の分類を採用し、次のとおりとした。
○:分類0
△:分類1
×:それ以外
<光沢性評価>
インクジェット記録装置で記録媒体上に平均膜厚が10μmのベタ画像を描画し、光沢度合いを目視評価した。評価は、印字直後と、加速放置後、即ち、記録媒体上の印写画像を室温50度の恒温槽中で2週間保管し、インク中の未硬化界面活性剤のブリードアウトを加速させた後とに行った。評価基準は次のとおりである。
○:ベタ部が均一で、光沢がある。
×:光沢がくすんでいる。もしくは表面が凸凹し光沢が低い。
<吐出安定性>
インク吐出速度10kHzで6時間連続吐出後の、ヘッドの吐出状態をインク粒子化観測装置で観察し、ダウン数、曲がり数で評価した。評価基準は次のとおりである。
○:曲がり、ノズルダウンなし
△:曲がり5%未満、ノズルダウンなし
×:曲がり5%以上、ノズルダウンあり
上記評価結果を纏めて表2に示す。
表2から分かるように、実施例1〜10のインクはインクの硬化性、印字画質、付着性、光沢性、吐出安定性のいずれの特性も満たすことができる。
印字画質に関しては、フッ素系界面活性剤が添加されたインクでは十分な濡れ性が与えられるため、撥水性のPETフィルム上でもインクを濡れ広がらせることができ、所定の画質を得ることができたと考えられる。
また付着性に関しては、初期的な付着性は確保されているが、加熱加速により界面活性剤のブリードアウトが引き起こされると、重合性界面活性剤を用いていないインクでは、付着性の悪化が見受けられた。
更に光沢性に関しても、濡れ性不足で均一な塗膜が形成できなかったものは光沢を発現できず、初期的に光沢性が良好であっても界面活性剤のブリードアウトにより曇ってしまう現象が見受けられた。
吐出安定性は、本発明のオリゴマー型のフッ素系界面活性剤を用いたことにより起泡性が低下し、ヘッドへの気泡の巻き込みの頻度が減り吐出が安定化したと考えられる。
以上のように、本発明のインクジェット記録用インクを用いて印字すると、インク定着性の悪い記録媒体上でも良好な印字特性を得ることが可能であり、フッ素系界面活性剤が紫外線により重合することでブリードアウトを抑制することができ、塗膜の付着性や光沢性を維持することが可能となる。
ライン方式のインクジェット記録装置の一例を示す図。 低分子界面活性剤の構造の典型例を示す図。 高分子界面活性剤の構造の典型例を示す図。
符号の説明
1 搬送ベルト
2 給紙部
3 キャリッジ
4 露光機
5〜8 インクジェットヘッド
9 スタッカ
10 被記録体
11 分離コロ
12 給紙コロ
13 排紙コロ
14 搬送ローラー
15 吸引プラテン
16 吸引ファン
17 紫外線ランプ
18 反射板
19 吸引ファン
20 排気フィルター

Claims (5)

  1. 着色剤、光硬化性化合物、光重合開始剤を含有し、更に表面張力調整剤として下記構造式(1)で示される少なくとも1種のフッ素系界面活性剤を含有することを特徴とする紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
    上記式中、RfはCHCF、又はCHCFCFを表す。nは5〜20である。R1は紫外線硬化反応可能な官能基を表すが、一方のR1は水素原子でもよい。
  2. 前記官能基R1の少なくとも一方が、ビニル基、イソプロペニル基、アリル基、メタリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、プロピオロイル基、マレオイル基、エポキシ基、オキセタニル基から選択される基を有することを特徴とする請求項1記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
  3. 前記官能基R1の少なくとも一方が、下記構造式()で表される基であることを特徴とする請求項2記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
  4. 前記官能基R1の少なくとも一方が、下記構造式()又は()で表される基であることを特徴とする請求項2記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インク。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の紫外線硬化型インクジェット記録用インクを用いるカラー画像形成装置。
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