JP5369567B2 - 情報処理装置、パケット処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、パケット処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークに接続され、電力モードの切り換えが可能な情報処理装置、パケット処理方法およびプログラムに関する。
近年、コンピュータやプリンタ等の複数の情報処理装置を、イーサネット(登録商標)等のLANネットワークに接続し、それらの間で各種データを送受信するネットワークシステムが普及している。また、このような情報処理装置として、従来、MAC(Media Access Controller)等を内蔵した制御用のプロセッサを備えるとともに、所定の条件が成立したときに、プロセッサを含む装置の一部の電力を遮断する等して、消費電力を低減する省電力モード機能を有する装置が知られている。
ところが、このような従来の情報処理装置では、一般に、プロセッサのCPU(Central Processing Unit)を介さずに、ネットワークから受信した所定のパケットの破棄や、受信したパケットに対する応答パケットの送信等を行うことができない。その結果、この情報処理装置では、例えばCPUをスリープモードに移行させて装置を省電力モードにしても、パケット受信のたびに、CPUを通常電力モードに復帰させる必要があるため、CPUを低消費電力状態のまま長時間維持できず、消費電力を効果的に低減するのが難しいという問題がある。
このような問題に対処する方法としては、CPUとMAC、及び所定のパケットを処理可能なパケット処理手段をASIC(Application Specific Integrated Circuit)に一体に内蔵し、省電力モード時に、受信したパケットの一部を、CPUを介さずにパケット処理手段で処理する方法が考えられる。しかしながら、このようにすると、システムのパフォーマンスに応じて多種多様なプロセッサを採用する機器においては、ASICの開発費を抑えることができずコスト高になってしまうことがある。
また、他の対処方法として、CPUの例えばPCIバス(Peripheral Components Interconnect BUS)等の外部バスに、受信したパケットを処理等するための専用のネットワークコントローラを設ける方法もある。ただし、この場合には、PCIバス機能等のネットワーク通信には関係ない機能部を装置内に別途搭載することになり、CPUを含むプロセッサがもつMAC及び、ネットワーク処理機能が無駄になって有効活用できず、かつ装置全体のコストが上昇する、という問題が生じる。
ところで、回路の消費電力は、その動作周波数が低くなるほど小さくなるのは周知であり、これを利用して、従来、ネットワークに接続された情報処理装置等に供給するクロック周波数を変化させて電力モードを切り替え、消費電力の低減を図った装置も知られている(特許文献1、2参照)。
特開2007−148681号公報 特開2004−362282号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、受信したパケットをCPUで処理する必要があるため、上記と同様に、CPUを低消費電力状態に維持できず、消費電力を効果的に低減するのは難しい。
一方、特許文献2に記載された装置では、省電力モード時に、ネットワークとの接続を制御する手段や、クロック周波数を変更制御する手段等を備えた専用の特殊なユニットを、回路内に設ける必要があるため、構成が複雑化してコストが増加するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電力モードを省電力モード又は通常電力モードに切り替え可能な情報処理装置を省電力モードに維持しながら、ネットワークを介して受信した所定のパケットの処理を可能にし、その消費電力を低減しつつコストの低減を図ることができる情報処理装置、パケット処理方法およびプログラムを提供するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる情報処理装置は、ットワークとの接続部と、前記接続部を介して外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部を有するプロセッサと、記情報処理装置の全ての構成部分に電力を供給する電力モードである通常電力モードと、前記プロセッサへの電力を遮断する第1の省電力モードおよび前記第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードとの間で切り替える電力制御部と、前記接続部と前記プロセッサ間に接続され、前記接続部により受信したパケットに応じて、前記パケットの処理が必要か否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記パケットの処理が必要と判定した場合に、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能か否かを判定する第2判定部と、前記電力モードに応じて、前記受信したパケットを前記第1判定部と前記第2判定部とに通す第1経路または前記受信したパケットを少なくとも前記第2判定部に通さない第2経路に切り替える切替部と、を有するパケット処理部と、を単一の基板内に備えた情報処理装置であって、前記パケット処理部は、前記通常電力モード又は前記第1の省電力モード時では、受信したパケットに対し、前記第1判定部による判定を行い、かつ、前記切替部により切り替えられた前記第2経路で、判定後のパケットを前記プロセッサに送信する一方、前記第2の省電力モード時では、前記受信したパケットに対し、前記切替部により切り替えられた前記第1経路で、前記第1判定部及び前記第2判定部での判定を行い、判定後のパケットを前記プロセッサに送信し、前記電力制御部は、前記第2の省電力モード時に、前記第1判定部及び前記第2判定部の判定結果に基づいて前記電力モードを、前記第1の省電力モードまたは前記通常電力モードに切り換えることを特徴とする。
また、本発明にかかるパケット処理方法は、情報処理装置で実行されるパケット処理方法であって、前記情報処理装置は、ネットワークとの接続部と、前記接続部を介して外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部を有するプロセッサと、前記接続部と前記プロセッサ間に接続され、前記接続部により受信したパケットに応じて、前記パケットの処理が必要か否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記パケットの処理が必要と判定した場合に、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能か否かを判定する第2判定部と、前記電力モードに応じて、前記受信したパケットを前記第1判定部と前記第2判定部とに通す第1経路または前記受信したパケットを少なくとも前記第2判定部に通さない第2経路に切り替える切替部と、を有するパケット処理部と、を単一の基板内に備え、記情報処理装置の全ての構成部分に電力を供給する電力モードである通常電力モードと、前記プロセッサへの電力を遮断する第1の省電力モードおよび前記第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードとの間で切り替える電力制御ステップと、前記通常電力モード又は前記第1の省電力モード時では、受信したパケットに対し、前記第1判定部による判定を行い、かつ、前記切替部により切り替えられた前記第2経路で、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、前記第2の省電力モード時では、前記受信したパケットに対し、前記切替部により切り替えられた前記第1経路で、前記第1判定部及び前記第2判定部での判定を行い、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、を含み、前記電力制御ステップは、前記第2の省電力モード時に、前記第1判定部及び前記第2判定の判定結果に基づいて前記電力モードを、前記第1の省電力モードまたは前記通常電力モードに切り換えることを特徴とする。
また、本発明にかかるパケット処理プログラムは、コンピュータに実行させるためのパケット処理プログラムであって、前記コンピュータは、ネットワークとの接続部と、前記接続部を介して外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部を有するプロセッサと、前記接続部と前記プロセッサ間に接続され、前記接続部により受信したパケットに応じて、前記パケットの処理が必要か否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記パケットの処理が必要と判定した場合に、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能か否かを判定する第2判定部と、前記電力モードに応じて、前記受信したパケットを前記第1判定部と前記第2判定部とに通す第1経路または前記受信したパケットを少なくとも前記第2判定部に通さない第2経路に切り替える切替部と、を有するパケット処理部と、を単一の基板内に備え、記コンピュータの全ての構成部分に電力を供給する電力モードである通常電力モードと、前記プロセッサへの電力を遮断する第1の省電力モードおよび前記第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードとの間で切り替える電力制御ステップと、前記通常電力モード又は前記第1の省電力モード時では、受信したパケットに対し、前記第1判定部による判定を行い、かつ、前記切替部により切り替えられた前記第2経路で、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、前記第2の省電力モード時では、前記受信したパケットに対し、前記切替部により切り替えられた前記第1経路で、前記第1判定部及び前記第2判定部での判定を行い、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、を前記コンピュータに実行させ、前記電力制御ステップは、前記第2の省電力モード時に、前記第1判定部及び前記第2判定の判定結果に基づいて前記電力モードを、前記第1の省電力モードまたは前記通常電力モードに切り換える、ことを特徴とする。
本発明によれば、電力モードを省電力モード又は通常電力モードに切り替え可能な情報処理装置を省電力モードに維持しながら、ネットワークを介して受信した所定のパケットの処理が可能となり、その消費電力を低減しつつコストの低減を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、パケット処理方法およびプログラムをの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施形態の情報処理装置は、イーサネット(登録商標)や他のLAN等のネットワークに接続されて、ネットワークを介して外部のネットワーク装置と通信する装置である。また、この情報処理装置は、所定の条件が成立したときに消費電力を低減するための省電力モードに移行する省電力モード機能を有し、電力モードを通常電力モード又は省電力モードに切り替え可能になっている。以下、情報処理装置として、ネットワークに接続されたプリンタを例に採り説明する。
図1は、本実施形態のプリンタの概略構成を示すブロック図であり、その要部の各機能等を模式的にブロックで示している。このプリンタ1は、図示のように、装置全体の制御を司る制御装置であるコントローラボード2と、印刷処理を行う印刷部であるプロッタ3とを備え、外部のネットワーク装置からの印刷要求等に応じて、コントローラボード2により制御してプロッタ3により印刷を行う。
コントローラボード2は、プロセッサ(本実施形態では汎用のプロセッサであり、以下、汎用プロセッサという)20と、汎用プロセッサ20に対してクロックを生成して供給するプロセッサクロック生成部4と、ユーザが各種の操作を行う操作部5と、各種データを記憶するハードディスク装置(HDD)6と、ワークメモリであるSDRAM(Synchronous DRAM)7と、プログラム格納用のメモリであるROM8と、を備えている。
また、コントローラボード2は、汎用プロセッサ20に接続された、装置の電力制御を行うパワー・マネージメント・コントローラ10と、パワー・マネージメント・コントローラ10に各々接続されたボード電力制御部11及び外部電力制御部12と、ネットワーク物理層を構成し、ネットワークとの接続部であるPHY(Physical layer)15と、PHY15へのクロックを生成するPHYクロック生成部16と、PHY15と汎用プロセッサ20との間に設けられて、それらに接続されたパケット処理部40と、を備えている。
汎用プロセッサ20は、例えばASICや集積回路、又はデバイス等であり、ネットワークを介して受信したデータの処理や、プリンタ1の各部の動作等の制御に必要なデータ処理等を実行して、それらを主に制御する装置の主制御部やデータ処理部を構成する。従って、汎用プロセッサ20は、各種のデータ処理や演算、及びコントローラボード2の全体の制御等を行うCPU21と、外部ネットワークと通信するためのネットワークコントローラ24とを有するとともに、クロックジェネレータ22やSDRAM7に接続されたSDRAMコントローラ23を備えている。また、汎用プロセッサ20は、操作部5と接続するためのUSB(Universal Serial Bus)インターフェース(USB・I/F)25と、HDD6と接続するためのHDD・I/F26と、外部入出力(I/O)を制御するためのI/O・I/F27と、プロッタ3を接続するためのPCI・I/F28と、パケット処理部40と接続するためのシリアル・I/F29と、を備えている。更に、汎用プロセッサ20は、以上の各部を接続して互いにデータをやり取りするための内部バス(Internal BUS)30を備えており、内部バス30を介して、内部の全ての制御及びデータ転送を行う。
SDRAMコントローラ23は、SDRAM7のデータの読み書きや、SDRAM7のセルフリフレッシュモードへの移行及び、通常電力モード(通常状態)への復帰等の制御を行う。また、SDRAMコントローラ23は、SDRAM7の状態がセルフリフレッシュモードか、又は通常電力モードかを示す信号をネットワークコントローラ24へ出力する。
ネットワークコントローラ24は、汎用プロセッサ20(CPU21)が、PHY15を介して、ネットワークに接続された外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部であり、ネットワークとの通信を制御するための上記したメディアアクセスコントローラ(MAC)を内蔵している。また、ここでは、汎用プロセッサ20(ネットワークコントローラ24)とPHY15とは、パケット処理部40を介して、MII(Media Independent Interface)等のネットワークPHYの汎用的なバスやインターフェースにより接続され、それらを介してネットワークと通信してパケット(ネットワークパケット)を送受信等する。一方、パケット処理部40は、汎用プロセッサ20のシリアル・I/F29にも接続され、CPU21との通信はシリアル・I/F29及び内部バス30を介して行う。
以上に加えて、汎用プロセッサ20には、汎用バス31を介してパワー・マネージメント・コントローラ10が接続されている。パワー・マネージメント・コントローラ10は、この汎用バス31を介したCPU21からの制御及び、他の接続された各部からの所定の入力信号D、H、Jに基づき、汎用プロセッサ20の内部及び外部を含むプリンタ1の電力供給や停止等の電力制御を行う。
このパワー・マネージメント・コントローラ10への入力信号Dは、ネットワークコントローラ24から出力される複数の信号であり、例えば、ネットワークコントローラ24が特定のパケットを受信した場合等に出力される信号を含む。一方、入力信号Hは、例えば、プリンタ1が備える省エネルギー(以下、省エネという)復帰/移行キー(図示せず)を押下された場合に出力される信号等、汎用プロセッサ20の外部から入力される複数の信号である。また、入力信号Jは、パケット処理部40から出力される複数の信号であり、例えば、パケット処理部40が特定のパケットを受信した場合等に出力される信号を含む。
パワー・マネージメント・コントローラ10は、これら各信号D、H、J等に基づいて装置各部の電力を制御し、プリンタ1の省エネ状態(省電力モード)への移行と、その状態から通常状態(通常電力モード)への復帰等、電力モードの切り替えを実行させる。従って、これら各信号D、H、J内には、例えば汎用プロセッサ20とSDRAM7を通常電力モードへ移行させるための信号や、操作部5、HDD6及び、その他のコントローラボード2上の各部への電力を供給/停止させるための信号、或いは、プロッタ3への電力を供給/停止させるための信号等が含まれる。また、本実施形態のプリンタ1は、装置全体として、電力供給の対象となる構成部分の数が異なる2つの省電力モードと、1つの通常電力モードからなる、消費電力の異なる複数の電力モード(消費電力モード)を備えており、パワー・マネージメント・コントローラ10が、これら各電力モード間の移行を制御する。即ち、このパワー・マネージメント・コントローラ10は、プリンタ1を、これら複数の省電力モードを含む省電力モード又は通常電力モードに切り替え制御する電力制御部を構成している。なお、本実施の形態では2つの省電力モードを備えた構成としているが、これに限定されるものではなく、3つ以上の複数の省電力モードを備える構成としてもよい。
以下、これら3つの電力モードについて説明する。
1.通常電力モード
通常電力モードは、プリンタ1内の全部に電力が供給されて、全ての領域が通電している通常動作可能状態のモードであり、最も消費電力が大きい。
2.コントローラモード
コントローラモードは、コントローラボード2内の全部に電力を供給して通電させ、プロッタ3のみ電力を遮断して省電力状態にする第1の省電力モードである。
3.待機モード
待機モードは、プロッタ3と、コントローラボード2の破線で囲まれた操作部5及びHDD6への電力を遮断するとともに、汎用プロセッサ20はクロックを停止したスリープモードに、SDRAM7は省電力モードであるセルフリフレッシュモードに、それぞれ移行させた第2の省電力モードである。従って、この待機モードは、3つの電力モードの中で最も消費電力が小さい最省電力状態のモードである。
これら各電力モード間の切り替え(移行/復帰)は、CPU21がバス30、31を介して、パワー・マネージメント・コントローラ10に電力モードの設定を行うか、又はパワー・マネージメント・コントローラ10への上記した信号D、H、J等の入力に基づき、パワー・マネージメント・コントローラ10により制御されて行われる。その際、パワー・マネージメント・コントローラ10から、プリンタ1内の各デバイスやブロック等の各部へ、それぞれ所定の信号A、B、E、F、Gが直接又は間接的に出力される。
具体的には、このパワー・マネージメント・コントローラ10からの出力信号Aは、CPU21に割り込みを発生させ、CPU21及び汎用プロセッサ20を可動状態へ、又はスリープ状態(スリープモード)へと遷移させる信号である。また、出力信号Bは、SDRAMコントローラ23を介して、SDRAM7をセルフリフレッシュモードへ、又は通常電力モードへと遷移させるための信号である。出力信号E、Fは、ボード電力制御部11を介して出力され、その内、出力信号Eは、コントローラボード2内の破線で囲まれた領域の操作部5及びHDD6の電力を遮断又は復帰させるための信号である。これに対し、出力信号Fは、コントローラボード2内の他の部分の電力を制御するための信号であり、例えばプルアップ用の電源等を遮断又は復帰するのに使用される。出力信号Gは、外部電力制御部12を介して出力される、コントローラボード2の外部の電力を制御するための信号であり、例えばプロッタ3に出力されて、その電力を制御するために使用される。
ここで、本実施形態では、上記したように、ネットワークコントローラ24を内蔵した汎用プロセッサ20とPHY15、及びパケット処理部40とを、それぞれコントローラボード2上に別個に設けるとともに、汎用プロセッサ20とPHY15との間に、パケット処理部40を設けて通信を仲介させている。また、プリンタ1が省電力モード状態に有るときにも、これらPHY15とパケット処理部40とに電力を供給し、パケット処理部40により一部のパケットを処理するようになっている。即ち、パケット処理部40は、所定の省電力モード時に、PHY15により受信したパケットを処理するものであり、例えば汎用プロセッサ20及びCPU21がスリープモードであるときに、それらを介さずに受信したパケットに対応して所定のパケット処理を行う。
図2は、このパケット処理部40の概略構成を示すブロック図であり、その内部の各機能等を模式的にブロックで示している。パケット処理部40は、図示のように、PHY15を介して外部ネットワーク装置と通信を行うためのメディアアクセスコントローラであるMAC41と、受信したパケットのフィルタ処理を行うフィルタ42と、バッファメモリであるFIFO(First-In First-Out)43と、内部レジスタ(REG)44と、パケットエンジン45と、3つのセレクタa46、セレクタb47、及びセレクタc48と、を有する。
これら3つのセレクタ46、47、48は、パケット処理部40内のパケット等のデータ経路(処理経路)を切り替えるものであり、プリンタ1の電力モード等に応じて、パケット処理部40の状態を、複数の所定状態間で切り替えるために使用される。また、ここでは、セレクタ46、47、48は、パケット処理部40の受信したパケットの処理経路を、上記した電力モードに応じて、パケットをパケット処理部40内で処理するパケット処理部内処理経路と、汎用プロセッサ20へ転送するための転送経路とに切り替える。これにより、パケット処理部40の状態を、電力モードに応じて、PHY15を介して受信したパケットを処理する状態と、その受信したパケットを処理せずに汎用プロセッサ20のネットワークコントローラ24に転送する状態の、両状態間で切り替え、各状態に応じて、パケット処理部40にパケットの処理又は転送を実行させる。
図3は、パケットを処理せずに転送する状態のパケット処理部40を模式的に示すブロック図であり、パケット処理部40内を含むデータ経路(パケットの流れ)を太線の矢印で示している。
このプリンタ1では、パケット処理部40は、汎用プロセッサ20(CPU21)が受信したパケットを処理可能な状態にあるときには、受信パケットを、パケット処理部40で処理せずに、図示のように、汎用プロセッサ20のネットワークコントローラ24に転送する。
具体的には、汎用プロセッサ20は、上記したように、プリンタ1が待機モードであるときには、パケットを処理できないスリープモードの状態であるが、他の通常電力モード及びコントローラモードのときには、通常動作が可能である。従って、パケット処理部40は、初期化時(初期状態)やプリンタ1が待機モード以外のモードである場合には、受信したパケットをスルーして汎用プロセッサ20へ転送する。その際、パケット処理部40は、セレクタc48及びセレクタb47を切り替えて、PHY15を介して受信したパケットを、そのままネットワークコントローラ24まで転送する。また、パケット処理部40は、セレクタa46を切り替えて、ネットワークコントローラ24からの応答パケット等を、そのままPHY15に転送し、ネットワークを介して外部に送信させる。
一方、プリンタ1が待機モードに移行するときには、パケット処理部40は、汎用プロセッサ20からの要求により、各セレクタ46、47、48を上記した状態から切り替えてパケットの処理経路を変更し、所定のパケットを処理可能な状態(省エネモード)に移行する。ただし、本実施形態のパケット処理部40は、このパケットの処理経路の切り替えに伴うパケット処理機能の有効と無効との切り替えを、パケット処理部40の内部にパケットが存在しないときに行う。
図4は、所定のパケットを処理可能な状態のパケット処理部40を模式的に示すブロック図であり、パケット処理部40内を含むデータ経路(パケットの流れ)を太線の矢印で示している。
パケット処理部40は、図示のように、プリンタ1の待機モードへの移行に伴い、パケットの経路を転送経路からパケット処理部内処理経路に変更し、セレクタc48を切り替えて、PHY15により受信したパケットをFIFO43に導いて蓄積する。同時に、パケット処理部40は、受信したパケットをMAC41へ転送し、MAC41により、受信パケットをフィルタ42で処理できる形式に変換してフィルタ42に転送する。
ここで、フィルタ42は、受信したパケットに含まれる送信元や宛先のMACアドレス等のアドレスに基づいてパケットを検査し、そのパケットを通過させるか否かを判定してパケットフィルタリングを行うアドレスフィルタであり、所定条件を満たすパケットの破棄等を行う。また、このフィルタ42は、パケットに含まれる特定のパターンからパケットフィルタリングを行うパターンフィルタでもあり、受信したパケットの破棄又はパケットエンジン45への転送を行う。
すなわち、パケット処理部40では、MAC41、フィルタ42、パケットエンジン45等により、省電力モード(ここでは待機モード)時に、受信したパケットの種類等に応じて、そのパケットの自装置での処理の要・不要を判定する第1判定部の機能と、この第1判定部で不要と判定されたときに、そのパケットを破棄する機能とを有している。
具体的には、このプリンタ1では、フィルタ42は、MAC41を介して受信したパケットに含まれる宛先MACアドレス、又は宛先IPアドレスから、そのパケットの種類(自局当て、ブロードキャスト、マルチキャスト等)を判別し、自装置(自局)で処理する必要のないパケットを破棄する。また、フィルタ42は、このアドレスチェックにて通過したパケットに含まれる特定パターンを走査し、自装置で処理する必要のあるパケットを選別して、処理する必要のないパケットを破棄する。
なお、この処理する必要のあるパケットとしては、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)、蓄積画像の読み出し要求、印刷要求、印刷データ、ARP(Address Resolution Protocol)要求、PING(Packet INternet Groper)要求、FTP(File Transfer Protocol)、その他所定のプロトコルのパケット等がある。また、フィルタ42によるパケットフィルタリングにおいて、通過可能なアドレスや、走査する特定パターンは、内部レジスタ44に設定され、フィルタリング処理時に、内部レジスタ44からフィルタ42により読み出されて使用される。同様に、このアドレス及びパターンフィルタリングを行うフィルタ42に加えて、パケット処理部40内のMAC41、パケットエンジン45の動作条件等の設定値は、CPU21により設定可能になっており、この設定等に基づき、パケット処理部40は、以下の各処理を実行する。
具体的には、パケット処理部40は、受信したパケットが自装置で処理すべきパケットであり、かつ、そのパケットが、例えばARP要求、PING要求、SNMPパケット等の比較的簡便な応答が可能な所定のパケットである場合は、パケットをフィルタ42からパケットエンジン45へ転送する。
パケットエンジン45では、受信パケットの種別等に応じた応答パケットを生成し、PHY15を通じてネットワークへ応答パケットを送出するために、生成したパケットをMAC41へ転送する。その後、応答パケットは、MAC41によりセレクタa46を通じてPHY15へ転送され、ネットワーク上へ送出される。
すなわち、TCPを利用した通信では、TCP自体が簡単に対応できる仕様ではない。このため、パケット処理部40のフィルタ42は、1つのパケットに対して、1つの応答パケットを返信するだけで十分なARP要求、PING要求,SNMP等の上記所定のプロトコルのパケットであるか否かを判断する。そして、フィルタ42は、受信したパケットが上記所定のプロトコルのパケットである場合に、パケット内のフィールドから特定の値を検出し、検出した値に応じた応答パケットを送信するだけで、パケットの応答処理としては十分なため、簡単な処理で応答が可能となる。
ここで、このようなパケットの判断の一例としてARP要求のパケットの判断について詳細に説明する。図5は、ARP要求パケットのデータ構成図である。
図5に示すように、フィルタ42は、ARP要求のパケットのEthernet(登録商標) Headerから、Destination MAC Addressフィールドの値、Typeフィールドの値を検出する。また、フィルタ42は、ARP要求のパケットのARPから、Hardware Typeフィールドの値、Protocol Typeフィールドの値、Hardware(HW) Sizeフィールドの値、Protocol(PT) Sizeフィールドの値、Taget MAC addressフィールドの値、Target IP addressフィールドの値を検出する。
図6は、ARP要求の検出対象フィールドごとの応答パケットを生成するための条件を示す説明図である。フィルタ42は、上記の検出した各フィールドの値が、図6に示す条件を満たすか否かを判断し、満たす場合に処理が必要と判断して、パケットエンジン45が応答パケットを生成する。
以上により、プリンタ1が待機モード時に、パケット処理部40にて応答が可能なパケットを、PHY15により受信した際の一連の処理が完了する。
また、フィルタ42がパケットの処理を要すると判定したとき、パケットエンジン45は、パケット処理部40での処理の可・不可を判定する第2判定部の機能を有している。そして、パケットエンジン45は処理可と判定した場合に、そのパケットの種類等に応じた応答パケットを作成し、PHY15を介して作成した応答パケットをネットワークへ送信する。
例えば、受信したパケットがPING要求であり、このPING要求のパケットが分断されていた場合(フラグメント状態の場合)、パケット処理部40が分断されたパケットを結合したサイズ分(例えば、64KB)以上の記憶容量のメモリを搭載していない場合には、パケット処理部40ではこのPING要求のパケットの処理が不可能となる。このため、このような場合には、分断されたPING要求のパケットは汎用プロセッサ20のCPU21で処理すると判断する。
PING要求のパケットが分断されているか否かの判断は以下のように行われる。図7は、PING要求パケットのデータ構成図である。
図7に示すように、パケットエンジン45は、PING要求のパケットのEthernet(登録商標) Headerから、Destination MAC Addressフィールドの値、Typeフィールドの値を検出する。また、パケットエンジン45は、PING要求のパケットのIP Headerから、verionフィールドの値、Header sizeフィールドの値、serviceフィールドの値、Flagsフィールドの値、Fragment offsetフィールドの値、Protocolフィールドの値、Destination IP addressフィールドの値を検出する。また、パケットエンジン45は、PING要求のパケットのICMPから、Typeフィールドの値を検出する。
図8は、PING要求の検出対象フィールドごとの条件を示す説明図である。パケットエンジン45は、上記の検出した各フィールドの値のうち、IP HeaderのFlagsフィールドの値と、Fragment offsetフィールドの値とが共に0でない場合に、分断されたパケットであると判断する。
これにより、パケット処理部40は、受信したパケットの解析と、受信パケットの破棄と、受信パケットに対応する応答パケットの送信とを含む、所定のパケット処理を行う。
また、パケットエンジン45によりパケットをパケット処理部4で処理不可能と判定されたときには、電力モードを、そのパケットの処理を汎用プロセッサ20で行える電力モードに切り替えるよう要求する。即ち、パケット処理部40は、受信したパケットが上記した比較的簡便に応答可能なパケット以外のパケット、例えば蓄積画像の読み出し要求、印刷要求、FTP、その他TCP(Transmission Control Protocol)パケット等であったときには、フィルタ42よりパワー・マネージメント・コントローラ10に対して機器復帰信号J(図1参照)を出力する。この機器復帰信号Jは、汎用プロセッサ20やコントローラボード2等の省電力モードから通常電力モードへの復帰を含む電力モードの移行を要求する信号であり、プロッタ3、操作部5、HDD6の復帰が必要なパケット、又は汎用プロセッサ20のみの復帰でよいパケット等に応じて、異なるモード移行要求を付加して出力される。
従って、このパケット処理部40のフィルタ42は、省電力モード時に受信したパケットに応じて、プリンタ1の電力モードをより消費電力が大きい電力モードに移行させるための信号Jをパワー・マネージメント・コントローラ10に出力し、電力モードの切り替えを要求するものでもある。これにより、パケット処理部40は、プリンタ1が通常動作時よりも消費電力の低い状態のときに、その消費電力状態を、より高い消費電力状態へ移行するための信号Jを出力し、プリンタ1を、例えば待機モードからコントローラモード又は通常電力モードに移行又は復帰させて電力モードを切り替える。なお、この電力モードの移行条件は、汎用プロセッサ20によりパケット処理部40へ設定され、この設定条件とパケットの種類等に基づいて、フィルタ42が判定して、それぞれに応じた機器復帰信号Jを出力する。
続いて、パケット処理部40は、FIFO43に蓄積されたパケットを汎用プロセッサ20へ転送するとともに、移行条件となったパケットの種類や、SNMPの応答に関する情報等を内部レジスタ44に書き込むが、内部レジスタ44は、電力モードの状態が変わるたびに書き換えてもよい。その後、FIFO43内のパケット及び、パケット処理部40内のパケットがなくなったときに、各セレクタ46、47、48を切り替え、パケット処理部40内の経路を、パケットを汎用プロセッサ20へ転送する前記転送経路(図3参照)に変更する。
以上により、プリンタ1が待機モードのときに、汎用プロセッサ20による処理が必要なパケットを受信した際の、パケット処理部40が行う一連の処理が完了する。一方、パワー・マネージメント・コントローラ10は、例えばフィルタ42からのコントローラ復帰要求を含む機器復帰信号Jにより信号A、Bを出力し、汎用プロセッサ20を省エネ状態(スリープモード)から復帰等させて、プリンタ1の電力モードを切り替える。その後、汎用プロセッサ20は、例えば受信パケットがMIB(Management Information Base)要求であった場合には、CPU21により所定のパケット処理を行う。
これに対し、例えば受信パケットが蓄積画像の読み出し要求であった場合には、パワー・マネージメント・コントローラ10は、フィルタ42からのHDD復帰要求も含む機器復帰信号Jにより、信号A、Bに加えて、ボード電力制御部11を介して、信号E、Fを出力する。この信号Eにより、HDD6に電力を供給し、CPU21によりHDD6に蓄積された画像を読み出し、ネットワークを介して外部ネットワーク装置に向かって画像データを出力する。また、例えば受信パケットが印刷要求であった場合には、パワー・マネージメント・コントローラ10は、フィルタ42からのプロッタ復帰要求も含む機器復帰信号Jにより、上記した各信号A、B、E、Fに加えて、外部電力制御部12を介して信号Gを出力する。この信号Gにより、プロッタ3に電力を供給して省電力モードから通常電力モードに復帰させ、印刷データをプロッタ3により印刷して出力する。このように、パワー・マネージメント・コントローラ10は、これら各電力制御部11、12や信号経路等により、パケット処理部40が省電力モード時に受信したパケットに応じて、その省電力モードをより消費電力が大きい電力モードに切り替える。
ここで、CPU21がスリープモード中に、パケット処理部40がCPU21を介さずに所定の応答を行った場合には、CPU21が通常電力モード(通常状態)に復帰した後に、そのパケット処理等を正しく行うためには、復帰前のパケット処理部40の応答内容等を汎用プロセッサ20が知る必要がある。そのため、このプリンタ1では、低消費電力状態からより高い消費電力状態へ移行した際に、CPU21がパケット処理部40の内部レジスタ44等へアクセスする。これにより、汎用プロセッサ20は、その電力状態の移行前に、パケット処理部40が処理したパケットに関する情報、例えばパケット中のIPヘッダの識別子や、SNMPにおけるGet−Nextコマンドの前に要求のあったMIBが何であったか等のデータを取得する。従って、ここでは、汎用プロセッサ20のCPU21等により、このデータ取得が行われ、これにより、電力モードがより消費電力が大きい電力モードに移行して切り替えられた後に、パケット処理部40から電力モードの切り替え前に受信したパケットに関する所定のデータを取得するようになっている。
次に、本実施形態のプリンタ1における、各電力モード間の移行について具体的に説明する。
図9は、このプリンタ1の電力モードの遷移態様を示す模式図であり、以下、図中に示す番号順に電力モードの移行(切り替え)を説明する。
1.通常電力モードコントローラモード間の移行
1−1. 通常電力モードからコントローラモードへの移行要因は、プロッタ3の動作が一定時間ない場合や、上記した省エネ復帰/移行キー(図示せず)が押された場合等が挙げられる。その際、例えばプロッタ3の動作が一定時間ない場合であれば、CPU21がそれを検知して、パワー・マネージメント・コントローラ10にプロッタ3の電源を遮断するように伝達する。これにより、パワー・マネージメント・コントローラ10が外部電力制御部12を介して信号Gを出力し、この信号Gによりプロッタ3の電源を遮断して、プリンタ1をコントローラモードへ移行させる。
1−2. 逆に、コントローラモードから通常電力モードへの移行要因は、ネットワークに接続された外部ネットワーク装置からの印刷データ、印刷要求の受信、又は省エネ復帰/移行キー(図示せず)が押された場合等が挙げられる。その際、例えば、外部ネットワーク装置より印刷データを受信した場合には、パケット処理部40のフィルタ42からプロッタ復帰要求を含む機器復帰信号Jが出力され、パワー・マネージメント・コントローラ10へ通知される。これにより、パワー・マネージメント・コントローラ10は、外部電力制御部12を介して信号Gを出力し、プロッタ3の電源を復帰させてプロッタ3を通常動作可能状態へ復帰させ、プリンタ1を通常電力モードへ移行させる。その後、印刷データは、パケット処理部40を通過してネットワークコントローラ24を経由し、SDRAM7へ転送される。続いて、CPU21が印刷データを加工し、プロッタ3へ転送することで、プロッタ3から印刷データを印字した用紙を出力する。
2.コントローラモード−待機モード間の移行
2−1. コントローラモードから待機モードへの移行要因は、CPU21により処理すべきネットワークデータの受信が一定時間なく、省エネ復帰/移行キー(図示せず)も一定時間押されず、かつ操作部5に対する操作も一定時間ないとき等、一定又は所定時間イベントが発生しなかった場合等が挙げられる。このように、例えばCPU21が一定時間イベントの発生がないことを確認すると、パワー・マネージメント・コントローラ10に対して、CPU21をスリープモードに、SDRAM7をセルフリフレッシュモードへ、コントローラボード2の一部、及び汎用プロセッサ20の一部を省電力状態へ移行するように伝達する。これに応じて、パワー・マネージメント・コントローラ10が信号A、B及び、ボード電力制御部11を介した信号E、Fを出力する。この各信号で、CPU21をスリープモードへ、SDRAM7をセルフリフレッシュモードへ移行させ、コントローラボード2の一部、及び汎用プロセッサ20の一部を省電力状態へ移行させて、プリンタ1を待機モードへ移行させる。
2−2. 逆に、待機モードからコントローラモードへの移行要因は、例えばHDD6に格納されている画像データを、外部ネットワーク装置が取得するための蓄積画像読み出し要求パケットの受信等が挙げられる。その際、パケット処理部40のフィルタ42からプロッタ復帰要求を含まない機器復帰信号Jが出力され、パワー・マネージメント・コントローラ10へ通知される。これにより、パワー・マネージメント・コントローラ10は、信号A、B及び、ボード電力制御部11を介した信号E、Fを出力し、CPU21をスリープモードから通常電力モードへ、SDRAM7をセルフリフレッシュモードから通常電力モードへ移行させる。同時に、HDD6等のコントローラボード2の一部、及び汎用プロセッサ20の一部を省電力状態から通常状態へ移行させ、プリンタ1をコントローラモードへ移行させる。この状態で、例えば蓄積画像読み出し要求パケットは、パケット処理部40を通過し、ネットワークコントローラ24等を経由して、SDRAM7へ転送される。また、CPU21がHDD6から指定された画像データを読み出し、ネットワーク上の要求元へ転送することで、外部ネットワーク装置がHDD6中の蓄積画像を取得する。
3.待機モード−通常電力モード間の移行
3−1. 待機モードから通常電力モードへの移行要因は、外部ネットワーク装置からの印刷データや印刷要求の受信、又は省エネ復帰/移行キー(図示せず)を押された場合等が挙げられる。その際、例えば外部ネットワーク装置から印刷データを受信した場合は、パケット処理部40のフィルタ42からプロッタ復帰要求を含む機器復帰信号Jが出力され、パワー・マネージメント・コントローラ10へ通知される。これにより、パワー・マネージメント・コントローラ10は、信号Aにより、CPU21をスリープモードから通常電力モードへ、信号Bにより、SDRAM7をセルフリフレッシュモードから通常電力モードへ、それぞれ移行させる。また、パワー・マネージメント・コントローラ10は、ボード電力制御部11を介した信号E及び信号Fにより、コントローラボード2の一部、及び汎用プロセッサ20の一部を省電力状態から通常状態へ移行させる。更に、外部電力制御部12を介した信号Gにより、プロッタ3の電源を復帰させ、プロッタ3を通常動作状態へ復帰させて、プリンタ1を通常電力モードへ移行させる。その後、印刷データは、パケット処理部40を通過してネットワークコントローラ24等を経由し、SDRAM7へ転送される。続いて、CPU21が印刷データを加工し、プロッタ3へ転送することで、プロッタ3から印刷データを印字した用紙を出力する。
次に、以上のように、電力モードを通常電力モードと省電力モードに切り替えて、受信したパケットをパケット処理部40等により処理する、プリンタ1のパケット処理手順を含む情報処理手順について説明する。図10は、このプリンタ1によるパケット処理手順の流れを示すフローチャートである。
ここで、本実施形態のプリンタ1は、PHY15から受信したパケットの処理を、上記した通常電力モード又は第1の省電力モード(ここではコントローラモード)時に汎用プロセッサ20で行う第1の処理工程と、第2の省電力モード(ここでは待機モード)時にパケット処理部40で行う第2の処理工程とにより行う。その際、まず、図示のように、上記した各条件の成立に伴い(図9参照)、プリンタ1を、通常電力モード又はコントローラモードから待機モードに移行させて、その電力モードを切り替える(ステップS101)。
次に、ネットワーク及びPHY15を介してパケットを受信するまで待機する(ステップS102:NO)。この待機モード時に、パケットを受信すると(ステップS102、YES)、パケット処理部40(フィルタ42)により第1の判定工程を実行し、受信したパケットに応じて、そのパケットの処理の要・不要を判定する(ステップS103)。その際、例えば、パケット処理部40により、受信したパケットに含まれるアドレスに基づいてパケットフィルタリングを行う等して、処理不要と判定されたときには(ステップS103、NO)、パケット処理部40により受信したパケットを破棄して(ステップS104)、次のパケットの受信を待つ(ステップS102)。
一方、パケットの処理が必要(処理要)と判定されたときには(ステップS103、YES)、パケット処理部40により第2の判定工程を実行し、受信したパケットのパケット処理部40での処理の可・不可を判定する(ステップS105)。その結果、処理可と判定されたときには(ステップS105、YES)、この待機モードを維持して、上記したパケット処理部40による第2の処理工程を実行する。具体的には、本実施形態では、まず、パケット処理部40のパケットエンジン45により、受信パケットに応じた応答パケットを作成する(ステップS106)。続いて、この応答パケットを、パケット処理部40からPHY15を介して、接続されたネットワークへ送信した後(ステップS107)、次のパケットの受信(ステップS102)まで、上記と同様に待機モードのまま待機する。
これに対し、第2の判定工程で処理不可と判定されたときには(ステップS105、NO)、プリンタ1の電力モードを、上記した汎用プロセッサ20で受信したパケットを処理する第1の処理工程を行う電力モードに切り替える(ステップS108)。その際、パケット処理部40から各種信号Jを出力して、パワー・マネージメント・コントローラ10により、電力モードを、待機モードからコントローラモード又は通常電力モードに移行させて切り替える。次に、電力モードが汎用プロセッサ20による第1の処理工程が可能な電力モードに切り替えられた後に、汎用プロセッサ20が、パケット処理部40から、受信したパケットと、上記したパケット処理部40が電力モードの切り替え前に受信した他のパケットに関するデータを取得する(ステップS109)。
また、このプリンタ1では、電力モードに応じて、パケット処理部40の受信したパケットの処理経路を、パケット処理部内処理経路と汎用プロセッサ20への転送経路(図3、図4参照)とに切り替えるようになっており、ここでは、パケット処理経路を転送経路に切り替える(ステップS110)。ただし、このパケットの処理経路の切り替えは、パケット処理部40にパケットが存在しないときに行う。一方、汎用プロセッサ20では、受信したパケットの種類や要求内容等に応じて、画像データの転送や印刷を行う等、各パケットに応じた処理を実行する(ステップS111)。続いて、汎用プロセッサ20は、パケットの受信及び、その処理が終了するまで、各パケットの処理を行い(ステップS112、NO、ステップS111)、それらが終了して(ステップS112、YES)、上記と同様に、所定の条件が成立したときに電力モードが待機モードに切り替えられる(ステップS101)。
以上説明したように、本実施形態のプリンタ1では、図11に一例を示すパケット処理部40を備えていない従来のプリンタ1100に対して、PHY15(図1参照)と汎用プロセッサ20(ネットワークコントローラ24)とをパケット処理部40を介して接続し、ネットワークからのパケットを、パケット処理部40を介して受信する。その際、このパケット処理部40により、プリンタ1が所定の省電力モードであるときに、パケット処理の要否や可否を判定して、CPU21等を介さずに、受信したパケットの破棄や応答パケットの送信等、所定のパケット処理を行うため、パケット受信のたびに、CPU21等を通常電力モードに復帰させる必要がない。そのため、プリンタ1の省電力モード時に、パケット受信による省電力モードからの復帰や電力モードの移行を抑制でき、CPU21や汎用プロセッサ20を含むプリンタ1内の各部を、より長時間に亘って省電力モードに維持することができる。
このように、このプリンタ1では、省電力モードを維持しつつパケットを受信することができるため、従来に比べて、低消費電力状態にある時間を長くすることができ、装置全体としての消費電力を低減することができる。併せて、ネットワークコントローラ24とパケット処理部40、及びPHY15を、例えば汎用なPHYインターフェースにより接続することで、上記各効果が得られるため、MAC等を搭載した汎用的なプロセッサにおいても、省エネ状態を維持するためのパケット処理機能を簡便かつ容易に追加することができる。
また、システム(又は装置)のパフォーマンスに応じて多種多様なプロセッサを採用する機器においても、同一のパケット処理部40を追加するだけで省電力モード時のパケット処理機能を追加でき、同様の効果が得られるため、ASIC等からなるプロセッサの開発費を低く抑えることができる。その結果、各機器の省電力モード機能の効果を向上できるとともに、様々な機種の消費電力の低減を低コストで実現でき、全体としてのコストを低減することができる。同時に、ここでは、インターフェースが汎用なものでよいため、同一のパケット処理部40を、汎用、非汎用を問わず大多数のプロセッサで使用でき、トータルコストを低減することができる。同様に、このパケット処理部40によれば、従来の機器に対しても、簡単に上記した機能を追加できるとともに、通常電力モード時の動作は機能追加前と変わらないため、少ないソフトウェア等の変更で前記機能を追加することができる。
更に、例えばCPUのPCI等の外部バスに受信したパケットを処理等するための専用ネットワークコントローラを接続する場合には、汎用プロセッサ20が有するネットワーク処理機能が無駄になるが、このプリンタ1では、そのような無駄を抑制することができる。即ち、ここでは、汎用プロセッサ20が省エネ状態から通常状態に復帰した後は、汎用プロセッサ20が有する高機能なネットワーク処理機能を完全に使用できるため、その機能が無駄にならず有効に活用することができる。同時に、このプリンタ1では、上記のようにPCIバス機能等のネットワーク通信等には関係ない機能部を装置内に別途搭載する必要がなく、パケット処理部40に、ネットワークに関わる機能、消費電力低減に関わるパケット処理機能のみを持たせるだけでよいため、装置の構成が比較的複雑化せず、かつ装置全体のコストを低く抑えることができる。
従って、本実施形態によれば、省電力モード機能を有するプリンタ1を省電力モードに維持しながらネットワークを介して受信した所定のパケットを処理することができ、その消費電力を低減しつつコストの上昇を抑制することができる。
ここで、所定の省電力モード時に、本実施形態のパケット処理部40は、受信したパケットに応じて、その処理の可・不可を判定し、プリンタ1の電力モードをより消費電力が大きい電力モードに移行させるための信号を出力可能である。即ち、パケット処理部40は、例えば汎用プロセッサ20がスリープモードの時に、受信したパケットが汎用プロセッサ20での処理が必要であると判定すると、汎用プロセッサ20をスリープモードから復帰させる信号を出力する等して、電力モードの切り替えを要求する手段を有する。そのため、パケットを受信した際に、CPU等を省電力モード状態から復帰させる機能を有さないプロセッサを備えた装置においても、このパケット処理部40を設けることで、ネットワークからのパケットを受信可能な状態で、省電力モードへ移行させることが可能となり、そのような装置の消費電力を効果的に低減することができる。
また、このパケット処理部40は、プリンタ1の電力モードに応じてパケットの処理経路を切り替える切替部を有する。これにより、パケット処理部40は、汎用プロセッサ20がスリープモードでなく、受信したパケットを処理可能な状態であるときには、受信したパケットを処理せずに、そのまま汎用プロセッサ20に転送することができる。その結果、同状態にある汎用プロセッサ20へ受信パケットが到達するまでのレイテンシ(遅延時間)を削減できるとともに、連続的に受信確認を行いながらデータ転送を行う場合等では、データ転送のスループットを向上させることもできる。
更に、この切替部によるパケット処理部40の状態の切り替えを、上記したように、パケット処理部40にパケットが存在しないときに行うことにより、複数の受信パケットの転送順序が変わってしまう不具合や、複数の受信パケットのデータが混在してしまう不具合を簡単な構成で防止することができる。また、このパケット処理部40のように、内部の各部により、受信パケットの解析と、その破棄、受信パケットに対する応答パケットの作成及び送信等を行うことで、プリンタ1やプロセッサの省電力モードをより長く維持することができ、その消費電力をより一層低く抑えることができる。
加えて、ここでは、パケットの受信により電力モードがより消費電力が大きい電力モードに切り替えられた後に、上記したように、汎用プロセッサ20がパケット処理部40にアクセス等して、パケット処理部40から電力モードの切り替え前に受信したパケットに関する所定のデータを取得する。これに伴い、汎用プロセッサ20は、例えばパケット処理部40がCPU21を介さずに行ったパケット処理内容等を取得して把握できるため、次にCPU21が行う処理を正しく適切に行うことができ、それらが阻害されることに起因する各種の不具合を確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、パケット処理部40のフィルタ42により、汎用プロセッサ20が受信したパケットを処理できない状態(待機モード)のときにパケットフィルリングを行ったが、汎用プロセッサ20が他の状態のときにもパケットフィルタリングを行うようにしてもよい。このパケットフィルタリング処理は、例えば、フィルタ42と同様のフィルタを、パケット処理部40の受信したパケットをスルーして汎用プロセッサ20に転送する経路(図3参照)中に設けて行う。又は、パケット処理部40に新たなセレクタ等を設けて、各セレクタの切り替えにより、受信したパケットをそのままスルーさせずに、フィルタ42を介して汎用プロセッサ20に伝達させる等して、受信した各パケットを処理できるようにしてもよい。
このようにして、汎用プロセッサ20が受信したパケットを処理可能な状態(ここでは通常電力モード又はコントローラモード)であるときに、パケット処理部40のアドレスフィルタを作動させ、受信したパケットに含まれるアドレスに基づいてパケットフィルタリングを行うようにした場合には、装置全体のデータ処理効率を向上させることができる。即ち、例えばイーサネット(登録商標)フレームの先頭には、宛先MACアドレスや送信元MACアドレスが存在するため、受信パケットの各MACアドレスを基にフィルタリングを行うことは容易である。そのため、このようにアドレスフィルタリングを行ってから、受信したパケットを汎用プロセッサ20へ転送する際のレイテンシは、受信パケット全体を走査する場合に比べて低く(小さく)なる。
従って、パケット処理部40にアドレスフィルタがあるときには、プリンタ1の電力モード(省電力モード及び通常電力モードを含む)に関わらず、アドレスフィルタを作動させて、受信パケットに含まれるアドレスに基づいてパケットフィルタリングの処理を行うのが望ましい。このようにすることで、汎用プロセッサ20への受信パケットの転送におけるレイテンシを低く抑えたまま、汎用プロセッサ20により処理する必要がない不要なパケットを破棄することができる。その結果、汎用プロセッサ20のCPU21等の負担を軽減でき、装置全体のデータ処理効率を向上させることができる。
また、本実施形態と異なり、汎用プロセッサ20中のネットワークコントローラ24が、特定のパケット等の信号の受信によりCPU21を復帰等させる機能を有する場合には、パケット処理部40とパワー・マネージメント・コントローラ10とを、機器復帰信号Jの出力経路で接続しなくてもよい。この場合には、パケット処理部40で処理できないパケット等の所定の信号をネットワークコントローラ24に転送するだけで、CPU21の復帰や装置各部の電力モードの切り替えを行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、パケット処理部40を汎用プロセッサ20に設けたシリアル・I/F29に接続したが、パケット処理部40は、他の接続手段により汎用プロセッサ20に接続してもよい。
図12は、実施の形態2のプリンタ1200の概略構成例を示すブロック図である。図12では、パケット処理部40の接続を替えたプリンタ1200の構成を示している。
本実施の形態のプリンタ1200では、図示のように、パケット処理部40を、汎用バス32を介して、汎用プロセッサ20の内部バス30に接続(他の構成は図1に示すプリンタ1と同様)し、それらを介してパケット処理部40とCPU21とを通信させるようになっている。このように、パケット処理部40は、シリアル・I/F29を介さずに、バスにより直接CPU21と通信させるようにしてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態1および2では、パケットエンジン45によりパケットの処理が可能であると判断した場合に、応答パケットを生成したが、本実施の形態では、パケットの処理が可能であると判断した場合であっても、さらにパケットの処理をパケット処理部40で行うか否かを判断する。
図13は、実施の形態3のプリンタ1300の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態のプリンタ1300では、コントローラボード1302のパケット処理部1340の機能が実施の形態1と異なっている。パケット処理部1340以外の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態のパケット処理部1340は、実施の形態1と同様に、パケットのパケット処理部1340での処理が可能であるか否かを判断するが、処理可能であると判断した場合に、さらに、パケットのパケット処理部1340での処理を行うか否かを判断する。そして、処理を行うと判断した場合には、パケットエンジン45で応答パケットを生成する。一方、パケット処理部1340は、パケット処理部1340でパケットの処理を行わないと判断した場合には、パケットを汎用プロセッサ20に送信して、かつ電力モードを通常電力モードに切り換える指令を行う。
パケット処理部1340で処理が可能であっても処理を行わない場合とは、以下のような場合があげられる。例えば、パケットエンジン45が汎用プロセッサ20のCPU21より処理能力の低いCPUで構成されており、応答パケットの生成処理などパケットに関する処理をパケット処理部1340のROMに記憶されたプログラムをパケットエンジン45としてのCPUで実行することにより行う場合を考える。このような構成において、例えば、受信したパケットが暗号化されたパケットであり、この暗号化されたパケットをを復号化する場合、パケット処理部1340のパケットエンジン45(CPU)で実行される復号化プログラムで処理可能であるが、処理速度が遅い。
一方、汎用プロセッサ20のCPU21は、パケット処理部1340のパケットエンジン45(CPU)よりも処理能力が高いため、CPU21が有する暗号処理エンジンを使用して復号化処理を行った方が処理を高速する実行することができる。従って、このような場合に、パケット処理部1340で処理を行わないと判断し、暗号化されたパケットを汎用プロセッサ20に送信する。
なお、本実施の形態では、パケット処理部1340でパケットの処理を行わないと判断した場合に、パケットを汎用プロセッサ20に送信して、汎用プロセッサ20で応答パケットを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、パケット処理部1340でパケットの処理を行わないと判断した場合には、応答パケットの生成や送信を行わないように構成してもよい。
このような例としては、例えば、特定のIPアドレスから受信したパケットに対しては応答パケットを送信したくない場合がある。すなわち、パケット処理部1340ではPING要求、ARP要求などパケットに対しては応答パケットの生成処理が可能であるが、上記特定のIPアドレスから受信したパケットに対しては汎用プロセッサ20へパケットを送信することを行わず、また、パケット処理部1340で応答パケットの生成も行わないように構成することができる。
次に、以上のように構成された実施の形態3のパケット処理について説明する。図14は、実施の形態3のパケット処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、ステップS201からS205までの処理については、実施の形態1と同様に行われる。ステップS205で、パケットの処理が可能であると判断された場合には(ステップS205:Yes)、パケット処理部1340は、さらに、パケットの処理を行うか否かを判断する(ステップS206)。
そして、パケットの処理を行うと判断した場合には(ステップS206:Yes)、実施の形態1と同様に、パケット処理部40のパケットエンジン45により、受信パケットに応じた応答パケットを作成する(ステップS207)。続いて、この応答パケットを、パケット処理部40からPHY15を介して、接続されたネットワークへ送信した後(ステップS208)、次のパケットの受信(ステップS202)まで、待機モードのまま待機する。
一方、ステップS206において、パケットの処理をパケット処理部1340で行わないと判断された場合には(ステップS206:No)、プリンタ1300の電力モードを、汎用プロセッサ20で受信したパケットを処理する第1の処理工程を行う電力モードに切り替える(ステップS209)。その後のステップS210からS213までの処理は、実施の形態1のステップS109からS112までの処理と同様に行われる。
このように本実施の形態では、パケットの処理が可能であると判断した場合であっても、さらにパケットの処理をパケット処理部40で行うか否かを判断しているので、パケット処理の効率化を図ることができる。特に、パケット処理部1340がソフトウェアで構成されている場合に、高い処理能力が必要なパケット処理については、パケット処理部1340で処理を行わないと判断して、処理能力の高い汎用プロセッサ20に行わせることにより、パケット処理の高速化を図ることができる。
以上、パケット処理部40,1340をプリンタに設けた例を説明したが、パケット処理部40、1340は、コントローラボード2等にそれぞれ設けられるPHY15と汎用プロセッサ20(ネットワークコントローラ24)との間に設けられて通信を仲介し、ネットワークを介して受信したパケットの処理を行うネットワーク処理デバイスとしても実現することができる。即ち、ネットワーク処理デバイスに、情報処理装置が省電力モードであるときに、PHYを介して受信した所定のパケットに応じて、そのパケットの処理の要・不要及び可・不可を判定する上記した第1及び第2の部を有するパケット処理部を設ける。このネットワーク処理デバイスを介してPHYとプロセッサとを接続することで、装置の省電力モードからの復帰や電力モードの移行を抑制できる等、上記と同様の各効果を得ることができる。
また、実施の形態1〜3のパケット処理部40,1340やその他の構成をハードウェアで構成する他、ソフトウェアで構成してもよい。
すなわち、プリンタ1、1200,1300を例に説明した情報処理装置の情報処理方法の各手順(工程)を、コンピュータで実行させるためのプログラムとして、汎用のプログラム言語により記述することでも実現することができる。併せて、このプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、又はMO等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、これをコンピュータで読み取らせることで容易に実施することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
実施の形態1のプリンタの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1のパケット処理部の概略構成を示すブロック図である。 パケットを転送する状態のパケット処理部を模式的に示すブロック図である。 所定のパケットを処理可能な状態のパケット処理部を模式的に示すブロック図である。 ARP要求パケットのデータ構成図である。 ARP要求の検出対象フィールドごとの応答パケットを生成するための条件を示す説明図である。 PING要求パケットのデータ構成図である。 PING要求の検出対象フィールドごとの条件を示す説明図である。 実施の形態1のプリンタの電力モードの遷移態様を示す模式図である。 実施の形態1のプリンタによるパケット処理手順の流れを示すフローチャートである。 従来のプリンタの概略構成例を示すブロック図である。 実施の形態2のプリンタの概略構成例を示すブロック図である。 実施の形態3のプリンタの概略構成例を示すブロック図である。 実施の形態3のプリンタによるパケット処理手順の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1、1100,1200・・・プリンタ
2・・・コントローラボード
3・・・プロッタ
4・・・プロセッサクロック生成部
5・・・操作部
6・・・HDD
7・・・SDRAM
8・・・ROM
10・・・パワー・マネージメント・コントローラ
11・・・ボード電力制御部
12・・・外部電力制御部
15・・・PHY
16・・・PHYクロック生成部
20・・・汎用プロセッサ
21・・・CPU
22・・・クロックジェネレータ
23・・・SDRAMコントローラ
24・・・ネットワークコントローラ
25・・・USB・I/F
26・・・HDD・I/F
27・・・I/O・I/F
28・・・PCI・I/F
29・・・シリアル・I/F
30・・・内部バス
31,32・・・汎用バス
40,1340・・・パケット処理部
41・・・MAC
42・・・フィルタ
43・・・FIFO
44・・・内部レジスタ
45・・・パケットエンジン
46・・・セレクタa
47・・・セレクタb
48・・・セレクタc

Claims (11)

  1. ットワークとの接続部と、
    前記接続部を介して外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部を有するプロセッサと、
    記情報処理装置の全ての構成部分に電力を供給する電力モードである通常電力モードと、前記プロセッサへの電力を遮断する第1の省電力モードおよび前記第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードとの間で切り替える電力制御部と、
    前記接続部と前記プロセッサ間に接続され、前記接続部により受信したパケットに応じて、前記パケットの処理が必要か否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記パケットの処理が必要と判定した場合に、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能か否かを判定する第2判定部と、前記電力モードに応じて、前記受信したパケットを前記第1判定部と前記第2判定部とに通す第1経路または前記受信したパケットを少なくとも前記第2判定部に通さない第2経路に切り替える切替部と、を有するパケット処理部と、を単一の基板内に備えた情報処理装置であって、
    前記パケット処理部は、
    前記通常電力モード又は前記第1の省電力モード時では、受信したパケットに対し、前記第1判定部による判定を行い、かつ、前記切替部により切り替えられた前記第2経路で、判定後のパケットを前記プロセッサに送信する一方、
    前記第2の省電力モード時では、前記受信したパケットに対し、前記切替部により切り替えられた前記第1経路で、前記第1判定部及び前記第2判定部での判定を行い、判定後のパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記電力制御部は、前記第2の省電力モード時に、前記第1判定部及び前記第2判定部の判定結果に基づいて前記電力モードを、前記第1の省電力モードまたは前記通常電力モードに切り換えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記パケット処理部は、
    前記第1判定部が前記パケットの処理が不要と判定した場合に、前記パケットを破棄することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記パケット処理部は、前記第2判定部が前記パケットの処理が不可能と判定した場合に、前記パケットを前記プロセッサに送信し、
    前記電力制御部は、前記プロセッサに電力供給を行う電力モードへ切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記パケット処理部は、前記第2判定部が前記パケットの処理が可能と判定した場合に、前記パケットに応じた応答パケットを生成し、生成した応答パケットを前記接続部を介して前記ネットワークへ送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記切替部は、前記パケットの処理経路の切り替えを前記パケット処理部に前記パケットが存在しないときに行うことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記パケット処理部は、前記受信したパケットに含まれるアドレスに基づいて、パケットフィルタリングを行うアドレスフィルタ部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、前記電力モードがより消費電力が大きい電力モードに切り替えられた後に、前記パケット処理部から前記電力モードの切り替え前に受信したパケットのデータを取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2判定部は、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能と判定した場合、さらに、前記前記パケットの前記パケット処理部での処理を行うか否かを判定し、
    前記パケット処理部は、前記第2判定部が前記パケットの処理を行わないと判定した場合に、前記パケットを前記プロセッサに送信し、
    前記電力制御部は、前記プロセッサに電力供給を行う電力モードへ切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記パケット処理部は、前記第2判定部が前記パケットの処理を行うと判定した場合に、前記パケットに応じた応答パケットを生成し、生成した応答パケットを前記接続部を介して前記ネットワークへ送信することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置で実行されるパケット処理方法であって、
    前記情報処理装置は、ネットワークとの接続部と、前記接続部を介して外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部を有するプロセッサと、前記接続部と前記プロセッサ間に接続され、前記接続部により受信したパケットに応じて、前記パケットの処理が必要か否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記パケットの処理が必要と判定した場合に、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能か否かを判定する第2判定部と、前記電力モードに応じて、前記受信したパケットを前記第1判定部と前記第2判定部とに通す第1経路または前記受信したパケットを少なくとも前記第2判定部に通さない第2経路に切り替える切替部と、を有するパケット処理部と、を単一の基板内に備え、
    記情報処理装置の全ての構成部分に電力を供給する電力モードである通常電力モードと、前記プロセッサへの電力を遮断する第1の省電力モードおよび前記第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードとの間で切り替える電力制御ステップと、
    前記通常電力モード又は前記第1の省電力モード時では、受信したパケットに対し、前記第1判定部による判定を行い、かつ、前記切替部により切り替えられた前記第2経路で、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、
    前記第2の省電力モード時では、前記受信したパケットに対し、前記切替部により切り替えられた前記第1経路で、前記第1判定部及び前記第2判定部での判定を行い、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、を含み、
    前記電力制御ステップは、前記第2の省電力モード時に、前記第1判定部及び前記第2判定の判定結果に基づいて前記電力モードを、前記第1の省電力モードまたは前記通常電力モードに切り換えることを特徴とするパケット処理方法。
  11. コンピュータに実行させるためのパケット処理プログラムであって、
    前記コンピュータは、ネットワークとの接続部と、前記接続部を介して外部のネットワーク装置と通信するための通信制御部を有するプロセッサと、前記接続部と前記プロセッサ間に接続され、前記接続部により受信したパケットに応じて、前記パケットの処理が必要か否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記パケットの処理が必要と判定した場合に、前記パケットの前記パケット処理部での処理が可能か否かを判定する第2判定部と、前記電力モードに応じて、前記受信したパケットを前記第1判定部と前記第2判定部とに通す第1経路または前記受信したパケットを少なくとも前記第2判定部に通さない第2経路に切り替える切替部と、を有するパケット処理部と、を単一の基板内に備え、
    記コンピュータの全ての構成部分に電力を供給する電力モードである通常電力モードと、前記プロセッサへの電力を遮断する第1の省電力モードおよび前記第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードとの間で切り替える電力制御ステップと、
    前記通常電力モード又は前記第1の省電力モード時では、受信したパケットに対し、前記第1判定部による判定を行い、かつ、前記切替部により切り替えられた前記第2経路で、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、
    前記第2の省電力モード時では、前記受信したパケットに対し、前記切替部により切り替えられた前記第1経路で、前記第1判定部及び前記第2判定部での判定を行い、判定後のパケットを前記プロセッサに送信するステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記電力制御ステップは、前記第2の省電力モード時に、前記第1判定部及び前記第2判定の判定結果に基づいて前記電力モードを、前記第1の省電力モードまたは前記通常電力モードに切り換える、
    ことを特徴とするパケット処理プログラム。
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