JP2010277364A - 電子棚札システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の商品に共通の商品情報が電子棚札システムに入力された際にそれを電子棚札に確実に表示させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】対応付け処理の際に、ESLサーバ10には、複数種類の商品に対応する電子棚札5に係る装置コードと当該複数種類の商品の一の商品に係る商品コードが入力される。ESLサーバ10には、POSサーバ3から、当該複数種類の商品に共通の商品情報と当該複数種類の商品の一の商品に係る商品コードが入力される。ESLサーバ10は、対応付け処理のときの商品コード及び装置コードとグループファイルに基づいて、POSサーバ3からの商品コードに係る商品に対応する電子棚札5を特定する。この電子棚札5にはPOSサーバ3からの商品情報が送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する電子棚札を備える電子棚札システムに関する。
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、POSシステム等に記憶される商品マスタによって、店舗内の商品の売価が一元的に管理されている。その一方で、消費者(顧客)への売価の伝達は、商品の近傍に配置される紙媒体の棚札によりなされることが多い。このような紙媒体の棚札を採用した場合においては、棚札の管理は人手に頼らざるを得ないことから、売価の間違いなどの人為的ミスが生じやすい。このため、商品マスタとは異なる誤った売価が、消費者に対して伝達されるおそれがある。
このような問題を解決するため、特許文献1にも記載されているように、近年、電子棚札システム(ESLシステム/Electronic Shelf Label System)が実用化されている。電子棚札システムにおいては、複数の電子棚札のそれぞれが商品に対応して配置されており、商品マスタに基づく売価が各電子棚札に送信されて、各電子棚札は送信されてきた売価を表示するようになっている。これにより、消費者に対して正しい売価を伝達できるようになっている。
特許文献1に記載の電子棚札システムでは、サーバ装置において、電子棚札を識別するための棚札識別情報である装置コードと、商品を識別するための商品識別情報である商品コードとを対応付けて示すリンクファイルが記憶されている。このリンクファイルによって電子棚札と商品とがデータ的に対応付けられている。サーバ装置は、ある商品についての売価を電子棚札に対して送信する際には、リンクファイルを参照して、当該商品に対応する電子棚札を特定し、特定した電子棚札に対して当該商品についての売価を送信している。これにより、電子棚札には、それに対応する商品の売価が表示される。電子棚札システムにおいて、電子棚札と商品とをデータ的に対応付ける際には、作業者によって、対象の商品についての商品識別情報と、当該商品に対応付ける電子棚札についての棚札識別情報とが電子棚札システムに入力される。電子棚札システムでは、入力された商品識別情報と棚札識別情報とが互いに対応付けられてリンクファイルに登録される。
特開2004−265196号公報
さて、電子棚札システムにおいて管理されている、ある商品についての商品情報が更新される際には、POSシステム等の上位システムから、電子棚札システムに対して、当該商品についての最新の商品情報及び商品識別情報が入力される。電子棚札システムでは、入力された商品識別情報で特定される商品についての商品情報が、入力された商品情報で更新される。そして、電子棚札システムでは、リンクファイルが参照されて、入力された商品識別情報で特定される商品に対応付けられている電子棚札が特定され、当該電子棚札に対して、入力された商品情報が送信される。これにより、当該電子棚札には最新の商品情報が表示されるようになる。
一方で、被服などの商品については、サイズだけが異なる複数種類の商品(例えば、Sサイズ、Mサイズ及びLサイズのセーター)にそれぞれ付与されている商品識別情報は互いに異なるものの、当該複数種類の商品においては消費者に伝達する売価などの商品情報が共通であることが多い。また、菓子などの商品については、包装だけが異なる複数種類の商品(例えば、赤色包装、青色包装及び黄色包装のラムネ菓子)にそれぞれ付与されている商品識別情報は互いに異なるものの、当該複数種類の商品においては消費者に伝達する商品情報が共通であることが多い。
このように、互いに異なる商品識別情報が付与された複数種類の商品であって、消費者に伝達する商品情報が共通である複数種類の商品については、当該複数種類の商品に共通の商品情報を表示する電子棚札が当該複数種類の商品に対応して配置される。このような場合に、リンクファイルにおいて、当該複数種類の商品のうちの一の種類の商品についての商品識別情報しか登録されていないときには、当該複数種類の商品についての最新の商品情報が上位システムから電子棚札システムに送られてきたとしても、電子棚札システムでは、当該複数種類の商品に対応して配置された電子棚札にその最新の商品情報を表示できない場合がある。
例えば、リンクファイルにおいて、Sサイズ、Mサイズ及びLサイズの商品のうち、Sサイズの商品についての商品識別情報しか登録されていない場合に、上位システムから電子棚札システムに対して、Mサイズの商品についての最新の商品情報及び商品識別情報が送られてきたときには、電子棚札システムに入力された、Mサイズの商品についての商品識別情報はリンクファイルには登録されていないことから、電子棚札システムでは、入力された商品情報を表示させる電子棚札を特定することができない。その結果、電子棚札システムでは、上位システムから入力された商品情報を電子棚札に表示できない。
そこで、本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、電子棚札システムにおいて、互いに異なる商品識別情報が付与された複数種類の商品に共通の商品情報が入力された場合に、当該商品情報を電子棚札に確実に表示させることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する電子棚札を備える電子棚札システムであって、それぞれが複数種類の商品から成る複数の商品グループが定められており、前記複数の商品グループのそれぞれでは、当該商品グループを構成する複数種類の商品に対して、互いに異なった、商品を識別するための商品識別情報が付与されており、一の商品グループに含まれる一の種類の商品についての商品識別情報と、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を識別するための棚札識別情報とが入力される第1入力部と、一の商品グループを構成する複数種類の商品をそれぞれ識別するための複数の商品識別情報が商品グループごとに示されたグループ情報を記憶する記憶部と、前記第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報と、当該商品グループに含まれる一の種類の商品についての商品識別情報とが入力される第2入力部と、前記第1入力部に入力された商品識別情報及び棚札識別情報と前記グループ情報とに基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する棚札特定部と、前記棚札特定部で特定された電子棚札に対して、前記第2入力部に入力された商品情報を送信する送信部とを備え、前記送信部から商品情報を受信した電子棚札は、当該商品情報を表示する。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電子棚札システムであって、前記棚札特定部は、前記グループ情報に基づいて、前記第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品と同じ商品グループに属する他の種類の商品についての商品識別情報を特定する第1特定部と、前記第1入力部に入力された商品識別情報及び前記第1特定部で特定された商品識別情報と、前記第1入力部に入力された棚札識別情報とを対応付けて示す対応付け情報を生成する生成部と、前記対応付け情報に基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する第2特定部とを有する。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の電子棚札システムであって、前記棚札特定部は、前記第1入力部に入力された商品識別情報及び棚札識別情報を互いに対応付けて示す対応付け情報を生成する生成部と、前記グループ情報及び前記対応付け情報に基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する特定部とを有する。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の電子棚札システムであって、前記グループ情報は、商品グループごとに、一の商品グループを識別するためのグループ識別情報と、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品をそれぞれ識別するための複数の商品識別情報とを対応付けて示し、前記棚札特定部は、前記グループ情報に基づいて、前記第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループについてのグループ識別情報を特定する第1特定部と、前記第1特定部で特定されたグループ識別情報と、前記第1入力部に入力された棚札識別情報とを対応付けて示す対応付け情報を生成する生成部と、前記グループ情報に基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループについてのグループ識別情報を特定する第2特定部と、前記対応付け情報と前記第2特定部で特定されたグループ識別情報とに基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する第3特定部とを有する。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の電子棚札システムであって、前記グループ識別情報は、商品識別情報とは異なる体系で定められたもの、あるいは当該グループ識別情報によって特定される一の商品グループを構成する複数種類の商品をそれぞれ識別するための複数の商品識別情報のうち代表となる商品識別情報である。
請求項1乃至請求項5の発明によれば、第1入力部には、一の商品グループに含まれる一の種類の商品についての商品識別情報と、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札についての棚札識別情報とが入力され、第2入力部には、第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報と、当該商品グループに含まれる一の種類の商品についての商品識別情報とが入力される。そして、第1入力部に入力された商品識別情報及び棚札識別情報と、グループ情報とに基づいて、第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札が特定される。したがって、第1入力部及び第2入力部のそれぞれにおいて、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定することができる。よって、第1入力部及び第2入力部のそれぞれにおいて、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報を、当該複数種類の商品に共通の電子棚札に確実に表示させることができる。
特に、請求項2の発明によれば、第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品と同じ商品グループに属する他の種類の商品についての商品識別情報がグループ情報に基づいて特定され、その特定された商品識別情報及び第1入力部に入力された商品識別情報と、棚札識別情報とを対応付ける対応付け情報が生成される。したがって、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が第1入力部に入力されたとしても、当該一の商品グループを構成するすべての種類の商品についての商品識別情報と棚札識別情報とを対応付けることができる。よって、第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が第2入力部に入力されたとしても、当該商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定することができる。その結果、第1入力部及び第2入力部のそれぞれにおいて、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報を、当該複数種類の商品に共通の電子棚札に確実に表示させることができる。
特に、請求項3の発明によれば、第1入力部に入力された商品識別情報及び棚札識別情報を互いに対応付けて示す対応付け情報が生成される。そして、当該対応付け情報とグループ情報とに基づいて、第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札が特定される。したがって、第1入力部及び第2入力部のそれぞれにおいて、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定することができる。よって、第1入力部及び第2入力部のそれぞれにおいて、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報を、当該複数種類の商品に共通の電子棚札に確実に表示させることができる。
特に、請求項4の発明よれば、第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループについてのグループ識別情報がグループ情報に基づいて特定され、特定されたグループ識別情報と棚札識別情報とを対応付けて示す対応付け情報が生成される。そのため、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が第1入力部に入力されたとしても、当該一の商品グループについてのグループ識別情報と棚札識別情報とを対応付けて示す対応付け情報を生成することができる。そして、第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループについてのグループ識別情報がグループ情報に基づいて特定され、特定されたグループ識別情報と対応付け情報に基づいて、当該商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札が特定されるため、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が第2入力部に入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定することができる。よって、第1入力部及び第2入力部のそれぞれにおいて、一の商品グループのうち、どの種類の商品についての商品識別情報が入力されたとしても、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報を、当該複数種類の商品に共通の電子棚札に確実に表示させることができる。
本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムを含む商品管理システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムが備える電子棚札が配置された様子を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムが備える電子棚札が配置された様子を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムが備える電子棚札が配置された様子を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るESLサーバの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る商品ファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るリンクファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るグループファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る情報処理端末の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札の他の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るリンクファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るESLサーバの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る単品商品用リンクファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るグループ商品用リンクファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る電子棚札システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1〜3に係るグループファイルの変形例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るグループ商品用リンクファイルの変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1〜3の変形例に係る単品商品ファイルの例を示す図である。 本発明の実施の形態1〜3の変形例に係るグループ商品ファイルの例を示す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電子棚札システム1を含む商品管理システム100の構成例を示す図である。本実施の形態1に係る商品管理システム100は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に導入されるシステムである。図2,3は電子棚札システム1が備える電子棚札5が、店舗の商品棚60に配置された様子を示す図である。図2は商品6としてセーター等の被服が陳列された商品棚60に電子棚札5が取り付けられている様子を示し、図3は商品6としてチョコレートやラムネ菓子等の菓子が陳列された商品棚60に電子棚札5が取り付けられている様子を示している。
本電子棚札システム1においては、売価などの商品情報を表示する可搬性の電子棚札5が、商品6に対応して配置される。そして、電子棚札5には、対応する商品6についての、商品マスタに基づく売価が情報配信装置40から送信され、当該電子棚札5はその売価を表示する。これにより、電子棚札5においては、それに対応する商品6について、精算時の売価と一致する正しい売価が表示され、その結果、正しい売価が顧客に伝達されるようになっている。
図2,3に示されるように、店舗の販売スペース90に配置される複数の商品棚60のそれぞれには、複数種類からなる複数の商品6が陳列される。一の種類の商品6には一の固有の商品コードが付与されている。したがって、同じ商品コードが付与された複数の商品6の種類は同一であり、互いに異なる商品コードが付与された複数の商品6の種類は互いに異なることになる。商品コードは、商品6を識別するための商品識別情報であって、例えばJANコードである。各商品6には、当該商品6を識別するための商品コードを示すバーコードがラベルあるいは印刷により示されている。
商品棚60のフレーム61には複数の電子棚札5が取り付けられている。各電子棚札5は、商品6に対応して配置され、対応する商品6の近傍、例えば対応する商品6のすぐ下に配置される。
ここで、サイズだけが異なる複数種類の被服の間では、互いに異なった商品コードが付与されるものの、売価等が共通であることから電子棚札5に表示させる商品情報が同じとされる場合がある。また、パッケージの色だけが異なる複数種類の菓子の間では、互いに異なった商品コードが付与されるものの、売価等が共通であることから電子棚札5に表示させる商品情報が同じとされる場合がある。
このような、電子棚札5に表示させる商品情報が共通である複数種類の商品6については、共通の電子棚札5が設けられる。この場合には、一の電子棚札5は、複数種類の商品6に対応して配置され、当該複数種類の商品6に共通の商品情報を表示することになる。
一方で、一の種類の商品6に関して、電子棚札5に表示させる商品情報が同じとなるような他の種類の商品6が存在しないこともあり、この場合には、一の電子棚札5は、当該一の種類の商品6に対応して配置され、当該一の種類の商品6の商品情報を表示することになる。
以後、電子棚札5に共通の商品情報が表示される複数種類の商品6から成るグループを「商品グループ600」と呼ぶ。本実施の形態では、電子棚札5に表示させる商品情報が互いに異なる複数の商品グループ600が存在している。複数の商品グループ600のそれぞれには、当該商品グループ600を識別するためのグループ識別情報であるグループ番号が付与されている。また、電子棚札5に表示させる商品情報が同じとなるような他の種類の商品6が存在する商品6、つまり商品グループを構成する各商品6を「グループ商品6」と呼ぶ。また、電子棚札5に表示させる商品情報が同じとなるような他の種類の商品6が存在しない商品6を「単品商品6」と呼ぶ。
図2の例では、正面から見た際の商品棚60の左上、右上及び左下のスペースのそれぞれにおいて、Sサイズ、Mサイズ及びLサイズの複数種類の被服(グループ商品6)が陳列されており、当該複数種類の被服には共通の一の電子棚札5が対応付けられている。また図2の例では、正面から見た際の商品棚60の右下のスペースには、単品商品6である、フリー(F)サイズの一の種類の被服が陳列されており、当該一の種類の被服には一の電子棚札5が対応付けられている。
また図3の例では、正面から見た際の商品棚60の左上、右上及び左下のスペースのそれぞれにおいて、包装が異なる(例えば、包装の色が異なる)複数種類の菓子(グループ商品6)が陳列されており、当該複数種類の菓子には共通の一の電子棚札5が対応付けられている。また図3の例では、正面から見た際の商品棚60の右下のスペースには、単品商品6である一の種類の菓子が陳列されており、当該一の種類の菓子には一の電子棚札5が対応付けられている。
なお、図4に示されるように、一の商品グループ600を陳列するスペースが大きい場合には、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に対して、共通の複数の電子棚札5(図4では2つの電子棚札5)が対応付けられることもある。また、一の種類の単品商品6が陳列されるスペースが大きい場合には、当該一の種類の単品商品6に対して複数の電子棚札5が対応付けられることもある。図2,3の場合及び図4の場合のいずれの場合であっても、一の電子棚札5について見れば、一の商品グループ600を構成する複数種類のグループ商品6に対応付けられるか、一の種類の単品商品6に対応付けられるかのどちらかとなる。
本実施の形態1では、各電子棚札5は、商品6の配置換えなどに対応できるように、商品棚60のフレーム61から取り外し可能に構成されており、フレーム61から取り外して別の位置に再配置することができる。
次に、本実施の形態1に係る商品管理システム100の構成について詳細に説明する。図1に示されるように、商品管理システム100は、電子棚札システム1とともに、ストアコントローラ2およびPOSシステム3を備えている。POSシステム3が備えるPOSサーバ31及び電子棚札システム1が備えるESLサーバ10は、LAN21を介してストアコントローラ2に接続されている。これにより、ストアコントローラ2、POSシステム3及び電子棚札システム1の間で相互にデータ通信が可能とされている。
ストアコントローラ2は一般的なコンピュータで構成され、商品管理システム100を統括的に管理する装置として機能する。また、ストアコントローラ2はインターネットなどの外部ネットワークに接続されており、外部ネットワークを介して、店舗を統括管理する本部センターに配置されたサーバ装置等のコンピュータと通信可能とされている。
POSシステム3は、商品6の販売に係る情報をその販売時点において収集して分析するシステムであり、POSシステム3を統括的に管理するPOSサーバ31とともに、商品6の精算を行う複数のレジスタ32を備えている。POSサーバ31と各レジスタ32とは専用の通信ケーブルで接続されている。
POSサーバ31は一般的なコンピュータで構成され、そのハードディスクには、売価などの商品6に係る各種の情報を示す商品マスタ301が記憶されている。複数のレジスタ32のそれぞれにおいては、商品マスタ301に登録されている売価に基づいて商品6の精算がなされる。
店舗内の全商品6に係る情報は、この商品マスタ301により一元的に管理されている。商品マスタ301に記載される情報には、商品コード、商品6の名称である商品名、通常の売価である通常価格、特売における売価である特売価格、特売を実施する期間である特売期間、販売数、在庫数、1回の発注で納品される数である発注数、商品6の品質を示す品質情報などが含まれている。商品マスタ301に記載される商品情報は、通常、本部センターのコンピュータからの指示(ストアコントローラ2に受信される情報)に基づいて変更されるが、POSサーバ31を直接操作して商品情報を変更することも可能とされている。
電子棚札システム1は、上述した複数の電子棚札5と、情報配信装置40と、電子棚札5の表示を切り替える際に使用される可搬性のリモコン160と、電子棚札5と商品6とをデータ的に対応付ける際に使用される可搬性の情報処理端末180とを備えている。リモコン160からは赤外線信号が出力され、これを電子棚札5が受信することによって、当該電子棚札5の表示が切り替わる。
情報配信装置40は、ESLサーバ10と、ベースステーション41と、複数の通信装置4とを備えている。各通信装置4は電子棚札5と赤外線通信を行う。ベースステーション41は、ESLサーバ10及び各通信装置4に接続され、ESLサーバ10と各通信装置4との間の信号の中継器として機能する。各通信装置4は、ESLサーバ10からの商品情報をベースステーション41を通じて受け取り、受け取った商品情報を含む赤外線信号を電子棚札5に送信する。また、各通信装置4は、電子棚札5から送信される赤外線信号を受信する。複数の通信装置4は、販売スペース90内に配置された全ての電子棚札5と通信可能なように、販売スペース90の天井などに略一定距離ごとに配置されている。
ESLサーバ10は、電子棚札システム1を統括的に管理するサーバ装置であり、店舗内の販売スペース90とは別室のバックヤードに配置される。図5はESLサーバ10の構成を示す図である。ESLサーバ10のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。図5に示されるように、ESLサーバ10は、各種演算処理を行うCPU11、ブートプログラム等を記憶するROM12、演算処理の作業領域となるRAM13、プログラムや各種のデータファイルなどを記憶するハードディスク14、各種表示を行う表示部15、キーボードおよびマウスなどで構成される操作部16、LAN21を介したデータ通信機能を有するデータ通信部17を備えている。さらに、ESLサーバ10は、インターフェイス部18を介してベースステーション41に接続され、電子棚札5に送信すべきデータはインターフェイス部18を介してベースステーション41に伝達される。
ESLサーバ10のハードディスク14には、専用の動作プログラムが予め記憶されており、この動作プログラムに従ってCPU11が演算処理を行うことにより、ESLサーバ10としての各種機能が実現される。また、ESLサーバ10のハードディスク14には、商品ファイル101、リンクファイル102及びグループファイル103が記憶されている。
商品ファイル101は、商品6に関する各種の情報を示すデータファイルである。図6は商品ファイル101の例を示す図である。図6に示されるように、商品ファイル101はテーブル形式となっており、複数のレコード101aのそれぞれが、一の種類の商品6に係る商品情報を示している。具体的には、各レコード101aごとに、商品コード、商品名、通常価格、特売価格、特売期間、販売数、在庫数、発注数及び品質情報などが登録されている。これらの情報は、上述したPOSシステム3に記憶された商品マスタ301と同様の情報であり、ESLサーバ10とPOSシステム3との通信により商品マスタ301の情報に基づいて登録される。このため、商品ファイル101の情報と商品マスタ301の情報とは内容が一致する。
なお、図6において、商品コード「100201」、「100202」及び「100203」でそれぞれ特定される複数種類の商品6は一の商品グループ600を構成しており、商品コード「100301」、「100302」及び「100303」でそれぞれ特定される複数種類の商品6は一の商品グループ600を構成している。また、商品コード「150601」、「150602」及び「150603」でそれぞれ特定される複数種類の商品6は一の商品グループ600を構成しており、商品コード「150701」及び「150702」でそれぞれ特定される複数種類の商品6は一の商品グループ600を構成している。各商品グループ600では、それを構成する複数種類の商品6の間で通常価格、特売価格等が共通となっている。
リンクファイル102は、電子棚札5と商品6とをデータ的に対応付けるデータファイルである。図7はリンクファイル102の例を示す図である。図7に示されるように、リンクファイル102はテーブル形式となっており、各レコード102aは、一の商品コードと一の装置コードとを対応付けて示している。ここで、装置コードとは、電子棚札5を識別するための棚札識別情報であって、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のそれぞれに固有の情報である。本実施の形態1に係るリンクファイル102では、店舗で取り扱われる全種類の商品6についての商品コードのそれぞれに対して、一の装置コードが対応付けられている。このようなリンクファイル102によって、各単品商品6に対して電子棚札5がデータ的に対応付けられるとともに、各グループ商品6に対して電子棚札5がデータ的に対応付けられる。そして、リンクファイル102中の装置コードが利用されることにより、商品6の売価等の商品情報が、その商品6に対応する電子棚札5に対して送信されるようになっている。
グループファイル103は、商品グループ600と商品6とを対応付けるデータファイルである。図8はグループファイル103の例を示す図である。図8に示されるように、複数のグループ番号のそれぞれに対して、当該グループ番号で特定される商品グループ600を構成する複数種類の商品6をそれぞれ識別するための複数の商品コードが対応付けられている。つまり、グループファイル103では、商品グループ600ごとに、一の商品グループ600を識別するためのグループ番号と、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6をそれぞれ識別するための複数の商品コードとが対応付けて示されている。
以上の構成を有するESLサーバ10は、各電子棚札5に送信する送信データをCPU11で生成し、当該送信データをインターフェイス部18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に出力する。各通信装置4は、入力された送信データを含む通信信号を、自身が通信可能な各電子棚札5に出力する。具体的には、各通信装置4は、入力された送信データで変調した赤外線信号を送信する。これにより、販売スペース90に配置された各電子棚札5に対して同一の送信データが情報配信装置40から入力される。ESLサーバ10から送信される送信データには、商品ファイル101中の通常価格や特売価格などの商品情報や、装置コードなどが含まれている。
また、LAN21には、無線LAN用の電波中継器たるアクセスポイント(AP)170が接続されており、情報処理端末180は、アクセスポイント170を通じてLAN21に接続することが可能である。したがって、情報処理端末180は、LAN21を通じて、ストアコントローラ2、POSサーバ31及びESLサーバ10と通信することが可能である。
図9は情報処理端末180の構成を示す図である。図9に示されるように、情報処理端末180は、各種演算処理を行うCPU181、ROMやRAMなどで構成された、各種情報を記憶する記憶部182、各種表示を行う表示部183、複数の操作ボタンで構成された操作部184、バーコードが示す情報を取得するバーコードリーダ185及び無線LANを用いた無線通信によるデータ通信機能を有する無線LAN通信部186を備えている。
情報処理端末180は、無線LAN通信部186の機能により、AP170及びLAN21を通じて、ストアコントローラ2、POSサーバ31及びESLサーバ10との間でデータ通信を行うことができる。店舗の店員は、情報の入力を受け付ける入力部として機能する操作部184及びバーコードリーダ185を利用して、情報処理端末180に各種情報を入力することができる。情報処理端末180の記憶部182には、専用のプログラムが予め記憶されており、このプログラムに従ってCPU181が演算処理を行うことにより、情報処理端末180としての各種機能が実現される。
このような情報処理端末180は、ハンディターミナルのように専用の可搬性装置として構成されてもよく、バーコードリーダを接続したノートパソコンやPDAなどの汎用の可搬性コンピュータで構成されてもよい。
次に電子棚札5の構成について詳細に説明する。図10は電子棚札5の構成を示す図である。図10に示されるように、電子棚札5の前面には、各種情報を表示するディスプレイ51が配置されている。また、電子棚札5には、その前面から視認できるように、通信装置4との通信を行う通信部54が配置されている。
通信部54は、赤外線信号を出力する発光部52と、通信装置4及びリモコン160からの赤外線信号を受信し、それを電気信号に変換して出力する受光部53とを備えている。データを送信する送信部として機能する発光部52は例えばLEDで構成されており、データを受信する受信部として機能する受光部53は、例えばフォトダイオード及びアンプで構成されている。
ディスプレイ51は、その表示画面がマトリクス状に配列された複数の画素で構成された、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部であって、例えば電子ペーパで構成されている。電子ペーパ等の不揮発性表示部では、駆動電力を与えることなく表示内容を保持することができる。ディスプレイ51は、ドットマトリクス方式の表示部であるため、商品6の売価などを示す数値のみならず、文字、記号、図形などを表示することができる。
ディスプレイ51には、図10に示されるように、自装置が対応付けられた商品6の売価51aとともに、その商品6の商品名51bが表示される。また、ディスプレイ51には、自装置が対応付けられた商品6についての品質情報51cも表示される。
電子棚札5の内部には、当該電子棚札5の電源を供給する小型の電池56と、当該電子棚札5の動作を統括的に制御する制御部57とが設けられている。制御部57はCPUやメモリ57aなどで構成されている。メモリ57aには、ディスプレイ51に表示すべき売価や商品名などの各種情報や、自装置の装置コードが記憶される。通信装置4から出力された赤外線信号は、通信部54において電気信号に変換されて、その後、制御部57に入力される。制御部57は、入力された電気信号に対して復調処理を行ってESLサーバ10からの送信データを取得し、当該送信データに含まれる売価や商品名などの情報を一旦メモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、ディスプレイ51を制御して、メモリ57a内の各種情報をディスプレイ51に表示させる。このように、制御部57は、ディスプレイ51の表示を制御する表示制御部として機能する。
また電子棚札5は、ディスプレイ51の表示を切り替えることによって、図10に示される情報以外に、販売数、発注数、特売期間などの商品情報を表示することが可能である。さらに、電子棚札5は、表示を切り替えることによって、自身に割り当てられた装置コードを表示することができる。ディスプレイ51の表示は、リモコン160から出力される赤外線信号の種類に応じて切り替わる。リモコン160は、図示しない複数の操作ボタンを有しており、当該複数の操作ボタンに対する外部からの操作に応じて複数種類の赤外線信号を送信することが可能である。リモコン160から送信された赤外線信号が電子棚札5の受光部53で受信されると、電子棚札5の制御部57は、受光部53で受信された赤外線信号の種類に応じてディスプレイ51の表示を切り替える。
図11は、電子棚札5の表示が自装置の装置コードを示す表示に切り替えられた様子を示す図である。図11に示されるように、ディスプレイ51には、装置コードを数字で表す文字列51dと、装置コードを示すバーコード51eとが当該バーコード51eが延びる方向に並んで表示されるとともに、「装置コード」という文字列51fが表示される。
<システム導入時等における各電子棚札への商品情報の最初の送信>
次に、システム導入時等において販売スペース90内の各電子棚札5に対して初めて商品情報が送信される際の本実施の形態1に係る電子棚札システム1の動作について説明する。図12は当該動作を示すフローチャートである。
図12に示されるように、まず、ESLサーバ10のCPU11は、リンクファイル102の一のレコード102a(例えば先頭のレコード102a)を参照し、当該一のレコード102aから一の種類の商品6に係る商品コードと当該商品コードに対応付けられている装置コードとを取得する(ステップs1)。
次に、CPU11は、商品ファイル101から、取得した商品コードに対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する(ステップs2)。そして、CPU11は、取得した商品情報と装置コードとを含む送信データを生成してインターフェイス部18を通じて送信する(ステップs3)。ESLサーバ10から送信された送信データは、ベースステーション41を通じて各通信装置4に入力され、各通信装置4は、入力された送信データを含む赤外線信号を送信する。
通信装置4から送信された赤外線信号は、電子棚札5の通信部54において受信されて電気信号に変換される(ステップs4)。制御部57は、通信部54で得られた電気信号に対して復調処理を行って、ESLサーバ10からの送信データを取得する。制御部57は、得られた送信データ中の装置コードが、メモリ57a内に予め記憶された自装置の装置コードと一致するか否かを判定する。制御部57は、取得した装置コードが自装置のものと一致しない場合は、受信した赤外線信号は他の電子棚札5のための信号と判断し、処理を終了する。一方で、制御部57は、取得した装置コードが自装置のものと一致した場合は、受信した赤外線信号は自装置のための信号と判断し、得られた送信データ中の商品情報をメモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、メモリ57a内の商品情報をディスプレイ51に表示させる(ステップs5)。これにより、電子棚札5では図10のような画面が表示される。
制御部57は、ディスプレイ51にESLサーバ10からの商品情報を表示すると、ESLサーバ10からの送信データを正常に受け取った旨を示すACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる(ステップs6)。この赤外線信号は、通信装置4で電気信号に変換されて、当該電気信号に含まれるACK情報は、ベースステーション41及びインターフェイス部18を通じてCPU11に入力される(ステップs7)。
ESLサーバ10のCPU11は、ステップs3での商品情報の送信から所定時間内に電子棚札5からのACK情報が入力されると、再度ステップs1を行う。ここでは、それまでに参照されたレコード102aに登録されている装置コードとは別の装置コードが登録されているレコード102aが参照され、当該レコード102aに係る商品コード及び装置コードが取得される。以後、同様の処理が電子棚札システム1で行われる。
一方で、CPU11が商品情報を送信してから所定時間内にCPU11にACK情報が入力されない場合には、ESLサーバ10では再度ステップs3が実行されて、商品情報の再送が行われる。これにより、対象の電子棚札5に対して確実に商品情報を送信できる。その後、CPU11は、ACK情報を受け取ると、再度ステップs1を行う。ここでは、それまでに参照されたレコード102aに登録されている装置コードとは別の装置コードが登録されているレコード102aが参照される。
以上のような処理が電子棚札システム1で繰り返して行われることによって、リンクファイル102に登録されている全ての電子棚札5に対して、対応する商品6に係る商品情報が送信されて、当該全ての電子棚札5は、対応する商品6に係る商品情報を表示する。このとき、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に対応付けられている電子棚札5、言い換えれば、リンクファイル102において、自装置の装置コードが登録されたレコード102aが複数存在する電子棚札5は、当該複数種類の商品6に共通の商品情報を表示する。
なお、図6に示されるように、同じ商品グループ600に属する複数種類の商品6の間では、商品ファイル101に登録されている商品名(例えば、「セーター・Sサイズ」、「セーター・Mサイズ」、「セーター・Lサイズ」)は互いに異なっているが、当該複数種類の商品6に対応付けられた電子棚札5には、それらの商品名のうち共通の部分(例えば、「セーター」の部分)だけがESLサーバ10から送信されて表示される。
また、電子棚札システム1が上述のステップs1〜ステップs7と同様に動作することによって、電子棚札5が表示する、ある商品6についての商品情報を、商品ファイル101に登録されている他の商品情報に変更することができる。例えば、電子棚札5が表示する、ある商品6の売価を通常価格から特売価格に変更する場合には、まず、ESLサーバ10のCPU11は、対象の商品6に係る商品コードが登録されている、リンクファイル102の一のレコード102aを参照して、当該一のレコード102aに登録されている装置コードを取得する(ステップs1に相当)。次に、CPU11は、対象の商品6の商品コードが登録されている、商品ファイル101の一のレコード101aを参照して、当該一のレコード101aから特売価格を取得する(ステップs2に相当)。そして、CPU11は、取得した装置コード及び特売価格を含む送信データを生成する。この送信データは、インターフェイス部18、ベースステーション41及び通信装置4を通じて電子棚札5に送信される(ステップs3に相当)。その後、上述のステップs4〜s7と同様の処理が電子棚札システム1で行われることにより、対象の商品6に対応付けられている電子棚札5が表示する売価が通常価格から特売価格に変更される。
<電子棚札が表示する商品情報の更新>
次に、電子棚札5が表示する商品情報が更新される際の本実施の形態1に係る電子棚札システム1の動作について説明する。図13は、当該動作を示すフローチャートである。
図13に示されるように、ESLサーバ10にとっての上位サーバであるPOSサーバ31から、ESLサーバ10に対して、一の種類の商品6に係る商品コードと、当該商品6についての、電子棚札5が新たに表示する対象の商品情報とがLAN21を通じて入力される(ステップs21)。ESLサーバ10に入力された商品コードと商品情報とは、データ通信部17を通じてCPU11に入力される。
ここで、本実施の形態1に係るPOSサーバ31は、商品マスタ301内の単品商品6についての商品情報が更新されると、更新後の商品情報(電子棚札5が新たに表示する対象の商品情報)と、当該単品商品6に係る商品コードとをESLサーバ10に送信する。
一方で、POSサーバ31は、商品マスタ301において、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報(例えば、通常価格や特売価格)が更新されると、更新後の商品情報と、当該複数種類の商品6のうちのいずれか一種類だけの商品6に係る商品コードとを送信する。例えば、商品マスタ301において、一の商品グループ600を構成する、「セーター・Sサイズ」の商品6、「セーター・Mサイズ」の商品6及び「セーター・Lサイズ」の商品6に共通の通常価格が更新されると、更新後の通常価格と、「セーター・Sサイズ」の商品6、「セーター・Mサイズ」の商品6及び「セーター・Lサイズ」の商品6のうちの一の商品6に係る商品コード(例えば、「セーター・Sサイズ」の商品コード「100201」)とがPOSサーバ31から送信される。
次に、CPU11は、入力された商品コードに対応付けられている、商品ファイル101内の商品情報を、入力された新たな商品情報で更新する(ステップs22)。このとき、CPU11は、入力された商品コードが、グループ商品6に係る商品コードであれば、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品情報も、入力された新たな商品情報で更新する。具体的には、CPU11は、グループファイル103において入力された商品コードが登録されている場合には、グループファイル103を参照して、入力された商品コードと同じグループ番号が対応付けられている他の商品コードを特定する。この特定された商品コードが、CPU11に入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品コードである。そして、CPU11は、特定した商品コードに対応付けられている、商品ファイル101内の商品情報を、入力された新たな商品情報で更新する。これにより、共通の電子棚札5が対応付けられた複数種類の商品6のすべてについて、商品ファイル101内の商品情報が更新される。
次に、CPU11は、リンクファイル102を参照して、入力された商品コードに対応付けられている装置コードを特定する(ステップs23)。つまり、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6に対応付けられている電子棚札5を特定する。そして、CPU11は、特定した装置コードに係る電子棚札5に対して、入力された新たな商品情報を送信する(ステップs24)。つまり、CPU11は、特定した装置コードと新たな商品情報とを含む送信データを、インターフェイス部18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に入力し、各通信装置4に当該送信データを送信させる。
電子棚札5では、ESLサーバ10からの信号を通信部54が受信すると、制御部57は、当該信号に含まれる装置コードと、自身が記憶する装置コードとを比較し、両装置コードが一致すると、通信部54が受信した信号に含まれる新たな商品情報をメモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、メモリ57a内の新たな商品情報をディスプレイ51に表示させる(ステップs25)。これにより、電子棚札5の表示が更新される。その後、制御部57は、ACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。
このように、本実施の形態1に係る電子棚札システム1では、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5が表示する商品情報がPOSサーバ31からESLサーバ10に入力される際には、当該複数種類の商品6すべての商品コードがPOSサーバ31からESLサーバ10に入力されるのではなく、当該複数種類の商品6のいずれか一つの種類の商品6のみの商品コードがPOSサーバ31からESLサーバ10に入力される。
<商品と電子棚札との対応付け>
本電子棚札システム1を店舗に導入する際には、店舗で取り扱う商品6と電子棚札5とをデータ的に対応付ける処理、具体的には、商品コードと装置コードとを対応付ける処理が電子棚札システム1で行われる。また、販売する商品6の変更が生じた場合には、店舗で新たに取り扱う商品6と電子棚札5とをデータ的に対応付ける処理が電子棚札システム1で行われる。この対応付け処理では情報処理端末180が利用される。
図14は、商品6と電子棚札5とがデータ的に対応付けられる際の本電子棚札システム1の動作を示すフローチャートである。なお、対応付け処理の前には、対応付け対象となる商品6は、図2〜4の如く、販売に供する状態と同様に商品棚60に配置される。また、電子棚札5としては、商品6に未対応のもの用意される。電子棚札5は、商品6に未対応の場合には、上述の図11のように、自身の装置コードを文字列51d及びバーコード51eで表示するようになっている。
まず、商品6に未対応の電子棚札5と情報処理端末180が、作業者によって、対応付け対象となる商品6が配置された商品棚60の前まで運ばれる。そして、電子棚札5は、作業者によって、対応付け対象の商品6の近傍において商品棚60に取り付けられる。
次に、情報処理端末180の操作部184に対して作業者が所定の操作を行うと、操作部184はその操作情報をCPU181に入力する。そして、CPU181は、情報処理端末180の処理モードを、対応付けを行うための「リンクモード」に設定する。
次に、情報処理端末180が作業者に操作されることによって、バーコードリーダ185が、電子棚札5に表示された、装置コードを示すバーコード51eを読み取ると、その装置コードはバーコードリーダ185を通じてCPU181に入力される(ステップs31)。バーコード51eは電子棚札5の前面のディスプレイ51に表示されるため、電子棚札5が商品棚60に取り付けられた状態で、情報処理端末180は当該電子棚札5から装置コードを取得することができる。
さらに、情報処理端末180が作業者に操作されることによって、バーコードリーダ185が、商品棚60に載置された商品6に付されたバーコードを読み取ると、当該バーコードが示す商品コードはバーコードリーダ185を通じてCPU181に入力される(ステップs31)。
なお、情報処理端末180が装置コードと商品コードとを取得する順番は特には限定されず、情報処理端末180は、商品コードを先行して取得した後に、装置コードを取得しても良い。つまり、情報処理端末180が、商品コードを先に取得するか、装置コードを先に取得するかは問わない。
また、電子棚札5に装置コードを表示する代りに、装置コードをラベルや印刷などによって電子棚札5に付しても良い。この場合には、電子棚札5の前面に、装置コードを示すバーコードを付すことによって、電子棚札5が装置コードを表示する場合と同様に、電子棚札5が商品棚60に取り付けられた状態で、情報処理端末180は電子棚札5から装置コードを取得することができる。装置コードが電子棚札5の裏面に付される場合には、情報処理端末180は、商品棚60に取り付けられていない状態の電子棚札5から装置コードを取得することになる。
CPU181に入力された装置コード及び商品コードは、無線LAN通信部186からAP170を通じてESLサーバ10に送信され、ESLサーバ10のデータ通信部17に入力される(ステップs32)。データ通信部17に入力された装置コード及び商品コードはCPU11に入力される。
ESLサーバ10では、CPU11に装置コード及び商品コードが入力されると、CPU11は、入力された商品コードがリンクファイル102に既に登録されていないかを確認する(ステップs33)。CPU11は、入力された商品コードがリンクファイル102に既に登録されていないと判定すると、グループファイル103を使用して、入力された商品コードで特定される商品6が単品商品6かグループ商品6かを判定する(ステップs34)。具体的には、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されていない場合には、当該商品コードに係る商品6が単品商品6であると判定し、登録されている場合には、当該商品コードに係る商品6をグループ商品6であると判定する。
CPU11は、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6であると判定すると、入力された商品コード及び装置コードを対応付けて示す一のレコード102aをリンクファイル102に生成する(ステップs35)。その後、ESLサーバ10ではステップs38が実行される。
一方で、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6がグループ商品6であると判定すると、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに対応付けられているグループ番号を特定する。そして、CPU11は、グループファイル103を参照して、特定したグループ番号に対応付けられている、入力された商品コード以外の商品コードをすべて特定する。これにより、ESLサーバ10では、入力された商品コードで特定される商品6と同じ商品グループ600に属する他のすべての商品6に係る商品コードが特定される。CPU11は、入力された商品コード及び当該商品コードに係る商品6と同じ商品グループ600に属する他のすべての商品6に係る商品コードと、入力された装置コードとを対応付けて示す対応付け情報を生成する(ステップs36)。具体的には、CPU11は、入力された商品コード及び当該商品コードに係る商品6と同じ商品グループ600に属する他のすべての商品6に係る商品コードのそれぞれについて、当該商品コードと、入力された装置コードとを対応付けて示す一のレコード102aをリンクファイル102に生成する。これにより、ESLサーバ10では、入力された商品コード及び装置コードが対応付けられるだけでなく、入力された商品コードに係る商品6と同じ商品グループ600に属する他の種類の商品6に係る商品コードと、入力された装置コードとが対応付けられる。その後、ESLサーバ10ではステップs38が実行される。
CPU11は、ステップs33において、入力された商品コードが商品ファイル101にすでに登録されていると判定すると、入力された商品コードに関するレコード102aを生成せずに処理を終了する(ステップs37)。これにより、商品ファイル101においてすでに生成されているレコード102aと全く同じ情報を含む無駄なレコード102aが生成されることを防止できる。
このように、本実施の形態1では、商品グループ600を構成する複数種類の商品6のうちの一の種類の商品6に係る商品コードと装置コードをESLサーバ10のデータ通信部17に入力するだけで、ESLサーバ10においては、当該複数種類の商品6のすべてに係る商品コードと装置コードとが対応付けられる。つまり、作業者が、情報処理端末180を利用して、商品グループ600を構成する複数種類の商品6のうちの一の種類の商品6と電子棚札5とを対応付ける処理を行うだけで、ESLサーバ10においては、当該複数種類の商品6のすべてと電子棚札5とがデータ的に対応付けられる。
ステップs38では、CPU11が、商品ファイル101から、入力された商品コードに対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。そして、CPU11は、取得した商品情報と、入力された装置コードとを含む送信データをインターフェイス部18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に送信する。各通信装置4は、入力された送信データを含む信号を送信する。
商品6に対応付けられた電子棚札5では、ESLサーバ10からの信号を通信部54が受信すると、制御部57は、当該信号に含まれる装置コードと、自身が記憶する装置コードとを比較し、両装置コードが一致すると、通信部54が受信した信号に含まれる商品情報をメモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、メモリ57a内の商品情報をディスプレイ51に表示させる(ステップs39)。これにより、商品6との対応付けが完了した電子棚札5の表示が、図11の表示から図10の表示に切り替わる。その後、制御部57は、ACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。
以上のように、本実施の形態1に係る電子棚札システム1では、グループ商品6と電子棚札5とを対応付ける処理が行われる際には、ESLサーバ10のデータ通信部17に対して、一の商品グループ600に含まれる一の種類の商品6に係る商品コードと、電子棚札5に係る装置コードとが入力される(ステップs32)。例えば、グループ番号「031」で特定される一の商品グループ600に含まれる「ラムネ菓子・赤パッケージ」の商品6に係る商品コード「150601」と、電子棚札5に係る装置コード「990601」とがデータ通信部17に入力される。
そして、当該電子棚札5の表示を更新する処理が行われる際には、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報と、当該商品グループ600に含まれる一の種類の商品6に係る商品コードとが入力される(ステップs21)。例えば、グループ番号「031」で特定される一の商品グループ600を構成する、「ラムネ菓子・赤パッケージ」の商品6、「ラムネ菓子・青パッケージ」の商品6及び「ラムネ菓子・黄パッケージ」の商品6に共通の通常価格と、「ラムネ菓子・黄パッケージ」の商品6に係る商品コード「150603」とがデータ通信部17に入力される。
ESLサーバ10では、対応付け処理の際に入力された商品コード(「150601」)及び装置コード(「990601」)と、グループファイル103とに基づいて、当該商品コードに係る商品6が属する商品グループ600を構成するすべての商品6に係る商品コードと装置コードとを対応付けて示す対応付け情報(複数のレコード102a)が生成される(ステップs36)。そして、ESLサーバ10では、生成した対応付け情報に基づいて、電子棚札5の表示の更新処理の際に入力された商品コード(「150603」)で特定される商品6(「ラムネ菓子・黄パッケージ」)が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5(上記例では、装置コード「990601」の電子棚札5)が特定される(ステップs23)。つまり、ESLサーバ10では、対応付け処理の際に入力された商品コード及び装置コードとグループファイル103とに基づいて、電子棚札5の表示の更新処理の際に入力された商品コードで特定される商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5が特定される。
したがって、ESLサーバ10では、対応付け処理及び電子棚札5の表示の更新処理のそれぞれにおいて、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが入力されたとしても、ステップs23において、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5を特定することができる。よって、対応付け処理及び電子棚札5の表示の更新処理のそれぞれにおいて、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードがESLサーバ10に入力されたとしても、ステップs25において、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報を、当該複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示させることができる。また対応付け処理の際に、作業者は、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6のうちの一の種類の商品6に係る商品コードだけを情報処理端末180に入力するだけで良いことから、作業効率が飛躍的に向上する。
また、本実施の形態1に係る対応付け処理においては、ESLサーバ10では、対応付け処理の際に入力された商品コードで特定される商品6と同じ商品グループ600に属する他の種類の商品6についての商品コードがグループファイル103に基づいて特定される。そして、ESLサーバ10では、特定された商品コード及び入力された商品コードと装置コードとを対応付けて示す対応付け情報が生成される(ステップs36)。したがって、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが対応付け処理の際にELSサーバ10に入力されたとしても、当該一の商品グループ600を構成する全種類の商品6についての商品コードと装置コードとを対応付けることができる。よって、対応付け処理においてESLサーバ10に入力された商品コードで特定される商品6が属する商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが、電子棚札5の表示の更新処理でESLサーバ10に入力されたとしても、ステップs23において、当該商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5を特定することができる。その結果、対応付け処理及び電子棚札5の表示の更新処理のそれぞれにおいて、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが入力されたとしても、ステップs25において、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報を、当該複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示させることができる。
なお、図2〜4の商品6の陳列例では、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6が同時に店舗に陳列されていたが、当該複数種類の商品6の間で店舗に陳列する商品6が季節等によって入れ替えられる場合であっても、上述と同様にして、商品6と電子棚札5との対応付け及び電子棚札5の表示の更新を行うことができる。
例えば、グループ番号「032」で特定される商品グループ600において、「チョコレート・赤パッケージ」の商品6(以後、単に「赤パッケージ商品6」と呼ぶ)がまず店舗で販売されるようになり、上述のステップs31において、赤パッケージ商品6に係る商品コード「150701」と、一の電子棚札5の装置コード「990701」とが情報処理端末180に入力されると、ステップs36において、赤パッケージ商品6に係る商品コード「150701」と装置コード「990701」とを対応付けて示す一のレコード102aと、「チョコレート・黒パッケージ」の商品6(以後、単に「黒パッケージ商品6」と呼ぶ)に係る商品コード「150702」と装置コード「990701」とを対応付けて示す一のレコード102aとがリンクファイル102に生成される。このように、ESLサーバ10では、店舗で販売される一の種類の商品6の商品コードが入力されると、当該商品コードに係るレコード102aだけではなく、当該一の種類の商品6と同じ商品グループ600に属する、後に販売されるようになる他の種類の商品6に係る商品コードについてのレコード102aも生成される。
その後、赤パッケージ商品6の代わりに黒パッケージ商品6が店舗で販売されるようになり、上述のステップs21において、上位サーバから黒パッケージ商品6に係る商品コードと商品情報とがESLサーバ10に入力されると、ステップs23において、ESLサーバ10は、リンクファイル102を参照して、黒パッケージ商品6に係る商品コードに対応付けられている装置コードを特定する。そして、ESLサーバ10は、ステップs24において、特定した装置コードに係る電子棚札5に対して、上位サーバからの商品情報を送信する。これにより、赤パッケージ商品6及び黒パッケージ商品6に共通の電子棚札5に、上位サーバからの商品情報が表示される。
このように、本実施の形態1に係る電子棚札システム1では、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に関して、作業者が、店舗で最初に販売される一の種類の商品6と電子棚札5とを対応付ける処理を情報処理端末180を使用して行い(ステップs31)、その後、店舗で販売される商品6の種類が変更となり、変更後の種類の商品6に係る商品コードと商品情報とが上位サーバから送信される場合であっても(ステップs21)、当該商品情報を、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示することができる。
実施の形態2.
図15,16は、本発明の実施の形態2に係る電子棚札システム1の動作を示すフローチャートである。本実施の形態2に係る電子棚札システム1の構成は、上述の実施の形態1に係る電子棚札システム1の構成と同様である。本実施の形態2に係る電子棚札システム1は、実施の形態1に係る電子棚札システム1において、商品6と電子棚札5とがデータ的に対応付けられる際の動作と、電子棚札5が表示する商品情報が更新される際の動作とが変更されたものである。図15は、商品6と電子棚札5とがデータ的に対応付けられる際の本実施の形態2に係る電子棚札システム1の動作を示しており、図16は、電子棚札5が表示する商品情報が更新される際の本実施の形態2に係る電子棚札システム1の動作を示している。以下に、本実施の形態2に係る電子棚札システム1について、実施の形態1に係る電子棚札システム1との相違点を中心に説明する。
<商品と電子棚札との対応付け>
図15に示されるように、まずステップs41において、上述のステップs31と同様に、バーコードリーダ185が、電子棚札5に表示された、装置コードを示すバーコード51eを読み取るとともに、商品棚60に載置された商品6に付されたバーコードを読み取る。これにより、電子棚札5が表示するバーコード51eが示す装置コードと、商品6に付されたバーコードが示す商品コードとが、バーコードリーダ185を通じてCPU181に入力される。
CPU181に入力された装置コード及び商品コードは、無線LAN通信部186からAP170を通じてESLサーバ10に送信され、ESLサーバ10のデータ通信部17に入力される(ステップs42)。データ通信部17に入力された装置コード及び商品コードはCPU11に入力される。
ESLサーバ10では、CPU11が、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6であるかグループ商品6であるかを確認する(ステップs43)。具体的には、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されていない場合には、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6であると判定し、入力された商品コードがグループファイル103に登録されている場合には、入力された商品コードに係る商品6がグループ商品6であると判定する。
CPU11は、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6であると判定すると、入力された商品コードがリンクファイル102に登録されていないかを確認する(ステップs44)。CPU11は、入力された商品コードがリンクファイル102に登録されていないと判定すると、入力された装置コード及び商品コードを対応付けて示す一のレコード102aを商品ファイル101に生成する(ステップs45)。一方で、CPU11は、入力された商品コードがリンクファイル102に登録されていると判定すると、入力された商品コードに関するレコード102aを生成せずに処理を終了する(ステップs46)。
また、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6がグループ商品6であると判定すると、入力された商品コードと、当該商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品コードとがリンクファイル102に登録されていないかを確認する(ステップs44)。CPU11は、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに対応付けられているグループ番号を特定し、特定したグループ番号に対応付けられている、入力された商品コード以外の商品コードを特定することによって、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品コードを特定することができる。CPU11は、入力された商品コードと、当該商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品コードとがリンクファイル102に登録されていないと判定すると、入力された装置コード及び商品コードを対応付けて示す一のレコード102aを商品ファイル101に生成する(ステップs45)。一方で、CPU11は、入力された商品コード、及び当該商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品コードのいずれかがリンクファイル102に登録されていると判定すると、入力された商品コードに関するレコード102aを生成せずに処理を終了する(ステップs46)。
このようにESLサーバ10が動作することによって、各商品グループ600については、当該商品グループ600を構成する複数種類の商品6のうちの一の種類の商品6に係る商品コードだけがリンクファイル102に登録されるようになる。
図17は本実施の形態2に係るリンクファイル102の例を示す図である。例えば、グループ番号「010」に係る商品グループ600を構成する複数種類の商品6に係る商品コードのうち、「セーター・Sサイズ」の商品6に係る商品コード「100201」がESLサーバ10に最初に入力されると、図17に示されるように、リンクファイル102には、商品コード「100201」を含むレコード102aだけが生成され、当該商品グループ600に属する他の種類の商品6に係る商品コードを含むレコード102a、つまり、「セーター・Mサイズ」の商品6に係る商品コード「100202」を含むレコード102a、及び「セーター・Lサイズ」の商品6に係る商品コード「100203」を含むレコード102aは生成されない。
同様に、グループ番号「011」に係る商品グループ600を構成する複数種類の商品6に係る商品コードのうち、「カーディガン・Mサイズ」の商品6に係る商品コード「100302」がESLサーバ10に最初に入力されると、図17に示されるように、リンクファイル102には、商品コード「100302」を含むレコード102aだけが生成され、当該商品グループ600に属する他の種類の商品6に係る商品コードを含むレコード102a、つまり、「カーディガン・Sサイズ」の商品6に係る商品コード「100301」を含むレコード102a、及び「カーディガン・Lサイズ」の商品6に係る商品コード「100303」を含むレコード102aは生成されない。
ステップs45が実行されると、CPU11は、商品ファイル101から、入力された商品コードに対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。そして、CPU11は、取得した商品情報と、入力された装置コードとを含む送信データをインターフェイス部18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に送信する。各通信装置4は、入力された送信データを含む信号を送信する(ステップs47)。
商品6に対応付けられた電子棚札5では、ESLサーバ10からの信号を通信部54が受信すると、制御部57は、当該信号に含まれる装置コードと、自身が記憶する装置コードとを比較し、両装置コードが一致すると、通信部54が受信した信号に含まれる商品情報をメモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、メモリ57a内の商品情報をディスプレイ51に表示させる(ステップs48)。これにより、商品6との対応付けが完了した電子棚札5の表示が、図11の表示から図10の表示に切り替わる。その後、制御部57は、ACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。
<電子棚札が表示する商品情報の更新>
次に、電子棚札5が表示する商品情報が更新される際の本実施の形態2に係る電子棚札システム1の動作について図16を参照して説明する。
まず、POSサーバ31から、ESLサーバ10に対して、一の種類の商品6に係る商品コードと、当該商品6についての、電子棚札5が新たに表示する対象の商品情報とがLAN21を通じて入力される(ステップs51)。
ここで、本実施の形態2に係るPOSサーバ31は、実施の形態1と同様に、商品マスタ301内の単品商品6についての商品情報が更新されると、更新後の商品情報と、当該単品商品6に係る商品コードとをESLサーバ10に送信し、商品マスタ301において、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報が更新されると、更新後の商品情報と、当該複数種類の商品6のうちのいずれか一つだけの商品6に係る商品コードとを送信する。ESLサーバ10に入力された商品コードと商品情報とは、データ通信部17を通じてCPU11に入力される。
次に、CPU11は、入力された商品コードに対応付けられている、商品ファイル101内の商品情報を、入力された新たな商品情報で更新する(ステップs52)。このとき、CPU11は、入力された商品コードが、グループ商品6に係る商品コードであれば、上述のステップs22と同様にして、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600の他の種類の商品6に係る商品情報も、入力された新たな商品情報で更新する。
次に、CPU11は、リンクファイル102及びグループファイル103を使用して、表示を更新する対象の電子棚札5に係る装置コードを特定する(ステップs53)。ステップs53では、まずCPU11は、グループファイル103において入力された商品コードが登録されているか否かを判定する。CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されていないと判定すると、次にリンクファイル102を参照し、入力された商品コードに対応付けられている装置コードを特定する。この装置コードが、表示を更新する対象の電子棚札5に係る装置コードである。ESLサーバ10に入力された商品コードが、グループファイル103に登録されていないということは、当該入力された商品コードは単品商品6に係る商品コードであり、単品商品6に係る商品コードは、必ずリンクファイル102において装置コードと対応付けられていることから、リンクファイル102を参照することによって、当該入力された商品コードに対応する装置コードを特定することができる。
一方で、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されていると判定すると、グループファイル103を参照して、入力された商品コードが対応付けられているグループ番号を特定し、特定したグループ番号に対応付けられているすべての商品コードを特定する。つまり、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6がグループ商品6である場合には、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に係る商品コードを特定する。そして、CPU11は、リンクファイル102を参照して、特定した複数の商品コードのいずれかに対応付けられている装置コードを特定する。この装置コードは、CPU11に入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5の装置コードであって、表示を更新する対象の電子棚札5の装置コードである。リンクファイル102には、商品グループ600を構成する複数種類の商品6のうち、いずれか一つの種類の商品6に係る商品コードと装置コードとが対応付けられていることから、リンクファイル102を参照することによって、当該複数種類の商品6に共通の電子棚札5の装置コードを特定することができる。CPU11は、このようにして、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5を特定する。
次に、CPU11は、ステップs53で特定した装置コードに係る電子棚札5に対して、入力された新たな商品情報を送信する(ステップs54)。つまり、CPU11は、特定した装置コードと新たな商品情報とを含む送信データを、インターフェイス部18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に入力し、各通信装置4に当該送信データを送信させる。
電子棚札5では、ESLサーバ10からの信号を通信部54が受信すると、制御部57は、当該信号に含まれる装置コードと、自身が記憶する装置コードとを比較し、両装置コードが一致すると、通信部54が受信した信号に含まれる新たな商品情報をメモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、メモリ57a内の新たな商品情報をディスプレイ51に表示させる(ステップs55)。これにより、電子棚札5の表示が更新される。その後、制御部57は、ACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。
以上のように、本実施の形態2に係る対応付け処理においては、ESLサーバ10では、ステップs42で入力された商品コード及び装置コードを互いに対応付けて示す対応付け情報がリンクファイル102に生成される(ステップs45)。そして、ESLサーバ10では、当該対応付け情報とグループファイル103とに基づいて、電子棚札5の表示の更新処理におけるステップs51で入力された商品コードで特定される商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5が特定される(ステップs53)。したがって、ESLサーバ10では、対応付け処理及び電子棚札5の表示の更新処理のそれぞれにおいて、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが入力されたとしても、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5を特定することができる。よって、対応付け処理及び電子棚札5の表示の更新処理のそれぞれにおいて、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードがESLサーバ10に入力されたとしても、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報を、当該複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示させることができる(ステップs55)。
なお、本実施の形態2に係る電子棚札システム1においても、実施の形態1に係る電子棚札システム1と同様に、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に関して、作業者が、店舗で最初に販売される一の種類の商品6と電子棚札5とを対応付ける処理を情報処理端末180を使用して行い(ステップs41)、その後、店舗で販売される商品6の種類が変更となり、変更後の種類の商品6に係る商品コードと商品情報とが上位サーバから送信される場合であっても(ステップs51)、当該商品情報を、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示することができる。
実施の形態3.
図18は本発明の実施の形態3に係る電子棚札システム1が備えるESLサーバ10の構成を示す図である。図18に示されるように、本実施の形態3に係るESLサーバ10は、上述の実施の形態1に係るESLサーバ10において、構成としては、リンクファイル102の替わりに単品商品用リンクファイル201及びグループ商品用リンクファイル202をハードディスク14で記憶するものである。以下に、本実施の形態3に係る電子棚札システム1について、実施の形態1に係る電子棚札システム1との相違点を中心に説明する。
図19は単品商品用リンクファイル201の例を示す図である。単品商品用リンクファイル201は、電子棚札5と単品商品6とをデータ的に対応付けるデータファイルである。図19に示されるように、単品商品用リンクファイル201はテーブル形式となっており、各レコード201aは、一の種類の単品商品6に係る一の商品コードと、一の装置コードとを対応付けて示している。この単品商品用リンクファイル201を参照することにより、店舗で取り扱われている各単品商品6が、どの電子棚札5に対応付けられているかを特定することができる。
図20はグループ商品用リンクファイル202の例を示す図である。グループ商品用リンクファイル202は、電子棚札5と商品グループ600とをデータ的に対応付けるデータファイルである。図20に示されるように、グループ商品用リンクファイル202は、単品商品用リンクファイル201と同様にテーブル形式となっており、各レコード202aは、複数種類のグループ商品6で構成された一の商品グループ600に係るグループ番号と、一の装置コードとを対応付けて示している。上述のように、グループファイル103には、グループ番号と商品コードとが対応付けられていることから、グループ商品用リンクファイル202とグループファイル103を参照することによって、各商品グループ600について、当該商品グループ600を構成する複数種類の商品6が、どの電子棚札5に対応付けられているかを特定することができる。つまり、グループ商品6と電子棚札5とは、グループ商品用リンクファイル202及びグループファイル103によってデータ的に対応付けられている。
<システム導入時等における各電子棚札への商品情報の最初の送信>
次に、システム導入時等において販売スペース90内の各電子棚札5に対して初めて商品情報が送信される際の本実施の形態3に係る電子棚札システム1の動作について説明する。ここで、単品商品6に対応付けられている各電子棚札5に対しては、図12のステップs1で使用するファイルをリンクファイル102から単品商品用リンクファイル201に置き換えるだけで、実施の形態1と同様にして商品情報を送信することができる。したがって、以下では、グループ商品6に対応付けられている各電子棚札5に対して初めて商品情報が送信される際の本実施の形態3に係る電子棚札システム1の動作について説明する。図21は当該動作を示すフローチャートである。
図21に示されるように、まず、ESLサーバ10のCPU11は、グループ商品用リンクファイル202の一のレコード202a(例えば先頭のレコード202a)を参照し、当該一のレコード202aから一のグループ番号と当該グループ番号に対応付けられている装置コードとを取得する(ステップs61)。
次に、CPU11は、グループファイル103を参照して、取得したグループ番号に対応付けられている複数の商品コードのうちの一の商品コードを取得する(ステップs62)。ここでは、ステップs61で取得されたグループ番号に対応付けられていれば、どの商品コードでも良い。
次に、CPU11は、商品ファイル101から、取得した商品コードに対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する(ステップs63)。そして、CPU11は、取得した商品情報と、ステップs61で取得した装置コードとを含む送信データを生成する。この送信データは、インターフェイス部18及びベースステーション41を通じて、各通信装置4に入力される。各通信装置4は、入力された送信データを含む赤外線信号を送信する(ステップs64)。
以後、電子棚札システム1では、ステップs65〜s68において、上述のステップs4〜s7と同様の処理が行われる。その後、ESLサーバ10のCPU11は、再度ステップs61を行う。ここでは、それまでに参照されたレコード202aとは別のレコード202aが参照される。以後、同様の処理が電子棚札システム1で行われる。なお、CPU11が商品情報を送信してから所定時間内にCPU11にACK情報が入力されない場合には、ESLサーバ10では再度ステップs64が実行されて、商品情報の再送が行われる。その後、CPU11は、ACK情報を受け取ると、再度ステップs61を行う。ここでは、それまでに参照されたレコード202aとは別のレコード102aが参照される。
<電子棚札が表示する商品情報の更新>
次に、電子棚札5が表示する商品情報が更新される際の本実施の形態3に係る電子棚札システム1の動作について説明する。図22は、当該動作を示すフローチャートである。
図22に示されるように、ESLサーバ10では、ステップs71,s72において、上述のステップs21,s22と同様の処理が行われる。次に、ESLサーバ10では、CPU11が、単品商品用リンクファイル201、グループ商品用リンクファイル202及びグループファイル103を使用して、表示を更新する対象の電子棚札5に係る装置コードを特定する(ステップs73)。ステップs73では、まず、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されているか否かを判定する。そして、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されていないと判定すると、単品商品用リンクファイル201を参照して、入力された商品コードに対応付けられている装置コードを特定する。この装置コードが、表示を更新する対象の電子棚札5に係る装置コードである。これにより、CPU11では、入力された商品コードに係る商品6に対応する電子棚札5が特定される。
一方で、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されていると判定すると、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに対応付けられているグループ番号を特定する。そして、CPU11は、グループ商品用リンクファイル202を参照して、特定したグループ番号に対応付けられている装置コードを特定する。この装置コードが、表示を更新する対象の電子棚札5に係る装置コードである。これにより、CPU11では、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5が特定される。
このように、ESLサーバ10では、入力された商品コードが単品商品6に係る商品コードである場合には、単品商品用リンクファイル201に基づいて、入力された商品コードに係る商品6に対応する電子棚札5が特定される。一方で、ESLサーバ10では、入力された商品コードがグループ商品6に係る商品コードである場合には、グループファイル103に基づいて、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600のグループ番号が特定され、当該グループ番号とグループ商品用リンクファイル202に基づいて、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5が特定される。
その後、電子棚札システム1では、ステップs74,s75において、上述のステップs24,s25と同様の処理が行われる。これにより、ステップs73で特定された装置コードに係る電子棚札5の表示が更新される。その後、電子棚札5の制御部57は、ACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。
<商品と電子棚札との対応付け>
図23は、商品6と電子棚札5とがデータ的に対応付けられる際の本電子棚札システム1の動作を示すフローチャートである。図23に示されるように、まずステップs81において、上述のステップs31と同様に、バーコードリーダ185が、電子棚札5に表示された、装置コードを示すバーコード51eを読み取るとともに、商品棚60に載置された商品6に付されたバーコードを読み取る。これにより、電子棚札5が表示するバーコード51eが示す装置コードと、商品6に付されたバーコードが示す商品コードとが、バーコードリーダ185を通じてCPU181に入力される。
CPU181に入力された装置コード及び商品コードは、無線LAN通信部186からAP170を通じてESLサーバ10に送信され、ESLサーバ10のデータ通信部17に入力される(ステップs82)。データ通信部17に入力された装置コード及び商品コードはCPU11に入力される。
ESLサーバ10では、CPU11が、上述のステップs43と同様にして、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6であるかグループ商品6であるかを確認する(ステップs83)。CPU11は、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6であると判定すると、入力された商品コードが単品商品用リンクファイル201に登録されていないかを確認する(ステップs84)。CPU11は、入力された商品コードが単品商品用リンクファイル201に登録されていないと判定すると、入力された装置コード及び商品コードを対応付けて示す一のレコード201aを単品商品用リンクファイル201に生成する(ステップs85)。一方で、CPU11は、入力された商品コードが単品商品用リンクファイル201に登録されていると判定すると、入力された商品コードに関するレコード201aを生成せずに処理を終了する(ステップs86)。
また、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6がグループ商品6であると判定すると、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600のグループ番号が、グループ商品用リンクファイル202に登録されていないかを確認する(ステップs84)。CPU11は、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに対応付けられているグループ番号を特定することによって、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600のグループ番号を特定することができる。CPU11は、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600のグループ番号が、グループ商品用リンクファイル202に登録されていないと判定すると、当該グループ番号と、入力された装置コードとを対応付けて示す一のレコード202aをグループ商品用リンクファイル202に生成する(ステップs85)。一方で、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6が属する商品グループ600のグループ番号が、グループ商品用リンクファイル202に登録されていると判定すると、当該グループ番号に関するレコード202aを生成せずに処理を終了する(ステップs86)。
ステップs85が実行されると、ESLサーバ10では、ステップs87において、上述のステップs38と同様の処理が行われる。その後、電子棚札システム1では、ステップs88において、上述のステップ39と同様の処理が実行される。これにより、商品6との対応付けが完了した電子棚札5の表示が、図11の表示から図10の表示に切り替わる。その後、電子棚札5の制御部57は、ACK情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。
以上のように、本実施の形態3に係る対応付け処理においては、ESLサーバ10では、ステップs82で入力された商品コードで特定される商品6が属する商品グループ600についてのグループ番号がグループファイル103に基づいて特定され、特定されたグループ番号と、ステップs82で入力された装置コードとを対応付けて示す対応付け情報(レコード202a)が生成される(ステップs85)。そのため、ESLサーバ10では、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが対応付け処理で入力されたとしても、当該一の商品グループ600についてのグループ番号と装置コードとを対応付けて示す対応付け情報を生成することができる。そして、ESLサーバ10では、電子棚札5の表示の更新処理におけるステップs71で入力された商品コードで特定される商品6が属する商品グループ600についてのグループ番号がグループファイル103に基づいて特定され(ステップs73)、特定されたグループ番号とグループ商品用リンクファイル202に基づいて、当該商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5が特定される(ステップs73)。そのため、ESLサーバ10では、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが、電子棚札5の表示の更新処理で入力されたとしても、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5を特定することができる。よって、ESLサーバ10では、対応付け処理及び電子棚札5の表示の更新処理のそれぞれにおいて、一の商品グループ600のうち、どの種類の商品6についての商品コードが入力されたとしても、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の商品情報を、当該複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示させることができる(ステップs75)。
なお、本実施の形態3に係る電子棚札システム1では、上述のように、グループ商品6と電子棚札5とが、グループファイル103及びグループ商品用リンクファイル202によってデータ的に対応付けられている。したがって、本電子棚札システム1において、電子棚札5が表示する、あるグループ商品6についての商品情報(例えば通常価格)を、商品ファイル101に登録されている他の商品情報(例えば特売価格)に変更する場合には、グループファイル103を参照して、対象のグループ商品6に係る商品コードが対応付けられているグループ番号を特定し、その後、グループ商品用リンクファイル202を参照して、特定したグループ番号に対応付けられている装置コードを特定することになる。そして、対象のグループ商品6に係る変更先の商品情報(特売価格)を商品ファイル101から取得し、取得した商品情報を、特定した装置コードに係る電子棚札5に送信する。
また、本実施の形態3に係る電子棚札システム1においても、実施の形態1に係る電子棚札システム1と同様に、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に関して、作業者が、店舗で最初に販売される一の種類の商品6と電子棚札5とを対応付ける処理を情報処理端末180を使用して行い(ステップs81)、その後、店舗で販売される商品6の種類が変更となり、変更後の種類の商品6に係る商品コードと商品情報とが上位サーバから送信される場合であっても(ステップs71)、当該商品情報を、当該一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6に共通の電子棚札5に確実に表示することができる。
<変形例1>
上述の実施の形態1〜3では、図8に示されるように、商品グループ600を識別するためのグループ番号として、商品コードとは異なる体系で定められたものが採用されているが、図24に示されるようなグループ番号を採用しても良い。図24はグループファイル103の他の例を示す図である。図24のグループファイル103では、商品グループ600を識別するためのグループ番号として、当該商品グループ600を構成する複数種類の商品6をそれぞれ識別するための複数の商品コードのうちの代表となる商品コードが採用されている。この代表となる商品コードは、当該複数の商品コードのうちのいずれでも良く、図24の例では、当該複数の商品コードのうち最も小さい数字が採用されている。図25は、グループ番号として図24のような番号が採用された場合のグループ商品用リンクファイル202を示す図である。図24,25のようなグループ番号が採用された場合であっても、実施の形態1〜3と同様の効果を得ることができる。
<変形例2>
上述の実施の形態1〜3に係る電子棚札システム1においては、一の商品グループ600を構成する複数種類の商品6については、それらに共通の商品情報が電子棚札5に表示されることから、グループ商品6については、図6に示される商品ファイル101のように、商品6の種類ごとに商品情報を管理する必要は必ずしもなく、商品グループ600ごとに商品情報を管理しても良い。以下に、単品商品6については、商品6の種類ごとに商品情報を管理し、グループ商品6については、商品グループ600ごとに商品情報を管理する場合の電子棚札システム1の変形例について説明する。
本変形例に係る電子棚札システム1では、図6に示される商品ファイル101の代わりに、図26に示される単品商品ファイル401及び図27に示されるグループ商品ファイル402が使用される。単品商品ファイル401はテーブル形式となっており、商品ファイル101と同様に、複数のレコード401aのそれぞれが、一の種類の単品商品6に係る商品情報を示している。具体的には、各レコード401aには、商品コード、商品名、通常価格、特売価格、特売期間、販売数、在庫数、発注数及び品質情報などが登録されている。
グループ商品ファイル402もテーブル形式となっている。グループ商品ファイル402では、複数のレコード402aのそれぞれが、一の商品グループ600を構成する複数種類のグループ商品6に共通の商品情報を示している。具体的には、各レコード402aには、グループ番号、商品名、通常価格、特売価格、特売期間及び品質情報などが登録されている。上述のグループファイル103では、グループ番号と商品コードとが対応付けられていることから、グループファイル103及びグループ商品ファイル402を参照すれば、グループ商品6に係る商品コードから、当該グループ商品6に係る商品情報を取得することができる。
なお、単品商品ファイル401内の情報や、グループ商品ファイル402内のグループ番号以外の情報は、商品マスタ301内の情報と同様の情報である。また、単品商品ファイル401に登録されている販売数や在庫数などは、商品6の種類ごとに異なる情報であることから、これらの情報は、商品グループ600ごとに商品情報を記憶するグループ商品ファイル402には登録されていない。
このような単品商品ファイル401及びグループ商品ファイル402を使用する場合の上述のステップs2,s22,s38,s47,s52,s62,s63,s72,s87について説明する。
ステップs2では、CPU11は、ステップs1で取得した商品コードがグループファイル103に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合には、単品商品ファイル401から、ステップs1で取得した商品コードに対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。一方、ステップs1で取得された商品コードがグループファイル103に登録されている場合には、CPU11は、グループファイル103を参照して、ステップs1で取得した商品コードに対応付けられているグループ番号を特定する。そして、CPU11は、グループ商品ファイル402から、特定したグループ番号に対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。
ステップs22,s52,s72のそれぞれでは、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合には、入力された商品コードに対応付けられている、単品商品ファイル401内の商品情報を、入力された新たな商品情報で更新する。一方、CPU11は、入力された商品コードがグループファイル103に登録されている場合には、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに対応付けられているグループ番号を特定する。そして、CPU11は、特定したグループ番号に対応付けられている、グループ商品ファイル402内の商品情報を、入力された新たな商品情報で更新する。
ステップs38,s47,s87のそれぞれでは、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6が単品商品6である場合には、単品商品ファイル401から、入力された商品コードに対応付けられている商品情報あって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。一方、CPU11は、入力された商品コードに係る商品6がグループ商品6である場合には、グループファイル103を参照して、入力された商品コードに対応付けられているグループ番号を特定する。そして、CPU11は、グループ商品ファイル402から、特定したグループ番号に対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。
ステップs62,s63では、CPU11は、グループ商品ファイル402から、ステップs61で取得したグループ番号に対応付けられている商品情報であって、電子棚札5に表示する商品情報を取得する。その後、ESLサーバ10では、ステップs64が実行される。
このように、商品ファイル101の代わりに、単品商品ファイル401及びグループ商品ファイル402を使用する場合であっても、実施の形態1〜3と同様の効果が得られる。
1 電子棚札システム
4 通信装置
5 電子棚札
6 商品
11 CPU
14 ハードディスク
17 データ通信部
102 リンクファイル
103 グループファイル
202 グループ商品用リンクファイル
600 商品グループ

Claims (5)

  1. 商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する電子棚札を備える電子棚札システムであって、
    それぞれが複数種類の商品から成る複数の商品グループが定められており、
    前記複数の商品グループのそれぞれでは、当該商品グループを構成する複数種類の商品に対して、互いに異なった、商品を識別するための商品識別情報が付与されており、
    一の商品グループに含まれる一の種類の商品についての商品識別情報と、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を識別するための棚札識別情報とが入力される第1入力部と、
    一の商品グループを構成する複数種類の商品をそれぞれ識別するための複数の商品識別情報が商品グループごとに示されたグループ情報を記憶する記憶部と、
    前記第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の商品情報と、当該商品グループに含まれる一の種類の商品についての商品識別情報とが入力される第2入力部と、
    前記第1入力部に入力された商品識別情報及び棚札識別情報と前記グループ情報とに基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する棚札特定部と、
    前記棚札特定部で特定された電子棚札に対して、前記第2入力部に入力された商品情報を送信する送信部と
    を備え、
    前記送信部から商品情報を受信した電子棚札は、当該商品情報を表示する、電子棚札システム。
  2. 請求項1に記載の電子棚札システムであって、
    前記棚札特定部は、
    前記グループ情報に基づいて、前記第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品と同じ商品グループに属する他の種類の商品についての商品識別情報を特定する第1特定部と、
    前記第1入力部に入力された商品識別情報及び前記第1特定部で特定された商品識別情報と、前記第1入力部に入力された棚札識別情報とを対応付けて示す対応付け情報を生成する生成部と、
    前記対応付け情報に基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する第2特定部と
    を有する、電子棚札システム。
  3. 請求項1に記載の電子棚札システムであって、
    前記棚札特定部は、
    前記第1入力部に入力された商品識別情報及び棚札識別情報を互いに対応付けて示す対応付け情報を生成する生成部と、
    前記グループ情報及び前記対応付け情報に基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する特定部と
    を有する、電子棚札システム。
  4. 請求項1に記載の電子棚札システムであって、
    前記グループ情報は、商品グループごとに、一の商品グループを識別するためのグループ識別情報と、当該一の商品グループを構成する複数種類の商品をそれぞれ識別するための複数の商品識別情報とを対応付けて示し、
    前記棚札特定部は、
    前記グループ情報に基づいて、前記第1入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループについてのグループ識別情報を特定する第1特定部と、
    前記第1特定部で特定されたグループ識別情報と、前記第1入力部に入力された棚札識別情報とを対応付けて示す対応付け情報を生成する生成部と、
    前記グループ情報に基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループについてのグループ識別情報を特定する第2特定部と、
    前記対応付け情報と前記第2特定部で特定されたグループ識別情報とに基づいて、前記第2入力部に入力された商品識別情報で特定される商品が属する商品グループを構成する複数種類の商品に共通の電子棚札を特定する第3特定部と
    を有する、電子棚札システム。
  5. 請求項4に記載の電子棚札システムであって、
    前記グループ識別情報は、商品識別情報とは異なる体系で定められたもの、あるいは当該グループ識別情報によって特定される一の商品グループを構成する複数種類の商品をそれぞれ識別するための複数の商品識別情報のうち代表となる商品識別情報である、電子棚札システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103455876A (zh) * 2013-08-13 2013-12-18 佛山市广华合志科技有限公司 一种基于电子货架标签的物价监管***
US20180371294A1 (en) * 2015-11-12 2018-12-27 Nakashima Rubber Industry Co., Ltd. Adhesive sheet
JP7457862B1 (ja) 2023-06-19 2024-03-28 PayPay株式会社 店舗端末、制御方法及び制御プログラム

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