JP5375549B2 - 山留め壁の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換パイプが併設される山留め壁の構築方法に関する。
熱交換パイプが併設される山留め壁の構築方法としては、例えば、掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクとを混練してソイルセメント体を生成し、ソイルセメント体が硬化する前に、熱交換パイプが固定されたH鋼をソイルセメント体に建て込む地中構造体の施工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3935887号明細書
上記地中構造体の施工方法にて熱交換パイプを備える山留め壁の構築する場合には、熱交換パイプが固定されたH鋼がソイルセメント体に建て込まれていくので、熱交換パイプや熱交換パイプとH鋼との接合部分にソイルセメント体に埋もれる際の摩擦負荷が作用し、熱交換パイプや熱交換パイプとH鋼との接合部分が損傷を受ける虞があるという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、山留め壁に併設される熱交換パイプが損傷を受けにくい山留め壁の構築方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明は、山留め壁の構築方法であって、複数の親杭を建込む親杭建込工程と、建込まれた前記複数の親杭のうちの隣接する親杭間を所定深さ分掘削する掘削工程と、前記隣接する親杭間であって、前記掘削された側に横矢板及び熱交換パイプを設置する設置工程と、を有することを特徴とする山留め壁の構築方法。
このような山留め壁の構築方法によれば、掘削工程により所定深さ分掘削して広げた空間に、横矢板と熱交換パイプとを設置するので、熱交換パイプは予め形成された空間に配設される。このため、熱交換パイプには設置する際に負荷が作用しないので、熱交換パイプを損傷することなく山留め壁を構築することが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記親杭は、H形鋼であり、前記横矢板は、前記H形鋼が備えるフランジに沿って設置することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、横矢板を、H形鋼が備えるフランジに沿って配置するので、施工が容易である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記熱交換パイプは前記フランジ間に設置することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、熱交換パイプは、フランジ間に設置されるので、土砂等の圧力が作用したとしても、親杭に支えられるので大きく屈曲することなく配置することが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記親杭が建て込まれている竪孔に充填材を充填することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、親杭が建て込まれている竪孔に充填材が充填されるので、親杭を確実に立設することが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記熱交換パイプの周囲に充填材を充填することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、熱交換パイプの周囲に充填材が充填されるので、熱交換パイプを確実に立設することが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記充填材は、高熱伝導材であることが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、高熱伝導材が竪孔内に充填されるので、親杭とともに竪孔に設置された熱交換パイプは充填材内に埋設される。このため、高熱伝導材の高い熱伝導性により高い熱交換効率を得ることができるように熱交換パイプを備えることが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記熱交換パイプを囲むケース体を、前記親杭に沿って設置することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、設置された熱交換パイプはケース体に囲まれるので、熱交換パイプが損傷を受けることを防止することが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、前記ケース体内に、高熱伝導材を充填することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、高熱伝導材がケース体内に充填されるので、熱交換パイプは充填材内に埋設される。このため、高熱伝導材の高い熱伝導性により高い熱交換効率を得ることができるように熱交換パイプを備えることが可能である。
かかる山留め壁の構築方法であって、最も下に位置する前記横矢板の下から山留め壁にて仕切られた掘削領域の床付面側に前記熱交換パイプを突出させて、前記床付面上に前記熱交換パイプを敷設することが望ましい。
このような山留め壁の構築方法によれば、掘削領域の深さが浅い場合であっても、床付面上に敷設することにより、熱交換に有効な長さの熱交換パイプを備えることが可能である。
本発明によれば、熱交換パイプが損傷を受けにくい山留め壁の構築方法を提供することが可能である。
本実施形態に係る山留め壁の構築方法にて構築された山留め壁の水平断面図である。 本実施形態に係る山留め壁の構築方法にて構築された山留め壁の正面図である。 本実施形態に係る山留め壁の構築方法を示すフロー図である。 本実施形態に係る山留め壁の構築方法を示す図である。 山留め壁の構築方法の第1変形例を示す図であり、図5(a)は、水平断面図、図5(b)は、縦断面図である。 山留め壁の構築方法の第2変形例を示す水平断面図である。 山留め壁の構築方法の第3変形例を示す図であり、図7(a)は、水平断面図、図7(b)は、縦断面図である。 山留め壁の構築方法の第4変形例を示す図であり、図8(a)は、水平断面図、図8(b)は、縦断面図である。
以下、本発明に係る山留め壁の構築方法の一実施例について図を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る山留め壁の構築方法を示す図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の山留め壁の構築方法は、所定方向に互いに間隔を隔てて構築されたH形鋼でなる親杭10と、隣接する親杭10間に横矢板12を設置する親杭横矢板工法にて構築されていく。そして、本実施形態の山留め壁1の構築方法は、親杭横矢板工法にて構築される山留め壁1の隣接する親杭10間に複数の熱交換パイプ20を設置するものである。
熱交換パイプ20は、ポリエチレン等の樹脂製であり、山留め壁1に仕切られて掘削される掘削領域15の背面地山側にU字状に屈曲された屈曲部20aが下端に位置するように配置される。
図3は、本実施形態に係る山留め壁の構築方法を示すフロー図である。図4は、本実施形態に係る山留め壁の構築方法を説明するための図である。
本実施形態の山留め壁1の構築方法は、図3、図4に示すように、まず、地盤Gにオーガ等の削孔機5により鉛直に竪孔3を削孔する。このとき、竪孔3は、所定方向に互いに間隔を隔てて複数形成し、掘削した竪孔3の各々にH形鋼でなる親杭10を建て込む(親杭建込工程S1)。このとき、設定されている床付面15aより下側の根入れ部分には根固め材37を充填しておく。また、親杭10が建て込まれた竪孔3内の床付面15aより上の部分は土砂36にて埋め戻しておく。
次に、建て込まれた親杭10を繋ぐラインL(図1参照)にて仕切られる掘削領域15を、掘削機6にて掘削する。このとき、まず、例えば2mの深さで掘削する。
そして、掘削した領域、すなわち掘削領域15側から、隣接する親杭10の間を掘削して(掘削工程S2)、図2に示すように熱交換パイプ20を設置すると共に、親杭10の掘削領域15側のフランジ10aに沿わせて横矢板12を配置する(設置工程S3)。このとき、例えば、1枚の横矢板12の上下方向における幅が1.0mならば、4枚の横矢板12を上から順次並べて配置する。設置された横矢板12の下側に楔(不図示)を打って横矢板12の位置を維持させる。
また、熱交換パイプ20は、掘削された親杭10間の地面上に載置するように配置する。このとき、複数(ここでは3本)の熱交換パイプ20を隣接する親杭10間に並ぶように配置する。
掘削された深さ分の山留め壁1が構築されると、掘削領域15を、掘削機6にてさらに約2mの深さで掘削する。このとき、深さ4mの掘削領域15の壁に対し、上側2mが横矢板12にて山留め壁1が構築されており、下側の2mは地盤が露出している。
次に、地盤が露出している部分にて隣接する親杭10の間を掘削して(掘削工程S2)、横矢板12の裏側に備えられている熱交換パイプ20を、下方に引き下ろし、掘削されて新たに形成された地面上に載置する。そして、上側に設けられている横矢板12に並べて上方から順次、新たな横矢板12を設置する(設置工程S3)。ここで、熱交換パイプ20は、1本の繋がったパイプである必要はなく、掘削する毎に、掘削した深さに相当する長さの熱交換パイプを継ぎ足しても良い。
このように、熱交換パイプ20を引き下ろして設置するとともに横矢板12を設置する設置工程S3と、隣接する親杭10の間を掘削する掘削工程S2とを、掘削領域15の深さが、設定していた深さになるまで繰り返すことにより、図2に示すような、所定深さの山留め壁1が構築される。
本実施形態の山留め壁1の構築方法によれば、所定深さ分ずつ(上記の例では2mずつ)掘削して空間を広げてから横矢板12と熱交換パイプ20とを設置していくので、熱交換パイプ20は、隣接する親杭10間に既に設けられている空間に配設されることになる。このため、熱交換パイプ20には設置による負荷が作用しないので、熱交換パイプ20が損傷を受けることなく、山留め壁1を構築することが可能である。
また、親杭10は、H形鋼であり、横矢板12を、H形鋼が備えるフランジ10aに沿って配置するので、横矢板12を容易に設置することが可能である。このため、熱交換パイプ20を損傷する虞がなく、容易に施工することが可能である。
図5は、山留め壁の構築方法の第1変形例を示す図である。図6は、山留め壁の構築方法の第2変形例を示す図である。
上記実施例では、熱交換パイプ20を隣接する親杭10間に並ぶように配置した例について説明したが、これに限らず、図5に示すように親杭10の対向するフランジ10a間に配置しても良い。このとき、図6に示すように、熱交換パイプ20を親杭10のウエブ10bに当接させると、鋼材の高い熱交換性能により、さらに熱交換性能を向上させることが可能である。図5、図6のように、親杭10を構築する竪孔3内に熱交換パイプ20を備える場合には、竪孔3を掘削した後に、親杭10とともに熱交換パイプ20を建て込み、床付面15aより下側の根入れ部分には根固め材37を充填し、床付面15aより上の部分は土砂36にて埋め戻しておく。このとき、竪孔3内を埋め戻す土砂36に充填材として炭化珪素などの高熱伝導材35を混合しても良い。このように、親杭10が建て込まれている竪孔3を埋め戻す土砂36に高熱伝導材35が混合されていることにより、竪孔3内に設置された熱交換パイプ20の熱交換効率を向上させることが可能である。
図7は、山留め壁の構築方法の第3変形例を示す図である。
竪孔3内に熱交換パイプ20を備える場合には、図7に示すように熱交換パイプ20を囲む金属製のケース体30を備えた構成としても良い。ここでケース体30は、下端が閉塞された鋼製の角パイプであり、熱交換パイプ20は、ケース体30内にU字状に屈曲されて、屈曲部20aが下端に位置するように配置される。以下の説明では、上記実施形態と同様の構成及び工程は説明を省略する。
熱交換パイプ20を囲む金属製のケース体30を備える場合には、掘削した竪孔3内に親杭10を建て込み、竪孔3内を土砂36で埋め戻し、掘削領域15を掘削機6にて掘削する。
そして、掘削領域15側から隣接する親杭10の間を掘削して(掘削工程S2)、掘削した深さとほぼ同じ長さの熱交換パイプ20及びケース体30を設置すると共に、親杭10の掘削領域15側のフランジ10aに沿わせて横矢板12を配置する(設置工程S3)。
掘削された深さ分の山留め壁1が構築されると、掘削領域15を、掘削機6にてさらに掘削し、その後、隣接する親杭10の間を掘削して(掘削工程S2)、横矢板12の裏側、すなわち背面地山側に備えられている熱交換パイプ20及びケース体30の下端に新たな熱交換パイプ20及びケース体30を接合する。そして、上側に設けられている横矢板12に並べて上方から順次、新たな横矢板12を設置する(設置工程S3)。
このように、熱交換パイプ20及びケース体30を設置するとともに横矢板12を設置する設置工程S3と、隣接する親杭10の間を掘削する掘削工程S2とを、掘削領域15の深さが、設定していた深さになるまで繰り返すことにより、所定深さの山留め壁1の背面地山側に熱交換パイプ20が設けられる。所定深さの山留め壁1が構築された後、ケース体30内に充填材としての炭化珪素などの高熱伝導材35を充填する。
このように、熱交換パイプ20を囲むケース体30を備える場合には、熱交換パイプ20を設置する空間が予め設けられているので、熱交換パイプ20を設置する際に土砂36等の影響を受けないので、熱交換パイプ20を損傷することなく設置することが可能である。
また、ケース体30により、熱交換パイプ20を設置するスペースが確保されるので、山止め壁1が完成した後でも熱交換パイプ20を容易に交換することができる。
また、ケース体30内には、高熱伝導材35が充填されているので、熱交換パイプ20は高熱伝導材35内に埋設される。このため、高熱伝導材35の高い熱伝導性により高い熱交換効率を得ることができるように熱交換パイプ20を備えることが可能である。
また、このとき、熱交換パイプ20を、ケース体30に当接させ、ケース体30の熱交換パイプ20が当接されている部位を親杭10のフランジ10aまたはウエブ10bに当接させると、鋼材等の金属による高い熱伝導性により、さらに高い熱交換効率を得ることができるように熱交換パイプ20を備えることが可能である。この場合には、ケース体30は、親杭10であるH型鋼の対向するフランジ10a間に、ウエブ10bに当接させて配置されている。このとき、設置される全ての熱交換パイプ20がケース体30にて囲まれていなくとも構わない。また、竪孔3内は、土砂36を含むことなく、高熱伝導材35のみを充填しても良い。
図8は、山留め壁の構築方法の第4変形例を示す図である。
上記の実施形態では山留め壁1の背面地山側に熱交換パイプ20が備えられているので、掘削された床付面15aまでの深さが浅い場合には、熱交換パイプ20を鉛直方向にのみ配管しただけでは、熱交換に有効な長さが得られない場合がある。この場合には、図8に示すように、床付面15aの上側にて山留め壁4から熱交換パイプ20を掘削領域15側に引き出して、床付面15a上に敷設することにより、熱交換に有効な長さを確保しても良い。
この場合には、ケース体31として下端が曲がった形状の部材を用意し、下側の端部を塞がない構成としておく。そして、第3変形例のように、掘削工程S2と設置工程S3とを繰り返し、最後の掘削工程S2の後に、屈曲したケース体31を既に設置されているケース体31と接合し、ケース体31が、親杭10のフランジ10aを回避して、下端側の開口が掘削領域15側に臨むように配置するとともに、ケース体31内に熱交換パイプ20を設置する。横矢板12は、設置されたケース体31の下端側の開口を覆わないように、ケース体31の開口の上に位置する横矢板12まで設置する。
その後、ケース体31の下端側の開口近傍に位置する熱交換パイプ20の端部に新たな熱交換パイプ20を接続することにより、山留め壁1から突出させると共に床付面15a上に熱交換パイプ20を敷設する。熱交換パイプ20が配置された床付面15a上に砕石を入れ、その上からコンクリートを打設して熱交換パイプ20を埋設する。すなわち、基礎下に熱交換パイプ20を敷設する。このように、基礎下に熱交換パイプ20を敷設することにより、熱交換に有効な長さの熱交換パイプ20を備えることが可能である。
図8の例では、上記第3変形例のようにケース体31を用いて熱交換パイプ20を床付面15a上に敷設する例について示したが、横矢板12背面地山側や対向するフランジ10a間に直接備えた熱交換パイプ20を床付面15a上に引き出すことにより突出させてもかまわない。
図1の例では、親杭間であって、横矢板12の裏側、すなわち、横矢板12背面地山側に熱交換パイプ20を設置する例について示したが、横矢板12の表側、すなわち、横矢板12掘削領域15側に設置しても構わない。この場合、熱交換パイプ20は、掘削領域15側に構築される構築物のコンクリート等に埋設されても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 山留め壁、3 竪孔、5 削孔機、6 掘削機、10 親杭、10a フランジ、
10b ウエブ、12 横矢板、15 掘削領域、15a 床付面、
20 熱交換パイプ、20a 屈曲部、30 ケース体、31 ケース体、
35 高熱伝導材、36 土砂、37 根固め材

Claims (9)

  1. 山留め壁の構築方法であって、
    複数の親杭を建込む親杭建込工程と、
    建込まれた前記複数の親杭のうちの隣接する親杭間を所定深さ分掘削する掘削工程と、
    前記隣接する親杭間であって、前記掘削された側に横矢板及び熱交換パイプを設置する設置工程と、
    を有することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  2. 請求項1に記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記親杭は、H形鋼であり、前記横矢板は、前記H形鋼が備えるフランジに沿って設置することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  3. 請求項2に記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記熱交換パイプは前記フランジ間に設置することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記親杭が建て込まれている竪孔に充填材を充填することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記熱交換パイプの周囲に充填材を充填することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記充填材は、高熱伝導材であることを特徴とする山留め壁の構築方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記熱交換パイプを囲むケース体を、前記親杭に沿って設置することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  8. 請求項7に記載の山留め壁の構築方法であって、
    前記ケース体内に、高熱伝導材を充填することを特徴とする山留め壁の構築方法。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の山留め壁の構築方法であって、
    最も下に位置する横矢板の下から、構築する山留め壁にて仕切られた掘削領域の床付面側に前記熱交換パイプを突出させて、前記床付面上に前記熱交換パイプを敷設することを特徴とする山留め壁の構築方法。
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