JP5395422B2 - サービス割り当て方法及びそれを実現する情報処理装置 - Google Patents

サービス割り当て方法及びそれを実現する情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、サービス割り当て方法及びそれを実現する情報処理装置に関する。例えば、ネットワーク上に分散しているサービスを統合してサービスフレームワークとして提供する消費電力に応じたサービス割り当て方法及びそれを実現する情報処理装置に関するものである。より詳しくは、サービスを提供している機器の消費電力を効率的にするためのサービス割り当て方法及びそれを実現する情報処理装置に関するものである。
近年、ネットワーク化の進展によって、サービスフレームワークを搭載する情報処理装置であるサーバ機器が増えてきている。かかるサービスフレームワークにおいては、ネットワーク上に分散して提供されるサービスを統合して新たなサービスとして提供したり、複数のサービスを業務のワークフローとして提供する。
このようなサービスの提供元として、サーバやコンピュータだけでなく、画像形成装置の高機能化及び高性能化に伴って画像形成装置が様々なサービスを提供する機会も増えてきている。画像形成装置が提供するサービスとしては、例えば、従来からあるプリントサービスやFAXサービスなどに加え、OCR(光学文字認識)サービスや文書フォーマット変換サービスなどがある。
一方、画像形成装置には、省エネルギーの観点から消費電力を抑えるための技術が取り入れられている。例えば、プリントエンジン自体を低電力で動作できるようにしたり、使用されていないときにスリープモードに入るような仕組みを入れて、省電力化を行っている。
スリープモードとは、例えば一定時間利用が無かった場合などに、画像形成装置が自主的に機器内の各装置に提供する電力を抑制するものである。ここで、電力が抑制される装置とは、例えば、表示パネルであったり、プリントエンジンなどである。スリープモード中に利用があった場合には、電力供給を抑制していた各装置に供給を再開してから、処理を開始する。
更に、スリープモードには、単一のモードだけでなく、スリープの状態に応じた複数のモードがある場合がある。例えば、一定時間利用が無かった場合に画像形成装置が第一段階のスリープ状態になり、第一段階のスリープ状態から更に一定時間利用が無かった場合に第二段階のスリープ状態になる。このとき、第一段階のスリープ状態は、電力供給を再開すると復帰がすぐに行える装置の電源を抑制したものである。第二段階のスリープ状態は、プリントエンジンのようにウォームアップが必要などで復帰時に所定の時間が掛かる装置の電源を抑制したものである。一般に、第一段階のスリープ状態よりも第二段階のスリープ状態の方が消費電力が抑制されるが、復帰までの時間が掛かることになる。
例えば、ネットワーク上に接続された複数の画像形成装置の消費電力を抑制する方法としては、次のようなものがある。複数の画像形成装置が接続されたネットワーク全体における負荷の計測を行う。負荷とは、単位時間当たりに依頼される処理であり、例えば、1分当たりのプリント枚数などである。このときに、負荷の値がネットワーク全体で提供され得る値よりも下回らないように、かつ消費電力を最小にするように、ネットワークに接続された画像形成装置に対してスリープ状態に入るように制御を行うものがある(例えば、特許文献1)。
特開2000−322161
しかしながら、上述した従来の技術は、その時々の負荷の値に応じてスリープ状態に入るように制御するものであり、画像形成装置が自主的にスリープモードに入ることは考慮されていない。そのため、個々の画像形成装置が提供するサービスに応じて、消費電力を最小となるように制御することができなかった。
かかる問題点は、画像形成装置に限定されるものではなく、スリープモードを有する多くの装置で同様の問題が発生する。
本発明は、上記問題点に鑑み、ネットワーク上の機器が提供するサービスを実行する際に、サービスを提供する機器のスリープ状態及び消費電力に従って、当該サービスを実行するのに消費電力が最小となる機器をスリープ状態から開放する。これにより、消費電力を少なくできるサービス割り当て方法及びそれを実現する情報処理装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、ネットワークに接続された複数の機器によるサービスの提供を制御する情報処理装置であって、前記ネットワークを介して提供されるサービスと該サービスを提供するネットワークに接続された機器との組合せを保持するサービステーブルと、前記ネットワークに接続された機器と該機器の各スリープ状態での消費電力とを保持する消費電力テーブルと、前記ネットワークに接続された機器によるサービスの提供の要求を受け付けるサービス受付手段と、前記要求されたサービスの提供を行う前記ネットワークに接続された機器に対して該機器スリープ状態を確認するスリープ確認手段と、前記スリープ確認手段による確認の結果、前記受付手段により受け付けられたサービスが実行できない場合に、前記スリープ確認手段によって確認された前記機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択する機器探索手段と、前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器に対して、前記サービスの提供の指示を出すサービス指示手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のサービス割り当て方法は、ネットワークを介して提供されるサービスと該サービスを提供するネットワークに接続された機器との組合せを保持するサービステーブルと、前記ネットワークに接続された機器と該機器の各スリープ状態での消費電力とを保持する消費電力テーブルとを備え、前記ネットワークに接続された複数の機器にサービスの提供を割り当てるサービス割り当て方法であって、前記ネットワークに接続された機器によるサービスの提供の要求を受け付けるサービス受付工程と、前記要求されたサービスの提供を行う前記ネットワークに接続された機器に対して該機器スリープ状態を確認するスリープ確認工程と、前記スリープ確認工程における確認の結果、前記受付工程において受け付けられたサービスが実行できない場合に、前記スリープ確認工程で確認された前記機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択する機器探索工程と、前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器に対して、前記サービスの提供の指示を出すサービス指示工程とを有することを特徴とする。
更に、上記サービス割り当て方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本発明により、ネットワーク上の機器が提供するサービスを実行する際に、サービスを提供する機器のスリープ状態及び消費電力に従って、当該サービスを実行するのに消費電力が最小となる機器をスリープ状態から開放することが可能となる。従って、消費電力を少なくできる
以下、本発明の実施形態について、添付図面を用いて詳細に説明する。
<本実施形態のサービス提供システムの構成例>
図1は、本実施形態のサービス提供システムの全体の構成を説明するブロック図である。
画像形成装置100は、画像入力デバイスであるスキャナ部2070と、画像出力デバイスであるプリンタ部2095と、制御部(Controller Unit)2000と、ユーザ・インタフェースである操作部2012とから構成される。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2012は、それぞれ制御部2000に接続される。制御部2000は、LAN2011などのネットワーク伝送路や公衆回線2051等に接続されていおり、自身の持つ機能をサービスとして他の機器へ提供する。公衆回線2051からはカラー画像送信を含むG3及びG4ファックスによる送受信が可能である。
また、LAN2011には、画像形成装置100と同様の機器構成をもつ他の画像形成装置120、130が接続されている。画像形成装置120、130は、それぞれスキャナ部2270、2370、プリンタ部2295、2395、操作部2212、2312を持ち、それらが制御部2200、2300に接続されている。なお、図1において画像形成装置は、プリンタ機能、スキャナ機能の両方を有するように記載しているが、例えば、プリンタ機能だけを持つような画像形成装置やスキャナ機能だけを持つ画像形形成装置でも構わない。
また、LAN2011には、パーソナルコンピュータ(以下PC)140が接続されていて、FTPまたはSMBプロトコルなどを使用したファイルの送受信や電子メールの送受信ができる。サーバ装置150は、LAN2011上の上記複数の画像形成装置が提供するサービスを取りまとめたり、結合して1つのサービスとしたり、あるいは、当該サービスを取り込んだワークフローを動作させる。
図示していないが、サービスを提供するのは画像形成装置に限らず、他のサービスを提供するサーバがLAN2011にあってもよい。また、サーバ装置150が扱うサービスは、LAN2011に限定されず、インターネットなど公衆回線(WAN)2051上のサービスを利用できるようになっていてもよい。
<本実施形態の画像形成装置の制御構成例>
図2は、本実施形態の画像形成装置の制御構成例を説明するブロック図である。
制御部2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続される。一方では、制御部2000は、LAN2011や公衆回線(WAN)2051と接続されることで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
制御部2000のCPU2001は、システム全体を制御するコントローラである。RAM2002は、CPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。また、RAM2002は、オペレーティングシステムやシステムソフトウェア、アプリケーショソフトウェアなどのプログラムを動作させるために配置されることもある。ROM2003は、ブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。また、システムプログラムやアプリケーションプログラムが格納されている場合もある。HDD2004は、ハードディスクドライブで、システムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、画像データ等を格納する。また、図示していないが、小型の画像形成装置では、HDD2004を搭載せずにシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア等をROM2003に格納して、ハードディスクの無い構成もある。
ログ用メモリ2100は、ログを格納するためのメモリであり、エラーログや稼働状況などの各種ログが格納される。また、ログ用メモリ2100を用意せずに、RAM2002の一部をログ用メモリとして利用するような仕組みとしてもよい。操作部I/F2006は、操作部(UI)2012とインタフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2010は、LAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050は、公衆回線(WAN)2051に接続し、画像情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
Image Bus I/F2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスなどで構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)2060は、PDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と制御部2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。また、スキャナ画像処理部2080は、入力された画像がカラー原稿か白黒原稿かを画像の彩度信号から判断しその結果を保持する機能を有する。プリンタ画像処理部2090は、出力画像データに対し補正、加工、編集を行う。
画像回転2030は、スキャナ画像処理と連携して、スキャナからの画像読み込みを行う。同時に、画像回転2030は、画像を回転しメモリ上に格納したり、メモリ上にある画像を回転し、メモリ上に格納、もしくはメモリ上にある画像をプリンタ画像処理部と連携して回転しながら印字出力することができる。解像度変換2031は、メモリ上にある画像を解像度変換処理し、メモリ上に格納する。色空間変換2032は、マトリクス演算により、たとえばメモリ上にあるYUV画像をLab画像に変換し、メモリ上に格納する。階調変換2033は、たとえばメモリ上にある8bit,256階調の画像を誤差拡散処理などの手法により1bit,2階調に変換し、メモリ上に格納する。画像圧縮部2040は、多値画像データをJPEGへ、2値画像画像データをJBIG、MMR、MR、MHへの圧縮伸張処理を行う。画像回転2030、解像度変換2031、色空間変換2032、階調変換2033、画像圧縮2040は、それぞれ連結して動作することが可能である。たとえば、メモリ上の画像を画像回転、解像度変換する場合は、両処理をメモリを介さずに行うことができる。
なお、上記の説明においては、画像回転などの画像処理は、画像バス2008に接続されたデバイスで行っている。しかし、HDD2004やROM2003に画像処理のソフトウェアを格納しておき、RAM2002に読み込んで、CPU2001で実行するようにしてもよい。また、実行するソフトウェアは、画像処理に限らず、画像形成装置で必要となる他の処理でも構わないのは、言うまでもない。ROM2003に格納されたプログラムは、RAM2002に読み込まずに実行してもよい。
<本実施形態の画像形成装置の構成例>
図3は、本実施形態の画像形成装置の構成例を示す斜視図である。
画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は、原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動を指示する。これにより、制御部2000のCPU2001がスキャナ2070に指示を与え、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分である。その方式には、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作は、制御部2000のCPU2001からの指示によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103がある。また、排紙トレイ2111は、印字し終わった用紙を受けるものである。
(操作部2012の例)
操作部2012の構成例を図4に示す。
LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシート2019が貼られており、システムの操作画面およびソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を制御部2000のCPU2001に伝える。スタートキー2014は、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014の中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は、稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザー識別子を入力する時に用いる。リセットキー2017は、操作部からの設定を初期化する時に用いる。当然ながら、画像形成装置の構成は、本発明の要件を満たすものであれば、図2、図3、図4に記載されたものに限定されるものではない。
(本実施形態の画像形成装置のスリープ例)
ここで、本実施形態の画像形成装置のスリープ状態への移行とスリープ状態からの復帰について説明する。
制御部2000のCPU2001は、制御部2000内の図示していないタイマで時間を監視している。CPU2001は、前操作が終了されてから一定の時間が経過すると、制御部2000内の所定の装置に対して電力供給を制御する指示を出して、スリープ状態へ移行する。前操作が終了されてからの時間や、制御部2000内のどの装置に指示を出すのかは、予め画像形成装置の設定として決められており、例えばHDD2004などに記録されている。この設定は、画像形成装置の管理者や利用者が設定することも可能である。設定は、1つだけでなく、スリープモードに応じて、前操作が終了されてからの時間や制御部2000内のどの装置の電力供給を制御するかについて、複数の設定を持つことが可能である。
スリープ状態からの復帰は、以下のような条件で行われる。操作部2012を通じて利用者が画像形成装置を操作したときに、操作部I/F2006からCPU2001へ処理の指示が伝わる。CPU2001は、操作が行われたため、スリープ状態からの復帰の指示を電力供給が制御されている各装置へ伝達する。スリープ状態からの復帰の指示を受けた装置では、電力供給が再開されて利用するための準備を行う。利用者からの操作は、操作部2012だけでなく、LAN2011やWAN2051経由でも行われる。例えば、PC140からのネットワークプリント指示やFAX受信などである。LAN2011の場合は、Network2010を経由してCPU2001へ処理の指示を行い、WAN2051の場合は、MODEM2050を経由してCPU2001へ処理の指示が行われる。
なお、CPU2001が復帰の判断をする場合は、CPU2001がスリープの状態を管理する必要があるため、CPU2001自身がスリープ状態に移行できない。そこで、利用者からの操作を受け取る各装置(操作部I/F2006、Network2010、MODEM2060)が、CPU2001の代理応答機能を持ってもよい。この場合は、CPU2001がスリープ状態に入っても、各装置の代理応答機能で操作の指示を受け取り、CPU2001をスリープ状態から復帰させてからCPU2001へ処理を依頼する。
このとき、代理応答機能の中で、スリープの状態と指示のあった操作に応じて、CPU2001を復帰させるか否かの判断を行ってもよい。例えば、LAN2011経由でプリント指示があった場合はCPU2001を復帰させるが、スリープの状態の確認の場合は、CPU2001を復帰させずにNetwork2010の代理応答機能が応答をする。また、複数のスリープモードを持つ場合に、スリープ状態からの復帰として、完全にスリープ状態から抜け出すのでなく、それまでよりも消費電力が大きいが通常状態より消費電力が小さいスリープ状態へ移行してもよい。例えば、プリントエンジン、CPU、HDDがスリープしている状態で、プリントを伴わない処理(例えば、データ保存)の依頼があったときには、プリントエンジンは復帰せずにCPUとHDDだけ復帰する。
図2のHDD2004において、ハードディスク内には、システムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、画像データを格納すると記載した。しかし、これらに限らず、画像管理のためのデータなどの画像以外の一般データファイルや画像形成装置で管理するデータを格納することができる。画像形成装置で管理するデータとしては、例えば、前述したスリープ状態への移行のための設定情報などがある。
<本実施形態のサーバ装置の構成例>
図5は、本実施形態の情報処理装置であるサーバ装置の制御構成例を示すブロック図である。
サーバ装置150は、サーバ装置150を制御するCPU502を有する。また、データの作業領域やプログラム、OSなどが動作するためのシステムワークメモリであるRAM503を有する。また、システムのブートや固定的なプログラムなどが記憶されているROM504を有する。これら要素がシステムバス501に接続されている。
システムバス501には、システムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、データ等を格納するハードディスクドライブHDD505が接続される。LANと接続して通信するNetwork I/F506、マウスやキーボードの入力デバイスを接続する入力I/F507、ディスプレイなどを接続する画面出力I/F508も接続される。
(サービスフレームワーク)
ここで、サーバ装置150が持つサービスフレームワークについて説明する。
サービスフレームワークとは、ネットワーク上において、どのようなサービスがどこで提供されているかを管理するものである。サーバ装置150は、利用者からサービスを利用する指示を受け取ると、当該サービスを提供するサービス提供元へ処理を依頼する。また、サーバ装置150は、単体のサービスを提供するだけでなく、複数のサービスを組合わせたワークフローを処理するためのサーバとして機能する。
ワークフローの例としては、原稿をスキャンしてスキャンデータをJPEGフォーマットに変換して保存し、そのスキャンされた原稿を所定のサーバに保存してFAXで送信するように、複数のサービスを複合的に動作させるものがある。また、サービスフレームワークの機能として、サーバ装置150は、ワークフローを他のPCや画像形成装置に配信することができる。ワークフローが配信されたPCや画像形成装置は、当該ワークフローが利用者によって実行されると処理をワークフローの実行を配信元のサーバ装置150に依頼する。
なお、本実施形態の説明では、サービスフレームワークが機能するサーバ装置150が1台の場合である。しかし、複数台のサーバ装置が提供しているサービス、ワークフローをお互いに通知して、他のサーバ装置とも連携を取りながらサービス、ワークフローを実行する形態でも構わない。例えば、サーバ装置が、インターネット越しにあっても通信できるHTTPのようなプロトコルによって、インターネット上のサーバ装置で提供されているサービスも利用することが可能となる。
(サービステーブルの構成例)
サーバ装置150は、どのサービスがどこ(どの機器)で提供されているかを表すサービステーブルを保持する。サービステーブルの一例を、図6を用いて説明する。かかるサービステーブルは、RAM503上で生成されHDD505に保持される。
601は、利用可能なサービスを表す。602は、サービスが提供されている提供機器を表す。図6では、例えば、FAXサービスの提供機器についてネットワーク上のIPアドレスによって特定した例を示してているが、IPアドレスに限らず特定できるものであれば他のものでも構わない。以下の説明では、提供機器をmachin1, machin2,…と表わす。603は、サービスを提供している機器のモデルを表す。
604は、当該サービスを実施する場合に復帰する必要のあるスリープレベルを表す。ここで、スリープレベルとは、電力供給が制御されいてる装置に応じた値となる。本実施形態では、簡単のために、3つのスリープレベルで説明する。スリープレベル“0”は、スリープしていない状態、即ち画像形成装置内の全てに電源が供給されている状態である。スリープレベル“1”とは、消費電力が大きいプリントエンジンの電源供給を止めている状態であり、他の画像形成装置内の装置へは電源が供給されている。スリープレベル“3”とは、画像形成装置内のほとんど全ての装置への電源供給が行われていない状態であり、代理応答を行うため、操作部I/F2006、Network2010、MODEM2060のみへの電源供給が行われている状態である。このような3つの状態は本説明のための例であり、スリープレベルをより細かく分けてもいいし、スリープ状態か否かの2段階でも構わない。
また、機器ごとにスリープレベルが異なる場合があるが、その場合は、一番詳細なスリープレベルがサービステーブルへ記載され、異なるスリープレベルはどこかのレベルにマッピングされる。例えば、スリープ状態か否かの2レベルしかない機器があった場合は、スリープ状態はスリープレベル2に、非スリープ状態はスリープレベル0に対応させるなどを行う。
605には、当該サービスを実施するに当たっての性能情報が記載される。
図6の例では、2台の機器DeviceAとDeviceCがFAXサービス提供していて、それぞれをIPアドレスで示すと、192.168.18.5と192.168.21.101である。また、FAXサービスを実現するには、スリープレベル1に移行しなければならない。FAXサービス606では、性能として、DeviceAはG3のFAXサービス、DeviceBはG4で送信できることを示している。同様に、607はOCRサービス、608はPRINTサービス、609はSCANサービス、610はSENDサービス、611はフォーマット変換サービスについて示している。
ここで、提供機器602及びモデル603が同じサービス601は、同じ機器により提供される。また、フォーマット変換サービス611を提供している下段の装置は、画像形成装置でなく一般のPCであるため、モデル603がPCとなっている。ここでは、画像処理装置(machine3)はフォーマット変換としてAdobe社のPDF文書に変換でき、PC(machine5)は、PDF文書に加えてJPEGにも変換できることが分かる。なお、以下の説明では、煩雑さを避けるため画像処理装置についてのみの本実施形態の処理を説明するが、サービス提供機器が画像処理装置に限定されないことは明らかである。
このようなサービステーブルは、例えば、次のように生成される。サーバ装置150が、例えばネットワーク上の全ての機器に対して、サービステーブルを作成するのに必要な情報を要求するブロードキャストメッセージを送る。各機器は、提供するサービスを持つ機器がサービステーブルを作成するのに必要な情報をサーバ装置150へ送付する。このように得られた情報から、サービステーブルを生成する。または、サーバ装置あるいはサービスフレームワークの管理者が、必要な情報を手動で入力して、サービステーブルを構築してもよい。
(消費電力テーブルの構成例)
サーバ装置150は、もう1つテーブルを保持しており、各機器のモデルがどれだけ消費電力が掛かるのかを表したものであり、消費電力テーブルと呼ぶ。消費電力テーブルを図7を用いて説明する。かかる消費電力テーブルも、RAM503上で生成されHDD505に保持される。
701は、サービスを提供している機器のモデルを表すもので、図6のサービステーブルのモデル603と同じである。702は図6のスリープレベル604と同様のスリープレベルを表し、消費電力テーブルでは当該画像形成装置が取りうる各スリープレベルが記憶される。703の消費電力は、702の各スリープレベルのときの最大消費電力である。
具体的には、704はDeviceAが取りうるスリープレベルであり、“0”,“1”,“2”の3つあり、最大消費電力がそれぞれ1.8KW、800W、1Wである。705はDeviceBが取りうる2つのスリープレベル“0”,“2”であり、最大消費電力がそれぞれ650W、1Wでなる。706はDeviceCが取りうる3つのスリープレベル“0”,“1”,“2”であり、最大消費電力がそれぞれ1.4KW、600W、1Wである。707はDeviceDが取りうる3つのスリープレベル“0”,“1”,“2”であり、最大消費電力がそれぞれ2.0KW、900W、1Wである。
消費電力テーブルの作成方法は、サービスフレームワークの管理者が手動で値を入力して作成してもよい。あるいは、図6のサービステーブルにおいて、サービスを提供する提供機器、すなわち画像形成装置が分かっているので、当該画像形成装置へ問い合わせを行う。そして、機器の情報として各サービスレベル毎の消費電力を取得して、自動的に消費電力テーブルを生成してもよい。
(本実施形態の省電力サービスの動作手順例1)
以下、図8のフローチャートを用いて、本実施形態のネットワークに接続された機器へのサービス割り当ての省電力サービスの動作手順例について説明する。かかる図8のフローチャートは、図5のサーバ装置150のROM504あるいはHDD505に格納されており、CPU502により実行される。
まず、ステップS801において、CPU502は、利用者からの使用したいサービスの指示(サービス指示)を受信(サービス受付)する。ここで、利用者とは、他のサーバ装置やコンピュータ、あるいは画像形成装置等のデバイスなどの、当該サーバ装置150のサービスを利用しようとする機器類も含む。ステップS802では、CPU502は、ステップS801で受信したサービス指示を解析して、当該サービスを利用するための機器が指定されているか否かを判定する。機器が指定されていない場合(ステップS802でNo)はステップS805へ進み、指定されている場合(ステップS802でYes)はステップS803へ進む。
ステップS803で、CPU502は、ステップS802でサービス指定を解析した結果からサービスを使用するように指定された機器について、現在のスリープレベルを確認(スリープ確認)する。ステップS804で、CPU502は、HDD505に保持されたサービステーブルを確認し、指定された機器が提供するサービスのためのスリープレベルと、ステップS803で取得した現在のスリープレベルとを比較する。比較の結果、ステップS803で取得した現在のスリープレベルがサービステーブルで確認したスリープレベルと等しいか小さいときは、指定された機器でサービスを実行するためにスリープ状態を変更する必要がない(ステップS804でYes)。すなわち、指定された機器の現在のスリープレベルが“0”であれば、スリープレベル“1”及び“2”において可能なサービスも提供可能であり、スリープレベルが“1”であれば、スリープレベル“2”において可能なサービスも提供可能である。この場合には、ステップS809へ進む。ステップS809で、CPU502は、サービス指定で指示されたサービスを指定された機器に対して実行するように依頼して、終了する。ステップS809では、指定された機器を最優先に選択してサービスを提供する。
一方、ステップS804で、もし、ステップS803で取得したスリープレベルが指定された機器のサービスのスリープレベルより小さいとき(ステップS804のNo)は、機器のスリープ状態を変更するためにステップS805へ進む。ステップS805で、CPU502は、HDD505に保持されたサービステーブルからサービス指示で指定されたサービスを提供する機器だけを抽出して、指定サービステーブル(以下に図9で具体例を説明する)を生成する。
ステップS806で、CPU505は、ステップS805で生成した指定サービステーブルの各項目に対して、モデル名とスリープレベルとの組み合わせからHDD505に保持された消費電力テーブルを照合し、消費電力が最小となる機器を選択する。ステップS807で、CPU505は、ステップS806で選択した機器の現在のスリープレベルを確認する。ステップS808で、CPU505は、ステップS807で確認したスリープレベルとステップS805で生成した指定サービステーブルから選択された機器のスリープレベルとを照合して、サービスを実行できる状態であるか否かを確認する。ステップS808で、ステップS806で選択した機器がサービスを実行できるサービルレベルならば(ステップS808でYes)、CPU502は、ステップS809へ進む。ステップS809で、CPU502は、選択機器にサービスの実行を依頼して終了する。この場合は、スリープレベルの変更なしにサービスを実行できる機器を優先して選択しサービスを提供する。
ステップS808で、ステップS806で選択した機器がサービスを実行できるサービルレベルで無ければ(ステップS808でNo)、CPU502は、ステップS810へ進む。ステップS810で、CPU502は、指定サービステーブル内の全ての機器が選択されたか確認する。全ての機器を選択していたなら(ステップS810でYes)、ステップS811に進む。ステップS811では、CPU502は、指定サービステーブルで指定されたサービスを実行するために必要な消費電力が最小のものを再度選択して、ステップS809へ進む。この場合は、指定されたサービスを実行できる機器が全て当該サービスを実行することができないスリープ状態であったために、消費電力が最小のものにサービスを実行させる。
ステップS810で、全ての機器を選択していないと判定したら(ステップS810でNo)、CPU502は、ステップS812に進む。ステップS8112で、CPU502は、指定サービステーブルから消費電力量が次に小さいものを選択して、ステップS807へ戻り、選択した機器でサービスが実行できるかが再度調べられる。
(本実施形態の省電力サービスの具体例1)
本実施形態の省電力サービスを具体的な例で説明する。
サーバ装置150が、図6のサービステーブル、図7の消費電力テーブルを持つとする。サービスを実行させる機器の指定の無いFAXサービスの依頼がサーバ装置150にあると、サーバ装置150のCPU502は、図8のステップS805にように、図6のサービステーブルから指定サービステーブルを作成する。
この場合は、FAXの指定サービステーブルであり、図9のようになる。このように、指定サービステーブルは図6のサービステーブルと同様の項を有する。図9の901〜905は図6の601〜605に相当する。
本例のFAXの指定サービステーブルは606aと506bの2つの機器のデータとなる。すなわち、FAXサービスは、machine1、machine3で提供されていることが分かり、それぞれの機器のモデルは、deviceA、deviceCとなる。また、サービスを実行するためには、どちらもスリープレベルが“1”でないと実行できない。なお、本説明では、機器とモデルが一対一に対応しているが、当然ながら、複数の機器が同一モデルであっても構わない。
例えば、machine1、machine3が共に現在のスリープ状態がスリープレベル“2”の場合を仮定して説明する。このとき、図9の指定サービステーブルから最小の消費電力のものが探索され、macine3が選択される。これは、次のような判断である。まず、machine1はモデルがdeviceAであるので、図7の消費電力テーブルを確認して、FAXサービスを実行するために必要なスリープレベル“1”では800W必要であることが分かる。同様に、machine3はモデルdeviceCであり、FAXサービスを実行するために必要なスリープレベル“1”は600Wが必要と分かる。従って、machine3の方が必要な消費電力が少ないため、machine3が選択される。
次に、machine3の現在のスリープ状態を確認すると、上記のようにスリープレベルが“2”であるので、現在の状態のままではFAXサービスを実行することができない。そこで、次に小さい消費電力のmachine1が選択され、同様に判定されるが、machine1もスリープレベルが“2”でありFAXサービスが実行できないことが分かる。従って、いずれにしてもスリープ状態を変更させないとFAXサービスが実行できないことが判明する。このため、FAXサービスを実行するのに消費電力が最小のmachine3が選択され、machine3にFAXサービスの指示をする。
また、例えば、machine1がスリープレベル0、machine3がスリープレベル2の場合場合を仮定して説明する。この場合は、前述したmachine1とmachine3が共に現在のスリープ状態がスリープレベル“2”である場合と同様に、最初にmachine3が選択される。そして、machine3はそのままの状態ではFAXサービスが実行できないことが判明するまでは同じである。その後、machine1が選択され、machine1の現在のサービスレベルを調べる。すると、現在のスリープレベルが“0”であり、FAXサービスが実行できることが分かる。そこで、machine1でFAXサービスを実行するように指示を行う。
以上のように、消費電力が最小でなくとも、当該サービスを実行することが可能な機器があれば、その機器を用いてサービスの実行を行う。これにより、機器のスリープ状態に応じて、消費電力が最小となる適切な機器でサービスを実行できる。すなわち、図8のフローチャートで説明したように、1つのサービスの依頼に対して、スリープ状態を考慮し、消費電力が最小となる最適な機器を機器探索してサービスを実行できる。このように、本実施形態では、ネットワークに接続された複数の機器のサービスを統合して提供を行う。
なお、ここでは2つの仮定について図8の具体的な動作を説明したが、他の条件を仮定しても、図8の手順により消費電力とサービス速度とを考慮した適切なサービスを提供できることが明らかである。
<本実施形態のワークフローの指定による省電力サービス例2>
次に、複数の一連のサービスを順次実行するワークフローの指定の場合に、消費電力が最小となる最適な選択を行う方法について説明する。
ここで、ワークフローとは、以下のような一連の複数の処理をまとめて行うものである。例えば、利用者が、ある紙の文書を画像形成装置のスキャナで読み取り、その文書を印刷する。そして、FAXでその文書が指定のあて先に送信され、スキャナで読み取られた電子化された文書データをファイルサーバの所定の場所に格納する。このような一連の複数の操作が予め1つのボタンに対応して登録され、利用者がそのボタンを押すだけで、複数の処理を行うことを可能にするものである。この一連の操作がワークフローであり、個々の操作とは各サービスを実行することに当たる。
1つの実施形態の例として、サーバ装置150にワークフローが登録され、画像形成装置では、ボタンとサーバ装置150に登録されたワークフローを関連付けておく。利用者がボタンを押すことをトリガとして、ワークフローの開始の指示がサーバ装置150に届き、処理を開始する。ワークフローの実現の形態としては、本実施形態で説明したものには限定されず、本発明の内容を満たすものであればどのような形態でも構わないことは言うまでもない。
(ワークフローテーブルの構成例)
図10に、本例で作成される機器組合せを示すワークフローテーブルの一構成例を示す。
ワークフローテーブルは、次ぎのフィールドを有する。ワークフローを実現するための機器の組合せが記憶される機器リストフィールド1001、機器リストに記憶された組合せで必要な総消費電力フィールド1002、現在既に起動中のものを除いて必要な電力量を記憶する必要消費電力フィールドである。なお、1台の機器で、複数のサービスを実行可能なものもあるため、機器リストに記載される機器の組合せの数は、必ずしもワークフロー内のサービスの数とは一致しない。
(本実施形態のワークフローの指定による省電力サービスの動作手順例2)
次に、図11のフローチャートを用いて、複数の一連のサービスを順次実行するワークフローの指定の場合に、消費電力が最小となる最適な選択を行う処理手順例について説明する。かかる図11のフローチャートは、図5のサーバ装置150のROM504あるいはHDD505に格納されており、CPU502により実行される。
図11のフローチャートのステップS901において、CPU502は、クライアント(例えば、画像形成装置など)からワークフローの指示を受信する。ステップS902で、CPU502は、ワークフローに指定されたサービス毎に指定サービステーブルを作成する。指定サービステーブルについては、ステップS805で説明した図9と同様であり、これがワークフローで指定された全てのサービス毎に生成されることになる。
ステップS903で、CPU502は、ワークフローを実現するために必要な全ての機器の組合わせを図6のようなサービステーブルから求める。CPU502は、求めた機器の組合わせについて、更に図7のような消費電力テーブルから当該組合せで必要な総消費電力量を算出する。そして、全てのワークフローを実現するための機器の組合せと総消費電力量とを、上記図10のようなワークフローテーブルに記憶する。こうして、機器リストと総消費電力量フィールド1002を埋めたワークフローテーブルを作成する(具体例については、図12で後述する)。
ステップS904で、CPU502は、作成されたワークフローテーブル内の機器リストに記載の全ての機器についてスリープレベルを確認し、個々の機器とスリープレベルの対応表であるスリープレベルリストを作成する。スリープレベルリストについては、以下の具体例の図13A及び図13Bに示す。ステップS905で、CPU502は、作成されたワークフローテーブルで総消費電力フィールドが最小の機器の組合せを選択する。ステップS906では、CPU502は、選択された機器の組合せにおいて、各選択された全ての機器がそれぞれ要求されるサービスを実現するためのスリープレベルを持つか確認する。
もし、選択した組合せがワークフローの実現のための全てのサービスを行うことが可能なスリープレベル、即ち、選択された機器のスリープ状態を変更することなくワークフローを実現できるなら(ステップS906でYes)、ステップS910へ進む。ステップS910では、CPU502は、選択した組合せのそれぞれの機器に対して、所望のサービスを依頼する。この依頼は、サーバ装置150が主体となって行っても構わないし、依頼先の機器を記憶したワークフロー情報を送付して、以降はクライアント機器で処理が終わるとワークフロー情報を次の機器へ転送する仕組みでも構わない。
ステップS906で、選択された全ての機器の内の1台でもワークフロー実現のための所望のサービスを実行するためのスリープレベルでないなら(ステップS906でNo)、CPU502は、ステップS907へ進む。ステップS907で、CPU502は、当該組合せに対して、ワークフローを実現のためにスリープ状態の変更が必要な機器について、HDD505に保持した消費電力テーブルからスリープ状態の変更に必要な消費電力の総和を求める。そして、CPU502は、ワークフローテーブルの必要消費電力フィールド1003に求めた値を記憶する。ステップS908で、CPU502は、機器の組合せがワークフローテーブルから全て選択されたか否かを判定する。全て選択されていない場合は、CPU502は、ステップS909へ進む。ステップS909では、CPU502は、現在選択したものよりも小さい総消費電力量の機器の組合せを選択して、ステップS906へ戻る。つまり、ステップS906からステップS910の処理によって、新たに消費電力を発生させる(スリープレベルを変える)ことなしに所望のワークフローが実現できる場合は、その機器の組合せの中で最小の消費電力でワークフローを実現させる。
ステップS908でワークフローテーブルの全ての機器の組合せを選択したと判定すると(ステップS908でYes)、CPU502は、ステップS911へ進む。ステップS911で、CPU502は、ワークフロー実現のためのスリープレベルの変更を含む必要な消費電力量がワークフローテーブルの必要消費電力フィールドに記載されているので、必要消費電力が最小の機器の組合せを選択する。なお、もし必要消費電力が最小のものが複数ある場合には、その中で、総消費電力量が一番小さいものを選択する。もし同じ場合には、任意に選択する。ステップS912で、CPU502は、ステップS911で選択した組合せの機器に対して、所望のサービスを実行するように依頼して、処理を終了する。
(本実施形態のワークフローの指定による省電力サービスの具体例2)
本実施形態のワークフローの指定による省電力サービスを具体的な例で説明する。
サーバ装置150が、図6のサービステーブル、図7の消費電力テーブルを持つとする。ワークフローの指示として、FAXサービス、SENDサービスの実行が指定されたとする。なお、SENDサービスとは、ファイルサーバなどに画像を変換して送信するサービスのことである。また、サービスを実行させる機器については、指定が無いものとする。
図6のサービステーブルと図7の消費電力テーブルから、図11のステップS903の処理で図12のワークフローテーブルが生成される。上記サービスを実現する装置の組み合わせは、FAXサービスはmachine1、machie3で提供され、SENDサービスがmachine2、machine4で提供されているため、次ぎの4組となる。その組合せは、“machine1、machine2”、“machine1、machine4”、“machine2、machine3”、“machine3、machine4”から成る。FAXサービス、SENDサービスをそれぞれ実行できるスリープレベルにおける必要な消費電力の総和が総消費電力に記憶される。例えば、“machine1、machine2”の組み合わせでは、FAXサービスを実行するdeviceAはスリープレベル“1”、SENDサービスを実行するdeviceBがスリープレベル“0”である。従って、図7の消費電力テーブルから800Wと650Wを合わせた1450W(1.45KW)となる。他の組合せの機器についても同様に計算される。
次ぎに、図11のステップS904で生成された現在の各機器のスループレベルを記憶したスリープレベルリストの2つの例について、その処理を説明する。図13A及び図13Bの2つのスリープレベルリストの例を示す。スリープレベルリストでは、1301a,1301bにワークフローテーブルの機器リストに出現する全ての機器が格納され、1302a,1302bにその機器のスリープレベルが格納される。
(スリープレベルリストが第1例の場合)
例えば、各機器のスリープレベルを表すスリープレベルリストが、図13Aのような状態のときについて説明する。
まず、図12のワークフローテーブルから総消費電力量が最小の1250Wの組合せ“machine2、machine3”が選択される。この場合、machine2のスリープレベルが“2”であり、SENDサービスを実行できない。そこで、machine2のスリープレベルを変更するために必要な消費電力を図7の消費電力テーブルから650Wと求め、ワークフローテーブルに記憶する。次に総消費電力量が少ない“machine1、machine2”を選択する。同様に、machine2がSENDサービスを実行できないので、同じく必要消費電力に650Wを記憶する。更に、次に総消費電力量が小さい“machine3、machine4”を選択する。今度は、machine4がSENDサービスを実行できないので、machine4のスリープレベルを変更するために必要な消費電力を図7の消費電力テーブルから900Wと求め、ワークフローテーブルに記憶する。最後に“machine1、machine4”を選択するが、同様に、machien4がSENDサービスを実行できないので、必要な消費電力を図7の消費電力テーブルから900Wと求め、ワークフローテーブルに記憶する。すると、図14のようなワークフローテーブルになる。
図12のワークフローテーブルの全ての組合せを確認したので、必要消費電力が最小のものを選択する。“machine1、machine2”、“machine2、machine3”が共に最小の650Wである。しかし、総消費電力量は、“machine2、machine3”が1250Wであり、“machine1、machine2”の1450Wよりも小さい。そのため、“machine2、machine3”を選択して、machine3にFAXサービス、machine2にSENDサービスの実行を依頼する。
(スリープレベルリストが第2例の場合)
一方、図13Bのようなスリープレベルリストだとする。
この場合、総消費電力量が小さい順に“machine2、machine3”、“machine1、machine2”の組合せが順次選択されるが、共にmachine2でSENDサービスが実行できない。次に総消費電力量が小さい“machine3、machine4”が選択される。この組合せだとFAXサービス、SENDサービス共に実行できるため、“machine3、machine4”にそれぞれのサービスの実行を依頼する。このように機器のスリープ状態によって、サービスの実行する機器が消費電力が小さいもので実行しようとする。図11のフローチャートで説明したように、ワークフローの依頼に対して、必要な複数のサービスを実現するために、スリープ状態を考慮して、消費電力が最小となる最適な機器の組合せを選択してサービスを実行し、ワークフローを実行できる。
<本実施形態の例外サービス指定による省電力サービス例3>
次に、本実施形態の例外サービスが指定された場合の動作について説明する。
例外サービスとは、サービスの指定において当該サービスを実行するための特定の機器の指定があり、必ずその機器で実行することが求められるサービスのことである。例えば、プリントサービスにおいて、近くで印刷を行いたいので必ず座席の近くの画像形成装置を指定するようなケースである。また、あるサービスを実行するのに課金される場合に、例えば、処理速度は遅いが安価な方のサービスを提供する機器を必ず使用するように指定するなどがある。
(本実施形態の例外サービス指定による省電力サービスの動作手順例3)
図15のフローチャートは、図11のフローチャートで説明した複数の一連のサービスを順次実行するワークフローの指定の場合に、例外サービスの処理を組み入れたものである。そのため、図11のフローチャートと同じ処理については、図11のフローチャートと同一の参照符号を与え、説明を割愛するため、詳細は、図11のフローチャートの同一符号の説明を参照されたい。
まず、ステップS1201では、CPU502は、ステップS901で受け取ったワークフローの指示に対して、例外サービスを除いて、特定サービステーブルを作成する。ここで、例外サービスは、ワークフローの指示に指定されても構わないし、予めサーバ装置150が保持しておいてもよい。サーバ装置150が、例外サービスを保持するときは、システム全体として一意に規定されたり、あるいは利用者、利用者の所属グループ毎に異なる例外サービスを保持しているような仕組みがある。ステップS1201で、例外サービスを除いた特定サービステーブルを作成して、ステップS903、ステップS904の処理が行われ、それぞれワークフローテーブル及びスリープレベルリストの作成が行われる。なお、ステップS903で作成されるワークフローテーブルは、例外サービスを除いたものとなる。
ステップS1202で、CPU502は、ステップS904で作成したスリープレベルリスト内に記憶された機器で、ワークフローの指示に指定された例外サービスを実行する機器が含まれるか判断する。含まれる場合は、該当する全ての機器のスリープレベルを、当該例外サービスを実行できるスリープレベルに変更する。即ち、例外サービスを実行する機器をスリープレベルリスト内で、実行可能な状態として扱うようにする。これにより、例外サービス以外の他のサービスが、例外サービスで利用される機器で同じサービスが提供される場合に、スリープ状態を変えることなしにサービスを実行できるようになる。
ステップS905で、CPU502は、ステップS903で作成した例外サービスを除いたワークフローテーブルで総消費電力が最小の機器を選択する。ステップS906で、CPU502は、選択した組合せの機器において、例外サービスを除いた全てのサービスを実行可能なスリープレベルであるかを消費電力テーブルを参照して確認する。可能であれば(ステップS906でYes)、CPU502は、ステップS1203へ進み、選択した機器と例外サービスで指定された機器に対して、それぞれ所望のサービスを実行するように依頼して、終了する。
ステップS906で、サーバ装置が選択した機器で、現在のスリープレベルで全てのサービスを実行できないと判断した場合は、ステップS907へ進む。ステップS907からステップS911までの処理は、図11のフローチャートで説明した同一符号と同じであるため、説明は割愛する。ステップS1204では、CPU502は、ステップS911で選択された機器と例外サービスで指定された機器に対して、それぞれ所望のサービスを実行するように依頼して、終了する。
(本実施形態の例外サービス指定による省電力サービスの具体例3)
本実施形態の例外サービス指定による省電力サービスを具体的な例で説明する。
サーバ装置が、図6のサービステーブル、図7の消費電力テーブルを持つとする。ワークフロー指示として、FAXサービス、PRINTサービスの実行が指定されたとする。また、FAXサービスを実行させる機器については指定が無いが、PRINTサービスは例外サービスとしてmachine1で実行するように指示されている。
図15のステップS903においては、図6のサービステーブルと図7の消費電力テーブルから、図16のワークフローテーブルが生成される。
FAXサービス、PRINTサービスをそれぞれ実行できるスリープレベルのmachine1、machine3のモデルdeviceA、deviceCの必要な消費電力の総和が総消費電力に記憶される。例えば、“machine1”はスリープレベルが“0”で、FAXサービスとPRINTサービスの両方が実行できる。そこで、図7の消費電力テーブルから1800Wとなる。また、“machine1、machine3”の組み合わせでは、machine1のスリープレベルが“0”でmacnine3のスリープレベルが“1”である。そこで、図7の消費電力テーブルから2400Wとなる。
例えば、各機器のスリープレベルを表すスリープレベルリストが、図17Aのような状態のときについて説明する。machine1、machine3共にスリープレベルが“2”であるが、例外サービスとしてmachine1でPRINTサービスを実行するように指定されているとする。そのため、machine1は、必ずPRINTサービスが実行されるスリープレベル“0”になることが想定される。そこで、図15のステップS1202にように、図17Aのスリープレベルリストを図17Bのスリープレベルリストに変更して処理が行われる。以降については、図11のフローチャートの具体例で説明したものと同等の処理を実行するため説明は割愛する。
なお、本具体例では、必要消費電力を考慮することなくmachine1によるFAX及びPRINTサービスが選択されるが、これは一例であり、図16のワークフローテーブルに更に多くの機器候補が選択された場合には、必要消費電力も考慮される。図15のフローチャートで説明したように、特定の機器で特定の例外サービスを実行するような場合に対しても、例外サービスを実行する機器が当該例外サービスを実行するスリープ状態に移行することを考慮する。その上で、消費電力が最小となる最適な機器の組合せを選択してサービスを実行し、ワークフローを実行できる。
<本実施形態の利用者に代替案を提示する省電力サービス例4>
本実施形態において、例外サービスが指定された場合でも、他の組合せの方が消費電力が小さくなる場合に利用者に通知する場合について説明する。
例えば、例外サービスとして近くの画像形成装置でプリントするように指定されていたとしても、離れた画像形成装置で出力する方が消費電力が少なくなる場合には、利用者に代替案を提示して問合せる。利用者が代替案を受け入れれば、消費電力が少ない機器の組合せでワークフローを実行できることになる。
(本実施形態の利用者に代替案を提示する省電力サービスの動作手順例4)
図18A及び図18Bのフローチャートは、図11のフローチャートで説明した複数の一連のサービスを順次実行するワークフローの指定の指定の場合に、利用者への代替案の提示の処理を組み入れたものである。そのため、図11のフローチャートと同じ処理については、図11のフローチャートと同一の参照符号を与え、説明を割愛するため、詳細は、図11のフローチャートの同一符号の説明を参照されたい。
ステップS901からステップS905は、図11のフローチャートと同等である。なお、本フローチャートでは、例外サービスを扱っているが、利用者に代替案を提示するため、図15のフローチャートとは異なっている。ステップS906で、CPU502は、選択した組合せの機器がワークフローを実現可能なスリープレベルであるか判断する。本フローチャートでは、ワークフローテーブルには、例外サービスも含んでいる。そのため、選択した組合せの機器には、例外サービスで指定された機器を必ずしも含んではいない。
ステップS906で、CPU502が選択した機器でワークフローを実行可能(S906でYes)と判断すると、ステップS1301へ進む。ステップS1301で、CPU502は、選択した組合せに例外サービスで指定された機器が全て含まれているか確認する。含んでいれば(ステップS1301でYes)、CPU502は、ステップS910へ進み、選択した組合せの機器に所望のサービスの実行を依頼して終了する。これは、選択された組合せに、例外サービスで指定された機器が全て含まれていたため、利用者への代替案の提示が不要な場合である。
ステップS1301で、CPU502が、例外サービスで指定された全ての機器が含まれていないと判断すると(ステップS1301でNo)、ステップS1302へ進む。ステップS1302で、CPU502は、利用者に例外サービスを別の機器(現在選択されている組み合わせ中の機器)でサービスを実行した方が消費電力が小さくなる旨の代替案を提示する。これは、ワークフローの実行を依頼してきた機器に対して、メッセージを表示させるように指示を出す。ステップS1303で、CPU502は、ワークフローの実行を依頼してきた機器から、利用者からの代替案の可否の返答を受け取り、判断する。CPU502が、利用者が代替案を了承した結果を受け取ると(ステップS1303でYes)、ステップS910へ進み、選択した組合せの機器に所望のサービスの実行を依頼して終了する。ステップS1303で、CPU502が、利用者が代替案を否定した結果を受け取ると(ステップS1303でNo)、ステップS907へ進み、他の組合せの選択を行う。
ステップS907からステップS909、ステップS911は、図11のフローチャートの同一符号と同じであるので、説明は割愛する。
図18BのステップS1304で、CPU502は、選択した組合せに例外サービスで指定された機器を全て含んでいるか確認する。含んでいれば(ステップS1304でYes)、CPU502は、ステップS912へ進み、選択した組合せの機器に所望のサービスの実行を依頼して終了する。これは、選択された組合せに、例外サービスで指定された機器が全て含まれていたため、利用者への代替案の提示が不要な場合である。
ステップS1304で、CPU502が、例外サービスで指定された全ての機器が含まれていないと判断すると(ステップS1304でNo)、ステップS1305へ進む。ステップS1305で、CPU502は、利用者に例外サービスを別の機器(現在選択されている組み合わせ中の機器)でサービスを実行した方が消費電力が小さくなる旨の代替案を提示する。これは、ワークフローの実行を依頼してきた機器に対して、メッセージを表示させるように指示を出す。ステップS1306で、CPU502は、ワークフローの実行を依頼してきた機器から、利用者からの代替案の可否の返答を受け取り、判断する。CPU502が、利用者が代替案を了承した結果を受け取ると(ステップS1306でYes)、ステップS912へ進み、選択した組合せの機器に所望のサービスの実行を依頼して終了する。
ステップS1306で、CPU502が、利用者が代替案を否定した結果を受け取ると(ステップS1306でNo)、ステップS1307へ進む。ステップS1307で、CPU502は、ワークフローテーブルにおいてワークフロー中の例外サービスで指定された機器を含むものは、当該機器についてサービスを実行するために必要なサービスレベルであるとして、必要消費電力を再計算する。これによって、例外サービスを実行する機器で他のサービスを実行する場合に対しても、最小の消費電力の組み合わせを選択できるようになる。ステップS1308で、CPU502は、ワークフローテーブルのワークフロー中の例外サービスで指定された全ての機器を含む組合せの中で、ステップS1307で再計算された必要消費電力が最小になるものを選択する。なお、もしステップS1307で再計算された必要消費電力が最小の組み合わせが複数ある場合には、その中で総消費電力量が一番小さいものを選択する。もし総消費電力量が同じ場合には、任意に選択する。
(本実施形態の利用者に代替案を提示する省電力サービスの具体例4)
本実施形態の利用者に代替案を提示する省電力サービスを、具体的な例で説明する。
サーバ装置が、図6のサービステーブル、図7の消費電力テーブルを持つとする。ワークフロー指示として、FAXサービス、PRINTサービスの実行が指定されたとする。また、FAXサービスを実行させる機器については、指定が無いが、PRINTサービスは、例外サービスでmachine4で実行するように指示されている。
ここで、ステップS903で例外サービスに指定によらずに作成したワークフローテーブルは、図19のようになる。図19において、“machine1、machine3”の組合せで(F)や(P)と記載されている。これは、(F)が付いている方でFAXサービスを実行し、(P)が付いているほうでPRINTサービスを実行する意味である。例外サービスをそのまま指定通り実行すると、図19の2801か2802の組合せになり、既にmachine4がPRINTサービスを実行できる状態でなければ、大きな消費電力が必要となる。
例えば、スリープレベルリストが図20の状態だとすると、machine4ではPRINTサービスを実行できない。図19のワークフローテーブルから総消費電力が最小の組合せである“machine2、machine3”を選択する。machine2でPRINTサービスが実行可能な状態であり、かつ、machin3はFAXサービスが実行可能な状態である。しかしながら、PRINTサービスは、例外サービスで指定されたmachine4ではない。
そこで、利用者にmachien4の代わりにmachine2でPRINTサービスを実行した方が消費電力が少なくなることを通知して、変更するか否かを確認する。利用者によりPRINTサービスの実行先の変更が許諾されれば、machine2でPRINTサービスを実行する。許可されなかった場合は、他の組合せで同様にmachine4でPRINTサービスを実行するよりも他の機器で実行した方が消費電力が小さい場合に、利用者に確認を行う。なお、何度も利用者に確認を求めるのは、利用者に不便が生じるので、確認の際にこれ以上問い合わせない旨の選択肢を提供したり、予め全ての組合せを確認して全ての代替機器を提示するようにして確認を1回にするようにしてもよい。
図18A及び図18Bのフローチャートで説明したように、特定の機器で特定の例外サービスを実行するような場合に対しても、利用者への代替案の提示の処理を組み入れることができる。これにより、より消費電力が小さい機器の組合せを選択できるようにして、ワークフローを実行できる。
<本実施形態のワークフロー全体を考慮した省電力サービス例5>
今までの説明においては、1つのワークフローについて消費電力を最小にする機器の選択方法について説明した。サーバ装置150に複数のワークフローが集中した場合には、処理が間に合わずに、サーバ装置150は、ワークフローを処理待ちにするためにワークフロー指示をキューに入れて、後からワークフローを実行する場合もある。このようなときに、単独のワークフローだけでなく、キューに溜まっている複数のワークフロー全体で消費電力が最小になるような機器を選択するした方が効率がよい。そこで、キューに溜まった複数のワークフロー全体で、消費電力が最小となる組み合わせの機器を選択する方法について説明する。
(本実施形態のワークフロー全体を考慮した省電力サービスの動作手順例5)
図21のフローチャートは、サーバ装置150が、ワークフロー指示をキューに溜めるときの処理について示している。本フローチャートは、図11のフローチャートにおいて、複数のワークフローをキューに溜めることに対応したものである。そのため、図11のフローチャートと同じ処理については、図11のフローチャートと同一の最小符号を与え、説明を割愛するため、詳細は、図11のフローチャートの同一符号の説明を参照されたい。
ステップS901からステップS904は、図11のフローチャートと同等であるが、ワークフローテーブル及びスリープレベルリストについては、キューに溜められた全てのワークフローで共有されるものになる。そのため、ステップS903のワークフローテーブル生成や、ステップS904のスリープレベルリスト登録は、既に他のワークフローがある場合は、当該ワークフローテーブルスリープレベルリストに追加される形になる。
また、ワークフローテーブルには、図22の1501のように、どのワークフローに対応するものか記載されたフィールドが追加される。ステップS903のワークフローテーブル作成では、このフィールドも選択されたワークフローの識別子(例えば、名称やIDなど)が記憶される。図22では、W1やW2などが用いられている。なお、同一の機器の組合せがある場合には、複数のワークフローが記憶されることもある。
ステップS1601では、ワークフローテーブル及びスリープレベルリストに追加済みのワークフロー指示をキューに溜めて、終了する。本フローチャートは、キューに溜めるまでであるので、ここまでで終了し、ワークフローの実行は、次の図23のフローチャートで説明される。
図23のフローチャートでは、キューからワークフロー指示を取り出し、そのワークフローをキュー内のワークフロー全体として消費電力が最小となるように実行させる処理について示ししている。本フローチャートも、図21のフローチャートと同じく、図11のフローチャートにおいて、複数のワークフローをキューに溜めることに対応したものである。そのため、図11のフローチャートと同じ処理については、図11のフローチャートと同一の参照符号を与え、説明を割愛するため、詳細は、図11のフローチャートの同一符号の説明を参照されたい。また、図21のフローチャートと同じく、ワークフローテーブル、及びスリープレベルリストについては、キューに溜められた全てのワークフローで共有されるものになる。
ステップS1701で、CPU502は、キュー内のワークフロー指示を取り出す。なお、キューからどのワークフロー指示が取り出されたかは本発明の本質でなく、格納された順でも構わないし、CPU502が最適と判断するものを選択しても構わない。ステップS906からステップS909、ステップS911は、図11のフローチャートの同一符号の説明と同様である。
ステップS906で、選択した機器の組合せのサービスレベイルでワークフローを実現することが可能であるなら(ステップS906でYes)、CPU502は、ステップS912へ進む。ステップS912では、選択した組合せの機器にサービスを依頼して、ステップS1702へ進む。ステップS1702で、CPU502は、ワークフローテーブルから当該ワークフロー指示を削除する。このとき、ワークフローフィールドが空であれば、その組合せを削除する。例えば、図22において、ワークフローW2が終了すると、機器リストの“machine1,machine3”と“machine4,machine7”のW2が削除される。このとき、“machine1,machine3”は、ワークフローとしてW1が残っているため、機器の組合せとして“machine1,machine3”は削除しない。一方、“machine4,machine7”は他のワークフローが無いため、ワークフローテーブルから削除して、処理を終了する。
図21、図23のフローチャートで説明したように、1つだけのワークフローだけでなく、サーバ装置150のキューへ格納された複数のワークフロー全体として、消費電力が最小となる機器の組み合わせを選択できる。このようにして、ワークフロー全体の消費電力を考慮しながら個々のワークフローを実行できる。
<他の実施形態>
他の実施形態として、実際の処理内容を元に消費電力は算出して、最適な機器を選択してもよい。ワークフローテーブルの操作のときに、総消費電力量や必要消費電力を求めるが、このときに処理内容を加味して求めるようにする。例えば、画像形成装置で提供されるプリントサービスにおいて、高速であるが消費電力が大きいものと、低速だが消費電力が小さいものがあるとする。このとき、プリントする枚数が少なければ、低速の装置で印刷した方が消費電力が小さいが、プリントする枚数が大量になると、高速の装置で印刷した方が合計としてより消費電力が少なく済む場合がある。このように、処理の内容と処理能力を加味して、消費電力量を求めるようにしてもよい。これは、図6の性能605に記載された情報を用いることによって行える。すなわち、図6の性能を用いて、処理内容から消費電力を求めても構わない。
例えば、図11のフローチャートの場合に本実施形態を実現する場合について説明する。ステップS903では、サーバ装置150は、ワークフローを実現するために必要な全ての機器の組合わせを、サービステーブルから求める点は同様である。更に、サーバ装置150が、求めた機器の組合わせについて、ワークフロー中のサービスの処理内容と、消費電力テーブルから当該組合せで必要な総消費電力量を算出する。そして、サーバ装置150は、全てのワークフローを実現するための機器の組合せと総消費電力量をワークフローテーブルに記憶する。このワークフローテーブルを元に、図11のフローチャートの他の処理を行うことで、ワークフロー中のサービスの実際の処理内容を元に消費電力を算出して、最適な機器を選択できる。
以上、様々な実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、スキャナ、プリンタ、PC、複写機、複合機及びファクシミリ装置の如くである。
本発明は、前述した実施形態の各機能を実現するソフトウェアプログラムを、システム若しくは装置に対して直接または遠隔から供給する。そして、そのシステム等に含まれるコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
従って、本発明の機能・処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、上記機能・処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、記録媒体としては、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
また、プログラムは、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネット/イントラネットのウェブサイトからダウンロードしてもよい。すなわち、該ウェブサイトから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードしてもよいのである。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるウェブサイトからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の構成要件となる場合がある。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。この場合、所定条件をクリアしたユーザにのみ、インターネット/イントラネットを介してウェブサイトから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報で暗号化されたプログラムを復号して実行し、プログラムをコンピュータにインストールしてもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現されてもよい。なお、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ってもよい。もちろん、この場合も、前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。このようにして、前述した実施形態の機能が実現されることもある。
本実施形態の画像形成システムの全体構成例を示すブロック図である。 本実施形態の画像形成装置の全体構成例を示すブロック図である。 本実施形態の画像形成装置の入出力デバイスの外観斜視図である。 本実施形態の画像形成装置の表示部の外観図である。 本実施形態のサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態のサービステーブルの一例を示す図である。 本実施形態の消費電力テーブルの一例を示す図である。 本実施形態の消費電力が最小となる機器に受け付けたサービスを依頼する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の指定サービステーブルの一例を示す図である。 本実施形態におけるワークフローテーブルの初期状態の一例を示す図である。 本実施形態のの受付けたワークフローにおいて消費電力が最小となる機器の組み合わせを選択してサービスを依頼する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態で総消費電力が求められた状態のワークフローテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の具体例を説明するためのスリープレベルリストの一例を示す図である。 本実施形態の具体例を説明するためのスリープレベルリストの他例を示す図である。 本実施形態で必要消費電力が求められた状態のワークフローテーブルの例を示す図である。 本実施形態の例外サービスで指定された機器でサービスを実行する場合の処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の例外サービスで指定された機器を含む総消費電力が求められた状態のワークフローテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の具体例を説明するためのスリープレベルリストの一例を示す図である。 本実施形態の具体例を説明するためのスリープレベルリストの他例を示す図である。 本実施形態の例外サービスで指定された機器以外でサービスの実行を行うことを提示する場合の処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の例外サービスで指定された機器以外でサービスの代替を行うことを提示する場合の処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態のサービスの代替を行う場合の総消費電力が求められた状態のワークフローテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の具体例を説明するためのスリープレベルリストの一例を示す図である。 本実施形態の複数のワークフローをキューに溜める場合に受付けたワークフローをキューに溜める手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の複数のワークフローをキューに溜める場合のワークフローテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の複数のワークフローをキューに溜める場合にワークフローをキューから取り出して、ワークフローを実行する機器の組合せを求める手順例を示すフローチャートである。

Claims (20)

  1. ネットワークに接続された複数の機器によるサービスの提供を制御する情報処理装置であって、
    前記ネットワークを介して提供されるサービスと該サービスを提供するネットワークに接続された機器との組合せを保持するサービステーブルと、
    前記ネットワークに接続された機器と該機器の各スリープ状態での消費電力とを保持する消費電力テーブルと、
    前記ネットワークに接続された機器によるサービスの提供の要求を受け付けるサービス受付手段と、
    前記要求されたサービスの提供を行う前記ネットワークに接続された機器に対して該機器スリープ状態を確認するスリープ確認手段と、
    前記スリープ確認手段による確認の結果、前記受付手段により受け付けられたサービスが実行できない場合に、前記スリープ確認手段によって確認された前記機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択する機器探索手段と、
    前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器に対して、前記サービスの提供の指示を出すサービス指示手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記サービス受付手段が、前記ネットワークに接続された複数の機器の組み合わせによるサービスの提供の要求を受け付けて、
    前記受け付けた複数の機器の組み合わせによるサービスの提供の要求を実現する前記ネットワークに接続された機器の組み合わせを作成する機器組合手段を更に有し、
    前記スリープ確認手段は、前記要求されたサービスの提供を実現可能な前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対してスリープ状態を確認し、
    前記機器探索手段は、前記スリープ確認手段によって確認された前記ネットワークに接続された機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択し、
    前記サービス指示手段は、前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対して、前記サービスの提供の指示を出すことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記サービス受付手段は、更に受け付けたサービスの少なくとも一部を提供する機器を指定する情報を受け付け、
    前記スリープ確認手段は、前記指定された機器を除く、前記要求されたサービスの提供を実現可能な前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対してスリープ状態を確認し、
    前記機器探索手段は、前記指定された機器を除く、前記スリープ確認手段によって確認された前記ネットワークに接続された機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択し、
    前記サービス指示手段は、前記指定された機器と前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器の組み合わせとに対して、前記サービスの提供の指示を出すことを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記指定された機器が前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器に含まれているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が含まれていないと判断した場合に、前記指定された機器を同じサービスを提供する前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器で代替することの可否を問い合わせる問合手段とを更に有し、
    前記サービス指示手段は、前記代替が許可された場合は、前記指定された機器を使用せずに、前記機器探索手段によって選択された前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対して、前記サービスの提供の指示を出すことを特徴とすることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記サービス受付手段は、複数のサービスの提供の要求を受け付け、
    前記機器探索手段は、前記スリープ確認手段によって確認された前記機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記複数のサービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記サービステーブルは、各サービスの処理内容に対応して、少なくとも当該サービスを提供する機器と当該サービスを提供可能なスリープ状態のレベルとを記憶し、前記消費電力テーブルは、各機器のスリープ状態のレベルに対応して消費電力を記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記機器探索手段は、スリープ状態のレベルの変更を必要としない前記ネットワークに接続された機器の組み合わせを優先して使用する機器として選択することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記機器探索手段は、前記スリープ状態のレベルの変更を必要としない場合を除いて、前記サービスを提供する機器の消費電力の和が最小の前記ネットワークに接続された機器の組み合わせを優先して使用する機器として選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記サービステーブルは更に機器の性能または能力を保持し、
    前記消費電力は、前記サービスの提供の要求で指定された処理内容と前記サービステーブルの性能または能力とから求めることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. ネットワークを介して提供されるサービスと該サービスを提供するネットワークに接続された機器との組合せを保持するサービステーブルと、前記ネットワークに接続された機器と該機器の各スリープ状態での消費電力とを保持する消費電力テーブルとを備え、前記ネットワークに接続された複数の機器にサービスの提供を割り当てるサービス割り当て方法であって、
    前記ネットワークに接続された機器によるサービスの提供の要求を受け付けるサービス受付工程と、
    前記要求されたサービスの提供を行う前記ネットワークに接続された機器に対して該機器スリープ状態を確認するスリープ確認工程と、
    前記スリープ確認工程における確認の結果、前記受付工程において受け付けられたサービスが実行できない場合に、前記スリープ確認工程で確認された前記機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択する機器探索工程と、
    前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器に対して、前記サービスの提供の指示を出すサービス指示工程とを有することを特徴とするサービス割り当て方法。
  11. 前記サービス受付工程で、前記ネットワークに接続された複数の機器の組み合わせによるサービスの提供の要求を受け付けて、
    前記受け付けた複数の機器の組み合わせによるサービスの提供の要求を実現する前記ネットワークに接続された機器の組み合わせを作成する機器組合工程を更に有し、
    前記スリープ確認工程で、前記要求されたサービスの提供を実現可能な前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対して該機器スリープ状態を確認し、
    前記機器探索工程では、前記スリープ確認工程で確認された前記ネットワークに接続された機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから前記サービスを実行可能とするため選択された機器の消費電力に基づいて、使用する機器を選択し、
    前記サービス指示工程で、前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対して、前記サービスの提供の指示を出すことを特徴とすることを特徴とする請求項10に記載のサービス割り当て方法。
  12. 前記サービス受付工程で、更に受け付けたサービスの少なくとも一部を提供する機器を指定する情報を受け付け、
    前記スリープ確認工程で、前記指定された機器を除く、前記要求されたサービスの提供を実現可能な前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対して当該ネットワークに接続された機器のスリープ状態を確認し、
    前記機器探索工程で、前記指定された機器を除く、前記スリープ確認工程で確認された前記ネットワークに接続された機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから、前記サービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択し、
    前記サービス指示工程では、前記指定された機器と前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器の組み合わせとに対して、前記サービスの提供の指示を出すことを特徴とすることを特徴とする請求項11に記載のサービス割り当て方法。
  13. 前記指定された機器が前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器に含まれているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程で含まれていないと判断した場合に、前記指定された機器を同じサービスを提供する前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器で代替することの可否を問い合わせる問合工程とを更に有し、
    前記サービス指示工程で、前記代替が許可された場合は、前記指定された機器を使用せずに、前記機器探索工程で選択された前記ネットワークに接続された機器の組み合わせに対して、前記サービスの提供の指示を出すことを特徴とすることを特徴とする請求項12に記載のサービス割り当て方法。
  14. 前記サービス受付工程は、複数のサービスの提供の要求を受け付け、
    前記機器探索工程では、前記スリープ確認工程で確認された前記機器のスリープ状態と、前記サービステーブルと、前記消費電力テーブルとから前記複数のサービスを実行可能とするための消費電力に基づいて、使用する機器を選択することを特徴とすることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載のサービス割り当て方法。
  15. 前記サービステーブルは、各サービスの処理内容に対応して、少なくとも当該サービスを提供する機器と当該サービスを提供可能なスリープ状態のレベルとを記憶し、前記消費電力テーブルは、各機器のスリープ状態のレベルに対応して消費電力を記憶することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載のサービス割り当て方法。
  16. 前記機器探索工程では、スリープ状態のレベルの変更を必要としない前記ネットワークに接続された機器の組み合わせを優先して使用する機器として選択することを特徴とする請求項15に記載のサービス割り当て方法。
  17. 前記機器探索工程では、前記スリープ状態のレベルの変更を必要としない場合を除いて、前記サービスを提供する機器の消費電力の和が最小の前記ネットワークに接続された機器の組み合わせを優先して使用する機器として選択することを特徴とする請求項16に記載のサービス割り当て方法。
  18. 前記サービステーブルは更に機器の性能または能力を保持し、
    前記消費電力は、前記サービスの提供の要求で指定された処理内容と前記サービステーブルの性能または能力とから求めることを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1項に記載のサービス割り当て方法。
  19. 請求項10乃至18のいずれか1項に記載のサービス割り当て方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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