JP5370015B2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5370015B2
JP5370015B2 JP2009202703A JP2009202703A JP5370015B2 JP 5370015 B2 JP5370015 B2 JP 5370015B2 JP 2009202703 A JP2009202703 A JP 2009202703A JP 2009202703 A JP2009202703 A JP 2009202703A JP 5370015 B2 JP5370015 B2 JP 5370015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
hook
striker
base member
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009202703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011051492A (ja
Inventor
隆行 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2009202703A priority Critical patent/JP5370015B2/ja
Publication of JP2011051492A publication Critical patent/JP2011051492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5370015B2 publication Critical patent/JP5370015B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、ロック装置に関する。詳しくは、車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するために、該可動部材又は固定部材の一方に配設されたストライカと係合する該可動部材又は固定部材の他方に装備されたロック装置に関する。
従来、自動車等の車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するために、該可動部材又は固定部材の一方に配設されたストライカと係合する該可動部材又は固定部材の他方に装備されたロック装置が知られている。例えば、車両内の可動部材としてのシートバック、シートクッションから構成される車両用シートが、車両内の固定部材としての車体フロアに配設されたストライカと係合するロック装置がある。
この車両用シートの可動構成は、シートバック、シートクッションをコンパクトに折り畳んだ状態でシートクッションの前方下端部を中心として車両前後方向に回動可能に姿勢変更する構成である。この車両用シートが不使用のときは、かかる車両用シートを姿勢変更させて車両用シートの設置スペースを空けて荷室スペースとすることができる構成である。この車両用シートが不使用のときは、シートバックを着座状態の起立姿勢から車両前方方向に前倒し姿勢にしてシートクッション上に折り畳む。次に折り畳まれた車両用シートをシートクッション前方下端部に設けられた回動軸を中心に車両前方に向けて起こし上げて車体フロアに対して起立した姿勢の格納姿勢状態位置とする。一方、車両用シートを使用するときは、格納姿勢状態位置の車両用シートを格納姿勢状態位置から車体フロアに対して倒伏しシートクッション後方下端部に配設されたロック装置と車体フロアに配設されたストライカとを係合して着座姿勢状態位置に保持した上でシートバックを起立させて着座姿勢とする。
このロック装置に対するストライカの係合は、ベース部材に形成された凹部にストライカが入り込み、このストライカをベース部材の凹部と、このベース部材に回動可能に軸支されたフックによって挟持し、フックと共にベース部材に回動可能に軸支されたポールがこのフックのロック状態を保持する構成である。ここで、ロック装置とストライカのロック状態は、凹部とフックに挟持されるストライカとの隙間がないことが望ましい。なぜなら、かかる隙間がロック装置におけるガタの発生原因となり、このガタに起因して異音が発生したり、シートのぐらつきによって振動が発生するといった問題となるからである。
ここで、従来よりロック装置とストライカの係合状態における隙間を減少ないしは防止する技術として、以下のようなものが知られている。
一般に、ロック装置には、ベース部材の凹部に入り込んだストライカをこの凹部とフックによって挟持されたロック状態を保持するためのポールが構成されており、このポールを分割構成にして、フックをロック位置状態に保持すると共にフックがストライカを挟持する方向に更に回動される機能を付加した技術が知られている(例えば特許文献1、2)。
特許第3987343号公報 特開2005−263109号公報
しかしながら、上記特許文献の技術において、分割されたポールは、ベース部材にそれぞれ回動可能に軸支される構成であるためポールを配設するスペースが大きくなることに伴い、ロック装置が大型化するという問題があった。また、分割されたポールを軸支するため、軸支する箇所が増え、部品コスト、加工コストが増加するおそれがあるという懸念があった。
そこで、本発明者は鋭意検討の結果、ロック装置とストライカの係合における隙間を減少するためには、ロック装置に構成されるフックにおいてストライカを挟持してロック位置状態とする回動方向が重要であることに至った。すなわち、フックはストライカを挟持する方向に更に回動される回動方向が重要であり、このフックのかかる回動方向に作動させるために分割構成のポールがいずれも回動する構成ではなく他の作動に置き換えることができれば、分割構成のポールでもコンパクトな構成とすることができることに着目した。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ロック装置とストライカの係合状態における隙間の減少ないしは防止するとともに、ロック装置の小型化を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートのロック装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するために、該可動部材又は固定部材の一方に配設されたストライカと係合する該可動部材又は固定部材の他方に装備されたロック装置であって、前記ストライカと係合する凹部が形成されているベース部材と、該ベース部材に第1軸によって回動可能に軸支され、前記ストライカが前記ベース部材に形成された凹部内に入り込んでくる係合動作に連動して回動し、該回動により前記凹部の開口部を塞ぐ挟持腕により該凹部に入り込んだ前記ストライカを該凹部の底部との間で挟持することのできるロック位置状態とすることのできるフックと、前記ベース部材に配設され、前記フックとの間にバネ部材が引っ張りばね連結状態として掛けられて、前記フックがロック位置状態まで回動したとき前記バネ部材の付勢力により前記フックを該ロック位置状態に保持する働きをなすポールと、を備えており、前記ポールは、前記ベース部材に第2軸によって回動可能に軸支され、前記バネ部材の付勢力が前記フックをロック位置状態に保持させる回動方向に付勢される第1のポールと、該第1のポールと前記フックとの間に前記ベース部材に対してスライド移動可能に配設されて、該第1のポールの作動を前記フックに伝達することのできる第2のポールとから構成されており、前記第1のポールの回動に伴う第2のポールとの当接には圧力角当接となる回動範囲が設定されており、該圧力角当接となる回動範囲は該ポールによりフックをロック位置状態に保持する作動状態であり、該フックのロック位置状態において前記バネ部材の付勢力により第1のポールが回動されて前記第2のポールとの圧力角当接により該第2のポールを介して前記フックを前記ストライカを挟持する方向に更に回動させて、前記ストライカを前記フックの挟持腕と前記ベース部材に形成された凹部の底部との間に隙間なく挟持することを特徴とする。
この第1の発明によれば、分割構成のポールの一方である第2のポールをスライド移動する構成とすることで軸支する構成を少なくすることができ部品コスト、加工コストの抑制を図ることができる。また、軸支する構成を少なくすることで第2のポールを小型化することができ、ベース部材におけるスペースを抑制してロック装置の小型化を図ることができる。また、第1のポールは圧力角当接となる回動範囲が設定されており、第2のポールがフックをストライカを挟持する方向に更に回動させるようにスライド移動させる構成である。これにより、複雑な構成とすることなく第1のポール、第2のポールを設けることができる。また、第1のポールに設定された圧力角当接によって安定してフックをストライカを挟持する方向に更に回動することができる。これにより、ロック装置とストライカの係合状態における隙間の減少ないしは防止をより一層達成することができる。
本発明は上記の手段をとることにより、ロック装置とストライカの係合状態における隙間の減少ないしは防止するとともに、ロック装置の小型化を図ることができる。
実施例1に係るロック装置が車両用シートに配設された概略構成を示した側面図である。 実施例1に係るロック装置の各構成を示した分解斜視図である。 実施例1に係るロック装置とストライカが係合しないで、フックがロック解除位置状態に位置する状態を示した側面図である。(a)図は、ロック装置の全体を示した側面図である。(b)図は、フックとポールの係合状態を拡大して示した側面図である。 実施例1に係るロック装置とストライカとが係合し、フックがロック位置状態に位置する状態を示した側面図である。(a)図は、ロック装置の全体を示した側面図である。(b)図は、フックとポールの係合状態を拡大して示した側面図である。 実施例1に係るロック装置とストライカとの係合において、フックがロック位置状態の位置から、ストライカを挟持する方向に更に回動されるフック追い込み位置状態に位置する状態を示した側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1のロック装置20の構成について、図1から図5を用いて説明する。
図1は、実施例1に係るロック装置20が車両用シート10に配設された概略構成を示した側面図である。図2は、実施例1に係るロック装置20の各構成を示した分解斜視図である。同図は、ロック装置20の各構成を図示するものであり、シートクッション11の各構成の図示を省略している。図3から図5は、実施例1に係るロック装置20とストライカSの係合及び解除の各構成の状態を示した側面図である。図3から図5の各図は、ロック装置20の内部構成をよく表すために、ベース部材の構成であるベースプレート22a、22bのうち片方のベースプレート22bを省略して図示している。なお、図3及び図4において、(a)図にロック装置20の全体を図示し、(b)図に、フック30とポール40の係合状態を拡大して図示している。
本発明におけるロック装置は、車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するために、該可動部材又は固定部材の一方に配設されたストライカと係合する該可動部材又は固定部材の他方に装備されるロック装置に関するものである。
実施例1では、図1に図示されるように、車両内の可動部材の構成として、シートバック12、シートクッション11から構成される車両用シート10と、車両内の固定部材の構成として、車体フロアFに配設されたストライカSと係合するロック装置20の構成について説明する。なお、本実施例において、車両用シート10が本発明の「可動部材」に相当し、車体フロアFが本発明の「固定部材」に相当する。なお図1に図示されるように、ストライカSの設置箇所は概略的に図示するのみであるが、車両を構成する車両構造体において設置されるものである。実施例1においては、ストライカSは金属製の棒状部材が折り曲げ形成され、シートクッション11の後方下端部に備えられるロック装置20と係合可能に車体フロアF上に配設されている。
先ず、この車両用シート10に備えられるロック装置20の概略構成を説明した上で各構成についての説明をする。なお、本実施例1においては、車両用シート10のロック装置20の構成に特徴を有している。その他の車両用シート10の部分については従来公知の構成であるのでその説明は省略することがある。図1に図示されるように、本実施例1の車両用シート10は、車両の1列目の運転席や助手席、2列目や3列目に配設される後部座席の何れにおいても採用されるものである。なお、本実施例1の車両用シート10は、車両の2列目に配設される後部座席における構成を示したものである。
図1に図示されるように、この車両用シート10は、乗員が着座するためのものとして備えられており、概略、背凭れ部となるシートバック12と、着座部となるシートクッション11と、頭凭れとなるヘッドレスト13から構成されている。この車両用シート10は姿勢変更可能な可動構成とされている。
この車両用シート10の可動構成は、シートバック12、シートクッション11をコンパクトに折り畳んだ状態でシートクッション11の前方下端部を中心として車両前後方向に回動可能に姿勢変更することができ、車両用シート10が不使用のときは車両用シート10を姿勢変更させて、車両用シート10の設置スペースを空けて荷室スペースとするものである。
図1に図示されるように、この車両用シート10が不使用のときは、シートクッション11に回動可能に連結されたシートバック12を着座状態の起立姿勢から車両前方方向に前倒し姿勢にしてシートクッション11上に折り畳む。その後、この折り畳まれた車両用シート10をシートクッション11の前方下端部に設けられた回動軸14を中心に車両前方に向けて起こし上げて、車体フロアFに対して起立した姿勢の格納姿勢状態位置10Bとする。一方、車両用シート10を使用するときは、格納姿勢状態位置10Bの車両用シート10を格納姿勢状態位置10Bから車体フロアFに対して倒伏しシートクッション11の後方下端部に配設されたロック装置20と車体フロアFに配設されたストライカSとを係合して着座姿勢状態位置10Aに保持した上でシートバック12を起立させて着座姿勢とする構成のものである。
図2に図示されるように、このロック装置20は、概略、ストライカS(図1参照)が入り込む凹部としてストライカ係合凹部24が形成されたベース部材22と、このベース部材22に回動可能に軸支されたフック30と、フック30をロック位置状態30B(図4参照)に保持する働きをなすポール40と、フック30とポール40を連結するバネ部材80と、フック30を回動可能に軸支するためのフックヒンジピン39と、ポール40を回動可能に軸支するためのポールヒンジピン49と、ポール40に操作力を伝達する操作伝達部材90と、から構成されている。
このロック装置20に対するストライカSの係合は、ベース部材22のストライカ係合凹部24にストライカSが入り込み、ストライカSをこのストライカ係合凹部24とフック30によって挟持することでロック状態とする構成である。ここで、このロック装置20は、ロック装置20とストライカSのロック位置状態30B(図4参照)において、ストライカ係合凹部24とフック30に挟持されるストライカSとの隙間を減少するための機能を有している。かかる機能は、ポール40を分割構成にして、フック30をロック位置状態30Bに保持すると共にフック30がストライカSを挟持する方向に更に回動されることで達成している。
以下にこのロック装置20の詳細な構成とその作用について説明する。
ベース部材22について説明する。
図1に図示されるように、ロック装置20は、このベース部材22を介してシートクッション11を構成するシートクッションフレーム(図示省略)に対して固定設置されるものである。このベース部材22は、後述するフック30及びポール40等のロック装置20に構成される部品を支持する構成とされている。このベース部材22は、車体フロアFに配設されたストライカSと係合する凹部が形成されたものである。
図2に図示されるように、このベース部材22は、金属製の板状部材で形成されたベースプレート22a、22bの2枚構成からなるものであり、ベースプレート22a、22bは、フック30及びポール40を挟み込んで支持するように構成されている。このベースプレート22a、22bは共にストライカ係合凹部24を備える。
図2に図示されるように、ストライカ係合凹部24は、ストライカSに対して係合するために形成されているものであり、ベース部材22の外周から中央方向に切り欠かれるように窪んだ凹形状に形成されている。具体的には、ストライカ係合凹部24は、このベース部材22の略中央にストライカSの径より大きい円弧形状を有して形成される底部24aと、このベース部材22の外周から、この底部24aまでガイド溝形状に形成されるストライカ案内部24bとを備える。ストライカ案内部24bは、ベース部材22の外周部が拡開した開口形状に形成されており、ベース部材22の略中央の底部24aに向かって滑らかに狭まったガイド溝形状に形成されている。なお、ストライカ係合凹部24が本願発明の「凹部」に相当し、底部24aが本願発明の「底部」に相当する。
また、ベース部材22の板面上には、後述するフック30を回動可能に支持するためのフックヒンジピン39が挿通される回動支持孔28aが設けられている。このフックヒンジピン39が、本願発明の「第1軸」に相当する。また、ベース部材22には、後述するポール40の構成である回動ポール50(第1のポール)を回動可能に支持するためのポールヒンジピン49が挿通される回動支持孔28bが設けられている。このポールヒンジピン49が、本願発明の「第2軸」に相当する。
また、回動ポール50(第1のポール)とフック30との間のベース部材22のベースプレート22aの板面上はスライド溝26が形成されており、後述するスライドポール70(第2のポール)がベース部材22に対してスライド移動可能に配設されている。このスライド溝26上をスライドポール70(第2のポール)がスライド移動することによって、回動ポール50(第1のポール)の作動をフック30に伝達することができる。また、ベースプレート22a、22bの端部が略直角に折り曲げ形成されて側壁部29を構成している。フック30はこの側壁部29に当接する位置まで回動する構成となっており、この当接位置がフック30の最大ロック解除位置として構成され、側壁部29はフック30の回動のストッパーとしての機能をなす。
次にフック30について説明する。
図2に図示されるように、このフック30は、ベース部材22の回動支持孔28aにフックヒンジピン39が挿通されて回動可能に軸支されている。このフック30は、ストライカS(図1参照)がベース部材22に形成されたストライカ係合凹部24内に入り込んでくる係合動作に連動して回動し、この回動によりストライカ係合凹部24の開口部を塞ぐ挟持腕34によりストライカ係合凹部24に入り込んだストライカSを底部24aとの間で挟持してロック位置状態30Bとするものである。このフック30は、ストライカS及び後に説明するポール40との係合により以下の三つの状態に切り替えられるものである。
一つ目の状態は、図3に図示されるように、ストライカSが係合する前の状態及びストライカSの係合を解除するようにフック30の保持を解除するロック解除位置状態30Aである。二つ目の状態は、図4に図示されるように、フック30の挟持腕34によって、ストライカ係合凹部24に入り込んだストライカSを底部24aとの間で挟持してロック位置状態30Bである。三つ目の状態は、図5に図示されるように、フック30がストライカSを挟持する方向に更に回動されてストライカSをフックの挟持腕34と底部24aとの間に隙間なく挟持するフック追い込み位置状態30Cである。
具体的には、図2に図示されるように、フック30は、金属製の板状部材で略U字状に形成されており、概略、回動支持用孔31と、ストライカ係合部32と、ストライカ検知腕33と、挟持腕34と、角部35と、バネ係止部37と、フック当接部位38と、を備えて構成される。
回動支持用孔31は、フック30の略中央箇所に貫通形成されており、フックヒンジピン39が挿通される。このフックヒンジピン39は、ベース部材22に対しフック30を回動可能に支持するものである。フック30は、ベースプレート22a、22bに挟みこまれた状態で、ベースプレート22a、22bに形成された回動支持孔28aと、フック30の回動支持用孔31が同軸上の位置に配設される。この状態でフックヒンジピン39が挿通されて取り付けられている。これにより、フック30は、この回動支持用孔31に挿通されたフックヒンジピン39によってベース部材22に対して回動可能に支持される。換言すれば、回動支持用孔31に挿通されるフックヒンジピン39が、フック30の回動中心となる。
図3から図5に図示されるように、ストライカ係合部32は、ストライカSと係合するために、ストライカSの径より大きい幅の溝が凹み形成されている。このストライカ係合部32の溝は、フック30の内方側から外方側に向かって突き出し状に形成されたストライカ検知腕33と、挟持腕34によって形成されている。ストライカ検知腕33は、ストライカSがベース部材22に形成されたストライカ係合凹部24内に入り込んでくる係合動作の際に、ストライカSの進入を検知してフック30を連動して回動させるものである。このストライカ検知腕33は、挟持腕34より回動支持用孔31側に配設されている。また、フック30の内方側から外方側に向かった突き出し量は挟持腕34よりも長く形成されている。
挟持腕34は、ストライカSの係合の際、フック30の回動によりストライカSをストライカ係合部32に取り込んで、ベース部材22に形成されたストライカ係合凹部24の開口部を塞ぐために構成されたものである。この挟持腕34のフック30の内方側から外方側に向かった突き出し量は、ストライカ係合凹部24の開口部を塞ぐのに必要な長さに突き出し形成されている。
図3から図5に図示されるように、角部35は、後述するポール40に構成されるスライドポール70と係合するために構成されたものである。この角部35は、フック30の内方側から外方側に向かって突き出した突起形状に形成されており、その突起先端部の外周はスライドポール70が摺動する摺動部位35aが形成されている。また、フック30がロック位置状態30Bに回動されたときにスライドポール70が収容されるフック係合凹部35bが摺動部位35aに隣接して形成されている。
図3から図5に図示されるように、バネ係止部37は、後述するバネ部材80の一端を係止する箇所であり、回動支持用孔31に対してストライカ係合部32とは反対の位置に形成されている。フック当接部位38は、フック30がロック解除位置状態30A(図3参照)まで回動されたときに、ベース部材22の側壁部29に当接して回動を止めるストッパーとして機能するものであり、回動支持用孔31を挟んでスライドポール70が係合する角部35とは反対側の位置に設けられている。
図3に図示されるように、このフック30は、バネ部材80の付勢力により、回動支持用孔31を中心として時計回り方向に付勢されている。このため、後述するポール40としてのスライドポール70とフック30のフック係合凹部35bの係合が解除しているロック解除位置状態30Aの場合には、フック30は、時計回り方向に付勢されてストライカ係合部32からストライカSの係合が解除されている。また、このロック解除位置状態30Aは、逆にストライカSがストライカ係合凹部24に進入してストライカ係合部32と係合可能な状態でもある。
図4に図示されるように、一方、ストライカSが係合されるときにおいては、フック30がストライカSに押されてバネ部材80の付勢力に抗して反時計回り方向に回動してポール40に構成されるスライドポール70とフック30のフック係合凹部35bが係合して、係合が保持されるロック位置状態30Bとなる。
次に、ポール40について説明する。
図3から図5に図示されるように、このポール40は、ベース部材22に配設されており、フック30との間にバネ部材80が引っ張りばね連結状態として掛けられて、このバネ部材80の付勢によって作動し、また、後述する操作伝達部材90の引き操作にしたがって作動するものであり、上記フック30のロック解除位置状態30Aと、ロック位置状態30Bと、フック追い込み位置状態30Cを切り替えるものである。
図2に図示されるように、このポール40は、回動ポール50と、スライドポール70の二つで構成されてベース部材22に配設されている。図4に図示されるように、ポール40は、フック30がロック位置状態30Bまで回動したときにバネ部材80の付勢力によってフック30をこのロック位置状態30Bに保持する働きをなす。図5に図示されるように、さらに、ポール40は、フック30のロック位置状態30Bにおいてバネ部材80の付勢力によってフック30をストライカSを挟持する方向に更に回動させてストライカSをフックの挟持腕34と底部24aとの間に隙間なく挟持するフック追い込み位置状態30Cに保持する働きをなす。図3に図示されるように、ポール40は、後述する操作伝達部材90の引き操作を及ぼすことによって、フック追い込み位置状態30Cに保持されたフック30をロック解除位置状態30Aに解除する働きをなす。なお、回動ポール50が本願発明の「第1のポール」に相当し、スライドポール70が本願発明の「第2のポール」に相当する。
回動ポール50について説明する。
図3から図5に図示されるように、この回動ポール50は、フック30との間で引っ張りばね連結状態として掛けられたバネ部材80による付勢に連動して回動することによって、フック30をロック位置状態30Bに保持させる回動方向に付勢させる働きをなすものである。この回動ポール50は、概略、スライドポール係合部材52と、ロック解除部材60とから構成されており、ベース部材22の回動支持孔28b(図2参照)に挿通されたポールヒンジピン49によって回動可能に軸支されており、このポールヒンジピン49を中心に一体として回動する構成である。
図2に図示されるように、このポールヒンジピン49は、ベース部材22に対しスライドポール係合部材52及びロック解除部材60を回動可能に支持するものである。このポールヒンジピン49には、スライドポール係合部材52及びロック解除部材60が一体として回動するための嵌合部48が形成されている。この嵌合部48は、ポールヒンジピン49の円筒の外周部分である円筒部位48aを有し、この円筒部位48aの軸方向において、回動中心から径方向の所定距離の位置で平面状に切り欠き形成された二面の平面部位48bが回動中心を挟んで平行して形成されており断面略四角状の形状をしている。
図2から図5に図示されるように、スライドポール係合部材52は、ポールヒンジピン49を中心に回動して後述するスライドポール70と係合してスライド移動させる働きをなすものである。このスライドポール係合部材52は、金属製の板状部材で形成されており、ポールヒンジピン49が挿通する嵌合孔58が形成された略円盤状の基部54と、この基部54の回動中心から径方向に突き出し状に形成されてスライドポール70と係合する係合突起56を備えている。嵌合孔58は、上記ポールヒンジピン49の嵌合部48の円筒部位48a、平面部位48bに対応して嵌合する断面略四角状の貫通形成されている。係合突起56の外周はスライドポール70が摺動する摺動部位56aが形成されている。また、フック30がロック解除位置状態30Aに回動されたときにスライドポール70が収容されるポール係合凹部56bが摺動部位56aに隣接して形成されている。
図2から図5に図示されるように、ロック解除部材60は、フック30をフック追い込み位置状態30Cに保持させる回動方向に付勢している回動ポール50に、操作伝達部材90に操作力を及ぼしてロック解除位置状態30Aに解除してストライカSとフック30の係合を解除するために構成されている。このロック解除部材60は、金属製の板状部材が長板状に形成されており、一端にポールヒンジピン49の嵌合部48と嵌合する嵌合孔68を備えており、他端にフック30との間で引っ張りばね連結状態として掛けられたバネ部材80の一端が掛けられるバネ係止部62、このバネ係止部62に隣接して操作伝達部材90が連結される操作伝達部材連結部64を備えている。嵌合孔68は、上記したスライドポール係合部材52に形成される嵌合孔58と同様に、ポールヒンジピン49の嵌合部48の円筒部位48a、平面部位48bに対応して嵌合する断面略四角状の貫通形成されている。
図2に図示されるように、このスライドポール係合部材52及びロック解除部材60は、ベースプレート22a、22bに挟みこまれた状態で、ベースプレート22a、22bに形成された回動支持孔28bと、スライドポール係合部材52の嵌合孔58、及びロック解除部材60の嵌合孔68が同軸上の位置に配設される。この状態でポールヒンジピン49が挿通されて取り付けられている。これにより、スライドポール係合部材52及びロック解除部材60は、この嵌合孔58、68に挿通されたポールヒンジピン49によってベース部材22に対して一体として回動可能に支持される。換言すれば、嵌合孔58、68に挿通されるポールヒンジピン49が、ポール40の回動中心となる。
スライドポール70について説明する。
図2から図5に図示されるように、このスライドポール70は、回動ポール50とフック30との間にベース部材22に対してスライド移動可能に配設されて、回動ポール50の作動をフック30に伝達する働きをなすものである。
このスライドポール70は、金属性の板状部材が略台形状に形成されている。図3の図示上、左側端部はフック30のフック係合凹部35bの凹部に収容可能に形成されたフック側係合部72が構成されており、本実施例では、かかるフック係合凹部35bの凹部に収容可能な傾斜部が形成されている。また、このフック側係合部72の先端部はフック30の角部35の外周に構成された摺動部位35a上に当接して摺動するフック側摺動先端部74を備える。
図3の図示上、右側端部は回動ポール50の構成であるスライドポール係合部材52のポール係合凹部56bの凹部に収容可能に形成されたポール側係合部76が構成されており、本実施例では、かかるポール係合凹部56bの凹部に収容可能な傾斜部が形成されている。また、このポール側係合部76の先端部は回動ポール50の構成であるスライドポール係合部材52に構成された摺動部位56a上に当接して摺動するポール側摺動先端部78を備える。
また、図2に図示されるように、ベース部材22のベースプレート22aに対向する面には、かかるベースプレート22aの板面上に形成されたスライド溝26に係合する突起部79が形成されており、スライドポール70はスライド溝26の形成領域内に規制されてベース部材22に対してスライド移動し回動ポール50の作動をフック30に伝達する。
次に、回動ポール50に設けられた圧力角当接の構成について説明する。
図3から図5に図示されるように、このロック装置20の回動ポール50には、かかる回動ポール50の回動に伴うスライドポール70との当接において圧力角当接となる回動範囲が設定されている。この圧力角当接の構成によって、スライドポール70をフック30方向にスライド移動させて、フック30をストライカSを挟持する方向に更に回動させて(ロック位置状態30Bからフック追い込み位置状態30C)、ストライカSをフック30の挟持腕34とベース部材22に形成されたストライカ係合凹部24の底部24aとの間に隙間なく挟持するものである。
この圧力角当接する部位は、回動ポール50の構成部材であるスライドポール係合部材52の係合突起56の外周に形成された摺動部位56aと、スライドポール70のポール側摺動先端部78が当接する部位である。そして、回動ポール50におけるスライドポール70との圧力角当接となる回動範囲は、フック30がロック位置状態30Bに保持する作動状態における回動ポール50の位置から、バネ部材80の付勢力により回動ポール50が更に回動されてフック追い込み位置状態30Cとなる範囲である。この係合突起56の外周に形成された摺動部位56aは、ポールヒンジピン49を回動中心とする円弧線Rに対して終端側が楔状に傾斜する圧力角θが形成されている。
この圧力角θの傾斜面が形成された摺動部位56aによって、スライドポール70をフック30方向にスライド移動させて、フック30をストライカSを挟持する方向に更に回動させる。すなわち、フック30がロック位置状態30Bの位置状態においては、摺動部位56aとスライドポール70のポール側摺動先端部78が当接した状態となっている。かかる当接状態からバネ部材80の付勢力により回動ポール50が図3の図示上反時計回り方向に回動される。そうすると、スライドポール70はポール側摺動先端部78が圧力角θの傾斜面を形成した摺動部位56aを摺動しながらフック30の方向にスライド移動する。このスライド移動によってスライドポール70のフック側係合部72がフック30のフック係合凹部35bに収容された状態で係合して、フック30をストライカSを挟持する方向に更に回動させて(ロック位置状態30Bからフック追い込み位置状態30C)、ストライカSをフック30の挟持腕34とベース部材22に形成されたストライカ係合凹部24の底部24aとの間に隙間なく挟持する。
バネ部材80について説明する。
図3から図5に図示されるように、バネ部材80は、所謂コイルバネで構成されている。フック30のバネ係止部37となる一端と、ポール40のバネ係止部62となる他端とを、互いに接近させるように付勢するものである。これにより、上記したように、図3の図示上、フック30を時計回り方向に付勢し、ポール40を反時計回り方向に付勢することとなる。
操作伝達部材90について説明する。
図3から図5に図示されるように、この操作伝達部材90は、上記した、ロック装置20によるストライカSの係合を解除するための操作を行なう操作レバー装置の一構成であり、車両用シート10に配設される操作レバー(図示省略)に及ぼされる着座者の操作力が、車両用シート10の内部を通ってシートクッション11に設置されたロック装置20まで伝達させるものである。
上記構成からなる本実施例におけるロック装置20の作動は次の通りである。
図3に図示されるように、この状態がロック装置20とストライカSが係合しないロック解除位置状態30Aである。この状態から、ストライカSがベース部材22のストライカ係合凹部24内に進入するとストライカ検知腕33がストライカSを検知する。そしてフック30は、バネ部材80の付勢に抗してフックヒンジピン39を中心に反時計回り方向に回動する。そして、フック30の挟持腕34はストライカSをストライカ係合部32内に取り込むと共にベース部材22のストライカ係合凹部24を塞ぐ。このストライカSは、挟持腕34とストライカ係合凹部24の底部24aに挟持された状態となる。このときフック30の角部35に構成される摺動部位35a上をスライドポール70の左側端部に構成されたフック側摺動先端部74が摺動する。フック30が、さらに反時計回り方向に回動すると摺動部位35aとフック側摺動先端部74の係合が外れる。そして、フック側係合部72がフック係合凹部35bに収容される。これにより、スライドポール70はフック30方向にスライド移動する。スライドポール70は、上記のフック30方向へのスライド移動によって、スライドポール70の右側端部に構成されたポール側係合部76がポール係合凹部56bに収容されている位置から外れて、ポール側摺動先端部78が摺動部位56a上に当接した状態となる。こうして、フック30はロック位置状態30Bの状態に保持される。
上記したロック位置状態30Bの状態では、回動ポール50は、バネ部材80の付勢によって図4の図示上反時計回り方向に回動する。これに伴い、スライドポール70は、ポール側摺動先端部78が回動ポール50の構成であるスライドポール係合部材52の摺動部位56aに形成された圧力角θの傾斜面を摺動することで、フック30方向にスライド移動する。そうすると、スライドポール70のスライド移動によって、フック30は、フック係合凹部35bにスライドポール70のフック側摺動先端部74が係合した状態で更に反時計周り方向に回動される。これにより、ストライカSは、フック30の挟持腕34とベース部材22に形成されたストライカ係合凹部24の底部24aとの間に隙間なく挟持される。こうして、フック30はフック追い込み位置状態30Cの状態に保持される。
上記したフック追い込み位置状態30Cの状態から、操作伝達部材90に引き操作を及ぼして回動ポール50に構成されたロック解除部材60を時計回り方向に回動させると、スライドポール係合部材52はこの回動と一体となって時計回り方向に回動する。図3に図示されるように、スライドポール係合部材52は、スライドポール70をポール係合凹部56bに収容する位置まで回動する。そうすると、フック30は、バネ部材80の付勢によって時計回り方向に回動して、フック30と係合しているスライドポール70をスライドポール係合部材52のポール係合凹部56bに収容する位置までスライド移動させる。スライドポール70がスライドポール係合部材52のポール係合凹部56bに収容する位置までスライド移動すると、フック側摺動先端部74とフック係合凹部35bの係合が外れて再びスライドポール70のフック側摺動先端部74がフック30の角部35の摺動部位35a上に摺動する状態となる。フック30は、フック当接部位38が側壁部29に当接する位置まで回動すると、ベース部材22のストライカ係合凹部24を塞いでいた挟持腕34が退避してストライカSの係合が解除されてロック解除位置状態30Aの状態となる。
このような構成のロック装置20によれば、分割構成のポール40の一方であるスライドポール70をスライド移動する構成とすることで軸支する構成を少なくすることができ部品コスト、加工コストの抑制を図ることができる。また、軸支する構成を少なくすることでスライドポール70を小型化することができ、ベース部材22におけるスペースを抑制してロック装置20の小型化を図ることができる。また、回動ポール50は圧力角当接となる回動範囲が設定されており、スライドポール70がフック30をストライカSを挟持する方向に更に回動させるようにスライド移動させる構成である。これにより、複雑な構成とすることなく回動ポール50、スライドポール70を設けることができる。また、回動ポール50に設定された圧力角当接によって安定してフック30をストライカSを挟持する方向に更に回動することができる。これにより、ロック装置20とストライカSの係合状態における隙間の減少ないしは防止をより一層達成することができる。
以上、本発明の実施形態を実施例1において説明したが、本発明のロック装置は、本実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、上記した実施例1におけるロック装置20は、車両内の可動部材としての車両用シート10側にロック装置20が構成され、車両内の固定部材としての車体フロアF側にストライカSが構成されるものについて示した。しかしながら、本発明におけるロック装置は、これに限定されるものでなく、可動部材又は固定部材の一方に配設されたストライカと係合する可動部材又は固定部材の他方に装備されるロック装置であればよく、ロック装置が車体フロア側に構成され、ストライカが車両用シートに構成されるものであってもよい。
また、上記した実施例1におけるロック装置20は、車両内の可動部材として車両用シート10の構成について示した。しかしながら、本発明におけるロック装置は、これに限定されるものでなく、車両内の可動部材としてトランク、ドア等の種々の車両の可動部材に適用できる。
また、上記した実施例1におけるロック装置20は、車両内の固定部材としての車体フロアFの構成について示した。しかしながら、本発明におけるロック装置は、これに限定されるものでなく、車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するものであればよく、例えば車両構造体としてのフレーム部材であってもよいし、隣接した車両用シートのシートフレームに配設されるものであってもよい。
また、上記した実施例1におけるロック装置20の構成として、シートクッション11に対してロック装置20が設けられる構成のものについて示した。しかしながら本発明におけるロック装置は、これに限定されるものではなく、例えば、車両用シートのシートバックに対してロック装置が設けられるものであってもよい。
また、上記した実施例1におけるロック装置20のストライカSにあっては、車体フロアに固定設置される構成のものとして示した。しかしながら、本発明におけるロック装置のストライカは、これに限定されることなく、車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するものであればよく、例えば、ストライカがスライドレールに構成されて、車両用シートがストライカに係合された状態でスライド移動可能に配設されるものであってもよい。このように、ストライカをスライド移動可能に構成した場合には、上記した車両用シートは、スライド機構等の機能を付加することができる。
また、上記した実施例1におけるロック装置20のベース部材22にあっては、シートクッション11を構成するシートクッションフレームに設置されるものとして示した。しかしながら、本発明におけるロック装置のベース部材は、これに限定されるものでなく、シートクッションフレーム自体をベース部材として機能させることもできる。
10 車両用シート
10B 格納姿勢状態位置
10A 着座姿勢状態位置
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヘッドレスト
14 回動軸
20 ロック装置
22 ベース部材
22a ベースプレート
22b ベースプレート
24 ストライカ係合凹部
24a 底部
24b ストライカ案内部
26 スライド溝
28a 回動支持孔
28b 回動支持孔
29 側壁部
30 フック
30A ロック解除位置状態
30B ロック位置状態
30C フック追い込み位置状態
31 回動支持用孔
32 ストライカ係合部
33 ストライカ検知腕
34 挟持腕
35 角部
35a 摺動部位
35b フック係合凹部
37 バネ係止部
38 フック当接部位
39 フックヒンジピン
40 ポール
48 嵌合部
48a 円筒部位
48b 平面部位
49 ポールヒンジピン
50 回動ポール
52 スライドポール係合部材
54 基部
56 係合突起
56a 摺動部位
56b ポール係合凹部
58 嵌合孔
60 ロック解除部材
62 バネ係止部
64 操作伝達部材連結部
68 嵌合孔
70 スライドポール
72 フック側係合部
74 フック側摺動先端部
76 ポール側係合部
78 ポール側摺動先端部
79 突起部
80 バネ部材
90 操作伝達部材
F 車体フロア
R 円弧線
S ストライカ
θ 圧力角

Claims (1)

  1. 車両内の可動部材を車両内の固定部材に固定するために、該可動部材又は固定部材の一方に配設されたストライカと係合する該可動部材又は固定部材の他方に装備されたロック装置であって、
    前記ストライカと係合する凹部が形成されているベース部材と、
    該ベース部材に第1軸によって回動可能に軸支され、前記ストライカが前記ベース部材に形成された凹部内に入り込んでくる係合動作に連動して回動し、該回動により前記凹部の開口部を塞ぐ挟持腕により該凹部に入り込んだ前記ストライカを該凹部の底部との間で挟持することのできるロック位置状態とすることのできるフックと、
    前記ベース部材に配設され、前記フックとの間にバネ部材が引っ張りばね連結状態として掛けられて、前記フックがロック位置状態まで回動したとき前記バネ部材の付勢力により前記フックを該ロック位置状態に保持する働きをなすポールと、を備えており、
    前記ポールは、前記ベース部材に第2軸によって回動可能に軸支され、前記バネ部材の付勢力が前記フックをロック位置状態に保持させる回動方向に付勢される第1のポールと、該第1のポールと前記フックとの間に前記ベース部材に対してスライド移動可能に配設されて、該第1のポールの作動を前記フックに伝達することのできる第2のポールとから構成されており、
    前記第1のポールの回動に伴う第2のポールとの当接には圧力角当接となる回動範囲が設定されており、該圧力角当接となる回動範囲は該ポールによりフックをロック位置状態に保持する作動状態であり、該フックのロック位置状態において前記バネ部材の付勢力により第1のポールが回動されて前記第2のポールとの圧力角当接により該第2のポールを介して前記フックを前記ストライカを挟持する方向に更に回動させて、前記ストライカを前記フックの挟持腕と前記ベース部材に形成された凹部の底部との間に隙間なく挟持することを特徴とするロック装置。
JP2009202703A 2009-09-02 2009-09-02 ロック装置 Expired - Fee Related JP5370015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202703A JP5370015B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202703A JP5370015B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011051492A JP2011051492A (ja) 2011-03-17
JP5370015B2 true JP5370015B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=43940953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009202703A Expired - Fee Related JP5370015B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 ロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5370015B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4407428B2 (ja) * 2003-09-22 2010-02-03 トヨタ紡織株式会社 ロック装置
JP4383147B2 (ja) * 2003-11-10 2009-12-16 富士機工株式会社 シートロック装置
JP4318213B2 (ja) * 2004-03-19 2009-08-19 テイ・エス テック株式会社 車両用シートのロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011051492A (ja) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5251865B2 (ja) ロック装置
JP5195763B2 (ja) 車両用シート
JP5532543B2 (ja) 車両用シートのロック装置
US20110169279A1 (en) Locking device
JP4785011B2 (ja) 車両用シート
JP2005029151A (ja) 第1の要素を第2の要素にロックするためのシステムおよびこのロックシステムを備えたシート
WO2010073372A1 (ja) 格納式車両用シート
US8162393B2 (en) Headrest
JP2008114690A (ja) ロック装置
JP4487939B2 (ja) 車両用シート
JP2006290029A (ja) シートトラック装置
JP5370015B2 (ja) ロック装置
JP2007313977A (ja) 車両用シート
JP2010124831A (ja) 車両用シートのリクライニング装置
US10843589B2 (en) Locking device for vehicle seat
JP2008201235A (ja) 車両用シートのロック解除操作機構
JP5487750B2 (ja) 車両用シートのロック装置
JP2011042959A (ja) ロック装置
JP4423133B2 (ja) 折畳式車両用シート装置
JP2005096530A (ja) 車両シート用ロック装置
JP5370049B2 (ja) ロック装置
JP5402536B2 (ja) 乗物シート用リクライニング装置
JP5375431B2 (ja) ロック装置
JP4060730B2 (ja) 格納シート
JPH08218711A (ja) 自動車用ロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5370015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees