JP5370619B1 - 撮像光学系、撮像装置およびデジタル機器 - Google Patents

撮像光学系、撮像装置およびデジタル機器 Download PDF

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Abstract

本発明にかかる撮影光学系、撮像装置およびデジタル機器は、正負正負の4枚レンズ構成の光学系を備え、第2レンズは、最大有効径での面位置が面頂点よりも物体側に位置し、第4レンズは、光軸との交点を除く位置に変曲点を有し、第1レンズの焦点距離f1、全系の焦点距離f、第1および第2レンズの物体側面の各曲率半径RS1、RS3、第1および第2レンズの像側面の曲率半径RS2、RS4、第1および第2レンズ間の光軸上距離d2、全系の光学全長TL、最大半画角W、第4レンズのアッベ数ν4および最大像高Yの各間に、0.7<f1/f<5、−0.8<(RS1+RS2)/(RS1−RS2)<3、−3<(RS3+RS4)/(RS3−RS4)<2、0.03<d2/TL<0.2、2W>72、ν4>50、0.55<Y/TL<0.8の各条件式を満たす。

Description

本発明は、撮像光学系に関し、特に、CCD型イメージセンサやCMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子に好適に適用される撮像光学系に関する。そして、本発明は、この撮影光学系を備える撮像装置およびこの撮像装置を搭載したデジタル機器に関する。
近年、CCD(Charged Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像素子の高性能化や小型化が伸展し、これに伴って、このような撮像素子を用いた撮像装置を備えた携帯電話や携帯情報端末等のデジタル機器が普及しつつある。また、これらの撮像装置に搭載される、前記固体撮像素子の受光面上に物体の光学像を形成(結像)するための撮像光学系(撮像レンズ)には、さらなる小型化や高性能化への要求が高まっている。
このような撮像光学系は、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。この特許文献1に開示の撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、光量の調節を行う開口絞りと、上記物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズと、上記物体側に凹面を向けた正の屈折力を有する第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズとを備えている。また、特許文献2に開示の撮像レンズは、レンズ4枚よりなり、物体側より順に、両凸面形状の正の屈折力の第1レンズと、両凹形状の負の屈折力の第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力の第3レンズと、負の屈折力の第4レンズとからなり、最も物体側に絞りが配置されている。
ところで、上記特許文献1に開示の撮像レンズでは、第1レンズが強い曲率の形状(曲率が大きい形状、曲率半径が小さい形状)を物体側に向けているため、広角化を図った場合に、コマ収差や色収差の補正が困難となり、また、撮像レンズの全長短縮も困難である。
また、上記特許文献2に開示の撮像レンズでは、第1レンズの屈折力(光学的パワー)が非常に強いため、誤差感度が非常に高くなり、組立時の性能バラツキが大きくなってしまう。
特開2010−026387号公報 特開2011−090122号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、より小型でありながら諸収差がより良好に補正された撮像光学系を提供することである。そして、本発明の他の目的は、この撮影光学系を備える撮像装置およびこの撮像装置を搭載したデジタル機器を提供することである。
本発明にかかる撮影光学系は、正負正負の4枚レンズ構成の光学系を備え、第2レンズは、最大有効径での面位置が面頂点よりも物体側に位置し、第4レンズは、光軸との交点を除く位置に変曲点を有し、第1レンズの焦点距離f1、全系の焦点距離f、第1および第2レンズの物体側面の各曲率半径RS1、RS3、第1および第2レンズの像側面の曲率半径RS2、RS4、第1および第2レンズ間の光軸上距離d2、全系の光学全長TL、最大半画角W、第4レンズのアッベ数ν4および最大像高Yの各間に、0.7<f1/f<5、−0.8<(RS1+RS2)/(RS1−RS2)<3、−3<(RS3+RS4)/(RS3−RS4)<2、0.03<d2/TL<0.2、2W>72、ν4>50、0.55<Y/TL<0.8の各条件式を満たす。このため、このような撮像光学系は、4枚のレンズ構成であって、より小型でありながら諸収差をより良好に補正することができる。そして、このような撮像光学系を備えた撮像装置やデジタル機器は、より小型でありながら、諸収差がより良好に補正された光学像を撮像素子の受光面上に形成することができる。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
本発明の撮像光学系における基本概念を説明するための模式的に示したレンズ断面図である。 主光線の像面入射角の定義を示す模式図である。 前記撮像光学系を備えたデジタル機器の構成を示すブロック図である。 前記デジタル機器の一例であるカメラ付携帯電話機の外観構成図である。 実施例1の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例2の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例3の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例4の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例5の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例6の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例7の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例8の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例9の撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。 実施例1における撮像光学系の縦収差図である。 実施例2における撮像光学系の縦収差図である。 実施例3における撮像光学系の縦収差図である。 実施例4における撮像光学系の縦収差図である。 実施例5における撮像光学系の縦収差図である。 実施例6における撮像光学系の縦収差図である。 実施例7における撮像光学系の縦収差図である。 実施例8における撮像光学系の縦収差図である。 実施例9における撮像光学系の縦収差図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。また、接合レンズにおけるレンズ枚数は、接合レンズ全体で1枚ではなく、接合レンズを構成する単レンズの枚数で表すこととする。
<用語の説明>
以下の説明において使用されている用語は、本明細書においては、次の通り定義されているものとする。
(a)屈折率は、d線の波長(587.56nm)に対する屈折率である。
(b)アッベ数は、d線、F線(波長486.13nm)、C線(波長656.28nm)に対する屈折率を各々nd、nF、nCとし、アッベ数をνdとした場合に、
νd=(nd−1)/(nF−nC)
の定義式で求められるアッベ数νdをいうものとする。
(c)レンズについて、「凹」、「凸」または「メニスカス」という表記を用いた場合、これらは光軸近傍(レンズの中心付近)でのレンズ形状を表しているものとする。
(d)接合レンズを構成している各単レンズにおける屈折力(光学的パワー、焦点距離の逆数)の表記は、単レンズのレンズ面の両側が空気である場合におけるパワーである。
(e)複合型非球面レンズに用いる樹脂材料は、基板ガラス材料の付加的機能しかないため、単独の光学部材として扱わず、基板ガラス材料が非球面を有する場合と同等の扱いとし、レンズ枚数も1枚として取り扱うものとする。そして、レンズ屈折率も基板となっているガラス材料の屈折率とする。複合型非球面レンズは、基板となるガラス材料の上に薄い樹脂材料を塗布して非球面形状としたレンズである。
<本発明の撮像光学系における基本概念の説明>
図1は、本発明の撮像光学系における基本概念を説明するための模式的に示したレンズ断面図である。図2は、主光線の像面入射角の定義を示す模式図である。なお、以下において、主光線の像面入射角は、図2に示すように、撮像面への入射光線のうち最大画角の主光線の、像面に立てた垂線に対する角度(deg、度)αであり、像面入射角αは、射出瞳位置が像面より物体側にある場合の主光線角度を正方向とする。
図1において、この基本概念を説明するための撮像光学系1は、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子17の受光面上に、物体(被写体)の光学像を結像させて形成するものであって、物体側より像側へ順に、第1ないし第4レンズ11〜14の4枚のレンズから構成されて成る光学系である。撮像素子17は、その受光面が撮像光学系1の像面と略一致するように配置される(像面=撮像面)。なお、図1で例示した撮像光学系1は、説明の便宜上、後述する実施例1の撮像光学系1A(図5)と同じ構成である。
そして、この撮像光学系1では、第1ないし第4レンズ11〜14が全玉繰り出しで光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われる。
さらに、第1レンズ11は、全体として正の屈折力を有し、第2レンズ12は、全体として負の屈折力を有し、最大有効径での面位置が面頂点よりも物体側に位置し、第3レンズ13は、全体として正の屈折力を有し、そして、第4レンズ14は、全体として負の屈折力を有し、光軸を含むレンズ断面の輪郭線において前記光軸の交点から有効領域端に向かった場合に変曲点を有する非球面形状の面を持つ。より具体的には、図1に示す例では、第1レンズ11は、両面が凸形状である両凸の正レンズであり、第2レンズ12は、両面が凹形状である両凹の負メニスカスレンズであり、第3レンズ13は、物体側に凹である正メニスカスレンズであり、そして、第4レンズ14は、両面が凹形状である両凹の負レンズである。これら第1ないし第4レンズ11〜14は、両面が非球面である。
これら第1ないし第4レンズ11〜14は、例えばガラスモールドレンズであってもよいが、ここでは、プラスチック等の樹脂材料製レンズである。
また、この撮像光学系1は、第1レンズの焦点距離をf1とし、全系の焦点距離をfとし、第1レンズの物体側面の曲率半径をRS1とし、第1レンズの像側面の曲率半径をRS2とし、第2レンズの物体側面の曲率半径をRS3とし、第2レンズの像側面の曲率半径をRS4とし、第1レンズと第2レンズとの間の光軸上距離をd2とし、全系の光学全長(平行平板は空気換算長)をTLとし、最大半画角をWとし、第4レンズのアッベ数をν4とし、そして、最大像高をYとした場合に、下記(1)ないし(7)の各条件式を満たしている。
0.7<f1/f<5 ・・・(1)
−0.8<(RS1+RS2)/(RS1−RS2)<3 ・・・(2)
−3<(RS3+RS4)/(RS3−RS4)<2 ・・・(3)
0.03<d2/TL<0.2 ・・・(4)
2W>72 ・・・(5)
ν4>50 ・・・(6)
0.55<Y/TL<0.8 ・・・(7)
そして、この撮像光学系1には、例えば開口絞り等の光学絞り15が第1レンズ11の物体側に配置されている。この光学絞り15は、好ましくは、開口絞りである。このような構成の撮像光学系1は、最物体側に開口絞りを配置することによって、非点収差やコマ収差を良好に補正することができる。
さらに、この撮像光学系1の像側、すなわち、第4レンズ14における像側には、撮像素子17が配置される。撮像素子17は、この撮像光学系1によって結像された被写体の光学像における光量に応じてR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分の画像信号に光電変換して所定の画像処理回路(不図示)へ出力する素子である。これらによって物体側の被写体の光学像が、撮像光学系1によりその光軸AXに沿って所定の倍率で撮像素子17の受光面まで導かれ、撮像素子17によって前記被写体の光学像が撮像される。なお、第4レンズ14と撮像素子17との間には、図1に破線で示すようにフィルタ16がさらに配置されてもよい。すなわち、被写体の光学像は、フィルタ16を介して撮像素子17に入射されてもよい。このフィルタ16は、平行平板状の光学素子であり、各種光学フィルタや、撮像素子17のカバーガラス(シールガラス)等を模式的に表したものである。使用用途、撮像素子、カメラの構成等に応じて、光学的ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等の光学フィルタを適宜に配置することが可能である。
このような撮像光学系1は、正負正負の4枚のレンズ構成とすることによって、球面収差や色収差等の諸収差の補正およびテレセン性の確保を達成することができる。
特に、条件式(5)は、画角を規定する式であり、条件式(5)を満たすような広角のレンズにおいて、第2レンズを所定の形状とすることで、レンズ面に入射する光線角度を抑え、球面収差やコマ収差をより良好に補正することができる。このような観点から、条件式(5)は、好ましくは、下記条件式(5A)である。
2W>75 ・・・(5A)
また、条件式(1)は、第1レンズ11の焦点距離f1を適切に設定し、より好ましい撮像光学系1全長の短縮化および収差補正を達成するための式である。条件式(1)の上限を上回ると、全系の光学全長TLの短縮が困難となり、好ましくない。一方、条件式(1)の下限を下回ると、正の光学的パワーが大きくなり過ぎ、球面収差や軸上色収差の補正が困難となり、好ましくない。このような観点から、条件式(1)は、好ましくは、下記条件式(1A)である。
0.72<f1/f<2 ・・・(1A)
また、条件式(2)は、第1レンズ11の物体側面および像側面の各曲率半径の関係を規定することによって、撮像光学系1の全長の短縮化と適切な収差補正を達成するための条件式であり、条件式(3)は、第2レンズ12の物体側面および像側面の各曲率半径の関係を規定することによって、撮像光学系1の全長の短縮化と適切な収差補正を達成するための条件式である。条件式(2)および条件式(3)のそれぞれにおいて、その上限又は下限を超えると、広画角のレンズにおいて、レンズ面に入射する光線角度が大きくなり、球面収差やコマ収差の補正が困難となり、好ましくない。このような観点から、条件式(2)は、好ましくは、下記条件式(2A)である。また、このような観点から、条件式(3)は、好ましくは、下記条件式(3A)であり、より好ましくは、条件式(3B)である。
−0.6<(RS1+RS2)/(RS1−RS2)<1 ・・・(2A)
−2.7<(RS3+RS4)/(RS3−RS4)<1 ・・・(3A)
−2.5<(RS3+RS4)/(RS3−RS4)<0.96 ・・・(3B)
また、条件式(4)は、第1および第2レンズ11、12間の距離d2を適切に設定し、より好ましい撮像光学系1全長の短縮化および収差補正を達成するための式である。条件式(4)の上限を上回ると、全系の光学全長TLの増大やレンズ径の大型化を招き、軸上色収差の補正が困難となり、像面の中心付近のコントラストが低下してしまい、好ましくない。このような観点から、条件式(4)は、好ましくは、下記条件式(4A)である。
0.05<d2/TL<0.15 ・・・(4A)
また、条件式(6)は、第4レンズ14の分散特性を適切に設定し、色収差の補正を適切に達成するための条件式である。条件式(6)の下限を下回ると、倍率色収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、条件式(7)は、像高に対して光学全長の短縮化を達成するための式である。条件式(7)の上限を上回ると、球面収差の補正が困難となり、好ましくない。一方、条件式(7)の下限を下回ると、全系の光学全長の増大を招くとともに、歪曲収差の補正が困難となってしまい、好ましくない。このような観点から、条件式(7)は、好ましくは、下記条件式(7A)である。
0.58<Y/TL<0.8 ・・・(7A)
したがって、このような撮像光学系1は、より小型でありながら、諸収差をより良好に補正することができる。
ここで、小型とは、本明細書では、撮像光学系全体の中で最も物体側のレンズにおけるレンズ面から、像側焦点までの光軸上での距離をLとし、撮像面対角線長(例えば固体撮像素子等における矩形実効画素領域の対角線長)を2Yとした場合に、L/2Y<1を満たすことをいい、より望ましくはL/2Y<0.9を満たすことであり、さらにより望ましくはL/2Y<0.85を満たすことである。像側焦点とは、光軸と平行な平行光線が撮像光学系に入射した場合の像点をいう。また、撮像光学系の最も像側の面と像側焦点との間に、例えば、光学的ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタまたは固定撮像素子パッケージのシールガラス等の平行平板の部材が配置される場合には、この平行平板部材は、空気換算距離として前記式を計算するものとする。
また、この撮像光学系1では、上述したように、第1ないし第4レンズ11〜14の全ては、樹脂材料で形成された樹脂材料製レンズである。近年では、固体撮像装置は、その全体がさらなる小型化が要請されており、同じ画素数の固体撮像素子であってもその画素ピッチが小さく、その結果、撮像面サイズが小さくなってきている。このような撮像面サイズの小さい固体撮像素子向けの撮像光学系は、その全系の焦点距離を比較的短くする必要があるため、各レンズの曲率半径や外径がかなり小さくなってしまう。したがって、このような構成の撮像光学系1は、射出成形により製造される樹脂材料製レンズで全てのレンズを構成することによって、手間のかかる研磨加工によって製造されるガラスレンズと比較すれば、曲率半径や外径の小さなレンズであっても安価に大量に生産することが可能となる。また、樹脂材料製レンズは、プレス温度を低くすることができることから、成形金型の損耗を抑えることができ、その結果、成形金型の交換回数やメンテナンス回数が減少し、コスト低減を図ることができる。また、樹脂材料製レンズは、特に、携帯端末に搭載する場合に軽量化の観点から、好適である。
また、この撮像光学系1は、第3レンズ13が両凸形状であり、第3レンズ13の焦点距離をf3とする場合に、下記(8)の条件式を満足している。
0.3<f3/f<3 ・・・(8)
条件式(8)は、第3レンズ13の焦点距離f3を適切に設定し、より好ましい広画角化と撮像光学系1全長の短縮化とを達成するための式である。このような撮像光学系1は、第3レンズ13の形状を両凸とし、その焦点距離f3を条件式(8)の範囲に収めることによって、正の光学的パワーを第1レンズ11と分担することができ、広画角化と全系の光学全長の短縮化とを両立することができる。このような観点から、条件式(8)は、好ましくは、下記条件式(8A)である。
0.35<f3/f<1.5 ・・・(8A)
また、この撮像光学系1では、第4レンズ14は、物体側面が凸形状のメニスカスレンズである。このような撮像光学系1は、第4レンズ14の形状を物体側面が凸形状のメニスカスとすることによって、撮像光学系1の光学全長を短縮する際に歪曲収差や射出瞳位置の制御をより容易に行うことができる。
また、この撮像光学系1は、第2レンズと第3レンズとの間の光軸上距離をd4とする場合に、下記(9)の条件式を満足している。
d4/f<0.1 ・・・(9)
条件式(9)は、光学全長の短縮化および収差補正の達成するための式である。このような撮像光学系1では、条件式(9)の上限を上回ると、第3レンズ13で発生する倍率色収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、この撮像光学系1は、第1レンズのアッベ数をν1とし、第2レンズのアッベ数をν2とし、そして、第3レンズのアッベ数をν3とする場合に、下記(10)ないし(12)の各条件式を満足している。
ν1>50 ・・・(10)
ν2<30 ・・・(11)
ν3>50 ・・・(12)
条件式(10)ないし条件式(12)は、第1ないし第3レンズ11〜13の各分散特性を適切に設定し、色収差の補正を適切に達成するための条件式である。このような撮像光学系1は、第1ないし第3レンズ11〜13の各アッベ数ν1、ν2、ν3を条件式(10)ないし条件式(12)の各範囲とすることによって、軸上色収差や倍率色収差を効果的に抑制することができる。このような観点から、条件式(11)は、好ましくは、下記条件式(11A)である。
ν2<25 ・・・(11A)
また、この撮像光学系1は、第3レンズ13の物体側面の有効径部における光軸方向の厚さをET7とし、第3レンズ13における光軸上の厚さをCT7とし、第3レンズ13の物体側面の曲率半径をRS5とし、そして、第3レンズ13の像側面の曲率半径をRS6とする場合に、下記(13)および(14)の各条件式を満足している。
0.1<ET7/CT7<0.8 ・・・(13)
0.1<(RS5+RS6)/(RS5−RS6)<5 ・・・(14)
条件式(13)は、光学全長の短縮化および収差補正を達成するための式である。条件式(14)は、第3レンズ13の物体側面および像側面の各曲率半径の関係を規定することによって、撮像光学系1の全長の短縮化と適切な収差補正を達成するための条件式である。このような撮像光学系1では、条件式(13)の上限を上回ると、コマ収差や歪曲収差が補正不足となり、好ましくない。一方、条件式(13)の下限を下回ると、成形において外観不良が発生してしまい、好ましくない。また、条件式(14)の上限または下限を超えると、広画角のレンズにおいて、歪曲収差の補正や射出瞳位置の制御が困難となり、好ましくない。このような観点から、条件式(13)は、好ましくは、下記条件式(13A)である。また、このような観点から、条件式(14)は、好ましくは、下記条件式(14A)である。
0.25<ET7/CT7<0.6 ・・・(13A)
0.3<(RS5+RS6)/(RS5−RS6)<4 ・・・(14A)
また、この撮像光学系1は、下記(15)の条件式を満足している。
0.2<|RS3/RS4|<4 ・・・(15)
条件式(15)は、光学全長の短縮化および収差補正を達成するための式である。このような撮像光学系1では、条件式(15)の上限を上回ると、全系の光学全長を短縮することが困難となり、好ましくない。一方、条件式(15)の下限を下回ると、広画角のレンズにおいて、レンズ面に入射する光線角度が大きくなり、球面収差やコマ収差の補正が困難となり、好ましくない。このような観点から、条件式(15)は、好ましくは、下記条件式(15A)である。
0.3<|RS3/RS4|<3 ・・・(15A)
また、この撮像光学系1は、第1レンズ11の物体側面より物体側に開口絞り15を有している。このような撮像光学系1は、最物体側に開口絞り15を配置することによって、非点収差やコマ収差を良好に補正することができる。
また、上述の撮像光学系1において、第1レンズ11の物体側に配置された光学絞り15に代え、第1レンズ11と第2レンズ12との間に開口絞りを備えてもよい。このような撮像光学系1は、第2レンズ12の負レンズを通る光束が光軸から近い位置を通すことができ、第2レンズ12の負の屈折力を強くすることができるため像面湾曲の低減が可能となる。
また、上述の撮像光学系1において、可動する第1ないし第4レンズ11〜14等の駆動には、カムやステッピングモータ等が用いられてもよいし、あるいは、圧電アクチュエータが用いられてもよい。圧電アクチュエータを用いる場合では、駆動装置の体積および消費電力の増加を抑制しつつ、撮像装置の更なるコンパクト化を図ることができる。
また、上述では、樹脂材料製レンズであったが、これら上述の撮像光学系1において、非球面を有するガラスレンズが用いられてもよい。この場合に、この非球面ガラスレンズは、ガラスモールド非球面レンズや、研削非球面ガラスレンズや、複合型非球面レンズ(球面ガラスレンズ上に非球面形状の樹脂を形成したもの)であってもよい。ガラスモールド非球面レンズは、大量生産に向き、好ましく、複合型非球面レンズは、基板となり得るガラス材料の種類が多いため、設計の自由度が高くなる。特に、高屈折率材料を用いた非球面レンズでは、モールド形成が容易ではないため、複合型非球面レンズが好ましい。また、片面非球面の場合には、複合型非球面レンズの利点を最大限に活用することが可能となる。
また、上述の撮像光学系1において、樹脂材料製レンズを用いる場合では、プラスチック(樹脂材料)中に最大長が30ナノメートル以下の粒子を分散させた素材を用いて成形したレンズであることが好ましい。
一般に透明な樹脂材料に微粒子を混合させると、光が散乱し透過率が低下するので、光学材料として使用することが困難であったが、微粒子の大きさを透過光束の波長よりも小さくすることによって、光は、実質的に散乱しない。そして、樹脂材料は、温度上昇に伴って屈折率が低下してしまうが、無機粒子は、逆に、温度上昇に伴って屈折率が上昇する。このため、このような温度依存性を利用して互いに打ち消し合うように作用させることで、温度変化に対して屈折率変化がほとんど生じないようにすることができる。より具体的には、母材となる樹脂材料に最大長で30ナノメートル以下の無機微粒子を分散させることによって、屈折率の温度依存性を低減した樹脂材料となる。例えば、アクリルに酸化ニオブ(Nb)の微粒子を分散させる。これら上述の撮像光学系1において、比較的屈折力の大きなレンズ、またはすべてのレンズに、このような無機粒子を分散させた樹脂材料を用いることにより、撮像光学系1全系の温度変化時の像点位置変動を小さく抑えることが可能となる。
このような無機微粒子を分散させた樹脂材料製レンズは、以下のように成形されることが好ましい。
屈折率の温度変化について説明すると、屈折率の温度変化n(T)は、ローレンツ・ローレンツの式に基づいて、屈折率nを温度Tで微分することによって式Faで表される。
n(T)=((n+2)×(n−1))/6n×(−3α+(1/[R])×(∂[R]/∂T)) ・・・(Fa)
ただし、αは、線膨張係数であり、[R]は、分子屈折である。
樹脂材料の場合では、一般に、屈折率の温度依存性に対する寄与は、式Fa中の第1項に較べて第2項が小さく、ほぼ無視することができる。例えば、PMMA樹脂の場合では、線膨張係数αは、7×10−5であって、式Faに代入すると、n(T)=−12×10−5(/℃)となり、実測値と略一致する。
具体的には、従来は、−12×10−5[/℃]程度であった屈折率の温度変化n(T)を、絶対値で8×10−5[/℃]未満に抑えることが好ましい。さらに好ましくは、絶対値で6×10−5[/℃]未満にすることである。
よって、このような樹脂材料としては、ポリオレフィン系の樹脂材料やポリカーボネイト系の樹脂材料やポリエステル系の樹脂材料が好ましい。ポリオレフィン系の樹脂材料では、屈折率の温度変化n(T)は、約−11×10−5(/℃)となり、ポリカーボネイト系の樹脂材料では、屈折率の温度変化n(T)は、約−14×10−5(/℃)となり、そして、ポリエステル系の樹脂材料では、屈折率の温度変化n(T)は、約−13×10−5(/℃)となる。
近年、撮像装置を低コストにかつ大量に実装する方法として、予め半田がポッティングされた基板に対し、ICチップその他の電子部品と光学素子とを載置したままリフロー処理(加熱処理)し、半田を溶融させることにより電子部品と光学素子とを基板に同時実装する技術が提案されている。
このようなリフロー処理を用いて実装を行うために、電子部品と共に光学素子を約200〜260度に加熱する必要がある。このような高温下では熱可塑性樹脂を用いたレンズは、熱変形、あるいは変色してしまい、その光学性能が低下してしまう。
そこで、レンズの材料として、エネルギー硬化性樹脂を使用することが好ましい。これは、ポリカーボネイト系やポリオレフィン系のような熱可塑性樹脂を用いたレンズに比べ、エネルギー硬化性樹脂が高温に曝された場合の光学性能の低下が小さく、したがって、エネルギー硬化性樹脂がリフロー処理に有効であるからである。さらに、エネルギー硬化性樹脂のレンズは、ガラスモールドレンズよりも製造しやすく安価となり、撮像光学系1を組み込んだ撮像装置における低コスト化と量産性とを両立することもできる。ここで、エネルギー硬化性樹脂には、熱硬化性樹脂および紫外線硬化性樹脂のいずれも含まれる。
このようなエネルギー硬化性樹脂は、一例を挙げると、新中村化学製、NKエステルDCP(トリシクロデカンジメタノールジメタクリレート)に重合開始剤として日本油脂製、パーブチルOを1wt%添加し、150℃、10minで硬化させたもの等が挙げられる。
<撮像光学系を組み込んだデジタル機器の説明>
次に、上述の撮像光学系1が組み込まれたデジタル機器について説明する。
図3は、前記撮像光学系1を備えたデジタル機器の構成を示すブロック図である。デジタル機器3は、撮像機能のために、撮像部30、画像生成部31、画像データバッファ32、画像処理部33、駆動部34、制御部35、記憶部36およびI/F部37を備える。デジタル機器3として、例えば、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ(モニタカメラ)、携帯電話機や携帯情報端末(PDA)等の携帯端末、パーソナルコンピュータおよびモバイルコンピュータが挙げられ、これらの周辺機器(例えば、マウス、スキャナおよびプリンタなど)が含まれてもよい。特に、撮像光学系1は、携帯電話機や携帯情報端末(PDA)等の携帯端末に搭載する上で充分にコンパクト化されており、この携帯端末に好適に搭載される。
撮像部30は、撮像装置21と撮像素子17とを備えて構成される。撮像装置21は、撮像レンズとして機能する図1に示したような撮像光学系1と、光軸方向にフォーカスのためのレンズを駆動してフォーカシングを行うための図略のレンズ駆動装置等とを備えて構成される。被写体からの光線は、撮像光学系1によって撮像素子17の受光面上に結像され、被写体の光学像となる。
撮像素子17は、上述したように、撮像光学系1により結像された被写体の光学像をR,G,Bの色成分の電気信号(画像信号)に変換し、R,G,B各色の画像信号として画像生成部31に出力する。撮像素子17は、制御部35によって静止画あるいは動画のいずれか一方の撮像、または、撮像素子17における各画素の出力信号の読出し(水平同期、垂直同期、転送)などの撮像動作が制御される。また、撮像素子17は、いわゆる裏面照射型の固体撮像素子であってもよい。この裏面照射型の固体撮像素子は、受光部(PN接合等の光電変換を行う箇所)が配線層よりも撮像レンズ側に配置されている素子であり、このため、前記受光部に到達する実質的な光量が従来構成の固体撮像素子よりも増加するから、低輝度感度が向上する効果や斜め入射による周辺光量落ちを抑制する効果が極めて大きい。
画像生成部31は、撮像素子17からのアナログ出力信号に対し、増幅処理、デジタル変換処理等を行うと共に、画像全体に対して適正な黒レベルの決定、γ補正、ホワイトバランス調整(WB調整)、輪郭補正および色ムラ補正等の周知の画像処理を行って、画像信号から画像データを生成する。画像生成部31で生成された画像データは、画像データバッファ32に出力される。
画像データバッファ32は、画像データを一時的に記憶するとともに、この画像データに対し画像処理部33によって後述の処理を行うための作業領域として用いられるメモリであり、例えば、揮発性の記憶素子であるRAM(Random Access Memory)などで構成される。
画像処理部33は、画像データバッファ32の画像データに対し、解像度変換等の所定の画像処理を行う回路である。
また、必要に応じて画像処理部33は、撮像素子17の受光面上に形成される被写体の光学像における歪みを補正する公知の歪み補正処理等の、撮像光学系1では補正しきれなかった収差を補正するように構成されてもよい。歪み補正は、収差によって歪んだ画像を肉眼で見える光景と同様な相似形の略歪みのない自然な画像に補正するものである。このように構成することによって、撮像光学系1によって撮像素子17へ導かれた被写体の光学像に歪みが生じていたとしても、略歪みのない自然な画像を生成することが可能となる。また、このような歪みを情報処理による画像処理で補正する構成では、特に、歪曲収差を除く他の諸収差だけを考慮すればよいので、撮像光学系1の設計の自由度が増し、設計がより容易となる。また、このような歪みを情報処理による画像処理で補正する構成では、特に、像面に近いレンズによる収差負担が軽減されるため、射出瞳位置の制御が容易となり、レンズ形状を加工性の良い形状にすることができる。
また、必要に応じて画像処理部33は、撮像素子17の受光面上に形成される被写体の光学像における周辺照度落ちを補正する公知の周辺照度落ち補正処理を含んでもよい。周辺照度落ち補正(シェーディング補正)は、周辺照度落ち補正を行うための補正データを予め記憶しておき、撮影後の画像(画素)に対して補正データを乗算することによって実行される。周辺照度落ちが主に撮像素子17における感度の入射角依存性、レンズの口径食およびコサイン4乗則等によって生じるため、前記補正データは、これら要因によって生じる照度落ちを補正するような所定値に設定される。このように構成することによって、撮像光学系1によって撮像素子17へ導かれた被写体の光学像に周辺照度落ちが生じていたとしても、周辺まで充分な照度を持った画像を生成することが可能となる。
なお、上記において、撮像素子17の撮像面における画素ピッチに対し、色フィルタやオンチップマイクロレンズアレイの配置のピッチを、シェーディングを軽減するように僅かに小さく設定することによって、シェーディング補正が行われてもよい。このような構成では、前記ピッチを僅かに小さく設定することによって、撮像素子17における撮像面の周辺部に行くほど各画素に対し色フィルタやオンチップマイクロレンズアレイが撮像光学系1の光軸側へシフトするため、斜入射の光束を効率的に各画素の受光部に導くことができる。これにより撮像素子17で発生するシェーディングが小さく抑えられる。
駆動部34は、制御部35から出力される制御信号に基づいて図略の前記レンズ駆動装置を動作させることによって、所望のフォーカシングを行わせるように撮像光学系1におけるフォーカスのためのレンズを駆動する。
制御部35は、例えばマイクロプロセッサおよびその周辺回路などを備えて構成され、撮像部30、画像生成部31、画像データバッファ32、画像処理部33、駆動部34、記憶部36およびI/F部37の各部の動作をその機能に従って制御する。すなわち、この制御部35によって、撮像装置21は、被写体の静止画撮影および動画撮影の少なくとも一方の撮影を実行するよう制御される。
記憶部36は、被写体の静止画撮影または動画撮影によって生成された画像データを記憶する記憶回路であり、例えば、不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や、書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)や、RAMなどを備えて構成される。つまり、記憶部36は、静止画用および動画用のメモリとしての機能を有する。
I/F部37は、外部機器と画像データを送受信するインタフェースであり、例えば、USBやIEEE1394などの規格に準拠したインタフェースである。
このような構成のデジタル機器3の撮像動作に次について説明する。
静止画を撮影する場合は、制御部35は、撮像装置21に静止画の撮影を行わせるように制御すると共に、駆動部34を介して撮像装置21の図略の前記レンズ駆動装置を動作させ、全玉を移動させることによってフォーカシングを行う。これにより、ピントの合った光学像が撮像素子17の受光面に周期的に繰り返し結像され、R、G、Bの色成分の画像信号に変換された後、画像生成部31に出力される。その画像信号は、画像データバッファ32に一時的に記憶され、画像処理部33により画像処理が行われた後、その画像信号に基づく画像がディスプレイ(不図示)に表示される。そして、撮影者は、前記ディスプレイを参照することで、主被写体をその画面中の所望の位置に収まるように調整することが可能となる。この状態でいわゆるシャッターボタン(不図示)が押されることによって、静止画用のメモリとしての記憶部36に画像データが格納され、静止画像が得られる。
また、動画撮影を行う場合は、制御部35は、撮像装置21に動画の撮影を行わせるように制御する。後は、静止画撮影の場合と同様にして、撮影者は、前記ディスプレイ(不図示)を参照することで、撮像装置21を通して得た被写体の像が、その画面中の所望の位置に収まるように調整することができる。前記シャッターボタン(不図示)が押されることによって、動画撮影が開始される。そして、動画撮影時、制御部35は、撮像装置21に動画の撮影を行わせるように制御すると共に、駆動部34を介して撮像装置21の図略の前記レンズ駆動装置を動作させ、フォーカシングを行う。これによって、ピントの合った光学像が撮像素子17の受光面に周期的に繰り返し結像され、R、G、Bの色成分の画像信号に変換された後、画像生成部31に出力される。その画像信号は、画像データバッファ32に一時的に記憶され、画像処理部33により画像処理が行われた後、その画像信号に基づく画像がディスプレイ(不図示)に表示される。そして、もう一度前記シャッターボタン(不図示)を押すことで、動画撮影が終了する。撮影された動画像は、動画用のメモリとしての記憶部36に導かれて格納される。
このような構成では、より小型でありながら諸収差がより良好に補正された4枚のレンズ構成の撮像光学系1を用いた撮像装置21およびデジタル機器3が提供される。特に、撮像光学系1は、小型化および収差補正等の高性能化が図られているので、小型化(コンパクト化)を図りつつ高画素数の撮像素子17を採用することができる。特に、撮像光学系1が小型で高画素撮像素子に適用可能であるので、高画素化や高機能化が進む携帯端末に好適である。その一例として、携帯電話機に撮像装置21を搭載した場合について、以下に説明する。
図4は、前記デジタル機器3の一例であるカメラ付携帯電話機の外観構成図である。図4(A)は、携帯電話機の操作面を示し、図4(B)は、操作面の裏面、つまり背面を示す。
図4において、携帯電話機5には、上部にアンテナ51が備えられ、その操作面には、図4(A)に示すように、長方形のディスプレイ52、画像撮影モードの起動および静止画撮影と動画撮影との切り替えを行う画像撮影ボタン53、シャッタボタン55およびダイヤルボタン56が備えられている。
そして、この携帯電話機5には、携帯電話網を用いた電話機能を実現する回路が内蔵されると共に、上述した撮像部30、画像生成部31、画像データバッファ32、画像処理部33、駆動部34、制御部35および記憶部36が内蔵されており、撮像部30の撮像装置21が背面に臨んでいる。
画像撮影ボタン53が操作されると、その操作内容を表す制御信号が制御部35へ出力され、制御部35は、静止画撮影モードの起動、実行や動画撮影モードの起動、実行等の、その操作内容に応じた動作を実行する。そして、シャッタボタン55が操作されると、その操作内容を表す制御信号が制御部35へ出力され、制御部35は、静止画撮影や動画撮影等の、その操作内容に応じた動作を実行する。
<撮像光学系のより具体的な実施形態の説明>
以下、図1に示したような撮像光学系1、すなわち、図3に示したようなデジタル機器3に搭載される撮像装置21に備えられる撮像光学系1の具体的な構成を、図面を参照しつつ説明する。
図5ないし図13は、実施例1ないし実施例9における撮像光学系におけるレンズの配列を示す断面図である。図14ないし図22は、実施例1ないし実施例9における撮像光学系の縦収差図である。
実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iは、図5ないし図13のそれぞれに示すように、大略、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3正レンズL3と、負の屈折力を有する第4レンズL4とを備え、これら第1ないし第4レンズL1〜L4がこの順序で物体側から像側へ配置され、フォーカシング(ピント合わせ)の際には、第1ないし第4レンズL1〜L4は、全玉繰り出しで光軸方向AXに一体で移動する。これら実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iにおいて、実施例1〜7、9の撮像光学系1A〜1G、1Iと実施例8の撮像光学系1Hとは、大略、光学絞りSTの配置位置が相違している。すなわち、実施例1〜7、9の撮像光学系1A〜1G、1Iは、光学絞りSTが第1レンズL1の物体側(撮像光学系1A〜1G、1Iの最も物体側)に配置されている一方、実施例8の撮像光学系1Hは、光学絞りSTが第1レンズL1の像側(第1レンズL1と第2レンズL2との間)に配置されている。
より詳しくは、各実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iは、第1ないし第4レンズL1〜L4が物体側から像側へ順に、次のように構成されている。
まず、実施例1の撮像光学系1Aの場合について説明すると、第1レンズL1は、正の屈折力を有する両凸の正レンズであり、第2レンズL2は、負の屈折力を有する両凹の負レンズであり、第3レンズL3は、物体側に凹である正の屈折力を有する正メニスカスレンズであり、第4レンズL4は、負の屈折力を有する両凹の負レンズである。
また、実施例1の撮像光学系1Aに対し、実施例2の撮像光学系1Bでは、第3レンズL3のレンズ形状が異なっている。すなわち、実施例2の撮像光学系1Bの場合について説明すると、第1レンズL1は、両凸の正レンズであり、第2レンズL2は、両凹の負レンズであり、第3レンズL3は、正の屈折力を有する両凸の正レンズであり、第4レンズL4は、両凹の負レンズである。
また、実施例1の撮像光学系1Aに対し、実施例3および実施例4の撮像光学系1C、1Dでは、第2および第4レンズL2、L4の各レンズ形状が異なっている。すなわち、実施例3および実施例4の撮像光学系1C、1Dの場合について説明すると、第1レンズL1は、両凸の正レンズであり、第2レンズL2は、像側に凸である負の屈折力を有する負メニスカスレンズであり、第3レンズL3は、物体側に凹である正の屈折力を有する正メニスカスレンズであり、第4レンズL4は、物体側に凸である負の屈折力を有する負メニスカスレンズである。
また、実施例3の撮像光学系1Cに対し、実施例5および実施例9の撮像光学系1E、1Iでは、第3レンズL3のレンズ形状が異なっている。すなわち、実施例5および実施例9の撮像光学系1E、1Iの場合について説明すると、第1レンズL1は、両凸の正レンズであり、第2レンズL2は、像側に凸である負の屈折力を有する負メニスカスレンズであり、第3レンズL3は、正の屈折力を有する両凸の正レンズであり、第4レンズL4は、物体側に凸である負の屈折力を有する負メニスカスレンズである。
また、実施例1の撮像光学系1Aに対し、実施例6の撮像光学系1Fでは、第3レンズL3のレンズ形状が異なっている。すなわち、実施例6の撮像光学系1Fの場合について説明すると、第1レンズL1は、両凸の正レンズであり、第2レンズL2は、両凹の負レンズであり、第3レンズL3は、物体側に凸である正の屈折力を有する正メニスカスレンズであり、第4レンズL4は、両凹の負レンズである。
また、上述したように光学絞りSTの配置位置が異なるがレンズ形状の点では、実施例7の撮像光学系1Gと実施例8の撮像光学系1Hは、同様であり、実施例2の撮像光学系1Bに対し、実施例7および実施例8の撮像光学系1G、1Hでは、第4レンズL4のレンズ形状が異なっている。すなわち、実施例7および実施例8の撮像光学系1G、1Hの場合について説明すると、第1レンズL1は、両凸の正レンズであり、第2レンズL2は、両凹の負レンズであり、第3レンズL3は、両凸の正レンズであり、第4レンズL4は、物体側に凸である負の屈折力を有する負メニスカスレンズである。
そして、これら実施例1ないし実施例9の撮像光学系1A〜1Iでは、第1ないし第4レンズL1〜L4は、両面が非球面であり、第4レンズL4は、光軸AXに沿って光軸AXを含むレンズ断面の輪郭線において光軸AXの交点から有効領域端に向かった場合に変曲点を有し、そして、樹脂材料製レンズである。
前記光学絞りSTは、各実施例1〜9の場合において、開口絞りやメカニカルシャッタや可変絞りであってよい。
そして、第4レンズL4の像側には、撮像素子SRの受光面が配置されている。なお、各図に破線で示すように、第4レンズL4と撮像素子SRとの間には、平行平板FTがさらに配置されてもよい。すなわち、第4レンズL4の像側には、平行平板FTを介して撮像素子SRの受光面が配置されている。平行平板FTは、各種光学フィルタや撮像素子SRのカバーガラス等である。
図5ないし図13の各図において、各レンズ面に付されている番号ri(i=1,2,3,・・・)は、物体側から数えた場合のi番目のレンズ面(ただし、レンズの接合面は1つの面として数えるものとする。)であり、riに「*」印が付されている面は、非球面であることを示す。なお、光学絞りSTの面および撮像素子SRの受光面も1つの面として扱っている。このような取り扱いおよび符号の意義は、各実施例についても同様である。ただし、全く同一のものであるという意味ではなく、例えば、各実施例の各図を通じて、最も物体側に配置されるレンズ面には、同じ符号(r1)が付されているが、後述のコンストラクションデータに示すように、これらの曲率等が各実施例1〜9を通じて同一であるという意味ではない。
このような構成の下で、各実施例1〜7、9の撮像光学系1A〜1G、1Iにおいて、物体側から入射した光線は、光軸AXに沿って、順に光学絞りST、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3および第4レンズL4を通過し、撮像素子SRの受光面に物体の光学像を形成する。また、実施例8の撮像光学系1Hにおいて、物体側から入射した光線は、光軸AXに沿って、順に第1レンズL1、光学絞りST、第2レンズL2、第3レンズL3および第4レンズL4を通過し、撮像素子SRの受光面に物体の光学像を形成する。そして、各実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iにおいて、撮像素子SRでは、光学像が電気的な信号に変換される。この電気信号は、必要に応じて所定のデジタル画像処理などが施され、デジタル映像信号として例えばデジタルカメラ等のデジタル機器のメモリに記録されたり、インタフェースを介して有線あるいは無線の通信によって他のデジタル機器に伝送されたりする。
各実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iにおける、各レンズのコンストラクションデータは、次の通りである。
まず、実施例1の撮像光学系1Aにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例1
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.095
2* 5.278 0.509 1.54470 56.15
3* -1.952 0.316
4* -63.692 0.273 1.63469 23.87
5* 1.598 0.067
6* -5.203 1.077 1.54470 56.15
7* -0.535 0.050
8* -500.000 0.548 1.54470 56.15
9* 0.710 1.165
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-8.6827e+001,A4=-1.8046e-001,A6=7.0799e-002,A8=-2.2270e+000,A10=2.4140e+000
第3面
K=5.9001e+000,A4=-4.0632e-001,A6=5.2164e-001,A8=-1.1387e+000,A10=1.2725e+000
第4面
K=9.0000e+001,A4=-1.3229e+000,A6=5.4288e-001,A8=6.8222e-001,A10=3.3536e-001,A12=-8.5897e-001
第5面
K=-1.8845e+001,A4=-5.6110e-001,A6=4.3193e-001,A8=6.2388e-002,A10=-3.3002e-001,A12=1.5576e-001
第6面
K=-3.0030e+001,A4=-1.1937e-001,A6=3.3473e-001,A8=-2.9242e-001,A10=1.5584e-001,A12=-3.3032e-002
第7面
K=-2.8524e+000,A4=-3.5391e-001,A6=3.6540e-001,A8=-2.5063e-001,A10=1.6480e-001,A12=-3.6050e-002
第8面
K=-9.0000e+001,A4=1.2656e-001,A6=-1.7146e-001,A8=1.3563e-001,A10=-8.3641e-002,A12=3.1381e-002,A14=-5.1691e-003
第9面
K=-7.2695e+000,A4=-4.4270e-002,A6=2.5821e-002,A8=-1.5939e-002,A10=6.1986e-003,A12=-1.2811e-003,A14=9.6890e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.400(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 46.672(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.165(mm)
レンズ全長(TL) 4.101(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 2.682
第2レンズL2 -2.452
第3レンズL3 1.011
第4レンズL4 -1.301
次に、実施例2の撮像光学系1Bにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例2
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.074
2* 3.243 0.447 1.54470 56.15
3* -3.008 0.349
4* -8.166 0.260 1.63469 23.87
5* 2.164 0.050
6* 11.341 1.073 1.54470 56.15
7* -0.565 0.059
8* -500.000 0.478 1.54470 56.15
9* 0.616 1.118
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-1.5254e+001,A4=-1.1660e-001,A6=-2.3615e-002,A8=-5.4882e-001,A10=4.8275e-002
第3面
K=1.6811e+001,A4=-1.8499e-001,A6=1.3835e-001,A8=-3.5475e-001,A10=7.7187e-001
第4面
K=3.9892e+001,A4=-6.2126e-001,A6=3.7195e-001,A8=-1.9689e-002,A10=2.9557e-001,A12=-4.1585e-001
第5面
K=-3.3683e+001,A4=-2.7001e-001,A6=1.9610e-001,A8=3.5236e-002,A10=-2.0855e-001,A12=1.0067e-001
第6面
K=9.0000e+001,A4=-1.7605e-001,A6=3.2712e-001,A8=-2.6924e-001,A10=1.6605e-001,A12=-4.4667e-002
第7面
K=-3.1627e+000,A4=-3.1421e-001,A6=3.1128e-001,A8=-2.4095e-001,A10=1.4896e-001,A12=-4.7664e-003
第8面
K=-9.0000e+001,A4=-1.0588e-001,A6=-7.9917e-002,A8=1.2471e-001,A10=-5.6236e-002,A12=5.3750e-004,A14=2.4420e-003
第9面
K=-5.4049e+000,A4=-1.2955e-001,A6=6.0654e-002,A8=-2.0328e-002,A10=4.2656e-003,A12=-6.2034e-004,A14=4.1973e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.536(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 44.190(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.118(mm)
レンズ全長(TL) 3.908(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 2.939
第2レンズL2 -2.669
第3レンズL3 1.021
第4レンズL4 -1.128
次に、実施例3の撮像光学系1Cにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例3
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.055
2* 3.172 0.795 1.54470 56.15
3* -2.244 0.222
4* -2.556 0.230 1.63469 23.87
5* -89.331 0.493
6* -1.814 0.656 1.54470 56.15
7* -1.006 0.050
8* 1.284 0.582 1.54470 56.15
9* 0.752 1.300
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=6.5752e+000,A4=-8.7112e-002,A6=-1.4833e-001,A8=1.6270e-001,A10=-2.7020e-001
第3面
K=3.3148e+000,A4=-1.4703e-001,A6=5.6020e-002,A8=5.9613e-002,A10=-7.1547e-002
第4面
K=-3.1503e+001,A4=-5.2810e-001,A6=6.9543e-001,A8=-2.4006e-001,A10=-1.6901e-001,A12=1.1403e-001
第5面
K=-4.8877e+001,A4=-1.4082e-001,A6=1.9486e-001,A8=2.1007e-002,A10=-1.4125e-001,A12=4.9751e-002
第6面
K=-1.9352e+001,A4=-9.4102e-002,A6=1.2406e-001,A8=-2.8863e-001,A10=2.9268e-001,A12=-1.0157e-001
第7面
K=-4.1515e+000,A4=-2.1687e-001,A6=2.8104e-001,A8=-3.1870e-001,A10=1.8798e-001,A12=-3.9362e-002
第8面
K=-4.8600e+000,A4=-6.3578e-002,A6= -3.0697e-002,A8=4.7119e-002,A10=-2.8292e-002,A12=8.8185e-003,A14=-1.1760e-003
第9面
K=-3.3220e+000,A4=-9.8387e-002,A6=5.3402e-002,A8=-2.5612e-002,A10=7.7164e-003,A12=-1.2631e-003,A14=8.1683e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.941(mm)
Fナンバ(Fno) 2.000
画角(w) 39.052(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.300(mm)
レンズ全長(TL) 4.384(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 2.544
第2レンズL2 -4.151
第3レンズL3 3.226
第4レンズL4 -5.428
なお、この実施例3の撮像光学系1Cは、Fナンバーが2以下であって、特に明るい撮像光学系である。近年、例えば8Mピクセルや10Mピクセルや16Mピクセル等の約8M〜16Mピクセルのクラス(グレード)の高画素な撮像素子17、SRが普及し始めている。このような撮像素子17、SRのサイズが一定の場合には画素ピッチが短くなるため(画素面積が狭くなるため)、撮像光学系1は、この画素ピッチに応じた透過光量が必要となる。この実施例3の撮像光学系1Cは、2以下という明るいFナンバーが実現されており、上記8M〜16Mピクセルのクラスの撮像素子17、SRにより好適である。
次に、実施例4の撮像光学系1Dにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例4
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.070
2* 3.358 0.653 1.54470 56.15
3* -1.989 0.389
4* -1.253 0.291 1.63469 23.87
5* -4.026 0.248
6* -52.273 0.750 1.54470 56.15
7* -1.038 0.252
8* 2.627 0.416 1.54470 56.15
9* 0.788 1.110
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-2.6077e+000,A4=-1.1952e-001,A6=-9.3187e-002,A8=-1.2283e-001,A10=-2.5081e-001
第3面
K=2.8526e+000,A4=-1.1855e-001,A6=-8.6994e-002,A8=2.8101e-001,A10=-3.2919e-001
第4面
K=-8.4242e+000,A4=-5.5746e-001,A6=8.9087e-001,A8=-2.1025e-001,A10=-4.7462e-001,A12=2.9481e-001
第5面
K=-1.6683e+001,A4=-1.4123e-001,A6=2.4849e-001,A8=-8.2334e-003,A10=-1.2869e-001,A12=4.3011e-002
第6面
K=-9.0000e+001,A4=-1.2128e-001,A6=1.7167e-001,A8=-2.9794e-001,A10=2.7435e-001,A12=-9.6374e-002
第7面
K=-3.2207e+000,A4=-1.4159e-001,A6=2.3199e-001,A8=-3.1249e-001,A10=2.0824e-001,A12=-4.7847e-002
第8面
K=-6.0102e+001,A4=-1.6058e-001,A6=1.9460e-003,A8=4.5282e-002,A10=-2.8771e-002,A12=9.5274e-003,A14=-1.6555e-003
第9面
K=-4.1253e+000,A4=-1.5754e-001,A6=7.9929e-002,A8=-3.1247e-002,A10=7.8572e-003,A12=-1.1691e-003,A14=7.6183e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.957(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 38.885(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.110(mm)
レンズ全長(TL) 4.180(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 2.397
第2レンズL2 -2.987
第3レンズL3 1.934
第4レンズL4 -2.247
次に、実施例5の撮像光学系1Eにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例5
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.090
2* 5.754 0.747 1.54470 56.15
3* -1.527 0.436
4* -0.757 0.230 1.63469 23.87
5* -2.241 0.050
6* 443.703 0.763 1.54470 56.15
7* -1.010 0.050
8* 1.077 0.454 1.54470 56.15
9* 0.653 1.313
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-2.1291e+001,A4=-1.3657e-001,A6=-1.4946e-002,A8=-5.6401e-001,A10=4.4961e-001
第3面
K=1.9894e+000,A4=-4.4463e-002,A6=-1.1963e-001,A8=3.9552e-001,A10=-1.6226e-001
第4面
K=-4.7855e+000,A4=-7.2812e-001,A6=9.7632e-001,A8=-3.4747e-002,A10=-5.2775e-001,A12=2.0523e-001
第5面
K=-1.3902e+001,A4=-2.1029e-001,A6=2.3853e-001,A8=7.8474e-003,A10=-1.1178e-001,A12=3.4535e-002
第6面
K=9.0000e+001,A4=-2.1125e-001,A6=3.5350e-001,A8=-3.5115e-001,A10=2.2789e-001,A12=-6.6520e-002
第7面
K=-2.0312e+000,A4=-1.2445e-001,A6=2.5404e-001,A8=-3.0164e-001,A10=2.1973e-001,A12=-5.7328e-002
第8面
K=-6.3305e+000,A4=-7.5624e-002,A6=-3.9579e-002,A8=5.4165e-002,A10=-2.8639e-002,A12=8.3856e-003,A14=-1.2101e-003
第9面
K=-2.8884e+000,A4=-1.4238e-001,A6=7.6812e-002,A8=-3.1720e-002,A10=8.8866e-003,A12=-1.4672e-003,A14=9.8430e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.535(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 44.594(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.313(mm)
レンズ全長(TL) 4.133(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 2.298
第2レンズL2 -1.915
第3レンズL3 1.851
第4レンズL4 -4.892
次に、実施例6の撮像光学系1Fにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例6
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.039
2* 2.295 0.531 1.54470 56.15
3* -7.121 0.305
4* -27.157 0.309 1.63469 23.87
5* 2.048 0.140
6* 9.756 0.933 1.54470 56.15
7* -0.538 0.050
8* -1000.000 0.420 1.54470 56.15
9* 0.625 1.069
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-6.6468e+000,A4=-9.8136e-002,A6=3.9837e-001,A8=-1.5006e+000,A10=1.3070e+000
第3面
K=7.6989e+001,A4=-2.8269e-001,A6=7.3396e-002,A8=-2.2797e-001,A10=3.0546e-001
第4面
K=9.0000e+001,A4=-7.9868e-001,A6=7.9493e-002,A8=1.1196e-001,A10=1.5519e+000,A12=-1.4076e+000
第5面
K=-2.2328e+001,A4=-3.5435e-001,A6=6.6078e-002,A8=2.1063e-001,A10=-1.5198e-001,A12=5.0563e-003
第6面
K=-9.0000e+001,A4=-2.2810e-001,A6=3.7168e-001,A8=-4.2824e-001,A10=3.4004e-001,A12=-1.2098e-001
第7面
K=-2.9545e+000,A4=-3.1932e-001,A6=3.6738e-001,A8=-3.2191e-001,A10=2.4132e-001,A12=-6.3200e-002
第8面
K=-9.0000e+001,A4=2.0753e-002,A6=-9.0715e-002,A8=6.7408e-002,A10=-2.8842e-002,A12=7.4100e-003,A14=-8.0302e-004
第9面
K=-5.1814e+000,A4=-9.4583e-002,A6=4.8847e-002,A8=-3.0242e-002,A10=1.1189e-002,A12=-2.1166e-003,A14=1.5791e-004
各種データ
焦点距離(f) 2.393(mm)
Fナンバ(Fno) 2.400
画角(w) 46.246(mm)
像高(最大)(y max) 2.390(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.069(mm)
レンズ全長(TL) 3.798(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 3.237
第2レンズL2 -2.959
第3レンズL3 0.964
第4レンズL4 -1.142
次に、実施例7の撮像光学系1Gにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例7
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.092
2* 6.031 0.530 1.54470 56.15
3* -2.083 0.438
4* -1.454 0.230 1.63469 23.87
5* 125.535 0.050
6* 11.893 0.961 1.54470 56.15
7* -0.922 0.050
8* 0.976 0.400 1.54470 56.15
9* 0.546 1.373
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-5.3418e+001,A4=-1.5314e-001,A6=1.2338e-001,A8=-1.2635e+000,A10=1.9425e+000
第3面
K=3.9305e+000,A4=-1.1838e-001,A6=-8.6798e-002,A8=2.7931e-001,A10=-1.5761e-001
第4面
K=-2.1904e+001,A4=-7.5775e-001,A6=8.3104e-001,A8=1.2245e-002,A10=-2.8656e-001,A12=1.4898e-002
第5面
K=-9.0000e+001,A4=-2.5978e-001,A6=2.3710e-001,A8=2.7824e-002,A10=-1.1726e-001、A12=2.4754e-002
第6面
K=9.0000e+001,A4=-1.8336e-001,A6=3.7154e-001,A8=-3.6666e-001,A10=2.1927e-001,A12=-6.1543e-002
第7面
K=-2.0701e+000,A4=-1.3205e-001,A6=2.5582e-001,A8=-2.9782e-001,A10=2.2015e-001,A12=-5.6880e-002
第8面
K=-6.6714e+000,A4=-6.9521e-002,A6=-4.2778e-002,A8=5.4614e-002,A10=-2.7266e-002,A12=7.4122e-003,A14=-9.9310e-004
第9面
K=-2.7099e+000.A4=-1.5460e-001,A6=8.6956e-002,A8=-3.5678e-002,A10=9.5859e-003,A12=-1.4857e-003,A14=9.2969e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.535(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 44.579(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.373(mm)
レンズ全長(TL) 4.125(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 2.909
第2レンズL2 -2.264
第3レンズL3 1.614
第4レンズL4 -3.382
次に、実施例8の撮像光学系1Hにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例8
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1* 3.561 0.421 1.54470 56.15
2* -4.752 -0.005
3(絞り) ∞ 0.507
4* -4.145 0.270 1.63469 23.87
5* 2.805 0.050
6* 8.315 1.082 1.54470 56.15
7* -0.851 0.050
8* 1.040 0.400 1.54470 56.15
9* 0.549 1.3571
像面 ∞
非球面データ
第1面
K=1.8171e+001,A4=-1.3883e-001,A6=-2.0287e-001,A8=1.1037e-001,A10=-4.6731e-001
第2面
K=-3.8314e+001,A4=-1.8390e-001,A6=-2.5883e-001,A8=6.3256e-001,A10=-9.4019e-001
第4面
K=2.1624e+001,A4=-6.0941e-001,A6=7.1699e-001,A8=-6.2853e-001,A10=-9.2867e-001,A12=1.2861e+000
第5面
K=-9.0000e+001,A4=-3.2546e-001,A6=3.5043e-001,A8=-2.0668e-001,A10=-1.6408e-001,A12=1.4187e-001
第6面
K=-3.6879e+001,A4=-1.3624e-001,A6=3.2628e-001,A8=-3.6534e-001,A10=2.2437e-001,A12=-5.2067e-002
第7面
K=-3.2944e+000,A4=-2.4190e-001,A6=2.5809e-001,A8=-2.6910e-001,A10=1.8941e-001,A12=-3.9948e-002
第8面
K=-3.7483e+000,A4=-1.4530e-001,A6=-1.4589e-002,A8=4.6366e-002,A10=-2.3103e-002,A12=5.1407e-003,A14=-4.0592e-004
第9面
K=-2.5349e+000,A4=-1.6754e-001,A6=8.5564e-002,A8=-3.1940e-002,A10=7.8447e-003,A12=-1.1504e-003,A14=7.2555e-005
各種データ
焦点距離(f) 2.535(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 44.324(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.357(mm)
レンズ全長(TL) 4.133(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 3.805
第2レンズL2 -2.596
第3レンズL3 1.479
第4レンズL4 -2.995
次に、実施例9の撮像光学系1Iにおける、各レンズのコンストラクションデータを以下に示す。
数値実施例9
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.066
2* 2.593 0.721 1.54470 56.15
3* -1.516 0.335
4* -0.688 0.413 1.63469 23.87
5* -1.746 0.050
6* 4.054 0.569 1.54470 56.15
7* -1.665 0.052
8* 1.129 0.390 1.54470 56.15
9* 0.663 1.102
像面 ∞
非球面データ
第2面
K=-2.6167e+001,A4=-1.3843e-002,A6=6.6185e-002,A8=-2.2487e+000,A10=3.3092e+000
第3面
K=1.3404e+000,A4=-1.2825e-001,A6=-2.7582e-001,A8=1.0503e+000,A10=-1.1451e+000
第4面
K=-3.5347e+000,A4=-6.1618e-001,A6=1.4182e+000,A8=-1.7818e-001,A10=-1.3677e+000,A12=8.3358e-001
第5面
K=-3.8318e+000,A4=-6.7111e-002,A6=2.7159e-001,A8=-4.4531e-003,A10=-7.2669e-002,A12=2.4874e-002
第6面
K=4.2126e+000,A4=-1.4113e-001,A6=3.6733e-001,A8=-4.6435e-001,A10=2.6402e-001,A12=-6.1567e-002
第7面
K=-1.4220e+000,A4=3.6606e-002,A6=3.4651e-001,A8=-3.8031e-001,A10=1.6704e-001,A12=-2.7598e-002
第8面
K=-9.3481e+000,A4=-2.1989e-001,A6=4.6513e-002,A8=4.3422e-002,A10=-3.1836e-002,A12=9.4895e-003,A14=-1.1218e-003
第9面
K=-3.3563e+000,A4=-2.1162e-001,A6=1.1790e-001,A8=-4.7528e-002,A10=1.2668e-002,A12=-2.0994e-003,A14=1.6122e-004
各種データ
焦点距離(f) 2.488(mm)
Fナンバ(Fno) 2.800
画角(w) 44.437(mm)
像高(最大)(y max) 2.434(mm)
バックフォーカス(Bf) 1.102(mm)
レンズ全長(TL) 3.697(mm)
各レンズの焦点距離(mm)
第1レンズL1 1.873
第2レンズL2 -2.109
第3レンズL3 2.245
第4レンズL4 -4.181
ここで、上記各種データのレンズ全長(TL)は、物体距離無限時でのレンズ全長(第1レンズ物体側面から撮像面までの距離)である。
上記の面データにおいて、面番号は、図5ないし図13に示した各レンズ面に付した符号ri(i=1,2,3,…)の番号iが対応する。番号iに*が付された面は、非球面(非球面形状の屈折光学面または非球面と等価な屈折作用を有する面)であることを示す。
また、“r”は、各面の曲率半径(単位はmm)を、“d”は、無限遠合焦状態(無限距離での合焦状態)での光軸上の各レンズ面の間隔(軸上面間隔)を、“nd”は、各レンズのd線(波長587.56nm)に対する屈折率を、そして、“νd”は、アッベ数をそれぞれ示している。なお、光学絞りST、撮像素子SRの受光面の各面は、平面であるために、それらの曲率半径は、∞(無限大)である。また、必要に応じて配置される平行平面板FTの両面も、その曲率半径は、∞(無限大)である。
上記の非球面データは、非球面とされている面(面データにおいて番号iに*が付された面)の2次曲面パラメータ(円錐係数K)と非球面係数Ai(i=4,6,8,10,12,14,16)の値とを示すものである。
各実施例において、非球面の形状は、面頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとする場合に、次式により定義している。
X=(h/R)/[1+(1−(1+K)h/R1/2]+ΣA・h
ただし、Aiは、i次の非球面係数であり、Rは、基準曲率半径であり、そして、Kは、円錐定数である。
なお、請求項、基本概念および各実施例に記載の近軸曲率半径(r)について、実際のレンズ測定の場面において、レンズ中央近傍(より具体的には、レンズ外径に対して10%以内の中央領域)での形状測定値を最小自乗法でフィッティングした際の近似曲率半径を近軸曲率半径であるとみなすことができる。また、例えば2次の非球面係数を使用した場合には、非球面定義式の基準曲率半径に2次の非球面係数も勘案した曲率半径を近軸曲率半径とみなすことができる(例えば参考文献として、松居吉哉著「レンズ設計法」(共立出版株式会社)のP41〜P42を参照)。
そして、上記非球面データにおいて、「En」は、「10のn乗」を意味する。例えば、「E+001」は、「10の+1乗」を意味し、「E-003」は、「10の−3乗」を意味する。
以上のようなレンズ配置、構成のもとでの、各実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iにおける各収差を図14ないし図22のそれぞれに示す。
図14ないし図22には、距離無限遠での縦収差図が示されており、各図の(A)、(B)および(C)は、それぞれ、この順に、球面収差(正弦条件)(LONGITUDINAL SPHERICAL ABERRATION)、非点収差(ASTIGMATISM
FIELD CURVES)および歪曲収差(DISTORTION)を示す。球面収差の横軸は、焦点位置のずれをmm単位で表しており、その縦軸は、最大入射高で規格化した値で表している。非点収差の横軸は、焦点位置のずれをmm単位で表しており、その縦軸は、像高をmm単位で表している。歪曲収差の横軸は、実際の像高を理想像高に対する割合(%)で表しており、縦軸は、その像高をmm単位で表している。また、球面収差の図中、実線は、d線(波長587.56nm)、破線は、g線(波長435.84nm)、そして、一点差線は、c線(波長656.28nm)における結果をそれぞれ表している。そして、非点収差の図中、破線は、タンジェンシャル(メリディオナル)面(M)、実線は、サジタル(ラディアル)面(S)における結果をそれぞれ表している。非点収差および歪曲収差の図は、上記d線(波長587.56nm)を用いた場合の結果である。
上記に列挙した各実施例1〜9の撮像光学系1A〜1Iに、上述した条件式(1)〜(15)を当てはめた場合の数値を、それぞれ、表1に示す。表1には、全長(L/Y)も合わせて示されている。
Figure 0005370619
以上、説明したように、上記実施例1〜9における撮像光学系1A〜1Iは、4枚のレンズ構成であって、上述の各条件を満足している結果、従来の光学系より、より小型でありながら諸収差をより良好に補正することができる。そして、上記実施例1〜9における撮像光学系1A〜1Iは、撮像装置21およびデジタル機器3に搭載する上で、特に携帯端末5に搭載する上で小型化が充分に達成され、また、高画素な撮像素子17を採用することができる。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる撮像光学系は、物体側から像側へ順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズと、全体として負の屈折力を有し、最大有効径での面位置が面頂点よりも物体側に位置する第2レンズと、全体として正の屈折力を有する第3レンズと、全体として負の屈折力を有し、光軸に沿って光軸を含むレンズ断面の輪郭線において前記光軸の交点から有効領域端に向かった場合に変曲点を有する非球面形状の面を持つ第4レンズとから成り、上述の(1)ないし(7)の各条件式を満たす。
このような撮像光学系は、正負正負の4枚のレンズ構成とすることによって、球面収差や色収差等の諸収差の補正およびテレセン性の確保を達成することができる。特に、条件式(5)を満たすような広角のレンズにおいて、第2レンズを所定の形状とすることで、レンズ面に入射する光線角度を抑え、球面収差やコマ収差をより良好に補正することができる。
また、条件式(1)の上限を上回ると、全系の光学全長TLの短縮が困難となり、好ましくない。一方、条件式(1)の下限を下回ると、正の光学的パワーが大きくなり過ぎ、球面収差や軸上色収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、条件式(2)および条件式(3)のそれぞれにおいて、その上限又は下限を超えると、広画角のレンズにおいて、レンズ面に入射する光線角度が大きくなり、球面収差やコマ収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、条件式(4)の上限を上回ると、全系の光学全長TLの増大やレンズ径の大型化を招き、軸上色収差の補正が困難となり、像面の中心付近のコントラストが低下してしまい、好ましくない。
また、条件式(6)の下限を下回ると、倍率色収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、条件式(7)の上限を上回ると、球面収差の補正が困難となり、好ましくない。一方、条件式(7)の下限を下回ると、全系の光学全長の増大を招くとともに、歪曲収差の補正が困難となってしまい、好ましくない。
したがって、このような撮像光学系は、より小型でありながら、諸収差をより良好に補正することができる。
また、他の一態様では、上述の撮像光学系において、前記第3レンズは、両凸形状であり、上述の(8)の条件式を満足する。
このような撮像光学系は、第3レンズの形状を両凸とし、その焦点距離f3を条件式(8)の範囲に収めることによって、正の光学的パワーを第1レンズと分担することができ、広画角化と全系の光学全長の短縮化とを両立することができる。
また、他の一態様では、これら上述の撮像光学系において、前記第4レンズは、物体側面が凸形状のメニスカスレンズである。
このような撮像光学系は、第4レンズの形状を物体側面が凸形状のメニスカスとすることによって、全系の光学全長を短縮する際に歪曲収差や射出瞳位置の制御をより容易に行うことができる。
また、他の一態様では、これら上述の撮像光学系において、上述の(9)の条件式を満足する。
このような撮像光学系では、条件式(9)の上限を上回ると、第3レンズで発生する倍率色収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、他の一態様では、これら上述の撮像光学系において、上述の(10)ないし(12)の各条件式を満足する。
このような撮像光学系は、第1ないし第3レンズの各アッベ数ν1、ν2、ν3を条件式(10)ないし条件式(12)の各範囲とすることによって、軸上色収差や倍率色収差を効果的に抑制することができる。
また、他の一態様では、これら上述の撮像光学系において、上述の(13)および(14)の各条件式を満足する。
このような撮像光学系では、条件式(13)の上限を上回ると、コマ収差や歪曲収差が補正不足となり、好ましくない。一方、条件式(13)の下限を下回ると、成形において外観不良が発生してしまい、好ましくない。また、条件式(14)の上限または下限を超えると、広画角のレンズにおいて、歪曲収差の補正や射出瞳位置の制御が困難となり、好ましくない。
また、他の一態様では、これら上述の撮像光学系において、上述の(15)の条件式を満足する。
このような撮像光学系では、条件式(15)の上限を上回ると、全系の光学全長を短縮することが困難となり、好ましくない。一方、条件式(15)の下限を下回ると、広画角のレンズにおいて、レンズ面に入射する光線角度が大きくなり、球面収差やコマ収差の補正が困難となり、好ましくない。
また、他の一態様では、これら上述の撮像光学系において、前記第1レンズの物体側面より物体側に開口絞りを有する。
このような撮像光学系は、最物体側に開口絞りを配置することによって、非点収差やコマ収差を良好に補正することができる。
また、他の一態様にかかる撮像装置は、これら上述のいずれかの撮像光学系と、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、前記撮像光学系が前記撮像素子の受光面上に物体の光学像を形成可能とされている。
この構成によれば、より小型でありながら諸収差がより良好に補正することができる撮像光学系を用いた撮像装置を提供することができる。したがって、このような撮像装置は、より小型でありながら、諸収差がより良好に補正された光学像を撮像素子の受光面上に形成することができる。
また、他の一態様にかかるデジタル機器は、上述の撮像装置と、前記撮像装置に被写体の静止画撮影および動画撮影の少なくとも一方の撮影を行わせる制御部とを備え、前記撮像装置の撮像光学系が、前記撮像素子の撮像面上に前記被写体の光学像を形成可能に組み付けられている。そして、好ましくは、デジタル機器は、携帯端末から成る。
この構成によれば、より小型でありながら諸収差がより良好に補正することができる撮像光学系を用いたデジタル機器や携帯端末を提供することができる。したがって、このようなデジタル機器や携帯端末は、より小型でありながら、諸収差がより良好に補正された光学像を撮像素子の受光面上に形成することができる。
この出願は、2012年4月6日に出願された日本国特許出願特願2012−87293を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、撮像光学系、撮像装置およびデジタル機器を提供することができる。

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ順に、
    全体として正の屈折力を有する第1レンズと、
    全体として負の屈折力を有し、物体側面および像側面がともに、最大有効径での面位置が面頂点よりも物体側に位置する第2レンズと、
    全体として正の屈折力を有する第3レンズと、
    全体として負の屈折力を有し、光軸を含むレンズ断面の輪郭線において前記光軸の交点から有効領域端に向かった場合に変曲点を有する非球面形状の面を持つ第4レンズとから成り、
    下記(1)ないし(7)の各条件式を満たすこと
    を特徴とする撮像光学系。
    0.7<f1/f<5 ・・・(1)
    −0.8<(RS1+RS2)/(RS1−RS2)<3 ・・・(2)
    −3<(RS3+RS4)/(RS3−RS4)<2 ・・・(3)
    0.03<d2/TL<0.2 ・・・(4)
    2W>72 ・・・(5)
    ν4>50 ・・・(6)
    0.55<Y/TL<0.8 ・・・(7)
    ただし、
    f1:第1レンズの焦点距離
    f:全系の焦点距離
    RS1:第1レンズの物体側面の曲率半径
    RS2:第1レンズの像側面の曲率半径
    RS3:第2レンズの物体側面の曲率半径
    RS4:第2レンズの像側面の曲率半径
    d2:第1レンズと第2レンズとの間の光軸上距離
    TL:全系の光学全長(平行平板は空気換算長)
    W:最大半画角
    ν4:第4レンズのアッベ数
    Y:最大像高
  2. 前記第3レンズは、両凸形状であり、下記(8)の条件式を満足すること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
    0.3<f3/f<3 ・・・(8)
    ただし、
    f3:第3レンズの焦点距離
  3. 前記第4レンズは、物体側面が凸形状のメニスカスレンズであること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像光学系。
  4. 下記(9)の条件式を満足すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    d4/f<0.1 ・・・(9)
    ただし、
    d4:第2レンズと第3レンズとの間の光軸上距離
  5. 下記(10)ないし(12)の各条件式を満足すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    ν1>50 ・・・(10)
    ν2<30 ・・・(11)
    ν3>50 ・・・(12)
    ただし、
    ν1:第1レンズのアッベ数
    ν2:第2レンズのアッベ数
    ν3:第3レンズのアッベ数
  6. 下記(13)および(14)の各条件式を満足すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    0.1<ET7/CT7<0.8 ・・・(13)
    0.1<(RS5+RS6)/(RS5−RS6)<5 ・・・(14)
    ただし、
    ET7:第3レンズの物体側面の有効径部における光軸方向の厚さ
    CT7:第3レンズにおける光軸上の厚さ
    RS5:第3レンズの物体側面の曲率半径
    RS6:第3レンズの像側面の曲率半径
  7. 下記(15)の条件式を満足すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    0.2<|RS3/RS4|<4 ・・・(15)
  8. 前記第1レンズの物体側面より物体側に開口絞りを有すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の撮像光学系と、
    光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記撮像光学系が前記撮像素子の受光面上に物体の光学像を形成可能とされていること
    を特徴とする撮像装置。
  10. 請求項9に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置に被写体の静止画撮影および動画撮影の少なくとも一方の撮影を行わせる制御部とを備え、
    前記撮像装置の撮像光学系が、前記撮像素子の撮像面上に前記被写体の光学像を形成可能に組み付けられていること
    を特徴とするデジタル機器。
  11. 携帯端末から成ることを特徴とする請求項10に記載のデジタル機器。
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