JP5392284B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
レーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するための給紙部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
現像ローラ31には、下方からシール部材60が当接しており、層厚規制ブレード32とともに、現像室35内のトナーが現像ローラ31の上下から外に漏れることを防止している。
次に、現像カートリッジ28の構造の詳細について説明する。
図3に示すように、フレーム50は、内部にトナーを収容するとともに、後側(図3における手前側)の側壁に長尺なトナー供給口51(現像剤供給口)が形成されている。
フレーム50には、トナー供給口51に沿って延びる供給ローラ33が現像室35内で回転自在に支持されるとともに、現像室35の外側で、トナー供給口51を塞ぐように現像ローラ31が回転自在に支持される。
さらに、トナー供給口51の下縁には、シール部材60が設けられている。そして、図3に示すように、サイドシール36の内側には、サイドシール36に隣接してロアサイドシール38が設けられている。ロアサイドシール38は、シール部材60の長手方向の両端部が上から重なるように配置されることで、サイドシール36とシール部材60との間からのトナー漏れを防止している。
このようにトナー供給口51の周囲をシールすることで、現像室35からのトナー漏れが防止される。
なお、フレーム50に片持ち式に支持された状態とは、シール部材60の短手方向の一端部のみがフレーム50に固定され、他端部が自由端部となっている状態をいう。
この弾性接着部材80としては、例えば、ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社製の「UT1140」を用いることができる。
なお、スポンジの空隙同士が互いに連通する構成を有する場合には、図6(a)の構成に代えて、スポンジからなる基材に接着剤88を含浸させてもよい。
弾性接着部材80は、基材87のみが弾性を有する構成に限らず、弾性接着剤を用いることで、接着剤層89が弾性を有する構成とすることもできる。つまり、弾性接着部材80全体として弾性を有していればよく、基材87と接着剤層89のいずれか一方、または両方が弾性を有する構成が可能である。
その際、弾性接着部材80が弾性を有するので、圧着作業を円滑に行うことができる。
そのため、接着状態を確認しながらシール部材60の浮きを加圧することで、弾性接着部材80のシール支持面52に対する接着強度不足が生じることを防ぐことができるので、圧着作業の作業性を向上させることができる。
また、不織布86に接着剤88を含浸させた弾性接着部材80を用いた場合、単に接着剤88のみを用いる場合に比べて、接着剤88に厚みを持たせることができ、弾性を効率的に生じさせることができる。
しかしながら、図7(b)に示すように、現像ローラ31をフレーム50に装着すると、シール支持面52に固定されたシール部材の一端部では、現像ローラ31の外周面が他端部に当接して作用する押圧力によってモーメントが発生する。その結果、図7(b)に模式的に示すように、ロアフィルム70とシール支持面52が相互に離間するような方向に力が加わることになり、弾性接着部材80は上方に伸びるような変形をする。このとき、現像ローラ31から離れた側の端部では、弾性接着部材80に、内側に引張られる方向に力が加わるので、シール支持面52とシール部材との接着部分においては、弾性接着部材80の端部を剥がそうとする力が大きくなる(端部の角度θが小さくなる)。
弾性接着部材80の変形がさらに進行すると、図7(c)に示すように、弾性接着部材80は、現像ローラ31から離れた側の端部において、シール支持面52から剥離し始める。さらに剥離が広がると、フレーム50と現像ローラ31の外周面との間を十分にシールすることができなくなり、現像ローラ31とロアフィルム70との間からトナーが漏れたり、弾性接着部材80とシール支持面52との接着面を通してトナーが漏れたりする。
シール支持面52に固定されたシール部材60の一端部でモーメントが発生すると、図8(b)に模式的に示すように、ロアフィルム70とシール支持面52が相互に離間するような方向に力が加わることになり、弾性接着部材80は上方に伸びるような変形をする。これに伴い、現像ローラ31から離れた側の端部では、内側に引張られる方向に力が加わる。しかしながら、弾性接着部材80にスリット90を設けたことにより、スリット90に面する側面においても変形が可能になるので、内側方向に引張られる分の変形量が分散され、弾性接着部材80の変形時に端部に加わる力が大きくならずに済む(角度θが、図7の比較例ほどには小さくならない)。従って、弾性接着部材80のシール支持面52からの剥離が起こり難く、十分なシール性を維持したままで、現像カートリッジからのトナー漏れを防止することができる。
スリット90が、現像ローラ31の軸方向に沿って、弾性接着部材80の第二の面84から第一の面82に向かって形成されているので、片持ち式に支持されたロアフィルム70の自由端部(他端部74)に現像ローラ31が圧接することで、フレーム50のシール支持面52に固定されたロアフィルム70の一端部72に引張力が加わる場合でも、弾性接着部材80の変形を抑制して、フレーム50と現像ローラ31の外周面との間を確実にシールすることができる。
この場合、2つの接着部材102は、例えば、図6(a)に示す弾性接着部材80と同様の構成とすることができる。もちろん、図6(b)に示す弾性接着部材80と同様の構成とすることもできる。
この場合、接着部材102を、例えば、図6(a)に示す弾性接着部材80と同様の構成として、接着部材104を、図6(b)に示す弾性接着部材80と同様の構成とすることができる。
なお、フレーム50に対する弾性接着部材100の接着面積を確保できる範囲内であれば、スリット95の本数を増加させるため、幅を狭くした多数の接着部材を用いることも可能である。
図10(a)に示すスリットパターンS1は、複数のスリット90が弾性接着部材80の長手方向に一列に並んで配置されたものである。
図10(b)に示すスリットパターンS2は、弾性接着部材80を長手方向に貫通して延びる1つのスリット95と、弾性接着部材80の長手方向に一列に並んで配置された複数のスリット90を組み合わせたものである。
図10(c)に示すスリットパターンS3は、弾性接着部材80の長手方向に断続的に並んで配置された複数のスリット90を三列に配置したものであり、弾性接着部材80の短手方向断面によっては、スリットがない断面が存在することもある。
図10(d)に示すスリットパターンS4は、複数のスリット90をランダムに配置したものである。但し、弾性接着部材80を長手方向におけるどの断面位置で切断しても、スリット90が存在するように配置している。換言すると、複数列のスリット90が、弾性接着部材80の長手方向で全範囲に亘って配置されている
なお、上記したスリットパターンS1〜S4では、各スリットは、弾性接着部材を第二の面から第一の面まで貫通して形成されても、第一の面まで貫通することなく形成されてもよい。
また、スリットパターンS2およびS4を有するシール部材を貼り付けた現像カートリッジでは、複数列のスリット90,95が、現像ローラ31の軸方向で、弾性接着部材80の全範囲に亘って配置されているので、弾性接着部材80は長手方向の全範囲に亘って剥がれを防止することができる。
28 現像カートリッジ
31 現像ローラ
50 フレーム
51 トナー供給口
52 シール支持面
60 シール部材
70 ロアフィルム
80 弾性接着部材
80a,80b 接着部材
82 第一の面
84 第二の面
86 不織布
87 基材
88 接着剤
89 接着剤層
90 スリット
95 スリット
100 弾性接着部材
102,104 接着部材
S1〜S4 スリットパターン
Claims (10)
- 現像ローラと、
現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部と連通するとともに、前記現像ローラの軸方向に沿って延びる現像剤供給口と、を有するフレームと、
前記現像ローラの軸方向に沿って延びるように前記フレームに設けられ、前記フレームと前記現像ローラの外周面との間をシールするシール部材とを備えた現像装置であって、
前記フレームは、前記現像ローラの軸方向に沿って延び、前記シール部材が前記現像ローラに当接するように、前記シール部材を片持ち式に支持するシール支持面を有し、
前記シール部材は、
前記現像ローラの軸に交差する方向における一端部が前記シール支持面に固定され、他端部が前記現像ローラの外周面に当接するシート部材と、
前記シート部材の前記一端部を前記シール支持面に固定する、弾性を有する弾性接着部材とを含み、
前記弾性接着部材は、
前記シート部材に接着される第一の面と、前記シール支持面に接着される第二の面とを含むとともに、
少なくとも一つのスリットが、前記現像ローラの軸方向に沿って、前記第二の面から前記第一の面に向かって形成されていることを特徴とする現像装置。 - 前記弾性接着部材は基材に接着剤を含浸させて構成され、前記基材は透明な部材であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記スリットは、前記弾性接着部材を前記第一の面まで貫通することなく延びることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
- 前記スリットは、前記弾性接着部材を前記第一の面まで貫通して延びることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
- 前記弾性接着部材は、独立して構成された複数の接着部材で形成され、
前記スリットは、相互に離間して配置された複数の接着部材の隙間により形成されることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。 - 前記複数の接着部材は、同一材料から構成されることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
- 前記弾性接着部材は、
基材と、
この基材の両側に位置し、前記第一の面および前記第二の面を形成する接着剤層とを備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 複数列のスリットが、前記現像ローラの軸に交差する方向に並んで形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の現像装置。
- 前記スリットは、前記現像ローラの軸方向に沿って、前記弾性接着部材の一端から他端まで連続して延びていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の現像装置。
- 前記複数列のスリットは、前記現像ローラの軸方向で、前記弾性接着部材の全範囲に亘って配置されていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
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