JP5388286B2 - 排気浄化装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は排気浄化装置及びその制御方法に関し、特に内燃機関から排出されるNOX(窒素酸化物)を還元剤とSCR(Selective Catalytic Reduction)触媒によって浄化する排気浄化装置及びその制御方法に関する。
従来、自動車等の内燃機関の排気ガス中にはNOX等が含まれている。NOXを浄化するための排気浄化装置の1つとして、内燃機関の排気管内にSCR触媒(NOX選択還元触媒)を配設するとともに、SCR触媒上流側の排気管内に還元剤としての尿素水(尿素水溶液)を添加してNOXを浄化する尿素SCRシステムがある。
尿素SCRシステムでは、還元剤タンクに尿素水が貯えられており、尿素水はポンプ等によって還元剤供給管等を介して還元剤添加弁に供給される。還元剤添加弁はSCR触媒上流側の排気管に固定されており、還元剤としての尿素水が還元剤添加弁から排気管内へ添加される。添加された尿素水は、排気熱で加水分解されてNH3(アンモニア)となりつつSCR触媒に至り、SCR触媒上でNH3とNOXとが反応することによってNOXが還元浄化される。
尿素SCRシステムにおいて使用される尿素水は例えば−11℃で凍結し、凍結に伴って体積が増加する。このため、低温環境下においては、内燃機関の停止後に還元剤供給管等の内部が尿素水で満たされたままの状態であると、尿素水の凍結に伴う体積増加によって還元剤供給管等が損傷するおそれがある。また、内燃機関の再始動の際に還元剤供給管等の内部で尿素水が凍結していると、その尿素水による配管等の詰まりによって還元剤添加の速やかな開始が妨げられるおそれがある。
そこで、内燃機関の停止後に、還元剤を供給するためのポンプを吸い戻し状態で駆動させることによって、還元剤供給管に接続された吸気弁や還元剤添加弁を介して還元剤供給管へエアを導入しつつ、還元剤タンクへ尿素水を吸い戻して回収するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−101564号公報 (全文、全図)
上記特許文献1等の場合、内燃機関の停止後において、還元剤供給管内は尿素水がほとんど無くエアで満たされた状態である。よって、内燃機関の再始動に伴ってSCRシステムを再び機能させる際には、エアを還元剤供給管外へ放出させて還元剤供給管内を尿素水で満たす必要がある。しかし、特許文献1に記載された技術では、還元剤供給管内のエアが完全に抜け切れずに気泡として残ってしまい、還元剤供給管内の圧力制御の精度が低下することで尿素水の噴射制御の精度が低下し、排気ガス中のNOXを十分に浄化できないおそれがある。
本発明は、上述の尿素SCRシステムのような排気浄化装置において、還元剤供給管や還元剤添加弁などの還元剤供給経路内に存在する気体成分を効果的に還元剤供給経路外に放出させることにより、還元剤供給経路内の圧力制御が正確に行われ、還元剤の噴射制御を正確に行うことができる排気浄化装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、SCR触媒及び還元剤を用いて内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置であって、前記還元剤を貯える還元剤タンクと、前記SCR触媒の上流側に前記還元剤を添加する還元剤添加弁と、前記還元剤タンクから前記還元剤添加弁へ還元剤供給経路を介して前記還元剤を供給するための還元剤供給ポンプと、を備えた排気浄化装置において、前記還元剤供給経路内の気体成分を吸引して前記還元剤供給経路外に放出するための負圧発生手段を備え、前記負圧発生手段はアスピレータであり、エアコンプレッサにより供給される圧縮空気によって作動させられることを特徴とする排気浄化装置が提供され、上述した問題を解決することができる(請求項1)。
また、本発明の排気浄化装置を構成するにあたり、負圧発生手段が、電磁弁を介して還元剤供給経路に接続されていることが好ましい。
また、本発明の排気浄化装置を構成するにあたり、還元剤タンクと還元剤供給ポンプとの間の還元剤供給経路に三方電磁弁を備え、エアコンプレッサにより供給される圧縮空気の少なくとも一部を還元剤供給経路に供給可能に構成されていることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、還元剤を貯える還元剤タンクと、SCR触媒の上流側に還元剤を添加する還元剤添加弁と、還元剤タンクから還元剤添加弁へ還元剤供給経路を介して還元剤を供給するための還元剤供給ポンプと、を備えた排気浄化装置の制御方法において、内燃機関の始動時に、還元剤供給ポンプによって還元剤供給経路に還元剤を供給しながら負圧発生手段を作動させて、還元剤供給経路内の気体成分を吸引して還元剤供給経路外に放出させることを特徴とする排気浄化装置の制御方法である。
請求項1に係る排気浄化装置によれば、還元剤が還元剤供給ポンプにより還元剤供給経路へ供給しながら、あるいは、供給された後に、負圧発生手段で発生する吸引力により、還元剤供給経路内の気体成分を吸引することによって、気体成分が還元剤供給経路外へ放出される。その結果、還元剤供給管等の内部に気泡が残留することが防止され、還元剤供給経路内の正確な圧力制御が可能となり、排気浄化のために必要とされる量の還元剤を正確に排気管へ添加することができる。
また、請求項に係る排気浄化装置によれば、例えば、バスやトラックなど一般的にエアコンプレッサが搭載されている車両では、アスピレータを接続することのみで還元剤供給経路外へ気体成分を放出させることができる。また、エアコンプレッサは小容量の出力のものでよいため、エアコンプレッサが搭載されていない車両であっても低コストで容易に追加できる。
また、請求項に係る排気浄化装置によれば、還元剤供給経路から気体成分を放出させた後に電磁弁を閉じることにより、気体放出用の通路等から還元剤が漏れ出ることを防止できるので、還元剤供給ポンプ駆動のためのエネルギーの浪費を防ぐことができる。また、負圧発生手段と還元剤供給経路の間の経路を任意に遮断することができるので、負圧発生手段の作動開始時期と還元剤供給経路からの気体成分の吸引開始時期とを分離することができる。例えば、バスやトラックなどに本発明以外の目的で搭載されているエアコンプレッサを利用する場合であっても、その本来の目的を阻害することなく任意の時期に還元剤供給経路から気体成分を吸引することができる。
また、請求項に係る排気浄化装置によれば、内燃機関の停止時において、圧縮空気の圧力を利用して還元剤供給経路内の還元剤を還元剤タンクへ効率的に回収することができ、還元剤の凍結に伴う問題をもあわせて解決することができる。さらに、還元剤供給経路への空気の導入のために還元剤添加弁を開弁する必要がないので、未燃燃料や煤などの異物が排気管から還元剤供給経路内に侵入することを防止できる。
また、請求項に係る排気浄化装置の制御方法によれば、還元剤供給経路内に還元剤を供給しながら負圧発生手段を作動することで、還元剤供給ポンプによって生じる正圧の効果と負圧発生手段によって生じる吸引力の効果が重なり、効率良く気体成分を還元剤供給経路外へ放出させることができる。
第1の実施の形態に係る排気浄化装置の構成例を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る排気浄化装置の制御方法を説明するためのフロー図である。 第2の実施の形態に係る排気浄化装置の構成例を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る排気浄化装置の制御方法を説明するためのフロー図である。 第2の実施の形態に係る排気浄化装置の制御方法を説明するためのフロー図である。 還元剤充填時の還元剤供給装置の状態を説明するための図である。 還元剤添加制御時の還元剤供給装置の状態を説明するための図である。 還元剤添加制御中の還元剤添加弁冷却時の還元剤供給装置の状態を説明するための図である。 還元剤パージ制御時の還元剤供給装置の状態を説明するための図である。 内燃機関の停止後の還元剤添加弁冷却時の還元剤供給装置の状態を説明するための図である。
以下、本発明に係る排気浄化装置及び排気浄化装置の制御方法を具体化した実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態における排気浄化装置及び排気浄化装置の制御方法は、NOX選択還元触媒を用いて内燃機関の排気ガス中NOXを浄化するものであり、尿素SCRシステムとして構築されている。各図において同符号を付してあるものは同一の部材を示しており、説明を適宜省略している。なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の一形態を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更が可能である。
[第1の実施の形態]
1.排気浄化装置の概要
本実施の形態の排気浄化装置10の全体構成の概略を図1に示す。排気浄化装置10は、車両に搭載されたディーゼルエンジン等の内燃機関11から排出される排気ガス中のNOXを浄化する装置である。排気浄化装置10は、内燃機関11の排気系に配置された種々のセンサとSCR触媒14、アンモニアスリップ触媒15、還元剤添加装置20、負圧発生装置30、制御装置40等から構築されている。また、この制御装置40は、内燃機関11の運転状態を制御するための制御装置(図示せず。以下、「ECU:Engine Control Unit」と称する。)との通信が可能になっており、燃料噴射量や噴射タイミング、内燃機関の回転数、内燃機関の冷却水温度等の内燃機関11の制御に関する情報が読込可能になっている。
内燃機関11の排気系は、内燃機関11に排気管12が接続されるとともに、その排気管11にはSCR触媒14が配設されて構成されている。内燃機関11とSCR触媒14との間には、還元剤としての尿素水を排気管11内へ添加するための還元剤添加弁21が固定されている。さらに、SCR触媒14の下流にはアンモニアスリップ触媒15が配設されている。
SCR触媒14の上流側には排気温度センサ13が、下流側にはNOXセンサ16がそれぞれ設けられている。これらのセンサは排気管12内部の温度情報やNOX濃度情報を検出し、制御装置40やECU等に送信する。ECUについての詳細な説明はここでは省略するが、自動車等で用いられている一般的な内燃機関の制御装置で構わない。
SCR触媒14は、排気管12内に添加された尿素水とともに、排気ガス中のNOXをSCR触媒14に接触させることで排気ガス中のNOXをN2(窒素)等に還元して無害化するNOX選択還元触媒であり、公知のものが適宜用いられる。
アンモニアスリップ触媒15は、NOXの還元反応に利用されずにSCR触媒14を通過してきた余剰なNH3を酸化するための触媒であり、公知のものが適宜用いられる。
本実施の形態においては、還元剤添加装置20及び負圧発生装置30の制御は共通の制御装置40によって行うが、それぞれ異なる制御装置を用いて制御することもできる。また、ECUにおける一機能としてECUによって行わせることも可能である。
2.還元剤添加装置
還元剤添加装置20は還元剤タンク25内に貯えられた還元剤としての尿素水を、還元剤添加弁21等を介して排気管12内に添加供給する装置である。還元剤添加装置20は、還元剤添加弁21、還元剤供給管22、還元剤供給ポンプ23、還元剤送液管24、還元剤タンク25、還元剤放出管26、オリフィス27、還元剤添加弁冷却装置28、還元剤圧力センサ29等により構成される。また、この還元剤添加装置20における各アクチュエータは制御装置40によって制御される。
還元剤添加弁21は既存の燃料噴射弁(インジェクタ)とほぼ同様の構成を有するものである。公知の構成を適宜採用できるため、ここでは構成を簡単に説明する。還元剤添加弁21は、電磁ソレノイド等からなる駆動部と、先端の添加孔を開閉するためのニードルを有する弁体部とを備えた電磁式開閉弁として構成されており、制御装置40からの駆動信号に基づき開弁又は閉弁される。すなわち、駆動信号に基づき電磁ソレノイドに通電されると、その通電に伴いニードルが開弁方向に移動し、そのニードル移動によって先端の添加孔が開放されて尿素水が添加される。
また、還元剤添加弁21は電磁ソレノイドや樹脂カバー、ノズルプレート等を備えており、これらは他の構成部材と比較して熱に弱く、その耐熱温度は、例えば、電磁ソレノイドやノズルプレートで160℃程度、樹脂カバーで120℃程度である。そのため、本実施の形態の排気浄化装置10では還元剤添加弁冷却装置28が設けられている。還元剤添加弁冷却装置28は内燃機関11の冷却水の一部を利用して還元剤添加弁21を冷却する。冷却水は流量調整弁63等を介して還元剤添加弁21と内燃機関11との間を循環させられるようになっており、その循環流量は内燃機関11の運転状態や排気ガス温度、還元剤温度等に応じて制御装置40によって適宜調整される。
次に、還元剤添加弁21へ尿素水を供給するための還元剤供給系の構成について説明する。還元剤添加弁21に対しては、還元剤としての尿素水が還元剤タンク25から逐次供給されるようになっている。還元剤タンク25は給液キャップ付きの密閉容器にて構成されており、その内部に所定濃度の尿素水が貯蔵されている。また、還元剤タンク25内の圧力が所定値を上回るような場合に、タンク内の気体をタンク外に放出させてタンク内の圧力を調整するための圧力調整弁37が備えられている。還元剤タンク25内の尿素水の凍結対策として、還元剤タンク25にヒータを付設したり、タンク周りに断熱シート等の断熱材を配設したりすることもできる。
還元剤タンク25には還元剤送液管24を介して還元剤供給ポンプ23が接続されている。還元剤供給ポンプ23には還元剤供給管22の一端が接続されており、同還元剤供給管22の他端は還元剤添加弁21に接続されている。還元剤供給ポンプ23は制御装置40からの駆動信号により回転駆動される電動式ポンプであり、その出力は還元剤供給管22内の尿素水の圧力が所定値となるように還元剤圧力センサ29の値に基づきフィードバック制御される。
還元剤添加装置20の始動に伴い還元剤供給ポンプ23が回転駆動されると、還元剤タンク25から尿素水が汲み上げられ還元剤供給管22を通じて還元剤添加弁21に供給される。還元剤供給管22には還元剤放出管26の一端がオリフィス27を介して接続されており、この還元剤放出管26の他端は還元剤タンク25に接続されている。これにより、還元剤添加弁21や還元剤供給管22等の還元剤供給経路内の圧力が過剰に上昇するような場合には、還元剤供給管22内の尿素水の一部が還元剤タンク25に戻される。
また、本実施の形態の排気浄化装置10に用いられる還元剤供給ポンプ23は、回転方向が正逆反転可能に構成されており、内燃機関11の停止時において還元剤供給ポンプ23が逆回転するように制御が行われ、還元剤供給経路内の尿素水が還元剤タンク25に回収される。
上記還元剤添加装置20では、内燃機関11の運転時において、還元剤供給ポンプ23の駆動により還元剤タンク25内の尿素水が還元剤供給管22を通じて還元剤添加弁21に供給され、還元剤添加弁21により排気管11内に尿素水が添加される。すると、排気管11内において尿素水が加水分解されてNH3を生じつつ、排気ガスとともにSCR触媒14に供給され、SCR触媒14においてNOXの還元反応が行われることにより排気ガスが浄化される。
3.負圧発生装置
負圧発生装置30は還元剤供給管22や還元剤添加弁21などの還元剤供給経路内に存在する気体成分を排気浄化装置10外に放出させるための装置である。本実施形態の排気浄化装置10に備えられた負圧発生装置30は、アスピレータ31、エアコンプレッサ32、電磁弁33、圧縮空気供給管34、気体吸引管35、気体放出管36により構成され、制御装置40によって制御される。
アスピレータ31は駆動流体供給口71、駆動流体排出口73、吸引口75及び絞り部77を有している。駆動流体供給口71は圧縮空気供給管34を介してエアコンプレッサ32に接続されており、駆動流体排出口73は気体放出管36を介して還元剤タンク25に接続されている。また、吸引口75は気体吸引管35を介して還元剤添加装置20の還元剤供給経路に接続されている。気体吸引管35の途中には電磁弁33が設けられている。
アスピレータ31では、エアコンプレッサ32により供給された圧縮空気が、駆動流体供給口71から内部に流入し、絞り部77を通って駆動流体排出口73から排出される。絞り部77においては、その断面積が駆動流体供給口71の断面積に比べて小さくなっており、圧縮空気が通過する際には流速が増すため、ベンチュリ効果によって周囲に比べて圧力が低くなる。この絞り部77に吸引口75が連通されており、吸引口75を介して外部の流体が低圧部に流れ込むことにより、吸引口75付近は負圧となる。したがって、アスピレータ31を作動させると、還元剤供給経路内の気体成分が吸引口75へ吸引され、気体放出管36から圧縮空気と共に還元剤タンク25へ放出される。圧縮空気や還元剤供給経路内にあった気体成分は、還元剤タンク25内へ放出された後、還元剤タンク25の圧力調整弁37を介してタンク外へ放出される。
車両に搭載される一般的な還元剤供給装置において還元剤供給経路等の容積が20cc程度であることや、一般的なピストン式のエアコンプレッサの締切圧が10気圧程度であること、さらに、還元剤供給経路や圧縮空気供給管の内部に圧縮空気が充填されるために要する時間等を考慮すると、アスピレータ31を作動させるためのエアコンプレッサ32は出力が10W程度であり、吐出量が10L/min程度の小型のコンプレッサでよい。このようなエアコンプレッサとしては、公知のものを適宜用いることができる。
なお、エアコンプレッサ32には上記よりも出力が大きいものであれば目的を達成できるので、例えばバスやトラックなどに本発明以外の目的で搭載されているエアコンプレッサを利用することも可能である。ただし、車両に搭載された既存のエアコンプレッサを利用する場合には、圧縮空気の流量を調節する弁装置等が備えられる。
電磁弁33は、還元剤供給経路から気体成分を抜く場合には開状態となるように制御装置40によって制御され、それ以外の場合には閉状態となるように制御される。これにより、還元剤供給経路からから気体成分を放出させた後に、気体吸引管35を介して尿素水が漏れ出ることを防止でき、還元剤供給ポンプ23の駆動エネルギーの浪費を防ぐことができる。また、負圧発生装置30と還元剤供給経路の間を任意に開閉できるので、エアコンプレッサ32の作動開始時期と還元剤供給経路からの気体成分の吸引開始時期とを分離することができる。これにより、例えばバスやトラックなどに本発明以外の目的で搭載されているエアコンプレッサを利用する場合であっても、その本来の目的を阻害することなく任意の時期に還元剤供給経路からの気体成分の吸引開始時期を調節することができる。
4.制御装置
制御装置40は排気浄化装置において電子制御ユニットとして主体的に排気浄化に係る制御を行う。制御装置40は周知のマイクロコンピュータ(図示せず)や記憶装置(図示せず)等を備えており、各種センサの検出値に基づいて所望される態様で還元剤添加装置20や負圧発生装置30を操作することにより、排気浄化に係る種々の制御を行う。具体的には、後述するように還元剤添加弁21の通電時間や還元剤供給ポンプ23の駆動量等を制御することにより、適切な時期に適正な量の尿素水を排気管11内に添加供給する。加えて、電磁弁33の通電時期やエアコンプレッサ32の駆動量等を制御することにより、還元剤供給経路へ尿素水を充填する際に還元剤供給経路内に気体成分が残留することを防止する。
5.排気浄化装置の制御方法
次に図2を参照しつつ、制御装置40によって行われる排気浄化装置10の制御フローの一例について説明する。
まず、内燃機関が始動されて本制御フローが実行開始されると、START後のステップS01においてエアコンプレッサ32の駆動が開始される。次いで、ステップS02において電磁弁33がオンされ開状態となるように制御されるとともに、ステップS03においてタイマTがリセットされるとともにタイマTのカウントが開始される。さらに、ステップS04において、還元剤供給ポンプ23を正回転させる駆動が開始され、還元剤タンク25内の尿素水の還元剤供給経路内への充填が始められる。これにより、還元剤供給ポンプ23による尿素水の圧送で生じる正圧と、アスピレータ31によって生じる吸引力とによって、還元剤供給経路内の気体成分がアスピレータ31等を介して還元剤タンク25に放出され始める。
次いで、ステップS05において、タイマTの値が予め設定された値T0以上か否かを判別する。T0は、還元剤供給ポンプ23の吐出流量や還元剤供給経路の容量に基づき、還元剤供給経路内の気体成分が十分に放出されるために要する時間であり、制御装置40の記憶部等にあらかじめ入力されている。タイマTの値がT0未満であればステップS05が繰り返される。
そして、タイマTの値がT0以上の場合、すなわち還元剤供給経路内の気体成分が放出されたと推定される場合には、ステップS06に進む。なお、このT0以上の時間で還元剤供給経路からの吸引を実施すると、低圧の尿素水がアスピレータ31を介して必要以上に還元剤タンク25に戻ることになるが、排気浄化装置10としては特に影響は生じない。ただし、還元剤供給経路内の圧力を所定圧力で維持させようとした場合に還元剤供給ポンプ23の駆動エネルギーが大きくなってしまう。
以上のように還元剤供給経路から気体成分を放出させられると、ステップS06において電磁弁33及びエアコンプレッサ32がオフにされる。この状態では、還元剤供給経路内はオリフィス27によって一定圧力に保たれた尿素水のみで満たされた状態になる。この後、ステップS07に進み尿素水添加制御が開始されて本制御フローを終了する。尿素水の添加制御中は、排気ガス中のNOXを浄化するために、内燃機関の運転状態などに応じて還元剤添加弁21が制御され、尿素水が排気管内へ添加される。
本実施の形態においては、還元剤供給ポンプ23の駆動とアスピレータ31による気体成分の吸引とを同時に開始する例について説明した。ただし、還元剤供給ポンプ23の駆動を先に開始し、還元剤供給経路内に尿素水がある程度供給された状態からアスピレータ31による吸引を開始させた場合であっても、尿素水と気体成分(空気)との比重差によって、主として気体成分を還元剤供給経路外に放出させることができる。
また、本実施の形態においては、還元剤供給ポンプ23やエアコンプレッサ32が始動されてからの経過時間に基づいて負圧発生装置を制御する方法を示した。これ以外にも、例えば還元剤供給ポンプ23の駆動電流や還元剤供給管内の圧力推移に基づいて、還元剤供給経路内の尿素水の充填率又は気体成分の残留度合を推定して負圧発生装置30を制御することもできる。さらにはECUから得られる情報等まで考慮して負圧発生装置30を制御することもできる。加えて、アスピレータ以外であっても、公知の真空ポンプなど種々の負圧発生手段を用いることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、第1の実施の形態と相違する部分を中心に説明する。第1の実施の形態と同様の内容については説明を省略する。
1.還元剤添加装置及び負圧発生装置
本実施の形態における排気浄化装置10Aの全体構成の概略を図3に示す。本実施の形態の還元剤添加装置20Aでは第1の実施の形態の還元剤添加装置に、さらに圧縮空気供給用三方電磁弁51、還元剤供給用三方電磁弁52、冷却用圧縮空気供給管53、還元剤パージ用圧縮空気供給管54、プレッシャレギュレータ61及び還元剤添加弁冷却装置65などが追加又は変更されている。各アクチュエータ等は第1の実施の形態と同様に制御装置40Aによって制御される。
本実施の形態の排気浄化装置10Aでは、内燃機関の停止時において、還元剤供給ポンプ23Aではなく、負圧発生装置30Aを利用して還元剤供給経路内に残留する尿素水の回収が可能に構成されている。さらに、本実施の形態の排気浄化装置10Aでは、負圧発生装置30Aを構成するエアコンプレッサ32から供給される圧縮空気を利用して、還元剤添加弁21の冷却が可能に構成されている。
圧縮空気供給用三方電磁弁51は、アスピレータ31とエアコンプレッサ32との間の圧縮空気供給管34に設けられており、一端側はエアコンプレッサ32からの圧縮空気が流入可能に接続されている。圧縮空気供給用三方電磁弁51の他の一端はアスピレータ31に向けて圧縮空気を導入可能に接続され、さらに他の一端は還元剤添加弁21に備えられた還元剤添加弁冷却装置65に冷却用圧縮空気供給管53を介して圧縮空気を導入可能に接続されている。圧縮空気供給用三方電磁弁51は、制御装置40Aからの制御信号に基づいて制御され、圧縮空気の流れがエアコンプレッサ32からアスピレータ31方向、又はエアコンプレッサ32から還元剤添加弁冷却装置65方向に適宜切り替えられる。
また、圧縮空気供給用三方電磁弁51からアスピレータ31へ向かう圧縮空気供給管34は途中で分岐しており、エアコンプレッサ32から供給される圧縮空気の一部は、還元剤パージ用圧縮空気供給管54を介して還元剤供給用三方電磁弁52へも送られる。還元剤供給用三方電磁弁52へ供給された圧縮空気は尿素水の回収時に利用される。
還元剤供給用三方電磁弁52は、還元剤送液管24の途中に設けられており、一端は還元剤タンク25に、他端は還元剤供給ポンプ23Aにそれぞれ配管を介して接続されている。残る一端は還元剤パージ用圧縮空気供給管54を介して圧縮空気供給用三方電磁弁51とアスピレータ31との間の圧縮空気供給管34に接続されている。これにより制御装置40Aからの制御信号に基づいて、還元剤タンク25の尿素水を還元剤供給ポンプ23に導いたり、エアコンプレッサ32から圧縮空気を還元剤供給ポンプ23に導いたりするように配管系が適宜切り替えられる。
また、本実施の形態における還元剤添加弁21は外周面に複数の放熱フィンを備えており、直接的又は排気管12等を介して間接的に還元剤添加弁21に伝達されてきた排気熱が放出されやすくなっている。さらに、本実施の形態の還元剤添加弁冷却装置65は、負圧発生装置30Aのエアコンプレッサ32から冷却用圧縮空気供給管53を介して供給される圧縮空気を放熱フィン等に吹き付けることによって還元剤添加弁21を強制的に冷却するように構成されている。エアコンプレッサ23により還元剤添加弁冷却装置65へ乱れを伴う高速な圧縮空気の流れを供給することにより、冷却手段での熱伝達率の大幅な向上が可能となっている。
さらに、本実施の形態における還元剤供給管22は、オリフィスに変えてプレッシャレギュレータ61を介して還元剤放出管26の一端が接続されており、還元剤放出管26の他端は還元剤タンク25に接続されている。これにより、還元剤供給管22内の尿素水の圧力が所定値に達した場合には、還元剤供給管22内の尿素水の一部が還元剤タンク25に戻されるため、還元剤供給管22内の尿素水の圧力が所定値に保たれ、排気管12への尿素水の添加量が精度よく調節される。
2.排気浄化装置の制御方法
本実施の形態において制御装置40Aによって行われる排気浄化装置10Aの制御フローの一例について図4〜図5のフロー図及び図6〜図10の構成図を参照しつつ説明する。
まず、内燃機関が始動されて本制御フローが実行開始されると、START後のステップS51において圧縮空気供給用三方電磁弁51がオンされてエアコンプレッサ32とアスピレータ31が連通されるとともに、ステップS52においてエアコンプレッサ32の駆動が開始される。次いで、ステップS53において電磁弁33がオンされ開状態となるように制御された後、ステップS54においてタイマTがリセットされるとともにタイマTのカウントが開始される。
次いで、ステップS55において還元剤供給用三方電磁弁52がオンされて還元剤タンク25と還元剤供給ポンプ23Aとが連通された後に、ステップS56において還元剤供給ポンプ23が駆動されて還元剤タンク25内の尿素水の還元剤供給経路内への充填が始められる。これにより、還元剤供給ポンプ23Aによる尿素水の圧送で生じる正圧と、アスピレータ31によって生じる吸引力とによって、還元剤供給経路内の気体成分がアスピレータ31等を介して還元剤タンク25に放出され始める(図6の状態)。このとき、還元剤パージ用圧縮空気供給管54と還元剤供給ポンプ23Aとは還元剤供給用三方電磁弁52により遮断されているために、エアコンプレッサ32から供給される圧縮空気はアスピレータ31にのみ供給される。
次いで、ステップS57において、タイマTの値が予め設定された値T0以上か否かを判別する。T0は、還元剤供給ポンプ23Aの吐出流量や還元剤供給経路の容量に基づき、還元剤供給経路内の気体成分が十分に放出されるために要する時間であり、制御装置40Aの記憶部等にあらかじめ入力されている。タイマTの値がT0未満であればステップS57が繰り返される。
そして、タイマTの値がT0以上の場合、すなわち還元剤供給経路内の気体成分が放出されたと推定される場合には、ステップS58に進みエアコンプレッサ32の駆動が停止されるとともに電磁弁33がオフにされ、還元剤供給経路とアスピレータ31とが遮断される(図7の状態)。なお、このT0以上の時間で還元剤供給経路からの吸引を実施すると、低圧の尿素水がアスピレータ31を介して必要以上に還元剤タンク25に戻ることになるが、排気浄化装置10Aとしては特に影響は生じない。ただし、還元剤供給経路内の圧力を所定圧力で維持させようとした場合に還元剤供給ポンプ23Aの駆動エネルギーが大きくなってしまう。
その後は、ステップS59において内燃機関11から排出される排気中のNOX濃度に基づき尿素水の添加制御が実行される。なお、電磁弁33がオフにされ、アスピレータ31と還元剤供給経路とが遮断されている場合には、圧縮空気供給用三方電磁弁51がオフにされ、エアコンプレッサ32とアスピレータ31とが遮断されていても構わない。
本実施の形態では、内燃機関11の運転中に尿素水の添加制御が実行される間、ステップS60で還元剤添加弁21の温度Tiを推定し、ステップS61で還元剤添加弁21の推定温度Tiが閾値Ti0以上か否かが判別される。還元剤添加弁21の温度は、排気温度や内燃機関11の運転状態等に基づき推定したり、温度センサで検出したりすることができる。また、閾値は還元剤添加弁が熱損傷を生じないかを判別する基準値である。
還元剤添加弁21の推定温度Tiが閾値Ti0未満の場合にはそのままステップS64に進む一方、還元剤添加弁21の推定温度Tiが閾値Ti0以上の場合にはステップS62で圧縮空気供給用三方電磁弁51がオフにされ、エアコンプレッサ32と還元剤添加弁冷却装置65とが連通される。そして、ステップS63においてエアコンプレッサ32の駆動が開始され、圧縮空気が還元剤添加弁冷却装置65に供給されることで、還元剤添加弁21が冷却される(図8の状態)。次いで、ステップS64で内燃機関11が停止したか否かの判別が行われる。ステップS64で内燃機関11の停止が検出されるまでは、ステップS59〜S64の各ステップが繰り返される。ただし、ステップS60〜S63までは省略されていても構わない。
ステップS64で内燃機関11の停止が検出されると、ステップS65において圧縮空気供給用三方電磁弁51がオンにされ、エアコンプレッサ32とアスピレータ31とが連通されるとともに、ステップS66においてエアコンプレッサ32の駆動が開始される。さらに、ステップS67において還元剤供給用三方電磁弁52がオフにされ、還元剤パージ用圧縮空気供給管54と還元剤供給ポンプ23Aとが連通されるとともに、ステップS68において電磁弁33がオンにされアスピレータ31と還元剤供給経路とが連通される。
これにより、還元剤供給用三方電磁弁52を介して還元剤供給経路内に供給される圧縮空気の正圧と、アスピレータ31によって発生する吸引力とによって、還元剤供給経路内に残留する尿素水が効率的に還元剤タンク25に回収される(図9の状態)。さらに、本実施の形態では、還元剤供給経路内へのエアの導入等のために還元剤添加弁21を開弁する必要がないので、未燃燃料や煤などの異物が排気管12から還元剤供給経路内に侵入することを防止できる。
還元剤供給経路からの尿素水の回収が終了すると、ステップS69において還元剤添加弁21の温度Tiを推定し、ステップS70で還元剤添加弁21の推定温度Tiが閾値Ti0以上か否かが判別される。還元剤添加弁21の温度は、排気温度等に基づき推定したり、温度センサで検出したりすることができる。また、閾値は還元剤添加弁が熱損傷を生じないかを判別する基準値である。
還元剤添加弁21の推定温度Tiが閾値Ti0未満の場合にはそのままステップS72に進みエアコンプレッサ32やその他三方向弁等をオフにして制御を終了する。一方、還元剤添加弁21の推定温度Tiが閾値Ti0以上の場合にはステップS71で圧縮空気供給用三方電磁弁51がオフにされ、エアコンプレッサ32と還元剤添加弁冷却装置65とが連通される。これにより、圧縮空気が還元剤添加弁冷却装置65に供給されることで還元剤添加弁21が冷却される(図10の状態)。これは、走行風による放熱効果が見込めない、車両が停止している際に特に有効である。そして、所定時間還元剤添加弁21の冷却を行った後、ステップS72に進み、進みエアコンプレッサ32やその他三方向弁等をオフにして制御を終了する。ただし、ステップS69〜S71までは省略されていても構わない。
10・10A:排気浄化装置、11:内燃機関、12:排気管、13:排気温度センサ、14:SCR触媒、15:アンモニアスリップ触媒、16:NOXセンサ、20・20A:還元剤添加装置、21:還元剤添加弁、22:還元剤供給管、23・23A:還元剤供給ポンプ、24:還元剤送液管、25:還元剤タンク、26:還元剤放出管、27:オリフィス、28:還元剤添加弁冷却装置、29:還元剤圧力センサ、30・30A:負圧発生装置、31:アスピレータ、32:エアコンプレッサ、33:電磁弁、34:圧縮空気供給管、35:気体吸引管、36:気体放出管、37:圧力調整弁、40・40A:制御装置、51:圧縮空気供給用三方電磁弁、52:還元剤供給用三方電磁弁、53:冷却用圧縮空気供給管、54:還元剤パージ用圧縮空気供給管、61:プレッシャレギュレータ、63:冷却水流量調整弁、65:還元剤添加弁冷却装置、71:駆動流体供給口、73:駆動流体排出口、75:吸引口、77:絞り部

Claims (4)

  1. SCR触媒及び還元剤を用いて内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置であって、前記還元剤を貯える還元剤タンクと、前記SCR触媒の上流側に前記還元剤を添加する還元剤添加弁と、前記還元剤タンクから前記還元剤添加弁へ還元剤供給経路を介して前記還元剤を供給するための還元剤供給ポンプと、を備えた排気浄化装置において、
    前記還元剤供給経路内の気体成分を吸引して前記還元剤供給経路外に放出するための負圧発生手段を備え、
    前記負圧発生手段はアスピレータであり、エアコンプレッサにより供給される圧縮空気によって作動させられることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記負圧発生手段が、電磁弁を介して前記還元剤供給経路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記還元剤タンクと前記還元剤供給ポンプとの間の還元剤供給経路に三方電磁弁を備え、前記エアコンプレッサにより供給される圧縮空気の少なくとも一部を前記還元剤供給経路に供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  4. 還元剤を貯える還元剤タンクと、SCR触媒の上流側に前記還元剤を添加する還元剤添加弁と、前記還元剤タンクから前記還元剤添加弁へ還元剤供給経路を介して前記還元剤を供給するための還元剤供給ポンプと、を備えた排気浄化装置の制御方法において、
    内燃機関の始動時に、前記還元剤供給ポンプによって前記還元剤供給経路に前記還元剤を供給しながら負圧発生手段を作動させて、前記還元剤供給経路内の気体成分を吸引して前記還元剤供給経路外に放出させることを特徴とする排気浄化装置の制御方法。
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