JP2005084759A - Pos端末装置、posシステム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが所望の周辺機器を組み合わせてPOS端末装置を構築する構成のPOSシステムにおいて、ユーザ側の導入及び保守作業を容易に行うことができるとともに、作業コストを軽減することができる保守システムを提供することを課題とする。
【解決手段】 周辺機器を接続するための接続手段と、周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、周辺機器の動作を制御プログラムに従い制御する制御手段と、種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、周辺機器の機種を周辺機器の種類単位で入力する入力手段と、設定ファイルを参照して入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断する判断手段と、妥当であると判断された場合に入力手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムを管理サーバから取得し記憶手段に格納する格納手段と、を備えるPOS端末装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、POSサーバと接続されてPOSシステムを構成するPOS端末装置の技術に関し、特に、汎用のコンピュータを用いて該POS端末装置を実現するための技術に関する。
従来、各店舗の商品の売上状況を統括的に把握し管理するシステムとしていわゆるPOSシステムが知られている。このPOSシステムでは、店舗に設置されたPOS端末が、商品を販売する毎に商品の販売情報等を記録するとともに、本部に設置されたサーバが、各店舗から販売情報を吸い上げてこれを集計し、各店舗の販売管理や在庫管理等に利用している。
ところで、このようなPOSシステムを構成するPOS端末装置は、各所に複数の店舗を展開して販売業務を展開しているチェーン店などで活用されているところ、各店舗に設置されたPOS端末装置の設定作業や保守作業は、製造メーカや保守メーカの担当者より行われる場合が多い。その結果、POS端末装置の設定作業や保守作業の際には、全ての店舗に対して、製造メーカや保守メーカから派遣を行って処理しなければならないため、POS端末装置の導入やメンテナンスには、多大な費用を要していた。
そこで、このようなPOS端末に対する設定作業や保守作業を、より効率的に実現する技術が望まれる。例えば、特開2002−260109号公報には、POS端末に対するメンテナンスシステムが開示されている。
特開2002−260109号公報
ここで、従来のPOSシステムにおけるPOS端末装置は、POSメーカ毎に提供されるハードウェア(本体や周辺機器)とこれらを制御するソフトウェア(OSやドライバ)が一体となった専用端末として提供されている。上記特開2002−260109号公報に記載されているような従来のメンテナンスシステムも、このような専用機を想定した構成となっている。
しかし、安価で高性能の汎用のコンピュータが広く普及している今日において、高価でPOS業務に機能が特化した専用機の利用をユーザに強いることは妥当ではなく、汎用のコンピュータを中心にユーザが所望の周辺機器を組み合わせてPOS端末装置を構築することができる新たなPOSシステムが期待される。
一方、POS端末装置は、特殊な周辺機器(例えば、顧客用ディスプレイ、ドロア、レシートジャーナル、ハンディスキャナ、CAT端末等)から構成されているため、店舗のユーザの多くは、これら周辺機器の操作には不慣れであり、その設定作業は困難である。また、周辺機器の接続には、それぞれ個別に対応するドライバソフトをインストールして設定する必要があるなど煩雑な作業を要するため、専門知識を持たない店舗のユーザが、このような設定作業を行った場合には、設定を間違えるおそれもある。
また、一般に、多くの店舗は、POS業務以外の業務(入出荷業務、棚卸業務、勤怠管理業務など)を処理するためのアプリケーションソフトウェアを保持しているところ、従来はPOS端末装置が専用機であったため、POS業務を処理する機器と他の業務を処理する機器とが異なっていた。その結果、店舗の担当者は、業務毎に異なる機器を操作しなければならず、データの入力や確認等に伴う作業が煩雑であった。
従って、業務毎に異なる複数のアプリケーションソフトウェアを1台のPOS端末装置に実装することができれば、店舗の担当者は、1台のPOS端末装置を操作すれば足りるので、より効率的に業務を行うことができるようなる。
そこで、本願発明は、ユーザが所望の周辺機器を組み合わせてPOS端末装置を構築することができる新たなPOSシステムを実現することを課題とする。
また、本願発明は、ユーザが所望の周辺機器を組み合わせてPOS端末装置を構築する構成のPOSシステムにおいて、ユーザ側の導入及び保守作業を容易に行うことができるとともに、作業コストを軽減することができる保守システムを提供することを課題とする。
また、本願発明は、業務毎に異なる複数のアプリケーションソフトウェアを1台のPOS端末装置に実装することで操作性を向上することができるPOSシステムを実現することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを保持する管理サーバと通信可能に接続されたPOS端末装置であって、周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、周辺機器の動作を前記記憶手段に記憶された制御プログラムに従い制御する制御手段と、種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、周辺機器の機種を入力する入力手段と、前記設定ファイルを参照して前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断する判断手段と、前記判断手段により前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であると判断された場合に、前記入力手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムを管理サーバから取得し、この取得した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、を備えることを特徴とする。
前記入力手段は、周辺機器の機種を周辺機器の種類単位で入力するようにしてもよい。
また、本発明は、周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを保持する管理サーバと通信可能に接続されたPOS端末装置であって、周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、周辺機器の動作を前記記憶手段に記憶された制御プログラムに従い制御する制御手段と、種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、前記設定ファイルを参照して種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを一覧表示する表示手段と、前記表示手段より表示された組み合わせの中から特定の組み合わせを入力する入力手段と、前記入力手段が入力した特定の組み合わせの各機種に対応する制御プログラムを管理サーバから取得し、この取得した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記判断手段は、予め設定された2以上の周辺機器の種類の全てについて、設定対象となる周辺機器の機種が前記入力手段より入力された場合に、前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断することが望ましい。
また、上記発明は、現在接続されている周辺機器の機種情報を取得する取得手段と、周辺機器の機種を変更する変更指示を入力する変更指示入力手段と、前記変更指示入力手段より変更指示が入力された場合に、変更対象となる周辺機器の機種を周辺機器の種類単位で入力する変更手段と、を備え、前記判断手段は、前記取得手段が取得した機種情報及び前記設定ファイルを参照して、前記変更手段が入力した周辺機器の機種と現在接続されている他の周辺機器の機種との組合せが妥当であるか否か判断し、前記格納手段は、前記判断手段により前記変更手段が入力した周辺機器の機種と現在接続されている他の周辺機器の機種との組合せが妥当であると判断された場合に、前記変更手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムを前記管理サーバから取得し、この取得した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、を備えることが望ましい。
前記周辺機器は、スキャナ、カスタマディスプレイ、ドロア、レシートプリンタ及びCAT端末のうち少なくとも2つ以上であることが望ましい。
また、本発明は、POS業務処理を実行するPOS端末と、該POS端末を管理するための管理サーバとが通信可能に構成された保守システムであって、前記POS端末装置は、周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、周辺機器の動作を前記記憶手段に記憶された制御プログラムに従い制御する制御手段と、種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、周辺機器の機種を周辺機器の種類単位で入力する入力手段と、前記設定ファイルを参照して前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断する判断手段と、前記判断手段により前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であると判断された場合に、前記入力手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムの取得要求を管理サーバへ送信する送信手段と、前記送信手段に対応して前記管理サーバから送信される制御プログラムを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、を備え、前記管理サーバは、前記POS端末装置に関する端末情報を管理する管理マスタと、前記周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを前記周辺機器の機種と対応付けて記憶するプログラム記憶手段と、前記POS端末装置から制御プログラムの取得要求を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した取得要求に含まれる機種情報に従って前記プログラム記憶手段から対応する制御プログラムを読み出す読出手段と、前記読出手段より読み出された制御プログラムを前記POS端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、POS業務処理を実行するPOS業務処理手段と、他の業務処理を実行する外部業務処理手段と、周辺機器の動作を制御するデバイスドライバ手段と、を備えるPOS端末装置であって、前記デバイスドライバ手段は、前記POS業務処理手段および外部業務処理手段からの要求を排他的に受け付け、前記POS業務処理手段は、POS業務処理の実行中に前記外部業務処理手段の実行要求をユーザより受け付けると、前記POS業務処理手段が占有しているデバイスドライバ手段に対して解放要求を送出した後、前記外部業務処理手段を呼び出すことを特徴とするPOS端末装置である。
前記POS業務処理手段は、POS業務処理の実行中に前記外部業務処理手段の実行要求をユーザより受け付けると、表示装置に表示されるべきPOS画面を非表示の状態に設定した後、前記外部業務処理手段を呼び出す処理を実行し、前記外部業務処理手段は、前記外部業務処理の終了命令を受け付けると、前記外部業務処理手段が占有しているデバイスドライバ手段に対して解放要求を送出した後、前記非表示の状態に設定されたPOS画面を前記表示装置に表示することを特徴とする。
上記発明によれば、ユーザが所望の周辺機器を組み合わせてPOS端末装置を構築する構成のPOSシステムにおいて、POS端末装置の導入及び保守作業に要するコストや作業を軽減することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態では、いわゆる汎用のノート型PC(パーソナルコンピュータ)を本体とし、この本体にPOS業務に必要な周辺機器(POSデバイス)を接続してPOS端末装置を構成する。ここでは、このように汎用のPCから構成されるPOS端末装置を「PC−POS端末」と呼ぶものとする。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、汎用のPCにPOSデバイスが接続されることにより構成されるPOS端末装置の初期設定処理(インストール処理)について説明する。
本実施形態に係るPC−POS端末2は、本体にPOS周辺機器が予め接続されて出荷される専用機と異なり、本体である汎用のコンピュータにユーザが所望の周辺機器を組み合わせて構築するものである。従って、PC−POS端末2を設置する各店舗においては、店舗の担当者が、本体にPOS周辺機器を接続しドライバソフトをインストールする設定作業を行う必要があるが、これらの処理を複数のPOS周辺機器について行うとなると、作業が非常に煩雑であり時間を要する。
そこで本実施形態では、機種の選択、ドライバのダウンロード及びダウンロードしたドライバの設定といった一連の処理を、周辺機器全てについて一括で自動処理させるための設定モジュールを設け、これをPC−POS端末2にダウンロードさせることとしている。
また、POS端末装置に接続されるPOS周辺機器は、顧客用ディスプレイ、ドロア、レシートジャーナル、ハンディスキャナ、CAT端末等の複数の周辺機器から構成されているところ、店舗側で任意に決定した機種の組み合わせによっては、PC−POS端末2が正常に動作しない場合がある。周辺機器の機種は、製造メーカによって仕様が異なるとともに、製造メーカが同じでも機種のタイプやバージョンによって仕様が異なるためである。このような場合、せっかくダウンロードしたデバイスドライバが無駄になってしまう。
そこで、本実施形態では、周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した定義ファイルを利用して、店舗の担当者が正常に動作する機種の組み合わせのみを選択することができるように制御している。
[POSシステム全体の構成]
図1は、本発明の実施の一形態であるPC―POS端末を含むPOSシステム全体の構成及びPC―POS端末の外観を示す図である。
図1(A)は、本発明の実施の一形態であるPC―POS端末を含むPOSシステム全体の構成図である。POSシステムは、POSサーバ1、PC―POS端末2、管理サーバ3およびこれらを接続するための通信網4から構成されている。
本実施形態に係るPC―POS端末2は、典型的には、商品の販売やサービスの提供を行う店舗側に設置され、売上情報やサービス情報の登録を行う機能や、POSサーバ1や管理サーバ3との間で所定のデータを送受信する機能などを備える。また、PC−POS端末2は、種類が異なる周辺機器同士の組み合わせを定義した設定ファイル21を備え、インストール処理時に、この設定ファイルを参照して、ユーザが選択した周辺機器の組合せが妥当か否かを判断する機能を備える。
図1(B)は、PC―POS端末2を構成する本体と周辺機器の一例を示す図である。PC―POS端末2の中心となる汎用のPC本体100には、POS業務の目的に応じた各種周辺機器が接続され、これにより、効率よくPOS業務を行うことができる。本実施形態では、汎用のPCとしてノート型PC10を採用しており、折り畳み可能なノート型PC10は、一の面に設けられた表示装置10aと、他の面に設けられたキーボード10bとを備える。
また、ノート型PC10には、当該ノート型PCの仕様に応じた各種周辺機器が接続される。例えば、マウス20aが接続されたテンキーボード20、商品の値段等を記録した画像情報としてのバーコードを読取るためのバーコードスキャナ(スキャナ)30、顧客の情報等を記録した画像情報を読み取るためのハンディターミナル40、レシートを印刷するレシートジャーナルプリンタ(プリンタ)50、貨幣を保管するキャッシュドロア(ドロア)60、商品の代金を表示するためのカスタマディスプレイ(顧客側表示装置)70、ユーザの磁気カードを読み取るCAT端末80などのPOSデバイスがケーブルを介してPC本体に接続される。PC―POS端末2の詳細な構成については、後述する。
なお、PC―POS端末2を構成する本体と周辺機器は、図1(B)に示したものに限られない。例えば、図1(B)に示した周辺機器を全て接続する必要はなく、業務に必要な周辺機器だけを適宜選択して接続してもよいし、図1(B)に示した周辺機器に、別途新たな周辺機器を追加して接続しても良い。
図1(A)のPOSサーバ1は、典型的には、各店舗を統括的に管理する本部側に設置され、PC−POS端末2との間で所定のデータを送受信する機能や、PC−POS端末2から送られる売上情報等をデータベースに格納し、集計分析処理を行う機能などを備える。
具体的には、POSサーバ1は、CPUやメモリからなる制御手段、記憶手段、通信手段、入力手段、出力手段(図示せず)などから構成される汎用の情報処理装置が該当する。POSサーバ1は、PC−POS端末2から送信される登録データ等を、通信手段を介して受け取ると、これを部門別、単品別などに集計、分析して記憶手段に記憶する機能を備えている。また、POSサーバ1は、記憶手段にPOS業務に必要なデータを記憶手段に格納しており、所定の条件に従ってPC―POS端末2に送信する機能を備える。
管理サーバ3は、同様に本部側に設置され、各店舗に設定されたPC−POS端末2を管理するための管理マスタを記憶する管理マスタ記憶手段31や、各PC−POS端末2に接続可能な周辺機器を制御するための制御プログラム(デバイスプログラムまたはデバイスドライバともいう)やインストール用の制御プログラムなどを格納したデバイスドライバ記憶手段(制御プログラム記憶手段)32を備える。また、管理サーバ3は、PC−POS端末2との間で所定のデータを送受信する機能、PC−POS端末2から送られる端末情報を管理マスタ31に登録して各PC−POS端末2の状態を管理する機能、PC−POS端末2に接続される周辺機器に対応する制御プログラムをデバイスドライバ記憶手段32から読み出してPC−POS端末2に送信する機能などを備える。なお、管理サーバ3の詳細については後述する。
通信回線(ネットワーク)3は、公衆回線又は専用線など任意の通信網(有線、無線を含む)で構成されており、一般的にインターネット、イントラネットと呼ばれているものに相当する。
なお、図1では2つのPC−POS端末2しか示していないが、1のPC−POS端末2のみが接続されていてもよく、また、3以上のPC−POS端末2が接続されていてもよい。
また、POSサーバ1と管理サーバ3は、別個の装置として別々の場所に設置されていてもよいし、1つの装置として1箇所に設定されていてもよい。
[PC−POS端末の導入]
このように構成されるPOSシステムにおいて、各店舗にPC−POS端末2が導入される場合の処理の流れについて簡単に説明する。まず、PC−POS端末を出荷する出荷センタ(図示せず)は、店舗毎にそれぞれの機器一式を出荷する。機器一式とは、図1(B)に示すPC本体100と各周辺機器のことであり、これらが別個独立した状態で出荷される。本実施形態では、PC本体100には、最低限の動作に必要なソフトウェアがインストールされた状態で出荷される。
店舗では、店舗の担当者がPC−POS端末の組立作業及びネットワークへの接続作業を手順書に従って行う。担当者は、組立を終えると、PC−POS端末2の電源を入れてインストール作業を開始する。まず、ブラウザを起動する。ブラウザが起動されると、所定のログイン画面が表示される。担当者が、手順書に従いユーザ名やパスワード等の情報を入力すると、PC−POS端末2は、管理サーバ3上のダウンロードサイトにログイン要求を送信してログイン処理を実行する。
管理サーバ3は、ログイン要求をPC−POS端末2から受信すると、周辺機器の一覧画面を送信する。担当者は、PC−POS端末2が表示した周辺機器の一覧画面から、周辺機器の種類毎に、PC本体100に接続している周辺機器の機種を選択する。PC−POS端末2は、担当者より選択された周辺機器の機種を管理サーバ3に送信して、周辺機器の選択処理を実行する。
管理サーバ3は、担当者が選択した周辺機器の機種をPC−POS端末2から受信すると、各機種にそれぞれ対応するデバイスドライバ等のソフトウェア(プログラム)をデバイスドライバ記憶手段32から読み出して、PC−POS端末2に送信する。PC−POS端末2は、管理サーバ3から送られたソフトウェアを記憶装置に格納し、これらのインストール処理を自動的に実行する。インストール処理において、PC−POS端末2はデバイスドライバを実行することにより、デバイスドライバに対応する機種が実際に接続されているか否か、接続されている機種が正常に動作しているか否かを検出し、対応する機種が実際に接続されていない場合や対応する機種が実際に接続されていない場合は、エラー処理を実行することにより、自己診断処理を実行する。
以上により、店舗におけるPC−POS端末2のインストール作業(初期設定作業)が完了する。これによれば、店舗の担当者は、PC−POS端末2をインストールする際に、該当する周辺機器を順次選択するだけでよいので、インストール作業が簡易かつ容易である。また、周辺機器の選択は、画面上で簡単に行うことができるので、周辺機器の不慣れな担当者であっても、確実に選択することができる。
インストール作業が終了すると、PC−POS端末2は店舗の業務に応じた業務処理を実行することが可能になる。例えば、PC―POS端末2からは、売上に関するデータやサービスに関するデータ等を、通信回線3を通じてPOSサーバ1に送信し、POSサーバ1において各種データの集計および分析を行うことができる。典型的には、PC―POS端末2とPOSサーバ1との間のデータの送受信は、店舗清算時などに行われ、POSサーバ1にてバッチ処理される。
また、管理サーバ3は、PC−POS端末2に対する状況管理やプログラム更新等のメンテナンスを行うために、データの収集要求やデータの更新要求をPC―POS端末2に送信する。PC―POS端末2は、データの収集要求を受け付けた場合には、対応する状況データ(例えば、接続されている周辺機器の情報)を返信し、また、データ更新要求を受け付けた場合には、指定されたデータ(例えば、最新のデバイスドライバ)を更新する。典型的には、PC―POS端末2とPOSサーバ1との間のデータの送受信は、店舗清算時などに行われる。
また、PC―POS端末2は、Webブラウザを実装しているので、通信網4を介して所定のWebサーバにアクセスすることもできる。
[PC−POS端末の構成]
図2は、本発明の実施の一形態であるPC−POS端末2のハードウェア構成を示すブロック図である。PC−POS端末2は、CPU(中央演算処理装置)201、メモリ202、外部記憶装置I/F(インターフェイス)203、外部記憶装置204、キーボードI/F205、キーボード206、表示装置I/F207、表示装置208、通信I/F209、外部I/F(カードスロット)211、CD−ROM212、外部I/F(USB)213、テンキー214、マウス215、外部I/F(RS−232C)216、CAT217、外部I/F(USB)217、USB−HUB218、USB2181〜2183、レシートジャーナルプリンタ220、ドロア223、カスタマディスプレイ221、およびスキャナ222から構成され、それぞれはバス200で接続されている。
なお、本明細書では、CAT217、レシートジャーナルプリンタ220、ドロア223、カスタマディスプレイ221、およびスキャナ222をまとめてPOSデバイス220Aと呼ぶ場合もある。
このPC―POS端末2で使用する設定プログラム、POSアプリケーションプログラムやWebブラウザプログラム、また、各デバイス(周辺機器)を制御するためのデバイスドライバは、外部記憶装置204に記憶される。CPU201は、外部記憶装置204から外部記憶装置I/F部203を経由してこれらを読出し、メモリ202へロードして実行することにより、PC本体100及びこれに接続された周辺機器の動作を制御するとともに、各種機能実現手段として動作する。
また、POSデバイスのインストールに必要な設定ファイル21や、POSアプリケーションプログラムの実行に必要な各種データファイルも、外部記憶装置204に記憶される。CPU201は、基本プログラムの実行により通信I/F部209を制御して通信回線3を経由して管理サーバ3と接続し、初期設定に必要な設定プログラムや設定ファイル21等を取得すると、外部記憶装置204に記憶する。また、CPU201は、POSアプリケーションプログラムを実行することにより、通信I/F部209を制御して通信回線3を経由してPOSサーバ1と接続し、POS業務に必要な各種データを取得すると、外部記憶装置204に記憶する。また、CPU201は、Webブラウザプログラムを実行することにより、同様に通信I/F部209を制御して通信回線3を経由して所定のWebサーバに接続してHTMLデータを要求し、HTMLデータを取得すると、これを表示I/F部207を経由して表示装置208にHTMLデータの表示を行う機能を有している。
キーボード107からの入力データはキーボードI/F部106を経由して、テンキー214からの入力データは外部I/F213を経由して、スキャナ222からの入力データはUSB2183及び外部I/F217を経由して、それぞれ該当するプログラムを実行中のCPU201に入力され、該当するプログラムの制御下でCPU201によって処理される。
また、CAT217への出力データは外部I/F216を経由して、レシートジャーナル220やドロア223への出力データは外部I/F217及びUSB2181を経由して、カスタマディスプレイ221への出力データは外部I/F217及びUSB2182を経由して出力されるように、該当するプログラムの制御下でCPU201によって処理される。
キーボード107、テンキー214、スキャナ222、CAT217、レシートジャーナル220、ドロア223は、POSデバイスとして各I/Fを経由して動作可能に構成されており、それぞれ該当するデバイスドライバ及びPOSアプリケーションプログラムによって制御される。
[管理サーバの構成]
図3は、本発明の実施の一形態である管理サーバ3ハードウェア構成を示すブロック図である。管理サーバ3は、CPU(中央演算処理装置)301、メモリ302、外部記憶装置I/F(インターフェイス)303、外部記憶装置304、入力I/F305、キーボードやマウス等の入力装置306、出力装置I/F307、ディスプレイやプリンタ等の出力装置308、通信I/F309から構成され、それぞれはバス310で接続されている。
この管理サーバ3で使用する端末管理プログラムやWebサーバプログラム、また、各PC−POS端末2に関する端末情報や、PC−POS端末2に接続された周辺機器を制御するための制御プログラムとしてのデバイスドライバは、外部記憶装置304に記憶される。また、PC−POS端末2にダウンロードされる設定プログラムや設定ファイル21等も外部記憶装置304に記憶される。
CPU301は、外部記憶装置304から外部記憶装置I/F部303を経由してこれらを読出し、メモリ302へロードして実行することにより、管理サーバ3の動作を制御するとともに、各種機能実現手段として動作する。また、CPU301は、端末管理プログラムの制御下で、PC−POS端末2からの要求に応じて、外部記憶装置304から外部記憶装置I/F部303を経由して設定プログラムや設定ファイル21等を読出し、通信I/F309を介してPC−POS端末2に送信する。
[データ構造]
次に、本発明の実施の一形態に係るデータ構造の一例を図4及び図5を参照して説明する。
図4は、本発明の実施の一形態に係る管理マスタ31のデータ構造の一例を示す図である。管理マスタ31は、管理サーバ3の外部記憶装置304上に構築され、各PC−POS端末2を一元管理するためのものである。管理マスタ31には、各PC−POS端末2の機器情報、インストール情報、バージョン情報等が格納される。具体的には、管理マスタ31が備える各レコードは、会社コード、店舗コード、端末番号、システム導入日時、システム導入バージョン、端末識別情報、使用機種情報、最新アップデート導入日時、最新アップデート導入バージョン、資産番号、個体識別番号、レジ名称等から構成される。
会社コードは、会社名を一意的に特定するための値が格納される。店舗コードは、店舗を一意的に特定するための値が格納される。端末番号は、PC−POS端末を一意的に特定するための値が格納される。端末番号は、店舗に設置されたPC−POS端末からインストール要求が送信される際に生成され設定される。
システム導入日時は、PC−POS端末2のインストール時点で、システム日時情報が格納され、システム導入バージョンは、PC−POS端末2をインストールした時点のバージョン番号が格納される。端末識別情報は、PC−POS端末2のインストール時点で、PC−POS端末をインストールした際のイーサネット(登録商標)カードのMACアドレスが設定される。使用機種情報には、PC−POS端末2のインストール時点で、PC−POS端末のインストール時に選択された接続デバイスの識別情報が格納される。最新アップデート導入日時及び最新アップデート導入バージョンは、PC−POS端末のアップデート(バージョンアップ)実行時点で、その日時情報やバージョン情報が格納される。
資産番号及び個体識別番号は、PC−POS端末2のインストール時点に入力され設定される。レジ名称は、POSレジを識別するための情報が格納され、例えば、端末番号と同じ値が格納される。
管理サーバ3は、端末番号によってPC−POS端末2を特定し、例えば、使用機種情報によってそのPC−POS端末2に設定されている周辺機器の組み合わせを判断し、また、最新アップデート導入日時や最新アップデート導入バージョンによって、そのPC−POS端末2におけるデバイスドライバの最新導入状況を判断することができる。
次に、図5は、本発明の実施の一形態に係るデバイスドライバ記憶手段32のデータ構造の一例を示す図である。デバイスドライバ記憶手段32は、管理サーバ3の外部記憶装置304上に構築され、PC−POS端末2に接続可能な周辺機器を管理、設定するためのものである。デバイスドライバ記憶手段32には、周辺機器に関するデータや、周辺機器を制御するためのデバイスドライバ、及びこれらデバイスドライバに関するデータ等が格納される。具体的には、デバイスドライバ記憶手段32は、接続可能な周辺機器を管理するための周辺機器管理テーブル(図5(A))と、種類の異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義したパターン定義テーブル(図5(B))と、周辺機器のデバイスドライバを管理するデバイスドライバ管理テーブル(図5(C))を備える。
なお、周辺機器管理テーブル及びパターン定義テーブルは、周辺機器のインストール時に管理サーバ3からPC−POS端末2にダウンロードされ、設定ファイル21として外部記憶装置204上に格納される。
図5(A)に示すように、周辺機器管理テーブルのレコードは、周辺機器の種類を一意的に特定するデバイスID、デバイスIDに対応し周辺機器の種類を示すデバイス名称、デバイスIDに対応し周辺機器の画像を示す画像データ、周辺機器の機種を一意的に特定する機種ID(1)・・・(n:nは自然数)、機種IDに対応し周辺機器の機種を示す機種名称(1)・・・(n)、機種IDに対応し周辺機器の機種の画像を示す画像データ(1)・・・(n)から構成される。周辺機器管理テーブルでは、1のデバイスに1または複数の機種が関連づけて格納される。
具体的には、周辺機器がスキャナである場合には、デバイスIDは「01」、デバイス名称は「スキャナ」、画像データには「スキャナの画像データ格納場所を示すポインタ(ファイル名等)」が格納され、周辺機器がドロアである場合には、デバイスIDに「03」、デバイス名称に「ドロア」、画像データには「ドロアの画像データ格納場所を示すポインタ(ファイル名等)」が格納され。また、機種がスキャナの製品AAAである場合には、機種IDには「0101」、機種名には「AAA」、画像データには、「製品AAAの画像データの格納場所を示すポインタ(ファイル名等)」が格納される。
次に、図5(B)に示すように、パターン定義テーブルのレコードは、機種同士の組み合わせを所定の条件で分類した場合に分類毎に付与されるパターン名称ID、機種同士の組み合わせを所定の条件で分類した場合の分類名を示すパターン名称、予め設定された機種同士の組み合わせに対して一意的に付与されるパターンID、組み合わされた各機種の機種IDに従って生成される機種IDの組み合わせ情報、を含んで構成される。
具体的には、機種同士の組合せが機種の製造メーカによって分類される場合には、パターン名称には、「A社系」や「A社+B社系」というように製造メーカを示す情報が格納される。また、機種IDの組み合わせ情報は、機種同士の組み合わせを各機種IDに従って特定することができるように構成された情報であればよく、例えば、各機種IDを所定の順番で並べた値や、各機種IDの組み合わせに応じて新たに設定された値などが該当する。
次に、図5(C)に示すように、デバイスドライバ管理テーブルのレコードは、周辺機器の機種を一意的に特定する機種ID、機種IDに対応し周辺機器の機種を示す機種名称、機種IDに対応しその機種のデバイスプログラムの最新バージョンを示す最新プログラムバージョン、デバイスプログラム(1)・・・(n)から構成される。デバイスドライバ管理テーブルでは、機種毎にその機種の動作を制御するデバイスプログラムが格納される。
具体的には、機種がスキャナの製品AAAである場合には、機種IDには「01-01」、機種名には「AAA」、最新プログラムバージョンには「10100」、デバイスプログラム(1)には「デバイスプログラムの格納場所とデバイスプログラムのバージョンを示すポインタ(ファイル名等)」が該当する。
[周辺機器のインストール処理の流れ]
次に、PC−POS端末2の動作について図6〜図10を用いて説明する。図6は、PC−POS端末2のCPU201による周辺機器のインストール処理内容の概要を表わしたものである。図7は、PC−POS端末2のCPU201による周辺機器のインストール処理内容の詳細を表わしたものである。図8は、PC−POS端末2のCPU201による周辺機器の変更処理内容の詳細を表わしたものである。図9〜図11は、PC−POS端末2の表示装置208に表示された画面の一例を示す図である。
図6は、PC−POS端末2のCPU201による周辺機器のインストール処理内容の概要を表わしたものである。図6に示すように、PC−POS端末2は、電源が投入されると、ユーザの指示に従い、管理サーバにログインし、所定の画面にて端末情報を入力し、端末のインストール要求を管理サーバ3に送信する(STEP10)。管理サーバ3は、インストール要求をPC−POS端末2から受信すると、端末番号を生成して管理マスタに格納するとともに、デバイスドライバ記憶手段32に記憶された設定モジュールと、周辺機器管理テーブル及びパターン定義テーブルを設定ファイルとしてそのPC−POS端末2に送り返す。
PC−POS端末2は、管理サーバ3から送信される設定モジュールと設定ファイル(周辺機器管理テーブルとパターン定義テーブル)を受信すると、これらを外部記憶装置に格納するとともに設定モジュールを起動する(STEP20)。PC−POS端末2は、設定モジュールに従い設定ファイル21を読み込んで、機種の組み合わせパターンを選択させるための組合せパターン選択画面を表示するよう制御する(STEP30)。なお、設定モジュールや設定ファイルは予め本体100にインストールしておいてもよい。この場合には、管理サーバ3からダウンロードしない。
組合せパターン選択画面の表示処理を終えると、PC−POS端末2は、ユーザの入力に従い、特定の組み合わせパターン(例えば、「A社系」)が選択されたか、それとも、ユーザによる任意の組み合わせパターン(例えば、「任意の組み合わせ」)が選択されたかを判断する(STEP40)。
PC−POS端末2は、特定の組み合わせパターンが選択されたと判断した場合には、選択された組み合せパターンに関連づけられた機種(例えば、A社の機種)を選択可能な機種として所定の機種選択画面に表示してユーザの選択を促し、ユーザによる設定機種の入力を受け付ける(STEP50)。
また、PC−POS端末2は、任意の組み合わせパターンが選択されたと判断した場合には、選択可能な全ての機種を所定の機種選択画面に表示してユーザの選択を促し、ユーザによる設定機種の入力を受け付ける(STEP60)。なお、STEP60において、設定機種の入力を受け付けると、PC−POS端末2は、入力された機種の組合せが妥当か否かを所定の条件に従って判断し、判断処理を実行する。PC−POS端末2は、特定した機種の組合せが妥当である場合には、次の処理へ移行し、特定した機種の組合せが妥当でないと判断した場合には、所定の機種選択画面に表示してユーザの選択を再度促し、ユーザによる設定機種の入力を受け付ける。
設定機種の入力が確定すると、PC−POS端末2は、特定した機種を制御するためのデバイスドライバの取得要求を管理サーバ3に送信してドライバ取得処理を実行する(STEP70)。
ドライバ取得処理を実行すると、PC−POS端末2は、管理サーバ3から取得した対応するデバイスドライバを外部記憶装置に格納して実行することにより、デバイスドライバンの設定処理を実行する(STEP80)。
図7は、図6に示すPC−POS端末2のCPU201による周辺機器のインストール処理内容の詳細を表わしたものである。上述したように、本実施形態では、ユーザは、予め設定された組み合わせパターンを選択することもできるし、任意に個々の機種を選択することもできる。ここでは、まず、図9を用いてユーザが任意の組み合わせパターンを選択した場合について説明する。図9は、ユーザによって任意の組み合わせパターンが選択された場合の画面遷移の例を示す図である。
PC−POS端末2は、パターン定義テーブルからパターン名を読み出して、図9(A)に示すような組合せパターン選択画面として表示し、ユーザに対して所定の組み合わせパターンの入力を促す。
図9(A)では、機種の組み合わせパターンを選択するための組合せパターン選択画面が表示されている。組合せパターン選択画面では、パターン定義テーブルに定義されているパターン名称の一覧84がリストボックス形式で選択可能に表示されている。ユーザは、店舗に設置した本体100に接続した周辺機器が、特定のメーカによって構成されている場合には、その特定のメーカ名を一覧84の中から選択することができる。
一方、ユーザは、店舗に設置した本体100に接続した周辺機器が、一覧84に定義されていない任意の組み合わせによって構成されている場合には、一覧84の末尾に表示された「任意の組み合わせ」という領域をマウス等を操作して選択することができる。ここでは、「任意の組み合わせ」が選択されたものとする。
ユーザが特定の組み合わせパターン(任意の組み合わせパターンを含む)を選択すると対応するパターン選択信号が入力され、PC−POS端末2は、パターン選択信号に従い、特定の組み合わせパターンが選択されたか、あるいは任意の組み合わせパターンが選択されたか否かを判断する(STEP701)。
ここでは、PC−POS端末2は、任意の組み合わせパターンが選択されたと判断し(STEP701のYes)、任意の選択処理に移行する。PC−POS端末2は、まず、周辺機器管理テーブルに従い、図9(B)に示すようなデバイス選択画面を表示し、デバイスの種類の選択をユーザに促す。
図9(B)では、デバイス選択画面としてデバイスの種類に対応するボタン81が表示されている。このデバイス選択画面では、ユーザは、デバイスの種類を選択することができる。図9(B)では、デバイスの種類として、スキャナ、プリンタ、カスタマディスプレイ、ドロアの名称と画像が表示されているが、画面をスクロールすると、他のデバイス、例えば、CAT端末なども表示される。
PC−POS端末2は、デバイス選択画面にてユーザが特定のデバイスを選択してデバイス選択信号を入力すると、このデバイス選択信号に基づいてユーザが選択したデバイスの種類を特定し、その特定したデバイスに含まれる機種に関する情報を、図9(C)に示すような機種選択画面に表示する(STEP707)。
図9(C)では、ユーザがスキャナを選択した場合を例として、スキャナの機種名と画像が一覧表示82されている。ユーザは、リストの中から、本体100に接続しているスキャナの機種をマウス等を操作して選択することができる。PC−POS端末2は、ユーザが特定の機種を選択すべく機種選択信号を入力すると、この機種選択信号に基づいてユーザが選択した機種の機種IDを特定し、メモリに格納する(STEP709)。
PC−POS端末2は、ユーザによって、対象となる全てのデバイスについて設定対象である機種が選択され(該当する機種IDがメモリに格納され)続いて確定ボタン83が選択されると、メモリに格納されている機種IDに従ってパターン定義テーブルを参照し、機種IDの組合せが、パターン定義テーブルにて定義されているか否かを判断する(STEP711)。
具体的には、ユーザが選択した機種IDの組み合わせが、パターン定義テーブルの機種IDの組み合わせ情報と一致するか否かを判断し、一致する場合には、組合せが妥当であると判断し、一致しない場合には、組み合わせが妥当でないと判断する。なお、ユーザによる任意の組み合わせが選択された場合には、対象となる全てのデバイスについて機種が選択されている必要がある。よって、対象となる全てのデバイスについて選択されていない場合には、エラー表示をする。
PC−POS端末2は、機種IDの組合せがパターン定義テーブルにて定義されていると判断する場合は、選択された機種の組み合わせは可であると判断し(STEP713のYes)、選択された機種IDに従いデバイスドライバの取得要求を管理サーバ3に送信する(STEP715)。デバイスドライバの取得要求には、各機種IDを特定するための機種情報が含まれている。管理サーバ3は、デバイスドライバの取得要求を受信すると、これに含まれる機種情報に従いデバイスドライバ記憶手段32を参照し、該当するデバイスドライバを送り返す。機種情報には、個々の機種IDまたはパターン定義ファイルに定義されたパターンIDなどが該当する。
PC−POS端末2は、管理サーバ3から送られるデバイスドライバを受信すると、これを外部記憶装置の所定の領域に格納して実行する(STEP717)。PC−POS端末2は、デバイスドライバの実行下で、対象機種の動作確認を行う。例えば、該デバイスドライバに対応する機種が本体100に接続されているか否かを検出する。また、該デバイスドライバに対応する機種が正常に動作しているか否かを検出する。
PC−POS端末2は、デバイスドライバの実行により、デバイスドライバに対応する機種が本体100に接続されていること及びデバイスドライバに対応する機種が正常に動作していることを検出すると、対象機種の動作確認がとれた旨を設定モジュールに通知する(STEP719)。
PC−POS端末2の設定モジュールは、全てのデバイスドライバから対象機種の動作確認がとれた旨の通知を受け付けた場合には、初期設定が完了した旨のインストール確定情報をサーバに送信する(STEP721)。インストール確定情報には、端末番号、使用機種情報、導入日時、インストールバージョンなどが含まれる。管理サーバ3は、インストール確定情報を受信すると、これを管理マスタ31に登録し、確定通知を送り返す。
PC−POS端末2は、管理サーバ3から確定通知を受け付けると、インストール処理を終了し、インストール完了ボタンを画面に表示する。ユーザが、完了ボタンを押すと、自動的に再起動され、POSデバイスが使用可能状態となる。
なお、PC−POS端末2は、STEP710にて機種IDの組合せがパターン定義テーブルにて定義されていないと判断する場合は、選択された機種の組み合わせは不可であると判断し(STEP713のNo)、第1のエラー処理を実行する(STEP714)。第1のエラー処理では、例えば、ユーザより選択された機種の組合せは選択できない旨のエラーを画面に通知し、他の機種の組み合わせの入力を再度促す。
また、PC−POS端末2の設定モジュールは、デバイスドライバの実行により、対象機種の動作確認がとれなかった旨を通知された場合には、第2のエラー処理を実行する(STEP720)。第2のエラー処理では、動作確認がとれなかったデバイスを指定してエラーメッセージを画面に表示し、必要に応じて他のデバイスを選択する旨のメッセージを通知する。
次に、図10を用いてユーザが特定の組み合わせパターンを選択した場合について説明する。図10は、ユーザによって特定の組み合わせパターンが選択された場合の画面遷移の例を示す図である。
PC−POS端末2は、パターン定義テーブルからパターン名を読み出して、図10(A)に示すような組合せパターン選択画面として表示し、ユーザに対して所定の組み合わせパターンの入力を促す。図10(A)では、図9(A)と同様に、機種の組み合わせパターンを選択するための組合せパターン選択画面が表示されている。ここでは、特定の組み合わせパターンとして、「A社+B社」が選択されたものとする。
ユーザが特定の組み合わせパターン(任意の組み合わせパターンを含む)を選択すると対応するパターン選択信号が入力され、PC−POS端末2は、パターン選択信号に従い、特定の組み合わせパターンが選択されたか、あるいは任意の組み合わせパターンが選択されたか否かを判断する(STEP701)。
ここでは、PC−POS端末2は、特定の組み合わせパターンが選択されたと判断し(STEP701のNo)、特定の組合せ選択処理に移行する。PC−POS端末2は、選択されたパターン名称IDに関連づけられたパターンID及び機種IDの組み合わせ情報をパターン定義テーブルから特定し、特定した機種IDの組み合わせ情報に従って関連する機種名称や機種画像データを周辺機器管理テーブルから読み出し、図10(B)に示すような機種選択画面に表示する(STEP703)。
図10(B)では、ユーザが「A社+B社」を選択した場合の例として、「A社+B社」の組み合わせパターンに該当する機種の組み合わせパターンの一覧85が表示されている。一覧85では、機種の名称と画像がデバイス毎に表示されている。ユーザは、一覧85を見て、現在接続している機器の組み合わせが、どの組み合わせに該当するかを確認し、該当する機器の組み合わせを、マウス等を操作して選択することができる。PC−POS端末2は、ユーザが特定の機種の組み合わせを選択すべく機種パターン選択信号を入力すると、この機種パターン選択信号に基づいてユーザが選択したパターンIDを特定し、メモリに格納する(STEP705)。
PC−POS端末2は、ユーザによって選択されたパターンIDに従う機種情報を含むデバイスドライバの取得要求を管理サーバ3に送信する(STEP715)。管理サーバ3は、デバイスドライバの取得要求を受信すると、これに含まれるパターンIDに従いデバイスドライバ記憶手段32を参照し、該当するデバイスドライバを送り返す。以下、STEP717以降の処理は上述したとおりである。
[周辺機器の変更処理の流れ]
図8は、PC−POS端末2のCPU201による周辺機器の設定変更処理内容の詳細を表わしたものである。ここでは、ユーザが任意の組み合わせを指定した後に、周辺機器の設定を変更する場合について説明する。
図8に示すように、PC−POS端末2は、ユーザから端末情報の参照指示あるいは設定機種の変更指示を受け付けると(STEP801)、端末情報IDを含む端末情報の取得要求を管理サーバ3に送信する(STEP803)。管理サーバ3は、端末情報の取得要求をPC−POS端末2から受信すると、取得要求に含まれる端末番号に従って管理マスタ31を参照し、対応する端末情報をPC−POS端末2に送り返す。
PC−POS端末2は、管理サーバ3から送信される端末情報を受信すると、これらを図11に示すような端末情報設定画面に出力する(STEP805)。図11では、ユーザが操作するPC−POS端末2の表示装置に、端末の現在の状況を示す端末情報91が表示されていることが分かる。ユーザは、選択デバイスの欄を見て、現在接続しているデバイスの設定を確認することができる。ユーザは、「変更」ボタンを選択して、他のデバイスの組み合わせパターンを選択することができる。ユーザが「変更」ボタンを選択すると、デバイスの変更を指示する変更指示信号が入力される。
PC−POS端末2は、この変更指示信号が入力されると、図9(B)に示す画面に遷移する。図9(B)の画面にて、ユーザが変更対象となるデバイスを選択し、図9(C)の画面にて、ユーザが変更対象となるデバイスの機種を選択した後、図9(B)の画面にて確定ボタン83を選択すると、PC−POS端末2は、変更された機種を特定し(STEP809)、変更された機種IDと既に設定されている機種の機種IDとに従って設定ファイル21(パターン定義ファイル)を参照し、機種IDの組合せが設定ファイル21にて定義されているか否かを判断する(STEP811)。
PC−POS端末2は、機種IDの組合せが設定ファイル21にて定義されていると判断する場合は、選択された機種の組み合わせは可であると判断し(STEP811のYes)、変更された機種IDに従いデバイスドライバの取得要求を管理サーバ3に送信する(STEP813)。デバイスドライバの取得要求には、変更された機種IDを識別するための機種情報が含まれている。管理サーバ3は、デバイスドライバの取得要求を受信すると、これに含まれる機種情報に従いデバイスドライバ記憶手段32を参照し、変更された機種に該当するデバイスドライバを送信する。
PC−POS端末2は、管理サーバ3から送られるデバイスドライバを受信すると、これを外部記憶装置の所定の領域に格納し、デバイスドライバを更新する(STEP815)。PC−POS端末2は、新たに取得したデバイスドライバの実行下で、変更した対象機種の動作確認を行う。例えば、該デバイスドライバに対応する機種が本体100に接続されているか否かを検出する。また、該デバイスドライバに対応する機種が正常に動作しているか否かを検出する。
PC−POS端末2は、デバイスドライバの実行により、変更した機種が本体100に接続されていること及び変更した機種が正常に動作していることを検出すると、変更対象機種の動作確認がとれた旨を設定モジュールに通知する(STEP817)。
PC−POS端末2の設定モジュールは、変更対象機種の動作確認がとれた旨の通知を受け付けた場合には、機種変更が完了した旨の機種変更情報をサーバに送信する(STEP819)。機種変更情報には、例えば、端末番号、使用機種情報、アップデート導入日時、アップデート導入バージョンなどが該当する。管理サーバ3は、機種変更情報を受信すると、これを管理マスタ31に登録し、機種変更の確定通知を送り返す。
PC−POS端末2は、管理サーバ3から機種変更の確定通知を受け付けると、機種変更処理を終了し、機種変更完了ボタンを画面に表示する。ユーザが、機種変更完了ボタンを押すと、自動的に再起動し、変更後のPOSデバイスを使用可能状態にする。
なお、PC−POS端末2は、STEP811にて機種IDの組合せが設定ファイル21にて定義されていないと判断する場合は、新たに選択された機種は不可であると判断し(STEP811のNo)、第1のエラー処理を実行する(STEP812)。
また、PC−POS端末2の設定モジュールは、STEP817にて、デバイスドライバの実行により、変更対象機種の動作確認がとれなかった旨を通知された場合には、第2のエラー処理を実行する(STEP820)。
なお、ユーザが特定の組み合わせパターンを選択している場合に、他の特定の組み合わせパターンに変更しようとする場合には、図11のリストボックスにて特定の組み合わせパターンを選択して変更ボタン92を押下することができる。この場合、PC−POS端末2は、図9(B)に示す画面に遷移する。
上記実施形態によれば、種類が異なる周辺機器同士の組合せを定義した設定ファイル21を設け、入力された周辺機器の組み合わせの妥当性を設定ファイル21に従って判断することとしたので、組合せが妥当ではない周辺機器についてインストールが実行されることを事前に防止することが可能になる。
また、上記実施形態によれば、ユーザは、周辺機器の組み合わせを製造メーカのパターンから選択することができるので、組み合わせ可能な周辺機器が多数ある場合でも、容易に接続した周辺機器の機種を絞り込むことができるようになる。また、特定の組み合わせを選択した場合には、動作確認がとれている組み合わせの中から、該当する組み合わせを選択するので、誤った機種同士を組み合わせて入力することを事前に防止することが可能になる。
また、仮に、ユーザが任意に機種を組み合わせたい場合(例えば、既に保持している周辺機器を利用したいような場合)には、自由に個々の機種を選択することができるとともに、入力された機種同士の組合せが妥当か否かを判断しているので、デバイスドライバをダウンロードする前に、ユーザが任意に組み合わせた機種の妥当性を判断することが可能になる。
また、上記実施形態によれば、店舗のユーザは接続対象である周辺機器を選択入力するだけでよいので、周辺機器の設定に不慣れな店舗のユーザであっても、容易かつ確実に、周辺機器の設定作業を行うことができるようになる。
また、上記実施形態によれば、ユーザが所望の周辺機器を組み合わせてPOS端末装置を容易に構築することができるので、POS端末装置を構成するハードウェアに対するユーザの選択肢が広がり、その結果、店舗の業務や形態などに応じた最適な機器構成を選択することが可能になる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、汎用のPCとPOSデバイスとが接続されて構成されるPOS端末装置におけるモジュール間の制御処理について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に応用可能である。ここでは、第1の実施の形態にて説明したインストール処理に従って店舗でのインストール作業が終了したPC−POS端末2を例にモジュール間の制御処理を説明する。ただし、汎用のPCとPOSデバイスとが接続されて構成されるPOS端末装置であれば、他の方法によりインストール作業が行われたものであってもよい。
ここで、本実施形態におけるモジュール間の制御処理の特徴について簡単に説明する。本実施形態では、業務毎に異なる複数のアプリケーションソフトウェアを1台のPC−POS端末装置2に実装することを前提とする。当該構成において、ユーザは、POS業務の際には、PC−POSモジュールを実行し、入出荷業務の際には、入出荷業務用の外部モジュールを実行する。従来、ユーザがPOS業務を処理中に入出荷業務を行う必要が生じた場合には、PC−POSモジュールを終了して、外部モジュールを起動していた。
しかし、業務を変更するたびに、現在処理中のモジュールを終了し、他のモジュールを起動しなければならないのは、操作が面倒かつ煩雑であり、終了起動に伴う時間は効率的な業務の妨げでもある。また、これらの業務が交互にかつ頻繁に発生する場合には、操作が煩雑になるだけでなく、誤操作により必要なデータを入力しないうちに使用中のモジュールを終了してしまう事態もある。
そこで、本実施形態では、POS業務を実行中に他の業務を実行する必要が生じた場合でも、POSアプリケーションを終了することなく他の外部アプリケーションを実行することができるようにしたものである。また、POSアプリケーションから外部アプリケーションに遷移した場合には、POSアプリケーションにて使用しているPOSデバイスを強制的に解放することで、外部アプリケーションによる周辺機器(POSデバイス)の使用を可能にしている。
以下、第2の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図12は、第2の実施の形態であるPC―POS端末を含むPOSシステム全体の構成を示す図である。図12において、第1の実施の形態の図1と同じ構成要素ないしは機能実現手段については同じ符号が付されるとともに、所定の構成要素ないしは機能実現手段については、記載を省略している。
図12に示すように、第2の実施形態に係るPC−POS端末2’は、業務毎に異なる複数のアプリケーションソフトウェアを1台のPOS端末装置に実装している。具体的には、POS業務(商品の売上データの登録など)を実行するための制御プログラムであるPC−POSモジュール(POSアプリケーションプログラム)22に加えて、POS業務以外の業務を実行するための制御プログラムである外部モジュール23を実装している。外部モジュール23は、PC−POSモジュールから独立したモジュールである。PC−POS再表示モジュール24は、PC−POSモジュール22及び外部モジュール23から独立したモジュールであり、非表示状態のPC−POS画面を再表示するための制御プログラムである。
各モジュールは、外部記憶装置204に格納されている。CPU201は、外部記憶装置204から外部記憶装置I/F部203を経由して各モジュールを読出し、メモリ202へロードして実行することにより、PC本体100及びこれに接続された周辺機器の動作を制御するとともに、各種機能実現手段として動作する。
PC−POSモジュール(PC−POSmodule)22は、POS業務を実行するための部品群としてのモジュール群から構成される。具体的には、休止モジュール、開局モジュール、清算モジュール、点検モジュール、取消モジュール、外部呼出モジュール等を備える。CPU201は、PC−POSモジュールを実行することによりPOS業務処理手段として機能する。
休止モジュールは、PC−POSモジュールを休止させる機能を備え、開局モジュールは、売上処理を開始する処理や、売上データを売上データを管理する売上データベースに登録する登録処理を実行する。清算モジュールは当日分の売上データを売上データベースから読み出して集計する集計処理や、集計処理の結果をPOSサーバ1に送信する送信処理等を実行する。点検モジュールは、売上データベースから所定条件に合致する売上データを読み出して表示装置208に出力する。取消モジュールは、売上の取消を行うためのものであり、取消指定が入力されると、売上データベースから指定された売上データを読み出して、読み出した売上データをマイナスデータに変換し、変換後のデータを再度売上データベースに格納する取消処理を実行する。外部呼出モジュールは、POSデバイスの解放処理と外部モジュールを呼び出す処理を実行する。なお、これらのモジュールは一例であり、POS業務仕様に応じてモジュールの構成は適宜設定可能である。
外部モジュール(外部module)23は、上述したとおりPOS業務以外の業務を実行する制御プログラムであり、所定の業務を実行するための1又は1以上の部品群としてのモジュール群から構成される。例えば、入出荷業務、棚卸業務、勤怠管理業務などが該当する。PC−POS端末2’は、それぞれの業務を実行するための1または1以上の外部モジュールを実装することができる。ここでは、入出荷業務を実行するための入出荷業務モジュールを例に説明する。なお、CPU201は、外部モジュールを実行することにより外部業務処理手段として機能する。
外部モジュールは、例えば外部モジュールの実行を示すアイコン等が選択されることにより、また、PC−POSモジュールの一部品である外部呼出モジュールからの呼び出しに応じて、起動される。また、外部モジュールの終了が指示された場合には、後述するPC−POS再表示モジュール24を呼び出す処理を実行した後、終了する。
PC−POS再表示モジュール24は、非表示状態のPC−POS画面を再表示するための制御プログラムであり、外部モジュールからの呼び出しに応じて起動され、PC−POS画面の表示処理を終えると自動的に終了する。
本実施形態では、一例として、各モジュールは、本体100に付属のキーボードが備えるファンクションキーに割り付けられている。CPU201は、担当者によりファンクションキーが選択されると、選択されたファンクションキーに割り当てられたモジュールを起動する。
以上のように構成されるPOSシステムにおけるPOS業務の作業の流れについて説明する。まず、店舗が開店すると、担当者は、PC−POS端末2’の電源をいれ、PC−POSモジュール22を起動する。PC−POSモジュール22の起動により、PC−POS端末2’のディスプレイには売上登録画面が表示される。担当者の操作に従い、スキャナ30は、商品のタグに記憶されたバーコードを読み取って商品の金額を入力し、CPU201は、これを売上登録画面に表示する。
そして、担当者が顧客より受け取った代金を預かり金額としてテンキー20より入力すると、CPU201は、商品の金額と預かり金額との差額を算出し、売上登録画面上にはこの差額を釣銭として表示し、カスタマディスプレイ70には、「預かり金 ××円、おつり ××円」を表示する。さらに、CPU201は、ドロア223をオープンさせ、商品の金額や預かり金額を記載した帳票をレシート用プリンタ50から出力する。
また、顧客の支払がクレジットの場合には、担当者が所定のファンクションキーを選択してG−CAT端末80を利用する指示を入力する。CPU201は、この指示が入力されると、接続されているG−CAT端末80を動作可能な状態にする(クレジットカードの時機データを読み取り可能な状態にする)。
このように、店舗の担当者は、各POSデバイスを操作しながらPOS業務を処理することができる。
[外部モジュールの処理の流れ]
次に、PC−POS端末2’にて外部モジュールが起動される場合の処理の流れについて図13〜図16を用いて説明する。図13は、PC−POS端末2’が実装するPC−POSモジュールの処理内容の概要を表わしたものである。図14は、PC−POS端末2’が実装する外部モジュールの処理内容の概要を表わしたものである。図15は、PC−POS端末2’が実装するPC−POS再表示モジュールの処理内容の概要を表わしたものである。図16は、モジュール及び画面の遷移を示す図である。
まず、図13を用いてPC−POS端末2’が実装するPC−POSモジュールの処理内容を説明する。CPU201は、ユーザから入力される操作信号に従いPC−POSモジュール22を外部記憶装置204から読み出し、メモリ202へロードして実行する(STEP1301)。
PC−POSモジュールを起動すると、CPU201は、POSデバイスの設定処理を行う(STEP1302)。POSデバイスは、POS業務に必要な周辺機器のことである。本実施形態では、CAT217、レシートジャーナルプリンタ220、ドロア223、カスタマディスプレイ221、およびスキャナ222をPOSデバイスと呼び、POSデバイスの動作を制御するソフトをPOSデバイスドライバと呼ぶ。POSデバイスドライバは、デバイスを直接駆動するデバイスドライバと、アプリケーションとデバイスドライバとを仲介するOPOSドライバにより構成される。CPU201は、POSデバイスドライバを実行することによりデバイスドライバ手段として機能する。
POSデバイスの設定処理は、PC−POSアプリケーションからOPOSドライバに対して各デバイスの設定要求を送出することにより行う。既述のとおり、OPOSドライバは、各デバイスドライバに対する処理を行う中間ドライバソフトであり、各アプリケーションに対して共通のインターフェースを提供する。OPOSドライバは、アプリケーションからの処理要求を排他的に処理するように構成されている。OPOSドライバは、PC−POSアプリケーションからの設定要求を受け付けると、他のアプリケーションからの要求を受け付けていないか否か確認し、否である場合には、PC−POSアプリケーションからの設定要求を受け付ける。
以降、OPOSドライバは、POSデバイスに対するPC−POSアプリケーションからの要求を受け付けるが、他のアプリケーションからの要求を排除(拒否)するように制御するので、PC−POSアプリケーションは、OPOSドライバおよび各デバイスドライバを介してPOSデバイスを制御することができる。換言すれば、PC−POSアプリケーションは、そのPOSデバイスを占有する。なお、POSデバイスに対する要求には、データ出力などの処理要求(メソッド)や、デバイスの状態を取得するための状態取得(プロパティ)などが該当する。
POSデバイスの設定を終えると、CPU201は、所定の部品モジュール(例えば、開局モジュール)を実行することによりPC−POS画面を表示装置に出力する。図示してはいないが、担当者は、PC−POS画面に対して上述したように各POSデバイスを操作しつつPOS業務処理(売上登録、点検などの処理)を行うことができる。
PC−POSアプリケーションがOPOSドライバに対して処理要求を送信すると、OPOSドライバはこの処理要求を受け付けて、該当するデバイスドライバに当該処理を指示する。例えば、売上登録処理の場合、担当者が代金を預かり金額としてテンキー20より入力すると、CPU201は、商品の金額と預かり金額との差額を算出してカスタマディスプレイ70やレシートジャーナルプリンタ220に決済データとして出力する旨の処理要求をOPOSドライバに送信する。OPOSドライバは、決済データの出力指示をカスタマディスプレイ70やレシートジャーナルプリンタ220に対応するデバイスドライバにそれぞれ指示する。各デバイスドライバは、指示に従って決済データを表示するように対応するデバイスを制御する。
売上処理の途中で入出荷業務が発生した場合には、担当者は、入出荷業務モジュール(外部モジュール)を起動することができる。例えば、PC−POS画面に売上データを入力している状態で、そのPC−POS画面に表示され外部呼出モジュールに対応付けられたファンクションキー(例えばF10)を選択することができる。
CPU201は、外部呼出モジュールに対応付けられたファンクションキーより操作信号(外部モジュールの呼出信号)が入力されると、外部モジュールの呼び出しであると判断し(STEP1303のYes)、外部呼出モジュールを実行する。
CPU201は、外部呼出モジュールに従い、PC−POS画面の表示設定を「非表示」に設定する(STEP1305)。画面表示設定を変更することにより、PC−POS画面は非表示となり、担当者が表示装置上で視認することができない状態となる。
続いて、外部呼出モジュールの制御下で、CPU201は、POSデバイスの解放処理を実行する(STEP1307)。POSデバイスの解放処理は、PC−POSアプリケーションからOPOSドライバに対して各デバイスの解放要求を送出することにより行う。OPOSドライバは、PC−POSアプリケーションからの解放要求を受け付けると、PC−POSアプリケーションの設定を解除する。これにより、PC−POSモジュールからPOSデバイスを利用することはできなくなる。
POSデバイスの解放処理を終えたCPU201は、外部モジュールを呼び出す(STEP1309)。なお、PC−POSモジュールはメモリ202に常駐したままである。また、PC−POSモジュールが使用中のデータ(担当者が入力中の売上データなど)もまた、メモリ202に常駐している。
なお、POS業務は清算処理によって終了する。つまり、担当者が、清算処理を指示すると、CPU201は、清算モジュールを実施して清算処理を行うとともに、設定された各POSデバイスの解放処理を行い、電源をOFFする。
次に、図14を用いてPC−POS端末2’が実装する外部モジュールの処理内容を説明する。CPU201は、PC−POSモジュール(外部呼出モジュール)による呼び出しに応答して、外部モジュール23を外部記憶装置204から読み出しメモリ202へロードするとともに(STEP1401)、該当するデバイスの設定処理を行う(STEP1402)。該当するデバイスは、外部モジュール23により実施される業務にて使用するデバイスであり、POSデバイスの一部であってもよいし全部であってもよい。該当するデバイスの設定処理は、外部モジュール23からOPOSドライバに対して当該デバイスの設定要求を送出することにより行う。OPOSドライバは、外部モジュール23からの設定要求を受け付けると、外部モジュール23を有効なアプリケーションとして設定する。以降、OPOSドライバは、当該デバイスに対する外部モジュール23からの要求を受け付けるが、他のアプリケーションからの要求を排除するように制御するので、外部モジュール23は、OPOSドライバおよび該当するデバイスドライバを介して業務処理に必要なデバイスを制御することができる。
その後、担当者が入力する入力信号に応じて外部モジュールを実行する(STEP1403)。担当者は、外部モジュールに基づく画面(外部モジュール画面)に対して入出荷データの入力処理を行うことができる。その後、入出荷業務が終了すると、終了ボタン等のメニューを選択して終了指示信号を入力する。
CPU201は、終了指示信号が入力されると、外部モジュールの終了と判断し(STEP1405のYes)、設定したデバイスの解放処理を行う(STEP1406)。そして、PC−POS再表示モジュール24を呼び出し(STEP1407)、外部モジュール23を終了する(STEP1409)。外部モジュール23は所定の手順に従いメモリ202から消去される。
次に、図15を用いてPC−POS端末2’が実装するPC−POS再表示モジュールの処理内容を説明する。CPU201は、外部モジュール23による呼び出しに応答して、PC−POS再表示モジュール24を外部記憶装置204から読み出しメモリ202へロードする(STEP1501)。CPU201は、PC−POS再表示モジュール24に従い、PC−POSモジュールを呼び出して、PC−POS画面の表示設定を「非表示」から「表示(再表示)」へ変更する(STEP1502)。その後、CPU201は、PC−POS再表示モジュール24を終了する(STEP1503)。また、CPU201は、PC−POSモジュールに従い、POSデバイスの設定処理を行う。
画面表示設定を変更することにより、PC−POS画面は再度、表示状態となり、担当者が表示装置上で視認可能な状態となる。PC−POS画面は、非表示状態となる前の状態、つまり表示状態時の画面と同じ内容が表示される。
図16は、モジュール及び画面の遷移を示す図である。同図(A)は、モジュールが、遷移する様子を示しており、同図(B)は、モジュールの遷移に対応して画面が遷移する様子を示している。また、同図(C)は、店舗担当者が実施している業務の内容を示している。
図16に示すように、PC−POSモジュールの実行時に外部モジュールが起動されると、PC−POS画面13b1は非表示状態13b2となり、外部モジュール画面13b3が表示状態となる。また、外部モジュールが終了すると、PC−POS再表示モジュールが起動され、外部モジュール画面13b3に代わって、表示状態のPC−POS画面13b4に遷移する。
以上、本実施形態によれば、PC−POSモジュール22から外部モジュール23を呼び出す場合には、PC−POS画面を非表示状態とするとともに強制的にPOSデバイスを解放しているので、PC−POSモジュール22自体を終了させずに外部モジュール23を実行させることができるようになる。
また、本実施形態によれば、PC−POSモジュール22から外部モジュール23を呼び出す場合には、PC−POSモジュール22をメモリに常駐させたままにしている。よって、店舗の担当者は、外部モジュール23の呼び出しのために売上データの入力や保存を慌てて行う必要がない。また、同一PC−POS端末2’上で異なるモジュール間を容易に行き来することが可能になるので、店舗における業務処理をより効率的に行うことができるようになる。
なお、本明細書において、物の発明は方法の発明として把握することができ、方法の発明は物の発明として把握することができる。また、上記発明は、コンピュータに所定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体またはプログラム製品としても成立する。なお、前記記録媒体とは、例えば、ハードディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやROM等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置がプログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆるマイクロコンピュータ等をも含む。
また、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合やハードウェア回路によって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
さらにまた、本明細書における手段は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例えば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が該当する。そして、1つの手段が有する機能が2つ以上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても良い。
[その他の実施形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は、上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において様々な変形例が可能である。
本発明の実施の一形態であるPC―POS端末を含むPOSシステムの構成図である。 本発明の実施の一形態であるPC−POS端末2のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態である管理サーバ3ハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態に係るデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の一形態に係るデータ構造の一例を示す図である。 PC−POS端末2のCPU201による周辺機器のインストール処理内容の概要を表わしたものである。 PC−POS端末2のCPU201による周辺機器のインストール処理内容の詳細を表わしたものである。 PC−POS端末2のCPU201による周辺機器の変更処理内容の詳細を表わしたものである。 PC−POS端末2の表示装置に表示された画面の一例を示す図である。 PC−POS端末2の表示装置に表示された画面の一例を示す図である。 PC−POS端末2の表示装置に表示された画面の一例を示す図である。 本発明の実施の一形態であるPC―POS端末を含むPOSシステム全体の構成を示す図である。 PC−POS端末2が実装するPC−POSモジュールの処理内容の概要を表わしたものである。 PC−POS端末2が実装する外部モジュールの処理内容の概要を表わしたものである。 PC−POS端末2が実装するPC−POS再表示モジュールの処理内容の概要を表わしたものである。 モジュール及び画面の遷移を示す図である。
符号の説明
1・・・POSサーバ
2・・・PC−POS端末
3・・・管理サーバ
21・・・設定ファイル
31・・・管理マスタ
32・・・デバイスドライバ

Claims (8)

  1. 周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを保持する管理サーバと通信可能に接続されたPOS端末装置であって、
    周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    周辺機器の動作を前記記憶手段に記憶された制御プログラムに従い制御する制御手段と、
    種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、
    設定対象である周辺機器の機種を入力する入力手段と、
    前記設定ファイルを参照して前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であると判断された場合に、前記入力手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムを管理サーバから取得し、この取得した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、
    を備えることを特徴とするPOS端末装置。
  2. 周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを保持する管理サーバと通信可能に接続されたPOS端末装置であって、
    周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    周辺機器の動作を前記記憶手段に記憶された制御プログラムに従い制御する制御手段と、
    種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、
    前記設定ファイルを参照して種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを一覧表示する表示手段と、
    前記表示手段より表示された組み合わせの中から特定の組み合わせを入力する入力手段と、
    前記入力手段が入力した特定の組み合わせの各機種に対応する制御プログラムを管理サーバから取得し、この取得した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、
    を備えることを特徴とするPOS端末装置。
  3. 現在接続されている周辺機器の機種情報を取得する取得手段と、
    現在接続されている周辺機器の機種を変更する変更指示を入力する変更指示入力手段と、
    前記変更指示入力手段より変更指示が入力された場合に、変更対象となる周辺機器の機種を入力する変更手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記取得手段が取得した機種情報及び前記設定ファイルを参照して、前記変更手段が入力した周辺機器の機種と現在接続されている他の周辺機器の機種との組合せが妥当であるか否か判断し、
    前記格納手段は、前記判断手段により前記変更手段が入力した周辺機器の機種と現在接続されている他の周辺機器の機種との組合せが妥当であると判断された場合に、前記変更手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムを前記管理サーバから取得し、この取得した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
  4. 前記判断手段は、
    予め設定された2以上の周辺機器の種類の全てについて、設定対象となる周辺機器の機種が前記入力手段より入力された場合に、前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断することを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
  5. 前記周辺機器は、スキャナ、カスタマディスプレイ、ドロア、レシートプリンタ及びCAT端末のうち少なくとも2つ以上であることを特徴とする請求項1から4いずれか記載のPOS端末装置。
  6. POS業務処理を実行するPOS端末と、該POS端末を管理するための管理サーバとが通信可能に構成された保守システムであって、
    前記POS端末装置は、
    周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    周辺機器の動作を前記記憶手段に記憶された制御プログラムに従い制御する制御手段と、
    種類が異なる周辺機器の機種同士の組み合わせを定義した設定ファイルと、
    周辺機器の機種を入力する入力手段と、
    前記設定ファイルを参照して前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であるか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記入力手段が入力した周辺機器の機種同士の組み合わせが妥当であると判断された場合に、前記入力手段が入力した周辺機器の機種に対応する制御プログラムの取得要求を管理サーバへ送信する送信手段と、
    前記送信手段に対応して前記管理サーバから送信される制御プログラムを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した制御プログラムを前記記憶手段に格納する格納手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記POS端末装置に関する端末情報を管理する管理マスタと、
    前記周辺機器の動作を制御するための制御プログラムを前記周辺機器の機種と対応付けて記憶するプログラム記憶手段と、
    前記POS端末装置から制御プログラムの取得要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した取得要求に含まれる機種情報に従って前記プログラム記憶手段から対応する制御プログラムを読み出す読出手段と、
    前記読出手段より読み出された制御プログラムを前記POS端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする保守システム。
  7. POS業務処理を実行するPOS業務処理手段と、
    他の業務処理を実行する外部業務処理手段と、
    周辺機器の動作を制御するデバイスドライバ手段と、を備えるPOS端末装置であって、
    前記デバイスドライバ手段は、
    前記POS業務処理手段および外部業務処理手段からの要求を排他的に受け付け、
    前記POS業務処理手段は、
    POS業務処理の実行中に前記外部業務処理手段の実行要求をユーザより受け付けると、前記POS業務処理手段が占有しているデバイスドライバ手段に対して解放要求を送出した後、前記外部業務処理手段を呼び出すことを特徴とするPOS端末装置。
  8. 前記POS業務処理手段は、
    POS業務処理の実行中に前記外部業務処理手段の実行要求をユーザより受け付けると、表示装置に表示されるべきPOS画面を非表示の状態に設定した後、前記外部業務処理手段を呼び出す処理を実行し、
    前記外部業務処理手段は、
    前記外部業務処理の終了命令を受け付けると、前記外部業務処理手段が占有しているデバイスドライバ手段に対して解放要求を送出した後、前記非表示の状態に設定されたPOS画面を前記表示装置に表示することを特徴とするPOS端末装置。

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