JP5414775B2 - フラッシング可能なトルクデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテルに挿通したガイドワイヤーを操作する離脱着可能なトルクデバイスであって、特にカテーテルのフラッシングの際に、ガイドワイヤーをカテーテルに挿通したままでフラッシング可能なトルクデバイスに関する。
従来、カテーテルおよびトルクデバイスに挿通したガイドワイヤーを抜き取ることなくカテーテルのフラッシングを行えるようにした技術として、特許文献1に開示されたフラッシングデバイスがある。
すなわち、基端部をトルクデバイスで把持したガイドワイヤーをカテーテルに接続した状態のものにフラッシングを行う際は、トルクデバイスとカテーテルとの間にフラッシングデバイスを取り付け、フラッシングデバイスに取り付けたシリンジからフラッシング液をカテーテルに注入するようにしたものである。このフラッシングデバイスにはその長手方向にスリットが形成されており、このスリットからガイドワイヤーをフラッシングデバイスの内側に押し込むことにより、フラッシングの際にガイドワイヤーを抜き取る必要がなくなっている。
特開2006−68100号公報
しかしながら、このような従来の技術では、フラッシングを行う以前に、フラッシングデバイスをカテーテルに取り付け、フラッシングが終了したときは再びカテーテルからフラッシングデバイスを取り外さなければならず、手間が掛かるという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、カテーテルにトルクデバイスを接続したままでガイドワイヤーを抜き取ることなくフラッシングができるトルクデバイスを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] カテーテル(2)に挿入したガイドワイヤー(3)を操作するトルクデバイスをカテーテル(2)に接続したままで、ガイドワイヤー(3)をカテーテル(2)から抜き取ることなくカテーテル(2)内のフラッシングを行える、フラッシング可能なトルクデバイス(1)であって、
カテーテル(2)の後端部に接続するカテーテル接続体(10)と、該カテーテル接続体(10)に着脱可能であり、シリンジに接続するためのシリンジ接続体(30)とを備え、
前記カテーテル接続体(10)およびシリンジ接続体(30)それぞれの内部には前記ガイドワイヤー(3)を通し、かつ、前記カテーテル(2)内に送るフラッシング液を流通させるための内部空間路(11,32)が長手方向に貫通形成され、
前記シリンジ接続体(30)は、筒部(30a)と、該筒部(30a)の先端側に設けた、漏れ防止リング(40)を取り付けるための漏れ防止リング取付部(34)と、該漏れ防止リング取付部(34)から延びて前記シリンジ接続体(30)の先端部を形成する、前記ガイドワイヤー(3)を締め込んで固定するためのガイドワイヤーチャック(31)とを有し、
前記ガイドワイヤーチャック(31)は、先端が少なくとも2つの挟持片(31a,31a)から成る先割れしたものであり、且つ前記カテーテル接続体(10)の後端部に前記シリンジ接続体(30)を挿着すると前記挟持片(31a,31a)が閉じるようにして前記ガイドワイヤー(3)を締め込むものであり、
前記挟持片(31a,31a)は、前記ガイドワイヤー(3)を締め込んだ状態で、隣り合う挟持片(31a,31a)の隣り合う対向する側面同士の間に隙間(31b)が形成され、該隙間(31b)は、前記シリンジ接続体(30)の内部空間路(32)から送られてきたフラッシング液を前記カテーテル接続体(10)側の内部空間路(11)へ流通可能にしたフラッシング可能なトルクデバイス(1)。
[2] カテーテル(2)に挿入したガイドワイヤー(3)を操作するトルクデバイスをカテーテル(2)に接続したままで、ガイドワイヤー(3)をカテーテル(2)から抜き取ることなくカテーテル(2)内のフラッシングを行える、フラッシング可能なトルクデバイス(1)であって、
カテーテル(2)の後端部に接続するカテーテル接続体(10)と、該カテーテル接続体(10)に着脱可能であり、シリンジに接続するためのシリンジ接続体(30)とを備え、
前記カテーテル接続体(10)およびシリンジ接続体(30)それぞれの内部には前記ガイドワイヤー(3)を通し、かつ、前記カテーテル(2)内に送るフラッシング液を流通させるための内部空間路(11,32)が長手方向に貫通形成され、
前記シリンジ接続体(30)は、筒部(30a)と、該筒部(30a)の先端側に設けた、漏れ防止リング(40)を取り付けるための漏れ防止リング取付部(34)と、該漏れ防止リング取付部(34)から延びて前記シリンジ接続体(30)の先端部を形成する、前記ガイドワイヤー(3)を締め込んで固定するためのガイドワイヤーチャック(31)とを有し、
前記ガイドワイヤーチャック(31)は、先端が少なくとも2つの挟持片(31a,31a)から成る先割れしたものであり、且つ前記カテーテル接続体(10)の後端部に前記シリンジ接続体(30)を挿着すると前記挟持片(31a,31a)が閉じるようにして前記ガイドワイヤー(3)を締め込むものであり、
前記挟持片(31a,31a)は、前記シリンジ接続体(30)の内部空間路(32)側から先端まで貫通する小孔を有し、該小孔は、前記ガイドワイヤー(3)を締め込んだ状態で、前記シリンジ接続体(30)の内部空間路(32)から送られてきたフラッシング液を前記カテーテル接続体(10)側の内部空間路(11)へ流通可能にしたフラッシング可能なトルクデバイス(1)。
[3] 前記カテーテル接続体(10)は、カテーテル(2)の後端部に接続するコネクターを先端部に有し、
前記シリンジ接続体(30)は、シリンジ側を接続するコネクターを後端部に有することを特徴とする項[1]または[2]に記載のフラッシング可能なトルクデバイス(1)。
[4] 前記シリンジ接続体(30)は、前記ガイドワイヤー(3)を前記内部空間路(32)で長手方向に収めるための溝が前記内部空間路(32)の少なくとも後端側の内壁に形成され、前記溝は、前記シリンジ接続体(30)の後端にシリンジの先端部を接続したときに、前記ガイドワイヤー(3)を収めるものであることを特徴とする項[1]から[3]のいずれか一項に記載のフラッシング可能なトルクデバイス(1)。
[5] 前記カテーテル接続体(10)の内部空間路(11)は、後端部を前記ガイドワイヤーチャック(31)が閉じられた状態で挿通されるよう形成したことを特徴とする項[1]から[4]のいずれか一項に記載のフラッシング可能なトルクデバイス(1)。
[6] 前記漏れ防止リング取付部(34)に漏れ防止リング(40)を取り付けたことを特徴とする項[1]から[5]のいずれか一項に記載のフラッッシング可能なトルクデバイス(1)。
前記本発明は次のように作用する。
トルクデバイス(1)としてカテーテル(2)に挿入したガイドワイヤー(3)を操作するときは、カテーテル接続体(10)とシリンジ接続体(30)とを接続してシリンジ接続体(30)のガイドワイヤーチャック(31)がガイドワイヤー(3)の基端部を締め込んで固定した状態で行う。
カテーテル(2)内のフラッシングを行う場合は、前記の状態のトルクデバイス(1)をカテーテル(2)に接続し、シリンジ接続体(30)の後端部にシリンジを接続し、シリンジ内のフラッシング液を注入する。注入されたフラッシング液は、シリンジ接続体(30)に貫通形成された内部空間路(32)を流れる。
シリンジ接続体(30)はカテーテル接続体(10)に接続されているので、ガイドワイヤーチャック(31)が閉じるようにしてガイドワイヤー(3)を締め込んでいるが、ガイドワイヤーチャック(31)には、この状態でシリンジ接続体(30)の内部空間路(32)を流れて来たフラッシング液がカテーテル接続体(10)側の内部空間路(11)へ流通する隙間(31b)または挟持片(31a,31a)を貫通する小孔を少なくとも1本形成してあるので、フラッシング液はこの隙間(31b)または小孔を通ってカテーテル接続体(10)へと流れ、さらにカテーテル(2)内へと流通する。
このように、本発明に係るトルクデバイス(1)によれば、カテーテル(2)にトルクデバイス(1)を接続したままでガイドワイヤー(3)を抜き取ることなくフラッシングを行うことができる。これにより、フラッシング作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、カテーテル接続体(10)が先端部にカテーテル(2)の後端部と接続するためのコネクターを有し、シリンジ接続体(30)が後端部にシリンジと接続するコネクターを有するものでは、カテーテル(2)との接続およびシリンジとの接続を容易かつ迅速に、さらには正確に行うことができる。
また、シリンジ接続体(30)の内部空間路(32)の少なくとも後端側の内壁に、シリンジ接続体(30)の長手方向に延びる、ガイドワイヤー(3)を収めるための溝が形成されているものでは、ガイドワイヤー(3)は、シリンジ接続体(30)に固定することなく任意の長さのものを使用することができる。
本発明に係るフラッシング可能なトルクデバイスによれば、トルクデバイスをカテーテルに接続したままでフラッシングができるので、フラッシング作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、フラッシングの際にカテーテルとトルクデバイスとを取り外したり、取り付けたりする必要がないので、衛生面でも好ましいものとなる。
さらに、シリンジ接続体の先端側に漏れ防止リングを取り付けることにより、フラッシングの際にカテーテル接続体とシリンジ接続体との接続部からフラッシング液が漏れて筒部まで流れ出てしまうことを防止できる。
本発明の一実施の形態に係るトルクデバイスとマイクロカテーテルを示す分解平面図である。 図1のトルクデバイスをマイクロカテーテルに接続した状態を示す平面図である。 図1のトルクデバイスの外観を示す平面図である。 図3におけるシリンジ接続体から漏れ防止リングを除いた状態を示す平面図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
図1から図4までは、本発明の一実施の形態を示しており、図1は、本実施の形態に係るトルクデバイスと該トルクデバイスを使用するマイクロカテーテルを分解して示した平面図であり、図2は、図1のトルクデバイスをマイクロカテーテルに接続した状態を示し、図3は、図1のトルクデバイスの外観を示している。図4は、トルクデバイスのシリンジ接続体を示している。
図1および図2に示すように、フラッシング可能なトルクデバイス1は、マイクロカテーテル2等のカテーテル類に挿入したガイドワイヤー3を操作するものであるが、ガイドワイヤー3をマイクロカテーテル2等に挿入したままで、フラッシング(プライミング)が可能なものである。
トルクデバイス1を使用するマイクロカテーテル2は、カテーテルチューブ20と該カテーテルチューブ20の基端部に取り付けたハブ21から成っている。ハブ21は、先端部がカテーテルチューブ20の基端部に取り付けられている。ハブ21の基端部にはメスコネクター22が形成されている。
トルクデバイス1は、マイクロカテーテル2の後端部であるハブ21の基端部に接続するカテーテル接続体10と、このカテーテル接続体10に着脱可能であり、不図示のシリンジに接続するためのシリンジ接続体30とから成る。
カテーテル接続体10は、先端部の内側にはマイクロカテーテル2のハブ21の基端部に形成されたメスコネクター22と接続可能な不図示のオスコネクターが形成されている。また、カテーテル接続体10には、その長手方向に貫通する内部空間路11が形成されている。
この内部空間路11は、ガイドワイヤー3の挿通が可能であり、マイクロカテーテル2内に送るフラッシング液を流通させることが可能である。内部空間路11は、カテーテル接続体10の後端部側にシリンジ接続体30の後述するガイドワイヤーチャック31を挿入することでカテーテル接続体10とシリンジ接続体30とが接続されるような形状に形成されている。
カテーテル接続体10は、例えば、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール等を素材としたものである。
シリンジ接続体30は、筒部30aと、該筒部30aの先端に設けられた、漏れ防止リング40を取り付けるための漏れ防止リング取付部34と、ガイドワイヤー3の基端部を締め込んで固定するためのガイドワイヤーチャック31とを有している。このシリンジ接続体30には、その長手方向に貫通する内部空間路32が形成されている。
漏れ防止リング取付部34は、筒部30aの先端側に外径を小さくして形成されたものである。この漏れ防止リング取付部34からは、ガイドワイヤーチャック31が延びており、シリンジ接続体30の先端部を形成している。
漏れ防止リング取付部34は、筒部30aの先端側で外径を小さく形成された後位置決め部34aと、該後位置決め部34aから先端側に延び、後位置決め部34aよりもさらに小さい外径の小径部34bと、該小径部34bから先端側に延び、該小径部34bよりも外径の大きい前位置決め部34cとからなっている。図示した例では、前位置決め部34cは、外径の異なる2つの部分から成り、ガイドワイヤーチャック31寄りの部分の外径が大きくなっている。
この漏れ防止リング取付部34の小径部34bに漏れ防止リング40が取り付けられる。漏れ防止リング40は、例えばシリコーンゴムを素材とするものであり、小径部34bに取り付けたときに、その外径が後位置決め部34aおよび前位置決め部34cそれぞれの外径よりも僅かに大きい外径となるものである。これにより、漏れ防止リング40は、後位置決め部34aと前位置決め部34cとによってそれらの間の小径部34bに位置決めされる。このように位置決めされて取り付けられた漏れ防止リング40は、トルクデバイス1を用いてマイクロカテーテル2のフラッシングを行う際に、シリンジ接続体30の内部空間路32からカテーテル接続体10の内部空間路11に流れるフラッシング液がカテーテル接続体10とシリンジ接続体30との接続部分から漏れて筒部30aまで流れ出てしまうことを防止できる。
前位置決め部34cから延びるガイドワイヤーチャック31は、先端が少なくとも2つの挟持片31a,31aに先割れしたものであり、前位置決め部34cから延びる部分は、外径が小さく括れた括れ部35として形成されている。また、ガイドワイヤーチャック31は、挟持片31a,31aが閉じたとき挟持片31a,31aの成す外径が前位置決め部34cの外径よりも小さくなるように形成されている。
このようなガイドワイヤーチャック31は、カテーテル接続体10の後端部側から内部空間路11に挿着すると閉じるようにしてガイドワイヤー3を締め込んで固定する。このガイドワイヤー3を締め込んだ状態では、内部空間路32を送られてきたフラッシング液がカテーテル接続体10側の内部空間路11へ流通するような隙間31bを少なくとも1本有している。
この隙間31bは、挟持片31aの形状をガイドワイヤーチャック31がガイドワイヤー3を締め込んだ状態で挟持片31aの側面同士が合わさらないようなものにすることにより、挟持片31aの側面同士の間に形成されるものである。或いは、隙間31bは、カテーテル接続体10にシリンジ接続体30を挿着した状態で、シリンジ接続体30の内部空間路32からカテーテル接続体10の内部空間路11までガイドワイヤーチャック31を貫通するような小孔であってもよい。
内部空間路32は、マイクロカテーテル2に送るフラッシング液を流通させることが可能である。内部空間路32の内壁にはガイドワイヤー3の一端が固定されている。
内部空間路32の後端部は外部から内部に向かって径が小さくなるテーパー状に形成されている。このテーパー形状は、シリンジの先端部を挿着できるようなものである。
シリンジ接続体30の後端部の外側にはメスコネクター33が形成されている。このメスコネクター33は、例えばシリンジを装着したフラッシングデバイス等に設けたオスコネクターと接続することができるものである。シリンジ接続体30もカテーテル接続体10と同様に、例えば、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール等を素材としたものである。
なお、内部空間路32の少なくとも後端側の内壁に、内部空間路32の延びる長手方向にガイドワイヤー3を収めるための溝を形成し、シリンジ接続体30の後端にシリンジ側の先端部を挿入して接続したときに、ガイドワイヤー3をこの溝に収めることができるようにしてもよい。これにより、ガイドワイヤー3の一端をシリンジ接続体30に固定する必要がなく、ガイドワイヤー3は、想定される長さのものよりも長い任意の長さのものを使用することができる。
次に、本実施の形態に係るフラッシング可能なトルクデバイス1の作用を説明する。
トルクデバイス1は、トルクデバイスとしてマイクロカテーテル2に挿入したガイドワイヤー3を操作することができる他に、マイクロカテーテル2に生理食塩水等のフラッシング液を充填するためのフラッシングの際にそのまま使用することができる。
トルクデバイス1をトルクデバイスとして使用する際は、カテーテル接続体10とシリンジ接続体30とを接続してシリンジ接続体30のガイドワイヤーチャック31がガイドワイヤー3の基端部を締め込んで固定した状態にしてガイドワイヤー3の操作を行う。
マイクロカテーテル2内のフラッシングを行う場合は、シリンジ接続体30の漏れ防止リング取付部34に漏れ防止リング40を取り付けておく。より詳しくは、シリンジ接続体30の先端部であるガイドワイヤーチャック31を漏れ防止リング40に通し、漏れ防止リング40を漏れ防止リング取付部34まで移動させる。漏れ防止リング40は、漏れ防止リング取付部34の最も外径の小さい小径部34bに嵌る。漏れ防止リング40は、前後を前位置決め部34cと後位置決め部34aとによって位置決めされているので、ずれたり漏れ防止リング取付部34から外れたりすることはない。
漏れ防止リング40を取り付けたシリンジ接続体30をカテーテル接続体10に接続し、さらにマイクロカテーテル2のハブ21のメスコネクター22にカテーテル接続体10を接続し、シリンジ接続体30のガイドワイヤーチャック31がガイドワイヤー3の基端部を締め込んで固定した状態のままで、シリンジ接続体30の後端部にシリンジを接続してシリンジ内のフラッシング液を注入することによってマイクロカテーテル2内のフラッシングを行うことができる。
シリンジの接続は、シリンジを挿着したデバイスをシリンジ接続体30の後端部のメスコネクター33に接続すればよい。あるいは、シリンジ接続体30の後端部からメスコネクター33にシリンジの先端部を直接に挿着してもよい。このように接続したシリンジから注入されたフラッシング液は、シリンジ接続体30に貫通形成された内部空間路32を流れる。
内部空間路32を流れて来たフラッシング液は、ガイドワイヤーチャック31の隙間31bを通ってカテーテル接続体10側の内部空間路11へと流れる。内部空間路11へ流れ込んだフラッシング液は、さらにマイクロカテーテル2内へと流れてマイクロカテーテル2内に充填される。この際、カテーテル接続体10内でカテーテル接続体10に接続されているシリンジ接続体30は、カテーテル接続体10に接続されているガイドワイヤーチャック31に連続する漏れ防止リング取付部34に漏れ防止リング40が取り付けられているので、ガイドワイヤーチャック31の隙間31bからフラッシング液が漏れたとしても、フラッシング液が漏れ防止リング40よりもシリンジ接続体30の後端側へ流れ出ることはない。
このように、本発明に係るトルクデバイス1によれば、カテーテル2にトルクデバイス1を接続したままでガイドワイヤー3を抜き取ることなくフラッシングを行うことができる。これにより、フラッシング作業を容易かつ確実に行うことができる。
トルクデバイス1を再びトルクデバイスとして使用するときは、トルクデバイス1をガイドワイヤー3の任意の位置に固定し直すだけでよい。
以上のように、トルクデバイス1は、カテーテル接続体10の先端部にマイクロカテーテル2の後端部と接続するためのコネクターを有し、シリンジ接続体30の後端部にシリンジ等と接続するためのコネクターを有するので、マイクロカテーテル2との接続やシリンジ等との接続が容易かつ迅速にでき、しかも正確に行うことができる。
また、シリンジ接続体30の内部空間路32の少なくとも後端側の内壁に、シリンジ接続体30の長手方向に延びる、ガイドワイヤー3を収めるための溝を形成したものの場合は、シリンジ等をシリンジ接続体30に接続したときにガイドワイヤー3を溝に収めることによりシリンジ接続体30の後端の外に延ばすことができる。これにより、ガイドワイヤー3の一端部をシリンジ接続体30に固定せずに任意の長さのものを使用することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、漏れ防止リング40を帯状のリングのように図示したが、横断面が円状や半円状あるいは他の形状のものとしても良い。この場合、漏れ防止リング取付部34は、漏れ防止リング40の形状に合わせて適宜に幅や外径を変更することは言うまでもない。
本発明に係るフラッシング可能なトルクデバイスは、マイクロカテーテルに限らずカテーテル一般に広く利用することができる。
1…トルクデバイス
2…マイクロカテーテル
3…ガイドワイヤー
10…カテーテル接続体
11…内部空間路
20…カテーテルチューブ
21…ハブ
22…メスコネクター
30…シリンジ接続体
30a…筒部
31…ガイドワイヤーチャック
31a…挟持片
31b…隙間
32…内部空間路
33…メスコネクター
34…漏れ防止リング取付部
34a…後位置決め部
34b…小径部
34c…前位置決め部
35…括れ部
40…漏れ防止リング

Claims (6)

  1. カテーテルに挿入したガイドワイヤーを操作するトルクデバイスをカテーテルに接続したままで、ガイドワイヤーをカテーテルから抜き取ることなくカテーテル内のフラッシングを行える、フラッシング可能なトルクデバイスであって、
    カテーテルの後端部に接続するカテーテル接続体と、該カテーテル接続体に着脱可能であり、シリンジに接続するためのシリンジ接続体とを備え、
    前記カテーテル接続体およびシリンジ接続体それぞれの内部には前記ガイドワイヤーを通し、かつ、前記カテーテル内に送るフラッシング液を流通させるための内部空間路が長手方向に貫通形成され、
    前記シリンジ接続体は、筒部と、該筒部の先端側に設けた、漏れ防止リングを取り付けるための漏れ防止リング取付部と、該漏れ防止リング取付部から延びて前記シリンジ接続体の先端部を形成する、前記ガイドワイヤーを締め込んで固定するためのガイドワイヤーチャックとを有し、
    前記ガイドワイヤーチャックは、先端が少なくとも2つの挟持片から成る先割れしたものであり、且つ前記カテーテル接続体の後端部に前記シリンジ接続体を挿着すると前記挟持片が閉じるようにして前記ガイドワイヤーを締め込むものであり、
    前記挟持片は、前記ガイドワイヤーを締め込んだ状態で、隣り合う挟持片の隣り合う対向する側面同士の間に隙間が形成され、該隙間は、前記シリンジ接続体の内部空間路から送られてきたフラッシング液を前記カテーテル接続体側の内部空間路へ流通可能にしたフラッシング可能なトルクデバイス。
  2. カテーテルに挿入したガイドワイヤーを操作するトルクデバイスをカテーテルに接続したままで、ガイドワイヤーをカテーテルから抜き取ることなくカテーテル内のフラッシングを行える、フラッシング可能なトルクデバイスであって、
    カテーテルの後端部に接続するカテーテル接続体と、該カテーテル接続体に着脱可能であり、シリンジに接続するためのシリンジ接続体とを備え、
    前記カテーテル接続体およびシリンジ接続体それぞれの内部には前記ガイドワイヤーを通し、かつ、前記カテーテル内に送るフラッシング液を流通させるための内部空間路が長手方向に貫通形成され、
    前記シリンジ接続体は、筒部と、該筒部の先端側に設けた、漏れ防止リングを取り付けるための漏れ防止リング取付部と、該漏れ防止リング取付部から延びて前記シリンジ接続体の先端部を形成する、前記ガイドワイヤーを締め込んで固定するためのガイドワイヤーチャックとを有し、
    前記ガイドワイヤーチャックは、先端が少なくとも2つの挟持片から成る先割れしたものであり、且つ前記カテーテル接続体の後端部に前記シリンジ接続体を挿着すると前記挟持片が閉じるようにして前記ガイドワイヤーを締め込むものであり、
    前記挟持片は、前記シリンジ接続体の内部空間路側から先端まで貫通する小孔を有し、該小孔は、前記ガイドワイヤーを締め込んだ状態で、前記シリンジ接続体の内部空間路から送られてきたフラッシング液を前記カテーテル接続体側の内部空間路へ流通可能にしたフラッシング可能なトルクデバイス。
  3. 前記カテーテル接続体は、カテーテルの後端部に接続するコネクターを先端部に有し、
    前記シリンジ接続体は、シリンジ側を接続するコネクターを後端部に有することを特徴とする請求項1または2に記載のフラッシング可能なトルクデバイス。
  4. 前記シリンジ接続体は、前記ガイドワイヤーを前記内部空間路で長手方向に収めるための溝が前記内部空間路の少なくとも後端側の内壁に形成され、前記溝は、前記シリンジ接続体の後端にシリンジの先端部を接続したときに、前記ガイドワイヤーを収めるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のフラッシング可能なトルクデバイス。
  5. 前記カテーテル接続体の内部空間路は、後端部を前記ガイドワイヤーチャックが閉じられた状態で挿通されるよう形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のフラッシング可能なトルクデバイス。
  6. 前記漏れ防止リング取付部に漏れ防止リングを取り付けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のフラッッシング可能なトルクデバイス。
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