JP2001231131A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2001231131A
JP2001231131A JP2000039056A JP2000039056A JP2001231131A JP 2001231131 A JP2001231131 A JP 2001231131A JP 2000039056 A JP2000039056 A JP 2000039056A JP 2000039056 A JP2000039056 A JP 2000039056A JP 2001231131 A JP2001231131 A JP 2001231131A
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electric
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Hiroyuki Katayama
裕幸 片山
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減と作業性の向上が図れる電気接続
箱を提供する。 【解決手段】 電気接続用ボルト24は、ボルト基部4
6とそのボルト基部46に立設するボルト部47とを備
え、LA端子25は、ボルト部47に挿通されナット5
2により締め付けられる電気接触部49を有し、バスバ
ーは、電気接続用ボルト24とLA端子25に対して設
けられ本体部22の内部から外部へ導出される接続部5
4を有し、固着部23は、ヒンジ34を介して回動自在
となる可動部30を有する。接続部54には、スライド
するボルト部47が挿し込まれるスリット55を形成す
る。可動部30には、ボルト基部46の表面が接続部5
4に対して平行となるように電気接続用ボルト24を固
定するボルト固定部38を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続用ボルト
と端子とバスバーとが本体部に形成された固着部を介し
て接続される電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱としては、以下に説
明するような構造を有する電気接続箱を本願出願人は採
用していた。
【0003】図5ないし図7のいずれかにおいて、電気
接続箱(例えばリレーボックス)1を構成する本体部2
の隅部分には、電気接続用ボルト3が固着されている。
電気接続用ボルト3は、矩形の薄肉ブロック状に形成さ
れたボルト基部4を有しており、そのボルト基部4が本
体部2の固着部6に貫通形成された段付きの孔7に装着
されている。
【0004】ボルト基部4の表裏面には、一対のボルト
部5、5が立設されており、その一方となる表面側のボ
ルト部5には、給電又は出力用電線8の端末に設けられ
たLA端子9が挿通されている。ボルト部5に挿通され
たLA端子9は、ナット10により締め付けられて電気
接続用ボルト3に接続されている。これに対し、他方と
なる裏面側のボルト部5は、孔7を介して本体部2の内
部に突出しており、バスバー11の端末に設けられた接
続部12が挿通されている。
【0005】接続部12は、平板状であって挿通孔13
を有している。また、上記とは別のナット10により締
め付けられて電気接続用ボルト3に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術にあっては、電気接続用ボルト3が特殊な形状で製造
されていることから、割高となって、電気接続箱1の製
造コストに影響を来してしまっていた。矩形状のボルト
基部にボルト部を立設させた通常のボルトを二つ用いて
電気接続用ボルト3の代わりにしコスト低減することも
考えられるが、部品点数が多くなると言うデメリットを
生じることになるから、実施はされていない。部品点数
について言えば、LA端子9とバスバー11とが、それ
ぞれ別のナット10により締め付けられていることか
ら、改善する余地があると言える。また、上述の接続に
係る構造では、二つのナット10を締め付ける必要性が
あることから、組み付けに係る作業が面倒なものになっ
ているのは間違いない。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされる
もので、電気接続用ボルトと端子とバスバーとの接続に
係り、コスト低減と作業性の向上が図れる電気接続箱を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の電気接続箱は、電気接
続用ボルトと端子とバスバーとが本体部に形成された固
着部を介して接続される電気接続箱であって、前記電気
接続用ボルトは、ボルト基部と該ボルト基部に立設する
ボルト部とを備え、前記端子は、前記ボルト部に挿通さ
れナットにより締め付けられる電気接触部を有し、前記
バスバーは、前記電気接続用ボルトと前記端子に対して
設けられ前記本体部の内部から外部へ導出される接続部
を有し、前記固着部は、ヒンジを介して回動自在となる
可動部を有し、且つ、前記接続部には、スライドする前
記ボルト部が挿し込まれるスリットを形成するととも
に、前記可動部には、前記ボルト基部の表面が前記接続
部に対して平行となるように前記電気接続用ボルトを固
定するボルト固定部を形成したことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1に記載の電気接続箱において、前記スリットに、
前記ボルト部の直径と切り欠き幅が同じ、若しくは若干
狭くなる幅狭部を形成したことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、前記
スリットの開口端に、曲部若しくはテーパを形成したこ
とを特徴としている。
【0011】請求項4記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1ないし請求項3いずれか記載の電気接続箱におい
て、前記ボルト部の基端周縁に、前記接続部に対して平
行な面を有する凸部を一体に形成するとともに、前記ボ
ルト固定部には、座面と該座面に一体になる断面視逆L
字状の挿し込み保持部とを形成したことを特徴としてい
る。
【0012】請求項5記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1ないし請求項4いずれか記載の電気接続箱におい
て、前記可動部に、係止用のロック部を一体に形成した
ことを特徴としている。
【0013】請求項1に記載された本発明によれば、可
動部に電気接続用ボルトを固定しその可動部をヒンジを
介して回動させると、電気接続用ボルトのボルト部がバ
スバーの接続部のスリットに挿し込まれる。この状態か
ら端子の電気接触部をボルト部に挿通しナットで締め付
ければ電気接続用ボルトと端子とバスバーとが固着部を
介して接続される。電気接続用ボルトは、従来のような
ボルト基部の裏面にボルト部を有する特殊なものでなく
とも対応することが可能になる。また、端子とバスバー
との接続にボルト部が一つあれば事足りることになる。
即ち、ナットの締め付けを一回行うことで容易に接続が
完了することになる。
【0014】請求項2に記載された本発明によれば、幅
狭部に対してボルト部を通過させれば接続に係る位置決
めをすることが可能になる。幅狭部は、電気接続用ボル
トに対する仮止めとしての機能も有する。
【0015】請求項3に記載された本発明によれば、ス
ライドして挿し込まれるボルト部がスムーズにスリット
内へ案内される。
【0016】請求項4に記載された本発明によれば、座
面と挿し込み保持部とにより形成される空間内に電気接
続用ボルトを挿し込むことで、その電気接続用ボルトを
容易に固定することが可能になる。
【0017】請求項5に記載された本発明によれば、可
動部に、係止用のロック部を一体に形成していることか
ら、部品点数を増やさなくても安定した状態を維持する
ことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の電気接続箱の一
実施の形態を示す要部の平面図である。また、図2は図
1のA−A線断面図、図3は電気接続用ボルトを可動部
に固定した時の状態を示す要部の平面図、図4は図3の
B−B線断面図を示している。
【0019】図1において、自動車等の車両に搭載され
る電気接続箱21は、その電気接続箱21を構成する略
矩形状の本体部22の隅部分に合成樹脂製の固着部23
を有しており、固着部23を介して電気接続用ボルト2
4とLA端子25(特許請求の範囲に記載した端子に相
当)とバスバー26(図2参照)とが接続されるように
なっている。
【0020】先ず、上記構成部材について説明する。上
記電気接続箱21は、本形態においてリレーボックスを
例にしているものとする。ジャンクションボックスなど
でも当然に応用することができるものとする。電気接続
箱21の上記本体部22には、図示しないリレーやヒュ
ージブルリンクが複数、所望の位置に接続されるように
なっている。尚、本体部22の内部の構成については、
既知のものと同じであるので、ここではその説明を省略
するものとする。
【0021】上記隅部分(この位置に限定されるもので
はない)に形成される上記固着部23は、図1ないし図
4のいずれかに示される如く、本体部22の周壁27、
28を内方へ向けて区画形成した窪み部分29と、その
窪み部分29に配設される可動部30とで構成されてい
る。
【0022】窪み部分29は、隅を構成する一方の周壁
27に連続する隔壁31と、隅を構成する他方の周壁2
8に連続する隔壁32とで形成されている。窪み部分2
9は、本形態において隔壁31の一端が周壁27に、隔
壁32の一端が周壁28に直交するように形成されてい
る。また、隔壁31の他端と隔壁32の他端とが直交す
るように連成されている。
【0023】隔壁32には、上記バスバー26の後述す
る接続部54に対する挿通孔33が形成されている。挿
通孔33は、本体部22の内部と窪み部分29とを連通
するように貫通形成されている。尚、挿通孔33をスリ
ット状に形成してもよい。
【0024】可動部30は、ヒンジ34を介して回動自
在に形成されている。また、隔壁31に対面する面35
と、隔壁32に対面する面36と、これらに連続する外
周面37(面35、36近傍が湾曲して連成される)と
を有して平面視略直角三角形状に形成されている。可動
部30には、上記電気接続用ボルト24に対するボルト
固定部38及び保護壁39、39と、周壁28に係合す
る係止用のロック部40とが形成されている。
【0025】ヒンジ34は、その一端が周壁27の表面
側となる隔壁31の一端に連成されており、他端が面3
5近傍の外周面37に連成されている。本形態の図1及
び図3においては、ヒンジ34により可動部30が18
0゜回動(回動角度は一例である)するように形成され
ている。
【0026】ボルト固定部38は、平面視において可動
部30の略中央に形成されている。また、ボルト固定部
38は、電気接続用ボルト24の後述するボルト基部4
6がバスバー26の後述する接続部54よりも下(上下
の方向は図2を正規に見た場合の上下方向を基準とす
る。以下同様)に位置するように形成されている。さら
に、ボルト固定部38は、電気接続用ボルト24に対す
る平坦な座面41を有しており、その座面41には、断
面視逆L字状の挿し込み保持部42が一体に形成されて
いる。
【0027】座面41は、バスバー26の後述する接続
部54に対して平行に形成されている。また、挿し込み
保持部42は、座面41に対して垂直となる立設部43
と、立設部43の先端から座面41に平行に突出する保
持部44とで構成されており、これらで区画された空間
内には、上記ボルト基部46等が例えば圧入状態で挿着
収容されるようになっている。
【0028】立設部43は、上記ボルト基部46の外形
及び厚みに応じて形成されており、また、保持部44の
先端は、平面視においてU字形のスリット状に形成され
ているものとする(保持部44を対になるように形成し
ても当然によいものとする)。尚、U字形のスリット状
に形成することで、電気接続用ボルト24の後述する凸
部48を案内するとともに、電気接続用ボルト24の位
置決めを容易にすると言う利点が得られることになる。
【0029】保護壁39、39は、ボルト固定部38の
回りに立設される壁であり、隔壁31及び隔壁32と共
に、電気接続用ボルト24や接続されるLA端子25を
外部から保護することができるように座面41に対して
一体に形成されている。また、保護壁39、39は、そ
の先端から電気接続用ボルト24の後述するボルト部4
7の先端が突出してしまわないように形成されている
(隔壁31及び隔壁32も同じ)。尚、本形態において
は、図1及び図3に示される如く、平面視で円弧状の部
分と短いストレート部分とを有するように形成されてい
るがこれらに限られるものではない。また、保護壁3
9、39は、可動部30を回動させた際、バスバー26
の後述する接続部54と干渉してしまわないように形成
されるものとする。
【0030】ロック部40は、片持ちのアーム状に形成
されており、その基端部が面36近傍の外周面37に連
成されている。また、ロック部40の先端には、周壁2
8に係合する(引っかかって係止される)係止突起45
が形成されている。尚、周壁28には、係止突起45が
係合する係合部(不図示)が形成されているものとす
る。係止突起45は、例えば図1及び図3に示される如
く、上記先端の部分が平面視でレ字状となるように形成
されている。ロック部40を一体成形することにより部
品点数の増大を抑えることができるのは言うまでもな
い。
【0031】上記電気接続用ボルト24は、矩形の薄肉
ブロック状に形成されるボルト基部46と、そのボルト
基部46の一方の面に立設されるボルト部47とを備え
て構成されている。また、上記一方の面であってボルト
部47の基端周縁には、環状(これに限られるものでは
ない)の凸部48が形成されている。凸部48は、保持
部44に圧入保持されるようになっている。また、接続
部54に対して平行な面(接触面)を有している。
【0032】尚、上記一方の面に対して逆側となる他方
の面は平坦に形成されているものとする。また、電気接
続用ボルト24は導電性を有するものとする。さらにま
た、上記一方の面は特許請求の範囲に記載した表面に相
当し、上記他方の面は特許請求の範囲に記載した裏面に
相当するものとする。
【0033】上記LA端子25は、ボルト部47に対す
る挿通孔を有する短冊片状の電気接触部49と、その電
気接触部49に連成される電線接続部50とでL字状に
構成されている。また、電線接続部50には、給電又は
出力用の電線51、51が圧着されている。LA端子2
5は、ボルト部47に対するナット52により締め付け
固定されるようになっている。
【0034】上記バスバー26は、複数のタブ53(一
つのみ図示、図2参照)を有している。また、そのバス
バー26の端末(この位置に限られるものではない)に
は、電気接続用ボルト24及びLA端子25に対する接
続部54が連成されている。接続部54は、バスバー2
6と同様に導電性を有しており、平板状に形成されてい
る。また、接続部54は、隔壁32の挿通孔33を介し
て窪み部分29に突出するようになっている。
【0035】接続部54には、その縁部から中央に向け
て切り欠かれるスリット55が形成されている。スリッ
ト55には、可動部30の回動によってスライドするボ
ルト部47が挿し込まれるようになっており、ボルト部
47の軌跡にあわせて若干湾曲するように形成されてい
る。
【0036】スリット55の奥寄りの中間には、一対の
幅狭部56、57が形成されている。幅狭部56、57
の間隔は、ボルト部47の直径と同じ、若しくは若干狭
くなるように形成されている。幅狭部56、57によっ
てボルト部47の仮止めと位置決めとがなされるように
なっている。仮止めがなされることで作業性の向上を図
ることができるようになるのは言うまでもない。幅狭部
56、57は、ボルト部47の軌跡上に設けることがポ
イントになるが、その数は二つに限定されるものではな
い(例えば一つでも可能)。
【0037】尚、スリット55の開口端には、曲部(若
しくはテーパ)58、59が形成されている。曲部5
8、59を形成することにより、ボルト部47をスムー
ズにスリット55内へ案内することができるようにな
る。
【0038】次に、電気接続用ボルト24とLA端子2
5とバスバー26との接続について説明する。
【0039】先ずはじめに、バスバー26の接続部54
を隔壁32の挿通孔33を介して本体部22の内部から
窪み部分29へ突出させておく。また、電気接続用ボル
ト24のボルト基部46を可動部30のボルト固定部3
8に挿着収容させて固定する。電気接続用ボルト24が
固定されると、ボルト基部46の上記一方の面が接続部
54の表裏面に対して平行になる。また、ボルト部47
が保持部44を介して上方へ突出するようになる。
【0040】この状態から、可動部30を窪み部分29
へ向けて回動させると、ボルト部47がスリット55の
開口端を介してその奥へ案内される。ロック部40が周
壁28に係合すると、可動部30が窪み部分29に固定
される。この時、ボルト部47は、幅狭部56、57を
通過して仮止め及び位置決めがなされる。
【0041】そして、窪み部分29に可動部30を固定
した固着部23に対してLA端子25をセットしナット
52を締め付け固定すると一連の接続に係る作業が完了
する。即ち、接続部54の下側(裏面側)には、電気接
続用ボルト24の凸部48が位置し、また、接続部54
の上側(表面側)には、LA端子25の電気接触部49
が位置するから、ナット52を締め付けることでこれら
が接触しあうとともに確実に接続され作業が完了する。
【0042】上記の説明からも分かるように、通常の電
気接続用ボルト24を用いることができるような電気接
続箱21になる。また、ナット52は一つだけで十分で
あり、そのナット52を一回締め付けるだけで電気接続
用ボルト24とLA端子25とバスバー26との接続が
完了するような電気接続箱21になる。従来よりも部品
点数が削減され、作業性の向上とコスト低減が図られた
電気接続箱21になる。
【0043】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。即ち、可
動部30を回動させる前にLA端子25をセットして、
凸部48と接続部54との間に電気接触部49を位置さ
せるような構成にしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、ボルト部を一つだけ有する通常の
電気接続用ボルトで対応することができる。また、ナッ
トの締め付けを一回行うだけで容易に接続を完了させる
ことができる。部品点数が削減され、コスト低減をする
ことができる。作業性の向上も実現することができる。
従って、電気接続用ボルトと端子とバスバーとの接続に
係り、コスト低減と作業性の向上が図れる電気接続箱を
提供することができるという効果を奏する。
【0045】請求項2に記載された本発明によれば、接
続部に形成されたスリットに、ボルト部の直径と切り欠
き幅が同じ、若しくは若干狭くなる幅狭部を形成してい
ることから、その幅狭部に対してボルト部を通過させれ
ば接続に係る位置決めをすることができる。幅狭部は、
電気接続用ボルトに対する仮止めとしての機能も有する
ことから、ボルト部に端子の電気接触部を挿通しナット
を締め付ける際の作業を一層容易にすることができる。
従って、作業性の向上を図ることができるという効果を
奏する。
【0046】請求項3に記載された本発明によれば、ス
リットの開口端に、曲部若しくはテーパを形成している
ことから、スライドして挿し込まれるボルト部をスムー
ズにスリット内へ案内することができる。従って、作業
性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0047】請求項4に記載された本発明によれば、ボ
ルト部の基端周縁に、接続部に対して平行な面を有する
凸部を一体に形成するとともに、ボルト固定部には、座
面とその座面に一体になる断面視逆L字状の挿し込み保
持部とを形成していることから、その座面と挿し込み保
持部とにより形成される空間内に電気接続用ボルトを挿
し込むことで、その電気接続用ボルトを容易に固定する
ことができる。従って、作業性の向上を図ることができ
るという効果を奏する。
【0048】請求項5に記載された本発明によれば、可
動部に、係止用のロック部を一体に形成していることか
ら、部品点数を増やさなくても安定した状態を維持する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気接続箱の一実施の形態を示す
要部の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】電気接続用ボルトを可動部に固定した時の状態
を示す要部の平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】従来例の電気接続箱の接続部分に係る分解斜視
図である。
【図6】図5の要部の断面図である。
【図7】図5の電気接続箱の平面図である。
【符号の説明】
21 電気接続箱 22 本体部 23 固着部 24 電気接続用ボルト 25 LA端子(端子) 26 バスバー 27、28 周壁 29 窪み部分 30 可動部 31、32 隔壁 33 挿通孔 34 ヒンジ 35、36 面 37 外周面 38 ボルト固定部 39 保護壁 40 ロック部 41 座面 42 挿し込み保持部 43 立設部 44 保持部 45 係止突起 46 ボルト基部 47 ボルト部 48 凸部 49 電気接触部 50 電線接続部 51 電線 52 ナット 53 タブ 54 接続部 55 スリット 56、57 幅狭部 58、59 曲部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続用ボルトと端子とバスバーとが
    本体部に形成された固着部を介して接続される電気接続
    箱であって、 前記電気接続用ボルトは、ボルト基部と該ボルト基部に
    立設するボルト部とを備え、前記端子は、前記ボルト部
    に挿通されナットにより締め付けられる電気接触部を有
    し、前記バスバーは、前記電気接続用ボルトと前記端子
    に対して設けられ前記本体部の内部から外部へ導出され
    る接続部を有し、前記固着部は、ヒンジを介して回動自
    在となる可動部を有し、 且つ、前記接続部には、スライドする前記ボルト部が挿
    し込まれるスリットを形成するとともに、 前記可動部には、前記ボルト基部の表面が前記接続部に
    対して平行となるように前記電気接続用ボルトを固定す
    るボルト固定部を形成したことを特徴とする電気接続
    箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記スリットに、前記ボルト部の直径と切り欠き幅が同
    じ、若しくは若干狭くなる幅狭部を形成したことを特徴
    とする電気接続箱。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電気接続
    箱において、 前記スリットの開口端に、曲部若しくはテーパを形成し
    たことを特徴とする電気接続箱。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    電気接続箱において、 前記ボルト部の基端周縁に、前記接続部に対して平行な
    面を有する凸部を一体に形成するとともに、前記ボルト
    固定部には、座面と該座面に一体になる断面視逆L字状
    の挿し込み保持部とを形成したことを特徴とする電気接
    続箱。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    電気接続箱において、 前記可動部に、係止用のロック部を一体に形成したこと
    を特徴とする電気接続箱。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100361357C (zh) * 2003-12-05 2008-01-09 矢崎总业株式会社 电气配线箱
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