JP5375373B2 - カメラ - Google Patents
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Description
また、これらのロック釦に関して、静止画撮影時において、ロック釦を押している間は露出状態又は焦点位置が固定されるという設定と、ロック釦を押したら露出状態又は焦点位置が固定され、再度押したらその固定が解除されるという設定とが選択可能なものもある。
請求項2に記載のカメラは、撮像部で撮像される被写体画像を自動的に合焦させる自動合焦手段と、前記自動合焦手段によって得られた焦点位置を固定可能な第2ロック釦と、前記第2ロック釦に対して、前記第2ロック釦の押圧中は前記焦点位置を固定して維持し、前記第2ロック釦の押圧の解除により前記焦点位置の固定を解除する第3の設定と、前記第2ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を開始すると、前記第2ロック釦の押圧が解除されても前記焦点位置の固定を維持し、再度の前記第2ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を解除する第4の設定(第2の設定モード)のいずれかを選択可能な第2設定部と、を備える静止画撮影及び動画撮影可能なカメラにおいて、
静止画撮影時以外における前記第2設定部の設定にかかわらず、動画撮影時においては、前記第2ロック釦に対して前記第4の設定が割り当てられること、を特徴とするカメラである。
請求項3に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラであって、撮像部で撮像される被写体画像を自動的に合焦させる自動合焦手段とを備え、前記第1ロック釦は、前記自動合焦手段によって得られた焦点位置を固定可能であり、前記第1設定部は、前記第1ロック釦に対して、前記第1ロック釦の押圧中は前記焦点位置を固定して維持し、前記第1ロック釦の押圧の解除により前記焦点位置の固定を解除する第3の設定と、前記第1ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を開始すると、前記第1ロック釦の押圧が解除されても前記焦点位置の固定を維持し、再度の前記第1ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を解除する第4の設定(第2の設定モード)のいずれかを選択可能であること、を特徴とするカメラである。
請求項4に記載のカメラは、請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラであって、前記カメラにおける前記動画撮影時以外の状態は、静止画撮影時及び撮影した動画を記録せずに表示のみするスルー画撮影状態を含むこと、を特徴とするカメラである。
請求項5に記載のカメラは、請求項1または3に記載のカメラであって、前記第1ロック釦は、前記動画撮影が終了した後、前記静止画撮影時以外における前記第1設定部の設定に戻ること、を特徴とするカメラである。
請求項6に記載のカメラは、請求項2に記載のカメラであって、前記第2ロック釦は、前記動画撮影が終了した後、前記静止画撮影時以外における前記第2設定部の設定に戻ること、を特徴とするカメラである。
図1は、本発明の一実施形態としてのカメラ100の概略図である。図2は、本発明のカメラ100の制御システム構成を示すブロック図である。
なお、図1には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。
撮像レンズ10は、絞り11を備え、また、移動操作されることで焦点調整を行う合焦レンズ群を備えている。AF対応の撮像レンズ10の場合、AFの際の合焦レンズ群の移動は、後述するレンズ駆動回路226によって行われる。
撮像素子33は、撮像レンズ10によって結像された被写体像を電気信号に変換する。たとえば、CCDやCMOSセンサー等である。
焦点検出部40は、焦点検出用センサー41を備える。焦点検出用センサー41には、メインミラー21から分岐され、サブミラー22によって反射された光が入射する。
ファインダー部50は、フォーカシングスクリーン51と、ペンタプリズム52と、接眼レンズ53とを備える。
MCU200は、カメラ100を統括制御するマイクロコンピュータである。MCU200は、プログラムによって構成される各種機能部(201〜205)を備えている。機能部(201〜205)については後に詳述する。
画像処理制御回路213は、A/D変換回路211から出力された画像データに対して、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正等の各種画像補正及びゲイン制御部212からの指令によりゲイン制御を行う。
SDRAM214は、画像処理制御回路213において処理されたデータを一時的に記憶するメモリである。
背面液晶モニタ制御回路217は、背面液晶モニタ35の表示を制御する回路である。
動画記録制御回路218は、撮像素子33が撮像した画像をリアルタイムに背面液晶モニタ35に表示させるライブビューと同じ画像を、つぎに説明する音声制御回路219で得られた音声データと共に最終的に記録させる。
音声制御回路219には、図示しないが内蔵マイクおよび内蔵スピーカー等が接続されており、内蔵マイクからの音声入力に基づいて音声データを形成し、動画再生時には音声テータに基づいて内蔵スピーカーから音声を出力する。
露出制御回路221は、後述するMCU200における露出制御部204の制御下で、測光回路220から得られた被写体の輝度および撮像感度からシャッタスピードと撮像レンズの絞り値とを演算してシャッタ制御部222と絞り制御部223とゲイン制御部212とを自動制御する。この露出制御回路221による自動露出制御は、以下の説明において、AEとも略記する。
焦点検出回路225は、図1に示すようにカメラ底部にある焦点検出用ラインセンサー26から得られた出カをA/D変換してMCU200に出カする回路である。MCU200は、この焦点検出回路225からの入力情報と、レンズ情報入力回路224からの入力情報を基にレンズ駆動回路226を制御して合焦を行う。
図3は、カメラ100の背面図である。図4は、静止画撮影時のフローチャートである。図5は、動画撮影時のフローチャートである。図6は、AF/AEロック釦91の操作とAF/AE固定制御のフローチャートである。
合焦制御部203は、レンズ駆動回路226を介して撮像レンズ10の合焦レンズ群を駆動してAF動作させる、オートフォーカス制御を統括する。
AF/AE固定制御部205は、AFまたはAEの固定を行う。
AF/AEロック釦91の押圧による作用機能には複数のモード(AF固定モード,AE固定モードおよびAF/AEの双方固定モード)があり、その何れかを任意に設定可能となっている。
AE固定モードは、たとえば測光モードをスポット測光に設定し、露出を特定の対象物の輝度に固定する際等に用いられる。
AF/AEの双方固定モードは、上記AF固定とAE固定とを行うものである。
第1の設定モードは、AF/AEロック釦91を押圧操作している間(押圧操作継続中)に、AF/AE固定が行われる。
AF/AEロック釦91における設定モードの変更は、モード設定回路227によって行われる。
AF/AEロック釦91の押圧によるAF/AE固定制御は、モード設定回路227による設定に基づいて、MCU200のAF/AE固定制御部205が行う。
マルチセレクタ93は、背面液晶モニタ35の右側に配置されており、中央釦93Mを押圧することで動画記録を開始(ON)させる機能が割り付けられている。
メニュー釦94は、背面液晶モニタ35の左上側に配置されており、背面液晶モニタ35に操作メニューを呼び出すことを主機能とするが、ライブビュー及び動画記録時においては、その押圧によってライブビュー及び動画記録を終了(OFF)する機能が割り付けられている。
電源スイッチがONされると、撮影待機状態となってAE処理を開始する(ステップ01)。なお、以下の説明および図では、「ステップ」は「S」とも略記する。
そして、レリーズ釦が全押し操作(SW2→ON)される(S04,YES)と、撮影(静止画記録)を行う(S05)。
撮影終了後は、電源スイッチがOFFされる(S06,YES)まで、撮影待機状態を継続する。
LV釦92の押圧操作により、撮像を開始し(S11)、AE処理を開始する(S12)。そして、例えばレリーズスイッチの半押しによるAF制御の指示が行われると(S13,Yes)、AF制御を行い(S14)、背面液晶モニタ35に画像を表示する(S15)。すなわち、ライブビューが行われ、動画撮影の待機状態となる。なお、レリーズスイッチが半押しされない場合(S13,No)、AF制御を行わずに、背面液晶モニタ35に画像を表示する(S15)。
動画記録時においても、AE処理を開始する(S18)。そして、例えばレリーズスイッチが半押しされると(S19,Yes)、上記と同様に例えばレリーズスイッチの半押しによるAF制御の指示が行われると(S19,Yes)、AF制御を行う(S20)、なお、レリーズスイッチが半押しされない場合(S19,No)、AF制御は行われずに、撮影(動画記録)を行う(S22)。
撮影は、メニュー釦94が押圧操作される(S21,YES)まで継続する。
メニュー釦94が押圧操作される(S21,YES)と、待機状態に戻る。
なお、図示フローチャート中、「AF/AE固定」と表示した作用は、AF/AEロック釦91における設定された機能が作用するものとする。すなわち、AF固定、AE固定またはAF/AEの双方固定の何れかである。
ステップ31において動画撮影中ではないと判定された場合(NO)には、静止画撮影の待機状態であると判断し、ついで、設定モードを判定する(S32)。ここで、第1設定モードが選択されていると判定されると(S32,YES)、AF/AEを固定する(S33)。そして、AF/AEロック釦91の押圧操作が解除される(S34,YES)と、AF/AEの固定を解除する(S37)。つまり、AF/AEロック釦91が押圧操作されている間、AF/AEを固定する。
これにより、動画撮影中において、AF/AEロック釦91の押圧を継続する操作に煩わされることなく撮影に集中することが可能となる。また、撮影中にAF/AEロック釦91を操作することに起因するブレを防ぐことができる。
(1)動画像記録時においては、AF/AEロック釦91における設定モードは、そのモード設定の如何に拘わらず第2の設定モードに切り替わる。このため、動画撮影中においてAFまたはAEを継続的に固定したい場合に、AF/AEロック釦91を押圧し続ける必要が無く、AF/AEロック釦91の押圧を継続する操作に煩わされることなく撮影に集中することが可能となる。また、撮影中にAF/AEロック釦91を操作することに起因するブレを防ぐことができる。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、カメラ本体100aは、1つのAF/AEロック釦91の機能モードを、AF固定モード,AE固定モードおよびAF/AEの双方固定モードを切り替える構成のものである。しかし、AF/AEロック釦は機能別に独立させて構成しても良い。すなわち、図3(b)に示すカメラ本体100bのように、AFロック釦91FとAEロック釦91Eと別々として並設して構成しても良いものである。図中他の構成要素の符号は、図3(a)に示すカメラ本体100aと同一である。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
Claims (6)
- 撮像部で撮像される被写体画像の露出状態を自動的に調整する自動露出制御手段と、
前記自動露出制御手段によって得られた露出状態を固定可能な第1ロック釦と、
前記第1ロック釦に対して、前記第1ロック釦の押圧中は前記露出状態を固定して維持し、前記第1ロック釦の押圧の解除により前記露出状態の固定を解除する第1の設定と、
前記第1ロック釦の押圧により前記露出状態の固定を開始すると、前記第1ロック釦の押圧が解除されても前記露出状態の固定を維持し、再度の前記第1ロック釦の押圧により前記露出状態の固定を解除する第2の設定のいずれかを選択可能な第1設定部と、
を備える静止画撮影及び動画撮影が可能なカメラにおいて、
動画撮影時以外における前記第1設定部の設定にかかわらず、動画撮影時においては、前記第1ロック釦に対して前記第2の設定が割り当てられること、を特徴とするカメラ。 - 撮像部で撮像される被写体画像を自動的に合焦させる自動合焦手段と、
前記自動合焦手段によって得られた焦点位置を固定可能な第2ロック釦と、
前記第2ロック釦に対して、前記第2ロック釦の押圧中は前記焦点位置を固定して維持し、前記第2ロック釦の押圧の解除により前記焦点位置の固定を解除する第3の設定と、前記第2ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を開始すると、前記第2ロック釦の押圧が解除されても前記焦点位置の固定を維持し、再度の前記第2ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を解除する第4の設定のいずれかを選択可能な第2設定部と、
を備える静止画撮影及び動画撮影可能なカメラにおいて、
動画撮影時以外における前記第2設定部の設定にかかわらず、動画撮影時においては、前記第2ロック釦に対して前記第4の設定が割り当てられること、を特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラであって、
撮像部で撮像される被写体画像を自動的に合焦させる自動合焦手段とを備え、
前記第1ロック釦は、前記自動合焦手段によって得られた焦点位置を固定可能であり、
前記第1設定部は、前記第1ロック釦に対して、前記第1ロック釦の押圧中は前記焦点位置を固定して維持し、前記第1ロック釦の押圧の解除により前記焦点位置の固定を解除する第3の設定と、前記第1ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を開始すると、前記第1ロック釦の押圧が解除されても前記焦点位置の固定を維持し、再度の前記第1ロック釦の押圧により前記焦点位置の固定を解除する第4の設定のいずれかを選択可能であること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラであって、
前記カメラにおける前記動画撮影時以外の状態は、静止画撮影時及び撮影した動画を記録せずに表示のみするスルー画撮影状態を含むこと、
を特徴とするカメラ。 - 請求項1または3に記載のカメラであって、
前記第1ロック釦は、前記動画撮影が終了した後、前記静止画撮影時以外における前記第1設定部の設定に戻ること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項2に記載のカメラであって、
前記第2ロック釦は、前記動画撮影が終了した後、前記静止画撮影時以外における前記第2設定部の設定に戻ること、
を特徴とするカメラ。
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