JP5372395B2 - 電子棚札システム - Google Patents

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Description

本発明は、商品に係る情報を表示する電子棚札と商品とを対応付ける技術に関する。
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、POSシステム等に記憶される商品マスタによって、商品の売価を一元的に管理している。その一方で、売価の消費者への伝達は、商品の位置に配置される紙媒体の棚札によりなされている。しかしながら、このような紙媒体の棚札の管理は人手に頼らざるを得ないため、売価の間違いなどの人為的ミスが発生しやすく、商品マスタとは異なる売価が消費者に伝達される可能性がある。
このような問題を解決するため、近年、電子棚札システム(ESLシステム/Electronic Shelf Label System)が実用化されている。電子棚札システムにおいては、ディスプレイを備えた電子棚札が各商品の位置に取り付けられ、商品マスタに基づく売価が各電子棚札に送信されて電子棚札のディスプレイに表示される。これにより、消費者に対して正しい売価を伝達できるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。電子棚札システムのサーバ装置には、電子棚札に固有の装置コードと商品の商品コードとを対応付けたリンクファイルが記憶されている。このリンクファイルによって電子棚札と商品とがデータ的に対応付けられ、電子棚札には自装置に対応付けられた商品の売価が表示される。
このような、電子棚札システムでは、導入時、あるいは、販売する商品の変更などが生じた場合、電子棚札と商品とを対応付けるための処理(対応付け処理)が必要となる。対応付け処理において作業員は、リンクファイルのデータを生成するために、装置コードと商品コードとを取得する作業を行う。
特開2004−265196号公報
ところが、従来の技術では、対応付け処理において商品マスタに登録されていない商品の商品コードが取得されると、電子棚札に表示する情報(売価等)を取得することができない。したがって、従来の技術では、このような商品コードは入力誤りであると判定され、対応付け処理が行われないという問題があった。すなわち、本部から最終的な商品マスタが得られるまで、店舗における対応付け処理を行うことができず、商品の陳列作業等が遅れる事態が生じていた。
また、商品や電子棚札が配置される販売スペースにおいては、作業員は、対応付け処理の対象となっている商品が商品マスタに登録されていないことを知ることができず、そのために、作業員は、自ら商品マスタを更新することができず、また各店舗を管理する本部に対して商品マスタの更新を促すことができない。その結果、商品マスタの更新作業がすぐに行われないという事態で生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、商品マスタに登録されていない商品についても、店舗における作業が行えるようにすることを第1の目的とする。
また、商品および電子棚札が配置されるスペースにおいて、対応付け処理の対象の商品が商品マスタに登録されていないことを作業員に通知することが可能な技術を提供することを第2の目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、商品の近傍に配置される電子棚札と、当該電子棚札に当該商品の案内情報を送信するサーバとを備える電子棚札システムであって、登録された商品に関する情報を格納する商品マスタを記憶し、前記サーバに設けられた記憶手段と、仮情報を受け付ける入力手段と、商品についての商品コード及び前記商品の近傍に配置される電子棚札についての装置コードを取得することによって、前記商品と前記電子棚札とを指定する指定手段と、前記指定手段で取得された前記商品コード及び前記装置コードを互いに対応付けるリンク情報を生成することによって、前記指定手段によって指定された商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行い、前記サーバに設けられたリンク手段と、前記指定手段によって指定された商品が前記記憶手段に記憶されている商品マスタに登録されている場合には、前記商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する一方で、前記商品が前記商品マスタに登録されていない場合には、前記入力手段により受け付けた仮情報に基づいて前記商品の案内情報を生成し、前記サーバに設けられた生成手段と、商品の案内情報が生成された場合において、前記商品の商品コードを含むリンク情報において前記商品に対応付けられた電子棚札に、前記商品の案内情報を送信する送信手段とを備え、前記送信手段から案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示し、前記入力手段により受け付けた仮情報に基づいて前記生成手段により商品の案内情報が生成された場合において、前記商品について、前記記憶手段に記憶されている商品マスタに前記仮情報の内容を反映させ、前記生成手段は、仮情報に基づいて案内情報を生成した場合には、前記案内情報が前記仮情報に基づいて生成されたことを示す識別情報を前記案内情報に含めることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1の発明に係る電子棚札システムであって、更新対象の商品について、前記記憶手段に記憶されている商品マスタを更新する更新手段をさらに備え、前記生成手段は、前記更新対象の商品が既に電子棚札に対応付けられている場合に、前記更新手段によって更新された商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成することを特徴とする。
また、請求項の発明は、商品の近傍に配置される電子棚札と、当該電子棚札に当該商品の案内情報を送信するサーバとを備える電子棚札システムであって、商品についての商品コード及び前記商品の近傍に配置される電子棚札についての装置コードを取得することによって、前記商品と前記電子棚札とを指定する指定手段を有する可搬性の情報処理装置と、登録された商品に関する情報を格納する商品マスタを記憶し、前記サーバに設けられた記憶手段と、前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されている場合には、前記指定手段で取得された前記商品コード及び前記装置コードを互いに対応付けるリンク情報を生成することによって、前記商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行い、前記サーバに設けられたリンク手段と、前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されている場合には、前記商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する一方で、前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されていない場合には、前記商品が前記商品マスタに登録されていない旨を通知する未登録通知情報を生成し、前記サーバに設けられた生成手段と、商品の案内情報が生成されると、前記商品の商品コードを含むリンク情報において前記商品に対応付けられた電子棚札に前記商品の案内情報を送信する一方で、商品についての未登録通知情報が生成されると、前記商品の近傍に配置される電子棚札に前記商品についての未登録通知情報を送信する送信手段とを備え、前記送信手段から商品の案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示し、前記送信手段から商品についての未登録通知情報を受信した電子棚札は、前記商品が前記商品マスタに登録されていない旨を表示し、前記リンク手段は、前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されていない場合にも、前記商品の商品コードと前記商品の近傍に配置される電子棚札の装置コードとを対応付けるリンク情報を生成して、前記商品と前記電子棚札との対応付けを行い、更新対象の商品について、前記記憶手段に記憶されている商品マスタを更新する更新手段をさらに備え、前記生成手段は、前記更新対象の商品が既に電子棚札に対応付けられている場合に、前記更新手段によって更新された商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する。
請求項1および2に記載の発明では、指定された商品と商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行うとともに、指定された商品が商品マスタに登録されている場合には、商品マスタに基づいて商品の案内情報を生成する一方で、商品が商品マスタに登録されていない場合には、受け付けた仮情報に基づいて商品の案内情報を生成することにより、商品マスタに登録されていない商品についても、電子棚札を対応付けることができる。したがって、最終的な商品マスタが取得されるまで待つ必要がなく、例えば店舗内における商品陳列作業を先行して行うことができる。
請求項1および2に記載の発明では、入力手段により受け付けた仮情報に基づいて生成手段により商品の案内情報が生成された場合において、商品について、記憶手段に記憶されている商品マスタに仮情報の内容を反映させることにより、案内情報として電子棚札に表示されている仮情報と商品マスタとの間で情報の整合を取ることができる。
請求項に記載の発明では、更新対象の商品が既に電子棚札に対応付けられている場合に、更新手段によって更新された商品マスタに基づいて商品の案内情報を生成することにより、商品マスタが更新された場合において、電子棚札への対応付けが既にされている商品については、対応付けされている電子棚札の表示を更新後の商品マスタに基づいて自動的に変更できる。したがって、オペレータが案内情報の書き換えを、改めて指示する必要がないのでオペレータの負担を軽減できる。
請求項1および2に記載の発明では、仮情報に基づいて案内情報を生成した場合には、案内情報が仮情報に基づいて生成されたことを示す識別情報を案内情報に含めることにより、電子棚札に仮情報である旨が案内情報として表示されるので、当該電子棚札に表示されている情報が、当該商品に対する最終的な商品マスタからのものでないことを容易に確認できる。
請求項に記載の発明では、互いに対応付ける商品と電子棚札とを可搬性の情報処理装置で指定する場合において、当該商品が商品マスタに登録されていないときには、その旨が当該商品の近傍に配置される電子棚札に表示される。したがって、作業員が、互いに対応付ける商品および電子棚札が配置されるスペースにおいて、可搬性の情報処理装置を使用して両者を指定する際に、当該商品が商品マスタに登録されていないことを当該作業員に通知することができる。よって、商品マスタの更新を早期に行うことができる。
請求項に記載の発明では、情報処理装置で指定された商品が商品マスタに登録されていない場合にも、当該商品と当該商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けが行われるため、作業員は、商品マスタが更新されるまで待つことなく、当該商品と当該電子棚札とを対応付けることができる。よって、作業効率が向上する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る電子棚札システム1を含む店舗情報システム100の構成例を示す図である。また、図2は、電子棚札システム1が備える電子棚札5が、商品棚60に配置される様子を示す図である。
図2に示すように、商品棚60はフェース61と呼ばれる複数の空間に区分され、各フェース61には同一種の商品6が集約されて載置される。すなわち、1つのフェース61と、そのフェース61に載置される一種の商品6とが一対一で物理的に対応付けされる。また、各商品6には、商品の種類を識別するための商品コード(商品識別情報)を示すバーコードが、ラベルあるいは印刷により貼付されている。なお、商品コードは、バーコードに限定されるものではなく、例えばQRコード等で表現されていてもよい。
商品棚60のフレーム62には、各フェース61に対応する位置にそれぞれ、電子棚札5が取り付けられている。すなわち、一の電子棚札5は、一種の商品6に対応付けされ、各電子棚札5は自装置が対応する商品6の近傍の位置に配置される。すなわち、電子棚札5をフレーム62の所定の位置に取り付けることによって、当該電子棚札5と取り付けた位置に対応したフェース61に載置される商品6との物理的な対応付けがされる。
詳細は後述するが、各電子棚札5はそれぞれディスプレイを備えており、ディスプレイには自装置が対応する商品6の売価等の情報を含む案内情報133(図5)が表示される。これにより、消費者に対して商品6の売価が伝達される。
本実施の形態においては、図2に示すような商品棚60が店舗内の販売スペースに複数配置されている例について説明するが、商品6の配置換えなどが発生したときには、フェース61の位置やサイズも変化する。このようなフェース61の変化に対応するため、電子棚札5の取付位置は固定されるものではなく、電子棚札5をフレーム62から取り外して別の位置に再配置することも可能とされている。
図1に示すように、店舗情報システム100は、電子棚札システム1とともに、ストアコントローラ2およびPOSシステム3を備えている。電子棚札システム1が備えるESLサーバ10およびPOSシステム3が備えるPOSサーバ31は、LAN21を介してストアコントローラ2に接続されている。これにより、ストアコントローラ2、POSシステム3および電子棚札システム1の間で相互にデータ通信が可能とされている。
ストアコントローラ2は一般的なコンピュータで構成され、店舗情報システム100を統括的に管理する装置として機能する。また、ストアコントローラ2はインターネットなどの外部ネットワークに接続されており、外部ネットワークを介して、店舗を管理する本部センターに配置されたコンピュータ等と通信可能とされている。
POSシステム3は、商品6ごとに販売に係る情報を収集して分析するシステムであり、POSシステム3を統括的に管理するPOSサーバ31とともに、商品6の精算を行う複数のレジスタ32を備えている。POSサーバ31は一般的なコンピュータで構成され、そのハードディスクには、「商品コード」、「商品名」、「売価」などの商品6に係る各種の情報を示す商品マスタ301が記憶されている。
店舗内の商品6の売価は商品マスタ301により一元的に管理され、複数のレジスタ32のそれぞれにおいては、商品マスタ301に記載される売価に基づいて商品6の精算がなされる。この商品マスタ301に記載される売価は、通常、本部センターのコンピュータからの指示(ストアコントローラ2に受信される情報)に基づいて変更されるが、POSサーバ31を直接操作して売価を変更することも可能とされている。
電子棚札システム1は、ベースステーション41および複数のトランシーバ42とともに、リモコン43、ESLサーバ10、複数の電子棚札5およびハンディスキャナ7を備えている。なお、図1では、リモコン43およびハンディスキャナ7を1つだけ図示しているが、電子棚札システム1はリモコン43およびハンディスキャナ7を複数備えていてもよい。
ベースステーション41は、ESLサーバ10および各トランシーバ42に接続され、ESLサーバ10と各トランシーバ42との間の信号の中継器として機能する。
各トランシーバ42は電子棚札5に対して赤外線信号を送信するものである。ESLサーバ10が店舗における販売スペース内に配置された全ての電子棚札5と通信可能となるように、複数のトランシーバ42が販売スペースの天井などに略一定距離ごとに配置されている。
作業員によって携帯されるリモコン43は、トランシーバ42と同様に、電子棚札5に対して赤外線信号を送信するものであり、主に、電子棚札5に表示されている画面を切り替えるために使用される。
図3は、ESLサーバ10の基本構成を示す図である。ESLサーバ10は、電子棚札システム1を統括的に管理するサーバ装置であり、通常は、店舗内の販売スペースとは別室のバックヤードに配置される。
ESLサーバ10のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、ESLサーバ10は、各種演算処理を行うCPU11、基本プログラムを記憶するROM12、演算処理の作業領域となるRAM13、プログラムや各種のデータファイルなどを記憶するハードディスク14、各種表示を行うディスプレイ15、キーボードおよびマウスなどで構成される入力部16、バーコードを読み取るバーコードリーダ17、およびデータ通信部18を備えている。
ESLサーバ10のハードディスク14には、専用のプログラム(図示せず)が予め記憶されており、このプログラムに従ってCPU11が演算処理を行うことにより、ESLサーバ10としての各種機能が実現される。また、ESLサーバ10のハードディスク14には、商品マスタ140およびリンクファイル141が記憶されている。
商品マスタ140は、商品6に係る各種の情報を示すデータファイルであり、この情報は主として電子棚札5に表示する案内情報133を作成するために用いられる。具体的には、商品マスタ140は、一のレコードが一種の商品6に係る情報を示すテーブル形式となっており、各レコード毎に、「商品コード」、「商品名」、「売価」、「販売数」、「発注数」、「特売時刻」、「特売期間」、「仮情報識別子」などが登録されている。なお、仮情報識別子とは、当該レコードに登録されている情報が、仮情報132(図5)に基づいて格納された情報であることを示す識別情報である。
本実施の形態における電子棚札システム1では、商品マスタ140として、POSサーバ31に記憶されている商品マスタ301と同一のデータを使用する。すなわち、商品マスタ140または商品マスタ301のいずれかが更新された場合には、更新された側から他方に向けて更新情報が送信される。これに応じて、ESLサーバ10とPOSサーバ31との間でデータ通信が行われ、他方についても同一の更新が行われる。これにより、店舗情報システム100内において、商品マスタ140と商品マスタ301との間でデータの整合が図られる。
なお、ESLサーバ10、POSサーバ31またはストアコントローラ2のいずれかにのみ商品マスタを記憶しておき、必要に応じて他のサーバから参照するように構成してもよい。また、商品マスタ140と商品マスタ301とに設けられる項目は必ずしも同一でなくてもよい。例えば、電子棚札システム1においてのみ必要な情報項目(例えば、「仮情報識別子」)については商品マスタ140にのみ設け、POSシステム3において使用される商品マスタ301にはそのような情報項目を設けなくてもよい。
図4は、リンクファイル141の例を示す図である。リンクファイル141は、電子棚札5と商品6とをデータ的(論理的)に対応付けるデータファイルである。図4に示すように、リンクファイル141はテーブル形式となっており、各レコード142が商品コードと装置コードとを対応付けるリンク情報となる。ここで、装置コードとは、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のそれぞれに固有のハードウェアID(ハード識別情報)である。このようなリンクファイル141によって、電子棚札5と商品6とが論理的に対応付けられる。
ESLサーバ10から、ある商品6に係る情報が電子棚札5に送信される場合は、リンクファイル141が参照され、当該商品6の商品コードに対応付けられた装置コードが特定される。そして、この装置コードを含む赤外線信号がトランシーバ42から送信されることで、該装置コードの電子棚札5(すなわち、当該商品6に対応付けられた電子棚札5)のみに対して、商品6の情報が送信される。
図3に戻って、バーコードリーダ17は、電子棚札5の装置コードまたは商品6の商品コードを読み取って、RAM13に転送する機能を有する。
データ通信部18は、LAN21を介した有線のデータ通信機能のみならず、無線LANを用いたデータ通信機能を有している。これによりESLサーバ10は、ストアコントローラ2やPOSサーバ31との間でデータの送受信ができるとともに、無線LANを用いたデータ通信機能を備えたハンディスキャナ7との間で無線通信によるデータの送受信も可能とされている。
さらに、データ通信部18はベースステーション41との間のデータ通信機能も有しており、電子棚札5を制御する各種信号はデータ通信部18からベースステーション41を介して送信される。特に、データ通信部18は、CPU11によって商品6の案内情報133が生成された場合において、当該商品6に対応付けられた電子棚札5に、当該商品6の案内情報133を送信する。
図5に示すリンク部110、商品マスタ管理部111および生成部112が、主にCPU11がプログラムに従って動作することにより実現される機能ブロックである。
商品指定情報130は対応付け処理を行うために指定された商品6を識別するための商品コード(商品識別情報)であり、装置指定情報131は対応付け処理を行うために指定された電子棚札5を識別するための装置コード(識別情報)である。本実施の形態では、商品指定情報130および装置指定情報131は、バーコードリーダ17がバーコードを読み取ることによって取得される場合と、データ通信部18が商品指定情報130および装置指定情報131を受信することによって取得される場合とがある。ただし、図5には示していないが、商品指定情報130および装置指定情報131は、ESLサーバ10のオペレータによって入力部16が操作されることにより入力され取得されてもよい。
リンク部110は、商品指定情報130および装置指定情報131が取得されたときに、これらに基づいて、リンクファイル141の1つのレコード142を新たに生成し、ハードディスク14に記憶されているリンクファイル141に登録する。すなわち、リンク部110は、取得された商品指定情報130に含まれる商品コードと装置指定情報131に含まれる装置コードとを論理的に対応付けてリンクファイル141を生成(更新)することにより、当該商品コードによって指定された商品6と当該装置コードによって指定された電子棚札5との対応付けを行う。
商品マスタ管理部111は、ハードディスク14に記憶されている商品マスタ140に新しい商品6を登録したり、既に登録されている商品6に関する情報を更新したりする機能を有する。より具体的には、商品マスタ管理部111は、入力部16から伝達される更新情報またはデータ通信部18が受信した更新情報に基づいて商品マスタ140を更新する機能と、生成部112を介して伝達される仮情報132の内容を商品マスタ140に反映させる機能とを有している。
なお、データ通信部18が受信した更新情報とは、電子棚札システム1の外部から得られる情報である。具体例としては、POSサーバ31から送信される商品マスタ301を更新した情報、または、本部センターからストアコントローラ2が受信しESLサーバ10に転送される商品マスタを更新するよう指示する情報である。
また、商品マスタ管理部111は、入力部16から伝達される更新情報に基づいて商品マスタ140を更新した場合、または、仮情報132の内容を商品マスタ140に反映させた場合、当該更新情報または当該仮情報132をデータ通信部18に伝達し、POSサーバ31に向けて送信させる。これにより、POSサーバ31によって商品マスタ301が更新されるので、先述のように、商品マスタ140と商品マスタ301とのデータの整合が図られる。
さらに、商品マスタ管理部111は、更新情報に基づいて商品マスタ140を更新した場合には、更新した商品(更新対象の商品)を示す商品コードを生成部112に伝達する。
生成部112は、指定された商品6について案内情報133を生成する。本実施の形態において、生成部112に対する商品6の指定は、例えば、商品指定情報130に含まれる商品コードによる指定と、商品マスタ管理部111から伝達される商品コードによる指定とがある。なお、生成部112の動作の詳細については後述する。
図6は、電子棚札5を前面(商品棚60に取り付けた状態で視認可能な面)側から見た図である。図6に示すように電子棚札5はその前面に、案内情報133を表示するディスプレイ51および赤外線信号を受信する赤外線通信部52を備えている。
ディスプレイ51は、ドットマトリクス方式の液晶ディスプレイで構成され、数値のみならず、文字、記号、図形など各種の情報の表示が可能となっている。特に、本実施の形態におけるディスプレイ51は、先述のように、当該電子棚札5が受信した案内情報133に含まれる情報を表示する。ただし、ディスプレイ51に表示される情報は、案内情報133に由来する情報に限定されるものではない。
図6に示す例では、案内情報133に含まれる情報に基づいて、自装置が対応付けられた商品6を特定可能な情報(以下、「商品特定情報」と称する)である商品名6aおよびバーコード6b(正確には、商品コードを示すバーコード)とともに、当該商品の売価6cがディスプレイ51に表示されている。ディスプレイ51に商品特定情報を表示せずに売価6cのみを表示させた場合は、電子棚札5がいずれの商品6に対応付けられているかの把握は困難であるが、このような商品特定情報の表示により、電子棚札5と商品6とが視覚的にも対応付けられる。
また、電子棚札5はその内部に、マイクロコンピュータ等で構成される制御部53と、各種の情報を記憶するためのメモリ54とを備えている。メモリ54には、ディスプレイ51に表示すべき情報(文字データ、数字データおよび画像データのいずれで表現されてもよい。)や、自装置の装置コードなどが記憶される。トランシーバ42から赤外線信号として送信された案内情報133は赤外線通信部52に受信されて、一旦メモリ54に記憶された後、制御部53の制御によりディスプレイ51に表示される。
電子棚札5はディスプレイ51に表示する情報を切り替えることができ、対応付けられた商品6の案内情報133に含まれる情報(売価、商品名、商品コード、販売数、発注数、特売時刻、特売期間など)のみならず、メモリ54に予め格納されている情報等も表示することが可能である。ディスプレイ51に表示する情報は、赤外線通信部52に受光される赤外線信号に応じて切り替えることが可能である。このような情報の切り替え操作には、電子棚札5が表示可能な情報に対応する複数の赤外線信号を送信可能な可搬性のリモコン43やハンディスキャナ7などが用いられる(図1参照)。すなわち、本実施の形態におけるディスプレイ51には、案内情報133に含まれる全ての情報が一度に表示される必要はなく、このような切り替え操作によって選択的に表示されてもよい。
電子棚札5がディスプレイ51の表示を切り替えることにより表示可能な情報には自装置の装置コードも含まれる。赤外線通信部52において、装置コードの表示に対応する赤外線信号(以下、「コード表示信号」と称する)を受信すると、電子棚札5は自装置の装置コードをディスプレイ51に表示する。
図7は、電子棚札5が自装置の装置コード5bを表示した場合の例を示す図である。図7に示すように、装置コード5bはディスプレイ51においてバーコードを表現した画像として表示される。なお、電子棚札5が自装置の装置コード5bを表示する機能を有さない場合には、自装置の装置コード5bをバーコードとして印刷したラベルが当該電子棚札5に貼付される。
図8は、ハンディスキャナ7の概略構成を示す図である。詳細は後述するが、ハンディスキャナ7は、店舗内における主に販売スペースにおいて、作業員が商品6と当該商品6の近傍に配置される電子棚札5との対応付けを、電子棚札システム1に対して指示するために使用される。なお、本実施の形態では専用の装置として構成されるハンディスキャナ7を例に説明するが、ハンディスキャナ7に相当する情報取得端末装置としては、バーコードリーダを接続したノートパソコンやPDAなどの汎用の可搬性コンピュータを採用して構成してもよい。
図8に示すように、ハンディスキャナ7は、各種演算処理を行うCPU71、基本プログラムを記憶するROM72、演算処理の作業領域となるRAM73、および、プログラムや各種のデータファイルなどを記憶する不揮発性の記憶部74を備えている。また、ハンディスキャナ7は、各種表示を行うディスプレイ75、作業員による入力を受け付ける入力キー76、バーコードが示す情報を取得するバーコードリーダ77、無線LANを用いた無線通信によるデータ通信機能を有するデータ通信部78、および、赤外線通信部79を備えている。
ハンディスキャナ7は、データ通信部78の機能によりESLサーバ10(データ通信部18)との間で無線通信によるデータの送受信を行うことができる。これにより、ハンディスキャナ7は、バーコードリーダ77がバーコードを読み取ることによって取得したバーコード6b(商品コード)およびバーコード5b(装置コード)をデータ通信部18に向けて送信することができる。
なお、ESLサーバ10のデータ通信部18によって受信された商品コード6bは商品指定情報130としてESLサーバ10のRAM13に転送され、装置コード5bは装置指定情報131としてESLサーバ10のRAM13に転送される(図5)。すなわち、ハンディスキャナ7のバーコードリーダ77によってバーコード6b,5bを読み取ることは、当該バーコード6bが示す商品6を指定するとともに、当該バーコード5bが示す電子棚札5を指定することに相当する。
また、ハンディスキャナ7は、赤外線通信部79の機能により電子棚札5の赤外線通信部52に対して、各種の赤外線信号を送信することも可能とされている。特に、赤外線通信部79は、電子棚札5に対してコード表示信号を送信する機能を有している。このようにして、ハンディスキャナ7は、電子棚札5に装置コードを表現したバーコード5bを表示させた上で、表示されたバーコード5bをバーコードリーダ77によって読み取ることにより、当該電子棚札5の装置コードを取得することが可能となる。
以上が本実施の形態における電子棚札システム1の構成および機能の説明である。次に、電子棚札システム1を用いて、商品6の案内情報133を表示する表示方法について説明する。
図9は、電子棚札システム1を用いて商品6の案内情報133を表示する方法を示す流れ図である。
まず、オペレータは電子棚札システム1を起動し、電子棚札システム1に第1表示処理を実行させる(ステップS11)。なお、第1表示処理とは、電子棚札システム1に電源が投入されたときに、電子棚札システム1が自動的に実行する処理であって、起動時に既にハードディスク14に格納されている商品マスタ140およびリンクファイル141に基づいて、初期状態の表示を行う処理である。言い換えれば、電子棚札システム1の電源が落とされたときの電子棚札システム1の表示状態を回復させる処理とも言える。
図10は、電子棚札システム1が実行する第1表示処理を示す流れ図である。
電子棚札システム1によって第1表示処理が開始されると、ESLサーバ10の生成部112によりリンクファイル141の一のレコード142(例えば先頭のレコード142)が参照され(ステップS21)、参照された一のレコード142から一の商品6に係る商品コードと当該商品コードに対応付けられている装置コードとが取得される(ステップS22)。なお、これはリンクファイル141が、生成部112に対して、案内情報133を生成すべき商品6の商品コードを指定することに相当する。
次に、生成部112は、取得した(指定された)商品コードに基づいて商品マスタ140を参照し、商品マスタ140において当該商品コードに関連付けられている情報(該商品コードが示す商品6に関する情報)を取得する(ステップS23)。
なお、本実施の形態では、商品マスタ140の一のレコードに係る全ての情報が、ステップS23において取得される。ただし、一のレコードに係る全ての情報が取得されるのではなく、一のレコードに含まれる情報のうち必要な情報のみ取得されるように構成してもよい。
また、詳細は後述するが、本実施の形態における電子棚札システム1では、商品マスタ140に登録されていない商品6について対応付け処理を行った場合には、仮情報132に基づいて、当該商品6は商品マスタ140に登録される。言い換えれば、リンクファイル141において対応付けがされている商品6については、必ず、商品マスタ140に登録がされているように構成されている。したがって、本実施の形態における電子棚札システム1では、リンクファイル141から取得した商品コードに基づいて、商品マスタ140から、必ず一のレコードを取得することができる。
次に、ステップS22で取得した装置コードと、ステップS23で取得した商品マスタ140の一のレコードとに基づいて、生成部112が案内情報133を生成する(ステップS24)。すなわち、生成部112によって、商品マスタ140に基づく案内情報133の生成が行われる。
案内情報133が生成されると、データ通信部18が生成された案内情報133を参照し、当該案内情報133に含まれる装置コードに従って、当該装置コードが示す電子棚札5に向けて、当該案内情報133を送信する(ステップS25)。
ステップS25において送信された案内情報133を該当する電子棚札5が受信すると(ステップS26)、当該電子棚札5(制御部53)は、受信した案内情報133に含まれる情報を適宜ディスプレイ51に表示させる(ステップS27)。
次に、ESLサーバ10は、現在、参照しているリンクファイル141の一のレコード142がリンクファイル141の最終レコードであるか否かを判定し(ステップS28)、最終のレコードでない場合はリンクファイル141の次の一のレコード142を参照して(ステップS29)、ステップS22からの処理を繰り返す。これにより、リンクファイル141の全てのレコード142が順次参照される。一方、参照しているリンクファイル141の一のレコード142がリンクファイル141の最終レコードである場合には、電子棚札システム1は第1表示処理を終了する。
これにより、リンクファイル141において電子棚札5との対応付けがされている全ての商品6について、当該商品6に対応付けられている電子棚札5に、案内情報133が送信され表示される。
ここで、図4に例示するリンクファイル141がハードディスク14に記憶されている状態で電子棚札システム1が起動された場合を例に、第1表示処理を具体的に説明する。
ステップS21およびステップS29が順次に実行され、ステップS29においてレコード142cが参照されたとすると、ステップS22において当該レコード142cから商品コード「49123456」とこれに対応付けられている装置コード「12345678」が取得される。
ステップS23では、商品コード「49123456」に基づいて商品マスタ140が検索され、商品コード「49123456」を格納している一のレコードが参照される。そして、生成部112によって、当該一のレコードに格納されている情報として、商品コード「49123456」、商品名「水分パックシャンプー」、売価「498」等が取得される。
次に、ステップS24が実行され、生成部112によって、装置コード「12345678」、および、商品コード「49123456」、商品名「水分パックシャンプー」、売価「498」等の情報を含む案内情報133が生成される。そして、ステップS25では、データ通信部18によって案内情報133に含まれる装置コード「12345678」が参照されて、当該装置コード「12345678」が示す電子棚札5に向けて、当該案内情報133が送信される。
ステップS26では、装置コードが「12345678」となっている電子棚札5(図7に示す電子棚札5)が、ステップS25において送信された案内情報133を受信し、ステップS27により当該案内情報133をディスプレイ51に表示する。
これによって、図6に例示するように、商品名「水分パックシャンプー」が商品名6aとして表示され、商品コード「49123456」がバーコード6bとして表示され、売価「498」が売価6cとして表示される。すなわち、商品マスタ140に格納されている当該商品6に関する情報が表示される。
以上が、ステップS11の第1表示処理の説明である。
図9に戻って、ステップS11に示す第1表示処理が終了すると、電子棚札システム1は待機状態となる。待機状態において、電子棚札システム1は、オペレータ(作業員)によって対応付け処理が選択されたか(ステップS12)、商品マスタ140を更新する処理が指示されたか(ステップS16)を監視している。
ESLサーバ10のオペレータが、入荷した新たな商品6と当該商品6の近傍に配置する電子棚札5との対応付け処理を所望する場合、当該オペレータはESLサーバ10の入力部16を操作して、電子棚札システム1に対して対応付け処理を選択する指示を入力する。一般に、ESLサーバ10は、店舗におけるバックヤードに配置されている。すなちわ、このオペレータの処理は、商品棚60が配置されている販売スペースではなく、バックヤードで行われる。したがって、このときオペレータの手元に存在する電子棚札5は、未だ商品棚60に取り付けられていない状態のものであり、商品6との対応付け処理の後に、販売スペースに搬入して、商品棚60における当該商品6が載置されるフェース61に対応したフレーム62の所定の位置に取り付けられる。このように、ESLサーバ10を用いてオペレータが行う対応付け処理を、以下の説明では、「設置前対応付け処理」と称する。
一方、ハンディスキャナ7を携帯している作業員が同様の対応付け処理を行おうと所望する場合、当該作業員はハンディスキャナ7の入力キー76を操作して、電子棚札システム1に対して対応付け処理を選択する指示を入力する。ハンディスキャナ7は携帯型の装置であるため、ハンディスキャナ7から指示を入力できるように構成することにより、バックヤードに限らず、商品棚60が設置されている販売スペースにおいても対応付け処理を指示することが可能となる。すなわち、商品棚60に電子棚札5を取り付けた状態で、対応付け処理を行うことができ、対応付け処理の後に、電子棚札5を取り付ける場合に比べて、電子棚札5の取付ミスを抑制できる。このように、ハンディスキャナ7を用いて作業員が行う対応付け処理を、以下の説明では、「設置後対応付け処理」と称する。ただし、設置後対応付け処理は、必ずしも電子棚札5を商品棚60に取り付けた後に実行される処理に厳密に限定する意味ではなく、例えば電子棚札5を取り付ける直前の状態で行われてもよい。すなわち、ここに言う「設置後対応付け処理」とは、あくまでもハンディスキャナ7を操作することによって行われる対応付け処理を意味する。
対応付け処理(設置前対応付け処理または設置後対応付け処理)を選択する指示を受け付けると電子棚札システム1はステップS12においてYesと判定し、対応付け処理を行うべき商品6の指定と、当該商品6に対応付けるべき電子棚札5の指定とを受け付ける指定待ち状態に遷移する。
図11は、対応付け処理において表示される画面150を例示する図である。
画面150には、対応付ける電子棚札5の装置コードを入力するための装置コード入力欄150aと、対応付ける商品6の商品コードを入力するための商品コード入力欄150bおよび登録ボタン150cが設けられている。このような画面150が表示されることにより、オペレータは、装置コードおよび商品コードを入力しなければならないことを容易に理解することができる。
なお、本実施の形態では、説明上の都合により、ELSサーバ10のディスプレイ15のみならず、ハンディスキャナ7のディスプレイ75にも表示可能な画面(画面150等)として説明する。しかし、可搬型の装置(ハンディスキャナ7)は、据え置き型の装置(ESLサーバ10)に比べてハードウェア性能が劣る場合がある。したがって、ハンディスキャナ7のディスプレイ75がESLサーバ10のディスプレイ15と同等の性能を有していない場合には、ディスプレイ15に表示される画面と、ディスプレイ75に表示される画面とが異なっていてもよい。
次に、対応付け処理において互いに対応付けられる商品6と電子棚札5とを指定する(ステップS13)。すなわち、画面150が表示されると、オペレータはバーコードリーダ17を使用し、作業員はバーコードリーダ77を使用して、新たな商品6に添付(あるいは印刷)されているバーコード(商品コードを表現したもの)を読み取るとともに、当該商品6の近傍に配置する電子棚札5の装置コード5bを読み取る。なお、本実施の形態における電子棚札5は、商品6に対応付けられていない初期状態では、ディスプレイ51に装置コード5bを表示しているものとする。
図12は、対応付け処理において互いに対応付けられる商品6と電子棚札5とが、入力された商品コードと装置コードとによって指定された様子を例示する図である。図12に例示するように、画面150の装置コード入力欄150aには取得された装置コード「12345670」が表示されており、画面150の商品コード入力欄150bには取得された商品コード「49123492」が表示されている。したがって、バーコードの読み取り操作を行ったオペレータ(または作業員)は画面150の内容を確認することにより、商品6の商品コードおよび電子棚札5の装置コードが正常に取得されたことを確認できる。
商品コードおよび装置コードが正常に取得されていれば、オペレータ(または作業員)は、画面150に表示されている登録ボタン150cを操作することにより、取得された商品コードと装置コードとに基づいて、商品6と電子棚札5との対応付け処理を実行するように指示する。この操作により、ESLサーバ10のRAM13上に、商品指定情報130および装置指定情報131が生成され、商品6および電子棚札5が指定される。
図9に示すステップS13が実行されると、次に、電子棚札システム1によって、商品6と電子棚札5との対応付けが行われる(ステップS14)。
ステップS14では、ステップS13において生成された商品指定情報130および装置指定情報131をリンク部110が取得して、これらに含まれる商品コードと装置コードとを互いに関連付けることにより一のレコード142を作成し、リンクファイル141に登録する。
図13は、リンクファイル141を例示する図である。図13は、図4に示すリンクファイル141が記憶されている状態において、図12に示す装置コードおよび商品コードに基づいて対応付け処理が実行された様子を示している。図4と図13とを比較すると明らかなように、図13に示すリンクファイルには、新たなレコード142fが追加登録されている。そして、当該レコード142fには、図12において表示されていた商品コード「49123492」と装置コード「12345670」とが格納されており、これらが互いに論理的に対応付けられている。
このように、本実施の形態における電子棚札システム1は、対応付け処理を行うべき商品6が指定された場合に、当該商品6が商品マスタ140に登録されているか否かを判定することなく、リンクファイル141に登録し、対応付け処理を実行する。また、詳細は順次説明するが、一旦作成されたレコード142は該当する商品6の商品マスタ140への登録の有無によって後に削除されることもなく、一旦実行された対応付け処理が商品マスタ140における商品6の登録の有無によって無効化されることはない。
これにより、店舗側のオペレータ(または作業者)は商品マスタ140に登録されていない商品6についても、商品マスタ140への登録に先行して、対応付け処理を行うことができる。したがって、例えば本部センターからの最終的な指示が得られるまで(最終的な商品マスタ140が作成されるまで)、店舗側において作業を停止しておく必要がない。すなわち、オペレータ(または作業員)は、対応付け処理を指示する際に、当該商品6が既に商品マスタ140に登録されているか否かを意識する必要がない。
ステップS14の対応付け処理が実行されると、次に、第2表示処理を実行する(ステップS15)。第2表示処理は、ステップS14において新たに対応付け処理がされた商品6について案内情報133を作成して、当該商品6に対応付けられた電子棚札5に表示させる処理である。
既に第1表示処理(ステップS11)において説明したように、本実施の形態では、リンクファイル141に登録されていない商品6(対応付け処理がされていない商品6)については、例え商品マスタ140に登録されている商品6(販売に供される商品)であったとしても、案内情報133が表示されることはない。これは、リンクファイル141に登録されていない商品6については、案内情報133を表示すべき電子棚札5が指定されていないため、電子棚札システム1は、そもそも案内情報133を表示することができないからである。しかし、リンクファイル141に登録されていない商品6とは、未だ案内情報133を表示するように指示されていない商品6であるから、このような商品6はオペレータ(または作業員)によって未だ案内情報133を表示させる必要がないと判断されている商品6であるとみなせる。
本実施の形態における電子棚札システム1は、リンクファイル141への商品6の登録指示を、当該商品6についての案内情報133の表示指示とみなす。したがって、ステップS14が実行されることによって新たな商品6について電子棚札5への対応付け(リンクファイルへの登録)が行われたときには、必ず、当該商品6について第2表示処理を実行する。これにより、起動時に常に実行される第1表示処理とともに、第2表示処理を実行することによって、リンクファイル141に登録されている全ての商品6について表示がされることとなる。ただし、リンクファイル141への商品6の登録指示と、当該商品6についての案内情報133の表示指示とを別々の指示として定義してもよい。
図14は、第2表示処理を示す流れ図である。
第2表示処理が開始されると、生成部112が商品指定情報130を取得することによって、ステップS14において新たに対応付けがされた商品6の商品コードを取得する。そして、商品指定情報130から取得した商品コードを検索キーとして、生成部112が商品マスタ140を検索する(ステップS31)。
次に、ステップS31の検索結果(商品マスタ140の一のレコードに当該商品コードが格納されているか否か)に基づいて、当該商品コードが示す商品6が商品マスタ140に登録されているか否かを判定する(ステップS32)。
当該商品6が商品マスタ140に既に登録されている場合(ステップS32においてYes)、生成部112は、商品マスタ140の一のレコード(当該商品6に関するレコード)を取得して、対応付けられた装置コードとともに案内情報133を生成する(ステップS33)。
生成部112は、ステップS33において、商品指定情報130から取得した当該商品コードに対応付けられている装置コードを、リンクファイル141を参照することにより取得する。ステップS33が実行される時点では、既にステップS14が実行されており、当該商品コードはリンク部110によってリンクファイル141に登録されている。したがって、リンクファイル141には、当該商品コードに対応付けられた装置コードが必ず存在する状態となっている。ただし、ステップS33において、生成部112は、装置指定情報131から装置コードを取得してもよい。
商品指定情報130から取得した商品コードによって示される商品6が商品マスタ140に既に登録されていない場合(ステップS32においてNo)、ESLサーバ10のCPU11は仮情報132を入力するように促し、電子棚札システム1は仮情報132の入力待ち状態となる。
図15は、仮情報132の入力を促す画面151を例示する図である。図15では、図12に示す商品コード(取得された商品コード)に応じて、図13に示すようにリンクファイル141に当該商品6(商品コード)が登録されたものの、当該商品6(商品コード)が商品マスタ140に登録されていなかった場合を示す。
図15に示すように、画面151には、「商品マスタに登録されていません。任意項目の入力が可能です。」というメッセージとともに、商品コード入力欄151a、仮情報項目入力欄151b、中止ボタン151cおよび仮登録ボタン151dが設けられ表示されている。
商品コード入力欄151aに表示される商品コードとは、ステップS14において対応付け処理が実行されリンクファイル141に登録された商品6の商品コードであって、かつ、商品マスタ140に登録されていなかった商品6の商品コードである。
仮情報項目入力欄151bとは、仮情報132として入力することが可能な情報の項目を示す欄である。図15に示すように、本実施の形態では、「商品名」、「棚番号」および「売価」が仮情報132として入力可能であるが、もちろんこれらの項目に限定されるものではない。また、これらの項目は任意項目であるため、これらの項目のうちの一部または全部について入力がされなくてもよい。なお、棚番号とは、当該商品6を載置する商品棚60のフェース61を識別するための情報である。
このような画面151が表示されることにより、オペレータまたは作業員は、ステップS13において対応付け処理を指示した(指定した)商品6が、商品マスタ140に未だ登録されていない商品6であると知ることができる。また、未登録商品である当該商品6について、どのような情報を、案内情報133として表示させることができるのかを容易に確認できる。
図14には詳細は図示していないが、画面151が表示された時点で、対応付け処理を中止したい場合(未登録商品であれば対応付け処理を行わない場合)、オペレータ(または作業員)は中止ボタン151cを操作する。この操作を受け付けると、電子棚札システム1は、当該商品コードで示される商品6について仮情報132の生成を中止する(案内情報133の生成および表示も中止される)とともに、リンクファイル141から当該商品コードに該当するレコード142を削除する。すなわち、図15に示す例において、中止ボタン151cが操作されると、図13に示すリンクファイル141からレコード142fが削除され、対応付け処理が無効化される。このように、本実施の形態における電子棚札システム1では、店舗側のオペレータまたは作業員の意思によって対応付け処理を維持するか解消するかを選択できるように構成されている。
対応付け処理の維持を所望する場合、画面151に従って、オペレータ(または作業員)は、仮情報132の任意項目の入力を行う(ステップS34)。
図16は、仮情報132の入力がされた様子を例示する図である。図16に示すように、仮情報項目入力欄151bに入力された情報が表示されている。これにより、オペレータまたは作業員は、入力した情報に誤りがないか確認できる。
入力した情報に誤りがない場合には、入力部16または入力キー76を操作することにより、画面151の仮登録ボタン151dが操作される。そして、この操作がされると、入力された情報に基づいて、RAM13上に仮情報132が生成される。
このようにして商品指定情報130によって指定された商品6に対する仮情報132が生成されると、生成部112によって案内情報133が生成される(ステップS35)。
ステップS35の処理を説明すると、まず、生成部112は、商品指定情報130に含まれる商品コードと、案内情報133が仮情報132に基づいて生成されたことを示す識別情報(仮情報識別子)と、仮情報132に含まれている情報とに基づいて案内情報133を生成する。すなわち、ステップS35において生成された案内情報133には、当該案内情報133が仮情報132に基づいて生成されたことを示す仮情報識別子が含まれている。
また、生成部112は、商品マスタ管理部111に、商品指定情報130に含まれる商品コードと、案内情報133が仮情報132に基づいて生成されたことを示す識別情報(仮情報識別子)と、仮情報132とを伝達する。
商品マスタ管理部111は、生成部112から伝達された商品コードに基づいて、商品マスタ140の新たなレコードを生成し、同じく伝達された仮情報132と案内情報133が仮情報132に基づいて生成されたことを示す仮情報識別子とを当該レコードに格納する。すなわち、当該商品コードが示す商品6(ステップS32において未だ商品マスタ140に登録されていないと判定された商品6)を商品マスタ140に仮登録することにより、商品マスタ140に仮情報132の内容を反映させる。
また、上記したとおり仮情報132に基づいて作成されたレコード(商品マスタ140のレコード)には、その旨を示す仮情報識別子が含まれる。したがって、後の処理において、当該仮情報識別子を格納しているレコードの商品6のみを一覧表示させることによって、例えば、本部センターから未だ最終的な指示情報が得られていない商品6を容易に確認することも可能である。
商品マスタ140への仮登録が終了すると、商品マスタ管理部111は、商品マスタ140が更新されたことを示す情報を当該仮登録したレコードとともにデータ通信部18に伝達し、データ通信部18は、これをPOSサーバ31に送信する。これにより、商品マスタ140に仮登録された商品6について、POSシステム3側の商品マスタ301が更新される。本実施の形態における仮情報132には、図16に示したように、当該商品6の「売価」が含まれる場合がある。店舗情報システム100では、例え仮情報132に基づく表示であったとしても、売価が表示される以上、当該売価に基づいて精算が行われる必要がある。したがって、商品6の売価を一元的に管理するPOSシステム3側の商品マスタ301も、仮情報132に基づいて更新しておくことが好ましい。
ステップS33またはステップS35が実行されることによって商品6の案内情報133が生成された後は、電子棚札システム1によってステップS36ないしS38が実行され、生成された案内情報133が電子棚札5に向けて送信され表示される。なお、ステップS36ないしS38は、図10に示すステップS25ないしS27と同様の処理であるため詳細な説明を省略する。
図17は、仮情報132に基づいて生成された案内情報133が電子棚札5に表示される例を示す図である。図17は、図16に示す情報に基づいて仮情報132が生成され、当該仮情報132に基づいて案内情報133が生成された場合を示す。
図17に示すように、電子棚札5のディスプレイ51には、任意項目(仮情報132)として入力された商品名「潤いシャンプー」、棚番号「12−3」および売価「498」が、それぞれ商品名6a、売価6cおよび棚番号6eとして表示されている。これらの項目は任意項目であるため、例えば、案内情報133(仮情報132)に含まれていなければ、表示されない。また、案内情報133に含まれる商品コード「49123492」が、バーコード6bとして、電子棚札5のディスプレイ51に表示されている。
このように、本実施の形態における電子棚札システム1を用いれば、商品マスタ140に登録されておらず、表示すべき正規の情報が未だ作成されていない商品6についても、仮情報132に基づいて生成された案内情報133が対応付けられた電子棚札5に送信され表示される。したがって、商品マスタ140に登録されていない商品6について対応付け処理を行った場合であっても、当該電子棚札5に表示された商品特定情報(商品名6aまたはバーコード6b)を確認することにより、電子棚札5と商品6との対応関係を容易に確認できる。
また、図17に示すように、案内情報133に含まれる仮情報識別子に基づいて、仮登録表示6dが表示されている。本実施の形態では、この仮登録表示6dは、制御部53が仮情報識別子の有無によって要否を判定してディスプレイ51に表示させる固定表示である。
このように、案内情報133に仮情報識別子が含まれている場合には、電子棚札5のディスプレイ51に仮登録表示6dが表示されるので、当該電子棚札5の表示内容が、仮情報132に基づくものであることを容易に確認できる。すなわち、当該商品6については、商品マスタ140への登録が未だ仮登録であり、例えば本部センターからの指示が来ていないことを確認できる。なお、図17に示す例では仮登録表示6dは「仮登録」という文字列を含んでいるが、店舗内のオペレータや作業員にのみその意味が確認可能な表示であってもよい。
また、図17に示すように、棚番号6eが表示されるので、店舗内でレイアウト作業を行う作業員は当該電子棚札5をどの位置に取り付けるべきかを容易に確認できる。また、既に取り付けられている電子棚札5については、取付位置が正しいか確認できる。また、棚番号6eが表示された電子棚札5を陳列前の商品6とともに保管しておけば、当該商品6をどの商品棚60のどのフェース61に載置すべきかを容易に確認できる。すなわち、商品6との対応付け処理が行われ、棚番号6eが表示された電子棚札5は、当該商品6の行き先表示に使用できる。
図9に示すステップS38を実行することにより電子棚札5への表示が完了すると、ステップS15の第2表示処理を終了し、待機状態に戻る。
待機状態において、商品マスタ140を更新する処理が指示されると、電子棚札システム1は、ステップS16においてYesと判定する。商品マスタ140を更新する処理が指示されるとは、例えば、本部センターから最終的な指示(商品マスタ)が送信されストアコントローラ2から商品マスタ140を更新するように指示される場合、POSサーバ31において商品マスタ301が更新され当該更新を商品マスタ140に反映させるよう指示される場合、あるいはESLサーバ10のオペレータが入力部16を操作して指示する場合等がある。更新を指示する場合は、更新対象の商品6の商品コードが指示され、商品マスタ管理部111に伝達される。
ステップS16においてYesと判定すると、更新工程が行われる(ステップS17)。本実施の形態における更新工程は、商品マスタ管理部111が指示された商品6について、商品マスタ140を指示に応じて書き換える処理であり、詳細は省略する。
次に、商品マスタ管理部111は、指示された商品6の商品コードに応じて、リンクファイル141を参照し、当該商品コード(商品6)が装置コード(電子棚札5)に対応付けされているか否かを判定する(ステップS18)。
本実施の形態では、リンクファイル141に登録されていない商品6については、案内情報133が作成されることはなく、電子棚札5に当該商品6についての案内情報133が表示されることはない。すなわち、ステップS18においてNoと判定された場合は、ステップS17において商品マスタ140が更新された商品6について、電子棚札5の表示を更新する必要がない。したがって、この場合には、電子棚札5への表示処理は行わずに、電子棚札システム1は待機状態に戻る。
一方、本実施の形態では、リンクファイル141に登録されている全ての商品6について、案内情報133が生成され、ステップS27またはステップS38によって当該案内情報133が電子棚札5に表示されている。すなわち、ステップS17において商品マスタ140が更新された商品6が、リンクファイル141に登録されている場合には、その時点で電子棚札5に表示されている案内情報133は過去の情報となるので、これを更新する必要がある。
したがって、ステップS18においてYesと判定すると、商品マスタ管理部111は、当該商品6の商品コードを生成部112に伝達し、電子棚札システム1において第3表示処理が実行される(ステップS19)。
まず、生成部112は、商品マスタ管理部111から伝達された商品コードによって商品マスタ140を検索し、該当する一のレコードを取得する。このとき既にステップS17が実行されているので、取得される一のレコードに格納されている情報は更新後の情報である。
次に、生成部112は、当該商品コードに対応付けられている装置コードをリンクファイル141から取得するとともに、当該装置コードと商品マスタ140から取得した一のレコードとに基づいて案内情報133を生成する。
案内情報133が生成されると、データ通信部18が新たに生成された案内情報133を、装置コードに示される電子棚札5に向けて送信する。そして、案内情報133を新たに受信した電子棚札5は、ディスプレイ51に新たに受信した案内情報133を表示する。これにより、以前に受信した案内情報133に基づく表示が、新たに受信した案内情報133に基づく表示に更新される。
このように、本実施の形態における電子棚札システム1によれば、商品マスタ140が更新された際に、自動的に、電子棚札5の表示も更新される。したがって、オペレータあるいは作業員の負担を軽減できる。
新たな案内情報133を表示すると、電子棚札システム1は待機状態に戻る。なお、待機状態において、電子棚札システム1は、終了が指示されるか否かについても監視しており(ステップS20)、終了が指示された場合は、ステップS20においてYesと判定し、処理を終了する。
以上のように、指定された商品6と当該商品6の近傍に配置される電子棚札5との対応付けを、当該商品6が商品マスタ140に登録されているか否かにかかわらず行う。これによって、商品マスタ140に登録されていない商品6についても、電子棚札5を対応付けることができ、正規の登録がされるまで対応付け処理を停止しておく必要がない。
また、指定された商品6が商品マスタ140に登録されている場合には、商品マスタ140に基づいて商品6の案内情報133を生成する一方で、商品6が商品マスタ140に登録されていない場合には、入力部16により受け付けた仮情報132に基づいて商品6の案内情報133を生成することにより、商品マスタ140に登録されていない商品6についても、電子棚札5に案内情報133を表示できる。
したがって、最終的な商品マスタ140が取得されるまで待機することなく、例えば店舗内における商品陳列作業等を先行して行うことができる。
また、受け付けた仮情報132に基づいて商品6の案内情報133が生成された場合において、当該商品6について、記憶されている商品マスタ140に仮情報132の内容を反映させることにより、案内情報133として電子棚札5に表示されている仮情報132と商品マスタ140との間で情報の整合を取ることができる。
更新対象の商品6が既に電子棚札5に対応付けられている場合に、商品マスタ管理部111によって更新された商品マスタ140に基づいて、生成部112が商品6の案内情報133を生成することにより、商品マスタ140が更新された場合において、電子棚札5への対応付けが既にされている商品については、対応付けされている電子棚札5の表示を更新後の商品マスタ140に基づいて自動的に変更できる。したがって、オペレータが案内情報133の書き換えを、改めて指示する必要がないのでオペレータの負担を軽減できる。
また、仮情報132に基づいて案内情報133を生成した場合には、当該案内情報133が仮情報132に基づいて生成されたことを示す識別情報を当該案内情報133に含めることにより、電子棚札5に仮情報132である旨(仮登録表示6d)が案内情報133として表示されるので、当該電子棚札5に表示されている情報が、当該商品6に対する最終的な商品マスタ140からのものでないことを容易に確認できる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態に示した各工程は、あくまでも例示であって、上記に説明した内容および順序に限定されるものではない。すなわち、同様の効果等が得られるのであれば、内容や順序が適宜変更されてもよい。例えば、上記実施の形態における第1表示処理では、リンクファイル141の一のレコード142を順次参照するように構成すると説明した。しかし、商品マスタ140の一のレコードを順次参照するように構成し、当該商品マスタ140の一のレコードから取得した商品コードがリンクファイル141に登録されている場合にのみ生成部112による案内情報133を生成するように構成してもよい。
また、商品マスタ140に登録されていない商品6については、リンクファイル141への対応付け処理を行うだけで商品マスタ140への仮登録は行わないように構成することももちろん可能である。ただし、このように構成すると、ステップS23を実行しても当該商品6は商品マスタ140に登録(仮登録)されていないので、商品マスタ140から一のレコードを取得することはできない。このような場合、例えば、生成部112は商品コードと装置コードとに基づいて案内情報133を生成してもよい。また、商品6に関する情報として、このような商品コードのみを含む案内情報133を受信した電子棚札5は、当該商品コードとともに、当該商品コードが示す商品が商品マスタ140に登録されていないことを示すメッセージを表示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、ハンディスキャナ7とESLサーバ10とは、無線通信によりデータ通信を行っていたが、有線通信であってもよい。例えば、商品棚60の近傍に、ハンディスキャナ7を接続できるような通信コネクタを設け、販売スペースにおいて作業員がバーコード5b(装置コード)とバーコード6b(商品コード)とを読み取れるようにしてもよい。
また、電子棚札5に表示される情報は上記実施の形態に示すものに限定されない。例えば、「棚番号6e」は仮登録されている商品6について表示される情報として説明したが、商品マスタ140に正規に登録されている商品6についても表示するように構成してもよい。
また、上記実施の形態における機能ブロックはCPUがプログラムに従って動作することにより実現されると説明したが、必ずしもソフトウェアによって実現される形態に限定されるものではなく、その一部または全部を専用の論理回路で構成し、ハードウェアとして実現してもよい。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、ハンディスキャナ7を使用して商品6と電子棚札5とを対応付ける際に、ESLサーバ10のCPU11において当該商品6が商品マスタ140に登録されていないと判定されると(ステップS32)、ハンディスキャナ7は仮情報132の入力を促す画面151を表示する(ステップS34および図11)。これは、ハンディスキャナ7のデータ通信部78がESLサーバ10との間で双方向通信ができることが前提となっている。
しかしながら、ハンディスキャナ7のデータ通信部78は、ESLサーバ10との間でデータの送信だけしか行えず、ESLサーバ10からのデータを受信できないように構成されることがある。この場合には、ハンディスキャナ7は、対応付け処理の対象となっている商品6がELSサーバ10内の商品マスタ140に登録されているか否かを知ることができず、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていない場合にだけ表示される画面151をハンディスキャナ7は表示することができない。つまり、ハンディスキャナ7に仮情報132を入力することができない。したがって、電子棚札5に対して、仮情報132と仮情報識別子とを含む案内情報133をESLサーバ10から送信することができず、電子棚札5は、図17のような仮登録表示6dを行うことができない。その結果、店舗における商品6や電子棚札5が配置される販売スペースにおいて、作業員は、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていないことをすぐに知ることができない。
そこで、本実施の形態2では、可搬性の情報処理装置であるハンディスキャナ7を使用して商品6と電子棚札5とを対応付ける場合に、商品6および電子棚札5が配置されるスペースにおいて、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていないことを作業員に通知することが可能な電子棚札システム1について説明する。以下では、実施の形態1に係る電子棚札システム1との相違点を中心に、本実施の形態2に係る電子棚札システム1について説明する。
図18は、ハンディスキャナ7を使用した対応付け処理(設置後対応付け処理)における本実施の形態に係る電子棚札システム1の動作を示す流れ図である。
まず、作業員は、ハンディスキャナ7を使用して、対応付け処理において互いに対応付けられる商品6と電子棚札5とを指定する(ステップS51)。ステップS51においては、作業員がハンディスキャナ7の入力キー76に対して所定の操作を行うと、ディスプレイ75には、上述の図11に示される画面150が表示される。そして、上述のステップS13と同様に、作業員はバーコードリーダ77を使用して、対応付け処理の対象の商品6に添付(あるいは印刷)されているバーコード(商品コードを表現したもの)を読み取るとともに、当該商品6の近傍に配置する電子棚札5の装置コード5bを読み取る。その結果、ディスプレイ75には、上述の図12のような画面150が表示される。
商品コードおよび装置コードが正常に取得されていれば、作業員は、画面150に表示されている登録ボタン150cを操作することにより、取得された商品コードと装置コードとに基づいて、商品6と電子棚札5との対応付け処理を実行するように指示する。この操作により、ハンディスキャナ7のデータ通信部78からは、ハンディスキャナ7に入力された商品コードおよび装置コードがESLサーバ10に送信され、ESLサーバ10のRAM13上に、商品指定情報130および装置指定情報131が生成される。
ESLサーバ10では、生成部112が商品指定情報130を取得することによって、対応付け処理の対象の商品6の商品コードを取得する。生成部112は、取得した商品コードを検索キーとして商品マスタ140を検索する(ステップS52)。
次に、生成部112は、ステップS52の検索結果に基づいて、取得した商品コードが示す商品6、つまり対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されているか否かを判定する(ステップS53)。
生成部112において、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に既に登録されていると判定されると、リンク部110は、RAM13内の商品指定情報130および装置指定情報131を取得して、これらに含まれる商品コードと装置コードとを互いに関連付けることにより一のレコード142を作成し、リンクファイル141に登録する。これにより、対応付け処理の対象の商品6と、その近傍に配置される電子棚札5とが対応付けられる(ステップS54)。
リンク部110において、対応付け処理の対象の商品6と、その近傍に配置される電子棚札5とが対応付けられると、生成部112は、商品マスタ140における当該商品6に関する一のレコードを取得する。そして、生成部112は、取得した一のレコードと、当該商品6に対応付けられた電子棚札5の装置コードとに基づいて案内情報133を生成する(ステップS55)。
生成部112において案内情報133が生成されると、データ通信部18は当該案内情報133を参照し、当該案内情報133に含まれる装置コードに従って、当該装置コードが示す電子棚札5に向けて、当該案内情報133を送信する(ステップS56)。
ステップS56において送信された案内情報133を、該当する電子棚札5が受信すると(ステップS57)、当該電子棚札5は、受信した案内情報133に含まれる情報を適宜ディスプレイ51に表示する(ステップS58)。
一方で、ステップS53において、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていないと判定されると、生成部112は、当該商品6が商品マスタ140に登録されていない旨を通知する未登録通知情報を生成する(ステップS59)。生成部112において未登録通知情報が生成されると、データ通信部18は、RAM13内の装置指定情報131が示す装置コードに従って、当該装置コードが示す電子棚札5に向けて、当該未登録通知情報を送信する(ステップS60)。
ステップS60において送信された未登録通知情報を、該当する電子棚札5が受信すると(ステップS61)、当該電子棚札5の制御部53は、ハンディスキャナ7で指定された対応付け処理の対象の商品6が、商品マスタ140に登録されていない旨をディスプレイ51に表示させる(ステップS62)。
図19は、電子棚札5において、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていない旨が表示された様子の一例を示す図であって、図20は当該様子の他の例を示す図である。図19,20の例では、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていないことを示す文字列51aがディスプレイ51に表示されている。さらに、ディスプレイ51には、当該商品6の商品コードを数字で表す文字列51bと、当該文字列51bが対応付け処理の対象の商品6の商品コードを意味していることを示す情報51cとが表示されている。
なお、図19,20の例では、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていない旨を文字列で表示したが、記号や図形で表示しても良いし、文字、記号および図形を組み合わせて表示しても良い。また、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていないことを、作業員のみが理解できるような表示であってもよい。
このように、本実施の形態に係る電子棚札システム1では、互いに対応付ける商品6と電子棚札5とを可搬性のハンディスキャナ7で指定する場合において、当該商品6が商品マスタ140に登録されていないときには、その旨が当該商品6の近傍に配置される電子棚札5に表示される。したがって、作業員が、互いに対応付ける商品6および電子棚札5が配置される店舗スペースにおいて、ハンディスキャナ7を使用して両者を指定する際に、当該商品6が商品マスタ140に登録されていないことを、当該作業員に通知することができる。よって、作業員は、自ら商品マスタ140の更新を行ったり、各店舗を管理する本部センターに商品マスタ140の更新を促すことができる。よって、商品マスタ140の更新を早期に行うことができる。
ハンディスキャナ7を使用して商品6と電子棚札5とを対応付けようとした作業員は、本部センター等によって商品マスタ140が更新されて、当該商品6が商品マスタ140に登録されるようになると、再度ハンディスキャナ7を使用して当該商品6と電子棚札5とを指定する。この場合には、ステップS53において、ハンディスキャナ7で指定された商品6は商品マスタ140に登録されていると判定されることから、ステップS54〜S58までが実行されて、当該商品6についての売価等の情報がハンディスキャナ7で指定された電子棚札5に表示されるようになる。
なお、ハンディスキャナ7で指定された商品6が商品マスタ140に登録されていない旨を電子棚札5に表示させることは、ハンディスキャナ7がESLサーバ10に対して送信だけしかできない場合に特に有効であるが、ハンディスキャナ7とESLサーバ10とが双方向通信できる場合に行っても良い。
また、上記の例では、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていない場合には、当該商品6とその近傍に配置される電子棚札5とを対応付けていなかったが、両者を対応付けても良い。この場合には、ステップS59の直前にステップS54を実行して、当該商品6の商品コードと当該電子棚札5の装置コードとを関連付ける、リンクファイル141の一のレコード142を生成する。
このように、ハンディスキャナ7で指定された商品6が商品マスタ140に登録されていない場合にも、当該商品6と当該商品6の近傍に配置される電子棚札5との対応付けを行うことによって、実施の形態1と同様に、商品マスタ140が更新されるまで待つことなく、当該商品6と当該電子棚札5とを対応付けることができる。よって、作業効率が向上する。
また、ハンディスキャナ7で指定された商品6が商品マスタ140に登録されていない場合にも、当該商品6と電子棚札5との対応付けを行う場合には、商品マスタ140が更新されて、当該商品6の売価等の情報が商品マスタ140に登録されると、上述のステップS16〜S19と同様にして、当該商品6についての情報を、その近傍に配置される電子棚札5に自動的に表示させることができ、当該電子棚札5の表示を自動的に更新することができる。これは、当該商品6が商品マスタ140に登録された時点において、当該商品6は既に電子棚札5に対応付けられており、リンクファイル141を参照すれば、当該電子棚札5の装置コードを取得することができるからである。
また、ハンディスキャナ7で指定された商品6が商品マスタ140に登録されていない場合にも、当該商品6と電子棚札5とを対応付ける場合には、商品マスタ140に対して、当該商品6の商品コードだけを含む一のレコードを追加して、当該商品6を商品マスタ140に仮登録しても良い。この場合には、POSサーバ31内の商品マスタ301にも、当該商品6の商品コードだけを含む一のレコードを追加する。つまり、商品マスタ301に対しても当該商品6を仮登録する。
POSシステム3においては、商品6が商品マスタ301に登録されていない場合には、つまり、当該商品6の情報を含む一のレコードが商品マスタ301に存在しない場合には、当該商品6をレジスタ32で精算しようとすると、当該商品6についての情報が全く取得できず、処理エラーとなって精算することができない仕様となっている。
上記のように、対応付け処理の対象の商品6が商品マスタ140に登録されていない場合であっても、当該商品6の商品コードだけを含む一のレコードを商品マスタ140,301に追加することによって、当該商品6をPOSシステム3のレジスタ32で清算する際には、当該商品6の商品コードについては取得することができる。よって、当該商品6の売価や商品名は、作業員の手入力によってレジスタ32に入力することによって、当該商品6を精算することができる。
また、ESLサーバ10においては、CPU11が、商品マスタ140において商品コードだけを含むレコードを参照し、商品マスタ140に正規の登録がされていない商品6の商品コードをディスプレイ15に一覧表示することができる。
本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムを含む店舗情報システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムが備える電子棚札が、商品棚に配置される様子を示す図である。 ESLサーバの基本構成を示す図である。 リンクファイルの例を示す図である。 ESLサーバが備える機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。 電子棚札を前面側から見た図である。 電子棚札が自装置の装置コードを表示した場合の例を示す図である。 ハンディスキャナの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムを用いて商品の案内情報を表示する方法を示す流れ図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムが実行する第1表示処理を示す流れ図である。 対応付け処理において表示される画面を例示する図である。 対応付け処理において互いに対応付けられる商品と電子棚札とが、入力された商品コードと装置コードとによって指定された様子を示す画面を例示する図である。 リンクファイルを例示する図である。 第2表示処理を示す流れ図である。 仮情報の入力を促す画面を例示する図である。 仮情報の入力がされた様子を例示する図である。 仮情報に基づいて生成された案内情報が電子棚札に表示される例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札システムの設置後対応付け処理における動作を示す流れ図である。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札において、対応付け処理の対象の商品が商品マスタに登録されていない旨が表示された様子の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札において、対応付け処理の対象の商品が商品マスタに登録されていない旨が表示された様子の他の例を示す図である。
符号の説明
1 電子棚札システム
10 ESLサーバ
100 店舗情報システム
110 リンク部
111 商品マスタ管理部
112 生成部
130 商品指定情報
131 装置指定情報
132 仮情報
133 案内情報
14 ハードディスク
140 商品マスタ
141 リンクファイル
142,142a,142b,142c,142d,142e,142f レコード
150a 装置コード入力欄
150b 商品コード入力欄
150c 登録ボタン
151a 商品コード表示欄
151b 仮情報項目入力欄
151c 中止ボタン
151d 仮登録ボタン
16 入力部
17 バーコードリーダ
18 データ通信部
5 電子棚札
51 ディスプレイ
51a 文字列
1 商品
6a 商品名
6b バーコード(商品コード)
6c 売価
6d 仮登録表示欄
6e 棚番号
7 ハンディスキャナ
77 バーコードリーダ

Claims (3)

  1. 商品の近傍に配置される電子棚札と、当該電子棚札に当該商品の案内情報を送信するサーバとを備える電子棚札システムであって
    録された商品に関する情報を格納する商品マスタを記憶し、前記サーバに設けられた記憶手段と、
    仮情報を受け付ける入力手段と、
    商品についての商品コード及び前記商品の近傍に配置される電子棚札についての装置コードを取得することによって、前記商品と前記電子棚札とを指定する指定手段と、
    前記指定手段で取得された前記商品コード及び前記装置コードを互いに対応付けるリンク情報を生成することによって、前記指定手段によって指定された商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行い、前記サーバに設けられたリンク手段と、
    前記指定手段によって指定された商品が前記記憶手段に記憶されている商品マスタに登録されている場合には、前記商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する一方で、前記商品が前記商品マスタに登録されていない場合には、前記入力手段により受け付けた仮情報に基づいて前記商品の案内情報を生成し、前記サーバに設けられた生成手段と、
    商品の案内情報が生成された場合において、前記商品の商品コードを含むリンク情報において前記商品に対応付けられた電子棚札に、前記商品の案内情報を送信する送信手段と、
    を備え、
    前記送信手段から案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示し、
    前記入力手段により受け付けた仮情報に基づいて前記生成手段により商品の案内情報が生成された場合において、前記商品について、前記記憶手段に記憶されている商品マスタに前記仮情報の内容を反映させ、
    前記生成手段は、仮情報に基づいて案内情報を生成した場合には、前記案内情報が前記仮情報に基づいて生成されたことを示す識別情報を前記案内情報に含めることを特徴とする電子棚札システム。
  2. 請求項1に記載の電子棚札システムであって、
    更新対象の商品について、前記記憶手段に記憶されている商品マスタを更新する更新手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記更新対象の商品が既に電子棚札に対応付けられている場合に、前記更新手段によって更新された商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成することを特徴とする電子棚札システム。
  3. 商品の近傍に配置される電子棚札と、当該電子棚札に当該商品の案内情報を送信するサーバとを備える電子棚札システムであって、
    商品についての商品コード及び前記商品の近傍に配置される電子棚札についての装置コードを取得することによって、前記商品と前記電子棚札とを指定する指定手段を有する可搬性の情報処理装置と、
    登録された商品に関する情報を格納する商品マスタを記憶し、前記サーバに設けられた記憶手段と、
    前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されている場合には、前記指定手段で取得された前記商品コード及び前記装置コードを互いに対応付けるリンク情報を生成することによって、前記商品と前記商品の近傍に配置される電子棚札との対応付けを行い、前記サーバに設けられたリンク手段と、
    前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されている場合には、前記商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成する一方で、前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されていない場合には、前記商品が前記商品マスタに登録されていない旨を通知する未登録通知情報を生成し、前記サーバに設けられた生成手段と、
    商品の案内情報が生成されると、前記商品の商品コードを含むリンク情報において前記商品に対応付けられた電子棚札に前記商品の案内情報を送信する一方で、商品についての未登録通知情報が生成されると、前記商品の近傍に配置される電子棚札に前記商品についての未登録通知情報を送信する送信手段と、
    を備え、
    前記送信手段から商品の案内情報を受信した電子棚札は前記案内情報を表示し、
    前記送信手段から商品についての未登録通知情報を受信した電子棚札は、前記商品が前記商品マスタに登録されていない旨を表示し、
    前記リンク手段は、前記指定手段によって指定された商品が前記商品マスタに登録されていない場合にも、前記商品の商品コードと前記商品の近傍に配置される電子棚札の装置コードとを対応付けるリンク情報を生成して、前記商品と前記電子棚札との対応付けを行い、
    更新対象の商品について、前記記憶手段に記憶されている商品マスタを更新する更新手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記更新対象の商品が既に電子棚札に対応付けられている場合に、前記更新手段によって更新された商品マスタに基づいて前記商品の案内情報を生成することを特徴とする電子棚札システム。
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